JP2002342338A - 知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法 - Google Patents

知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法

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JP2002342338A
JP2002342338A JP2001145248A JP2001145248A JP2002342338A JP 2002342338 A JP2002342338 A JP 2002342338A JP 2001145248 A JP2001145248 A JP 2001145248A JP 2001145248 A JP2001145248 A JP 2001145248A JP 2002342338 A JP2002342338 A JP 2002342338A
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Masayo Toyoda
真代 豊田
Hitoshi Tanigawa
均 谷川
Masaaki Iwata
真明 岩田
Kazunori Shimakawa
和典 島川
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収集・蓄積された知識を総括するまとめを追跡
して知識の収集・蓄積の過程を簡単に把握することを可
能とする知識蓄積支援システムを提供する。 【解決手段】コミュニティサーバ122は、仮想コミュ
ニティ上でユーザ同士が交わすメッセージを話題毎に分
類、蓄積するものである。また、コミュニティサーバ1
22は、まとめ改訂・版管理部129を備えており、ま
とめ改訂・版管理部129は、話題毎に蓄積されたメッ
セージを統括するまとめメーセージの改訂およびその版
管理を実行する。そして、まとめ改訂・版管理部129
は、ユーザの要求に応じて、まとめメッセージを版番号
とともに一覧表示し、また、この一覧表示されたまとめ
メッセージの中からいずれかのまとめメッセージが選択
されたときに、その選択されたまとめメッセージの内容
を全文表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ナレッジマネジ
メントシステムで用いられる知識蓄積支援システムおよ
び同システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法
に係り、特に、不特定多数のユーザが参加する仮想コミ
ュニティを用いて知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
ステムおよび同システムにおけるまとめメッセージ改訂
版管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業を中心に複数のユーザ間で情
報共有を行うためのグループウェアの導入が進められて
いる。代表的なグループウェアとしては、電子メールシ
ステムやワークフローシステムなどが知られているが、
最近では、知識や情報の共有支援を図るためのナレッジ
マネジメントシステムも開発され始めている。
【0003】このナレッジマネジメントシステムは、W
eb情報や電子ファイル情報などに加え、個人のノウハ
ウなどを知識データベースとして蓄積・管理するための
ものであり、自然言語検索などの検索機能と組み合わせ
ることにより、知識、情報の効率的な活用が可能とな
る。
【0004】ところで、このようなナレッジマネジメン
トシステムにおいては、個人のノウハウなどの知識をど
のように収集・蓄積するかが重要となる。個人のノウハ
ウなどの知識はいわゆる暗黙知であって、Web情報や
電子ファイル情報などのように形式化されたものではな
いため、それを自動的に収集、蓄積することは困難であ
るからである。
【0005】そこで、最近では、知識蓄積支援機能を持
つナレッジマネジメントシステムの開発が要求されてい
る。個人のノウハウなどの知識を自動的に収集・蓄積す
る仕組みを実現することにより、暗黙知としての知識を
もWeb情報や電子ファイル情報などのような形式化さ
れた形式知と同様に活用することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このナレッジマネジメ
ントシステムでは、通常、個人のノウハウなどの知識を
収集・蓄積した後、その知識を総括するために、たとえ
ば話題毎にいわゆるまとめを作成する。しかしながら、
従来では、まとめを作成した後、さらに知識が収集・蓄
積されたため、新たなまとめを作成するような場合、既
存のまとめは他の知識と同等の単なる一知識として埋没
させてしまっていた。つまり、まとめは話題毎に1つし
か存在することが許されず、このまとめを追跡して知識
の収集・蓄積の過程を把握することは行えなかった。
【0007】この発明は、このような事情を考慮してな
されたものであり、個人のノウハウなどの知識を自動的
に効率よく収集・蓄積する仕組みを実現できるように
し、様々な知識の共有を図ることを可能とする知識蓄積
支援システムおよび同システムにおけるまとめメッセー
ジ改訂版管理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、複数のクライアント端末とネット
ワークを介して接続可能に構成され、各クライアント端
末から仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分
類、蓄積することによって知識の蓄積を支援する知識蓄
積支援システムであって、前記クライアント端末からの
メッセージ投稿を許可するために、アクセス要求元のク
ライアント端末に対してユーザ認証を行うアクセス制御
手段と、複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミ
ュニティを管理し、前記アクセス制御手段によってアク
セス許可された各クライアント端末から仮想コミュニテ
