JP2004108858A - 歯のう蝕罹患リスク評価装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】唾液の定量および一定量の酸の注入を自動的に行うことができ、簡便でかつ精度良く歯のう蝕リスク評価を行うことができる歯のう蝕罹患リスク評価装置を提供することを目的とする。
【解決手段】歯のう蝕罹患リスク評価装置を、唾液を定量採取するための唾液定量採取手段と、採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、一定量の酸と混合された唾液のpHを測定するセンサと、そのセンサでの測定結果に基づいて歯のう蝕罹患リスク評価を行う演算処理部とから構成する。
【選択図】     図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、唾液のpH値に基づいて歯のう蝕罹患リスクを評価する歯のう蝕罹患リスク評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−181812号公報
従来より、前記公開特許公報に記載されているように、口内が虫歯にかかりやすい状態であるかどうかを判断するために、被検者の口内から採取した唾液を用いて歯のう蝕罹患リスク(一般的に、Caries Activity Testとよばれている)の評価が行われている。また、本出願人も、唾液などにおけるpHなどの化学物性に基づいて、歯のう蝕罹患リスクを評価する歯のう蝕罹患リスク方法およびその評価装置に関する出願を既に行っている(特願2002−107712)。
【0003】
図5は、本出願人の前記出願に係る従来の歯のう蝕罹患リスク評価装置100を用いて、歯のう蝕罹患リスク評価を行うための手順で、まず、図5(A)に示すように、使用者は、消毒したシリンジ101などを用いて測定に必要な量の唾液を被検者102の口内から直接採取する。
【0004】
そして、図5(B)に示すように、採取した唾液103のうち一定量(たとえば、500μL)をシリンジ101に設けられた目盛り(図示省略)などで確認して、pHセンサ面104を有する容器105内に収容し、その唾液103のpHを測定する。pHの測定が終了すると、歯のう蝕罹患リスク評価装置100は、そのpH値を記憶し、次いで装置使用者に対してアラーム音や表示などにより、酸106を滴下することを促すメッセージを出力する。
【0005】
次に、図5(C)に示すように、唾液103に所定濃度の塩酸水溶液(たとえば、0.1mol/L)などの酸106を薬液注入器107を用いて一定量(たとえば、10μL)を計量して注入する。その後、図5(D)のように、蓋体108を完全に閉じて容器105を密閉し、う蝕罹患リスク評価装置100を左右によく振って唾液103と酸106とを攪拌し、十分に混合した後、酸106を混合した唾液103のpH測定を行なう。
【0006】
さらに、この歯のう蝕罹患リスク評価装置100において、複数回の酸106の注入とその各回のpH測定を行うように設定されている場合には、前記pH値の測定が終了すると、歯のう蝕罹患リスク評価装置100はその表示部(図示省略)にもう一度一定量の酸106を滴下するように出力し、前記図5(C),2(D)の処理を繰り返す。このようにして、場合によっては、酸106の滴下を複数回繰り返し、pH値の変化を測定するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記手順が示すように、採取した唾液103のうち一定量の唾液103をシリンジ101に設けられた目盛り(図示省略)などで確認しながら計量して、pHセンサ面104を有する容器105内に収容するとともに、使用者が薬液注入器107などを用いて酸106を一定量計量し、唾液103に混合していたため、唾液103の定量採取および酸106の注入作業に手間を要していた。また、唾液103の量および酸106の注入量はそれが混合された唾液のpHに影響を与え、ひいては歯のう蝕罹患リスク評価にも大きな影響を及ぼすため、その計量および注入の作業には慎重さが要求される。特に、酸106を注入する回数が増加すればするほど、その作業は、煩雑にならざるを得ず、迅速および簡便な測定および歯のう蝕リスク評価を困難にしていた。
