JP2004112506A - ホームネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホームネットワークシステムにおいて、被操作機器の現在の状態確認を容易かつ確実に行うことができるようにする。
【解決手段】建物に取付け又は設置される単一又は複数の被操作機器2と、これらの被操作機器2を操作する室内操作端末3や遠隔操作端末8と、これらの操作端末3、8及び被操作機器2を接続するネットワーク4、5とを備えるホームネットワークシステム1において、室内操作端末3や遠隔操作端末8は、被操作機器2の個別操作画面103、203を表示すると共に、この操作画面の中に、被操作機器2の現在の状態を絵で表示するように構成される。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物用電動シャッターなどの被操作機器や、室内操作端末、遠隔操作端末などの操作端末を、ネットワークを介して接続して構成されるホームネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物に取付け又は設置される家電などの被操作機器を、ネットワークを介して接続するホームネットワークシステム(ネット家電)に関する種々の提案が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
この種のホームネットワークシステムでは、建物内の内部ネットワークに接続される室内操作端末や、建物外の外部ネットワークに接続される携帯電話機などの遠隔操作端末から被操作機器を操作するにあたり、操作端末の表示部に、被操作機器の操作画面を表示し、その画面操作に応じて、被操作機器を動作させるように構成されている。
また、近年においては、前記操作画面の中に、被操作機器の現在の状態を表示するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照。)。このような構成によれば、離れた場所からでも、被操作機器の現在の状態を確認しつつ、被操作機器の操作を行うことが可能になる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−152856号公報(第8頁、第15図)
【特許文献2】
特開2002−78036号公報(第10頁、第21図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献2に示されるものでは、操作画面の中に、被操作機器の現在の状態を表示するにあたり、被操作機器が現在運転中であるか否かを文字で表示しているに過ぎない。そのため、ユーザが被操作機器の現在の状態を誤認する許りでなく、状態の誤認に起因して被操作機器を誤操作する可能性がある。特に、携帯電話機などの携帯端末は、画面サイズが小さいため、文字が識別し難くなり、上記のような不都合が生じ易くなる。
また、上記特許文献2に示されるものでは、操作画面に、被操作機器の各種設定を選択する設定選択部が表示されるものの、運転開始ボタンの操作だけで被操作機器の運転が開始されるため、1回の誤操作だけでも、意に反して被操作機器の運転状態が切り換えられてしまうという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作された本発明のホームネットワークシステムは、建物に取付け又は設置される単一又は複数の被操作機器と、前記被操作機器を操作する操作端末と、該操作端末及び前記被操作機器を接続するネットワークとを備えるホームネットワークシステムにおいて、前記操作端末は、前記被操作機器の操作画面を表示すると共に、この操作画面の中に、前記被操作機器の現在の状態を絵で表示することを特徴とする。
つまり、操作画面の中に、被操作機器の現在の状態を絵で表示することにより、現在の状態確認を容易かつ確実に行うことが可能になる。その結果、被操作機器の現在の状態を文字のみで表示していた従来の如く、ユーザが被操作機器の現在の状態を誤認したり、状態の誤認に起因して被操作機器を誤操作するなどの不都合が回避され、特に、画面サイズが小さい携帯電話機などの携帯端末において、優れた効果を発揮することができる。
また、前記操作端末は、前記操作画面の中に、前記被操作機器の現在の動作状態を絵及び文字で表示することを特徴とする。この場合においては、被操作機器の状態確認を更に容易かつ確実に行うことが可能になる。
また、前記操作端末は、前記被操作機器の現在の動作状態と共に、動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、又はタイマ設定時間を表示することを特徴とする。この場合においては、被操作機器の現在の動作状態だけでなく、動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、タイマ設定時間なども容易に確認することができる。
また、前記被操作機器が、建物の開口部を開閉する建物用電動シャッターである場合、前記操作画面に、前記建物用電動シャッターの開放動作、停止動作又は閉鎖動作を選択する動作選択部を表示すると共に、所定の決定操作に応じて、前記動作選択部で選択された動作を実行するにあたり、前記操作画面が初期状態のとき、前記動作選択部では、停止動作が選択されていることを特徴とする。この場合においては、操作画面が初期状態のとき、仮に誤って決定操作をしても、被操作機器が動作することがない。そのため、1回の誤操作だけで被操作機器が動作してしまうという従来の問題点を解消することができる。
また、前記被操作機器が、ON状態とOFF状態とに切換操作される機器である場合、前記操作画面に、前記被操作機器のON状態又はOFF状態を選択する状態選択部を表示すると共に、所定の決定操作に応じて、前記状態選択部で選択された状態への切換えを実行するにあたり、前記操作画面が初期状態のとき、前記状態選択部では、前記被操作機器の現在の状態が選択されていることを特徴とする。この場合においては、操作画面が初期状態のとき、仮に誤って決定操作をしても、被操作機器の状態が切り換えられることがない。そのため、1回の誤操作だけで被操作機器の状態が切り換えられてしまうという従来の問題点を解消することができる。
また、前記操作端末は、音声を認識する音声認識手段と、認識した音声を前記被操作機器の操作信号に変換する信号変換手段とを備えることを特徴とする。この場合においては、操作端末の操作キーを操作することなく、音声だけで被操作機器を動作させることが可能になる。しかも、操作画面を見ることなく被操作機器を動作させることができるため、操作端末の画面サイズに影響されることなく、良好な操作性を確保することができる。また、音声による操作は、操作端末から離れていても可能であるため、寝たきりの病人や老人などでも、被操作機器を容易に動作させることができる。
また、前記音声認識手段が救援を求める音声を認識したとき、所定の端末に救護要請通知を送信する救護要請通知送信手段を更に備えることを特徴とする。この場合においては、火災発生時、強盗侵入時、病状悪化時などの如く、面倒な操作をしている余裕がないときであっても、「助けて」などの声を発するだけで、所定の端末に救護要請通知を送信することができる。そのため、警察署、消防署、警備会社、病院、親戚などに救護を要請することにより、迅速な救護を受けることが可能になる。
また、前記操作端末は、音声による操作モードと、操作キーによる操作モードとを切換える操作モード切換手段を備えることを特徴とする。この場合においては、音声操作モードを選択することにより、操作キーによる被操作機器の操作が規制されるため、子供の悪戯などによる誤動作を防止することができる。
また、前記操作端末は、建物内で前記被操作機器を操作する室内操作端末、又は、建物外で前記被操作機器を遠隔操作する遠隔操作端末であることを特徴とする。この場合においては、室内操作端末、遠隔操作端末の何れにおいても、本発明の効果が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。
[システムの全体構成]
図1において、1はホームネットワークシステムであって、該ホームネットワークシステム1は、建物に取付け又は設置される複数の被操作機器2と、これらの被操作機器2を操作する室内操作端末3と、該室内操作端末3及び被操作機器2を接続する建物内の内部ネットワーク4と、該内部ネットワーク4を外部ネットワーク5に接続するホームゲートウェイ6と、外部ネットワーク5に接続される遠隔管理サーバ7と、外部ネットワーク5に接続される複数の遠隔操作端末8とを備えて構成されている。尚、内部ネットワーク4には、ホーム管理サーバが接続され、このホーム管理サーバを介して被操作機器2の操作が行われる。ホーム管理サーバは、単独で設置できる他、室内操作端末3やホームゲートウェイ6に組み込むことが可能であるが、本実施形態では、ホームゲートウェイ6にホーム管理サーバを組み込むものとする。
【0007】
[システム要素のハードウェア構成]
被操作機器2は、建物に取付け又は設置される家電機器、住宅機器、防犯機器などであり、本実施形態では、被操作機器2として、建物の開口部を開閉する3つの建物用電動シャッター21A〜21C(以下、単にシャッターという。)と、玄関ドアを施錠する電気錠22と、室内又は室外を照らす照明器具23と、ラジオ音声を出力するラジオ24とを備えている。そして、これらの被操作機器2は、内部ネットワーク4の通信規格に適合するホームネットワーク用インタフェースIF(以下、単にインタフェースという。)を介して内部ネットワーク4に接続される。
【0008】
