JP2004106964A - 物品搬送装置およびその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく物品の貯留数を多くする。
【解決手段】移動体の移動方向に離間する一対の上側スプロケット18,18に巻掛けられた第2無端チェン30に、物品34を収容する物品収容区画36が複数形成される。物品収容区画36の直線移動部の夫々に対応して搬入位置Iおよび搬出位置Oが設定され、各位置I,Oにおいて物品収容区画36に対して物品34が搬入および搬出される。そして、第2無端チェン30を回転することで、搬入位置Iで物品収容区画36内に受け入れた物品34が搬出位置Oへ搬送される。搬出位置Oに至った物品収容区画36から物品34の搬出が不可能な場合は、その物品収容区画36が搬出位置Oを通過するよう第2無端チェン30を回転することで、該搬出位置Oから搬入位置Iに至るまでの間にも物品34を貯留する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、貯留機能を有する物品搬送装置およびその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前工程から不規則な間隔で搬入された物品を、一定の間隔で後工程に搬出可能な装置(バッファ装置)が存在する(例えば、特許文献1参照)。このバッファ装置は、平面略小判状の外周軌道を移動可能なループ状チェンに複数の物品収容区画が形成され、前記ループ状チェンにおける一方の直線移動部に配置された搬入位置において該物品収容区画に収容された物品を、該ループ状チェンを回転して前記物品収容区画を旋回することで、他方の直線移動部に配置された搬出位置まで搬送するよう構成されている。またバッファ装置は、前記ループ状チェン自体を二つのモータでスライドさせるよう構成されており、これら二つのモータを独立して回転、停止制御させることで、前記搬入位置と搬出位置とにおいて、物品収容区画をタイミング的に独立して停止させ、物品を前工程から搬入させると共に後工程に搬出し得るようになっている。
【0003】
前記バッファ装置では、前記ループ状チェンがスライドして搬入位置から搬出位置までの経路(搬入位置から搬出位置までのチェン長さ)を変化することで、両位置間にある物品収容区画で貯留された物品の数を変化させることができる。すなわち、後工程が何らかの原因で一時的に停止し、搬出位置に至った物品収容区画から物品の搬出が不可能となった場合は、前記ループ状チェンを前記経路が伸長する側(物品貯留側)にスライドさせて物品を貯留させることで、前工程からの物品の搬入を引続き行ない得るようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−278825号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記ループ状チェンが物品貯留側に最大限スライドした状態において、前記搬入位置から搬出位置までの間にある物品収容区画の数が、物品の最多貯留数となり、この数が多いほど長時間の後工程停止に対応できる。しかし、物品の貯留数を多くするには、前記ループ状チェンのスライド量を大きくしなければならず、装置自体が長大化する問題を招く。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、装置を大型化することなく物品の貯留数を多くし得る物品搬送装置およびその運転方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る物品搬送装置は、
機枠に対して略水平に移動する移動体に回転可能に配設されて、該移動体の移動方向に離間する一対の回転体と、これら両回転体に巻掛けられて2つの直線部を有するループを形成し、物品を収容する物品収容区画が複数形成された無端索体とを有し、該無端索体を回転することにより前記物品収容区画が略水平に旋回して収容している物品を搬送するよう構成されると共に、前記物品収容区画の直線移動部の夫々に対応して搬入位置および搬出位置が設定され、搬入位置にて前記物品収容区画に搬入された物品が、搬出位置にて前記物品収容区画から搬出される物品搬送装置において、
前記各物品収容区画を搬入位置に対応するように移動および停止させると共に、各物品収容区画を搬出位置に対応するように移動および停止させ、物品収容区画の搬入位置に対する停止と物品収容区画の搬出位置に対する停止とが独立して行ない得る駆動手段を備え、
前記搬出位置に至った物品収容区画から物品の搬出が不可能な場合、前記駆動手段は、その物品収容区画が搬出位置を通過するよう移動させ、搬出位置から搬入位置に至るまでの間にも物品を貯留するよう設定されていることを特徴とする。
