JP2004110814A - メッセージ情報共有装置およびメッセージ情報共有方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子的なコミュニケーション、特に電子メールで議論を行う際に、メーリングリストを明示的に使用しなくとも、議論参加者は過去の議論を、関連性のある単位でグループ化し、それらを一覧できるようなシステムを提供する。
【解決手段】 受信したメッセージに対し、蓄積されているメッセージとの関係性を判定する集合判定部204と、メッセージの集合および集合間の関係を記録する集合情報記憶部205と、ユーザが当システムに蓄積された情報にアクセス可能かを判定び管理するアクセス管理部207と、ユーザがアクセス可能なメッセージおよび集合情報を表示するメッセージ集合表示部209と、集合間の関係性を作成および編集する集合情報編集部208を有することを特徴とする。
【選択図】   図2

Description

 本願発明は、インターネットやイントラネット上での、電子メールによるメッセージ交換に基づく情報共有、整理の方法に関わるメッセージ情報共有装置に関する。
 ユーザがお互いに情報交換をする手段として、もっとも広く普及しているものに電子メールがある。電子メールを使った議論は、1対1のコミュニケーションにはよいが、複数人が参加してのコミュニケーションとなると、途中参加者、中途脱退者へのフォロー、および大規模化する議論の内容把握といった点で、議論を維持していくコストが爆発的に増大する。
 このような電子メールを使った複数人の議論をサポートするために、メーリングリストという仕組みが一般的に用いられている。メーリングリストとは複数人のメールアドレスに対する一つのエイリアスアドレスであり、そのアドレスに電子メールを送信することで、あらかじめ登録されたユーザのメールアドレスに配送される。このようなメーリングリストの作成および保守や、エイリアスアドレスに送信された電子メールに関するさまざまなサービスを提供するシステムをメーリングリスト支援システム(ML支援システム)と呼ぶ。
 ML支援システムには、エイリアスアドレスのみを提供する単純なものから、メッセージを蓄積する手段を持ち、WWW(World Wide Web)等を用いて、そのアドレスに対して過去に送信されたメッセージの一覧や検索といった閲覧機能や、単位時間あたりの送信受付数の提示、内容のダイジェスト作成機能といったものまで存在する。また、WWW電子掲示板にメール配送機能を持たせることで、実質的にML支援システムとして機能しているシステムも多い。
 しかし、メーリングリストが使われるのは、メッセージのやりとりをする開始する時点で、話し合う相手や話題がある程度決まっており、議論の規模および期間が比較的大きくなることがわかっている場合に限られる。ほとんどのコミュニケーションは、メーリングリストを使わない、通常の電子メールを使って行われる。これは主にメーリングリストを作成するのが面倒であるという理由と、メッセージのやりとりが始まる段階では、メーリングリストを使用する規模なのかどうかの判断がつきにくいことに依ると考えられる。
 メーリングリストを使わずに議論が活発化した場合の弊害として、大きな問題は以下の2つである。
 第1に複数のメールを特定の話題の集合として管理することが非常に難しい。
 第2に規模が大きくなって、メーリングリストに移行しようとしても、それまでの議論経緯をそのまま取り込んで移行することは非常に困難である。
 第1の問題では同じ話題を様々な人に問い合わせたり、議論したりする際に問題になる。近年のメールクライアントはメールのグルーピング機能を備えるものも多いが、基本的に、ある特定のメールアドレスに投稿されたものか、その内容に特定の文字列が含まれている、といったグルーピングしか行うことができない。上記の機能のみで何とか個人的にグルーピングできたとしても、議論への途中参加者は、それ以前の議論内容を参照することができないし、議論の途中で離れたものは、その後の経緯を知ることが難しいといった問題点もあり、本質的な解決にはほど遠い。
 第2の問題では議論が活発化してきて、ML支援システムを使用しようとした際に問題になる。過去の議論内容を送信者、送信日時といった属性を含めて、ML支援システムに取り込むことは容易ではなく、また、そのMLの参加者として誰を選べばよいかという点もやっかいな問題である。
 このような問題により、議論開始時点でメーリングリストを使うのは難しく、一方メーリングリストを使わずに議論を続けていくのも困難である。また、議論の途中からメーリングリストに移行しにくいというのが現状である。以上の問題点に対する従来のアプローチは、些細なことにでもメーリングリストを使えるよう、作成および運用を易しくしたシステムを提供する、といったアプローチが取られている。
 例としては、メーリングリストの作成および参加手順を簡略化したQUICK-ML(非特許文献1参照)システムがある。これはxxxx@quickml.comというように適当なxxxxを宛先として指定し、写し(CC: )としてメーリングリスト参加者を指定することにより、まだそのxxxxが使われていなければ、自動的にメーリングリストxxxx@quickml.comを作成するシステムである。新たに参加者を追加する場合には、写し(CC: )に新規参加者のアドレスを一度書くだけで追加することができる。
 また、複数のメーリングリストの間に集合関係を定義し、メールの配信,メンバの追加,削除を一括して行えるようにしている(特許文献1)。
高林哲, 「横着プログラミング5:QuickML」 UNIX MAGAZINE 2002/05, vol17#5, P.110-117 特開平9−218832号公報(段落[0026]−[0029]、図2)
 本願発明は、上記の問題を鑑み、電子的なコミュニケーション手段、とくに電子メールによる議論において、はじめからメーリングリストを使用していなくても、話題単位でメッセージを集合化し、議論参加者でそれらの情報を共有する手段を提供する。また、いざメーリングリストを作成する際に、これまでの議論内容をそのまま取り込んで作成する手段を提供する。また、話題単位でダイジェストや関係資料を参加者間で共有する手段を提供する。更に、後発の参加者に対する情報の秘匿を可能にする手段を提供する。
 上記の課題を解決するため本願発明は、メッセージを受信するためのメッセージ受信手段と、このメッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納するためのメッセージ格納手段と、前記メッセージ受信手段が受信したメッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を判定するための集合判定手段と、この集合判定手段によって前記受信メッセージがメッセージ集合と関係があると判定された場合に、前記受信メッセージをメッセージ集合に含めて記憶するための集合情報記憶手段と、この集合情報記憶手段またはメッセージ記憶手段に記憶された情報に対しアクセス可能である否かをユーザ情報記憶部のユーザ情報をもとに管理するためのアクセス管理手段と、このアクセス管理手段にてアクセス可能とされたユーザに対し、複数のメッセージ集合で構成される集合関係の作成,統合,分割,削除の内少なくとも1つの編集処理をさせるための集合関係編集手段とを有することを特徴とする。
 これにより、はじめからメーリングリストを使用していなくても、話題単位でメッセージを集合化し、議論参加者でそれらの情報を共有することができる。また、いざメーリングリストを作成する際に、これまでの議論内容をそのまま取り込んで作成することができ、話題単位でダイジェストや関係資料を参加者間で共有する手段を提供する。
 また、集合判定手段は、前記受信メッセージとメッセージ集合との関係がないと判定した場合に、前記受信メッセージに関する新規なメッセージ集合を生成して前記集合情報記憶手段に記憶させることを特徴とする。これにより、受信メッセージに対し、関係するメッセージ集合が無い場合に、新規にメッセージ集合を生成することができる。
 また、前記メッセージ集合は、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージを返信関係のあるメッセージで分類した集合として定義されており、集合関係編集手段は、集合関係に関係があるユーザを、この集合関係を構成する複数のメッセージ集合に関係があるユーザとして定義することを特徴とする。これにより、メッセージの内容に関係する者同士で情報を共有することができる。
 また、集合関係に対しエイリアスアドレスを生成するエイリアスアドレス生成手段をさらに具備し、前記集合情報記憶手段は生成されたエイリアスアドレスと前記集合関係の対応を記憶し、前記集合判定手段は、エイリアスアドレス宛のメッセージが含まれるメッセージ集合を、エイリアスアドレスに対応する集合関係に含ませることを特徴とする。これによりメッセージの投稿や返信する際に分類を行うことができる。
 また、ユーザに対してメッセージを送信するメッセージ送信手段をさらに具備し、前記集合情報記録手段は、エイリアスアドレスと前記ユーザの対応を記憶し、前記メッセージ送信手段は、前記メッセージ受信手段にてエイリアスアドレス宛のメッセージを受信した際に、このエイリアスアドレスと対応づけられているユーザに対し、受信メッセージを送信することを特徴とする。これにより、メーリングリストを生成することができる。
 また、集合関係に対し、この集合関係に関する情報である関連情報を対応づける関連情報編集手段と、この記関連情報を記憶する関連情報記憶手段をさらに具備することを特徴とする。これにより、関連情報の共有化ができる。
