JP2004104470A - 通信装置、通信方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】CCI(記録制御情報)の多様化に対応する
【解決手段】取得したコンテンツデータに付加される記録制御情報を抽出し、その上で該記録制御情報の内容を認識する。そして、この認識結果に応じて、上記コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容を、外部装置側がこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する。その上で、このようにして生成した記録制御情報を、当該コンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する。これにより、コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容が、外部装置側が対応していないものであった場合にも、結果的にこの記録制御情報の内容に基づいたコピーコントロールを実現できる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタル伝送路を介してコンテンツデータと共に記録制御情報の送出を行う通信装置、及びこの通信装置における通信方法、及びこの通信装置が実行するプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年におけるデジタル技術の発達に伴い、AV(Audio Visual)データ等のコンテンツデータをデジタルデータにより記録・再生するということが一般に可能となっている。
デジタルデータによるAVコンテンツは、アナログデータの場合と比較して高音質・高画質であり、また複製時における品質の劣化が殆どないことより、著作権の保護の観点から、より厳重なコピーコントロールが求められている。
【0003】
このようなコピーコントロールの手法として、従来よりSCMS(Serial Copy Management System)が知られている。このSCMSでは、例えばCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)等の記録メディアに対してコンテンツデータと共にCCI(Copy Control Information)と呼ばれる記録制御情報を記録することが行われる。そして、このようなCCIが付加されたコンテンツを、例えばIEC60958等のデジタル伝送路を介して送信機側(再生側)から受信機側(記録側)にパケット化して送出する際に、該CCIをパケット内に格納して送出することにより、受信機側においてこのCCIの内容に基づいたコピーコントロールを行うようにするものである。
現状において、このようなCCIとしては、無制限なコピーを許可する「コピーフリー」、一世代コピーのみを許可する「一世代コピー可」、及びコピーを一切許可しない「コピー不可」の3タイプのみが規定される。
【0004】
また、従来のコピーコントロールの手法として、例えばSACD(Super Audio CD)やDVD(Digital Versatile Disc)等のメディアに記録されたコンテンツデータをIEEE(Institute of Electrical Engineers)1394伝送路を介してやりとりする場合は、機器間の認証処理や伝送ストリームの暗号化を行うDTCP(Digital Transmission Content Protection)が採用され、コンテンツデータの無制限な伝送を防止している。
そして、このようなDTCPによるコピーコントロールにおいてもCCIが使用され、この場合におけるCCIとしては「コピー不可(no more copies)」のみを送出するようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したようにしてAVコンテンツをデジタル記録することが一般に広まることに伴っては、今後、著作権保護強化の要求がさらに高まり、同時に著作権保護の形態も多様化することが予想される。そして、このために、上記のようなCCIの内容を多様化させることが考えられている。
【0006】
しかしながら、前述したようなCCIを用いたコピーコントロールを行う際、送信機側は、読み出したCCIを、受信機側からの再生要求に応じてコンテンツと共にそのままパケットに内に格納して伝送路に送出するようにされている。従って、この場合、上記CCIの内容に応じたコピーコントロールは、受信機側のみに依存して行われているということになる。
【0007】
このため、上記のようにして著作権保護形態の多様化に伴いCCIの種類を追加するといった場合には、このように追加された内容に応じたコピーコントロールの動作が行われるよう、その都度、受信機側の設定を変更しなければならない。しかしながら、これを実現することは極めて困難であることより、実質的に従来のコピーコントロールの手法を踏襲した場合には、新たに追加したCCIの内容に応じたコピーコントロールを適切に行い得ないこととなる。
【0008】
また、上記したようにCCIの内容がこれまでよりも多様化されてくるとした場合には、これに応じた記録制御動作もより高度となることが考えられる。そして、このような場合において、上記のようにしてCCIの内容に応じたコピーコントロールを受信機側のみに依存して行うようにすることによっては、適正なコピーマネージメントが実現されなくなる場合が生じてくることが考えられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では以上のような問題点に鑑み、通信装置として以下のように構成することとした。
すなわち、先ず、コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出手段と、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置との間でデータ通信を行うインターフェイス手段とを備えるようにする。
その上で、上記抽出手段により抽出された上記記録制御情報の内容を認識することのできる認識手段と、上記認識手段による認識結果に基づいて、上記抽出手段により抽出された記録制御情報の内容を、上記外部装置が認識してコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換手段とを備え、さらに、上記情報変換手段により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記インターフェイス手段を介して上記外部装置に対して送出することのできる送出手段を備えるようにした。
【0010】
また、本発明では通信方法として以下のようにすることとした。
すなわち、先ず、コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理を実行し、さらに、上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理とを実行する。
その上で、上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理を実行するようにした。
【0011】
さらに、本発明ではプログラムとして以下のようにすることとした。
つまり、コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理と、上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理と、上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理とを通信装置に実行させるようにした。
【0012】
また、本発明では、記録媒体として以下のようにすることとした。
つまり、コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理と、上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理と、上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理とを通信装置に実行させるプログラムを記録するようにした。
【0013】
