JP2004104804A - 移動通信システムにおける移動通信端末機への特定サービスネットワーク進入通知方法、この方法を実行可能なコンピュータ読取可能媒体及びマナーモードへの変換方法 - Google Patents

移動通信システムにおける移動通信端末機への特定サービスネットワーク進入通知方法、この方法を実行可能なコンピュータ読取可能媒体及びマナーモードへの変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信システムで特定サービスネットワーク進入時にこれを移動通信端末機(MS)に知らせる方法及び該方法を実行するコンピュータ読取可能媒体。
【解決手段】MSが公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入すると、使用者に私設移動通信サービス領域であることを知らせる方法は、私設移動通信システムからブロードキャストされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該メッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査し、私設移動通信サービス領域内であるかを判断する段階、MSが、該領域内にいると、私設移動通信サービスを受けるための所定登録タイプを含む位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階、私設移動通信システムから登録可否に伴う私設移動通信サービス可能状態メッセージを受信する段階、該状態を使用者に知らせる段階を含む。
【選択図】図1

Description

 本発明は、移動通信システムに関し、特に、公衆用移動通信ネットワークと連動可能な私設用移動通信システムにおいて移動通信端末機が私設用移動通信ネットワークに進入する場合に私設用移動通信サービスを移動通信端末機に提供する方法に関する。
 一般に、移動通信ネットワークは、公衆用移動通信ネットワークと私設用(または、構内用)移動通信ネットワークとに区別され、両ネットワークは相互連動が不可能である。すなわち、移動通信システムは、公衆用の移動通信サービス或いは私設用の移動通信サービスのみが可能なようにそれぞれ設計されて具現されているため、各ネットワークに登録された移動通信端末機の加入者は自分が登録されたネットワークを介してのみサービスを受けることができる。
 したがって、公衆用移動通信ネットワークに登録された移動通信端末機の加入者は私設用移動通信サービスを受けることができず、私設用移動通信ネットワークに登録された移動通信端末機の加入者も同様に、公衆用移動通信サービスを受けることができなかった。その結果、移動通信端末機の加入者が一つの移動通信端末機で公衆用及び私設用移動通信サービスを同時に受けることのできるシステムが要望されている。仮に、公衆用及び私設用移動通信サービスを同時に提供可能なシステムが具現される場合には、呼着信時、着信した呼が公衆用移動通信ネットワークから発信された呼であるか、私設用移動通信ネットワークから発信された呼であるかを区別する方法が必要になる。
 そこで、近来、公衆用移動通信ネットワークに登録された移動通信端末機の加入者が私設用移動通信サービスを受けることができるようにする多くの研究が行われている。
 例えば、2000年5月24日付にて出願された本出願人によるこの韓国特許出願第2000−028172号には、公衆用移動通信ネットワークに登録された移動通信端末機を構内無線私設ネットワークに登録して公衆用移動通信ネットワークサービスと共に私設用移動通信ネットワークサービスを受けることができるシステムが開示されている。
 しかし、公衆用移動通信ネットワークと私設用移動通信ネットワークの両方に登録されている移動通信端末機が公衆用移動通信ネットワークを使用している間に私設用移動通信ネットワークに進入すると、移動通信端末機の使用者は、自分が公衆用移動通信ネットワーク領域にいるのか又は私設用移動通信ネットワーク領域にいるのかどうかを確認しなければ、私設ネットワークへの進入を確認できなかった。
 本発明の目的は、公衆用及び私設用移動通信サービスを同時に提供可能なシステムにおいて、移動通信端末機が公衆用移動通信ネットワークから私設用移動通信ネットワークに移動する場合に、これを移動通信端末機の使用者に通知できる方法を提供することにある。
 また、本発明の他の目的は、公衆用移動通信ネットワークと連動可能な私設用移動通信システムにおいて、移動通信端末機が公衆用移動通信ネットワークから私設用移動通信ネットワークに移動する場合に、移動通信端末機に私設移動通信サービスを提供する方法を提供することにある。
 さらに、本発明の他の目的は、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークから私設移動通信ネットワークに移動する場合に、私設移動通信システムで移動通信端末機の着信通知モードを振動モードや無音モードに変換する方法を提供することにある。
 このような目的を達成するために、本発明は、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信サービス領域であることを知らせる方法において、私設移動通信システムからブロードキャスティング(Broadcasting)されるシステムパラメータメッセージを受信すると、システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプ(registration type)を含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、私設移動通信システムから、私設移動通信システムの登録結果情報に基づいて私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法を提案する。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNM(Feature Notification Message)であるとよい。
 私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階をさらに含み、この段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロ(着信メロディ)(ring tone)のいずれか一つにより行われることができる。
 また、本発明では、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信ネットワークサービス可能領域であることを知らせる方法において、私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法を提案する。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 所定のフィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドであるとよい。
 私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階をさらに含み、この段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われることができる。
 さらに、本発明では、公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信システムで私設移動通信サービス領域であることを移動通信端末機に知らせる方法において、私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に、私設移動通信サービス領域であることを表す所定のビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、移動通信端末機から私設移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、私設移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果に応じて移動通信端末機を位置登録する段階と、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法をも提案する。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドであるとよい。
