JP2004107345A - 皮膚に優しい発汗抑制剤組成物及びその製造方法 - Google Patents
皮膚に優しい発汗抑制剤組成物及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004107345A JP2004107345A JP2003323396A JP2003323396A JP2004107345A JP 2004107345 A JP2004107345 A JP 2004107345A JP 2003323396 A JP2003323396 A JP 2003323396A JP 2003323396 A JP2003323396 A JP 2003323396A JP 2004107345 A JP2004107345 A JP 2004107345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glycerin
- antiperspirant
- polyhydric alcohol
- aluminum
- zirconium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/40—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
- A61K8/44—Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
- A61K8/26—Aluminium; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
- A61K8/28—Zirconium; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/34—Alcohols
- A61K8/345—Alcohols containing more than one hydroxy group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q15/00—Anti-perspirants or body deodorants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/58—Metal complex; Coordination compounds
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】適した多価アルコール、例えばグリセリンが、一般に発汗抑制活性剤物質であると考えられ、かつFDA OTC試験的最終モノグラフ(Tentative Final Monograph)で覆われている活性又は非活性アルミニウム又はアルミニウム/ジルコニウム塩の形態の発汗抑制剤と複合体を形成する改良された皮膚に優しい発汗抑制剤が提供される。
Description
角質層の構造及び機能は、過去30年にわたって徹底的な調査の対象であった。L.D. Rheimらの公開文献、“Development of Stratum Corneum Lipid Model to Study the Cutaneous Moisture Barrier Properties”Colloids and Surfaces, 48 (1990) 1-11 Elseiver Science Publishersのその構造はレンガ壁にたとえられ、レンガは角質細胞自身を表し、‘モルタル’は非常に特殊な細胞間脂質を表す。細胞間脂質は、少量のリン脂質及びグルコシルセラミドと共に、主としてセラミド、コレステロール及び脂肪酸からなる。これらの脂質は、下にある表皮からの、また組織の完全性の維持に効果を発揮する細胞間質の一部からの水の損失に対する主要な浸透性障壁を形成する。
ヒトの角質層は15のそのような角質細胞/脂質層を含む。角質細胞は主に構造タンパク質ケラチンを含む。
角質層の主な機能は水の蒸発に対する障壁を与えることである。この層が、例えばテープストリッピングによって皮膚から取り除かれた場合、結果として水の損失の速度が50倍増大する。消費者は乾燥皮膚及び水分補充について高い関心を持っているため、SCの加湿能力は化粧品工業にとって重要な関心ごとである。さらに、乾燥皮膚は、髭剃りの際の切り傷の発生率の増大を生じ得る。
グリセリンは6%RH(相対湿度)以下で湿気を与える性質を示さないこと、すなわち、6%RHにさらされるニート(neat)グリセリン試料は時間をかけても水を得なかったことが示されている。このように、相対的に低い湿度の気候で、グリセリンが湿気付与により乾燥皮膚を向上させる可能性は少ない。Rheimらは、グリセリンを脂質モデルに組み込むことによって(10%レベルで)、脂質/グリセリン系では固体結晶の形成を防止し、主に液晶状態を維持することを見出した。従って、乾燥雰囲気において、液体から固体結晶への液相転移を阻害することによって、グリセリンが保湿剤として作用できることが結論付けられた。少量のみの固体結晶を含む液晶状態に脂質を保持することは、最適障壁機能にとって重要であり得る。
また、酵素活性、及びそれによるデスモソーム分解が角質層のある特定の水含有量を超えて生じることも報告されている。角質層脂質構造が妨害される場合、角質層水分補給で得られる減少は、皮膚表面の角質細胞の保持力及び減少したデスモソーム分解による皮膚乾燥の症状をもたらす。従って、角質層加湿及び水障壁機能が適した保湿剤の局所使用によって再びもたらされる場合、落屑プロセスが理想的な保湿剤の局所使用によって再びもたらされ、乾燥(xeratic)皮膚状態はより効果的に治療される。すべてのこれらの要求を満足する1つの化合物はグリセリンである。グリセリンの作用はその閉塞性、湿潤剤及び脂質相変調特性(lipid phase modulating properties)によって説明され、そのすべては角質層のために加湿及び障壁改善に形を変える。つい最近、グリセリンが角質層のデスモソームの酵素層を助けることが示された。これのすべては、グリセリンによって皮膚保湿効果の代替案、それどころか分子メカニズムを示す。
1.角質層の伸展性を増加する。
2.皮膚における水勾配を増加する。
3.表面粗さを減少させる(加湿のみでは生じないかもしれない)。
4.リン脂質二重層へ浸透する。
5.特に低温及び低RHの状態下で流動性液晶状態において細胞間脂質セメントを保持する。
6.インビボで障壁機能の回復を加速する。
7.創傷治癒の加速に役立つ。
8.デスモソームの消化を助ける。
9.皮膚保護機能を与える。
10.角質細胞落屑を高める。
11.皮膚における生化学プロセスに干渉しない。