上記本発明によれば、先ず、取得されたコンテンツデータから記録制御情報が抽出され、その上で該記録制御情報の規定する内容が認識される。そして、この認識結果に応じて、上記コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容が、外部装置が認識してコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換される。その上で、このようにして内容の変換された記録制御情報が、当該コンテンツデータに付加されて上記外部装置に対して送出される。
これにより、上記本発明によっては、当該コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容が外部装置側の対応していないものであった場合にも、上記のようにしてその内容が変換されることで、結果的にこの記録制御情報の内容に基づいたコピーコントロールを実現することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信装置が、ディスク記録媒体についての再生を行うディスク再生装置として適用される場合を例に実施の形態の説明を行う。
図1は、本実施の形態の通信装置としてのディスク再生装置1の内部構成例を示したブロック図である。
この図1に示すディスク再生装置1は、例えばCD(Compact Disc)、SACD(Super Audio CD)、DVD(Digital Versatile Disc)のそれぞれについて対応可能なディスク再生装置としての機能を有しており、装填されたディスクについての再生を行う。そして、ディスクから再生して得られるオーディオデータを、データバス21を介して送信出力することが可能とされる。
なお公知のように、CDから再生されるオーディオデータは、サンプリング周波数44.1KHz、16ビット量子化のリニアPCMデータである。
またDVDが再生される場合は、オーディオデータだけでなくビデオデータが再生される場合がある。
SACDは、ΣΔ変調を用いた1ビットデジタルオーディオ信号方式(DSD:Direct Stream Digital)を用いたメディアである。このDSD信号は、CDのサンプリング周波数fs(fs=44.1KHz)の64倍という高いサンプリング周波数による1ビット量子化のPCMオーディオデータであり、可聴周波数帯域を越えた信号再生を可能としている。
このようなSACDに対応するために、ディスク再生装置1はDSD信号対応のデコード機能を有する。
【0015】
図1において、先ずディスク100は、CD,SACD,DVD等の何れかとされ、オーディオデータ、ビデオデータ等の所要のコンテンツデータが記録される。そして、再生可能位置に装填されたディスク100は、再生動作時においてスピンドルモータ2によって例えば一定線速度(CLV)等の所要の回転制御方式により回転駆動される。そして光学ヘッド3によってディスク100にピット形態(エンボスピット、相変化ピット、色素変化ピット等)で記録されているデータが読み出され、RFアンプ5に供給される。光学ヘッド3において対物レンズ3aは2軸機構3bによって保持され、トラッキング及びフォーカス方向に変位可能とされる。
また光学ヘッド3はスレッド機構4によってディスク100の半径方向に移動可能とされる。
【0016】
RFアンプ5では再生RF信号のほか、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、これらのエラー信号はサーボ回路6に供給される。
サーボ回路6はフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキング駆動信号、スレッド駆動信号等の各種駆動信号を生成し、2軸機構3b、及びスレッド機構4の動作を制御する。つまり、フォーカスサーボ制御及びトラッキングサーボ制御を実行する。
また、RFアンプ5において二値化された再生RF信号は、タイミングジェネレータ10に対しても出力されており、タイミングジェネレータ10においては、この再生RF信号の波形タイミングに基づいて、タイミング信号を生成してCLVプロセッサ11に対して出力する。CLVプロセッサ11では、入力されたタイミング信号に基づいて、スピンドルモータ31を所要のCLV速度により回転制御するための駆動信号を生成してスピンドルモータに供給する。これにより、ディスク100をCLVにより回転駆動するためのスピンドルサーボ制御が実行される。
またサーボ回路6,タイミングジェネレータ10に対しては、スピンドル起動/停止、各サーボ整定、トラックジャンプ、アクセスその他の必要処理を行うようにシステムコントローラ12が制御を行う。
【0017】
再生RF信号はDSDデコーダ7、AVデコーダ8に供給される。
CD、DVDの再生時にはAVデコーダ8が機能するように、またSACDの再生時にはDSDデコーダ7が機能するように、システムコントローラ12によって制御される。
AVデコーダ8は、CDから再生され2値化された再生信号(EFM信号)に対してEFM復調,エラー訂正デコード、デスクランブル等を行なう。またDVDから再生され2値化された再生信号(EFM+変調信号)に対してEFM+復調,エラー訂正デコード、デスクランブル等を行う。
これらによって例えば16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのフォーマットのオーディオデータにデコードを行い、データインターフェイス20に供給する。
また、AVデコーダ8は、ビデオデコーダとしての機能も備え、DVD再生時にはビデオ信号のデコードも行う。
【0018】
DSDデコーダ7は、SACDから再生され2値化された再生信号からDSD信号をデコードする。DSD信号はデータインターフェイス20に供給される。
なお、SACDは記録面が2層構造のディスクとされ、一方の層はDSD方式のデータ、他方の層はCD方式のデータが記録されるものもある。CD方式のデータが記録された層が再生される場合は、そのデコード処理はAVデコーダ8において行われることになる。
【0019】
またAVデコーダ8、DSDデコーダ7では、例えばTOC(Table Of Contents)情報やCCI(Copy Control Information)等に代表される、オーディオデータ或いはビデオデータをメインデータとした場合のサブデータを抽出可能な構成を採っている。
これらの情報のうち、TOCについては、システムコントローラ12に供給されることで各種制御に用いられる。
また、CCIについては、システムコントローラ12に供給され、後に図6〜図9に示すコピーコントロールのための処理動作が実行される際に用いられるのであるが、これついては後述する。
なお、ここで言う上記CCIとは、例えばCDにおいてはサブコードに対して書き込まれ、またDVD、SACDにおいては各フレームの所定位置に対して書き込まれる記録制御情報を総称するものである。
【0020】
RFアンプ5にて二値化された再生RF信号は、PLL回路9に対しても供給される。
PLL回路9は、入力されたEFM信号のチャンネルビットに同期したクロックを出力する。このクロックは、例えばDSDデコーダ7及びAVデコーダ8以降の信号処理回路系のクロックとして利用される。
【0021】
デコードされデータインターフェイス20に入力されたオーディオデータは、所要の伝送フォーマットに適合するデータに変換され、データバス21を介して外部機器に対して送信出力される。
なお、DSDデータの送信出力の際は、データに対してインターフェイスコントローラ16に指示された暗号鍵で暗号化が行われるものとなる。
【0022】
システムコントローラ12は、図示するROM13,RAM14、及び図示しないCPU等を備え、上記してきた各部の動作の制御を行う。
ROM13には、このディスク再生装置1における各種動作を実現するためのプログラム等が格納される。特に、本実施の形態の場合、このROM13にはシステムコントローラ12が後に図6〜図9に示す処理動作を実行するためのプログラムが格納されている。
RAM14には、システムコントローラ12が各種処理を実行するのに必要なデータやプログラム等が適宜保持される。
【0023】
