JP2003030102A - 知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるコミュニティ管理者設定方法並びにメッセージ削除制御方法 - Google Patents

知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるコミュニティ管理者設定方法並びにメッセージ削除制御方法

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JP2003030102A JP2001215914A JP2001215914A JP2003030102A JP 2003030102 A JP2003030102 A JP 2003030102A JP 2001215914 A JP2001215914 A JP 2001215914A JP 2001215914 A JP2001215914 A JP 2001215914A JP 2003030102 A JP2003030102 A JP 2003030102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コミュニティの管理者を複数設定あるいは変
更、削除することを可能とし、さらにメッセージ削除権
限を投稿者にも付与することを可能とする、知識蓄積支
援システムを提供する。 【解決手段】コミュニティサーバ122は、仮想コミュ
ニティ上でユーザ同士が交わすメッセージを話題毎に分
類、蓄積するものである。また、このコミュニティサー
バ122は、管理者設定部129を備えており、コミュ
ニティ管理情報124のコミュニティテーブル202を
用いてコミュニティ毎に管理者の交代、追加、削除を行
うことができる。さらに、このコミュニティサーバ12
2は、コミュニティ管理情報124のコミュニティテー
ブル202を用いてコミュニティに投稿されたメッセー
ジの削除権限を投稿者にも付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はナレッジマネジメ
ントシステムで用いられる知識蓄積支援システムおよび
同システムにおけるコミュニティ管理者設定方法並びに
メッセージ削除方法に係り、特に、不特定多数のユーザ
が参加する仮想コミュニティを用いて知識の蓄積を支援
する知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるコ
ミュニティ管理者設定方法並びにメッセージ削除制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業を中心に複数のユーザ間で情
報共有を行うためのグループウェアの導入が進められて
いる。代表的なグループウェアとしては、電子メールシ
ステムやワークフローシステムなどが知られているが、
最近では、知識や情報の共有支援を図るためのナレッジ
マネジメントシステムも開発され始めている。
【0003】このナレッジマネジメントシステムは、W
eb情報や電子ファイル情報などに加え、個人のノウハ
ウなどを知識データベースとして蓄積・管理するための
ものであり、自然言語検索などの検索機能と組み合わせ
ることにより、知識、情報の効率的な活用が可能とな
る。
【0004】ところで、このようなナレッジマネジメン
トシステムにおいては、個人のノウハウなどの知識をど
のように収集・蓄積するかが重要となる。個人のノウハ
ウなどの知識はいわゆる暗黙知であって、Web情報や
電子ファイル情報などのように形式化されたものではな
いため、それを自動的に収集、蓄積することは困難であ
るからである。
【0005】そこで、最近では、知識蓄積支援機能を持
つナレッジマネジメントシステムの開発が要求されてい
る。個人のノウハウなどの知識を自動的に収集・蓄積す
る仕組みを実現することにより、暗黙知としての知識を
もWeb情報や電子ファイル情報などのような形式化さ
れた形式知と同様に活用することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナレッジマネジメントシステムでは、メッセージの投
稿、閲覧を行うためのコミュニティの管理は、予め決め
られた特定の管理者にゆだねられており、例えばミュニ
ティの削除や変更などはその管理者のみしか行うことが
できなかった。このため、コミュニティ管理者が例えば
他部門に異動した場合などには、このコミュニティを管
理維持していくことが困難となるという問題があった。
【0007】また、ユーザがあるコミュニティにメッセ
ージを投稿した場合、コミュニティ管理者のみが投稿メ
ッセージを削除できる権限を有していたため、このユー
ザすなわちメッセージ投稿者が投稿メッセージを削除す
ることはできず、さらに投稿メッセージに誤り等があっ
た場合には修正版の投稿メッセージを改めて投稿しなけ
ればならなかったといった問題があった。
【0008】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたものであり、個人のノウハウなどの知識を効率よく
収集・蓄積でき、しかもコミュニティの管理やメッセー
ジの削除等に関して適切且つ柔軟に対応することが可能
な知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるコミ
ュニティ管理者設定方法並びにメッセージ削除方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、第1に、複数のクライアント端末
とネットワークを介して接続可能に構成され、各クライ
アント端末から仮想コミュニティへ投稿されたメッセー
ジを分類、蓄積することによって知識の蓄積を支援する
知識蓄積支援システムであって、前記クライアント端末
からのメッセージ投稿を許可するために、アクセス要求
元のクライアント端末に対してユーザ認証を行うアクセ
ス制御手段と、複数のクライアント端末が参加可能な仮
想コミュニティを管理し、前記アクセス制御手段によっ
てアクセス許可された各クライアント端末から仮想コミ
ュニティに投稿されるメッセージを話題毎に分類、蓄積
するコミュニティ処理手段とを具備し、前記コミュニテ
ィ処理手段は、前記仮想コミュニティの作成者と参加者
の中から任意の1以上のユーザを選択的に当該仮想コミ
ュニティの管理者ユーザに設定できるように、前記仮想
コミュニティの作成者と参加者とを対象にして前記管理
者ユーザの設定および変更を行う管理者設定手段を具備
することを特徴とする。
【0010】また、この発明は、第2に、複数のクライ
アント端末とネットワークを介して接続可能に構成さ
れ、各クライアント端末から仮想コミュニティへ投稿さ
れたメッセージを分類、蓄積することによって知識の蓄
積を支援する知識蓄積支援システムであって、前記クラ
イアント端末からのメッセージ投稿を許可するために、
アクセス要求元のクライアント端末に対してユーザ認証
を行うアクセス制御手段と、複数のクライアント端末が
参加可能な仮想コミュニティを管理し、前記アクセス制
御手段によってアクセス許可された各クライアント端末
から仮想コミュニティに投稿されるメッセージを話題毎
に分類、蓄積するコミュニティ処理手段とを具備し、前
記コミュニティ処理手段は、前記仮想コミュニティに投
稿されたメッセージについてその投稿者に当該メッセー
ジの削除権限を設定し、前記投稿者からの要求に応じて
前記仮想コミュニティに投稿されたメッセージの削除を
行うメッセージ削除制御手段を具備することを特徴とす
る。
【0011】第1の知識蓄積支援システムにおいては、
仮想コミュニティ上でユーザ同士が交わすメッセージは
話題毎に分類、蓄積され、これにより複数のユーザ間で
交わされる会話の中に含まれる個人の知識が自動収集さ
れる。特に、仮想コミュニティへ投稿されたメッセージ
をどのユーザが管理するのか、その管理者を選択、設
定、変更するための仕組みをもつことにより、管理者が
複数のユーザに管理者の権限を付与し、あるいは変更
し、あるいは削除することが可能となる。特に、仮想コ
ミュニティの作成者と参加者を対象にすることで作成者
と参加者の中から任意のユーザを管理者ユーザとして選
定することができ、仮想コミュニティの管理・維持に好
適な仕組みが提供される。
【0012】また、第2の知識蓄積支援システムにおい
ては、仮想コミュニティに投稿されたメッセージについ
てその投稿者に当該メッセージの削除権限を設定すると
いう仕組みを用いることにより、メッセージの削除権限
