JP2000090349A - バッテリ充電装置 - Google Patents

バッテリ充電装置

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JP2000090349A
JP2000090349A JP10274319A JP27431998A JP2000090349A JP 2000090349 A JP2000090349 A JP 2000090349A JP 10274319 A JP10274319 A JP 10274319A JP 27431998 A JP27431998 A JP 27431998A JP 2000090349 A JP2000090349 A JP 2000090349A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリ挿入部を多段に設けたバッテリ充電装
置において、バッテリの出し入れを容易にする。 【解決手段】 バッテリ交換機8に貸出及び返却用バッ
テリ55を収納するためのバッテリボックス306を複
数列、多段に設けるとともに、その下方に充電パート3
04を設け、ここに充電器340を複数設ける。バッテ
リボックス306は下向きに傾斜するとともに、上のも
のより下のものの挿入角が大きくなるよう、下向きに傾
きを変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動車両のバッ
テリ等を複数挿入して充電するためのバッテリ挿入部
を、上下方向へ多段に設けたバッテリ充電装置に係り、
特に車両のレンタルシステムにおいて好適なもに関す
る。
【0002】
【従来の技術】特許第2645106号には、バッテリ
を充電するために挿入するバッテリ挿入部を、横方向へ
複数列かつ上下方向へ多段に設けたバッテリ充電装置が
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記バッテリ挿入部は
横向きに開口し、バッテリはほぼ水平に出し入れするも
のを考えられる。ところで、車両用のバッテリは容量が
大きいため重くなるので、バッテリを真横に向けて出し
入れする際大きな力を必要とし、出し入れに苦労が伴
う。
【0004】また、バッテリ挿入部を上下多段に配列し
た場合、バッテリ挿入部に合わせて手首の位置を上下に
変化させて適合させなければならないので、スムーズな
出し入れが難しくなる。そこで本願発明は係る問題点の
解決を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願に係る第1の発明は、上下方向へ複数のバッテリ挿
入部を多段に設け、これらのバッテリ挿入部内へ使用済
みバッテリを収納した状態で充電するためのバッテリ充
電器を備えたバッテリ充電装置において、バッテリを下
向きにしてかつ異なる角度で挿入するようにバッテリ挿
入部を傾けて設けるとともに、上側と下側のバッテリ挿
入部間で挿入角を異ならせたことを特徴とする。
【0006】第2の発明は上記第1の発明において、下
側のバッテリ挿入部の上記挿入角を、上側のものより下
向きに大きくしたことを特徴とする。
【0007】第3の発明は、第1の発明において、バッ
テリ挿入部へ挿入されるバッテリが、挿入方向へ長い長
尺状であり、かつ可動の把持部を有することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の効果】第1の発明によれば、バッテリ挿入部を
下向きに傾けることによりバッテリの出し入れを容易に
できる。また、上下の挿入部間でバッテリ挿入部の傾き
を変化させたので、利用者の出し入れ作業の実際に適合
させて各バッテリ挿入部毎により出し入れがスムーズに
なるように設定できる。そのうえ、バッテリ充電器の上
下方向又は前後方向のスペースを短くしてコンパクト化
できる。
【0009】第2の発明によれば、下側のバッテリ挿入
部ほど下向きに大きく傾けたので、下側のバッテリ挿入
部に対して少ない労力で最も出し入れし易い設定にな
る。第3の発明によれば、バッテリの把持部を可動にし
たので、上下方向の高さの異なるバッテリ挿入部へバッ
テリを出し入れする場合でも、把持部を持つ手首の角度
をそれほど変化させずに、他方の手でバッテリ先端を上
下左右に振ってバッテリ挿入部の角度に合わせることが
できるのでバッテリの出し入れをスムーズにできる。
【発明の実施の形態】
【0010】以下、IDカードを用いてレンタル車両の
パーキングロックを解錠することにより走行可能とし、
かつバッテリ交換を可能とするカードキーシステムを、
サーキットにおける電動車両のレンタルシステムに適用
した一実施例を説明する。まず、本レンタルシステムの
概要を説明する。図1は本レンタルシステムの全体の概
念図、図2は本システムの基本的な流れを示す図であ
る。
【0011】図1に示すように、本レンタルシステム
は、システム全体の管理を行う中央管理装置1と、この
中央管理装置1から発行され利用者の本人識別情報(I
D情報)等を含む個人情報を記憶したICカード等から
なるIDカード2と、中央管理装置1と通信回線9で結
ばれ、レンタル車両の貸し出し処理並びにその後の返却
処理を行う受付ステーション5と、IDカード2でパー
キングロックを解除して走行可能となり、かつ交換可能
なバッテリのロックを解除する電動車両7と、IDカー
ド2により使用済みバッテリをフル充電のものと交換す
るバッテリ交換機8を備える。
【0012】受付ステーション5及びバッテリ交換機8
はサーキット場内複数ヶ所へ分散配置し、利用者の便利
を図るようになっており、それぞれは通信回線9で中央
管理装置1と接続される。中央管理装置1は管理コンピ
ュータ3を備え、カード発行機によりIDカード2を発
行するようになっている。
【0013】受付ステーション5及びバッテリ交換機8
は駐車場6に設けられ、駐車場6は周囲をフェンスによ
り囲まれ、入り口6aと出口6cが設けられ、入り口6
aに入り口センサ6bが、出口6cに出口センサ6dが
設けられている。
【0014】図2は、本システム全体におけるIDカー
ドを中心とした処理の流れに着目したブロック図であ
る。この図に示すように、中央管理装置1は、IDカー
ド2を発行する(B1)。利用者はこのIDカード2に
基づき受付ステーション5にて希望する車種の指定等を
含む所定の貸出処理を行う。受付ステーション5はID
カード2へ車種及び許可フラグ等を書き込む(B2)。
【0015】続いて利用者は、貸出処理済のIDカード
2を用いて駐車場6の電動車両7を解錠して走行可能と
する(B3)。この解錠は電気的アクチュエータを介し
て行われる。また、施錠は同様に電気的アクチュエータ
により行うことも手動で行うようにすることもできる。
この解錠の際、車両側に設けられたカードリーダーによ
りIDカード2へ車両No.が書き込まれ、許可フラグ
をリセットする。
【0016】その後、駐車場6から外へ出て走行を開始
する。この例では周囲が外部と区画されたサーキット場
などの閉鎖系を想定している。但し、開放系にいて本シ
ステムを利用することも当然に可能である。
【0017】利用者は、走行中又は走行終了時に使用済
みバッテリを電動車両7から取り外し、バッテリ交換機
8において、IDカード2を用いて交換する。このと
き、バッテリ交換機8はIDカード2の情報(利用者情
報と車両No.等)とバッテリから直接読み出されるバ
ッテリのID情報とを照合して正当利用者が認められる
とフル充電のバッテリと交換する(B4)。
【0018】その後、フル充電のバッテリを車両へ搭載
し、駐車場6へ電動車両7を戻してから受付ステーショ
ン5にて返却手続きを行う(B5)。このシステムによ
れば、IDカードを車両へ装着すると、その後、電動車
両7とIDカード2を1:1で対応させ、IDカード2
のみにより電動車両7に備えたパーキングロックの解錠
及びバッテリロックを解錠してバッテリ交換をすること
が可能になる。
【0019】このため、機械式のキーを所持し、かつこ
れを用いて解錠する必要がなく、利用者の便利に役立つ
とともに、従来のようなキーを貸出・返却のための特別
な管理を不要にでき、レンタルシステムを簡易にでき
る。
【0020】また、バッテリをフル充電にして返却する
ことにより、次利用者が車両を借りてから直ちに使用開
始できるようになるため、レンタル車両の使用に極めて
便利になる。なお、受付ステーション5及びバッテリ交
換機8を複数分散配置し、一枚のIDカード2を共通で
使用可能にすることにより、利用者が好みの場所で借り
出し、かつその後のバッテリ交換や車両の返却ができる
ので、さらに便利になる。
【0021】次に、このシステムをより詳細に説明す
る。 IDカード2には、図3のメモリマップに示すよ
うに、利用者情報10、貸出情報11、車両情報12、
利用実績情報13等が記憶される。利用者情報10とし
ては、車両レンタルシステムの利用者のID番号、利用
者が日本語を使用するのか英語を使用するのかを表す属
性データ、車両レンタルシステムを利用できる有効期
限、暗証番号、利用者の趣味、嗜好データ等が含まれ
る。貸出情報11としては、車両を貸出中であるか否か
を示すフラグ、貸出中の車両番号、貸出可能な車両の種
類を示す許可フラグ等が含まれる。
【0022】なお、許可フラグは、図4に示すように、
例えば、当該利用者が電動2輪車、電動3輪車、その他