シャッター21A〜21Cは、例えば、窓に取り付けられる窓シャッターであり、窓を開閉するシャッターカーテン21aと、その左右両側部を昇降ガイドするガイドレール21bと、巻き取ったシャッターカーテン21aを収納するシャッターケース21cと、シャッターカーテン21aを昇降動作させるモータ21dと、該モータ21dを駆動制御する制御盤21eとを備えている。そして、制御盤21eは、内部ネットワーク4及びインタフェースIFを介して、ホームゲートウェイ6から動作指令信号を受信すると、その指令内容に応じて、シャッター21A〜21Cの開放動作、閉鎖動作又は停止動作を行う。また、シャッター21A〜21Cの動作が完了(全開、全閉、停止)すると、インタフェースIF及び内部ネットワーク4を介して、ホームゲートウェイ6に動作完了信号が送信される。
【0009】
シャッター21A〜21Cは、更に、シャッターカーテン21aの手動開放(こじ開け)を検出する手動開放検出手段を備えている。手動開放検出手段は、例えば、シャッターカーテン21aが全閉したときON動作する磁気式近接スイッチを用いて構成されており、全閉したシャッターカーテン21aが不審者によって手動開放されると、磁気式近接スイッチのOFF動作に基づいて手動開放が検出される。この手動開放検出信号は、インタフェースIF及び内部ネットワーク4を介して、ホームゲートウェイ6に送信される。
【0010】
また、本実施形態では、シャッターカーテン21aの下端部に、障害物を検知する障害物検知装置21fを設けると共に、シャッターケース21cの下面部に、障害物検知装置21fからの障害物検知信号(例えば赤外線信号)を受信する受信部21gを設けている。そして、受信部21gが障害物検知信号を受信したとき、シャッター動作を緊急停止させるが、障害物検知装置21fは、バッテリ(乾電池)によって動作されるため、バッテリを適正な時期に交換することが要求される。
【0011】
電気錠22は、玄関ドアの近傍に配置される電気錠操作部22aに接続され、その操作に応じて施錠・解錠動作される。電気錠操作部22aは、内部ネットワーク4及びインタフェースIFを介して、ホームゲートウェイ6から動作指令信号を受信すると、その指令内容に応じて、電気錠22の施錠動作又は解錠動作を行う。また、電気錠22の動作が完了すると、インタフェースIF及び内部ネットワーク4を介して、ホームゲートウェイ6に動作完了信号が送信される。
【0012】
照明器具23及びラジオ24も、インタフェースIFを介して内部ネットワーク4に接続される。そして、内部ネットワーク4及びインタフェースIFを介して、ホームゲートウェイ6から動作指令信号を受信すると、その指令内容に応じて、照明器具23やラジオ24がON動作又はOFF動作されるが、本実施形態では、手動開放検出時に連動させる被操作機器2として、照明器具23及びラジオ24を利用するため、照明器具23及びラジオ24は、そのON動作によって不審者を威嚇し得る場所に配置されることが好ましい。
【0013】
内部ネットワーク4は、所定の通信規格に準拠した無線LAN、有線LAN、電灯線通信などで構成され、所定の通信プロトコルを用いることにより機器間の通信が可能になる。例えば、通信プロトコルにTCP/IPを用いる場合は、内部ネットワーク4に接続される各機器に固有のローカルIPアドレスが割り当てられ、このアドレスをもとに機器の特定が行われる。
【0014】
ホームゲートウェイ6には、ゲートウェイ61及びホーム管理サーバ62が組み込まれている。ゲートウェイ61は、一般電話回線網、携帯電話通信網、CATVなどの通信回線を介して、内部ネットワーク4を外部ネットワーク5に接続するモデムなどで構成される。ホーム管理サーバ62は、CPU、メモリ、ハードディスク、ネットワーク接続モジュールなどを備えて構成され、ホームネットワーク全体の制御装置として働く。また、本実施形態のホーム管理サーバ62は、室内操作端末3にウェブページを提供すると共に、このウェブページを介して、操作信号、設定信号、状態信号などを送受信するローカルウェブサーバ機能を備えている。これにより、ブラウザ機能を備える汎用の端末を、室内操作端末3として使用することが可能になる。
【0015】
室内操作端末3は、CPU、メモリ、表示部、入力部、ネットワーク接続モジュールなどを備えるPDA、パソコン、専用コントローラなどの端末で構成される。本実施形態では、室内操作端末3でブラウザを起動すると共に、ブラウザからホーム管理サーバ62にアクセスすることにより、表示部に室内操作用画面が表示され、この画面上で各被操作機器2の操作や状態確認を行うことが可能になる。
【0016】
外部ネットワーク5は、インターネットなどのグローバルネットワークであり、前記ホームゲートウェイ6、遠隔管理サーバ7及び遠隔操作端末8が接続されている。これらの機器には、固有のグローバルIPアドレスが割り当てられ、このアドレスをもとに相手を特定してウェブページなどの通信が行われる。また、電子メール機能を備える遠隔操作端末8は、固有の電子メールアドレスを有し、このアドレスをもとに相手を特定して電子メールの送受信が行われる。
【0017】
遠隔管理サーバ7は、CPU、メモリ、ハードディスク、ネットワーク接続モジュールなどを備えて構成され、ホームネットワークシステム1の遠隔操作管理、防犯管理、運転履歴管理、情報配信管理などを行う。遠隔操作管理は、遠隔管理サーバ7のウェブサーバ機能を用いて行われるもので、遠隔操作端末8にウェブページを提供すると共に、このウェブページを介して、操作信号、設定信号、状態信号などの送受信が行われる。これにより、ブラウザ機能を備える汎用の端末を、遠隔操作端末8として使用することが可能になる。
【0018】
遠隔操作端末8は、CPU、メモリ、表示部、入力部、ネットワーク接続モジュールなどを備える携帯電話機81やパソコン82であり、ウェブページを表示するブラウザ機能と、電子メールを送受信する電子メール機能とを備えている。つまり、遠隔操作端末8でブラウザを起動すると共に、ブラウザから遠隔管理サーバ7にアクセスすることにより、遠隔操作端末8の表示部に遠隔操作用画面が表示され、この画面上で各被操作機器2の遠隔操作や状態確認を行うことが可能になる。また、遠隔管理サーバ7から遠隔操作端末8に送信される動作完了通知などの通知は、電子メール形式であり、これが遠隔操作端末8の電子メール機能によって受信される。電子メールは、遠隔操作端末8に直接送信されることなく、一旦、外部ネットワーク5上のメールサーバに蓄えられるが、通常、携帯電話会社は、メールサーバに電子メールが着信すると、それをプッシュ方式で携帯電話機81に通知するので、大きな時間差なく電子メールを受信することができる。
【0019】
[ホーム管理サーバの機能構成]
次に、ホーム管理サーバ62及び遠隔管理サーバ7の機能構成について説明する。図2に示すように、ホーム管理サーバ62は、機能的な構成として、ウェブサーバ部62a、被操作機器動作部62b、動作完了通知部62c、機器異常通知部62d、防犯異常通知部62e、機器連動部62f、状態記憶部62g、設定記憶部62h、運転履歴記憶部62i、情報配信部62jなどを備える。
【0020】
ウェブサーバ部62aは、ホーム管理サーバ62にウェブサーバプログラム、HTMLファイル、CGIなどを導入して構成され、前述したように、ウェブページを介して室内操作端末3と様々な信号のやり取りを行う。被操作機器動作部62bは、室内操作端末3又は遠隔管理サーバ7から操作信号を受信したとき、それに応じて被操作機器2に動作指令信号を送信するように構成される。動作完了通知部62cは、被操作機器2から動作完了信号を受信したとき、遠隔管理サーバ7に動作完了通知を送信するように構成される。
【0021】
機器異常通知部62dは、被操作機器2から機器異常信号を受信したとき、又は、操作から所定の設定時間が経過しても、被操作機器2から動作完了信号を受信しないとき、被操作機器2が異常であると判断して、遠隔管理サーバ7に機器異常通知を送信するように構成される。例えば、シャッター21A〜21Cは、機器異常信号として障害物検知信号や故障信号を送信するように構成されており、これがホーム管理サーバ62を介して遠隔管理サーバ7に通知される。また、上記設定時間は、被操作機器2が動作完了に要する最大時間よりも少し長い時間であり、設定時間を過剰に長くした場合に比べ、被操作機器2の異常判断を迅速に行うことが可能になる。また、被操作機器2が動作中信号を送信するように構成されている場合は、被操作機器2に動作指令を送信した後、被操作機器2からの動作中信号の有無により被操作機器2の異常を判断するようにしてもよく、この場合には、動作完了信号に基づいて被操作機器2の異常を判断する場合に比べ、異常判断に要する時間を著しく短縮し、機器異常通知を迅速に送信することが可能になる。尚、本実施形態では、ホーム管理サーバ62で被操作機器2の異常を判断し、これを遠隔管理サーバ7に通知するが、遠隔管理サーバ7で被操作機器2の異常判断を行うようにしてもよい。
【0022】
防犯異常通知部62eは、シャッター21A〜21Cから手動開放検出信号を受信したとき、遠隔管理サーバ7に防犯異常通知を送信するように構成される。機器連動部62fは、シャッター21A〜21Cから手動開放検出信号を受信したとき、予め設定される被操作機器2を動作させるように構成される。
【0023】
状態記憶部62gは、各被操作機器2の現在の動作状態、機器異常、防犯異常などを記憶するように構成される。これらの状態情報は、ウェブサーバ部62aのウェブページに動的に反映される。設定記憶部62hは、ウェブページ上で設定された各種の設定データを記憶するように構成される。運転履歴記憶部62iは、各被操作機器2の運転状況を時系列的に記憶するように構成される。情報配信部62jは、遠隔管理サーバ7からメンテナンス情報、広告情報、地域情報などが配信されたとき、これをウェブページを介して、室内操作端末3の画面に表示させるように構成される。
【0024】
[遠隔管理サーバの機能構成]
一方、遠隔管理サーバ7は、機能的な構成として、ウェブサーバ部7a、被操作機器動作部7b、動作完了通知部7c、機器異常通知部7d、防犯異常通知部7e、状態記憶部7f、設定記憶部7g、運転履歴記憶部7h、運転履歴通知部7i、情報配信部7jなどを備える。
【0025】
