JP2004104735A - 画像処理装置、生成装置および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生成装置30は、複数の異なる文書構成要素を含んだ文書データを入力し、異なる文書構成要素を表わすデータ毎に分割し、分割した複数のデータに対するラスタデータを各々作成し、出力するように構成する。一方、印刷エンジン35は、複数のラスタデータを入力し、複数のラスタデータから1つのラスタデータを1画素ごとに選択し、選択した画素に対して所定の処理をほどこして印刷データを作成し、出力するように構成する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ページ記述言語の形で提供される文書データからラスタデータを生成して印刷を行なう印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パーソナルコンピュータやディジタルカメラ等のホストコンピュータで作成した文書データには、文字,画像,表などの様々な種類の文書構成要素が存在していた。プリンタは、パーソナルコンピュータなどから文書データを受信すると、そのような文書構成要素の区別を考慮することなく、ページごとに1つの画像として、印刷用のラスタデータを生成していた。プリンタは、印刷用のデータに、解像度変換,色変換,ハーフトーン処理などの処理をほどこし、印刷データ(いわゆるロウデータ)を生成し、印刷を行なっていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−354165号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法でラスタデータを生成したのでは、文書構成要素ごとの特徴を活かした処理をすることができなかった。例えば、1つの画像内における文字データは、一般に画像データよりもデータサイズが小さく、扱いも簡単であるが、画像データとあわせて1つの文書として取り扱われていたために、文字データのみの圧縮などの処理をほどこすことができなかった。
【0005】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、文書構成要素ごとの特徴を活かして、印刷データを生成する技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決すべく、本発明に係る画像処理装置は、文字ラスタデータと画像ラスタデータとをそれぞれ別個に生成して合成するものであり、文字ラスタデータを生成する文字生成部と、生成された文字ラスタデータを格納する文字プレーンと、画像ラスタデータを生成する画像生成部と、生成された画像ラスタデータを格納する画像プレーンと、画像合成部とを備えている。そして、画像合成部は、文字プレーンが画像プレーンに優先するように画像合成の優先度が予め設定されている。
【0007】
ここで、本明細書にいう「ラスタデータ」とは、ラスタ走査可能に展開されたビットマップデータを意味する。
【0008】
文字プレーンを画像プレーンに優先するようにして画像合成を行うように予め設定してあるので、文字と画像の重なり合う部分のドットの階調や色彩を、文字優先で決定することができる。即ち、文字と画像の重なり合う部分では、文字の階調及び色彩が優先され、画像の階調及び色彩を無視することができ、容易に画像合成を行うことができる。
【0009】
具体的には、文字プレーンを構成する各ピクセルは、nビットで表現される複数の値のうちいずれか1つの値を設定可能であり、かつ複数の値のうちいずれか1つが透過色として設定されており、画像プレーンを構成する各ピクセルは、mビットで表現される複数の色を設定可能であり、透過係数を設定するための情報を有さない構成とすることができる。
【0010】
文字プレーンの各ピクセル(文字ピクセルとも呼ぶ)は、例えば、2ビット、3ビット、4ビット等のように比較的少ないデータ量で記述することができ、いずれか1つの値を各ピクセルに設定することができる。仮にn=1とすると、文字プレーンの各ピクセルは、「0」又は「1」のいずれかの値をとる。
【0011】
そして、「0」又は「1」のいずれかの値を予め透過色として設定する(ここでは説明の便宜上、「1」を特定色、「0」を透過色とする)。これにより、文字部分を特定の色で表示し、残余の部分が透明となった文字プレーンを生成することができる。この文字プレーンを画像プレーンに重ねると、文字プレーンで「1」がセットされたピクセルでは、対応する画像プレーンのピクセル(画像ピクセルとも呼ぶ)の値に関係なく、文字色が表示される。
【0012】
一方、文字プレーンで「0」がセットされたピクセルは透過色であるから、mビットで表現される画像ピクセルの色がそのまま表示される。文字と画像が重なり合う部分では文字が優先されて文字ピクセルが表示され、それ以外の部分では画像のピクセルがそのまま表示されるので、画像ピクセルの透明度を考慮する余地はない。従って、透過係数を規定する属性情報を画像ラスタデータが備える必要はなく、画像データのデータサイズを低減することができる。
【0013】
本発明の一態様では、複数の値のうち透過色が割り当てられた値を除くその他の値と任意の文字色とを対応付ける文字色制御テーブルを更に設け、該文字色制御テーブルで設定された文字色により文字プレーンの各ピクセルの色を決定するようになっている。
【0014】
例えば、文字プレーンのピクセルが透過色に設定されている値以外の値を取る場合、その値で文字色制御テーブルを参照することにより、予め設定された任意の色で表示させることができる。具体的には、例えば、文字ピクセルの値「1」に文字色「000000」を割り当てれば、当該ピクセルを黒色表示することができ、また、文字色「F00000」を割り当てれば、値「1」を取る文字ピクセルを赤く表示させることができる。
【0015】
本発明の一態様では、さらに、第1のデータ処理装置及び第2のデータ処理装置を備え、第1のデータ処理装置は、文字生成部と画像生成部を含んでなり、第2のデータ処理装置は、画像合成部を含んでなる。そして、文字プレーン及び画像プレーンは、第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置に共有されるバッファメモリに格納され、バッファメモリを介してラスタデータの受け渡しを行うようになっている。
【0016】
第1,第2のデータ処理装置としては、代表的にはCPUを挙げることができるが、CPU単体に限る意味ではなく、ROM,RAM、入出力ポート等を含んだものであってもよい。
【0017】
