JP2007022757A - アキュームコンベア並びにこれを用いた搬送装置 - Google Patents

アキュームコンベア並びにこれを用いた搬送装置 Download PDF

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JP2007022757A JP2005207313A JP2005207313A JP2007022757A JP 2007022757 A JP2007022757 A JP 2007022757A JP 2005207313 A JP2005207313 A JP 2005207313A JP 2005207313 A JP2005207313 A JP 2005207313A JP 2007022757 A JP2007022757 A JP 2007022757A
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Toshiaki Nomura
敏明 野村
Yoshitaka Taga
義高 多賀
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Nisshin Engineering Co Ltd
Toppan Inc
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Nisshin Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】ラインプレッシャーが生ぜず、しかも低コストで製造できる新しいアキュームコ
ンベアを提供する。
【解決手段】エンドレスのチェーンコンベア4を周回させるように形成し、パックの受入
れ側始端Rから排出側終端Eに至る物品搬送経路12の経路長を大小可変に構成すると共
に、この物品搬送経路12の経路長の大小変化を吸収する吸収手段を備え、前記物品搬送
経路12の経路長を大小変化させることで、エンドレスのチェーンコンベア4を周回作用
させながらもその貯留量を大小可変にするようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アキュームコンベア、更に詳しくは物品搬送装置で送られる物品を自身の搬
送装置に受け入れて前記物品搬送装置上で物品が滞留するのを無くすようにしたアキュー
ムコンベアとこれを用いた搬送装置に関する。
従来アキュームコンベアとしては、古くから採用されている直列アキュームコンベアと
言う種類のものと、メインのコンベアの脇に配されていて、このメインのコンベアで送ら
れる物品を自身の搬送装置に受け入れるタイプのものとが存在する。前者は、スリップト
ルク式が採用されていて、物品搬送装置に搬送トラブルが生じて、物品の滞留が生じた時
には、物品を押せ押せ状態でストックするように構成されている。また後者のものは、傾
斜した2列のコンベアとその中央部に設けたトランスファー・ディスクとで立体的にスト
ックする方式で、ラインプレッシャーがかからない構造として国内に於いても稼動してい
る。
特表2002−535217号公報 特表2004−507414号公報
このような従来の手段の内、前者の場合には物品を押せ押せ状態でストップさせている
ため、つまり物品搬送装置には物品の搬送作業を続ける作動をさせながら、この物品搬送
装置上の物品に対しては所定の位置でストッパーによってその流を押さえてストップさせ
ているために、必然的にラインプレッシャーが働き、物品を傷つけたり、破損したりする
トラブルが生じる。
また、後者のものは、ラインプレッシャーの発生がなく、物品を傷つけたり、破損した
りするトラブルが生ぜず、また比較的小さい床占有面積で多数の物品を一時的に多量に貯
留できるなど優れた利点を備えている。しかし、特許製品である上に、輸入品であるため
に大変高価であることが普及のネックになっている。
本発明者は、この従来の物品搬送装置の問題点を解決して、ラインプレッシャーが生ぜ
ずしかも、低コストで製造できる手段を種々模索していたところ、この技術的な課題を上
手く解決する手段を開発したので、ここに提案する。
したがって、この発明の目的は、ラインプレッシャーが生ぜず、しかも低コストで製造
できる新しい機構を提供する点にある。