【0008】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたもので、唾液の定量および一定量の酸の注入を自動的に行うことができ、簡便でかつ精度良く歯のう蝕リスク評価を行うことができる歯のう蝕罹患リスク評価装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置は、唾液を定量採取するための唾液定量採取手段と、採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、一定量の酸と混合された唾液のpHを測定するセンサと、そのセンサでの測定結果に基づいて歯のう蝕罹患リスク評価を行う演算処理部とを備えている(請求項1)。したがって、唾液定量採取手段により、唾液の定量採取の手間を省くことができる。また、前記酸注入手段により酸収容部に収容された酸のうち一定量を唾液に自動的に注入することができるので、迅速かつ簡便に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。
【0010】
前記歯のう蝕罹患リスク評価装置において、前記演算処理手段は、一定量の酸を唾液に複数回注入したときの唾液のpHに基づいて、歯のう蝕罹患リスク評価を行うようにしている(請求項2)。このように複数のpH値から歯のう蝕罹患リスク評価を行うため、一定量の酸を複数回注入する必要がある場合であっても、前記酸注入手段によって酸収容部に収容された酸のうち一定量を唾液に自動的に注入することができるので、迅速かつ容易に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。また、複数のpH値に基づいて歯のう蝕罹患リスク評価を行うようにしているので、たとえ一のpHに誤差が生じたとしても、その値が歯のう蝕罹患リスク評価に与える影響は緩和され、より正確でかつ高精度に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。
【0011】
第2発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置は、唾液を定量採取するための唾液定量採取手段と、採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、酸と混合された唾液のpHを測定するセンサと、一定量の酸を唾液に複数回注入したときの唾液の各pHを基に唾液pH値変化曲線を作成する演算処理部とを備えるように構成ている。したがって、唾液および酸の定量の手間が省けるだけでなく、pH値変化曲線は一定量の酸が複数回注入された場合のpH変化を表現するので、一のpH値に誤差があった場合でも、その影響が緩和され、より正確でかつ高精度に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。 さらに、前記歯のう蝕罹患リスク評価装置において、前記センサを校正するための既知のpH値を有する校正液を収容するための校正液収容部を備える場合には(請求項3)、前記校正液収容部に既知濃度の標準液を設けて、センサの測定前の校正作業も含め自動的に行うことができ、さらに迅速かつ容易に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態につき、図を参照しながら説明する。図1は、本発明にかかる歯のう蝕罹患リスク評価装置の全体の構成を概略的に示す図である。1は、本発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置で、装置本体2(詳細は後述する)と被検者(図示省略)の口内に挿入し、測定に必要な一定量の唾液を口内から採取するためのプローブ3と、パソコン(PC)5とからなっている。プローブ3は流路4を介して装置本体2に接続され、プローブ3から採取された被検者の口内の唾液は、流路4を介して装置本体2内に採取される。
【0013】
PC5は、装置本体2と所定のインターフェイス6(たとえばRS232C)を介して接続されている。また、PC5は、歯のう蝕罹患リスク評価を出力するための表示部7と酸注入量やその注入回数など装置本体での種々の設定を入力するためのキーボードなどからなる入力部8とCPUや得られた歯のう蝕罹患リスク評価データなどを記憶する記憶部などを含んだ制御部9とを有している。なお、図示は省略しているが、PC5には、歯のう蝕罹患リスク評価を印字するためのプリンタを外接してもよい。
【0014】
図2は、装置本体2の構成の概略を示す図である。10は、唾液を定量採取するための定注器で、流路11、三方電磁弁12および流路4を介して被検者(図示省略)の口内から唾液を直接採取するための前記プローブ3に接続されている。そして、本例では、プローブ3、流路4、定注器10、流路11および三方電磁弁12により唾液定量採取手段を構成している。したがって、定注器10を制御することにより唾液を被検者の口内から直接定量採取することができる。