第1のデータ処理装置は文字ラスタデータ及び画像ラスタデータの生成を行って、各ラスタデータをバッファメモリの各プレーンにそれぞれ格納する。第2のデータ処理装置は、バッファメモリから各プレーンのデータを読み出して、文字ラスタデータと画像ラスタデータの合成を行う。このように、各データ処理装置間で機能を分散させることにより、いずれか一方のデータ処理装置に過度の負担がかかるのを防止することができる。
【0018】
また、バッファメモリには、複数の共有バッファ領域を設け、各共有バッファ領域を切り替えて使用してもよい。
【0019】
本発明の一態様では、第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とで複数のデータ処理機能を分担して実行することにより、入力された印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、プリントエンジンにより印刷させるプリンタにおいて、第1のデータ処理装置は、少なくとも印刷データ中の文字データを文字ラスタデータに変換する文字生成機能及び印刷データ中の画像データを画像ラスタデータに変換する画像生成機能を実行し、第2のデータ処理装置は、少なくとも文字ラスタデータと画像ラスタデータとを合成する合成機能と、合成されたラスタデータを色変換する色変換機能と、色変換されたラスタデータをハーフトーニング処理するハーフトーニング機能及びプリントエンジンを制御するエンジン制御機能とを実行し、第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とは、互いに共有するバッファメモリを介してデータの受け渡しを行い、さらに、文字プレーンを構成する各ピクセルは、nビットで表現される複数の値のうちいずれか1つの値を設定可能であり、かつ複数の値のうちいずれか1つが透過色として設定されており、画像プレーンを構成する各ピクセルは、mビットで表現される複数の色を設定可能であり、透過係数を設定するための情報を有さない構成となっている。
【0020】
印刷データは、例えば、ポストスクリプトやXHTML−print(拡張可能なハイパーテキストマークアップ言語で記述された印刷コマンド)等の高級な印刷言語で作成される。従って、印刷データの各印刷コマンドを解釈してラスタデータを生成するには、高度なデータ処理を必要とする。一方、ラスタデータを印刷用イメージデータに変換するのは、既に形成された各ドットパターンを色変換したり、ハーフトーニング処理等するだけでよく、機械的な処理となる。そこで、ラスタデータ生成までを第1のデータ処理装置で実行させ、ラスタデータ生成後の処理を第2のデータ処理装置で行わせることにより、各データ処理装置の負荷を分散させる。
【0021】
具体的には、高度な処理を要するデータ処理機能には、印刷データ中の文字データを文字ラスタデータに変換する文字生成機能と、印刷データ中の画像データを画像ラスタデータに変換する画像生成機能とが含まれており、それ以外のデータ処理機能には、文字ラスタデータと画像ラスタデータとを合成する合成機能と、合成されたラスタデータを色変換する色変換機能と、色変換されたラスタデータをハーフトーニング処理するハーフトーニング機能及びプリントエンジンを制御するエンジン制御機能とを含めることができる。
【0022】
そして、第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とは、互いに共有するバッファメモリを介してデータの受け渡しを行う。即ち、パラレルインターフェースやシリアルインターフェース等を用いてデータ通信を行うのではなく、両データ処理装置により共有されるバッファメモリを介して、ラスタデータの受け渡しを行う。ここで、ラスタデータはビットマップデータを意味し、バンド状のデータである必要はない。従って、例えば、インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタに限らず、レーザプリンタ等のページプリンタにも適用可能である。
【0023】
なお、他の観点に従えば、第1のラスタデータと第2のラスタデータとをそれぞれ別個に生成して合成する画像処理装置において、第1のラスタデータを生成する第1生成部と、生成された第1のラスタデータを格納する第1のプレーンと、第2のラスタデータを生成する第2生成部と、生成された第2のラスタデータを格納する第2のプレーンと、第1のプレーンが第2のプレーンに優先するように画像合成の優先度が予め設定されている画像合成部とを備えたことを特徴とする画像処理装置を得る。
【0024】
例えば、第1のラスタデータとして256色を表現可能な低階調の画像ラスタデータを、第2のラスタデータとしてRGB各8ビット階調で表現可能な高階調の画像ラスタデータをそれぞれ用い、色数の少ない画像ラスタデータを色数の多い画像ラスタデータに優先させて重ね合わせることもできる。
【0025】
本発明は、画像処理方法、画像処理装置を制御するためのプログラムとしても把握することができる。プログラムは、例えば、CD−ROMや光磁気ディスク、メモリ等の各種記録媒体に格納して配布することができるほか、通信ネットワークを介して配信することもできる。
【0026】
上記課題の少なくとも一部を解決する本発明の生成装置は、
文書データからラスタデータを生成する生成装置であって、
複数の異なる文書構成要素を含んだ前記文書データである対象文書データを入力する入力部と、
前記対象文書データを文書構成要素に応じて分割する分割部と、
前記分割された文書構成要素に対応したラスタデータを作成するラスタデータ作成部と、
前記ラスタデータ作成部が作成した複数のラスタデータを出力する出力部と
を備えることを特徴とする。
【0027】
本発明の生成装置によれば、文書構成要素ごとにラスタデータを作成することが可能となる。文書構成要素には、文字,画像,表などを含むので、例えば、文字と画像からなる文書データから、文字のみのラスタデータと画像のみのラスタデータを作成することができる。このような文書構成要素ごとのラスタデータには、文書構成要素に適した処理をほどこすことが可能である。
【0028】
また、分割部は、文書構成要素ごとに文書データを分割しなくてもよい。例えば、文字と画像と表からなる文書データを、文字のみと、画像と表に分割し、それぞれのラスタデータを作成してもよい。つまり、文字のみのラスタデータと、画像と表からなるラスタデータを作成するようにしてもよい。
【0029】
このような生成装置は、文書データを生成する装置に内蔵してもよいし、文書データを出力する装置に内蔵してもよいし、外付けにしてもよい。文書データを生成する装置には、パーソナルコンピュータやビデオゲーム機などのコンピュータ機器、デジタルカメラ,DVDプレーヤ,ビデオデッキ,ビデオカメラ,テレビ,セットトップボックス等の映像出力機器が挙げられる。更に、BS/CS/地上波デジタル放送対応のテレビやチューナも文書データを生成する機器である。文書データを出力する装置としては、例えば、プリンタやパーソナルコンピュータなどが存在する。
