JP2001517687A - 残留物の少ない制汗剤 - Google Patents

残留物の少ない制汗剤

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JP2001517687A
JP2001517687A JP2000513550A JP2000513550A JP2001517687A JP 2001517687 A JP2001517687 A JP 2001517687A JP 2000513550 A JP2000513550 A JP 2000513550A JP 2000513550 A JP2000513550 A JP 2000513550A JP 2001517687 A JP2001517687 A JP 2001517687A
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ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、(b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、(c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、(d)約8%〜約28%のパラフィンと、(e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤と含み、ここでパラフィンと硬化ヒマシ油の比が約6対1〜約0.85対1である水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物の制汗剤組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、優れた制汗効果、組成物を皮膚に最初に使用した後での少ない残留
物、乾いた後の少ない残留物、高温安定性、優れた化粧性および美観を使用者に
提供する水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない制汗剤スティックに
関する。
【0002】 発明の背景 これまで多くの固形制汗剤が、化学および化粧品の文献に記載されてきた。一
般にこれらの組成物は、2つの種類、即ちエマルションスティックおよび懸濁質
スティックのうちの一方に属する傾向にある。エマルションスティックは、制汗
性物質溶液をエマルションを介してスティックに混入している。エマルションス
ティックはある点においては望ましいこともあるが、不安定で、美観を損ない、
使用後に皮膚に目に見える残留物を残す傾向にある。懸濁質スティックは、水ま
たはエマルションを使用しないで懸濁させた粉末制汗性物質をスティック中に含
有する。懸濁質は安定となりやすいが、脆く固くなることがあり、より重要なこ
とには、使用後にチョークのような白色残留物が見苦しく残留しがちである。こ
の残留物は、利用者に美的不快感を与えるだけでなく、衣服を汚す可能性もある
。本発明は、使用時にチョークのような白色残留物を残さない優れた制汗剤組成
物を提供する。本発明の優れた制汗剤組成物は、多くの場合懸濁質スティックの
形態となる。
【0003】 本発明の分野と関連のある特許および特許文献は以下の通りである: 米国特許第3,255,082号(Bartonら)、 米国特許第3,986,203号(Spitzerら)、 米国特許第4,083,956号(Shelton)、 欧州特許出願第28,853号(Beckmeyerら)、 米国特許第4,425,328号(Nabialら)、 米国特許第4,265,878号(Keil)、 米国特許第4,229,432号(Geria)、 米国特許第4,724,139号(Palinczar)、 米国特許第4,985,238号(Tannerら)、 米国特許第5,486,347号(Callaghanら)。
【0004】 発明の要約 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィンと、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィンと硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0005】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0006】 発明の詳細な説明 他に明記しない限り、本明細書で使用する%は重量%を意味する。
【0007】 本発明の組成物の調製に使用するすべての成分は公知のものである。
【0008】 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィンと、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィンと硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0009】 本発明は、パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1である上述の
組成物も目的としている。
【0010】 本発明は、パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1である上述の
組成物も目的としている。
【0011】 本発明は、揮発性シリコンを約35%〜約45%の範囲内で含有する前述の組
成物も目的としている。
【0012】 本発明は、粒子状制汗性物質を約20%〜約25%の範囲内で含有する前述の
組成物も目的としている。
【0013】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0014】 本発明は、本発明の制汗剤組成物の調製方法も目的としている。
【0015】 パラフィン系炭化水素 本発明において有用な分岐鎖炭化水素は、分岐不揮発性脂肪族蝋である。
【0016】 パラフィンは、石油から得られる炭化水素の固体混合物であり、比較的大きな
結晶を特徴とする。
【0017】 本発明の組成物への使用に好ましい分岐炭化水素はパラフィンである。
【0018】 本発明で使用可能なパラフィン材料は、商品名「Paraffin Wax
S.P.173」として、 Strahl & Pitsch,Inc. P.O.Box 1098 West Babylon,NY 11704 (516)587−9000 より販売されている。
【0019】 規格: 融点−USP Class II−開口毛管136〜142F 針入度−ASTM D−1321 100/77/5において10〜16。
【0020】 制汗性材料 本発明の組成物は、約5重量%〜約30重量%の粒子状制汗性材料を含有する
。これらの重量%は、無水金属塩(グリシン、グリシンの塩または他の錯化は除
く)を基準に計算している。粒子状制汗性材料は、好ましくは粒径が約1〜約1
00μmの範囲であり、より好ましくは約1〜約50μmの範囲である。これら
は、微粉すなわち微細な形態であることができ、高いかさ密度(例えば約0.7
g/cmを超える)を有することが好ましい。このような材料としては、例え
ば、アルミニウムまたはジルコニウムの収斂性塩または錯体の多くを挙げること
ができ、当技術分野において公知である。
【0021】 粒子形態の任意のアルミニウム収斂性制汗性塩またはアルミニウムおよび/ま
たはジルコニウム収斂性錯体を本発明で使用することができる。収斂性制汗性塩
または収斂性錯体の成分として有用な塩としては、ハロゲン化アルミニウム、ヒ
ドロキシハロゲン化アルミニウム、オキシハロゲン化ジルコニウム、ヒドロキシ
ハロゲン化ジルコニウム、およびこれらの塩物質の混合物が挙げられる。
【0022】 この種類のアルミニウム塩としては、塩化アルミニウムおよび一般式Al
