JP2004106756A - 表示装置 - Google Patents

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JP2004106756A JP2002273859A JP2002273859A JP2004106756A JP 2004106756 A JP2004106756 A JP 2004106756A JP 2002273859 A JP2002273859 A JP 2002273859A JP 2002273859 A JP2002273859 A JP 2002273859A JP 2004106756 A JP2004106756 A JP 2004106756A
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Masakatsu Ishida
石田 昌克
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Abstract

【課題】トレーラの表示ランプに制動情報と進路変更情報とを同時に表示させる際には、車両のターンシグナルランプと同位相で点滅させる。
【解決手段】車両に牽引されるトレーラの表示装置16であって、車両は、ストップランプ12a,12bとターンシグナルランプ13c,13fとを備える一方、トレーラは、点灯により制動情報を表示するとともに点滅により進路変更情報を表示する表示ランプ14a,14bを備える。ストップランプ12a,12bが点灯されるとともにターンシグナルランプ13c,13fが点滅される際には、ターンシグナルランプ13c,13fの点滅とほぼ同位相で表示ランプ14a,14bを点滅させる制御回路17を設ける。これにより、トレーラの後方に速やかに進路変更情報を表示することができ、車両走行時の安全性を向上することができる。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に牽引されるトレーラから後方に制動情報および進路変更情報を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に表示装置として設けられる標識灯は、他車に自車の走行状況を知らせるために設けられている。標識灯としては、車両の後方に設けられ車両の制動情報を後方に表示するストップランプや、車両の前方両側、後方両側および両側面に設けられ車両の進路変更情報を車両の周囲に表示するターンシグナルランプなどがある。
【0003】
近年、ボートや二輪車などの搬送を行うため、後方に連結されたトレーラを牽引する車両も増加している。このトレーラにより、車両の後方に設けられるストップランプやターンシグナルランプは覆い隠されるため、トレーラ自体に制動情報や進路変更情報を後方に表示するストップランプやターンシグナルランプが設けられている。
【0004】
車両とトレーラとは、機械的に連結されるだけでなく電気的にも接続されており、車両のストップランプやターンシグナルランプに対応して、トレーラのストップランプやターンシグナルランプも点灯作動するようになっている。また、トレーラに設けられるストップランプとターンシグナルランプとは、1つのランプによって兼用される場合も多く、ストップランプとターンシグナルランプとを同時に作動させる際には、ターンシグナルランプの機能が優先されるようになっている。このように、ターンシグナルランプの機能を優先させる方法としては、米国特許第5,498,910号公報に開示される方法が一般的に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、米国特許第5,498,910号公報に開示される方法は、ターンシグナルランプの機能を優先させる際に、車両側のターンシグナルランプの点滅に対して、トレーラ側のターンシグナルランプを逆位相で点滅させるものである。つまり、車両側のターンシグナルランプが点灯すると、トレーラ側のターンシグナルランプは消灯され、続いて車両側のターンシグナルランプが消灯すると、トレーラ側のターンシグナルランプが点灯されるように制御回路が構成されている。
【0006】
このように、トレーラ側のターンシグナルランプを逆位相で点滅させると、運転者が進路変更するため後方に進路変更情報を表示する際には、車両側のターンシグナルランプの点灯に伴って、まずトレーラ側のターンシグナルランプは消灯することになり、後方への情報表示が遅れることになっていた。
【0007】
