JP2004109125A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス成分を検出するためにプロテクタ内に導入した被測定ガスとガス成分が検出された被測定ガスがプロテクタ内部で混合することなく、被測定ガスの置換を良好にし、応答速度と検出精度に優れたガスセンサを提供する。
【解決手段】 ガス検出素子2の周囲を覆うプロテクタ4に、内側筒状部6と、内側筒状部6に空隙8を介し同軸状に配置した外側筒状部7とを備え、外側筒状部7には、内側に向けて延出するガイド体10を付設した複数の外壁ガス導入口13を形成し、内側筒状部6には、外壁ガス導入口13よりもガス検出素子2の近傍に位置する複数の内壁ガス導入口11を形成し、且つ、外壁ガス導入口13に対向する内側筒状部6の側壁9面を、外側筒状部7の側壁12と平行又はプロテクタ4の底壁17に向かう軸方向に径が大きくなる斜面状に形成し、底壁17に被測定ガスの排出口15を形成し、ガスセンサを構成する。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、酸素センサ、NOXセンサ等、被測定ガスに曝した状態で用いられ、内部に収納しているガス検出素子を被測定ガスに含まれている水分などから保護するプロテクタを備えたガスセンサに関する。
 従来より、自動車のエンジンなどの内燃機関に取りつけられ、排気ガス(被測定ガス)中の特定ガス成分を検出するガスセンサが開発されている。そして、その中の一つとして、例えばジルコニアなどの固体電解質からなるガス検出素子を用い、酸素濃度を検出するガスセンサ(酸素センサ)や酸化窒素ガス濃度を検出するNOXセンサなどが知られている。
 一般的に、この形態のガスセンサは、ガス検出素子に形成されたガス接触部を排気ガスに曝した構造をしており、ヒータを用いてガス検出素子を高温(約300℃)に加熱して活性化し、排気ガス中の特定ガス成分を検出している。
 ところで、ガス検出素子はセラミックから形成されることから熱衝撃に対して脆いので、高温に加熱された状態のガス検出素子に排気ガス中の水分が付着すると、クラックが発生するなどして破損する虞がある。
 このため、ガスセンサにはガス検出素子のガス接触部を覆うプロテクタが装着され、ガス検出素子に水滴が付着しないように保護している。
 このプロテクタは、側壁や底壁に被測定ガスの導入口と排出口を備え、被測定ガスをプロテクタの導入口から導入してガス検出素子のガス接触部に導き、排出口より排出するというような被測定ガスの導入と排出を行う。
 被測定ガス中に含有される水分の除去、被測定ガスの導入と排出等を効果的に行うために、プロテクタを内側筒状部(第一筒状部)と外側筒状部(第二筒状部)とからなる二重構造にしたガスセンサがある。
 このガスセンサは、内側筒状部の側壁と外側筒状部の側壁が空隙を介し同軸状に配置され、これらの側壁には、被測定ガスの導入口(第一側ガス入口と第二側ガス入口)が形成されている。また、外側筒状部の導入口に、内側筒状部の側壁外面を取り囲む旋回流を発生させるためのガイド体を配置している。これによって、外側筒状部の導入口から導入した被測定ガスは、ガイド体の旋回流を生じさせる機能により、相対的に重い水滴と相対的に軽いガス成分とに分離されることになり、そして、水分が除去された被測定ガスを内側筒状部の導入口から内側筒状部内に流入させてガス検出素子に接触させることにより、被測定ガス中の特定ガス成分を検出する。その後、被測定ガスを内側筒状部の底壁に設けた排出口(第一側ガス出口)を通過させ、外側筒状部の底壁に設けた排出口(第二側ガス出口)から排出させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−099807公報(第4−7頁、第1−5図)
 しかしながら、特開2001−099807公報に開示されたガスセンサによれば、内側筒状部に形成されたガス排出口が外側筒状部の内部に構成されているので、プロテクタ内の被測定ガスの置換が不十分となり、被測定ガスのガス成分を検出する応答性を損なう場合があるという問題があった。
 つまり、内部筒状部の排出口から排出された被測定ガスが、内側筒状部の側壁と外側筒状部の側壁との空隙を還流して再び内側筒状部の導入口から内側筒状部の内部に流入されたりすることにより、プロテクタ内の被測定ガスの置換が不十分となることがある。
 また、上述の公報に開示されたガスセンサでは、内側筒状部の側壁の先端側には、軸方向先端側ほど小径となる縮径部が形成されると共に、その縮径部に対向する位置に外側筒状部の導入口が形成されている。そのために、外側筒状部の導入口から導入された被測定ガスは、旋回流を生じるものの縮径部の外周面に沿って内側筒状部の導入口から遠ざかる方向に進むことがあり、特定ガス成分を検出する十分なガス応答性を得られないことがある。
 本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ガス検出素子のガス接触部を覆うプロテクタにより、被測定ガス中の水滴を効果的に除去するとともに、外側筒状部の導入口から流入した被測定ガスの一部が内側筒状部の内部に入らなかったり、内側筒状部の内部に導入された被測定ガスが再びプロテクタ内部に流入されたりすることがなく、被測定ガスの置換を良好にし、応答速度と検出精度に優れたガスセンサを提供することを目的とする。
 かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、軸線方向に延びると共に、先端部に被測定ガスに接触させるガス接触部を有するガス検出素子と、前記ガス接触部を先端から突き出させた状態で前記ガス検出素子の径方向周囲を取り囲むケースと、前記ガス検出素子の前記ガス接触部を覆うように、前記ケースに固定させた有底筒状のプロテクタとを備えたガスセンサであって、前記プロテクタに、内側筒状部と、この内側筒状部の側壁に空隙を介し同軸状に配置した外側筒状部とを備え、前記内側筒状部または前記外側筒状部のいずれかによって当該プロテクタの最先端側に位置する底壁を形成し、前記外側筒状部の側壁に、被測定ガスを前記空隙に導入するために、内側に向けて延出するガイド体を付設した複数の外壁ガス導入口を形成し、前記内側筒状部の側壁に、被測定ガスを前記ガス接触部の周囲に導入するために、前記外壁ガス導入口よりも前記ケースの近傍に配置した複数の内壁ガス導入口を形成し、且つ、前記外壁ガス導入口に対向する位置における内側筒状部の側壁の外周面を、前記外側筒状部の側壁の外周面と平行又は前記プロテクタの底壁に向かう軸方向に径が大きくなる斜面状に形成し、前記プロテクタの前記底壁に、前記内側筒状部の内部に導入された被測定ガスを直接当該プロテクタの外部に排出するための排出口を形成したことを特徴とするガスセンサである。