このシステムコントローラ12は、例えばディスク100装填時における処理動作として、ディスク100に記録されている管理情報、即ちTOCの読み出し動作を実行させる。そして、この管理情報に応じてディスク100に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを判別することにより、ディスク100の再生動作制御を行う。
具体的には、システムコントローラ12は、先ずディスク100が装填されるのに応じ、ディスクの最内周側(リードインエリア)の再生動作を実行させることによってTOC情報を抽出する。そして、このTOC情報を例えばRAM14などに記憶させておき、以後ディスク100に対する再生動作の際に参照できるようにする。
【0024】
上記のようなシステムコントローラ12に対しては、NV−RAM15も備えられる。
このNV−RAM15は不揮発性メモリとされ、システムコントローラ12が各種制御を行うために必要な情報が格納される。
本実施の形態の場合、このNV−RAM15には、後述するようなCCIに基づいたコピーコントロール処理を行う際に参照されるデータが記録される。
【0025】
また、システムコントローラ12に対しては、インターフェイスコントローラ16、及びユーザインターフェイス17がそれぞれ相互通信可能に接続される。
ユーザインターフェイス17はユーザの操作やユーザに対する表示出力に対応する制御を行う。即ちユーザインターフェイス17に対しては、操作部19からの情報が入力される。
操作部19は、例えば各種キーより成るものとされ、この操作部19に対して行われた操作に応じた操作情報がユーザインターフェイス17を介してシステムコントローラ12に供給される。
システムコントローラ12では、上記のようにして入力されてくる操作情報に応答した所要の動作が得られるように、各種制御処理を実行する。
また、システムコントローラ12は、例えば上記したコマンド信号及び操作情報や、現在の動作状況等に応じた所要の内容の表示が行われるように、ユーザインターフェイス17に指示を出す。ユーザインターフェイス17はそれに応じて表示部18に対する表示制御を実行する。
例えば表示部18にはディスクの総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラックナンバー、ディスクネームやトラックネームなどのネーム情報、動作状態、動作モードなどの各種の表示が行なわれる。
【0026】
インターフェイスコントローラ16は、主にデータインターフェイス20に対する制御を行い、データバス21による通信動作を制御するものとなる。また、伝送フォーマットに応じた伝送時の認証処理、暗号鍵の生成、フォーマット処理なども行う。
さらに、このインターフェイスコントローラ16は、上述したようにしてDSDデコーダ7、或いはAVデコーダ8より供給されたDSDデータ、或いはデジタルオーディオデータ、デジタルビデオデータをパケット化し、所要の伝送フォーマットに変換する。
また、これと共にインターフェイスコントローラ16は、このようなデジタルデータの伝送フォーマットへの変換時において、上記したようにしてシステムコントローラ12から供給されるCCIをパケットに付すようにもされる。
【0027】
データインターフェイス20では、外部装置から送信されてくるコマンドやレスポンス等のデータ受信、及び外部装置に対するコマンドやレスポンスの送信も行う。このために、上記インターフェイスコントローラ16は、このコマンドやレスポンスの送受信処理についても必要な処理を実行する。
なお、本実施の形態において、上記データインターフェイス20が対応するものとして想定するデータ伝送フォーマットとしては、特定のフォーマットに限定されるものではない。
例えば、AV(Audio Visual)データを伝送するためのフォーマットとして、現状ではIEEE1394が広く知られているが、このIEEE1394の規格の下で、本実施の形態のCCI付加のためのフォーマットを定義することも考えられる。或いは、将来的にこのようなAVデータを伝送するための新たなフォーマットが定義された際に、このフォーマットに対応する構成を採ることも考えられる。
【0028】
このようにして構成されるディスク再生装置1と、上記データバス21を介して接続される外部装置として、本実施の形態では、次の図2に示すような構成とされる外部装置50を想定している。
なお、この図2では、外部装置50の内部構成を、コンテンツデータ及びCCIについての信号処理経路のみに簡略化して示しているものとする。
【0029】
本実施の形態において想定される外部装置50としては、ディスク再生装置1と接続されることで、ディスク100上に記録されているコンテンツデータについてのダビングを行うことが可能とされている。
また、このようなコンテンツデータのダビングを行う際に、ディスク再生装置1より送出されるCCIに基づいた記録制御動作を行うことも可能とされている。
【0030】
先ず、この図2において、通信ブロック51は、データバス21を介して接続されるディスク再生装置1との間における各種データ通信を行う。また、DSDデータについては、暗号化、復号化処理も行う。
この通信ブロック51は、図1に示したインターフェイスコントローラ16、及びデータインターフェイス20と同等の機能を有するものとされる。
【0031】
パケット復調ブロック52は、上記通信ブロック51から供給される伝送ストリームについて、パケット復調処理を行う。そして、このパケット復調処理により得られたDSDデータ、又はデジタルオーディオデータ、デジタルビデオデータをストレージブロック53に対して供給する。また、これと共にパケットに付帯されたCCIを抽出し、これを図示するようにしてシステムコントローラ54に対して供給する。
【0032】
ストレージブロック53は、例えばCD−R(Recordable)、MD(Mini Disc)、DVD−RAM等のリムーバブルメディアに対応したドライブ装置、或いはHDD(ハードディスク再生装置)とされる。このストレージブロック53は、システムコントローラ54の制御に基づき、上記パケット復調ブロック52より供給されるDSDデータ、又はデジタルオーディオデータ、デジタルビデオデータについての記録を行うことが可能とされている。
【0033】
システムコントローラ54は、当該外部装置50の全体制御を行う。例えば、上記したような通信ブロック51、パケット復調ブロック52、及びストレージブロック53の動作を実現するための必要な制御処理を行う。
また、特にこの場合、システムコントローラ54は、上記ストレージブロック53における記録動作について、上記パケット復調ブロック52より供給されるCCIの内容に応じた制御を行う。そして、この場合、このシステムコントローラ54は、先に説明したような「コピーフリー」、「一世代コピー可」、「コピー禁止」の従来より使用されている3タイプのCCIのみに対応するものとされている。
すなわち、本実施の形態において想定している外部装置50としては、現状において使用されているCCIビットの内容のみに対応したコピーコントロール機能を有するものとされればよい。
【0034】
また、図示するようにこの場合の外部装置50には、ネットワークインターフェース55が備えられ、例えばインターネット等の所定のネットワークを介して接続されるサーバとの間のデータ通信が可能とされる。
【0035】
ここで、上記のようにして構成される本実施の形態としてのディスク再生装置1と、外部装置50との間において行われるコピーコントロール動作を規定するCCIについて説明しておく。
本実施の形態においてデータバス21により伝送されるCCIとしては、例えば所定のビット或いはバイト数の情報とされ、うち所定の下位数ビット(バイト)の値がコピー制御内容を示すものとされている。そして、この値の別により、その内容が例えば次の図4に示すようにして規定される。
先ず、本実施の形態で用いるCCIとして、下位の値がタイプ1に対応するものは、図示するように「コピーフリー」(コピー制限なし)を規定するものとなる。また、タイプ2に対応するものは、「一世代コピー可」を規定し、さらにタイプ3は「コピー禁止」を規定するものとなる。
先にも述べたように、これらタイプ1〜タイプ3は、従来より使用されているCCIビットである。
【0036】
本実施の形態では、これらタイプ1〜タイプ3までのCCIに加え、さらにタイプ4〜タイプ6までのCCIを新たに規定することとしている。
