JP2004106791A - スライドドアのハンドル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】その前後方向において配置される前部シート及び後部シートを備え、該前部シートの側部に設けられる乗降口に対して、前後にスライドして開閉可能なスライドドアが取り付けられた車両におけるスライドドアのハンドル装置として、上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁に沿って、該スライドドアの開閉操作を行なうためのインナーハンドルを、上記前部シート及び後部シートの乗員の両方が常時操作可能に上記車室内の側壁に沿って保持し車両の前後方向に延設する。更に、このインナーハンドルを、上記スライドドアが車両の外壁に沿ってスライドするに伴い、車室内の側壁に沿って車両後方にスライド可能とする。
【選択図】図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用スライドドアのハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のサイドボディに形成された乗降口を開閉するドアとして、車両の前後方向にスライド可能に取り付けられるもの(所謂スライドドア)が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−160933 (第3頁,第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば複数人乗り用にシートが並列に3列配置されるワンボックスカー等の車両に対してスライドドアが装備される場合には、通常、2列目シートの側部の乗降口に対してスライドドアが取り付けられ、このスライドドアの内壁側に、乗降口縁部に対するスライドドアのラッチ解除や開閉を操作するためのドアオープナが設けられる。
【0005】
このような車両においては、3列目シートの乗員が、2列目シートのシートバックを前倒しして、若しくは、2列目シートを前方へ移動させて、乗降を行なうようになっているが、スライドドアの各種動作を操作するドアオープナがスライドドアの内壁側に設けられるため、3列目シートの乗員が、このドアオープナを操作するには、2列目シートを前倒ししつつ若しくは前方へ移動させつつ、自ら前方に身を乗り出す必要があった。
【0006】
かかる問題に対処して、ドアオープナをスライドドアから車両後方へ(例えば3列目シートの側部まで)延設することも考えられるが、この場合には、スライドドアの開動作時に、スライドドアが車体のサイドボディの外側に移動するに伴い、ドアオープナも外側へ移動していくため、操作が行ないにくいという問題がある。
【0007】
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、後部シートの乗員が楽にスライドドアの開閉操作を行なえる車両用スライドドアのハンドル装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明は、その前後方向において配置される前部シート及び後部シートを備え、該前部シートの側部に設けられる乗降口に対して、前後にスライドして開閉可能なスライドドアが取り付けられた車両におけるスライドドアのハンドル装置において、該スライドドアの内壁及び車室内の側壁に沿って、該スライドドアの開閉操作を行なうためのインナーハンドルが設けられており、該インナーハンドルが、上記前部シート及び後部シートの乗員の両方が常時操作可能に上記車室内の側壁に沿って保持され車両の前後方向に延設されていることを特徴としたものである。
【0009】
また、本願の請求項2に係る発明は、上記スライドドアを車両の外壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられるとともに、上記インナーハンドルを車室内の側壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられており、上記スライドドアがその開動作に際して車両の外壁に沿ってスライドするに伴い、上記インナーハンドルが車室内の側壁に沿って車両後方にスライドすることを特徴としたものである。
【0010】
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、更に、上記インナーハンドルの後端近傍に、上記乗降口の縁部に対する上記スライドドアのラッチを解除するためのドアオープナが設けられていることを特徴としたものである。
【0011】
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、更に、上記インナーハンドルが、上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁から車室内方へ車幅方向に移動可能に構成されており、上記インナーハンドルを、上記スライドドアがスライド可能な状態にある場合に、それが車室内方に位置するように、他方、上記スライドドアが閉状態にある場合には、それが上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁の近傍に位置するように移動させるインナーハンドル駆動機構が設けられていることを特徴としたものである。