 請求項1に記載のガスセンサによれば、外側筒状部の側壁に、内側に向けて延出するガイド体を付設した複数の外壁ガス導入口を形成している。このガイド体は、被測定ガスを内側筒状部の外周面を取り囲む状態で旋回流を生じさせる機能を有し、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い水滴は相対的に軽いガス成分と分離されて、分離された水滴は外側筒状部の内周面に押し付けられる。これにより、被測定ガス中に水滴が含まれる場合にも、その水滴は内側筒状部の内側に侵入しにくく、ガス検出素子を保護する機能が向上する。そして、外壁ガス導入口に対向する内側筒状部の側壁の外周面を、外側筒状部の側壁の外周面と平行又はプロテクタの底壁に向かう軸方向に径が大きくなる斜面状に形成しており、さらに内側筒状部の側壁と外側筒状部の側壁との間の空隙に位置するように各外壁ガス導入口にガイド体を形成しているので、水分を除去して比重を軽くした被測定ガスを、内側筒状部の内壁ガス導入口に向かって速やかに流して内側筒状部内に導入することができる。
 つまり、外壁ガス導入口から導入された被測定ガスは、外壁ガス導入口に対向する位置における内側筒状部の側壁の外周面に沿って、内壁ガス導入口に向かって流れ、さらに内側筒状部の外周を取り囲むように流れる被測定ガスが、各ガイド体により外壁ガス導入口から外部に流出しにくくなるので、内壁ガス導入口に向かって流れるようになるのである。
 そのため、本発明のガスセンサによれば、プロテクタ自身によるガス検出素子の水滴への保護機能が向上するとともに、プロテクタ内の被測定ガスの置換を速やかに行い、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を向上できる。
 次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスセンサにおいて、前記内側筒状部を有底筒状に形成すると共に、前記外側筒状部を有底筒状に形成し、前記外側筒状部の底壁に設けた挿通孔に前記内側筒状部を挿通して、この外側筒状部の底壁より先端側に前記内側筒状部の底壁を突き出し、この内側筒状部の底壁を前記プロテクタの最先端側に位置する底壁とし、前記排出口を形成したことを特徴とする。
 請求項2に記載のガスセンサによれば、内側筒状部に排出口を備えた底壁を形成し、この内側筒状部の底壁を外側筒状部の底壁から先端側に突き出して形成しているので、外壁ガス導入口から導入した被測定ガスとガス成分が検出されて排出口から排出される被測定ガスがプロテクタ内で混じりあうことがなく、プロテクタ内の被測定ガスの置換を良好にし、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を向上できる。
 つまり、本発明のガスセンサによれば、プロテクタの内側筒状部内でガス成分が検出されて排出口に向かう被測定ガスが再びプロテクタの外側筒状部内部に導入されたりすることを防止できる。
 尚、排出口の開口面積は、底壁の面積に対して2分の1以下から50分の1以上の範囲であることが好ましい。その理由は、排出口の開口面積が底壁の面積に対して2分の1を越えると、ガスセンサの外方から排出口を介し水が浸入し、ガス検出素子に付着し易くなるからであり、一方、排出口の開口面積が底壁の面積に対して50分の1未満であると、内側筒状部内でガス成分が検出されて排出口に向かう被測定ガスの排出性が損なわれ、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を損なうからである。
 次に、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のガスセンサにおいて、前記外側筒状部の底壁よりも先端側に突き出す前記内側筒状部の側壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする。
 請求項3に記載のガスセンサによれば、外側筒状部の底壁よりも先端側に突き出した内側筒状部の側壁を、自身の外径がプロテクタの底壁に向かって小径となるようにテーパを付けて形成しているので、この突き出した側壁部の外周囲を流れる被測定ガスがこのテーパに当接することにより、テーパに沿って流れるガス流が発生する。そして、本ガスセンサは、このガス流が発生することによりプロテクタの最先端側に位置する底壁近傍に負圧が生じるので被測定ガスをこの底壁に形成した排出口から速やかに排出でき、プロテクタ内における被測定ガスの置換をより良好にし、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度をより向上できる。
 次に、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のガスセンサにおいて、前記外側筒状部の底壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする。
 請求項4に記載のガスセンサによれば、外側筒状部の底壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成しているので、外側筒状部の底壁よりも先端側に突き出した内側筒状部の側壁部におけるテーパの効果と相まって、両テーパに沿って流れるガス流がより円滑に発生することになる。これにより、プロテクタ内における被測定ガスの置換が一層良好になり、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を一層向上させることができる。
 尚、請求項3又は請求項4に記載のガスセンサにおいて、外側筒状部の底壁から突き出してテーパを有する内側筒状部の突き出し寸法は、1mm〜5mmの範囲であれば、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を向上できることが、本発明の発明者によって確認されている。