先ず、図示するタイプ4としては「一定期間コピー禁止」を規定することとする。また、タイプ5は「一定回数コピー可」を規定する。
さらに、タイプ6では「権利取得によりコピー可」を規定するものとする。つまり、このタイプ6のCCIは、コンテンツデータの記録が行われる外部装置側において正当な権利情報が取得されている場合にのみコンテンツデータの記録を許可しようとするものである。
ここで、上記権利情報とは、当該タイプ6に対応するCCIビットが付されたコンテンツデータについての記録を行うために必要な、所謂ライセンス情報となるものである。従って、ユーザは、タイプ6のCCIビットが付されたコンテンツデータを記録しようとする際は、必ず該コンテンツデータに対応する権利情報を外部装置50側に取得させておく必要がある。
本実施の形態の場合、外部装置50では、上記権利情報を例えばインターネット等のネットワーク上に存在する所定のサーバにアクセスすることにより取得することができるものとしている。或いは、コンテンツデータが記録されるべき記録媒体として、予め権利情報が付与されたものが装填されることに応じて取得することができるものとしている。
【0037】
なお、これら本実施の形態で新たに規定したCCIビットのタイプうち、図示するタイプ4、タイプ5に関しては、所定の上位数ビット(バイト)が必要な付加情報とされる。
例えば、タイプ4の「一定期間コピー禁止」であれば、一定期間を経過したか否かについての判別を可能とするために、上位の値が例えば期間の終了日時を示す期限情報とされている。
同様に、タイプ5の「一定回数コピー可」であれば、上位の値はコピー可能回数を指定するためのコピー回数限度情報とされている。
【0038】
ここで、これら本実施の形態で用いるCCIの内容のうち、特に上記「一定回数コピー可」を実現するためには、コピー対象とされるコンテンツについてのこれまでの被コピー回数を、当該ディスク再生装置1側において把握しておく必要がある。
このために、本実施の形態のディスク再生装置1においては、図1に示すNV−RAM15に対し、次の図5に示すようなコピー回数対応情報を記録するようにしている。
【0039】
このコピー回数対応情報としては、例えば図示するように個々のコンテンツデータの識別子としてのトラックIDと、このコンテンツデータに対するこれまでのコピー要求の回数とが対応づけられたものとなる。
すなわち、外部装置50からのコピー要求により再生が指示されたトラック(コンテンツ)のトラックIDを書き込むと共に、このコンテンツデータに対するコピー要求があるごとに、図示するコピー要求回数を1つずつインクリメントしていくようにするものである。
これにより、システムコントローラ12は、上記トラックIDの情報を元にこのような対応情報を参照することで、該トラック(コンテンツデータ)についてのこれまでの被コピー回数(コピー要求回数)を参照することができるようになる。
なお、上記トラックIDとしては、ディスク100に記録されるTOCの情報を元にして、例えば以下のようにして取得することができる。
【0040】
・トラックIDをCDのTOCデータから生成する。
CDのTOCデータには、CDに収録されているトラック数(曲数)、各トラックのアドレス(絶対時間情報)、総演奏時間などが記録されている。これは通常、同一タイトルのCDにおいて同一のデータとなるが、異なるタイトルのCDにおいて全てが一致することは、まずあり得ない。従って、TOCデータからCDタイトルに固有のコードを生成することができる。
例えばTOCデータから先頭トラックナンバー、最終トラックナンバー、各トラックのアドレス、総演奏時間などを抽出し、その値を合成して、また場合によっては特定の演算処理により各値を用いた演算を行うことで、固有のコード値を得ることができる。これにより、先ず装填されたCDについての固有の識別子を得ることができる。
そして、この識別子と該トラックナンバーの値とを合成すれば、各トラックに固有のトラックIDを得ることができるようになる。
【0041】
・トラックIDをISRC情報から生成する。
各CDタイトルには、そのアルバム又は各楽曲毎に、著作権管理コードとしてISRCが付与され、TOCに記録されている。そしてこのISRCコードはCDタイトルに固有のコードデータとして付与されている。従って、ISRCコードを用いて、或いはISRCコードに特定の演算処理を与えて、それをCD識別子とすることができる。
そして、上記と同様、この識別子に該トラックナンバーの値を合成するようにすれば、各トラックに固有のトラックIDを得ることができる。
【0042】
このようにして規定されるそれぞれのCCIの内容に応じて本実施の形態のディスク再生装置1が実現しようとする動作を、次の図3を参照して説明する。
図3は、図1に示したディスク再生装置1の構成を、ディスク100からの読み出しデータの処理経路のみに簡略化して示したブロック図である。
この図において、データ読出ブロック31は、主に図1に示した光学ヘッド3、RFアンプ5等を含むものであり、ディスク100からの信号読み出しが行われるブロックである。
デコードブロック32は、主に図1のDSDデコーダ7、AVデコーダ8に対応するものであり、上記読出ブロック31より供給される読み出し信号(再生信号)をデジタルオーディオデータ(サンプリング周波数44.1KHz、16ビット量子化)、デジタルビデオデータ、或いはDSDデータにデコードする。また、これと共に、再生信号からのTOC情報やCCI等の抽出を行い、これら抽出したTOCやCCIの情報をシステムコントローラ12に供給する。
【0043】
パケット化ブロック33は、インターフェイスコントローラ16に対応し、上記デコードブロック32より供給されるデジタルオーディオデータ、DSDデータをパケット化し、所要の伝送フォーマットに変換する。
また、通信ブロック34はデータインターフェイス20に対応し、データバス21を介して接続された外部装置との間でストリームデータの送受信を行う。
【0044】
この図3を参照して、本実施の形態のディスク再生装置1において得られる動作の流れについて説明すると、先ず、読出ブロック31においてディスク100より読み出されたデータは、デコードブロック32に対して供給される。そして、このように読み出されたデータのうち、TOC及びCCI等の情報は、図示するようにしてシステムコントローラ12に供給され、また、コンテンツデータは、パケット化ブロック33に対して供給される。
【0045】
システムコントローラ12は、上記のように供給されたCCIの内容を判別し、該CCIのビット値が、図4に示したタイプ1〜タイプ3の何れかに対応するものであった場合には、供給されたCCIをそのまま上記パケット化ブロック33に対して供給するようにされる。つまり、CCIビットが、従来より使用される、外部装置50側で解釈可能なものであるとされた場合には、このCCIをそのままコンテンツデータに付帯させて外部装置50に対して送出するものである。
また、上記デコードブロック32より供給されたCCIビットの内容が、タイプ4〜タイプ6の何れかに対応するものであった場合は、システムコントローラ12は、これらのCCIビットの規定する所定の条件の成立の有無を判別するようにされる。その上で、この条件の成立の有無に応じたCCIとして、外部装置50が解釈可能なタイプ1〜3のうちの何れかのCCIビットを生成するようにされる。
【0046】
例えば、上記供給されたCCIビットが、「一定期間コピー禁止」を規定するタイプ4に対応する値のものであった場合には、システムコントローラ12は、上記所定の条件の成立の有無として、該タイプ4のCCIビットが指定する一定期間が経過しているか否かの判別を行う。そして、一定期間が未だ経過していないと判別した場合は、「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIビットを生成し、また、一定期間が経過していると判別した場合は、例えば「一世代コピー可」を示すタイプ2に対応するCCIビットを生成する。
これにより、上記タイプ4のCCIビットに対応していない外部装置50側においても、このようにしてCCIの内容が変換されることにより、結果的にタイプ4のCCIビットの内容に応じたコピーコントロール動作を行うことができるようになる。
【0047】
