JP2004114087A - 金型用ガス抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の加熱に伴う膨張に影響されることなくキャビティ内のガスを効率的に排気可能とする。
【解決手段】固定ガス抜きブロック10と可動ガス抜きブロックとを備える。固定ガス抜きブロック10には、内部に負圧発生部Aが形成してある。負圧発生部Aは、ガス抜き通路12を介して湯吹き防止通路と連通するノズル50と、このノズル50の開口部周囲に形成された狭小間隙Dとで構成される。そして、該狭小間隙Dに圧縮エアを流動させることでノズル50の中空部内が負圧になる。さらに、固定ガス抜きブロック10には、外部から供給される圧縮エアを負圧発生部Aの狭小間隙Dに導くエア供給通路14と、このエア供給通路14を通して負圧発生部Aの狭小間隙Dに導かれた圧縮エアを固定金型に形成された排気孔を介して外部へ排気する排気通路61とが形成してある。
【選択図】   図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダイカスト金型に組み込まれ、注湯に際して金型キャビティ内に残存するガスを排出させるための金型用ガス抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカスト金型のキャビティ内に金属材料からなる溶湯を注湯する際、キャビティ内にガスが残存していると、ダイカスト製品の内部に巣と呼ばれる空洞ができる原因となる。そこで、一般にダイカスト装置にはキャビティ内のガスを排出するための装置(金型用ガス抜き装置)が付設されている。
【0003】
従来の金型用ガス抜き装置としては、キャビティに連通するガス抜き通路を金型に形成するとともに、該ガス抜き通路に真空装置を連結した構造のものが知られているが、この種の構造のものは真空装置が高価格であり多額の設備コストがかかる課題があった。
そこで、金型の外部にベルヌーイの定理を利用した減圧室を配設し、この減圧室をガス抜き通路に連通させて、キャビティ内のガスを強制排気する構造のものが従来から提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)
【0004】
【特許文献1】
特開平7−299553号公報
【特許文献2】
特開平11−226715号公報
【特許文献3】
特開平10−328805号公報
【特許文献4】
特開平4−158966号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各特許文献に開示された金型用ガス抜き装置は、いずれも金型の外部にガス強制排気のための減圧室が設けられており、金型の内部に形成したガス抜き通路にこの減圧室を連結する構造であるため、金型の膨張に伴う隙間の発生に起因して排気効率が低下するという欠点があった。すなわち、金属材料からなる溶湯を注湯する際に、金型は加熱されて三次元的に膨張する。一方、金型の外部に配設された減圧室は加熱されないため、金型の膨張に伴い減圧室との連結部に僅かながらも大気に通じる隙間ができる。そして、この僅かな隙間から減圧室へ大気が流入してしまうため、ガス抜き通路を経由したキャビティ内の排気効率が低下する現象が生じていた。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、キャビティ内のガスを効率的に排気でき、しかもその排気効率が低下するおそれのない金型用ガス抜き装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、固定金型に嵌め込まれる固定ガス抜きブロックと、可動金型に嵌め込まれ同金型の閉塞に伴い固定ガス抜きブロックに当接する可動ガス抜きブロックとを備え、これら各ガス抜きブロックの当接面に金型キャビティと連通する波形状の湯吹き防止通路が形成された金型用ガス抜き装置であって、
固定ガス抜きブロックが、内部に、
ガス抜き通路を介して湯吹き防止通路と連通するノズルと、このノズルの開口部周囲に形成された狭小間隙とを含み、該狭小間隙に圧縮エアを流動させることでノズルの中空部内を負圧にする負圧発生部を有し、
かつ、外部から供給される圧縮エアを負圧発生部の狭小間隙に導くエア供給通路と、このエア供給通路を通して負圧発生部の狭小間隙に導かれた圧縮エアを固定金型に形成された排気孔を介して外部へ排気する排気通路と、を備えることを特徴とする。
【0008】
このように本発明は、固定金型に嵌め込まれる固定ガス抜きブロックの内部に負圧発生部を形成したので金型内部で負圧が発生し、したがって、金型の加熱に伴う膨張に影響されることなくキャビティ内のガスを効率的に排気でき、しかも排気効率が低下するおそれもない。