【0008】
また、前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別発明に係る物品搬送装置の運転方法は、
物品を収容する物品収容区画が無端索体に複数形成され、該無端索体を回転することで、搬入位置で物品収容区画内に受け入れた物品を、物品収容区画外へ物品を搬出する搬出位置へ搬送する物品搬送装置において、
前記搬出位置に至った物品収容区画から物品の搬出が不可能な場合は、その物品収容区画が搬出位置を通過するよう前記無端索体を回転することで、該搬出位置から搬入位置に至るまでの間にも物品を貯留し得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る物品搬送装置およびその運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
図1は、実施例に係る物品搬送装置10における駆動部を示す概略平面図であって、該物品搬送装置10は、図示しない供給コンベヤ等の前工程装置と包装機等の後工程装置との間に配置される。前記物品搬送装置10は、横長の機枠12を備え、該機枠12には、その長手方向に沿って所定範囲で略水平に往復移動可能に移動体14が配設されている。そしてこの移動体14に、図2に示す如く、その移動方向に所定間隔離間して一対の軸体16,16が鉛直姿勢で配設してある。各軸体16の下側に第1の回転体としての下側スプロケット20が水平に配設されると共に、該軸体16の上側に第2の回転体としての上側スプロケット18が水平に配設され、両スプロケット18,20は軸体16に対して一体的に回転するよう構成される。なお、一方の軸体16に配設されたスプロケット18,20が一体的に回転するようになっていれば、他方の軸体16に配設されたスプロケット18,20に関しては個々に自由回転可能であってもよい。
【0011】
前記機枠12には、独立して回転制御される2基のサーボモータ(モータ)SM,SMが配設され、両サーボモータSM,SMの出力軸に夫々駆動用回転体としての駆動用スプロケット24,24が取着される。両駆動用スプロケット24,24は、前記下側スプロケット20,20と対応するレベル位置に、両下側スプロケット20,20の離間方向と交差する方向に離間して、後述する搬入位置I側と搬出位置O側とに配置される。そして図1に示す如く、両下側スプロケット20,20および両駆動用スプロケット24,24間に駆動用索体としての第1無端チェン26が巻掛けられている。回転駆動源としての正逆回転可能な前記サーボモータSMにより各駆動用スプロケット24が独立して回転駆動されることで、後述するように、物品搬送体32(物品収容区画36)の搬入位置Iに対する移動・停止と、物品搬送体32(物品収容区画36)の搬出位置Oに対する移動・停止とをタイミング的に独立して行なうよう構成されている。すなわち、実施例においては、一対の下側スプロケット20,20、一対の駆動用スプロケット24,24、第1無端チェン26および一対のサーボモータSM,SMから駆動手段が構成される。なお、前記機枠12には、図1に示す如く、各駆動用スプロケット24を挟む両側位置に、第1無端チェン26に噛合するテンション用スプロケット28,28が夫々回転可能に配設され、該第1無端チェン26を常に駆動用スプロケット24に押付けるようになっている。また、駆動手段を構成するスプロケット20,24,28や第1無端チェン26、および上側スプロケット18や第2無端チェン30(後述)は、歯付きプーリや歯付きベルト等、その他の手段に変更可能である。
【0012】
前記上側スプロケット18,18間には、図2に示す如く、無端索体としての第2無端チェン30が巻掛けられて、2つの直線部を有する略長円形(長手方向の両端部が半円形となるもの)のループを形成するようになっている。また第2無端チェン30には、その回転方向に所定間隔毎に複数(実施例では30基であるが任意の数に設定可能である)の物品搬送体32が配設され、前記駆動手段により第2無端チェン30を所定方向に回転させることで、物品搬送体32が略長円形の軌道上を略水平に旋回するよう構成される(図4参照)。この物品搬送体32は、その移動方向と直交する両側方が開放された樋状に形成され、物品34の搬入位置Iおよび搬出位置Oにおいて、該物品34の搬入および搬出を許容する物品収容区画36を有し、搬入位置Iと搬出位置Oとの間において物品34を物品収容区画36に収容した状態で搬送するよう構成される。すなわち、当該物品搬送装置10では、搬入位置Iから搬出位置Oまでの間に物品34が貯留可能となっている。
【0013】