健康はシリカ及びタルクの取り扱いに関連する以外に、生成物は完成したスティックの美しさにも影響する。生成物は砂のざらざら感を有し、適度に白色の残分を皮膚に残す傾向にある。
本発明の他の目的は、最終製剤において流動性向上剤としてシリカ及びタルクの使用を要求しない活性剤を提供することであり、これにより製剤及び製造方法を単純化する。
本発明のさらに別の目的は、優れた皮膚感触を提供する(すなわち、ざらざら感のない)活性剤を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、新規生成物のために高い発汗抑制能を維持することである。
本発明のさらに別の目的は、所望の特性を与える活性剤粉末の形態的パラメータを規定することである。
本発明のさらに別の目的は、生成物の改善した色(白色度)を提供することである。
AlnZr(OH)(3n+4-x)Yx(AA)q(R)p
(式中、“n”は2.0〜10.0であり、好ましくは3〜8であり、
“x”は1.4〜12.3であり、金属と塩化物との比(M/Cl、0.9:1〜2.1:1)から計算され、好ましくは2〜8であり、“Y”はCl、Br、I及び/又はNO3であり、
“q”は0.5〜3.0であり、好ましくは1〜2であり、AAはアミノ酸であり、“R”は少なくとも2個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシ基を有する有機溶媒であり、“p”は0〜1.5の値を有する)
及び下記式を有する塩基性塩化アルミニウムが挙げられる。
Al2(OH)6-xYx1(R)p
(式中、YはCl、Br、I及び/又はNO3であり、x1は0よりも大きく6以下である(すなわち、0<x1≦6))
本発明の皮膚に優しい発汗抑制剤製剤の調製で使用してもよい多価アルコールは、化粧品組成物で一般に使用され、かつ室温で液体である適した多価アルコール及び非多価アルコールのいずれかから選択されてもよい。これらとしては、典型的には3〜12個の炭素原子及び3個以上のヒドロキシ基を有する液体多価アルコール、例えばグリセリン、ジグリセロール、ソルビトール、1,2,4-ブタントリオール、1,2,6-ヘキサントリオール等、及びそれらの混合物が挙げられる。最も好ましくはグリセロール及びジグリセロールである。使用してもよい非多価アルコール化合物は、モノアルキルエーテル又はαヒドロキシ酸のようなグリコールエーテルである。
本発明の主たる局面は、高い効能を有する発汗抑制剤として機能するのみならず、さらに保湿剤及び可塑剤として作用し、敏感な皮膚を有する人々に対して特に皮膚刺激を最小限にする発汗抑制剤生成物を提供することである。これらの所望の性質を有する理想的な発刊抑制剤は、発汗抑制剤又は乾燥脱臭剤の持続的使用後に皮膚を過乾燥し、又は緊張させることなく、刺激の少ない、又は刺激のない汗分泌を最小限にすべきである。
Al2(OH)6-x1Yx1(R)p
(式中、YはCl、Br、I及び/又はNO3であり、x1はゼロよりも大きく6以下であり(すなわち、0<x1≦6)、“R”は少なくとも2個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシ基を有する有機溶媒であり、“p”は0〜1.5の値を有する)
を室温〜約105℃でグリセリンと混合し、30分〜約4時間還流してもよく、室温に冷却し、(0.8:1〜2:1)のCl/Zr原子比を有し、かつ2時間還流したジルコニウムヒドロキシクロリドグリシナート溶液と混合した。得られた溶液を少なくとも30分間反応させ、次いで濾過してわずかに琥珀色から無色の溶液を得る。次いで、この溶液を適した従来の方法(すなわち、噴霧乾燥機、真空乾燥機、オーブン乾燥機、トレー(tray)乾燥機、凍結乾燥機等)で乾燥して、所望の特性を有する均一の皮膚にやさしい組成物を得る。
本発明の方法において、還流工程前、中又は後、グリセリンをジルコニウムヒドロキシグリシナート溶液に添加してもよく、又はジルコニウムヒドロキシグリシナート溶液を塩基性塩化アルミニウムに加えた後、かつ室温又は100℃までの温度で噴霧乾燥する直前に添加してもよい。あるいは、一部のグリセリンを塩基性塩化アルミニウムに添加し、残りをジルコニウムヒドロキシグリシナート溶液に加えてもよい。
グリセリン分子のアルミニウム-ジルコニウム発汗抑制剤との配位は、第一に、化学シフト変化(1H NMR)及びグリセリンピーク(複数)の化学シフトの広幅化によって示され、第二に、アルミニウム-ジルコニウム-グリセリン発汗抑制剤のグリセリン分子の滴定によって示される。
1H NMRをアルミニウム-ジルコニウム-グリセリン発汗抑制剤で行った場合、約3.7ppmに新しいブロードなシグナルが観測され、このシグナルはグリセリン分子によって示される3つの鋭い多重シグナルとは異なる。これは、発汗抑制活性剤とグリセリン分子との新しい相互作用の形成のしるしである。さらに、複合体形成がジルコニウムとグリセリンの間で生じることが本発明により発見された。
化学分析を行ってアルミニウム-ジルコニウム-グリセリン発汗抑制剤のグリセリンの値を計算した場合、ジルコニウムは干渉のために最初に沈殿した。グリセリンはジルコニウム沈殿物中に存在していることが分かった。さらに、分析滴定によるグリセリンの値は、合計炭素分析から計算されるグリセリンの値よりも常に小さいことも分かった。その相違は、発汗抑制剤のタイプ、グリセリン濃度及び生成物を生成するために使用される方法の関数であることが分かった。結果は、グリセリンが発汗抑制剤中のジルコニウム金属と配位していることを示す。さらに、滴定方法による化学分析と総分析に基づくものとの間のアルミニウム-グリセリン発汗抑制剤のグリセリンの値における相違は2%よりも小さく、ほとんどのグリセリンがジルコニウムと配位することのさらなる裏付けを提供する。また、アルミニウムジルコニウム発汗抑制剤の1H NMRは、複合体形成によるグリセリンピークの化学シフト変化及び広幅化を示す。
そのような発汗抑制活性剤物質の第1群としては、アルミニウムクロロ水和物、アルミニウムジクロロ水和物、アルミニウムセスキクロロ水和物、アルミニウムジルコニウムトリクロロ水和物、アルミニウムジルコニウムテトラクロロ水和物、アルミニウムジルコニウムペンタクロロ水和物、アルミニウムジルコニウムオクタクロロ水和物、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレックス(trichlorohydrex)グリシン(gly)、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックスgly、及びアルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレックスgly及びアルミニウムジルコニウムオクタクロロヒドレックスglyが挙げられる。