【0012】
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項1〜4に係る発明のいずれか一において、上記スライドドアの内壁には、上記インナーハンドル用の格納部が設けられ、該スライドドアが閉状態にある場合に、該格納部に対してインナーハンドルが格納可能であることを特徴としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願に係る実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両内のシート及びスライドドアの配置構造を示す斜視図である。この車両では、前後方向において並列に3列のシート2,3,4が配置され、2列目シート3の側部の乗降口5に対して、スライドドア8が設けられている。このスライドドア8は、車両のサイドボディに沿って前後方向にスライドすることにより、乗降口5を開閉する。
【0014】
車室内では、スライドドア8の内壁に、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチを解除するためのドアオープナ9が設けられている。また、スライドドア8の内壁及び車室内の側壁に沿って、スライドドア8の開閉動作を操作するためのインナーハンドル10が、車両の前後方向に水平に支持されて設けられている。このインナーハンドル10は、車室内の側壁に沿ってスライド可能とされており、これを前後にスライドさせることにより、スライドドア8が開閉動作を行なう。なお、図1では、閉状態にあるスライドドア8及びその状態でのインナーハンドル10を実線で、また、開状態にあるスライドドア8及びその状態でのインナーハンドル10を仮想線で示す。
【0015】
図2は、スライドドア8が閉じた状態での車両を部分的に示す側面図である。車両のリアサイドの外壁には、前後方向(図中の左右方向)に沿って水平に延びるセンターガイドレール7が設けられている。スライドドア8は、センターガイドレール7に対し、リンク部材19(図5参照)及びセンターガイドレール7に沿って摺動するガイドユニットを介して連結されることにより、センターガイドレール7に沿ってスライド可能となっている。
【0016】
図3は、スライドドア8が開いた状態での車両を部分的に示す側面図である。この図から分かるように、2列目シート3の側部に位置する乗降口5の上縁及び下縁近傍には、それぞれ、車両の前後方向に水平に延びるアッパーガイドレール6A及びロウワーガイドレール6Bが設けられている。スライドドア8は、アッパーガイドレール6A及びロウワーガイドレール6Bに対し、これらのガイドレール6A,6Bに沿って摺動するガイドユニット18(図4参照)を介して連結されることにより、両ガイドレール6A,6Bに沿ってスライド可能となっている。
【0017】
このように、スライドドア8は、車両のサイドボディに対して、センターガイドレール7,アッパーガイドレール6A及びロウワーガイドレール6Bに連結されることにより、乗降口5を開閉すべくスライド可能に保持されている。
【0018】
図4は、スライドドア8の内壁及び車室内の側壁に沿ってインナーハンドル10が取り付けられる車室内の態様を示す斜視図である。なお、この図では、図面の明瞭化を図り、2列目シート3を省略する。前述したように、スライドドア8及び車室内の側壁に沿って、スライドドア8の開閉動作を操作するためのインナーハンドル10が設けられる。このインナーハンドル10は、その前端側で、複数のリンク部材13,14からなる伸縮可能な連結具15を介して、スライドドア8の内壁に連結され、また、その後端側で、車室内の側壁に配設されたインナーガイドレール16に沿って摺動するガイドユニット17を介して、車室内の側壁に連結されている。
【0019】
また、このインナーハンドル10は、その後端側で、3列目シート4の側部まで延び、その後端近傍には、ドアオープナ11が車室内方側に設けられている。このドアオープナ11は、スライドドア8の内壁に設けられたドアオープナ9と同様に、その操作により、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチを解除してスライド可能とする。
【0020】
この車両では、2列目シート3及び3列目シート4の乗員が操作するドアオープナとして、それぞれ、上記のように、スライドドア8の内壁におけるドアオープナ9及びインナーハンドル10の後端近傍におけるドアオープナ11が設けられる。以下、ドアオープナ9及び11を、それぞれ、第1及び第2のドアオープナと呼称する。なお、これら第1及び第2のドアオープナ9及び10によるドアラッチ解除機構については、図13を参照して後述する。
【0021】
更に、図4から分かるように、スライドドア8の内壁には、ドアオープナ9の下側に、2列目シート3の乗員用のアームレスト12が設けられている。詳しくは図8を参照して後述するが、この車両では、アームレスト12及びインナーハンドル10について、スライドドア8が閉状態にある場合に、インナーハンドル10がアームレスト12の下方に位置するような設定がなされている。
【0022】