【0009】
しかも、ガス抜きに伴いキャビティから溶湯が流出してきても、波形状の湯吹き防止通路においてその溶湯を冷却して固めるため、溶湯がガス抜き通路へ流れ込むおそれもない。湯吹き防止通路は各ガス抜きブロックの当接面に形成されているので、同通路に凝固した金属材料は金型を開いたとき容易に取り除くことができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、固定ガス抜きブロックに装着される円管状の排気スリーブを備え、この排気スリーブの中空部により排気通路が形成されるとともに、該排気スリーブの先端とノズルの開口端との間に狭小間隙が形成されることを特徴とする。
【0011】
本発明の負圧発生部は、ベルヌーイの定理を利用して、ノズルの開口部周囲に形成した狭小間隙に圧縮エアを供給することでノズルの中空部内に負圧を生じさせる。このような構成では、狭小間隙の寸法精度が負圧の程度に大きな影響をおよぼす。上記請求項2の発明では、固定ガス抜きブロックとは別部品である排気スリーブによってノズルの開口部周囲に狭小間隙を形成する構成としたので、排気スリーブの装着位置を調整することで高い寸法精度をもって狭小間隙を形成でき、大きな負圧をノズルの中空部内に発生させることが可能となる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2の構成を前提として、外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の排気シールブッシュを備え、
固定ガス抜きブロックには、固定金型と接する端面に開口するとともに排気スリーブが挿入可能な中空部が形成されており、
この中空部の開口部内周面には、少なくとも一部に排気シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ排気シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじが形成されており、
かつ、排気シールブッシュは、固定金型に形成された排気孔を通して雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して固定金型に圧接するシール部とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記構成の本発明は、まず排気シールブッシュを固定ガス抜きブロックの端面よりも内側までねじ込む。この状態では、排気シールブッシュの外端面に設けたシール部が固定金型と干渉することなく、固定ガス抜きブロックを固定金型に嵌め込むことができる。次いで、排気シールブッシュを逆向きに回転操作することで、シール部を固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動させて固定金型に圧接する。これにより、固定ガス抜きブロックと固定金型の端面との間を容易かつ確実にシールすることができる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項3の構成を前提として、
排気スリーブの外周面には、少なくとも一部に排気シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと逆の螺旋方向に雄ねじが形成されており、
かつ、排気シールブッシュの内周面には、排気スリーブの外周面に形成された雄ねじが螺合する雌ねじが形成されていることを特徴とする。
【0015】
このように構成することで、排気シールブッシュに対し排気スリーブのねじ込み量を調整するだけで、上記狭小間隙を高い寸法精度に設定することができる。
【0016】
請求項5の発明は、外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の空圧シールブッシュを備え、
エア供給通路は、固定ガス抜きブロックの固定金型と接する端面に開口するとともに、この開口を通して固定金型に形成されたエア供給孔と連通し、
エア供給通路の開口部内周面には、少なくとも一部に空圧シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ空圧シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじが形成されており、