ィに投稿されたメッセージを話題毎に分類、蓄積するコ
ミュニティ処理手段とを具備し、前記コミュニティ処理
手段は、前記話題毎に分類、蓄積したメッセージを総括
するまとめメッセージを管理するまとめ管理手段と、前
記まとめ管理手段により管理されたまとめメッセージを
改訂するまとめ改訂手段と、前記まとめ改訂手段により
改訂されたまとめメッセージの版管理を行なうまとめ版
管理手段とを具備することを特徴とする知識蓄積支援シ
ステムを提供する。
【0009】この知識蓄積支援システムにおいては、仮
想コミュニティへ投稿されて話題毎に分類・蓄積された
メッセージ、つまり知識の束を統括するまとめメッセー
ジの改訂およびその版管理を行う仕組みをもつことによ
り、まとめメッセージを追跡して知識の収集・蓄積の過
程を簡単に把握することを可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施形態を説明する。
【0011】図1には、この発明の実施形態に係る知識
蓄積支援システムの構成が示されている。この知識蓄積
支援システムは、知識蓄積支援機能を持つナレッジマネ
ジメントシステムとして利用されるものであり、複数の
クライアント端末11が共通に利用可能な仮想コミュニ
ティを用いて、知識の分類、蓄積を行う。具体的な構成
の説明を行う前に、まず、図2乃至図5を用いて、この
実施形態に係る知識蓄積支援システムの概要を説明する
ことにする。
【0012】図2に示されているように、知識には「形
式知」と「暗黙知」とが存在する。現在、文書管理シス
テムやWebサーバなど、形式化された情報(形式知)
に対する整理、管理の体系は完成されつつある。しか
し、実際のところ、それらによって「知識の蓄積」とい
う点の全てを賄えているわけではない。これは、単にメ
ールによって交わされるだけの軽い会話や、各人の頭の
中だけにある知識など、非常に不明確な情報が存在して
いるからである。これが「暗黙知」と呼ばれるものであ
る。この暗黙知をいかにうまく取り扱い、それを共有し
ていくかが重要である。従来のシステムでは、暗黙知の
蓄積を支援することは困難であり、暗黙知を取り扱うた
めのシステムが必要である。
【0013】この実施形態の知識蓄積支援システムは、
このような暗黙知と呼ばれる情報を形式知化し、知識の
蓄積促進を目的としたツールであり、グループにおける
ディスカッションを電子掲示板形式の仮想コミュニティ
で行い、メッセージ(投稿記事)をその話題毎に分類、
蓄積する。1つの話題(以下、スレッドと称する)に対
して、まとめを作成することも出来る。スレッドは仮想
コミュニティ上における関連性のある知識の束を意味す
る。まとめは、グループにおけるディスカッションを総
括する一種の議事録としての役割を持つメッセージであ
り、スレッド毎に作成することが出来る。
【0014】メッセージの投稿は、電子メールまたはW
ebブラウザからの入力によって行い、投稿されたメッ
セージは知識蓄積支援システムを構成するサーバ内に蓄
積される。この知識蓄積支援システムにおいては、電子
メールによるメッセージの投稿も可能であり、メーリン
グリストとしての側面も持つ。各ユーザがメールによっ
て会話を行うだけで、知らず知らずのうちに暗黙知が蓄
積されていく。この様子を図3に示す。
【0015】図3には、スポーツに関する仮想コミュニ
ティである「スポーツコミュニティ」と、英語勉強会に
関する仮想コミュニティである「英語勉強会コミュニテ
ィ」と、ある開発メンバ同士の仮想コミュニティである
「○×開発メンバコミュニティ」とが示されている。各
ユーザからの投稿メッセージはこれら各仮想コミュニテ
ィ毎に分類・蓄積され、また各仮想コミュニティ内では
スレッド毎に分類される。図3では、「スポーツコミュ
ニティ」にはスレッド1,2,3の3種類の話題に関す
るメッセージが現在蓄積されており、また、「英語勉強
会コミュニティ」にはスレッド1,2の2種類の話題に
関するメッセージが蓄積され、「○×開発メンバコミュ
ニティ」にはスレッド1の1つの話題に関するメッセー
ジが蓄積されている場合が示されている。これら各仮想
コミュニティに投稿されたメッセージは、他の知識(w
eb、ワークフロー、ファイリングシステムなどから収
集された形式知)と同様にして、知識データベース(知
識DB)に知識情報として蓄積される。特に、各スレッ
ド毎に作成される「まとめ」を知識DBに収集してそれ
を例えば全文検索や自然言語検索などの検索対象として
他のメッセージに優先して適用することにより、いわゆ
るフロー情報としての「メッセージの流れ」を静的なス
トック情報として効率よく活用することが可能となる。
【0016】<サイト>本明細書においては、この知識
蓄積支援システムのサーバ機能を「サイト」と呼ぶ。サ
イトには管理者ユーザ(Administrator)
が存在し、サイト情報を管理する。サイト情報には、以
下のようなものがある。
【0017】(1)ユーザ情報 サイトを利用可能なユーザに関する情報 サイト管理者によって、登録、削除、変更が可能である (2)コミュニティ作成権限情報 仮想コミュニティを作成するための権限情報 仮想コミュニティ(以下、単にコミュニティと言う)
は、メッセージの投稿、閲覧のために複数のユーザによ
って共通に利用可能な一種の電子掲示版であり、同じ目
的を持って集まった人たちがコミュニケーションを行う
「場」のことを示す。各ユーザは、目的に見合ったテー
マのコミュニティに対してアクセスすることで、必要な
知識を得たり、メッセージ(記事)を投稿したりする。
各コミュニティには最低1名の管理者がいる(コミュニ
ティ作成者がデフォルトで管理者となるが変更可能)。
コミュニティ作成に関する権限は、以下の2つから選択
することができる。
【0018】・登録されている全てのユーザが、コミュ
ニティを作成できる。
【0019】・サイト管理者に承認されたユーザのみ、
コミュニティを作成できる。
【0020】(3)コミュニティのカテゴリ情報 コミュニティを分類するためのカテゴリ情報 これは、サイト管理者によって登録、削除、変更が可能
である。
【0021】<コミュニティ>次に、コミュニティにつ
いて説明する。各コミュニティを管理するためのコミュ
