JP2004113687A - 内視鏡の送水装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】送水ポンプの加圧状態で送水チューブを不用意に送水管路の送水端から外したときに水が噴出することがなく、かつ洗浄や消毒の際に送水チューブ流路を開くことができる内視鏡の送水装置を提供する。
【構成】挿入部先端に開口する吐出端とコネクタ部に開口する送水端とを有する送水管路を備えた内視鏡;この内視鏡の送水管路の送水端に着脱される送水チューブ;及びこの送水チューブに加圧された水を与える加圧送水源;を有する内視鏡の送水装置において、上記送水チューブに、常温では該送水チューブを閉じ、加熱されたとき該送水チューブを開く形状記憶合金からなる常閉バルブを設け、上記送水管路の送水端に、上記送水チューブが接続されたとき該常閉バルブを強制的に開く開放部材を設けたことを特徴とする内視鏡の送水装置。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内視鏡の送水装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
内視鏡には一般に、その挿入部先端に設けられた対物レンズを洗浄するための送水管路が備えられている。この送水管路は挿入部先端の吐出端から操作部側(ユニバーサルチューブ)の送水端に延長されており、この送水端に、送水タンクに連なる送水チューブが接続される。送水タンクは、エアポンプで加圧されており、操作部の送水ボタンを操作すると、加圧水が送水管路の吐出端から吐出され、対物レンズを洗浄する。
【0003】
この内視鏡の送水装置では、送水タンクが加圧されているため、不用意にエアポンプを止めずに送水チューブを送水端から外すと、送水タンク内の水が噴出してしまう。このため従来、送水チューブに逆止弁を設けることが行われているが、逆止弁は、送水チューブを外したとき自動的に流路を閉じてしまう(送水ボトルの内外を遮断してしまう)ので、送水チューブを外した状態で行う洗浄や消毒が困難になるという問題があった。
【0004】
【特許文献】
特開平9−135808号公報
【0005】
【発明の目的】
本発明は、以上の問題意識に基づき、送水ポンプの加圧状態で送水チューブを不用意に送水管路の送水端から外したときに水が噴出することがなく、かつ洗浄や消毒の際に送水チューブ流路を開くことができる内視鏡の送水装置を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明の内視鏡の送水装置は、挿入部先端に開口する吐出端とコネクタ部に開口する送水端とを有する送水管路を備えた内視鏡;この内視鏡の送水管路の送水端に着脱される送水チューブ;及びこの送水チューブに加圧された水を与える加圧送水源;を有する内視鏡の送水装置において、上記送水チューブに、常温では該送水チューブを閉じ、加熱されたとき該送水チューブを開く形状記憶合金からなる常閉バルブを設け、上記送水管路の送水端に、上記送水チューブが接続されたとき該常閉バルブを強制的に開く開放部材を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
まず、図1乃至図3に基づいて、本発明の対象とする内視鏡の構成例を説明する。図1に示す内視鏡10は医療用の電子内視鏡であり、体腔内に挿入される挿入部11とその基部側に接続された操作部12を有している。挿入部11は、先端側から順に先端部13、湾曲部14及び可撓管部15を有しており、さらに可撓管部15が連結部16を介して操作部12に接続している。操作部12からはユニバーサルチューブ17が延設されており、該ユニバーサルチューブ17の末端に設けたコネクタ部18は、内視鏡本体とは別体のプロセッサ20に着脱可能となっている。
【0008】
挿入部11のうち、可撓管部15は柔軟で可撓性を有している。周知のように、操作部12に設けた湾曲操作ノブを回動操作することによって、湾曲部14が湾曲される。
【0009】
先端部13は硬性部材により構成されており、該先端部13には、対物レンズ25、配光レンズ、処置具挿通チャンネル出口、副送水チャンネル出口、送気チャンネル22及び送水チャンネル(送水管路)23の出口である送気送水ノズル24(図2参照)等が形成されている。
【0010】
対物レンズ25は、先端部13に凹設された保持孔21内に固定されており、対物レンズ25で結像された観察像は、CCD26からユニバーサルチューブ17のコネクタ部18まで配設された画像信号伝送用ケーブル27を介して、電子画像信号としてプロセッサ20の画像処理装置に送られる。プロセッサ20では、電子画像をモニタに表示したり画像記録媒体に記録することができる。操作部12には、画像処理関連の遠隔操作を行うための複数のリモート操作ボタンスイッチ28が設けられている。