のどの車両を借り出すことが可能かを示すフラグとして
設定される。車両情報12としては、利用者の現在まで
の走行距離又は利用時間、それに伴うバッテリ消費量等
が合まれる。利用実績情報としては、過去に利用した車
両に関する履歴データ等が含まれる。
【0023】図5は、受付ステーション5を示す。この
受付ステーション5は、車両の貸出・返却処理の各操作
をするためのタッチパネルディスプレイ15と、IDカ
ード読込書込部16と、処理本体部17とを有する。
【0024】図6は、上記のように構成される受付ステ
ーション5の制御系の構成ブロック図である。受付ステ
ーション5は、全体制御を行う中央処理部20を有し、
この中央処理部20は、通信部21を介して中央管理装
置1を構成する管理コンピュータ3に接続される。中央
処理部20には、IDカード読込書込部16、記憶部2
3、ゲート制御部24、タッチパネルディスプレイ15
が夫々接続される。
【0025】この場合、記憶部23は、受付ステーショ
ン5で処理される各種データを記憶する。ゲート制御部
24は、駐車場6に対する車両や利用者の入出を入ロセ
ンサ6bおよび出ロセンサ6dからの信号に従って管理
制御する。
【0026】次に、中央管理装置1及び受付ステーショ
ン5の処理内容を図7に示すフローチャートに基づいて
説明する。利用者は、この車両レンタルシステムを利用
するために、中央管理装置1の管理コンピュータ3に対
して個人情報の登録、利用契約の設定等を行う。これら
の登録、設定等を行うことにより、管理コンピュータ3
は、IDカード発行機4を制御し、利用者に対してIC
カード等で構成されるIDカード2を発行する(S
1)。
【0027】この場合、IDカード2には、図3に示す
ように、利用者のID番号、利用者が日本語を使用する
のか英語を使用するのかを表す属性データ、車両レンタ
ルシステムを利用できる有効期限、暗証番号、利用者の
趣味、嗜好データ等の利用者情報10と、利用者が希望
する貸し出し可能な車両の種類を示す許可フラグ(図
4)からなる貸出情報11とが記録される。
【0028】利用者の趣味、嗜好データとしては、例え
ぱ、車両の色、形、電動2輪車であればサドルの高さ、
車輪のサイズ等のデータを記録することができる。ま
た、許可フラグとしては、例えば、利用者が運転免許証
を所有していない場合、運転免許が必要な車両を使用で
きないようにフラグを設定することができる。
【0029】これらの情報は、利用者から口答で聞き、
あるいは、利用者が所定の用紙に記入したものをオぺレ
ータが入力するようにしてもよく、また、入力ミスを回
避するために、利用者のクレジットカード等の情報をコ
ピーするようにしてもよい。
【0030】次に、IDカード2を所持した利用者は、
駐車場6に備えた受付ステーション5を使用して車両の
借り出し操作を行う。利用者がIDカード2を受付ステ
ーション5のIDカード読込書込部16に置き、あるい
は、挿入すると、IDカード読込書込部16は、lDカ
ード12に書き込まれている利用者情報10、貸出情報
11、車両情報12、利用実績情報13を読み取り、中
央処理部20に転送する。
【0031】中央処理部20は、読み込まれた情報か
ら、この利用者が当該システムを利用可能な人間である
か否かを判定し、利用可能な人間であると判定した場合
(S2)、駐車場6における車両の在庫情報に基づき利
用者が利用可能な車両を選択し、タッチパネルディスプ
レイ15に表示する(S3)。なお、タッチパネルディ
スプレイ15は、利用者情報10の属性データに従って
英語あるいは日本語で表示を行う。
【0032】この場合、例えば、IDカード2から得ら
れた利用者の趣味、嗜好データが図8のようであったと
すると、タッチパネルディスプレイ15には、このデー
タに基づいて図9に示す画面を優先して表示する。この
とき、利用者が「いいえ」を選択すれば、図10に示す
画面が表示され、他の車両を選択することができる。
【0033】なお、利用者が運転免許証を所有していな
い場合には、図4に示す許可フラグに従い、電動4輪車
等の運転免許を要する車種を選択する画面は表示されな
い。このように、利用者にとって必要な情報のみが選択
されてタッチパネルディスプレイ15に表示されるの
で、利用者は車両の選択作業を効率的に行うことができ
る。
【0034】利用者が所望の車両を選択すると、中央処
理部20は、選択された車両の車種に係るデータとして
車種情報をIDカード2に書き込む(S4)。IDカー
ド2に所定の情報が書き込まれると、中央処理部20
は、タッチパネルディスプレイ15に対応する車両の駐
車場6における位置を表示する(S5)。これにより貸
出処理が終了する。
【0035】次に、IDカード2を所持した利用者は、
入ロ6aから駐車場6内に入り、該当する車両まで移動
する。このとき、入ロ6aに設けられた入ロセンサ6b
は、IDカード2を所持した利用者の駐車場6に対する
入場を検知し、その情報をゲート制御部24を介して中
央処理部20に転送することができる。
【0036】次に、本レンタルシステムに使用される電
動2輪車7の一例として、電動アシスト式自転車につい
て概略を説明する。図11において、この電動アシスト
式自転車は、側面視で略U字状をなす車体フレーム30
を備え、該車体フレーム30の前端にはヘッドパイプ3
1へ回転自在に支持されたハンドルポスト32の下部に
フロントフォーク33が一体に設けられ、このフロント
フォーク33の下端に前輪34が軸支され、フロントフ
ォーク33の上端にハンドル35が設けられる。
【0037】また車体フレーム30の下部には、電動ア
シストモータ36を有するパワーユニット37が設けら
れている。該パワ−ユニット37の後部上方を通って車
体フレーム30から後方に延びる左、右一対のリヤフォ
ーク38間に後輪39が軸支され、リヤフォーク38お
よび車体フレーム30の後部間には左、右一対のステー
40が設けられる。
【0038】さらに車体フレーム30の後部には、上端
にサドルシート41を備えるシートポスト42が、サド
ルシート41の上下位置を調整可能として装着されてお
り、サドルシート41の後方側にはキャリア43が固定
配置される。
【0039】パワーユニット37のケーシング44には
両端にペダル45を有するクランク軸46が回転自在に
支持され、このクランク軸46から駆動力を伝達可能で
あるとともに前記電動アシストモータ36からのアシス
ト力をも作用させ得る駆動スプロケット47と、後輸3
9の車軸に設けられた従動スプロケット48とにチェー
ン49が巻掛けられる。
【0040】電動アシストモータ36は、パワーユニッ
ト37の前方側で車体フレーム30の下部に固定的に支
持されたアシストコントローラ50で制御されるもので
あり、該アシストコントローラ50は、電動アシストモ
ータ36の回転数およびペダル32による入力トルクに
基づいて作動を制御される。
【0041】ヘッドパイプ31にはブラケット51及び
その先端に取付けられた側面視L字形のキャリヤフレー
ム52を介してフロントバスケット53が取付けられ
る。このフロントバスケット53内の背面部にバッテリ
収納ケース54が収容され、このフロントバスケット5
3はキャリヤフレーム52へ取付けられている。
【0042】このバッテリ収納ケース54内に電動アシ
ストモータ36に電力を供給するためのバッテリ55が
挿脱可能に収納される。さらに、前輪34側面のフロン
トフォーク33には、パーキングロック56が取付けら
れ、ロック時に前輪34のスポーク57に当接して前輪
34の回転を不能にするようになっている。
【0043】バッテリ55からアシストコントローラ5
0および電動アシストモータ36並びに後述するバッテ
リロック及びパーキングロック56に電力を供給するた
めのメインスイッチ58が車体フレーム30の大部分を
覆うカバー59の上部に配設される。
【0044】図12はバッテリ収納ケース54を設けた
状態におけるフロントバスケット53の正面図、図13
は同平面図、図14はその各部の組付斜視図であり、こ
れらの図に示すように、バッテリ収納ケース54の一側
部には、IDカード2を差し込み自在とするカードリー
ダー60が取付けられている。
【0045】さらに、このカードリーダー60と一体に
後から詳述するバッテリロックが設けられ、一定の条件
以外ではバッテリ55をロックしてその取り外しを規制
している。このバッテリロック及びパーキングロック5
6の各解錠動作並びにアシストコントローラ50に対す
る電源供給をカードリーダー60により制御される。
【0046】図15はカードリーダー60の平面図、図
16はその側面図である。この図から明らかなように、
カードリーダー60の一端部にはIDカード2を持って
カードリーダー60へ出し入れし易くするための切り欠
き部61が設けられたカードスロット62を備え、内部
にはIDカード2の挿入により変形される板バネ63の
先端に設けられた磁石64と、その接近によりスイッチ
がオンとなるホール素子からなるカード挿入スイッチ6
5が設けられる。また、カードスロット62の近傍に平
行してアンテナ部66が設けられ、IDカード2の格納
情報を受信して中央処理部67へ入力するようになって
いる。
【0047】図17は、カードキーシステムのブロック
図である。このシステムはバッテリ55、IDカード
2、カードリーダー60、アシストコントローラ50で
構成される。カードリーダー60は、カードスロット6