OH)XHO(式中、Qは塩素、臭素、またはヨウ素である)を有する
ヒドロキシハロゲン化アルミニウムが挙げられ、;xは約2〜約5であり、x+
yは約6であり、xおよびyは必ずしも整数である必要はなく、ここでXは約1
〜約6である。この種類のアルミニウム塩はGilmanに付与された米国特許
第3,887,692号、JonesおよびRubinoに付与された米国特許
第3,904,741号においてより詳細に記載された方法で調製することがで
き、これらの両方の特許を参照により本明細書に援用する。
【0023】 本発明において有用なジルコニウム塩としては、ジルコニウムオキシ塩とヒド
ロキシジルコニウム塩とも呼ばれるジルコニウムヒドロキシ塩との両方が挙げら
れる。これらの化合物は、以下の一般実験式: ZrO(OH)2−nz で表すことができ、式中、zは約0.9〜約2を変動することができ整数である
必要はなく、nはBの原子価であり、2−nzは0以上であり、bはハロゲン化
物、硝酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、およびそれらの混合物からなる群より
選択することができる。本明細書ではジルコニウム化合物およびアルミニウム化
合物のみを例示しているが、ハフニウムを含めたIVB族金属などの他の金属も
本発明において使用できることは理解できるであろう。
【0024】 塩基性アルミニウム化合物を使用する場合、前述の式は非常に簡略化したもの
もであり、種々の量の配位水および/または結合水を有する化合物、ならびにポ
リマー、およびそれらの混合物および錯体を表しそれらを包含することを意図し
ていることは理解できるであろう。前述の式に見られるように、実際のジルコニ
ウムヒドロキシ塩は1分子当り約1.1から0よりわずかに大きい値まで変動す
る種々の量の水酸基を有する化合物の範囲を表している。
【0025】 上記制汗性塩を使用したいくつかの種類の制汗性錯体は当技術分野において公
知である。例えば、Lueddersらに付与された第3,792,068号は
、アルミニウムと、ジルコニウムと、グリシンなどのアミノ酸との錯体を開示し
ている。Lueddersが開示したような錯体および他の同様の錯体は、ZA
G(またはZag)として一般的に知られている。ZAG錯体は、アルミニウム
と、活性化ZAG化合物と、塩素とが存在することが化学的に分析できる。本発
明で有用なZAG錯体をアルミニウム対ジルコニウムのモル比(Al:Zr比)
と全金属対塩素のモル比(金属:Cl)の両方の基準で表すと、本発明で有用な
ZAG錯体は、Al:Zr比が約1.67〜約12.5であり、金属:Cl比が
約0.73〜約1.93である。
【0026】 ZAG化合物を開示している別の特許としては、Tannerらに付与された
米国特許第4,985,238号がある。いま挙げた特許を参照により本明細書
に援用する。好ましいZAG錯体は、Tannerらに付与された米国特許第4
,985,238号に記載されている。
【0027】 活性化ZAG化合物(AZAGまたはAZG化合物)を開示している別の特許
は、Callaghanらに付与された米国特許第5,486,347号である
。いま挙げた特許を参照により本明細書に援用する。
【0028】 活性化ZAG化合物は、本発明の組成物の粒子状制汗性物質として使用するこ
とができる。
【0029】 活性化ZAG化合物は、水酸化塩化アルミニウム成分を含有する水溶液を加熱
し、これを水酸化塩化ジルコニウム成分と混合することによって調製することが
できる。
【0030】 揮発性シリコーン 揮発性シリコーンの脱臭剤スティックへの使用は公知である。揮発性シリコー
ン成分は好ましくは環状または線状のどちらかのポリジメチルシロキサンであり
、約30〜約50%、好ましくは約35%〜約45%の量で存在する。揮発性シ
リコーンは、米国特許第4,985,238号においてより詳細に説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0031】 硬化ヒマシ油 硬化ヒマシ油は、ヒマシ油の制御された水素化による最終生成物であり、「I
nternational Cosmetic Ingredient Dic
tionary 5th ed.(1993)」の315ページに説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0032】 皮膚軟化剤 本発明の組成物への使用に適した皮膚軟化剤は当技術分野において公知であり
、不揮発性シリコーン油、高分子量ポリオール、油性界面活性剤、芳香族エステ
ル、脂肪族エステル、および同様の有機化合物が挙げられる。
【0033】 任意成分 これまで挙げた成分以外に、本発明の無水局所作用性組成物は、局所用化粧品
および医薬組成物に従来含まれる他の任意成分も含むことができる。例えば、芳
香剤を、組成物の全重量の0%〜約5%の量で無水局所作用性組成物に混入する
ことができる。従って皮膚に使用する場合には、本発明の組成物は、水分に抵抗
性であるが洗浄することで除去できる芳香剤皮膜を直接皮膚上に固定する。本発
明の無水組成物に加えることができる他の任意成分としては、限定するものでは
ないが、タルクまたはDRY FLO(オクテニルコハク酸デンプンアルミニウ
ム)のような乾燥剤;保存剤;および染料が挙げられる。一般に、このような任
意成分は、本発明の組成物中に約10重量%未満の量で存在する。さらに、新規
で改良された懸濁剤を使用することで有機粘土を含有する必要性は実質的にはな
くなったが、本発明の組成物に別の懸濁剤として組成物の20重量%を上限とす
る量の有機粘土を加えることができる。有機粘土は、粒子状局所作用性化合物の
組成物全体への均一な分散を維持するための固着防止剤として特に有用である。
例示的な有機粘土は、極性溶媒によって剥離させた四元化三層粘土であり、例え
ばプロピレンカーボネートで剥離された四元化モンモリロナイト粘土が挙げられ
る。
【0034】 本発明の組成物は、制汗性物質、芳香剤(存在する場合)、およびタルク(存
在する場合)以外のすべての成分を混合して調製する。得られた混合物を撹拌し
ながら約165F(74℃)〜約185F(85℃)の温度に加熱して、すべて
の蝋状物質を完全に融解させるかまたはすべての粒子を十分に分散させる。制汗
性物質、およびタルク(存在する場合)を約165F(74℃)〜約185F(
85℃)の間の任意の温度の溶融蝋状物質に加える。芳香剤(存在する場合)を
約165F(74℃)で加える。次にその混合物を165F(74℃)でキャニ
スターに充填するか、または約145F(63℃)〜約165F(74℃)の範
囲の温度まで冷却してからキャニスターに充填する。混合物が165F(74℃
)の時にキャニスターに充填することが好ましい。キャニスターに入れたまま、
組成物をさらに室温まで冷却して固化させる。
【0035】 以下の具体的な実施例は、本発明の無水局所作用性組成物の例である。しかし
、本発明が以下の具体的な実施例に限定されるものではないことを理解されたい
。以下の実施例では、特に他に明記しない限り、種々の成分のすべての量は重量
%で表している。
【0036】 実施例A、B、C、D、E、F、G、およびH
【0037】
【表1】 上の表中の数の単位は重量%である。
【0038】 実施例I、J、K、L、M、N、O、P、Q、およびR 以下の表中の数の単位は重量%である。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】 本発明の組成物は、使用後にチョーク上の白色残留物を残さない優れた制汗剤
組成物である。このことは、本発明の組成物を暗い色の基材に使用し、得られる
白色度の強度を装置によって測定することで実証することができる。
【0041】 本発明の懸濁質制汗剤スティックの消費者容認性に影響する重要な物理パラメ