かつ、空圧シールブッシュは、固定金型に形成されたエア供給孔を通して空圧シールブッシュの雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して固定金型に圧接するシール部とを備えることを特徴とする。
【0017】
この構成により、上記排気シールブッシュと同様に空圧シールブッシュを操作するだけで、固定ガス抜きブロックと固定金型の端面との間を容易かつ確実にシールすることができる。
【0018】
さらに、固定ガス抜きブロックには、内部にノズルの中空部に連通するとともに、固定金型と接する端面に開口し、この開口から固定金型に形成された検出孔を通して外部に設けられた圧力センサにつながる検出通路を形成することが好ましい(請求項6)。このように構成すれば、圧力センサによって負圧発生部の減圧状況を常時確認することができ、ガス抜き作用の信頼性が向上する。
【0019】
上記検出通路を有する構成の本発明にあっては、さらに、外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の検出シールブッシュを備え、
検出通路の開口部内周面には、少なくとも一部に検出シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ検出シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじを形成し、
かつ、検出シールブッシュは、固定金型に形成された検出孔を通して検出シールブッシュの雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して固定金型に圧接するシール部とを備えた構成とすることが好ましい(請求項7)。
【0020】
この構成により、上記排気シールブッシュと同様に検出シールブッシュを操作するだけで、固定ガス抜きブロックと固定金型の端面との間を容易かつ確実にシールすることができる。
【0021】
また、可動ガス抜きブロックに、湯吹き防止通路の終端部分に形成した深溝と、この深溝の内底部からガス抜き通路内へ延出するテーパ形状のピンとを含む溶湯トラップを形成すれば、万が一、溶湯が湯吹き防止通路を通過した場合にも、深溝内で冷却して固めることができ、ガス抜き通路への溶湯の流れ込みを一層確実に阻止することができる。さらに、深溝を通過してガス抜き通路へ溶湯が流れ込んだ場合にも、該溶湯はピンの外周面に凝固するので、金型を開いたときピンと一体にガス抜き通路から抜き出すことが可能である。そして、ピンはテーパ形状に形成してあるので、外周面に凝固した金属材料を簡単に取り除くことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をダイカスト成形用の金型に適用した実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態に係る金型用ガス抜き装置の概要を示す側面断面図である。周知のとおりダイカスト成形用の金型は、固定金型100と可動金型200とで構成されている。これら各金型100,200の当接面には、製品形状に合わせてキャビティ300が形成されており、このキャビティ300内に金属溶湯が注湯されて製品のダイカスト成形が行われるる。各金型100,200の当接面には、本実施形態に係る金型用ガス抜き装置を組み込むための凹部101,201があらかじめ形成されている。
【0023】
金型用ガス抜き装置は、固定金型100の凹部101に嵌め込まれる固定ガス抜きブロック10と、可動金型200の凹部201に嵌め込まれ同金型200の閉塞に伴い固定ガス抜きブロック10に当接する可動ガス抜きブロック20とを備えている。
【0024】
図2は固定ガス抜きブロックの正面図、図3は可動ガス抜きブロックの正面図である。
可動ガス抜きブロック20と当接する固定ガス抜きブロック10の当接面には、複数の凸条11が並べて形成してあり、一方、可動ガス抜きブロック20の当接面には、上記凸条11が入り込む複数の凹条21が並べて形成してある。各ブロック10,20が当接したとき、これら凸条11と凹条21との間に、波形状の湯吹き防止通路30が形成される(図1参照)。湯吹き防止通路30の入口(図1の下端開口部)は、各金型100,200の当接面に形成されたガス抜き孔301を介してキャビティ300と連通している。
【0025】
湯吹き防止通路30の出口は、固定ガス抜きブロック10に形成されたガス抜き通路12と連通している。ガス抜き通路12は、後述する負圧発生部Aの作用をもって減圧される。その際、キャビティ300との間に生じる圧力差をもってキャビティ300内のガスが湯吹き防止通路30ないしガス抜き通路12を介して排出される。このとき、キャビティ300内に注湯された金属溶湯が湯吹き防止通路30まで流れ込んでくることがある。