【0015】
13は、流路17、前記前記三方電磁弁12および流路11を介して、前記定注器10に接続されているノズルである。そのノズル13は、ノズル保持体14に取り付けられ、タイミングベルト15およびそれを駆動するためのモータ16によって上下方向に移動可能に構成されている。また、ノズル13、ノズル保持体14、タイミングベルト15およびモータ16から構成されるノズルユニットAは、タイミングベルト18に対して適宜の連結部材(図示省略)によって固定され、タイミングベルト18およびそれを駆動するためのモータ19よって水平方向に往復移動できるように構成されている。そして、本例では、主にノズル13、定注器10およびタイミングベルト15、18やモータ16、19などの移動機構が、本発明の酸注入手段を構成する。なお、詳細な動作説明は後述するが、定注器10を制御し、ノズル13から一定量の酸を吸引吐出することにより、一定量の酸を注入することができる。
【0016】
20は、本発明の酸収容部(校正液収容部)で、本例では、上面が開口した容器21ないし24内にそれぞれ所定の濃度の酸、水などからなる洗浄液および既知でかつ異なるpHを有する2種類の校正液を収容し、それぞれの容器を酸収容部に設けている。すなわち、容器21内には、酸として0.1mol/Lの塩酸水溶液が収容され、容器22内には洗浄液が収容され、容器23内にはpH4の校正用標準液が収容され、容器24内にはpH7の校正用標準液が収容され、それら容器21ないし24が酸収容部および校正液収容部に設けられている。25は、前記唾液定量採取手段により被検者の口内から定量採取された唾液を収容するための唾液収容部で、本例では、その唾液収容部25に対して最も近い側に、酸を収容した容器21を設ている。このように歯のう蝕罹患リスク評価の際に最も頻繁に用られる酸を注入位置から最も近い位置に配設することにより、前記ノズルユニットAの左右方向の往復移動距離をより短縮することができる。もっとも、本発明は、必ずしもこの配設順序に限られるものではない。
【0017】
27は、フローセル型のセンサ部で、流路26を介して唾液収容部25と連通している。そして、フローセルとしてのセンサ部27の内壁には、ISFETからなる測定電極28が設けられ、それと対向して比較電極29が設けられている。本例では、本発明のセンサとして、ISFETセンサを採用しているが、センサ部の一部の内壁をpH応答ガラスで構成し、内部電極を設けたガラス電極により構成することもできる。なお、37は、測定電極28および比較電極29からのそれぞれの信号が入力される信号処理部である。26が収容されている。
【0018】
また、センサ部27の一端は、流路30を介して三方電磁弁31に接続され、さらに流路35およびポンプ32が接続された流路33を介してそれぞれ定注器36および廃液容器34に接続されている。したがって、唾液収容部25と連通したセンサー部27は三方電磁弁31の切り換えにより定注器36とも連通し、唾液収容部25内の唾液が定注器36の摺動によってセンサ部27内に導入され、そのpHが測定される。また、全てのpH測定終了後には、センサ部における唾液は、三方電磁弁31の切り換えによりポンプ32で吸引され廃液容器34内に排出される。
【0019】
38は、信号処理部37から入力された信号に基づいて演算処理を行い、歯のう蝕罹患リスク評価結果を前記PC5に出力するとともに、次に説明するように制御信号を出力し前記モータ16、19の駆動、定注器10、36の摺動および三方電磁弁12、36の切り換えなどの装置本体2全体の制御を行うための演算制御部としてのマイクロプロセッサーユニット(MPU)である。
【0020】
図3は、本発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置による歯のう蝕罹患リスク評価を行うための動作手順の一例を示すッフローチャートで、この図3を参照しながら、この装置本体2における動作を説明する。唾液の測定に先立って、装置本体内の洗浄を行う(S1)。まず、三方電磁弁12を切り換え、ノズル13と定注器10とを連通させる。次に、モータ19を駆動してノズルユニットAを洗浄液容器22の上方へ移動し、モータ16を駆動してノズル13を下方へ移動して洗浄液容器22内に挿入する。そのノズル13先端部が洗浄液内に浸漬された状態で、定注器10を摺動して洗浄液を吸引し、ノズル13、流路17、三方電磁弁12、流路11および定注器10内の内壁をそれぞれ洗浄する。