JP2004106800A - 共同利用可能な車両のロック装置、共同利用可能な車両のロック装置用プログラム、共同利用可能な車両のロック装置用記録媒体 - Google Patents

共同利用可能な車両のロック装置、共同利用可能な車両のロック装置用プログラム、共同利用可能な車両のロック装置用記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】車両電動アシスト付き自転車等の共同利用可能な車両を共同利用者に貸し出すにあたって、共同利用者が簡単に車両の借受及び返却ができるようにすることを目的とするものである。
【解決手段】自転車1の後輪20をロックするロック装置40がICカードキー100から情報を読み出すカードリーダ・ライタ42を有することにより、自転車1が駐車されている場所で自転車1の借受及び返却ができると共に、共同利用者毎に割り振られているユニークなカードID(識別子)を用いることにより、複数の共同利用者の1人に自転車1の選択的な利用を可能とすることができる。よって、共同利用可能な自転車1を共同利用者の1人に貸し出すにあたって、この共同利用者が、自転車1の駐車場所で簡単に車両の借受及び返却ができる。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動アシスト付き自転車、動力用電池を持たない自転車、オートバイ、電動スクーター等の車両を共同利用するための共同利用システムに関し、特に、共同利用システムにおいて使用される車両のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マンションの集合住宅等を対象として、自転車や電動アシスト付き自転車等の共同利用システムが普及しつつある。この共同利用システムにより、マンション等の駐輪場の不足や、駅周辺における自転車の放置、盗難等の問題を解消すると共に、共同利用による各人の負担コストの軽減を図ることができる。
【0003】
ところが、共同利用を行うためには、車両のタイヤをロックするロック装置のキー(鍵)の管理と貸し出し方法が問題になる。そのため、従来、図10に示すようなキー管理装置200を用いてキーを管理すると共に、図11に示すような車両(ここでは、電動アシスト付き自転車300)を共同利用者に貸し出す方法が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。尚、図10は、電動アシスト付き自転車300の共同利用システムで使用されるキー管理装置200の外観を示す斜視図である。図11は、キー管理装置200から離れた箇所に設置された駐輪場に保管中の複数の電動アシスト付き自転車300のうちの一つについて、その保管中の様子を例示する斜視図である。
【0004】
図11に示すように、電動アシスト付き自転車300は、車体部分301と、この車体部分301に取り付けられたカゴの内部において車体部分301に固定された動力用電池(バッテリー)302から構成されている。駐輪場には保管ポール303が固定され、電動アシスト付き自転車300の前輪がキー管理装置200からの遠隔操作によって開閉される盗難防止用の駐輪機304を介して保管ポール303に取り付けられている。
【0005】
また、動力用電池302は、駐輪場での保管中でも車体部分301から取り外されないような構成となっている。保管ポール303を通して引き出される充電用ケーブル305が動力用電池302に接続されることにより、駐輪場において動力用電池302の充電が行われる。保管ポール303から引き出される充電用ケーブル305は、図示しない充電器に接続されており、充電用ケーブル305が動力用電池302に接続されると同時に充電が開始される。動力用電池302が満充電の状態に達すると、充電が自動的に停止される。動力用電池302が充電中であるか、その充電が終了したかを示すステータス信号が図示しない無線送信機を介して、図10に示すキー管理装置200に送信される。尚、キー管理装置200は、マンションなどの集合住宅の駐輪場内やその片隅には設置されておらず、そのような駐輪場から離れた集合住宅の集会所や管理人室などに設置されている。
【0006】
また、図10に示すように、キー管理装置200を収容する筐体202の正面パネルには、10個のキーホールダ挿入口k1,k2,k3・・・k10が形成されており、各キーホールダ挿入口k1〜k10には、先端にキーが取付けられた矩形板状のキーホールダが挿入され、ロック状態で保持される。このように、貸出し対象のキーがキー管理装置200の正面パネル上に外部から見える状態で保持されているため、共同利用者は表示装置の案内画面などに頼ることなく、借り出せるキーがどれであるかを一見して判断することができる。
【0007】
また、各キーホールダ挿入口k1〜k10の真上には、このキーが使用される電動アシスト付き自転車300に固定された動力用電池302の充電の状態を示す矩形状のランプ6a,6b,6c・・・6jが設置されている。ランプ6a〜6jのそれぞれは、対応の電動アシスト付き自転車300の動力用電池302が充電済みであれば緑色で、充電中であれば赤色で連続的な点灯が行われる。ランプ6a〜6jのそれぞれの上方には、貸出し対象のキーの番号が算用数字で表示され、対応の算用数字が各キーのキーホールダにも表示されている。
【0008】
また、正面パネルに配列されたランプ6a〜6jは、対応の電動アシスト付き自転車300が故障中であることを表示する場合にも使用される。即ち、対応の電動アシスト自転車300に、タイヤのパンク、ブレーキの不具合、ランプがつかない等の異常(故障)が発生すると、これに気付いた共同利用者は、この異常の発生をキー入力部207の所定のキーを操作することによって、異常状態を入力する。これにより、この入力を受けたキー管理装置200は、対応のランプをその充電の状態とは無関係に赤色で点滅させることによって、対応の電動アシスト付き自転車300が貸出し停止状態にあることを、このシステムの共同利用者に知らせることができる。
【0009】
一方、キーの貸出しを受けたり、借り出したキーを返却しようとする共同利用者は、まず、磁気カードや非接触型のICカードなどで構成された自己のIDカードをIDカード挿入口203に挿入し、磁気カードの場合にはこれを上下に動かす(コスル)ことにより、このキー管理装置200に識別子を読み取らせ、自己が正当な共同利用者であることをこの鍵管理装置200に認識させる。これにより、キー管理装置200では、カード読取り部203が読取ったIDカードの識別子が共同利用者の識別子の一つと一致するか否かの判別により、このキー管理装置200の操作者の正当性を検査する。そして、正当性を確認すると、共同利用者からのキーの貸出し要求や返却要求などに応じて、各キーホールダに対するロック状態を解除させる。共同利用者は、ロック状態が解除されたキーホールダ挿入口からキーを借り出し、あるいは借り出したキーを返却することができる。尚、この貸出しの際、充電中や故障中のものについてはロック状態が解除されず、要求が拒否される。
【0010】
更に、キー管理装置200では、キーの貸出しや返却の状況を記録する。そして、キーの返却時などに使用料金を算定し、料金明細の合計金額を更新すると共に、液晶パネルなどで構成される表示部205に今回の使用料金と、これまでの合計料金とを表示する。また、各共同利用者に定期的に配付される請求書は、このシステムの管理者などによって、各共同利用別の利用履歴情報と共に印字出力部208からプリントアウトされる。
【0011】
また、キー管理装置200では、管理中の電動アシスト付き自転車300の故障台数が所定値に達すると、その旨を通報するメッセージをこのシステムの管理者や修理店などの所定の宛て先に自動転送させる。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−027060号公報(第3−4頁、第1図、第3図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のキー管理装置200は、駐輪場から離れた集会所や管理人室等に設置されており、共同利用者が電動アシスト付き自転車300を借りる場合には、一旦、キー管理装置200の設置場所に移動してキーを入手し、その後に駐輪場まで移動しなければならないため、非常に不便である。また、電動アシスト付き自転車300を返却する場合にも、一旦、駐輪場に電動アシスト付き自転車300を持って行き、駐輪機304でロックした後に、キーを返却すべくキー管理装置200の設置場所まで移動しなければならないため、この場合も非常に不便である。
【0014】