【0026】
湯吹き防止通路30は、このようにキャビティ300から流出してきた金属溶湯を冷却して堰き止める機能を有している。すなわち、波形状に形成された湯吹き防止通路30は、内壁の表面積が広いため、金属溶湯の冷却効率が高い。また、波形状にすることで、金属溶湯が流動しにくくなるので、この湯吹き防止通路30内では金属溶湯の動きが著しく減速される。このように減速されかつ吸熱された金属溶湯は、湯吹き防止通路30で凝固する。湯吹き防止通路30内で固まった金属材料は、型開きした後、容易に取り除くことができる。図3に示すように、可動ガス抜きブロック20の凹条21内には、押出しピン22が出没自在となっており、可動ガス抜きブロック20の当接面に張り付いた金属材料は、押出しピン22によって除去される。
【0027】
図1に示すように、湯吹き防止通路30の終端部分(すなわち、出口付近)には、溶湯トラップ31が設けられている。溶湯トラップ31は、可動ガス抜きブロック20に形成した深溝23と、この深溝23の内底部からガス抜き通路12内へ延出するテーパ形状のピン24とで構成されている。
深溝23は、湯吹き防止通路30の終端部分にすり鉢状に形成されている。したがって、仮に湯吹き防止通路30の終端部分まで金属溶湯が流動してきても、該金属溶湯は、深溝23内に導かれここに蓄積されて凝固するため、ガス抜き通路12への流入がここでも防止される。
【0028】
固定ガス抜きブロック10に形成されたガス抜き通路12の入口には、抜け勾配のテーパ孔41を有するニップル40が装着してあり、ピン24はこのテーパ孔41内に延出している(図1参照)。そして、このニップル40に形成したテーパ孔41とピン24との間には、一定の間隙が形成してあり、万が一、深溝23から金属溶湯があふれても、該金属溶湯はテーパ状のピン24に絡んでテーパ孔41に至る。テーパ孔41は、抜け勾配に形成されているので、ピン24の外周面に凝固した金属材料は型開きに際してピン24と一体にガス抜き通路12から抜き出される。図3に示すように、深溝23の内底面にも押出しピン22が出没自在となっており、テーパ状のピン24に固着した金属材料はこの押出しピン22によって除去される。
【0029】
図4〜図8は固定ガス抜きブロック10の構造を組み立て順序に沿って示す図である。
固定ガス抜きブロック10の内部には、図4に示すように、両側面を貫通する中空部13が形成してあり、この中空部13の中間部に外周面がテーパ形状をした筒状のノズル50が配設される。そして、ノズル50の配設箇所に対し、その後方部分に既述したガス抜き通路12の終端が連通し、また前方部分にエア供給通路14の終端が連通している。エア供給通路14の始端は、固定ガス抜きブロック10の上面に開口している。また、エア供給通路14の終端が連通する中空部13の前方部分は、排気スリーブ60の挿入空間13aとなっている。さらに、ガス抜き通路12の終端が連通する中空部の後方部分は、検出通路13bを形成している。
【0030】
上述したエア供給通路14、排気スリーブ60の挿入空間13a、および検出通路13bは、それぞれ固定ガス抜きブロック10の端面への開口部に空圧ポート15、排気ポート16、および検出ポート17が形成されている。そして、空圧ポート15の内周面には、空圧シールブッシュ70をねじ込み可能な雌ねじ15aが一部に形成してある。同様に、排気ポート16の内周面には、排気シールブッシュ80をねじ込み可能な雌ねじ16aが一部に形成してあり、また検出ポート17の内周面には、検出シールブッシュ90をねじ込み可能な雌ねじ17aが一部に形成してある。
【0031】
空圧シールブッシュ70は円筒状に形成してあり、外周面の一部に上記雌ねじ15aと螺合する雄ねじ70aが形成されている。また、空圧シールブッシュ70の外周面には、周方向に凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材71を装着することで周面シール部72が形成されている。また、空圧シールブッシュ70の外端面には、中空部73の開口を囲むように凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材74を装着することで端面シール部75が形成されている。さらに、空圧シールブッシュ70の中空部73は、開口から一定の深さまで内壁が六角形状に形成されてねじ操作部76を構成している。ねじ操作部76には、六角レンチ等の工具が嵌合可能であり、それら工具をもって空圧シールブッシュ70を回転操作できるようになっている。
【0032】