2内へIDカード2を挿入すると機械式にオンするカー
ド挿入スイッチ65を備え、そのブレーク接点がバッテ
リ55の正極へフューズFu1、Fu2を介して接続さ
れている。
【0048】カード挿入スイッチ65のメーク接点は中
央処理部67へ接続して電源を供給するとともに、リレ
ーRY1、RY2、RY3へコモン接続している。リレ
ーRY1は、中央処理部67で制御され、アシストコン
トローラ50側の中央処理部72に対する電源を制御す
るようになっている。
【0049】リレーRY2とRY3は中央処理部67に
より制御されて、バッテリロックを構成する。バッテリ
ロック用ソレノイド70及びパーキングロック用ソレノ
イド71をそれぞれ連動して制御するようになってい
る。各ソレノイド70,71の入力側は中央処理部67
のアースラインとそれぞれダイオードD1、D2を介し
て接続されている。
【0050】中央処理部67にはアンテナ部66が接続
されて、IDカード2をカードスロット62へ入れると
カード挿入スイッチ65がオンとなり、中央処理部67
へ電源が供給され、アンテナ部66によりIDカード2
のID情報を読み出し、データを照合して適格と判断し
た場合は、リレーRY2、RY3を連動してオンにし、
バッテリロック用ソレノイド70及びパーキングロック
用ソレノイド71をそれぞれ所定時間だけ励磁して、バ
ッテリ55の着脱交換及びパーキングロック56の解錠
を行えるようになっている。
【0051】アシストコントローラ50には、バッテリ
55及び電動アシストモータ36の各正極間に中央処理
部72により制御されるリレーRY4が設けられてい
る。中央処理部72には速度センサ及びトルクセンサの
各信号が入力され、これらの信号に基づいてアシスト駆
動開始を許可すると、リレーRY4をオンにして電動ア
シストモータ36へ電力を供給する。
【0052】電動アシストモータ36と並列に転流ダイ
オードD5が設けられ、そのアノードを電動アシストモ
ータ36の負極とコモンにするとともに、ここにTFT
トランジスタが一端をアースして接続され、中央処理部
72でTFTトランジスタを制御することにより電動ア
シストモータ36のデューテイコントロールを行うよう
になっている。
【0053】なお、リレーRY1のメーク接点にダイオ
ードD3、D4及び電流制限抵抗R1並びに平滑コンデ
ンサCが直列で接続されている。
【0054】図18は、電動車両7のカードリーダー6
0に設けられている中央処理部67の制御系ブロック図
である。この中央処理部67は、受付ステーション5と
の間で情報の送受信を行う通信部24と、中央処理部2
5と、各種処理データを保持する記憶部26と、IDカ
ード2に書き込まれている情報を読み込むとともに、車
両側からIDカード2に対して情報を書き込むIDカー
ド読込書込部27と、入出力制御部28とを備える。入
出力制御部28には、バッテリロック用ソレノイド70
及びパーキングロック用ソレノイド71が接続される。
【0055】次に、このカードキーシステムのフローチ
ャートを図19により説明する。まず手動でIDカード
2をカードリーダー60のスロット94へ挿入すると
(S1)、カードリーダー60の電源スイッチであるカ
ード挿入スイッチ65が機械的にオンとなり、中央処理
部67へ電源が供給開始される(S2)。
【0056】その後、中央処理部67は、アンテナ部6
6を介してスタッフカードか否か、すなわちこのシステ
ム運営側の従業員用のものか否かを判断し(S3)、ス
タッフカードならば途中を省略してS8へ進む。スタッ
フカードでない場合はIDカード2の格納情報をさらに
読み出し、車種及び許可フラグを予め記憶されているデ
ータと照合して乗車許可を判断する(S4)。
【0057】なお、乗車許可条件は、許可フラグが立っ
て(1)いて、かつ車種フラグが合っているか又は車両
No.が合っているかである。そこで、許可フラグが立
って(1)いるか否かを判断し(S5)、車種が一致す
る初回乗車ならばYesになるので、S7へ進み、車両
側より車両No.のデータを上書きで書き込み、許可フラ
グをリセットする。
【0058】また、許可フラグが立っていないケース、
例えば休憩等で一旦IDカードを抜いた後から再乗車す
る場合などの場合は、車両No.を照合し(S6)、合っ
ていれば、正当利用者であるから、データの書き込みを
せずS11へ進む。不適であれば、不正な使用の可能性
があるので、アンテナ部66の電源をオフにし、以後の
解錠等の手続きを中止し(S9)、IDカードを手動排
出し(S10)、最初へ戻る。
【0059】次にS11へ進むと、アンテナ部66への
電源をオフとし、アシスト出力をオンとし(S12)、
その後、所定時間、例えば10秒以内バッテリロック用
ソレノイド70及びパーキングロック用ソレノイド71
をオンにする(S13)。
【0060】このオンの間だけ、利用者はバッテリ55
を外して交換したり、パーキングロック56を解錠して
走行開始することができる。なお、所定時間、何もせず
に経過すると、バッテリ55の交換及びパーキングロッ
ク56を解錠できなくなるので、これらが必要な場合
は、再度初めからやり直す必要がある。これにより、所
定時間だけしかロックの解錠をするための電力を必要と
しないので、バッテリの電力消費を抑えることができ
る。
【0061】ここで、解錠できれば、以後、電動車両7
とIDカード2は1:1で対応し、IDカード2を挿入
したまま走行することになる。走行中にバッテリが消耗
したときは、後述するようにしてバッテリをフル充電の
ものと交換できる。
【0062】運転を終了すると、IDカード2を手動で
排出し(S14)、これによりアシストコントローラ5
0の中央処理部72に対する電源が断たれるので、アシ
スト出力がオフとなり、(S15)、同時にカードリー
ダー60に対する電源もオフとなり(S16)、初期状
態へ戻る。その後は後述するバッテリ交換と返却処理を
行うことになる。
【0063】図20〜22は、バッテリ55の詳細を示
し、図20はその側面図、図21はその一部切り欠き正
面図、図22は上面図である。バッテリ55は略直方体
に形成され、その長手方向一端部のコーナー部片側に寄
せてハンドル80が軸87を中心に回動自在に取付けら
れ、通常時はバッテリ55の一端面上へ押し当てられる
ようにコイルスプリング88によりバネ付勢されてる。
【0064】ハンドル80が設けられている側の端面に
は、残量計81が設けられ、押しボタン82を押すと残
量を表示するようになっている。バッテリ55の長手方
向他端部の端面には電極部83が設けられ、後述するコ
ネクタと導通するようになっている。符号84は、単位
充電池であり、多数を接続して一つの組電池を構成して
いる。さらに、側面中央部にはバッテリ55の識別用I
D情報など固有の情報を記憶した情報チップ85が設け
られ、また下部にはロック用凹部86が形成されてい
る。
【0065】次に、電動車両7についての細部構造を説
明する。再び、図12〜14において、まずバッテリケ
ース54は、カードリーダー60と一体のユニットをな
し、上バンド90、下バンド91で一体化されている。
バッテリケース54の底部には、端子ユニット93がス
クリュー94で止められ、その一部に突出形成されたソ
レノイドカバー95がカードリーダー60と一体化され
たバッテリロックのソレノイド部を覆うようになってい
る。
【0066】バッテリケース54の上部はフタ96が被
せられ、一端をバッテリケース54へヒンジ97で止め
られ、他端側のつまみ98を操作することにより開閉自
在になっている。バッテリユニットには、ユニットカバ
ー100が前方より被せられ、スクリュー101でバッ
テリケース54の側面へ直接取付けられている。図13
に明らかなように、フタ96の中央部には点検窓99が
開口され、これを通して残量計81が見え、かつ押しボ
タン82を操作可能になっている。
【0067】バスケット53は、底板102を備え、こ
こで、キャリヤフレーム52に設けられたクロスプレー
ト103上へ重ねられて下方よりボルト104でキャリ
ヤフレーム52上へ固定される。なお、キャリヤフレー
ム52は側面視略L字形に屈曲しており、その上下方向
部分である上部枠106には取付板105が設けられて
いる。
【0068】また上部枠106の左右には係合ピース1
07の各一端がボルト止めされ、その他端はフック部1
08をなし、この部分がバスケット53の縦線109に
係合してバスケット53の上部を固定するようになって
いる。これにより、図12、13に示すように、バッテ
リユニット全体はバスケット53内の背面へ添って上下
へ長く取付けられ、バスケット53の容量をあまり制約
しないようになっている。
【0069】図23はカードリーダー60とバスケット
53の取付構造を示す図であり、バッテリケース54は
予め前後方向から合わさるように2分割されている。一
方、カードリーダー60の取付面は、前後に合わせられ
たバッテリケース54の一側を嵌合する凹部110が形
成され、かつこの凹部110と囲む前後の縁部111が
バッテリケース54の前後の壁面へ重なり、ここでスク
リュー112により一体化される。このため、バッテリ
ケース54の前後に分割された部分は、カードリーダー
60の取付けによって効率よく一体化できる。
【0070】図24は上バンド90によるバッテリケー
ス54の取付構造を詳細に示す図であり、上バンド90
のカードリーダー60側における屈曲した端部113に