そのような発汗抑制活性剤物質の第2群としては、一例として(限定する性質ではない)、アルミニウムクロロ水和物、塩化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロ水和物、ヒドロキシ塩化ジルコニル、アルミニウム-ジルコニウムグリシン複合体(例えば、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレックスgly、アルミニウムジルコニウムオクタクロロヒドレックスgly)、アルミニウムクロロヒドレックスPG、アルミニウムクロロヒドレックスPEG、アルミニウムジクロロヒドレックスPG、及びアルミニウムジクロロヒドレックスPEG、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレックスPG、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックス複合体等、2:1〜10:1のAl/Zr原子比及び0.9:1〜2.1:1の金属対陰イオン比を有するアルミニウムジルコニウム複合体及びその有機複合体が挙げられる。
そのような発汗抑制剤の第3群としては、オキシ塩化及びヒドロキシ塩化ジルコニル及び前述のいずれかの混合物を含む、又は含まない式Al2(OH)6-x1Yx1(式中、YはCl、Br、I及び/又はNO3であり、0<x1≦6)によって表される塩基性塩化アルミニウムが挙げられる。
そのような発汗抑制活性剤の第4の特別な群としては、技術的に知られ、例えば米国特許第4,359,456号、第4,775,528号、第5,718,876号、第5,908,616号及び欧州特許第0,191,628号、第0,256,832号で議論された、改善された分子分布により高められた効力を有する、高められた有効アルミニウム塩及び高められた有効アルミニウムジルコニウム塩-グリシン物質が挙げられる。
そのような発汗抑制活性剤の第5群としては、アミノ酸又は多価アルコール及びその組み合わせのような添加剤を含む、又は含まないアルミニウムとスズ、又はスズジルコニウムとアルミニウム又はアルミニウム、亜鉛とジルコニウムの塩が挙げられる。
改善した組成物の調製で使用される本発明の方法は、これに限定されないが、以下の実施例の種々の説明から極めて明らかになるであろう。
1700gの塩基性塩化アルミニウム(Reach 301、Reheis Inc.の製品)溶液(11.9%のAl、9.5%のCl)を125gのグリセリンと混合した。混合物を還流冷却器を備える三角フラスコに入れた。溶液を4時間還流し、室温に冷却した。1390gのジルコニウムヒドロキシクロリド(ZHC)グリシナート溶液(13.5%のZr、5.9%のCl、11.2%のグリシン、ZHC溶液を2時間グリシンと共に還流した)を上記RE301/グリセリン溶液に室温でゆっくりと加えた。最終溶液を噴霧乾燥して、所望の粒子サイズ分布を得るために微粉化した白色粉末を得た。
使用した化合物の量をパイロットプラントレベルに増やしたことを除いて、実施例2の手順を行った。表Iの実施例3〜7は噴霧乾燥条件の影響を示す。入り口温度は232〜316℃(450〜600°F)で変化し、出口温度は113±3℃(235±5°F)の範囲であり、CSE、多孔質金属、2つの流体ノズル、MMDH等の異なるアトマイザーを使用して、粉末の物理的及び化学的性質を完全に特徴付けた。
すべての試料(その結果は表Iに記載される)について、完全化学的分析、粒子サイズ、BET表面積、同様に全水銀圧入容積(total mercury intrusion volume)、全細孔比表面積及び平均細孔直径を分析した。粒子サイズは、Microtrack Model No.SRA150を用いて測定し、気孔率データはMicromerities Autopore Mercury Porosimeter Model No.9520を用いて得た。BET表面積は、Quanta Chrome Corporationによって製造されたシングルポイントBET装置を用いて得た。
本発明の新規生成物の形態に対するグリセリンの影響を研究するために、グリセリンレベルが約2%〜17%で変化することを除いて、実施例2の手順を用いて、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックス/グリセリン粉末の4つの試料を調製した。試料の化学分析を表IIに示す。
原子間力顕微鏡(AFM)を使用してグリセリンの添加による表面変化の定性的な情報を得た。
この研究に基づいて、試験したグリセリンレベルの範囲内で粒子の表面粗さはグリセリンの量が増えると減少するように見える。
微粉末の相対的に高い割合の原子が表面又はその付近にある。さらに、粉末粒子がその構造内に細孔を有する場合、露出した原子の割合は遥かに多い。これは、粉末の明らかに異なる特性を示し、その表面積の大きさ及びその気孔率の性質に強く依存する。その影響はいくつかの例で非常に明白であるため、表面積及び構造は化学組成とほぼ同様に重要であるように見える。従って、水銀ポロシメータを用いて粉末を分析して、細孔サイズ分布、細孔直径、細孔容積を特徴付け、BET表面積測定を用いて、表面積を決定した。
アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックスの3つの試料を4.64重量%、9.4重量%及び16.6重量%のグリセリンレベルで調製し、細孔比表面積、細孔直径、%気孔率、BET表面積及び全細孔容積(total intrusion volume)に対するグリセリンレベルの影響を決定した。試料の化学分析及び水銀圧入ポロシメトリー(mercury intrusion porosimetry)の結果を表IIIに示す。
実施例4、5、6、7の活性剤の対数微分細孔容積(ml/gm)と細孔サイズの関係を示すグラフは、すべての試料の細孔サイズ直径が0.001μmから100μmまで変化し、最大数の細孔が1μmの平均直径を有するように見えることを示した。グリセリンレベルが増えると、平均細孔直径は減少し、微分細孔容積と細孔サイズの関係を示すグラフは約1μm及び約0.004μmで細孔強度を示すバイモーダル(bimodal)曲線を示した。
発汗抑制剤生成物での使用のために、生成物は微粉末化又はふるい分けされて、特定の粒子サイズ分布を達成する。サイズ及び形状の範囲内で微粉末化された場合、粒子はより小さな粒子になる。粒子サイズと表面積の間に逆比例関係があるとしても、理想的な関係が生じる可能性は常に低い。このように、粒子の実際の露出面は、一の幾何学的形状を仮定して計算されるよりも大きい、又は時々非常に大きい。