ーターの1つは、針入度で測定される硬度である。本発明の典型的な組成物は、
前述の針入度試験によって約7.0〜約14.0mmの範囲の硬度となる。通常
この範囲外の製品は、消費者にあまり受け入れられない品質となる。
【0042】 以下の実験結果が、特許請求の範囲の組成物の性質を示している。
【0043】 実験方法の概要 生体外法を使用して、2種類の制汗剤スティックの白色化の相対量を定量化し
た。これら2種類のスティックの処方は後述する。
【0044】 比色計を使用した機器明度測定によって、信頼水準95%で、組成物1の残留
物が組成物2の残留物よりも灰色サンドペーパー上に塗布した1分後の白色度が
有意に高いことを示している。室温で2時間の乾燥後、組成物1の残留物は使用
後よりも白くなったが、組成物2の残留物は使用後よりも白色度が低くなり、サ
ンドペーパーと有意な差が見られない。処理したサンドペーパーの目視によると
、組成物1は非常に透明であるが、組成物2の残留物は白色が強い。
【0045】 方法 スティックの表面をナイフで切断して、塗布用の平坦な面を得た。均一に圧力
がかかるように調節しながら、手でスティックを灰色1200グリッドサンドペ
ーパー(Grainder)上に塗布した。各塗布操作は、2.5×20cm(
50cm2)の領域を4回塗布ことで行った。各製品の塗布試験は3回ずつ行っ
た。
【0046】 Minolta ChromometereをL測定モードの読取
に設定して、サンドペーパー上の組成物の残留物の色の測定に使用した。塗布か
ら1分後、明度(白色度)の尺度であるL値を、各塗布領域の5つの位置で測
定した。最も均一な領域を測定位置に使用し、両端部分はスティックの跡が存在
するため除外した。こうして、各組成物の塗布1分後の測定値を15ずつ得た。
【0047】 サンドペーパー上のスティック残留物を室温で2時間乾燥させた。各塗布領域
の5つの位置で再びL値を求め、これより各組成物につき15の測定値を得た
【0048】 2つの組成物の相違ならびに2つの時点におけるサンドペーパーの差を、分散
分析とその後のp<0.05における事後Scheffe検定を用いて調べた。
【0049】 Scheffe検定;変数L−製品の塗布から1分後。
【0050】
【表4】 Scheffe検定;変数:L−製品の塗布から2時間後。
【0051】
【表5】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物が明るい(白い)ことを示
している。
【0052】 塗布から1分後: 結果から、組成物1からの残留物は組成物2の残留物よりも白いことが分かる
。Scheffe検定の結果は、信頼水準95%においてこれらの差が有意であ
ることを示している。この信頼水準95%における統計分析は、1分後の時点で
組成物2の残留物がサンドペーパーよりも白いことを示している。
【0053】 塗布から2時間後: 組成物1の残留物は、組成物2の残留物よりもはるかに白い。組成物2の残留
物は、塗布から1分後よりも乾燥によって白色度が低下し、信頼水準95%にお
けるScheffe検定の結果から、この残留物は2時間後の時点ではサンドペ
ーパーの白色度と有意差がないことが分かる。
【0054】 2時間乾燥後のサンドペーパーの目視: サンドペーパー上の組成物2からの残留物は無色であるが、組成物1からの残
留物は非常に白い。
【0055】
【表6】 同様の方法で組成物3および4の白色化の相対量を調べた。
【0056】 結果 Scheffe検定: 変数:L値−サンドペーパーの均一グループ上で製品を乾燥させた後、p<
0.05
【0057】
【表7】 Scheffe検定の結果から、すべて信頼水準95%で、組成物3の残留物
と製品を塗布しなかったサンドペーパーの間に白色度の有意差が認められないこ
とが分かる。ステアリルアルコールを含有する組成物4の残留物は、組成物3の
残留物ならびにサンドペーパーよりもはるかに白くなっている。
【0058】 組成物3および4は以下の通りである:
【0059】
【表8】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物の残留物が白いことを示し
ている。
【0060】 室温で乾燥後、組成物4の残留物は、組成物3の残留物よりも有意に白い。信
頼水準95%での結果の統計分析も、組成物3の残留物は未処理のサンドペーパ
ーと白色度に有意差がないことを示している。
【0061】 組成物3および4は以下の通りである:
【0062】
【表9】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 残留物の少ない制汗剤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、優れた制汗効果、組成物を皮膚に最初に使用した後での少ない残留
物、乾いた後の少ない残留物、高温安定性、優れた化粧性および美観を使用者に
提供する水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない制汗剤スティックに
関する。
【0002】 発明の背景 これまで多くの固形制汗剤が、化学および化粧品の文献に記載されてきた。一
般にこれらの組成物は、2つの種類、即ちエマルションスティックおよび懸濁質
スティックのうちの一方に属する傾向にある。エマルションスティックは、制汗
性物質溶液をエマルションを介してスティックに混入している。エマルションス
ティックはある点においては望ましいこともあるが、不安定で、美観を損ない、
使用後に皮膚に目に見える残留物を残す傾向にある。懸濁質スティックは、水ま
たはエマルションを使用しないで懸濁させた粉末制汗性物質をスティック中に含
有する。懸濁質は安定となりやすいが、脆く固くなることがあり、より重要なこ
とには、使用後にチョークのような白色残留物が見苦しく残留しがちである。こ
の残留物は、利用者に美的不快感を与えるだけでなく、衣服を汚す可能性もある
。本発明は、使用時にチョークのような白色残留物を残さない優れた制汗剤組成
物を提供する。本発明の優れた制汗剤組成物は、多くの場合懸濁質スティックの
形態となる。
【0003】 本発明の分野と関連のある特許および特許文献は以下の通りである: 米国特許第3,255,082号(Bartonら)、 米国特許第3,986,203号(Spitzerら)、 米国特許第4,083,956号(Shelton)、 欧州特許出願第28,853号(Beckmeyerら)、 米国特許第4,425,328号(Nabialら)、 米国特許第4,265,878号(Keil)、 米国特許第4,229,432号(Geria)、 米国特許第4,724,139号(Palinczar)、 米国特許第4,985,238号(Tannerら)、 米国特許第5,486,347号(Callaghanら)。
【0004】 欧州特許出願第295070号は、多価アルコールを実質的に含む制汗剤組成
物を開示しており、この多価アルコールが実際には制汗剤を可溶化するが、一方
本発明では制汗剤は粒子形態である。欧州特許出願第388110号は、無機材
料、すなわち粘土を重要な追加成分の粘土の活性化剤とともに加えることで増粘
させたクリームを開示している。本発明は、組成物に構造を導入するために粘土
系は使用しない。WO−97/15270号は、分散させた粒子状のアルカリ金
属炭酸水素塩または炭酸水素アンモニウムを実質的に含む化粧品を開示している
。WO−97/16162号は特定の化学式のシリコンワックスを使用して構造
化させる制汗クリームを開示している。欧州特許出願第295070号、欧州特
許出願第388110号、WO−97/15270号、またはWO−97/16
162号のいずれも、特定の範囲内の比で本発明の組み合わせの蝋状構造化剤に
よって構造化させた組成物の調製は開示していない。