また、FMVSS(米国連邦自動車安全基準)108によれば、ターンシグナルランプは同時点滅が原則であり、車両側およびトレーラ側のターンシグナルランプは同位相で点滅させることが好ましい。
【0008】
本発明の目的は、制動情報と進路変更情報とを同時に表示させる際には、車両とトレーラとに設けられるターンシグナルランプを同位相で点滅させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は、ストップランプとターンシグナルランプとを備えた車両に牽引されるトレーラの表示装置であって、前記トレーラに設けられ、点灯により制動情報を表示するとともに点滅により進路変更情報を表示する表示ランプと、前記ストップランプが点灯されるとともに前記ターンシグナルランプが点滅される際には、前記ターンシグナルランプの点滅とほぼ同位相で前記表示ランプを点滅させる制御回路とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明の表示装置は、前記ターンシグナルランプに通電するためのシグナルスイッチを接続状態に切り換えたときに、前記制御回路は前記表示ランプに前記制動情報を表示するための点灯制御信号を無効とすることを特徴とする。
【0011】
本発明の表示装置は、前記制御回路にフラッシャパルス発生器が設けられ、前記シグナルスイッチを接続状態に切り換えたときには前記フラッシャパルス発生器より前記表示ランプに前記進路変更情報を表示するための点滅制御信号が出力されることを特徴とする。
【0012】
本発明の表示装置は、前記ターンシグナルランプに通電するためのシグナルスイッチを切断状態に切り換えたときに、前記制御回路は前記表示ランプに前記制動情報を表示するための点灯制御信号を有効とすることを特徴とする。
【0013】
本発明の表示装置は、前記制御回路は論理演算子を有することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、車両のターンシグナルランプとトレーラの表示ランプとをほぼ同位相で点滅させることができる。これにより、速やかに進路変更情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0015】
また、シグナルスイッチを切断状態に切り換えたときには、制御回路において点灯制御信号が有効となるため、ブレーキペダルを踏み込んでいる状況においては、速やかに制動情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0016】
さらに、簡単な制御回路であるため、制御回路の組み立ても容易となり、表示装置の製作コストを引き下げることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1は車両10とトレーラ11とを示す概略図である。図1に示すように、車両10の後方にはトレーラ11が連結されており、トレーラ11は車両10によって牽引される。このトレーラ11には図示しないボートや二輪車や水上バイクなどが積み込まれ、トレーラ11は貨物車両以外の車両10によってボートや二輪車や水上バイクなどを運搬する際に用いられる。
【0019】
車両10の後方両側には車両10の制動情報を後方に表示するストップランプ12a,12bが設けられており、車両10の前方両側、後方両側および両側面には、車両10の進路変更情報を周囲に表示するターンシグナルランプ13a〜13f(以下、シグナルランプという。)が設けられている。
【0020】
車両10には図示しないブレーキペダルが設けられており、運転者のブレーキペダル踏み込みに応じてストップランプ12a,12bは点灯され、車両の後方に制動情報を表示する。また、車両10には図示しないシグナルレバーが設けられており、運転者のシグナルレバー操作に応じて、選択された左折用のシグナルランプ13a〜13cまたは右折用のシグナルランプ13d〜13fは点滅され、車両の周囲に進路変更情報を表示する。さらに、車両10には後述するハザードスイッチ22が設けられており、ハザードスイッチ22の操作によって全てのシグナルランプ13a〜13fが点滅される。
【0021】
トレーラ11の後方両側には車両10の制動情報と進路変更情報とを後方に表示する表示ランプ14a,14bが設けられている。車両10とトレーラ11とはコネクタ15を介して電気的に接続されており、車両10のストップランプ12a,12bやシグナルランプ13a〜13fの点灯および点滅に応じて、トレーラ11の表示ランプ14a,14bは点灯または点滅される。
【0022】