図5は、スライドドア8の閉状態での車両を部分的に示す平面図である。図5に示す状態では、インナーハンドル10の前端側で、インナーハンドル10とスライドドア8とを連結する伸縮可能な連結具15が、それを構成する各リンク部材13,14が互いに所定の交わり角度をなして交わることから縮んだ状態にあり、インナーハンドル10とスライドドア8とは最小の間隔で隔てられている。また、この状態では、所定のラッチ手段(図13参照)により、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチ状態が確保されている。
【0023】
図6は、スライドドア8の開状態での車両を部分的に示す平面図である。図6に示す状態では、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除され、スライドドア8が車両後方へ移動させられて、乗降口5は、乗員が乗降可能であるように開いている。インナーハンドル10は、スライドドア8を開動作させるために車室内で側壁に沿って後方へ移動させられた結果、車両の後方側に位置している。また、この状態では、インナーハンドル10の前端側で、インナーハンドル10とスライドドア8とを連結する連結具15が、それを構成する各リンク部材13,14が同一直線上に整列することにより伸びた状態にあり、インナーハンドル10とスライドドア8とは最大の間隔で隔てられている。
【0024】
図7は、図5中のA−A線に沿った縦断面説明図である。図7中の符号25及び26は、それぞれ、車両のサイドボディ(スライドドア8は含まず)を構成する第1及び第2のアウターパネルをあらわす。また、符号27及び28は、それぞれ、互いと2重構造をなして車室内の側壁を構成する第1及び第2のトリムパネルをあらわす。この図から分かるように、ガイドユニット17が摺動するインナーガイドレール16は、第1及び第2のトリムパネル27,28に埋め込まれるように保持されている。
【0025】
図8は、図5中のB−B線に沿った縦断面説明図である。図8中の符号31及び32は、スライドドア8の外壁を構成する第1及び第2のアウターパネルをあらわす。また、符号33及び34は、それぞれ、スライドドア8の内壁を構成する第1及び第2のトリムパネルをあらわす。第1トリムパネル33には、車室内方へ突出するアームレスト12が形成されており、このアームレスト12は、スライドドア8の閉状態で、インナーハンドル10がアームレスト12の下側に位置するように配設されている。かかるレイアウトによれば、インナーハンドル10が使用されない場合には、それ自体を、目立たず邪魔にならないように格納することができる。
【0026】
図9は、図6中のB’−B’線に沿った縦断面説明図である。この図9は、図8に示す場合とほぼ同じ位置でのインナーハンドル10の断面をあらわすもので、このスライドドア8の開状態では、インナーハンドル10が、車室内の側壁を構成する第1及び第2のトリムパネル27,28内に埋め込まれるインナーガイドレール16に対向するように車両の後方側に位置している。
【0027】
また、図10は、図5中のC−C線に沿った縦断面説明図である。この図10では、インナーハンドル10の前端側でのリンク部材13,14から構成される伸縮可能な連結具15の断面が示されており、スライドドア8の閉状態において、この連結具15は縮んだ状態にある。スライドドア8の外壁を構成する第1のアウターパネル31の内壁面には、例えば衝突時に荷重を受けもつための車体補強部材であるサイドインパクトバー36が取り付けられている。このサイドインパクトバー36は、従来から一般的に車両に用いられる部材である。
【0028】
この実施の形態1では、サイドインパクトバー36に対し、各種の支持部材を介して、連結具15が取り付けられている。具体的には、サイドインパクトバー36に、ブラケット37が取り付けられ、このブラケット37の上面及び下面に固定された支持部材38に対してそれぞれリンク部材13が回動可能に取り付けられている。また、各リンク部材13は、それぞれ、インナーハンドル10に対して回動可能に連結されたリンク部材14と互いに回動可能に連結されている。これにより、連結具15は伸縮可能に構成される。
【0029】
また、図11は、図6中のC’−C’線に沿った縦断面説明図である。この図11は、図10と同様に、連結具15の断面をあらわすもので、スライドドア8の開状態では、リンク部材13,14がほぼ同一直線上に整列することにより、連結具15が伸びた状態にあり、スライドドア8自体は、車両のサイドボディをなす第1及び第2のアウターパネル25,26の外側に位置している。
【0030】
なお、これに限定することなく、連結具15の取付けには、サイドインパクトバー36の代わりに、他の専用の部材を用いてもよい。
【0031】
更に、連結具15の伸縮機構について詳しく説明する。図12の(a)―(c)は、スライドドア8の開動作時における連結具15の態様を段階的に示す図である。まず、図12の(a)は、スライドドア8の閉状態での縮んだ連結具15を示している。符号Pは、スライドドア8側に取り付けられたリンク部材13における支持部材38(図10及び図11参照)との連結点をあらわし、また、符号Qは、リンク部材13,14同士の連結点をあらわし、更に、符号Rは、インナーハンドル10側に取り付けられたリンク部材14におけるインナーハンドル10との連結点をあらわす。
【0032】