【0005】 発明の要約 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィン蝋と、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0006】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0007】 発明の詳細な説明 他に明記しない限り、本明細書で使用する%は重量%を意味する。
【0008】 本発明の組成物の調製に使用するすべての成分は公知のものである。
【0009】 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィン蝋と、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0010】 本発明は、パラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1である上述
の組成物も目的としている。
【0011】 本発明は、パラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1であり、特
に約2対1〜約1対1である上述の組成物も目的としている。
【0012】 本発明は、揮発性シリコンを約35%〜約45%の範囲内で含有する前述の組
成物も目的としている。
【0013】 本発明は、粒子状制汗性物質を約20%〜約25%の範囲内で含有する前述の
組成物も目的としている。
【0014】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0015】 本発明は、本発明の制汗剤組成物の調製方法も目的としている。
【0016】 パラフィン系炭化水素 本発明において有用な分岐鎖炭化水素は、分岐不揮発性脂肪族蝋である。
【0017】 パラフィンは、石油から得られる炭化水素の固体混合物であり、比較的大きな
結晶を特徴とする。
【0018】 本発明の組成物への使用に好ましい分岐炭化水素はパラフィンである。
【0019】 本発明で使用可能なパラフィン材料は、商品名「Paraffin Wax
S.P.173」として、 Strahl & Pitsch,Inc. P.O.Box 1098 West Babylon,NY 11704 (516)587−9000 より販売されている。
【0020】 規格: 融点−USP Class II−開口毛管136〜142F 針入度−ASTM D−1321 100/77/5において10〜16。
【0021】 制汗性材料 本発明の組成物は、約5重量%〜約30重量%の粒子状制汗性材料を含有する
。これらの重量%は、無水金属塩(グリシン、グリシンの塩または他の錯化は除
く)を基準に計算している。粒子状制汗性材料は、好ましくは粒径が約1〜約1
00μmの範囲であり、より好ましくは約1〜約50μmの範囲である。これら
は、微粉すなわち微細な形態であることができ、高いかさ密度(例えば約0.7
g/cmを超える)を有することが好ましい。このような材料としては、例え
ば、アルミニウムまたはジルコニウムの収斂性塩または錯体の多くを挙げること
ができ、当技術分野において公知である。
【0022】 粒子形態の任意のアルミニウム収斂性制汗性塩またはアルミニウムおよび/ま
たはジルコニウム収斂性錯体を本発明で使用することができる。収斂性制汗性塩
または収斂性錯体の成分として有用な塩としては、ハロゲン化アルミニウム、ヒ
ドロキシハロゲン化アルミニウム、オキシハロゲン化ジルコニウム、ヒドロキシ
ハロゲン化ジルコニウム、およびこれらの塩物質の混合物が挙げられる。
【0023】 この種類のアルミニウム塩としては、塩化アルミニウムおよび一般式Al
OH)XHO(式中、Qは塩素、臭素、またはヨウ素である)を有する
ヒドロキシハロゲン化アルミニウムが挙げられ、;xは約2〜約5であり、x+
yは約6であり、xおよびyは必ずしも整数である必要はなく、ここでXは約1
〜約6である。この種類のアルミニウム塩はGilmanに付与された米国特許
第3,887,692号、JonesおよびRubinoに付与された米国特許
第3,904,741号においてより詳細に記載された方法で調製することがで
き、これらの両方の特許を参照により本明細書に援用する。
【0024】 本発明において有用なジルコニウム塩としては、ジルコニウムオキシ塩とヒド
ロキシジルコニウム塩とも呼ばれるジルコニウムヒドロキシ塩との両方が挙げら
れる。これらの化合物は、以下の一般実験式: ZrO(OH)2−nz で表すことができ、式中、zは約0.9〜約2を変動することができ整数である
必要はなく、nはBの原子価であり、2−nzは0以上であり、bはハロゲン化
物、硝酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、およびそれらの混合物からなる群より
選択することができる。本明細書ではジルコニウム化合物およびアルミニウム化
合物のみを例示しているが、ハフニウムを含めたIVB族金属などの他の金属も
本発明において使用できることは理解できるであろう。
【0025】 塩基性アルミニウム化合物を使用する場合、前述の式は非常に簡略化したもの
もであり、種々の量の配位水および/または結合水を有する化合物、ならびにポ
リマー、およびそれらの混合物および錯体を表しそれらを包含することを意図し
ていることは理解できるであろう。前述の式に見られるように、実際のジルコニ
ウムヒドロキシ塩は1分子当り約1.1から0よりわずかに大きい値まで変動す
る種々の量の水酸基を有する化合物の範囲を表している。
【0026】 上記制汗性塩を使用したいくつかの種類の制汗性錯体は当技術分野において公
知である。例えば、Lueddersらに付与された第3,792,068号は
、アルミニウムと、ジルコニウムと、グリシンなどのアミノ酸との錯体を開示し
ている。Lueddersが開示したような錯体および他の同様の錯体は、ZA
G(またはZag)として一般的に知られている。ZAG錯体は、アルミニウム
と、活性化ZAG化合物と、塩素とが存在することが化学的に分析できる。本発
明で有用なZAG錯体をアルミニウム対ジルコニウムのモル比(Al:Zr比)
と全金属対塩素のモル比(金属:Cl)の両方の基準で表すと、本発明で有用な
ZAG錯体は、Al:Zr比が約1.67〜約12.5であり、金属:Cl比が
約0.73〜約1.93である。
【0027】 ZAG化合物を開示している別の特許としては、Tannerらに付与された
米国特許第4,985,238号がある。いま挙げた特許を参照により本明細書
に援用する。好ましいZAG錯体は、Tannerらに付与された米国特許第4
,985,238号に記載されている。
【0028】 活性化ZAG化合物(AZAGまたはAZG化合物)を開示している別の特許
は、Callaghanらに付与された米国特許第5,486,347号である
。いま挙げた特許を参照により本明細書に援用する。
【0029】 活性化ZAG化合物は、本発明の組成物の粒子状制汗性物質として使用するこ
とができる。
【0030】 活性化ZAG化合物は、水酸化塩化アルミニウム成分を含有する水溶液を加熱
し、これを水酸化塩化ジルコニウム成分と混合することによって調製することが
できる。
【0031】 揮発性シリコーン 揮発性シリコーンの脱臭剤スティックへの使用は公知である。揮発性シリコー
ン成分は好ましくは環状または線状のどちらかのポリジメチルシロキサンであり
、約30〜約50%、好ましくは約35%〜約45%の量で存在する。揮発性シ
リコーンは、米国特許第4,985,238号においてより詳細に説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0032】 硬化ヒマシ油 硬化ヒマシ油は、ヒマシ油の制御された水素化による最終生成物であり、「I