その吸引した状態において、モータ16を駆動してノズル13を上方へし移動し、モータ19を駆動してノズルユニットAを唾液収容部25の上方へと移動する。さらに、モータ16を駆動してノズル13を唾液収容部25内に挿入し、その状態で定注器10の摺動により先に吸引した洗浄液を唾液収容部25内に吐出する。そして、三方電磁弁31を切り換えセンサ部27と定注器36とを連通させ、その定注器36を摺動することにより前記洗浄液を唾液収容部25、センサ部27および定注器36の間で往復移動させた後、三方電磁弁31を切り換えてセンサ部27と流路33と連通した状態とし、その状態でポンプ32により吸引し、前記洗浄液を廃液容器34内に排出する。
【0021】
次に、センサ部27の測定電極28の校正を行う(S2)。本例では、酸収容部20内に設けられたpH4とpH7の2種類の校正用標準液を用いて、いわゆる2点校正を行うようにしている。この校正の際の装置本体2内の動作を次に示す。まず、モータ19を駆動してノズルユニットAをpH4標準液容器23の上方へ移動させるとともに、モータ16の駆動によりノズル13をpH4標準液容器23内に挿入し、その状態で定注器10の摺動によりpH4の標準液を吸引する。その吸引した状態において、モータ16を駆動してノズル13を上方へし移動し、モータ19を駆動してノズルユニットAを唾液収容部25の上方へと移動する。さらに、モータ16を駆動してノズル13を唾液収容部25内に挿入し、その状態で定注器10の摺動により先に吸引したpH4の標準液を唾液収容部25内に吐出する。そして、三方電磁弁31を切り換えセンサ部27と定注器36とを連通させ、その定注器36を摺動することにより前記pH4の標準液をセンサ部27内に流通させ、測定電極28でpH測定を行う。その後、三方電磁弁31を切り換えてセンサ部27と流路33と連通した状態とし、その状態でポンプ32により吸引し、前記pH4の標準液を廃液容器34内に排出する。続いて、pH7標準液容器24からその標準液を吸引してセンサ部27の校正を行うが、その動作はpH4の場合とほぼ同様であるので、説明は省略する。なお、本例では、いわゆる2点校正を行う例を示すが、本発明は、校正用標準液のpH値および校正点数を限定するものではない。また、校正は測定毎に必ず行う必要はなく、一日の最初の測定時や所定の測定回数経過後のみに行うなど種々の設定変更が可能である。その校正設定はPC5での入力部8により行うことができる。
【0022】
このセンサ部27の校正(S2)が終了すると、ノズル13、唾液収容部25およびセンサ部27などの内壁面に残留する校正用標準液を洗浄排出するため、再度装置本体2内の洗浄を行う(S3)この洗浄手順における装置本体2の動作は、前記洗浄(S1)の際の動作と同様である。
【0023】
次に、被検者の口内からプローブ3を用いて直接一定量の唾液を採取する(S4)。すなわち、三方電磁弁12を切り換えてプローブ3と定注器10とを連通させ、定注器10の摺動により本例では500μLの唾液を吸引採取し、モータ19、16の駆動によりノズル13を唾液収容部25内へ挿入し(この挿入のための基本的動作は上述の洗浄および校正の際の動作と同様である)、三方電磁弁12を切り換えてノズル13と定注器10とを連通させ、定注器10の摺動により採取した500μLの唾液をノズル13から唾液収容部25内へ吐出する。
【0024】
そして、その唾液収容部25内へ吐出された唾液のpHを測定する(S5)。すなわち、三方電磁弁31を切り換えてセンサ部27と定注器36とを連通させ、その定注器36を摺動することによりその唾液をセンサ部27内に流通させ、測定電極28でpHを測定する。pH測定が終了すると、さらに定注器36を摺動することにより唾液収容部25内に500μLの唾液を戻すステップが行われる(S6)。
【0025】
唾液収容部25内に定量採取された唾液に対して、一定量の酸を注入し、唾液と酸とを均一に混合する(S7)。モータ19、16を駆動してノズノズル13を酸収容容器21内に挿入し、その状態で定注器10の摺動により酸収容容器21内の0.1mol/Lの塩酸水溶液を一定量吸引する。本例では、定注器10のストローク距離を制御することにより、10μL吸引する。その吸引した状態において、モータ16、19を駆動してノズル13を唾液収容部25内に挿入し、定注器10の摺動により先に吸引した10μLの塩酸水溶液を唾液収容部25内に吐出する。そして、定注器36が、数回、摺動することにより、唾液収容部25内の酸が注入された唾液を唾液収容部25とセンサ部27とにわたって前後に往復移動させ、それを攪拌し混合する構成してある。 この機構によれば、唾液が唾液収容部25とセンサ部27とにわたって前後に往復移動すると、唾液収容部25と流路26の接続部、センサ部27の入口および出口で、それぞれ流路断面が変化しているので、流路断面が変化するこれらの部位で乱流が生じ、攪拌が効率よく行われることになる。