一つの試料内の表面積の変動を決定するために、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックス粉末の試料を本発明の多数の試料と同じ仕様に微粉末化し、3つのフラクション、すなわち粗い(約4〜7μmの平均粒子サイズ)、微細フラクション(約1〜4μmの平均粒子サイズ)及び超微細フラクション(約0.5〜1.5μmの平均粒子サイズ)に空気分級した。粗いフラクションは約62±9.4重量%であり、微細フラクションは約28±10重量%であり、超微細フラクションは約10±2.3重量%であった。3つのフラクション、すなわち粗い、微細及び超微細のBET表面積測定は、0.8〜1.4m2/gm、2.2〜5.74m2/gm及び11〜13.6m2/gmであり、複合試料のBET表面積は2.8〜3.3m2/gmであった。フラクションに基づく複合試料の表面積の計算は複合試料の測定値とよく一致した。Quantachrome Monsorbユニットを用いて、すべてのBET表面積測定を行った。本発明の生成物は約0.2〜約14m2/gmのシングルポイントBET表面積を有することができた。約27.5μmの平均粒子サイズを有する微粉末化していないマクロ球状生成物のBET表面積は0.23m2/gmであった。
グリセリンは湿潤剤であるため、グリセリンの組み込みが発汗抑制剤粉末の平衡水分(臨界湿度)にどのように影響するかを決定することは重要である。(平衡水分は、Aerosol Age Dec. 1974に発行されたタイトル“Equilibrium Moisture Content of Antiperspirant Systems”の文献に記載される方法を用いて、決定した。)この研究の結果を表IVに示す。
尿素及びグリセリンの相乗的な効果を研究するために、約8%のグリセリンを4.76%のグリセリン及び4%の尿素に置換えた発汗抑制剤粉末の試料を調製した。これは8%と臨界湿度のさらなる低下を生じ、グリセリンと尿素の間の相乗的な効果を示す。同等の活性基準と比較した場合、臨界湿度の低下は発汗抑制能を高めるものと考えられる。臨界湿度は約6%から約30%の間を測定すべきであり、生成物のかさ密度は約0.15gm/cc〜約1.3gm/ccであるべきであろう。
この研究の結果を表IVに示す。
また、表V及びVIのデータは、複合体形成したグリセリンの量がグリセリン濃度及びそれが加えられる反応プロセスの段階の関数であることを示す。
本発明の新規発汗抑制剤生成物の流動特性及び皮膚感触を改善するために、1.0重量%でSiltechにより供給されるシリコーン油(silicon oil)(B−118F)共に乾燥した(表VIIIの実施例26を参照のこと)。得られた噴霧乾燥粉末は、8.6μmの平均粒子サイズを有し、形が球状であり、改良された流動特性を示した。
グリセリンがプロセスのどの段階でも加えることができることをさらに示すために、実施例26を以下のように行った。
1116gmのRE 301溶液(12.1%Al、9.24%Cl)を720gのZHCグリシナート(2時間還流し、室温に冷却した18.39%Zr、8.74%Cl、17.36%グリシン)と混合した。110gのグリセリンを上記溶液に加え、室温で一様になるまで混合した。得られた溶液を噴霧乾燥した。粉末を微粉末化し、分析した。実施例26と同じ手順を用いて、実施例28をパイロットプラントで調製した。分析結果を表VIIIに示す。
最終製剤に対する本発明の新規発汗抑制剤の影響を研究するために、以下の処方を用いて、“低減残留発汗抑制剤(Reduced Residue Antiperspirant)”スティックを調製した。
高められた効果のアルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレックスグリシン(Reach AZP−908 Super Ultrafine)粉末(Reheis Inc.の製品)をコントロールとして使用し、本発明の新規発汗抑制剤と比較した。コントロール実験において、等量のグリセリンを製剤フェーズの際に加えた。
1)C、D、E、F及びGを混合し、85℃に、又は透明になるまで加熱する。70℃に冷却する。
2)Bを個別に70℃に加熱する。
3)工程2を工程1に加え、よく混合する。
4)70℃に維持して、I、H、及びAをゆっくり加える。一様になるまでよく混合する。
5)56〜58℃に冷却し、Jを加える。よく混合する。
6)スティック容器に注ぐ。
(a)Reheis Inc.
(b)Lipo Chemical(Silkflo 364NF)
(c)Amerchol Corp.(Fluid AP)
(d)Protameen(Protamate 400 DS)
(e)Whittaker, Clark, & Daniels
(f)Cabot Corp.
本発明の新規発汗抑制剤生成物を含む製剤生成物は、より粘性であり、容器に詰める前に60℃で“クリーム状(creamier)”であった。処方した新規発汗抑制剤生成物の粘度は、注ぐ温度がより低くできることを示す従来の生成物よりも低かった。この性質は、本発明の生成物の処理においてさらなる救済を提示する。
本発明はその本質的な特性の意図から離れることなしにその他の特別な形態の実施態様であってもよく、従って参照は本発明の範囲を示す明細書よりも特許請求の範囲により行われるべきである。
Claims (36)
- 下記式を有するアルミニウム-ジルコニウム-グリシン塩
(I)AlnZr(OH)(3n+4-x)Yx(AA)q(R)p
(式中、“n”は2.0〜10.0であり、好ましくは3〜8であり、
“x”は1.4〜12.3であり、0.9:1〜2.1:1の金属:陰イオン比から計算され、
“Y”はCl、Br、I及び/又はNO3であり、
“q”は0.5〜3.0であり、AAはアミノ酸であり、“R”は少なくとも2個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシ基を有する有機溶媒であり、“p”は0〜1.5の値を有する。)
及び下記式を有する塩基性塩化アルミニウム
(II)Al2(OH)6-x1Yx1(R)p
(式中、YはCl、Br、I及び/又はNO3であり、x1は0よりも大きく6以下(すなわち、0<x1≦6)であり、“R”は少なくとも2個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシ基を有する有機溶媒であり、“p”は0〜1.5の値を有する。)
及び(III)亜鉛及び/又は錫と組み合わせたアルミニウム及びアルミニウム-ジルコニウム塩から選択される約70重量%〜約98重量%の発汗抑制活性剤、