ニティ情報(コミュニティのプロパティ)には、以下の
ようなものがある。
【0022】(1)名前 コミュニティの名前。
【0023】(2)投稿用メールアドレス コミュニティ毎にもつメールアドレス。ユーザがこのア
ドレスにメールを送ると、その内容が自動的に新規投稿
メッセージとして該当するコミュニティに登録される。
【0024】(3)受信メールのSubject情報 コミュニティに対する参加形態には、webブラウザを
通じてメッセージの閲覧、投稿を行う「webで購読」
と、このwebブラウザを通じたメッセージの閲覧、投
稿に加えて、新規投稿メッセージの自動メール配信サー
ビスが受けられる「メールで購読」とがある。「メール
で購読」を選択したユーザに対しては、そのコミュニテ
ィに新規メッセージが投稿されると、自動的にその新規
投稿メッセージが電子メールにて配信される。その際、
配信される電子メールのSubject情報には、上記「受信
メールのSubject情報」(例えば,{コミュニティ名,
メッセージ番号}等の情報)が付加される。
【0025】(4)作成者 コミュニティを作成したユーザ名。
【0026】(5)作成日 コミュニティが作成された日付。
【0027】(6)コミュニティの紹介 コミュニティの簡単な紹介文。
【0028】(7)コミュニティのカテゴリ 上述したように、コミュニティはその内容に応じてカテ
ゴリ分けすることができ、分類先のカテゴリに関する情
報がコミュニティ毎に保持される。また、カテゴリは、
サイト管理者によって登録されたものを使用する。
【0029】(8)コミュニティタイプ コミュニティの公開レベルを意味する。コミュニティの
公開レベルには、自由参加の「公開制」、承認された参
加者のグループからなる「メンバ制」、承認された参加
者以外には公開しない「非公開制」の3つがある。
【0030】(9)統計情報 各コミュニティ毎にそれに属しているユーザの数や参加
者別の発言数ランキングなどを含む。
【0031】(10)管理者 このコミュニティを管理する管理者名。
【0032】(11)メンバ このコミュニティに属している(アクセス可能な)ユー
ザ。
【0033】(12)メッセージ削除権限 投稿済みメッセージの削除を許されているユーザ。以下
のいずれかを選択できる。
【0034】・コミュニティ管理者のみ ・コミュニティ管理者と投稿者 <メッセージとスレッド>次に、メッセージとスレッド
について説明する。
【0035】メッセージとは、コミュニティ内の会話に
おいて、やりとりされる発言(記事の投稿)一つ一つの
ことである。メッセージには、複数のファイルを添付す
ることも可能である。メッセージは、webブラウザか
らの入力またはコミュニティが持つメールアドレスへの
メール送信によって投稿できる。
【0036】一方、スレッドとは、上述したようにある
話題に関するメッセージの束のことである。1つの話題
に対して、様々な意見(メッセージ)によって会話が進
んでいき、結論を出す。この結論が「まとめ」である。
この知識蓄積支援システムにおいては、「まとめ」に関
する作成支援機能も有している。この作成支援機能を利
用することにより、該当するスレッド内のメッセージや
添付ファイルなどを援用しつつ、話題の結論としての
「まとめ」を容易に作成することができる。
【0037】図4には、スレッドを構成するメッセージ
の階層構造の一例が示されている。図4において、スレ
ッド1には5つのメッセージ1,2,3,4,5が含ま
れている。このスレッド1の構造は、まず、メッセージ
1が投稿され、そのメッセージ1に対する返信(応答)
メッセージとしてメッセージ2,3が投稿され、そし
て、メッセージ3に対する返信(応答)メッセージとし
てメッセージ4が投稿され、さらにメッセージ1に対す
る返信(応答)メッセージとしてメッセージ5が投稿さ
れた場合に対応している。
【0038】また、スレッド2も5つのメッセージ1,
2,3,4,5から構成されているが、これは、最初に
投稿されたメッセージ1に対する返信(応答)メッセー
ジとしてメッセージ2,3が投稿され、さらにメッセー
ジ3に対する返信(応答)メッセージとしてメッセージ
4,5が投稿された場合に対応している。
【0039】なお、スレッド1,2の各メッセージに対
する返信とは異なるメッセージがスレッド1,2と同一
のコミュニティに対して新たに投稿された場合には、そ
の新規投稿メッセージにはスレッド3が割り当てられる
ことになる。
【0040】<まとめ>「まとめ」とは、上述したよう
に会話(スレッド)に対する「結論」のことである。職
場などの会議で言えば「議事録」に相当し、例えば開発
ならばレビューに対する「仕様書」に相当する。図5に
示すように、1つのスレッドに対して、1つの「まと
め」が対応する。つまり、ユーザまたは管理者によって
スレッド毎に総括たる「まとめ」が作成され、該当する
スレッドを構成するメッセージの特殊形態として管理さ
れる。「まとめ」にも他の通常のメッセージと同様に複
数のファイルを添付することができる。
【0041】また、「まとめ」は改訂することができ、
既に作成された「まとめ」を更新すること等によって新
たな「まとめ」を作成し、それを最新の「まとめ」とし
て登録することができる。
【0042】<メールによるメッセージの投稿>メール
によって、各コミュニティに投稿されたメッセージは、
以下の手順で処理される。
【0043】(1)ユーザは、投稿先のコミュニティに
割り当てられているメールアドレスに対してメッセージ
をメールにて投稿する。
【0044】(2)知識蓄積支援システムのサーバは、
全てのコミュニティ宛に届いたメールをメールサーバか
ら一括取得する。
【0045】(3)知識蓄積支援システムのサーバは、
投稿先メールアドレスによってどのコミュニティ宛のメ
ッセージなのかを判断し、振り分ける。
【0046】(4)知識蓄積支援システムのサーバは、
取得したメールのヘッダ情報(またはタイトル)によ
り、該当するコミュニティ内のどのスレッドのどの階層
に登録するかを判別し、取得したメールの本文をそこに
メッセージとして登録する。
【0047】メールによってコミュニティ宛に投稿され