【0011】
また、先端部13の配光レンズには、ユニバーサルチューブ17のコネクタ部18から挿入部11の先端部13まで配設されたライトガイドファイババンドルを介して、プロセッサ20に設けた光源からの照明光が与えられる。
【0012】
連結部16には、鉗子や高周波焼灼処置具といった処置具を挿入するための処置具挿入口突起29が設けられており、該処置具挿入口突起29から内視鏡内方に向けて、先端部13に形成した出口へ接続する処置具挿通チャンネル(不図示)が延設されている。この処置具挿通チャンネルは、一端が負圧源に接続された吸引チューブ(いずれも不図示)に接続されている。
【0013】
吸引ボタン33を押圧しない状態では、例えば、処置具挿入口突起29から鉗子などの処置具を挿入させ、処置具挿通チャンネルを通して先端部13から突出させることができる。
一方、処置具挿通チャンネルを吸引用の管路として使用するときには、吸引ボタン33を押圧する。すると、負圧源の負圧が吸引チューブを介して処置具挿通チャンネルまで及ぶようになる。したがって、先端部13における処置具挿通チャンネルの出口から、体液等の流体を吸引することができる。
【0014】
また、操作部12の後端部には、副送水を注入するための副送水注入口37が設けられている。副送水注入口37は、電子内視鏡10の内部を貫通する副送水チャンネル(不図示)の後端部に接続している。副送水注入口37には図示しない副送水送出源から延びるチューブが接続可能である。よって、副送水チャンネルを通して先端部13へ副送水を送ることができる。副送水とは、後述する送水チャンネル23による送水とは別に、先端部13から観察対象へ向けて射出される液体であり、観察対象の洗浄や染色に用いられる。
【0015】
電子内視鏡10はさらに、以下に説明する送気送水機構を具備しており、この送気送水機構がプロセッサ20および洗浄水入りの送水ボトル(加圧送水源)40と連係しながら作動することにより、先端部13に設けた対物レンズ25へ向けて洗浄水を噴出したり、該対物レンズ25の表面から洗浄水や体液などの水滴を除去するために、先端部13に設けた送気送水ノズル24に対して送気または送水することができる。
【0016】
図3に示すように、送水ボトル40は、プロセッサ20のケース20aに固着された不図示のホルダを介して、ケース20aに取り付けられており、送水ボトル40の内部からキャップ41を貫通してユニバーサルチューブ17内へ送水チューブ(送水管路)42が延出している。送水ボトル40内における送水チューブ42の入口部は、該送水ボトル40のほぼ底面近くに位置している。
図4に拡大して示すように、送水チューブ42の出口部42aの先端には円筒状の取付金具42bが固着されており、この取付金具42bの外周面には固定用ナット42cが回転自在に装着されている。さらに、コネクタ部18の表面に突設された円筒状の口金(開放部材)18aの外周面にはネジ溝が形成されており、このネジ溝に固定用ナット42cを螺合することにより、送水チューブ42が口金18aに接続されている。
【0017】
一方、送水ボトル40の入口部付近には、送気チューブ45の端部が開口している。送気チューブ45は、キャップ41を上下方向に貫通して送水ボトル40内に開口すると同時に、キャップ41を左右方向に貫通してプロセッサ20内の送気ポンプ(加圧送水源)46に接続している。
送水ボトル40からコネクタ部18近傍までの区間では、送気チューブ45が送水チューブ42の周囲を覆った二重構造のチューブとなっており、これよりコネクタ部18側の区間では、送気チューブ45が送水チューブ42から枝分かれし、口金47によってコネクタ部18に接続されている。
ユニバーサルチューブ17内では、この送気チューブ45と送水チューブ42は各々独立した一本のチューブとなり、電子内視鏡10の内部において、送気送水ボタン43の下部に設けられた送気送水シリンダ(不図示)に接続している。さらに、この送気送水シリンダには、上述した送気チャンネル22と送水チャンネル23がそれぞれ接続している。
【0018】
図5乃至図11に示すように、送水チューブ42の内部には常閉バルブ50が設けられている。この常閉バルブ50は、送水チューブ42のコネクタ部18側の端部内面に固着された基部51と、この基部51に連なる直線部53と、直線部53の先端と連続する楕円形の弁体55とからなる。また、直線部53と弁体55は、送水チューブ42内の温度が所定温度より高温になると、後述するような形状に変化する形状記憶合金からなっている。
この常閉バルブ50は、図8及び図9に示すように、送水チューブ42が口金18aに接続していないときは、送水チューブ42内を完全に閉塞するが、図10及び図11に示すように、送水チューブ42を口金18aに接続すると、口金18aが直線部53を押圧して、弁体55が送水チューブ42内を開放し、送水ボトル40側から電子内視鏡10側へ洗浄水が流れるのを許容する。