以上の技術的な課題を解決するために、本発明の請求項1に係るアキュームコンベアは
、無端帯状体を周回させるように形成されていて、物品の受入れ側始端から排出側終端に
至る物品搬送経路の経路長を大小可変に構成すると共に、この物品搬送経路の経路長の大
小変化を吸収する吸収手段が備わり、前記物品搬送経路の経路長を大小変化させることで
、無端帯状体を周回作用させながらも貯留量を大小可変にするようにしたものである。
上記のような構成によれば、受け入れ側始端から排出側終端に至る物品搬送経路長を増
大させると、必然的にこの間の物品の貯留量(バッファ機能)が増大され、より多くの物
品を一時的に貯留する。貯留の必要性がなければ、この物品搬送経路の経路長を所期の最
短距離に戻すことで、その貯留量を零にする。そして、この物品搬送経路の経路長の大小
変更は、吸収手段によって物品の搬送を阻害することなくスムーズに行われる。また、こ
の貯留の態様は、周回する無端帯状体上で物品だけを強制的に停止させる従来の手法と違
って、この周回する無端帯状体上に物品を貯留する手法を採用している。つまり、アキュ
ームコンベアの受け入れ側始端から当該アキュームコンベアへと搬入されてくる物品は、
その先頭のものから整然と搬送されながら貯留される。次いで、貯留の必要性が解消され
ると、先とは逆に受け入れ側始端から排出側終端に至る物品搬送経路の経路長を短くする
ことでこのアキュームコンベアに貯留されている物品を、その先頭のものから順次送り出
す。つまりは、先入れ先出しの順序で送り出す。最終的には、初期の待機姿勢に復帰し、
次の不測の事態に備える。
したがって、この発明は以下の効果を奏する。
以上説明したように、本発明の請求項1に係るアキュームコンベアは、基本的に一本の
エンドレスの帯状体を採用することができるので、機構の大幅な簡素化を図ることができ
、したがってまた大幅なコストダウンを達成できた。併せてこのアキュームコンベアの貯
留の態様は、周回する無端帯状体上で物品だけを強制的に停止させる従来の手法と違って
、受け入れ側始端から当該アキュームコンベアへと搬入されてくる物品を、その先頭のも
のから整然と搬送しながら貯留する手法が採用されているので、所謂ラインプレッシャー
が生じず、一時的に貯留される物品を不用意に傷つけたり破損したりする不都合を上手く
解消できる。
この発明では、請求項2に記載のように、物品搬送装置で送られる物品を自身の搬送装
置に受け入れて前記物品搬送装置上で物品が滞留することを無くすようにしたアキューム
コンベアで、受け入れ側始端と排出側終端とにそれぞれ回転輪体が並んで設けられ、また
、これら各回転輪体に対応してそれぞれ遊転輪体が配され、更に前記各回転輪体と前記遊
転輪体との間にそれらの間を往復動可能な可動ターン枠が配されると共にこの可動ターン
枠には搬送用遊転輪体とアイドラーとが配され、前記各回転輪体と遊転輪体の外周に接す
るようにして無端状の搬送装置が周回するように掛け渡される一方、前記受け入れ側始端
と排出側終端との間の搬送装置部分は前記搬送用遊転輪体に、また、前記各遊転輪体間の
搬送装置部分は前記アイドラーにそれぞれ外接するように掛け渡され、もってこの受け入
れ側始端から受け入れ側始端の回転輪体、引き続き前記搬送用遊転輪体を通って排出側終
端の回転輪体、そして排出側終端に至る物品搬送経路が形成されていると共に、この無端
状の搬送装置は強制周回可能に構成され、前記可動ターン枠を受け入れ側始端と排出側終
端とに設けた前記回転輪体から前記遊転輪体側に遠ざけることで、前記物品搬送経路長を
増大させて、この無端状の搬送装置による物品の貯留量が増大されるようにしたものであ
る。
上記のような構成によれば、通常運転時には、物品は物品搬送装置上を上流から下流に
スムーズに搬送される。しかし、一度この物品搬送装置上、又はライン上単体機械などの
トラブルなどが生じてこの物品搬送装置上に物品の滞留が生じようとすると、可動ターン
枠が遊転輪体側へ移行し始め、可動ターン枠のこの移行に伴って搬送用遊転輪体並びにア
イドラーが順次回転輪体から遠ざかるように移行して行く。この搬送用遊転輪体並びにア
イドラーの移行に伴って、必然的に受け入れ側始端の回転輪体から前記搬送用遊転輪体を
通って排出側終端の回転輪体に至る物品搬送経路の経路長が増大し、物品の受入れ量がど