図2は本発明の一実施の形態である表示装置16に設けられた制御回路17を示す回路図である。なお、車両10の前方両側と両側面とに設けられるシグナルランプ13a,13b,13d,13eは省略して図示しており、ストップランプ12a,12bは1つにまとめて図示している。また、図2に一点鎖線で示す範囲には、トレーラ11の表示ランプ14a,14bを点灯または点滅させるための制御回路17が示されている。
【0023】
図2に示すように、電源18とストップランプ12a,12bとの間には、ブレーキペダルと連動するストップスイッチ19が設けられ、運転者のブレーキペダル踏み込みに応じてストップスイッチ19が接続状態に切り換えられる。このストップスイッチ19が接続状態に切り換えられると、ストップランプ12a,12bに電源18から点灯信号としての電流が供給され、ストップランプ12a,12bが点灯する。
【0024】
また、電源18に接続されたフラッシャパルス発生器としてのフラッシャリレー20と、シグナルランプ13c,13fとの間には、シグナルレバーと連動するシグナルスイッチ21が設けられており、運転者のシグナルレバー操作に応じてシグナルスイッチ21が接続状態に切り換えられる。このシグナルスイッチ21が接続状態に切り換えられると、選択されたシグナルランプ13a〜13c,13d〜13fに対してフラッシャリレー20から点滅信号としての断続的な電流が供給され、シグナルランプ13a〜13fは点滅する。
【0025】
さらに、フラッシャリレー20とシグナルランプ13c,13fとの間には、ハザードスイッチ22が設けられており、運転者の操作によりハザードスイッチ22が接続状態に切り換えられると、全てのシグナルランプ13a〜13fに対してフラッシャリレー20からの点滅信号として断続的な電流が供給され、シグナルランプ13a〜13fが点滅する。なお、これらのランプ12a,12b,13a〜13fに供給される信号と同一の信号がコネクタ15を介してトレーラ11の表示ランプ14a,14bに向けて出力される。
【0026】
制御回路17は、複数の論理演算子つまり論理回路30〜35と、2つのトランジスタ36,37とを有しており、複数の論理回路30〜35は、複数のスイッチ19,21,22から送られる点灯制御信号や点滅制御信号としてのHi信号やLo信号に基づいてトランジスタ36,37にゲート電圧を出力する。このゲート電圧に基づき、トランジスタ36,37は表示ランプ14a,14bに向けて電源18からの点灯信号や点滅信号としての電流を供給する。これらの論理回路30〜35とトランジスタ36,37とはトレーラ11の後方両側に設けられる表示ランプ14a,14bのそれぞれに対応して設けられている。
【0027】
以下、ストップスイッチ19およびシグナルスイッチ21を接続状態と切断状態とに切り換えた際の表示ランプ14aの点灯状態について説明する。なお、表示ランプ14aの点灯状態について説明するが、表示ランプ14bについても同様の点灯制御が実行される。
【0028】
図3はストップスイッチ19とシグナルスイッチ21とを切換操作した際に、表示ランプ14a用として制御回路17に設けられる排他的論理和回路30(以下、EXORゲートという。)、論理積回路31(以下、ANDゲートという。)、否定論理和回路32(以下、NORゲートという。)に入力され、これらの論理回路30〜32から出力される点灯制御信号および点滅制御信号として、電源電圧に近いHi信号と、基準電圧に近いLo信号とを示す表である。なお、Hi信号はHで示し、Lo信号はLで示す。
【0029】
始めに、シグナルスイッチ21を切断状態に切り換え、ストップスイッチ19を接続状態または切断状態に切り換えた場合について説明する。つまり、運転者によってブレーキペダルのみの操作が実行され、シグナルレバーは操作されていない状態である。まず、フラッシャリレー20を介して電源18に接続されるEXORゲート30の入力A30aには、フラッシャリレー20から所定レベルのHi信号が入力され、シグナルスイッチ21を介してフラッシャリレー20に接続されるEXORゲート30の入力B30bには、シグナルスイッチ21が切断状態に切り換えられることによりLo信号が入力される。従って、EXORゲート30にはHi信号とLo信号とが入力されるため、EXORゲート30からはHi信号が出力される。このように、シグナルスイッチ21が切断状態に切り換えられると、EXORゲート30からは常にHi信号が出力される。
【0030】