この実施の形態1では、リンク部材14の点Rとは反対側の端部に、部材の平面方向に対して垂直に立ちあがる係合ピン14aが設けられ、また、一方、これに対応して、リンク部材13の中央部には、一辺側より切り込まれてなるピン受け溝13aが設けられている。
【0033】
図12の(a)に示す連結具15が縮んだ状態から、スライドドア8を開くために、インナーハンドル10が車両の後方へ移動させられると、図12の(b)に示すように、リンク部材13,14が、同一直線上に整列すべく徐々に移動する。
【0034】
更に、インナーハンドル10が車両の後方へ移動させられると、リンク部材13,14は、図12の(c)に示すように、リンク部材14側の係合ピン14aが、リンク部材13に設けられたピン受け溝13aに係合するまで移動して、各リンク部材13,14が同一直線上に整列することにより、連結具15は伸びた状態に保持される。
【0035】
次に、図13を参照して、各ドアオープナ9,11によるスライドドア8のラッチ解除機構について説明する。前述したように、この実施の形態では、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチを解除する操作手段として、スライドドアの内壁における第1のドアオープナ9と、インナーハンドル10の後端近傍における第2のドアオープナ11とが設けられている。まず、第1のドアオープナ9は、スライドドア8の後端側に、車体側の乗降口5の縁部に取り付けられたフック掛止部21と対向するように設けられたフック22と第1のケーブル20Aを介して連結されている。このフック22は、スライドドア8の閉状態にてフック掛止部21に掛止するもので、この掛止により、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが維持される。このフック22は、第1のドアオープナ9の操作により作動して、フック掛止部21から外れ、これにより、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除される。
【0036】
また、第2のドアオープナ11は、インナーハンドル10の内部を通じてその前端側に延び更にスライドドア8内に挿通される第2のケーブル20Bを介して、スライドドア8内で第1のドアオープナ9の対応して構成される中継部23に連結されている。中継部23は、第2のドアオープナ11の操作に応じて、第2ケーブル20Bを経由して伝わる動作を第1のケーブル20Aに対して伝えるもので、第2のドアオープナ11の操作により、第1のケーブル20Aの連結されるフック22が作動して、フック掛止部21から外れ、これにより、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除される。
【0037】
以上のように、この車両では、車室内の側壁に沿って3列目シート4の側部まで延びるインナーハンドル10が設けられており、このインナーハンドル10が、スライドドア8の開動作に伴い、車室内でスライドするので、3列目シート4の乗員も楽にスライドドア8の開閉操作を行なうことができる。また、この実施の形態1では、3列目シート4の乗員が、インナーハンドル10の後端近傍に設けられたドアオープナ11を操作することにより、スライドドア8のラッチを解除することも可能である。
【0038】
次に、本発明の別の実施の形態について述べる。なお、以下では、上記実施の形態1における場合と同じものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
実施の形態2.
図14の(a)−(c)は、本発明の実施の形態2に係るインナーハンドルによるスライドドアの閉状態から車両外方への移動を終了するまでの動作を段階的に示す説明図である。この実施の形態2では、スライドドア8の開動作に伴い、インナーハンドル10が車室内方へ車幅方向にシフトする機構が提案されている。かかる機構を実現するために、インナーハンドル10は、車室内の側壁に対し、前述したようなガイドユニット17に加え、リンク部材41を介して連結されている。他方、インナーハンドル10は、スライドドア8に対し、リンク部材43,44からなる連結具45を介して連結されている。
【0039】
図14の(a)に示す状態では、スライドドア8が閉状態にあり、所定のラッチ手段により、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチ状態が確保されている。また、この状態では、インナーハンドル10の前端側で、インナーハンドル10とスライドドア8とを連結する伸縮可能な連結具45が、それを構成する各リンク部材43,44が互いに所定の交わり角度をなして交わることから縮んだ状態にあり、インナーハンドル10とスライドドア8とは最小の間隔で隔てられている。更に、この状態では、インナーハンドル10の後端側で、リンク部材41が、車室内の側壁におけるインナーガイドレール16に対して最大に傾斜することにより、インナーハンドル10と車室内の側壁とは最小の間隔で隔てられている。
【0040】