は、通し穴114とウェルドナット115が設けられ、
上バンド90とは別にバッテリケース54の背面側へ当
接された背面上バンド116の屈曲した端部117と重
ねられ、この端部117に形成されている通し穴118
と取付板105に形成されている通し穴119を一致さ
せて、ボルト120を背面側から通してウェルドナット
115と締結することにより一体化される。なお、上バ
ンド90の反対側の端部は下バンド91と同じになるの
で、そちらで説明する。
【0071】図25は、下バンド91側の取付構造を詳
細に説明する図であり、バッテリケース54の背面側に
は背面下バンド121が当接され、その一側部は断面ク
ランク状をなして互いに反対方向へ屈曲し、この一部に
取付板105側へ突出して直角に曲がった取付脚122
が形成され、ここに通し穴123とウェルドナット12
4が設けられる。この通し穴123は取付板105の通
し穴119に対応しており、ここでボルト120により
背面側から取付板105上へ固定される。
【0072】さらに、前記クランク状に屈曲する他の部
分は取付脚122と逆方向に屈曲する取付端125が設
けられ、ここに通し穴126が設けられるとともに、こ
の部分は予めバッテリケース54の側面一部に形成され
た凹部127内へ入り込んでいる。一方、下バンド91
の一端部130も同様に屈曲し、かつ通し穴131が設
けられるとともに、バッテリケース54の凹部132内
へ入り込み、バッテリケース54の縁部に設けた通し穴
133と各通し穴126、131を一致させて前方から
ボルト92を通し、後方からナット134で締結してい
る。この取付構造は上バンド90の同側端部の取付構造
と同じである。
【0073】下バンド91の他端部136は、カードリ
ーダー60の下部へ一体に形成されたロック部135の
一側面へ重なり、スクリュー137で取付けられる。背
面下バンド121の同側端部は略コ字状に形成され、一
部がロック部135の他側面へ重なる取付部138をな
してスクリュー139で取付けられる。他の部分は取付
板105側へ突出する屈曲部140をなし、ここに通し
穴141とウェルドナット142が設けられ、通し穴1
41を取付板105の通し穴119と一致させて、ボル
ト120で締結される。
【0074】図26はバッテリロックをなすロック部1
35の構造を詳細に説明する図であり、ロック部135
の上部にはバッテリロック用ソレノイド70が設けら
れ、通常はアクチュエータロッド142を引き上げるこ
とにより、軸143を中心にロック爪144を図の反時
計回り方向へ回動させ、バッテリケース54の側部に形
成した図示しない穴からバッテリ55の側部へ設けられ
たロック凹部86(図20、21)へ嵌合することによ
りバッテリ55の取り外しを不能にロックしている。
【0075】符号145、146は下バンド91の端部
136及び背面下バンド121の取付部138にそれぞ
れ設けられた通し穴である。このようにロック部135
を下バンド91と背面下バンド121へ直接取付けたこ
とにより、ロック部135を強固に車体フレーム側のキ
ャリヤフレーム52へ取付けることができる。
【0076】図27は、パーキングロック56の詳細を
示す断面図である。このパーキングロック56はケース
150内にロッカー151を内外へ出入り自在に設け、
スプリング152で後退方向(前輪37を基準とする図
の実線状態、仮想線は突出状態)へ付勢する。
【0077】一方、軸153を中心に回動自在はロック
プレート154を設け、その一端部に切り欠き状の係合
部155を設け、他端部はストップ突起156になし、
このストップ突起156側はケース150へ出入り自在
に取付けられた押しボタン157により押し込まれるよ
うになっている。
【0078】但し、ケース150内に設けられたパーキ
ングロック用ソレノイド71のアクチュエータロッド1
60が突出している状態(図の実線状態)では、ストッ
プ突起156がアクチュエータロッド160のストップ
端部161へ当接して大きく回動できないようになって
いる。パーキングロック用ソレノイド71は電気コード
162を介してカードリーダー60へ接続され、ここで
制御されるようになっている。
【0079】ロッド状をなすロッカー151には、その
押し込みと一体に移動するロックピン158が設けら
れ、ロッカー151を押し込んで先端が前輪37のスポ
ーク57と係合する位置まで突出すると、仮想線のよう
に係合部155と係合して、ロッカー151の戻りを規
制するようになっている。
【0080】したがって、ロッカー151を押し込んで
ロックピン158を係合部155へ係合させるとロック
状態となり、ロッカー151が前進して前輪37のスポ
ーク57とに当接して前輪37の回転を不能にする。な
お、ロッカー151の手動操作側端部151aは折り曲
げ式になっており、解錠時は折り曲げられている。
【0081】また、IDカード2をカードリーダ60へ
挿入することにより、パーキングロック用ソレノイド7
1を動作させてアクチュエータロッド160を後退させ
ると、押しボタン157を押し込むことにより、ストッ
プ突起156を大きく移動させることが可能になり、ロ
ックプレート154が軸153を中心に反時計回り方向
へ回動して、係合部155がロックピン158から外れ
てフリーとするので、ロッカー151はスプリング15
2により押し戻されて解錠状態となる。
【0082】次に、本レンタルシステムに使用する電動
2輪車の一例である電動アシスト式自転車のアシスト駆
動機構につき概説する。図28はこの電動2輪車におけ
るパワーユニットの縦断側面図、図29は図28の28
−28線断面図、図30は図29の30−30線断面
図、図31はスライダインナーとクラッチ内輪200の
係合状態を示す図である。
【0083】パワーユニット37のケーシング44は、
左ケーシング半体205と、該左ケーシング半体205
との間に第1収縮室207を形成して左ケーシング半体
205に結合される右ケーシング半体206と、左ケー
シング半体205との間に第2収納室208を形成して
左ケーシング半体205に結合されるカバー209とか
ら成り、カバー209の左ケーシング半体205への結
合面にはゴム製のガスケット210が装着される。
【0084】クランク軸46は、その大部分を第1収納
室207内に配置するようにしてケーシング44に回転
自在に支承されるものであり、ボールベアリング211
を介して右ケーシング半体206に支承された動力伝達
部材としての回転筒体212の内周に、前記クランク軸
46の右端部がローラベアリング213を介して支承さ
れ、クランク軸46の左端部はボールベアリング214
を介して左ケーシング半体205に支承される。また、
右ケーシング半体206の右側方に配置される駆動スプ
ロケット47が前記回転筒体212に結合される。
【0085】クランク軸46の左右両端のペダル45に
よる踏力は、動力伝達手段215を介してグラング軸2
00から駆動スプロケット47に伝達される。またケー
シング44には、電動アシストモータ36が取付けられ
ており、この電動アシストモータ36の出力は、ペダル
45による踏力をアシストすべく減速ギヤ列216を介
して駆動スプロケット47に伝達される。
【0086】クランク軸46の動力を駆動スプロケット
47に伝達するための動力伝達手段215は、第1収納
室207内に配置されるものであり、クランク軸46に
連結されるトーションバー217と、回転筒体212お
よびトーションバー217間に設けられる第1一方向ク
ラッチ218とで構成される。
【0087】図30にも示すように、クランク軸46に
は、その軸線に沿って延びるスリット219が設けられ
ており、トーションバー217は、前記スリット219
の左右内壁面219a、219a間に回転自在に嵌合す
る円柱状の軸部220と、該軸部217の車体左側の端
部から両側方に突出する腕部221aと、前記軸部22
0の車体右側の端部から両側方に突出する腕部221c
とを有して、前記スリット219に装着される。
【0088】トーションバー217の一方の腕部は、ス
リット219の左右内壁面219a、219bに密に嵌
合してクランク軸46に一体に結合される。またトーシ
ョンバー217の他方の腕部221bは、前記左右内壁
面219a、219aとの間に隙間α、αを形成してス
リット219に遊嵌されており、トーションバー217
の軸部220は、腕部221bが前記隙間α、α分だけ
遊動する範囲で捩れ変形することができる。
【0089】第1一方向クラッチ218は、相対回転自
在としてクランク軸46を同軸に囲繞するリング状のク
ラッチ内輪200と、該クラッチ内輪200を同軸に囲
繞するクラッチ外輪としての回転筒体212と、クラッ
チ内輪200の外周に枢支されるとともに環状のスプリ
ング202で拡開方向に付勢された複数、たとえぱ4個
のラチェット爪201とを備え、クラッチ内輪200の
内周に設けられた一対の凹部200a、200aにトー
ションバー217の腕部221bの両端が嵌合され、回
転筒体212の内周には、前記各ラチェット爪201を
係合せしめるラチェット歯203が形成される。
【0090】このような第1一方向クラッチ218によ
れば、ペダル45を踏んでクランク軸46を正転させる
と、クランク軸46のトルクがトーションバー217、
第1一方向クラッチ218および回転筒体212を介し
て駆動スプロケット47に伝達されるが、ペダル45を
踏んでクランク軸46を逆転させたときには、第1一方