たメッセージは、上記の処理によって自動的に該当する
場所に格納されていく。ユーザは、メーリングリストへ
の投稿と同じ感覚で、メッセージを投稿するだけでよ
い。
【0048】<メッセージ購読タイプ>知識蓄積支援シ
ステムを利用するユーザは、上述したようにメッセージ
の購読タイプとして、以下の2種類を選択することがで
きる。
【0049】・webブラウザによる購読(知識蓄積支
援システムのURL(Uniform Resource Locator)へア
クセスする) ・メールによる購読 ユーザがどちらの購読タイプを選択してもwebブラウ
ザからの購読(投稿も含む)が可能である。つまり、メ
ッセージの新規投稿が行われた際に、自動的にそのメッ
セージをメール配信するかどうかの選択である。メッセ
ージの新規投稿が行われると、メール購読を選択してい
るユーザにはメッセージのメール配信が行われる。ま
た、ユーザは、この配信されたメールを返信するだけ
で、返信メッセージを投稿することができる。この購読
タイプの選択は、ユーザが属しているコミュニティ毎に
行うことが可能である。
【0050】<システム構成>次に、図1を参照して、
この実施形態に係る知識蓄積支援システムのシステム構
成について説明する。
【0051】この実施形態の知識蓄積支援システムは、
複数のクライアント端末11とLAN等のコンピュータ
ネットワーク13を介して相互に接続可能なサーバコン
ピュータ12にて実現されている。サーバコンピュータ
12とクライアント端末11には、それぞれ、図示しな
いが、CPU、メインメモリ、記憶装置としての磁気デ
ィスク装置、及びキーボードやマウスなどの入力部とデ
ィスプレイなどの表示部とを持つ入出力装置が設けられ
ている。
【0052】クライアント端末11では、Webブラウ
ザ111とメールクライアント112のいずれか一方又
は両方が動作している。サーバコンピュータ12上に構
築された知識蓄積支援のためのリソースを示すURL
(Uniform Resource Locato
r)をWebブラウザ111から指定したり、あるいは
コミュニティサーバ122にて管理される各コミュニテ
ィのメールアドレス宛にメールクライアント12からメ
ール送信を行うことにより、知識蓄積支援処理を各クラ
イアント端末11から利用することができる。
【0053】サーバコンピュータ12の知識蓄積支援機
能は、主に、制御部121、コミュニティサーバ12
2、webサーバ127、およびメールサーバ128な
どのソフトウェアと、これらソフトフェアによってメッ
セージの投稿、閲覧のために利用される管理情報および
実データとによって実現されている。管理情報には、各
クライアント端末11に対してユーザ認証を行うための
ログイン管理情報123と、各コミュニティ毎にその管
理を行うためのコミュニティ管理情報124とが存在
し、また、実データとしては、メッセージデータ125
と添付ファイル126とが存在する。
【0054】制御部121は、知識蓄積支援に関する全
体の動作を制御するためのものであり、この知識蓄積支
援システムの中核プログラムであるコミュニティサーバ
122とwebサーバ127およびメールサーバ128
それぞれとの間の仲介機能を初め、webサーバ127
およびメールサーバ128を通じて各クライアント端末
11がコミュニティサーバ122にログインする際のユ
ーザ認証機能を持つ。このユーザ認証のために、制御部
121は、ログイン管理情報123を管理している。こ
のログイン管理情報123には、この知識蓄積支援シス
テムに参加しているユーザそれぞれのユーザIDとパス
ワード等が格納されている。このユーザ認証により、各
クライアント端末11からのメッセージ投稿等の為にな
されるコミュニティサーバ122に対するアクセスの許
可・禁止の制御が行われる。
【0055】コミュニティサーバ122は、複数のクラ
イアント端末11が参加可能なコミュニティの管理、運
用を行うためのものであり、各クライアント端末11か
ら投稿されたメッセージをコミュニティ毎、且つ話題
(スレッド)毎に分類、蓄積する。コミュニティサーバ
122による各コミュニティの管理・運用は、コミュニ
ティ管理情報124、メッセージデータ125、および
添付ファイル126を用いて行われる。つまり、これら
コミュニティ管理情報124、メッセージデータ12
5、および添付ファイル126は、コミュニティ毎にメ
ッセージの蓄積・管理を行うためのデータベースとして
利用される。
【0056】さらに、コミュニティサーバ122には、
まとめ改訂・版管理129が設けられている。まとめ改
訂・版管理部129は、コミュニティ毎、且つ話題(ス
レッド)毎に分類、蓄積されたメッセージを統括するま
とめメッセージの改訂とその版管理とを実行する。
【0057】次に、コミュニティ管理情報124を構成
する各テーブルについて説明する。
【0058】図1に示されているように、コミュニティ
管理情報124は、ユーザテーブル201、コミュニテ
ィテーブル202、購読タイプテーブル203、メンバ
テーブル204、スレッドテーブル205、メッセージ
テーブル206およびまとめテーブル207などから構
成されている。以下、これら各テーブルについて説明す
る。
【0059】<ユーザテーブル>図6は、ユーザを管理
するユーザテーブル201の構成例を示す図である。ユ
ーザテーブル201には、本知識蓄積支援システムに参
加しているユーザそれぞれについてユーザID、ユーザ
名およびメールアドレスが格納されている。図6におい
ては、ユーザID「U00001」、ユーザ名「田中一
郎」、メールアドレス「ichiro.tanaka@xxxx.co.jp」の
ユーザと、ユーザID「U00002」、ユーザ名「山
田太郎」、メールアドレス「taro.yamada@xxxx.co.jp」
のユーザが登録されている例が示されている。
【0060】<コミュニティテーブル>図7は、コミュ
ニティを管理するコミュニティテーブル202の構成例
を示す図である。コミュニティテーブル202は、本知
識蓄積支援システム上に作成された各コミュニティと各
コミュニティに参加しているユーザを管理するためのテ
ーブルであり、ここには、本知識蓄積支援システム上に
