JP4199445B2 - 内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡 - Google Patents

内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を使用して患部の検査、処置等を行う際、レンズの曇り除去や患部に付着した汚物除去のための送気、送液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光源装置あるいは電子内視鏡装置のプロセッサの側面に送気、送液用ボトルが取り付けられており、送気、送液用ボトルは、チューブを介して、撮像素子を備えたビデオスコープあるいはファイバスコープ内に形成された送気、送液チャンネルと接続される。また、光源装置あるいはプロセッサ内には送気、送液用のポンプが設けられており、ポンプから排出される圧縮空気は、送気、送液チャンネルおよびボトルへ選択的に送られる。
【0003】
送気を実行する場合、すなわち、スコープ先端から空気を吐出する場合、ポンプからの圧縮空気がそのままスコープ内の送気用管路へ送られる。一方、送液を実行する場合、すなわち、スコープ先端から水などの液体を吐出する場合、ポンプからの空気がボトル内へ導かれ、液面が加圧される。この加圧によってボトルから水が吸い上げられ、スコープ内の送液用管路を通って先端部まで流れていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光源を独自に備える携帯用内視鏡で送気、送液を実行する場合、上記のような固定式(卓上式)の光源装置あるいは電子内視鏡装置に適合させた送気、送液装置は使用しにくい。すなわち、携帯用内視鏡から光源装置等まで送気、送液用のケーブルを接続する必要があり、携帯用内視鏡の特徴である携帯性を大きく損なう。また、従来の送気、送液機構では、送液経路と送気経路が完全に隔離されていないため、ボトルが傾き、あるいは倒れた場合、送気用管路に水(液体)が流れ出し、送液を実行していないにも関わらずスコープ先端部から水が吐出してしまう恐れがある。
【0005】
そこで本発明では、送液を実行していないときに水(液体)が誤ってスコープ先端部から吐出することを防ぎ、携帯用内視鏡に適した内視鏡用送気・送液装置、およびそのような送気・送液装置を備えた携帯用内視鏡を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯用内視鏡は、送気、送液処理用の構成を備えた携帯用内視鏡であり、先端部から気体を吐出するための送気用管路と、送気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、該先端部から液体を吐出するための管路であって、ボトル内と連通する送液用管路とを備える。ボトルにはキャップが取り付けられており、キャップ内部は、送気用管路の一部を構成する。そして、キャップには逆止弁が設けられており、逆止弁は、送気用管路内の空間とボトル内の空間との間に介在し、送気用管路内が加圧されたときのみボトル内へ送気用管路内の空気を通すことを特徴とする。逆止弁により、タンク内は、送液用管路を除いてキャップによって密閉される。
【0007】
送気、送液の実行に関しては、例えば、従来の内部に逆止弁を備えた送気、送液スイッチを適用すればよい。送気を実行する場合、送液用管路は送気、送液スイッチによって空間的繋がりが遮断され、送気用管路がポンプから内視鏡先端部まで連通する。従って、ポンプからの気体が送気用管路を流れ、先端部から吐出する。一方、送液を実行する場合、送気用管路の空間的繋がりが送気、送液スイッチによって遮断され、ポンプからの気体が送気用管路内の加圧によって逆止弁を通ってボトル内に入る。その結果、ボトル内の液体に浸されていない空間が加圧されるが、ボトルが密閉されているため、ボトル内の液体が加圧によって送液用管路を流れていき、先端部から吐出する。
【0008】
携帯用内視鏡は、独自に光源を備えた内視鏡であり、光源装置に接続させる必要のない内視鏡である。上記のような送気、送液用の構成を携帯用内視鏡に設けることによって、携帯性を損なうことなく、送気、送液処理を実行することができる。また、逆止弁によって送気用管路と送液用管路が空間的に遮断されている。そのため、携帯用内視鏡を操作している間にボトルが傾いた場合にも、誤ってボトル内の液体が送気用管路を流れて先端部から吐出することがない。
【0009】
本発明の他の局面における携帯用内視鏡は、先端部から気体を吐出するための送気用管路と、送気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、送気用管路の空間とボトル内の空間との繋がりを遮断し、送液時のみ送気用管路内の気体をボトル内へ通過させる流れ方向制御手段と、該先端部から液体を吐出するための管路であって、ボトル内と連通する送液用管路とを備える。送気を実行する場合、ポンプからの気体が送気用管路を流れていく。送液を実行する場合、送気用管路内の気体が流れ方向制御手段を通ってボトル内に入り、ボトル内が加圧されることによってボトル内の液体が送液用管路を流れていく。流れ方向制御手段は、例えば逆止弁あるいは通気非通水膜である。