本発明は上述した事情を鑑みてなされたものであり、車両電動アシスト付き自転車等の共同利用可能な車両を共同利用者に貸し出すにあたって、共同利用者が簡単に車両の借受及び返却ができるようにすることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数の共同利用者によって選択的に利用可能な車両の車輪をロックするロック装置であって、前記共同利用者毎に割り振られると共に前記共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う際に用いられるユニークな識別子を記憶する利用者識別子記憶手段と、前記ユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出す識別子読出手段(S1参照)と、前記識別子読出手段によってユニークな識別子を読み出すことを契機として、前記利用者識別子記憶手段にユニークな識別子が記憶されているか否かを検索する識別子検索手段(S17参照)と、前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、前記識別子読出手段によって読み出したユニークな識別子を前記利用者識別子記憶手段に記憶することにより、当該読み出したユニークな識別子に係る共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う貸出登録手段(S31参照)と、前記貸出登録手段による貸し出しの登録完了により前記車輪のロックを解除するロック解除手段(S33参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前回の共同利用者に前記車両を貸し出し中に生じた車両の異常状態に係る異常情報を記憶する車両状態情報記憶手段と、前記識別子読出手段によってユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出した場合に、前記車両状態情報記憶手段に異常情報が記憶されているか否かを検索する異常情報検索手段(S5参照)と、前記異常情報検索手段による検索によって異常情報が記憶されていると判断した場合には、前記識別子検索手段による検索、前記貸出登録手段による貸し出し登録、又はロック解除手段によるロックの解除のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第1のエラー表示手段(S9参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0017】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子読出手段によってユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出した場合に、前記車両の車輪がロックされているか否かを検出するロック検出手段(S13参照)と、前記ロック検出手段による検出によって前記車輪がロックされていないと判断した場合には、前記識別子検索手段による検索、前記貸出登録手段による貸し出し登録、又はロック解除手段によるロックの解除のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第2のエラー表示手段(S15参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていると判断した場合には、(前記車両を貸し出し中であると推定できるため、)更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第1の充電器接続検出手段(S37参照)と、前記第1の充電器接続検出手段による検出によって接続されて「いる」と判断した場合には、前記利用者識別子記憶手段に既に記憶されているユニークな識別子と前記識別子読出手段によって今回読み出したユニークな識別子を照合する第1の識別子照合手段(S41参照)と、前記第1の識別子照合手段による照合によって前記両識別子が一致していると判断した場合には、(前記貸し出し中の車両を返却するものと推定できるため、)前記利用者識別子記憶手段から前記記憶しているユニークな識別子を抹消する識別子抹消手段(S47参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0019】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記車両に設けられており当該車両を貸し出し中に生じた車両の異常状態に係る異常情報を記憶しておく異常用記憶手段に、異常情報が記憶されているか否かを検索する貸出中異常情報検索手段(S49参照)と、前記貸出中異常情報検索手段による検索によって異常情報が記憶されていると判断した場合には、前記異常情報を前記車両状態情報記憶手段に記憶する貸出中異常情報記憶手段(S51,S53)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0020】
請求項6に係る発明は、請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていると判断した場合には、(前記車両を貸し出し中であると推定できるため、)更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第2の充電器接続検出手段(S37参照)と、前記第2の充電器接続検出手段による検出によって接続されて「いない」と判断した場合には、前記利用者識別子記憶手段に既に記憶されているユニークな識別子と前記識別子読取手段によって今回読み取ったユニークな識別子を照合する第2の識別子照合手段(S61参照)と、前記第2の識別子照合手段による照合によって前記両識別子が一致していると判断した場合には、(前記車両を貸し出された共同利用者が一時的に駐車しておいた前記車両を再度走行させるものと推定できるため、)前記車輪のロックを再度解除するロック再解除手段(S65参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0021】
請求項7に係る発明は、請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置から充電用ケーブルを介して送られると共に前記ステーションの識別に用いられるステーション番号を受信する第1のステーション番号受信手段(S28参照)と、前記第1のステーション番号受信手段によって受信したステーション番号を前記外部の記録媒体に書き込む第1のステーション番号書込手段(S29’参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0022】
請求項8に係る発明は、請求項1又は7に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子読取手段によって読み取ったユニークな識別子を、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置へ充電用ケーブルを介して送信する第1の識別子送信手段(S30参照)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0023】
請求項9に係る発明は、請求項1又は7に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第3の充電器接続検出手段(S20参照)と、前記第3の充電器接続検出手段による検出によって前記充電器に接続されていないと判断した場合には、(接続不良により充電が完了していない可能性があると推定できるため、)前記貸出登録手段による貸し出し登録、ロック解除手段によるロックの解除、又はステーション番号受信手段によるステーション番号の受信のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第3のエラー表示手段(S22)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0024】
請求項10に係る発明は、請求項5に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置から充電用ケーブルを介して送られると共に前記ステーションの識別に用いられるステーション番号を受信する第2のステーション番号受信手段(S44)と、前記第2のステーション番号受信手段によって受信したステーション番号を前記外部の記録媒体に書き込む第2のステーション番号書込手段(S45’)と、を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0025】
請求項11に係る発明は、請求項5又は10に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、前記識別子読取手段によって読み取ったユニークな識別子を、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置へ充電用ケーブルを介して送信する第2の識別子送信手段(S46参照)を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置である。
【0026】
請求項12に係る発明は、前記外部の記録媒体は、ICカードであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の共同利用可能な車両のロック装置である。
【0027】
請求項13に係る発明は、複数の共同利用者によって選択的に利用可能な車両の車輪をロックするロック装置で用いられるプログラムであって、更に、前記共同利用者毎に割り振られると共に前記共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う際に用いられるユニークな識別子を記憶する利用者識別子記憶手段を前記ロック装置が有する場合において、前記ユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出す識別子読出手段(S1参照)と、前記識別子読出手段によってユニークな識別子を読み出すことを契機として、前記利用者識別子記憶手段にユニークな識別子が記憶されているか否かを検索する識別子検索手段(S17参照)と、前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、前記識別子読出手段によって読み出したユニークな識別子を前記利用者識別子記憶手段に記憶することにより、当該読み出したユニークな識別子に係る共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う貸出登録手段(S31参照)と、前記貸出登録手段による貸し出しの登録完了後に前記車輪のロックを解除するロック解除手段(S33参照)、としてコンピュータに機能させることを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置用プログラムである。
