JP2004114425A - 感光性平版印刷版包装体 - Google Patents

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Tomoyoshi Mitsumoto
光本 知由
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Abstract

【課題】輸送時の振動および衝撃によっても感光層が傷付き画像形成性が劣化する問題が生じない、感光性平版印刷版包装体を提供する。
【解決手段】感光性平版印刷版の積層体2の少なくとも相対する2側辺にI型枠3を嵌め込み、さらに外装材4で外装したことを特徴とし、I型枠3は積層体2の全側辺に嵌め込むことが好ましく、またI型枠3が圧縮強度0.3kg/cm以上であることが好ましい。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感光性平版印刷版包装体に関し、詳細には、輸送時の振動および衝撃によっても感光層が傷付き画像形成性が劣化する問題が生じない、感光性平版印刷版包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光性平版印刷版は、親水性の支持体上に、親油性の画像形成層(以下、感光層ともいう)を有し、該感光層に対して画像露光を行うと露光部分はアルカリに対する溶解性が変化する。ポジ型の平版印刷版用原版は感光層の露光部分がアルカリ可溶性となり、ネガ型のものはアルカリ不溶性となり、画像露光後のアルカリ現像で、いずれも親水性の非画像部と親油性の画像部とを有する平版印刷版が製版される(例えば、特許文献1及び2参照。)。
【0003】
上記の感光性平版印刷版は、従来、数枚〜数十枚単位で積層体としてものをさらに外装材で包装した包装体として、保管、出荷、輸送に供していた。
しかしながら、上記の程度の包装体では、特に輸送時の振動および衝撃によって、感光層が傷付き画像形成性が劣化する問題が生じることがあった。
このような問題に対して、従来、感光性平版印刷版の包装体における感光性平版印刷版の収納空間を端筒枠からなる額縁で取り囲む方法が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、このような特許文献3に記載の方法によっても、輸送時の振動および衝撃による感光層の傷付き、画像形成性の劣化を十分に防止することができなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−86668号公報
【特許文献2】
米国特許第6403283号明細書
【特許文献3】
特開2000−95271号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の技術の欠点を克服し、輸送時の振動および衝撃によっても感光層が傷付き画像形成性が劣化する問題が生じない、感光性平版印刷版包装体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意検討の結果、感光性平版印刷版積層体の側辺に特定の形状の部材を適用することによって、上記課題を解決するに至った。
即ち、本発明は、以下の通りである。
(1)感光性平版印刷版の積層体の少なくとも相対する2側辺にI型枠を嵌め込み、さらに外装材で外装したことを特徴とする感光性平版印刷版包装体。
(2)前記積層体の全側辺にI型枠を嵌め込んだことを特徴とする前記(1)の感光性平版印刷版包装体。
(3)前記I型枠が圧縮強度0.3kg/cm以上であることを特徴とする前記(1)の感光性平版印刷版包装体。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明は、図1に示すように、感光性平版印刷版の積層体(以下、単に積層体ともいう)2の少なくとも相対する2側辺に、I型枠3を嵌め込み、さらに外装材4で外装したの感光性平版印刷版包装体(以下、単に包装体ともいう)1である。
また、本発明の感光性平版印刷版包装体に用いられるI型枠の形状を図2に示す。
【0008】
本発明の感光性平版印刷版包装体においては、積層体の全側辺にI型枠を嵌め込んだものであることが好ましい。
また、本発明に用いられるI型枠は、特に限定されないが、圧縮強度が高いものを用いるほど、感光性平版印刷版は輸送振動時の影響を受けず、画像形成性を損なわないので、好ましい。圧縮強度は0.3kg/cm以上であれば好ましく、より好ましくは0.5kg/cm以上、更に好ましくは100〜2000kg/cmである。圧縮強度があまりにも高すぎると、重量が増し取り扱いに不便である。
なお、 圧縮強度とは、JIS K−7208(プラスチックの圧縮試験方法)、JIS K−7220(発泡プラスチック硬質材料の圧縮試験)に基づき測定されるものである。より具体的にはJIS K−7220では角柱状試験片を軸方向に一定速度で万能材料試験機により圧縮し、試験片の変形が10%以内で最大となる圧縮荷重を求め、試験片の元の断面積で除した値を圧縮強度として求めた。
【0009】
本発明の包装体におけるI型枠の材質としては、特に限定されないが、具体的には、木材、プラスチック、金属、発泡スチロール等が挙げられる。
該I型枠はこれらの材質の成形体であっても良いし、これらの材質からなる板材を組み立てて作成したものであっても良い。
木材としては普通合板、ランバーコア合板、シナ合板、ラワン合板、カバ合板、メラミン板、硬質繊維板、MDF、パーティクルボード等が、プラスチックとしては、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、スチロール樹脂、メタアクリル樹脂、ポリカーボネート、ガラス繊維強化ポリエステル、四弗化エチレン樹脂等が、金属としてはアルミニウム、真鍮、鉄、ジュラルミン、ステンレス、銅等が挙げられる。好ましくは木材板、シナ合板、ラワン合板等が挙げられる。
本発明の包装体におけるI型枠の大きさは、包装体の仕様等により適宜選択されるものであるが、見かけ幅が、好ましくは5〜200mm、より好ましくは5〜50mm、さらに好ましくは10〜30mmの範囲である。
【0010】
本発明の包装体における外装材としては、特に限定されないが、具体的には、段ボールが一般的である。