検出シールブッシュ90も空圧シールブッシュ70とほぼ同様に構成されている。すなわち、検出シールブッシュ90も円筒状に形成してあり、外周面の一部に上記雌ねじ17aと螺合する雄ねじ90aが形成されている。検出シールブッシュ90の外周面には、周方向に凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材91を装着することで周面シール部92が形成されている。また、検出シールブッシュ90の外端面には、中空部93の開口を囲むように凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材94を装着することで端面シール部95が形成されている。さらに、検出シールブッシュ90の中空部93は、開口から一定の深さまで内壁が六角形状に形成されてねじ操作部96を構成している。ねじ操作部96には、六角レンチ等の工具が嵌合可能であり、それら工具をもって検出シールブッシュ90を回転操作できるようになっている。
【0033】
排気シールブッシュ80も、空圧シールブッシュ70や検出シールブッシュ90とほぼ同様に構成されている。すなわち、排気シールブッシュ80も円筒状に形成してあり、外周面の一部に上記雌ねじ16aと螺合する雄ねじ80aが形成されている。排気シールブッシュ80の外周面には、周方向に凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材81を装着することで周面シール部82が形成されている。また、排気シールブッシュ80の外端面には、中空部83の開口を囲むように凹溝が形成され、この凹溝にO−リング等のシール部材84を装着することで端面シール部85が形成されている。さらに、排気シールブッシュ80の中空部83は、開口から一定の深さまで内壁が六角形状に形成されてねじ操作部86を構成している。ねじ操作部86には、六角レンチ等の工具が嵌合可能であり、それら工具をもって排気シールブッシュ80を回転操作できるようになっている。
【0034】
さらに、排気シールブッシュ80の中空部83には、内周面に雌ねじ83aが形成されている。この雌ねじ83aには円管状の排気スリーブ60が螺合される。すなわち、排気スリーブ60には、外周面の一部に雌ねじ83aと螺合する雄ねじ60aが形成されている。この雄ねじ60aは、排気シールブッシュ80の外周面に形成された雄ねじ80aと逆の螺旋方向に形成されている。なお、排気シールブッシュ80の中空部83に形成した雌ねじ83aは、排気ポート16の内周面に形成された雌ねじ16aと逆の螺旋方向に形成されている。したがって、排気シールブッシュ80に対して、排気スリーブ60をねじ込み操作するとき、排気シールブッシュ80が連れ周りしてしまうおそれがない。
【0035】
排気スリーブ60は、排気シールブッシュ80にねじ込まれて、先端部分が固定ガス抜きブロック10内の挿入空間13aに配置され、その中空部61が排気通路を構成する。排気スリーブ60の中空部61は、一端開口部から一定の深さまで内壁が六角形状に形成されてねじ操作部62を構成している。ねじ操作部62には、六角レンチ等の工具が嵌合可能であり、それら工具をもって排気スリーブ60を回転操作できるようになっている。
【0036】
上述したノズル50、各シールブッシュ70,80,90、および排気スリーブ60は、次のような手順で固定ガス抜きブロック10に組み込まれる。
まず、ノズル50を固定ガス抜きブロック10の内部に形成した中空部13の中間部分に配設する。次いで、空圧ポート15に空圧シールブッシュ70を、排気ポート16に排気シールブッシュ80を、検出ポート17に検出シールブッシュ90をそれぞれねじ込み装着する。このとき、各シールブッシュ70,80,90は、固定ガス抜きブロック10の外端面よりも内側までねじ込んで配置する(図5参照)。この状態において、各端面シール部75,85,95を構成するシール部材74,84,94も固定ガス抜きブロック10の外端面よりも内側に配置されている。
【0037】
次いで、固定ガス抜きブロック10を、固定金型100に形成した凹部101に嵌め込む(図6参照)。このとき、各シールブッシュ70,80,90の端面シール部75,85,95を構成するシール部材74,84,94は、上述したとおり固定ガス抜きブロック10の外端面よりも内側に配置されているので、これらシール部材74,84,94が固定金型100と干渉するおそれがなく、したがってシール部材74,84,94が障害となって固定金型100へ固定ガス抜きブロック10を嵌合できないといった作業上の不都合や、シール部材74,84,94の固定金型100との干渉による損傷等を回避することができる。