かかるスライドドア8の閉状態から、スライドドア8の内壁における第1のドアオープナ9又はインナーハンドル10の後端近傍における第2のドアオープナ11を操作することにより、図13を参照して説明した上記実施の形態1についてのドアラッチ解除機構と同様に、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチを解除することができる。
【0041】
また、図14の(b)には、スライドドア8が、ドアラッチ解除後に、車両の外方へ移動する途中の状態、すなわち、スライドドア8が車両の前後方向に対して傾斜した状態が示されている。この状態では、既に、インナーハンドル10の後端側で、リンク部材41が、車室内の側壁におけるインナーガイドレール16に対して垂直をなし、インナーハンドル10が車室内方へシフトされている。
【0042】
更に、図14の(c)に示す状態では、インナーハンドル10の前端側で、インナーハンドル10とスライドドア8とを連結する連結具45が、それを構成する各リンク部材43,44が同一直線上に整列することにより伸び、これにより、スライドドア8が、更に車両外方へ移動させられて、車両の前後方向に対して平行な状態に保持されている。
【0043】
このように、インナーハンドル10は、その後端側のリンク部材41を介して車室内方へシフトさせられるが、この実施の形態2では、図15に示すように、インナーハンドル10のシフト動作を補助する手段として、リンク部材41を、それ自体がインナーガイドレール16に対して垂直をなすように立ち上がらせるための付勢バネ42が設けられている。この付勢バネ42を用いることにより、リンク部材41はDで示す矢印方向に付勢され、その結果、インナーハンドル10は、シフトさせられた位置で適切に保持される。
【0044】
ところで、図14の(a)に示すようなスライドドア8の閉状態において、インナーハンドル10は、上記実施の形態1における場合と同様に、スライドドア8に設けられたアームレスト12(図14では不図示)の下側に格納される。しかしながら、前述したような付勢バネ42が設けられることにより、インナーハンドルに対してはこれをシフトさせるような付勢力が常時作用するため、これに対処して、インナーハンドル10をその格納状態でロックするための手段が必要になる。
【0045】
この実施の形態2では、図15に示すように、インナーハンドル10の上側に、ロックピン48が設けられている。このロックピン48は、通常、インナーハンドル10から上方へ突出し、第2のドアオープナ11の操作に応じて、インナーハンドル10の内部に引っ込むように動作する。また、これに対応して、アームレスト12の下面側には、インナーハンドル10の格納状態にてロックピン48に対応する部位に、ロックピン48を受け入れるピン受け孔49が設けられる。
【0046】
この構成によれば、インナーハンドル10がアームレスト12の下側に格納された状態で、ロックピン48がピン受け孔49内に納まることにより、インナーハンドル10はその格納位置に保持される。そして、第2のドアオープナ11の操作に応じて、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除されるとともに、ロックピン48が解除され、付勢バネ42の付勢力により、インナーハンドル10がアームレスト12の下側から車室内方へシフトすることになる。
【0047】
以上のように、この実施の形態2では、スライドドア8の開動作に伴い、インナーハンドル10が車室内方へ車幅方向にシフト可能とする機構が採用されるが、かかる機構を採用することにより、インナーハンドル10の格納状態にてインナーハンドル10〜スライドドア8が占める幅を比較的薄くすることができ、その結果、スライドドア8及びインナーハンドル10のレイアウト自由度を向上させることができる。
【0048】
実施の形態3.
図16及び図17は、それぞれ、本発明の実施の形態3に係るインナーハンドルの格納状態及び車両内方へのシフト後の状態を示す車室内の斜視図である。前述した実施の形態1及び2では、インナーハンドル10がその格納状態でスライドドア8に設けられたアームレスト12の下側に位置するようなレイアウトが採用されていたが、この実施の形態3では、スライドドア8の内壁及び車室内の側壁にインナーハンドル10を格納し得る凹部51が形成されている。
【0049】
このインナーハンドル10は、スライドドア8の内壁及び車室内の側壁に対して、上記実施の形態2における場合と同様に連結されており、その前端側の連結具45が縮み、且つ、その後端側のリンク部材41が車室内の側壁におけるインナーガイドレール16に対して最大に傾斜した状態で、凹部51内に格納される。
【0050】
また、特に図示しないが、この実施の形態3では、前述した実施の形態2における場合と同様に、インナーハンドル10の車室内方へのシフトをアシストする付勢バネ42やインナーハンドル10を凹部51内での格納状態に保持するためのロック手段が採用される。ただし、この場合には、上記実施の形態2でのアームレスト12の下面側に設けられたロック受け孔49に対応する孔が、凹部51の内壁上側に設けられる。そして、第2のドアオープナ11の操作に応じて、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除されるとともに、ロックピン48が解除され、付勢バネ42の付勢力により、インナーハンドル10が凹部51内から車室内方へシフトすることになる。
【0051】
実施の形態4.