ウェブサーバ部7aは、遠隔管理サーバ7にウェブサーバプログラム、HTMLファイル、CGIなどを導入して構成され、前述したように、ウェブページを介して遠隔操作端末8と様々な信号のやり取りを行う。被操作機器動作部7bは、遠隔操作端末8から操作信号を受信したとき、それに応じてホーム管理サーバ62に動作指令信号を送信するように構成される。動作完了通知部7cは、ホーム管理サーバ62から動作完了通知を受信したとき、操作が行われた遠隔操作端末8に対して、電子メール形式の動作完了通知を送信するように構成される。
【0026】
機器異常通知部7dは、ホーム管理サーバ62から機器異常通知を受信したとき、操作が行われた遠隔操作端末8、又は予め設定された遠隔操作端末8に対して、電子メール形式の機器異常通知を送信するように構成される。防犯異常通知部7eは、ホーム管理サーバ62から防犯異常通知を受信したとき、予め設定された遠隔操作端末8に対して、電子メール形式の防犯異常通知を送信するように構成される。
【0027】
状態記憶部7fは、ホーム管理サーバ62の状態記憶部62gと記憶内容を同期するように構成され、その記憶内容は、ウェブサーバ部7aのウェブページに動的に反映される。設定記憶部7g及び運転履歴記憶部7hも、ホーム管理サーバ62の設定記憶部62h及び運転履歴記憶部62iと記憶内容を同期するように構成される。運転履歴通知部7iは、予め設定される遠隔操作端末8に対して、予め設定された通知時間に運転履歴又はそれに基づく通知を電子メール形式で送信するように構成される。情報配信部7jは、配信用のメンテナンス情報、広告情報、地域情報などが登録されると、これらの情報を、対応するホーム管理サーバ62に送信するように構成される。
【0028】
[室内操作端末の画面構成]
次に、室内操作端末3の画面構成(ウェブページ構成)について説明する。図3に示すように、室内操作端末3に表示される複数の画面は、互いにリンクされたツリー状の階層構造を有する。室内操作端末3のブラウザを起動してホーム管理サーバ62にアクセスすると、まず、図4に示す認証画面101が表示される。認証画面101は、ユーザID入力部101aと、パスワード入力部101bと、決定ボタン101cとを備えており、ユーザがユーザID入力部101a及びパスワード入力部101bにユーザID及びパスワードを入力した後、決定ボタン101cを操作すると、入力したユーザID及びパスワードがホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、ユーザID及びパスワードの認証処理を行い、これが正しい場合は、メイン画面102のページデータを室内操作端末3に送信する。
【0029】
図5に示すように、メイン画面102は、各被操作機器2の現在の状態を表示する複数の状態表示部102aと、各被操作機器2の個別操作画面を選択する複数の個別操作選択部102bと、一斉操作画面を選択する一斉操作選択部102cと、各種設定画面を選択する各種設定選択部102dと、機器情報取得画面を選択する機器情報取得選択部102eと、問合せ画面を選択する問合せ選択部102fと、異常解析画面を選択する異常解析選択部102gと、選択を決定する決定ボタン102hと、遠隔管理サーバ7から配信されるメンテナンス情報、広告情報、地域情報などを表示する情報表示部102iとを備える。メイン画面102で任意の選択部102b〜102gを選択した後、決定ボタン102hを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、この選択情報に応じて、対応する画面のページデータを室内操作端末3に送信する。
【0030】
メイン画面102の状態表示部102aには、被操作機器2の現在の状態が絵で表示されると共に、その近傍には、被操作機器2の動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、タイマ設定時間なども表示される。例えば、シャッター21A〜21Cの場合は、全開状態、半開状態又は全閉状態が絵で確認でき、また、防犯モードであるか否か、異常発生か否か、タイマ設定されているか否かなどが文字によって確認できる。そして、被操作機器2の状態が変化した場合は、定期的に行われる画面更新により、メイン画面102が例えば図6のように変化することになる。
【0031】
メイン画面102の情報表示部102iは、例えばバナー形状とされ、遠隔管理サーバ7から配信されるメンテナンス情報、広告情報、地域情報などの文字情報を流れ表示するが、情報表示部102iの表示方式や表示内容は、これに限定されるものではない。例えば、情報表示部102iは、文字だけでなく、画像を表示してもよい。また、情報表示部102iをメイン画面102以外に設けたり、情報配信専用画面を用意し、ここで上記情報を全画面表示するようにしてもよい。
【0032】
図7〜図9に示すように、シャッター21A〜21Cの個別操作画面103は、メイン画面102の状態表示部102aと同様に、シャッター21A〜21Cの現在の状態を絵で表示する状態表示部103aと、シャッター21A〜21Cの開放動作を選択する開放動作選択部103bと、シャッター21A〜21Cの停止動作を選択する停止動作選択部103cと、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作を選択する閉鎖動作選択部103dと、防犯モード(前述した手動開放検出に応じて、防犯異常通知や機器連動を行うモード)を選択する防犯モード選択部103eと、タイマ設定画面を選択するタイマ設定選択部103fと、異常確認画面を選択する異常確認選択部103gと、決定操作を行う決定ボタン103hと、メイン画面102に戻る戻るボタン103iとを備える。この画面で任意の選択部103b〜103gを選択した後、決定ボタン103hを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、この選択情報が動作選択情報である場合、対応するシャッター21A〜21Cを指示通りに動作させ、また、選択情報がタイマ設定である場合は、シャッター21A〜21Cのタイマ設定画面データを室内操作端末3に送信し、また、選択情報が異常確認である場合は、シャッター21A〜21Cの異常確認画面データを室内操作端末3に送信する。この異常確認画面(図示せず)では、シャッター21A〜21Cの異常内容や、復旧に必要な確認項目などを表示し、ユーザによる復旧を促すが、ユーザによる復旧が困難な場合は、後述する問合せ画面により、メンテナンス業者などに修理依頼を送信することができる。
【0033】
個別操作画面103では、何れか一つの選択部103b〜103fを選択でき、選択された選択部103b〜103fは、色の変化などにより選択状態であることを表示する(図面では、選択状態をハッチングで示す。)。そして、シャッター21A〜21Cの個別操作画面103においては、初期表示状態のとき、停止動作選択部103c(ホームポジション)が選択状態となるようにウェブページが記述される。これにより、初期画面において誤って決定操作をしても、シャッター21A〜21Cが動作することを回避できる。
【0034】
個別操作画面103の防犯モード選択部103eを選択決定した場合は、ホーム管理サーバ62が対応するシャッター21A〜21Cを閉鎖動作させた後、そのシャッター21A〜21Cを防犯モードとする。そのため、シャッター21A〜21Cの閉鎖操作と防犯モード選択操作を同時に行うことが可能になって、ユーザの操作労力を軽減することができる。
【0035】
図10に示すように、電気錠22の個別操作画面104は、メイン画面102の状態表示部102aと同様に、電気錠22の現在の状態を絵で表示する状態表示部104aと、電気錠22の施錠動作を選択する施錠動作選択部104bと、電気錠22の解錠動作を選択する解錠動作選択部104cと、タイマ設定画面を選択するタイマ設定選択部104dと、決定操作を行う決定ボタン104eと、メイン画面102に戻る戻るボタン104fとを備える。この画面で任意の選択部104b〜104dを選択した後、決定ボタン104eを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、この選択情報が動作選択情報である場合、電気錠22を指示通りに動作させ、また、選択情報がタイマ設定である場合は、電気錠22のタイマ設定画面データを室内操作端末3に送信する。
【0036】
電気錠22の個別操作画面104では、何れか一つの選択部104b〜104dを選択でき、選択された選択部104b〜104dは、色の変化などにより選択状態であることを表示する。そして、電気錠22の個別操作画面104においては、初期表示状態のとき、電気錠22の現在の状態に対応する何れかの動作選択部104b、104cが選択状態となるようにウェブページが記述される。これにより、初期画面において誤って決定操作をしても、電気錠22が動作することを回避できる。尚、この構成は、照明器具23やラジオ24の個別操作画面105、106でも採用される。
【0037】
図11及び図12に示すように、照明器具23やラジオ24の個別操作画面105、106は、メイン画面102の状態表示部102aと同様に、照明器具23又はラジオ24の現在の状態を絵で表示する状態表示部105a、106aと、照明器具23又はラジオ24を入り動作(ON状態)を選択する入り動作選択部105b、106bと、照明器具23又はラジオ24の切り動作(OFF状態)を選択する切り動作選択部105c、106cと、タイマ設定画面を選択するタイマ設定選択部105d、106dと、決定操作を行う決定ボタン105e、106eと、メイン画面102に戻る戻るボタン105f、106fとを備える。この画面で任意の選択部105b〜105d、106b〜106dを選択した後、決定ボタン105e、106eを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、この選択情報が動作選択情報である場合、照明器具23又はラジオ24を指示通りに動作させ、また、選択情報がタイマ設定である場合は、照明器具23又はラジオ24のタイマ設定画面データを室内操作端末3に送信する。