【0038】
図6に示すように、固定金型100には、あらかじめエア供給孔110、排気孔111、および検出孔112が形成してあり、固定金型100に嵌め込まれた固定ガス抜きブロック10は、空圧ポート15がエア供給孔110と、排気ポート16が排気孔111と、そして検出ポート17が検出孔112とそれぞれ連通するように相互間の位置決めがなされている。
【0039】
固定ガス抜きブロック10を固定金型100に形成した凹部101に嵌め込み装着した後、エア供給孔110、排気孔111、および検出孔112を通して六角レンチ等の工具を各シールブッシュ70,80,90のねじ操作部76,86,96に係合させ、各シールブッシュ70,80,90が各ポート15,16,17から抜き出る方向に回転操作する。この回転操作にともない各シールブッシュ70,80,90が各ポート15,16,17の内側から外方へ移動してくると、各シールブッシュ70,80,90の端面シール部75,85,95を構成するシール部材74,84,94が、固定金型100に形成した凹部101の内壁に当接する。これにより、各ポート15,16,17と固定金型100との間が確実にシールされる。
【0040】
その後、固定金型100に形成された排気孔111を通して排気スリーブ60を排気シールブッシュ80の中空部83に螺合する。この作業は、六角レンチ等の工具を排気スリーブ60に形成したねじ操作部62に係合させることで簡単かつ正確に行うことができる。排気シールブッシュ80にねじ込まれた排気スリーブ60の先端部分は、図7(a)に示すように、固定ガス抜きブロック10の内部に形成された挿入空間13aに配置される。そして、図7(b)に拡大して示すように、排気スリーブ60の先端開口部とノズル50の先端部との間に狭小間隙Dが形成される。この狭小間隙Dは、排気スリーブ60のねじ込み量を微調整することで任意に設定することができる。
【0041】
狭小間隙Dは、ノズル50とともに負圧発生部Aを構成する。すなわち、後述するようにエア供給通路14を介して供給される圧縮エアは、この狭小間隙Dをぬけて排気スリーブ60の中空部61(すなわち、排気通路)へ排出されるが、このときベルヌーイの定理に基づきノズル50の中空部内は減圧されて負圧になる。この負圧は、ガス抜き通路12ないし湯吹き防止通路30に吸引圧力として作用する。
本実施形態の金型ガス抜き装置は、このように負圧発生部Aに生じた負圧をもって、金型のキャビティ300内に残存するガスを吸引し、ガス抜き通路12からノズル50の中空部を経由して排気スリーブ60の中空部61(すなわち、排気通路)へ排出する構成となっている。
【0042】
図8に示すように、固定金型100に形成したエア供給孔110には、外側開口部に空圧ラインカプラ120が装着されている。そして、図9に示すようにエア供給源121は、コントロールボックス122を介してこの空圧ラインカプラ120に接続される。エア供給源121からの圧縮エアは、コントロールボックス122の制御をもってエア供給孔110に供給される。なお、固定金型100に形成した排気孔111には、外側開口部にサイレンサー130が装着され、排気音の低減が図られている。
【0043】
固定金型100に形成した検出孔112には、図8に示すように、外側開口部に検出ラインカプラ140が装着されている。そして、図9に示すように、検出ラインカプラ140を介して圧力センサ141が接続されている。したがって、ノズル50の中空部内の圧力変動は、検出通路13bおよび検出孔112を通して圧力センサ141で検出される。
【0044】
次に、この圧力センサ141の作用について説明する。
まず、波板状の湯吹き防止通路30を介してキャビティ300内のガスを充分に吸引排出している場合は、ノズル50の中空部内の真空圧力は一定の値に安定している。
これに対し、金属溶湯がオーバーフローしてガス抜き通路12に至り同通路12を閉塞したり、また波板状の湯吹き防止通路30に鋳バリが残留していたり、若しくは湯吹き防止通路30に金属酸化物や微粉末が離型剤とともに堆積していた場合などにおいては、それが障害となりキャビティ300内のガスを吸引排出できない状態を招くことになる。このとき、ノズル50の中空部内の真空圧力が正常値にくらべ大きく上昇するため、この圧力変化を圧力センサ141により検出することで、迅速に動作不良を見つけ適切な対処が可能となる。
【0045】
