JP2002541175A - 制汗剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
そのような組成物の通常の形状はスティックである。
剤を回避または低減できるようにすることを目的として、世界の多くの地域で広
く使用されている。制汗剤製剤は、消費者個人の嗜好に応じて非常に多様な投与
手段を用いて投与されており、それにはエアロゾル、回転塗布式容器、ポンプ式
噴霧器、スティックおよびクリーム製剤の塗布に使用されるいわゆるキノコ型ア
プリケーター(mushroom applicator)などがある。世界の一部地域では、ステ
ィックが特に人気がある。スティックという用語は従来、通常は分配容器中に収
納されていて、使用時にその構造上の完全性および形状を保持している固体の外
観を有する棒状材料を指す。スティックの一部を皮膚表面で動かすと、スティッ
ク組成物の薄膜が皮膚表面に移動する。スティックはある期間にわたってそれ自
体の形状を保持することができる固体品の外観を有するが、材料は通常は構造化
液相を有することから、接触時に組成物の薄膜がスティックから別の表面に容易
に移動する。さらに最近では「スティック」という用語は、保管時は固体形状を
有するが、軽い圧力または剪断力下で流動することで、使用時には取り出し表面
上の開口から押し出されることができる軟固体に対して曖昧に使用されるように
なっている。
ィックには、恐らく無水である構造化担体材料中に懸濁された粒子状制汗剤活性
成分を含む。溶液スティックは、極性であって、水系であるかエタノールなどの
非水系極性溶媒に基づいたものであることができる構造化担体に溶解した制汗剤
活性成分を有するものである。第3の形のスティックは、連続層が形成されてい
ることで、組成物がそれ自体の形状を維持することができ、存在する2相のうち
の極性の高い方に制汗剤活性成分が溶解している2相乳濁液である。一部の乳濁
液スティックでは、制汗剤活性成分は水系分散相に溶解していることから、その
組成物は油中水形乳濁液と分類される。懸濁液、乳濁液および液剤という種類へ
の分類は、硬固体および軟固体の両方の組成物に適用することができる。
制汗剤組成物の構造化または増粘についてはかなり文献がある。
化するという手法が一般に行われてきた。脂肪族アルコールまたはロウで構造化
されたスティックは、ヒト皮膚に用いると肉眼で見える白色堆積物を残す。この
堆積物は、衣類がその皮膚と接触するとその衣類に移る場合があり、その服の着
用者が例えば、ノースリーブの服の袖ぐりに白い点を見つけるということが起こ
り得る。
る制汗剤スティックについてはいくつか開示がある。その開示の中には、白色堆
積物が回避されることを認めているものもある。
09、US5783657およびWO99/06473などの多くの文書で開示
されている。
うに得られる組成物は、ユーザーが経験する感触が悪い傾向があり、特には使用
すると粘着感やゴム状感がある。
とも称される)を組み込むことで構造化が行われている。ゲル形成は、ゲル化点
と称される温度範囲内で発熱事象として起こる。再加熱すると、ゲルの融解があ
る温度範囲内で吸熱事象として起こる。そのようなゲルは剪断力によって破壊さ
れる場合があり、完全に再溶融しない限り長期間にわたって構造を回復しない。
ただし、わずかな一部回復が認められる場合がある。
汗剤スティックに関するものもある。そこでUS−A−5480637には、シ
リコーンオイル中に分散された固体のカプセル化アルミニウム・クロロハイドレ
ートの懸濁液を、少量のアルキルメチルシロキサンポリマーとともに使用される
12−ヒドロキシステアリン酸でゲル化する制汗剤スティックの製造が開示され
ている。US−A−5492691、US−A−5455026およびEP−A
−616842が若干類似しているが、シロキサンポリマーは必要としない。
る12−ヒドロキシステアリン酸でゲル化されるシリコーンおよび他のオイルの
担体混合物中に固体制汗剤活性成分を分散させた制汗剤スティックが開示されて
いる。皮膚上の堆積物は、不透明白色堆積物ではなく、肉眼では見えにくい残留
物であると述べられている。多くの他の文書で、これら材料によって構造化され
る懸濁液スティックについての同様の開示が行われている。
ならびに水および溶解した制汗剤活性成分を含む乳濁液として形成された透明制
汗剤スティックが開示されている。
よびUS5587153に開示されている。これらの組成物は、ユーザーが好適
な容器から押し出すクリームまたは軟ゲルの形を取るものと考えられている。
たり、あるいは2相を別個に調製してから後に混合する方法が記載されている。
そこでUS4722835には、1相が非常に極性の高い溶媒であるプロピレン
カーボネートならびにDBMSAゲル化剤を含み、他方の相が制汗剤活性成分が
溶解している大部分の無水エタノールを含む2相を混合することで製造されるス
ティック中へのジベンジルモノソルビトールアセタールの組み込みが開示されて
いる。
704271には、制汗剤活性成分の水系溶液を炭化水素もしくはシリコーンオ
イルの疎水性連続相に分散させた制汗剤スティック組成物が開示されている。こ
の疎水性連続相を構造化することで、ステアリルアルコールまたは鯨ロウなどの
かなりの量のロウ状物質を組み込むことにより剛性スティックが提供される。
沈殿しないが効力が低い普通とは異なる活性成分に制汗剤活性成分の選択を制限
するステアリン酸ナトリウムで構造化される組成物が例示されている。ステアリ
ン酸ナトリウムは、水混和性成分の相間移動を起こす。この実施例に従って製造
されたスティックは、取り扱い時に粘着性で滑らかさに欠けた感触を有すること
が認められている。
46694はいずれも、いずれの相もかなりの量の極性溶媒を含む2相を混和す
ることで形成されるスティックを開示している。一方の相は構造化剤としてDB
MSAまたは類似の化合物を含み、他方の相は水をほとんど含まないアルコール
溶液に溶かした制汗剤活性成分を含む。そのアルコール相は通常、エタノールま
たはエタノールとプロピレングリコールの混合液を含むものである。
−ヒドロキシステアリン酸(非常に多くの場合かなり少量で)を含むシリコーン
オイルのゲルが開示および例示されている。言及されているが例示は全くされて
いないさらなる可能性として、制汗剤活性成分を有機溶媒溶液中に存在させると
いうものがある。可能性として、エタノールおよびプロピレングリコールが言及
されている。この文書には、制汗剤の屈折率をシリコーンオイルの屈折率に一致
させることで、透明ゲルを得ることができることが記載されている。
に関連して欠点が生じる。エタノールのように極性溶媒が揮発性である場合、ス
ティックは使用すると冷却感を与える。冷却が望ましい場合もあるが、ほとんど
の場合消費者には受け入れられない可能性がある。水非混和性ジオール類などの
極性であるが揮発性の低い溶媒は、触れた時にスティックに粘着性の感触を与え
る傾向があることから、皮膚に用いた場合に粘着感やひきずり感を与える。
それは受け入れられていない。現在市場に出回っている制汗剤スティック製品は
、制汗剤活性成分が粒子状物の形で分散している懸濁液スティックであるか、あ
るいは透明であるが皮膚に使用すると粘着感やひきずり感を生じる傾向があり得
る構造化単一相に制汗剤活性成分を溶かした溶液スティックのいずれかである。
ジリデンソルビトールはいずれも、ゲル化可能であることから少なくとも一部の
疎水性で水非混和性の有機液体を構造化する化合物の例である。ただしジベンジ
リデンソルビトールは、酸性水相が存在する場合には、急速に加水分解されるこ
とから有機液体を構造化しない。本発明者らは現在、それら化合物が、分岐した
り相互に結合するように思われ、液体全体に広がることで剛性を与える網目状繊
維を形成することで機能すると考えている。ゲルが融解すると、その繊維は液体
に溶ける。
成分の水系溶媒溶液である構造化乳濁液である制汗剤組成物に関するものである
。
な組成物を構造化できることを見出した。
物とは対照的に、皮膚または衣類への堆積物(材料が偶発的に塗られた場合)が
目立たないという利点を有する。
には、 ・組成物の満足できる硬度、 ・ユーザーが皮膚に用いた場合の満足できる感触 がある。
含有する15〜75重量%の連続相、 ii)水溶性溶媒を含有していても良い制汗剤活性成分の水溶液である25〜