 私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われることができる。
 さらにまた、本発明では、公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信システムで移動通信端末機に私設移動通信サービス領域であることを知らせる方法において、私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、移動通信端末機から私設移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、登録メッセージを受信すると、移動通信端末機を位置登録する段階と、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法をも提案する。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドであるとよい。
 私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われることができる。
 さらにまた、本発明では、一つ以上の移動通信端末機が移動通信ネットワークの特定領域内に進入する場合に、移動通信システムで移動通信端末機に移動通信ネットワークの特定領域であることを知らせる方法において、移動通信サービス領域内の移動通信端末機に特定領域内であることを表す所定ビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、移動通信端末機から移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果によって移動通信端末機を位置登録する段階と、特定領域サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法を提案する。
 この方法で、特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドであるとよい。
 移動通信端末機は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つの方式により特定領域のサービスが可能である状態を知らせることができる。
 さらにまた、本発明では、移動通信端末機が移動通信システムの特定領域内に進入する場合に、移動通信ネットワークの特定領域であることを使用者に知らせる方法において、移動通信端末機が、移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の特定領域であることを表す所定ビットを検査し、特定領域のサービス領域内にいるかを判断する段階と、特定領域のサービス領域内であると、移動通信システムに登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを転送する段階と、移動通信システムから移動通信ネットワークの特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、特定領域のサービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法も提案する。
 この方法で、特定領域のサービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われることができる。
 さらにまた、本発明では、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる方法が、私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含み、この方法を行うためのコンピュータ実行可能命令を有することを特徴とするコンピュータ読取可能媒体を提供する。
 私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われることができる。
 さらにまた、本発明では、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワーク内でマナーモード変換機能を実行する方法をも提供する。すなわち、この方法は、私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域内であることを表す所定ビットを検査する段階と、私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含む位置登録メッセージを私設移動通信システムに伝送する段階と、私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信し、該メッセージ内にマナーモード変換機能の実行を指示するビットが含まれていると、マナーモード変換機能を実行する段階と、を含むとよい。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 さらにまた、本発明では、公衆移動通信ネットワークと連動可能な私設移動通信ネットワークのシステムが一つ以上の移動通信端末機にマナーモード変換機能を実行させる方法において、私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に私設移動通信サービス領域内であることを表す所定ビットを有するシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、移動通信端末機から私設移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む位置登録メッセージを受信する段階と、該位置登録メッセージを受信すると、移動通信端末機を位置登録し、マナーモード変換機能の実行を指示するビットを含む私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
 この方法で、私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 さらにまた、本発明では、一つ以上の移動通信端末機が移動通信ネットワークの特定領域内に進入する場合、移動通信システムが該一つ以上の移動通信端末機にマナーモード変換機能を実行させる方法において、移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に特定領域であることを表すビットを有するシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、移動通信端末機から特定領域の移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む登録メッセージを受信する段階と、移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果に応じて移動通信端末機を位置登録し、マナーモード変換機能の実行を指示するビットを含む特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法も提供する。
 この方法で、特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 さらにまた、本発明では、移動通信端末機が移動通信システムの特定領域内に進入する場合にマナーモード変換機能を実行する方法において、移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の特定領域のサービス領域であることを表す所定ビットを検査して特定領域のサービス領域内であるかを判断する段階と、特定領域のサービス領域内であると、特定領域の移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む登録メッセージを伝送する段階と、移動通信システムから移動通信ネットワークの特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを受信し、該メッセージ内にマナーモード変換機能の実行を指示するビットが含まれていると、マナーモード変換機能を実行する段階と、を含むことを特徴とする方法をも提供する。
 この方法で、特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMであるとよい。