【0026】
そして、500μLの唾液に対し0.1mol/Lの濃度の塩酸水溶液が10μLの比率で混合されたその唾液について、pH測定を行う(S8)。すなわち、定注器36を摺動させ、センサ部27にその唾液を流通させ、測定電極28でpHを測定する。
【0027】
このセンサ部27での測定信号は、信号処理部37を介してMPU38に入力される。したがって、MPUは、PC5の入力部8を用いて設定された回数のpH測定が行われたかどうかを判断する(S9)。すなわち、MPUは、酸の注入回数とそれに対応して得られる測定信号の取得回数とに基づいて前記設定回数のpH測定を行ったか否かを判断する。本例では、500μLの唾液に対して0.1mol/Lの塩酸水溶液を10μLずつ合計16回注入するように設定し、その酸が注入される毎にpH測定を行うようにしている。したがって、本例では、16回の酸の注入とそれに対応する数の測定信号が得られたかどうか判断する。
【0028】
そして、まだ設定回数の酸の注入およびpH測定を終えていない場合(S9:NO)、S6のステップに戻り、定注器36の摺動によって酸が注入された測定後の唾液を唾液収容部25へ戻す処理を行う。そして、前記一定量の酸(0.1mol/Lの塩酸水溶液10μL)の注入・混合(S7)、pH測定のステップ(S8)を実行し、S6〜S8のステップを前記設定回数まで繰り返す。
【0029】
そのようにして、設定された所定回数の一定量の酸の注入およびそれに対応するpH測定を終えた場合(S9:YES)、センサ部27内の唾液を廃液容器34に内に排出する(S10)。すなわち、0.1mol/Lの塩酸水溶液を10μLずつ16回注入し、対応する16の測定信号が得られた場合、三方電磁弁31が流路の切り換えを行って、定注器36を遮断すると共に、センサ部27とポンプ32が設けられた流路33とを連通させ、前記ポンプ32が所定回数測定後の唾液を吸引して、廃液容器34に排出するように構成してある。
【0030】
また、その排液動作ととともに、MPU38は、信号処理部37から入力された測定信号を基にpHを演算し、そのpHに基づいて後述する歯のう蝕罹患リスク評価演算を行う(S11)。そして、MPU38は、その演算処理によって得られた評価結果をインターフェイス6を介してPC5へ出力する。なお、その評価結果はPC5において、その制御部9内の記憶部に記憶されるとともに、その表示部7に表示される。
【0031】
図4は、本発明の歯のう蝕罹患リスク評価演算を概説するための図である。図4において、横軸は酸注入回数を示し、縦軸は酸が注入された唾液のpHである。44A、44Bの破線で表された線は、上述した図3の手順により実際に被検者の唾液を測定した場合の唾液pH変化実測値曲線(以下、実測値変化曲線という)で、上述した図3の手順により口内から直接採取した500μLの唾液に0.1mol/Lの塩酸水溶液を10μLずつ16回注入し、各注入時に前記センサ部27で得られた出力信号に基づいてMPU38で演算された唾液の各pHをプロットし、そのプロットした複数の点の間をスムージングを行いつつ線で結んで作成されたものである。
【0032】
一方、39ないし43の実線で表された線は、リスク評価基準となるpH変化を表す唾液pH変化理論曲線(以下、理論曲線という)である。この理論曲線は、500μLの唾液に0.1mol/Lの塩酸水溶液を10μLずつ16回注入し、各注入時の唾液のpHを測定する唾液pH測定を多数の被検者に実施して得られた多数の測定結果を所定の基準で複数のリスクレベル(本例では、5段階の理論曲線39ないし43に対応するレベル)に分類し、それら分類毎に酸注入回数毎の測定結果を統計処理して、酸注入回数毎の理論pHを作成してプロットし、そのプロットした複数の点の間をスムージングを行いつつ線で結んで作成されている。そして、こういったリスク評価基準となる複数の理論曲線39ないし43が測定条件と関連付けられて装置本体2のMPU38内の記憶部に記憶されている。なお、500μLの唾液に0.1mol/Lの塩酸水溶液を10μLずつ16回注入するという測定条件において、39が最も低いリスクレベル評価基準となる理論曲線で、40はその次に低いリスクレベル、41は標準的なリスクレベル、42は標準よりやや高いリスクレベル、43は最も高いリスクレベル評価基準となる理論曲線である。