【0038】
図13に示すように、ラジオ24のタイマ設定画面107は、メイン画面102の状態表示部102aと同様に、ラジオ24の現在の状態を絵で表示する状態表示部107aと、入りタイマのON/OFFを選択する入りタイマ選択部107bと、入りタイマの時間を設定する入り時間設定部107cと、切りタイマのON/OFFを選択する切りタイマ選択部107dと、切りタイマの時間を設定する切り時間設定部107eと、決定操作を行う決定ボタン107fと、上位画面に戻る戻るボタン107gとを備える。この画面でタイマ設定を行った後、決定ボタン107fを操作すると、そのタイマ設定情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、このタイマ設定情報に応じて、ラジオ24を指示通りに動作させる。尚、シャッター21A〜21C、電気錠22及び照明器具23のタイマ設定画面は、ラジオ24のタイマ設定画面107と略同じ構成であるため、図示及び説明を省略する。
【0039】
図14に示すように、一斉操作画面108は、防犯警戒モードを選択する防犯警戒モード選択部108aと、一斉開モードを選択する一斉開モード選択部108bと、一斉閉・切モードを選択する一斉閉・切モード選択部108cと、一斉開・入モードを選択する一斉開・入モード選択部108dと、決定操作を行う決定ボタン108eと、メイン画面102に戻る戻るボタン108fとを備える。この画面で任意の選択部108a〜108dを選択した後、決定ボタン108eを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、選択情報が防犯警戒モードである場合、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作、電気錠22の施錠動作、照明器具23及びラジオ24の切り動作を一斉に行うと共に、シャッター21A〜21Cを防犯モードとする。また、一斉開モードが選択された場合は、シャッター21A〜21Cの開放動作を一斉に行う。また、一斉閉・切モードが選択された場合は、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作、電気錠22の施錠動作、照明器具23及びラジオ24の切り動作を一斉に行う。また、一斉開・入モードが選択された場合は、シャッター21A〜21Cの開放動作、電気錠22の解錠動作、照明器具23及びラジオ24の入り動作を一斉に行う。これにより、簡単な選択操作だけで、様々なパターンの一斉操作を行うことが可能になる。尚、上記の一斉操作パターンは、一例を示すに過ぎず、その他のパターンで各被操作機器2を一斉操作するようにしてもよい。また、一斉操作のパターンをユーザが任意に設定できるようにしてもよく、この場合には、システムの柔軟性を高めることができる。
【0040】
図15に示すように、各種設定画面109は、パスワード変更の設定画面を選択するパスワード変更選択部109aと、防犯異常通知の通知先設定画面を選択する警報通知先選択部109bと、運転履歴通知の通知先設定画面を選択する運転履歴通知先選択部109cと、防犯異常時における連動機器の設定画面を選択する連動機器選択部109dと、決定操作を行う決定ボタン109eと、メイン画面102に戻る戻るボタン109fとを備える。この画面で任意の選択部109a〜109dを選択した後、決定ボタン109eを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、この選択情報に対応する設定画面のページデータを室内操作端末3に送信する。
【0041】
図16に示すように、パスワード変更画面110は、現在のパスワードを入力する現パスワード入力部110aと、新しいパスワードを入力する新パスワード入力部110bと、新しいパスワードを確認のためにもう一度入力する新パスワード再入力部110cと、決定操作を行う決定ボタン110dと、上位画面に戻る戻るボタン110eとを備える。この画面で新旧パスワードを入力した後、決定ボタン110dを操作すると、その設定情報がホーム管理サーバ62に送信され、以降の認証時に新パスワードが使用される。
【0042】
図17に示すように、警報通知先設定画面111は、通知先の電子メールアドレスを入力する3つの通知先入力部111aと、決定操作を行う決定ボタン111bと、上位画面に戻る戻るボタン111cとを備える。この画面で任意の通知先を入力した後、決定ボタン111bを操作すると、その設定情報がホーム管理サーバ62に送信される。そして、それ以降は、防犯異常が発生したとき、上記の通知先に防犯異常通知が送信されることになる。
【0043】
図18に示すように、運転履歴通知先設定画面112は、通知先の電子メールアドレスを入力する3つの通知先入力部112aと、通知時刻を設定する通知時刻設定部112bと、決定操作を行う決定ボタン112cと、上位画面に戻る戻るボタン112dとを備える。この画面で通知先の入力や通知時刻の設定を行った後、決定ボタン112cを操作すると、その設定情報がホーム管理サーバ62に送信される。そして、それ以降は、上記通知時刻になると、上記の通知先に運転履歴通知が送信されることになる。
【0044】
図19に示すように、連動機器設定画面113は、防犯異常時に連動させる被操作機器2を選択する連動機器選択部113aと、決定操作を行う決定ボタン113bと、上位画面に戻る戻るボタン113cとを備える。この画面で連動させる被操作機器2を選択した後、決定ボタン113bを操作すると、その設定情報がホーム管理サーバ62に送信される。そして、それ以降は、防犯異常が発生したとき、上記の被操作機器2が自動的に動作されることになる。
【0045】
図20に示すように、機器情報取得画面114は、運転履歴確認画面を選択する運転履歴確認選択部114aと、積算運転回数画面を選択する積算運転回数選択部114bと、決定操作を行う決定ボタン114cと、メイン画面102に戻る戻るボタン114dとを備える。この画面で何れかの選択部114a、114bを選択した後、決定ボタン114cを操作すると、その選択情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、その選択情報に応じた画面データを室内操作端末3に送信する。
【0046】
図21に示すように、運転履歴確認画面115は、被操作機器2に関する最新10件の運転履歴を時系列的に表示する運転履歴表示部115aと、上位画面に戻る戻るボタン115bとを備える。また、図22に示すように、積算運転回数確認画面116は、被操作機器2に関する現在の積算運転回数を表示する積算運転回数表示部116aと、上位画面に戻る戻るボタン116bとを備える。
【0047】
図23に示すように、問合せ画面117は、問合せのタイトルを入力するタイトル入力部117aと、問合せの本文を入力する本文入力部117bと、問合せを送信する送信ボタン117cと、メイン画面に戻る戻るボタン117dとを備える。この画面でタイトル及び本文を入力した後、送信ボタン117cを操作すると、問合せ情報がホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、予め設定されるメンテナンス業者などの問合せ先に問合せメールを送信する。尚、本実施形態では、問合せ先が固定であるが、問合せ先を任意に選択又は入力できるようにしてもよい。また、被操作機器2の主な異常内容を選択可能に表示し、その選択情報を送信するようにした場合は、問合せに際してユーザの労力を軽減できる許りでなく、問合せ先での異常確認が容易になるという利点がある。また、問合せ画面117は、メイン画面102の情報表示部102iに表示されるメンテナンス情報、広告情報、地域情報などに対する問合せに用いることもでき、この場合には、メンテナンス業者、広告主、行政などとの間に双方向コミュニケーション手段を構築することが可能になる。
【0048】
図24に示すように、異常解析画面118は、各シャッター21A〜21Cの異常を選択する複数の異常選択部118aを備えている。何れかの異常選択部118aを選択すると、前述した異常確認画面が表示され、ここで異常内容の解析などを行うことが可能になる。
【0049】
[遠隔操作端末の画面構成]
次に、遠隔操作端末8のブラウザ画面構成(ウェブページ構成)について説明する。但し、遠隔操作端末8の画面構成は、概念的に室内操作端末3のものと同じであるため、主な画面についてのみ図示及び説明をする。遠隔操作端末8のブラウザを起動して遠隔管理サーバ7にアクセスすると、まず、図25に示す認証画面201が表示される。認証画面201は、ユーザID入力部201aと、パスワード入力部201bと、決定ボタン201cと、キャンセルボタン201dとを備えており、ユーザがユーザID入力部201a及びパスワード入力部201bにユーザID及びパスワードを入力した後、決定ボタン201cを操作すると、入力したユーザID及びパスワードが遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、ユーザID及びパスワードの認証処理を行い、これが正しい場合は、メイン画面202のページデータを遠隔操作端末8に送信する。
【0050】
図26に示すように、メイン画面202は、各被操作機器2の現在の状態を表示する複数の状態表示部202aと、各被操作機器2の個別操作画面を選択する複数の個別操作選択部202bと、一斉操作画面を選択する一斉操作選択部202cと、各種設定画面を選択する各種設定選択部202dと、問合せ画面を選択する問合せ選択部202eとを備える。メイン画面202で任意の選択部202b〜202eを選択した後、端末本体の決定ボタンを操作すると、その選択情報が遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、この選択情報に応じて、対応する画面データを遠隔操作端末8に送信する。