【0028】
ここで、本発明における「プログラム」とは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものをいい、コンピュータのHD(Hard Disk)、CD−RW等にインストールされているものや、CD−ROM、DVD、FD、半導体メモリ、コンピュータのHDD等の各種記録媒体に記録されているものや、インターネット等の外部ネットワークを介して配信されるものも含まれる(以下、同様)。
【0029】
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の共同利用可能な車両のロック装置用プログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータで読み取り可能な共同利用可能な車両のロック装置用記録媒体である。
【0030】
ここで、本発明における「記録媒体」とは、上記コンピュータで上記各手段を機能させるためのプログラムの読み取りに使用することができればよく、情報を媒体の物理的特性を利用してどのように記録するか等の物理的な記録方法には依存しない。例えば、FD(FLEXIBLE Disk)、CD−ROM(R,RW)(Compact Disc Read Only Memory(CD Recordable,CD Rewritable))、DVD−ROM(RAM,R,RW)(Digital Versatile Disk Read Only Memory(DVD Random Access Memory,DVD Recordable,DVD Rewritable))、半導体メモリ、MO(Magneto Optical Disk)、MD(Mini Disk)、磁気テープ等が該当する。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
以下、図1乃至図4を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0032】
図1は、本実施形態の共同利用システムに使用する電動アシスト付き自転車(以下、「自転車」という)1の概略構成図である。また、図2は、自転車1に備え付けた自転車用ロック装置(以下、「ロック装置」という)40に対して、共同利用者が自己のIC(Integrated Circuit)カードキー100をかざす場合のイメージ図である。図3は、自転車1及びICカードキー100がそれぞれ有する機能及び記憶部等を示した機能ブロック図である。図4は、ロック装置40における処理を示した処理フロー図である。
【0033】
図1において、2は車体前方上部に位置するヘッドパイプであり、このヘッドパイプ2にはハンドルステム3が回動自在に挿通している。そして、ハンドルステム3の上端にはハンドル4が取り付けられている。また、ハンドルシステム3の下端にはフロントフォーク5が取り付けられ、このフロントフォーク5の下端部には前輪6が回転自在に軸支されている。
【0034】
更に、上記ヘッドパイプ2からはダウンチューブ7が車体後方に向かって斜め下方に延出しており、このダウンチューブ7の略水平に延びる後端部からは、シートチューブ8が車体後方に向かって斜め上方に立設されている。そして、シートチューブ8内にはシートポスト9が上下位置調整自在に嵌合保持されており、シートポスト9の上端にはサドル10が回動可能に支持されている。
【0035】
更に、車体の略中央下部にはパワーユニット11がダウンチューブ7とシートチューブ8に支持されて設けられている。このパワーユニット11は、人力(踏力)による駆動系と電動モータ12による補助動力系を並設して構成され、人力(踏力)と補助動力を合成して出力するものであって、これには補助動力を発生する上記アシスト用モータ12と人力(踏力)の大きさに応じてモータ出力を制御するための自転車コントローラ13が設けられている。そして、このパワーユニット11にはクランク軸14が回転自在に支承されており、クランク軸14の左右にはクランク(図には一方のみ図示)15が取り付けられ、各クランク15の端部にはペダル16が軸支されている。
【0036】
他方、上記パワーユニット11からは左右一対のチェーンステー17が車体後方に向かって略水平に延設されており、上記シートチューブ8の上端部からは左右一対のシートステー18が車体後方に向かって斜め下方に傾斜して延設されている。そして、左右の各チェーンステー17と各シートステー18の各後端部はブラケット19を介して連結されており、左右のブラケット19には後輪20が回転自在に軸支されている。尚、後輪20にはホイールスプロケット21が結着されており、このホイールスプロケット21と上記パワーユニット11に設けられた不図示のドライブスプロケットとの間には無端状のチェーン22が巻装されている。
【0037】
更に、本実施形態に係る自転車1においては、上記サドル10の下方であって、シートチューブ8と後輪20とで囲まれた空間にバッテリボックス23が脱着可能に装着されている。尚、バッテリボックス23内には複数の充電式電池(2次電池)で構成される動力用電池27が収納されている。
【0038】
ところで、後輪20を支持する左右一対のブラケット19には、メインスタンド24の左右の上端部が軸25によって回動自在に取り付けられており、メインスタンド24の左側部分の上部にはスタンドロック26の上端部が不図示の軸にて回動自在に支持されている。
【0039】
また、図3に示すように、パワーユニット11には、上記アシスト用モータ12、電力用電池27の他に自己診断用センサ28が設けられており、これらは自転車コントローラ13によって動作制御されている。動力用電池27は、充電端子30を介して充電器110からの電力供給により充電を行うことができ、この充電した電力でアシスト用モータ12を駆動させることができる。また、自己診断用センサ28は、自転車1がアシスト用モータ12や動力用電池27等の異常(故障)を検出するためのセンサである。更に、パワーユニット11には、異常用記憶部51が構築されており、自転車を共同利用者に貸し出し中に生じた自転車の異常状態を自己診断用センサ28によって検出することにより得た異常情報(I1)が記憶される。
【0040】
更に、図1に示すように、左右一対のシートステー18上には、後輪20の回転をロックするためのロック装置40が取り付けられている。このロック装置40は、本実施形態の特徴部分であり、図2に示すようにロック装置本体41と錠部42により構成されている。ロック装置本体40はICカードキー100との無線通信を行う部分であり、錠部42はサークル錠29や後述の解錠ソレノイド45が設けられており、実際に後輪のロックを行う部分である。そして、共同利用者が錠部41のサークル錠把持部29aを手動で施錠することによりサークル錠29が移動し、後輪20の回転をロックすることができる。また、図2に示すように、共同利用者が自己のICカードキー100をロック(施錠)されているロック装置40にかざす(近付ける)と、後述の無線通信により、サークル錠29が自動的に移動してロック解除(解錠)することができる。
【0041】
また、ロック装置本体41には、共同利用者に自転車1の異常等を知らせるための表示部44が設けられている。この表示部44は、赤色LED(Light Emitting Diode)44aと緑色LED44bにより構成されている。また、ロック装置本体41の内部にはスピーカ45が内蔵されており、これらのLED44a,44bの表示態様とスピーカ45からの告知音により、共同利用者に自転車1の異常等を知らせることができる。この表示態様及び告知音のパターンは、図4の右上に示す通りであり、例えば、赤色LEDが点滅し、告知音が「ピッ」と鳴った場合には、エラー表示1を表現したことになる。
【0042】
更に、図3に示すように、ロック装置40には、上記サークル錠29の他に、このサークル錠29を移動させてロック解除を行わせるための解錠ソレノイド46が設けられている。また、ロック装置40には、ICカードキー100との無線通信によりICカードキー100に記憶されているカード情報(i)を読み出したり、ICカードキー100に書き込んだりするためのカードリーダ・ライタ47が設けられている。更に、ICカードキー100と無線通信を行うためのアンテナ48が設けられている。
【0043】
また、ロック装置40には、このロック装置40の駆動電力を供給するためのロック装置用電池49が設けられており、上記動力用電池27と同様に充電端子30を介して充電器110からの電力供給により充電を行うことができる。
【0044】
更に、ロック装置40には、上記表示部44が設けられ、
そして、上記表示部44、スピーカ45、解錠ソレノイド46、カードリーダ・ライタ47、及びロック装置用電池49は、ロック装置40に内蔵されているコンピュータとしての制御部50によって動作制御されている。
【0045】
また、制御部50の図示していないHD(Hard Disk)には、後述の各ステップを実行させるためのプログラム(p)が記憶されている。更に、このHDへの記録、インストール作業は、プログラム(p)が記録されているCD−ROM等の記録媒体を利用することによって行うことも可能である。