及び少なくとも3個〜約12個の炭素原子及び少なくとも3個のヒドロキシ基を有する約2重量%〜約30重量%の多価アルコールを含み、約2%〜約70%の多価アルコールが発汗抑制剤塩中に存在する金属と複合体を形成する皮膚に優しい発汗抑制剤組成物。 - 微粉末化したときに、約30〜80%の気孔率を有し、気孔サイズ直径が0.001〜100μmの範囲であり、最大数の気孔が約1μmの平均直径を有する、請求項1に記載の発汗抑制剤粉末組成物。
- 0.2m2/gm〜14m2/gmのシングルポイントBET表面積を有する請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 約6〜30%の臨界湿度を有する請求項1の発汗抑制剤組成物。
- 約0.15〜約1.3gm/ccのかさ密度を有する請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 30〜60mg/m2の表面エネルギーを有する請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 0.2〜14m2/gmのシングルポイントBET表面積を有する請求項2に記載の発汗抑制剤組成物。
- 約6〜約30%の臨界湿度及び約0.15〜約1.3gm/ccのかさ密度を有する請求項7に記載の発汗抑制剤組成物。
- 約30〜約60mg/m2の表面エネルギーを有する請求項8に記載の発汗抑制剤組成物。
- 発汗抑制活性剤が式(I)のものから選択され、多価アルコールがグリセリン、ジグリセロール及びそれらの混合物から選択される請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 発汗抑制活性剤が式(I)のものから選択され、多価アルコールがグリセリン及び尿素のブレンドを含む請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 多価アルコールがグリセリンである請求項9に記載の発汗抑制剤組成物。
- 発汗抑制活性剤が式IIのものである請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 多価アルコールがグリセリン、ジグリセロール及びそれらの混合物から選択される請求項12に記載の発汗抑制剤組成物。
- 発汗抑制剤活性が式IIの活性から選択され、多価アルコールがグリセリン及び尿素のブレンドを含む請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 多価アルコールがグリセリン及びグリセリン酸の混合物である請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 多価アルコールが酒石酸、リンゴ酸、2ヒドロキシオクタン酸、2ヒドロキシデカン酸、サリチル酸から選択されるαヒドロキシ酸と併用するグリセリンである請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 発汗抑制活性剤がアルミニウム/亜鉛複合体及びアルミニウム/ジルコニウム/亜鉛複合体から選択される請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 表面/流動特性改良剤を含む請求項1に記載の発汗抑制剤組成物。
- 表面/流動特性改良剤がシリコーン油である請求項19に記載の発汗抑制剤組成物。
- 多価アルコールがグリセリンであり、BET表面積が約2〜4m2/gmであり、表面エネルギーが約40〜55mg/m2であり、かさ密度が約0.5〜0.8gm/ccであり、平均粒子サイズが約85〜95%から10であり、臨界湿度が約8〜12%である請求項10に記載の発汗抑制剤組成物。
- 以下の工程を含む、約70〜約98重量%の発汗抑制活性剤及び少なくとも3個の炭素原子及び少なくとも3個のヒドロキシ基を有する約2〜約30重量%の多価アルコールを含む皮膚にやさしい発汗抑制剤組成物であって、約2〜約70%の多価アルコールが発汗抑制活性剤と複合体を形成する前記組成物の調製方法:
・下記一般式を有する塩基性アルミニウム塩と、
Al2(OH)6-x1,Yx1,(R)p
(式中、YはCl、Br、I及びNO3から選択され、
x1は0よりも大きく6以下であり、
Rは少なくとも2個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシ基を有する多価アルコールであり、
pは約0〜約1.5の値を有する)
少なくとも3個の炭素原子及び少なくとも3個のヒドロキシ基を有する多価アルコールとを、
室温から約15℃の温度範囲で混合する工程と、
・反応混合物を室温に冷却する工程と、
・冷却した反応混合物と、室温から約還流温度の温度でアミノ酸及びその混合物から選択される反応物と混合した約2:1〜約0.8:1の塩化物:ジルコニウム比を有するジルコニウムヒドロキシクロリドグリシナート溶液とを混合する工程と、
・反応混合物を室温に冷却する工程。 - 反応混合物が乾燥している請求項22に記載の方法。
- 前記一般式のYがクロリドである請求項22に記載の方法。
- アミノ酸反応物がグリシンである請求項22に記載の方法。
- 反応混合物の還流の際に多価アルコールをジルコニウムヒドロキシクロリドグリシナート溶液に加える請求項22に記載の方法。
- 還流前に多価アルコールをジルコニウムヒドロキシクロリドグリシナート溶液に加える請求項22に記載の方法。
- 還流後に多価アルコールをヒドロキシクロリドグリシン酸ジルコニウム溶液に加え、反応生成物を噴霧乾燥する請求項22に記載の方法。
- 多価アルコールがグリセリンである請求項22に記載の方法。
- グリセリンの一部を塩基性アルミニウム塩に加え、残りのグリセリンをジルコニウムヒドロキシクロリドグリシナートに加える請求項29に記載の方法。
- 亜鉛がアルミニウム-ジルコニウムと複合体を形成する請求項22に記載の方法。
- 反応生成物の乾燥を噴霧乾燥により行う請求項23に記載の方法。
- 流動特性を改善し、発汗抑制剤生成物の表面エネルギーを変える添加剤を用いる請求項22の方法。
- 乾燥をオーブン乾燥機、凍結乾燥機、トレイ乾燥機及び真空乾燥機から選択される装置により行う請求項23に記載の方法。
- 乾燥生成物を微粉末化して所望の粒子サイズ及び表面積を得る請求項23に記載の方法。