図18は、本発明の実施の形態4に係るインナーハンドルの格納状態を示す車室内の斜視図であり、また、図19は、その格納状態にあるインナーハンドルの縦断面説明図である。この実施の形態4では、インナーハンドルとして、前述した実施の形態における場合とは異なる形状を有するハンドル60が採用され、また、一方、上記実施の形態3と同様に、インナーハンドル60が、その格納状態で、スライドドア8の内壁及び車室内の側壁に形成された凹部61内に格納される。
【0052】
図19からよく分かるように、このインナーハンドル60は、軸部60aと、平板状の取っ手部60bとを有しており、軸部60aにて、凹部61内に設定された所定の軸63により支持され、その軸63のまわりに回動可能である。この実施の形態4では、第2のドアオープナ11の操作に応じて、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチが解除されるとともに、インナーハンドル60が軸63のまわりに符号Eで示す矢印方向に回動して、その取っ手部60bが車室内方へ飛び出し、図19中の仮想線で示すように、水平に保持される。
【0053】
第2のドアオープナ11の操作に応じてインナーハンドル60が飛び出す機構に関しては、前述した実施の形態2及び3における場合と同様に、インナーハンドル60の取っ手部60bの車室内方への飛び出しをアシストする付勢バネやインナーハンドル60を凹部61内での格納状態に保持するためのロック手段を採用することにより実現される。
【0054】
なお、特に図示しないが、その取っ手部60bが車室内方へ飛び出したインナーハンドル60は、また、前述した実施の形態における場合と同様に、車室内の側壁に沿ってスライド可能であり、これを前後にスライドさせることにより、スライドドア8が開閉する。
【0055】
実施の形態5.
図20は、本発明の実施の形態5に係るインナーハンドル70によるスライドドア8のラッチ解除機構を平面的に示す図である。この実施の形態5では、乗降口縁部に対するスライドドア8のラッチ解除を、前述したような第1及び第2のドアオープナを用いることなく、インナーハンドル70のみの操作によって実行可能とする機構が提案されている。
【0056】
図20から分かるように、インナーハンドル70は、その前端側で、スライドドア8に対して、上記実施の形態2における場合と同様のリンク部材43,44からなる連結具45を介して連結され、他方、その後端側で、車室内の側壁に対して、ガイドユニット17及びリンク部材74を介して連結されている。かかる連結構造により、上記実施の形態2及び3における場合と同様に、スライドドア8の開動作に伴い、インナーハンドル70が、車室内方へシフト可能である。
【0057】
この実施の形態5では、リンク部材74に、インナーハンドル70との連結部側に、後方へ広がる張り出し部74aが形成されており、インナーハンドル70の車室内方へのシフトに応じて、一端側でスライドドア8側のフック22に連結するケーブル71が、その他端側(符号72で示す)で、張り出し部74aの輪郭に沿って導かれることにより、ケーブル71に引っ張り作用が生じ、これに連動して、フック22がフック掛止部21から外れる構成となっている。
【0058】
図21の(a)及び(b)は、それぞれ、インナーハンドル70の格納状態及び車両内方へのシフト後の状態におけるリンク部材74及びその周辺の態様を示す図である。これらの図からよく分かるように、ケーブル71は、符号72で示す一端側で、リンク部材74に対し、張り出し部74aの周縁における1点(符号75で示す)に連結されている。
【0059】
図21の(a)に示す状態では、リンク部材74が、車室内の側壁におけるインナーガイドレール16に対して傾斜しており、ケーブル71の連結点75は、インナーハンドル70に近接した位置にある。この状態では、ケーブル71が、符号72で示す一端側で、張り出し部74aの輪郭に沿ってほとんど導かれず、ケーブル71は、スライドドア8側のフック22がフック掛止部21からはずれるほど引っ張られない。
【0060】
他方、図21の(b)に示す状態では、リンク部材74が、車室内の側壁におけるインナーガイドレール16に対して垂直をなしており、ケーブル71の連結点75は、インナーハンドル70から最も離れた位置にある。この状態では、ケーブル71は、符号72で示す一端側で、張り出し部74aの輪郭に沿って大きく導かれ、ケーブル71が引っ張られる。その結果、スライドドア8側のフック22がフック掛止部21から外れ、スライドドア8がスライド可能となる。
【0061】
この実施の形態5では、更に、図21の(a)及び(b)に示すように、インナーガイドレール16の前端側の所定範囲に広がり、車室内方へシフトしたインナーハンドル70と車室内の側壁との間に挟みこまれた状態を検出する挟み込みセンサ78が設けられている。このセンサ78を用いることにより、インナーハンドル70の格納制御を行う。
【0062】
図22は、かかるインナーハンドル70の格納制御動作についてのフローチャートである。この動作では、まず、インナーハンドル70の車室内方へのシフトを検出すると(S21)、スライドドア8が閉まっているか否かを判定する(S22)。その結果、スライドドア8が開いていると判定した場合には、S21へ戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0063】