【0046】
また、ロック装置40には、カードリーダ・ライタ47によってICカードキー100から読み出したカード情報(i)を一時的に記憶するための一時記憶部52と、一時記憶部52から読み出したカード情報(i)や異常用記憶部51から読み出した異常情報(I1)等を記憶して、共同利用者の貸出登録や自転車1の状態等を管理するための利用者・車両状態記憶部53が構築されている。また、これらの記憶部52,53への記憶・読み出し処理は、上記制御部50の制御によって行われる。また、制御部50は、ロック装置用電池49及び動力用電池27の充電状態を確認する処理も行う。
【0047】
一方、ICカードキー100は、ICカードとロック装置45のロック解除キーが組み合わされたものであり、共同利用者が自転車を共同利用する際に入手する必要がある。このICカードキー100は、図3に示すように、自転車1側のアンテナ48と無線通信を行うためのアンテナ101と、カード情報(i)を記憶するための不揮発性メモリ(EEPROM)としての記憶部102と、無線通信及び記憶部102からのカード情報(i)の読み出し、及び記憶部102へのカード情報(i)の書き込みを制御する制御部103が内蔵されている。そして、図2に示すように。ICカードキー100をロック装置40にかざすと、ロックされていたサークル錠29が解除される。逆に、ロック(施錠)する場合には、共同利用者が手動でサークル錠把持部29aを持って移動させる。
【0048】
また、記憶部102には、共同利用者毎に予め割り振られているユニークな識別子を示すカードID情報(i2)が記憶されている。このカードID情報(i2)は、上記カード情報(i)に含まれている。そして、ICカードキー100がロック装置40のアンテナ48による通信可能エリア内に入ると、ロック装置40のアンテナ48からの電波を受信することにより、電源電力を得て活性化され、制御部103により、アンテナ101を介してロック装置40との間でカード情報(i)等のデータ通信や、記憶部102を用いたデータ処理が行われる。
【0049】
続いて、本実施形態に係るロック装置40及び周辺機器の動作を説明する。尚、本実施形態においては、共同利用者の1人である利用者(乙)が自転車1を借りたり、返却する場合について説明する。また、利用者(乙)の直前(前回)に同じ自転車1を借りていた共同利用者の1人を利用者(甲)とし、利用者(乙)以外の共同利用者の1人を利用者(丙)として説明する。
【0050】
まず、利用者(乙)が自転車1のロック装置40に自己のICカードキー100をかざすと、カードリーダ・ライタ42によってICカードキー100で保持しているカード情報(i)を読み出す(ステップS1)。そして、この読み出したカード情報(i)を一時記憶部52に記憶する(ステップS3)。
【0051】
次に、ロック装置40では、利用者・車両状態記憶部53に異常情報(I1)が記憶されているか否かの検索を行う(ステップS5)。そして、この検索結果に基づいて、自転車1(自己)の貸し出しを禁止するか否かを判断する(ステップS7)。即ち、利用者・車両状態記憶部53に異常情報(I1)が記憶されていた場合には、前回(直前)の利用者(甲)に貸し出し中に異常(故障)が発生したと推定できるため、貸し出し禁止と判断し(Yes)、異常情報(I1)が記憶されていない場合には貸し出し可能と判断する(No)。
【0052】
次に、上記ステップS7において、貸し出し禁止と判断した場合には(Yes)、表示部44及びスピーカ45により「エラー表示4」を行う(ステップS9)。そして、一時記憶部52から上記ステップS3によって記憶しておいたカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、自転車1を借りようと思っていた利用者(乙)に故障自転車の貸し出しを禁止するための処理が終了する。
【0053】
一方、上記ステップS7において、貸し出し禁止ではないと判断した場合には(No)、更に、制御部50によって解錠ソレノイド41の状態からサークル錠29がロック(施錠)されているか否かを判断する(ステップS13)。この判断は、自転車1を貸し出し中であるため、サークル錠29が解除されている場合に、鞄に入れたICカードキー100が偶然にロック装置40に近づく等によってカードリーダ・ライタ47でカード情報(i)を再度読み取った場合であっても、この読み取ったカード情報(i)を無効にするための判断である。よって、サークル錠29がロックされていないと判断した場合には(No)、偶然に誤ってICカードキー100がロック装置40に近づいたと推定できるため、表示部44及びスピーカ45により「エラー表示1」を行い(ステップS15)、一時記憶部52から上記再度読み取ったカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、既に自転車1が貸し出された利用者(乙)が誤って自己のICカードキー100を再度かざした場合に、このかざした動作を無効にするための処理が終了する。
【0054】
一方、上記ステップS13において、ロックしていると判断した場合には(Yes)、更に、制御部50により利用者・車両状態記憶部53に利用者の貸出登録が行われているか否かの検索を行う(ステップS17)。そして、利用者の貸出登録の有無によって、利用者に自転車1(自己)が貸出中となっているか否かを判断する(ステップS19)。即ち、後述のステップS31からも分かるように、利用者・車両状態記憶部53にカードID情報(i2)と貸出中である旨の情報(I2)が関連付けて記憶されている場合には、既に他の利用者(丙)の貸出登録が行われていると判断し、記憶されていない場合には他の利用者(丙)の貸出登録が行われていないと判断する。この判断は、自転車1が駐車されている場合に、この駐車は一時的な駐車であって他の利用者(丙)に貸出中である場合もあり得るため、自転車1(自己)を貸出中である場合には他の利用者(丙)に自転車1の貸出(利用者の途中変更)を行わないようにするための判断である。この判断を行うことによって、例えば、自転車1を借りた利用者(乙)は、茶店等で休憩する際に他の利用者(丙)によって勝手に自転車1に乗って行かれる心配がなくなる。
【0055】
次に、上記ステップS19において、貸し出し中でないと判断した場合には(No)、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているICカードキーの有効期限情報(i1)を読み出す(ステップS21)。そして、ロック装置40側で自己管理している現在日時(t)と上記有効期限情報(i1)を照合することにより、ICカードキー100が現在有効であるか無効かを判断する(ステップS23)。この判断は、ICカードキー100が有効期限を過ぎたものであるか否かの判断である。また、ICカードキー100側で有効期限情報(i1)を保持することによって、ロック装置40側ではICカードキー100毎の有効期限情報を保持する必要がなく、単に現在日時(t)を管理しておくだけでよいことになる。
【0056】
次に、上記ステップS23において無効であると判断した場合には(無効)、表示部44及びスピーカ45により「エラー表示2」を行い(ステップS25)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、有効期限切れのICカードキーをかざした動作を無効にするための処理が終了する。
【0057】
一方、上記ステップS23において、有効であると判断した場合には(有効)、利用者(乙)によってかざされたICカードキー100を特定することによって利用者(乙)の貸出登録を行うため、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているカードID情報(i2)を読み出す(ステップS27)。
【0058】
次に、ICカードキー100に自己(自転車)が貸出中である旨の情報(I2)を書き込むために、この情報(I2)をICカードキー100に無線送信する(ステップS29)。この情報(I2)には、貸出中(借用中)情報(I21)と貸出開始日時(借用開始日時)情報(I22)が含まれている。
【0059】
また、上記ステップS27によって読み出したカードID情報(i2)と上記ステップS29によって送信した貸出中である旨の情報(I2)を関連付けて、利用者・車両状態記憶部53に記憶することで、利用者の貸出登録を行う(ステップS31)。尚、上記ステップS29,S31の処理は、どちらを先に行っても良い。
【0060】
次に、ロック装置40は、解錠ソレノイド46を動作させることにより、サークル錠29を移動させ、サークル錠29の解除を行う(ステップS33)。そして、表示部44及びスピーカ45により「貸出表示」を行い(ステップS35)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、利用者(乙)が自転車1を借りるための処理が終了する。
【0061】
ところで、上記ステップS21〜S35は、自転車1が貸し出しされていない状態であって、これから貸し出しが行われる状態を示しているが、下記ステップS37〜S67は、自転車1が既に貸し出しされている状態であって、これから返却する場合か(ステップS39〜S57)、又は一時的に茶店に入るために茶店の前に自転車1を停車して施錠しておいたものを解錠(ロック解除)して再び運転する場合等のように、一時的に施錠していた状態から解錠する場合(ステップS57〜S67)を示している。
【0062】