前記前工程装置からの物品34が前記物品搬送体32に搬入される搬入位置I、および該搬送体32から物品34が後工程装置に向けて搬出される搬出位置Oは、図4に示す如く、物品搬送体32(物品収容区画36)における直線移動部の夫々に対応して設定される。そして、前記駆動手段により移動される物品搬送体32が搬入位置Iに停止された状態で、前記物品収容区画36に対する物品34の搬入が搬入機構(図示せず)により側方または上方(図示例では側方)から行なわれ、また物品搬送体32が搬出位置Oまで移動されて停止した状態で、該物品収容区画36からの物品34の搬出が搬出機構(図示せず)により側方から行なわれるよう構成される。なお実施例では、搬入位置Iには1基の物品搬送体32が停止されて1個の物品34が搬入され、また搬出位置Oには複数(実施例では5基)の物品搬送体32が停止されて複数の物品34が一度に搬出されるよう構成されている。
【0014】
前記搬出機構は、前記物品搬送体32の軌道の内方から外方へ向かう向きに移動して、物品搬送体32から物品34を搬出する押送部材を備え、該押送部材としては、物品搬送体32の上端から突出する物品34の突出部を押送する形状、あるいは物品搬送体32の内部を通過可能な形状に形成されたものが使用される。なお、搬出機構は、押送部材を単に直線的に往復動するものや、物品34を物品搬送体32から搬出した後、上方に退避しつつ物品搬送体32の軌道の内方に戻って、後続の物品34や物品搬送体32と干渉しない動作(ボックスモーション)をするもの、あるいは押送部材を一つまたは一定間隔で複数設けた無端のチェン、歯付きベルト等を物品搬送体32の上方に配置して回転させるもの等が適宜採用される。
【0015】
前記物品搬送装置10には、物品収容区画36への物品搬入を検出する入側検出器と、物品収容区画36からの物品搬出を検出する出側検出器(何れも図示せず)が配設され、両検出器の検出信号により前記両サーボモータSM,SMが回転制御されるよう構成される。すなわち、物品収容区画36への物品搬入を入側検出器が検出すると、前記両サーボモータSM,SMのうち一方(搬入位置I側)が正転方向に所定量回転され、前記移動体14が搬入位置Iでの物品搬送体32の移動方向前側(図4の左側)に移動し、該物品搬送体32が配設間隔分(1ピッチ分)移動されると共に、搬入位置Iに対応して空の物品搬送体32が停止される。また物品収容区画36からの物品搬出を出側検出器が検出すると、前記両サーボモータSM,SMのうち他方(搬出位置O側)が正転方向に所定量回転され、前記移動体14が搬出位置Oでの物品搬送体32の移動方向前側(図4の右側)に移動し、該物品搬送体32は、搬出された物品数に配設間隔を乗じた分(実施例では5ピッチ分)移動されると共に、搬出位置Oに対して同数の物品搬送体32が停止される。なお、入側検出器としては、物品搬送体32に搬入された物品34を直接検出するフォトセンサ、出側検出器としては、前記搬出機構の押送部材と連動するカムを検出するフォトセンサが用いられるが、その配設箇所や検出形式に関しては他の箇所やものを適宜に採用し得る。
【0016】
前記移動体14、すなわち前記第2無端チェン30は、MIN位置とMAX位置との間で移動可能に設定されている。そして、移動体14がMIN位置に臨んでいるとき、第2無端チェン30(物品搬送体32)の正転方向に沿って搬入位置Iから搬出位置Oに至る経路が最短となり、この最短経路に存在する物品搬送体32(物品34)の数が最少となり、また移動体14(第2無端チェン30)がMAX位置に臨んでいるとき、同経路が最長となり、この最長経路に存在する物品搬送体32(物品34)の数が最多となるよう構成される。なお、図4および図5においては、移動体14(第2無端チェン30)に代えて、これに配設された一方(図中左側)の上側スプロケット18のMIN位置、MAX位置を示す。
【0017】
前記物品搬送装置10は、図1に示す如く、搬入位置I側のサーボモータSMと連動して回転するカム38、および機枠12に配設されて前記カム38の切欠部38aを検出するフォトセンサ40を備え、物品搬送装置10の起動時には、これら検出手段により物品搬送体32が搬入位置Iに停止するよう設定される。また物品搬送体32の移動は、前記各サーボモータSMに配設されたエンコーダEからの信号に基づき制御される。
【0018】
前記駆動手段は、前記後工程装置が何らかの原因により停止することで、前記搬出位置Oに至った物品搬送体32(物品収容区画36)から物品34の搬出が不可能な場合は、図4(c),(d)に示す如く、その物品搬送体32(物品収容区画36)が搬出位置Oを通過するよう移動させ、当該物品搬送装置10においては、物品搬送体32の正転方向に沿って搬出位置Oから搬入位置Iに至るまでの間にも物品34を貯留するよう設定されている。このように、実施例の物品搬送装置10では、前記第2無端チェン30、すなわち物品搬送体32を正転方向に回転したときの、搬入位置Iから搬出位置Oに至る経路のみでなく、搬出位置Oから搬入位置Iに至る経路にも物品34を貯留し得るよう構成される。また、後工程装置の運転が再開されることで、搬出位置Oからの物品34の搬出が可能となった場合は、前記駆動手段は前記第2無端チェン30を逆転方向に回転して、搬出位置Oを通過した物品搬送体32(物品収容区画36)を該搬出位置Oへ移動して停止するよう設定されている。