作成されたコミュニティそれぞれについてコミュニティ
ID、コミュニティ名およびコミュニティタイプと、そ
のコミュニティに参加しているメンバそれぞれのメンバ
IDリストが格納されている。図7においては、コミュ
ニティID「C001」、コミュニティ名「コミュニテ
ィA」のコミュニティは、コミュニティタイプが「公
開」であって、メンバID「M000001」、「M0
00004」、…が割り当てられたユーザが参加してお
り、また、コミュニティID「C002」、コミュニテ
ィ名「コミュニティB」のコミュニティは、コミュニテ
ィタイプが「メンバ制」であって、メンバID「M00
0002」、「M000003」、…が割り当てられた
ユーザが参加している場合を示している。なお、メンバ
IDは全コミュニティにわたってユニーク(一意)であ
り、各ユーザには参加しているコミュニティの数と同数
のメンバIDが割り当てられる。
【0061】<購読タイプテーブル>図8は、購読タイ
プを管理する購読タイプテーブル203の構成例を示す
図である。購読タイプテーブル203には、本知識蓄積
支援システムに参加しているユーザそれぞれについてユ
ーザID、ユーザ名、参加しているコミュニティのコミ
ュニティID、そのコミュニティに対する購読タイプお
よび購読タイプがメールの場合のユーザのメールアドレ
スが格納されている。なお、ユーザテーブル201でメ
ールアドレスを管理する場合には、この購読タイプテー
ブル203には必ずしもメールアドレスを登録する必要
はなく、また逆に、ユーザテーブル201ではメールア
ドレスを管理せず、購読タイプがメールの場合のユーザ
のメールアドレスのみを購読タイプテーブル203にて
管理するようにしても良い。
【0062】図8においては、ユーザIDが「U000
01」で、ユーザ名が「田中一郎」のユーザが、コミュ
ニティID「C001」と「C002」の2つのコミュ
ニティに参加しており、コミュニティID「C001」
のコミュニティに関する購読タイプはwebで、コミュ
ニティID「C001」のコミュニティに関する購読タ
イプがメールであり、またユーザIDが「U0000
2」で、ユーザ名が「山田太郎」のユーザが、コミュニ
ティID「C005」のコミュニティに参加しており、
そのコミュニティに関する購読タイプがwebである場
合を示している。
【0063】<メンバテーブル>図9は、メンバを管理
するメンバテーブル204の構成例を示す図である。メ
ンバテーブル204には、メンバIDそれぞれについ
て、それが参加しているコミュニティに関する参加属性
を示すメンバタイプと、メンバとして参加しているユー
ザのユーザ名とが格納されている。メンバタイプには、
参加が承認されている「参加者」、参加者として仮登録
されている「仮登録者」、参加を申し込んでいるが承認
されていない「参加希望者」、参加に関する手続きを行
っておらず一種のゲストとして参加する「匿名」とがあ
る。
【0064】図9においては、ユーザ名「田中一郎」の
ユーザは、メンバID「M000001」として参加し
ているコミュニティに対してはそのメンバタイプが「参
加者」で、またメンバID「M000003」として参
加しているコミュニティに対してはそのメンバタイプが
「参加希望者」であり、またユーザ名「山田太郎」のユ
ーザは、メンバID「M000002」として参加して
いるコミュニティに対してはそのメンバタイプが「仮登
録者」で、またメンバID「M000004」として参
加しているコミュニティに対してはそのメンバタイプが
「匿名」である場合を示している。
【0065】<スレッドテーブル>図10は、スレッド
を管理するスレッドテーブル205の構成例を示す図で
ある。スレッドテーブル205には、コミュニティそれ
ぞれについてコミュニティIDと、そのコミュニティー
内に生成されているスレッドそれぞれのスレッドIDを
含むスレッドIDリストとが格納されている。スレッド
IDも全コミュニティについてユニークな値が用いられ
る。
【0066】図10においては、コミュニティID「C
001」のコミュニティにはスレッドID「T0100
1」、「T01002」、…のスレッドが含まれてお
り、またコミュニティID「C002」のコミュニティ
にはスレッドID「T02001」、…のスレッドが含
まれている場合を示している。
【0067】<メッセージテーブル>図11は、メッセ
ージを管理するメッセージテーブル206の構成例を示
す図である。メッセージテーブル206には、スレッド
ID毎にそれを構成するメッセージそれぞれのメッセー
ジIDと、メッセージデータ125として格納されてい
る該当するメッセージの実データの所在を示すURLと
が格納されている。なお、このURLは、該当するスレ
ッドIDとメッセージIDとから一義に特定できるよう
にしてもよく、この場合には、URLのフィールドは不
要となる。
【0068】<まとめテーブル>図12は、スレッド毎
に作成される「まとめ」を管理するまとめテーブル20
7の構成例を示す図である。まとめテーブル207に
は、スレッドID毎にそのスレッドの「まとめ」として
作成・登録されたメッセージのメッセージIDと、複数
の「まとめ」が作成・登録された場合における各メッセ
ージの版番号と、メッセージデータ125として格納さ
れている該当する「まとめ」に関するメッセージの実デ
ータの所在を示すURLとが格納されている。
【0069】また、メッセージテーブル206の場合と
同様に、まとめテーブル207のURLは、該当するス
レッドIDとメッセージIDとから一義に特定できるよ
うにしてもよく、この場合にはURLのフィールドは不
要となる。
【0070】ここで、コミュニティサーバ122のまと
め改訂・版管理部129によって実行される、この知識
蓄積支援システムにおけるまとめメッセージの改訂およ
びその版管理処理について説明する。
【0071】まず、図13および図14を参照して、こ
の知識蓄積支援システムにおいてクライアント端末11
のWebブラウザ111により表示される画面の状態遷
移の一例を説明する。
【0072】図13は、まとめの改訂を行う際のWeb
ブラウザ画面の状態遷移を示す図であり、(A)は、コ