んどん増大され、一次的にこのアキュームコンベアに物品を貯留できる。また、この貯留
の態様は、動くコンベア上で物品だけを強制的に停止させる従来の手法と違って、この動
くコンベア上に物品を貯留する手法を採用している。つまり、アキュームコンベアの受け
入れ側始端から当該アキュームコンベアへと搬入されてくる物品は、その先頭のものから
整然と搬送されながら貯留される。次いで、搬送トラブルが解消すると、先とは逆に可動
ターン枠を回転輪体側に順次移行させる。必然的に受け入れ側始端の回転輪体から前記搬
送用遊転輪体を通って排出側終端の回転輪体に至る物品搬送経路の経路長が短くなり、こ
のアキュームコンベアに貯留されている物品は、その先頭のものから順次物品搬送装置上
へこのアキュームコンベアの排出側終端から送り出されて行くことになる。つまりは、先
入れ先出しの順序で送り出す。最終的には、可動ターン枠が、通常運転時の待機位置に復
帰し、次の不測の事態に備える。
したがって、この請求項2記載の発明は以下の効果を奏する。
以上説明したように、本発明の請求項2に係るアキュームコンベアは、基本的に一本の
エンドレスのコンベアを採用することができるので、機構の大幅な簡素化を図ることがで
き、したがってまた大幅なコストダウンを達成できた。しかも、物品搬送経路長の大小可
変を吸収するにあたって、可動ターン枠に支架させた二つの輪体にコンベア部分をそれぞ
れ外接させる手法を採用することで、全体の構造を簡素に纏めることができ、一層低廉で
製造並びに販売でき、産業利用上の価値は多大である。併せてこのアキュームコンベアの
貯留の態様は、動くコンベア上で物品だけを強制的に停止させる従来の手法と違って、受
け入れ側始端から当該アキュームコンベアへと搬入されてくる物品を、その先頭のものか
ら整然と搬送しながら貯留する手法が採用されているので、所謂ラインプレッシャーが生
じず、一時的に貯留される物品を不用意に傷つけたり破損したりする不都合を上手くか解
消できる。
この発明では請求項3に記載のように、請求項1又は2記載のアキュームコンベアを用
いて搬送装置を得ることができ、具体的には、上流側の物品搬送装置の終端と下流側の物
品搬送装置の始端の間に、当該アキュームコンベアの受け入れ側始端を前記上流側の物品
搬送装置の終端に、また排出側終端を前記下流側の物品搬送装置の始端に臨ませて配置し
たものである。
上記のような構成によれば、上流側のライン、つまりは上流側の物品搬送装置の作動を
極力停止することのない貯留機能を備えた搬送装置を容易に得ることができる。
また、請求項4に記載のように、請求項1又は2記載のアキュームコンベアが、上下方
向多段に配置され、それぞれの排出側終端と受け入れ側始端との間に傾斜搬送装置が配置
されていると共に、最終段の排出側終端と物品搬送装置とを繋ぐ戻し搬送装置が設けられ
たバッファ機能付きの搬送装置とすることができる。
以上のような構成によれば、大容量の貯留が可能な搬送装置を簡便に、しかも設置のた
めの占有床面積をほとんど一つのアキュームコンベアの設置床面積と同等の広さで賄うこ
とができ、省スペース化に大きく貢献できる。
ラインプレッシャーが生ぜず、しかも低コストで製造できる新しい機構を提供するとい
う目的を、アキュームコンベアが、上流側の物品搬送装置の終端と下流側の物品搬送装置
の始端の間に、当該アキュームコンベアの受け入れ側始端を前記上流側の物品搬送装置の
終端に、また排出側終端を前記下流側の物品搬送装置の始端に臨ませて配置された搬送装
置として実現できるようにした。
〔実施例1〕
先ず、本発明に係るアキュームコンベアを搬送装置に適用した場合について、図1〜5
を参照しながら以下具体的に説明する。
図1は、アキュームコンベア1を採用した搬送装置の全体の概念図で ある。
この搬送装置は、基本的にはアキュームコンベア1と上流側の物品搬送装置2と下流側
の物品搬送装置3とから構成されている。具体的には、上流側の物品搬送装置2と下流側
の物品搬送装置3が直列に配置され、更にこの上流側の物品搬送装置2の終端2Aと下流
側の物品搬送装置3の始端3Aとの間に始端を臨ませる(入れ込ませる)と共に、これら
両物品搬送装置2,3の物品搬送方向に直交する方向に延長する姿勢でアキュームコンベ