をその仮想コミュニティの管理者以外に、メッセージの
投稿者自身にも付与することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形
態に係る知識蓄積支援システムの構成が示されている。
この知識蓄積支援システムは、知識蓄積支援機能を持つ
ナレッジマネジメントシステムとして利用されるもので
あり、複数のクライアント端末11が共通に利用可能な
仮想コミュニティを用いて、知識の分類、蓄積を行う。
具体的な構成の説明を行う前に、まず、図2乃至図5を
用いて、この実施形態に係る知識蓄積支援システムの概
要を説明することにする。
【0014】図2に示されているように、知識には「形
式知」と「暗黙知」とが存在する。現在、文書管理シス
テムやWebサーバなど、形式化された情報(形式知)
に対する整理、管理の体系は完成されつつある。しか
し、実際のところ、それらによって「知識の蓄積」とい
う点の全てを賄えているわけではない。これは、単にメ
ールによって交わされるだけの軽い会話や、各人の頭の
中だけにある知識など、非常に不明確な情報が存在して
いるからである。これが「暗黙知」と呼ばれるものであ
る。この暗黙知をいかにうまく取り扱い、それを共有し
ていくかが重要である。従来のシステムでは、暗黙知の
蓄積を支援することは困難であり、暗黙知を取り扱うた
めのシステムが必要である。
【0015】この実施形態の知識蓄積支援システムは、
このような暗黙知と呼ばれる情報を形式知化し、知識の
蓄積促進を目的としたツールであり、グループにおける
ディスカッションを電子掲示板形式の仮想コミュニティ
で行い、メッセージ(投稿記事)をその話題毎に分類、
蓄積する。1つの話題(以下、スレッドと称する)に対
して、まとめを作成することも出来る。スレッドは仮想
コミュニティ上における関連性のある知識の束を意味す
る。まとめは、グループにおけるディスカッションを総
括する一種の議事録としての役割を持つメッセージであ
り、スレッド毎に作成することが出来る。
【0016】メッセージの投稿は、電子メールまたはW
ebブラウザからの入力によって行い、投稿されたメッ
セージは知識蓄積支援システムを構成するサーバ内に蓄
積される。この知識蓄積支援システムにおいては、電子
メールによるメッセージの投稿も可能であり、メーリン
グリストとしての側面も持つ。各ユーザがメールによっ
て会話を行うだけで、知らず知らずのうちに暗黙知が蓄
積されていく。この様子を図3に示す。
【0017】図3には、スポーツに関する仮想コミュニ
ティである「スポーツコミュニティ」と、英語勉強会に
関する仮想コミュニティである「英語勉強会コミュニテ
ィ」と、ある開発メンバ同士の仮想コミュニティである
「○×開発メンバコミュニティ」とが示されている。各
ユーザからの投稿メッセージはこれら各仮想コミュニテ
ィ毎に分類・蓄積され、また各仮想コミュニティ内では
スレッド毎に分類される。図3では、「スポーツコミュ
ニティ」にはスレッド1,2,3の3種類の話題に関す
るメッセージが現在蓄積されており、また、「英語勉強
会コミュニティ」にはスレッド1,2の2種類の話題に
関するメッセージが蓄積され、「○×開発メンバコミュ
ニティ」にはスレッド1の1つの話題に関するメッセー
ジが蓄積されている場合が示されている。これら各仮想
コミュニティに投稿されたメッセージは、他の知識(w
eb、ワークフロー、ファイリングシステムなどから収
集された形式知)と同様にして、知識データベース(知
識DB)に知識情報として蓄積される。特に、各スレッ
ド毎に作成される「まとめ」を知識DBに収集してそれ
を例えば全文検索や自然言語検索などの検索対象として
他のメッセージに優先して適用することにより、いわゆ
るフロー情報としての「メッセージの流れ」を静的なス
トック情報として効率よく活用することが可能となる。
【0018】<サイト>本明細書においては、この知識
蓄積支援システムのサーバ機能を「サイト」と呼ぶ。サ
イトには管理者ユーザ(Administrator)
が存在し、サイト情報を管理する。サイト情報には、以
下のようなものがある。
【0019】(1)ユーザ情報 サイトを利用可能なユーザに関する情報。 サイト管理者によって、登録、削除、変更が可能であ
る。 (2)コミュニティ作成権限情報 仮想コミュニティを作成するための権限情報。 仮想コミュニティ(以下、単にコミュニティと言う)
は、メッセージの投稿、閲覧のために複数のユーザによ
って共通に利用可能な一種の電子掲示版であり、同じ目
的を持って集まった人たちがコミュニケーションを行う
「場」のことを示す。各ユーザは、目的に見合ったテー
マのコミュニティに対してアクセスすることで、必要な
知識を得たり、メッセージ(記事)を投稿したりする。
各コミュニティには管理者がいる(コミュニティ作成者
がデフォルトで管理者となる)。コミュニティ作成に関
する権限は、以下の2つから選択することができる。
【0020】・登録されている全てのユーザが、コミュ
ニティを作成できる。 ・サイト管理者に承認されたユーザのみ、コミュニティ
を作成できる。
【0021】(3)コミュニティのカテゴリ情報 コミュニティを分類するためのカテゴリ情報。 これは、サイト管理者によって登録、削除、変更が可能
である。
【0022】<コミュニティ>次に、コミュニティにつ
いて説明する。各コミュニティを管理するためのコミュ
ニティ情報(コミュニティのプロパティ)には、以下の
ようなものがある。
【0023】(1)名前 コミュニティの名前。 (2)投稿用メールアドレス コミュニティ毎にもつメールアドレス。ユーザがこのア
ドレスにメールを送ると、その内容が自動的に新規投稿
メッセージとして該当するコミュニティに登録される。
【0024】(3)受信メールのSubject情報 コミュニティに対する参加形態には、webブラウザを
通じてメッセージの閲覧、投稿を行う「webで購読」
と、このwebブラウザを通じたメッセージの閲覧、投
稿に加えて、新規投稿メッセージの自動メール配信サー
ビスが受けられる「メールで購読」とがある。「メール
で購読」を選択したユーザに対しては、そのコミュニテ
ィに新規メッセージが投稿されると、自動的にその新規
投稿メッセージが電子メールにて配信される。その際、
配信される電子メールのSubject情報には、上記「受信
メールのSubject情報」(例えば,{コミュニティ名,
メッセージ番号}等の情報)が付加される。
【0025】(4)作成者 コミュニティを作成したユーザ名。 (5)作成日 コミュニティが作成された日付。 (6)コミュニティの紹介 コミュニティの簡単な紹介文。
【0026】(7)コミュニティのカテゴリ 上述したように、コミュニティはその内容に応じてカテ
ゴリ分けすることができ、分類先のカテゴリに関する情
報がコミュニティ毎に保持される。また、カテゴリは、
サイト管理者によって登録されたものを使用する。
【0027】(8)コミュニティタイプ コミュニティの公開レベルを意味する。コミュニティの
公開レベルには、自由参加の「公開制」、承認された参
加者のグループからなる「メンバ制」、承認された参加
者以外には公開しない「非公開制」の3つがある。
【0028】(9)統計情報 各コミュニティ毎にそれに属しているユーザの数や参加
者別の発言数ランキングなどを含む。 (10)管理者 このコミュニティを管理する管理者名。 (11)メンバ このコミュニティに属している(アクセス可能な)ユー
ザ。 (12)メッセージ削除権限 投稿済みメッセージの削除を許されているユーザ。以下
のいずれかを選択できる。
【0029】・コミュニティ管理者のみ。 ・コミュニティ管理者と投稿者。
【0030】<メッセージとスレッド>次に、メッセー
ジとスレッドについて説明する。メッセージとは、コミ
ュニティ内の会話において、やりとりされる発言(記事
の投稿)一つ一つのことである。メッセージには、複数
のファイルを添付することも可能である。メッセージ
は、webブラウザからの入力またはコミュニティが持
つメールアドレスへのメール送信によって投稿できる。
【0031】一方、スレッドとは、上述したようにある
話題に関するメッセージの束のことである。1つの話題
に対して、様々な意見(メッセージ)によって会話が進
んでいき、結論を出す。この結論が「まとめ」である。
この知識蓄積支援システムにおいては、「まとめ」に関
する作成支援機能も有している。この作成支援機能を利
用することにより、該当するスレッド内のメッセージや
添付ファイルなどを援用しつつ、話題の結論としての
「まとめ」を容易に作成することができる。