【0019】
送水ボトル40内に洗浄水が溜まっている状態で送気ポンプ46により圧縮空気を送り出すと、該送気ポンプ46は送気チューブ45に連通しているため、送気チューブ45の内部に正圧がかかる。同時に、圧縮空気は送水ボトル40内の洗浄水にも圧力をかけるため、送水チューブ42内に洗浄水が流入して送気送水シリンダ側に洗浄水が送られる。つまり送気ポンプ46を動作させると、送気チューブ45と送水チューブ42に対して送気及び送水が行われる。
【0020】
送気送水ボタン43の上面には、送気送水ボタン43を長手方向に貫通する逃がし孔(不図示)が穿設されている。
従って、送気チューブ45に送気が行われており、かつ、送気送水ボタン43を押圧しない状態で術者が、逃がし孔を手で塞ぐと、送気チューブ45と送気チャンネル22が送気送水シリンダの内部において連通し、送気送水ノズル24から空気が噴射する。一方、術者が逃がし孔を塞がなければ、送気チューブ45内の加圧された空気は、逃がし孔から電子内視鏡10の外部に排出され、送気送水ノズル24から空気が噴射することはない。
【0021】
送気送水ボタン43を押圧すると、送気送水シリンダの内部において、送水チューブ42と送水チャンネル23が連通するようになり、送水チューブ42内の洗浄水が送水チャンネル23側に流れ、送気送水ノズル24から洗浄水が対物レンズ25の外面に向けて噴射される。
【0022】
固定用ナット18bを緩めた後に、送水チューブ42を口金18aから抜き取ると、図8に示すように弁体55が送水チューブ42内を完全に閉じるので、不用意に送気ポンプ46を止めずに送水チューブ42を口金18aから抜き取っても、送水チューブ42内に残っている洗浄水が出口端から流れ出るおそれはない。
【0023】
さらに、送水チューブ42を、送水ボトル40及びコネクタ部18から取り外した後に、送水チューブ42内に洗浄作用や減菌作用のある高温流体を流すと、形状記憶合金からなる直線部53と弁体55が図12に示すように変形し、送水チューブ42内が開放される。従って、この高温流体は送水チューブ42内を自由に流れるようになるので、送水チューブ42内の洗浄・減菌を簡単に行うことができる。
【0024】
このように本実施形態では、送気ポンプ46の加圧状態で送水チューブ42を不用意に口金18aから取り外しても、送水チューブ42の出口端から洗浄水が噴出することはない。しかも、送水チューブ42を送水ボトル40及び口金18aから取り外した後に、送水チューブ42内に洗浄・減菌作用のある高温流体を流すと、常閉バルブ50が変形し送水チューブ42内が開放されるので、送水チューブ42内の洗浄や減菌を簡単に行うことができる。
【0025】
次に、本発明の第2の実施形態について、図13及び図14を参照しながら説明する。
なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0026】
本実施形態の送水チューブ42の出口端部近傍は、その断面形状が方形をなす方形部42bとなっており、この方形部42dには、口金18aに接続する円筒部42eが突設されている。円筒部42eの内壁には、常閉バルブ60の基部61が固着されており、さらに基部61には正面視方形をなす弁体63が連設されており、弁体63の先端は折曲片63aとなっている。
弁体63は、送水チューブ42内の温度が所定温度より高温になると、後述するような形状に変化する形状記憶合金からなっている。
【0027】
この常閉バルブ60は、図13の実線及び図14に示すように、送水チューブ42が口金18aに接続していないときは、弁体63の両側面が方形部42dの内面に密接し、かつ、折曲片63aが方形部42dの底面に密接することにより、送水チューブ42内を完全に閉塞する。一方、図13の仮想線で示すように、送水チューブ42を口金18aに接続すると、口金18aが弁体63の基部を押圧して、折曲片63aが方形部42dの底面から離れ、弁体63が送水チューブ42内を開放するので、送水ボトル40側から電子内視鏡10側へ洗浄水が流れるようになる。
【0028】
さらに、送水チューブ42を、送水ボトル40及びコネクタ部18から取り外した後に、送水チューブ42内に洗浄作用や減菌作用のある高温流体を流すと、形状記憶合金からなる弁体63が図13の仮想線に示すように変形し、方形部42d内を開放するので、この高温流体は送水チューブ42内を自由に流れることができ、送水チューブ42内の洗浄・減菌を簡単に行うことができる。
【0029】
次に、本発明の第3の実施形態について、図15乃至図18を参照しながら説明する。
なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0030】
