JP2004114734A - 自動車におけるリヤフック支持部の補強構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体1の後部が、リヤフロアパネル2と、このリヤフロアパネル2の下面に結合されてリヤフック3を支持するフックブラケット4と、このフックブラケット4の前方近傍に配置されると共に車体1の幅方向に延びてリヤフロアパネル2の下面に結合される補強メンバ5とを備える。リヤフロアパネル2の上面に沿うように延びると共に、車体1の平面視(図2)で、フックブラケット4と補強メンバ5とに跨るように延びてこれらフックブラケット4と補強メンバ5とにリヤフロアパネル2を介しそれぞれ結合される他の補強メンバ6を備える。車体1の前後方向に沿った視線でみて(図3,4)、リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6との組み合せ体26の断面が閉断面形状となるようにする。
【選択図】 図1
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、車体の後部に支持されて車体の後方に位置する物体を牽引可能とするリヤフックを備えた自動車におけるリヤフック支持部の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特開平11‐198864号公報
【0004】
上記自動車におけるリヤフック支持部の補強構造には、従来、上記特許文献1で示されるものがある。
【0005】
上記特許文献1のものによれば、自動車における車体の後部は、リヤフロアパネルと、このリヤフロアパネルの後端部の下面に結合されてリヤフックを支持するフックブラケットと、このフックブラケットの前方近傍に配置されると共に車体の幅方向に延びて上記リヤフロアパネルの下面に結合される補強メンバとを備えている。
【0006】
上記自動車により、この自動車の後方に位置する他の自動車などの何らかの物体を牽引しようとするときには、一般に、この物体をワイヤーにより上記リヤフックに連結させて自動車を前進させ上記牽引を行う。この際、上記リヤフックには牽引の反力としてフック入力が与えられ、このフック入力は上記リヤフックを介しフックブラケット、補強メンバ、およびリヤフロアパネルにより支持される。
【0007】
ここで、上記フックブラケットと補強メンバとは共にリヤフロアパネルの下面に結合されているため、上記フック入力により、上記リヤフロアパネルの上面側には大きい応力が生じがちである。
【0008】
そこで、上記特許文献1のものでは、車体の平面視における上記フックブラケットの形状を大きくして、上記リヤフロアパネルの強度をより広い範囲にわたり向上させることにより、このリヤフロアパネルの上面側に生じる応力を小さくさせるようにし、もって、上記車体の後部に対する上記リヤフックの支持強度を向上させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようにフックブラケットの形状を大きくすると、その分、車体の後部の重量が大きくなりがちであり、これは、より軽量化を求める自動車にとって好ましくない。
【0010】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、車体の後部に対するリヤフックの支持強度を向上させると共に、このようにした場合でも、車体の後部の重量の増大が抑制されるようにすることを課題とする。
【0011】
また、車体の後部に対するスペアタイヤの支持が、簡単な構成によって達成されるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車におけるリヤフック支持部の補強構造は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0013】
請求項1の発明は、車体1の後部が、リヤフロアパネル2と、このリヤフロアパネル2の下面に結合されてリヤフック3を支持するフックブラケット4と、このフックブラケット4の前方近傍に配置されると共に車体1の幅方向に延びて上記リヤフロアパネル2の下面に結合される補強メンバ5とを備えた自動車におけるリヤフック支持部の補強構造において、
【0014】
上記リヤフロアパネル2の上面に沿うように延びると共に、上記車体1の平面視(図2,6)で、上記フックブラケット4と補強メンバ5とに跨るように延びてこれらフックブラケット4と補強メンバ5とに上記リヤフロアパネル2を介しそれぞれ結合される他の補強メンバ6を備え、
【0015】
上記車体1の前後方向に沿った視線でみて(図3,4,7)、上記リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6との組み合せ体26の断面が閉断面形状となるようにしたものである。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記他の補強メンバ6の上面にスペアタイヤ29を支持可能とさせたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
【0019】
図1〜4は、第1の実施の形態を示している。
【0020】
図において、符号1は自動車の車体で、矢印Frは、この自動車の進行方向の前方を示している。
【0021】