 本発明によれば、移動通信端末機が無線私設ネットワークに進入する時点を正確に認識でき、これにより、移動通信端末機の使用者が特定のサービス(構内無線インターネットサービス)などを容易に利用できるようにする利点がある。
 また、本発明によれば、移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークから私設移動通信ネットワークに移動する場合に、私設移動通信システムで移動通信端末機の着信通知モードをマナーモード、例えば、振動モードや無音モードに変換することができるようになる。
 以下、本発明の好ましい一実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図面中、同一の構成要素には可能なかぎり同一番号及び符号を共通使用し、周知技術については適宜説明を省略するものとする。
 本発明の一実施形態において特定の地域又は建物に制限される私設ネットワークシステムは、あらかじめ登録された移動通信端末機に無線私設ネットワークサービスを提供することができる。すなわち、無線私設ネットワークサービスは公衆ネットワークサービスとは別個に、あらかじめ登録された移動通信端末機にのみ提供される。
 図1は、本発明の一実施形態が適用される公衆用及び私設用移動通信サービスの概念を説明するためのネットワーク構成図である。まず、図1には、公衆用及び私設用移動通信サービスを同時に提供するための公衆用及び私設用共有通信サービス領域(area)である公衆/私設共有セル領域(PUBLIC/PRIVATE SHARED CELL AREA)14、公衆/私設通信サービス装置(PUBLIC/PRIVATE COMMUNICATION SERVICE UNIT)12を示している。公衆/私設共有セル領域14は、特定集団への通信サービスを提供するのに有益となるように定められるとよい。例えば、特定会社が一つのビルを使っているなら、そのビルの属する領域を公衆/私設共有セル領域14と定めることができる。このような公衆/私設共有セル領域14は、事前に公衆用移動通信サービス事業者との協議下で定めるとよい。これは、公衆/私設共有セル領域14にある私設基地局(private BTS(Base station Transceiver Subsystem):8−k)を公衆用移動通信システムの観点から見た場合に公衆基地局のように認識させるようにするためである。本明細書では公衆用移動通信システムに属している基地局(BTS)、つまり、図1に例示したBTS 6−1,…,6−k,8−1と公衆/私設共有セル領域14にある私設基地局8−2,…,8−kとを区別するために、私設基地局8−2,…,8−kを“pBTS(private BTS)”と称する。pBTS8−kは、公衆/私設共有セル領域14に属している移動通信端末機(MS:Mobile station)24と無線通信パスを構成し、MS24に関する無線資源を管理する機能を行う。また、pBTS8−kは公衆/私設通信サービス装置12を介して公衆用移動通信システムの基地局制御局(BSC:Base Station Controller)、すなわち、図1に例示したBSC4−mと接続される。公衆/私設通信サービス装置12は公衆用移動通信システムのBSC4−mの他、PSTN/ISDN(Public Switching Telephone Network/Integrated Services Digital Network)16、IPネットワーク(Internet Protocol Network)18と接続される。公衆/私設通信サービス装置12は、公衆用移動通信サービス及び私設用移動通信サービスが公衆/私設共有セル領域14にある複数のMSに、例えば、図1のMS24に選択的に提供されるように移動通信サービスを行う。MS24が私設用移動通信サービスを受けるために公衆/私設通信サービス装置12に登録されている場合、MS24は私設用移動通信サービスと同様に公衆用移動通信サービスを受けることができる。しかし、MS24に対する私設用移動通信サービス登録が公衆/私設通信サービス装置12に記録されていないと、MS24は公衆用移動通信サービスのみ受けることができる。また、公衆/私設通信サービス装置12は、PSTN/ISDN16及びIPネットワーク18との有線通信サービスも行う。
 一方、公衆用移動通信ネットワークは、通常、PLMN(Public Land Mobile Network)と呼ばれ、その公衆用移動通信システムの構成は、図1に例示したように、複数個の移動交換局(MSC:Mobile Switching Center)2−1,…,2−n、複数個のBSC4−1,…,4−m、複数個のBTS6−1,…,6−k、8−1,…,8−k、MS20、22、及び、ホーム位置登録器/訪問者位置登録器(HLR/VLR:Home Location Register/Visitor Location Register)10、を含む。複数個のMSC 2−1,…,2−nのそれぞれには複数個のBSC 4−1,…,4−mが接続され、複数個のBSC 4−1,…,4−mのそれぞれには複数個のBTS 6−1,…,6−k、8−1,…,8−kが接続される。特に、pBTS 8−kは、本発明の一実施形態に従い公衆用移動通信システムのBSC4−mに接続された複数個のBTS8−1,…,8−kの一つとして機能する。複数個のMSC2−1,…,2−nのそれぞれは、自分に接続された複数個のBSC(例えば、4−1,…,4−m)をPSTN/ISDNや公衆用移動通信ネットワーク内の他のMSCと接続するように制御する。複数個のBSC4−1,…,4−mのそれぞれは、無線リンク制御、ハンドオフ機能を行い、複数個のBTS 6−1,…,6−k、8−1,…,8−kは自分の通信サービス領域、つまり、自分のセル領域に属しているMS20、22、24と共に無線通信パスを構成し、無線資源を管理する機能を行う。HLR/VLR10におけるHLRは加入者位置登録機能及び加入者の情報を貯蔵するデータベースとして機能し、VLRは複数個のMSC2−1,…,2−nのうち対応するMSCが担当するセル領域に存在するMSの情報を一時的に貯蔵するデータベースとして機能する。MSが他のMSCが管理するセル領域に移動すると、該当VLRに貯蔵された情報は削除される。本明細書では、公衆/私設共有セル領域14と区別するために公衆用移動通信システムのBTS6−1,…,6−k、8−1,…,8−kの通信サービス領域を“公衆専用セル領域(PUBLIC DEDICATED CELL AREA)”と呼ぶ。例えば、図1では公衆用移動通信システムのBTS6−1,…,6−k、8−1,…,8−kのうち、BTS8−1の通信サービス領域を公衆専用セル領域15として表記した。通常、公衆専用セル領域15は、特定集団の通信サービスを提供するのに有益となるように定められた公衆/私設共有セル領域14と比べて非常に広い。
 図2に、本発明の一実施形態に従う私設用移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置12とpBTS 8−kのより具体的な構成を示す。
 まず、図2を参照すれば、私設用移動通信システムは、制限された領域(地域または建物)の中でMS40の加入者に無線私設ネットワークサービスを提供する。私設用移動通信システムは、pBTS8−2、8−k、公衆用移動通信システムのBSCとMSCと同様の機能を私設用移動通信ネットワークで行うpBSC/pMSC50及びpHLR(private Home Location Register)30を備える公衆/私設通信サービス装置12、を含む。pBSC/pMSC50は、BTMR(BTS Message Router)52及びpMSC54を含む。BTMR52は、公衆用移動通信システムのBSCに対応する機能、すなわち、無線リンク制御、ハンドオフ機能を行う。具体的に説明すると、BTMR52は、pBTS8−2、8−kで処理すべき全てのメッセージに対するパス指定を担当するモジュールであって、内部のルータテーブルを参照してMS40の着/発呼サービス(公衆用、私設用)のための制御(シグナル)メッセージパスを指定し、pBTS8−2、8−kのメンテナンスサービスのためのメッセージパスを指定する。また、BTMR52はpHLR30と通信する。pMSC54は、公衆用移動通信ネットワークと私設用移動通信ネットワークサービスを支援するに当たって既存の公衆用移動通信ネットワークのMSCに対応する役割を果たす。具体的に説明すると、pMSC54は、加入者のサービス要求を分析し、これを既存の公衆用移動通信ネットワークサービスで処理するか又は私設用移動通信ネットワークサービスで処理するかに対する基本的な戦略と、これに対する処理手順について定義する。pMSC54は、既存の公衆用MSCとは異なり、自分が直接スイッチング機能を行うことができない。つまり、pMSC54はソフトウェアブロックであるので、公衆用MSCのようなスイッチがない。したがって、私設用移動通信サービスを提供する場合、本発明の一実施形態による公衆/私設通信サービス装置12は私設交換機(図示せず)のスイッチを利用する。pHLR30は私設用移動通信サービス登録された加入者情報、私設移動通信加入者の位置登録情報、各種機能サービスのための情報を管理するモジュールである。このpHLR30には様々な情報を貯蔵するデータベースが接続されている。MS40は該当私設ネットワークサービスを受けるためにあらかじめ私設用移動通信システムに登録されていることが必要である。