 本発明によれば、電子的なコミュニケーション、特に電子メールで議論を行う際に、議論参加者は過去の議論を、関連性のある単位でグループ化し、それらを一覧できるようになる。また、メーリングリストの作成時に、それまでの議論内容を取り込んで作成することができる。また、後発の参加者に対する情報の秘匿が可能である。
 以下、図面を用いて本願発明のメッセージ情報共有システムの一実施形態を説明する。図1は、本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの全体構成を表す図である。この実施形態では、ユーザはWEBブラウザやメーラといったユーザ端末101を用い、インターネットやイントラネットといったネットワーク104を介して当メッセージ情報共有システムにアクセスする。提案システムはメッセージ送受信部102と、メッセージ処理/表示部103で構成され、お互いにメッセージを交換しあう。この二つは基本的に同一のホスト上に置かれるが、前者は既知のメールサーバで置き換えが可能であるため、複数のホスト上に分散して置かれてもよい。
 本実施形態においては、交換又は送信された複数のメッセージを、所定の関係に従ってメッセージ集合として集合化し、その所定の関係をメッセージ集合情報として管理すると共に、メッセージ集合間の関係を集合関係として管理することで、メーリングリストへのスムーズな移行を可能にするものである。
 以下、メッセージ送受信部102およびメッセージ処理/表示部103の内部処理について、本実施形態の詳細を説明する。
 図2は、本実施形態のメッセージ情報共有システムの最小構成を表す図である。図中、メッセージ受信部201はこのシステム宛に送られたメッセージを受信する手段である。このメッセージ受信部201は最低1つ以上の受取可能メッセージアドレスを持ち、ユーザ端末101から受取可能メッセージアドレス宛に送信されたメッセージを受け取り、メッセージ格納部202にその内容を伝える。本実施形態におけるメッセージ受信部201は@ms.tosh.co.jpを末尾に持つ複数のメッセージアドレスを受信するものとして説明を行う。メッセージ受信部201は既知のメールサーバで置き換え可能である。
 メッセージ格納部202はメッセージの内容をメッセージ記憶部203に記録し、集合判定部204を起動する。集合判定部204は、受信したメッセージに対し、過去のメッセージとの関係や既存の集合関係を判定し、新たに集合を定義するか、既存の集合の一部としてメッセージをいずれかのメッセージ集合と結びつけ、その内容を集合情報記憶部205に集合関係として記録する。
 また、集合判定部204は、受け取ったメッセージ送信者および受信者を、メッセージ中から取得し、ユーザ情報記憶部206の内容と照合し、未登録だと判定した場合、該当者をユーザとして、ユーザ情報記憶部206に登録を行う。
 照合方法は、ユーザ情報記憶部206中の、ユニークなレコードに対して文字列マッチ等の方法で行うことができる。電子メール交換の場合、ユーザ情報の照合は一般的にメールアドレスが使用されている。送信者および受信者のメールアドレスは、RFC822によって定められたフォーマットでメッセージ中に記述されており、公知の手法で取得することができる。
 以下は、ユーザ端末101により、記録されたメッセージ群にアクセスする際に処理を行う機能である。
 アクセス管理部207は、記録されたメッセージ群にアクセスしようとする者に対し、本システムを操作する権限があるか、また、表示しようとしているメッセージの閲覧権限があるか否かを集合情報記憶部205またはユーザ情報記憶部206に記録されている情報を用いて判定する。
 メッセージ集合表示部209は、このアクセス管理部207を介して、システムが記録しているメッセージの単体または集合情報記憶部205によって関係付けられたメッセージ集合を表示する。
 集合情報編集部208は、アクセス管理部207を介して、集合情報記憶部205の内容を編集し、メッセージ集合間の関係を新たに定義したり、既存の集合関係に新たな集合を追加する等の処理を行うものである。
 図3はメールエイリアス生成処理を追加した一実施形態を表す図であり、図1に対し、さらにエイリアスアドレス生成部310、メッセージ送信部311を有する。図中の各機能ブロック(201〜209)は、図2の各機能ブロック(201〜209)と同等のものであるが、いくつかのブロックは、下記の記述にあるような追加機能を有する。
 集合情報編集部208は、さらに、メッセージ集合間の関係に対して、エイリアスアドレスの新規作成および編集処理を行い、エイリアスアドレス生成部310を起動する。また、エイリアスアドレスに対し、複数のユーザを対応づける処理を行う。
 エイリアスアドレス生成部310は、エイリアスアドレスと、集合関係との対応情報を記録する。さらに、エイリアスアドレスとユーザの対応を記録する。集合判定部204は、さらに、受信したメッセージがエイリアスアドレス宛だった場合、受信したメッセージと結びつけられた集合を、エイリアスアドレスと対応づけられている集合関係に加える。また、そのエイリアスアドレスに対し、対応づけられているユーザがあれば、その情報を付与してメッセージ送信部311を起動する。
 メッセージ送信部311は、集合判定部204によって指定されたユーザに対してメッセージを送信する。メッセージ送信部311およびメッセージ受信部201は既知の一般的なメールサーバ等で置き換え可能である。
 図4はさらに関連情報を扱う一実施形態を表す図であり、図3に対し、さらに関連情報編集部412および関連情報記憶部413を有する。図中の各ブロック(201〜311)は図3の各ブロック(201〜311)と同等のものであるが、いくつかのブロックは、下記の記述にあるような追加機能を有する。
 関連情報記憶部413は、集合情報記憶部205に記録されたメッセージ集合もしくは集合関係に対し、何らかの関連する情報リソースを結びつけて関連情報として記憶する。関連情報編集部412は、アクセス管理部207を介し、集合情報記憶部205に記録されたメッセージ集合もしくは集合関係に対して結びつけられた情報リソースを追加、もしくは編集する。
 メッセージ集合表示部209は、さらに、表示するメッセージ集合もしくは集合関係と結び付けられた関連情報を、関連情報記憶部413から取り出し、あわせて表示する。以下、本実施形態の説明では、すべての実施形態を包含する図4の構成に基づいて、その処理の流れと効果を説明する。
 図5は、ユーザ情報記憶部206において記憶するユーザ情報の例を示す図である。図に示すように、ユーザはユニークなユーザID501によって識別され、ユーザ毎に、アカウント502、メールアドレス503、パスワード504の項目が記憶され、管理される。メールアドレスは1ユーザIDに対し、複数定義することもできる。ユーザ情報は集合判定部204により自動的に作成されていくが、オペレータの操作によって明示的に作成してもよい。パスワードは空の値を取ることができ、その際は後述するユーザ認証の際に常にNO(false) になる。
 図6は、メッセージ受信部201が受信し、メッセージ格納部202を経由してメッセージ記憶部203に記憶されるメッセージの例を表す図である。図中、メッセージ601はユーザaoki(aoki@abc.tosh.co.jp )が作成した新規のメッセージである。メッセージ602はメッセージ601に対するユーザsuzukiの返信である。メッセージ603はメッセージ601を受けて、ユーザmotokiがユーザtakagiに対して送信したものであるが、メッセージ601の返信という形は取っておらず、新規のメッセージとして扱われている。
 メッセージ604はメッセージ603に対するユーザtakagiのユーザmotokiに対する返信であり、メッセージ605はメッセージ604を受けて、関係者全員に送信した新規メッセージである。メッセージ606は別件でユーザaokiがユーザakagi に対して送った新規メッセージである。
 本実施例で扱うメッセージはIETF(Internet Engineering Task Force) で定められたRFC822に従ったものであり、送信者(From:) 、宛先(To:,Cc:,Bcc) 、送信日時(Date:) 、題名(Subject:)というヘッダ情報と、本文で構成される。さらに、メッセージ固有の識別子(本例ではMessage-IDヘッダ)の存在を仮定しているが、存在しない場合は送信日時や送信者情報を組み合わせ、近似的に固有な識別子を生成して代用してもよい。
 さらに、メッセージ間の返信関係を表す識別子(本例ではIn-Reply-Toヘッダ) の存在を仮定しているが、存在しない場合は本文中の引用符(>や|)で囲まれる文章内容から、過去に投稿されたメッセージとの関係を類推して返信関係を定義してもよい。なお、Message-IDヘッダやIn-Reply-To ヘッダは、一般に非常に広く用いられているものであり、特殊な仮定ではない。
 図7は、図6のメッセージをメッセージ記憶部203に記録する際のデータ構造の例を示す図である。メッセージID701、送信日時702、Subject703、送信者704、受信者705、親ID706、内容707で構成される。メッセージIDはメッセージを識別する固有のIDであり、メッセージ中のMessage-Idヘッダをそのまま使用してもよい。
