JP2004106313A - 潜像パターンを有する印刷物とその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷パターン上に凹凸を形成することによって印刷パターンとの間にモアレを生成させ、正面からの観察状態では視認できない文字や図柄などのパターンを所定の角度から観察することによって視認できる印刷物を提供する。
【解決手段】前記課題の目的を達成するために、有色で同一ピッチの万線で構成された第1のパターンと、前記第1のパターンの少なくとも1部を共有するように第2のパターンが形成された印刷物において、前記第2のパターンは万線状の画素で構成され、所定の角度で形成された図柄パターンと当該図柄パターンと異なる角度で形成された背景パターンで構成される潜像パターンを有する印刷物を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、凹凸によって印刷パターンとの間にモアレを生成させ、正面からの観察状態では視認できない文字や図柄などのパターンが所定の角度から観察することによって視認可能となる印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の状態では視認できないパターンを、特定の条件を指定することによって視認可能とする技術に関して各種開示されている。
上記開示技術は、生成されるパターンを潜像パターンと称し、偽造防止手段として提供している(例えば特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載の手法によれば、万線状のパターンを凹版印刷方式で印刷し、その上に若干位置をずらして凹版インキと非親和性のオフセットインキによって重ね刷りする方法によって、印刷されたものを傾けるとオフセット印刷方式で印刷した部分が凹版印刷方式で印刷した部分の影になって視認できなくなり、前述の通常の状態では視認できないパターンを、特定の条件を指定することによって視認可能とする技術として開示している。
前記技術は、凹版印刷技術を使用するために特殊な紙質を必要とすること、凹版印刷方式であるために印刷スピードが遅い、凹版印刷インキが高価であるなどの欠点が有った。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−127078号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、印刷パターン上に凹凸を形成することによって印刷パターンとの間にモアレを生成させ、正面からの観察状態では視認できない文字や図柄などのパターンを所定の角度から観察することによって視認できる印刷物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題の目的を達成するために、本発明の潜像パターンを有する印刷物の請求項1に記載の発明は、有色で同一ピッチの万線で構成された第1のパターンと、前記第1のパターンの少なくとも1部を共有するように第2のパターンが形成された印刷物において、前記第2のパターンは万線状の画素で構成され、所定の角度で形成された図柄パターンと当該図柄パターンと異なる角度で形成された背景パターンで構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明の潜像パターンを有する印刷物の作製方法は、請求項1に記載の潜像パターンを有する印刷物において、第1のパターンは印刷によって形成され、第2のパターンはエンボスにより形成されることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3に記載の発明の潜像パターンを有する印刷物の作製方法は、請求項1に記載の潜像パターンを有する印刷物において、第2のパターンは、不透明で乱反射面を有する材料により凸状に形成され、第1のパターンは、第2のパターンの表面に印刷によって形成されることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の潜像パターンを有する印刷物及びその作製方法について説明する。
図1は、本発明の潜像パターンを有する印刷物の第1の実施形態について説明するための図、図2は、本発明の潜像パターンを有する印刷物の第2の実施形態について説明するための図、図3は、図1のb図の一部平面拡大図、図4は、図2のd図の一部平面拡大図、図5は、図1のa図のA−A線断面図の一施形態、図6は、図1のa図のA−A線断面図の一施形態、図7は、本発明の潜像パターンを有する印刷物の製造手順の一実施形態、図8は、本発明の潜像パターンを有する印刷物の製造手順の一施形態についての説明図である。
【0009】
図1を参照して、本発明の潜像パターンを有する印刷物の、第1のパターンの万線のピッチと、第2のパターンのピッチが異なっている場合の第1の実施形態について説明する。
本発明で“万線”とは、“ある幅を持たせた直線をその幅の2〜3倍のピッチで複数本並べた平行線の集まり”という意味である。
図1で示す凹凸状のパターン(以下第2のパターンという。)3aは、万線状の画素で構成されており、そのピッチ30aは、印刷万線パターン(以下第1のパターンという。)2aのピッチの1.5倍になっている。