ア1が配置されている。したがって、PACKAGE(以下単に物品と称する)は上流側
の物品搬送装置2からアキュームコンベア1を介して下流側の物品搬送装置3へと搬送さ
れて行く。
前記上流側の物品搬送装置2で送られる物品を自身のコンベアチェーン4に受け入れて
この上流側の物品搬送装置2上で物品が滞留するのを極力なくすようにしたアキュームコ
ンベア1は、以下のように構成されている。
すなわち図1に示すように、受け入れ側始端Rに一つの回転輪体5と排出側終端Eに今
一つの回転輪体6が、前記両物品搬送装置2,3の物品搬送方向に沿って並んで設けられ
ている。また、これら各回転輪体5,6に対応してそれぞれ遊転輪体7,8が配され、更
に前記各回転輪体5,6と前記遊転輪体7,8との間にそれらの間を往復動可能な可動タ
ーン枠9が配されている。この可動ターン枠9には、前記両物品搬送装置2,3の物品搬
送方向に直行する方向に沿って前記両回転輪体5,6側に搬送用遊転輪体10と、遊転輪
体7,8側にアイドラー11とが並んで配されている。そして、前記各回転輪体5,6と
遊転輪体7,8の外周に接するようにしてエンドレスの前記コンベアチェーン4が周回す
るように掛け渡されている。そして、図例では排出側終端の回転輪体6が駆動輪として機
能するように、この回転輪体6にブレーキ付きのギャードモーターM1が連動連結されて
いて、このエンドレスのコンベアチェーン4は強制周回可能に構成される。
この排出側終端の回転輪体6を駆動輪とするのは、前記コンベアチェーン4で物品を搬
送するに当たって、コンベアチェーン4であるから、終端側で引くような駆動力をかける
のが搬送作用をより望ましく機能させることができるからである。尚、必要に応じて、他
方の回転輪体5或いは他の遊転輪体やアイドラーを駆動輪とすることに何らの問題もない
一方、前記受け入れ側始端Rと排出側終端Eとの間の搬送装置部分4Aは前記搬送用遊
転輪体10に、また、前記各遊転輪体7,8間の搬送装置部分4Bは前記アイドラー11
にそれぞれ外接するように掛け渡されていて、この受け入れ側始端Rから受け入れ側始端
Rの回転輪体5の周囲を通り、更に前記搬送用遊転輪体10から排出側終端Eの回転輪体
6の周囲を通り最終的に排出側終端Eに至る物品搬送経路12が形成されている。
前記可動ターン枠9は、前記回転輪体5,6から遊転輪体7,8に向かって配される図
外の架台に、この回転輪体5,6と遊転輪体7,8の間を往復動自在に案内されるように
支持されている。また、この可動ターン枠9には図外固定具が設けられていて、この固定
具に無端回動チェーン13が固定的に連携されている。このチェーン13は、一端が図外
固定枠(図1上左側)に回転自在に支持された図外チェーンホイールに掛け渡されると共
に、他端がブレーキ付きのギャードモーターM2の出力軸M2aに軸架された図外チェー
ンホイールに掛け渡されて、連携されている。したがって、このギャードモーターM2を
駆動してチェーン13を正・逆方向に適宜に回転されることによって、可動ターン枠9は
、前記回転輪体5,6と遊転輪体7,8との間を往復移動する。
そして、この可動ターン枠9を受け入れ側始端Rと排出側終端Eとに設けた前記回転輪
体5,6から遠ざかる方向へ、つまりは遊転輪体7,8側へスライド移動させたり、逆に
元の位置に戻したりすることによって、前記物品搬送経路12の搬送経路長を増大したり
、元に戻したりすることができるように構成されている。
したがって、この可動ターン枠9並びにここに設けられた搬送用遊転輪体10とアイド
ラー11更にこれら搬送用遊転輪体10とアイドラー11に掛け渡されたチェーンコンベ
ア4の掛け渡し形態とによって吸収手段の一つの例が示されている。
次に、このように構成されたこの実施例1の搬送装置の作動を説明する。
先ず、図2に示される通常運転時では、前記可動ターン枠9は、待機位置、つまりアキ
ュームコンベア1の受け入れ側始端Rにある。上流側の物品搬送装置2から送られてくる
物品はその終端からアキュームコンベア1の受け入れ側始端Rに送り込まれ、引き続きコ
ンベアチェーン4の作動によってその物品搬送経路12を通って排出終端側Eへ搬送され
、ここから下流側の物品搬送装置3の始端に受け渡され、引き続きこの下流側の物品搬送