本実施形態の送水チューブ42の出口端内周面には、略筒状をなす弁体支持部材70が固着されている。この弁体支持部材70の出口端側端部には内向きの環状フランジ72が連設され、長手方向の中間部には、環状フランジ72より肉厚でかつ内方への突出量が大きい、環状のストッパフランジ74が連設されており、さらに、出口端と反対側の端部には、内向き環状の抜け止め用フランジ76が連設されている。
【0031】
ストッパフランジ74と抜け止め用フランジ76の間には、その直径が、ストッパフランジ74及び抜け止め用フランジ76の内径孔74a、76aの径より大きい球体78が配設されている。さらに、ストッパフランジ74の内径孔74aは、その全周が面取りされている。
図16に示すように、弁体支持部材70の内面には、ストッパフランジ74と抜け止め用フランジ76の間に位置する3本のリブ80が設けられており、これらのリブ80が球体78の側面に接触することにより、球体78は、弁体支持部材70の軸線方向にのみ移動自在となっている。さらに、抜け止め用フランジ76と球体78の間には圧縮バネSが縮設されており、この圧縮バネSにより、球体78は、常時出口端側に付勢されており、ストッパフランジ74の内径孔74aを塞いでいる。
【0032】
環状フランジ72とストッパフランジ74の間には、形状記憶合金からなるとともに、螺旋状に巻回された多段状リング部材82が配設されており、その出口端と反対側の端部には、球体78側を向く押圧片84が形成されている。
環状フランジ72と多段状リング部材82の間には、筒状をなす移動体86が、弁体支持部材70の軸線方向に摺動自在に設けられており、移動体86の内径側端部には、環状フランジ72を超えて出口端側に突出する受片86aが設けられている。
また、上記の内径孔74a、球体78、多段状リング部材82、移動体86、圧縮バネSにより常閉バルブ88が構成されている。
【0033】
図15に示すように、送水チューブ42の出口端を口金18aから抜き取ると、圧縮バネSの付勢力により球体78が内径孔74aを塞ぐので、送水チューブ42内に残っている洗浄水が出口端から流れでることはない。
一方、図17に示すように、送水チューブ42の出口端を口金18aに接続すると、口金18aが移動体86の受片86aを押圧し、移動体86が多段状リング部材82を球体78側に押圧し、押圧片84が、圧縮バネSの付勢力に抗して球体78を押圧するので、内径孔74aが開放される。従って、洗浄水が送水チューブ42内を自由に流れるようになる。
【0034】
さらに、図18に示すように、送水チューブ42を、送水ボトル40及びコネクタ部18から取り外した後に、送水チューブ42内に洗浄作用や減菌作用のある高温流体を流すと、形状記憶合金からなる多段状リング部材82が、圧縮バネSの付勢力に抗して弁体支持部材70の軸線方向に伸長し、押圧片84が球体78を押圧するので、内径孔74aが開放される。従って、この高温流体は送水チューブ42内を自由に流れることができ、送水チューブ42内の洗浄・減菌を簡単に行うことができる。
【0035】
最後に、本発明の第4の実施形態について、図19及び図20を参照しながら説明する。
なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
【0036】
本実施形態では、送水チューブ42の出口端部に、着脱自在な接続用筒部90を取り付けて、この接続用筒部90の内面に常閉バルブ100を固着している。接続用筒部90は、コネクタ部18の口金18aに対して着脱自在な部材であり、さらに、常閉バルブ100は形状記憶合金からなるものであり、その基部102が接続用筒部90の内面に固着されている。
【0037】
図19に示すように、接続用筒部90を口金18aから切り離すと、弁体104が送水チューブ42の内部を閉塞する。
一方、不図示の口金18aを接続用筒部90に接続して、口金18aを弁体104に接触させると、口金18aにより弁体104が変形させられ(不図示)、弁体104が送水チューブ42内を開放する。
さらに、送水チューブ42を、送水ボトル40及びコネクタ部18から取り外した後に、送水チューブ42内に洗浄作用や減菌作用のある高温流体を流すと、形状記憶合金からなる弁体104が変形して(不図示)、送水チューブ42内を開放するので、この高温流体は送水チューブ42内を自由に流れることができ、送水チューブ42内の洗浄・減菌を簡単に行うことができる。
【0038】
そして、常閉バルブ100を繰り返し長時間使用した結果、常閉バルブ100が損傷したり、常閉バルブ100の形状記憶機能が損なわれたりした場合には、図20に示すように接続用筒部90を送水チューブ42から切り離し、新しい接続用筒部90(不図示)を送水チューブ42に取り付けることにより、常閉バルブ100を簡単に交換することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、送水ポンプの加圧状態で送水チューブを不用意に送水管路の送水端から外したときに水が噴出することがなく、かつ洗浄や消毒の際に送水チューブ流路を開くことができる内視鏡の送水装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子内視鏡を示す全体図である。