 親IDはメッセージ間の返信関係を表すものであり、1つもしくは複数の親IDを持つことができる。親IDはメッセージ中のIn-Reply-To ヘッダの情報をそのまま使用してもよいし、内容中の引用符(>や|)で囲まれる文章内容から、過去に投稿されたメッセージとの関係を類推したり、投稿時間と送信先の類似性や、本文の内容に現れる言葉の統計量から文章の類似性を判定する公知手法を用いて関係性を定義し、時系列的に前のメッセージを親として記録してもよい。
 図8は、図6および図7のように記憶されたメッセージとユーザとの関係を示したものである。縦軸801にメッセージID、横軸802にユーザを並べている。図8では返信関係を有するメッセージ同士については同一形状の印を用いて示している。返信関係を用いてメッセージを分類すると、メッセージは(m1,m2) 、(m3,m4) 、(m5)、(m6)という4つの集合に分かれ、たとえばユーザaokiは(m1,m2) 、(m5)、(m6)の3つのメッセージ集合に関係していることがわかる。これらはメッセージ記憶部203に記憶されたメッセージとユーザとの関係から導き出してもよいし、メッセージ記憶部203に記憶しておいてもよい。
 図9は、集合情報記憶部205に記録されるメッセージ集合情報の例を示す図である。メッセージ集合固有の識別子であるメッセージ集合ID901と、各メッセージ集合内に存在するメッセージID902、各メッセージ集合内のメッセージと関係があるユーザ903で構成されている。この図9は図8の見方を変えたもう一つの表現であり、4つのメッセージ集合それぞれにt1〜t4のIDを与えている。
 このメッセージ集合は図7の情報から機械的に作成できるが、関係するユーザとして、メッセージの送受信に関わったもの以外にも、メッセージ中の内容に関係がある(例えば、直接名前が挙げられている等)ユーザも関係するユーザとして登録する処理を行ってもよい。
 図10は、集合情報記憶部205に記録される集合関係の例を示す図である。集合関係は後述する集合情報編集部208によってユーザの操作で作成され、集合関係ID1001、各集合関係に包含されているメッセージ集合のID1002、この関係付けを行ったユーザ1003で構成される。
 図11は、集合情報記憶部205に記憶されるエイリアスアドレスに関する情報の例を示す図である。エイリアスアドレス1101、エイリアスアドレスを持つ(対応している)集合関係のID1102、各エイリアスアドレスを作成したユーザ1103、各エイリアスアドレスに登録されているユーザ1104で構成される。エイリアスアドレスに関する情報は、集合情報編集部208およびエイリアスアドレス生成部310によって作成され記憶される。
 エイリアスアドレス1101はこのテーブルの主キーであり、重複していないことに加え、メッセージ受信部201が受信可能なメッセージアドレスが書かれる。集合関係ID1102は各エイリアスアドレスに対応づけられた集合関係IDであり、各エイリアスアドレス宛に送信されたメッセージの所属するメッセージ集合は、この集合関係IDに包含されている集合と判定される。
 図12は、関連情報記憶部413によって記憶される集合関係と関連する情報を表す例である。テーブル1201は関連情報と集合関係との対応を表したものであり、文書1202、1203は関連情報の例である。これらの文書は、メッセージ集合表示部209が集合関係r1を表示する際に併せて表示され、話題の参考情報や再利用可能な資料として利用されることを目的としている。
 関連情報は主に関連情報編集部412を用いてユーザが作成するが、さまざまなコミュニティシステムやメーリングリスト支援システムでの手法(特願2002−69524号)を用い、メッセージ集合のダイジェストや、特定のルールに従った記述をまとめた文書や、メッセージ集合のメタ情報(投稿頻度や投稿総量等)を記載した文書をシステムが作成し、メッセージ集合の生成や変更にあわせて関連情報として登録、更新してもよい。
 図13は、メッセージ受信からメッセージ記録、集合判定、メッセージ送信に至る処理のフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、メッセージ受信時の処理を説明する。
 まず、システムはメッセージを受信するまでステップ1301で待機し、メッセージ受信部201でメッセージを受信するとステップ1302に進み、メッセージ格納部202はメッセージをメッセージ記憶部203に記録する。
 次に、メッセージの送信者、受信者の中で、ユーザ情報記憶部206に存在しない者がいれば、ユーザ登録を行う。ユーザ登録の際、アカウント502やパスワード504は、メールアドレス等から自動的に作成する。
 その内容をシステムが登録したユーザへ通知してもよいし、システムの管理者が明示的にメッセージ集合表示部209の使用を許可したユーザのみがパスワードを設定され、その他は空の値を持つ、などとしてもよい。この処理により、メッセージ記憶部203に記憶されたメッセージの送信者および受信者は、もれなくユーザ情報記憶部206にユーザとして登録される。
 次にステップ1305に進み、受け取ったメッセージが、過去に記録されたメッセージと返信関係があるかどうかを集合判定部204にて判定し、関係があれば、その過去のメッセージを含むメッセージ集合にそのメッセージを加え(ステップ1307)、関係なければ、そのメッセージのみを含むメッセージ集合を作成する(ステップ1306)。返信関係は前述したさまざまな方法で判定可能である。
 次に、そのメッセージ集合がなんらかの集合関係に包含されており、かつ、その集合関係に対応づけられたエイリアスアドレス宛かどうかを判定する(ステップ1308)。もし上記条件が真だった場合(エイリアスアドレス宛の場合)、ステップ1309に進み、その集合関係に、受信したメッセージが所属するメッセージ集合を追加する(すでに包含されていた場合はなにもしない)。
 次に、エイリアスアドレスに登録されているユーザが存在した場合、メッセージ送信部311にてそのユーザ宛に受信したメッセージを送信する(ステップ1310、ステップ1311)。
 図14は、ユーザがユーザ端末101からネットワーク104を介してシステムにアクセスし、システムが記憶する情報を閲覧したり、編集を行う際の処理のフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、システムとユーザのインタラクションと、その内部処理について説明する。
 まず、システムを利用する者はアクセス管理部207においてユーザ認証を行い(ステップ1401)、システムに登録されたユーザだけがステップ1402のログオン状態に進み、以後、そのユーザに対して閲覧可能な情報および操作が可能になる。
 ユーザ認証はアカウントとパスワードによる認証の他に、受信したメッセージのMessage-IDと、自分のメールアドレスの組み合わせ等、ユーザ情報記憶部206に記録されている情報と、その本人しか知り得ない情報の組み合わせによって行ったりしても良い。
 ユーザが閲覧可能な情報とは、主に、ユーザが関係している集合関係やメッセージ集合に属するメッセージ情報を指す。メッセージ集合に関係するユーザに対し、直接受け取っている、受け取っていないといった差を無視してすべてのメッセージを閲覧可能にするかどうかはさまざまな選択肢があるが、そのような細かい条件はオプションとし、以下の説明では、メッセージ集合に関係するユーザは、そのメッセージ集合に属するメッセージをすべて閲覧可能という前提で話を進める。
 システムは、ステップ1403においてコマンド待ち受け状態となる。ログオン状態になった利用者は、メッセージ集合表示(ステップ1405)か、集合関係表示(ステップ1407)か、エイリアスアドレス表示(ステップ1409)か、関連情報編集(ステップ1411)か、ログアウトしてシステムの利用を終了するかといったコマンドを選択する(ステップ1404,1406,1408,1410,1412)。選択後、それぞれの処理を行い、再びコマンド入力状態(ステップ1403)に戻る。
 表示内容や上記コマンド選択肢は、過去に選択したコマンドにより変化する。以降、それぞれのコマンドを選択した後の処理および表示例について説明する。
 図15は、メッセージ集合表示(ステップ1405)に進んだ際の、メッセージ集合表示部209によって表示される画面の一例である。画面上部1501には、現在表示されている内容、画面左部1502には他の選択可能なコマンド群が配置され、画面中央上部1503には利用者が関係するメッセージ集合の一覧が表示されている。画面下部左部1504には、検索用入力フォームが配置されている。
 検索機能の提供は、本実施形態における必須の機能ではないが、ユーティリティ機能の一例として取り上げる。検索手法自体は様々な公知手法を用いてよい。本願発明を用いることで、よりユーザのニーズにマッチした検索範囲を提供することができる。この画面例では、利用者が関係するメッセージ群を対象に検索を行う。
 画面下右部位置には、表示しているメッセージの集合に対し、集合関係を定義する集合関係編集画面へ遷移するボタン1505が配置されている。利用者は表示されているメッセージの題名等を選択することで、メッセージの内容を閲覧することができる。
 図16は、集合関係編集画面(ステップ1407)の一例である。画面中央部には、集合関係に包含すべきメッセージ集合の候補が表示される(1601)。候補はこの編集画面に遷移した元の画面によって変化し、図15から遷移した場合は、そのユーザが関係するメッセージ集合すべてを表示し、後述する図17から遷移した場合は、そのユーザが関係するメッセージ集合のうち、集合関係に含まれていないメッセージ集合を表示し、後述する図20から遷移した場合は、その時表示していたエイリアスアドレスに対応する集合関係に含まれるメッセージ集合を表示する。