同様に、上記デコードブロック32より供給されたCCIビットが、例えば「一定回数コピー可」を示すタイプ5に対応するものであった場合は、該CCIビットの付されたコンテンツデータに対するコピー要求回数(図5参照)が、指定された回数以上となっているか否かについての判別を行う。そして、この判別結果に応じ、外部装置50において解釈可能なタイプ1〜タイプ3の何れかのCCIビットを生成する。
また、供給されたCCIビットが「権利取得によりコピー可」を示すタイプ6に対応するものであった場合は、外部装置50において、正当な権利情報が取得されているか否かの判別を行うようにされる。そして、この判別結果に応じ、外部装置50において解釈可能なタイプ1〜タイプ3の何れかのCCIビットを生成するようにされる。
このように、これらの場合にも、外部装置50が対応していないCCIについては、ディスク再生装置1側でその内容に応じた所定の条件の成立の有無が判別された上で、その判別結果に応じて、外部装置50が解釈可能なタイプ1〜タイプ3の何れかのCCIが生成される。そして、外部装置50において、このように変換されたタイプ1〜タイプ3の何れかのCCIに基づいたコピーコントロールが行われることで、結果的にディスク再生装置1と外部装置50の間においては、これらタイプ5、タイプ6の内容に応じたコピーコントロール動作が実現されることとなる。
【0048】
上記したようなディスク再生装置1と外部装置50との間におけるコピーコントロール動作を実現するために、図1(及び図3)に示したシステムコントローラ12が行うべき処理動作を図6〜図9のフローチャートを用いて説明する。
先ず、図6には、ディスク再生装置1において、ディスク100より読み出されたCCIビットの内容を判別する際に行うべき処理動作について説明するフローチャートを示す。なお、この図では、ディスク100より読み出されたCCIビットが、従来より使用されるタイプ1、タイプ2、タイプ3の何れかであった場合に対応して行われる処理動作も共に示されている。
【0049】
図6において、システムコントローラ12は、図示するステップS101において、ディスク100が当該ディスク再生装置1の再生可能位置に対して装填されるのを監視する。ディスク100が再生可能位置に対して装填されると、ステップS102において、図1で説明したようにしてディスク100のリードインエリアに対する読出動作を実行させ、TOC情報を読み出すようにされる。
そして、続くステップS103において、このようにして読み出されたTOC情報を、例えば図1に示したRAM14に保持する。
【0050】
ステップS104においては、データバス21を介して接続される外部装置50からの、ディスク100上に記録されたコンテンツデータに対する再生要求を監視する。
外部装置50からの再生要求があった場合は、ステップS105において、該再生要求が指示するトラックナンバーの情報に基づき、要求されたトラックの読出動作を実行させる。そして、続くステップS106においては、読み出されたデータ中に含まれるCCIの情報をDSDデコーダ7或いはAVデコーダ8において抽出させ、これを参照する。
【0051】
続くステップS107においては、上記ステップS106において参照したCCIビットの内容を判別する。具体的には、上記参照したCCIビットの下位の値が、タイプ1の「コピーフリー」、タイプ2の「一世代コピー可」、タイプ3の「コピー禁止」の何れかに対応するものであるか、或いはそれ以外であるかの判別を行う。
つまり、このステップS107における処理としては、上記参照したCCIビットが、従来より使用されている、外部装置50が解釈可能なCCIビットであるのか、或いは外部装置50が対応していないCCIビットであるのか否かを判別するものとなる。
【0052】
このステップS107において、CCIビットがタイプ1〜タイプ3の何れかに対応するものであった場合には、ステップS108に進み、上記ステップS106において参照したCCIビットをそのままインターフェイスコントローラ16に対して供給する。
これに応じ、インターフェイスコントローラ16では、このCCIビットをパケット内における所定のデータ位置に対して書き込む動作が行われるようになる。その上で、このようにしてパケット化されたストリームデータが、データインターフェイス20を介して外部装置50に対して送出される。
外部装置50においては、図2に示したパケット復調ブロック52により、通信ブロック51において受信されたストリームデータから上記付帯されたCCIビットの情報が抽出され、このCCIビットがシステムコントローラ54に対して供給される。そして、システムコントローラ54によっては、このCCIの内容に基づき、ストレージブロック53における当該コンテンツデータについての記録動作を制御する動作が行われることとなる。
このようにして外部装置50においては、ディスク再生装置1側における上記ステップS106の処理により参照されたCCIの内容に基づいたコピー制御動作が行われることとなる。
【0053】
一方、上記ステップS107において、否定結果が得られた場合には、ステップS109以下に続く処理動作に移行し、上記ステップS106において参照したCCIビットの下位の値が、タイプ4、タイプ5、タイプ6の何れに対応したものであるかの判別を行うようにされる
先ず、ステップS109においては、上記ステップS106において参照したCCIビットの値が、タイプ4の「一定期間コピー禁止」に対応したものであるか否かの判別を行う。そして、肯定結果が得られた場合は、次の図7に示す処理動作に移行するようにされる。また、否定結果が得られた場合は、ステップS110に進む。
【0054】
ステップS110においては、CCIビットの値が、タイプ5の「一定回数コピー可」に対応したものであるか否かの判別を行い、肯定結果が得られた場合は、後述する図8に示す処理動作に移行するようにされる。一方、否定結果が得られた場合はステップS111に進む。
【0055】
ステップS111においては、CCIビットの値がタイプ6の「権利取得によりコピー可」に対応したものであるか否かの判別を行い、肯定結果が得られた場合は、後述する図9に示す処理動作に移行するようにされる。
なお、図示による説明は省略したが、このステップS111において否定結果が得られた場合には、例えばCCIの内容が不明となって適切なコピーコントロールが実行できないとして扱うことができる。このため、この場合には、例えばこの図に示す処理動作からは外れるようにし、図1において説明した表示部18を介してエラー表示を行う等の必要な処理動作を行うようにすればよい。
【0056】
続いて、上記ステップS106において参照したCCIビットの値が、タイプ4に対応するものであった場合に応じてシステムコントローラ12により実行される処理動作について、次の図7を用いて説明する。
先ず、図示するステップS201においては、このCCIの上位の値として書き込まれている期限情報を参照する。上述もしたように、この期限情報としては、例えば期間の終了日時により示される。
【0057】
続くステップS202においては、現在の日時が上記参照した期限情報の示す日時を経過しているか否かを判別する。例えば、この判別処理は、システムコントローラ12内部に備えられる、現在日時の情報を生成する時計機能を利用することで行う。
このステップS202において、現在日時が未だ上記期限情報の示す日時を経過していないと判別した場合は、ステップS203において、「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIを生成してステップS205に進む。つまり、現在日時が上記期限情報により指定されたコピー解禁期限を経過していないとされた場合は、コピー禁止を示すCCIビットを生成して該コンテンツについてのコピーを禁じるようにするものである。
また、現在日時が上記期限情報の示す日時に既に達していると判別した場合は、ステップS204において、「一世代コピー可」を示すタイプ2に対応するCCIを生成してステップS205に進む。すなわち、指定されたコピー解禁期限を既に経過しているとされた場合には、該コンテンツについてのコピーを許可するようにするものである。
なお、ここでは、このように期限経過によりコピーが解禁された際に生成するCCIとして、タイプ2(一世代コピー可)を生成する例を挙げたが、例えばCCIの運用などに応じてはタイプ1(コピーフリー)に対応するCCIを生成するようにしてもよい。
【0058】