 図2を引き続き参照すれば、本発明の一実施形態による私設用移動通信システムのpBSC/pMSC50は、ページングチャネルメッセージを利用して該当私設サービス領域にあるMS40に私設移動通信サービスを提供している事実を知らせる。具体的に説明すると、私設用移動通信システムはページングチャネルメッセージの一つであるシステムパラメータメッセージ(System Parameter MSG)から特定ビットを選択してブロードキャスティングする。この場合、私設用移動通信システムは、システムパラメータメッセージのうち使用されていない予備(reserved)ビットを、移動通信端末機が特定ネットワーク内にあることを知らせるようにセットすることができる。すなわち、私設用移動通信システムは、通信規格で定義されていないシステムパラメータメッセージの空ビット(empty bits)を利用して私設ネットワーク領域であることを表し、このシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする。
 このような本発明の一実施形態に従うシステムパラメータメッセージのフォーマットを表1に示す。
Figure 2004104804
 表1に示したように、私設用移動通信システムは、システムパラメータメッセージにおいて本発明の一実施形態に従って“base_id:449”の上位3番目のビットの値を1にセッティングし(11<1>000001)、このシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする。MS40が私設ネットワークサービス可能領域内に進入すると、移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信する。そして、MS40は、受信したシステムパラメータメッセージの中から特定ネットワーク内にいることを知らせるためのセット可能ビット(settable bit)を検索し、このセット可能ビットを見つけ出した場合に私設ネットワーク内にいることを判断することができる。
 このようにシステムパラメータメッセージは本発明の一実施形態に従って特定ネットワークサービス可能領域内にいることを知らせるためのセット可能ビットを含んでいるが、このようなビットは、前述のような“base_id”の上位3番目のビットに限定されるものではなく、システムパラメータメッセージ内の任意の空ビットに設定されることは当業者にとって理解可能であろう。
 一方、MS40が私設ネットワークサービス可能領域内にいると判断した場合、無線私設ネットワークのpBTS8−2、8−kにアクセスチャネルを介して登録メッセージを転送する。すなわち、MS40は登録メッセージの“location registration type”フィールドに現在の登録タイプ(registration type)を表示して、これをpBTS8−2、8−kに転送する。下記の表2に、本発明の一実施形態に従う登録メッセージの“location registration type”フィールドを示す。
Figure 2004104804
 このような登録メッセージは、1999年11月5日付に発表された3G(Generation)-IOS(Inter-Operability Specification)によれば、6個の登録タイプを持つ。また、登録メッセージは、本発明の一実施形態に従いN_ZONEという登録タイプを持つ。このN_ZONE登録タイプは、MS40が私設用移動通信ネットワーク内に存在し、それによる登録を要求することを表す。
 すなわち、MS40は、私設用移動通信システムからシステムパラメータメッセージを受信すると、自分が私設用移動通信ネットワーク内にいることを認識することができる。MS40が私設用移動通信ネットワーク内への進入を認識すると、N_ZONE登録タイプを含む登録メッセージを私設用移動通信システムに転送する。つまり、MS40は、私設移動通信サービス領域内にあることを認識すると私設用移動通信システムに私設移動通信サービスを要求するためのN_ZONE登録タイプを含む登録メッセージを転送する。本発明の一実施形態によるN_ZONE登録タイプは、通信規格で提案している登録タイプが使用しない識別子(Element Identifier)を使用する。このような識別子は、本発明を適用可能なあらゆる通信ネットワークにおいて任意に指定可能であることは当業者にとって理解可能である。
 一方、MS40は、私設用移動通信システムからシステムパラメータメッセージを受信すると、受信したシステムパラメータメッセージの中から特定ネットワーク内にいることを知らせるセット可能ビットを検索し、このセット可能ビットを見つけ出した場合に私設ネットワーク内にいることを判断する。したがって、MS40はN_ZONE登録タイプを含む登録メッセージを転送するための制御フローを持つ所定プログラムを格納する。かかる制御フローをもつプログラムを容易にソフトウェアでMSに具現可能であることは当業者にとって明白であろう。
 再び図2を参照すれば、私設用移動通信システムのpBSC/pMSC50は、MS40から登録メッセージを受信すると、そのMS40が私設ネットワークサービスを受けることができるか否か判断する。すなわち、私設用移動通信システムは、登録メッセージを送信したMS40が自分のシステムに登録されているか否か検査する。前述の如く、MS40はあらかじめ私設用移動通信システムに登録されていないと該当私設ネットワークサービスを受けることができない。
 MS40が私設移動通信システムに登録されていると、私設用移動通信システムは再びページングチャネルメッセージを通じてMS40に命令又は情報(サービス可能の可否など)を提供できる。本発明の一実施形態による私設用移動通信システムは下記の表3に表したFNM(Feature Notification Message)の所定フィールドをセットし、該当MSが私設ネットワークサービスを受けることができることを表すことができる。
Figure 2004104804
 FNMは、移動通信システムがMS40に認証確認及びそれによるサービス情報を提供するためのメッセージである。本発明の一実施形態による私設用移動通信システムはFNMのIS-95(Telecommunications Industry Association/Electronic Industries Association(TIA/EIA) Interim Standard IS-95 series)Information Records ElementのCHARiフィールドを利用してMS40が無線私設ネットワークサービスを受けることのできる領域にあることを知らせる。これにより、MS40は使用者に無線私設ネットワークサービス領域にあることを知らせることができる。表4に、FNMのIS-95 Information Records Elementフィールドを示す。
Figure 2004104804
 表4に示したように、私設用移動通信システムは、FNMでIS-95 Information Records ElementsのCHARiフィールドをOxFFにセッティングしMS40に転送する。CHARiフィールドは、私設用移動通信システムのpBSC/pMSC50からMS40に所定の情報を提供するように通信規格で定義された予備(reserved)フィールドである。本発明の一実施形態による私設用移動通信システムは予備フィールドを利用してMS40に無線私設ネットワークサービスを受けることができることを知らせる。