nternational Cosmetic Ingredient Dic
tionary 5th ed.(1993)」の315ページに説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0033】 皮膚軟化剤 本発明の組成物への使用に適した皮膚軟化剤は当技術分野において公知であり
、不揮発性シリコーン油、高分子量ポリオール、油性界面活性剤、芳香族エステ
ル、脂肪族エステル、および同様の有機化合物が挙げられる。
【0034】 任意成分 これまで挙げた成分以外に、本発明の無水局所作用性組成物は、局所用化粧品
および医薬組成物に従来含まれる他の任意成分も含むことができる。例えば、芳
香剤を、組成物の全重量の0%〜約5%の量で無水局所作用性組成物に混入する
ことができる。従って皮膚に使用する場合には、本発明の組成物は、水分に抵抗
性であるが洗浄することで除去できる芳香剤皮膜を直接皮膚上に固定する。本発
明の無水組成物に加えることができる他の任意成分としては、限定するものでは
ないが、タルクまたはDRY FLO(オクテニルコハク酸デンプンアルミニウ
ム)のような乾燥剤;保存剤;および染料が挙げられる。一般に、このような任
意成分は、本発明の組成物中に約10重量%未満の量で存在する。さらに、新規
で改良された懸濁剤を使用することで有機粘土を含有する必要性は実質的にはな
くなったが、本発明の組成物に別の懸濁剤として組成物の20重量%を上限とす
る量の有機粘土を加えることができる。有機粘土は、粒子状局所作用性化合物の
組成物全体への均一な分散を維持するための固着防止剤として特に有用である。
例示的な有機粘土は、極性溶媒によって剥離させた四元化三層粘土であり、例え
ばプロピレンカーボネートで剥離された四元化モンモリロナイト粘土が挙げられ
る。
【0035】 本発明の組成物は、制汗性物質、芳香剤(存在する場合)、およびタルク(存
在する場合)以外のすべての成分を混合して調製する。得られた混合物を撹拌し
ながら約165F(74℃)〜約185F(85℃)の温度に加熱して、すべて
の蝋状物質を完全に融解させるかまたはすべての粒子を十分に分散させる。制汗
性物質、およびタルク(存在する場合)を約165F(74℃)〜約185F(
85℃)の間の任意の温度の溶融蝋状物質に加える。芳香剤(存在する場合)を
約165F(74℃)で加える。次にその混合物を165F(74℃)でキャニ
スターに充填するか、または約145F(63℃)〜約165F(74℃)の範
囲の温度まで冷却してからキャニスターに充填する。混合物が165F(74℃
)の時にキャニスターに充填することが好ましい。キャニスターに入れたまま、
組成物をさらに室温まで冷却して固化させる。
【0036】 以下の具体的な実施例は、本発明の無水局所作用性組成物の例である。しかし
、本発明が以下の具体的な実施例に限定されるものではないことを理解されたい
。以下の実施例では、特に他に明記しない限り、種々の成分のすべての量は重量
%で表している。
【0037】 実施例A、B、C、D、E、F、G、およびH
【0038】
【表1】 上の表中の数の単位は重量%である。
【0039】 実施例I、J、K、L、M、N、O、P、Q、およびR 以下の表中の数の単位は重量%である。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】 本発明の組成物は、使用後にチョーク上の白色残留物を残さない優れた制汗剤
組成物である。このことは、本発明の組成物を暗い色の基材に使用し、得られる
白色度の強度を装置によって測定することで実証することができる。
【0042】 本発明の懸濁質制汗剤スティックの消費者容認性に影響する重要な物理パラメ
ーターの1つは、針入度で測定される硬度である。本発明の典型的な組成物は、
前述の針入度試験によって約7.0〜約14.0mmの範囲の硬度となる。通常
この範囲外の製品は、消費者にあまり受け入れられない品質となる。
【0043】 以下の実験結果が、特許請求の範囲の組成物の性質を示している。
【0044】 実験方法の概要 生体外法を使用して、2種類の制汗剤スティックの白色化の相対量を定量化し
た。これら2種類のスティックの処方は後述する。
【0045】 比色計を使用した機器明度測定によって、信頼水準95%で、組成物1の残留
物が組成物2の残留物よりも灰色サンドペーパー上に塗布した1分後の白色度が
有意に高いことを示している。室温で2時間の乾燥後、組成物1の残留物は使用
後よりも白くなったが、組成物2の残留物は使用後よりも白色度が低くなり、サ
ンドペーパーと有意な差が見られない。処理したサンドペーパーの目視によると
、組成物2は非常に透明であるが、組成物1の残留物は白色が強い。
【0046】 方法 スティックの表面をナイフで切断して、塗布用の平坦な面を得た。均一に圧力
がかかるように調節しながら、手でスティックを灰色1200グリッドサンドペ
ーパー(Grainder)上に塗布した。各塗布操作は、2.5×20cm(
50cm2)の領域を4回塗布ことで行った。各製品の塗布試験は3回ずつ行っ
た。
【0047】 Minolta ChromometereをL測定モードの読取
に設定して、サンドペーパー上の組成物の残留物の色の測定に使用した。塗布か
ら1分後、明度(白色度)の尺度であるL値を、各塗布領域の5つの位置で測
定した。最も均一な領域を測定位置に使用し、両端部分はスティックの跡が存在
するため除外した。こうして、各組成物の塗布1分後の測定値を15ずつ得た。
【0048】 サンドペーパー上のスティック残留物を室温で2時間乾燥させた。各塗布領域
の5つの位置で再びL値を求め、これより各組成物につき15の測定値を得た
【0049】 2つの組成物の相違ならびに2つの時点におけるサンドペーパーの差を、分散
分析とその後のp<0.05における事後Scheffe検定を用いて調べた。
【0050】 Scheffe検定;変数L−製品の塗布から1分後。
【0051】
【表4】 Scheffe検定;変数:L−製品の塗布から2時間後。
【0052】
【表5】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物が明るい(白い)ことを示
している。
【0053】 塗布から1分後: 結果から、組成物1からの残留物は組成物2の残留物よりも白いことが分かる
。Scheffe検定の結果は、信頼水準95%においてこれらの差が有意であ
ることを示している。この信頼水準95%における統計分析は、1分後の時点で
組成物2の残留物がサンドペーパーよりも白いことを示している。
【0054】 塗布から2時間後: 組成物1の残留物は、組成物2の残留物よりもはるかに白い。組成物2の残留
物は、塗布から1分後よりも乾燥によって白色度が低下し、信頼水準95%にお
けるScheffe検定の結果から、この残留物は2時間後の時点ではサンドペ
ーパーの白色度と有意差がないことが分かる。
【0055】 2時間乾燥後のサンドペーパーの目視: サンドペーパー上の組成物2からの残留物は無色であるが、組成物1からの残
留物は非常に白い。
【0056】
【表6】 同様の方法で組成物3および4の白色化の相対量を調べた。
【0057】 結果 Scheffe検定: 変数:L値−サンドペーパーの均一グループ上で製品を乾燥させた後、p<
0.05
【0058】
【表7】 Scheffe検定の結果から、すべて信頼水準95%で、組成物3の残留物
と製品を塗布しなかったサンドペーパーの間に白色度の有意差が認められないこ
とが分かる。ステアリルアルコールを含有する組成物4の残留物は、組成物3の
残留物ならびにサンドペーパーよりもはるかに白くなっている。
【0059】 組成物3および4は以下の通りである:
【0060】
【表8】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物の残留物が白いことを示し