【0030】
また、文書データは、XML,HTML,XHTMLなどのマークアップ言語により記述されたデータなどがあげられる。
【0031】
前記ラスタデータ作成部が作成した複数のラスタデータに対して、各々ラスタデータのデータサイズを小さくする変換処理を行なう変換部を備え、
前記出力部は前記変換部が変換した複数のラスタデータを出力するような構成としても良い。
【0032】
このような変換部を備えることで、サイズが小さくなったラスタデータを出力することが可能となる。特に、文字のみで構成されるラスタデータは、データサイズを小さくすることが容易である。
【0033】
前記変換処理は、色の表現方法の変換および/または圧縮変換であってもよい。
【0034】
色の表現方法を変換したり、圧縮変換をしたりすると、ラスタデータのデータサイズを小さくして出力することができる。文字データは、1色で表現されることが多いので色の表現方法を変換することは有効である。
【0035】
前記文書構成要素は、文字と画像の2種類であってもよい。
【0036】
文書データは、主に文字と画像の2種類の文書構成要素から構成されている。この2種類のデータは区別が容易であり、文書構成要素ごとに分割しやすい。
【0037】
前記ラスタデータ作成部は、異なる解像度で、各ラスタデータを作成してもよい。
【0038】
そうすれば、各文書構成要素の特徴に応じた解像度のラスタデータを作成することが可能となる。
【0039】
一方、上記課題の少なくとも一部を解決する本発明の印刷装置は、
ラスタデータから印刷データを生成する印刷装置であって、
同一のページに印刷されるべき複数のラスタデータを入力するラスタデータ入力部と、
前記ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータの各画素における階調値に基づき、印刷用のラスタデータの階調値を1画素ごとに決定する階調決定部と、
前記決定された階調値に基づき、所定の処理をほどこして印刷データを作成する印刷データ作成部と、
前記印刷データ作成部が作成した印刷データを出力する印刷データ出力部と
を備えることを特徴とする。
【0040】
本発明の印刷装置によれば、少ないメモリで高速に、複数のラスタデータから1つの画像を、所定の処理をほどこしつつ印刷データとして合成することができる。階調値を決定する方法としては、複数のラスタデータのうちいずれか1つの階調値を選択してもよい。選択の際には、文書構成要素ごとに優先順位が決められていることが好ましい。また、各階調値に基づく演算(平均を求めるなど)を行なって階調値を決定してもよい。その際には、重みを考慮してもよい。
【0041】
また、上記課題の少なくとも一部を解決する本発明の印刷装置は、
ラスタデータから印刷データを生成する印刷装置であって、
前記出力部が出力した複数のラスタデータを入力するラスタデータ入力部と、ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータに対して個別に所定の処理をほどこすラスタデータ処理部と、
前記処理がほどこされた後の各画素における階調値に基づき、印刷データを1画素ごとに生成する印刷データ生成部と、
前記印刷データ生成部が生成した印刷データを出力する印刷データ出力部と
を備えるものとして構成してもよい。
【0042】
本発明の印刷装置によれば、複数のラスタデータに個別に所定の処理をほどこしてから、1つの画像を合成することが可能となる。処理をほどこしてから合成するので、各文書構成要素の画質を向上することができる。
【0043】
前記印刷データ作成部がほどこす所定の処理は、ハーフトーン処理,RGB表色系で記述された色のデータをCMY表色系の色のデータに変換する色変換処理,解像度変換処理のうち少なくとも1つであるものとしてもよい。
【0044】
これらの処理を適宜行なうことによって、印刷データを作成することができる。
【0045】
前記ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータに対してデータ形式を統一するための所定の前処理を個別に行なう処理部を備えるものとしてもよい。
【0046】
このようにすれば、入力したラスタデータに任意の処理がなされていても、印刷データを作成することが可能となる。
【0047】
前記処理部が行なう所定の前処理は、色の表現方法の変換,圧縮の解除,複数のラスタデータの解像度を統一する解像度変換のうち少なくとも1つとしてもよい。
【0048】
このようにすれば、入力したラスタデータの色の表現方法が変換されていたり、圧縮変換をされていたりしても、印刷データを作成することが可能となる。また、複数のラスタデータ間で解像度がそろってない場合に、解像度をそろえることもできる。
【0049】
前記印刷データ生成部は、解像度を変換しながら前記印刷データを生成するものとしてもよい。
【0050】
こうすれば、複数のラスタデータを1つの画像に合成する際に、解像度を変換することが可能となる。
【0051】
本発明は、上述した生成装置,印刷装置として構成する他、ラスタデータの生成方法,印刷データの生成方法,印刷方法など種々の態様で構成可能である。コンピュータによって、ラスタデータの生成,印刷データの生成,印刷装置の制御を行なわせるためのコンピュータプログラムとして構成してもよい。また、かかるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成してもよい。ここで、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM,光磁気ディスク,DVD,ICカード,ROMカートリッジ,パンチカード,バーコードなどの符号が印刷された印刷物,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置など、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、以下の項目に分けて説明する。
A.第一実施例:
A1.全体構成:
A2.機能ブロック:
A3.ラスタデータ:
A4.処理:
A5.効果:
B.第二実施例:
B1.処理:
B2.効果:
C.変形例:
【0053】
A.第一実施例:
A1.全体構成:
図1は、本発明の実施の形態の全体構成図である。コンピュータ20は、例えば、XHTML−print等の印刷言語によって文書データを生成するものである。コンピュータ20としては、例えば、パーソナルコンピュータ、ディジタルカメラ、携帯情報端末、携帯電話、衛星放送等を受信してディスプレイ装置に表示等させるためのセットトップボックス(STB)等を挙げることができる。