【0051】
図27に示すように、シャッター21A〜21Cの個別操作画面203は、シャッター21A〜21Cの現在の状態を絵及び文字で表示し、かつ、タイマ設定状態などを文字で表示する状態表示部203aと、シャッター21A〜21Cの開放動作を選択する開放動作選択部203bと、シャッター21A〜21Cの停止動作を選択する停止動作選択部203cと、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作を選択する閉鎖動作選択部203dと、タイマ設定画面を選択するタイマ設定選択部203eと、メイン画面202に戻る戻るボタン203fとを備える。この画面で任意の選択部203b〜203eを選択した後、端末本体の決定ボタンを操作すると、その選択情報が遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、この選択情報が動作選択情報である場合、ホーム管理サーバ62を介して、対応するシャッター21A〜21Cを指示通りに動作させ、また、選択情報がタイマ設定である場合は、シャッター21A〜21Cのタイマ設定画面データを遠隔操作端末8に送信する。尚、この画面の初期状態では、室内操作端末3の個別操作画面103と同様、停止動作選択部203cが選択状態となる。
【0052】
図28に示すように、電気錠22の個別操作画面204は、電気錠22の現在の状態を絵及び文字で表示し、かつタイマ設定状態などを文字で表示する状態表示部204aと、電気錠22の施錠動作を選択する施錠動作選択部204bと、電気錠22の解錠動作を選択する解錠動作選択部204cと、タイマ設定画面を選択するタイマ設定選択部204dと、メイン画面202に戻る戻るボタン204eとを備える。この画面で任意の選択部204b〜204dを選択した後、端末本体の決定ボタンを操作すると、その選択情報が遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、この選択情報が動作選択情報である場合、ホーム管理サーバ62を介して、電気錠22を指示通りに動作させ、また、選択情報がタイマ設定である場合は、電気錠22のタイマ設定画面データを遠隔操作端末8に送信する。尚、この画面の初期状態では、室内操作端末3の個別操作画面104と同様、現在の状態に対応する動作選択部204b、204cが選択状態となる。
【0053】
図29に示すように、一斉操作画面205は、留守モード(防犯警戒モード)を選択する留守モード選択部205aと、一斉開モードを選択する一斉開モード選択部205bと、一斉閉モードを選択する一斉閉モード選択部205cと、一斉機器入モードを選択する一斉機器入モード選択部205dと、一斉機器切モードを選択する一斉機器切モード選択部205eと、メイン画面202に戻る戻るボタン205fとを備える。この画面で任意の選択部205a〜205eを選択した後、端末本体の決定ボタンを操作すると、その選択情報が遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、選択情報が留守モードである場合、ホーム管理サーバ62を介して、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作、電気錠22の施錠動作、照明器具23及びラジオ24の切り動作を一斉に行うと共に、シャッター21A〜21Cを防犯モードとする。また、一斉開モードが選択された場合は、ホーム管理サーバ62を介して、シャッター21A〜21Cの開放動作及び電気錠22の解錠動作を一斉に行う。また、一斉閉モードが選択された場合は、ホーム管理サーバ62を介して、シャッター21A〜21Cの閉鎖動作及び電気錠22の施錠動作を一斉に行う。また、一斉機器入モードが選択された場合は、ホーム管理サーバ62を介して、照明器具23及びラジオ24の入り動作を一斉に行う。また、一斉機器切モードが選択された場合は、照明器具23及びラジオ24の切り動作を一斉に行う。
【0054】
次に、遠隔操作端末8のメール画面構成について説明する。図30〜図33に示すように、遠隔操作端末8は、メール画面として、受信メール一覧画面206と、受信メール表示画面207とを備える。図30に示すように、受信メール一覧画面206には、遠隔管理サーバ7から受信した動作完了通知などのメール一覧が表示され、操作履歴として機能する。遠隔管理サーバ7が送信する通知メールの種類には、図34に示す如く、動作完了通知(操作受付通知)と、異常発生復旧通知と、機器情報通知とがあり、操作完了通知には、操作した被操作機器2の名称、操作内容、操作日時などが含まれる。また、異常発生復旧通知には、防犯異常と機器異常の種別、発生と復旧の種別、対象となる被操作機器2の名称、発生復旧日時などが含まれる。また、機器情報通知には、運転履歴通知と、運転積算回数通知と、メンテナンス通知と、生活状況通知とがある。運転履歴通知には、例えば、各被操作機器2の過去24時間の運転回数、最新の操作記録などが含まれる。また、運転積算回数通知には、各被操作機器2の積算運転回数が含まれる。また、メンテナンス通知には、運転履歴に基づいて算出される適正なメンテナンス時期及びその内容、又は、運転履歴に基づいて算出されるバッテリの交換時期などが含まれる。また、生活状況通知には、建物内における住人の活動の有無などが含まれる。これは、例えば、各被操作機器2の過去24時間の運転履歴などに基づいて判断される。
【0055】
次に、ホームネットワークシステム1の動作を、室内操作時の動作、遠隔操作時の動作、防犯異常時の動作、運転履歴通知動作、情報配信動作に分けて説明する。
【0056】
[室内操作時の動作]
図35に示すように、例えば、室内操作端末3のブラウザ画面上でシャッター21A〜21Cの開放操作を行うと、その操作信号は、ホーム管理サーバ62に送信される。ホーム管理サーバ62は、室内操作端末3からシャッター開放操作信号を受信すると、対応するシャッター21A〜21Cに開放動作指令を送信し、その指令がインタフェースIFを介して、シャッター21A〜21Cの制御盤21eに入力される。制御盤21eは、シャッター21A〜21Cを開放動作させると共に、その全開を待つ。シャッター21A〜21Cが全開すると、制御盤21eがシャッター21A〜21Cの動作を停止させると共に、インタフェースIFを介して、ホーム管理サーバ62に全開信号を送信する。ホーム管理サーバ62は、シャッター21A〜21Cから全開信号を受信すると、状態記憶部62gや運転履歴記憶部62iの記憶内容を更新する。それに伴ってメイン画面102や個別操作画面104の状態表示部102a、104aが更新され、室内操作端末3のブラウザ画面で動作完了が確認される。
【0057】
一方、シャッター21A〜21Cに開放動作指令を送信した後、被操作機器2から機器異常信号を受信したとき、又は、開放動作指令の送信後、所定の設定時間が経過しても、シャッター21A〜21Cから全開信号(動作完了信号)を受信しないとき、シャッター21A〜21Cが異常であると判断し、状態記憶部62gや運転履歴記憶部62iの記憶内容を更新する。それに伴ってメイン画面102や個別操作画面104の状態表示部102a、104aが更新され、室内操作端末3のブラウザ画面で機器異常の発生が確認される。
【0058】
[遠隔操作時の動作]
図36に示すように、例えば、遠隔操作端末8のブラウザ画面上でシャッター21A〜21Cの開放操作を行うと、その操作信号は、遠隔管理サーバ7に送信される。遠隔管理サーバ7は、遠隔操作端末8からシャッター開放操作信号を受信すると、ゲートウェイ61及びホーム管理サーバ62に介して、対応するシャッター21A〜21Cに開放動作指令を送信し、その指令がインタフェースIFを介して、シャッター21A〜21Cの制御盤21eに入力される。制御盤21eは、シャッター21A〜21Cを開放動作させると共に、その全開を待つ。シャッター21A〜21Cが全開すると、制御盤21eがシャッター21A〜21Cの動作を停止させると共に、インタフェースIFを介して、ホーム管理サーバ62に全開信号を送信する。ホーム管理サーバ62は、シャッター21A〜21Cから全開信号を受信すると、状態記憶部62gや運転履歴記憶部62iの記憶内容を更新すると共に、ゲートウェイ61を介して、遠隔管理サーバ7に全開信号を送信する。遠隔管理サーバ7は、ホーム管理サーバ62から全開信号を受信すると、状態記憶部7fや運転履歴記憶部7hの記憶内容を更新すると共に、動作完了通知を電子メールで遠隔操作端末8に送信する。遠隔操作端末8では、携帯電話会社のメール着信通知サービスに応じて、動作完了通知を受信し、受信メール一覧画面206又は受信メール表示画面207でシャッター21A〜21Cの動作完了が確認される。
【0059】
一方、シャッター21A〜21Cに開放動作指令を送信した後、ホーム管理サーバ62が被操作機器2から機器異常信号を受信したとき、又は、開放動作指令の送信後、所定の設定時間が経過しても、ホーム管理サーバ62がシャッター21A〜21Cから全開信号(動作完了信号)を受信しないとき、シャッター21A〜21Cが異常であると判断し、状態記憶部62gや運転履歴記憶部62iの記憶内容を更新すると共に、ゲートウェイ61を介して、遠隔管理サーバ7に機器異常信号を送信する。遠隔管理サーバ7は、ホーム管理サーバ62から機器異常信号を受信すると、状態記憶部7fや運転履歴記憶部7hの記憶内容を更新すると共に、機器異常通知を電子メールで遠隔操作端末8に送信する。遠隔操作端末8では、携帯電話会社のメール着信通知サービスに応じて、機器異常通知を受信し、受信メール一覧画面206又は受信メール表示画面207でシャッター21A〜21Cの異常が確認される。
【0060】
[防犯異常時の動作]