【0019】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る物品搬送装置の作用につき、その運転方法との関係で説明する。なお、前記搬入位置Iにおいては1個の物品34が搬入されると共に、搬出位置Oにおいては5個の物品34を一度に搬出する例で説明する。
【0020】
前記物品搬送装置10では、前記一方(図4,図5の左側に位置するもの)の上側スプロケット18がMIN位置に臨む状態で前記移動体14が位置決めされると共に、前述のようにして搬入位置Iに物品搬送体32が停止されて、前工程装置から送り込まれる物品34は、該物品搬送体32の物品収容区画36に側方から搬入される。物品収容区画36への物品搬入が前記入側検出器により検出されると、前記両サーボモータSM,SMが正転方向へ同一量だけ回転制御され、前記移動体14の停止状態で第2無端チェン30が正転方向に回転し、前記物品搬送体32が1ピッチ分だけ移動されると共に、搬入位置Iに空の物品搬送体32が停止される。
【0021】
前述したように、1個の物品34が物品搬送体32の物品収容区画36に搬入される毎に、前記第2無端チェン30を1ピッチ分移動する動作を繰返すことで当該物品搬送装置10には、図4(a)に示す如く、物品搬送体32の正転方向に沿って搬入位置Iから搬出位置Oに至るその経路に9個(No.1〜No.9)の物品34が貯留され、その内の先頭(No.1)から5個目(No.5)までの物品34を収容した物品搬送体32が搬出位置Oに到来すると、当該物品搬送装置10から後工程装置への物品搬出が可能となる。このときに後工程装置が運転中であれば、前記搬出機構が作動して、押送部材により5個の物品34が物品搬送装置10から後工程装置へ一度に搬出される。なお、物品34の搬出動作中において、前記入側検出器が物品搬入を検知すると、搬入位置I側のサーボモータSMが独立して正転方向に回転制御され、前記移動体14が搬入位置Iでの物品搬送体32の移動方向前側(図4の左側)に移動し、搬入位置Iに空の物品搬送体32が停止されることで、物品34の搬入は引続き行なわれる。
【0022】
また、前記No.9までの物品34が貯留された状態においても、後工程装置が停止中で搬出位置Oからの物品搬出が不可能な場合は、前記搬入位置Iに到来する物品34に対応して、前述したように搬入位置I側のサーボモータSMのみが独立して回転制御されて、物品搬送体32における搬入位置Iから搬出位置Oまでの経路を長くしてこの間に物品34を貯留する(図4(b)参照)。そして、前記一方の上側スプロケット18が図4(c)に示すようにMAX位置まで移動し、前記移動体14の移動は停止する。なお、当該上側スプロケット18がMIN位置からMAX位置に至る間に、前記後工程装置の運転が再開される(物品34の搬出が可能となる)と、前記搬出機構が作動して、押送部材により5個の物品34が物品搬送装置10から搬出される。そして、この物品搬出を前記出側検出器が検出すると、前記搬出位置O側のサーボモータSMが正転方向に独立して回転制御され、前記移動体14が搬出位置Oでの物品搬送体32の移動方向前側(図4の右側)に移動し、5基の物品搬送体32が搬出位置Oに対応するよう停止される。
【0023】
次に、前記一方の上側スプロケット18がMAX位置まで移動しても後工程装置が停止中で、搬出位置Oにおいての物品搬出が不可能な場合は、前記搬出位置O側のサーボモータSMが正転方向に独立して回転制御され、前記移動体14が搬出位置Oでの物品搬送体32の移動方向前側に移動し、搬出位置Oに到来している5基の物品搬送体32は搬出位置Oを通過するよう移動され、図4(d)に示す如く、No.6〜No.10までの物品34が収容されている5基の物品搬送体32が搬出位置Oに停止される。この物品貯留動作中において、前記入側検出器が物品搬入を検知すると、前述したように搬入位置I側のサーボモータSMが独立して正転方向に回転制御され、搬入位置Iに空の物品搬送体32が停止されることで、物品34の搬入は引続き行なわれる。
【0024】