【0032】図4には、スレッドを構成するメッセージ
の階層構造の一例が示されている。図4において、スレ
ッド1には5つのメッセージ1,2,3,4,5が含ま
れている。このスレッド1の構造は、まず、メッセージ
1が投稿され、そのメッセージ1に対する返信(応答)
メッセージとしてメッセージ2,3が投稿され、そし
て、メッセージ3に対する返信(応答)メッセージとし
てメッセージ4が投稿され、さらにメッセージ1に対す
る返信(応答)メッセージとしてメッセージ5が投稿さ
れた場合に対応している。
【0033】また、スレッド2も5つのメッセージ1,
2,3,4,5から構成されているが、これは、最初に
投稿されたメッセージ1に対する返信(応答)メッセー
ジとしてメッセージ2,3が投稿され、さらにメッセー
ジ3に対する返信(応答)メッセージとしてメッセージ
4,5が投稿された場合に対応している。
【0034】なお、スレッド1,2の各メッセージに対
する返信とは異なるメッセージがスレッド1,2と同一
のコミュニティに対して新たに投稿された場合には、そ
の新規投稿メッセージにはスレッド3が割り当てられる
ことになる。
【0035】<まとめ>「まとめ」とは、上述したよう
に会話(スレッド)に対する「結論」のことである。職
場などの会議で言えば「議事録」に相当し、例えば開発
ならばレビューに対する「仕様書」に相当する。図5に
示すように、1つのスレッドに対して、1つの「まと
め」が対応する。つまり、ユーザまたは管理者によって
スレッド毎に総括たる「まとめ」が作成され、該当する
スレッドを構成するメッセージの特殊形態として管理さ
れる。「まとめ」にも他の通常のメッセージと同様に複
数のファイルを添付することができる。
【0036】また、「まとめ」は改訂することができ、
既に作成された「まとめ」を更新すること等によって新
たな「まとめ」を作成し、それを最新の「まとめ」とし
て登録することができる。
【0037】<メールによるメッセージの投稿>メール
によって、各コミュニティに投稿されたメッセージは、
以下の手順で処理される。 (1)ユーザは、投稿先のコミュニティに割り当てられ
ているメールアドレスに対してメッセージをメールにて
投稿する。 (2)知識蓄積支援システムのサーバは、全てのコミュ
ニティ宛に届いたメールをメールサーバから一括取得す
る。
【0038】(3)知識蓄積支援システムのサーバは、
投稿先メールアドレスによってどのコミュニティ宛のメ
ッセージなのかを判断し、振り分ける。 (4)知識蓄積支援システムのサーバは、取得したメー
ルのヘッダ情報(またはタイトル)により、該当するコ
ミュニティ内のどのスレッドのどの階層に登録するかを
判別し、取得したメールの本文をそこにメッセージとし
て登録する。
【0039】メールによってコミュニティ宛に投稿され
たメッセージは、上記の処理によって自動的に該当する
場所に格納されていく。ユーザは、メーリングリストへ
の投稿と同じ感覚で、メッセージを投稿するだけでよ
い。
【0040】<メッセージ購読タイプ>知識蓄積支援シ
ステムを利用するユーザは、上述したようにメッセージ
の購読タイプとして、以下の2種類を選択することがで
きる。
【0041】・webブラウザによる購読(知識蓄積支
援システムのURL(Uniform Resource Locator)へア
クセスする) ・メールによる購読 ユーザがどちらの購読タイプを選択してもwebブラウ
ザからの購読(投稿も含む)が可能である。つまり、メ
ッセージの新規投稿が行われた際に、自動的にそのメッ
セージをメール配信するかどうかの選択である。メッセ
ージの新規投稿が行われると、メール購読を選択してい
るユーザにはメッセージのメール配信が行われる。ま
た、ユーザは、この配信されたメールを返信するだけ
で、返信メッセージを投稿することができる。この購読
タイプの選択は、ユーザが属しているコミュニティ毎に
行うことが可能である。
【0042】<システム構成>次に、図1を参照して、
この実施形態に係る知識蓄積支援システムのシステム構
成について説明する。
【0043】この実施形態の知識蓄積支援システムは、
複数のクライアント端末11に対してLAN等のコンピ
ュータネットワーク13を介して相互に接続可能なサー
バコンピュータ12にて実現されている。サーバコンピ
ュータ12とクライアント端末11には、それぞれ、図
示しないが、CPU、メインメモリ、記憶装置としての
磁気ディスク装置、及びキーボードやマウスなどの入力
部とディスプレイなどの表示部とを持つ入出力装置が設
けられている。
【0044】クライアント端末11では、Webブラウ
ザ111とメールクライアント112のいずれか一方又
は両方が動作している。サーバコンピュータ12上に構
築された知識蓄積支援のためのリソースを示すURL
(Uniform Resource Locato
r)をWebブラウザ111から指定したり、あるいは
コミュニティサーバ122にて管理される各コミュニテ
ィのメールアドレス宛にメールクライアント12からメ
ール送信を行うことにより、知識蓄積支援処理を各クラ
イアント端末11から利用することができる。
【0045】サーバコンピュータ12の知識蓄積支援機
能は、主に、制御部121、コミュニティサーバ12
2、Webサーバ127、およびメールサーバ128な
どのソフトウェアと、これらソフトフェアによってメッ
セージの投稿、閲覧のために利用される管理情報および
実データとによって実現されている。管理情報には、各
クライアント端末11に対してユーザ認証を行うための
ログイン管理情報123と、各コミュニティ毎にその管
理を行うためのコミュニティ管理情報124とが存在
し、また、実データとしては、メッセージデータ125
と添付ファイル126とが存在する。
【0046】制御部121は、知識蓄積支援に関する全
体の動作を制御するためのものであり、この知識蓄積支
援システムの中核プログラムであるコミュニティサーバ
122とWebサーバ127およびメールサーバ128
それぞれとの間の仲介機能を初め、Webサーバ127
およびメールサーバ128を通じて各クライアント端末
11がコミュニティサーバ122にログインする際のユ
ーザ認証機能を持つ。このユーザ認証のために、制御部
121は、ログイン管理情報123を管理している。こ
のログイン管理情報123には、この知識蓄積支援シス
テムに参加しているユーザそれぞれのユーザIDとパス
ワード等が格納されている。このユーザ認証により、各
クライアント端末11からのメッセージ投稿等の為にな
されるコミュニティサーバ122に対するアクセスの許
可・禁止の制御が行われる。
【0047】コミュニティサーバ122は、複数のクラ
イアント端末11が参加可能なコミュニティの管理、運
用を行うためのものであり、各クライアント端末11か
ら投稿されたメッセージをコミュニティ毎、且つ話題
(スレッド)毎に分類、蓄積する。コミュニティサーバ
122による各コミュニティの管理・運用は、コミュニ
ティ管理情報124、メッセージデータ125、および
添付ファイル126を用いて行われる。つまり、これら
コミュニティ管理情報124、メッセージデータ12
5、および添付ファイル126は、コミュニティ毎にメ
ッセージの蓄積・管理を行うためのデータベースとして
利用される。
【0048】さらに、コミュニティサーバ122には、
管理者設定部129とメッセージ削除権限設定部130
とが設けられている。管理者設定部129は、コミュニ
ティ管理情報124を用いて、コミュニティ毎にその作
成者と参加者の中から管理者ユーザ(または単に管理者
という)を設定するための支援機能を持つ。コミュニテ
ィの作成者はそのコミュニティの参加者でもあるので、
厳密には、コミュニティの作成者とその作成者以外の参
加者とを対象に管理者ユーザの設定が行われることにな
る。コミュニティの作成者がデフォルトの管理者ユーザ
となる。管理者は、他のユーザに変更可能であり、ま
た、複数のユーザを管理者として設定したり、すでに設
定されている管理者を削除することもできる。
【0049】一方、メッセージ削除権限設定部130
は、メッセージを削除できる権限者を「管理者のみ」
か、または、「管理者と投稿者」のいずれかに設定す
る。「管理者と投稿者」を選択することで、コミュニテ
ィに投稿されたメッセージについてその投稿者に当該メ
ッセージの削除権限を設定することができ、投稿者から
の要求に応じて当該投稿者が投稿したメッセージを削除
することが可能となる。
【0050】次に、コミュニティ管理情報124を構成
する各テーブルについて説明する。