そこで、上記ステップS19において、貸し出し中であると判断した場合には(Yes)、更に、ロック装置40は、図3に示すように、制御部50によって充電端子30から供給されている電力を検出することにより、自転車1が充電用ケーブル111を介して充電器110に接続されているか否かを判断する(ステップS37)。そして、充電器110に接続されていると判断した場合には(Yes)、利用者(乙)が自転車1を返却しようと考えているものと推定することができるため、更に、利用者(乙)によってかざされたICカードキー100を特定すべく、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているカードID情報(i2’)を読み出す(ステップS39)。そして、上記ステップS31によって利用者の貸出登録のために、既に利用者・車両状態記憶部53に記憶されていたカードID情報(i2)と、上記ステップS39によって読み出したカードID情報(i2’)(即ち、上記ステップS1によって今回読み出したカードID情報(i2))とを照合する(ステップS41)。この照合は、自転車1を借りた利用者(乙)が返却のために自己のICカードキー100をかざしたのか、又は自転車1を借りた利用者以外の他の利用者(丙)が自己(他の利用者)のICカードキーをかざしたのかを判断するための処理である。そのため、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているか否かにより、ICカードキー100をかざした者が既に自転車1を借りている利用者(乙)であるか、又はこの利用者以外の者(丙)であるかを判断する(ステップS43)。
【0063】
次に、上記ステップS43において、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているため、既に自転車1を借りている利用者(乙)が自転車1を返却するためにICカードキー100をかざしたと判断した場合には(利用者)、ICカードキー100に自己(自転車)が返却済みである旨の情報(I3)を書き込むために、この情報(I3)をICカードキー100に無線送信する(ステップS45)。また、この返却済みである旨の情報(I3)には、返却済み情報(I31)及び返却日時情報(I32)が含まれている。更に、利用者・車両状態記憶部53に記憶しておいたカードID情報(i2)を抹消(削除)することで、利用者(乙)の貸出登録を抹消する(ステップS47)。尚、上記ステップS45,47の処理は、どちらを先に行っても良い。
【0064】
次に、ロック装置40は、自転車1を貸し出し中に異常用記憶部51に異常情報(I1)が記憶されているか否かを検索する(ステップS49)。そして、異常情報(I1)が記憶されているか否かによって、自転車1に異常が発生しているか否かを判断する(ステップS51)。即ち、異常情報(I1)が記憶されている場合には異常が発生していると判断し、異常情報(I1)が記憶されていない場合には異常が発生していないと判断する。
【0065】
次に、上記ステップS51により異常が発生していると判断した場合には(Yes)、この異常情報(I1)を利用者・車両状態記憶部53に記憶する(ステップS53)。これにより、その後、各利用者がこの自転車1を借りるためにICカードキーをかざした場合に、上記ステップS5により異常情報(I1)が記憶されていることから、上記ステップS7において貸し出し禁止(Yes)と判断することにつながる。
【0066】
次に、ロック装置40では、表示部44及びスピーカ45により「返却表示」を行い(ステップS55)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除することにより(ステップS11)、利用者(乙)が自転車1を返却するための処理が終了する。
【0067】
一方、上記ステップS51において、異常情報(I1)が記憶されていないため、自転車1に異常が発生していないと判断した場合には(No)、上記ステップS53の処理を省略して、上記ステップS55の処理を行う。即ち、利用者・車両状態記憶部53へ異常情報(I1)を記憶(蓄積)しない。
【0068】
ところで、上記ステップS43において、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致していないため、既に自転車1を借りている利用者以外の利用者(丙)がICカードキーをかざしたと判断した場合には(利用者外)、表示部44とスピーカ34により「エラー表示3」を行い(ステップS57)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、貸出登録されていない他の利用者(丙)が、勝手に自転車1を返却することを禁止するための処理が終了する。
【0069】
また、上記ステップS37において、自転車1が充電器110に接続されていないと判断した場合には(No)、利用者(乙)が一時的に施錠していたものと推定することができるため、更に、利用者によってかざされたICカードキー100を特定するために、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているカードID情報(i2)を読み出す(ステップS59)。そして、既に、上記ステップS31によって利用者(乙)の貸出登録のために、利用者・車両状態記憶部53に記憶されていたカードID情報(i2)と、上記ステップS59によって読み出したカードID情報(i2’)とを照合する(ステップS61)。この照合は、利用者(乙)が一時的に自転車1を施錠した後に、再び同じ利用者(乙)が自転車1の施錠を解除するために自己のICカードキー100をかざしたのか、又は他の利用者(丙)が自己のICカードキーをかざしたのかを判断するための処理である。そのため、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているか否かにより、ICカードキー100をかざした者は、既に自転車1を借りている利用者(乙)であるか、又はこの利用者以外の者(丙)であるかを判断する(ステップS63)。
【0070】
次に、上記ステップS61において、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているため、既に自転車1を借りている利用者(乙)が一時的に自転車1を駐車するためにICカードキーをかざしたと判断した場合には(利用者)、解錠ソレノイド46を動作させることにより、サークル錠29を移動させ、一時的に施錠しておいたサークル錠29の解錠を行う(ステップS65)。そして、表示部44及びスピーカ45により「貸出中表示」を行い(ステップS67)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、一時的に駐車するために一時的に施錠していた状態から利用者(乙)が再び施錠を解除(解錠)して自転車1を移動させるための処理が終了する。
【0071】
ところで、上記ステップS63において、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致していないため、既に自転車1を借りている利用者以外の利用者がICカードキー100をかざしたと判断した場合には(利用者外)、「他の利用者に貸出中」である旨のエラー表示3を行い(ステップS57)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS11)。これにより、他の利用者(丙)が一時的に駐車されていた自転車1を勝手に移動させることを禁止するための処理が終了する。
【0072】
以上説明したように本実施形態によれば、自転車1の後輪20をロックするロック装置40がICカードキー100から情報を読み出す機構を有することにより、自転車1が駐車されている場所で自転車1の借受及び返却ができると共に、共同利用者毎に割り振られているユニークなカードID(識別子)を用いることにより、複数の共同利用者の1人に自転車1の選択的な利用を可能とすることができる。即ち、従来はキーを管理する装置に特徴があり、自転車1側には何も新しい機構を設けていなかったのに対し、本実施形態では、自転車1側に専用のロック装置40を設けるといったように、自転車1自体に特徴がある。これにより、共同利用可能な自転車1を共同利用者の1人に貸し出すにあたって、この共同利用者が、自転車1の駐車場所で簡単に車両の借受及び返却ができるようにすることができるという効果を奏する。
【0073】
更に、本実施形態では、各共同利用者がICカードキー100を所持しているため、従来のようにキー管理装置200の設置場所に移動してキーを入手する必要がない。そのため、例えば、自転車1を借りたステーションとは別のステーションに自転車1を返すというような、いわゆる「乗り捨て」が可能であるという効果も奏する。
【0074】
〔第2の実施形態〕
以下、図5乃至図9を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0075】
図5は、本実施形態に係るロック装置40’を備えた自転車1’及び周辺機器がそれぞれ有する機能及び記憶部等を示した機能ブロック図である。図6は、ロック装置40’における処理を示した処理フロー図である。図7は、ロック装置40’、ステーション装置120、及び車両管理サーバ140の各処理を含めたシーケンス図である。図8及び図9は、モニタ123に表示される表示画面例を示した図である。
【0076】
尚、本実施形態の各処理(ステップ)は、上記第1の実施形態の各処理(ステップ)と共通部分が多いため、第1の実施形態と同一処理(ステップ)は、その記載を省略したり、又は同一符号を付して説明を省略する。本実施形態は、上記第1の実施形態に対して、更にステップS20,S22,S28,S30,S44,S46を追加した点、及びステップS31,S45が若干異なっている点(ステップS29’,S31’,S45’)が相違するだけである。