【0054】
プリンタ25は、パーソナルコンピュータを介さずに周辺機器から入力された文書データに基づいて印刷を行うことができるいわゆるダイレクト印刷可能なプリンタとして構成されている。プリンタ25は、後述のように、生成装置として機能するメインCPU,印刷装置として機能するサブCPU,共有バッファ及びプリントエンジンを備えている。
【0055】
A2.機能ブロック:
図2は、プリンタ25の機能ブロック図である。プリンタ25は、生成装置30,印刷エンジン35,共有バッファ40を備えている。生成装置30は、入力部45,分割部50,ラスタデータ作成部55,変換部57,圧縮部59,通信部60により構成されている。
【0056】
入力部45は、コンピュータ20から文書データを受信する。分割部50は、入力部45が受信した文書データのコマンドを解析し、文字を表示するためのコマンドと画像を表示するためのコマンドに分割する。文書データがXHTMLやXML(Extensible Markup Language)等で記述される場合、分割部50は、XHTMLやXMLを解釈する機能を備える。
【0057】
ラスタデータ作成部55は、文字を表示するためのコマンドから文字のラスタデータ(以下、文字ラスタデータとよぶ)を、画像を表示するためのコマンドから画像のラスタデータ(以下、画像ラスタデータとよぶ)を、それぞれ作成する。文字を表示するためのコマンドから文字のラスタデータを作成する際には、フォントメモリ等を参照する。画像のラスタデータの作成は、画像を表示するためのコマンドに従い、指定の画像を指定箇所に配置して行なう。
【0058】
変換部57は、文字ラスタデータの色の表現方法を変換する。圧縮部59は、画像ラスタデータと文字ラスタデータを圧縮する。通信部60は、作成した画像ラスタデータ及び文字ラスタデータを共有バッファ40の所定領域に書き込みしたり、印刷エンジン35に印刷コマンドを送信したりするなど、印刷エンジン35や共有バッファ40と通信する。
【0059】
印刷エンジン35は、コマンド解析部63,ラスタデータ入力部65,圧縮解除部70,解像度変換部73,選択部75,形式変換部77,印刷データ作成部80及び印刷データ出力部85を備えている。印刷データ作成部80には、色変換部81,H/T処理部82,インタレース処理部83が備わっている。
【0060】
コマンド解析部63は、生成装置30から入力された印刷コマンドを解釈する。ここで解釈されるコマンドとしては、例えば、印刷部数、拡大や縮小の指定等を挙げることができる。ラスタデータ入力部65は、共有バッファ40から生成装置30が保存した複数のラスタデータを入力する。
【0061】
圧縮解除部70は、圧縮されたラスタデータの圧縮を解除する。解像度変換部73は、解像度を変換する。選択部75は、1画素ごとに画像ラスタデータと文字ラスタデータから、どちらかを選択する。形式変換部77は、変換部57により変換された色の表現方法を元に戻す。
【0062】
印刷データ作成部80は、ラスタデータから印刷データを作成する。すなわち、色変換部81はRGB表色系等で記述された色をCMY表色系のデータに変換し、H/T処理部82は多階調データを面積階調に変換し、インタレース処理部83は、インタレース方式で印刷データを出力するための変換を行なう。印刷データ出力部85は、印刷データをプリンタエンジンに出力する。
【0063】
共有バッファ40は、生成装置30と印刷エンジン35に共有されるメモリである。生成装置30が共有バッファ40の所定領域に文字ラスタデータ及び画像ラスタデータを書き込むと、印刷エンジン35は、書き込まれた文字ラスタデータ及び画像ラスタデータを読み出して、両ラスタデータに対して処理を行う。
【0064】
A3.ラスタデータ:
図3は、処理対象の文書データによって表わされる文書87を表わした説明図である。文書87は「EP」「FH」などの文字と、背景画像の重ねあわせで構成されている。このような文書87を所定の幅毎に分け、その1つを1バンドとよぶ。バンドは処理単位を表わし、バッファサイズや処理速度に応じて任意に設定可能である。本実施例では、処理の迅速化を図るために、バンド単位で処理を行なう。
【0065】
図4は、図3の文書87の1バンドの文字ラスタデータ90を表わす説明図である。文字ラスタデータ90は単色のため、変換部57により、各ドットが「0」又は「1」のいずれかの値を取るように、色の表現方法が変換されている。値「1」をとるドットは、文字色制御テーブルT1により指定される任意の1色、例えば「黒」を表現するように設定されている。値「0」のドットは、「透過色」として設定されている。
【0066】
一方、図5は図3の文書87の1バンドの画像ラスタデータ95を表わす説明図である。画像ラスタデータ95は、各ドットがRGB各8ビット,合計24ビットの階調値をとるように構成されている。
【0067】
図6は、共有バッファ40の構成を示す模式図である。図6に示すように、共有バッファ40には、入力バッファB0と入力バッファB1の2つのバッファが設けられている。各入力バッファB0,B1は、印刷ジョブ毎にサイズが決定され、確保されるようになっている。そして、一方のバッファにラスタデータを書き込んでいる間に、他方のバッファからラスタデータを読み出して処理を行うというダブルバッファ方式を採用する。
【0068】
また、入力バッファB0には、文字ラスタデータ90を格納するためのバッファである文字プレーンCP0と、画像ラスタデータ95を格納するためのバッファである画像プレーンPP0が、設けられている。文字プレーンCP0,画像プレーンPP0は、印刷の横幅とバンド高さで決定される所定の大きさを有する。入力バッファB1に関しても同様である。
【0069】
A4.処理:
図7は、文書データから印刷データを生成し、出力するまでの処理を表わすフローチャートである。左側のフローチャートが生成装置30のフローチャートであり、右側のフローチャートが印刷エンジン35のフローチャートである。生成装置30の入力部45は、コンピュータ20から文書データを入力する(ステップS27)。分割部50は、入力部45が入力した文書データのコマンドを解析し、文字を表示するためのコマンドと画像を表示するためのコマンドに分割する(ステップS29)。
【0070】
ラスタデータ作成部55は、分割部50が分割した、文字を表示するためのコマンドから文字ラスタデータ90を、画像を表示するためのコマンドから画像ラスタデータ95を、それぞれ作成する(ステップS30)。その際、文字ラスタデータ90の解像度は720dpiで、画像ラスタデータ95の解像度は360dpiで作成する。