【0051】図1に示されているように、コミュニティ
管理情報124は、ユーザテーブル201、コミュニテ
ィテーブル202、購読タイプテーブル203、メンバ
テーブル204、スレッドテーブル205、メッセージ
テーブル206およびまとめテーブル207などから構
成されている。以下、これら各テーブルについて説明す
る。
【0052】<ユーザテーブル>図6は、ユーザを管理
するユーザテーブル201の構成例を示す図である。ユ
ーザテーブル201には、本知識蓄積支援システムに参
加しているユーザそれぞれについてユーザID、ユーザ
名およびメールアドレスが格納されている。図6におい
ては、ユーザID「U00001」、ユーザ名「田中一
郎」、メールアドレス「ichiro.tanaka@xxxx.co.jp」の
ユーザと、ユーザID「U00002」、ユーザ名「山
田太郎」、メールアドレス「taro.yamada@xxxx.co.jp」
のユーザと、ユーザID「U00003」、ユーザ名
「斉藤次郎」、メールアドレス「jiro.saito@xxxx.co.j
p」のユーザが登録されている例が示されている。
【0053】<コミュニティテーブル>図7は、コミュ
ニティを管理するコミュニティテーブル202の構成例
を示す図である。コミュニティテーブル202は、本知
識蓄積支援システム上に作成された各コミュニティと各
コミュニティに参加しているユーザを管理するためのテ
ーブルであり、ここには、本知識蓄積支援システム上に
作成されたコミュニティそれぞれについてコミュニティ
ID、コミュニティ名およびコミュニティタイプと、コ
ミュニティの管理者となっているメンバそれぞれの(管
理者もまたメンバであるため)メンバIDのリストであ
る管理者IDリストと、メッセージ削除権限と、そのコ
ミュニティに参加しているメンバそれぞれのメンバID
リストが格納されている。ここで管理者になれるメンバ
タイプは「参加者」に限られる。メンバタイプの詳細は
後述する。
【0054】図7においては、コミュニティID「C0
01」、コミュニティ名「コミュニティA」のコミュニ
ティについては、コミュニティタイプが「公開」であっ
て、その管理者は管理者IDリストに登録されているメ
ンバIDが「M000001」のユーザであって、メッ
セージ削除権限は「管理者」に限定されており、メンバ
ID「M000001」、「M000004」、「M0
00005」、…が割り当てられたユーザが参加してい
る。また、コミュニティID「C002」、コミュニテ
ィ名「コミュニティB」のコミュニティは、コミュニテ
ィタイプが「メンバ制」であって、その管理者は管理者
IDリストに登録されているメンバIDが「M0000
20」、「M000030」、…のユーザであって、メ
ッセージ削除権限が管理者だけでなく「投稿者」にも与
えられており、メンバID「M000002」、「M0
00003」、…が割り当てられたユーザが参加してい
る場合を示している。なお、メンバIDは全コミュニテ
ィにわたってユニーク(一意)であり、各ユーザには参
加しているコミュニティの数と同数のメンバIDが割り
当てられる。
【0055】<購読タイプテーブル>図8は、購読タイ
プを管理する購読タイプテーブル203の構成例を示す
図である。購読タイプテーブル203には、本知識蓄積
支援システムに参加しているユーザそれぞれについてユ
ーザID、ユーザ名、参加しているコミュニティのコミ
ュニティID、そのコミュニティに対する購読タイプお
よび購読タイプがメールの場合のユーザのメールアドレ
スが格納されている。なお、ユーザテーブル201でメ
ールアドレスを管理する場合には、この購読タイプテー
ブル203には必ずしもメールアドレスを登録する必要
はなく、また逆に、ユーザテーブル201ではメールア
ドレスを管理せず、購読タイプがメールの場合のユーザ
のメールアドレスのみを購読タイプテーブル203にて
管理するようにしても良い。
【0056】図8においては、ユーザIDが「U000
01」で、ユーザ名が「田中一郎」のユーザが、コミュ
ニティID「C001」と「C002」の2つのコミュ
ニティに参加しており、コミュニティID「C001」
のコミュニティに関する購読タイプはwebで、コミュ
ニティID「C001」のコミュニティに関する購読タ
イプがメールであり、またユーザIDが「U0000
2」で、ユーザ名が「山田太郎」のユーザが、コミュニ
ティID「C005」のコミュニティに参加しており、
そのコミュニティに関する購読タイプがwebであり、
またユーザIDが「U00003」で、ユーザ名が「斉
藤次郎」のユーザが、コミュニティID「C001」の
コミュニティに参加しており、そのコミュニティに関す
る購読タイプがwebである場合を示している。
【0057】<メンバテーブル>図9は、メンバを管理
するメンバテーブル204の構成例を示す図である。メ
ンバテーブル204には、メンバIDそれぞれについ
て、それが参加しているコミュニティに関する参加属性
を示すメンバタイプと、メンバとして参加しているユー
ザのユーザ名とが格納されている。メンバタイプには、
参加が承認されている「参加者」、参加者として仮登録
されている「仮登録者」、参加を申し込んでいるが承認
されていない「参加希望者」、参加に関する手続きを行
っておらず一種のゲストとして参加する「匿名」とがあ
る。上述したようにメンバタイプが「参加者」のユーザ
は当該コミュニティの管理者となり得るが、それ以外の
メンバタイプのユーザは管理者の選定対象からは除外さ
れる。
【0058】図9においては、ユーザ名「田中一郎」の
ユーザは、メンバID「M000001」として参加し
ているコミュニティに対してはそのメンバタイプが「参
加者」で、またメンバID「M000003」として参
加しているコミュニティに対してはそのメンバタイプが
「参加希望者」であり、またユーザ名「山田太郎」のユ
ーザは、メンバID「M000002」として参加して
いるコミュニティに対してはそのメンバタイプが「仮登
録者」で、またメンバID「M000004」として参
加しているコミュニティに対してはそのメンバタイプが
「匿名」で、ユーザ名「斉藤次郎」のユーザは、メンバ
ID「M000005」として参加しているコミュニテ
ィに対してはそのメンバタイプが「参加者」である場合
を示している。
【0059】<スレッドテーブル>図10は、スレッド
を管理するスレッドテーブル205の構成例を示す図で
ある。スレッドテーブル205には、コミュニティそれ
ぞれについてコミュニティIDと、そのコミュニティー
内に生成されているスレッドそれぞれのスレッドIDを
含むスレッドIDリストとが格納されている。スレッド
IDも全コミュニティについてユニークな値が用いられ
る。
【0060】図10においては、コミュニティID「C
001」のコミュニティにはスレッドID「T0100
1」、「T01002」、…のスレッドが含まれてお
り、またコミュニティID「C002」のコミュニティ
にはスレッドID「T02001」、…のスレッドが含
まれている場合を示している。
【0061】<メッセージテーブル>図11は、メッセ
ージを管理するメッセージテーブル206の構成例を示
す図である。メッセージテーブル206には、スレッド
ID毎にそれを構成するメッセージそれぞれのメッセー
ジIDと、そのメッセージを投稿した投稿者のメンバI
Dと、メッセージデータ125として格納されている該
当するメッセージの実データの所在を示すURLとが格
納されている。なお、このURLは、該当するスレッド
IDとメッセージIDとから一義に特定できるようにし
てもよく、この場合には、URLのフィールドは不要と
なる。
【0062】<まとめテーブル>図12は、スレッド毎
に作成される「まとめ」を管理するまとめテーブル20
7の構成例を示す図である。まとめテーブル207に
は、スレッドID毎にそのスレッドの「まとめ」として
投稿されたメッセージのメッセージIDと、その「まと
め」メッセージを投稿した投稿者のメンバIDと、複数
の「まとめ」が作成・登録された場合における各メッセ
ージの版番号と、メッセージデータ125として格納さ
れている該当する「まとめ」に関するメッセージの実デ
ータの所在を示すURLとが格納されている。
【0063】また、メッセージテーブル206の場合と
同様に、まとめテーブル207のURLは、該当するス
レッドIDとメッセージIDとから一義に特定できるよ
うにしてもよく、この場合にはURLのフィールドは不
要となる。
【0064】ここで、コミュニティサーバ122の管理
者設定部129によって実行される、この知識蓄積支援