 これにより、MS40は、受信したFNMのIS-95 Information Records ElementsのInformation Record Contents(CHARi)フィールドを検査してCHARiフィールドにOxFFがセットされていると判断すると、無線私設ネットワークサービス可能領域内にいると判断し、これをMS40の使用者に知らせる。このMS40が無線私設ネットワークサービス可能領域内にいることを知らせる方式は、アイコン表示、音声案内、文字表示など様々なものを自由に設定することができる。
 一方、本発明の他の実施形態によれば、私設移動通信システムはFNMの所定フィールドに振動モード変換命令を提供し、MSが私設移動通信ネットワークに進入すると自動的に振動モードに変換するように制御させることができる。また、私設移動通信システムは、FNMの所定フィールドを通じてMSが私設専用無線サービスを受けるようにすることもできる。
 これを具体的に説明すると、私設移動通信システムのpBTS/pMSC50は、私設移動通信ネットワーク領域70にブロードキャスティングするシステムパラメータメッセージに特定ビットをセットする。システムパラメータメッセージを受信したMS40は、自分が私設ネットワーク領域内にあることを認識し私設移動通信システムに登録メッセージを転送する。すると、私設ネットワーク移動通信システムは認証確認及びそれによるサービス情報を提供するためのメッセージをMS40に転送する。この場合、振動又は無音モード変換命令をメッセージに含めて転送する。この振動又は無音モード変換命令は、例えば、FNMのIS-95 Information Records Fieldにあらかじめ定義された値をセッティングして表すことができる。
 したがって、MS40は、私設移動通信システムからマナーモード変換命令を受信すると同時に、着信通知モードを振動又は無音モードのようなマナーモードに変換する。この場合、MS40は、FNMのIS-95 Information Records Fieldにあらかじめ定義された値がセッティングされていると、自動的に着信通知モードをマナーモードに変換する。
 ここで、MS40が、私設用移動通信システムから受信するFNMよりマナーモード、例えば、振動モードや無音モードに変換するためのセット可能ビットを検索し、その結果に応じて着信通知モードをマナーモードに変換する制御フローを持つ所定プログラムを格納していることは当業者にとって明白であろう。
 一方、FNMは、前述したように、FNMのIS-95 Information Records ElementsのInformation Record Contents(CHARi)フィールドを利用して無線私設ネットワークサービス可能領域であることを表したり、所定情報や所定機能を定義しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、FNMの任意の他のフィールドを本発明が適用される通信ネットワークに従って自由に定義し又は使用し得ることは当業者にとって理解可能であろう。
 図3は、本発明の一実施形態に従って、公衆用及び私設用移動通信サービスを同時に提供可能なシステムでMSが公衆用移動通信ネットワークから私設用移動通信ネットワークに進入する場合に、これを自動的にMSに知らせるための制御過程を示したフローチャートである。
 図2及び図3を参照すれば、私設用移動通信システムのpBSC/pMSC50は、段階102(BROADCAST SYSTEM PARAMETER MESSAGE)で、ページングチャネルメッセージの一つであるシステムパラメータメッセージにおいて特定ビットをセットしてブロードキャスティングする。つまり、私設用移動通信システムは、システムパラメータメッセージで使用されていない予備ビットをセットして私設ネットワークにブロードキャスティングする。MS40は、システムパラメータメッセージを受信すると、システムパラメータメッセージ内の私設ネットワークに進入したことを表すビットを検索し、該当ビットがセットされている場合には段階104(DETERMINE PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE AREA)で、私設移動通信ネットワーク内のpBTS8−2、8−Kにおけるサービス領域であること判断する。次いで、MS40は、段階106(TRANSMIT LOCATION REGISTRATION REQUEST MESSAGE FOR PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE)で、位置登録メッセージをpBTS8−2、8−kに転送する。現在アップロードする位置登録のタイプは、既存の位置登録メッセージに定義されている複数のフィールドのうち、Regi_typeフィールドに表示される。本発明の一実施形態に従って、MS40は既存の位置登録メッセージに新規に定義された登録タイプを付加して、これをpBTSに転送する。
 ここで、MS40がアクセスチャネルを利用して端末機情報をアップロードするのは、複数の私設移動通信ネットワーク領域がある場合に加入者認証を行うためである。例えば、私設無線ネットワークサービスが異なる領域で提供されている場合、A領域の加入者はB領域では無線私設ネットワークサービスを受けることができない。
 私設用移動通信システムのpBSC/pMSC50は、MS40から登録メッセージを受信すると、段階108(REQUEST CORRESPONDING SUBSCRIBER INFORMATION)で、pHLR30に該当加入者に対する情報を要請する。すると、pHLR30は段階110(SEARCH SUBSCRIBER DATABASE AND TRANSMIT SEARCHED RESULT)で加入者データベースを検索しその結果をpBSC/pMSC50に伝達する。すると、pBSC/pMSC50は、段階112(PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE REGISTRATION SUBSCRIBER?)で、該当加入者が私設移動通信ネットワークに登録された加入者であるか検査し、登録された加入者ならば段階114(FNM(Feature Notification Message) TRANSMISSION)で、MS40にFNMの所定フィールドをセットして転送する。しかし、該当加入者が私設移動通信ネットワークに登録された加入者でなければと、pBSC/pMSC50は段階120(PROVIDE PUBLIC WIRELESS NETWORK SERVICE)で一般の公衆無線ネットワークサービスを提供する。一方、FNMを受信したMS40は、段階116(DISPLAY PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE AREA)で、FNM内の所定フィールドを検索し、該当私設移動通信ネットワークサービスが可能であると判断すると、これをMSの使用者に通知する。この使用者への通知方式には、前述したようにアイコン表示、音声案内、文字表示など様々なものがある。
 つまり、私設移動通信システムはFNMの所定フィールドを利用してMSに無線私設ネットワークサービス可能領域であることを知らせると、MSはアイコン表示、音声案内、文字表示などの様々な方式で使用者に無線私設ネットワーク領域内にいることを知らせることができる。
 本発明の他の一実施形態に従えば、FNMの所定フィールドを利用して他の情報又は他の機能を定義して使用することもできる。すなわち、本発明の他の実施形態に従って私設移動通信システムは認証したMSに無線私設ネットワークから提供される様々なサービスを容易に提供することができる。例えば、私設移動通信システムは、FNMの所定フィールドに振動モード変換命令を提供し、MSが私設移動通信ネットワークに進入すると自動的に振動モードに変換するように制御できる。また、私設移動通信システムはFNMの所定フィールドを通じてMSが私設専用無線ネットワークに接続できるようにすることもできる。
 図4は、本発明の一実施形態によるMSのブロック構成図である。
 図4を参照すれば、制御部340は、MSの全般的な制御動作を行う。また、制御部340は、本発明の一実施形態に従い私設移動通信システムがブロードキャスティングしたシステムパラメータメッセージを受信する場合、私設移動通信システムに無線私設ネットワークサービスのための位置登録メッセージを転送するように制御する。そして、制御部340は、私設移動通信システムからFNMを受信すると、所定フィールドを検索し無線私設ネットワークサービス可能領域であることが判断できる。さらに、MSの制御部340は、無線私設ネットワークサービス可能領域にあることを判断すると、これを使用者に知らせる。MS40の使用者は、無線私設ネットワークサービス可能領域であることを知らせる方式をアイコン表示、音声案内、文字表示など様々に設定することができる。MS40の制御部340は、設定された方式に従って無線私設ネットワークサービス可能領域にいることを使用者に知らせる。