上記車体1の後部は板金製で、この車体1の後部は、全体的にほぼ水平に且つ後下がりに延びるリヤフロアパネル2と、このリヤフロアパネル2の後端部の下面にスポット溶接S1〜S3により結合されて牽引用のリヤフック3を支持するフックブラケット4と、このフックブラケット4の前方近傍でこのフックブラケット4から少し離れて配置されると共に車体1の幅方向でそのほぼ全体にわたり延びて上記リヤフロアパネル2の下面にスポット溶接S4,S5により結合される補強メンバ5とを備え、上記リヤフック3には、この自動車により物体を牽引するときのフック入力Fが入力される。
【0022】
また、上記車体1の後部は他の補強メンバ6を備え、この他の補強メンバ6は、車体1の幅方向で上記リヤフック3およびフックブラケット4とほぼ同じところに位置して上記リヤフロアパネル2の上面に沿って前後方向に延びている。また、上記他の補強メンバ6は、上記車体1の平面視(図2)で、上記フックブラケット4と補強メンバ5とに跨るように延びてこれらフックブラケット4と補強メンバ5とに上記リヤフロアパネル2を介しそれぞれスポット溶接S1,S2,S5,S6により結合されている。
【0023】
上記フックブラケット4は、上方に向って開口しその外面側に上記リヤフック3を固着させて支持する箱形状のブラケット本体9と、このブラケット本体9の前部開口縁から前方に向って突設され上記リヤフロアパネル2にスポット溶接S1により結合される前部フランジ10と、上記ブラケット本体9の各側部開口縁からそれぞれ外側方に向って突設され上記リヤフロアパネル2にスポット溶接S2により結合される左右一対の側部フランジ11,11と、上記ブラケット本体9の後部開口縁から上方に向って突設され上記リヤフロアパネル2の後縁部にスポット溶接S3により結合される後部フランジ12とを備え、これら9〜12はプレス加工により互いに一体成形されている。
【0024】
上記補強メンバ5は、車体1の側面視(図1)で、その断面が倒立ハット形状をなしており、上記補強メンバ5は、それぞれ車体1の幅方向に延びて前後方向で互いに対面する前、後側板15,16と、これら両側板15,16の各下縁部に架設される底板17と、上記前側板15の上縁部から前方に向って突設され上記リヤフロアパネル2にスポット溶接S4により結合される前部フランジ18と、上記後側板16の上縁部から後方に向って突設され上記リヤフロアパネル2にスポット溶接S5により結合される後部フランジ19とを備え、これら15〜19はプレス加工により互いに一体成形されている。
【0025】
上記他の補強メンバ6は、この他の補強メンバ6における車体1の幅方向の中途部でかつ前後方向のほぼ全体にわたりそれぞれ前後方向に延びる左右一対のビート゛22,22を備え、これら各ビート゛22は、車体1の前後方向に沿った視線でみて(図3,4)、それぞれ倒立U字形状をなしている。上記他の補強メンバ6の左右各側縁部23,23と、上記フックブラケット4の前部フランジ10および各側部フランジ11とでリヤフロアパネル2が挟まれ、これら三枚重ね部が上記スポット溶接S1,S2により互いに結合されている。また、上記他の補強メンバ6の上記前縁部24と、上記補強メンバ5の後部フランジ12とでリヤフロアパネル2が挟まれ、これら三枚重ね部が上記スポット溶接S5により互いに結合されている。
【0026】
上記車体1の前後方向に沿った視線でみて(図3,4)、リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6の各ビート゛22との組み合せ体26の断面が閉断面形状とされて、この組み合せ体26には大きい強度と剛性とが与えられている。
【0027】
上記車体1の後部の上面側に軸心28が縦向きのスペアタイヤ29を着脱自在に固着して支持可能とする支持具30が設けられている。この支持具30は、車体1の幅方向で上記リヤフック3、フックブラケット4、および他の補強メンバ6とほぼ同じところに位置して、上記リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6の各ビート゛22とにスポット溶接S4,S7により結合され上記スペアタイヤ29の中心部分をその上面に載置させて支持する支持ブラケット31と、上記スペアタイヤ29の後部をその上面に載置させて支持する他の支持ブラケット32と、上記スペアタイヤ29の中心部分を上記支持ブラケット31に着脱自在に締結させる締結具33とを備え、上記他の支持ブラケット32は上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の後部により構成され、つまり、上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の後部上面により上記スペアタイヤ29の後部が支持可能とされている。
【0028】
車体1の平面視(図2)で、上記支持ブラケット31は、補強メンバ5と他の補強メンバ6の各ビート゛22の前部とに跨るように設けられている。また、上記支持ブラケット31は、その前部が上記リヤフロアパネル2と補強メンバ5との三枚重ねで上記スポット溶接S4により結合され、後部が上記各他の補強メンバ6の各ビート゛22の前部にスポット溶接S7により結合されている。
【0029】