85重量%の分散相 を含む構造化乳濁液である制汗剤組成物であって、 前記1以上の構造化剤が10000未満の分子量を有し、液体担体中に網目状
繊維を提供し、制汗剤組成物中の1重量%〜20重量%、好ましくは1重量%〜
15重量%の量で存在する制汗剤組成物を提供する。
を果たす。組成物全体の15%を超えない十分な量で使用すると、少なくともあ
る限られた時間にわたり、自体の形状を維持するだけの剛性を有する組成物を構
成することができる。
して存在すると考えられる。この繊維またはストランドは、分岐したり相互に結
合しているように思われる。ゲルをゲル融解温度まで加熱すると、構造剤ストラ
ンドが液相中で溶ける。
性を有する組成物である。そのような組成物の硬度は、以下に詳細に記述するよ
うな方法で硬度計を用いて測定することができる。
を含有させることが好ましい。シリコーンオイルの量は、組成物の少なくとも1
0重量%および/または水非混和性担体液体の少なくとも40重量%であること
ができる。
る。エタノールまたは蒸気圧が1.3kPa(10mmHg)より高い1価アル
コールの含有量は、組成物の15重量%、より好ましくは8重量%を超えないこ
とが好ましい。
不透明白色の堆積物を生じるものであり、好ましくは低濃度に維持するか含有さ
せない。
えるように製剤することができ、これらは2つの利点を有する。それは皮膚上へ
の肉眼で見える堆積物を回避することで役立ち、さらにユーザーはスティック自
体から、この場合にそれが当てはまることを知ることができる。
、2つの基準を満足するよう組成物を製剤することで得られることを見出した。
第1の基準は、分散相と連続相(水非混和性担体液体とその液体に含まれる構造
化剤からなる)を、それらの屈折率が一致するように製剤しなければならないと
いうものである。連続相の屈折率は、その中の水非混和性担体液体の屈折率に近
いものである。組成物を通る良好な光透過を得るには、水非混和性連続相の屈折
率と分散相の屈折率が0.003単位、好ましくは0.002単位内で一致しな
ければならない。
しなければならないというものである。必要とされる一致の近さは、使用される
構造化剤によって決まる。構造化剤の屈折率は、以下に詳細に説明する試験組成
物を作ることで測定することができる。そのような研究からさらに、液体の屈折
率をどの程度構造化剤に近づけなければならないかも明らかになる。
れることになろう。その容器は従来型のものであることができる。
取り出し容器;前記容器内内容物を前記1以上の開口に送る手段;ならびに前記
容器に入った本発明の第1の態様の組成物を含む制汗剤製品を提供するものであ
る。好ましくは本発明の組成物は、組成物スティックの端部が使用時に露出する
開放端を有する取り出し容器にスティック製品として収納されるだけの剛性を有
する。
を可能とすることで製造することができる。
の製造方法であって、必ずしも順序を問わず、 ・構造化剤を水非混和性液体担体に組み込む段階; ・水溶性溶媒と混和されていても良い制汗剤活性成分の水溶液である分散性液
相と前記液体担体とを混和する段階; ・前記液体担体またはそれを含む混合物を、前記構造化剤が水非混和性液体担
体中で可溶となる高温まで加熱する段階 を有し、その後に、 ・好ましくは取り出し容器である鋳型中に前記混合物を入れる段階;次に、 ・前記混合物を冷却または放冷して、それが増粘または固化する温度とする段
階 を有してなる方法が提供される。
って、制汗剤活性成分、水非混和性液体担体およびそのための構造化剤を含有す
る本発明の第1の態様による組成物を皮膚に局所投与する段階を有する方法が提
供される。
制汗剤活性成分の水溶液を含むものである。
可能性および好ましいものとともに以下で説明する。
繊維またはストランドを形成することによって、水非混和性の炭化水素および/
またはシリコーンオイル類などの疎水性有機液体をゲル化する能力を有すること
が知られている。そのような材料は一般に、8を超える反復単位または1000
0を超える分子量を有するポリマーではなく、非ポリマー性であって、分子量1
0000以下のモノマーまたはダイマーである。
”Low Molecular Mass Gelators of Organic Liquids and the Properties of t
heir Gels”, Chem. Rev., 97, 3133-3159 (1997))およびテレク(I. D. Robb,
Blackie Academic Professional, 1997編集による著作「Specialist surfactan
ts」の第8章「Low-Molecular weight Organogelators」)が総覧を行っている
。
得ることができ、その液体は可動性かつ注ぎ出し可能である。 ・構造化液体は剪断力や応力を受けると可動性が高くなる。 ・剪断力を受けた液体が研究室室温で静置された場合、たとえごく部分的に回
復が認められることがあったとしても、その構造は24時間以内には自然には回
復しない。 ・構造化剤が液体中の溶液となる温度まで再加熱し、それを研究室室温まで再
冷却することで、その構造を回復することができる。
相互作用によって働くように思われる。そのような構造化剤は、ゲル化液体全体
に広がる網目状のストランドまたは繊維を形成することで働く。場合によっては
その繊維は電子顕微鏡で観察することができる。ただしそれ以外の場合には、好
適な検体の調製が実際には困難であるために、存在すると考えられる繊維の観察
ができない。観察される場合、ゲル中の繊維は一般に薄く(直径0.5μ未満、
多くの場合0.2μ未満)、多くの分岐や相互結合を有するように思われる。
肉眼で見える結晶と同じ多形体である場合があるか、そうではない場合がある。
(Terech et al., ”Organogels and Aerogels of Racemic and Chiral 12-hydr
oxy octadecanoic Acid”, Langmuir Vol 10, 3406-3418, 1994)に記載の12
−ヒドロキシステアリン酸である。この材料は味の素から、そしてカスケム(Ca
schem)からも市販されている。
たはアミド類を用いてゲル化を起こすことができることを記載しているいくつか
の文書の一つである。そのようなエステルを形成するのに使用されるアルコール
またはそのようなアミドを形成するのに使用されるアミンは、炭素数22以下の
脂肪族、脂環式または芳香族基を含むことができる。その基が脂肪族である場合
、それは好ましくは3以上の炭素原子を有する。脂環式基は好ましくは5以上の
炭素原子を含み、アダマンチルなどの固定環系であることができる。
られている。本発明者らは、それらが繊維性の網目を形成することでそのような
働きをすることを確認している。それについては米国特許3969087号に記
載されている。N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ−n−ブチルアミドが、G
P−1という名称で味の素から市販されている。
載の二塩基および三塩基カルボン酸のアミド誘導体、特にはアルキルN,N’ジ
アルキルコハク酸イミド類である。
もしくはジルコニウム塩の沈殿を形成し得るカルボン酸基を含まないことが望ま
しい。
好ましい。
ン酸のアミド類および上記のコハク酸アミド類が興味深い。
の組合せである。
のである。
岐の脂肪族飽和もしくは不飽和炭化水素基を表す。Rは望ましくは、1〜20個
の炭素、好ましくは4〜14個の炭素を含む。
ヒドロコレステロールなどのそれの水素化誘導体、あるいはそれらの2以上の混
合物を用いることが特に好適である。特に好ましいステロールはβ−シトステロ
ールである。
ルと称される場合があるオリザノールである。
には6:1〜1:4の範囲で、好ましくは3:1〜1:2の範囲で選択されるモ
ル比で使用される。そのようなモル比範囲内、特には前記の好ましい範囲内で2
系構成成分を用いることで、それら成分の相互の重なりが促進され、結果的に製
剤を容易に構造化することができる網目の形成が促進される。
、セロビオースおよび好ましくは炭素原子数6〜16、特には炭素原子数8〜1
0もしくは11の脂肪酸のエステルである。好ましくはセロビオースは完全にエ
ステル化されているか、ほとんどエステル化されており、α−アノマー型である
。 α−アノマー型でのそのような化合物の構造は下記式の通りである。