【0010】
本発明の内視鏡用送気・送液装置は、内視鏡に形成された、先端部から気体を吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出するための送液用管路とにそれぞれ気体および液体を送る内視鏡用送気・送液装置であり、特に、光源装置を独自に備えた携帯用内視鏡に適した送気・送液装置である。送気・送液装置は、送気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、ボトルのキャップであって送気用管路の一部を構成するキャップと、該先端部から液体を吐出するための管路であって、ボトル内と連通する送液用管路と、キャップにおける送気用管路内の空間とボトル内の空間との間に介在し、送気用管路内が加圧されたときのみ送気用管路をボトル内へ通す逆止弁とを備え、送液用管路がタンク内と連通するとともに、タンク内が送液用管路を除いてキャップによって密閉される。送気を実行する場合、ポンプからの気体が送気用管路を流れていく。送液を実行する場合、送気用管路内の気体が送気用管路内の加圧によって逆止弁を通ってボトル内に入り、ボトル内の液体が送液用管路を流れていく。
【0011】
本発明の他の局面における内視鏡用送気・送液装置は、内視鏡に形成された、先端部から気体を吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出するための送液用管路とにそれぞれ気体および液体を送る内視鏡用送気・送液装置であって、送気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、送気用管路の空間とボトル内の空間との繋がりを遮断し、送液時のみ送気用管路内の気体をボトル内へ通過させる流れ方向制御手段とを備え、送液用管路がタンク内と連通するとともに、タンク内が送液用管路を除いて密閉される。送気を実行する場合、ポンプからの気体が送気用管路を流れていく。送液を実行する場合、送気用管路内の気体が送気用管路内の加圧によって流れ方向制御手段を通ってボトル内に入り、ボトル内の液体が送液用管路を流れていく。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を参照して、本発明の実施形態である携帯用内視鏡について説明する。
【0013】
図1は、第1の実施形態である携帯用内視鏡の平面図である。
【0014】
ファイバスコープ10は、独自に光源を備えた携帯型のファイバスコープであり、先端部15を含む湾曲部14、可撓性の挿入部16、操作部12、接眼部17から構成されるとともに、接続部18を介して送気、送水ユニット25が取り付けられている。手術、検査等を行う場合、医師などのオペレータによって操作部12が把持され、挿入部16から湾曲部15、先端部14に渡って体内に挿入される。
【0015】
先端部15には、複数の発光ダイオード19(一部を図示)が設けられており、送気、送水ユニット25に設けられたランプ点灯スイッチ27をONにすることによって点灯する。発光ダイオード19から放射された光は先端部15から観察部位Sに向けて射出し、これにより観察部位Sが照射される。観察部位Sにおいて光は反射し、反射した光は先端部15に設けられた対物レンズ(図示せず)を介してイメージガイド(図示せず)の入射端に入射する。これにより、観察部位Sの画像が入射端に形成される。イメージガイドは、光学的に画像を伝達するための光ファイバ束であり、先端部15から接眼部17にまで渡って設けられている。観察部位Sの画像がイメージガイドによって接眼部17まで伝達されると、接眼部17内の接眼レンズ(図示せず)によって観察部位Sの画像が光学的に形成される。これにより、接眼部17を介してオペレータは観察部位Sの画像を観察することができる。
【0016】
ファイバスコープ10内には送気、送水チャンネル(ここでは図示せず)が形成されており、先端部15にある対物レンズ洗浄や観察部位Sに付着した汚物洗浄のため、空気、水が送気、送水チャンネルを通って先端部15から吐出する。送気、送水ユニット25には送水用のボトル30が取り付けられており、ボトル30の先端部にあるキャップ32が送気、送水ユニット25下部にある接続口金24に着脱自在に取り付けられている。送気、送水ユニット25に設けられたポンプ作動スイッチ28がONにされると、送気、送水ユニット25内のポンプ(ここでは図示せず)が作動する。そして、後述するように、送気、送水スイッチ13Aの操作により、空気が先端部15から吐出し、あるいはボトル30内の水が先端部15から吐出する。
【0017】