第2のパターン3aは、図柄パターン3−1aと、背景パターン3−2aで構成されている。
図1において、図柄パターン3−1aと、背景パターン3−2aを構成する万線状の平行線群は互いに交差することなく、角度が90度異なっている。
また、図柄パターン3−1aと、背景パターン3−2aを構成する万線状のパターンのピッチは、図1では同一となっているが、同一であっても異なっていても良い。
【0010】
第2のパターン3aは、有色インキで印刷されている第1のパターン2aに重ねて形成される(b図参照)。
図1に示すa図、b図の第2のパターンは、説明し易いように着色しているが実際は、無色の万線状凹凸の集合で、第1のパターンである印刷万線パターン2aの真上(正面)から見た場合、印刷万線パターン2aだけが見える状態になっている。
【0011】
図1、a図に示す第1の実施形態は、第2のパターン3aを構成している図柄パターン3−1aの万線状パターンと、第1のパターン2aの角度が何れも0度で、図柄パターン3−1aと、第1のパターンが平行な状態となっている。
第1のパターンと、第2のパターンの万線のピッチは半ピッチ異なっているために、図示しないが、第2のパターンを構成する図柄パターンの最初の凸部と第1のパターンの万線の最初の線が一致しているとすると、第2のパターンの4つ目の凸部に対して、第1のパターンの6番目の線が重なる。
【0012】
図2を参照して、第1のパターンの万線のピッチと、第2のパターンの図柄パターンの凹凸のピッチが同一の場合の、第2の実施形態について説明する。
図2において、c図に示す第2のパターン3cは、万線状の画素で構成されており、そのピッチ30cは、第1のパターン2cのピッチと同一ピッチになっている。第2のパターン3cは、有色インキで印刷されている第1のパターン2cに重ねて形成される。
図2に示すc図、d図の第2のパターンは、説明し易いように着色しているが実際は無色の集合で、第1のパターンである印刷万線パターン2cの真上(正面)から見た場合、印刷万線パターン2cだけが見える状態になっている。
【0013】
c図の第2のパターン3cは、図1におけるa図と同様図柄パターンと、背景パターンで構成されている。
図2において、図柄パターンと、背景パターンを構成する万線状の平行線群は互いに交差することなく、90度異なった状態で形成されている。
また、図2においては、図柄パターンと、背景パターンを構成する万線は、図1の場合と同様、同一ピッチで表示しているが、ピッチは同一であっても異なっていても良い。
図2において、第1のパターンと、第2のパターンの図柄パターンを構成する万線のピッチは同一ピッチとなっているために、図示しないが第2のパターンを構成する最初の凸部と、2つ目の凸部に対して、第1のパターンの印刷された万線の線、または、白抜けの部分が重なる。
c図では、図柄パターンであるXYZの凸部が、第1のパターンの有色の線の部分に重なっている。
【0014】
d図は、c図と異なり、図柄パターンであるXYZの凸部が、第1のパターンのスペースの部分に重なった状態になっている。
後述するが、d図の状態では印刷物を傾けても第1のパターンが印刷された印刷色で潜像が視認できないのであるが、背景パターンで縁取りされているために、印刷基体の色で図柄パターンを視認することが可能になる。
【0015】
図3を参照して、図1のb図の一部を拡大した状態について説明する。
図1の印刷による有色の第1のパターン2aと、潜像を生成する第2のパターン3aが形成された印刷物の平面の一部を切り取って拡大すると図3のような状態になっている。
第2のパターンは凹凸状になっていて、横線で表示されている図柄パターンと、縦線で表示されている背景パターンで構成されている。
図において、白抜きの1点鎖線で示す部分が図柄パターンの凸部32bで、点線で示す部分が図柄パターンの凹部31bである。
図3の場合は、第1のパターンの万線の線の間隔と、第2のパターンを構成する図柄パターンの凸部(または凹部)の間隔が、1対1.5になっているために、第1のパターンの1本目の線と、図柄パターンの最初の凸部が一致した後は、第1のパターンの6本目の線と、図柄パターンの4本目凸部が一致する。
このような状態を矢印5で示す方向から観察した場合に、潜像生成エリア4bに示すように観察され、横方向の3本の万線が視認される。
第2のパターンを構成する背景パターンは、本実施形態の場合は、第1のパターン及び図柄パターンと90度異なって形成されているために、図3に示すように点として表示され視認されない。
図示していないが、第2のパターンを構成する背景パターンが第1のパターン、または、図柄パターンと、小さい角度、例えば、1〜5度程度の角度で形成された場合は、第1のパターンとの間でモアレが生成され、図柄パターンの周囲が背景パターンに縁取りされたように視認される。
【0016】
図4を参照して、図2の第1のパターン2cの部分に、潜像パターン3cが形成された印刷物の平面の一部を拡大した状態について説明する。
第2のパターンは凹凸状に形成されている。第2のパターンを構成する図柄パターンの凸部32dは、白抜きの1点鎖線で示し、凹部31dは点線で示している。
また、背景パターンによる凹凸の凸部(または凹部)3−2dが図柄パターンに対して90度の角度で形成されている。