続いて、ストップスイッチ19を介して電源18に接続されるANDゲート31の入力A31aには、ストップスイッチ19の切換状況に応じてHi信号またはLo信号が入力され、EXORゲート30に接続されるANDゲート31の入力B31bには、EXORゲート30からのHi信号が入力される。ストップスイッチ19が接続されることでANDゲート31の入力A31aに向けてHi信号が出力されると、ANDゲート31には共にHi信号が入力され、ANDゲート31からHi信号が出力される。一方、ストップスイッチ19が切断されANDゲート31にLo信号が出力されると、ANDゲート31にはHi信号とLo信号とが入力され、ANDゲート31からLo信号が出力される。従って、ANDゲート31においては、ストップスイッチ19からの点灯制御信号であるHi信号またはLo信号が有効となる。
【0031】
さらに続いて、ANDゲート31に接続されるNORゲート32の入力A32aには、ANDゲート31からのHi信号またはLo信号が入力され、シグナルスイッチ21を介してフラッシャリレー20に接続されるNORゲート32の入力B32bには、シグナルスイッチ21が切断状態となっているためLo信号が入力される。ブレーキペダルが踏み込まれストップスイッチ19が接続状態となると、NORゲート32にはHi信号とLo信号とが入力され、NORゲート32からはLo信号が出力される。一方、ブレーキペダルが解放されストップスイッチ19が切断状態となると、NORゲート32には共にLo信号が入力され、NORゲート32からはHi信号が出力されることになる。
【0032】
このように論理回路30〜32を経て出力される信号は、電源18と表示ランプ14aとを接続するトランジスタ36のゲートに向けて出力される。このトランジスタ36はPチャネル型の電界効果トランジスタであり、ゲート電圧としてHi信号が加えられると電源18と表示ランプ14aとを遮断する一方、ゲート電圧としてLo信号が加えられると電源18と表示ランプ14aと接続する。つまり、シグナルスイッチ21を切断状態に切り換えた場合には、ブレーキペダルを踏み込みストップスイッチ19を接続状態とすると、NORゲート32からのLo信号がトランジスタ36のゲートに加えられ、トレーラ11の表示ランプ14aは点灯状態となる一方、ブレーキペダルを解除しストップスイッチ19を切断状態とすると、NORゲート32からのHi信号がトランジスタ36のゲートに加えられ、トレーラ11の表示ランプ14aは消灯状態となる。
【0033】
次いで、シグナルスイッチ21を接続状態に切り換え、ストップスイッチ19を接続状態または切断状態に切り換えた場合について説明する。つまり、運転者によってシグナルレバーが操作され、ブレーキペダルの踏み込み操作または解放操作が実行される状態である。なお、シグナルスイッチ21の接続状態については、左折時の接続状態に基づいて説明するが、右折時の接続状態についても同様の点滅制御が実行される。
【0034】
まず、EXORゲート30の入力A30aには、フラッシャリレー20からHi信号とLo信号とが交互に入力され、EXORゲート30の入力B30bには、シグナルスイッチ21が接続状態に切り換えられることにより、フラッシャリレー20からHi信号とLo信号とが交互に入力される。つまり、EXORゲート30には同じタイミングでHi信号とLo信号とが交互に入力され、シグナルスイッチ21の接続状態においては、EXORゲート30から常にLo信号が出力されることになる。
【0035】
続いて、ANDゲート31の入力A31aには、ストップスイッチ19の切換状況に応じてHi信号またはLo信号が入力され、ANDゲート31の入力B31bには、EXORゲート30からのLo信号が入力される。このように、ANDゲート31の入力A31aにはHi信号またはLo信号のいずれかが入力され、ANDゲート31の入力B31bにはLo信号が入力されるため、ANDゲート31からは常にLo信号が出力される。つまり、シグナルスイッチ21の接続状態において、ANDゲート31ではストップスイッチ19からの点灯制御信号であるHi信号またはLo信号のいずれもが無効となる。
【0036】
さらに続いて、NORゲート32の入力A32aには、ANDゲート31からのLo信号が入力され、NORゲート32の入力B32bには、シグナルスイッチ21が接続状態となっているためHi信号とLo信号とが交互に入力される。従って、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、フラッシャリレー20より入力B32bにHi信号が入力されるとNORゲート32からはLo信号が出力され、入力B32bにLo信号が入力されるとNORゲート32からはHi信号が出力される。