更に、前記後工程装置が停止中の場合(搬出位置Oからの物品搬出が不可能な場合)は、図4(c)から図4(d)に移行する動作と同様の動作を繰返すことで当該物品搬送装置10は、図5(a)に示す如く、物品搬送体32の正転方向に沿って搬出位置Oから搬入位置Iまでに至るその経路に物品34を貯留する。そして、全ての物品搬送体32に物品34が搬入されたときに(図5(b)参照)、依然として後工程装置が停止中であれば、前工程装置からの物品搬入を停止する。なお、図5(b)においては、物品搬送装置10に最初に搬入された物品34(No.1)の境界を分かり易くするために、最後に搬入された物品34(No.30となる)の図示を省略してある。また、最初に搬入された5個(No.1〜No.5)までの物品34が収容されている物品搬送体32を搬出位置Oに戻すよう、前記両サーボモータSM,SMが逆転方向に回転駆動される(図5(c)参照)。
【0025】
前記後工程装置の運転が再開され、前記搬出機構が作動してNo.1〜No.5までの5個の物品34を物品搬送装置10から搬出し、これを前記出側検出器が検出すると、前記両サーボモータSM,SMが正転方向に回転制御され、No.6〜No.10までの物品34が収容されている5基の物品搬送体32が搬出位置Oに対応するよう停止される。そして、再び搬出機構が作動してNo.6〜No.10までの5個の物品34が物品搬送装置10から搬出されたことを出側検出器が検出すると、前記両サーボモータSM,SMが正転方向に回転制御されて、No.11〜No.15までの物品34が収容されている5基の物品搬送体32が搬出位置Oに対応するよう停止される。このように、5個の物品34が搬出される毎に、両サーボモータSM,SMが正転方向に回転制御され、図5(d)に示す如く、搬入位置Iに空の物品搬送体32が停止可能な状態となったときに、物品34の搬入が再開される。
【0026】
前述した如く、前記一方の上側スプロケット18、すなわち前記移動体14(第2無端チェン30)がMAX位置に到来した以後には、物品34が収容されている物品搬送体32を搬出位置Oを通過するよう構成したから、搬入位置Iでは空の物品搬送体32に物品34を搬入でき、物品搬送装置10は、搬入位置Iから搬出位置Oまでの間に加えて、物品搬送体32の正転方向に沿って搬出位置Oから搬入位置Iまでの間にも物品34を貯留することができ、装置自体を大型化することなく物品34の貯留量を多くし得る。また、貯留量が多くなることで、後工程装置の停止時間が長くなった際に、前工程装置からの物品搬入を停止する頻度を少なくすることができ、作業効率の低下を防止し得る。更に、実施例では、貯留された物品34に関して、物品搬送装置10に対し先に搬入された物品34を収容している物品搬送体32から順に搬出位置Oに移動して物品34を搬出するよう構成したから、物品34の搬入順と搬出順とが異なることはなく、ロット管理が容易となる。
【0027】
【変更例】
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1. 1回に搬出される物品34の数は、5個以外でもよく、例えば、1個であってもよい。また1回に搬入される物品34の数についても、1個以外でもよく、並列状態で搬送されてきた複数の物品34が対応する複数の物品収容区画36(物品搬送体32)に同時に搬入される態様を採用し得る。
2. 前工程装置からは不規則な間隔で物品34が搬入されるような態様だけでなく、一定の間隔で物品34が搬入されるような態様でもよい。例えば、物品34が5個搬入される毎に、前記搬出機構が1回作動して5個の物品34が一度に搬出されるような物品移送装置10であってもよい。
3. 実施例では、搬出位置Oに至った物品収容区画36から物品34の搬出が不可能な場合に、一度に搬出される物品34の個数と対応する複数の物品収容区画36が、搬出位置Oを一度に通過するよう移動させたが、搬入位置Iでの物品搬入に対応して物品収容区画36を1つずつ通過させるようにしてもよい。
4. 実施例では、後工程装置の運転が再開した際に、物品収容区画36を逆転させて先(最初)に搬入された物品34が搬出位置Oに来るようにしたが、正転させてこの状態にしてもよい。
5. 物品収容区画36は、樋状の物品搬送体32に画成される他、チェンに仕切り部材を所定間隔で設け、隣接する仕切り部材の間に形成するものでもよい。この場合、好ましくはチェン、スプロケットと共にスライドするテーブルを設けて、物品34を受けるようにする。また、物品搬送体32に関しては、前述のように搬出機構の押送部材が物品34の突出部を押送する場合は、外側(軌道の外方側)のみ開放する樋状に形成したものであってもよい。