向クラッチ218がスリッブしてクランク軸46の逆転
が許容される。
【0091】ところで、ペダル45からクランク軸46
へ軸回りに図30の矢印a方向へトルクが入力されたと
き、後輪39の負荷が回転筒体212およびラチェット
爪201を介して伝達されるクラッチ内輪200が、前
記矢印a方向のトルクに対して低抗するため、トーショ
ンバー217の腕部221bがクランク軸46に対して
逆(矢印b)方向に捩じれて相対回転する。その結果、
クランク軸46およびクラッチ内輪200との間に、ク
ランク軸46に入力されたトルクに応じた相対回転が生
じることになる。
【0092】クランク軸46の外周に、スライダインナ
ー222が相対回転不能かつ軸方向相対移動可能に支持
されており、このスライダィンナー222の外周には、
複数のボール223を介してスライダアウター224が
相対回転自在に支持される。
【0093】図31に示すように、第1一方向クラッチ
218におけるクラッチ内輪200のスライダインナー
222側の端面には凹状のカム面200bが設けられ、
スライダィンナー222には、該力ム面に係合する凸状
のカム面222aが設けられる。
【0094】左ケーシング半体205に支点ピン240
を介して基端部が揺動可能に支承された検出レバー22
5の中問部が、前記クラッチ内輪200とは反対側から
スライダアウ夕一224に当接される。一方、前記検出
レバー225とともにトルク検出手段STを構成するス
トロークセンサ226が左ケーシング半体205に取付
けられており、該ストロークセンサ226の検出子に前
記検出レバー225の先端が当接される。
【0095】さらに検出レバー225および左ケーシン
グ半体205間にはばね227が縮設されており、検出
レバー225が該ばね227のばね力によりスライダア
ウター224に弾発的に当接され、スラィダアウター2
17およびスライダインナー222は、クラッチ内輪2
00側に向けて付勢される。
【0096】ペダル45からクランク軸46へのトルク
入カに応じて、トーションバー217に捩れが生じる
と、スライダィンナー222がクラッチ内輪200に対
して相対回転し、スライダインナー222のカム面22
2aがクラッチ内輪200のカム面200aに押付けら
れる。その結果、スライダインナー222がばね227
のばね力に抗してクランク軸46の軸線に沿って摺動す
る。
【0097】スライダインナー222とともに移勤する
スライダアウター224で押された検出レバー225が
支点ピン240回りに揺動することにより、ストローク
センサ226の検出子226aが押圧される。この検出
子226aのストロークは、トーションバー217の捩
れ量、すなわちペダル45から入力される入力トルクに
比例するものであり、トルク検出手段STで入力トルク
が検出されることになる。
【0098】電動アシストモータ36の動力を駆動スプ
ロケット47に伝達するための減速ギヤ列216は、第
2収納室208内で電動アシストモー夕202のモータ
軸230に固着された駆動ギヤ231と、第2収納室2
08内で第1アイドル輔232の一端に固着されて前記
駆動ギヤ231に噛合される特定ギヤとしての第1中間
ギヤ233と、第1収納室207内で第1アイドル軸2
32に一体に設けられる第2中間ギヤ234と、第2中
間ギヤ234に噛合される第3中間ギヤ235と、第3
中間ギヤ235と同軸に配置される第2アイドル軸23
6と、第3中間ギヤ235および第2アイドル軸236
間に設けられる第2一方向クラッチ237と、第1収納
室207内で第2アイドル軸236に一体に設けられる
第4中間ギヤ238と、駆動スプロケット47が結合さ
れている回転筒体212に一体に設けられるとともに第
4中間ギヤ238に噛合される被動ギヤ239とを備え
る。
【0099】第1アイドル軸232は、電動アシストモ
ータ36のモータ軸230と平行な軸線を有するもので
あり、右ケーシング半体206および第1アイドル軸2
32間にボールベアリング241が、また左ケーシング
半体205および第1アイドル軸232間にボールベア
リング242が介装される。第2アイドル軸236は第
1アイドル軸232と平行な軸線を有するものであり、
右ケーシング半体206および第2アイドル軸236間
にボールベアリング243が、また左ケーシング半体2
05および第2アイドル軸236間にボールベアリング
244が介装される。
【00100】このような減速ギヤ列216では、電動
アシストモータ36の作動に伴なうトルクが減速されて
駆動スプロケット47に伝達されるが、電動アシストモ
ータ36の作動が停止したときには、第2一方向クラッ
チ237の働きにより第2アイドル軸236の空転が許
容され、ペダル45の踏力により駆動スプロケット47
の回転が妨げられることはない。
【00101】そこでこの電動アシスト式自転車を走行
させるべく利用者がペタル45を踏むと、クランク軸4
6の動力が動力伝達手段215を介して駆動スプロケッ
ト47に伝達され、チェーン49および従動スプロケッ
ト48を介して後輪39に動力が伝達されることにな
る。同時に入力トルクと図示しない車速センサからの速
度情報に基づいてアシストコントローラ50が電動アシ
ストモータ36のデューティコントロールを行い、アシ
スト力を制御する。
【00102】次に、バッテリ交換機8について説明す
る。図32はバッテリ交換機8の構成ブロック図であ
り、制御パート301、メカパート302、操作パート
303、充電パート304及び通信手段335で構成さ
れる。制御パート301に設けられる制御ユニット30
5は、ECUからなる中央処理装置330を有し、その
人間インターフェイスとして操作パート303の人検知
センサ310、カードリーダー60、バッテリスロット
315内におけるアンテナ部318がディスプレイ31
4及びスピーカー312が接続されている。
【00103】また、バッテリインターフェイスに、2
0個のバッテリボックス306毎に、コネクタ317、
ロック装置331のソレノイド、インジケータ307が
接続され、かつドア308のドアスイッチ332及びド
アロック333が接続される。さらに、充電器インター
フェイスとして、充電器340が接続されている。
【00104】充電器340はバッテリボックス306
の半分である10個が設けられ、切り替えユニット34
1を介して各コネクタ317へ切り替え接続されるよう
になっている。このため、重量物である充電器340の
数を実際の稼働率に適合させて半減でき、装置全体を小
型軽量化できる。なお、中央処理部に集められた情報は
記憶部334へ蓄えられ、通信手段335により中央管
理装置1側へ通信される。
【00105】図33はバッテリ交換機8における制御
系のブロック図である。バッテリ交換機8は全体制御を
行う中央処理部330、通信部335を介して中央管理
装置1に接続される。中央処理部330には、カードリ
ーダー60であるIDカード読込・書込部、記憶部33
4、バッテリ充電制御部336、バッテリボックス制御
部337並びにバッテリスロット315のID検出部3
18が接続される。
【00106】この場合、記憶部334は、バッテリ交
換機8で処理される各種データを記憶する。バッテリ充
電制御部106には、各充電器340、が接続されてお
り、バッテリ55の充電処理、充電状態の検出等の制御
が行われる。バッテリボックス制御部337は、バッテ
リ55を収容するバッテリボックス306の動作制御を
行い、ロック装置331のソレノイドやインジケータ3
32並びにドアロック333を制御する。
【00107】また、バッテリスロット315のID検
出部318は、バッテリバッテリ55の情報チップ85
と通信して、これが有するID情報等のバッテリ固有情
報を読み出すようになっている。
【00108】図34はバッテリ交換機8の動作を説明
するフローチャートである。利用者がバッテリ交換機8
の前に立つと人検知センサ310がこれを検出し(S
1)、ディスプレイ314とスピーカー312によりガ
イダンスを開始し(S2)、例えば、「いらっしやいま
せ。使用済みのバッテリをバッテリスロットへ入れ、I
Dカードをカードリーダー入れて下さい。」という音声
案内を行う。
【0109】IDカード2を(313)へ差し込むとそ
のID情報を読み取り(S3)、続いてバッテリスロッ
ト315内においてID検出部318により、返却され
たバッテリ55の識別番号及び固有情報を読み取り(S
4)、バッテリ識別番号のチェックを行う(S5)。
【0110】識別番号上間題がある場合は、ディスプレ
イ314とスピーカー312で使用が不可能な理由を伝
え、バッテリの交換サービスを提供せず、システムとは
無間係なバッテリとして、当該バッテリを返却する(S
6)。識別番号上問題のないバッテリであること(例え
ば盗難バッテリでないこと)がわかると、利用する手順
を更にディスプレイ314とスピーカー312で利用者
に伝える。
【0111】まず、多段に配列されている交換用バッテ
リ55の中から、フル充電済み又は残量が70%以上の
使用可能なバッテリ55のバッテリボックス306をデ
ィスプレイ314とスピーカー312さらには当該バッ
テリボックス306上のインジケータ307の点灯で知
らせ(S7)、例えば、「ドアを開けて2番目のバッテ
リボックスのバッテリをお取り下さい」という音声案内
を行う。
【0112】また、交換するバッテリ55のバッテリ識