 また、上記請求項3又は請求項4に記載のガスセンサにおいて、内側筒状部の上記テーパの角度は、内側筒状部の底壁とこのテーパとの交わる外角をβとしたときに、30°≦β≦60°の範囲内にあることが好ましい。上記外角βをこのような範囲内に設定することで、テーパに沿って流れるガス流を円滑に発生させることができる。さらに、ガスセンサのセンサ軸を排気管に対して傾斜させて取り付けることにより、センサ軸と被測定ガスの流れ方向の位置関係が異なることがあっても、上記βを上記範囲内に設定することで、プロテクタ内の被測定ガスの置換を良好に行うことが可能となり、ガスセンサの取付け方向、取付け角度に依存されることなく、ガスセンサの応答速度と検出速度を良好に得ることができる。
 次に、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のガスセンサにおいて、前記外側筒状部を有底筒状に形成し、前記外側筒状部の底壁を前記内側筒状部よりも先端側に配置させて前記プロテクタの最先端側に位置する底壁とし、この外側筒状部の底壁に前記排出口を
 請求項5に記載のガスセンサによれば、外側筒状部に排出口を備えた底壁を形成し、この外側筒状部の底壁を内側筒状部よりも先端側に位置するように構成しているので、外壁ガス導入口から導入した被測定ガスとガス成分が検出されて排出口から排出される被測定ガスがプロテクタ内で混じりあうことがなく、被測定ガスの置換を良好にし、被測定ガス中のガス成分の検出精度と応答速度を向上できる。
 つまり、本ガスセンサによれば、プロテクタの内側筒状部内でガス成分が検出されて排出口に向かう被測定ガスが、再びプロテクタの外側筒状部内部に流入したりすることを防止できる。
 次に、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のガスセンサにおいて、前記外側筒状部の底壁は、前記外側筒状部の側壁に連結する第1底壁と、この第1底壁よりも先端側に配置される第2底壁を有し、前記第2底壁に前記排出口を形成しており、前記第1底壁と前記第2底壁とを連結する連結側壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする。
 請求項6に記載のガスセンサによれば、連結側壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したので、この連結側壁の周囲を流れる被測定ガスがテーパに当接し、このテーパに沿って流れるガス流が発生する。そして、本ガスセンサは、このガス流が発生することによって、プロテクタの最先端に位置する底壁(第2底壁)近傍に負圧が生じるので被測定ガスをこの底壁に形成した排出口から速やかに排出でき、プロテクタ内における被測定ガスの置換をより良好にし、被測定ガス中のガス成分を検出する検出精度と応答速度をより向上できる。
 次に、請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか記載のガスセンサにおいて、前記外側筒状部の底壁のうち、前記内側筒状部の側壁の外周面よりも径方向の外側に位置する部分に少なくとも一つ以上の水抜き孔を形成したことを特徴とする。
 請求項7に記載のガスセンサによれば、外壁ガス導入口から導入した被測定ガスのうち、ガイド体による旋回流の発生に伴い外側筒状部の内周面に押し付凝縮させた水滴を、水抜き孔を経由してプロテクタの外部に除去できるので、外側筒状部と内側筒状部との側壁間に水滴が溜まることなく、内側筒状部への水滴の浸入をより確実に防止できる。
 次に、請求項8に記載の発明は、請求項2乃至請求項4の何れか記載のガスセンサにおいて、前記内側筒状部の側壁のうちで前記外側筒状部の内部に位置する部位には、水抜き孔が形成され、この水抜き孔は、自身の内周縁の中で前記プロテクタの軸方向の先端側に位置する先端側端縁が、前記外側筒状部の側壁の最も先端側に位置する前記外壁ガス導入口の内周縁の中で前記プロテクタの軸方向の後端側に位置する後縁側端縁よりも、前記プロテクタの軸方向の先端側に位置するように形成されていることを特徴とする。
 請求項8に記載のガスセンサによれば、内側筒状部の側壁のうちで外側筒状部の内部に位置する部位には、水抜き孔が形成され、この水抜き孔は、自身の内周縁の中でプロテクタの軸方向の先端側に位置する先端側端縁が、外側筒状部の側壁の最も先端側に位置する外壁ガス導入口の内周縁の中でプロテクタの軸方向の後端側に位置する後縁側端縁よりも、プロテクタの軸方向の先端側に位置するように形成されているので、外壁ガス導入口から導入した被測定ガスのうち、ガイド体による旋回流の発生に伴い外側筒状部の内周面に押し付けて凝縮させた水滴を、水抜き孔を経由して内側筒状部内の排出口に導きプロテクタの外部に除去できる。
 また、請求項8に記載のガスセンサによれば、水抜き孔が内側筒状部の側壁に形成されているので、プロテクタの軸(図7中のZ)がプロテクタの周囲を流れる被測定ガスの流れる方向(図7中のQ方向)に対向して鈍角になるように(図7中のZ1のように)傾斜して取り付けられた際に、水抜き孔からプロテクタの周囲を流れる被測定ガスが流入することなく、プロテクタ内の被測定ガスの置換を良好に維持できる。
 また、請求項8に記載のガスセンサによれば、水抜き孔の内周縁の先端側端縁が、外壁ガス導入口の内周縁の後縁側端縁よりも、プロテクタの軸方向の先端側に位置するように形成されているので、水抜き孔が内壁ガス導入口に向かう被測定ガスの流れを妨げることなく、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度を良好に維持できる。
 尚、請求項8に記載のガスセンサにおいて、水抜き孔による水抜き効果をより高めるべく、水抜き孔は、自身の先端側端縁が、外壁ガス導入口の内周縁の先端側端縁よりも、プロテクタの軸方向の先端側に位置することが好ましい。また、この内側筒状部の側壁に形成される水抜き孔の内周縁の先端側端縁は、前記外側筒状部の底壁における挿通孔の内側開口端縁を基準にして、プロテクタの軸方向後端側に向かって2mm以内に形成されることが、良好な水抜きを行う上で好ましい。
 次に、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のガスセンサにおいて、前記水抜き孔の内周縁の後端側端縁に一端が連結され、他端が、該水抜き孔の後端側端縁から当該プロテクタの先端側に向かって当該プロテクタの径方向の中心に近づくように傾斜して延出された第二のガイド体を備えたことを特徴とする。