ステップS205においては、上記ステップS203、或いはステップS204において生成したCCIビットをインターフェイスコントローラ16に対して供給する。
この場合も、上記ステップS108の場合と同様、CCIビットが供給されたインターフェイスコントローラ16では、このCCIビットをパケット内に書き込む動作が行われるようになる。その上で、このようにしてパケット化されたストリームデータがデータインターフェイス20を介して外部装置50に対して送出されることで、外部装置50においては、上記CCIビットの内容に基づいて該コンテンツデータに対するコピー制御動作を行うことが可能なる。
これにより、結果的には、上記ステップS203、及びステップS204において説明したような「一定期間コピー禁止」の内容によるコピーコントロールが実現される。
このステップS205において、システムコントローラ12は、上記のようにしてインターフェイスコントローラ16に対してCCIビットを供給すると、図示するように処理動作を終了する。
【0059】
図8は、図6に示すステップS106において参照したCCIビットの値が、「一定回数コピー可」を示すタイプ5に対応したものであった場合に応じてシステムコントローラ12により行われる処理動作について示したフローチャートである。
先ず、図示するステップS301においては、図6に示したステップS104にて受信された外部装置50からの再生要求が、該コンテンツのコピーを目的としたものあるか否かの判別を行う。
つまり、このステップS301における処理としては、データインターフェイス20を介して受信された上記再生要求としてのコマンドが、単なる再生要求コマンドであったのか、或いは指定コンテンツのコピーを目的とするコピー要求コマンドであったのか否かを判別するようにする。
そして、上記再生要求が、単なる再生要求コマンドであったと判別した場合は、図示するステップS305に進み、「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIビットを生成する。
一方、上記再生要求がコピー要求コマンドであったと判別した場合は、ステップS302に進む。
【0060】
ステップS302においては、外部装置50からの再生要求により指定されたトラックについてのトラックIDを、先に図5において説明したようにして取得する。すなわち、例えばTOCの情報を元に生成されたディスク100についてのCD識別子と、要求されたトラックナンバーの情報とに基づいて、該トラックについてのトラックIDを取得するようにする。
【0061】
続くステップS303においては、コピー回数対応情報を参照し、上記取得したトラックIDに対応するコピー要求回数を認識する。
つまり、このステップS303の処理としては、先に図5に示したようにしてNV−RAM15において記録されるコピー回数対応情報を参照する。その上で、上記取得したトラックIDに対応づけられて記録されているコピー回数の値を認識する。
なお、ここでの図示による説明は省略したが、取得したトラックIDが上記コピー回数対応情報として記録されていなかった場合は、NV−RAM15に対して該トラックIDを書き込んだうえで、図示するステップS306の処理動作に移行するものとなる。
【0062】
ステップS304においては、上記認識したコピー回数が、指定された回数以上となっているか否かを判別する。
このステップS304においては、上記ステップS303の処理により認識した該トラックIDに対応するコピー回数の値と、当該タイプ5のCCIの上位の値として書き込まれているコピー回数限度情報の値とを比較する。そして、上記認識したコピー回数の値が、上記コピー回数限度情報の値以上となっているか否かを判別するものである。
このステップS304において、上記コピー回数の値がコピー回数限度情報の値以上となっていて、該コンテンツデータについてのコピー回数が一定回数以上となっているとされた場合は、ステップS305において、「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIビットを生成し、ステップS308に進む。
【0063】
一方、ステップS304において、上記コピー回数の値がコピー回数限度情報の値以上とはなっておらず、該コンテンツデータについてのコピー回数が一定回数を未だ超えていないとされる場合は、ステップS306において、「一世代コピー可」を示すタイプ2に対応するCCIビットを生成する。そして、続くステップS307において、取得したトラックIDに対応づけられて記録されている上記コピー要求回数の値を1インクリメントした上で、ステップS308に進む。
なお、この場合も上記ステップS306において生成するCCIビットの値としては、タイプ1に対応するものとされてもよい。
また、ここでは、コピー回数の値をインクリメントする動作を該コンテンツデータについての記録が行われる前に行うようにしたが、このようなコピー回数値のインクリメントのタイミングは、外部装置50側において該コンテンツデータの記録が正常に行われたことが確認された後とされてもよい。
【0064】
ステップS308においては、上記ステップS305、或いはステップS306において生成したCCIビットをインターフェイスコントローラ16に対して供給する。
この場合も、インターフェイスコントローラ16では、上記再生要求に応じて読み出されたコンテンツデータについてのパケット化を行うと共に、このCCIビットをパケット内に書き込む動作が行われるようになる。そして、このようにしてパケット化されたストリームデータをデータインターフェイス20を介して外部装置50に対して送出することにより、外部装置50において上記CCIビットの内容に基づいた該コンテンツデータについてのコピー制御動作が実現される。
これにより、結果的には「一定回数コピー可」の内容によるコピーコントロールが実現される。
ステップS308において、システムコントローラ12は、上記のようにしてインターフェイスコントローラ16に対してCCIビットを供給すると、図示するように処理動作を終了する。
【0065】
続いて、図9に、ステップS106において参照したCCIビットの値が、「権利取得によりコピー可」を示すタイプ6に対応するものであった場合にシステムコントローラ12により実行される処理動作を示す。
先ず、ステップS401においては、データバス21を介して接続される外部装置50に対し、当該再生要求により指定されたコンテンツデータについての権利情報の送信を要求する。
これに応じ、外部装置50側においては、上記送信要求に基づき、対応する権利情報を取得しているか否かを判別し、該権利情報を既に取得している場合はこの権利情報をディスク再生装置1に対して送信し、取得していない場合はその旨の通知を行うものとなる。
【0066】
続くステップS402においては、上記ステップS401の処理による要求に対応した権利情報を外部装置50より受信したか、或いは権利情報を取得してない旨の通知を受信したかの判別を行う。
このステップS402において、外部装置50より上記権利情報を取得していない旨の通知が受信された場合は、図示するように、ステップS405において「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIビットを生成した上で、ステップS407に進む。つまり、このように該コンテンツデータに対応する権利情報が取得されていない場合は、コピー禁止を示すCCIビットを生成して該コンテンツについてのコピーを禁じるようにするものである。
一方、外部装置50より上記権利情報を受信した場合は、ステップS403に処理を進める。
【0067】
ステップS403においては、上記外部装置50より受信した権利情報に対し、例えば所要の演算処理を行うことにより該権利情報についての認証処理を行う。
そして、続くステップS404においては、この認証処理の結果に応じ、該権利情報が正当なものであるか否かの判別を行う。
ステップS404において、該権利情報が正当なものであると判別された場合は、ステップS406に進んで「一世代コピー可」を示すタイプ2に対応するCCIを生成する。すなわち、外部装置50側において正当な権利情報が取得されている場合には、該コンテンツについてのコピーを許可するようにするものである。
一方、上記権利情報が正当なものではないと判別した場合は、ステップS405に進み「コピー禁止」を示すタイプ3に対応するCCIビットを生成する。つまり、この場合は、外部装置50において取得された権利情報が正当なものではないことより、該コンテンツについてのコピーを禁じるようにするものである。