【0037】
このように、NORゲート32からはHi信号とLo信号とが交互にトランジスタ36のゲートに入力され、トレーラ11の表示ランプ14a,14bは点滅状態となる。
【0038】
このとき、車両10に設けられるシグナルランプ13a〜13cには、フラッシャリレー20からのHi信号とLo信号つまり断続的な電流が供給され、トレーラ11に設けられる表示ランプ14aには、フラッシャリレー20からのHi信号とLo信号とが論理回路30〜32を経てトランジスタ36のゲートに入力されることで、シグナルランプ13a〜13cに供給される断続的な電流と同じタイミングで電源18からの電流が断続的に供給される。つまり、シグナルスイッチ21を接続状態に切り換えた場合には、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、シグナルランプ13a〜13cが点灯したときに表示ランプ14aを点灯させ、シグナルランプ13a〜13cが消灯したときに表示ランプ14aを消灯させるように、シグナルランプ13a〜13cと表示ランプ14aとをほぼ同位相で点滅させることができる。
【0039】
なお、シグナルランプ13a〜13cと表示ランプ14aとにおける点灯および消灯のタイミングは、同時であることが望ましいが、制御回路17上での遅れにより、時間的なずれが生じても良いことはいうまでもない。
【0040】
図4は本発明の他の実施の形態である表示装置40を示す回路図である。なお、車両10の前方両側と両側面とに設けられるシグナルランプ13a,13b,13d,13eは省略して図示しており、ストップランプ12a,12bは1つにまとめて図示している。また、図4に一点鎖線で示す範囲には、トレーラ11の表示ランプ14a,14bを点灯または点滅させるための制御回路41が示されている。なお、ストップスイッチ19の切り換えによるストップランプ12a,12bの点灯制御と、シグナルスイッチ21およびハザードスイッチ22の切り換えによるシグナルランプ13a〜13fの点滅制御とは、図2に示す制御回路17と同様であり、図2に示す部材と同様の部材には同一の符号を付している。
【0041】
図4に示すように、制御回路41は、複数の論理演算子つまり論理回路42〜47と、2つのトランジスタ36,37とを有しており、複数の論理回路42〜47は複数のスイッチ19,21,22から送られるHi信号やLo信号に基づいてトランジスタ36,37にゲート電圧を出力する。このゲート電圧に基づきトランジスタ36,37は表示ランプ14a,14bに向けて電源18からの電流を供給制御する。これらの論理回路42〜47やトランジスタは、トレーラ11の後方両側に設けられる表示ランプ14a,14bのそれぞれに対応して設けられている。
【0042】
以下、ストップスイッチ19およびシグナルスイッチ21を接続状態と切断状態とに切り換えた際の表示ランプの点灯状態についてそれぞれ説明する。なお、表示ランプ14aの点灯状態について説明するが、表示ランプ14bについても同様の点灯制御が実行される。
【0043】
図5はストップスイッチ19とシグナルスイッチ21とを切換操作した際に、表示ランプ14a用として制御回路41に設けられる否定回路42(以下、NOTゲートという。)、論理積回路43(以下、ANDゲートという。)、否定論理和回路44(以下、NORゲートという。)に入力され、これらの論理回路42〜44から出力される点灯制御信号および点滅制御信号として、電源電圧に近いHi信号と、基準電圧に近いLo信号とを示す表である。なお、Hi信号はHで示し、Lo信号はLで示す。
【0044】
始めに、シグナルスイッチ21を切断状態に切り換え、ストップスイッチ19を接続状態または切断状態に切り換えた場合について説明する。つまり、運転者によってブレーキペダルのみの操作が実行され、シグナルレバーは操作されていない状態である。まず、フラッシャリレー20を介して電源18に接続されるとともに、シグナルスイッチ21を介して電源18に接続されるNOTゲート42の入力42aには、シグナルスイッチ21が切断状態に切り換えられることにより、フラッシャリレー20からのLo信号が入力される。従って、シグナルスイッチ21の切断状態においては、NOTゲート42から常にHi信号が出力される。
【0045】