- さらに中心ふるい又は振動スクリーン又はアルパインスクリーンを用いて乾燥粉末をふるいにかけることを含む請求項22に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/244,701 US6649153B1 (en) | 2002-09-16 | 2002-09-16 | Skin friendly antiperspirant composition and method of making |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004107345A true JP2004107345A (ja) | 2004-04-08 |
JP2004107345A5 JP2004107345A5 (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=29420111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003323396A Pending JP2004107345A (ja) | 2002-09-16 | 2003-09-16 | 皮膚に優しい発汗抑制剤組成物及びその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6649153B1 (ja) |
EP (1) | EP1398023B1 (ja) |
JP (1) | JP2004107345A (ja) |
CN (1) | CN1494896A (ja) |
AT (1) | ATE342041T1 (ja) |
AU (1) | AU2003235034A1 (ja) |
CA (1) | CA2440492A1 (ja) |
DE (1) | DE60308973T2 (ja) |
ES (1) | ES2274154T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021517899A (ja) * | 2018-03-27 | 2021-07-29 | イーエルシー マネージメント エルエルシー | 増粘触媒染色システム |
US11369554B2 (en) | 2018-03-27 | 2022-06-28 | Elc Management Llc | Catalyzed dye system |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6902724B1 (en) | 2004-03-24 | 2005-06-07 | Reheis, Inc. | Enhanced efficacy basic aluminum halides, antiperspirant active compositions and methods for making |
US7014843B2 (en) | 2004-03-24 | 2006-03-21 | Reheis, Inc. | Enhanced efficacy basic aluminum halides/metal cation salt, antiperspirants actives and compositions containing such materials and methods for making |
BRPI0616015B1 (pt) * | 2005-07-30 | 2016-02-23 | Unilever Nv | composição com base anidra, composição aerossol anidra e processo para a fabricação de uma composição aerossol antiperspirante anidra |
GB0525395D0 (en) * | 2005-10-28 | 2006-01-18 | Unilever Plc | Antiperspirant or deodorant compositions |
WO2008150496A2 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Genelux Corporation | Assay for sensitivity to chemotherapeutic agents |
US20090016979A1 (en) * | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Zijun Li | Aluminum and aluminum-zirconium compositions of enhanced efficacy containing reduced buffer and/or reduced zirconium |
US7897799B2 (en) * | 2007-09-21 | 2011-03-01 | Colgate-Palmolive Company | Oxo-hexameric zirconium-octaamino acid antiperspirant salts |
AU2008308824C1 (en) | 2007-10-01 | 2012-07-12 | Colgate-Palmolive Company | Propylene glycol/glycerin-based deodorant |
RU2638791C2 (ru) * | 2012-12-19 | 2017-12-15 | Колгейт-Палмолив Компани | Композиция с галогенидными предшественниками аминокислоты/триметилглицина цинка |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL291778A (ja) | 1962-04-27 | |||
US3405153A (en) | 1965-09-15 | 1968-10-08 | Armour Pharma | Metal-aluminum inorganic-organic complexes and methods of preparing same |
US3420932A (en) | 1966-12-20 | 1969-01-07 | Armour Pharma | Methods of making alcohol soluble complexes of aluminum and preparations employing the complexes |
US3532130A (en) | 1969-11-13 | 1970-10-06 | Charles K Dunlap Jr | Wound tube with string loop |