 請求項9に記載のガスセンサによれば、水抜き孔の内周縁の後端側端縁に一端が連結され、他端が、水抜き孔の後端側端縁からプロテクタの先端側に向かってプロテクタの径方向の中心に近づくように傾斜して延出された第二のガイド体を備えているので、水抜き孔から内側筒状部内に流入した水のガス検出素子側に向かう流れを抑制し、ガス検出素子に水分が付着することを防止できる。
 次に、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載のガスセンサにおいて、前記内側筒状部の側壁の一部において、前記プロテクタの軸方向に対して交差する切り目を設け、この切り目からプロテクタの軸方向の後端側の部位が前記内側筒状部の側壁に連なる形態で径方向の内側に向かって突出されることにより、前記プロテクタの軸方向に延設された第2のガイド体と前記水抜き孔が構成されることを特徴とする。
 請求項10に記載のガスセンサによれば、内側筒状部の側壁に切り目を設け、この切り目からプロテクタの軸方向の後端側の部位が内側筒状部の側壁に連なる形態で径方向の内側に向かって突出することにより、プロテクタの軸方向に延設された第2のガイド体と水抜き孔が形成されているので、水抜き孔を通過する水が効果的に内側筒状部の排出口に導かれることになり、ガス検出素子に水分が付着することを防止できる。
 次に、請求項8乃至請求項10の何れか記載のガスセンサに記載のガスセンサは、請求項11に記載の発明のように、前記内側筒状部の側壁には、水抜き孔が複数形成され、該複数の水抜き孔の総開口面積は、前記複数の内壁ガス導入口の総開口面積よりも小さいことが好ましい。その理由は、複数の水抜き孔の総開口面積が複数の内壁ガス導入口の総開口面積よりも大きいと、複数の水抜き孔から内側筒状部内に流入する被測定ガスが増え、複数の内壁ガス導入口へ向かう被測定ガスの流れが低減し、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度を損なうおそれがあるからである。
 次に、請求項1乃至請求項11の何れか記載のガスセンサには、請求項12に記載の発明のように、前記ガイド体は、前記外壁ガス導入口の端部から延出する角度が、外側筒状部の外周の接線に対し、内側に向け、35°以上70°以下の範囲内になるように、形成されていることが好ましい。その理由は、外壁ガス導入口の端部から延出する角度が35°未満であると、外壁ガス導入口からのガス導入量自体が低減することがあり、また、ガイド体による内壁ガス導入口への被測定ガスの上昇効果も小さくなり、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度を損なうおそれがあるからである。一方、外壁ガス導入口の端部から延出する角度が70°を越えると、被測定ガスを旋回する機能が損なわれ、被測定ガス中の水滴とガス成分とを十分に分離できず、水滴が混じりあった被測定ガスが内壁ガス導入口から内側筒状部内に流入し、ガス検出素子を水滴の付着から保護する機能が損なわれるからである。
 尚、ガイド体は、外側筒状部の周囲に略均等に複数備えられ、その数は6個以上が好ましい。その理由は、ガイド体の数が6個よりも少ないと、プロテクタの周囲を流れる被測定ガスに対して対向するガイド体の位置がプロテクタの円周方向にずれると、外壁ガス導入口から流入しガイド体によって内側筒状部の周面を旋回させられる被測定ガスの旋回速度が低下し、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度を損なうからである。またガイド体の数の上限値は、外側筒状部の剛性を損なわない範囲で設定すればよい。
 以下、本発明の実施例を図面とともに説明する。
 図1は本発明が適用された本発明が適用された実施例1のガスセンサの構成を表す断面図、図2は本実施例1の内側筒状部の形状を表す半断面図、図3は本実例1の外側筒状部の形状を表す半断面図と図中のB−B断面図である。
 図1〜3において、1はガスセンサであり、このガスセンサ1には、先端側(図中下側)に被測定ガスに接触させるガス接触部を有するガス検出素子2と、先端からガス接触部を突き出させた状態でガス検出素子2を把持する筒状のケース3と、ガス検出素子2のガス接触部周囲を覆うように、ケース3の先端側外周に固定された有底筒状のプロテクタ4とが備えられている。
 図1に示すように、ガス検出素子2は、ケース3の先端側より配置されるセラミックホルダー52、タルク粉末53、セラミックスリーブ54を介してケース3に固定されている。また、ケース3の後端側外周には、外筒55が溶接等により固定されている。また、外筒55の後端側の内側には、ガス検出素子2との電気的接続を、リードフレーム51を介して外部と行うためのリード線56が挿通されるセラミックセパレータ57とグロメット59とが配置されている。なお、セラミックセパレータ57は、軸線方向の略中央の外周面に外向きに突出するフランジ部58が形成され、このフランジ部58が外筒55において内向きに突出する形態で形成された外側支持部60により支持されている。また、グロメット59は、外筒55の内側に弾性的に嵌入されている。
 プロテクタ4は、内側筒状部6と、この内側筒状部6の外側に空隙8を介し同軸状に配置した外側筒状部7とから成り、二重構造に形成されている。
 外側筒状部7の側壁12には、被測定ガスを空隙8に導入するために、内側に向けて延出するガイド体10を付設した外壁ガス導入口13が、円周における45°間隔で複数(具体的には8個)形成されている(図3(b)参照)。このガイド体10は外側筒状部7の外周の接線に対し、内側に向けて略45度に曲げ加工して形成されている。また、ガイド体10は、外側筒状部7の側壁12を、図3に示すごとく、コ字状に切り欠いて、その切り欠け片を曲げ加工することにより形成される。このガイド体10は、被測定ガスを内側筒状部6の外周面を取り囲む状態で旋回流を生じさせる機能を有し、この旋回流に伴い発生する慣性力により、相対的に重い水滴と相対的に軽いガス成分とが分離されることになる。
 内側筒状部6の側壁9には、被測定ガスをガス検出素子2周囲に導入するために、内壁ガス導入口11が、外壁ガス導入口13よりもケース3に近傍する位置に、ガス検出素子2に対向するように形成されている。また、この内壁ガス導入口11は、外壁ガス導入口13に対して、円周方向において22.5°ずらして配置され、円周における45°間隔で複数(具体的には8個)形成されている。外壁ガス導入口13に対向する位置における内側筒状部6の側壁9の外周面は、外側筒状部7の側壁12の外周面と平行に形成されている。