 ユーザは関係付けたいメッセージ集合をチェックボックス160<S>3</S><FONT COLOR="RED">2</FONT>により選択し、集合関係の新規作成ボタン1603、もしくは既存の集合関係への追加ボタン1604、もしくは既存のエイリアスアドレスに対応する集合関係への追加ボタン1605を押すことで、選択したメッセージ集合をどのような集合関係に加えるかを選択する。集合関係への追加ボタン1604が押されると、既存の集合関係の一覧が表示され、その中から加えたい集合関係を選択する。また、エイリアスアドレスへの追加ボタン1605が押されると、そのユーザが作成したか、登録されているエイリアスアドレスの一覧が表示され、その中から加えたいアドレスを選択する。
 上記のいずれにしても、加えたメッセージ集合の閲覧権限は集合関係の閲覧権限に従うようになる。つまり、エイリアスアドレスへの登録ユーザや、集合関係の関係ユーザは、例えそのメッセージを直接送信または受信してなくても、そのメッセージ集合を閲覧可能になる。これらの閲覧権限についてはさまざまなカスタマイズが考えられ、たとえばそのエイリアスアドレスに登録される前のメッセージは閲覧できるのか等を集合関係作成者などに決めさせるオプションを提供してもよい。
 図17は、利用者が関係するメッセージ集合を、集合関係毎にメッセージ集合表示部209にて表示した画面の例である。この例では、集合関係に属するメッセージは、集合関係毎に黒枠でまとめられて表示され、そうでないメッセージは枠無しで表示されている。図16にて集合関係の新規作成ボタン1603を押した場合にもこの画面に遷移する。上記説明の通り、図17は、集合関係に含まれているメッセージと、そうでないメッセージ集合が黒枠で区別されて描かれている。
 集合関係で括られたメッセージ集合表示場所(1701)には、メッセージ集合のほかに、その集合もしくは集合関係に対応づけられた関連情報が合わせて表示される(1702)。関連情報編集ボタン(1703)を押すことで、関連情報の追加および編集を行うことができる。追加および編集はファイルのアップロード等の手段を用いてもよい。検索フォーム1704では、この集合関係内のメッセージに範囲を限定して検索を実行する。
 また、エイリアスアドレス定義ボタン(1705)を押すことで、この集合関係について、エイリアスアドレスを定義するエイリアスアドレス編集画面に遷移する。関係する利用者に集合関係を公開するためのチェックボックス(1707)を明示する。チェックボックス(1707)にチェックを入れた場合には、集合関係に含まれるユーザに対し、この集合関係の存在を公開することができる。
 その結果、他のユーザと集合関係を共有でき、自分が作成した集合関係が他人の画面に表示される。画面下部の、その他のメッセージ集合の表示場所には、集合関係編集ボタン1706が配置され、選択することで、図16に遷移する。
 図18は、エイリアスアドレス表示および編集(ステップ1409)に関する画面の一例であり、この画面に遷移する前に選択された集合関係に対し、エイリアスアドレスを付与したり、登録ユーザを作成/追加/削除等を行う。エイリアスアドレス名入力フォーム1802は、表示されている集合関係1801に対して付与するエイリアスアドレス名を入力するフォームである。この例では、kanji2002@ms.tosh.co.jp というアドレスがこの集合関係のエイリアスアドレスとなり、このアドレス宛に送信されたメッセージが含まれるメッセージ集合は、この集合関係に所属する。
 チェックボックス1803はこのエイリアスアドレスをメーリングリストのように公開するかどうかを決めるものである。公開することで、登録ユーザとして関係者以外のユーザに閲覧権限を付与することができる。ユーザリストそのチェックボックス1804は登録ユーザとして加えるユーザであり、デフォルトではその集合関係内のメッセージ集合の関係ユーザがリストアップされる。
 他のユーザ追加ボタン1805を押すことで、他のユーザを追加することができる。実行ボタン1806を押すことで、上記の内容を登録する。エイリアスアドレス名がすでに存在するアドレスと重複した場合、実行ボタンを押してもキャンセルされ、この画面に戻る。
 図19は、エイリアスアドレス表示および編集(ステップ1409)の表示に関する画面の一例であり、ユーザが利用可能なエイリアスアドレスの一覧を表示しているものである。エイリアスアドレスごとに、エイリアスアドレス名、作成者が表示され、メッセージ一覧ボタン1902が表示される。エイリアスアドレスの作成者には、エイリアスアドレス編集ボタン1901が表示される。これを押すことで、エイリアスアドレス編集画面(図18)に遷移する。
 もしエイリアスアドレスの作成者が自分で、エイリアスアドレスをメーリングリストとして公開していない場合(チェックボックス1803がoff)、その旨を表示するマーカー1903が表示される。このようなアドレスは作成者のみの画面にしか現れず、他者がその存在を知ることができないが、当人はそのアドレスを使用してメッセージを送信することで、そのメッセージをすでに作った集合関係に自動的に加えることができる。
 図20は、エイリアスアドレス表示および編集(ステップ1409)の表示に関する画面の一例であり、エイリアスアドレスに対応する集合関係に含まれるメッセージ集合を表示しているものである。画面上部2001はエイリアスアドレスに含まれるメッセージ集合一覧であり、その下部2003では、その集合関係に対応づけられた関連情報を表示している。関連情報追加ボタン2004を押すことで、この集合関係に対して、新たな関連情報を追加することができる。前述のように、様々な公知手法を用いて、内容に関係した文書をシステムが作成し、関連情報として提示してもよい。
 検索フォーム2005は、このエイリアスアドレスに含まれるメッセージを範囲として検索を行う機能を提供する。集合関係編集ボタン2006を押すことで、このエイリアスアドレスに含まれる集合を対象にした集合関係編集画面(図16)に遷移する。
 このボタンにより、エイリアスアドレス内の一部のメッセージ集合に対し、あらたな集合関係を定義することができる。さらに、その集合関係にエイリアスアドレスを定義すれば、エイリアスアドレスの一部のメッセージを、新たなエイリアスアドレスに移行、もしくは共有することができる。これは当初の話題からはずれた議論が起こりがちなコミュニケーションでは非常に有効だと考える。
 画面下部2002は画面上部2001で表示されているメッセージのうちの1つの内容を表示しており、返信や新規メッセージ作成ボタン2008を押すことで、表示しているメッセージの返信メッセージや、この集合関係に属する新規メッセージ作成する画面に遷移する。
 画面例は特に記さないが、この画面で作成されたメッセージは、メッセージ受信部401に送られ、通常のメッセージと同様の処理を経由する。
 以上が、システムとユーザのインタラクションと、その内部処理についての説明である。
 図21は、一般的なメーラに対し、本提案システムとの連携機能を組み込んだ際の例を表す図である。一般的なメーラは、そのユーザが受信したメッセージに関する情報を表示する機能を有するが、その際に、提案システムに問い合わせ、表示しようとしているメッセージが所属するメッセージ集合もしくは集合関係に関係した情報を合わせて表示する機能を搭載すると、図のようにメッセージに関係する情報が表示される。
 これにより、メッセージを受け取った際には特に何も関係する情報がなくても、時間がたって、過去のメールを見直した際に、そのメールの内容に対し、自分もしくは他者がどのような処理を行い、どのような関連情報を付与し、共有されているかを一目で確認することができる。
 また、本願発明の実施例における処理をコンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として実現することも可能である。
 なお、本願発明における記憶媒体としては、磁気ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
 また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOS(オペレーションシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
 さらに、本願発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
 また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本願発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
 なお、本願発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
 また、本願発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本願発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
 以上で説明したように、実施形態によれば、電子的なコミュニケーション、特に電子メールで議論を行う際に、メーリングリストを明示的に使用しなくとも、議論参加者は過去の議論を、関連性のある単位でグループ化し、それらを一覧できるようになる。また、メーリングリストの作成時に、それまでの議論内容を完全に取り込んで作成することができる。この結果、メーリングリストの使用するかの是非や、その判断を誤った場合のデメリットから解放され、小規模の議論が始めやすくなり、また中規模、そして大規模の議論への発展が容易になる。内容把握も容易になり、議論結果の再利用もやりやすくなることで、コミュニケーションの密度および有用性が大幅に上昇することが期待できる。