他方、S22でスライドドア8が閉まっていると判定した場合には、次に、ケーブル71が引っ張られた状態(プル状態)にあることを確認する。その後、挟み込みセンサ78が、インナーハンドル70と車室内の側壁との間に挟み込まれているか否かを、挟み込みセンサ78からの検出信号に基づき判定する(S23)。その結果、挟み込みセンサ78が挟み込まれていると判定した場合には、ケーブル71をリリースした上で、すなわち、フック22をフック掛止部21から外する(S25)。その後、S21へ戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0064】
他方、S23で挟み込みセンサ78が挟み込まれていないと判定した場合には、インナーハンドル70を、例えばスライドドア8に設けられたアームレストの下側に位置するように格納する。
【0065】
以上のように、この実施の形態5では、前述した第1及び第2のドアオープナを必要とすることなく、比較的簡単な構造で、操作が簡単であり見た目にも簡素なインナーハンドルを実現することができる。
【0066】
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本願の請求項1に係る発明によれば、その前後方向において配置される前部シート及び後部シートを備え、該前部シートの側部に設けられる乗降口に対して、前後にスライドして開閉可能なスライドドアが取り付けられた車両におけるスライドドアのハンドル装置において、該スライドドアの内壁及び車室内の側壁に沿って、該スライドドアの開閉操作を行なうためのインナーハンドルが設けられており、該インナーハンドルが、上記前部シート及び後部シートの乗員の両方が常時操作可能に上記車室内の側壁に沿って保持され車両の前後方向に延設されているので、前部シート及び後部シートの乗員共に、楽にスライドドアの開閉操作を行なうことができる。
【0068】
また、本願の請求項2に係る発明によれば、上記スライドドアを車両の外壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられるとともに、上記インナーハンドルを車室内の側壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられており、上記スライドドアがその開動作に際して車両の外壁に沿ってスライドするに伴い、上記インナーハンドルが車室内の側壁に沿って車両後方にスライドするので、後部シートの乗員が一層楽にスライドドアの開閉操作を行なうことができる。
【0069】
また、本願の請求項3に係る発明によれば、上記インナーハンドルの後端近傍に、上記乗降口の縁部に対する上記スライドドアのラッチを解除するためのドアオープナが設けられているので、後部シートの乗員が、ドアオープナを操作して、スライドドアのラッチを解除した上で、インナーハンドルを操作して、スライドドアを開閉操作することが可能である。
【0070】
更に、本願の請求項4に係る発明によれば、上記インナーハンドルが、上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁から車室内方へ車幅方向に移動可能に構成されており、上記インナーハンドルを、上記スライドドアがスライド可能な状態にある場合に、それが車室内方に位置するように、他方、上記スライドドアが閉状態にある場合には、それが上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁の近傍に位置するように移動させるインナーハンドル駆動機構が設けられているので、インナーハンドルの格納状態にてインナーハンドル〜スライドドアが占める幅を比較的薄くすることができ、その結果、スライドドア及びインナーハンドルのレイアウト自由度を向上させることができる。
【0071】
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、上記スライドドアの内壁には、上記インナーハンドル用の格納部が設けられ、該スライドドアが閉状態にある場合に、該格納部に対してインナーハンドルが格納可能であるので、インナーハンドルが使用されない場合には、それ自体を、目立たず邪魔にならないように格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両のシート及びスライドドアの配置構造を示す斜視図である。
【図2】スライドドアの閉状態での車両を部分的に示す側面図である。
【図3】スライドドアの開状態での車両を部分的に示す側面図である。
【図4】上記実施の形態1に係るインナーハンドルが取り付けられる態様を示す車室内の斜視図である。
【図5】スライドドアの閉状態での車両を部分的に示す平面図である。
【図6】スライドドアの開状態での車両を部分的に示す平面図である。
【図7】図5中のA−A線に沿った縦断面説明図である。
【図8】図5中のB−B線に沿った縦断面説明図である。
【図9】図6中のB’−B’線に沿った縦断面説明図である。