【0033】
したがって、MPU38は、上記信号処理部37から取り込んだ測定信号に基づいて、pHを演算し、前記実測値変化曲線44A、44Bを作成するとともに、その測定(実測値)と同一測定条件の理論曲線39ないし43を記憶部から読み込み、前記実測値変化曲線44A、44Bと理論曲線39ないし43とを重畳する。その結果図4に示すように、複数の理論曲線39ないし43が、リスクレベル順にそれぞれ間隔をおいて表れるともに、4つの間隔のいずれかにおいて実測値変化曲線44A、44Bが重畳される。そして、図4に示すように理論曲線39ないし43によって形成される間隔には、予めLEVEL1ないしLEVEL4のリスクレベルが規定さているので、MPU38は、理論曲線39ないし43と前記実測値変化曲線44A、44Bとを比較することによって、LEVEL1ないしLEVEL4のいずれの範囲に実測値変化曲線44A、44Bが重畳されているかを判断し、歯のう蝕罹患リスク評価演算を行うようにしている。すなわち、MPU38は、実測して得られた唾液のpHが、LEVEL1ないしLEVEL4のpH範囲のいずれに該当するかを、0回ないし16回の酸注入回数毎に判断することにより、実測値変化曲線44A、44Bが重畳されている範囲を判断し、LEVEL1ないしLEVEL4のうちから該当する一のリスクレベルを出力する。本例では、理論曲線39および40の間をLEVEL1、理論曲線40および41の間をLEVEL2、理論曲線41および42の間をLEVEL3、理論曲線42および43の間をLEVEL4と規定しており、MPU38は、前記実測値変化曲線44A、44Bが1と42との間のLEVEL2の範囲に重畳されているので、歯のう蝕罹患リスク評価としてLEVEL2を出力する。
【0034】
また、前記実測値変化曲線44A、44Bが前記LEVEL1ないしLEVEL4のいずれの範囲に重畳されているかを判断するに際して所定の酸注入回数のpHに重み付けした演算処理を行うこともできる。酸を注入した唾液のpH(唾液のpH緩衝能)のみならず、酸を注入する前の唾液自体のpHも歯のう蝕罹患リスクを左右することがわかっている。そして、本例では、図3における手順に示すように、酸を混合しない状態で採取直後の唾液のpH(図4における酸注入回数0回のpH)をまず測定するようにしているので、その酸注入回数0回のpHに重み付けをして、実測値変化曲線44A、44Bと理論曲線39および40との関係から歯のう蝕罹患リスク評価演算を行うように構成することもできる。すなわち、図4の酸注入回数0回のpHが示すように実測値変化曲線44Aと44Bとでは、実測値変化曲線44Aのほうが唾液自体のpHが高く、歯のう蝕罹患リスクも低い傾向にある一方、実測値変化曲線44Aは唾液自体のpHが低く、歯のう蝕罹患リスクが高い傾向にあるので、MPU38は実測値変化曲線44A、44BがいずれもLEVEL3の範囲に重畳されているとしても、酸注入回数0回のpHに重み付けを行った演算処理を行い、実測値変化曲線44AについてはLEVEL2を、一方実測値変化曲線44BについてはLEVEL4をそれぞれ出力するように構成することもできる。
【0035】
なお、本発明では、MPU38が、上記信号処理部37から取り込んだ測定信号に基づいて、pHを演算し、前記実測値変化曲線44A、44Bを作成するとともに、その測定(実測値)と同一測定条件の理論曲線39ないし43を記憶部から読み込み、前記実測値変化曲線44A、44Bと理論曲線39ないし43とを重畳し、その重畳したデータをPC5の表示部7に図4のようなグラフとして表示するように構成することもできる。また、PC5に外接されたプリンタを用いてそのグラフを出力するようにしてもよい。そして、このようにグラフとして出力する場合には、MPU38において、具体的なリスク評価を行わなくとも、歯科医などによっても容易に歯のう蝕罹患リスク評価を行うことができる。
【0036】
さらに、本例では、歯のう蝕罹患リスク評価演算を装置本体2内のMPU38で行うようにしていたが、PC5において、pH演算および歯のう蝕罹患リスク評価演算など全ての演算処理を行うようにしてもよい。逆に、本例では、PC5を設けていたが、装置本体2において表示部や歯のう蝕罹患リスク評価データなどを記憶する記憶部を設け、PC5を省略することもできる。
【0037】
本例では、定注器10を用いて被検者の口内から吸引採取する際に唾液を定量していたが、一定量(500μL)以上の唾液をその吸引採取し、定注器10の摺動ストロークを制御することにより、吸引した唾液のうち一定量のみをノズル13から唾液収容部25内に吐出し、唾液を定量採取するように構成することもできる。また、その採取される唾液の量も、必ずしも本例で示した500μLに限られるものではない。