 図22は本発明の他の実施形態を示すブロック図である。図22において図4と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。上記実施形態においては、エイリアスアドレスへの登録ユーザや、集合関係の関係ユーザは、例えそのメッセージを直接送信または受信してなくても、そのメッセージ集合を閲覧可能である。本実施形態は、この場合において、これらの閲覧権限のカスタマイズを可能にするものである。
 本実施形態は、外部メッセージ入力部2201、メッセージ公開条件編集部2202、メッセージ公開条件記録部2203、メッセージフィルタ部2204を付加した点が図4と異なる。
 図中の各ブロック(201〜413)は、図4の各ブロック(201〜413)と同等のものであるが、いくつかのブロックは、下記の記述にあるような追加機能を有する。
 外部メッセージ入力部2201は、外部からメッセージを取り込んで、アクセス管理部207を介してメッセージ格納部202に登録する。即ち、メッセージ格納部202に、メッセージ受信部201を介して受信されたメッセージの他に、外部メッセージ入力部2201によって取り込まれたメッセージをメッセージ記憶部203に登録する。メッセージ格納部202は、メッセージ記憶部203へのメッセージの登録に際して、各メッセージが誰によって入力されたかという情報をさらに保存させる。メッセージ受信部201によって受信されて格納されたメッセージはこの情報を有していないが、外部メッセージ入力部2201によって取り込まれるメッセージについては、メッセージの取り込みを行ったユーザの情報が登録される。
 また、集合判定部204は、メッセージ集合と関係があるユーザとして、外部メッセージ入力部2201を介してメッセージを取り込んだユーザを加えることができるようになっている。
 このように、本発明の装置を導入する前のメッセージ、もしくは操作ミスによってメッセージ受信部201が受け取ることができなかったメッセージについては、この外部メッセージ入力部2201を介してシステムに取り込むことができる。
 メッセージ公開条件編集部2202は、アクセス管理部207を介して、自らが関係しているメッセージを、他のユーザにどのように閲覧させるかという条件をメッセージ公開条件記録部2203に登録する。他のユーザとは一般に、そのメッセージが作成された際には、そのメッセージが所属するメッセージ集合に対して関係していなかったユーザであり、その後、エイリアスアドレスへメンバとして登録された等の理由で過去のメッセージ集合に対してアクセス権を獲得したユーザである。
 メッセージ公開条件記録部2203は、メッセージ公開条件編集部2202によって入力された公開条件を保持する。
 メッセージフィルタ部2204は、アクセス管理部207を介して、ユーザがメッセージ記憶部203からメッセージを取り出す際に、メッセージ公開条件記録部2203に記述された所定の方法に従って、メッセージの内容をフィルターする。
 図23は、外部メッセージ入力、およびメッセージ公開条件編集を行う処理の全体的なフローチャートである。以下、このフローチャートに従って、システムとユーザのインタラクションと、その内部処理について説明する。
 なお、図23において図14と同一の処理には同一符号を付して説明を省略する。システムへのログインからコマンド入力、および集合関係編集を中心としたフロー(処理1401〜1412)は図14における処理1401〜1412と同一である。
 コマンド入力の待機処理1403において、外部メッセージ入力コマンドが選択されると、処理をステップ2301からステップ2302に移行させて、システムは外部メッセージ入力部2201によるメッセージの取り込み処理を行う。
 図24は外部メッセージ入力処理(ステップ2302)に進んだ際の、外部メッセージ入力部2201によって表示される画面の一例である。画面上部2401には、現在選択されているコマンドの内容、画面左部2402には他の選択可能なコマンド群が配置され、画面中央上部には、メッセージとして内容を取り込むためのテキストフォーム2403と、登録実行ボタン2404が配置されている。また、画面中央下部には取り込みたい外部メッセージをファイルとして指定するためのファイル名入力フォーム2405が配置されている。このファイルのフォーマットがチェックボックス2406で指定可能であり、一度に一つのメッセージではなく複数のメッセージを登録する際には、複数のメッセージの内容が記述されたファイルのフォーマット形式をチェックボックス2406で指定のうえ、実行ボタン2407を選択する。
 図24では複数のメッセージの内容が記述されたファイル形式として、複数のメッセージの内容を記述する際に著名なフォーマットであるUNIX mbox形式と、メッセージとメッセージの間を何らかの文字列で区切った形式の2つを例として挙げている。チェックボックス2406によって、これらのファイル形式のいずれを選択するかを指定することができる。なお、テキスト入力フォームやファイル名指定フォームのほかに、メッセージが格納されている何らかのデータベースを指定し、そこから外部メッセージを取り込むような指定方式であってもよい。
 図25は外部メッセージとして入力されたメッセージの一例である。このようなメッセージの特徴として、入力者は送信者でも受信者でもないこと、若しくは提案システムを使用するより前に投稿された日時を持っていること等が挙げられる。
 また、図6の例とは異なり、BCC情報が存在しない。これはBCC情報を取得することができるのはメッセージを直接受信したメッセージ受信部のみであるため、外部メッセージを扱う際には、この情報を使用することができない。
 メッセージが既に登録されているかどうかは、作成日時、送信者、受信者の組み合わせで判定するか、グローバルにユニークなメッセージのIDが何らかの形で定められていれば、そのIDを使って調べることができる。
一般的な電子メールの場合には、RFC822によってグローバルにユニークなメッセージのIDとしてMessageIDが定義されているため、それを利用すればよい。
 図25の例では、外部メッセージ2501はユーザaokiが作成したもので、ユーザsuzukiとakagiに送信されたものである。外部メッセージ2502はユーザsuzukiがメッセージ2501の返信としてaoki個人に返信したものである。また、外部メッセージ2503はユーザakagiがメッセージ2501の返信としてaoki個人に返信したものである。
 図26は外部メッセージ入力部2201により入力された外部メッセージを記録することが可能なメッセージ記憶部203のデータ構造の一例を示す説明図である。
 メッセージ記憶部203におけるデータ構造は、外部メッセージとの区別を可能にするために図7の項目に入力者の項目を付加したものである。即ち、記憶データは、メッセージID701、送信日時702、Subject703、入力者2604、送信者704、受信者(宛先)705、親ID706、内容707の各項目のデータによって構成される。
 上述したように、メッセージIDはメッセージを識別する固有のIDであり、メッセージ中のMessage-Idヘッダの内容をそのまま使用してもよい。親IDはメッセージ間の返信関係を表すものであり、各外部メッセージは1つもしくは複数の親IDを持つことができる。親IDはメッセージ中のIn-Reply-Toヘッダの情報をそのまま使用してもよいし、外部メッセージの内容(本文)中の引用符(>や|)で囲まれる文章内容から、過去に投稿されたメッセージとの関係を類推したり、投稿時間と送信先の類似性や、本文の内容に現れる言葉の統計量から文章の類似性を判定する公知手法を用いて関係性を定義し、時系列的に前のメッセージを親として記録してもよい。なお、Message-Idヘッダは電子メールの場合はRFC822規格にて定められている公知のメッセージ識別子であり、外部メッセージ中にはこの識別子が存在するものと考えられる。
 図26において、外部メッセージとして入力されたメッセージIDがm_old1, m_old2, m_old3のメッセージには入力者2604の項目において、外部メッセージ入力部2201によって外部メッセージを入力した入力者のユーザ名が記録される(この例ではユーザaoki)。入力者は、外部メッセージの入力時点において、すでにオリジナルのメッセージを入手していることになるので、外部メッセージの内容については入力者に隠蔽する必要はない。そこで、入力者は、たとえ入力した外部メッセージの送信者又は受信者のいずれでもない場合であっても、これらのメッセージに「関係している」ユーザとして扱うようになっている。
 図27は本実施形態における集合情報記憶部205のデータ構造と記録されるデータの一例を示す説明図である。図27は図9に示すデータに図26に示す外部メッセージに基づくデータを加えたものである。外部メッセージであるメッセージm_old1, m_old2, m_old3がどのような形の集合として表されるかの一例を示している。
 図23のコマンド入力有無の判定処理(ステップ1403)において、メッセージ公開条件入力が選択されると、ステップ2303から処理がステップ2304に移行し、ユーザ操作に基づいて、メッセージ公開条件編集部2202は、メッセージ公開条件編集処理を実行する。