続いて、ストップスイッチ19を介して電源18に接続されるANDゲート43の入力A43aには、ストップスイッチ19の切換状況に応じてHi信号またはLo信号が入力され、NOTゲート42に接続されるANDゲート43の入力B43bには、NOTゲート42からのHi信号が入力される。ストップスイッチ19が接続されANDゲート43の入力A43aに向けてHi信号が出力されると、ANDゲート43には共にHi信号が入力され、ANDゲート43からHi信号が出力される。一方、ストップスイッチ19が切断されANDゲート43にLo信号が出力されると、ANDゲート43にはHi信号とLo信号とが入力され、ANDゲート43からLo信号が出力される。つまり、シグナルスイッチ21の切断状態において、ANDゲート43ではストップスイッチ19からの点灯制御信号であるHi信号またはLo信号が有効となる。
【0046】
さらに続いて、フラッシャリレー20を介して電源18に接続されるNORゲート44の入力A44aには、フラッシャリレー20からのLo信号が入力され、ANDゲート43に接続されるNORゲート44の入力B44bには、ANDゲート43からのHi信号またはLo信号が入力される。ブレーキペダルが踏み込まれストップスイッチ19が接続状態となると、NORゲート44にはHi信号とLo信号とが入力され、NORゲート44からはLo信号が出力される。一方、ブレーキペダルが解放されストップスイッチ19が切断状態となると、NORゲート44には共にLo信号が入力され、NORゲート44からはHi信号が出力されることになる。
【0047】
このように論理回路42〜44を経て出力される信号は、電源18と表示ランプ14aとを接続するトランジスタ36のゲートに向けて出力される。このトランジスタ36はPチャネル型の電界効果トランジスタであり、ゲートにHi信号が加えられると電源18と表示ランプ14aと遮断し、ゲートにLo信号が加えられると電源18と表示ランプ14aとを接続する。つまり、シグナルスイッチ21を切断状態に切り換えた場合には、ブレーキペダルを踏み込みストップスイッチ19を接続状態とすると、NORゲート44からのLo信号がトランジスタ36のゲートに加えられ、トレーラ11の表示ランプ14aは点灯状態となる一方、ブレーキペダルを解除しストップスイッチ19を切断状態とすると、NORゲート44からのHi信号がトランジスタ36のゲートに加えられ、トレーラ11の表示ランプ14aは消灯状態となる。
【0048】
次いで、シグナルスイッチ21を接続状態に切り換え、ストップスイッチ19を接続状態または切断状態に切り換えた場合について説明する。つまり、運転者によってシグナルレバーが操作され、ブレーキペダルの踏み込み操作または解放操作が実行される状態である。なお、シグナルスイッチ21の接続状態については、左折時の接続状態に基づいて説明するが、右折時の接続状態についても同様の点滅制御が実行される。
【0049】
まず、NOTゲート42の入力42aには、シグナルスイッチ21が接続状態に切り換えられることにより、電源18よりHi信号が入力される。従って、シグナルスイッチ21の接続状態においては、NOTゲート42から常にLo信号が出力されることになる。
【0050】
続いて、ANDゲート43の入力A43aには、ストップスイッチ19の切換状況に応じてHi信号またはLo信号が入力され、ANDゲート43の入力B43bには、NOTゲート42からのLo信号が入力される。このように、ANDゲート43の入力A43aにはHi信号またはLo信号のいずれかが入力され、ANDゲート43の入力B43bにはLo信号が入力されるため、ANDゲート43からは常にLo信号が出力される。つまり、シグナルスイッチ21の接続状態において、ANDゲート43ではストップスイッチ19からの点灯制御信号であるHi信号またはLo信号のいずれもが無効となる。
【0051】
さらに続いて、NORゲート44の入力A44aには、シグナルスイッチ21が接続状態となっているためHi信号とLo信号とが交互に入力され、NORゲート44の入力B44bには、ANDゲート43からのLo信号が入力される。従って、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、フラッシャリレー20より入力BにHi信号が入力されるとNORゲート44からはLo信号が出力され、入力BにLo信号が入力されるとNORゲート44からはHi信号が出力される。
【0052】