別番号を記憶する(S8)。続いてドアロックを解除し
(S9)、ロック装置331を作動させて、バッテリ5
5のロックを解除する(S10)。なお、S7は、S1
0の直後に設けてもよい。
【0113】バッテリ55が抜き出されたら、例えば
「使用済みのバッテリを入れて下さい」という音声案内
を行う(S11)。返却バッテリ55がバッテリボック
ス306内へ入れられると、バッテリをロックし(S1
2)、ドアを閉じるよう音声等で指示する(S13)。
ドアが閉じられるとこれをロックし(S14)、例えば
「ご利用ありがとうございました。新しいバッテリをバ
ッテリケースへ入れて下さい」と音声案内し(S1
5)、充電を開始する(S16)。
【0114】バッテリ交換機8は、その後完了処理を行
う(S17)。すなわち、返却された使用済みバッテリ
55の返却日時、充電回数等の充電するための固有の電
気的データ情報をも記憶し、新しいバッテリのIDとと
もに、このデータをIDカード2へ書き込んで返却し、
さらに通信回線9を介して中央処理装置1に伝送する。
このときバッテリ55の使用量又は残量を伝送してもよ
い。
【0115】この際、バッテリ自体に通信手段を備えて
いる場合は、バッテリ内の通信手段へバッテリ交換機8
から電源を供給し、通信を行ってもよい。また、中央処
理装置1からデータ情報に対応する電気的処理方法の情
報を受け、受けた情報の情報命令にしたがって電気的処
理を行うとともに電気的処理を行った結果のデータ情報
を、再度通信回線9を介して中央処理装置1に伝送す
る。
【0116】使用した車両を返却する場合には、利用者
は、電動車両7を駐車場6に返却し、メインスイッチ5
8を切ってから、IDカード2を抜き取り、パーキング
ロック56を施錠する。パーキングロック56の施錠は
随時手動で行うことができるので、IDカード2を抜き
取る前でもよい。このとき、カードリーダー60におい
て、車両の走行距離、バッテリ消費量等のデータをID
カード読込書込部27を介してIDカード2に書き込む
ことができる。
【0117】次いで、IDカード2を受付ステーション
5のIDカード読込書込部16に置き、あるいは挿入す
る。受付ステーション5は、車両の返却おバッテリの交
換を確認し、IDカード2のデータを更新する。
【0118】このように、IDカード2により、バッテ
リ55のロックとパーキングロック56の各解錠を、そ
れぞれバッテリロック用ソレノイド70及びパーキング
ロック用ソレノイド71を電気的に作動させて行えるの
で、従来のように機械式なロック機構を不要にできる。
このため、バッテリのロックであるロック部135とパ
ーキングロック56とを機械的な連係をせずに個々に独
立させて設けることができ、バッテリ55の搭載位置及
びパーキングロック56の構造等の選択における自由度
が増し、様々な形態の電動車両に対して適用可能にな
り、汎用性が増す。
【0119】また、ロック部135とパーキングロック
56の各解錠を電気的アクチュエータであるバッテリロ
ック用ソレノイド70及びパーキングロック用ソレノイ
ド71で行うので、機械的キーを用いて手動で解錠する
必要がなく、停車後即座に電動車両から離れることがで
きるようになり、操作性が向上する。
【0120】さらに、IDカード2にレンタル情報を記
憶可能にしたので、レンタルされた利用者は、IDカー
ド2があれば機械式キーを要さずにIDカード2のみで
電動車両7を使用できる。このため、利用者に便利であ
るとともに、レンタルサービス提供側もキーの貸出・返
却手続きを省略できるので、管理が容易になる。このた
め、レンタルシステムに最適なものとなる。
【0121】そのうえ、IDカード2にレンタル車両N
o.、借り出しバッテリNo.、利用日、時間の各デー
タを記憶するため、レンタル利用者に対する課金や、車
両及びバッテリの保守をIDカード2で行えるようにな
る。しかも、IDカード2のみにより、バッテリ交換機
8を利用して充電済みバッテリを交換できるようにな
り、バッテリ交換を手軽にできるようになる。
【0122】次に、バッテリ交換機8のの具体的構造例
を説明する。図35は、このバッテリ交換機8の正面
図、図36はその右側面透視図、図37は左側面透視図
である。このバッテリ交換機8のケース300は、縦長
に設けられ、上部に制御ユニット305が設けられる。
中間部大部分にバッテリボックス306が横4列縦5段
に設けられ、それぞれは前方へ向かって開放され、各入
り口上部にインジケータ307が設けられている。これ
らのバッテリボックス306は、全体が1枚のドア30
8で開閉される。
【0123】ドア308はバッテリ交換機8の正面一側
へ寄せて設けられ、ケース300前面のドア308が設
けられない他側部には操作関連部が設けられる。この部
分は上から下へ向かって順に人検知センサ310、携帯
無線電話機311、スピーカー312(図36)、カー
ドリーダー60、ディスプレイ314、バッテリスロッ
ト315が設けられている。ケース300前面のバッテ
リボックス306上方には、蛍光灯などの照明機器31
6が設けられる。
【0124】携帯無線電話機311はバッテリ交換機8
が故障したときなど、管理者と連絡を取るときに使用さ
れる。スピーカー312は操作方法の音声ガイダンス等
に使用され、また、トラブル時に警報音を発生するため
に使用される。カードリーダー313はIDカード2を
挿入して格納情報等を読み書きする部分である。ディス
プレイ314は光ガイダンス式パネルで構成される。し
たがって操作は音と光によりガイドされるようになって
いる。
【0125】各バッテリボックス306はバッテリ55
の形状に合わせて奥行の深い穴になっており、その底部
にはコネクタ317が設けられ、バッテリ55を挿入す
るとコネクタ317と接触して充放電可能になってい
る。
【0126】図36、37に明らかなように、各バッテ
リボックス306は上下でバッテリ55の挿入角が変わ
っており、本実施例では上3個と下2個がそれぞれ挿入
角の同じ組をなし、上の組よりも下の組の挿入角が大き
くなっている。ただし、このような組の分け方は任意で
あり、また組分けせず、個々のバッテリボックス306
を下段から上段へ向かって、徐々に挿入角θ(水平に対
する角をいうものとする)に小さくなるように設定する
こともできる。
【0127】このようにすると、バッテリ挿入口である
バッテリボックス306を下向きに傾け手設けることに
よりバッテリ55の出し入れを容易にできる。また、上
下でバッテリボックス306の傾きを変化させたので、
利用者の出し入れ作業の実際に適合させて各バッテリボ
ックス306毎に最も出し入れがスムーズになるような
挿入角を設定できる。そのうえ、各段のバッテリボック
ス306を全て平行に設ける場合よりもバッテリ交換機
8の上下方向又は前後方向のスペースを短くしてコンパ
クト化できる。
【0128】また、ハンドル80下側のバッテリボック
ス306を上側よりも下向きに大きく傾けたので、バッ
テリ55を片手で持ってバッテリボックス306へ抜き
差しするとき、最も手首への負担の少ないようにでき、
人間工学的に適正な操作が可能になり、バッテリ55の
出し入れをスムーズにでき、少ない労力で最も出し入れ
し易い設定になる。
【0129】さらに、バッテリ55のハンドル80を可
動にしたので、上下方向の高さの異なるバッテリボック
ス306へバッテリ55を出し入れする場合でも、ハン
ドル80を持つ手首の角度をそれほど変化させずに他方
の手でバッテリ55の先端を上下左右へ振るれば、バッ
テリ55の先端側は軸87を中心に上下へ任意に回動で
き、バッテリボックス306の挿入角度へ容易に合わせ
ることができるので、
【0130】バッテリスロット315はバッテリ55の
IDを識別するためのものであり、制御パート301の
側方へ一つだけ設けられる。その高さはバッテリボック
ス306の最下段とほぼ同じ高さであり、かつバッテリ
ボックス306の最下段のものと比べてさらに挿入角が
が大きくなるように構成され、内部にはバッテリ55の
情報チップ85(図20、21)から識別情報を取得す
る情報認識手段318としてのID検出器が設けられて
いる。
【0131】充電パート304(図32参照)は充電用
のAC/DCコンバータ320と、直流昇圧用のDC/
DCコンバータ321で構成されている。充電パート3
04は発熱により高温になるため、仕切板322で上方
部分と区分され、一側にフィルタ323を有する吸気口
324を設け、他側に排風ファン325を設けることに
より、内部に外気を通り抜けさせて換気している。
【0132】また、バッテリスロット315の側方に
も、同様のフィルタ326を有する吸気口327を設け
てあり、上部の制御ユニット305の左右両側には排風
ファン328、328を設けてある。さらに、バッテリ
ボックス306の一側(本実施例では右側)に、各段毎
の送風ファン329を上下1列に設けてある。
【0133】これにより、バッテリスロット315下部
近傍の吸気口326から内部へ入った外気は、送風ファ
ン329により各段のバッテリボックス306を一側か
ら他側へ向かって流れながら、充電により発熱している
室内を冷却する。この冷却風はその後、上部に向かって
排風ファン328に引かれて上方へ流れ、制御ユニット
305を冷却して外部へ排出される。したがって、充電
により高温になりがちなケース300内を冷却し、特に
熱に弱い制御ユニット305等の電子部品の高温化を防