 図28はこの場合においてメッセージ公開条件編集部2202によって表示されるメッセージ公開条件編集画面の一例を示す説明図である。
 画面上には、すでに登録済みの公開条件2801と、その条件の個別削除を行うための削除ボタン2802が配置されている。図28の例では、操作しているユーサ゛が関係しているメッセージに対する基本的な制御として、
・すべて公開する
・すべて非公開にする
という2例を提示しているが、更に、「メッセージに人名が含まれていないものだけ公開、そのほかは非公開」などといったバリエーションも考えられる。
 また、画面下部では、公開条件をメッセージ単位、集合単位、集合関係単位(エイリアスアドレスを指定して選択)単位で設定するためのフォーム2803が配置されている。
公開条件として、図28では、
・公開する
・非公開にする
・アクセスユーザ名が含まれていたら伏せる
 (アクセスユーザ名はユーザ情報記録部の情報を用いる等の方法で取得可能)
・内容を編集したものを公開する
・文字列の定型的な置換(正規表現パターンの指定による文字列置換)
を例として挙げている。
 これらの条件を設定し、追加ボタン2804を押すことで、公開条件編集画面に表示されている内容が登録情報としてメッセージ公開条件記録部2203に記録される。記録されたメッセージ公開条件は画面上部の公開条件2801の欄に追加される。
 図28の画面例では、追加と削除の操作しか行うことができないが、登録内容を編集するための編集ボタンを設けて、メッセージ公開条件の編集を可能にできることは明らかである。
 更に、メッセージ公開条件編集部2202は、より細かい公開条件、たとえば公開条件が働く対象先ユーザを指定する等の設定を可能にするバリエーションも考えられる。更に、特定のユーザのみに非公開にするという設定も可能にすることができる。
 図29はメッセージ公開条件記録部2203のデータ構造の一例を示す説明図である。
 メッセージ公開条件の登録情報は、登録ユーザ2901、対象となる集合関係ID2902、対象となる集合ID2903、対象となるメッセージID2904、公開レベル2905、書き換え内容2906の各項目を有する。
 集合関係ID2902,集合ID2903,メッセージID2904は複数のIDの指定、およびすべてのIDの指定を意味する*記号が指定可能である。また、公開レベル2905として「公開」、「非公開」、「書き換えて公開」の3つが選択可能である。書き換え内容2906に指定されるものとしてはさまざまなバリエーションが考えられる。図29の例は、提示する文面とオリジナルの文面との差分情報を登録する例を示している。
 メッセージ公開条件編集部2202によってメッセージ公開条件記録部2203に登録されたメッセージ公開条件は、メッセージフィルタ部2204によって使用される。アクセス管理部207を介してメッセージ記憶部203にアクセスする場合には、メッセージフィルタ部2204によってメッセージ記憶部203の登録内容がフィルタリングされたメッセージが読み出されることになる。
 図30はメッセージフィルタ部2204での処理の一例を示すフローチャートである。以後、このフローに従ってメッセージフィルタ部2204の処理を説明する。
 アクセス管理部207を介してメッセージフィルタ部2204にアクセスが行われると、メッセージフィルタ部2204はステップ3001において、まず取得希望のメッセージをメッセージ記憶部203から取得する。次に、メッセージフィルタ部2204は、集合情報記憶部205のデータを用いることで、アクセスしたユーザが取得希望のメッセージに関係しているユーザであるか否かを判断する。もし関係ユーザだった場合には、メッセージフィルタ部2204は、フィルタ処理を行わず、そのままの内容を出力する(ステップ3003)。そうでない場合、つまり、取得希望のメッセージのやりとりが行われた際に、そのやりとりに関わっていなかったユーザによってメッセージの読み出しが指示された場合には、メッセージフィルタ部2204は、メッセージ公開条件記録部2203に記録されているメッセージ公開条件に従って、メッセージの読み出しを行う。
 即ち、メッセージフィルタ部2204は、メッセージ公開条件記録部2203に問い合わせを行って、取得希望のメッセージIDが公開可能なメッセージのものであるか否かを判定する(ステップ3004)。公開可能な場合には場合、メッセージ記憶部203から読み出したメッセージをそのままの内容で出力する(ステップ3003)。公開ではなく、非公開のメッセージであると判定した場合には、メッセージフィルタ部2204は、メッセージの内容が分からないようにして出力する。たとえば、メッセージフィルタ部2204は、内容を空白にしたものを出力したり、なんらかのエラーもしくは例外という形で、非公開なメッセージだということを要求元に伝える(ステップ3006)。更に、メッセージフィルタ部2204は、取得希望のメッセージが公開でも非公開でもなかった場合には、ステップ3007において内容を書き換えて出力する。
 この場合において、公開/非公開/内容を書き換えて公開という判断をどのように行うかについては様々なバリエーションが考えられる。例えば、もっとも単純な判断基準の例としては、以下のものがある。
公開の判断基準:そのメッセージか、そのメッセージが所属するメッセージ集合に関係するユーザが、すべて「公開」としている場合。
非公開の判断基準:そのメッセージか、そのメッセージが所属するメッセージ集合に関係するユーザのうちいずれか一人以上が、「非公開」としている場合。
内容を書き換えて公開の判断基準:そのメッセージか、そのメッセージが所属するメッセージ集合に関係するユーザのうちいずれか一人以上が、「内容を書き換えて公開」を選んでいる場合。
 また、内容を書き換える際に、複数の条件が存在し、かつ、書き換える部分が競合した場合には、何らかの優先度、たとえばより多くの文字数を書き換えるルールを採用する、といった基準で書き換えることが考えられる。
 また、指定されたメッセージの内容が、引用符などで親メッセージの内容を引用していた場合には、親メッセージの該当部分については、公開、非公開又は書き換えて公開のいずれかを判定し、この判定結果を反映した内容の文面を出力する、という方法も考えられる。
 図31はメッセージフィルタ部2204によって書き換えられたメッセージ表示の一例を示す説明図である。図31の例は図25のユーザsuzukiが発信した外部メッセージ2502に対して図29の公開条件が設定されている場合の表示例を示している。メッセージ一覧表示を行ったユーザakagiのメッセージ一覧画面には、画面下方に外部メッセージ2502の公開条件付きの内容表示3101が表示されている。
 図29に示すように、選択されているメッセージは「アクセスユーザ名があれば伏せ字にする」という「書き換えて公開」する公開条件が設定されている。この公開条件に従い、ユーザakagiによるメッセージ一覧画面の内容表示3101の該当部分は例えばXXXという伏せ字で表示されている。図31ではもっともシンプルな伏せ字方法を提示したが、公知の文章構造解析手法を用い、伏せ字にされた文字が含まれる文章全体に対する削除又は伏せ字表示を行うことにより、より自然な情報隠蔽を行うことができる。
 ところで、図29では、外部メッセージ2502のメッセージID(m_old2)を指定して公開条件が設定されている。しかし、この外部メッセージ2502の文面が他のメッセージに引用されることもある。この場合において引用先のメッセージについても、引用文面中のアクセスユーザ名については伏せ字表示をさせたいことがある。
 この点を考慮して、メッセージフィルタ部2204は、公開条件によって公開、非公開又は書き換えて公開が指定されたメッセージ中の文面が他のメッセージに引用された場合には、引用先のメッセージ中の引用文面に対しても、公開条件を適用することができるようになっている。
 図32は、メッセージフィルタ部2204が、他のメッセージに引用された文面まで検査して文面のフィルタリングを行う際の処理の一例を示すフローチャートである。指定されたメッセージの内容が、引用符などで親メッセージの内容を引用していた場合には、図32のフローによって、親メッセージの該当部分が公開、非公開又は書き換えて公開かのいずれであるかを判定し、判定結果を判定した内容の文面を出力する。
 以後、このフローに従って、メッセージフィルタ部2204がメッセージ文面の引用先(波及範囲)を認識し、直接的には書き換え条件(公開条件)が設定されていないメッセージの文面に対してフィルタリングを行う処理を説明する。
 アクセス管理部207を介してメッセージフィルタ部2204にアクセスが行われて、あるメッセージの取得が要求されるものとする。そうすると、メッセージフィルタ部2204は、そのメッセージ(以下、このメッセージをメッセージAと呼ぶ)に関係するメッセージの一覧を取得する(ステップ3201)。
 例えば、メッセージフィルタ部2204は、メッセージAが含まれる集合に属するすべてのメッセージや、メッセージAの返信元となった祖先メッセージ等を、メッセージAに関係するメッセージとして取得する。なお、「祖先メッセージ」とは、そのメッセージが書かれるまでにやりとりされたメッセージのことであり、通常は親ID706の関係でつながったメッセージ群や、同じメンバでそれまでにやりとりされたメッセージ群のことを指す。