6. 無端索体(第2無端チェン30)が形成するループは、これ自体がスライドするものや略長円形のループでなくてもよい。例えば、円形ループや三角形ループでもよく、このループの適宜位置に物品34の搬入位置Iと搬出位置Oとが設定されていればよい。なお、ループ自体がスライドしないように構成した場合は、前項(5.)のように仕切り部材で物品収容区画36を形成しても、物品34を受けるテーブルはスライドする必要はなく、固定のものを採用し得る。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明の請求項1および3に係る物品搬送装置およびその運転方法によれば、搬出位置から搬入位置までの間にも物品を貯留可能であるので、装置を大型化することなく物品の貯留量を多くすることができる。また、貯留量が多いので、後工程装置が停止した後、更に前工程装置まで停止させる頻度が少なくなり、全体としての停止頻度が減少し、効率の低下は抑制される。
【0029】
請求項2および4に係る物品搬送装置およびその運転方法によれば、物品の搬出が可能になった場合、搬出位置を通過した物品収容区画を搬出位置へ移動させるから、当該物品搬送装置に搬入された順で物品を搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る物品搬送装置の駆動部を示す概略平面図である。
【図2】実施例に係る物品搬送装置を示す概略正面図である。
【図3】実施例に係る物品搬送装置の駆動部を示す概略側面図である。
【図4】実施例に係る物品搬送装置による物品の搬入・搬出および貯留動作を示す説明図である。
【図5】実施例に係る物品搬送装置による貯留された物品の搬出動作を示す説明図である。
【符号の説明】
12 機枠
14 移動体
18 上側スプロケット(回転体)
20 下側スプロケット(駆動手段)
SM サーボモータ(駆動手段)
24 駆動用スプロケット(駆動手段)
26 第1無端チェン(駆動手段)
30 第2無端チェン(無端索体)
34 物品
36 物品収容区画
I  搬入位置
O  搬出位置

Claims (4)

  1. 機枠(12)に対して略水平に移動する移動体(14)に回転可能に配設されて、該移動体(14)の移動方向に離間する一対の回転体(18,18)と、これら両回転体(18,18)に巻掛けられて2つの直線部を有するループを形成し、物品(34)を収容する物品収容区画(36)が複数形成された無端索体(30)とを有し、該無端索体(30)を回転することにより前記物品収容区画(36)が略水平に旋回して収容している物品(34)を搬送するよう構成されると共に、前記物品収容区画(36)の直線移動部の夫々に対応して搬入位置(I)および搬出位置(O)が設定され、搬入位置(I)にて前記物品収容区画(36)に搬入された物品(34)が、搬出位置(O)にて前記物品収容区画(36)から搬出される物品搬送装置において、
    前記各物品収容区画(36)を搬入位置(I)に対応するように移動および停止させると共に、各物品収容区画(36)を搬出位置(O)に対応するように移動および停止させ、物品収容区画(36)の搬入位置(I)に対する停止と物品収容区画(36)の搬出位置(O)に対する停止とが独立して行ない得る駆動手段(20,SM,24,26)を備え、
    前記搬出位置(O)に至った物品収容区画(36)から物品(34)の搬出が不可能な場合、前記駆動手段(20,SM,24,26)は、その物品収容区画(36)が搬出位置(O)を通過するよう移動させ、搬出位置(O)から搬入位置(I)に至るまでの間にも物品(34)を貯留するよう設定されている
    ことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記駆動手段(20,SM,24,26)は、前記搬出位置(O)からの物品(34)の搬出が可能になった場合は、該搬出位置(O)を通過した物品収容区画(36)を搬出位置(O)へ移動させるよう設定されている請求項1記載の物品搬送装置。
  3. 物品(34)を収容する物品収容区画(36)が無端索体(30)に複数形成され、該無端索体(30)を回転することで、搬入位置(I)で物品収容区画(36)内に搬入された物品(34)を、物品収容区画(36)外へ物品(34)を搬出する搬出位置(O)へ搬送する物品搬送装置において、
    前記搬出位置(O)に至った物品収容区画(36)から物品(34)の搬出が不可能な場合は、その物品収容区画(36)が搬出位置(O)を通過するよう前記無端索体(30)を回転することで、該搬出位置(O)から搬入位置(I)に至るまでの間にも物品(34)を貯留し得るようにした
    ことを特徴とする物品搬送装置の運転方法。
  4. 前記搬出位置(O)からの物品(34)の搬出が可能になった場合は、該搬出位置(O)を通過した物品収容区画(36)を搬出位置(O)へ移動させるよう前記無端索体(30)を回転する請求項3記載の物品搬送装置の運転方法。
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