【0038】
そして、採取した唾液に注入する酸の一例として塩酸水溶液を示したが、本発明の酸は、これに限られるものではない。また、唾液と混合する酸の量および唾液と酸の比率も本例に示したものに限られず、種々の変形が可能である。そして、一回の注入にける酸の注入量も、酸注入回数毎に増減させてもよい。さらに、酸の注入回数も必ずしも複数回に限られず、一回であってもよい。また、複数回とする場合であっても、20回程度まで自由に設定することができる。
【0039】
なお、本例では、PC5の入力部8を用いて、酸の種類、酸と混合する唾液の量、酸の注入量およびその注入回数などの測定条件を設定可能に構成している。したがって、各測定条件に対応した理論pHまたは理論曲線をMPU38またはPCの制御部9内の記憶部内に測定条件と関連付けて記憶しておくのが好ましい。そうすれば、設定された測定条件と同一の測定条件にかかる理論pHまたは理論曲線を記憶部から読み込み、上述の歯のう蝕罹患リスク評価演算を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】
【課題を解決するための手段】
本発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置は、唾液を定量採取するための唾液定量採取手段と、採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、一定量の酸と混合された唾液のpHを測定するセンサと、そのセンサでの測定結果に基づいて歯のう蝕罹患リスク評価を行う演算処理部とを備えているので、唾液の定量採取及び一定量の酸の注入を自動的かつ正確に行うことができる。したがって、一回だけ酸の注入を行う場合だけでなく、複数のpH値から歯のう蝕罹患リスク評価を行うため、酸を複数回注入する必要がある場合であっても、簡便でかつ精度良く歯のう蝕リスク評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる歯のう蝕罹患リスク評価装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】装置本体2の構成の概略を示す図である。
【図3】本発明の歯のう蝕罹患リスク評価装置による歯のう蝕罹患リスク評価を行うための動作手順の一例を示すッフローチャートである。
【図4】本発明の歯のう蝕罹患リスク評価演算を概説するための図である。
【図5】従来の歯のう蝕罹患リスク評価装置100を用いて、歯のう蝕罹患リスク評価を行うための手順である。
【符号の説明】
1・・・歯のう蝕罹患リスク評価装置、2・・・装置本体、3・・・プローブ、10・・・定注器、12・・・三方電磁弁、13・・・ノズル、20・・・酸および校正液収容部、21・・・酸収容容器、22・・・洗浄液容器、23・・・pH4標準液容器、24・・・pH7標準液容器、27・・・センサ部、28・・・測定電極、29・・・比較電極、31・・・三方電磁弁、31・・・定注器、38・・・MPU、39〜43・・・唾液pH変化理論曲線、44A・44B・・・唾液pH変化実測値曲線、A・・・ノズルユニット

Claims (4)

  1. 唾液を定量採取するための唾液定量採取手段と、採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、一定量の酸を混合した唾液のpHを測定するセンサと、そのセンサでの測定結果に基づいて歯のう蝕罹患リスク評価を行う演算処理部とを備えた歯のう蝕罹患リスク評価装置。
  2. 前記演算処理手段は、一定量の酸を唾液に複数回注入したときの唾液のpHに基づいて、歯のう蝕罹患リスク評価を行う請求項1に記載の歯のう蝕罹患リスク評価装置。
  3. 被検者の口内から採取された唾液を収容するための唾液収容部と、所定の濃度の酸を収容するための酸収容部と、その酸収容部に収容された酸を前記唾液収容部内の唾液に一定量注入する酸注入手段と、酸と混合された唾液のpHを測定するセンサと、一定量の酸を唾液に複数回注入したときの唾液の各pHを基に唾液pH変化曲線を作成する演算処理部とを備えた歯のう蝕罹患リスク評価装置。
  4. 前記センサを校正するための既知のpH値を有する校正液を収容するための校正液収容部を備えた請求項1ないし3に記載の歯のう蝕罹患リスク評価装置。
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