【図10】図5中のC−C線に沿った立て断面説明図である。
【図11】図6中のC’−C’線に沿った縦断面説明図である。
【図12】(a) スライドドアの開動作の第1段階での連結具を示す図である。
(b) スライドドアの開動作の第2段階での連結具を示す図である。
(c) スライドドアの開動作の第3段階での連結具を示す図である。
【図13】上記実施の形態1に係るドアオープナによるスライドドアのラッチ解除機構を平面的に示す図である。
【図14】(a) 本発明の実施の形態2に係るインナーハンドルによるスライドドアの開動作の第1段階を示す図である。
(b) 上記実施の形態2に係るインナーハンドルによるスライドドアの開動作の第2段階を示す図である。
(c) 上記実施の形態2に係るインナーハンドルによるスライドドアの開動作の第3段階を示す図である。
【図15】上記実施の形態2に係るインナーハンドルを格納状態に保持し得るロック機構を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係るインナーハンドルの格納状態を示す車室内の斜視図である。
【図17】上記実施の形態3に係るインナーハンドルの車室内方へのシフト後の状態を示す車室内の斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態4に係るインナーハンドルの格納状態を示す車室内の斜視図である。
【図19】上記実施の形態4に係るインナーハンドルの格納状態を示す縦断面説明図である。
【図20】本発明の実施の形態5に係るインナーハンドルによるスライドドアのラッチ解除機構を平面的に示す図である。
【図21】(a)上記実施の形態5に係るインナーハンドルの格納状態におけるリンク部材及びその周辺の態様を示す図である。
(b)上記実施の形態5に係るインナーハンドルの車室内方へのシフト後の状態におけるリンク部材及びその周辺の態様を示す図である。
【図22】上記実施の形態5に係るインナーハンドル格納制御動作についてのフローチャートである。
【符号の説明】
3…2列目シート
4…3列目シート
5…乗降口
6A…アッパーガイドレール
6B…ロウワーガイドレール
7…センターガイドレール
8…スライドドア
9…第1のドアオープナ
10,70…インナーハンドル
11…第2のドアオープナ
12…アームレスト
13,14…リンク部材
15…連結具
16…インナーガイドレール
17…ガイドユニット
19…リンク部材
20A,20B…ケーブル
21…フック掛止部
22…フック
36…サイドインパクトバー
48…ロックピン
49…ピン受け孔
74…リンク部材
74a…張り出し部
Claims (5)
- その前後方向において配置される前部シート及び後部シートを備え、該前部シートの側部に設けられる乗降口に対して、前後にスライドして開閉可能なスライドドアが取り付けられた車両におけるスライドドアのハンドル装置において、
上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁に沿って、該スライドドアの開閉操作を行なうためのインナーハンドルが設けられており、該インナーハンドルが、上記前部シート及び後部シートの乗員の両方が常時操作可能に上記車室内の側壁に沿って保持され車両の前後方向に延設されていることを特徴とするスライドドアのハンドル装置。 - 上記スライドドアを車両の外壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられるとともに、上記インナーハンドルを車室内の側壁に沿ってスライド可能とするガイドレールが設けられており、
上記スライドドアがその開動作に際して車両の外壁に沿ってスライドするに伴い、上記インナーハンドルが車室内の側壁に沿って車両後方にスライドすることを特徴とする請求項1記載のスライドドアのハンドル装置。 - 更に、上記インナーハンドルの後端近傍に、上記乗降口の縁部に対する上記スライドドアのラッチを解除するためのドアオープナが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドドアのハンドル装置。
- 更に、上記インナーハンドルが、上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁から車室内方へ車幅方向に移動可能に構成されており、
上記インナーハンドルを、上記スライドドアがスライド可能な状態にある場合に、それが車室内方に位置するように、他方、上記スライドドアが閉状態にある場合には、それが上記スライドドアの内壁及び車室内の側壁の近傍に位置するように移動させるインナーハンドル駆動機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載のスライドドアのハンドル装置。 - 上記スライドドアの内壁には、上記インナーハンドル用の格納部が設けられ、該スライドドアが閉状態にある場合に、該格納部に対してインナーハンドルが格納可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載のスライドドアのハンドル装置。
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