システムにおける管理者の設定処理について説明する。
【0065】まず、図13乃至図15を参照して、この
知識蓄積支援システムにおいてクライアント端末11の
Webブラウザ111により表示される画面の状態遷移
の一例を説明する。
【0066】図13は、管理者ユーザの交代・追加・削
除を行う際に現在の管理者ユーザのWebブラウザ画面
に表示されるコミュニティ管理者設定画面の状態遷移を
示す図であり、図13(A)では、「コミュニティAの
管理者設定メニュー」でコミュニティAの管理者を現在
の管理者「田中一郎」から、メンバタイプが「参加者」
である他のメンバに交代するために、「管理者の交代」
メニューが選択されている。コミュニティAの現在の管
理者は「田中一郎」のみであるので、この操作は「田中
一郎」のみに許可される。
【0067】「管理者の交代」メニューが選択される
と、図13(B)のように他の参加者の一覧がプルダウ
ンメニューに表示される。例えば「斉藤次郎」を選択す
ると、図13(C)のように変更後の状態が表示され
る。この管理者交代の通知は、「田中一郎」のクライア
ント端末11からコミュニティサーバ122に送信さ
れ、管理者設定部129によってコミュニティ管理情報
124に反映される。これにより、コミュニティAの管
理者は「斉藤次郎」に変更される。また、次回からは図
13(A)の画面を表示すると、現在の管理者として
「斉藤次郎」が表示されることとなる。
【0068】図14は管理者ユーザの追加を行う場合の
例を示している。図14(A)では、「コミュニティA
の管理者設定メニュー」でコミュニティAの管理者の追
加を行うために、「管理者の追加」メニューが選択され
ている。「管理者の追加」メニューが選択されると、図
14(B)のように他の参加者の一覧がプルダウンメニ
ューに表示される。例えば「斉藤次郎」を選択すると、
図14(C)のように追加後の管理者リストとして「田
中一郎」と「斉藤次郎」が画面上に表示され、以降、コ
ミュニティAの管理者が「田中一郎」と「斉藤次郎」の
2名となったことを示す。この追加の通知は、「田中一
郎」のクライアント端末11からコミュニティサーバ1
22に送信され、管理者設定部129によってコミュニ
ティ管理情報124に反映される。これにより、コミュ
ニティAの管理者は「田中一郎」と「斉藤次郎」の2名
に変更される。同様に、図15は複数登録されている管
理者の一部の削除を行う場合の例を示している。図15
(A)では、「コミュニティAの管理者設定メニュー」
でコミュニティAの管理者の削除を行うために、「管理
者の削除」メニューが選択されている。「管理者の追
加」メニューが選択されると、図15(B)のように管
理者リストに現在の管理者(「田中一郎」と「斉藤次
郎」)が表示され、プルダウンメニューから管理者から
外すべきユーザ、例えば「田中一郎」、を選択すると、
図15(C)のように削除後の管理者リストとして「斉
藤次郎」が画面上に表示されると共に、管理者の変更が
管理者設定部129によってコミュニティ管理情報12
4に反映される。
【0069】図16は、管理者設定処理の流れを示した
図であり、この例では、管理者を「田中一郎」から「斉
藤次郎」に交代する例を示している。まず、Webブラ
ウザ111がコミュニティのURLを指定し、表示され
た画面から管理者変更要求を行うと(1)、コミュニテ
ィサーバ122の管理者設定部129は、コミュニティ
管理情報124のコミュニティテーブル202とメンバ
テーブル204から、該当するコミュニティに関するメ
ンバタイプが「参加者」のメンバだけを検索し(2)、
候補リストとしてWebブラウザ111に返信する
(3)。
【0070】そして、その画面上でコミュニティの管理
者を「田中一郎」から「斉藤次郎」に交代する操作が行
われると(4)、Webブラウザ111はその変更内容
をコミュニティサーバ122に送信し(5)、これを受
信したコミュニティサーバ122の管理者設定部129
は、コミュニティ管理情報124のコミュニティテーブ
ル202に変更内容を登録する(6)。
【0071】図17は、図16で示した管理者交代処理
の手順を示すフローチャートである。
【0072】ユーザ「田中一郎」がWebブラウザ11
1によりサーバコンピュータ12の制御部121へログ
イン要求すると(ステップA1)、制御部121は、ユ
ーザから入力されたユーザIDおよびパスワードが登録
されているか否かを調べるためにログイン管理情報12
3にアクセスし(ステップA2)、このログインを許可
するかどうかを判定するためのユーザ認証を行う(ステ
ップA3)。ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されておらず、ログインが失敗した
場合(ステップA3のNO)、制御部121は、ログイ
ン失敗をWebサーバ127を通じてWebブラウザ1
11に返してこの処理を終了する(ステップA4)。ま
た、ユーザ認証では、現在管理者として設定されている
ユーザであるか否かの管理者認証もコミュニティテーブ
ル202を用いて実行される。
【0073】ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されており、ログインが成功した場
合には(ステップA3のYES)、ユーザ「田中一郎」
はコミュニティAの管理者であるので、以下のように、
ユーザ「田中一郎」からの要求に応じてコミュニティA
に関する管理者設定画面を提示して、管理者設定・変更
を行う処理が実行される。
【0074】まず、コミュニティサーバ122の管理者
設定部129が、管理者設定・変更の対象として指定さ
れたコミュニティ(ここではコミュニティA)からコミ
ュニティ管理情報124のコミュニティテーブル202
に格納された当該ユーザ以外のメンバIDリストをまず
検索し(ステップA5)、そのメンバIDリストのなか
から1つずつメンバIDを取り出し、それをキーとして
メンバテーブル204を検索し、メンバタイプが「参加
者」であるものだけをWebブラウザ111に返却する
(ステップA6)。
【0075】そして、このコミュニティサーバ122か
ら返されたデータをもとにWebブラウザ111によっ
て図13に示した管理者用画面が表示される(ステップ
A7)。表示された管理者用画面上で管理者を自分自身
である「田中一郎」から「斉藤次郎」に交代させる変更
操作が行われると(ステップA8)、Webブラウザ1
11が変更された管理者データをコミュニティサーバ1
22に送信する(ステップA9)。コミュニティサーバ
122の管理者設定部129は、受信した管理者データ
をもとに当該コミュニティの管理者を変更してコミュニ
ティテーブル202に反映する(ステップA10)。そ
の後、コミュニティサーバ122は、Webブラウザ1
11の要求に従って、コミュニティテーブル202の変
更後の管理者を必要に応じてアクセスする(ステップA
11)。
【0076】図18は、管理者を追加する処理の手順を
示すフローチャートである。
【0077】ユーザ「田中一郎」がWebブラウザ11
1によりサーバコンピュータ12の制御部121へログ
イン要求すると(ステップB1)、制御部121は、ユ
ーザから入力されたユーザIDおよびパスワードが登録
されているか否かを調べるためにログイン管理情報12
3にアクセスし(ステップB2)、このログインを許可
するかどうかを判定するためのユーザ認証を行う(ステ
ップB3)。ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されておらず、ログインが失敗した
場合(ステップB3のNO)、制御部121は、ログイ
ン失敗をWebサーバ127を通じてWebブラウザ1
11に返してこの処理を終了する(ステップB4)。ま
た、ユーザ認証では、現在管理者として設定されている
ユーザであるか否かの管理者認証もコミュニティテーブ
ル202を用いて実行される。
【0078】ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されており、ログインが成功した場
合には(ステップB3のYES)、ユーザ「田中一郎」
はコミュニティAの管理者であるので、以下のように、
ユーザ「田中一郎」からの要求に応じてコミュニティA
に関する管理者設定画面を提示して、管理者設定・変更
を行う処理が実行される。
【0079】まず、コミュニティサーバ122の管理者
設定部129が、管理者設定・変更の対象として指定さ
れたコミュニティ(ここではコミュニティA)からコミ
ュニティ管理情報124のコミュニティテーブル202