また、ファイバスコープ10内には送気、送水チャンネルに加えて鉗子チャンネル(図示せず)が形成されており、接続部18の吸引口金29を介して吸引ユニット(図示せず)と接続されている。操作部12の吸引スイッチ13Bが操作されると、観察部位Sに付着した汚物などが吸引ユニットにより先端部15に形成された鉗子口(図示せず)へ吸い込まれ、鉗子チャンネルを介して吸引ユニット30へ吸引される。
【0018】
図2は、送気、送水に関するファイバスコープ10内の構成を模式的に示した図である。
【0019】
送気、送水ユニット25には電池36が設けられており、先端部15に設けられた発光ダイオード19(図1参照)を駆動するためのLED駆動回路38、ポンプ35を作動させるためのポンプ駆動回路34などへ電源が供給される。LED駆動回路38は、ランプ点灯スイッチ27がON/OFFになると発光ダイオード19を点灯/消灯させる。ポンプ駆動回路34は、ポンプ作動スイッチ28がON/OFFになるとポンプ35を作動/停止させる。
【0020】
空気、水を先端部15から吐出するための送気、送水チャンネル26は、送気用管路26Aおよび送水用管路26Bから構成されており、送気用管路26Aは送気、送水ユニット25内のポンプ35から先端部まで、送水用管路26Bはボトル30内から先端部15まで形成されている。送気用管路26Aの一部はボトル30のキャップ32によって構成されており、また、送気、送水スイッチ13Aが送気用管路26A、送水用管路26Bの一部を構成している。
【0021】
ボトル30は円筒状に形成されており、上部にあるキャップ32によって閉められている。送水用管路26Bはキャップ32、すなわちボトル30の中心部を通り、水Wの入ったボトル30内まで延びる。キャップ32は上蓋32Aと下蓋32Bから構成されており、上蓋32Aと下蓋32Bは螺合によって密着し、また、容器30Aは下蓋32Bと螺合によって密着している。上蓋32Aは接続口金24と螺合するように取り付けられており、上蓋32Aの表面と接続口金24にそれぞれ雌ねじ、雄ねじが形成されている。
【0022】
上蓋32Aと下蓋32Bとの間の空間によって、送気用管路26Aの一部が構成されており、キャップ32が接続口金24に取り付けられると送気用管路26Aがポンプの吐出口31から先端部15まで空間的に繋がるように、上蓋32Aの表面が形成されている。また、キャップ32内の送気用管路の空間とボトル30内の空間との間に介在するように、下蓋32Aには逆止弁34が設けられている。下蓋32Aと水Wを補給する場合、上蓋32Aが接続口金24から取り外され、さらに、容器30Aから下蓋32Bが取り外される。
【0023】
ポンプ35は外気を吸引して圧縮空気を吐出するポンプであり、ポンプ35の外気吸入口37は、送気、送水ユニット25の表面の吸入口(図示せず)まで延びている。ポンプ35が作動すると、送気用管路26Aと接続する吐出口31から圧縮空気が吐出する。
【0024】
送気、送水スイッチ13Aには送気用逆止弁33が設けられており、送気用逆止弁33が送気用管路26Aのポンプ35から先端部15までの空間的繋がりを遮断し、ポンプ35から送られてくる圧縮空気は送気、送水スイッチ13Aの頂部13Tから吐出する。そのため、送気、送水が実行されない間、ポンプ35から吐出される圧縮空気は、送気、送水スイッチ13Aまでしか伝わらない。また、この状態では、送水用管路26Bに関しても、送気・送水スイッチ13Aによってボトル30内と先端部15との空間的繋がりが遮断されている。
【0025】
送気を実行する場合、オペレータによって送気、送水スイッチ13Aの頂部13Tが押さえられる。すなわち、圧縮空気が吐出する頂部13Tの孔がオペレータの指によってふさがれる。その結果、送気用逆止弁33の位置が変動し、ポンプ35からの圧縮空気が先端部15へ向かって流れていく。これにより、ポンプ35から吐出した圧縮空気が先端部15から吐出する。
【0026】
さらに送水を実行する場合、送気、送水スイッチ13Aはオペレータによって押下される。その結果、送気用管路26Aの空間的繋がりが送気、送水スイッチ13Aによって遮断される一方、送水用管路26Bがボトル30内から先端部15まで連通する。この状態になると、ポンプ35から吐出する圧縮空気はボトル30の方向へ導かれ、後述するように、ボトル30内から水Wが吸引される。吸引された水Wは、送水用管路26Bを流れて先端部15から吐出する。
【0027】
なお、送気用逆止弁33を設けた送気、送水スイッチ13Aの構成および上述したような送気、送水の切替方法は、従来公知である。
【0028】
図3は、送気、送水時における空気、水の流れの様子を示した図である。
【0029】
上述したように,キャップ32の上蓋32Aと下蓋32Bとの間には、送水用管路26Bのある中央部付近の周りに送気用管路26Aの一部が環状に形成されており、下蓋32の一部に設けられた逆止弁34は、キャップ32における送気用管路26A内の空間とボトル30内の空間との繋がりを遮断している。逆止弁34は、キャップ32側からボトル30内への方向のみ空気を流す弁であり、送気用管路26A内が加圧されていない状態では、逆止弁34は開かない。
【0030】