ている。
【0061】 室温で乾燥後、組成物4の残留物は、組成物3の残留物よりも有意に白い。信
頼水準95%での結果の統計分析も、組成物3の残留物は未処理のサンドペーパ
ーと白色度に有意差がないことを示している。
【0062】 組成物3および4は以下の通りである:
【0063】
【表9】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の属する技術分野 本発明は、優れた制汗効果、組成物を皮膚に最初に使用した後での少ない残留
物、乾いた後の少ない残留物、高温安定性、優れた化粧性および美観を使用者に
提供する水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない制汗剤スティックに
関する。
【0002】 発明の背景 これまで多くの固形制汗剤が、化学および化粧品の文献に記載されてきた。一
般にこれらの組成物は、2つの種類、即ちエマルションスティックおよび懸濁質
スティックのうちの一方に属する傾向にある。エマルションスティックは、制汗
性物質溶液をエマルションを介してスティックに混入している。エマルションス
ティックはある点においては望ましいこともあるが、不安定で、美観を損ない、
使用後に皮膚に目に見える残留物を残す傾向にある。懸濁質スティックは、水ま
たはエマルションを使用しないで懸濁させた粉末制汗性物質をスティック中に含
有する。懸濁質は安定となりやすいが、脆く固くなることがあり、より重要なこ
とには、使用後にチョークのような白色残留物が見苦しく残留しがちである。こ
の残留物は、利用者に美的不快感を与えるだけでなく、衣服を汚す可能性もある
。本発明は、使用時にチョークのような白色残留物を残さない優れた制汗剤組成
物を提供する。本発明の優れた制汗剤組成物は、多くの場合懸濁質スティックの
形態となる。
【0003】 本発明の分野と関連のある特許および特許文献は以下の通りである: 米国特許第3,255,082号(Bartonら)、 米国特許第3,986,203号(Spitzerら)、 米国特許第4,083,956号(Shelton)、 欧州特許出願第28,853号(Beckmeyerら)、 米国特許第4,425,328号(Nabialら)、 米国特許第4,265,878号(Keil)、 米国特許第4,229,432号(Geria)、 米国特許第4,724,139号(Palinczar)、 米国特許第4,985,238号(Tannerら)、 米国特許第5,486,347号(Callaghanら)。
【0004】 欧州特許出願第295070号は、多価アルコールを実質的に含む制汗剤組成
物を開示しており、この多価アルコールが実際には制汗剤を可溶化するが、一方
本発明では制汗剤は粒子形態である。欧州特許出願第388110号は、無機材
料、すなわち粘土を重要な追加成分の粘土の活性化剤とともに加えることで増粘
させたクリームを開示している。本発明は、組成物に構造を導入するために粘土
系は使用しない。WO−97/15270号は、分散させた粒子状のアルカリ金
属炭酸水素塩または炭酸水素アンモニウムを実質的に含む化粧品を開示している
。WO−97/16162号は特定の化学式のシリコンワックスを使用して構造
化させる制汗クリームを開示している。欧州特許出願第295070号、欧州特
許出願第388110号、WO−97/15270号、またはWO−97/16
162号のいずれも、特定の範囲内の比で本発明の組み合わせの蝋状構造化剤に
よって構造化させた組成物の調製は開示していない。
【0005】 発明の要約 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィン蝋と、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0006】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0007】 発明の詳細な説明 他に明記しない限り、本明細書で使用する%は重量%を意味する。
【0008】 本発明の組成物の調製に使用するすべての成分は公知のものである。
【0009】 本発明は、水および長鎖脂肪アルコール類を実質的に含まない低残留物制汗剤
組成物を目的としており、その組成物は: (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィン蝋と、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 ここでパラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比は約6対1〜約0.85対1である。
【0010】 本発明は、パラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1である上述
の組成物も目的としている。
【0011】 本発明は、パラフィン蝋と硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1であり、特
に約2対1〜約1対1である上述の組成物も目的としている。
【0012】 本発明は、揮発性シリコンを約35%〜約45%の範囲内で含有する前述の組
成物も目的としている。
【0013】 本発明は、粒子状制汗性物質を約20%〜約25%の範囲内で含有する前述の
組成物も目的としている。
【0014】 本発明は、前述の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用することを含むヒト
の発汗による湿りの防止および調節方法も目的としている。
【0015】 本発明は、本発明の制汗剤組成物の調製方法も目的としている。
【0016】 パラフィン系炭化水素 本発明において有用な分岐鎖炭化水素は、分岐不揮発性脂肪族蝋である。
【0017】 パラフィンは、石油から得られる炭化水素の固体混合物であり、比較的大きな
結晶を特徴とする。
【0018】 本発明の組成物への使用に好ましい分岐炭化水素はパラフィンである。
【0019】 本発明で使用可能なパラフィン材料は、商品名「Paraffin Wax
S.P.173」として、 Strahl & Pitsch,Inc. P.O.Box 1098 West Babylon,NY 11704 (516)587−9000 より販売されている。
【0020】 規格: 融点−USP Class II−開口毛管136〜142F 針入度−ASTM D−1321 100/77/5において10〜16。
【0021】 制汗性材料 本発明の組成物は、約5重量%〜約30重量%の粒子状制汗性材料を含有する
。これらの重量%は、無水金属塩(グリシン、グリシンの塩または他の錯化は除
く)を基準に計算している。粒子状制汗性材料は、好ましくは粒径が約1〜約1
00μmの範囲であり、より好ましくは約1〜約50μmの範囲である。これら
は、微粉すなわち微細な形態であることができ、高いかさ密度(例えば約0.7
g/cmを超える)を有することが好ましい。このような材料としては、例え
ば、アルミニウムまたはジルコニウムの収斂性塩または錯体の多くを挙げること
ができ、当技術分野において公知である。
【0022】 粒子形態の任意のアルミニウム収斂性制汗性塩またはアルミニウムおよび/ま
たはジルコニウム収斂性錯体を本発明で使用することができる。収斂性制汗性塩
または収斂性錯体の成分として有用な塩としては、ハロゲン化アルミニウム、ヒ
ドロキシハロゲン化アルミニウム、オキシハロゲン化ジルコニウム、ヒドロキシ
ハロゲン化ジルコニウム、およびこれらの塩物質の混合物が挙げられる。
【0023】 この種類のアルミニウム塩としては、塩化アルミニウムおよび一般式Al
OH)XHO(式中、Qは塩素、臭素、またはヨウ素である)を有する
ヒドロキシハロゲン化アルミニウムが挙げられ、;xは約2〜約5であり、x+