 そして、このガスセンサ1は、内側筒状部6が有底筒状に形成されると共に、外側筒状部7が有底筒状に形成され、外側筒状部7の底壁16に設けた挿通孔25(図3(a)参照)に内側筒状部6が挿通され、この外側筒状部7の底壁16より先端側に内側筒状部6の底壁17が突き出され、この内側筒状部6の底壁17に排出口15が形成されている。つまり、内側筒状部6の底壁17が、プロテクタ4の最先端側に位置する底壁となる。尚、排出口15の開口面積は、底壁17の面積に対して4分の1の大きさに形成されている。
 また、外側筒状部7の底壁16よりも先端側に突き出した内側筒状部6の側壁9は、先端側に向かって小径となるようにテーパ22を付けて形成されている。テーパ22の角度は、底壁17このテーパ22と交わる外角において45°となるように設定されている。
 以下に、前記ガスセンサ1の、被測定ガス中の特定ガス成分を検出する応答速度試験を行った結果について、図を用いて説明する。尚、本発明の実施形態の効果を確認するために、比較例とともに比較試験を行った。
 図4は実施形態と比較例との応答性を比較した応答速度比較図、図5は応答速度比較試験に用いた同実施形態と比較例のプロテクタの形状を表す図である。
 まず、図5を用いて、応答速度比較試験に用いたガスセンサのプロテクタの構成を簡単に説明する。
 図5において、(A)は実施例1のプロテクタの断面図、(B)は第1の比較例のプロテクタの断面図、(C)は第2の比較例のプロテクタの断面図である。
 (A)に示すように、実施例1のプロテクタは、上述した構成を有し、外側筒状部7の側壁9の先端を基準にして、プロテクタ4の軸方向の先端側に内側筒状部6の底壁17が約3mm突き出し、この底壁17に排出口15が形成されている。そして、外側筒状部7の側壁には内側に向けて延出するガイド体10が付設された複数の外壁ガス導入口13が形成されている。
 (B)に示すように、第1の比較例のプロテクタは、外側筒状部41内に内側筒状部40が収納され、内側筒状部40と外側筒状部41の夫々に排出口42、43が形成され、内側筒状部40の排出口42から排出された被測定ガスが、一旦内側筒状部40と外側筒状部41との空隙46に排出されてから外側筒状部41の排出口43から排出されるように形成されている。そして、外側筒状部41の側壁には内側に向けて延出するガイド体10を付設した複数(具体的には8個)の外壁ガス導入口13(ガイド体10は外側筒状部41の外周の接線に対し、内側に向けて45°に形成)が形成されている。また、外壁ガス導入口13よりも後端側に位置するように、内壁ガス導入口11が複数(具体的には8個)形成されている。尚、実施例1と第1の比較例において、外壁ガス導入口13と内壁ガス導入口11の開口面積は略等しく設定されている。
 (C)に示すように、第2の比較例のプロテクタは、第1の比較例の構成において、複数のガイド体10を除いて形成されている。
 これらのプロテクタの備えたガスセンサを内径が50mmの排気管内に突き出すように取り付け、次いで、ガスバーナを用いてプロパンガスを燃焼させて排気管内に2.5m/sec.の流速で燃焼ガスを噴射した。このとき、ガスバーナの噴射開始の0〜2秒間は、空気の過剰率λを0.95とし、2秒間経過後に空気の過剰率λを1.05に切り換えて試験を行った。
 図4において、横軸はガスバーナによる燃焼ガスの噴射時間、縦軸はガス成分を検出した出力値である。ここでは、0〜2秒間における平均出力値を0%、18秒から20秒間における平均出力値を100%として表した。そして、100%の出力値にいたるまでの推移をグラフで表した。
 図4に示すAは実施例1のプロテクタによる特性、Bは第1の比較例のプロテクタによる特性、Cは第2の比較例のプロテクタによる特性である。
 実施例1のプロテクタによる特性Aは、第1の比較例のプロテクタによる特性B、第2の比較例のプロテクタによる特性Cに比べて、出力値が速やかに100%に至っており、被測定ガスのガス成分を検出する応答性が優れていることが判る。
 また、第1の比較例のプロテクタは、実施例1に比べると、内側筒状部40の排出口42が外側筒状部41の内側にあって、内側筒状部40の排出口42から排出された被測定ガスと外側筒状部41の外壁ガス導入口13から導入された被測定ガスとが混ざり合う空隙46が形成されているため被測定ガスのガス成分を検出する、応答性が劣っていることが判る。
 また、第2の比較例は、第1の比較例と比較すると、外側筒状部44の外壁ガス導入口45にガイド体10を付設していないので、被測定ガスのガス成分を検出する応答性が劣っていることが判る。
 次に、実施例1のガスセンサを用い、外壁ガス導入口13から延出するガイド体10の角度(図3中のθ)を、外側筒状部7の外周の接線に対し25°から70°の範囲内で変化させ、前述の応答速度試験と同様に、被測定ガス中の特定ガス成分を検出する応答速度試験を行った結果を説明する。図9(a)は、応答速度試験においてガイド体10の角度(θ)を変化させ、出力値が50%にいたるまでの時間を測定した応答速度比較図である。
 図9(a)に示すように、外壁ガス導入口13から延出するガイド体10の角度(図3中のθ)が35°以上であれば、50%の出力値に至るまでの時間が0.2秒以下であって、応答性が良好であることが判る。一方、外壁ガス導入口13から延出するガイド体10の角度(図3中のθ)が35°未満の際には、50%の出力値にいたるまでの時間が長くなることが判る。
 次に、実施の例1、比較例1、比較例2のプロテクタについて、被測定ガス中に含まれる水分を除去する効果を被耐水性試験によって確認した。図10はガスセンサの被耐水性試験の方法を示す略図である。