【0077】
図5に示す通信ドライバ(Driver)60は、ロック装置40’に記憶されており、ステーション装置120との通信を行うためのソフトウェアである。この通信ドライバ60により、ロック装置40’は充電用ケーブル111の一部を介してステーション装置120(ステーション内通信部121)と相互通信を行うことができる。
【0078】
また、異常用記憶部51に記憶されている異常情報(I1)は、自転車1自身がセンサ等で判断することができる異常に限っているため、自転車1自身が判断できない異常(例えば、タイヤのパンク、チェーンの外れ)の情報までは含まれない。そこで、本実施形態では、以下に示すように、利用者(乙)が自転車1を返却する際に、利用者(乙)が自転車1の異常を確認し、返却するステーションのステーション装置120に自転車1の異常を入力することができるようにしている。
【0079】
図5に示すように、ステーション装置120は、図8及び図9に示す異常項目画面を表示するためのモニタ123と、このモニタ123の表示画面上に構築されたタッチパネル124と、ICカードキー100のカード情報(i)を読み出す(読み込む)ためのカードリーダ125を有している。また、ステーション装置120は、返却された自転車1’(ロック装置40’)から充電用ケーブル111の一部を介して送られて来る異常情報(I1)を受信するためのステーション内通信部121と、管理センタに設置されている車両管理サーバ140との通信を行うためのサーバ通信部122も有している。そして、ステーション装置120は、モニタ123、タッチパネル124、カードリーダ125、ステーション内通信部121、及びサーバ通信部122の各動作を制御するためのコンピュータとしての制御部126も有している。更に、ステーション装置120には、ロック装置40から送られて来る異常情報(I1)と、ロック装置40(自転車)を識別するためのユニークな識別子からなるロック装置ID情報(I4)とを受信し、これらを関連付けて管理する異常情報管理DB(Data Base)127が構築されている。
【0080】
尚、ロック装置ID情報(I4)は、各ロック装置の利用者・車両状態記憶部53に記憶されている。また、ロック装置ID情報(I4)は、後述のステップS29’において、ICカードキー100側にも送られて、カード情報(i)の一部として記憶部102に記憶される。
【0081】
また、上記管理センタは、各ステーションに設置されているステーション装置を一元管理しており、そのための車両管理サーバ140が設置されている。この車両管理サーバ140は、インターネット等の通信ネットワーク130を介して各ステーション装置120のサーバ通信部122と通信可能な通信部141を有しており、この通信部141の動作を制御するための制御部142も有している。更に、車両管理サーバ140には、各ステーションのステーション装置120から通信ネットワーク130を介して送られて来る異常情報(I1)とロック装置ID情報(I2)とを受信して、これらを関連付けた状態で管理する異常情報集中管理DB143が構築されている。
【0082】
続いて、本実施形態に係るロック装置40’及び周辺機器の動作を説明する。
【0083】
図6におけるステップS19において、貸し出し中でないと判断した場合には(No)、更に、ロック装置40’は、図3に示すように、制御部50によって充電端子30から供給されている電力を検出することにより、自転車1が充電用ケーブル111を介して充電器110に接続されているか否かを判断する(ステップS20)。そして、充電器110に接続されていないと判断した場合には(No)、充電器110の接続不良により充電が完了されていない可能性があると推定することができるため、表示部44で「充電器の接続不良により貸出禁止中」である旨のエラー表示5を行い(ステップS22)、一時記憶部52からカード情報(i)を削除する(ステップS13)。これにより、利用者(乙)が自転車1を借りようとしたが自転車1’に不備(ここでは、充電器110への接続不良)があるために貸し出しを禁止するための処理が終了する。尚、エラー表示5は、エラー表示4と同じである。
【0084】
一方、上記ステップS20において、充電器110に接続されていると判断した場合には(Yes)、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているICカードキー100の有効期限情報(i1)を読み出す(ステップS21)。その後、処理が進み、有効期限内であってICカードキー100が有効である場合には、利用者(乙)によってかざされたICカードキー100を特定して利用者の貸出登録を行うために、一時記憶部52からカード情報(i)に含まれているカードID情報(i2)を読み出す(ステップS27)。また、ロック装置40’は、貸し出しを行ったステーションを特定するために、ステーション装置120から充電用ケーブル111の一部を介し、このステーション装置120が設置されているステーションNo.(番号)情報(I23)を受信する(ステップS28)。この受信処理は、図5に示す通信ドライバ60によって行われる。具体的には、ロック装置40’から充電用コード111を介してステーション装置120にステーションNo.を要求することに基づいて、ステーション装置120から充電用ケーブル111を介して送信されて来たステーションNo.情報(I23)を受信することにより行う。
【0085】
次に、ICカードキー100に自己(自転車)が貸出中である旨の情報(I2’)を書き込むために、この情報(I2’)をICカードキー100に無線送信する(ステップS29’)。この情報(I2’)には、上記情報(I2)に含まれている貸出中(借用中)情報(I21)と貸出開始日時(借用開始日時)情報(I22)に加え、更に貸し出しを行ったステーションのステーションNo.情報(I23)が含まれている。これにより、ステーション装置120側だけでなく、ICカードキー100側においても貸し出しを行ったステーションを把握することができる。
【0086】
次に、ロック装置40’では、上記ステップS27によって読み出したカードID情報(i2)を充電用ケーブル111を介してステーション装置120に送信することにより、貸し出した利用者(乙)のICカードキー100のカードIDをステーション装置120へ通知する(ステップS30)。この送信も通信ドライバ46により行われる。
【0087】
また、上記ステップS27によって読み出したカードID情報(i2)と上記ステップS29によって送信した貸出中である旨の情報(I2’)を関連付けて利用者・車両状態記憶部53に記憶することで、利用者の貸出登録を行う(ステップS31’)。尚、上記ステップS29’,S30,S31’の処理の順番は問わない。また、その後の処理(ステップS33,35,11)は、上記第1の実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
【0088】
ところで、上記ステップS19において、貸出中であると判断した場合には(Yes)、更に、ロック装置40’は、自転車1が充電器110に接続されているか否かを判断する(ステップS37)。その後、処理が進み、充電器110に接続されている場合であって、カードID情報(i2)を読み出した後には、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているか否かにより、ICカードキー100をかざした者が既に自転車を借りている利用者(乙)であるか、又はこの利用者以外の者(丙)であるかを判断する(ステップS43)。
【0089】
次に、上記ステップS43において、カードID情報(i2’)とカードID情報(i2)が一致しているため、既に自転車1’を借りている利用者(乙)が自転車1’を返却するためにICカードキー100をかざしたと判断した場合には(利用者)、自転車(自己)を返却するステーションを特定するために、ステーション装置120から充電用ケーブル111の一部を介し、このステーション装置120が設置されているステーションNo.(番号)情報(I33)を受信する(ステップS44)。この受信処理は、図5に示すような通信ドライバ46によって行われる。具体的には、ロック装置40’から充電用コード111を介してステーション装置120にステーションNo.を要求することに基づいて、ステーション装置120から充電用ケーブル111を介して送信されて来たステーションNo.情報(I33)を受信することにより行う。
【0090】
次に、ICカードキー100に自己(自転車)が返却済みである旨の情報(I3’)を書き込むために、この情報(I3’)をICカードキー100に無線送信する(ステップS45’)。この情報(I3’)には、上記情報(I2)に含まれている返却済み情報(I31)及び返却日時情報(I32)に加え、上記ステップS42によって入手した返却ステーションNo.情報(I33)が含まれている。これにより、ステーション装置120側だけでなく、ICカードキー100側においても返却を行ったステーションNo.を把握することができる。
【0091】
次に、ロック装置40’では、上記ステップS39によって読み出したカードID情報(i2)を充電用ケーブル111の一部を介してステーション装置120に送信することにより、返却した利用者(乙)のICカードキー100のカードID情報(i2)をステーション装置120へ通知する(ステップS46)。これにより、ステーション装置120側においても、返却するために使用されたICカードキー100のカードIDを把握することができる。そして、上記第1の実施形態と同様に、ステップS47以降の処理を行う。尚、上記ステップS45’,46,47の処理の順番は問わない。