ミュニティ名が「公開」の最初の会話の単位であるスレ
ッドの表示を示している。この状況で、新規まとめのボ
タンをクリックすると、このスレッドを総括するまとめ
メッセージを作成するための画面に移行し、その画面で
作成されたメッセージがまとめメッセージとして投稿さ
れ、管理情報はコミュニティ管理情報124のまとめテ
ーブル207に、まとめのデータ自体はメッセージデー
タ125にそれぞれ格納される。
【0073】(B)は、最初のまとめメッセージが作成
された後、さらにメッセージが投稿されてスレッド内に
知識が蓄積された場合に、新たにまとめメッセージを作
成し直して改訂するために改訂ボタンをクリックする状
況を示している。ここで、まとめ改訂のボタンをクリッ
クすると、このスレッドを新たに総括するまとめメッセ
ージを作成するための画面に移行し、その画面で作成さ
れたメッセージがまとめメッセージとして投稿され、管
理情報はコミュニティ管理情報124のまとめテーブル
207に、まとめのデータ自体はメッセージデータ12
5にそれぞれ格納される。そして、このときのまとめメ
ッセージの改訂およびその版管理を司るのが、コミュニ
ティサーバ122のまとめ改訂・版管理部129であ
る。
【0074】また、(C)は、まとめメッセージの作成
とその後のメッセージの投稿とを何度か繰り返した後
に、さらに新たにまとめメッセージを作成し直して改訂
するために改訂ボタンをクリックする状況を示してい
る。
【0075】つまり、このようにして作成される複数の
まとめメッセージについて、この知識蓄積支援システム
では、新たにまとめメッセージが作成された際、既存の
まとめメッセージを他のメッセージと同等の単なる一メ
ッセージとして埋没させるのではなく、まとめメッセー
ジの追跡を可能とすべく改訂・版管理を実行する。
【0076】図14は、図13に示したように作成され
た複数の版のまとめメッセージを表示する画面遷移例を
示したものである。(A)は、まとめメッセージの一覧
を表示する画面であり、各まとめメッセージは、まとめ
テーブル207で管理される版番号とともに一覧表示さ
れる。ここで、例えば1版からn版まで存在するまとめ
メッセージの中から2版をクリックすると、(B)のよ
うに2版のまとめメッセージの内容が表示される。つま
り、ユーザは、最新のまとめメッセージのみでなく、過
去のいずれのまとめメッセージも簡単に参照することが
でき、知識の収集・蓄積の過程を把握することが可能と
なる。また、この2版のまとめメッセージを表示中に最
新版ボタンをクリックすると、(C)のように最新版で
あるn版のまとめメッセージの内容が表示される。これ
により、ユーザは、過去のいずれかのまとめメッセージ
を参照中、ふと、最新のまとめメッセージを確認したい
と思ったような時に、その最新のまとめメッセージを即
座に表示させることが可能となる。
【0077】図15は、まとめメッセージの改訂および
その版管理処理の手順を示すフローチャートである。
【0078】ユーザがWebブラウザ111によりサー
バコンピュータ12の制御部121へログイン要求する
と(ステップA1)、制御部121は、ユーザから入力
されたユーザIDおよびパスワードが登録されているか
否かを調べるためにログイン管理情報123にアクセス
し(ステップA2)、このログインを許可するかどうか
を判定するためのユーザ認証を行う(ステップA3)。
ユーザIDおよびパスワードがログイン管理情報123
に登録されておらず、ログインが失敗した場合(ステッ
プA3のNO)、制御部121は、ログイン失敗をWe
bサーバ127を通じてWebブラウザ111に返しこ
の処理を終了する(ステップA4)。
【0079】一方、ユーザIDおよびパスワードがログ
イン管理情報123に登録されており、ログインが成功
した場合(ステップA3のYES)、コミュニティサー
バ122のまとめ改訂・版管理部129は、指定された
コミュニティ名とスレッドIDからコミュニティ管理情
報124のメッセージテーブル206およびまとめテー
ブル207で管理された当該コミュニティ・当該スレッ
ドのメッセージを検索し、Webブラウザ111に返却
する(ステップA5)。
【0080】このコミュニティサーバ122から返され
たデータをもとにWebブラウザ111が図13に示し
た画面を表示すると(ステップA6)、ユーザは、まと
めメッセージの作成を行い(ステップA7)、Webブ
ラウザ111は、この作成されたまとめメッセージを含
むまとめ操作情報(新規作成あるいは改訂)をコミュニ
ティサーバ122に送信する(ステップA8)。
【0081】そして、コミュニティサーバ122のまと
め改訂・版管理部129は、受信したまとめ操作情報を
もとに、当該まとめメッセージにメッセージIDを発番
し、この発番したメッセージIDと版番号をまとめテー
ブル207に格納するとともに、データ自体をメッセー
ジデータ125に格納する(ステップA9)。
【0082】図16は、異なる版のまとめが作成され管
理されている状況で、ユーザがまとめの履歴を画面に表
示する処理の手順を示すフローチャートである。
【0083】ユーザがWebブラウザ111によりサー
バコンピュータ12の制御部121へログイン要求する
と(ステップB1)、制御部121は、ユーザから入力
されたユーザIDおよびパスワードが登録されているか
否かを調べるためにログイン管理情報123にアクセス
し(ステップB2)、このログインを許可するかどうか
を判定するためのユーザ認証を行う(ステップB3)。
ユーザIDおよびパスワードがログイン管理情報123
に登録されておらず、ログインが失敗した場合(ステッ
プB3のNO)、制御部121は、ログイン失敗をWe
bサーバ127を通じてWebブラウザ111に返しこ
の処理を終了する(ステップB4)。
【0084】一方、ユーザIDおよびパスワードがログ
イン管理情報123に登録されており、ログインが成功
した場合には(ステップB3のYES)、コミュニティ
サーバ122のまとめ改訂・版管理部129は、指定さ
れたコミュニティ名からまとめテーブルに格納された当
該コミュニティのまとめメッセージを検索し、Webブ
ラウザ111にコミュニティのまとめ一覧を返却する