に格納された当該ユーザ以外のメンバIDリストをまず
検索し(ステップB5)、そのメンバIDリストのなか
から1つずつメンバIDを取り出し、それをキーとして
メンバテーブル204を検索し、メンバタイプが「参加
者」であるものだけをWebブラウザ111に返却する
(ステップB6)。
【0080】このコミュニティサーバ122から返され
たデータをもとにWebブラウザ111が図14に示し
た管理者用画面を表示すると(ステップB7)、管理者
は、表示された管理者用画面から新たな管理者として
「斉藤次郎」を追加する(ステップB8)。また、We
bブラウザ111が追加された管理者データをコミュニ
ティサーバ122に送信すると(ステップB9)、コミ
ュニティサーバ122の管理者設定部129は、受信し
た管理者データをもとに当該コミュニティの管理者を追
加してコミュニティテーブル202に反映する(ステッ
プB10)。
【0081】その後、コミュニティサーバ122は、W
ebブラウザ111の要求に従って、コミュニティテー
ブル202の変更後の管理者を必要に応じてアクセスす
る(ステップB11)。
【0082】また、図19は、管理者を削除する処理の
手順を示すフローチャートである。
【0083】ユーザ「田中一郎」がWebブラウザ11
1によりサーバコンピュータ12の制御部121へログ
イン要求すると(ステップC1)、制御部121は、ユ
ーザから入力されたユーザIDおよびパスワードが登録
されているか否かを調べるためにログイン管理情報12
3にアクセスし(ステップC2)、このログインを許可
するかどうかを判定するためのユーザ認証を行う(ステ
ップC3)。ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されておらず、ログインが失敗した
場合(ステップC3のNO)、制御部121は、ログイ
ン失敗をWebサーバ127を通じてWebブラウザ1
11に返してこの処理を終了する(ステップC4)。ま
た、ユーザ認証では、現在管理者として設定されている
ユーザであるか否かの管理者認証もコミュニティテーブ
ル202を用いて実行される。
【0084】ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されており、ログインが成功した場
合には(ステップC3のYES)、ユーザ「田中一郎」
はコミュニティAの管理者であるので、以下のように、
ユーザ「田中一郎」からの要求に応じてコミュニティA
に関する管理者設定画面を提示して、管理者設定・変更
を行う処理が実行される。
【0085】まず、コミュニティサーバ122の管理者
設定部129が、管理者設定・変更の対象として指定さ
れたコミュニティ(ここではコミュニティA)からコミ
ュニティ管理情報124のコミュニティテーブル202
に格納された管理者IDリストをまず検索し(ステップ
C5)、その管理者IDリストのなかから1つずつメン
バIDを取り出し、それをキーとしてメンバテーブル2
04を検索し、ユーザ名リストを管理者データとしてW
ebブラウザ111に返却する(ステップC6)。
【0086】このコミュニティサーバ122から返され
た管理者データをもとにWebブラウザ111が図15
に示した管理者用画面を表示すると(ステップC7)、
管理者は、表示された管理者用画面から自分以外の他の
管理者、例えば「田中一郎」を削除する(ステップC
8)。削除できるのは基本的には自分以外の管理者であ
り、自分自身を削除することは禁止される。
【0087】Webブラウザ111が削除された管理者
データをコミュニティサーバ122に送信すると(ステ
ップC9)、コミュニティサーバ122の管理者設定部
129は、受信した管理者データをもとに当該コミュニ
ティの管理者を削除してコミュニティテーブル202に
反映する(ステップC10)。
【0088】その後、コミュニティサーバ122は、W
ebブラウザ111の要求に従って、コミュニティテー
ブル202の変更後の管理者を必要に応じてアクセスす
る(ステップC11)。
【0089】このように、この知識蓄積支援システム
は、既存管理者が自分に代わる新たな管理者を参加者の
中から選定して管理者に設定したり(管理者の交代)、
参加者の中から当該コミュニティを共同して管理するユ
ーザを選定して管理者として設定したり(管理者の追
加)、さらには複数の管理者のなかから適任でないもの
を削除する(管理者の削除)という仕組みを備えるた
め、コミュニティの管理上の問題を解決できるととも
に、管理の柔軟性を広げることが可能となる。
【0090】次に、コミュニティサーバ122のメッセ
ージ削除権限設定部130によって実行される、この知
識蓄積支援システムにおけるメッセージ削除権限設定の
処理について説明する。
【0091】まず、図20を参照して、この知識蓄積支
援システムにおいてクライアント端末11のWebブラ
ウザ111により表示される画面の状態遷移の一例を説
明する。
【0092】図20はメッセージ削除権限設定を行う際
に管理者のWebブラウザ画面に表示される管理者用メ
ッセージ削除権限設定画面の状態遷移を示す図である。
図20(A)では、「コミュニティAのメッセージ削除
権限設定メニュー」でコミュニティAのメッセージ削除
権限を管理者のみに設定するために、「管理者のみ」メ
ニューを選択し、図20(B)では、管理者のみなら
ず、投稿者自身も自身の投稿メッセージを削除できるよ
うに設定するために「管理者および投稿者」を選択した
場合を示している。
【0093】このメッセージ削除権限設定データは、W
ebブラウザからコミュニティサーバ122に送信さ
れ、メッセージ削除権限設定部129によってコミュニ
ティ管理情報124に反映され、以降のメッセージ削除
時に権限がチェックされる。「管理者および投稿者」の
設定がなされている場合でも、管理者以外のユーザが削
除できるのは、そのユーザが投稿したメッセージ(その
ユーザが投稿したまとめメッセージも含む)のみであ
る。削除対象のメッセージの投稿者がだれであるかは、
メッセージテーブル206のメンバIDや、「まとめ」
テーブル207のメンバIDから判定することができ
る。なお、デフォルトのメッセージ削除権限は「管理者
のみ」である。
【0094】図21は、図20で示したメッセージ削除
権限の設定処理の方法を示すフローチャートである。
【0095】例えばユーザ「田中一郎」がWebブラウ
ザ111によりサーバコンピュータ12の制御部121
へログイン要求すると(ステップD1)、制御部121
は、ユーザから入力されたユーザIDおよびパスワード
が登録されているか否かを調べるためにログイン管理情
報123にアクセスし(ステップD2)、このログイン
を許可するかどうかを判定するためのユーザ認証を行う
(ステップD3)。ユーザIDおよびパスワードがログ
イン管理情報123に登録されておらず、ログインが失
敗した場合(ステップD3のNO)、制御部121は、
ログイン失敗をWebサーバ127を通じてWebブラ
ウザ111に返してこの処理を終了する(ステップD
4)。また、ユーザ認証では、現在管理者として設定さ
れているユーザであるか否かの管理者認証もコミュニテ
ィテーブル202を用いて実行される。
【0096】ユーザIDおよびパスワードがログイン管
理情報123に登録されており、ログインが成功した場
合には(ステップD3のYES)、ユーザ「田中一郎」
はコミュニティAの管理者であるので、以下のように、
ユーザ「田中一郎」からの要求に応じてコミュニティA
に関するメッセージ削除権限の設定処理を行うことが出
来る。
【0097】まず、コミュニティサーバ122のメッセ
ージ削除権限設定部129が、メッセージ削除権限の設
定対象として指定されたコミュニティ(ここではコミュ
ニティA)からコミュニティ管理情報124のコミュニ
ティテーブル202に格納された当該コミュニティに関
する現在のメッセージ削除権限を検索し(ステップD
5)、それをメッセージ削除権限データとしてWebブ
ラウザ111に返却する(ステップD6)。
【0098】このコミュニティサーバ122から返され
たメッセージ削除権限データをもとにWebブラウザ1
11が図20に示した管理者用画面を表示すると(ステ
ップD7)、管理者は、表示された管理者用画面からメ
ッセージ削除権限を現在管理者のみのところを投稿者も
可能とするため、「管理者および投稿者」を選択する
(ステップD8)。Webブラウザ111がメッセージ
削除権限データをコミュニティサーバ122に送信する
と(ステップD9)、コミュニティサーバ122のメッ