本発明の包装体においては、図1及び3に示すように、積層体2にI型枠3を嵌め込む前に、該積層体2を内装材5で包装し内装体6とすることが好ましい。該内装体6における内装材5としては、特に限定されないが、具体的には、クラフト紙が一般的である。
【0011】
本発明の包装体において、図4に示すように、前記内装体6は、厚み方向に4箇所以上でテープ7によって固定されていることが好ましい。
本発明の包装体において、該内装体6のテープ固定箇所はその4角が好ましい。
また、該内装体6のテープ固定箇所は、その4角の4箇所以外にも、多くあるほど感光性平版印刷版の感光層の傷付きおよびそれに伴う画像形成性の劣化を防止できる点で好ましいが、必要以上に多くなると、使用における開封作業の煩雑さが問題となることがある。
【0012】
前記内装体6の固定に用いるテープ7の材質は、特に限定されないが、具体的には、紙製、樹脂フィルムをベースとして、アクリル系粘着材を用いるのが一般的である。
またテープを使用せずにホットメルト型接着剤を使用することもできる。
【0013】
また、本発明の包装体として適用する感光性平版印刷版とは、支持体上に感光層を有するものである。
該感光性平版印刷版としては、その感光層の種類によって、光照射により現像液もしくは印刷用湿し水に対する溶解速度が向上するポジ型(特開2002−86668号公報、特開2002−196491号公報、米国特許出願公開第2002/0086233号明細書)と、光照射により溶解速度が減少するネガ型(米国特許第6403283号明細書)に分類され、さらに照射光源波長によって紫外域に分光感度を有するジアゾ型(特開2001−249444号公報)、紫外〜可視域に分光感度を有するフォトポリマー型(米国特許出願公開第2002/0081527号明細書)、銀塩型(特開2001−215712号公報)、赤外域に分光感度を有するサーマル型等に分類される。
本発明の包装体として適用する感光性平版印刷版としては、上記の感光層を有する公知のものが挙げられる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1:
ネガ型感光性平版印刷版LP−NS2(富士写真フイルム(株)製)長辺サイズ1000mm、短辺サイズ760mmを50枚積層し、この積層体を内装材(アルミ箔を内面に貼り付けたクラフト紙)、I型枠(圧縮強度200kg/cmのラワン合板製、縦20mm、横25mm、長さ1050mmと760mmの2種類)、外装材(厚み5mmのダンボール)を用いて図1および5に示すように包装した。この包装体をJIS Z 0232方法A−1に準じて、ピーク加速度±7.35m/s、加振時間60minの条件にて振動試験を実施した。その後、富士写真フイルム製CELIC8000CTPを用いて200μJ/cm条件にて全面露光し、富士写真フイルム製現像液DV−1(1:8で水道水希釈したもの)および富士写真フイルム製LP−850P自動現像機を用いて処理を行ったところ、現像膜抜けの無い良好な印刷版が得られた。現像して得られた印刷版をハイデルSOR−M機にて印刷したところ、問題なく50000枚の印刷が完了した。
【0015】
実施例2:
ポジ型感光性平版印刷版LH−PI(富士写真フイルム(株)製)を用いた以外は、実施例1と同様に包装体を作成し、この包装体を実施例1と同様にJISZ 0232方法A−1に準じた振動試験を実施した後、Creo社製トレンドセッター3244を用い、120mJ/cm条件にて50%網点面積率の平網画像を露光し、富士写真フイルム製現像液DT−1(1:8で水道水希釈したもの)および富士写真フイルム製LP−940H自動現像機を用いて処理を行ったところ、現像膜抜けの悪い良好な印刷版が得られた。現像して得られた印刷版をハイデルSOR−M機にて印刷したところ、問題なく50000枚の印刷が完了した。
【0016】
実施例3:
I型枠を圧縮強度150kg/cmのポリ塩化ビニル樹脂製に変更した以外は実施例2と同様に包装、振動、露光、現像、印刷を実施し、問題なく50000枚の印刷が完了した。
実施例4:
I型枠を圧縮強度0.5kg/cmの発泡ポリスチレンに変更した以外は実施例2と同様に包装、振動、露光、現像、印刷を実施し、問題なく50000枚の印刷が完了した。
【0017】
比較例1:
I型枠を使用しなかった以外は実施例2と同様に包装体を作成し、この包装体を実施例2と同様に評価を行ったところ、現像後の印刷版全面に現像膜減りが発生した。得られた印刷版を実施例2と同様に印刷したところ、印刷スタート時点から現像膜減り部にインキが着肉せず印刷不良が発生した。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る感光性平版印刷版包装体によれば、感光性平版印刷版の積層体の少なくとも相対する2側辺にI型枠を嵌め込むことにより、輸送時の振動および衝撃等によっても感光層が傷付き画像形成性が劣化する問題を防止することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光性平版印刷版包装体の1例を示した断面模式図である。
【図2】本発明に係る感光性平版印刷版包装体に用いるI型枠の1例を示した斜視図である。
【図3】本発明に係る感光性平版印刷版包装体における、感光性平版印刷版の積層体とI型枠の位置関係の1例を示した断面模式図である。
【図4】感光性平版印刷版積層体の内装体の1例を示した斜視図である。
【図5】本発明の実施例における包装を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 感光性平版印刷版包装体
2 感光性平版印刷版積層体
3 I型枠
4 外装材
5 内装材
6 内装体
7 テープ

Claims (3)

  1. 感光性平版印刷版の積層体の少なくとも相対する2側辺にI型枠を嵌め込み、さらに外装材で外装したことを特徴とする感光性平版印刷版包装体。
  2. 前記積層体の全側辺にI型枠を嵌め込んだことを特徴とする請求項1記載の感光性平版印刷版包装体。
  3. 前記I型枠が圧縮強度0.3kg/cm以上であることを特徴とする請求項1記載の感光性平版印刷版包装体。
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