送気、送水を行わない待機状態、あるいは、送気を実行する場合、上述したように、ポンプ35から吐出される空気は、キャップ32を通って送気、送水スイッチ13Aの方向へ流れていく。したがって、送気用管路26A内が加圧されることはなく、キャップ32の中蓋32Bに設けられた逆止弁34が開かない。
【0031】
一方、送水が実行される場合、送気、送水スイッチ13Aによって送気用管路26Aの空間的繋がりが遮断される。その結果、ポンプ35が空気を吐出し続けることによって送気用管路26Aのポンプ35側から送気、送水スイッチ13Aまでの管路内の圧力が加圧され、逆止弁34が開く。逆止弁34が開くことにより、送気用管路26A内の空気は、ボトル30内へ流れ込む。
【0032】
ボトル30内は、キャップ32によって送水用管路26Bを除いて密閉されている。したがって、ポンプ35が圧縮空気を吐出続けると、逆止弁34を通過してボトル30内に流れ込む空気とによってボトル30(容器30A)内の水Wが浸されていない空間内が加圧され、水Wの液面を押す。その結果、ボトル30内の水Aが送水用管路26Bを流れ、送気、送水スイッチ13Aを通って先端部15から吐出する。
【0033】
このように本実施形態によれば、送気、送水ユニット25が携帯型のファイバスコープ10に取り付けられ、携帯性を損なうことなく送気、送水を実行することができる。また、逆止弁34により送気用管路26Aと送水用管路26Bが待機時、送水時において空間的に隔離されているため、ファイバスコープ10の操作中にボトル30が傾いた場合でも、誤って水が送気用管路26Aを流れて先端部15から吐出することがない。
【0034】
本実施形態では、キャップ内に送気用管路が構成されているが、送気用管路とボトルの容器30Aとの間に直接逆止弁などを設ける構成にしてもよい。この場合、送水用管路を除いてボトル内が密閉されるように構成する。
【0035】
次に、図4、図5を用いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、通気非通水膜が適用される。
【0036】
図4は、待機、送気における空気の流れを示した図であり、図5は、送水における空気、水の流れを示した図である。
【0037】
第2の実施形態では、送気用管路26Aとボトル30内との空間的つながりを送水時を除いて遮断させるため、通気非通水膜GTが第1の実施形態の逆止弁34とほぼ同じ所に設けられている。気体のみを通し、水などの液体を通さない通気非通水膜GTは、例えば多孔質4フッ化エチレンからなり、(株)ジャパンゴアテックスの登録商標「ゴアテックス」で知られている膜などが適用される。
【0038】
待機、送気状態の場合、加圧されないことによってポンプ35からの空気はそのまま送気、送水スイッチ13の方向へ流れていく。一方、送水を実行する場合、加圧によってポンプ35からの空気が通気非通水膜GTを通り、ボトル30内(水Wの液面)が加圧される。これにより、ボトル30内の水が送水用管路26Bを流れていく。
【0039】
第1、第2実施形態で示した送気、送水処理に関する構成は携帯型のファイバスコープに送気、送水ユニットを設けているが、従来の固定式の光源装置あるいは電子内視鏡装置のプロセッサに適用させてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、送液を実行していないときに水(液体)が誤ってスコープ先端部から吐出することを防ぎ、携帯用内視鏡の特性を失うことなく送気、送液処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である携帯型のファイバスコープの平面図である。
【図2】ファイバスコープの内部構成を模式的に示した図である。
【図3】第1の実施形態における送気、送水(送液)時における空気、水(液体)の流れの様子を示した図である。
【図4】第2の実施形態における待機、送気時における空気の流れを示した図である。
【図5】第2の実施形態における送水時における空気、水の流れを示した図である。
【符号の説明】
10 ファイバスコープ
25 送気、送水(送液)ユニット
26A 送気用管路
26B 送水(送液)用管路
30 ボトル
32 キャップ
34 逆止弁(流れ方向制御手段)
35 ポンプ
GT 通気非通水膜(流れ方向制御手段)

Claims (5)

  1. 先端部から気体を吐出するための送気用管路と、
    前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前記送気用管路へ送るポンプと、
    液体を貯留するためのボトルと、
    前記ボトルのキャップであって前記送気用管路の一部を構成するキャップと、
    該先端部から液体を吐出するための管路であって、前記ボトル内と連通する送液用管路と、
    前記キャップにおける前記送気用管路内の空間と前記ボトル内の空間との間に介在し、前記送気用管路内が加圧されたときのみ前記送気用管路内の気体を前記ボトル内へ通す逆止弁とを備え、