US3873686A (en) | 1969-12-01 | 1975-03-25 | Stewart M Beekman | Process for preparing alcohol-soluble aluminum chlorhydroxide-polyol complexes and product |
US3981986A (en) | 1973-11-23 | 1976-09-21 | Armour Pharmaceutical Company | Zirconium-aluminum-polyol buffered anti-perspirant complexes |
ATE52185T1 (de) | 1985-03-01 | 1990-05-15 | Procter & Gamble | Milder reinigungsschaum. |
EP0295070A3 (en) * | 1987-06-11 | 1989-05-31 | The Procter & Gamble Company | Liquid antiperspirant actives and processes for preparing the same |
US4829092A (en) | 1987-07-27 | 1989-05-09 | Chesebrough-Pond's Inc. | Glycerol and diglycerol mixtures for skin moisturizing |
GB9002290D0 (en) | 1990-02-01 | 1990-03-28 | Procter & Gamble | Cosmetic compositions |
US5043359A (en) | 1990-03-05 | 1991-08-27 | Dow Corning Corporation | Skin conditioning compositions containing glyceroxyfunctional silanes and siloxanes |
CA2064179C (en) | 1991-05-03 | 2006-01-03 | Anthony J. Benfatto | Clear gelled cosmetic compositions and process for production |
US5215759A (en) | 1991-10-01 | 1993-06-01 | Chanel, Inc. | Cosmetic composition |
NZ246756A (en) | 1992-01-24 | 1996-05-28 | Gillette Co | Deodorant stick comprising purified usnic acid and methods of preparation thereof |
US5871754A (en) | 1993-08-06 | 1999-02-16 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic compositions |
US5409691A (en) | 1993-10-18 | 1995-04-25 | Swain; Dan E. | Solution comprising aluminum acetate and glycerin |
AU688630B2 (en) | 1994-11-02 | 1998-03-12 | Dial Corporation, The | Method of making polyhydric alcohol solutions of enhanced efficacy antiperspirant actives |
GB9502495D0 (en) | 1995-02-09 | 1995-03-29 | Unilever Plc | Antiperspirant compositions |
WO1997007779A1 (en) | 1995-08-31 | 1997-03-06 | The Procter & Gamble Company | Skin conditioning composition containing silicone gum, mixture of polyoxyethylenes and glycerol compound |
US6010688A (en) * | 1997-06-25 | 2000-01-04 | The Gillette Company | Polyhydric alcohol stabilized antiperspirant salt solutions |
US5997850C1 (en) | 1997-10-29 | 2001-11-27 | Colgate Palmolive Co | Antiperspirant actives and formulations made therefrom |
US5972362A (en) | 1997-12-23 | 1999-10-26 | Wenker; Naamah T. | Therapeutic skin preparation |
JP2001002555A (ja) * | 1999-06-24 | 2001-01-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 皮膚化粧料 |
US6451296B1 (en) * | 2000-02-01 | 2002-09-17 | Zijun Li | Enhanced efficacy aluminum-zirconium antiperspirants and methods for making |
US6403067B1 (en) * | 2000-05-19 | 2002-06-11 | Colgate-Palmolive Company | Stable emulsions for cosmetic products |
US6383476B1 (en) | 2001-03-05 | 2002-05-07 | The Procter & Gamble Company | Anhydrous antiperspirant and deodorant compositions containing a solid, water-soluble, skin active agent |
US6719965B2 (en) * | 2002-02-19 | 2004-04-13 | Unilever Home & Personal Care Usa Division Of Conopco, Inc. | Antiperspirant or deodorant composition |
-
2002