装置3によって所定の集積スポットなどへ送られる。したがって、この通常運転時、上流
側の物品搬送装置2から送り込まれる物品は、このアキュームコンベア1では最短の搬送
距離を搬送されて下流側の物品搬送装置3へと受け渡されることになる。
しかし、下流側の物品搬送装置3において搬送トラブルが生じると、必然的にこの下流
側の物品搬送装置3の駆動を停止するか、或いは搬送スピードを落とすなどして、トラブ
ルの解消に努めなければならないが、上流側の物品搬送装置2からは、絶え間なく物品が
搬送されてくる。斯かる場合には、つまりはアキューム対応時には、図3に示すように、
先ず、ギャードモーターM1の駆動を停止させ、時を同じくしてギャードモーターM2を
駆動させてチェーン13を正回転させ、可動ターン枠9を図2に示した待機位置から、遊
転輪体7,8側へと移行させる。その移行距離は、トラブルの解消時間によって大小様々
である。可動ターン枠9のこの移行に伴って搬送用遊転輪体10並びにアイドラー11も
共に順次前記回転輪体5,6からの遠ざかるように移行して行く。この時、ギャードモー
ターM1の停止に起因して、この可動ターン枠9の移行に伴って、コンベアチェーン4は
、図3に示すように、受け入れ側始端Rから排出側終端Eに向かう方向に回転される。
図4に示すように、この搬送用遊転輪体10並びにアイドラー11の移行に伴って、必
然的に受け入れ側始端Rの回転輪体5から前記搬送用遊転輪体10を通って排出側終端E
の回転輪体6に至る、前記物品搬送経路12の経路長が増大する。つまりは、この物品搬
送経路12の経路長が増大された分、物品の貯留量(バッファー機能)が増大し、一次的
にこのアキュームコンベア1に物品を貯留できる。そして、この貯留の態様は、周回する
コンベアチェーン4上で物品だけを強制的に停止させることなく、この周回するコンベア
チェーン4上に物品を貯留する手法を採用している。つまり、アキュームコンベア1の受
け入れ側始端Rから当該アキュームコンベア1へと搬入されてくる物品は、その先頭のも
のから整然と搬送されながら、物品搬送経路12上に貯留される。
次に、搬送トラブルが解消すると、図5に示すように、ギャードモーターM1を、概ね
20%UPで駆動すると共に、ギャードモーターM2を逆作動させ、先とは逆に可動ター
ン枠9を回転輪体5,6側に順次移行させる。必然的に受け入れ側始端Rの回転輪体5か
ら前記搬送用遊転輪体10を通って排出側終端Eの回転輪体6に至る物品搬送経路12の
経路長が順次短くなり、このアキュームコンベア1に貯留されている物品は、その先頭の
ものから順次下流側の物品搬送装置3上へ、このアキュームコンベア1の排出側終端Eか
ら順次送り出されて行く。つまりは、先入れ先出しの順序で送り出す。最終的には、可動
ターン枠9が、先の図2に示す、通常運転時の待機位置に復帰し、次の不測の事態に備え
る。
尚、物品の搬送トラブル、それに基づくギャードモーターM2の正回転作動、更には搬
送トラブルの解消、これに基づくギャードモーターM2の逆転作動、更にはこの可動ター
ン枠9の待機位置への復帰などの各種動作のON、OFF作動は、物品の流れを適宜セン
サーなどで感知し、その感知結果に基づいて自動制御されるように構成されている。勿論
、必要に応じて手動操作されるものであっても良いことは言うまでもない。
前記吸収手段は、図1に示された構造の他にも、例えばアイドラー11を排し、遊転輪
体7,8の何れか一方或いは両方をエンドレスのチェーンコンベア4で描かれる閉ループ
の内外に向かって可動にし、前記物品搬送経路12の経路長を長くする時は、閉ループの
内方に、逆に物品搬送経路12の経路長を短くする時は、閉ループの外方に移動させる構
造によっても実現できる。更には、アイドラー11を可動ターン枠9から分離独立させ、
何れか一方の遊転輪体7,8外周に対接させ、併せて両者の間にチェーンコンベア4を挟
持するようにし、両者を一対で、閉ループの内外に向かって可動にすることによっても実
現できる。また、図1には、上流側の物品搬送装置2と下流側の物品搬送装置3を直列に
配した例を示しているが、両物品搬送装置2, 3を並列に配し、上流側の物品搬送装置2
の終端2Aと下流側の物品搬送装置3の始端3Aとにわたってこのアキュームコンベア1
がそ配される構造を採用しても、同様の効果を奏することは言うまでもない。