ら、アシル基が有する炭素原子数は6〜13である。特に好ましいアシル基は、
炭素原子数7〜10の直鎖アルキル鎖を有するものであり、従ってオクタノイル
、ノナノイル、デカノイルまたはウンデカノイルである。
が大きさおよび構造において類似していることが好ましい。そこで、全てのアシ
ル基が脂肪族であって、アシル基の少なくとも90%が、範囲内での短い鎖長と
長い鎖長の差が炭素原子2個以下であるような範囲内の鎖長、すなわち平均アシ
ル鎖長mが7〜10または11の範囲の値を取る場合に炭素原子数m−1〜m+
1の範囲の長さを有することが好ましい。これらアシル基の市販の供給原料には
、大部分のものとは異なり直鎖ではなく分岐を有する場合のあるアシル基が低い
パーセントで含まれる可能性が高い。そこで、アシル基の90%超で100%未
満が炭素原子数m−1〜m+1の範囲の鎖長という望ましい基準を満足する可能
性が高い。
おける炭素原子数は偶数である可能性が高いか、あるいは原料として石油から合
成的に誘導することができ、その場合には奇数および偶数の両方の鎖長を得るこ
とができる。
、タカダらの報告がある(Takada et al., Liquid Crystals, (1995) Volume 19
, pp.441-448)。その論文には、無水トリフルオロ酢酸とともにアルカン酸を用
いるβ−セロビオースのエステル化によるオクタアルカン酸セロビオースのα−
アノマーの製造方法が記載されている。
は以下の一般構造式(T1)を有する。
それぞれ炭素原子数6以上のヒドロカルビル基であり;mは2〜4、好ましくは
2である。
ことが好ましい。
カルボニルである。基QおよびQ1は同一でなくても良いが、多くの場合互いに
同一である。
ールの誘導体1,2,3,4−テトラヒドロキシブタンであり、mが2であって
YおよびY1がカルボニル基である場合、化合物は酒石酸のジエステルである2
,3−ジヒドロキシブタン−1,4−ジオン酸である。
たはそれより好ましくないが何らかの他の芳香族であることができる。従ってQ
およびQ1は下記の基であることができる。
0である。
キシ、水酸基、ハロゲンまたはニトロから選択される1以上の基で置換されてい
る。
あることができる。そこで、これらの構造化剤の好ましい形態における式は下記
式として与えることができる。
原子数1〜18の脂肪族炭化水素鎖であり; X2〜X5はそれぞれ独立に、H、Cl、Br、F、OH、NO2、OCH3 またはCH3である。
、m=2であり、YおよびY1が同一であり、QおよびQ1が同一である場合、
その化合物は、R,RおよびS,S光学活性型ならびに光学的に不活性なR,S
型として存在する。光学活性のR,RもしくはS,S型あるいはこれら2種類の
混合物(ラセミ混合物であることができる)を用いることが好ましいと考えられ
る。
合物の合成は科学文献に記載されており、その文献においてその化合物は本発明
とは関係のない目的用の中間体として使用されている。そのように、トレイトー
ル誘導体の合成については、 Kataky et al., J. Chem. Soc. Perkin Trans. vol.2, p.321 (1990); Tamoto et al., Tetrahedron Vol.40, p.4617 (1984)および Curtis et al., J. C. S. Perkin I Vol.15, p.1756 (1977) に記載がある。
量%以下になると考えられ、その相の1%もしくは2%〜16%もしくは20%
となる可能性がさらに高い。以下の実施例では、4.8%以上16%以下の量が
共通して用いられる。組成物全体のパーセントとしての量は、1%から20%以
下、恐らくは1〜12%または15%である。
用する場合、上記のパーセントは構造化剤総量に適用される。
混和性である1種類の材料または材料混合物を含むものである。担体液体混合物
全体が水と非混和性である場合、何らかの親水性液を担体に含有させることがで
きる。一般にその担体は15℃以上で液体(構造化剤非存在下で)であることが
望ましい。担体は若干の揮発性を有することができるが、それの蒸気圧が25℃
で4kPa(30mmHg)未満であることにより、その材料をオイルまたはオ
イル混合物を呼べるものとする。より具体的には、疎水性担体液体の80重量%
以上が、25℃で4kPaというその値を超えない蒸気圧を有する材料からなる
ことが望ましい。
含むことが好ましい。「揮発性」として分類するためには、そのような材料は、
20℃または25℃で測定可能な蒸気圧を持たなければならない。代表的には揮
発性シリコーンの蒸気圧は、25℃で1または10Pa〜2kPaの範囲にある
。
感触を与えることから、揮発性シリコーンを含有させることが望ましい。
ることができる。好ましい環状シロキサン類には、ポリジメチルシロキサン類な
どがあり、特にはケイ素原子数3〜9個、好ましくはケイ素原子数7個以下、最
も好ましくはケイ素原子数4〜6個(別名でシクロメチコン類と称される場合が
多い)のものなどがある。好ましい直鎖シロキサン類には、ケイ素原子数3〜9
個のポリジメチルシロキサン類などがある。揮発性シロキサン類自体は通常、1
0−5m2/秒(10センチストーク)以下、特には10−7m2/秒(0.1
センチストーク)超の粘度を示し、直鎖シロキサンは通常、5×10−6m2/
秒(5センチストーク)以下の粘度を示す。揮発性シリコーンはさらに、1以上
の懸垂基−O−Si(CH3)3基によって置換された上記の直鎖または環状シ
ロキサン類などの分岐、直鎖または環状シロキサン類を含むこともできる。市販
のシリコーンオイルの例としては、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporat
ion)からの等級名344、345、244、245および246を有するオイ
ル類;ユニオン・カーバイド社(Union Carbide Corporation)からのシリコー
ン7207およびシリコーン7158;ジェネラル・エレクトリック社(Genera
l Electric)からのSF1202などがある。
性シリコーンオイルを含むことができ、それにはポリアルキルシロキサン類、ポ
リアルキルアリールシロキサン類およびポリエーテルシロキサン共重合体などが
ある。それらは好適には、ジメチコンおよびジメチコン・コポリオール類から選
択される。市販の非揮発性シリコーンオイルには、ダウ・コーニング556およ
びダウ・コーニング200シリーズなどがある。
ことができる。好ましくは組成物全体の10重量%以上、より好ましくは15重
量%以上を与えるだけの液体シリコーンを存在させる。シリコーンオイルを用い
る場合、揮発性シリコーンは好ましくは、水非混和性担体液体の30重量%もし
くは40重量%から100重量%以下の範囲で存在させる。多くの場合、非揮発
性シリコーンオイルが存在する場合、それの揮発性シリコーンオイルに対する重
量比は1:3〜1:40の範囲で選択される。
まない疎水性液体を用いることができる。組み込むことができるケイ素を含まな
い疎水性有機液体には、多くの場合低粘度を得るために選択される鉱油または水
素化ポイリイソブテンなどの液体脂肪族炭化水素類などがある。液体炭化水素の
さらに別の例としては、ポリデセンならびに炭素原子数10以上のパラフィン類
およびイソパラフィン類がある。
エステル類は1以上の長鎖アルキル基を有し、例えばC8〜C22アルカン酸ま
たはC6〜C10アルカン二酸でエステル化されたC1〜C20アルカノール類
から誘導されるエステル類などがある。アルカノール部分および酸部分またはそ
れらの混合物は好ましくは、それらがそれぞれ20℃以下の融点を有するように
選択する。それらのエステルには、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ラ
ウリル、パルミチン酸イソプロピル、セバシン酸ジイソプロピルおよびアジピン
酸ジイソプロピルなどがある。
香酸脂肪族アルキル類などがある。そのようなエステルの例としては、好適な安
息香酸C8〜C18アルキル類またはそれらの混合物などがある。
テル類のようなミリスチルエーテル誘導体などの1以上の脂肪族アルコールから
誘導される液体脂肪族エーテル類またはPPG−14ブチルエーテルなどのポリ
グリコール類の低級アルキルエーテル類などがある。
を用いる際に肉眼で見える白色堆積物を生じることから、好ましくは存在しない