 被耐水性試験は、ガスセンサを内径50mmの排気管内に突き出すように取り付け、次いで、図10に示すように、この排気管内において、水滴71をガスセンサ1に向けてノズル70から0.2MPaの噴射圧で噴射するとともに、3m/秒の流速で5秒間送風した後5秒間止めることを3回繰り返して行った。また、この際、ガスセンサ1の軸Zに対し、20°傾けて水蒸気71を噴射した。また、試験に用いるガスセンサ1として、底壁17の面積を1とすると、排出口15の開口面積が0.03、0.11、0.26、0.51の比を有するものを準備した。そして、被耐水性試験の直後に、プロテクタ内のガス検出素子2の外観を観察して水滴付着の有無を確認した結果、実施例1において排出口15の開口面積が0.03、0.11、0.26、の比になるものは、ガス検出素子2に水滴の付着が無く良好であったが、一方、比較例2のプロテクタを用いたガスセンサは、ガス検出素子2に水滴の付着が確認された。そのため、プロテクタの外壁ガス導入口13にガイド体10を付設することにより、被測定ガス中の水分を除去でき、ガス検出素子2に対して水滴の付着を防止できることが判る。また、実施例1において排出口15の開口面積が0.51の比を有するものには、僅かにガス検出素子2に水滴の付着が確認された。そのため、ガス検出素子2に対して水滴の付着を防止するためには、底壁17の面積に対して排出口15の開口面積を2分の1以下(0.5以下)にすると良いことが判る。
 次に、実施例1のガスセンサを用い、外壁ガス導入口13の端部から延出するガイド体10の角度(図3中のθ)を35°、45°、70°、90°に変化させ、前記と同様に、被測定ガス中に含まれる水分を除去する効果を被耐水性試験によって確認した。試験の結果、ガイド体10の角度(図3中のθ)が35°から70°の範囲では、ガス検出素子2に水滴の付着が殆ど無く良好であったが、一方、ガイド体10の角度(図3中のθ)が90°のものは、ガス検出素子2に水滴の付着が確認された。そのため、ガイド体10の角度(図3中のθ)が70°を越えると、ガイド体10の被測定ガスを旋回する機能が損なわれ、被測定ガス中の水滴とガス成分とを十分に分離できず、水滴が混じりあった被測定ガスが内壁ガス導入口11から内側筒状部6内に流入し、ガス検出素子2を水滴の付着から保護する機能が損なわれることが判る。
 次に、図6を用いて、本発明のガスセンサの実施例2について説明する。尚、本実施例2におけるガスセンサは基本的に実施例1で表したガスセンサと同じ構成なので共通と成る構成部分には同一符号を付し詳細な説明は省略し、特徴と成る部分について説明する。
 図6において、ガスセンサ27は、内側筒状部28とこの内側筒状部28の外側に空隙8を介し同軸状に配置された外側筒状部29とから成る二重構造のプロテクタ5が備えられている。
 そして、外側筒状部29は、内側筒状部28の端部(先端部)16よりも先端側に配置された第1底壁19と、この第1底壁19よりも先端側に配置される第2底壁32とを有し、第2底壁32に排出口15が形成され、第1底壁19と第2底壁32とを連結する連結側壁が、先端側に向かって小径となるようにテーパ31を付けて形成されている。つまり、外側筒状部29の第2底壁32が、プロテクタ5の最先端側に位置する底壁となる。
 また、外壁ガス導入口13に対向する位置における内側筒状部28の側壁25の外周面を、内壁ガス導入口11から端部16の範囲までプロテクタ5の第2底壁32に向かう軸方向に径が大きくなる斜面状となるように形成されている。
 また、内側筒状部28の側壁25の外周面よりも径方向の外側に位置する第1底壁19に複数の水抜き孔20が形成されている。尚、内側筒状部28の端部16は、外側筒状部29の第1底壁19に当接している。
 次に、図7を用いて、本発明のガスセンサの実施例3について説明する。図7(a)は本発明が適用された実施例3のガスセンサの構成を表す断面図であって、図7(b)は図(a)中のY−Y断面図である。尚、本実施例3におけるガスセンサは基本的に実施例1で表したガスセンサと同じ構成なので共通と成る構成部分には同一符号を付し詳細な説明は省略し、特徴と成る部分について説明する。
 図7(a)に示すように、ガスセンサ1Aは、内側筒状部6の側壁に、第二の水抜き孔61が形成されている。第ニの水抜き孔61は、第ニの水抜き孔61の内周縁の先端側端縁61aが、外壁ガス導入口13の内周縁の後端側端縁13aよりも(より詳細には、外壁ガス導入口13の内周縁の先端側端縁13bよりも)、プロテクタ4の軸Z方向において先端側に形成されている。尚、水抜き孔61の先端側端縁61aは、外側筒状部7の底壁17の挿通孔の内側(後端側)開口端縁を基準にして、プロテクタ4の軸Z方向に向かって1.5mmの位置に形成されている。また、外側筒状部7の底壁よりも先端側に突き出した内側筒状部6の側壁にプロテクタ4の底面に向かって自身の外径が小径となるようにテーパ22が付けられると共に、外側筒状部7の底壁を、その外径がプロテクタ4の先端に向かって小径となるようにテーパ62が付けられている。
 また、図7(b)に示すように、第二の水抜き孔61は、内側筒状部6の側壁の円周方向に沿って、60°間隔で6個形成されている。
また、複数の第二の水抜き孔61の総開口面積が複数の内壁ガス導入口11の総開口面積よりも小さくなるように形成されている。
 次に、実施例3のガスセンサ1Aを用い、複数の第二の水抜き孔61の総開口面積を変化させ、被測定ガス中の特定ガス成分を検出する前述と同様の応答速度試験を行った結果を説明する。図9(b)は、応答速度試験において第二の水抜き孔61の総開口面積を変化させ、出力値が50%にいたるまでの時間を測定した応答速度比較図である。試験に用いるガスセンサ1Aとして、複数の内壁ガス導入口11の総開口面積を1とすると、複数の第二の水抜き孔61の総開口面積が0.5、1.0、2.0の比になるものを準備した。
 図9(b)に示すように、内壁ガス導入口11の総開口面積1に対して第二の水抜き孔61の総開口面積が0.5以下であれば、出力値が50%にいたるまでの時間が0.2秒以下であって良好な結果が得られ、一方、内壁ガス導入口11の総開口面積1に対して第二の水抜き孔61の総開口面積が0.5を越えると、ガス成分の出力値が50%に至るまでの時間が長くなることが判る。
 次に、図8を用いて、本発明のガスセンサの実施例4について説明する。図8(a)は本発明が適用された実施例4のガスセンサの構成を表す断面図であって、図8(b)は図8(a)中のY−Y断面図である。尚、本実施例4におけるガスセンサは基本的に実施例1で表したガスセンサ1と同じ構成なので共通と成る構成部分には同一符号を付し詳細な説明は省略し、特徴と成る部分について説明する。
 図8(a)に示すように、ガスセンサ1Bは、内側筒状部6の側壁に、第二の水抜き孔63が形成されている。第ニの水抜き孔63は、第ニの水抜き孔63の内周縁の先端側端縁63aが、外壁ガス導入口13の内周縁の後端側端縁13aよりも(より詳細には外壁ガス導入口13の内周縁の先端側端縁13bよりも)、プロテクタ4の軸Z方向において先端側に形成されている。