第1のパターンと、図柄パターンは、万線の線の間隔と、凹凸の凹部(または、凸部)の間隔が1対1になっているために、第1のパターンの1本目の線と、図柄パターンの最初の凹部が一致した後は、第1のパターンの2本目以外の線と、図柄パターンの2本目以外の凹部で一致する。
このような状態を矢印5で示す方向から観察した場合に、潜像生成エリア4dに示すように視認され、第1のパターンの万線20は、第2のパターンの図柄パターンの凸部に隠されて1本も視認されない。
第2のパターンを構成する背景パターン(3−2d)は、本実施形態の場合は前述のように第1のパターン、または、図柄パターンと90度の角度で形成されているために、図4の潜像生成エリア4dに示すように、微かな点として表示される。
図示していないが、背景パターンが第1のパターン、または、図柄パターンと2〜10度程度の角度で形成された場合は、第1のパターンとの間でモアレが生成され、図柄パターンが背景パターンに縁取りされたように視認される。
【0017】
図5、図6を参照して、図1のA−A線断面について説明する。
図5に示すA−A線断面図は、図7で説明する第2のパターンがエンボスで形成された場合である。
また、図6に示すA−A線断面図は、図8で説明する第2のパターンが印刷などの方法で形成された場合である。
【0018】
図5に示すように、第2のパターン3をエンボスによって形成する場合には、印刷基体1の裏面(図の下部)から印刷基体1を加圧して印刷基体1の表面(図の上部)に凸部32を形成する。印刷基体おもて面が凸部32を形成している場合は、凸部に相当する裏面は、凹部を形成し、逆に凹部31を形成する場合は、裏面は凸部を形成している。
このように物理的に凹凸を形成する場合、凸部形成のための凹部を有する金型と加圧するための凸状の金型、または、凹部を有する金型と印刷基体を前記凹部に押し付けるためのクッション材によって形成する。
【0019】
図6に示すように、第2のパターン3を印刷などの方法によって形成する場合には、印刷基体1の表面に、熱または光によって硬化する材料、または、加熱によって発泡する材料を印刷によって形成し、熱、または、光処理を行い凸部320を形成する。
このような方法で凹凸が形成された場合は、印刷基体1の裏面には凹凸は無く平らな状態になっている。
【0020】
図7を参照して本発明の潜像パターンを有する印刷物の製造手順の一実施形態について説明する。
まず、第1のパターンを作製するために、万線スクリーンと未露光の製版用フィルムを密着させて実線幅とスペースの幅が1対2となるように万線スクリーン側から露光し、万線パターン原版を作製する。
最初のステップ(以下Sという。)で、前述の万線パターン原版を製版カメラにセットし、第2のパターンとの関連で所定の大きさに拡大撮影する(S81)。
次に、万線以外の印刷絵柄の版を作製する(S82)。
S81で作製した万線パターンと、S82で作製した印刷絵柄の分色版の中の万線と同一色で印刷する絵柄と万線を1つの版にするために合成し、合成原版を作製する(S83)。
合成原版を印刷紙の大きさに応じて多面露光を行い、印刷用の版である刷版を作製する(S84)。
万線、その他の印刷部分を印刷し印刷物を作製し(S85)、保管する。
【0021】
次に、第2のパターンを作製する。
第2のパターンは、潜像生成パターンで、文字パターンの場合や、絵柄パターンの場合がある。
前述の第1のパターンとの関連でピッチを決める。通常、第2のパターンのピッチを第1のパターンのピッチよりも広くする。
第2のパターンを構成する図柄パターンと、背景パターンを別々に作成し、2つを合成する。
第2のパターンは、第1のパターン上に金属の押し型を使用してエンボス方式で凹凸を形成する。そのために金属の押し型を作製するためのエッチング原版を作製する(S86)。
エッチングにより凹版を作製して印刷による第1のパターンをその凹んだ部分に押し当ててエンボスによる凸部を形成する。
第2のパターン作製のための金型作製方法として、機械的に溝を形成する場合もあり、切削方式によって作製する。いずれにしても第2のパターン作製用の押し型を作製する(S87)。
【0022】
エンボスマシンに第2のパターンの押し型を取り付け、S85で作製保管していた印刷物に第2のパターン加工を行う(S88)。
印刷物を所定の大きさに断裁し一枚の潜像パターンを有する印刷物を作製する(S89)。
潜像パターンを有する印刷物を作製する。
予め第1のパターンを有する1枚の印刷物に仕上げた後エンボス加工を行っても良い。
【0023】
図8を参照して本発明の潜像パターンを有する印刷物製造手順の、他の実施形態例についての説明する。
まず、第2のパターンを作製する。
第2のパターンには文字パターンや、絵柄パターンがある。
更に、第2のパターンは図柄パターンと背景パターンに分けられる。
前述の実施形態の場合と同様、第1のパターンとの関連で第2のパターンの線分間のピッチを決める。
まず、万線スクリーンと未露光の製版用フィルムを密着させて実線幅とスペースの幅が1対2となるように万線スクリーン側から露光し、万線パターン原版を作製する(S91)。得られた万線パターン原版から、図柄パターンと、背景パターンの万線原版を作成し合成する。この万線原版は万線スクリーンのピッチになっている。