か、あるいは組成物全体の5重量%未満などの低濃度で存在する。
それには、イソステアリルアルコールおよびオクチルドデカノールなどの炭素原
子数10以上の分岐アルコール類などがある。
体中でごく少量存在させる。従って好ましくは、その液体または液体混合物は、
水混和性化合物である構成要素をそれ自体の重量の10%以下、さらに良好には
5%以下で含有する。
リコーンオイルが存在することが好ましく、ケイ素を含まない構成要素の量は、
担体液体の好ましくは50または60%以下、多くの場合10重量%または15
重量%から50重量%または60重量%以下を構成することが好ましい。
は担体液体の70重量%を超えないようにすることが適切である。20重量%、
20重量%または35重量%以下の範囲の比較的少量が適切である。
可溶性であるか逆に非常に不溶性である場合、ゲルを形成しない場合があり、担
体液体を改質してその極性を変えなければならない。
ある。その分散相は溶媒としての水を含み、水以外に1以上の水溶性または水混
和性液体を含むことができる。
るC1〜C4などの短鎖1価アルコール類、特にはエタノールまたはイソプロパ
ノールを含む。さらに別の種類の親水性液体には、好ましくは融点40℃以下の
、あるいは水混和性のジオール類または高アルコール類などがある。1以上の遊
離水酸基を有する水溶性または水混和性液体の例としては、エチレングリコール
、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレング
リコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−エトキシエタ
ノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテルおよびソルビトールなどがある。特に好ましいものとしてはプ
ロピレングリコールおよびグリセリンである。
好ましくは25もしくは35%〜50%もしくは65%を構成し、構造化剤を含
む連続相は組成物の15重量%もしくは35重量%〜75重量%という残部を構
成する。分散相の割合が高いと硬度への寄与があり得ることから、分散相の割合
が高い、すなわち分散相が65〜85%である組成物が有利である場合がある。
本発明による乳濁液中の水の割合は多くの場合、製剤全体の60%以下、特には
10%〜40%もしくは50%の範囲で選択される。
チオン系、両性イオン系および/またはノニオン系界面活性剤であることができ
る。組成物中の乳化剤の割合は組成物の10重量%以下であることが多く、多く
の場合で0.1もしくは0.25〜5重量%である。最も好ましくは、0.1も
しくは0.25〜3重量%である。ノニオン系乳化剤は非常に多くの場合、HL
B値によって分類される。総HLB値が2〜10、好ましくは3〜8の範囲にあ
る乳化剤または乳化剤混合物を用いることが望ましい。
を用いることが簡便な場合がある。適切な比率で2種類の乳化剤を併用すること
で、乳濁液形成を促進する加重平均HLBを得ることが容易となる。
場合オキシエチレン単位2〜80個、特には5〜60個を含む場合ことが多いポ
リオキシエチレン部分を有するノニオン系のエステルまたはエーテル系乳化剤で
あるか、及び/又は親水性部分としてグリセリンもしくはソルビトールその他の
アルジトールなどのポリヒドロキシ化合物を含む。親水性部分はポリオキシプロ
ピレンを含むことができる。乳化剤はさらに、通常は炭素数約8〜50、特には
炭素数10〜30の疎水性アルキル、アルケニルまたはアラルキル部分を含む。
疎水性部分は直鎖または分岐であることができ、多くの場合飽和であって(ただ
し、不飽和であることができる)、フッ素化されていても良い。疎水性部分は、
例えば獣脂、ラード、パーム油、ひまわり種子油または大豆油から誘導されるも
のなどの鎖長の混在するものであることができる。そのようなノニオン系界面活
性剤はまた、グリセリンもしくはソルビトールその他のアルジトール類などのポ
リヒドロキシ化合物から誘導されるものであることができる。乳化剤の例として
は、セテアレス(ceteareth)−10〜−25、セテス(ceteth)−10−25
、ステアレス(steareth)−10−25(すなわちエチレンオキサイド残基10
〜25個でエトキシ化されたC16〜C18アルコール類)およびPEG−15
−25ステアリン酸化合物またはジステアリン酸化合物などがある。他の好適な
例には、C10〜C20脂肪酸モノ、ジまたはトリグリセリド類などがある。さ
らに別の例としては、ポリエチレンオキサイド(EO 8〜12個)のC18〜
C22脂肪族アルコールエーテル類などがある。
、グリセリン、ソルビトール、エリスリトールまたはトリメチロールプロパンな
どの多価アルコールの脂肪酸モノもしくは可能であればジエステルがある。脂肪
族アシル部分は多くの場合C14〜C22であり、多くの場合飽和であって、セ
チル、ステアリル、アラキジルおよびベヘニルなどがある。例としては、パルミ
チン酸またはステアリン酸のモノグリセリド類;ミリスチン酸、パルミチン酸ま
たはステアリン酸のソルビトールモノもしくはジエステル類;ならびにステアリ
ン酸のトリメチロールプロパンモノエステル類が挙げられる。
ルキレン変性ジメチルポリシロキサン類などがある。ポリオキシアルキレン基は
多くの場合、ポリオキシエチレン(POE)もしくはポリオキシプロピレン(P
OP)またはPOEとPOPの共重合体である。これら共重合体は多くの場合、
C1〜C12アルキル基を末端とする。
lacel;登録商標)、ブリジ(Brij;登録商標)、クレモホル(Cremophor;登録
商標)、デヒドロール(Dehydrol;登録商標)、デヒムルス(Dehymuls;登録商
標)、エメレスト(Emerest;登録商標)、ラメフォーム(Lameform;登録商標
)、プルロニク(Pluronic;登録商標)、プリソリン(Prisorine;登録商標)
、クエストPGPR(Quest PGPR;登録商標)、スパン(Span;登録商標)、ツ
イーン(Tween;登録商標)、SF1228、DC3225CおよびQ2−52
00などの多くの商品名で広く市販されている。
〜30重量%もしくは40重量%、特には5もしくは10重量%〜30もしくは
35重量%の量で組み込む。
され、それには特にはアルミニウム塩、ジルコニウム塩およびアルミニウム/ジ
ルコニウム混合塩などがあり、その塩には無機塩、有機アニオンとの塩および錯
体などがある。好ましい収斂剤塩類には、ハロゲン化アルミニウム、ジルコニウ
ムおよびアルミニウム/ジルコニウムならびにクロロハイドレート類などのハロ
ハイドレート塩類などがある。
範囲で可変であり、x+y=6であり、wH2Oは可変の水和量を表す。活性化
アルミニウムクロロハイドレート類と称される特に有効なアルミニウムハロハイ
ドレート塩類がEP−A−6739(Unilever NV et al.)に記載されており、
その明細書の内容は引用によって本明細書に含まれる。活性化塩の中には、水存
在下ではその高い活性を持たないが、実質的に無水の製剤、すなわち明瞭な水相
を含まない製剤では有用なものがある。
wH2Oによって表すことができ、式中zは0.9〜2.0の範囲で可変であっ
て2n−nzがゼロまたは正となるようにするものであり、nはBの価数であり
、Bは塩素、他のハライド、スルファメート、サルフェートおよびそれらの混合
物からなる群から選択される。可変の程度までの可能な水和は、wH2Oによっ
て表される。好ましくは、Bは塩素を表し、可変のzは1.5〜1.87の範囲
にある。実際にはそのようなジルコニウム塩は通常、それ自体では使用されず、
組み合わせたアルミニウムおよびジルコニウムに基づく制汗剤の成分として用い
られる。
は結合水を有することができ、及び/又はポリマー性の化学種、混合物または錯
体として存在することができる。詳細にはジルコニウムヒドロキシ塩は多くの場
合、各種量の水酸基を有する広範囲の塩を表す。
れる。
用いることができる。その錯体は多くの場合、カルボキシレート基を有する化合
物を用いており、有利にはそれはアミノ酸である。好適なアミノ酸の例には、d
l−トリプトファン、dl−β−フェニルアラニン、dl−バリン、dl−メチ
オニンおよびβ−アラニンなどがあり、好ましくは式CH2(NH2)COOH
を有するグリシンである。
ドレート類およびジルコニウムクロロハイドレート類の組合せとグリシンなどの