【0092】
続いて、利用者(乙)が自転車1の返却を行う際のロック装置40’、ステーション装置120及び自転車管理サーバ140の動作を説明する。
【0093】
まず、利用者(乙)は、自転車1を何れかのステーションに返却する場合には、その返却するステーション内の所定位置に自転車1を置き、サークル錠把持部29aを手動で移動させることにより、サークル錠29をロックする方向に移動させる。そして、充電端子30に充電用ケーブル111を接続し、充電の準備を行う。
【0094】
次に、利用者(乙)は、ステーション装置120の設置場所まで移動して、カードリーダ125に自己のICカードキー100をかざす(又はコスル)。これにより、ステーション装置120のカードリーダ125によって、ICカードキー100で保持しているカード情報(i)を読み出す(ステップS101)。
【0095】
次に、ステーション装置120は、モニタ123で図8に示すような選択画面を表示させる(ステップS102)。この画面には、利用者(乙)が今回利用した自転車1に異常があった場合に異常項目を登録するための異常項目入力画面に進むための「異常項目入力」メニュー151と、利用者(乙)のこれまでの利用履歴を表示するための利用履歴画面に進むための「利用履歴確認」メニュー152が表示されている。
【0096】
次に、利用者(乙)が、タッチパネル124における「異常項目入力」メニュー151部分を押すと、ステーション装置120は、上記ステップS101で読み出したカード情報(i)の履歴の中のロック装置ID情報(I4)に基づいて、今回、利用者(乙)が借りていた自転車1を特定する(ステップS103)。そして、ステーション装置120は、充電用ケーブル111を介して自転車1のロック装置40’に異常情報(I1)の問い合わせを行う(ステップS104)。これにより、ロック装置40’では、利用者・車両状態記憶部53に異常情報(I1)が記憶されている場合には異常情報(I1)を読み出し(ステップS105)、この異常情報(I1)を充電用ケーブル111の一部を介してステーション装置120に送信する(ステップS106)。尚、上記ステップS103において、「異常項目入力」メニュー151を押さずに「利用履歴確認」メニュー152を押すと、利用者(乙)がこれまでに利用した自転車、日時等の利用履歴情報がモニタ123に表示される。
【0097】
次に、ステーション装置120では、モニタ123へ図9に示すような異常項目の入力画面を表示させる(ステップS107)。この画面は、利用者(乙)が自ら確認した自転車1の異常箇所を登録するために、各種異常項目のボタンが表示されている画面である。尚、上記ステップS104によって既に自転車1側から異常情報(I1)を受信している場合には、これを反映した画面となる。例えば、異常情報(I1)が自転車1のアシスト機構の異常を示す場合には、図9に示すように、自己診断表示エリア154内に「アシスト」の文字が表示され、アシスト機構に異常が発生したことを知らせる。
【0098】
次に、利用者(乙)が、タッチパネル124における何れかの異常項目のボタンの部分を押すと、ステーション装置120は、この押された異常項目に関する新たな異常情報(I1’)を充電用ケーブル111の一部を介して自転車1に送信すると共に、この異常情報(I1’)及び上記自転車1から受信した異常情報(I1)、並びにロック装置40’のロック装置ID情報(I4)を通信ネットワーク130を介して管理サーバに送信する(ステップS108)。
【0099】
次に、自転車1では、受信した異常情報(I1’)を利用者・車両状態記憶部53に記憶する(ステップS109)。また、車両管理サーバ140では、受信した異常情報(I1,I1’)とロック装置ID情報(I2)を関連付けて異常情報集中管理DB143に記憶し、自転車毎に異常情報(I1,I1’)の管理を行う(ステップS110)。
【0100】
以上説明したように本実施形態によれば、共同利用者が自転車1を返却する際に自転車1の異常を確認し、返却するステーションのステーション装置120に自転車1の異常を入力することができるようにしたため、自転車1自身のセンサー等では判断できないような異常(例えば、タイヤのパンク、チェーンの外れ)を入手することができる。このように自転車1の異常を詳細に把握することにより、上記第1の実施形態における効果に加えて、更に自転車1の修理や次回の貸し出しの禁止に細かく反映することができるという効果を奏する。
【0101】
尚、本実施形態では、図5に示すように、ステーション装置120及び車両管理サーバ140によって、各自転車の異常情報を管理しているが、これに限るものではなく、共同利用者からインターネット等を介して自転車の借受予約を受け付けるようにしてもよい。この場合、各共同利用者のICカードキーに係るICカードID情報(i2)を利用して予約の受け付けを行い、このカードIC情報(i2)が一致している共同利用者がICカードキー100をロック装置40’にかざしたときのみロックを解除するようにしてもよい。
【0102】
また、共同利用者は、ステーション装置120や車両管理サーバ140に自己のパソコンや携帯電話からアクセスし、貸し出し状況を確認できるようにしてもよい。
【0103】
更に、上記各実施形態では、電動アシスト付き自転車の共同利用について説明したが、これに限るものではなく、動力用電池を持たない自転車、オートバイ、電動スクーター等の車両であってもよい。
【0104】
また、図4の右上に示す貸出表示、返却表示、貸出中表示、エラー表示1乃至4、及びエラー表示5は、上記に示す表示態様に限ることはなく、また、スピーカ45からの告知音も上記に示す発信音に限ることはない。例えば、赤色LED44aを1回点滅させて緑色LED44bを2回点滅させ、これを繰り返すようにしてもよい。また、告知音は、ピーピーという発信音(電子音)ではなく、「只今、貸し出し中です。」といった電子音声であってもよい。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、車両の車輪をロックするロック装置にICカード等の外部の記録媒体から情報を読み出す手段を設けることにより、車両が駐車されている場所で車両の借受及び返却ができると共に、共同利用者毎に割り振られているユニークな識別子を用いることにより、複数の共同利用者の1人に車両の選択的な利用を可能とすることができる。よって、電動アシスト付き自転車等の共同利用可能な車両を共同利用者の1人に貸し出すにあたって、この共同利用者が、車両の駐車場所で簡単に車両の借受及び返却ができるようにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電動アシスト付き自転車1の概略構成図。
【図2】自転車1に備え付けた自転車用ロック装置40に対して、利用者が自己のICカードキー100をかざす場合のイメージ図。
【図3】自転車1及びICカードキー100がそれぞれ有する機能及び記憶部等を示した機能ブロック図。
【図4】第1の実施形態に係る処理フロー図。
【図5】第2の実施形態に係る電動アシスト付き自転車1’ステーション装置120、及び車両管理サーバ140がそれぞれ有する機能及び記憶部等を示した機能ブロック図。
【図6】第2の実施形態に係る処理フロー図。
【図7】第2の実施形態に係る処理フロー図。
【図8】モニタ123に表示される画面例を示した図。
【図9】モニタ123に表示される画面例を示した図。
【図10】従来の発明に係るキー管理装置200を示した図。
【図11】従来の発明に係る電動アシスト付き自転車300の駐車場所を示した図。
【符号の説明】
1 電動アシスト付き自転車
20 後輪
40 ロック装置
41 解錠ソレノイド
42 カードリーダ・ライタ
43 アンテナ
44 ロック装置用電池
45 制御部
46 通信ドライバ
51 異常用記憶部(異常用記憶手段の一例)
52 一時記憶部
53 利用者・車両状態記憶部(利用者識別子記憶手段、車両状態情報記憶手段の一例)
100 ICカードキー
101 アンテナ
102 記憶部
103 制御部
110 充電器
111 充電用ケーブル
(i) カード情報
(i1) 有効期限情報
(i2) カードID情報
(I1) 異常情報
(I2) 貸出中である旨の情報
(I21) 貸出中〔借用中〕情報
(I22) 貸出開始日時〔借用開始日時〕情報
(I23)(貸し出しを行った)ステーションNo.(番号)の情報
(I3) 返却済みである旨の情報
(I31) 返却済み情報
(I32) 返却日時情報
(I33) (返却を行った)ステーションNo.(番号)の情報
(I4) ロック装置ID情報

Claims (14)

  1. 複数の共同利用者によって選択的に利用可能な車両の車輪をロックするロック装置であって、
    前記共同利用者毎に割り振られると共に前記共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う際に用いられるユニークな識別子を記憶する利用者識別子記憶手段と、
    前記ユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出す識別子読出手段と、
    前記識別子読出手段によってユニークな識別子を読み出すことを契機として、前記利用者識別子記憶手段にユニークな識別子が記憶されているか否かを検索する識別子検索手段と、