得られた万線パターン原版を製版カメラを使用し、所定の大きさに拡大して印刷版作製原版を作製する(S92)。
本実施形態では、凹版印刷方式によって第2パターンを形成するため、多面付け凹版を作製する(S93)。
【0024】
次に、印刷物の第1のパターン以外の絵柄や、文字の製版原稿を作製する(S94)。
各色の製版原稿からフィルム原版を作製(S95)し、印刷用の版である刷版を作製する(S96)。
最初に、絵柄を印刷(S97)し、次いで、第2のパターンを印刷する(S98)。
第2のパターンは、例えば、発泡インキのように熱などを加えることによって不可逆的に発泡し、凸部が形成される材料を使用する。凸部形成材料は、乾燥後不透明の状態になる材料を選定する。
【0025】
次に、第1のパターンである万線パターンを作製する。
まず、万線パターン原版を万線スクリーンから実線幅とスペースの幅が1対2となるように製版用フィルムに露光し、万線原版を作製する(S99)。
得られた万線原版を製版カメラによって所定の大きさに拡大して印刷用原版即ち第1のパターン原版を作製する(S100)。
第1のパターン原版を印刷紙の大きさに応じて多面露光し、印刷用の版である刷版を作製する(S101)。
【0026】
S98で作製した印刷物の第2のパターン上に第1のパターンを印刷する(S102)。
印刷物を所定の大きさに断裁し一枚の潜像パターンを有する印刷物を作製する(S103)。
第2のパターンが形成された多面状の印刷物を裁断し、1枚の印刷物にした後で第1のパターンを印刷しても良い。
【0027】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載のように、有色で同一ピッチの万線で構成された第1のパターンと、前記第1のパターンの少なくとも1部を共有するように第2のパターンが形成された印刷物において、第2のパターンは万線状の画素で構成され、所定の角度で形成された図柄パターンと当該図柄パターンと異なる角度で形成された背景パターンで構成されることによって、図柄パターンの周囲に背景パターンによるモアレパターンが生成し、第1のパターンと図柄パターンとの間で明確に潜像が生成されなくても、背景パターンによって縁取られることによって明確な図柄パターンを得ることができる。そのために、印刷物の歩留まりが向上しコストダウンを図ることができる。
また、複雑な潜像パターンによって第2のパターンの偽造を困難とし、得られる潜像を複写機によるコピーで再現することはできない。
(2)請求項2に記載のように、請求項1に記載の第1パターンの部分にエンボス法で第2のパターンを形成することによって印刷物のコストを削減することができる。
(3)請求項3に記載のように、請求項1に記載の第1パターンの部分に印刷法で第2のパターンを形成することによって印刷物に使用する紙を厚紙とすることができるなど、紙質の選択が自由になる。更に、ベースとなる紙などに凹凸を付けることがないために印刷精度が向上し、セキュリティ性の高い潜像パターンを有する印刷物を得ることができる。また、凹凸部分に圧力が加わることによって凹凸の高さが変化しないために第2のパターンの耐久性が向上し品質を長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潜像パターンを有する印刷物の第1の実施形態について説明するための図
【図2】本発明の潜像パターンを有する印刷物の第2の実施形態について説明するための図
【図3】図1のb図の一部平面拡大図
【図4】図2のd図の一部平面拡大図
【図5】図1のa図のA−A線断面図の一実施形態
【図6】図1のa図のA−A線断面図の一施形態
【図7】本発明の潜像パターンを有する印刷物の製造手順の一実施形態
【図8】本発明の潜像パターンを有する印刷物の製造手順の一施形態
【符号の説明】
1、10 潜像パターンを有する印刷物(印刷基体)
2、20 第1のパターン
3   第2のパターン
3−1 図柄パターン
3−2 背景パターン
4   潜像パターン表示エリア
5   潜像パターン観察方向
30  ピッチ
31,310 凹凸の凹部
32,320 凹凸の凸部

Claims (3)

  1. 有色で同一ピッチの万線で構成された第1のパターンと、前記第1のパターンの少なくとも1部を共有するように第2のパターンが形成された印刷物において、
    前記第2のパターンは万線状の画素で構成され、所定の角度で形成された図柄パターンと当該図柄パターンと異なる角度で形成された背景パターンで構成されていることを特徴とする潜像パターンを有する印刷物。
  2. 請求項1に記載の潜像パターンを有する印刷物において、第1のパターンは印刷によって形成され、第2のパターンはエンボスにより形成されることを特徴とする潜像パターンを有する印刷物の作製方法。
  3. 請求項1に記載の潜像パターンを有する印刷物において、第2のパターンは、不透明で乱反射面を有する材料により凸状に形成され、第1のパターンは、第2のパターンの表面に印刷によって形成されることを特徴とする潜像パターンを有する印刷物の作製方法。
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