アミノ酸類との錯体を用いることが非常に好ましい。これらAl/Zr錯体のあ
る種のものは一般に、文献でZAGと呼ばれている。ZAG活性成分はアルミニ
ウム、ジルコニウムおよび塩素を含み、Al/Zr比は2〜10、特には2〜6
の範囲であり、Al/Cl比は2.1〜0.9であり、グリシン量は可変である
。この好ましい種類の活性成分は、ウェストウッド(Westwood)、サミット(Su
mmit)およびリーハイス(Reheis)から入手可能である。
の収斂剤チタン塩類などがある。
水および錯化剤の重量が含まれる。しかしながら、活性塩が溶液である場合、そ
れの重量は存在する水を除外したものである。
10%もしくは20%から55%もしくは60%以下を占める。
などがある。好適な脱臭剤活性成分は、脱臭上有効な濃度の制汗剤金属塩、脱臭
芳香剤(deoperfume)および/または殺細菌剤を含む殺菌剤を含むことができ、
それにはビグアニド誘導体などの塩素化芳香族化合物があり、その中でもイルガ
サン(Irgasan)DP300(登録商標)(トリクロサン(Triclosan))、トリ
クロバン(Tricloban;登録商標)およびクロルヘキシジン(Chlorhexidine)と
称されるものが特に言及すべきものである。さらに別の種類には、コスモジル(
Cosmosil;登録商標)の商品名で入手可能なものなどのビグアニド塩類などがあ
る。
ら製剤を除去する上で役立つウォッシュオフ(wash-off)剤などがある。そのよ
うなウォッシュオフ剤は代表的には、C8〜C22アルキル部分及び、ポリオキ
シアルキレン基(POEもしくはPOP)および/または多価アルコールを含む
ことができる親水性部分を有するエステルまたはエーテル類などのノニオン系界
面活性剤である。
ような構造化剤の例には、ポリマー性ロウならびにビニル末端ポリシロキサンお
よび架橋剤の反応生成物などの有機ポリシロキサンエラストマー類あるいはアル
キルもしくはアルキルポリオキシアルキレン末端ポリ(メチル置換)またはポリ
(フェニル置換)シロキサン類などがある。二次構造化剤として使用が可能であ
ると考えられるシロキサン基および水素結合基の両方を有するポリマーがWO9
7/36572およびWO99/06473に開示されている。多くのポリアミ
ド類も、疎水性液体用構造化剤として開示されている。ポリアクリルアミド類、
ポリアクリレート類またはポリアルキレンオキサイド類を用いて、分散相が水系
である場合には、その相を構造化または増粘することができる。
の化粧品補助剤を含有することができる。そのような化粧品補助剤には、例えば
約10%以下の量でのタルクもしくは微粉砕ポリエチレンなどの皮膚感触改良剤
;例えば約5%以下の量でのアラントインまたは脂質などの皮膚補助剤(skin b
enefit agent);着色剤;多くの場合2%以下の量でのメントールおよびメント
ール誘導体などの上記のアルコール類とは異なる皮膚冷却剤などがある(これら
のパーセントは組成物の重量基準である)。一般に使用される補助剤は香料であ
り、それは通常0〜4%の濃度で存在させ、多くの製剤では組成物の0.25〜
2重量%で存在させる。
きる。それを行うために、水非混和性連続相および極性もしくは水系分散相の屈
折率を互いに一致させ、それらが一致する屈折率値も構造化剤の屈折率とほぼ一
致していなければならない。
くのオイルまたはオイル混合物をゲル化することで決定される。得られるゲルが
透明である場合、オイルまたはオイル混合物の屈折率(従来の測定によって求め
ることができる)は、構造化剤の屈折率にかなり近い。オイルまたはオイル混合
物は、構造化剤によって良好にゲル化して妨害効果を回避するものから選択しな
ければならない。ゲルが透明でなく半透明である場合、それは構造化剤の屈折率
に正確に一致しない屈折率を意味していることから、半透明性を失わずに耐容可
能な程度の不一致を示している。液相の一致した屈折率は、構造化剤の屈折率の
下0.07単位以内かつ上0.04単位以内となると考えられる。
つか挙げると以下のものがある。
(屈折率約1.48)および/または ・パーソル(Parsol)MCXとして入手可能なメトキシケイ皮酸オクチル(屈
折率約1.54)、 ・ポリフェニルシロキサン(DC70)(屈折率約1.53)。
1.49の範囲の屈折率を有し、単独でまたは混合で用いて、その範囲の屈折率
を有するケイ素を含まない担体液体を得ることができる。揮発性シリコーンオイ
ルは22℃で1.40より若干低い屈折率を有するが、揮発性シリコーンと他の
オイルを混合することで、1.41〜1.46の範囲の屈折率を有する担体液体
混合物を得ることができる。非揮発性シリコーンオイルは22℃で1.45〜1
.48の範囲の屈折率を有することから、所望に応じて含有させることができる
。
屈折率に非常に近い。
折率を示す。その屈折率は、水溶液にジオールまたは多価アルコールを組み込む
ことで上昇させることができる。極性分散相の屈折率を連続相内の構造化剤網目
の屈折率と一致させることは新規であると考えられる。さらに、組成物を過度に
粘稠性とするほどジオールや多価アルコールを用いることなくそれを得ることが
できる。
リングして、バッチ間変動を検出することが望ましいと考えられる。必要に応じ
て、液相の組成は構成成分材料の量を変動させることで調節することができる。
きる。軟固体であってもそれ自体の形状を保持する能力を有しており、例えばそ
れを剪断力を加えずに鋳型から取り出せば、それは約20℃で少なくとも30秒
間、通常はそれより長い間にわたってそれの形状を維持する。
れ、その容器は組成物取り出しのための1以上の開口と、取り出し開口の方向に
容器中の組成物を押し出す手段を有する。従来の容器は断面が卵形の樽形状を有
し、取り出し開口が樽形状の一端に設けられている。
たとしても手の圧力によって変形しないように思われる程度の剛性を有し、ステ
ィックの形でのある量の組成物が、組成物のスティックの先端部分が露出して使
用できるようになっている開放端を有する樽型容器内に収納されたスティック状
製品としての使用に好適である。樽の他方の端部は閉じている。
もしくはピストンと称されることがあり、樽に沿って相対的に軸方向の運動を行
うことができる構成部品を有する。組成物スティックは、ピストンと樽の開放端
の間の樽部分に収納されている。ピストンを用いて、樽方向に組成物スティック
を押し出す。ピストンおよび組成物スティックは、指や樽内に挿入されたロッド
を用いてピストン下部に手動で圧力を加えることで、樽方向で軸方向に移動させ
ることができる。別の可能性としては、ピストンに取り付けられたロッドを樽内
の1個または複数個の溝を通って突出させ、それを用いてピストンおよびスティ
ックを動かすというものである。好ましくは容器には、ピストンを動かす移動機
構であって、軸方向に延びてピストンの相応にネジ切りされた開口を通ってステ
ィック中に入っているネジロッドおよび樽に取り付けられたロッド回転手段も有
する。簡便にはロッドは、樽の閉鎖端、すなわち取り出し開口とは反対の端部で
樽に取り付けられたハンドルによって回転される。
る場合には、開放端ではなく閉鎖部を有し、その閉鎖部が樽から組成物を押し出
すことができる1以上の開口を有する樽から取り出すのにさらに適している。そ
のような開口の数および設計は、包装設計者の裁量に委ねられる。
レンなどの熱可塑性材料製である。好適な容器(そのうちの一部にはさらなる特
徴がある)についての説明は、米国特許4865231号、5000356号お
よび5573341号にある。
きる。組成物が比較的柔らかい固体である場合、それは硬度計プローブに対する
抵抗を実質的に持たないものとして観察される。
いるセータ(Seta)ロウ針(重量2.5g)を取り付けたラブプラント(lab pl
ant)PNT硬度計を利用するというものである。上面が平坦な組成物サンプル
を用いる。針を下げて組成物表面上に当ててから、ホルダー付きの針を、貫入深
さが記録されてから5秒間にわたって50gの総重量(すなわち針とホルダーの
合計重量)下で下降させることで、貫入硬度測定を実施する。
のような性質の試験を利用すると、開放端取り出し容器で使用する場合の適切な
硬度は、この試験で30mm未満、例えば2〜30mmの範囲の貫入である。好
ましくは貫入は、5mmから20mmの範囲である。