    前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、前記識別子読出手段によって読み出したユニークな識別子を前記利用者識別子記憶手段に記憶することにより、当該読み出したユニークな識別子に係る共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う貸出登録手段と、
    前記貸出登録手段による貸し出しの登録完了により前記車輪のロックを解除するロック解除手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  2. 請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前回の共同利用者に前記車両を貸し出し中に生じた車両の異常状態に係る異常情報を記憶する車両状態情報記憶手段と、
    前記識別子読出手段によってユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出した場合に、前記車両状態情報記憶手段に異常情報が記憶されているか否かを検索する異常情報検索手段と、
    前記異常情報検索手段による検索によって異常情報が記憶されていると判断した場合には、前記識別子検索手段による検索、前記貸出登録手段による貸し出し登録、又はロック解除手段によるロックの解除のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第1のエラー表示手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  3. 請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子読出手段によってユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出した場合に、前記車両の車輪がロックされているか否かを検出するロック検出手段と、
    前記ロック検出手段による検出によって前記車輪がロックされていないと判断した場合には、前記識別子検索手段による検索、前記貸出登録手段による貸し出し登録、又はロック解除手段によるロックの解除のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第2のエラー表示手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  4. 請求項2に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていると判断した場合には、更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第1の充電器接続検出手段と、
    前記第1の充電器接続検出手段による検出によって接続されていると判断した場合には、前記利用者識別子記憶手段に既に記憶されているユニークな識別子と前記識別子読出手段によって今回読み出したユニークな識別子を照合する第1の識別子照合手段と、
    前記第1の識別子照合手段による照合によって前記両識別子が一致していると判断した場合には、前記利用者識別子記憶手段から前記記憶しているユニークな識別子を抹消する識別子抹消手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  5. 請求項4に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記車両に設けられており当該車両を貸し出し中に生じた車両の異常状態に係る異常情報を記憶しておく異常用記憶手段に、異常情報が記憶されているか否かを検索する貸出中異常情報検索手段と、
    前記貸出中異常情報検索手段による検索によって異常情報が記憶されていると判断した場合には、前記異常情報を前記車両状態情報記憶手段に記憶する貸出中異常情報記憶手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  6. 請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていると判断した場合には、更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第2の充電器接続検出手段と、
    前記第2の充電器接続検出手段による検出によって接続されていないと判断した場合には、前記利用者識別子記憶手段に既に記憶されているユニークな識別子と前記識別子読取手段によって今回読み取ったユニークな識別子を照合する第2の識別子照合手段と、
    前記第2の識別子照合手段による照合によって前記両識別子が一致していると判断した場合には、前記車輪のロックを再度解除するロック再解除手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  7. 請求項1に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置から充電用ケーブルを介して送られると共に前記ステーションの識別に用いられるステーション番号を受信する第1のステーション番号受信手段と、
    前記第1のステーション番号受信手段によって受信したステーション番号を前記外部の記録媒体に書き込む第1のステーション番号書込手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  8. 請求項1又は7に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子読取手段によって読み取ったユニークな識別子を、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置へ充電用ケーブルを介して送信する第1の識別子送信手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  9. 請求項1又は7に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、更に前記車両が当該車両用の充電器に接続されているか否かを検出する第3の充電器接続検出手段と、
    前記第3の充電器接続検出手段による検出によって前記充電器に接続されていないと判断した場合には、前記貸出登録手段による貸し出し登録、ロック解除手段によるロックの解除、又はステーション番号受信手段によるステーション番号の受信のうち何れかの処理を行わずに、エラー表示を行う第3のエラー表示手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  10. 請求項5に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置から充電用ケーブルを介して送られると共に前記ステーションの識別に用いられるステーション番号を受信する第2のステーション番号受信手段と、
    前記第2のステーション番号受信手段によって受信したステーション番号を前記外部の記録媒体に書き込む第2のステーション番号書込手段と、
    を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  11. 請求項5又は10に記載の共同利用可能な車両のロック装置であって、
    前記識別子読取手段によって読み取ったユニークな識別子を、前記車両が駐車されているステーションに設置されたステーション装置へ充電用ケーブルを介して送信する第2の識別子送信手段を有することを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置。
  12. 前記外部の記録媒体は、ICカードであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の共同利用可能な車両のロック装置。
  13. 複数の共同利用者によって選択的に利用可能な車両の車輪をロックするロック装置で用いられるプログラムであって、
    更に、前記共同利用者毎に割り振られると共に前記共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う際に用いられるユニークな識別子を記憶する利用者識別子記憶手段を前記ロック装置が有する場合において、
    前記ユニークな識別子を外部の記録媒体から読み出す識別子読出手段と、
    前記識別子読出手段によってユニークな識別子を読み出すことを契機として、前記利用者識別子記憶手段にユニークな識別子が記憶されているか否かを検索する識別子検索手段と、
    前記識別子検索手段による検索によってユニークな識別子が記憶されていないと判断した場合には、前記識別子読出手段によって読み出したユニークな識別子を前記利用者識別子記憶手段に記憶することにより、当該読み出したユニークな識別子に係る共同利用者に対して車両を貸し出す登録を行う貸出登録手段と、
    前記貸出登録手段による貸し出しの登録完了後に前記車輪のロックを解除するロック解除手段、
    としてコンピュータに機能させることを特徴とする共同利用可能な車両のロック装置用プログラム。
  14. 請求項13に記載の共同利用可能な車両のロック装置用プログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータで読み取り可能な共同利用可能な車両のロック装置用記録媒体。
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