このように、図4に示す制御回路41においても、図2に示す制御回路17と同様に、シグナルスイッチ21を接続状態に切り換えた場合には、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、シグナルランプ13a〜13cが点灯したときに表示ランプ14aを点灯させ、シグナルランプ13a〜13cが消灯したときに表示ランプ14aを消灯させるように、シグナルランプ13a〜13cと表示ランプ14aとをほぼ同位相で点滅させることができる。
【0053】
なお、シグナルランプ13a〜13cと表示ランプ14aとにおける点灯および消灯のタイミングは、同時であることが望ましいが、制御回路41上での遅れにより、時間的なずれが生じても良いことはいうまでもない。
【0054】
これまで説明したように、シグナルスイッチ21を接続状態に切り換えたときには、制御回路17,41において点灯制御信号が無効とされるため、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、シグナルランプ13a〜13fと表示ランプ14a,14bとをほぼ同位相で点滅させることができる。これにより、速やかに進路変更情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0055】
また、シグナルスイッチ21を切断状態に切り換えたときには、制御回路17,41において点灯制御信号が有効となるため、車両が制動状態にあるときには、速やかに制動情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0056】
さらに、図2および図4に示すように、簡単な制御回路17,41であるため、制御回路17,41の組み立ても容易となり、表示装置16,40の製作コストを引き下げることもできる。また、図4に示す制御回路41にあっては、シグナルスイッチ21およびハザードスイッチ22に対して、シグナルランプ13a〜13fに供給する電流を流さない構成であるため、シグナルスイッチ21およびハザードスイッチ22の低容量化を図ることもでき、さらに表示装置40の製作コストを引き下げることもできる。
【0057】
なお、シグナルスイッチ21には、右側への進路変更を表示する際に接続されるR端子48と、左側への進路変更を表示する際に接続されるL端子49とが設けられているが、いずれの端子にシグナルスイッチ21を切り換えた場合にも、これまで説明した点滅制御が実行される。また、ハザードスイッチ22は、シグナルスイッチ21を双方の端子48,49に接続するとともに双方の端子48,49から切断するものである。従って、ハザードスイッチ22を接続状態に切り換えた場合であっても、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、全てのシグナルランプ13a〜13fと全ての表示ランプ14a,14bとをほぼ同位相で点滅させることができる。
【0058】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本発明の表示装置16,40に設けられる制御回路17,41の論理回路30〜35,42〜47としては、図2および図4に示す論理回路30〜35,42〜47に限られず、他の論理回路を適用しても良い。また、制御回路17,41は車両10またはトレーラ11のいずれに設けても良く、車両10とトレーラ11とに分割して設けても良い。
【0059】
また、表示ランプ14a,14bはトレーラ11の後方両側に設けられているが、装着位置を変更しても良く、表示ランプ14a,14bの装着数を増減しても良い。
【0060】
さらに、トレーラ11としては荷物を運搬するトレーラに限られず、居住空間を備えたトラベルトレーラ等であっても良いことはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ブレーキペダル踏み込みの如何に関わらず、車両のターンシグナルランプとトレーラの表示ランプとをほぼ同位相で点滅させることができる。これにより、速やかに進路変更情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0062】
また、シグナルスイッチを切断状態に切り換えたときには、制御回路において点灯制御信号が有効となるため、ブレーキペダルを踏み込んでいる状況においては、速やかに制動情報を後方に表示することができ、車両走行時の安全性を向上させることができる。
【0063】
さらに、簡単な制御回路であるため、制御回路の組み立ても容易となり、表示装置の製作コストを引き下げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両とトレーラとを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施の形態である表示装置の制御回路を示す回路図である。