 また、本発明の他の実施形態によれば、MSの制御部340は私設移動通信システムからFNMを受信すると、該FNMから所定の命令を行うようにセットできるあらゆるビットを検索し、その設定された値に応じた動作を行う。
 RF(Radio Frequency)部300は、制御部340の制御下に音声及び文字データと制御データの送受信を制御する。インターフェース部320は、多数の数字キー及びファンクションキーを備えており、使用者が押すキーに対応するキー入力データを制御部340に出力する。これら数字キー及びファンクションキーはソフトキーで具現可能である。表示部360は、制御部340の制御下に各種メッセージなど、例えば、図示していないLCD(Liquid Crystal Display)上に表示する。そして、本発明の一実施形態に従う表示部360は制御部340の制御の下に無線私設ネットワークサービス可能領域であることを、例えば、アイコン又は文字などで表示して使用者に知らせる。
 メモリ380は、MSの動作制御時に必要なプログラムデータを貯蔵しているプログラムメモリや、制御時又は使用者により生成されるデータを貯蔵するデータメモリなどを含む。一方、MS40は、図4には図示しなかったが、音声処理部及びスピーカーなどを具備して無線私設ネットワークサービス可能領域であることを音声で案内してもよい。
 本発明の他の実施形態に従うMSは振動部を具備し、無線私設ネットワーク進入時に私設移動通信システムからのメッセージに従って着信通知を振動モードに変換してもいい。
 図5は、本発明の一実施形態によってMSが私設移動通信ネットワークに進入する場合の制御過程を示したフローチャートである。
 図2及び図5を参照すれば、MS40は私設移動通信ネットワークに進入すると、段階202(SYSTEM PARAMETER MESSAGE RECEIVED?)で、私設移動通信システムがブロードキャスティングしたシステムパラメータメッセージを受信する。MS40はシステムパラメータメッセージを用いて段階204(PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE AREA DETERMINATION)で無線私設ネットワークサービス領域にいることを判断する。次いで、MS40は、段階206(LOCATION REGISTRATION MESSAGE TRANSMISSION FOR PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE)で、私設移動通信システムに無線私設ネットワークサービスのための位置登録メッセージを転送する。
 私設移動通信システムがMSから転送された位置登録メッセージを利用して該当加入者が無線私設ネットワークに登録されているか判断しFNMを送信すると、MS40は段階208(FNM RECEIVED?)でFNMを受信したか検査する。MS40はFNMを受信した場合、段階210(PRIVATE WIRELESS NETWORK SERVICE AREA DISPLAY)に進んでMSの使用者に現在位置が無線私設ネットワークサービス領域であることを知らせる。前述したように、MS40は、アイコン表示、音声案内、文字表示などの様々な方式で使用者に無線私設ネットワーク領域内にいることを知らせることができる。
 一方、MS40が、私設移動通信ネットワーク領域70を離れると、公衆ネットワーク移動通信システムからシステムパラメータメッセージを受信する。該システムパラメータメッセージは公衆ネットワーク移動通信システムから発生したものであるため、無線私設ネットワークサービス領域であることを知らせる特定ビットはセットされていない。したがって、MS40は公衆ネットワーク移動通信システムからシステムパラメータメッセージを受信すると、自分が公衆ネットワークサービス領域にいることを認識することができる。
 本発明は、コンピュータ読取可能媒体でコンピュータ実行可能な命令で具現可能である。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ読取可能データが貯蔵または含まれるか、或いは、コンピュータまたは処理装置により読み取られるようなあらゆる形態のデータを含むあらゆる種類の媒体を含む。コンピュータ読取可能媒体は、例えば、磁気貯蔵媒体(例えば、ROMs、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光読取媒体(例えば、CD−ROMs(compact disc-read-only memory)、DVDs(digital versatile discs)、光ディスクの書換可能バージョンなど)、ハイブリッド磁気光ディスク、有機(organic)ディスク、システムメモリ(読取専用メモリ、ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリのような不活性メモリまたは他の活性または非活性メモリ、その他の半導体媒体、または電子媒体、電磁気媒体、赤外線及び搬送波(carrier waves)(インターネットまたは他のコンピュータを用いた通信)のような他の通信媒体を含み、これらに限定されない。通信媒体は、一般的にコンピュータ読取可能命令、データ構造、プログラムモジュールまたは搬送波のような変調された信号の他のデータまたは任意の情報伝達媒体を含む他の転送可能なメカニズムを具現する。通信媒体のようなコンピュータ読取可能媒体は、無線周波数のような無線媒体、赤外線マイクロ波及び有線ネットワークのような有線媒体を含む。また、コンピュータ読取可能媒体は、ネットワークを介して接続されたコンピュータに分配されたコンピュータ読取可能コードを貯蔵及び実行することができる。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、処理システム(processing system)にある協調型(cooperating)または相互接続型(interconnected)コンピュータ読取可能媒体を含んだり、処理システムに対してローカルまたは遠隔位置に存在できるような多重処理システムに配置されることができる。本発明は、本発明の技術を表すデータを含む多数のフィールドを持つデータ構造をその表面上に貯蔵するコンピュータ読取可能媒体を含むことができる。
 本発明のコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ読取可能媒体を読取できるコンピュータの一例を図6に示すが、本発明はこれに限定されない。コンピュータ600は、コンピュータ600を制御するプロセッサ(中央処理装置)602を含む。プロセッサ602は、システムメモリ604及び任意のコンピュータ読取可能記録媒体を含むコンピュータ読取可能メモリ装置606を使用する。システムバスは、プロセッサ602を、ネットワークインターフェース608、モデム612、または、他のコンピュータやインターネットのようなネットワークへの接続に対応する他のインターフェースに接続する。また、このシステムは多様な装置への接続を容易にする入出力インターフェース610を含む。
 このように、本発明は、MSが移動通信システム内の特定区域に進入する場合に、これを使用者に知らせ、使用者が容易に無線私設ネットワークサービスを利用できるように構成されている。
 前述の説明では、MSが公衆移動通信ネットワークから特定の領域または建物によって制限された私設ネットワークに移動する場合を具体的な実施形態に基づいて説明したが、本発明の範囲を外れない限度内で様々な変形、例えば、MSが公衆移動通信ネットワーク内で公衆ネットワークサービスと区別されるサービスを提供する特定区域内に移動する場合にも適用可能であるとは勿論である。したがって、本発明の範囲は前述の実施形態に限定されてはならず、特許請求の範囲および特許請求の範囲と均等なものにより定められるべきである。