 第ニの水抜き孔63には、第二の水抜き孔63の後端側端縁63bに一端が連結され、他端が、第二の水抜き孔63の後端側端縁63からプロテクタ4の先端側に向かってプロテクタ4の径方向の中心に近づくように傾斜して延出され第二のガイド体64が備えられている。
 また、図8(b)に示すように、第二の水抜き孔63は、内側筒状部6の側壁の円周方向に沿って、60°間隔で6個形成されている。
 次に、図11を用いて、本発明のガスセンサの実施例5について説明する。図11(a)は本発明が適用された実施例5ガスセンサの構成を表す断面図であって、図11(b)は内側筒状部6の斜視図である。尚、本実施例5におけるガスセンサは基本的に実施例1で表したガスセンサと同じ構成なので共通と成る構成部分には同一符号を付し詳細な説明は省略し、特徴と成る部分について説明する。
 図11(a)に示すように、ガスセンサ1Cは、内側筒状部6の側壁に、第二の水抜き孔65が形成されている。第二の水抜き孔65の内周縁の先端側端縁65aが、外壁ガス導入口13の内周縁の後端側端縁13aよりも(より詳細には外壁ガス導入口13の内周縁の先端側端縁13b)、プロテクタ4の軸Z方向において先端側に形成されている。
 また、このガスセンサ1Cでは、外側筒状部7の内側に位置する内側筒状部6の側壁6の一部において、プロテクタ4の軸Z方向に対し直交する向きの切れ目を設け、この切り目からプロテクタ4の軸Z方向の後端側の部位が内側筒状部6の側壁に連なる形態で径方向の内側に向かって湾曲状に突出されることにより、図11(b)に示すように、プロテクタ4の軸Z方向に延設された第2のガイド体66と第二の水抜き孔65を構成している。尚、この第二の水抜き孔65は、内側筒状部6の側壁の円周方向に沿って、60°間隔で6個形成されている。
 以下に、前記の構成を有する実施例1〜実施例5のガスセンサの作用効果を記載する。
 本発明の実施例によるガスセンサ1、27、1A、1B、1Cによれば、被測定ガスが内側筒状部6、28の内壁ガス導入口11に向かって速やかに流れ、プロテクタ4、5内の被測定ガスの置換を良好にし、被測定ガス中のガス成分を検出する応答速度と検出精度を向上できる。
 また、本発明の実施例によるガスセンサ1、27、1A、1B、1Cによれば、外壁ガス導入口13から導入された被測定ガスと内側筒状部6、28の内部から排出口15に向かう被測定ガスがプロテクタ4、5内で混合することがなく、被測定ガスの置換が良好にし、被測定ガスのガス成分を検出する応答速度と検出精度を向上できる。
 また、実施例2によるガスセンサ27によれば、外壁ガス導入口13から被測定ガスとともに流入し内側筒状部28と外側筒状部29との間隙8内で凝縮した水分を第1底壁19の水抜き孔20を経由してプロテクタ5の外部に除去できるので、ガス検出素子2への水滴付着をより確実に防止できる。
 また、本発明の実施例によるガスセンサ1、27、1A、1B、1Cによれば、外壁ガス導入口13の端部から延出するガイド体10の角度θが、外側筒状部7、29の外周の接線に対し、内側に向け、35°以上70°以下の範囲内となるように形成されているので、被測定ガスを内側筒状部6、28の内壁ガス導入口11に速やかに導くことができ、優れた応答速度を維持でき、且つ、ガス検出素子2を水滴の付着から保護することができる。
 また、実施例3〜実施例5によるガスセンサ1A、1B、1Cによれば、内側筒状部6の側壁に、第二の水抜き孔61、63、65が形成され、第ニの水抜き孔61、63、65は、第ニの水抜き孔61、63、65の先端側端縁61a、63a、65aが、外壁ガス導入口13の内周縁の後縁側端縁13aよりも、プロテクタ4の軸Z方向の先端側に位置するように形成されているので、外壁ガス導入口13から導入した被測定ガスのうち、ガイド体10による旋回流の発生に伴い外側筒状部7の内周面に押し付けて凝縮させた水滴を、第二の水抜き孔を61a、63a、65aを経由して内側筒状部6内に導き、排出口15を介してプロテクタ4の外部に除去できる。
 また、実施例3〜実施例5によるガスセンサ1A、1B、1Cによれば、第二の水抜き孔61、63、65が内側筒状部6の側壁に形成されているので、プロテクタ4の軸Zがプロテクタ4の周囲の被測定ガスの流れる方向(図7中のQ方向)に対向して鈍角になるように(図7中のZ1のように)傾斜して取り付けられた際に、第二の水抜き孔61、63、65から被測定ガスが容易に流入することなく、プロテクタ4内の被測定ガスの置換を良好に維持できる。
 尚、本発明は、前記の実施例に限定されることなく、種々の態様をとることができる。
 例えば、排出口15の形状は、プロテクタ4、5の底壁17、32の厚み分の孔形状としたが、さらにこの孔をバーリング加工などして外側に突き出すようにしても良い。
 また、実施例2のガスセンサ27において、外壁ガス導入口13に対向する内側筒状部28の側壁25を、内壁ガス導入口11から端部16までの斜面状となるように形成したが、少なくとも外壁ガス導入口13に対向する外周面の範囲が斜面状であれば良い。
 また、内側筒状部6の側壁9は、外側筒状部7の挿通孔25の端面に密着するように挿入しても良く、あるいは実質的に被測定ガスが外側筒状部7内に流入しない程度に僅かな間隙を形成しても良い。
 また、内側筒状部28の側壁25の端部16は、外側筒状部29の第1底壁19に密着しても良く、あるいは水抜きのために僅かな間隙を形成してもよい。
本発明が適用された実施例1のガスセンサの構成を表す断面図である。 同実施例の内側筒状部の形状を表す半断面図である。 同実施例の外側筒状部の形状を表す半断面図とこのB−B断面図である。 実施例と比較例との応答性を比較した応答速度比較図である。 応答速度比較試験に用いた同実施例と比較例のプロテクタの形状を表す図である。 本発明が適用された実施例2のガスセンサの構成を表す断面図である。 図(a)は本発明が適用された実施例3のガスセンサの構成を表す断面図であって、図(b)は図(a)中のY−Y断面図である。 図(a)は本発明が適用された実施例4のガスセンサの構成を表す断面図であって、図(b)は図(a)中のY−Y断面図である。 図9(a)は、応答速度試験においてガイド体の角度を変化させ、ガス成分の出力値が50%に出力値が50%にいたるまでの時間を測定した応答速度比較図、図9(b)は、応答速度試験において複数の第二の水抜き孔の総開口面積を変化させ、ガス成分の出力値が50%にいたるまでの時間を測定した応答速度比較図である。 ガスセンサの被耐水性試験の方法を示す略図である。 図11(a)は本発明が適用された実施例5ガスセンサの構成を表す断面図であって、図11(b)は内側筒状部の斜視図である。