行った。スティックは巻き取って、樽の開放端から突出するようにし、それから
切り取ることで平坦で均一な表面を得た。針を注意深くスティック表面まで下降
させてから、貫入硬度測定を実施した。この工程を、スティック表面上の6個の
異なる点で実施した。引用の硬度読み取り値は、6回測定の平均値である。
できる。その試験装置は、制御された速度で尖っていないプローブをサンプルか
ら出し入れし、同時に加わった力を測定することができる。硬度として測定され
るパラメーターは、ピーク力および押し込み部の投影面積の関数である。
ro systems)TA.XT2iテクスチャー分析装置(Texture Analyser)を用い
た。直径9.5mmの金属半球をテクスチャー分析装置の5kg負荷セルの下部
に取り付けて、装置の底板上でセル下に配置されたサンプルを押し込むのに用い
ることができるようにした。サンプルの位置決めを行った後、半球がサンプル表
面の直上に来るまで半球の位置を調節した。テクスチャーエキスパートエクシー
ド(Texture Expert Exceed)ソフトウェアを用いて、試験法で用いるその後の
運動プロファイルを得た。このプロファイルは最初に、サンプル中への貫入距離
が半球の半径未満となるように選択された指定の力に達するまで、押し込み速度
0.05mm/sでサンプルに半球を押し込んだ。その負荷で、半球の運動方向
を真反対に逆転させて、同じ0.05mm/sでサンプルから半球を引き抜いた
。その試験の途中で、取得したデータは時間(秒)、距離(mm)および力(N
)であり、データ獲得速度は25Hzであった。
いは15mLのガラスジャーに入れた。樽サンプルの場合、樽の縁から上に突出
するまでスティックを巻き取ってから、ナイフを用いて、平坦な均一表面が得ら
れるような形で樽の上部を切り取った。次に、スティックをできるだけ樽中に押
し戻して、包装中でのネジ機構のコンプライアンスによって生じる機械的妨害を
低減するようにした。ネジの両側で2回の押し込みを行った。15mLジャー中
のサンプルでは、表面貫入は必要なく、1回の押し込み試験を行えるだけの表面
積だけがあった。
理し、それを用いて、以下の式により硬度Hを計算した。
面積である。この面積は、プラスチック押し込み深さから幾何学的に計算するこ
とができる。それは、サンプルの弾性変形のために、負荷下に測定される総貫入
深さよりわずかに小さい。プラスチック押し込み深さは、未負荷力と総貫入深さ
のグラフから計算される。この未負荷データの初期勾配は、サンプルの初期弾性
回復によって決まる。プラスチック押し込み深さは、ゼロ力軸と未負荷曲線の初
期部分に対して接線で引いた直線との間の切片から推算される。
置(Instron Universal Testing Machine)(5566型)を用いても行い、デ
ータ解析を同様に行った。
合に(スティック製品をヒト皮膚に用いた状態を代表)、その表面上に送り出さ
れる組成物の量である。その堆積試験を実施するために、標準化した形状および
大きさを有する組成物のサンプルを装置に適合させ、その装置が標準化条件下に
試験表面を横断するようにサンプルを引く。 表面に移動した量を、使用した基質の重量増として求める。所望に応じてその後
、堆積物の色、不透明度または透明度を求めることができる。
にスティックから堆積物を塗布し、画像解析を用いて白色堆積物の平均レベルを
測定した。
アドライ(WetorDry;登録商標)カーボランダム紙)、 b:12×28cmの黒色ワーステッド(Worsted)ウールファブリック片。
ーム型上部表面に変わりがないものとした。
サイズのスティック樽を受けるための台を有するピラーがアームに取り付けられ
ており、そのアームは空気圧式ピストンによって基質を横断して水平方向に移動
可能である。
進めて、樽から所定量を突き出させた。樽を装置に入れ、標準化された力で基質
に対してスティックが偏るようにバネを配置した。装置を動作させて、スティッ
クを横方向に基質を8回横切らせた。基質を注意深く固定具から外し、再度秤量
した。
直に配置されたコスミカー(Cosmicar)16mm焦点距離レンズを搭載したソニ
ー(Sony)XC77白黒ビデオカメラを用いて行った。最初に、安定した光出力
が得られるだけの時間長さにわたって蛍光管を点灯させておいた後、基準灰色カ
ードを用いて装置の較正を行った。前記試験から堆積物を設けた布またはカーボ
ランダム紙をテーブル上に乗せ、カメラを用いて画像を撮影した。堆積物画像の
面積を、コントロン(Kontron)IBAS画像解析装置を用いて選択・解析した
。これによって画像を概念的に(notionally)大きい画素列に分割し、0(黒)
〜255(白)のスケールで各画素のグレーレベルを測定した。グレー強度の平
均を計算した。それは堆積物の白色度の尺度であり、値が大きいほど堆積物は白
いというものであった。低い値は透明な堆積物を示し、それによって基質の色を
見ることができると仮定した。上記のような方法で標準的なスティック組成物の
堆積を行い、対照として堆積物の白色度を測定することが望ましいことが認めら
れている。
ゲル不在下で透過する光のパーセントとして透過率を測定することで測定するこ
とができる。
サンプルを高温で4.5mLのポリメタクリル酸メチル(PMMA)製キュベッ
ト中に注ぎ込み、放冷して20〜25℃の室温とした。そのようなキュベットは
厚さ1cmの組成物を与える。測定は、キュベット中のサンプルを24時間保持
した後、分光光度計の参照ビームに同一であるが空のキュベットを用いて580
nmで行った。本発明者らは、この試験で1%という低い透過率を与える組成物
が肉眼で「半透明」と知覚されることを認めた。スティックを透過率3%の組成
物から作ると、サンプル表面の下に穴を開けることで作った中空部を見ることが
できる。対照のためステアリルアルコールを用いた従来のスティック構造物は不
透明度が高いために、その表面下を見ることはできない。20〜25℃のいずれ
かの温度で測定される透過率は十分に正確であるのが普通であるが、さらなる精
度が要求される場合には22℃で測定を行う。多くの好ましい実施例で本発明者
らは、20%以上の透過率を得ている。
合物を形成する段階、その混合物を取り出し容器の形を持っていても良い鋳型に
注ぐ段階、そして次に混合物を冷却して構造化剤を水非混和性液相中で固化させ
ることでその相と従って組成物全体をゲル化させる段階を行う方法によって製造
することができる。
を行う。それは通常、例えば50〜120℃の範囲の温度のように構造化剤全て
が溶けるだけの高温(溶解温度)で混合物を撹拌することで行われる。
の液体部分に制汗剤活性成分を導入することで、水系または親水性分散相を調製
する(時に必要な場合には、そのままで使用可能な水溶液で制汗剤活性成分を供
給することができる)。分散相となるこの制汗剤活性成分溶液は好ましくは、構
造化剤を含む連続相の温度と同様の温度まで、ただし溶液の沸点を超えないよう
に加熱し、次に連続相と混合する。別法として、混合物の温度を維持する速度で
溶液を導入する。必要に応じて、圧力装置を用いて比較的高温が得られるように
することが可能であると考えられる。2相を混合した後、得られた混合物をステ
ィック樽などの取り出し容器中に導入する。それは通常、組成物の硬化温度より
5〜30°高い温度で行う。次に、容器および内容物を室温まで冷却する。冷却
は、容器および内容物を放冷するだけで行うことができる。容器およびその内容
物に周囲空気または冷風を吹きつけることで冷却を促進することができる。
。温度はいずれも摂氏である。屈折率は22℃で測定した。
びDC345(ダウ・コーニング); 3)および4)非揮発性シリコーン液DC556およびDC710(ダウ・コ
ーニング); 5)ポリデセン(アルベマーレ(Albemarle)からのシルクフロ(Silkflo)3
64NF); 6)イソステアリルアルコール(ユニケマ(Unichema)からの略称ISA−プ
リソリン(Prisorine)3515); 7)安息香酸C12−15アルキル(フィンテックス(Fintex)からのフィン
ソルブ(Finsolv)TN); 8)鉱油(ダルトン(Dalton)からのシリウス(Sirius)M70); 9)ポリプロピレングリコール14ブチルエーテル(アマコール(Amercol)
からのフルイド(Fluid)AP); 10)ミリスチン酸イソプロピル(ユニケマからの略称IPM); 11)イソヘキサデカン(プレスパース(Presperse)社からのペルメチル(P