止できる。
【0134】このようにすると、バッテリ交換機8にお
いて充電部であるバッテリボックス306及び充電パー
ト304とバッテリのID読み取り部であるバッテリス
ロット315とを別に設けたので、充電器340を10
個設けているのに対して、バッテリスロット315を共
用化することにより単一にし、充電器340の数より著
しく少なくできる。このため、バッテリ交換機8を小型
化、かつ安価にできる。また。バッテリスロット315
をメカパート302及び充電パート304と別にするこ
とにより、これらの充電関連部による熱影響を避け易く
なる。
【0135】さらに、返却部であるバッテリボックス3
06とバッテリスロット315を別に設けたので、バッ
テリボックス306を20個設けてもバッテリスロット
315を共用化して単一にでき、バッテリボックス30
6の数より著しく少なくできる。このため、バッテリ交
換機8を小型化、かつ安価にできる。
【0136】次に、バッテリの有するID情報など固有
情報の処理についての別実施例を説明する。この実施例
はバッテリ単独のレンタルシステムへも展開可能にした
ものである。ただし、バッテリ交換機8側の構造は同じ
ものを使用するので共通部分は符号を同じにして用いる
ものとする。
【0137】図38は、バッテリ交換機8におけるバッ
テリの固有情報処理に関するブロック図である。バッテ
リ交換機8は、制御手段340と通信手段335とを備
える。制御手段340は、情報認識手段350と情報発
信手段360とを備える。
【0138】情報認識手段350は、非接触式のデータ
通信装置、具体的にはバッテリスロット315であり、
これによりバッテリ55の記億情報にアクセスすること
ができる。 バツテリ内の通信手段55Tと情報を双方
向に伝送し、バッテリ識別番号のチェックを情報認識手
段350のリーダで行い、バッテリ55が正常なレンタ
ル状態かどうかを調べる。
【0139】情報認識手段350は、バッテリ55が正
常なレンタル状態であることがわかると、バッテリ55
に記億された利用者のレンタルID、最新レンタル年月
日時、更新日、現在の残量等のリード信号Srをリーダ
で読み取り、これらの情報およびデータの認識信号Sd
を情報発信手段360に供給する。
【0140】更に、賃出し用の賃出バッテリ55に対
し、最新レンタルの年月日時、バッテリ残量等をライト
信号Swによりライタで貸出バッテリに書き込み、これ
らの情報およびデータの認識信号Sdを情報発信手段3
60に供給する。貸出し前には、そのバッテリの識別番
号、バッテリ残量、その他バッテリの使用履歴等をリー
ド信号Sr,Ibをリーダで読み取り、情報発信手段3
60に認識信号Sd,Isを供給する。
【0141】情報発信手段360は、LCD,CRT,
LED,EL等のディスプレイ314と、スピーカー3
12と、バッテリボックス306の上部にLED,ラン
プ等で表示するインジケータ307とに各々を割御する
信号Ds,Ss,Fsを供給する。表示信号Dsはディ
スプレイ314に供給し、音声信号Ssはスピーカー3
12に供給し、点滅信号Fsはインジケータ307に供
給する。
【0142】情報認識手段350は、バッテリ55内の
記億手段55Aに記憶されている当該バッテリの使用履
歴のデータも読み取る。また、端子コネクタ(不図示)
を備え、バッテリ55の電気的特性の測定と充電を行
う。
【0143】情報認識手段350は、バッテリ55の端
子370,371,372(図39参照)等に対応する
端子コネクタからバッテリ残量等を測定し電池信号Ib
を得て、この電池信号Ibに対応して充電に必要な処理
を、バッテリ55の端子370,372に対応する端子
コネクタからチャージ信号Cbで行う。
【0144】情報認識手段350は、バッテリ温度、記
億手段55Aの記億情報などのバッテリ55の固有情報
を電池信芦Ibでも得、バッテリ55から読み取った固
有情報を情報信号Isとして情報発信手段360に供給
する。
【0145】バッテリ交換機8の通信手段335は、変
調回路、クロック回路、発信回路およびフォトカプラ等
で構成した、例えばモデムのような双方向性の伝送器か
らなり、情報認識手段4からのリード信号Srや電池信
号Ibからなる情報信号Mtを変調し、たとえぱパルス
信号等として送信信号Csを通信回線9を介して中央処
理装置1に供給する。
【0146】また、中央処理装置1から通信回線9を介
して供給される、例えばパルス信号等の受信信号Bsを
復調して処理信号Mrを制御手段340に供給する。こ
の処理信号Mrに基づいて、制御手段340内の情報認
識手段350はバッテリ55にチャージ信号Cbを供給
する。一方、所定期間内の充放電回数が余りに多い場合
は、当該バッテリ55の充電を行わないようにしてもよ
く、又は当該利用者にバッテリ55のレンタルサーピス
を行わないようにしてもよい。
【0147】中央管理装置1は、バッテリ交換機8での
データについて送信信号Csを通信回線9を介して受
け、必要なデータについての受信信号Bsを通信回線9
を介してバッテリ交換機8に供給する。
【0148】中央処理装置1は、コンピユータを備えて
集中管理を行い、利用者、レンタルバッテリ、バッテリ
交換機8、バッテリ55の充電のための測定と実行命
令、バッテリ寿命、使用料金の徴収等の管理を行う。中
央処理装置1は、利用者のID、貸出バッテリの識別番
号及び貸出時の残量、返却時の残量、使用量、住所、年
齢、電話番号、性別、契約口座、レンタル回数、使用料
金等をレンタル者の情報としてデータペース管理を行
う。中央処理装置1は、バッテリの売上、利用回数、充
放電回数、充電日時、充放電量とこれらのデータからの
寿命および交換の要否等のバッテリのデータペース管理
を行う。その他、各バッテリ交換機8の稼働率および回
転率、利用者の行動範囲およびパターンにより利用実態
と今後の事業展開等のデータを管理する。
【0149】バッテリ55は、電源供給用プラス端子3
70と、電気測定用端子371と、電源供給用マイナス
端子372とを備える。なお、電気測定用端子371は
複数の端子から構成してもよい。
【0150】記億手段55Aは、バッテリ55の識別番
号及び固有情報を記憶する。固有情報は、返却日時、充
放電回数、レンタル日時(貸出日時)、バッテリ温度、
バッテリ残量のデータ等からなる。バッテリ識別番号
は、製造番号及び製造年月日等からなる。なお、固有情
報にバッテリ識別番号を含めてもよく、固有情報にレン
タルIDを含めてもよい。バッテリ55の固有情報は、
電気測定用端子371を介して情報発信手段360と通
信手段335との通信により、バッテリ交換機8に供給
される。電源供給用プラス端子370と電源供給用マイ
ナス端子372を用いて、バッテリ残量の測定や充電が
行われる。
【0151】バッテリ55の側面にバーコードを張リ付
け、無人バッテリステーション(バッテリ交換装置)7
にバーコードリーダを備えて、バッテリ55を識別する
ための情報を更に付加してもよい。
【0152】このように、バッテリ・レンタルシステム
は、無人自動バッテリ・レンタル装置1が利用者を認識
すると、利用者に情報発信手段360により音声とディ
スプレイ314で使用手順と返却用のバッテリバッテリ
ボックス306とを伝えるとともに、返却用バッテリボ
ックス306の上部のインジケータ307を点滅させ
る。
【0153】図39は、バッテリ55の簡易構成図であ
る。バッテリ55は、制御回路55Cと、バッテリ本体
55Bと、温度センサ55Dと、記憶手段55Aと、送
受信部55Eと、ヒユーズ55Fとを備える。また、電
源供給用プラス端子370と、電気測定用端子371
と、電源供給用マイナス端子(接地用端子)372と、
を備える。
【0154】電源供給用プラス端子370は、ヒユーズ
55Fを介して制御回路55C及びバッテリ本体55B
に接続される。バッテリ本体55Bは、繰り返し充電が
可能なニッケル−カドミウム電池等からなる。
【0155】制御回路55Cは複数個のLED又はバー
グラフメータを備え、バッテリ本体55Bのバッテリ残
量を検出して、前記LED又はバーグラフメータで表示
すると共に、バッテリ残量を示す残量検出信号を送受信
部55Eに供給する。制御回路55Cは、バッテリ本体
55Bの異常を検出して、異常検出信号を送受信部55
Eに供給する。バッテリ本体55Bのマイナス端子は制
御回路55Cに接続され、制御回路55C内のショート
用抵抗(シヤント抵抗)を介して電源供給用マイナス端
子372に接続されている。
【0156】記億手段55Aは、バッテリ55の使用履
歴を記憶するメモリ55AJと、バッテリ識別番号を記
憶するメモリ55AIとを備えてなる。メモリ55AJ
は使用履歴として、返却日時を記憶してもよく、一定期
間内の充放電回数を記憶してもよく、レンタル日時(貸
出日時)を記憶してもよく、これらを組み合わせて記憶
してもよい。記憶手段55Aは、メモリ55AJ又はメ
モリ55AIに固有情報(残量(貸出し時残量、現在の
残量)、充放電回数、使用回数等)をも記憶するように
してもよい。
【0157】制御回路55Cは、バッテリ本体55Bの
端子間電圧を監視して、バッテリ本体55Bが充電され
たことを検出すると、フル充電を示す充電検出信号をメ
モリ55AJに供給する。メモリ55AJは、充電検出
信号を受けたことを記憶する。温度センサ55Dは、バ
ッテリ本体55Bの温度を検出して、当該温度を示す温
度検出信号を送受信部55Eに供給する。記億手段55