図37に示すように、シャッター21A〜21Cが防犯モードで閉鎖されているとき、不審者によってシャッター21A〜21Cが手動開放されると、制御盤21eに手動開放検出信号が入力される。制御盤21eは、手動開放検出信号を入力すると、インタフェースIFを介して、ホーム管理サーバ62に防犯異常信号を送信する。ホーム管理サーバ62は、防犯異常信号を受信すると、状態記憶部62gや運転履歴記憶部62iの記憶内容を更新すると共に、連動機器設定画面113で設定されている被操作機器2に動作指令信号を送信し、さらに、ゲートウェイ61を介して、遠隔管理サーバ7に防犯異常信号を送信する。遠隔管理サーバ7は、ホーム管理サーバ62から防犯異常信号を受信すると、状態記憶部7fや運転履歴記憶部7hの記憶内容を更新すると共に、警報通知先設定画面111で設定されているアドレス(端末)に電子メールとして防犯異常通知を送信する。
【0061】
[運転履歴通知動作]
図38に示すように、室内操作端末3の運転履歴通知先設定画面112又は遠隔操作端末8の運転履歴通知先設定画面(図示せず)で設定されている通知時刻になると、ホーム管理サーバ62又は遠隔管理サーバ7は、予め設定されるアドレス(端末)に対し、運転履歴又はそれに基づく通知を電子メールとして送信する。この通知としては、前述した運転履歴通知、運転積算回数通知、メンテナンス通知、生活状況通知などがある。
【0062】
[情報配信動作]
図39に示すように、遠隔管理サーバ7は、配信用のメンテナンス情報、広告情報、地域情報などが登録されると、これらの情報を、対応するホーム管理サーバ62に送信する。ホーム管理サーバ62は、遠隔管理サーバ7から上記の情報を受信すると、室内操作端末3のメイン画面102を構成するウェブページが更新され、室内操作端末3のメイン画面102が備える情報表示部102iに上記の情報が表示される。情報表示部102iに表示される情報のうち、メンテナンス情報は、各建物における運転履歴に基づいて内容が変化するもので、例えば、シャッター21A〜21Cの積算運転回数が所定の回数に達したとき、「定期点検の時期です。」などのメッセージをユーザに伝えるために用いられる。また、広告情報は、被操作機器2に関する広告だけでなく、一般商品の広告であってもよい。また、地域情報は、例えば、地域行政情報、地域防災情報などであり、その地域に属する建物のみに情報が配信される。
【0063】
以上、本発明の実施形態を説明したが、更に室内操作端末3や遠隔操作端末8に音声操作機能を追加したり、シャッター21A〜21Cに室内監視機能を追加することにより、操作性や防犯性を向上させることができ、以下、室内操作端末3に音声操作機能を追加するための構成と、シャッター21A〜21Cに室内監視機能を追加するための構成とを図面に沿って説明する。
【0064】
[音声操作機能]
図40及び図41に示すように、音声操作機能を備える室内操作端末31は、ハードウェア構成として、表示画面31a、操作キー31b、操作モード切換スイッチ31c(操作モード切換手段)、マイク31d、EEPROM31e、音声認識マイクロプロセッサ31f(音声認識手段)、コンバータ31g(信号変換手段)などを備える。操作モード切換スイッチ31cは、音声による操作モードと、操作キー31bによる操作モードとを切換えるものであり、キー操作モードを選択すると、前記室内操作端末3と同じ操作画面が表示され、この画面に沿ったキー操作が可能になる一方、音声操作モードを選択すると、操作キー31bによる操作が規制され、音声による操作のみが許容される。
【0065】
EEPROM31eは、電気的な書換えが可能な不揮発性メモリであり、ここには、ユーザの音声や、音声操作に使用する操作言語が予め記憶される。音声認識マイクロプロセッサ31fは、マイク31dから所定レベル以上の音声を入力したとき、この音声とEEPROM31eの記憶音声とを比較し、操作言語を認識する。コンバータ31gは、音声認識マイクロプロセッサ31fが操作言語を認識したとき、この操作言語を被操作機器2の操作信号に変換し、これを室内操作端末31のCPUに出力する。従って、音声操作モードにおいては、室内操作端末31の操作キー31bを操作することなく、音声だけで被操作機器2を動作させることが可能になる。
【0066】
また、音声認識機能を備える室内操作端末31をホームネットワークシステム1に組み込む場合は、音声認識マイクロプロセッサ31fが救援を求める音声を認識したとき、所定の外部端末に救護要請通知を送信する救護要請通知送信機能(救護要請通知送信手段)を追加してもよい。救護要請通知送信機能は、例えば、火災発生時、強盗侵入時、病状悪化時などの如く、面倒な操作をしている余裕がないとき、「助けて」などの音声を認識し、それに応じて所定の外部端末に救護要請通知を送信するように構成されるものである。この機能は、例えば、EEPROM31eに「助けて」などの救護要請用操作言語を登録すると共に、ホーム管理サーバ62に救護要請通知プログラムを追加する程度の簡単な構成で実施することができる。
【0067】
また、シャッター21A〜21Cが、スラット(羽根)の角度変更に基づいて、採光量や通風量を調整できるブラインドシャッターである場合は、「暑い」、「寒い」、「明るい」、「暗い」などの操作言語を記憶すると共に、その操作言語に応じて、シャッター21A〜21Cの採光量調整や通風量調整を行うようにしてもよい。この場合には、寝たきりの病人や老人であっても、音声だけで採光量調整や通風量調整を行うことが可能になる。
【0068】
[室内監視機能]
ホームネットワークシステム1に室内監視機能(画像送信手段)を追加する場合は、図42及び43に示すように、シャッター21A〜21Cを操作するシャッター操作部21hに、監視カメラ21iが取り付けられる。シャッター操作部21hは、上昇スイッチSW1、停止スイッチSW2及び下降スイッチSW3を備える既存の操作ユニットであり、この操作信号は、内部ネットワーク4を経由することなく、制御盤21eに直接入力される。また、シャッター操作部21hは、建物にネジ固定されるように構成されており、ネジ固定部は、既存のカバー21jによって隠されるが、カバー21jには、複数のシャッター操作部21hを覆うためのものも用意されている。
【0069】
監視カメラ21iは、シャッター操作部21hと同形状の筐体にCCDなどのカメラユニット21kを組み込んで構成される。従って、監視カメラ21i及びシャッター操作部21hを並設し、これらをカバー21jで覆うだけで設置が完了することになる。そして、本実施形態では、監視カメラ21iで撮影した室内の画像を、外部ネットワーク5に接続される遠隔操作端末8にウェブページを介して送信するように構成される。つまり、遠隔操作端末8のブラウザ画面で撮影画像の表示を要求すると、それに応じて遠隔管理サーバ7がホーム管理サーバ62に撮影画像の送信を要求する。そして、この要求を受けたホーム管理サーバ62は、監視カメラ21i側又はホーム管理サーバ62側に導入されているCGI、JAVAアプレットなどの画像送信プログラムを起動し、遠隔管理サーバ7に対する撮影画像の送信を開始する。この撮影画像は、遠隔管理サーバ7を経由して遠隔操作端末8に送信され、そのブラウザ画面に表示される。これにより、ブラウザ機能を備える携帯電話などの端末で室内の状況を確認することが可能になる。
【0070】
また、監視カメラ21iに、室内又は室外の音声を取り込むマイクを設け、その音声を監視カメラ21iの画像と共に送信するようにしてもよい。この場合には、監視カメラ21iを利用してマイクを取り付けることができるだけでなく、画像及び音声によって室内の状況を更に詳細に認識することが可能になる。
【0071】
また、前述した防犯異常通知部7eが防犯異常通知を遠隔操作端末8に送信する際、その電子メールに監視カメラ21iの室内撮影画像を添付するようにしてもよい。この場合には、防犯異常通知に添付された撮影画像を参照することにより、防犯異常の原因を特定したり、室内の状況を確認することが可能になる。
【0072】
叙述の如く構成された本実施形態のホームネットワークシステム1において、遠隔操作端末8は、ブラウザ画面に表示される遠隔操作用のウェブページを介して、遠隔管理サーバ7(遠隔操作管理サーバ)に遠隔操作信号を送信するブラウザ機能(遠隔操作信号送信手段)と、電子メールを受信する電子メール機能(電子メール受信手段)とを備え、遠隔管理サーバ7は、遠隔操作端末8からのアクセスに応じて、遠隔操作用のウェブページデータを送信するウェブサーバ部7a(ウェブページ送信手段)と、遠隔操作端末8から受信した遠隔操作信号に応じて、被操作機器2を動作させる被操作機器動作部7b(被操作機器動作手段)と、被操作機器2の動作完了に応じて、電子メール形式の動作完了通知を遠隔操作端末8に送信する動作完了通知部7c(動作完了通知送信手段)とを備える。つまり、被操作機器2の動作完了が電子メールで通知されるため、メール着信通知機能を持つ携帯電話機81などの端末においては、被操作機器2を遠隔操作した後、何ら操作を行うことなく、最短時間で被操作機器2の動作完了を確認することが可能になる。その結果、被操作機器2の動作完了確認に際し、ブラウザのページ更新操作を要求する従来に比べ、ユーザの操作負担を軽減できる許りでなく、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0073】
しかも、遠隔操作端末8の受信メール一覧画面206を利用し、被操作機器2の操作履歴を表示することができるため、遠隔操作をしたか否かを忘れた場合には、再度サーバに接続することなく、受信メール一覧画面206で遠隔操作の有無を確認することが可能になる。これにより、過去の操作確認が容易になる許りでなく、サーバ接続による通信費の増加を回避することができる。
【0074】
また、遠隔管理サーバ7は、被操作機器2の異常発生に応じて、電子メール形式の異常発生通知を遠隔操作端末8に送信する機器異常通知部7d(異常発生通知送信手段)を更に備えるため、動作完了通知と異常発生通知の通知形式を統一できる許りでなく、遠隔操作端末8の受信メール一覧画面206を利用して、被操作機器2の操作履歴及び異常発生履歴を表示することができる。
【0075】