なお、この場合も、コピーを許可すべき場合に生成するCCIビットとしては、「コピーフリー」を示すタイプ1に対応するのものが生成されてもよい。
【0068】
ステップS407においては、上記ステップS405、或いはステップS406において生成したCCIビットをインターフェイスコントローラ16に対して供給する。
この場合も、インターフェイスコントローラ16では、このCCIビットをパケット内に書き込む動作が行われるようになる。その上で、このようにしてパケット化されたストリームデータを、データインターフェイス20を介して外部装置50に対して送出することにより、外部装置50では上記CCIビットの内容に基づいて該コンテンツデータについてのコピー制御動作を行うことが可能となる。
これにより、結果的には「権利取得によりコピー可」の内容によるコピーコントロールが実現される。
ステップS407において、システムコントローラ12は、上記のようにしてインターフェイスコントローラ16に対してCCIビットを供給すると、図示するように処理動作を終了する。
【0069】
以上のとおり、本実施の形態のディスク再生装置1においては、データバス21を介して接続される外部装置50からの、上記装填されたディスク100に対する再生要求に応じ、この再生要求の指示するコンテンツデータに付加されたCCIの情報が抽出される。そして、例えばコピー禁止期間や、記録対象コンテンツに対するコピー要求の限度回数等、該CCIの規定する条件の成立の有無が判別された上で、外部装置50側で解釈可能なタイプ1〜タイプ3の何れかのCCIビットが生成される。
そして、このようにして生成されたCCIは、上記再生要求に応じて該ディスク再生装置1より再生されたコンテンツデータに付帯されて送出され、外部装置50側においては、上記のようなタイプ1〜タイプ3までのCCIに応じたコピー制御が実行されるようになる。
これにより、上記外部装置50においては、結果的に上記装填されたディスク100上に記録されたCCIに規定される「一定回数コピー可」や「一定期間コピー禁止」等の条件に応じたコピー制御動作を行うことができるようになる。
【0070】
この結果、本実施の形態によっては、従来から存在する「コピーフリー」、「一世代コピー可」、「コピー禁止」のCCIの内容と比べ、例えば上記例示したようなコピー禁止期間や、記録対象コンテンツに対するコピー要求の限度回数等の、より詳細且つ高度なコピーマネージメントを行うことが可能となる。
【0071】
また、上記もしているように、このような従来よりも詳細なコピー可否条件を規定するCCIは、その成立有無が該ディスク再生装置1において判別された上で外部装置50側が解釈可能なものに変換される。そして、これにより、新たに追加されたCCIに対応していない外部装置50においても、結果的に上記のようなより詳細なコピー制御を行うことができるようになる。
つまり、本実施の形態のディスク再生装置1を用いることによっては、外部装置50側が、新たに規定されたCCIに非対応とされる以前の機種であるとしても、該ディスク再生装置1側(送信装置側)が、上記したようなCCIの解釈、及び変換を行うことで、CCIについての、いわゆる下位互換性が適正に保たれるということがいえる。
【0072】
そして、これまでに説明したようなディスク再生装置1の動作は、ROM13に格納されるプログラムによって実現されるものである。また、このようなプログラムを記録媒体に記録して例えばパッケージメディアとすれば、本実施の形態としてのディスク再生装置1の動作を実現するプログラムの提供が容易となり、装置設計やシステム構築に好適である。
なお、該プログラムを記録する記録媒体は、CD方式、DVD方式、MD方式の光ディスク、光磁気ディスクや、フレキシブルディスクのような磁気ディスク、さらにはHDD(ハードディスクドライブ)や、固体メモリを用いたメモリカードなどによっても実現できるものでもある。
【0073】
また、さらに、本実施の形態のディスク再生装置1を用い、先に例示したコピー可能回数に制限を設けるタイプ5のCCIによるコピーコントロールを行うことによっては、該ディスク再生装置1に接続される複数の外部装置間にわたってこのコピー可能回数についての制限を徹底できる。
例えば、従来においては、通信装置(再生装置)側はコンテンツデータから読み出したCCIをそのまま外部装置側に対して送出するようにされていた。このため、CCIによりコピー制限回数を設定したとしても、個々の外部装置に対してこのコピー制限回数を守らせることができても、複数の外部装置間にわたってこのコピー制限回数分だけしかコピーが作られない状況を作り出すことが困難であった。
これに対し、本実施の形態においては、各コンテンツについての過去におけるコピー要求回数をディスク再生装置1側で管理するようにされている。そして、外部装置に対して送出するCCIは、このコピー要求回数に基づいた判別処理に応じて生成される。
このため、例えばコピー要求元となる外部装置が複数とされる場合にも、同一コンテンツデータについての被コピー回数をこれら全ての外部装置間にわたって共通のものとすることができ、これにより、該コンテンツデータに対して設定されたコピー可能回数の制限を、これら全ての外部装置間にわたって徹底することができるものである。
【0074】
ここで、本実施の形態の変形例について説明しておく。
本実施の形態の変形例は、上記実施の形態において単にコンテンツについてのコピー許可のみを規定していた権利情報に数段階のレベルを設定するものである。すなわち、例えばディスク再生装置1がATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Cording)方式やMP3(MPEG audio layer 3)方式等によるデータ圧縮機能を備える場合に、外部装置50において取得された権利に応じて、例えばコンテンツデータを非圧縮、或いは圧縮の形で送出しようとするものである。
【0075】
このために、この変形例においては、先ずこのような取得権利のレベルに応じたコピー制御を行うよう指示するCCIビットとして、例えばタイプ7を新たに設定する。
そして、これと共に、ディスク再生装置1が取得する権利情報として次のように設定する。つまり、権利レベル「A」及び「B」を設定し、権利レベル「A」としては、外部装置50におけるコンテンツのコピーについて「圧縮記録ならば可」を規定し、権利レベル「B」としては、「通常記録を許可」を規定する。
【0076】
このようにした上で、上記タイプ7に対応するCCIビットが検出され、上記外部装置50からの再生要求、及び権利情報の送信があった場合には、システムコントローラ12により、先ず上記権利情報についての認証処理を行い、当該権利が正当なものであるか否かの判別を行うようにする。
権利情報が正当なものではないと判別された場合は、「コピー禁止」を示すタイプ3のCCIビットを生成し、このCCIを上記再生要求により指示されたコンテンツデータと共に上記外部装置50に送出する。
【0077】
権利情報が正当なものであると判別された場合は、該権利情報の権利レベルを認識し、この権利レベルに基づき、生成するCCIビット、及び該コンテンツデータについての圧縮処理を行うか否かを決定する。
例えば外部装置50より送信された上記権利情報の権利レベルが、「A」であった場合は、該コンテンツデータに対する圧縮処理を施した上で、例えば「コピーフリー」を示すタイプ1に対応するCCIビットを生成する。そして、このCCIを上記コンテンツデータに付帯させて外部装置50に送出することにより、圧縮コピーのみを許可する権利レベル「A」に応じたコピー制御が実現される。
また、上記権利情報の権利レベルが「B」であった場合は、該コンテンツデータに対する圧縮処理を行わず、例えば「一世代コピー可」を示すタイプ2のCCIビットを生成し、該CCIをコンテンツデータに付帯して外部装置50に対して送出する。これにより、通常記録(非圧縮コピー)を許可する権利レベル「B」に応じたコピー制御を行うことができる。
【0078】
このようにして、上記変形例によっては、外部装置50において取得された権利情報のレベルに応じた詳細なコピー制御を行うことが可能となる。