Aの使用履歴のデータ及びバッテリ識別番号のデータ
は、送受信部55Eからアクセスできるようになってい
る。
【0158】送受信部55Eは、メモリ55AJからの
使用履歴のデータ、メモリ55AIからのバツテリ識別
番号のデータ、制御回路55Cからの故障検出信号及び
残量検出信号に基づくデータ、温度センサ55Dからの
温度検出信号に基づくデータ等、又は記憶手段55Aの
記憶情報等を電気測定用端子371を介して、バッテリ
55の外部に伝送する。但し、制御回路55Cは、残量
検出信号を送受信部55Eに供給しない構成とし、バッ
テリ残量はバッテリ交換機8で端子コネクタを介して検
出する構成としてもよい。
【0159】図18は、送受信部55Eの簡易構成図で
ある。送受信部55Eは、リレーRYと、ダイオ一ドD
と、ツェナーダイオ一ドZDと、抵抗Rと、電界コンデ
ンサCeと、コンデンサCと、トランジスタTrと、通
信手段55Tと、を備えている。
【0160】リレーRYの共通接点は電気測定用端子3
71に接続され、リレーRYのブレーク接点は温度セン
サ55Dに接続され、リレーRYのメーク接点は通信手
段55TのQ端子に接続されている。
【0161】電気測定用端子371には、温度センサ5
5Dの出力信号が供給される。一方、電気測定用端子3
71に、外部(例えばバッテリ交換機8)から短時間だ
け降伏電圧を超えるプラス電位を与えると、電界コンデ
ンサCeが充電されると共に、通信手段55Tの電源用
端子Vに電圧が印加されて通信手段55Tが起動され
る。この電界コンデンサCeを電源としてその充放電を
利用し、抵抗R及びコンデンサCで決まる所定時間だけ
トランジスタTrをオンすることで、前記所定時間だけ
リレーRYをオンする。
【0162】すると、リレーRYの可動部が移動して温
度センサ55Dと電気測定用端子371が遮断され、L
電気測定用端子371と通信手段55Tの通信用端子Q
が前記所定時間だけ接続される。電気測定用端子371
からは、通信手段55Tを介して、記憶手段55Aのデ
ータ(又は記憶情報)と制御回路55Cからのデータ
(又は制御回路55C本体)た、前記所定時間の問にア
クセス可能となる。
【0163】図41は、電動車両用のバッテリの他の例
の簡易構成図である。このバッテリ55は、制御回路5
5Cと、バッテリ本体55Bと、温度センサ55Dと、
記憶手段55Aと、通信手段55Tと、ヒユーズ55F
と、を備える。また、電源供給用プラス端子370と、
電気測定用端子371と、電源供給用マイナス端子(接
地用端子)53と、を備える。
【0164】図41の電気測定用端子371は複数の端
子からなり、通信手段55Tの電源供給用の端子40V
と、通信手段55Tの通信用端子Qに接続された端子4
0Qと、温度センサ55Dからの温度検出信号40Sを
出力する端子40Sと、からなる。
【0165】電源供給用プラス端子9は、ヒユーズ55
Fを介して制御回路55C及びバッテリ本体55Bに接
続される。バッテリ本体55Bは、繰り返し充電が可能
なニッケル−カドミウム電池等からなる。
【0166】制御回路55Cは複数個のLED又はバー
グラフメータを備え、バッテリ本体55Bのバッテリ残
量を検出して、前記LED又はバーグラフメータで表示
するとともに、バッテリ残量を示す残量検出信号を通信
手段55T(の端子D3)に供給する。
【0167】制御回路55Cは、バッテリ本体55Bの
異常を検出して、異常検出信号を通信手段55T(の端
子D3)に供給する。バッテリ本体55Bのマイナス端
子は制御回路55Cに接続され、制御回路55C内のシ
ョート用抵抗(シヤント抵抗)を介して電源供給用マイ
ナス端子371に接続されている。但し、制御回路55
Cは、残量検出信号を通信手段55Tに供給しない構成
とし、バッテリ残量はバッテリ交換機8で端子コネクタ
を介して検出する構成としてもよい。
【0168】記憶手段55Aは、バッテリ55の使用履
歴を記憶するメモリ55AJと、バッテリ識別番号を記
憶するメモリ55AIとを備えてなる。メモリ55AJ
は使用履歴として、返却日時を記憶してもよく、一定期
間内の充放電回数を記憶してもよく、レンタル日時(貸
出日時)を記憶してもよく、これらを組み合わせて記憶
してもよい。記憶手段55Aは、メモリ55AJ又はメ
モリ55AIに固有情報(残量(貸出し時残量、現在の
残量)、充放電回数、使用回数等)をも記憶するように
してもよい。
【0169】制御回路55Cは、バッテリ本体55Bの
端子間電圧を監視して、バッテリ本体55Bが充電され
たことを検出すると、フル充電を示す充電検出信号をメ
モリ55AJに供給する。温度センサ55Dは、バッテ
リ本体55Bの温度を検出して、当該温度を示す温度検
出信号を端子40Sに出カする。記憶手段55Aの使用
履歴のデータ及びバッテリ識別番号のデータは、通信手
段55Tからアクセスできるようになっている。
【0170】通信手段55Tは、メモリ55AJからの
使用履歴のデータ、メモリ55AIからのバッテリ識別
番号のデータ、制御回路55Cからの故障検出信号及び
残量検出信号に基づくデータ、温度センサ55Dからの
温度検出信号に基づくデータ等又は記憶手段55Aの記
憶情報を電気測定用端子371(特に端子40Qと端子
40S)を介して、バッテリ55の外部に伝送する。例
えば、バッテリ交換機8に伝送する構成としてもよく、
中央管理装置3に直接に伝送する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るレンタルシステムの全体の概
念図
【図2】 そのシステムの基本的な流れを示す図
【図3】 IDカードのメモリマップ
【図4】 IDカードへ書き込まれる許可フラグ
【図5】 受付ステーションを示す斜視図
【図6】 受付ステーションの制御系における構成ブロ
ック図
【図7】 貸し出し処理までのフローチャート
【図8】 利用者の趣味、嗜好データの説明図
【図9】 タッチパネルディスプレイの表示図
【図10】同上
【図11】本レンタルシステムに使用される電動アシス
ト式自転車の側面図
【図12】バッテリを設けたフロントバスケットの正面
図、
【図13】同上平面図、
【図14】その構成各部の組付斜視図
【図15】カードリーダーの平面図、
【図16】その側面図
【図17】本カードキーシステムのブロック図
【図18】電動車両に設けられている中央処理部の制御
系ブロック図
【図19】カードキーシステムのフローチャート
【図20】バッテリの側面図
【図21】その一部切り欠き正面図
【図22】その上面図
【図23】カードリーダー60とバッテリケースとの取
付構造を示す図
【図24】バッテリケースの車体側取付構造を示す図
【図25】同上図の取付構造を詳細に説明する図
【図26】バッテリロック部の構造を詳細に説明する図
【図27】パーキングロックの詳細を示す断面図
【図28】この電動アシスト式自転車におけるパワーユ
ニットの縦断側面図
【図29】図28の29−29線断面図
【図30】図29の30−30線断面図
【図31】スライダインナーとクラッチ内輪の係合状態
を示す図
【図32】バッテリ交換機8の構成ブロック図
【図33】バッテリ交換機8における制御系のブロック
【図34】バッテリ交換機8の動作を説明するフローチ
ャート
【図35】バッテリ交換機8の正面図
【図36】その右側面透視図
【図37】その左側面透視図
【図38】バッテリ固有情報の処理に関するブロック図
【図39】バッテリ側情報格納部の簡易構成図
【図40】バッテリの個人情報格納部の構造を示す図
【図41】上記他の例の簡易構成図
【符号の説明】
1:中央管理装置、2:IDカード、5:受付ステーシ
ョン、6:駐車場、7:電動車両、8:バッテリ交換
機、55:バッテリ、56:パーキングロック、60:
カードリーダー、70:バッテリロック用ソレノイド、
71:パーキングロック用ソレノイド、80:ハンド
ル、85:情報チップ、135:ロック部、306:バ
ッテリボックス、315:バッテリスロット、318:
情報認識手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月25日(1998.9.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】変更
【補正内容】
【図28】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向へ複数のバッテリ挿入部を多段
    に設け、これらのバッテリ挿入部内へ使用済みバッテリ
    を収納した状態で充電するためのバッテリ充電器を備え
    たバッテリ充電装置において、バッテリを下向きにして
    かつ異なる角度で挿入するようにバッテリ挿入部を傾け
    て設けるとともに、上側と下側のバッテリ挿入部間で挿
    入角を異ならせたことを特徴とするバッテリ充電装置。
  2. 【請求項2】 上記挿入角は、下側のバッテリ挿入部が
    上側のものより下向きに大きくなっていることを特徴と
    する請求項1に記載したバッテリ充電装置。
  3. 【請求項3】 バッテリ挿入部へ挿入されるバッテリ
    が、挿入方向へ長い長尺状であり、かつ可動の把持部を
    有することを特徴とする請求項1に記載したバッテリ充
    電装置。
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