(ステップB5)。
【0085】このコミュニティサーバ122から返され
たデータをもとにWebブラウザ111が図14に示し
た画面を表示すると(ステップB6)、ユーザは、表示
された画面上で所望のまとめを表示するための操作をす
る(ステップB7)。Webブラウザ111は、その操
作データをコミュニティサーバ122に送信し(ステッ
プB8)、一方、コミュニティサーバ122は、受信し
た操作データをもとにそのまとめの内容をメッセージデ
ータ125から検索する(ステップB9)。そして、こ
の検索したまとめの内容をWebブラウザ111に返却
する(ステップB10)。
【0086】このように、この知識蓄積支援システム
は、まとめメッセージの改訂およびその版管理を行い、
これをユーザに提供することにより、ユーザは、まとめ
メッセージを追跡するだけで会話の全体推移を簡単に把
握することが可能となる。
【0087】なお、本実施形態の知識蓄積支援システム
の機能は全てコンピュータプログラムにより実現されて
いるので、そのコンピュータプログラムをコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体に記憶しておき、その記憶媒体
を通じてコンピュータプログラムを、コンピュータネッ
トワーク接続可能な通常のコンピュータに導入するだけ
で、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0088】また本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲
で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0089】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、仮想コミュニティへ投稿されて話題毎に分類・蓄積
されたメッセージ、つまり知識の束を統括するまとめメ
ッセージの改訂およびその版管理を行う仕組みをもつこ
とにより、まとめメッセージを追跡して知識の収集・蓄
積の過程を簡単に把握することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る知識蓄積支援システ
ムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の知識蓄積支援システムで扱われる
知識を説明するための図。
【図3】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける知
識蓄積処理の原理を説明するための図。
【図4】同実施形態の知識蓄積支援システムで管理され
るメッセージとスレッドとの関係を説明するための図。
【図5】同実施形態の知識蓄積支援システムで管理され
るメッセージと「まとめ」との関係を説明するための
図。
【図6】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るユーザテーブルの一例を示す図。
【図7】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るコミュニティテーブルの一例を示す図。
【図8】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
る購読タイプテーブルの一例を示す図。
【図9】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用され
るメンバテーブルの一例を示す図。
【図10】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるスレッドテーブルの一例を示す図。
【図11】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるメッセージテーブルの一例を示す図。
【図12】同実施形態の知識蓄積支援システムで使用さ
れるまとめテーブルの一例を示す図。
【図13】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
まとめの改訂を行う際のWebブラウザ画面の状態遷移
を示す図。
【図14】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
複数の版のまとめメッセージを表示する画面遷移例を示
す図。
【図15】同実施形態の知識蓄積支援システムにおいて
まとめメッセージの改訂およびその版管理処理の手順を
示すフローチャート。
【図16】同実施形態の知識蓄積支援システムにおける
異なる版のまとめが作成され管理されている状況で、ユ
ーザがまとめの履歴を画面に表示する処理の手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
11…クライアント端末 12…サーバコンピュータ 111…Webブラウザ 112…メールクライアント 121…制御部 122…コミュニティサーバ 123…ログイン管理情報 124…コミュニティ管理情報 125…メッセージデータ 126…添付ファイル 127…Webサーバ 128…メールサーバ 129…まとめ改訂・版管理部 201…ユーザテーブル 202…コミュニティテーブル 203…購読タイプテーブル 204…メンバテーブル 205…スレッドテーブル 206…メッセージテーブル 207…まとめテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 真明 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 島川 和典 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK43 NR12 NS01 UU40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアント端末とネットワーク
    を介して接続可能に構成され、各クライアント端末から
    仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄積
    することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
    ステムであって、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御手段と、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御手段によってアクセス許可
    された各クライアント端末から仮想コミュニティに投稿
    されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュニテ
    ィ処理手段とを具備し、 前記コミュニティ処理手段は、 前記話題毎に分類、蓄積したメッセージを総括するまと
    めメッセージを管理するまとめ管理手段と、 前記まとめ管理手段により管理されたまとめメッセージ
    を改訂するまとめ改訂手段と、 前記まとめ改訂手段により改訂されたまとめメッセージ
    の版管理を行なうまとめ版管理手段とを具備することを
    特徴とする知識蓄積支援システム。
  2. 【請求項2】 前記コミュニティ処理手段は、 前記まとめ管理手段により管理されたまとめメッセージ
    を前記まとめ版管理手段により管理された版番号ととも
    に一覧表示するまとめ一覧表示手段をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載の知識蓄積支援システム。
  3. 【請求項3】 前記まとめ一覧表示手段は、前記一覧表
    示したまとめメッセージの中からいずれかのまとめメッ
    セージが選択されたときに、そのまとめメッセージを全
    文表示することを特徴とする請求項2記載の知識蓄積支
    援システム。
  4. 【請求項4】 前記まとめ一覧表示手段は、前記まとめ
    メッセージを全文表示する際、その最新版の全文表示を
    指示するためのボタンを表示し、このボタンが操作され
    たときに、前記まとめ版管理手段により最新版として管
    理されたまとめメッセージを全文表示することを特徴と
    する請求項3記載の知識蓄積支援システム。
  5. 【請求項5】 複数のクライアント端末とネットワーク
    を介して接続可能に構成され、各クライアント端末から
    仮想コミュニティへ投稿されたメッセージを分類、蓄積
    することによって知識の蓄積を支援する知識蓄積支援シ
    ステムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法であっ
    て、 前記クライアント端末からのメッセージ投稿を許可する
    ために、アクセス要求元のクライアント端末に対してユ
    ーザ認証を行うアクセス制御ステップと、 複数のクライアント端末が参加可能な仮想コミュニティ
    を管理し、前記アクセス制御手段によってアクセス許可
    された各クライアント端末から仮想コミュニティに投稿
    されるメッセージを話題毎に分類、蓄積するコミュニテ
    ィ処理ステップとを具備し、 前記コミュニティ処理ステップは、 前記話題毎に分類、蓄積したメッセージを総括するまと
    めメッセージを管理するまとめ管理ステップと、 前記まとめ管理ステップにより管理されたまとめメッセ
    ージを改訂するまとめ改訂ステップと、 前記まとめ改訂ステップにより改訂されたまとめメッセ
    ージの版管理を行なうまとめ版管理ステップとを具備す
    ることを特徴とする知識蓄積支援システムにおけるまと
    めメッセージ改訂版管理方法。
  6. 【請求項6】 前記コミュニティ処理ステップは、 前記まとめ管理ステップにより管理されたまとめメッセ
    ージを前記まとめ版管理ステップにより管理された版番
    号とともに一覧表示するまとめ一覧表示ステップをさら
    に具備することを特徴とする請求項5記載の知識蓄積支
    援システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法。
  7. 【請求項7】 前記まとめ一覧表示ステップは、前記一
    覧表示したまとめメッセージの中からいずれかのまとめ
    メッセージが選択されたときに、そのまとめメッセージ
    を全文表示することを特徴とする請求項6記載の知識蓄
    積支援システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記まとめ一覧表示ステップは、前記ま
    とめメッセージを全文表示する際、その最新版の全文表
    示を指示するためのボタンを表示し、このボタンが操作
    されたときに、前記まとめ版管理ステップにより最新版
    として管理されたまとめメッセージを全文表示すること
    を特徴とする請求項7記載の知識蓄積支援システムにお
    けるまとめメッセージ改訂版管理方法。
JP2001145248A 2001-05-15 2001-05-15 知識蓄積支援システムおよび同システムにおけるまとめメッセージ改訂版管理方法 Pending JP2002342338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11949644B2 (en) 2007-03-22 2024-04-02 Google Llc Systems and methods for relaying messages in a communications system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11949644B2 (en) 2007-03-22 2024-04-02 Google Llc Systems and methods for relaying messages in a communications system

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