yは約6であり、xおよびyは必ずしも整数である必要はなく、ここでXは約1
〜約6である。この種類のアルミニウム塩はGilmanに付与された米国特許
第3,887,692号、JonesおよびRubinoに付与された米国特許
第3,904,741号においてより詳細に記載された方法で調製することがで
き、これらの両方の特許を参照により本明細書に援用する。
【0024】 本発明において有用なジルコニウム塩としては、ジルコニウムオキシ塩とヒド
ロキシジルコニウム塩とも呼ばれるジルコニウムヒドロキシ塩との両方が挙げら
れる。これらの化合物は、以下の一般実験式: ZrO(OH)2−nz で表すことができ、式中、zは約0.9〜約2を変動することができ整数である
必要はなく、nはBの原子価であり、2−nzは0以上であり、bはハロゲン化
物、硝酸塩、スルファミン酸塩、硫酸塩、およびそれらの混合物からなる群より
選択することができる。本明細書ではジルコニウム化合物およびアルミニウム化
合物のみを例示しているが、ハフニウムを含めたIVB族金属などの他の金属も
本発明において使用できることは理解できるであろう。
【0025】 塩基性アルミニウム化合物を使用する場合、前述の式は非常に簡略化したもの
もであり、種々の量の配位水および/または結合水を有する化合物、ならびにポ
リマー、およびそれらの混合物および錯体を表しそれらを包含することを意図し
ていることは理解できるであろう。前述の式に見られるように、実際のジルコニ
ウムヒドロキシ塩は1分子当り約1.1から0よりわずかに大きい値まで変動す
る種々の量の水酸基を有する化合物の範囲を表している。
【0026】 上記制汗性塩を使用したいくつかの種類の制汗性錯体は当技術分野において公
知である。例えば、Lueddersらに付与された第3,792,068号は
、アルミニウムと、ジルコニウムと、グリシンなどのアミノ酸との錯体を開示し
ている。Lueddersが開示したような錯体および他の同様の錯体は、ZA
G(またはZag)として一般的に知られている。ZAG錯体は、アルミニウム
と、活性化ZAG化合物と、塩素とが存在することが化学的に分析できる。本発
明で有用なZAG錯体をアルミニウム対ジルコニウムのモル比(Al:Zr比)
と全金属対塩素のモル比(金属:Cl)の両方の基準で表すと、本発明で有用な
ZAG錯体は、Al:Zr比が約1.67〜約12.5であり、金属:Cl比が
約0.73〜約1.93である。
【0027】 ZAG化合物を開示している別の特許としては、Tannerらに付与された
米国特許第4,985,238号がある。いま挙げた特許を参照により本明細書
に援用する。好ましいZAG錯体は、Tannerらに付与された米国特許第4
,985,238号に記載されている。
【0028】 活性化ZAG化合物(AZAGまたはAZG化合物)を開示している別の特許
は、Callaghanらに付与された米国特許第5,486,347号である
。いま挙げた特許を参照により本明細書に援用する。
【0029】 活性化ZAG化合物は、本発明の組成物の粒子状制汗性物質として使用するこ
とができる。
【0030】 活性化ZAG化合物は、水酸化塩化アルミニウム成分を含有する水溶液を加熱
し、これを水酸化塩化ジルコニウム成分と混合することによって調製することが
できる。
【0031】 揮発性シリコーン 揮発性シリコーンの脱臭剤スティックへの使用は公知である。揮発性シリコー
ン成分は好ましくは環状または線状のどちらかのポリジメチルシロキサンであり
、約30〜約50%、好ましくは約35%〜約45%の量で存在する。揮発性シ
リコーンは、米国特許第4,985,238号においてより詳細に説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0032】 硬化ヒマシ油 硬化ヒマシ油は、ヒマシ油の制御された水素化による最終生成物であり、「I
nternational Cosmetic Ingredient Dic
tionary 5th ed.(1993)」の315ページに説明されてお
り、その記載内容を参照により本明細書に援用する。
【0033】 皮膚軟化剤 本発明の組成物への使用に適した皮膚軟化剤は当技術分野において公知であり
、不揮発性シリコーン油、高分子量ポリオール、油性界面活性剤、芳香族エステ
ル、脂肪族エステル、および同様の有機化合物が挙げられる。
【0034】 任意成分 これまで挙げた成分以外に、本発明の無水局所作用性組成物は、局所用化粧品
および医薬組成物に従来含まれる他の任意成分も含むことができる。例えば、芳
香剤を、組成物の全重量の0%〜約5%の量で無水局所作用性組成物に混入する
ことができる。従って皮膚に使用する場合には、本発明の組成物は、水分に抵抗
性であるが洗浄することで除去できる芳香剤皮膜を直接皮膚上に固定する。本発
明の無水組成物に加えることができる他の任意成分としては、限定するものでは
ないが、タルクまたはDRY FLO(オクテニルコハク酸デンプンアルミニウ
ム)のような乾燥剤;保存剤;および染料が挙げられる。一般に、このような任
意成分は、本発明の組成物中に約10重量%未満の量で存在する。さらに、新規
で改良された懸濁剤を使用することで有機粘土を含有する必要性は実質的にはな
くなったが、本発明の組成物に別の懸濁剤として組成物の20重量%を上限とす
る量の有機粘土を加えることができる。有機粘土は、粒子状局所作用性化合物の
組成物全体への均一な分散を維持するための固着防止剤として特に有用である。
例示的な有機粘土は、極性溶媒によって剥離させた四元化三層粘土であり、例え
ばプロピレンカーボネートで剥離された四元化モンモリロナイト粘土が挙げられ
る。
【0035】 本発明の組成物は、制汗性物質、芳香剤(存在する場合)、およびタルク(存
在する場合)以外のすべての成分を混合して調製する。得られた混合物を撹拌し
ながら約165F(74℃)〜約185F(85℃)の温度に加熱して、すべて
の蝋状物質を完全に融解させるかまたはすべての粒子を十分に分散させる。制汗
性物質、およびタルク(存在する場合)を約165F(74℃)〜約185F(
85℃)の間の任意の温度の溶融蝋状物質に加える。芳香剤(存在する場合)を
約165F(74℃)で加える。次にその混合物を165F(74℃)でキャニ
スターに充填するか、または約145F(63℃)〜約165F(74℃)の範
囲の温度まで冷却してからキャニスターに充填する。混合物が165F(74℃
)の時にキャニスターに充填することが好ましい。キャニスターに入れたまま、
組成物をさらに室温まで冷却して固化させる。
【0036】 以下の具体的な実施例は、本発明の無水局所作用性組成物の例である。しかし
、本発明が以下の具体的な実施例に限定されるものではないことを理解されたい
。以下の実施例では、特に他に明記しない限り、種々の成分のすべての量は重量
%で表している。
【0037】 実施例A、B、C、D、E、F、G、およびH
【0038】
【表1】 上の表中の数の単位は重量%である。
【0039】 実施例I、J、K、L、M、N、O、P、Q、およびR 以下の表中の数の単位は重量%である。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】 本発明の組成物は、使用後にチョーク上の白色残留物を残さない優れた制汗剤
組成物である。このことは、本発明の組成物を暗い色の基材に使用し、得られる
白色度の強度を装置によって測定することで実証することができる。
【0042】 本発明の懸濁質制汗剤スティックの消費者容認性に影響する重要な物理パラメ
ーターの1つは、針入度で測定される硬度である。本発明の典型的な組成物は、
前述の針入度試験によって約7.0〜約14.0mmの範囲の硬度となる。通常
この範囲外の製品は、消費者にあまり受け入れられない品質となる。