また、機器異常通知部7dは、被操作機器2に動作指令を送信した後、所定の設定時間経過しても、被操作機器2からの動作完了信号を受信しないとき、被操作機器2が異常であると判断して、遠隔操作端末8に異常発生通知を送信するため、被操作機器2に動作中信号の送信を要求することなく、遠隔管理サーバ8側で被操作機器2の異常を判断し、遠隔操作端末8に異常発生通知を送信することができる。
【0076】
また、上記設定時間は、被操作機器2が動作完了に要する最大時間よりも少し長い時間であるため、設定時間を過剰に長くした場合に比べ、被操作機器2の異常判断を迅速に行うことができる。
【0077】
また、機器異常通知部7dは、被操作機器2に動作指令を送信した後、被操作機器2からの動作中信号を受信しないとき、被操作機器2が異常であると判断して、遠隔操作端末8に異常発生通知を送信するように構成してもよく、この場合には、動作完了信号に基づいて被操作機器2の異常を判断する場合に比べ、異常判断に要する時間を著しく短縮することができる。
【0078】
また、室内操作端末3及び遠隔操作端末8は、被操作機器2の個別操作画面103、203を表示すると共に、この操作画面の中に、被操作機器2の現在の状態を絵で表示するため、現在の状態確認を容易かつ確実に行うことが可能になる。その結果、被操作機器2の現在の状態を文字のみで表示していた従来の如く、ユーザが被操作機器2の現在の状態を誤認したり、状態の誤認に起因して被操作機器2を誤操作するなどの不都合が回避され、特に、画面サイズが小さい携帯電話機81などの携帯端末において、優れた効果を発揮することができる。
【0079】
また、遠隔操作端末8は、個別操作画面203の中に、被操作機器2の現在の動作状態を絵及び文字で表示するため、被操作機器2の状態確認を更に容易かつ確実に行うことが可能になる。
【0080】
また、室内操作端末3及び遠隔操作端末8は、被操作機器2の現在の動作状態と共に、動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、タイマ設定時間などを表示するため、被操作機器2の現在の動作状態だけでなく、動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、タイマ設定時間なども容易に確認することができる。
【0081】
また、被操作機器2が、建物の開口部を開閉するシャッター21A〜21Cである場合、個別操作画面103、203に、シャッター21A〜21Cの開放動作、停止動作又は閉鎖動作を選択する動作選択部103b〜103d、203b〜203dを表示すると共に、所定の決定操作に応じて、動作選択部103b〜103d、203b〜203dで選択された動作を実行するにあたり、個別操作画面103、203が初期状態のとき、動作選択部103b〜103d、203b〜203dでは、停止動作選択部103c、203cが選択されているため、個別操作画面103、203が初期状態のとき、仮に誤って決定操作をしても、被操作機器2が動作することがない。そのため、1回の誤操作だけで被操作機器2が動作してしまうという従来の問題点を解消することができる。
【0082】
また、被操作機器2が、施錠状態と解錠状態(ON状態とOFF状態)に切換操作される電気錠22、入り状態と切り状態に切換えられる照明器具23、ラジオ24などの機器である場合、個別操作画面104〜106、204に、被操作機器2の各動作を選択する動作選択部104b〜106b、104c〜106c、204b、204cを表示すると共に、所定の決定操作に応じて、動作選択部104b〜106b、104c〜106c、204b、204cで選択された状態への切換えを実行するにあたり、個別操作画面104〜106、204が初期状態のとき、動作選択部104b〜106b、104c〜106c、204b、204cでは、被操作機器2の現在の状態が選択されているため、個別操作画面104〜106、204が初期状態のとき、仮に誤って決定操作をしても、被操作機器2の状態が切り換えられることがない。そのため、1回の誤操作だけで被操作機器2の状態が切り換えられてしまうという従来の問題点を解消することができる。
【0083】
また、室内操作端末31は、音声を認識する音声認識マイクロプロセッサ31f(音声認識手段)と、認識した音声を被操作機器2の操作信号に変換するコンバータ31g(信号変換手段)とを備えるため、室内操作端末31の操作キー31bを操作することなく、音声だけで被操作機器2を動作させることが可能になる。しかも、操作画面を見ることなく被操作機器2を動作させることができるため、室内操作端末31の画面サイズに影響されることなく、良好な操作性を確保することができる。また、音声による操作は、室内操作端末31から離れていても可能であるため、寝たきりの病人や老人などでも、被操作機器2を容易に動作させることができる。
【0084】
また、音声認識マイクロプロセッサ31fが救援を求める音声を認識したとき、所定の端末に救護要請通知を送信する救護要請通知送信機能を追加した場合は、火災発生時、強盗侵入時、病状悪化時などの如く、面倒な操作をしている余裕がないときであっても、「助けて」などの声を発するだけで、所定の端末に救護要請通知を送信することができる。そのため、警察署、消防署、警備会社、病院、親戚などに救護を要請することにより、迅速な救護を受けることが可能になる。
【0085】
また、室内操作端末31は、音声による操作モードと、操作キーによる操作モードとを切換える操作モード切換スイッチ31c(操作モード切換手段)を備えるため、音声操作モードを選択することにより、操作キー31bによる被操作機器2の操作が規制され、その結果、子供の悪戯などによる誤動作を防止することができる。
【0086】
また、ホームネットワークシステム1は、シャッター21A〜21Cの手動開放を検出する手動開放検出手段と、この手動開放検出に応じて、所定の被操作機器2を動作させる機器連動部62f(機器連動手段)とを備えるため、シャッター21A〜21Cが不審者によって手動開放された場合、それに応じて、照明器具23、ラジオ24などの被操作機器2を自動的に動作させることができ、その結果、不審者を音や光で威嚇したり、留守宅を在宅状態に見せかけるなど、優れた防犯効果を発揮することができる。しかも、ホームネットワークシステム1に接続された被操作機器2であれば、防犯機器として利用できるため、専用の防犯機器を設ける場合に比べ、防犯システムのコストを抑えることができる。
【0087】
また、室内操作端末3は、手動開放検出に応じて動作させる被操作機器2を設定する連動機器設定画面113(連動機器設定手段)を備えるため、手動開放検出に応じて動作させる被操作機器2を任意に選択することが可能になり、システムの柔軟性を高めることができる。
【0088】
また、ホーム管理サーバ62や遠隔管理サーバ7は、手動開放検出に応じて、外部ネットワーク5に接続される所定の端末に防犯異常通知を送信する防犯異常通知部62e、7e(防犯異常通知手段)を備えるため、ユーザ、警備会社、警察などに防犯異常を通知し、防犯効果を更に高めることができる。
【0089】
また、室内操作端末3の画面は、防犯異常通知を送信する防犯モード、又は防犯異常通知を送信しない非防犯モードを選択する防犯モード選択部103e(防犯モード選択手段)を備えるため、外出時や夜間に限って防犯モードを選択するようにすれば、子供の悪戯などに起因する誤報を回避することができ、その結果、防犯異常通知の信頼性を向上させることが可能になる。
【0090】
また、室内操作端末3は、シャッター21A〜21Cの動作を選択する個別操作画面103に、シャッター21A〜21Cを非防犯モードで閉鎖させる閉鎖動作選択部103dと、シャッター21A〜21Cを防犯モードで閉鎖させる防犯モード選択部103eとを表示するため、シャッター21A〜21Cの閉鎖操作とモード選択操作を同時に行うことが可能になり、その結果、これらの操作を別々に行う場合に比べ、ユーザの操作労力を軽減することができる。
【0091】
また、室内操作端末3は、防犯異常通知の通知先を設定する警報通知先設定画面111(通知先設定手段)を備えるため、防犯異常通知の通知先を任意に選択可能にし、システムの柔軟性を高めることができる。
【0092】
また、シャッター21A〜21Cを、内部ネットワーク4を経由せずに直接操作するシャッター操作部21hと、該シャッター操作部21hに一体的に設けられ、その周囲を撮影する監視カメラ21iと、該監視カメラ21iの撮影画像を、外部ネットワーク5に接続される遠隔操作端末8に送信する画像送信機能とを更に備えるため、シャッター操作部21hを利用して監視カメラ21iを設置でき、その結果、監視カメラ21iの設置が容易になる許りでなく、監視カメラ21iを単独で設置する場合に比べ、意匠的にも良好なものとできる。
【0093】
また、撮影画像は、遠隔操作端末8からの要求に応じて送信され、遠隔操作端末8のブラウザ画面に表示されるため、ブラウザ機能を備える携帯電話などの端末で室内の状況を確認することが可能になる。
【0094】
また、防犯異常通知を遠隔操作端末8に送信する際、監視カメラ21iの撮影画像を添付するため、防犯異常通知に添付された撮影画像を参照することにより、防犯異常の原因を特定したり、室内の状況を確認することが可能になる。
【0095】
また、内部ネットワーク4又は外部ネットワーク5に、ホーム管理サーバ62又は遠隔管理サーバ7を接続すると共に、該管理サーバ62、7に、シャッター21A〜21Cの運転履歴を記憶する運転履歴記憶部62i、7h(運転履歴記憶手段)と、運転履歴又はそれに基づく通知を、外部ネットワーク5に接続される所定の端末、又は内部ネットワーク4に接続される室内操作端末3に送信する運転履歴通知部7i(運転履歴通知手段)とを備えるため、シャッター21A〜21Cの履歴記憶部を不要にし、シャッター21A〜21Cのコストダウンを図ることができる。
【0096】