以上、実施例1に示したアキュームコンベア1は、物品の貯留量(バッファー機能)の
一層の増大を図るために、以下の応用例を採用できる。
つまり、第1に、物品搬送装置の物品搬送方向に沿って複数設け、もって物品の貯留量
(バッファー機能)の一層の増大を図ることもできる。更には、上下多段に設け、上位の
アキュームコンベア1の排出側終端Eと次位のアキュームコンベア1の受け入れ側始端R
を傾斜コンベアで接続し、最終的には最下位のアキュームコンベア1の排出側終端Eと下
流側の物品搬送装置3の始端との間を戻し搬送装置の一例である傾斜コンベアで接続する
ことによって、アキュームコンベア1の接地の為の占有床面積を最小にしながら、物品の
貯留量(バッファー機能)の一層の増大を図ることができる。
本発明に係るアキュームコンベアの第1の実施例を示す全体の概念図である。 図1に示すアキュームコンベアの通常運転時の作動説明図である。 図1に示すアキュームコンベアのアキューム作用開始時の説明図である。 図1に示すアキュームコンベアのアキューム完了時の説明図である。 図1に示すアキュームコンベアのアキューム排出時の説明図である。
符号の説明
1…アキュームコンベア
2…上流側の物品搬送装置
3…下流側の物品搬送装置
4…コンベアチェーン
4A,4B…搬送装置部分
5…受入れ始端側の回転輪体
6…排出側終端の回転輪体
7,8…遊転輪体
9…可動ターン枠
10…搬送用遊転輪体
11…アイドラー
12…物品搬送経路
13…ネジ軸
R…受け入れ側始端
E…排出側終端

Claims (4)

  1. 無端帯状体が周回されるように形成されていて、物品の受入れ側始端から排出側終端に至
    る物品搬送経路の経路長が大小可変に構成されると共に、この物品搬送経路の経路長の大
    小変化を吸収する吸収手段が備わり、前記物品搬送経路の経路長を大小変化させることで
    、無端帯状体を周回作用させながらも貯留量を大小可変にするように構成されていること
    を特徴とするアキュームコンベア。
  2. 物品搬送装置で送られる物品を自身の搬送装置に受け入れて前記物品搬送装置上で物品が
    滞留することを無くすようにしたアキュームコンベアで、受け入れ側始端と排出側終端と
    にそれぞれ回転輪体が並んで設けられ、また、これら各回転輪体に対応してそれぞれ遊転
    輪体が配され、更に前記各回転輪体と前記遊転輪体との間にそれらの間を往復動可能な可
    動ターン枠が配されると共にこの可動ターン枠には搬送用遊転輪体とアイドラーとが配さ
    れ、前記各回転輪体と遊転輪体の外周に接するようにして無端状の搬送装置が周回するよ
    うに掛け渡される一方、前記受け入れ側始端と排出側終端との間の搬送装置部分は前記搬
    送用遊転輪体に、また、前記各遊転輪体間の搬送装置部分は前記アイドラーにそれぞれ外
    接するように掛け渡され、もってこの受け入れ側始端から受け入れ側始端の回転輪体、引
    き続き前記搬送用遊転輪体を通って排出側終端の回転輪体、そして排出側終端に至る物品
    搬送経路が形成されていると共に、この無端状の搬送装置は強制周回可能に構成され、前
    記可動ターン枠を受け入れ側始端と排出側終端とに設けた前記回転輪体から前記遊転輪体
    側に遠ざけることで、前記物品搬送経路長を増大させて、この無端状の搬送装置による物
    品の貯留量が増大されるように構成されていることを特徴とするアキュームコンベア。
  3. 請求項1又は2記載のアキュームコンベアが、上流側の物品搬送装置の終端と下流側の物
    品搬送装置の始端の間に、当該アキュームコンベアの受け入れ側始端を前記上流側の物品
    搬送装置の終端に、また排出側終端を前記下流側の物品搬送装置の始端に臨ませて配置さ
    れていることを特徴とする搬送装置。
  4. 請求項1又は2記載のアキュームコンベアが、上下方向多段に配置され、それぞれの排出
    側終端と受入れ側始端との間に傾斜搬送装置が配置されていると共に、最終段の排出側終
    端と物品搬送装置とを繋ぐ戻し搬送装置が設けられていることを特徴とする搬送装置。
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