【0043】 以下の実験結果が、特許請求の範囲の組成物の性質を示している。
【0044】 実験方法の概要 生体外法を使用して、2種類の制汗剤スティックの白色化の相対量を定量化し
た。これら2種類のスティックの処方は後述する。
【0045】 比色計を使用した機器明度測定によって、信頼水準95%で、組成物1の残留
物が組成物2の残留物よりも灰色サンドペーパー上に塗布した1分後の白色度が
有意に高いことを示している。室温で2時間の乾燥後、組成物1の残留物は使用
後よりも白くなったが、組成物2の残留物は使用後よりも白色度が低くなり、サ
ンドペーパーと有意な差が見られない。処理したサンドペーパーの目視によると
、組成物2は非常に透明であるが、組成物1の残留物は白色が強い。
【0046】 方法 スティックの表面をナイフで切断して、塗布用の平坦な面を得た。均一に圧力
がかかるように調節しながら、手でスティックを灰色1200グリッドサンドペ
ーパー(Grainder)上に塗布した。各塗布操作は、2.5×20cm(
50cm2)の領域を4回塗布ことで行った。各製品の塗布試験は3回ずつ行っ
た。
【0047】 Minolta ChromometereをL測定モードの読取
に設定して、サンドペーパー上の組成物の残留物の色の測定に使用した。塗布か
ら1分後、明度(白色度)の尺度であるL値を、各塗布領域の5つの位置で測
定した。最も均一な領域を測定位置に使用し、両端部分はスティックの跡が存在
するため除外した。こうして、各組成物の塗布1分後の測定値を15ずつ得た。
【0048】 サンドペーパー上のスティック残留物を室温で2時間乾燥させた。各塗布領域
の5つの位置で再びL値を求め、これより各組成物につき15の測定値を得た
【0049】 2つの組成物の相違ならびに2つの時点におけるサンドペーパーの差を、分散
分析とその後のp<0.05における事後Scheffe検定を用いて調べた。
【0050】 Scheffe検定;変数L−製品の塗布から1分後。
【0051】
【表4】 Scheffe検定;変数:L−製品の塗布から2時間後。
【0052】
【表5】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物が明るい(白い)ことを示
している。
【0053】 塗布から1分後: 結果から、組成物1からの残留物は組成物2の残留物よりも白いことが分かる
。Scheffe検定の結果は、信頼水準95%においてこれらの差が有意であ
ることを示している。この信頼水準95%における統計分析は、1分後の時点で
組成物2の残留物がサンドペーパーよりも白いことを示している。
【0054】 塗布から2時間後: 組成物1の残留物は、組成物2の残留物よりもはるかに白い。組成物2の残留
物は、塗布から1分後よりも乾燥によって白色度が低下し、信頼水準95%にお
けるScheffe検定の結果から、この残留物は2時間後の時点ではサンドペ
ーパーの白色度と有意差がないことが分かる。
【0055】 2時間乾燥後のサンドペーパーの目視: サンドペーパー上の組成物2からの残留物は無色であるが、組成物1からの残
留物は非常に白い。
【0056】
【表6】 同様の方法で組成物3および4の白色化の相対量を調べた。
【0057】 結果 Scheffe検定: 変数:L値−サンドペーパーの均一グループ上で製品を乾燥させた後、p<
0.05
【0058】
【表7】 Scheffe検定の結果から、すべて信頼水準95%で、組成物3の残留物
と製品を塗布しなかったサンドペーパーの間に白色度の有意差が認められないこ
とが分かる。ステアリルアルコールを含有する組成物4の残留物は、組成物3の
残留物ならびにサンドペーパーよりもはるかに白くなっている。
【0059】 組成物3および4は以下の通りである:
【0060】
【表8】 結論 値が高いほど、サンドペーパー基材上の組成物の残留物が白いことを示し
ている。
【0061】 室温で乾燥後、組成物4の残留物は、組成物3の残留物よりも有意に白い。信
頼水準95%での結果の統計分析も、組成物3の残留物は未処理のサンドペーパ
ーと白色度に有意差がないことを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 コンベニドー,ユージーニア・ビラリアル アメリカ合衆国、フロリダ・32824、オー ランド、サウスチエイス、チヤーチル・ダ ウンズ、カシツク・サークル・ドライブ・ 108 (72)発明者 ノウア,ジエレミー・エドワード アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガー ニー、レキシントン・スクエア・ウエス ト・646 Fターム(参考) 4C083 AA121 AA122 AB211 AB212 AB221 AB222 AB431 AB432 AC011 AC012 AC182 AC242 AD151 AD152 AD172 BB51 CC17 DD21 EE01 EE03 EE06 FF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)約30%〜約50%の揮発性シリコーンと、 (b)約5%〜約30%の粒子状制汗性物質と、 (c)約2%〜約12%の硬化ヒマシ油と、 (d)約8%〜約28%のパラフィンと、 (e)約10%〜約25%の皮膚軟化剤とを含み、 パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約6対1〜約0.85対1であることを特徴
    とする、水および長鎖脂肪アルコールを実質的に含まない低残留物制汗剤組成物
  2. 【請求項2】 パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約4対1〜約1対1である
    ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約2対1〜約1対1である
    ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記揮発性シリコンが約35%〜約45%の範囲内で存在す
    ることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記粒子状制汗性物質を約20%〜約25%の範囲で含有す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の組成物の効果的な量を脇の下部分に使用す
    ることを含むヒトの発汗による湿りの防止および調節方法。
  7. 【請求項7】 (1)(a)揮発性シリコーンと (b)硬化ヒマシ油と、 (c)パラフィンと、 (d)皮膚軟化剤とを、 パラフィンと硬化ヒマシ油の比が約6対1〜約0.85対1となることが特徴と
    なるように混合し、 (2)すべての蝋状物質が完全に融解するか、またはすべての粒子が十分に分
    散するまで、得られた混合物を撹拌しながら約74℃〜約85℃の温度に加熱し
    て、 (3)制汗性物質を加え、 (4)74℃においてその混合物をキャニスターに充填するか、または約63
    ℃〜約74℃の範囲内の温度まで混合物を冷却して、混合物をキャニスターに充
    填し、 (5)前記混合物を室温まで冷却して固化させる ことを含む請求項1に記載の組成物の調製方法。
  8. 【請求項8】 第4段階において前記混合物が約74℃のときに前記混合物
    をキャニスターに充填することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 第3段階において、前記制汗性物質を85℃で充填し、第3
    段階においてタルクを85℃でさらに加えることを特徴とする請求項7に記載の
    方法。
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