- 2002-09-16 US US10/244,701 patent/US6649153B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-08-15 AU AU2003235034A patent/AU2003235034A1/en not_active Abandoned
- 2003-08-27 AT AT03019409T patent/ATE342041T1/de not_active IP Right Cessation
- 2003-08-27 DE DE60308973T patent/DE60308973T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2003-08-27 ES ES03019409T patent/ES2274154T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2003-08-27 EP EP03019409A patent/EP1398023B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-08-29 CN CNA031577172A patent/CN1494896A/zh active Pending
- 2003-09-08 CA CA002440492A patent/CA2440492A1/en not_active Abandoned
- 2003-09-16 JP JP2003323396A patent/JP2004107345A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021517899A (ja) * | 2018-03-27 | 2021-07-29 | イーエルシー マネージメント エルエルシー | 増粘触媒染色システム |
US11369554B2 (en) | 2018-03-27 | 2022-06-28 | Elc Management Llc | Catalyzed dye system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1398023A1 (en) | 2004-03-17 |
EP1398023B1 (en) | 2006-10-11 |
ES2274154T3 (es) | 2007-05-16 |
DE60308973T2 (de) | 2007-05-31 |
DE60308973D1 (de) | 2006-11-23 |
AU2003235034A1 (en) | 2004-04-01 |
ATE342041T1 (de) | 2006-11-15 |
US6649153B1 (en) | 2003-11-18 |
CN1494896A (zh) | 2004-05-12 |
CA2440492A1 (en) | 2004-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2517470C2 (ru) | Безводная жидкая антиперспирантная/дезодорирующая композиция | |
EP2189149B1 (en) | Antiperspirant compositions | |
JP3879870B2 (ja) | 制汗剤あるいは消臭剤組成物 | |
BRPI0616015A2 (pt) | composição com base anidra, composição aerossol anidra e processo para a fabricação de uma composição aerossol antiperspirante anidra | |
AU2005249344A1 (en) | High pH antiperspirant compositions of enhanced efficacy | |
JP2003533457A (ja) | 高い有効性、低い残留性の制汗剤棒状組成物 | |
US20060171973A1 (en) | Personal care compositions comprising coated/treated metal silicate absorbent particles | |
JP2004107345A (ja) | 皮膚に優しい発汗抑制剤組成物及びその製造方法 | |
JP2004520415A (ja) | 固体d−パントテン酸塩を含有する無水の制汗剤組成物及び防臭剤組成物 | |
JP2004285049A (ja) | 白色残留物のないスティック及び軟質固形物用新規発汗抑制剤/脱臭剤 | |
US7303766B2 (en) | Coated/treated metal silicate absorbent particles | |
JP2001517687A (ja) | 残留物の少ない制汗剤 | |
JP2005516047A (ja) | ワセリンを含有する制汗剤組成物 | |
JP7548937B2 (ja) | 制汗および脱臭用組成物 | |
US20170326040A1 (en) | Pickering-type emulsion comprising a synthetic phyllosilicate | |
EP2949312A1 (en) | Aerosol deodorant antiperspirant compositions | |
JP2008502716A (ja) | 香料親和性で費用効果性の制汗剤活性物 | |
JP2009522215A (ja) | 多価金属塩を含む油中アルコール形エマルジョン | |
US11998624B2 (en) | Anhydrous antiperspirant aerosol composition | |
EP3558228B1 (en) | Anhydrous antiperspirant aerosol composition | |
US20220054374A1 (en) | An antiperspirant composition comprising inorganic polyionic cluster |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060915 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080602 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081117 |