符号の説明
 1,1A,1B,1C、27…ガスセンサ、2…ガス検出素子、3…ケース、4,5…プロテクタ、6,28,40…内側筒状部、7,29,41,44…外側筒状部、8,46…空隙、9,12,25,26…側壁、10…ガイド体、11…内壁ガス導入口、13,45…外壁ガス導入口、13a…後縁側端縁、15,42,43…排出口、16…端部、17…内側筒状部の底壁、19…第1底壁、20…水抜き孔、22,31…テーパ、25…挿通孔、32…第2底壁、51…リードフレーム、52…セラミックホルダー、53…タルク粉末、54…セラミックスリーブ、55…外筒、56…リード線、57…セラミックセパレータ、58…フランジ部、59…グロメット、60…外側支持部、61,63,65…第二の水抜き孔、61a,63a,65a…先端側端縁、63b…後端側端縁、64,66…第二のガイド体。

Claims (12)

  1.  軸方向に延びると共に、先端部に被測定ガスに接触させるガス接触部を有するガス検出素子と、
     前記ガス接触部を先端から突き出させた状態で前記ガス検出素子の径方向周囲を取り囲むケースと、
     前記ガス検出素子の前記ガス接触部を覆うように、前記ケースに固定させた有底筒状のプロテクタと、
     を備えたガスセンサであって、
     前記プロテクタに、内側筒状部と、この内側筒状部の側壁に空隙を介し同軸状に配置した外側筒状部とを備え、前記内側筒状部または前記外側筒状部のいずれかによって当該プロテクタの最先端側に位置する底壁を形成し、
     前記外側筒状部の側壁に、被測定ガスを前記空隙に導入するために、内側に向けて延出するガイド体を付設した複数の外壁ガス導入口を形成し、
     前記内側筒状部の側壁に、被測定ガスを前記ガス接触部の周囲に導入するために、前記外壁ガス導入口よりも前記ケースの近傍に配置した複数の内壁ガス導入口を形成し、且つ、前記外壁ガス導入口に対向する位置における内側筒状部の側壁の外周面を、前記外側筒状部の側壁の外周面と平行又は前記プロテクタの底壁に向かう軸方向に径が大きくなる斜面状に形成し、
     前記プロテクタの前記底壁に、前記内側筒状部の内部に導入された被測定ガスを直接当該プロテクタの外部に排出するための排出口を形成した、
     ことを特徴とするガスセンサ。
  2.  前記内側筒状部を有底筒状に形成すると共に、前記外側筒状部を有底筒状に形成し、前記外側筒状部の底壁に設けた挿通孔に前記内側筒状部を挿通して、この外側筒状部の底壁より先端側に前記内側筒状部の底壁を突き出し、この内側筒状部の底壁を前記プロテクタの最先端側に位置する底壁とし、前記排出口を形成したことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3.  前記外側筒状部の底壁よりも先端側に突き出す前記内側筒状部の側壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする請求項2に記載のガスセンサ。
  4.  前記外側筒状部の底壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする請求項3に記載のガスセンサ。
  5.  前記外側筒状部を有底筒状に形成し、前記外側筒状部の底壁を前記内側筒状部よりも先端側に配置させて前記プロテクタの最先端側に位置する底壁とし、この外側筒状部の底壁に前記排出口を形成したことを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  6.  前記外側筒状部の底壁は、前記外側筒状部の側壁に連結する第1底壁と、この第1底壁よりも先端側に配置される第2底壁を有し、前記第2底壁に前記排出口を形成しており、前記第1底壁と前記第2壁部とを連結する連結側壁を、自身の外径が先端側に向かって小径となるようにテーパを付けて形成したことを特徴とする請求項5に記載のガスセンサ。
  7.  前記外側筒状部の底壁のうち、前記内側筒状部の側壁の外周面よりも径方向の外側に位置する部分に少なくとも一つ以上の水抜き孔を形成したことを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか記載のガスセンサ。
  8.  前記内側筒状部の側壁のうちで前記外側筒状部の内部に位置する部位には、水抜き孔が形成され、
     この水抜き孔は、自身の内周縁の中で前記プロテクタの軸方向の先端側に位置する先端側端縁が、前記外側筒状部の側壁の最も先端側に位置する前記外壁ガス導入口の内周縁の中で前記プロテクタの軸方向の後端側に位置する後縁側端縁よりも、前記プロテクタの軸方向の先端側に位置するように、
     形成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか記載のガスセンサ。
  9.  前記水抜き孔の内周縁の後端側端縁に一端が連結され、他端が、該水抜き孔の後端側端縁から当該プロテクタの先端側に向かって当該プロテクタの径方向の中心に近づくように傾斜して延出された第二のガイド体、
     を備えたことを特徴とする請求項8に記載のガスセンサ。
  10.  前記内側筒状部の側壁の一部において、前記プロテクタの軸方向に対して交差する切り目を設け、この切り目からプロテクタの軸方向の後端側の部位が前記内側筒状部の側壁に連なる形態で径方向の内側に向かって突出されることにより、前記プロテクタの軸方向に延設された第2のガイド体と前記水抜き孔が構成されることを特徴とする請求項8に記載のガスセンサ。
  11.  前記内側筒状部の側壁には、前記水抜き孔が複数形成され、
     該複数の水抜き孔の総開口面積は、前記複数の内壁ガス導入口の総開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項8乃至請求項10の何れか記載のガスセンサ。
  12.  前記ガイド体は、
     前記外壁ガス導入口の端部から延出する角度が、外側筒状部の外周の接線に対し、内側に向け、35°以上70°以下の範囲内になるように、
     形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか記載のガスセンサ。
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