    前記ボトル内が、前記送液用管路を除いて前記キャップによって密閉され、
    送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気用管路を流れ、
    送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が前記送気用管路内の加圧によって前記逆止弁を通って前記ボトル内に入り、前記ボトル内の前記液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする携帯用内視鏡。
  2. 先端部から気体を吐出するための送気用管路と、
    前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前記送気用管路へ送るポンプと、
    液体を貯留するためのボトルと、
    前記送気用管路の空間と前記ボトル内の空間との間に介在して空間的繋がりを遮断し、送液時のみ前記送気用管路内の気体を前記ボトル内へ通過させる流れ方向制御手段と、
    該先端部から液体を吐出するための管路であって、前記ボトル内と連通する送液用管路とを備え、
    前記ボトル内が、前記送液用管路を除いて密閉され、
    送気を実行する場合、前記流れ方向制御手段が前記ポンプからの気体を前記ボトル内の空間に通さず、前記ポンプからの気体が前記送気用管路を流れ、
    送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が加圧されることによって前記流れ方向制御手段が加圧された気体を前記ボトル内の空間に通し、前記ボトル内の液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする携帯用内視鏡。
  3. 前記流れ方向制御手段が、逆止弁および通気非通水膜のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の携帯用内視鏡。
  4. 内視鏡に形成された、先端部から気体を吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出するための送液用管路とにそれぞれ前記気体および液体を送る内視鏡用送気・送液装置であって、
    前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前記送気用管路へ送るポンプと、
    液体を貯留するためのボトルと、
    前記ボトルのキャップであって前記送気用管路の一部を構成するキャップと、
    前記キャップにおける前記送気用管路内の空間と前記ボトル内の空間との間に介在し、前記送気用管路内が加圧されたときのみ前記送気用管路内の空気を前記ボトル内へ通す逆止弁とを備え、
    前記送液用管路が前記ボトル内と連通するとともに、前記ボトル内が前記送液用管路を除いて前記キャップによって密閉され、
    送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気用管路を流れ、
    送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が前記送気用管路内の加圧によって前記逆止弁を通って前記ボトル内に入り、前記ボトル内の前記液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする内視鏡用送気・送液装置。
  5. 内視鏡に形成された、先端部から気体を吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出するための送液用管路とにそれぞれ前記気体および液体を送る内視鏡用送気・送液装置であって、
    前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前記送気用管路へ送るポンプと、
    液体を貯留するためのボトルと、
    前記送気用管路の空間と前記ボトル内の空間との間に介在して空間的繋がりを遮断し、送液時のみ前記送気用管路内の空気を前記ボトル内へ通過させる流れ方向制御手段とを備え、
    前記送液用管路が前記ボトル内と連通するとともに、前記ボトル内が前記送液用管路を除いて密閉され、
    送気を実行する場合、前記流れ方向制御手段が前記ポンプからの気体を前記ボトル内の空間に通さず、前記ポンプからの気体が前記送気用管路を流れ、
    送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が加圧されることによって前記流れ方向制御手段が加圧された気体を前記ボトル内の空間に通し、前記ボトル内の液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする内視鏡用送気・送液装置。
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