本発明の一実施形態に従う公衆用及び私設用移動通信サービスの概念を説明するためのネットワーク構成図。 本発明の一実施形態に従う私設用移動通信システムの公衆/私設通信サービス装置12とpBTS 8−kの具体的な構成を示す図。 本発明の一実施形態に従う公衆用及び私設用移動通信サービス可能システムにおいて、MSが公衆用移動通信ネットワークから私設用移動通信ネットワークへ進入する場合、これを自動的にMSに知らせるための制御過程を示したフローチャート。 本発明の一実施形態に従うMSのブロック構成を示す図。 本発明の一実施形態に従うMSが私設移動通信ネットワークに進入する場合の制御過程を示したフローチャート。 本発明の一実施形態による技術を実行するためのコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読出可能媒体を含むコンピュータの一例を示す図。
符号の説明
2−1〜2−n MSC(移動交換局)
4−1〜4−n BSC(基地局制御局)
6−1〜6−k、8−1 BTS(基地局)
8−2〜8−k pBTS(私設基地局)
10 HLR/VLR(ホーム位置登録器/訪問者位置登録器)
12 公衆/私設通信サービス装置
14 公衆/私設共有セル領域
15 公衆専用セル領域
16 PSTN/ISDN
18 IPネットワーク
20,22,24,40 MS(移動通信端末機)
30 pHLR(私設ホーム位置登録器)
50 pBSC/pMSC(私設基地局制御局/私設移動交換局)
52 BTMR
54 pMSC
70 私設移動通信ネットワーク領域
300 RF部
320 インターフェース部
340 制御部
360 表示部
380 メモリ
600 コンピュータ
602 プロセッサ
604 システムメモリ
606 コンピュータ読取可能メモリ装置
608 ネットワークインターフェース
610 入出力インターフェース
612 モデム

Claims (32)

  1.  移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信サービス可能領域であることを知らせる方法において、
     私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、
     私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、
     私設移動通信システムから、私設移動通信システムの登録結果情報に基づいて私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、
     私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法。
  2.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項1記載の方法。
  3.  私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項1記載の方法。
  4.  移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信ネットワークサービス可能領域であることを知らせる方法において、
     私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、
     私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、
     私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、
     私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法。
  5.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項4記載の方法。
  6. 所定のフィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドである請求項5記載の方法。
  7.  私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項4記載の方法。
  8.  公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信システムで私設移動通信サービス領域であることを移動通信端末機に知らせる方法において、
     私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に私設移動通信サービス領域であることを表す所定のビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、
     移動通信端末機から私設移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、
     私設移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果に応じて移動通信端末機を位置登録する段階と、
     私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  9.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項8記載の方法。
  10.  所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドである請求項9記載の方法。
  11.  私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる段階をさらに含み、該段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項8記載の方法。
  12.  公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信システムで移動通信端末機に私設移動通信サービス領域であることを知らせる方法において、
     私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に、私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、
     移動通信端末機から私設移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、
     登録メッセージを受信すると、移動通信端末機を位置登録する段階と、
     私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  13.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項12記載の方法。
  14.  所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドである請求項13記載の方法。
  15.  私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる段階をさらに含み、該段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項12記載の方法。
  16.  一つ以上の移動通信端末機が移動通信ネットワークの特定領域内に進入する場合に、移動通信システムで移動通信端末機に移動通信ネットワークの特定領域であることを知らせる方法において、
     移動通信サービス領域内の移動通信端末機に特定領域内であることを表す所定ビットを含めたシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、
     移動通信端末機から移動通信システムへ登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを受信する段階と、
     移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果によって移動通信端末機を位置登録する段階と、
     特定領域サービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に転送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  17.  特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項16記載の方法。