【図2】電子内視鏡の先端部の拡大断面図である。
【図3】電子内視鏡のコネクタ部とプロセッサと送水ボトルの接続関係を示す縦断側面図である。
【図4】図3のVI部を拡大して示す縦断側面図である。
【図5】電子内視鏡のコネクタ部と送水チューブの拡大分解斜視図である。
【図6】形状記憶合金からなる常閉バルブの拡大平面図である。
【図7】同常閉バルブの拡大側面図である。
【図8】常温下において、送水チューブを口金から取り外すことにより、常閉バルブが管路を閉じた状態を示す拡大縦断側面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う拡大縦断正面図である。
【図10】送水チューブが口金に接続されることにより、常閉バルブが管路を開いた状態を示す拡大縦断側面図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿う拡大縦断正面図である。
【図12】送水チューブを口金から外し、管路内に高温流体を流したときに、常閉バルブが管路を開いた状態を示す拡大縦断側面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の口金と送水チューブの接続状態を示す縦断側面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。
【図15】本発明の第3の実施形態の送水チューブとコネクタ部の口金とを切り離した状態を示す縦断側面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線に沿う縦断正面図である。
【図17】送水チューブが口金に接続されることにより、常閉バルブが管路を開いた状態を示す拡大縦断側面図である。
【図18】送水チューブを口金から外し、管路内に高温流体を流したときに、常閉バルブが管路を開く状態を示す拡大縦断側面図である。
【図19】本発明の第4の実施形態の送水チューブと接続用筒部の接続状態を示す拡大縦断側面図である。
【図20】接続用筒部を送水チューブから外した状態を示す、拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
10  電子内視鏡
11  挿入部
12  操作部
13  先端部
14  湾曲部
15  可撓管部
16  連結部
17  ユニバーサルチューブ
18  コネクタ部
18a 口金(開放部材)
18b 固定用ナット
20  プロセッサ
20a ケース
22  送気チャンネル
23  送水チャンネル(送水管路)
24  送気送水ノズル
25  対物レンズ
26  CCD
27  画像信号伝送用ケーブル
28  リモート操作ボタンスイッチ
29  処置具挿入口突起
33  吸引ボタン
37  副送水注入口
40  送水ボトル(加圧送水源)
41  キャップ
42  送水チューブ(送水管路)
42a 出口部
42b 方形部
42c 円筒部
43  送気送水ボタン
45  送気チューブ
46  送気ポンプ(加圧送水源)
47  口金
50  常閉バルブ
51  基部
53  直線部
55  弁体
60  常閉バルブ
61  基部
63  弁体
63a 折曲片
70  弁体支持部材
72  環状フランジ
74  ストッパフランジ
74a 内径孔
76  抜け止め用フランジ
76a 内径孔
78  球体
80  リブ
82  多段状リング部材
84  押圧片
86  移動体
86a 受片
88  常閉バルブ
90  接続用筒部
100 常閉バルブ
102 基部
104 弁体
S   圧縮バネ

Claims (1)

  1. 挿入部先端に開口する吐出端とコネクタ部に開口する送水端とを有する送水管路を備えた内視鏡;
    この内視鏡の送水管路の送水端に着脱される送水チューブ;及び
    この送水チューブに加圧された水を与える加圧送水源;
    を有する内視鏡の送水装置において、
    上記送水チューブに、常温では該送水チューブを閉じ、加熱されたとき該送水チューブを開く形状記憶合金からなる常閉バルブを設け、
    上記送水管路の送水端に、上記送水チューブが接続されたとき該常閉バルブを強制的に開く開放部材を設けたことを特徴とする内視鏡の送水装置。
JP2002284868A 2002-09-30 2002-09-30 内視鏡の送水装置 Expired - Fee Related JP4231266B2 (ja)

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