【0071】
変換部57は、文字ラスタデータ90の色の表現方法をデータサイズが小さくなるように変換する(ステップS32)。圧縮部59は、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95を圧縮する(ステップS34)。通信部60は、ラスタデータ作成部55が作成した画像ラスタデータ95及び文字ラスタデータ90を共有バッファ40に出力し(ステップS35)、印刷コマンドを印刷エンジン35に送信する(ステップS37)。
【0072】
コマンド解析部63は、生成装置30から印刷コマンドを受信する(ステップS40)。ラスタデータ入力部65は、コマンド解析部63からの指示を受け、共有バッファ40から生成装置30が保存した文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95を入力する(ステップS42)。圧縮解除部70は、入力した文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の圧縮を解除する(ステップS45)。解像度変換部73は、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の解像度を720dpiに統一する(ステップS47)。
【0073】
選択部75は、文字ラスタデータ90の1画素の値が1であるかどうか調べる。1である場合は(ステップS55)、その画素に文字が描かれていることを意味するため、文字ラスタデータ90の画素を選択する(ステップS60)。そして、形式変換部77は変換部57により変換された色の表現方法を元に戻す(ステップS62)。1ではない場合は(ステップS55)、その画素に文字は描かれていないことを意味するため、画像ラスタデータ95の画素を選択する(ステップS65)。このように選択することにより、画像の上に文字を重ねた状態のラスタデータを生成することができる。
【0074】
解像度変換部73は、選択した画素の解像度を2倍にする(ステップS67)。つまり、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95から得られるラスタデータ(以下、合成ラスタデータ100とよぶ)の解像度は1440dpiとなる。
【0075】
印刷データ作成部80は、解像度変換部73が解像度変換した後の画素から印刷データを作成する(ステップS70)。具体的には、色変換、つまりRGB表色系等で記述された色をCMY表色系のデータに変換し、H/T処理を行ない、インタレース処理を行なう。印刷データ出力部85は、印刷データ作成部80が作成した印刷データをプリントエンジンに出力する(ステップS75)。ステップS55〜S75までの処理は、ラスタデータの画素すべてに対して行なわれる。
【0076】
図8は、印刷エンジン35で行なわれる処理の様子を表わした説明図である。文字ラスタデータ90は720dpiで作成されており、画像ラスタデータ95は360dpiで作成されている。画像ラスタデータ95の解像度を720dpiに変更して、各画素について画像ラスタデータ95か文字ラスタデータ90を選択する。選択した画素について解像度を2倍にしていき、1440dpiの合成ラスタデータ100が得られる。この処理においては、図8に示すように、文字ラスタデータ90における値「1」の画素は黒になり、文字ラスタデータ90における値「0」の画素では画像ラスタデータ95のRGB24ビットの階調値をとる。
【0077】
本実施の形態では、透過係数又は不透明度をドット毎に設定してなるアルファチャネルを備えず、文字ラスタデータ90の値が「0」であるか「1」であるかにより合成ラスタデータ100の階調値及び色が定まる。各ラスタデータの透過係数を考慮して合成ラスタデータ100の階調値及び色彩を定めるのではなく、文字ラスタデータ90を優先し、画像ラスタデータ95は透過係数を有していない。ただし、アルファチャネルを備えるように構成してもよいし、文字ラスタデータ90,画像ラスタデータ95の双方の値を用いて合成ラスタデータ100を生成してもよい。
【0078】
次に、生成装置30と共有バッファ40と印刷エンジン35間の印刷コマンドやラスタデータのやりとり(以下、受け渡し処理とよぶ)について説明する。図9と図10は、受け渡し処理を示すフローチャートである。
【0079】
まず、生成装置30は、印刷サイズや印刷解像度等の印刷設定を含む印刷タスク情報を共有バッファ40の所定領域に書き込み(ステップS1)、印刷タスクの実行を要求するコマンドを印刷エンジン35のレジスタに書き込む(ステップS2)。
【0080】
印刷エンジン35は、印刷タスク実行コマンドを受けると、共有バッファ40の所定領域にアクセスして印刷タスク情報を読出し(ステップS3)、印刷サイズ等の情報に基づいて各入力バッファB0,B1の大きさを決定する。そして、入力バッファB0,B1を共有バッファ40内に確保し、確保した入力バッファB0,B1の情報(例えば、各バッファの先頭アドレス及びデータサイズ)を共有バッファ40の所定領域に書き込む(ステップS4)。
【0081】
印刷エンジン35は、入力バッファB0,B1を確保した後、生成装置30のレジスタに印刷タスク応答コマンドを書き込む(ステップS5)。なお、各入力バッファB0,B1の確保は生成装置30が行ってもよい。
【0082】
次に、生成装置30は、共有バッファ40から入力バッファ情報を読み込んで、文字ラスタデータ90及び画像ラスタデータ95を格納する入力バッファの位置を把握する(ステップS6)。そして、ページの先頭のバンドから文字ラスタデータ90及び画像ラスタデータ95をそれぞれ別個に形成し、第1の入力バッファB0の文字プレーンCP0,画像プレーンPP0にそれぞれ格納する(ステップS7)。
【0083】
先頭バンドの文字及び画像のラスタデータを格納した後、生成装置30は、印刷エンジン35のレジスタに、第1の入力バッファB0に格納されたラスタデータの印刷要求コマンドを書き込む(ステップS8)。これにより、印刷エンジン35は、第1の入力バッファB0にアクセスして、先頭バンドの文字ラスタデータ90及び画像ラスタデータ95を読出し(ステップS9)、色変換処理、ハーフトーン処理等を行って印刷する。
【0084】
なお、図中「ラスタデータ形成0」とあるのは、第1の入力バッファB0に書き込む文字及び画像のラスタデータを形成することを意味し、「ラスタデータ形成1」とあるのは、第2の入力バッファB1に書き込む文字及び画像のラスタデータを形成することを意味する。同様に、「印刷0」とは、第1の入力バッファB0に格納されたラスタデータを読み出して印刷処理を行うことを意味し、「印刷1」とは第2の入力バッファB1からラスタデータを読み出して印刷処理を行うことを意味する。