一方、金型ガス抜き装置の故障、コントロールボックス122の操作上の不手際およびサイレンサー130への過度な塵埃の堆積等により、充分な負圧が発生しない場合は、ノズル50の中空部内の真空圧力が正常値にくらべ著しく低下するため、この圧力変化を圧力センサ141により検出することで、この場合も迅速に動作不良を見つけ適切な対処が可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、固定金型に嵌め込まれる固定ガス抜きブロックの内部に負圧発生部Aを形成したので金型内部で負圧が発生し、したがって、金型の加熱に伴う膨張に影響されることなくキャビティ内のガスを効率的に排気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る金型用ガス抜き装置の概要を示す側面断面図である。
【図2】固定ガス抜きブロックの正面図である。
【図3】可動ガス抜きブロックの正面図である。
【図4】固定ガス抜きブロックの内部構造を分解して示す正面断面図である。
【図5】組み立て途中の固定ガス抜きブロックの内部構造を示す正面断面図である。
【図6】固定ガス抜きブロックを固定金型に嵌め込んだ状態を示す一部断面正面図である。
【図7】組み立て後の固定ガス抜きブロックの内部構造を示す正面断面図である。
【図8】固定ガス抜きブロックが嵌め込まれた固定金型の外観構成を示す正面図である。
【図9】固定ガス抜きブロックに関連する機器の構成図である。
【符号の説明】
10:固定ガス抜きブロック
11:凸条
12:ガス抜き孔
13:中空部
13a:排気スリーブの挿入空間
13b:検出通路
14:エア供給通路
15:空圧ポート
15a:雌ねじ
16:排気ポート
16a:雌ねじ
17:検出ポート
17a:雌ねじ
20:可動ガス抜きブロック
21:凹条
22:押出しピン
23:深溝
24:ピン
30:湯吹き防止通路
31:溶湯トラップ
40:ニップル
41:テーパ孔
50:ノズル
60:排気スリーブ
60a:雄ねじ
61:中空部(排気通路)
62:ねじ操作部
70:空圧シールブッシュ
70a:雄ねじ
71:シール部材
72:周面シール部
73:中空部
74:シール部材
75:端面シール部
76:ねじ操作部
80:排気シールブッシュ
80a:雄ねじ
81:シール部材
82:周面シール部
83:中空部
83a:雌ねじ
84:シール部材
85:端面シール部
86:ねじ操作部
90:検出シールブッシュ
90a:雄ねじ
91:シール部材
92:周面シール部
93:中空部
94:シール部材
95:端面シール部
96:ねじ操作部
100:固定金型
101:凹部
110:エア供給孔
111:排気孔
112:検出孔
120:空圧ラインカプラ
121:エア供給源
122:コントロールボックス
130:サイレンサー
140:検出ラインカプラ
141:圧力センサ
200:可動金型
201:凹部
300:キャビティ
301:ガス抜き孔
A:負圧発生部     D:狭小間隙

Claims (8)

  1. 固定金型に嵌め込まれる固定ガス抜きブロックと、可動金型に嵌め込まれ同金型の閉塞に伴い前記固定ガス抜きブロックに当接する可動ガス抜きブロックとを備え、これら各ガス抜きブロックの当接面に金型キャビティと連通する波形状の湯吹き防止通路が形成された金型用ガス抜き装置であって、
    前記固定ガス抜きブロックは、内部に、
    ガス抜き通路を介して前記湯吹き防止通路と連通するノズルと、このノズルの開口部周囲に形成された狭小間隙とを含み、該狭小間隙に圧縮エアを流動させることで前記ノズルの中空部内を負圧にする負圧発生部を有し、
    かつ、外部から供給される圧縮エアを前記負圧発生部の狭小間隙に導くエア供給通路と、このエア供給通路を通して前記負圧発生部の狭小間隙に導かれた圧縮エアを前記固定金型に形成された排気孔を介して外部へ排気する排気通路と、を備えることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  2. 請求項1の金型用ガス抜き装置において、
    前記固定ガス抜きブロックに装着される円管状の排気スリーブを備え、この排気スリーブの中空部により前記排気通路が形成されるとともに、該排気スリーブの先端と前記ノズルの開口端との間に前記狭小間隙が形成されることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  3. 請求項2の金型用ガス抜き装置において、
    外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の排気シールブッシュを備え、
    前記固定ガス抜きブロックには、前記固定金型と接する端面に開口するとともに前記排気スリーブが挿入可能な中空部が形成されており、