ermethyl)101A); 12)イソエイコサン(プレスパース社からのペルメチル102A); 13)セチル・ジメチコン・コポリオール(ティー・エッチ・ゴールドシュミ
ット(Th. Goldschmidt)からのエービル(Abil)EM90乳化剤); 14)C20〜C40アルコール類(ペトロライト(Petrolite)からのユニ
リン(Unilin)425); 15)Al/Zrのペンタクロロハイドレートの50%水溶液(ギウリニ(Gi
ulini)からのジルコナール(Zirkonal)50); 16)プロピレングリコール中のAl/Zrテトラクロロハイドレックス(Te
trachlorohydrex)グリシン錯体30%(ウェストウッド(Westwood)からのW
A2Z 8106); 17)Al/Zrテトラクロロハイドレックスグリシン錯体(サミットからの
AZG375); 18)グリセリン(アルドリッチ(Aldrich)から); 19)プロピレングリコール(ファイソンス(Fisons)から); 20)N−ラウリル−L−グルタミン酸ジ−n−ブチルアミド(味の素からの
GP1); 21)β−シトステロール(カウカス(Kaukas)からウルトラシトステロール
(ultrasitosterol)として販売); 22)β−シトステロール(アクロス・オーガニクス(Acros Organics)から
); 23)γ−オリザノール(ジャン・デッカー(Jan Dekker;英国)社から); 24)ジヒドロコレステロール(アクロス・オーガニクスから); 25)(R,R)−1,4−ジ−O−ベンジル−D−トレイトール(シグマ・
アルドリッチ(Sigma Aldrich)); 26)(R,R)−1,4−クロロベンジル−D−トレイトール(シグマ・ア
ルドリッチ); 27)ビス−フェニルプロピルジメチコン、非揮発性シリコーン液(GEシリ
コーンズ(GE Silicones)からのSF1555); 28)ポリリシノール酸ポリグリセリル(クエスト(Quest)PGPR); 29)1−オクチルドデカノール(ヘンケル/コグニス(Henkel/Cognis)か
らのオイタノール(Eutanol)G); 30)水素化ポリイソブテン(アモコ(Amoco)からのパナレン(Panalene)
−L−14E); 31)水素化ポリイソブテン(ファニング社(Fanning Corporation)からの
ファンコール(Fancol)800); 32)ポリグリセリル−3−ジイソステアレート(ヘンケル/コグニスからの
ラメフォルム(Lameform)TGI); 33)ポリグリセリル−2−ジポリヒドロキシステアレート(ヘンケル/コグ
ニスからのデヒムルス(Dehymuls)PGPH); 34)ポリα−オレフィン類(モービル・ケミカル(Mobil Chemical)からの
ピュアシン(Puresyn)4); 35)セテアレス(Ceteareth)20(ヘンケルからのオイムルギン(Eumulgi
n)B2)。
系界面活性剤)として機能するセチル・ジメチコン・コポリオールを含む他の有
機液体およびGP1構造化剤と混合した。混合物を緩やかに撹拌しながら120
℃の温度まで加熱して、構造化剤を溶解させた。それを次に放冷して100℃と
した。
ウム・ジルコニウム活性成分とした。この分散相を予備加熱して92℃とし、シ
ルバーソン(Silverson)混合機を用いて混合しながら、1分間かけて有機液体
にゆっくり加えた。添加終了後、製剤を比較的高速で5分間混合した。次に、撹
拌速度を低下させて1分間経過させ、その後混合物をスティック樽に注入し、外
乱なく放冷して研究室の室温とした。スティックについて、硬度計による試験、
ある場合にはテクスチャ分析装置による試験、ならびに堆積物の白色度に関して
前述の試験手順による試験を行った。 スティックが半透明であることが認められた。
イルと溶媒を組み合わせることで疎水相を調製し、乳化剤を導入し、シルバーソ
ン混合機で溶かした。オリザノール(ステロールエステル)を導入し、加熱およ
び500rpmでの撹拌によって溶解させた。オリザノールが完全に溶解したら
、ステロールを加え、混合物を再度加熱し、透明溶液が得られるまで撹拌した。
次に溶液を緩やかな撹拌下に、予備試験で求めたそれのゲル化点より約5〜10
°高い温度に達するまで放冷した。
した。それを、連続相溶液と同じ温度まで加熱した。
件に維持しながら、水相を疎水相にゆっくり導入した。水相が均等に分散するま
で、混合物を10分間以内で剪断した。得られた乳濁液を静置し、脱気した。次
にそれをスティック樽に注ぎ込み、放冷して研究室の室温とし、固化させた。得
られた多くのスティックについて、スティックを研究室室温で24時間以上維持
した後に、上記で記載の方法によって、貫入、堆積および白色度を評価した。
硬い白色スティックを与えた。定性的評価では、いずれも上記表の最後の欄とし
て示した15%ステアリルアルコールおよび3%カストルロウで構造化した従来
の白色固体スティック(cws)より皮膚上での白色堆積物の程度が低いことが
明らかになった。
)に記載の手順に従って、セロビオースをノナン酸でエステル化して、完全にエ
ステル化された生成物をそれのα−アノマーの形で得た。 以下の材料を使用した。
ック(Fisher Scientific)から入手した。
ランジポットに、無水トリフルオロ酢酸とともにノナン酸を入れた。得られた透
明混合物を撹拌しながら、シリコーンオイルおよび温度プローブを用いて100
℃まで加熱した。加熱時に、反応混合物の色が暗くなり、暗褐色の薄い色が生じ
るのが認められた。混合物を100℃で1時間撹拌後、固体粉末漏斗を用いてセ
ロビオースを暗活性化溶液に加えたところ、暗褐色懸濁液が形成されたが、それ
は10〜20分以内に再度溶解して、透明黒色溶液が生じた。
。次に、フラスコの内容物を、氷冷5リットルビーカーに入った10%脱イオン
水を含有するメタノール2リットルに移し入れた。直ちにオフホワイト固体沈殿
が溶液から析出し、それを濾過し、回収した。その粗固体をテトラヒドロフラン
/メタノール溶液から計4回再結晶して、白色固体生成物を得た。
オースを、31.5g(収率37%)の量で得た。それの融点は110℃であっ
た。赤外線スペクトラムは、1739cm−1にエステルカルボニル基の吸収ピ
ークを示した。遊離酸の量を、1705cm−1でのそれの吸収ピークから求め
ることができた。
%であることを示しており、α−およびβ−アノマーである生成物の割合が93
.5%α−アノマーであることを示した。
、不透明乳濁液スティックを製造した。
系界面活性剤)として機能するセチル・ジメチコン・コポリオールを含む他の有
機液体(存在する場合)と混合し、混合物を緩やかに撹拌しながら構造化剤の溶
解が認められた温度より5〜10℃高い温度まで加熱した。次に、エステル化セ
ロビオースを加え、溶解させた。
ルミニウム・ジルコニウム活性成分とした。この分散相を予備加熱してエステル
化セロビオースを含む有機オイルと同じ温度とし、シルバーソン混合機を用いて
混合しながら、1分間かけて有機オイルにゆっくり加えた。添加終了後、製剤を
比較的高速で5分間混合した。次に、撹拌速度を低下させて1分間経過させ、そ
の後混合物をスティック樽に注入し、外乱なく放冷して研究室の室温とした。ス
ティックについて、硬度計による試験、テクスチャ分析装置による試験、ならび
に堆積物の白色度に関して各場合について前述の試験手順による試験を行った。
いずれのスティックも不透明であった。ただし、ステアリルアルコールおよびカ
ストルロウで構造化された市販の白色スティックにおけるチョーク状白色外観は
なかった。
ティックを製造した。連続相および分散相の製剤は、表に示した値に非常に近い
一致を示す屈折率を持つように行った。これらのスティックについて前述の方法
に従って試験を行い、特性も以下の表に示してある。
系界面活性剤)として機能するセチル・ジメチコン・コポリオールを含む担体液
体と混合し、混合物を緩やかに撹拌しながら構造化剤が溶解するまで加熱した。
次に、温度を約90℃に調節した。
成分とし、追加の水で若干希釈した。この分散相を予備加熱して約90℃、すな
わち構造化剤を含む有機液体混合物と同じ温度とし、シルバーソン混合機を用い
て混合しながら、1分間かけてそれにゆっくり加えた。添加終了後、製剤を比較