セージ削除権限設定部129は、受信したメッセージ削
除権限データをもとに当該コミュニティのメッセージ削
除権限を更新してコミュニティテーブル202に反映す
る(ステップD10)。
【0099】その後、コミュニティサーバ122は、W
ebブラウザ111の要求に従って、コミュニティテー
ブル202の変更後のメッセージ削除権限を必要に応じ
てアクセスする(ステップD11)。
【0100】以降、ユーザからコミュニティA内のメッ
セージの削除が要求された場合には、コミュニティサー
バ122は、そのユーザのメンバIDと、当該削除対象
のメッセージの投稿者に対応するメンバIDとの一致の
有無を判断し、一致する場合にのみメッセージの削除を
実行する。
【0101】このように、この知識蓄積支援システム
は、メッセージ削除を投稿者自身が可能となるように権
限設定する仕組みを備えるため、誤って投稿したり、内
容の不適切なメッセージを投稿した場合でも、投稿者自
身が削除することが可能となり、余計な混乱を招くこと
なく、コミュニティの運営が実現できる。
【0102】なお、本実施形態の知識蓄積支援システム
の機能は全てコンピュータプログラムにより実現されて
いるので、そのコンピュータプログラムをコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体に記憶しておき、その記憶媒体
を通じてコンピュータプログラムを、コンピュータネッ
トワーク接続可能な通常のコンピュータに導入するだけ
で、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0103】また本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0104】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、仮想コミュニティの管理を、当該コミュニティを作
成したユーザに限定することなく、必要に応じてコミュ
ニティの削除や変更などが行える管理権限を他の複数の
ユーザにも与えるための仕組みをもつことにより、より
柔軟にコミュニティを管理することを可能とする。
【0105】また、投稿メッセージの削除を管理者のみ
にとどめないで、投稿者自身により削除できるように権
限設定するユーザインタフェースを設けることにより、
より円滑なコミュニティ運営を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る知識蓄積支援システ
ムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の知識蓄積支援システムで扱われる
知識を説明するための図。
【図3】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける知
識蓄積処理の原理を説明するための図。
【図4】同実施形態の知識蓄積支援システムで管理され
るメッセージとスレッドとの関係を説明するための図。
【図5】同実施形態の知識蓄積支援システムで管理され
るメッセージと「まとめ」との関係を説明するための
図。
【図6】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るユーザテーブルの一例を示す図。
【図7】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るコミュニティテーブルの一例を示す図。
【図8】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
る購読タイプテーブルの一例を示す図。
【図9】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るメンバテーブルの一例を示す図。
【図10】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるスレッドテーブルの一例を示す図。
【図11】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるメッセージテーブルの一例を示す図。
【図12】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるまとめテーブルの一例を示す図。
【図13】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
管理者用画面での管理者の変更を行う際のWebブラウ
ザ画面の状態遷移を示す図。
【図14】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
管理者用画面での管理者の追加を行う際のWebブラウ
ザ画面の状態遷移を示す図。
【図15】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
管理者用画面での管理者の削除を行う際のWebブラウ
ザ画面の状態遷移を示す図。
【図16】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
管理者設定処理の流れを示した図。
【図17】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
管理者交代のための手順を示すフローチャート。
【図18】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
管理者追加のための手順を示すフローチャート。
【図19】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
管理者削除のための手順を示すフローチャート。
【図20】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
管理者用画面でのメッセージ削除権限の設定を行う際の
Webブラウザ画面の状態遷移を示す図。
【図21】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
メッセージ削除権限設定の処理の流れを示したフローチ
ャート。
【符号の説明】
11…クライアント端末 12…サーバコンピュータ 111…Webブラウザ 112…メールクライアント 121…制御部 122…コミュニティサーバ 123…ログイン管理情報 124…コミュニティ管理情報 125…メッセージデータ 126…添付ファイル 127…Webサーバ 128…メールサーバ 129…管理者設定部 130…メッセージ削除権限設定部 201…ユーザテーブル 202…コミュニティテーブル 203…購読タイプテーブル 204…メンバテーブル 205…スレッドテーブル 206…メッセージテーブル 207…まとめテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 真明 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 島川 和典 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 5B085 AE23 BG07 CA04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアント端末とネットワーク
    を介して接続可能に構成され、各クライアント端末から
    仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄積
    することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
    ステムであって、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御手段と、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御手段によってアクセス許可
    された各クライアント端末から仮想コミュニティに投稿
    されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュニテ
    ィ処理手段とを具備し、 前記コミュニティ処理手段は、 前記仮想コミュニティの作成者と参加者の中から任意の
    1以上のユーザを選択的に当該仮想コミュニティの管理
    者ユーザに設定できるように、前記仮想コミュニティの