また、内部ネットワーク4又は外部ネットワーク5に接続された端末であれば、シャッター21A〜21Cの運転履歴を取り出すことができるため、わざわざ現場まで出向くことなく、運転履歴を入手して故障診断などを行うことができる。また、特別な運転履歴取出装置を使用することなく、簡単に運転履歴を取り出すことができるため、ユーザによる運転履歴の利用も促進することができる。
【0097】
また、上記通知には、運転履歴に基づいて算出されるシャッター21A〜21Cのメンテナンス時期やバッテリ交換時期が含まれるため、シャッター21A〜21Cのメンテナンス時期やバッテリ交換時期を自動的にユーザに通知することが可能になり、その結果、メンテナンス業者の通知業務などを省力化できる許りでなく、適切なバッテリ交換をユーザに促すことができる。
【0098】
また、上記通知には、運転履歴に基づいて判定される建物内の生活状況が含まれるため、シャッター21A〜21Cの運転履歴を利用し、建物内における住人の安否などを通知することが可能になる。
【0099】
また、室内操作端末3や遠隔操作端末8は、上記通知の通知先を設定する運転履歴通知先設定画面112(通知先設定手段)を備えるため、通知先を任意に選択することが可能になり、システムの柔軟性を高めることができる。
【0100】
また、内部ネットワーク4を、外部ネットワーク5を介して遠隔管理サーバ7(情報配信サーバ)に接続すると共に、該遠隔管理サーバ7から室内操作端末3に対して情報を配信し、この情報を室内操作端末3の画面に表示するため、ホームネットワークシステム1の室内操作端末を利用し、ユーザに様々な情報を配信することが可能になる。例えば、被操作機器2の製造業者、販売業者、メンテナンス業者などは、被操作機器2の新製品情報、メンテナンス情報などをユーザに提供する場合、電話、ハガキなどの既存のコミュニケーション手段を使用することなく、ホームネットワークシステム1の室内操作端末3を利用して上記情報を提供することができる。
【0101】
また、遠隔管理サーバ7は、被操作機器2のメンテナンス情報を室内操作端末に配信するため、シャッター21A〜21Cなどの如く、定期的なメンテナンスが必要な被操作機器について、その適正なメンテナンス情報をユーザに通知することが可能になる。
【0102】
また、遠隔管理サーバ7は、被操作機器2の運転履歴を記憶すると共に、この運転履歴に基づくメンテナンス情報を室内操作端末3に配信するため、被操作機器2の異常やメンテナンス時期を運転履歴に基づいて判断し、ユーザに通知することができる。
【0103】
また、遠隔管理サーバ7は、広告情報を室内操作端末3に配信するため、被操作機器2の新製品情報などをユーザに配信できる許りでなく、その他の一般広告もユーザに配信でき、その結果、ホームネットワークシステム1を利用した新規な広告メディアを構築することができる。
【0104】
また、遠隔管理サーバ7は、地域情報を室内操作端末3に配信するため、ホームネットワークシステム1を利用して、地域行政情報、災害警報情報などの地域情報をユーザに配信でき、その結果、地域コミュニケーションの構築に貢献することができる。
【0105】
また、室内操作端末3は、問合せメッセージを遠隔管理サーバ7に送信する問合せ画面117(問合せ送信手段)を備えるため、ユーザに一方的に情報を配信するだけでなく、ユーザからの情報発信も可能になり、その結果、ユーザとの間に新たな双方向コミュニケーション手段を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホームネットワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ホーム管理サーバ及び遠隔管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図3】室内操作端末の画面構成を示すブロック図である。
【図4】室内操作端末の認証画面を示す説明図である。
【図5】室内操作端末のメイン画面を示す説明図である。
【図6】室内操作端末のメイン画面が変化した状態を示す説明図である。
【図7】室内操作端末の個別操作画面(シャッター1)を示す説明図である。
【図8】室内操作端末の個別操作画面(シャッター2)を示す説明図である。
【図9】室内操作端末の個別操作画面(シャッター3)を示す説明図である。
【図10】室内操作端末の個別操作画面(電気錠)を示す説明図である。
【図11】室内操作端末の個別操作画面(照明器具)を示す説明図である。
【図12】室内操作端末の個別操作画面(ラジオ)を示す説明図である。
【図13】室内操作端末のタイマ設定画面(ラジオ)を示す説明図である。
【図14】室内操作端末の一斉操作画面を示す説明図である。
【図15】室内操作端末の各種設定画面を示す説明図である。
【図16】室内操作端末のパスワード変更画面を示す説明図である。
【図17】室内操作端末の警報通知先設定画面を示す説明図である。
【図18】室内操作端末の運転履歴通知先設定画面を示す説明図である。
【図19】室内操作端末の連動機器設定画面を示す説明図である。
【図20】室内操作端末の機器情報取得画面を示す説明図である。
【図21】室内操作端末の運転履歴確認画面を示す説明図である。
【図22】室内操作端末の積算運転回数確認画面を示す説明図である。
【図23】室内操作端末の問合せ画面を示す説明図である。
【図24】室内操作端末の異常解析画面を示す説明図である。
【図25】遠隔操作端末の認証画面を示す説明図である。
【図26】遠隔操作端末のメイン画面を示す説明図である。
【図27】遠隔操作端末の個別操作画面(シャッター)を示す説明図である。
【図28】遠隔操作端末の個別操作画面(電気錠)を示す説明図である。
【図29】遠隔操作端末の一斉操作画面を示す説明図である。
【図30】遠隔操作端末の受信メール一覧画面を示す説明図である。
【図31】遠隔操作端末の受信メール表示画面(動作完了通知:シャッター閉鎖)を示す説明図である。
【図32】遠隔操作端末の受信メール表示画面(動作完了通知:留守モード)を示す説明図である。
【図33】遠隔操作端末の受信メール表示画面(防犯異常発生通知)を示す説明図である。
【図34】通知メールの種類及び内容を示す表図である。
【図35】室内操作時の動作説明図である。
【図36】遠隔操作時の動作説明図である。
【図37】防犯異常時の動作説明図である。
【図38】運転履歴通知動作の説明図である。
【図39】情報配信動作の説明図である。
【図40】音声操作機能を備える室内操作端末の正面図である。
【図41】音声操作機能を備える室内操作端末の構成を示すブロック図である。
【図42】シャッターの斜視図である。
【図43】シャッター操作部及び監視カメラを示す正面図である。
【符号の説明】
1 ホームネットワークシステム
2 被操作機器
3 室内操作端末
4 内部ネットワーク
5 外部ネットワーク
6 ホームゲートウェイ
7 遠隔管理サーバ
8 遠隔操作端末
21A〜21C 建物用電動シャッター
22 電気錠
23 照明器具
24 ラジオ
61 ゲートウェイ
62 ホーム管理サーバ
81 携帯電話機
82 パソコン

Claims (9)

  1. 建物に取付け又は設置される単一又は複数の被操作機器と、
    前記被操作機器を操作する操作端末と、
    該操作端末及び前記被操作機器を接続するネットワークと
    を備えるホームネットワークシステムにおいて、
    前記操作端末は、前記被操作機器の操作画面を表示すると共に、この操作画面の中に、前記被操作機器の現在の状態を絵で表示することを特徴とするホームネットワークシステム。
  2. 前記操作端末は、前記操作画面の中に、前記被操作機器の現在の動作状態を絵及び文字で表示することを特徴とする請求項1記載のホームネットワークシステム。
  3. 前記操作端末は、前記被操作機器の現在の動作状態と共に、動作モード、異常発生の有無、タイマ設定の有無、又はタイマ設定時間を表示することを特徴とする請求項1又は2記載のホームネットワークシステム。
  4. 前記被操作機器が、建物の開口部を開閉する建物用電動シャッターである場合、前記操作画面に、前記建物用電動シャッターの開放動作、停止動作又は閉鎖動作を選択する動作選択部を表示すると共に、所定の決定操作に応じて、前記動作選択部で選択された動作を実行するにあたり、前記操作画面が初期状態のとき、前記動作選択部では、停止動作が選択されていることを特徴とする請求項1〜3に記載のホームネットワークシステム。
  5. 前記被操作機器が、ON状態とOFF状態とに切換操作される機器である場合、前記操作画面に、前記被操作機器のON状態又はOFF状態を選択する状態選択部を表示すると共に、所定の決定操作に応じて、前記状態選択部で選択された状態への切換えを実行するにあたり、前記操作画面が初期状態のとき、前記状態選択部では、前記被操作機器の現在の状態が選択されていることを特徴とする請求項1〜4に記載のホームネットワークシステム。
  6. 前記操作端末は、
    音声を認識する音声認識手段と、
    認識した音声を前記被操作機器の操作信号に変換する信号変換手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5に記載のホームネットワークシステム。
  7. 前記音声認識手段が救援を求める音声を認識したとき、所定の端末に救護要請通知を送信する救護要請通知送信手段を更に備えることを特徴とする請求項6記載のホームネットワークシステム。
  8. 前記操作端末は、音声による操作モードと、操作キーによる操作モードとを切換える操作モード切換手段を備えることを特徴とする請求項6又は7記載のホームネットワークシステム。
  9. 前記操作端末は、建物内で前記被操作機器を操作する室内操作端末、又は、建物外で前記被操作機器を遠隔操作する遠隔操作端末であることを特徴とする請求項1〜8に記載のホームネットワークシステム。
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