的高速で5分間混合した。その後、混合物をスティック樽に注入し、外乱なく放
冷して研究室室温とした。スティックについて、硬度計による試験、テクスチャ
分析装置による試験、ならびに堆積物の白色度に関して各場合について前述の試
験手順による試験を行った。いずれのスティックも不透明であった。
ことが認められた。
応させることで相当するアミドに変換した。手順は以下の通りであった。
丸底フラスコに12−ヒドロキシステアリン酸(15.0g、4.75×10− 2 モル)を入れ、次にテトラヒドロフラン300mLを入れた。次にそれに、1
,1’−カルボニルジイミダゾール(8.9g、5.50×10−2モル)を加
え、反応液を40℃で1時間撹拌し、その後温度を40℃に維持しながら2時間
にわたってアンモニアガスを吹き込んだ。その後、反応液を冷却して室温とし、
テトラヒドロフランを減圧下に除去した。白色固体を水200mLで4回順次洗
浄し、濾過した。白色化合物を真空乾燥機で乾燥し、エタノールから再結晶して
白色固体を得た。
融点98〜99℃であり、その構造はプロトンNMRおよび赤外線スペクトル測
定によって確認した。1654cm−1と3209cm−1にピークが認められ
た。
て用いた。その表には、前述の試験手順によって測定したスティックの特性も示
してある。スティックの製造は実施例5で用いたものと同じ方法によって行った
。ゲル化温度は約85℃であることが認められた。
テクスチャ分析装置および/または硬度計によって硬度を調べた。それらのステ
ィックは、白色度の低い堆積物を与えることが認められたが、数値データは記録
しなかった。
性成分溶液の屈折率は、半透明スティックを与える程度に一致していた。一部の
透過率値を示してある。
ティックを製造した。実施例4と同様に連続相および分散相の製剤は、表に示し
た値に非常に近い一致を示す屈折率を持つように行った。これらのスティックに
ついて、テクスチャ分析装置および/または硬度計によって硬度を調べた。これ
らのスティックは、その良好な透明性に一致する低白色度の堆積物を与えること
が認められたが、数値データは記録しなかった。
のサンプル量についての屈折率を調べた。必要に応じて製剤にごくわずかな変更
を加えて、屈折率の一致を至適化した。
酸α−セロビオース(「CB11」)である下記の製剤で半透明乳濁液スティッ
クを製造した。実施例4と同様に、連続相および分散相の製剤は、示した値に非
常に近い一致を示す屈折率を持つように行った。これらのスティックについて、
テクスチャ分析装置および/または硬度計によって硬度を調べた。これらのステ
ィックは、低白色度の堆積物を与えることが認められた。
製剤の不透明乳濁液スティックを製造した。
Claims (24)
- 【請求項1】 i)水非混和性液体担体およびそれに含まれる1以上のゲル形成性構造化剤を
含有する15〜75重量%の連続相、 ii)水溶性溶媒を含有していても良い制汗剤活性成分の水溶液である25〜
85重量%の分散相 を含む構造化乳濁液である制汗剤組成物であって、 前記1以上の構造化剤が10000未満の分子量を有し、液体担体中に網目状
繊維を提供し、制汗剤組成物中の1重量%〜20重量%の量で存在する制汗剤組
成物。 - 【請求項2】 前記構造化剤が、制汗剤組成物中の1%〜15%の量で存在
する請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 構造化剤を含む前記連続相が、加熱すると融解して移動性と
なることができるゲルである請求項1または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 前記連続相が、組成物全体の少なくとも10重量%の量で液
体シリコーンを含む請求項1ないし3のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項5】 前記連続相が、前記液体担体の少なくとも10重量%の量で
炭化水素オイルを含む請求項1ないし4のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項6】 前記連続相が、水混和性化合物である成分をそれ自体の重量
の10%以下、より良好には5%以下で含む請求項1ないし5のいずれかに記載
の組成物。 - 【請求項7】 前記連続相が組成物重量の35〜75%であり、前記分散相
が組成物重量の25〜65%である請求項1ないし6のいずれかに記載の組成物
。 - 【請求項8】 前記連続相が組成物重量の15〜60%であり、前記分散相
が組成物重量の40〜85%である請求項1ないし7のいずれかに記載の組成物
。 - 【請求項9】 構造化剤の合計量が前記連続相の0.5〜25重量%である
請求項1ないし8のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項10】 構造化剤の合計量が組成物全体の1〜12重量%である請
求項1ないし9のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項11】 前記分散相が、22℃で少なくとも10重量%の水での溶
解度を有するジオールまたは多価アルコールを含む請求項1ないし10のいずれ
かに記載の組成物。 - 【請求項12】 前記組成物が、該組成物の5〜35重量%の量で、アルミ
ニウム、ジルコニウムおよびそれらの混合物の制汗剤化合物の群から選択される
制汗剤活性成分を含む請求項1ないし11のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項13】 前記制汗剤活性成分が、アルミニウムおよび/またはジル
コニウム・ハロハイドレート、活性化アルミニウムおよび/またはジルコニウム
・ハロハイドレート、あるいはアルミニウムおよび/またはジルコニウム錯体ま
たは活性化アルミニウムおよび/またはジルコニウム錯体を含むことを特徴とす
る請求項12に記載の組成物。 - 【請求項14】 アルミニウムとジルコニウムの両方が存在する錯体のハロ
ハイドレートである請求項13に記載の組成物。 - 【請求項15】 ノニオン系乳化剤を0.1〜10重量%含むことを特徴と
する請求項1ないし14のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項16】 円錐角9度10分を有する硬度計針を総重量50g下に5
秒間にわたって降下させた場合に、その針のゲル中への降下が30mm以内であ
るような硬いゲルである請求項1ないし15のいずれかに記載の組成物。 - 【請求項17】 半透明または透明である請求項1ないし16のいずれかに
記載の組成物。 - 【請求項18】 22℃で厚さ1cmの組成物を通した580nmでの光透
過率が少なくとも1%、好ましくは少なくとも3%である請求項17に記載の組
成物。 - 【請求項19】 22℃で厚さ1cmの組成物を通した580nmでの光透
過率が少なくとも20%である請求項17に記載の組成物。 - 【請求項20】 取り出し容器に収納された請求項1ないし19のいずれか
に記載の組成物。 - 【請求項21】 請求項1ないし19のいずれかに記載の組成物および該組
成物を入れる取り出し容器を有する制汗剤製品であって、前記容器が該容器の内
容物を取り出すための1以上の開口および前記開口に前記容器の内容物を送る手
段を有する制汗剤製品。 - 【請求項22】 前記組成物がスティック形状であり、該組成物スティック
の末端部分が使用時に露出できるようになっている開放端を前記容器が有する請
求項21に記載の製品。 - 【請求項23】 制汗剤組成物の製造方法において、同時または順序を問わ
ず、 ・構造化剤を水非混和性液体担体に組み込む段階; ・水溶性溶媒を含んでいても良い制汗剤活性成分の水溶液である分散性液相と
前記液体担体とを混和する段階; ・前記構造化剤が水非混和性液体担体中で可溶となる高温まで加熱する段階 を有し、その後に、 ・好ましくは取り出し容器である鋳型中に前記混合物を入れる段階;次に、 ・前記混合物を冷却または放冷して、それが増粘または固化する温度とする段
階 を有してなる方法。 - 【請求項24】 ヒト皮膚の発汗を防止または低減する方法であって、請求
項1ないし19のいずれかに記載の組成物を皮膚に局所投与する段階を有する方
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