【図3】図2の制御回路に設けられる論理回路に入力され論理回路から出力されるHi信号とLo信号とを示す表である。
【図4】本発明の他の実施の形態である表示装置の制御回路を示す回路図である。
【図5】図4の制御回路に設けられる論理回路に入力され論理回路から出力されるHi信号とLo信号とを示す表である。
【符号の説明】
10  車両
11  トレーラ
12a,12b  ストップランプ
13a〜13f  シグナルランプ(ターンシグナルランプ)
14a,14b  表示ランプ
15  コネクタ
16  表示装置
17  制御回路
18  電源
19  ストップスイッチ
20  フラッシャリレー(フラッシャパルス発生器)
21  シグナルスイッチ
22  ハザードスイッチ
30  EXORゲート(論理演算子,排他的論理和回路,論理回路)
30a 入力A
30b 入力B
31  ANDゲート(論理演算子,論理積回路,論理回路)
31a 入力A
31b 入力B
32  NORゲート(論理演算子,否定論理和回路,論理回路)
32a 入力A
32b 入力B
33  EXORゲート(論理演算子,排他的論理和回路,論理回路)
34  ANDゲート(論理演算子,論理積回路,論理回路)
35  NORゲート(論理演算子,否定論理和回路,論理回路)
36,37  トランジスタ
40  表示装置
41  制御回路
42  NOTゲート(論理演算子,否定回路,論理回路)
42a 入力
43  ANDゲート(論理演算子,論理積回路,論理回路)
43a 入力A
43b 入力B
44  NORゲート(論理演算子,否定論理和回路,論理回路)
44a 入力A
44b 入力B
45  NOTゲート(論理演算子,否定回路,論理回路)
46  ANDゲート(論理演算子,論理積回路,論理回路)
47  NORゲート(論理演算子,否定論理和回路,論理回路)
48  R端子
49  L端子

Claims (5)

  1. ストップランプとターンシグナルランプとを備えた車両に牽引されるトレーラの表示装置であって、
    前記トレーラに設けられ、点灯により制動情報を表示するとともに点滅により進路変更情報を表示する表示ランプと、
    前記ストップランプが点灯されるとともに前記ターンシグナルランプが点滅される際には、前記ターンシグナルランプの点滅とほぼ同位相で前記表示ランプを点滅させる制御回路とを有することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、前記ターンシグナルランプに通電するためのシグナルスイッチを接続状態に切り換えたときに、前記制御回路は前記表示ランプに前記制動情報を表示するための点灯制御信号を無効とすることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2記載の表示装置において、前記制御回路にフラッシャパルス発生器が設けられ、前記シグナルスイッチを接続状態に切り換えたときには前記フラッシャパルス発生器より前記表示ランプに前記進路変更情報を表示するための点滅制御信号が出力されることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置において、前記ターンシグナルランプに通電するためのシグナルスイッチを切断状態に切り換えたときに、前記制御回路は前記表示ランプに前記制動情報を表示するための点灯制御信号を有効とすることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置において、前記制御回路は論理演算子を有することを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100748429B1 (ko) 2006-12-19 2007-08-10 주식회사 한국그린피아 트레일러 차량의 비상 램프 점등 장치
JP2015074291A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 矢崎総業株式会社 牽引車両用インジケータ表示装置
WO2020100840A1 (ja) * 2018-11-15 2020-05-22 有限会社ビー・コマース 車両用報知制御システム及び車両用報知制御方法

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