  18.  所定フィールドは、IS-95 Information Records ElementのCHARiフィールドである請求項17記載の方法。
  19.  移動通信端末機は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つの方式により特定領域のサービスが可能である状態を知らせる請求項16記載の方法。
  20.  移動通信端末機が移動通信システムの特定領域内に進入する場合に、移動通信ネットワークの特定領域であることを使用者に知らせる方法において、
     移動通信端末機が、移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の特定領域であることを表す所定ビットを検査し、特定領域のサービス領域内にいるかを判断する段階と、
     特定領域のサービス領域内であると、移動通信システムに登録を要求する所定の登録タイプを含めた登録メッセージを転送する段階と、
     移動通信システムから移動通信ネットワークの特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、
     特定領域のサービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含むことを特徴とする方法。
  21.  特定領域のサービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項20記載の方法。
  22.  移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワークに進入する場合に、使用者に私設移動通信サービスが可能である状態を知らせる方法が、
     私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域であることを表す所定ビットを検査する段階と、
     私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含めた位置登録メッセージを私設移動通信システムに転送する段階と、
     私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信する段階と、
     私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階と、を含み、該方法を行うためのコンピュータ実行可能命令を有することを特徴とするコンピュータ読取可能媒体。
  23.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項22記載のコンピュータ読取可能媒体。
  24.  私設移動通信サービスが可能である状態を使用者に知らせる段階は、アイコン表示、音声案内、文字表示、振動、着メロのいずれか一つにより行われる請求項23記載のコンピュータ読取可能媒体。
  25.  移動通信端末機が公衆移動通信ネットワークと連動する私設移動通信ネットワーク内でマナーモード変換機能を実行する方法において、
     私設移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の私設移動通信サービス領域内であることを表す所定ビットを検査する段階と、
     私設移動通信サービス領域内であると、私設移動通信サービスを受けるための所定の登録タイプを含む位置登録メッセージを私設移動通信システムに伝送する段階と、
     私設移動通信システムから私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを受信し、該メッセージ内にマナーモード変換機能の実行を指示するビットが含まれていると、マナーモード変換機能を実行する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  26.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項25記載の方法。
  27.  公衆移動通信ネットワークと連動可能な私設移動通信ネットワークのシステムが一つ以上の移動通信端末機にマナーモード変換機能を実行させる方法において、
     私設移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に私設移動通信サービス領域内であることを表す所定ビットを有するシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、
     移動通信端末機から私設移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む位置登録メッセージを受信する段階と、
     該位置登録メッセージを受信すると、移動通信端末機を位置登録し、マナーモード変換機能の実行を指示するビットを含む私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージを伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  28.  私設移動通信サービスが可能である状態を表すメッセージは、該私設移動通信サービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項27記載の方法。
  29.  一つ以上の移動通信端末機が移動通信ネットワークの特定領域内に進入する場合、移動通信システムが該一つ以上の移動通信端末機にマナーモード変換機能を実行させる方法において、
     移動通信サービス領域内の一つ以上の移動通信端末機に特定領域であることを表すビットを有するシステムパラメータメッセージをブロードキャスティングする段階と、
     移動通信端末機から特定領域の移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む登録メッセージを受信する段階と、
     移動通信システムの加入者データベースを検索して移動通信端末機が登録されているか否かを判断し、その結果に応じて移動通信端末機を位置登録し、マナーモード変換機能の実行を指示するビットを含む特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを移動通信端末機に伝送する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  30.  特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項29記載の方法。
  31.  移動通信端末機が移動通信システムの特定領域内に進入する場合にマナーモード変換機能を実行する方法において、
     移動通信システムからブロードキャスティングされるシステムパラメータメッセージを受信すると、該システムパラメータメッセージ内の特定領域のサービス領域であることを表す所定ビットを検査して特定領域のサービス領域内であるかを判断する段階と、
     特定領域のサービス領域内であると、特定領域の移動通信システムへの登録を要求する所定の登録タイプを含む登録メッセージを伝送する段階と、
     移動通信システムから移動通信ネットワークの特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージを受信し、該メッセージ内にマナーモード変換機能の実行を指示するビットが含まれていると、マナーモード変換機能を実行する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  32.  特定領域のサービスが可能である状態を表すメッセージは、該特定領域のサービスが可能である状態を表す所定のフィールドを含むFNMである請求項31記載の方法。
JP2003318928A 2002-09-10 2003-09-10 移動通信システムにおける移動通信端末機への特定サービスネットワーク進入通知方法、この方法を実行可能なコンピュータ読取可能媒体及びマナーモードへの変換方法 Expired - Fee Related JP4220866B2 (ja)

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