上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の上面は、上記リヤフロアパネル2の上面と共に全体的に後下がり形状をなし、上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の後部上面は上記支持ブラケット31の上面よりも低くされている。このため、上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の後部と上記支持ブラケット31との各上面に載置されて支持されたスペアタイヤ29は後下がり姿勢とされ、これにより、前後方向におけるスペアタイヤ29の占有空間が小さくされている。
【0030】
上記構成によれば、車体1の後部が、リヤフロアパネル2の上面に沿うように延びると共に、上記車体1の平面視(図2)で、上記フックブラケット4と補強メンバ5とに跨るように延びてこれらフックブラケット4と補強メンバ5とに上記リヤフロアパネル2を介しそれぞれ結合される他の補強メンバ6を備えている。
【0031】
このため、上記リヤフロアパネル2の上面側が、このリヤフロアパネル2の上面に結合された他の補強メンバ6により補強されると共に、上記リヤフロアパネル2は上記フックブラケット4および補強メンバ5と、他の補強メンバ6とによって上下から挟み付けられて上下バランスよく補強される。よって、上記車体1の後部に対するリヤフック3の支持強度が向上することから、上記リヤフック3へのフック入力Fに基づき、上記リヤフロアパネル2の一部に大きい応力が生じるということは防止される。
【0032】
そして、上記他の補強メンバ6は上記リヤフロアパネル2の上、下面のうち、フックブラケット4と補強メンバ5とが結合されている下面とは反対側の上面に結合されたものであり、かつ、上記他の補強メンバ6はフックブラケット4と補強メンバ5とにリヤフロアパネル2を介しそれぞれ結合されたものであって、上記したようにリヤフロアパネル2を上下バランスよく効果的に補強するものであることから、その分、上記他の補強メンバ6の形状は小形にすることができる。よって、上記したようにリヤフック3の支持強度を向上させた場合でも、車体1の後部の重量が増大することは抑制される。
【0033】
また、上記車体1の前後方向に沿った視線でみて(図3,4)、上記リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6との組み合せ体26の断面が閉断面形状となるようにしてある。
【0034】
このため、上記組み合せ体26の断面形状によって、リヤフロアパネル2の強度と剛性とが更に効果的に向上させられることから、その分、上記リヤフック3の支持強度が更に向上し、かつ、これは、車体1の後部の重量の増大を抑制して達成される。
【0035】
また、前記したように、他の補強メンバ6の上面にスペアタイヤ29を支持可能とさせてある。
【0036】
このため、上記車体1の後部にスペアタイヤ29を支持させるための支持具30に、上記リヤフック3の支持強度を向上させるための他の補強メンバ6が利用されたことから、その分、上記スペアタイヤ29の支持が簡単な構成によって達成される。
【0037】
また、前記したように、車体1の平面視で、スペアタイヤ29の支持具30における支持ブラケット31は、上記補強メンバ5と他の補強メンバ6とに跨るように設けられ、上記リヤフロアパネル2と上記補強メンバ5とで三枚重ねとされて上記スポット溶接S4により結合されると共に、上記他の補強メンバ6の各ビート゛22の前部にスポット溶接S7により結合されている。
【0038】
このため、上記支持ブラケット31によって、上記リヤフロアパネル2、フックブラケット4、補強メンバ5、および他の補強メンバ6の互いの結合が更に補強されることとなり、その分、上記リヤフック3の支持強度が更に向上する。
【0039】
また、上記リヤフック3の支持強度の向上に、スペアタイヤ29の支持具30における支持ブラケット31が利用されたことから、その分、上記リヤフック3の支持強度は簡単な構成によって達成される。
【0040】
なお、下記の図5〜7は、第2の実施の形態を示している。この実施の形態は、前記第1の実施の形態と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら各実施の形態における各部分の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
【0041】
(第2の実施の形態)
【0042】
図5〜7は、第2の実施の形態を示している。
【0043】
図において、補強メンバ5は、リヤフロアパネル2の幅方向の中途部にのみ設けられている。また、上記リヤフロアパネル2、フックブラケット4の前部フランジ10、補強メンバ5の後部フランジ19、および他の補強メンバ6の側縁部23が四枚重ねでスポット溶接S1,S5により互いに結合され、また、リヤフロアパネル2、補強メンバ5の前部フランジ18、および他の補強メンバ6の前縁部24が三枚重ねでスポット溶接S4により互いに結合されている。また、上記リヤフロアパネル2に支持ブラケット31の前部がスポット溶接S8により結合されている。
【0044】
上記構成によれば、補強メンバ5と他の補強メンバ6とが互いに直接結合されており、その分、リヤフロアパネル2、フックブラケット4、補強メンバ5、および他の補強メンバ6の互いの結合強度が向上して、上記車体1の後部に対するリヤフック3の支持強度が更に効果的に向上する。
【0045】