    この中空部の開口部内周面には、少なくとも一部に前記排気シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、前記固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ前記排気シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじが形成されており、
    かつ、前記排気シールブッシュは、前記固定金型に形成された排気孔を通して前記雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い前記固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して前記固定金型に圧接するシール部とを備えることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  4. 請求項3の金型用ガス抜き装置において、
    前記排気スリーブの外周面には、少なくとも一部に前記排気シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと逆の螺旋方向に雄ねじが形成されており、
    かつ、前記排気シールブッシュの内周面には、前記排気スリーブの外周面に形成された雄ねじが螺合する雌ねじが形成されていることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の金型用ガス抜き装置において、
    外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の空圧シールブッシュを備え、
    前記エア供給通路は、前記固定ガス抜きブロックの前記固定金型と接する端面に開口するとともに、この開口を通して前記固定金型に形成されたエア供給孔と連通し、
    前記エア供給通路の開口部内周面には、少なくとも一部に前記空圧シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、前記固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ前記空圧シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじが形成されており、
    かつ、前記空圧シールブッシュは、前記固定金型に形成されたエア供給孔を通して前記空圧シールブッシュの雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い前記固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して前記固定金型に圧接するシール部とを備えることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の金型用ガス抜き装置において、
    前記固定ガス抜きブロックには、内部に前記ノズルの中空部に連通するとともに、前記固定金型と接する端面に開口し、この開口から前記固定金型に形成された検出孔を通して外部に設けられた圧力センサにつながる検出通路が形成されていることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  7. 請求項6の金型用ガス抜き装置において、
    外周面の少なくとも一部に雄ねじが形成された円筒状の検出シールブッシュを備え、
    前記検出通路の開口部内周面には、少なくとも一部に前記検出シールブッシュの外周面に形成された雄ねじと螺合し、前記固定ガス抜きブロックの端面よりも内側へ前記検出シールブッシュをねじ込み可能な雌ねじが形成されており、
    かつ、前記検出シールブッシュは、前記固定金型に形成された検出孔を通して前記検出シールブッシュの雄ねじを回転操作するためのねじ操作部と、この回転操作に伴い前記固定ガス抜きブロックの端面よりも外側へ移動して前記固定金型に圧接するシール部とを備えることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の金型用ガス抜き装置において、
    前記可動ガス抜きブロックには、前記湯吹き防止通路の終端部分に形成した深溝と、この深溝の内底部から前記ガス抜き通路内へ延出するテーパ形状のピンとを含む溶湯トラップが形成されていることを特徴とする金型用ガス抜き装置。
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