    作成者と参加者とを対象にして前記管理者ユーザの設定
    および変更を行う管理者設定手段を具備することを特徴
    とする知識蓄積支援システム。
  2. 【請求項2】 前記コミュニティ処理手段は複数の仮想
    コミュニティそれぞれについて当該仮想コミュニティの
    作成者および参加者を管理しており、 前記管理者設定手段は、前記仮想コミュニティ毎に、そ
    の作成者と参加者とを対象にして当該仮想コミュニティ
    の管理者ユーザの設定および変更を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の知識蓄積支援システム。
  3. 【請求項3】 前記管理者設定手段は、 前記仮想コミュニティの現在の管理者ユーザに対応する
    クライアント端末からの要求に応じて管理者ユーザの交
    代、追加、または削除に関する操作画面を提供する手段
    と、 前記操作画面上の操作に基づいて、管理者ユーザの交
    代、追加、または削除に関する処理を実行する手段とを
    含むことを特徴とする請求項1記載の知識蓄積支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記コミュニティ処理手段は、少なくと
    もコミュニティ識別子、管理者リスト、メンバリストを
    記憶したコミュニティテーブルを有し、 前記管理者設定手段は、 指定されたコミュニティに対する前記コミュニティテー
    ブルの前記メンバリストから特定のメンバだけを抽出し
    て前記クライアント端末に提供し、前記クライアント端
    末による管理者の変更・追加操作に応じて、前記コミュ
    ニティテーブルの前記管理者リストを更新することを特
    徴とする請求項1記載の知識蓄積支援システム。
  5. 【請求項5】 前記コミュニティ処理手段は、少なくと
    もコミュニティ識別子、管理者リスト、メンバリストを
    記憶したコミュニティテーブルを有し、 前記管理者設定手段は、 指定されたコミュニティに対する前記コミュニティテー
    ブルの前記管理者リストから管理者を抽出して前記クラ
    イアント端末に提供し、前記クライアント端末による管
    理者の削除操作に応じて、前記管理者リストから当該管
    理者を削除することを特徴とする請求項1記載の知識蓄
    積支援システム。
  6. 【請求項6】 複数のクライアント端末とネットワーク
    を介して接続可能に構成され、各クライアント端末から
    仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄積
    することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
    ステムであって、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御手段と、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御手段によってアクセス許可
    された各クライアント端末から仮想コミュニティに投稿
    されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュニテ
    ィ処理手段とを具備し、 前記コミュニティ処理手段は、 前記仮想コミュニティに投稿されたメッセージについて
    その投稿者に当該メッセージの削除権限を設定し、前記
    投稿者からの要求に応じて前記仮想コミュニティに投稿
    されたメッセージの削除を行うメッセージ削除制御手段
    を具備することを特徴とする知識蓄積支援システム。
  7. 【請求項7】 複数のクライアント端末とネットワーク
    を介して接続可能に構成され、各クライアント端末から
    仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄積
    することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
    ステムにおける管理者設定方法であって、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御ステップと、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御ステップによってアクセス
    許可された各クライアント端末から仮想コミュニティに
    投稿されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュ
    ニティ処理ステップとを具備し、 前記コミュニティ処理ステップは、 前記仮想コミュニティの作成者と参加者の中から任意の
    1以上のユーザを選択的に当該仮想コミュニティの管理
    者ユーザに設定できるように、前記仮想コミュニティの
    作成者と参加者とを対象にして前記管理者ユーザの設定
    および変更を行うことを特徴とする知識蓄積支援システ
    ムにおける管理者設定方法。
  8. 【請求項8】 前記コミュニティ処理ステップは、 前記仮想コミュニティの現在の管理者ユーザに対応する
    クライアント端末からの要求に応じて管理者ユーザの交
    代、追加、または削除に関する操作画面を提供するステ
    ップと、 前記操作画面上の操作に基づいて、管理者ユーザの交
    代、追加、または削除に関する処理を実行するステップ
    とを含むことを特徴とする請求項7記載の知識蓄積支援
    システムにおける管理者設定方法。
  9. 【請求項9】 前記コミュニティ処理ステップは、少な
    くともコミュニティ識別子、管理者リスト、メンバリス
    トを記憶したコミュニティテーブルをアクセスし、指定
    されたコミュニティに対する前記コミュニティテーブル
    の前記メンバリストから特定のメンバだけを抽出して前
    記クライアント端末に提供し、前記クライアント端末に
    よる管理者の変更・追加操作に応じて、前記コミュニテ
    ィテーブルの前記管理者リストを更新するステップを具
    備することを特徴とする請求項7記載の知識蓄積支援シ
    ステムにおける管理者設定方法。
  10. 【請求項10】 前記コミュニティ処理ステップは、少
    なくともコミュニティ識別子、管理者リスト、メンバリ
    ストを記憶したコミュニティテーブルをアクセスし、指
    定されたコミュニティに対する前記コミュニティテーブ
    ルの前記管理者リストから管理者を抽出して前記クライ
    アント端末に提供し、前記クライアント端末による管理
    者の削除操作に応じて、前記管理者リストから当該管理
    者を削除するステップを具備することを特徴とする請求
    項7記載の知識蓄積支援システムにおける管理者設定方
    法。
  11. 【請求項11】 複数のクライアント端末とネットワー
    クを介して接続可能に構成され、各クライアント端末か
    ら仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄
    積することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援
    システムにおけるメッセージ削除制御方法であって、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御ステップと、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御ステップによってアクセス
    許可された各クライアント端末から仮想コミュニティに
    投稿されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュ
    ニティ処理ステップとを具備し、 前記コミュニティ処理ステップは、 前記仮想コミュニティに投稿されたメッセージについて
    その投稿者に当該メッセージの削除権限を設定し、前記
    投稿者からの要求に応じて前記仮想コミュニティに投稿
    されたメッセージの削除を行うステップとを具備するこ
    とを特徴とする知識蓄積支援システムにおけるメッセー
    ジ削除制御方法。
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