【0085】
印刷エンジン35が第1の入力バッファB0から読み出したラスタデータの印刷処理を行っている間も、これに並行して生成装置30は、次のバンドのラスタデータを生成している。次バンドのラスタデータは、第2の入力バッファB1に格納される(ステップS10)。第2の入力バッファB1の各文字プレーンCP1,画像プレーンPP1にラスタデータをそれぞれ格納した後、生成装置30は印刷エンジン35に対して、第2の入力バッファB1のラスタデータを印刷処理するように要求する(ステップS11)。
【0086】
印刷エンジン35は、先頭バンドの印刷を終えると、第1の入力バッファB0のラスタデータの印刷が完了したことを生成装置30に通知する(ステップS12)。これにより、生成装置30は、第3番目のバンドのラスタデータを生成して第1の入力バッファB0に格納する(ステップS13)。
【0087】
以下、同様に、生成装置30は、使用する入力バッファを切り替えながらラスタデータを印刷エンジン35に受け渡し、印刷エンジン35は各バンドの印刷を終えるたびに印刷完了を報告する(ステップS14〜S24(図9,図10参照))。
【0088】
そして、生成装置30は、ページの最終バンドのラスタデータを印刷エンジン35に印刷指示した後、印刷タスクの終了を応答するように印刷エンジン35に要求する(ステップS25)。印刷エンジン35は、最終バンドの印刷を終えると、ページ印刷が完了した旨を生成装置30に通知する(ステップS26)。
【0089】
A5.効果:
このように構成される本実施の形態によれば、印刷データを解釈してバンド毎のラスタデータを生成するためのデータ処理機能(文字ラスタデータ90生成、画像ラスタデータ95生成及びバンド制御)を生成装置30で実行させると共に、バンド単位のラスタデータ生成後に行われるその他の処理(解像度変換,色変換,H/T処理など)を印刷エンジン35で実行させるため、生成装置30,印刷エンジン35のいずれか一方に過大な負荷がかかるのを防止することができる。
【0090】
また、共有バッファ40に確保される複数の入力バッファB0,B1を介してラスタデータを受け渡すため、一方の入力バッファ内のラスタデータが印刷エンジン35によって印刷処理されている間、生成装置30は他方の入力バッファに新たなバンドのラスタデータを書き込むことができ、生成装置30と印刷エンジン35とを並列動作させて高速な印刷を行うことができる。
【0091】
さらに、各入力バッファB0,B1には、文字ラスタデータ90を格納するための文字プレーンCPと画像ラスタデータ95を格納するための画像プレーンPPをそれぞれ形成するため、生成装置30は、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95とをそれぞれ別個に生成することができ、両ラスタデータから合成ラスタデータ100を得る処理を印刷エンジン35によって行わせることができる。
【0092】
また、文字ラスタデータ90が画像ラスタデータ95に優先するようにラスタデータ間の優先度を予め設定し、文字ラスタデータ90上で透過色が設定されている画素のみ画像ラスタデータ95の画素を選択するため、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95から容易に合成ラスタデータ100を得ることができる。
【0093】
また、文字ラスタデータ90を優先し、画像ラスタデータ95にはアルファチャネルのような透明度の情報を設けない場合には、画像ラスタデータ95のデータサイズを低減することができる。
【0094】
更に、ラスタデータのデータサイズを小さくする変換部57や圧縮部59を設けることにより、データサイズをさらに小さくすることが可能となる。
【0095】
B.第二実施例:
B1.処理:
第二実施例では、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95から、それぞれ印刷データを作成してから、画素を選択する。図11は、第二実施例における、文書データから印刷データを生成し出力するまでの処理を表わすフローチャートである。左側のフローチャートが生成装置30のフローチャートであり、右側のフローチャートが印刷エンジン35のフローチャートである。生成装置30は文字ラスタデータ90の解像度は720dpiで、画像ラスタデータ95の解像度は360dpiで作成する。印刷エンジン35の圧縮解除部70は、入力した文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の圧縮を解除し(ステップS108)、形式変換部77は、文字ラスタデータ90の色の表現方法を元に戻す(ステップS110)。更に解像度変換部73は、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の解像度を720dpiに統一する(ステップS112)。
【0096】
印刷データ作成部80が、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の各画素から、一旦個別に印刷データを作成する(ステップS120)。作成された印刷データを、それぞれ文字印刷データ105、画像印刷データ110とよぶ。次に、選択部75が、文字印刷データ105の1画素の値が、ドットを形成することを示しているかどうか調べる。ドットを形成する場合は(ステップS125)、文字印刷データ105の画素を選択する(ステップS130)。ドットを形成しない場合は(ステップS125)、画像印刷データ110の画素を選択する(ステップS135)。更に、解像度変換部73は、選択した画素の解像度を2倍にする(ステップS137)。つまり、合成の印刷データ(以下、合成印刷データ115とよぶ)の解像度は1440dpiとなる。
【0097】
図12は、第二実施例における印刷エンジン35で行なわれる処理の様子を表わした説明図である。文字ラスタデータ90は720dpiで作成されており、画像ラスタデータ95は360dpiで作成されている。画像ラスタデータ95の解像度を720dpiに変更して、各ラスタデータについて印刷データを作成する。次に、画素ごとに、文字印刷データ105か画像印刷データ110を選択する。選択した画素について解像度を2倍にしていき、1440dpiの合成印刷データ115が得られる。
【0098】
B2.効果:
このように構成される本実施の形態によれば、印刷データを作成した後に画素を選択するので、より鮮明な印刷データを得ることが可能である。
【0099】
C.変形例:
なお、上述した本発明の各実施の形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなく、他の様々な態様で本発明を実施できる。
【0100】
例えば、文字ラスタデータ90は、「1」又は「0」のいずれかを取る2値データとして構成する場合を述べたが、これに限らず、文字ラスタデータ90を3ビット以上に形成してもよい。文字ラスタデータ90の画素を3ビット表現する場合、例えば、「000」は透過色、「001」は黒、「010」は赤、「011」は青、「110」は緑、「111」は白のように、複数の文字色で文字を印刷することができる。
【0101】
また、画像処理装置としてプリンタ25を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、複写機、ファクシミリ装置、複合機(複写機能や印刷機能を備えるもの)等の他の画像処理装置にも適用可能である。また、インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタに限定されず、レーザプリンタ等のページプリンタにも適用可能である。
【0102】
さらに、文字ラスタデータ90を画像ラスタデータ95に優先させて、画像の画素の値を文字の画素の値で置き換える場合を例示したが、これに限らず、例えば、256色の画像ラスタデータ95とそれ以上の色数を表現可能な画像ラスタデータ95から合成ラスタデータ100を得る等のように、階調数の低い画像ラスタデータ95を優先させて、階調数の高い画像ラスタデータ95の値を、階調数の低い画像ラスタデータ95の値で置き換える場合にも適用できる。
【0103】
また、印刷エンジン35内の各処理はASICとして構成してもよい。ラスタデータ生成後の各処理は、高度なコマンド解釈等を行う必要がなく、機械的に定型処理を行うだけであるから、各部の機能を容易にハードウェア化することができる。
【0104】
圧縮処理や色の表現方法を変える処理は、必ずしも必要ではなく、データサイズを小さくしたいときのみ行なえばよい。画素選択後の解像度変換も必ずしも必要ではない。更に、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の解像度が一致するように生成装置30がラスタデータを作成すれば、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の解像度をそろえる処理も必要がなくなる。
【0105】
また、各処理の順序は適宜変更可能である。つまり、文字ラスタデータ90と画像ラスタデータ95の解像度をそろえる処理は、画素を選択する前に行なえばよいし、文字ラスタデータ90の色の表現方法を元に戻す処理は、印刷データ作成前に行なえばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成図である。
【図2】プリンタ25の機能ブロック図である。
【図3】処理対象の文書87を表わした説明図である。
【図4】文字ラスタデータ90を表わす説明図である。
【図5】画像ラスタデータ95を表わす説明図である。
【図6】共有バッファ40の構成を示す模式図である。
【図7】第一実施例における、文書データから印刷データを生成し出力するまでの処理を表わすフローチャートである。
【図8】第一実施例における、印刷エンジン35で行なわれる処理の様子を表わした説明図である。
【図9】生成装置30と共有バッファ40と印刷エンジン35間の受け渡し処理を示すフローチャートである。
【図10】生成装置30と共有バッファ40と印刷エンジン35間の受け渡し処理を示すフローチャートである。
【図11】第二実施例における、文書データから印刷データを生成し出力するまでの処理を表わすフローチャートである。
【図12】第二実施例における、印刷エンジン35で行なわれる処理の様子を表わした説明図である。
【符号の説明】
20…コンピュータ
25…プリンタ
30…生成装置
35…印刷エンジン
40…共有バッファ
45…入力部
50…分割部
55…ラスタデータ作成部
57…変換部
59…圧縮部
60…通信部
63…コマンド解析部
65…ラスタデータ入力部
70…圧縮解除部
73…解像度変換部
75…選択部
77…形式変換部
80…印刷データ作成部
81…色変換部
82…H/T処理部
83…インタレース処理部
85…印刷データ出力部
87…文書
90…文字ラスタデータ
95…画像ラスタデータ
100…合成ラスタデータ
105…文字印刷データ
110…画像印刷データ
115…合成印刷データ
B0…第1の入力バッファ
B1…第2の入力バッファ
CP…文字プレーン
CP0…文字プレーン
CP1…文字プレーン
PP…画像プレーン
PP0…画像プレーン
PP1…画像プレーン
T1…文字色制御テーブル
Claims (23)
- 文字ラスタデータと画像ラスタデータとをそれぞれ別個に生成して合成する画像処理装置において、
文字ラスタデータを生成する文字生成部と、
前記生成された文字ラスタデータを格納する文字プレーンと、
画像ラスタデータを生成する画像生成部と、
前記生成された画像ラスタデータを格納する画像プレーンと、
前記文字プレーンが前記画像プレーンに優先するように画像合成の優先度が予め設定されている画像合成部とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記文字プレーンを構成する各ピクセルは、nビットで表現される複数の値のうちいずれか1つの値を設定可能であり、かつ前記複数の値のうちいずれか1つが透過色として設定されており、
前記画像プレーンを構成する各ピクセルは、mビットで表現される複数の色を設定可能であり、透過係数を設定するための情報を有さない構成である請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記複数の値のうち透過色が割り当てられた値を除くその他の値と任意の文字色とを対応付ける文字色制御テーブルを更に設け、該文字色制御テーブルで設定された文字色により前記文字プレーンの各ピクセルの色が決定される請求項2に記載の画像処理装置。
- さらに、第1のデータ処理装置及び第2のデータ処理装置を備え、
前記第1のデータ処理装置は、前記文字生成部と前記画像生成部を含んでなり、
前記第2のデータ処理装置は、前記画像合成部を含んでなり、
前記文字プレーン及び前記画像プレーンは、前記第1のデータ処理装置と前記第2のデータ処理装置に共有されるバッファメモリに格納され、
前記バッファメモリを介してラスタデータの受け渡しを行うようになっている請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記バッファメモリには、複数の共有バッファ領域が設けられ、該各共有バッファ領域を切り替えて使用する請求項4に記載の画像処理装置。