なお、以上は図示の例によるが、リヤフロアパネル2とフックブラケット4との結合と、リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6との結合は個別のスポット溶接でしてもよい。また、リヤフロアパネル2と補強メンバ5との結合と、リヤフロアパネル2と他の補強メンバ6との結合も個別のスポット溶接でしてもよい。また、リヤフロアパネル2と補強メンバ5との結合と、リヤフロアパネル2と支持ブラケット31との結合も個別のスポット溶接でしてもよい。また、上記リヤフロアパネル2、補強メンバ5、他の補強メンバ6、および支持ブラケット31は四枚重ねのスポット溶接Sで互いに結合させてもよい。
【0046】
また、上記両ビート゛22,22は、これに代えて、全体的に倒立U字の断面形状にし、つまり、上記他の補強メンバ6の断面をハット形状にしてもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0048】
請求項1の発明は、車体の後部が、リヤフロアパネルと、このリヤフロアパネルの下面に結合されてリヤフックを支持するフックブラケットと、このフックブラケットの前方近傍に配置されると共に車体の幅方向に延びて上記リヤフロアパネルの下面に結合される補強メンバとを備えた自動車におけるリヤフック支持部の補強構造において、
【0049】
上記リヤフロアパネルの上面に沿うように延びると共に、上記車体の平面視で、上記フックブラケットと補強メンバとに跨るように延びてこれらフックブラケットと補強メンバとに上記リヤフロアパネルを介しそれぞれ結合される他の補強メンバを備えている。
【0050】
このため、上記リヤフロアパネルの上面側が、このリヤフロアパネルの上面に結合された他の補強メンバにより補強されると共に、上記リヤフロアパネルは上記フックブラケットおよび補強メンバと、他の補強メンバとによって上下から挟み付けられて上下バランスよく補強される。よって、上記車体の後部に対するリヤフックの支持強度が向上することから、上記リヤフックへのフック入力に基づき、上記リヤフロアパネルの一部に大きい応力が生じるということは防止される。
【0051】
そして、上記他の補強メンバは上記リヤフロアパネルの上、下面のうち、フックブラケットと補強メンバが結合されている下面とは反対側の上面に結合されたものであり、かつ、上記補強メンバはフックブラケットと補強メンバとにリヤフロアパネルを介しそれぞれ結合されたものであって、上記したようにリヤフロアパネルを上下バランスよく効果的に補強するものであることから、その分、上記他の補強メンバの形状は小形にすることができる。よって、上記したようにリヤフックの支持強度を向上させた場合でも、車体の後部の重量が増大することは抑制される。
【0052】
また、上記車体の前後方向に沿った視線でみて、上記リヤフロアパネルと他の補強メンバとの組み合せ体の断面が閉断面形状となるようにしてある。
【0053】
このため、上記組み合せ体の断面形状によって、リヤフロアパネルの強度と剛性とが更に効果的に向上させられることから、その分、上記リヤフックの支持強度が更に向上し、かつ、これは、車体の後部の重量の増大を抑制して達成される。
【0054】
請求項2の発明は、上記他の補強メンバの上面にスペアタイヤを支持可能とさせてある。
【0055】
このため、上記車体の後部にスペアタイヤを支持させるための構成に、上記リヤフックの支持強度を向上させるための他の補強メンバが利用されたことから、その分、上記スペアタイヤの支持が簡単な構成によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、車体の後部の側面断面図である。
【図2】第1の実施の形態で、車体の後部の平面図である。
【図3】第1の実施の形態で、図2の3‐3線矢視断面図である。
【図4】第1の実施の形態で、図2の4‐4線矢視断面図である。
【図5】第2の実施の形態で、図1に相当する図である。
【図6】第2の実施の形態で、図2に相当する図である。
【図7】第2の実施の形態で、図6の7‐7線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 リヤフロアパネル
3 リヤフック
4 フックブラケット
5 補強メンバ
6 他の補強メンバ
22 ビート゛
26 組み合せ体
29 スペアタイヤ
30 支持具
31 支持ブラケット
32 他の支持ブラケット
F フック入力
Claims (2)
- 車体の後部が、リヤフロアパネルと、このリヤフロアパネルの下面に結合されてリヤフックを支持するフックブラケットと、このフックブラケットの前方近傍に配置されると共に車体の幅方向に延びて上記リヤフロアパネルの下面に結合される補強メンバとを備えた自動車におけるリヤフック支持部の補強構造において、
上記リヤフロアパネルの上面に沿うように延びると共に、上記車体の平面視で、上記フックブラケットと補強メンバとに跨るように延びてこれらフックブラケットと補強メンバとに上記リヤフロアパネルを介しそれぞれ結合される他の補強メンバを備え、
上記車体の前後方向に沿った視線でみて、上記リヤフロアパネルと他の補強メンバとの組み合せ体の断面が閉断面形状となるようにした自動車におけるリヤフック支持部の補強構造。 - 上記他の補強メンバの上面にスペアタイヤを支持可能とさせた請求項1に記載の自動車におけるリヤフック支持部の補強構造。
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