 メッセージAに関係するメッセージを取得すると、メッセージフィルタ部2204は、ステップ3202〜3204において、取得した各メッセージごとに、そのメッセージ中の文面がメッセージAに部分的に含まれているか否かをチェックする(ステップ3203)。この際、メールコミュニケーションにおいて、他のメッセージの文面を引用する際によく用いられる「>」「|」といった引用符は除外した上で、同じ文面かどうかを調べることが望ましい。また、ステップ3203におけるマッチングの方法として最も単純なものは、行単位でのパターンマッチが考えられる。
 ステップ3203において、例えば、関連する全メッセージのうちメッセージBの一部分の文面およびメッセージCの一部分の文面がメッセージAの文面中に含まれていたことが検出されたものとする。この場合には、メッセージフィルタ部2204は、次のステップ3204において、メッセージB,CをメッセージAを構成するメッセージとして検出する。
 次に、メッセージフィルタ部2204は、ステップ3205において、メッセージBおよびCについて、メッセージAに引用された該当部分にフィルタ条件(公開条件)が設定されているか否かを確認し、もし設定されていれば、メッセージAに対して設定された公開条件中の公開レベル2905および書き換え内容2906に従った処理を施した上で、最終出力とする(ステップ3206)。
 図33は図32の処理の具体例を示す説明図である。
 いま、メッセージ記憶部203に、メッセージIDがm10のメッセージ3301およびメッセージIDがm11のメッセージ3302が記憶されているものとする。また、集合情報記憶部205には、これらのメッセージに関するメッセージ集合情報(3303〜3305)が記憶されているものとする。更に、メッセージ公開条件記録部2203には、メッセージ3301についての公開条件(3306〜3311)が記憶されているものとする。
 ここで、メッセージIDm11のメッセージ3302をユーザaokiまたはsuzuki以外のユーザαが取得するものとする。メッセージ3302については、メッセージ公開条件記録部2203には、直接的には公開条件は記述されていない。この場合には、メッセージフィルタ部2204は、集合情報記憶部205の内容からメッセージ3302と集合関係を有するメッセージ3301を関連するメッセージとして取得する。次に、取得した関連を有するメッセージ3302(m11)の文面を解析し(3312)、メッセージ3302(m11)にはメッセージ3301(m10)の4行目から6行目(3313)が含まれていることを検出する。これにより、メッセージフィルタ部2204は、メッセージ3302を構成するメッセージとしてメッセージ3301を検出し、メッセージ3301についての公開条件をメッセージ3302について適用する。
 メッセージ3301(m10)については、公開条件中の書き換え内容(3311)によって、5行目から6行目を削除することが定められている。こうして、メッセージフィルタ部2204は、ユーザαが指定したメッセージ3301(m10)に対して、図33のメッセージ3314を表示する。
 このように本実施形態においては、議論に参加した当事者には、それ以外の参加者に対して、過去の議論内容に対する公開権限を与え、他者に公開する場合の公開条件を高い自由度で設定可能にしている。公開条件に従って、例えば文面を書き換えて表示させることも可能である。更に、公開条件が設定されたメッセージ中の文面が他の文面に引用された場合でも、他の文面の読み出して際して引用元のメッセージの公開条件を適用して表示させることが可能である。なお、本実施形態はシステム外に存在していたメールを集合として取り込むことも可能である。
 以上のように、本発明に係るメッセージ情報共有装置およびメッセージ情報共有方法は、電子メールによるメッセージ交換に有用であり、例えばインターネットを介した多数のユーザによるメッセージ交換に適している。
本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの全体構成を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの基本構成を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムにてメールエイリアスを生成する構成を追加した図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムにて関連情報を扱う構成を追加した図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのユーザ情報記憶部206において記憶するユーザ情報の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのメッセージ記憶部203に記憶されるメッセージの例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムにてメッセージをメッセージ記憶部203に記録する際のデータ構造の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムにおけるメッセージとユーザの関係を示した図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの集合情報記憶部205に記録されるメッセージ集合情報の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの集合情報記憶部205に記録される集合関係の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの集合情報記憶部205に記憶されるエイリアスアドレスに関する情報の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの関連情報記憶部413に記憶される集合関係と関連する情報を表す例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのメッセージ受信からメッセージ記録、集合判定、メッセージ送信に関する処理のフローチャート。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムにてユーザがシステムにアクセスし、システムが記憶する情報を閲覧したり、編集を行う際の処理のフローチャート。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのメッセージ集合表示部によって表示される画面の一例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの集合情報編集部による集合関係編集画面の一例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのユーザごとに関係するメッセージ集合を集合関係でまとめて表示した画面の例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのエイリアスアドレス表示および編集に関する画面の一例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのエイリアスアドレス表示および編集に関する画面の一例を示す図。 本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムのエイリアスアドレス表示および編集に関する画面の一例を示す図。 一般的なメーラに対し、本願発明の一実施形態であるメッセージ情報共有システムの連携機能を組み込んだ際の例を表す図。 本願発明の他の実施形態を示すブロック図。 本願発明の他の実施形態における外部メッセージ入力、およびメッセージ公開条件編集を行う処理の全体的なフローチャート。 本願発明の他の実施形態における外部メッセージ入力時に表示される画面の一例を示す図。 本願発明の他の実施形態における外部メッセージとして入力されたメッセージの一例を示す図。 本願発明の他の実施形態における外部メッセージを記録することが可能なメッセージ記憶部203のデータ構造の一例を示す説明図である。 本願発明の他の実施形態における集合情報記憶部205のデータ構造と記録されるデータの一例を示す説明図。 本願発明の他の実施形態におけるメッセージ公開条件編集部の画面の一例を示す図。 本願発明の他の実施形態におけるメッセージ公開条件記録部2203のデータ構造の一例を示す図。 本願発明の他の実施形態におけるメッセージフィルタ部2204での処理の一例を示すフローチャート。 本願発明の他の実施形態におけるメッセージフィルタ部2204によって書き換えられたメッセージ表示の一例を示す図。 本願発明の他の実施形態におけるメッセージフィルタ部2204による処理の一例を示すフローチャート。 本願発明の他の実施形態における図32の処理の具体例を示す図。
符号の説明
101…ユーザ端末
102…メッセージ送受信部
103…メッセージ処理/表示部
104…ネットワーク
201…メッセージ受信部
202…メッセージ格納部
203…メッセージ記憶部
204…集合判定部
205…集合情報記憶部
206…ユーザ情報記憶部
207…アクセス管理部
208…集合情報編集部
209…メッセージ集合表示部
310…エイリアスアドレス生成部
311…メッセージ送信部
412…関連情報編集部
413…関連情報記憶部
2201…外部メッセージ入力部
2202…メッセージ公開条件編集部
2203…メッセージ公開条件記録部
2204…メッセージフィルタ部
   代理人   弁理士   伊 藤  進

Claims (15)

  1.  メッセージを受信するためのメッセージ受信手段と、
     このメッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納するためのメッセージ格納手段と、
     前記メッセージ受信手段が受信したメッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を判定するための集合判定手段と、
     この集合判定手段によって前記受信メッセージがメッセージ集合と関係があると判定された場合に、前記受信メッセージをメッセージ集合に含めて記憶するための集合情報記憶手段と、
     この集合情報記憶手段またはメッセージ記憶手段に記憶された情報に対しアクセス可能である否かをユーザ情報記憶部のユーザ情報をもとに管理するためのアクセス管理手段と、
     このアクセス管理手段にてアクセス可能とされたユーザに対し、複数のメッセージ集合で構成される集合関係の作成,統合,分割,削除の内少なくとも1つの編集処理をさせるための集合関係編集手段とを有することを特徴とするメッセージ情報共有装置。
  2.  前記集合判定手段は、前記受信メッセージがメッセージ集合と関係がないと判定した場合に、前記受信メッセージに関する新規なメッセージ集合を生成して前記集合情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載のメッセージ情報共有装置。
  3.  前記メッセージ集合は、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージを返信関係のあるメッセージで分類した集合として定義されていることを特徴とする請求項1または請求項2いずれか記載のメッセージ情報共有装置。
  4.  前記集合関係編集手段は、集合関係に関係があるユーザを、この集合関係を構成する複数のメッセージ集合に関係があるユーザとして定義することを特徴とする請求項1記載のメッセージ情報共有装置。
  5.  前記集合関係に対しエイリアスアドレスを生成するエイリアスアドレス生成手段をさらに具備し、
     前記集合情報記憶手段は生成されたエイリアスアドレスと前記集合関係の対応を記憶し、
     前記集合判定手段は、エイリアスアドレス宛のメッセージが含まれるメッセージ集合を、エイリアスアドレスに対応する集合関係に含ませることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載のメッセージ情報共有装置。
  6.  ユーザに対してメッセージを送信するメッセージ送信手段をさらに具備し、
     前記集合情報記録手段は、エイリアスアドレスと前記ユーザの対応を記憶し、
     前記メッセージ送信手段は、前記メッセージ受信手段にてエイリアスアドレス宛のメッセージを受信した際に、このエイリアスアドレスと対応づけられているユーザに対し、受信メッセージを送信することを特徴とする請求項5記載のメッセージ情報共有装置。
  7.  前記集合関係に対し、この集合関係に関する情報である関連情報を対応づける関連情報編集手段と、
     この記関連情報を記憶する関連情報記憶手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載のメッセージ情報共有装置。
  8.  メッセージをメッセージ受信手段にて受信し、
     このメッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納し、
     前記メッセージ受信手段が受信したメッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を集合判定手段にて判定し、
     この集合判定手段によって前記受信メッセージとメッセージ集合との関係があると判定された場合に、前記受信メッセージをメッセージ集合に含めて集合情報記憶手段に記憶し、
     この集合情報記憶手段またはメッセージ記憶手段に記憶された情報に対しアクセス可能である否かをユーザ情報記憶部のユーザ情報をもとにアクセス管理手段にて管理し、
     このアクセス管理手段にてアクセス可能とされたユーザに対し、集合関係編集手段にて複数のメッセージ集合で構成される集合関係の作成,統合,分割,削除の内少なくとも1つの編集処理をさせることを特徴とするメッセージ情報共有方法。
  9.  ユーザ操作に基づいて、前記メッセージ受信部において受信されないメッセージを外部メッセージとして入力する外部メッセージ入力手段をさらに具備し、

     前記メッセージ格納手段は、前記メッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納すると共に、前記外部メッセージ入力手段によって入力された前記外部メッセージを、前記外部メッセージの入力操作を行ったユーザのユーザ情報と共に前記メッセージ記憶手段に格納し、
     前記集合判定手段は、前記メッセージ受信手段が受信したメッセージおよび前記外部メッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を判定し、
     前記集合情報記憶手段は、前記集合判定手段によって前記受信メッセージおよび外部メッセージがメッセージ集合と関係があると判定された場合に、前記受信メッセージおよび外部メッセージをメッセージ集合に含めて記憶することを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載のメッセージ情報共有装置。
  10.  前記アクセス管理手段は、前記外部メッセージに関して前記集合情報記憶手段およびメッセージ記憶手段の少なくとも一方に記憶された情報に対して、前記外部メッセージを入力したユーザにアクセス権限を与えることを特徴とする請求項9記載のメッセージ情報共有装置。
  11.  ユーザ情報記憶部のユーザ情報によってユーザとの関係が定義されたメッセージを、関係を有していない他のユーザに開示する際の公開条件を登録すると共に編集するメッセージ公開条件登録編集手段をさらに具備し、
     前記アクセス管理手段は、前記関係を有していない他のユーザには、前記メッセージ公開条件登録編集手段によって登録された前記公開条件に一致したメッセージのみを呈示することを特徴とする請求項1乃至7、9又は10いずれか記載のメッセージ情報共有装置。
  12.  前記メッセージ記憶手段からメッセージを取得し、アクセスするユーザに応じて、所定の方法で内容を一時的に書き換えた結果を出力するメッセージフィルタ手段をさらに具備し、
     前記メッセージ公開条件登録編集手段は、メッセージの内容を書き換えた上で開示するという公開条件の登録および編集が可能で、
     前記メッセージフィルタ手段は、前記メッセージ記憶手段にアクセスしたユーザに対して、前記メッセージ公開条件登録編集手段によって設定された前記公開条件に従ってメッセージを書き換えた結果を出力することを特徴とする請求項11記載のメッセージ情報共有装置。
  13.  前記メッセージフィルタ手段は、変更対象となっているメッセージの文面が他のメッセージの中にも現れた場合、前記他のメッセージの文面に対しても同様に書き換えた結果を出力することを特徴とする請求項12記載のメッセージ情報共有装置。
  14.  メッセージを受信するためのメッセージ受信手段と、
     このメッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納するためのメッセージ格納手段と、
     前記メッセージ受信手段が受信したメッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を判定するための集合判定手段と、
     この集合判定手段によって前記受信メッセージがメッセージ集合と関係があると判定された場合に、前記受信メッセージをメッセージ集合に含めて記憶するための集合情報記憶手段と、
     この集合情報記憶手段およびメッセージ記憶手段の少なくとも一方に記憶された情報に対しアクセス可能である否かをユーザ情報記憶部のユーザ情報をもとに管理するためのアクセス管理手段と、
     このアクセス管理手段にてアクセス可能とされたユーザに対し、複数のメッセージ集合で構成される集合関係の作成,統合,分割,削除の内少なくとも1つの編集処理をさせるための集合関係編集手段とを有することを特徴とするメッセージ情報共有装置。
  15.  メッセージをメッセージ受信手段にて受信し、
     このメッセージ受信手段にて受信したメッセージをメッセージ記憶手段に格納し、
     前記メッセージ受信手段が受信したメッセージに対し、前記メッセージ記憶手段に記憶されているメッセージの所定の集合であるメッセージ集合との関係を集合判定手段にて判定し、
     この集合判定手段によって前記受信メッセージとメッセージ集合との関係があると判定された場合に、前記受信メッセージをメッセージ集合に含めて集合情報記憶手段に記憶し、
     この集合情報記憶手段およびメッセージ記憶手段の少なくとも一方に記憶された情報に対しアクセス可能である否かをユーザ情報記憶部のユーザ情報をもとにアクセス管理手段にて管理し、
     このアクセス管理手段にてアクセス可能とされたユーザに対し、集合関係編集手段にて複数のメッセージ集合で構成される集合関係の作成,統合,分割,削除の内少なくとも1つの編集処理をさせることを特徴とするメッセージ情報共有方法。
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