- 文字ラスタデータと画像ラスタデータとをそれぞれ別個に生成して合成する画像処理方法において、
文字ラスタデータを生成するステップと、
前記生成された文字ラスタデータを文字プレーンに格納させるステップと、
画像ラスタデータを生成するステップと、
前記生成された画像ラスタデータを画像プレーンに格納させるステップと、
前記文字プレーンが前記画像プレーンに優先するように、前記各プレーンを重ね合わせて合成するステップと、を含んでなる画像処理方法。 - 文字ラスタデータと画像ラスタデータとをそれぞれ別個に生成して合成する画像処理装置を制御するプログラムにおいて、
文字ラスタデータを生成させる機能と、
前記生成された文字ラスタデータを文字プレーンに格納させる機能と、
画像ラスタデータを生成させる機能と、
前記生成された画像ラスタデータを画像プレーンに格納させる機能と、
前記文字プレーンが前記画像プレーンに優先するように前記各プレーンを重ね合わせて合成する機能と、
をコンピュータ上に実現するためのプログラム。 - 第1のデータ処理装置と第2のデータ処理装置とで複数のデータ処理機能を分担して実行することにより、入力された印刷データに基づいて印刷用イメージデータを生成し、プリントエンジンにより印刷させるプリンタにおいて、
前記第1のデータ処理装置は、
少なくとも前記印刷データ中の文字データを文字ラスタデータに変換する文字生成機能及び前記印刷データ中の画像データを画像ラスタデータに変換する画像生成機能を実行し、
前記第2のデータ処理装置は、
少なくとも前記文字ラスタデータと前記画像ラスタデータとを合成する合成機能と、合成されたラスタデータを色変換する色変換機能と、色変換されたラスタデータをハーフトーニング処理するハーフトーニング機能及び前記プリントエンジンを制御するエンジン制御機能とを実行し、
前記第1のデータ処理装置と前記第2のデータ処理装置とは、互いに共有するバッファメモリを介してデータの受け渡しを行い、
さらに、前記文字プレーンを構成する各ピクセルは、nビットで表現される複数の値のうちいずれか1つの値を設定可能であり、かつ前記複数の値のうちいずれか1つが透過色として設定されており、
前記画像プレーンを構成する各ピクセルは、mビットで表現される複数の色を設定可能であり、透過係数を設定するための情報を有さない構成であることを特徴とするプリンタ。 - 前記第2のデータ処理装置により実行される前記各データ処理機能の全部又は一部はハードウェア回路として実装されている請求項8に記載のプリンタ。
- 文書データからラスタデータを生成する生成装置であって、
複数の異なる文書構成要素を含んだ前記文書データである対象文書データを入力する入力部と、
前記対象文書データを、文書構成要素に応じて分割する分割部と、
前記分割された文書構成要素に対応したラスタデータを作成するラスタデータ作成部と、
前記ラスタデータ作成部が作成した複数のラスタデータを出力する出力部と
を備えた生成装置。 - 請求項10記載の生成装置であって、
前記ラスタデータ作成部が作成した複数のラスタデータに対して、各々ラスタデータのデータサイズを小さくする変換処理を行なう変換部を備え、
前記出力部は前記変換部が変換した複数のラスタデータを出力する生成装置。 - 前記変換処理は、色の表現方法の変換および/または圧縮変換である請求項11記載の生成装置。
- 前記文書構成要素は、文字と画像の2種類である請求項10記載の生成装置。
- 前記ラスタデータ作成部は、異なる解像度で、各ラスタデータを作成する請求項10記載の生成装置。
- ラスタデータから印刷データを生成する印刷装置であって、
同一のページに印刷されるべき複数のラスタデータを入力するラスタデータ入力部と、
前記ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータの各画素における階調値に基づき、印刷用のラスタデータの階調値を1画素ごとに決定する階調決定部と、
前記決定された階調値に基づき、所定の処理をほどこして印刷データを作成する印刷データ作成部と、
前記印刷データ作成部が作成した印刷データを出力する印刷データ出力部と
を備えた印刷装置。 - ラスタデータから印刷データを生成する印刷装置であって、
同一のページに印刷されるべき複数のラスタデータを入力するラスタデータ入力部と、
ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータに対して個別に所定の処理をほどこすラスタデータ処理部と、
前記処理がほどこされた後の各画素における階調値に基づき、印刷データを1画素ごとに生成する印刷データ生成部と、
前記印刷データ生成部が生成した印刷データを出力する印刷データ出力部と
を備えた印刷装置。 - 前記印刷データ作成部がほどこす所定の処理は、ハーフトーン処理,RGB表色系で記述された色のデータをCMY表色系の色のデータに変換する色変換処理,解像度変換処理のうち少なくとも1つである請求項15または16記載の印刷装置。
- 前記ラスタデータ入力部が入力した複数のラスタデータに対してデータ形式を統一するための所定の前処理を個別に行なう処理部を備える請求項15または16記載の印刷装置。
- 前記処理部が行なう所定の前処理は、色の表現方法の変換,圧縮の解除,複数のラスタデータの解像度を統一する解像度変換のうち少なくとも1つである請求項18記載の印刷装置。
- 前記印刷データ生成部は、解像度を変換しながら前記印刷データを生成する請求項16記載の印刷装置。
- 文書データからラスタデータを生成する生成方法であって、
複数の異なる文書構成要素を含んだ前記文書データである対象文書データを入力し、
前記対象文書データを、文書構成要素に応じて分割し、
前記分割された文書構成要素に対応したラスタデータを作成し、
前記ラスタデータを各々出力する
生成方法。 - ラスタデータから印刷データを生成する印刷方法であって、
同一のページに印刷されるべき複数のラスタデータを入力し、
前記入力した複数のラスタデータの各画素における階調値に基づき、印刷用のラスタデータの階調値を1画素ごとに決定し、
前記決定された階調値に基づき、所定の処理をほどこして印刷データを作成し、
前記作成した印刷データを出力する
印刷方法。 - ラスタデータから印刷データを生成する印刷方法であって、
同一のページに印刷されるべき複数のラスタデータを入力し、
前記入力した複数のラスタデータに対して個別に所定の処理をほどこし、
前記処理がほどこされた後の各画素における階調値に基づき、印刷データを1画素ごとに生成し、
前記生成した印刷データを出力する
印刷方法。
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