なお、ここでは取得権利のレベルは通常記録、又は圧縮記録の許可を規定するようにしたが、これに代え、例えばオーディオデータのサンプリング周波数やビット数を調節可能に構成した上で、取得権利のレベルが「A」であればサンプリング周波数を下げた(或いはビット数を減らした)低品質なオーディオデータのみのコピーを許可するようにし、「B」であれば通常のサンプリング周波数(ビット数)による高品質なデータのコピーを許可するようにしてもよい。
或いは、取得権利のレベルが「A」であれば「4倍速コピーまで可」とし、「B」であれば「8倍速コピーまで可」とする等、権利レベルに応じて倍速コピーのレベルを規定するようにしてもよい。
【0079】
なお、本実施の形態では、ディスク再生装置1がCD、DVD、SACDに対応する再生装置とされる場合を例に挙げたが、この他、例えばMD等の他のリムーバブルメディアに対応する再生装置とされてもよい。
【0080】
また、このようなメディアについての再生を行う再生装置以外にも、例えばデジタル衛星放送受信機等、デジタルコンテンツを受信して、これをデジタル伝送路を介して接続される外部装置50に対して送出可能な構成とされる装置に対しても、本発明を適用することができる。
【0081】
また、本実施の形態では、ディスク再生装置1と外部装置50とが、データバス21を介して接続されたそれぞれ独立した装置とされる場合を例に挙げたが、このようなディスク再生装置1と外部装置50との接続形態としては、例えばパーソナルコンピュータやハードディスクレコーダ等における内部構成のように、再生装置と記録装置とが同一筐体内で内部バスにより接続される形態とされてもよい。
また、さらに、このような有線の伝送路によるデータ通信が行われる場合のみならず、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信が行われる場合にも、本発明を好適に適用できる。
【0082】
また、上記実施の形態において説明した各CCIにより規定されるコピー制御内容はあくまでも一例であり、勿論これらに限定されるものではない。
例えば、「一定期間コピー禁止」を規定するタイプ4に類似したコピー制御内容として、コンテンツデータの記録を特定の地域でのみ許可するようにしてもよい。
また、例えば、タイプ6の「権利取得によりコピー可」に類似したコピー制御内容として、該ディスク再生装置1に対してコンテンツデータの再生要求を行った外部装置50が、予めライセンスを受けた機器であるか、又は該コンテンツデータを暗号化して記録できる機器であることが判別された場合に記録を許可するようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上のように本発明では、先ず取得したコンテンツデータに付加される記録制御情報を抽出し、その上で該記録制御情報が規定する内容を認識するようにしている。そして、この認識結果に応じて、該コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容を、外部装置側でこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換するようにしている。その上で、このようにして生成した記録制御情報を、当該コンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出するようにしている。
【0084】
これにより、上記本発明によっては、当該コンテンツデータに付加された記録制御情報の内容が、外部装置側が対応していない内容を規定するものであった場合にも、結果的にこの記録制御情報の内容に基づいたコピーコントロールを実現することが可能となる。
【0085】
また、上記のようにして記録制御情報の内容が、外部装置側で該コンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換されることによっては、例えば今後予想される記録制御情報の内容の多様化により、記録制御動作がより高度化するといった場合にも、外部装置との間におけるコピーコントロール動作を適正に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態としての通信装置が適用されるディスク再生装置1の内部構成例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態が想定する外部装置50の内部構成例を示したブロック図である。
【図3】実施の形態としてのディスク再生装置1の構成を、ディスク100からの読み出しデータの処理経路のみを抽出して示したブロック図である。
【図4】実施の形態において規定されるCCIの内容を示す図である。
【図5】実施の形態としてのディスク再生装置1内部に記録されるコピー回数対応情報を示すデータ構造図である。
【図6】実施の形態としてのディスク再生装置1において得られる動作を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態としてのディスク再生装置1において得られる動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態としてのディスク再生装置1において得られる動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態としてのディスク再生装置1において得られる動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置、2 スピンドルモータ、3 光学ヘッド、3a 対物レンズ、3b 2軸機構、4 スレッド機構、5 RFアンプ、6 サーボ回路、7 DSDデコーダ、8 AVデコーダ、9 PLL回路、10 タイミングジェネレータ、11 CLVプロセッサ、12 システムコントローラ、13 ROM、14 RAM、15 NV−RAM、16 インターフェイスコントローラ、17 ユーザインターフェイス、18 表示部、19 操作部、20 データインターフェイス、21 データバス、31 読出ブロック、32 デコードブロック、33 パケット化ブロック、34 通信ブロック、50 外部装置、51 通信ブロック、52 パケット復調ブロック、53 ストレージブロック、54 システムコントローラ、55 ネットワークインターフェース、100 ディスク

Claims (9)

  1. コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出手段と、
    上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置との間でデータ通信を行うインターフェイス手段と、
    上記抽出手段により抽出された上記記録制御情報の内容を認識することのできる認識手段と、
    上記認識手段による認識結果に基づいて、上記抽出手段により抽出された記録制御情報の内容を、上記外部装置が認識してコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換手段と、
    上記情報変換手段により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記インターフェイス手段を介して上記外部装置に対して送出することのできる送出手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 上記抽出手段により抽出された記録制御情報が、一定期間記録不可であることを示す内容を有している場合において、
    上記認識手段は、現在日時が、上記記録不可とされる一定期間を経過しているか否かを認識するようにされ、
    上記情報変換手段は、上記認識手段により上記現在日時が上記一定期間を経過していると認識された場合に、記録許可を示す内容の記録制御情報に変換するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記抽出手段により抽出された記録制御情報が、一定回数記録許可であることを示す内容を有している場合において、
    上記認識手段は、上記コンテンツデータについてのこれまでの記録回数が、該記録制御情報により指定された回数を超過しているか否かについて認識するようにされ、
    上記情報変換手段は、上記認識手段により上記記録回数が上記指定された回数を超過していないと認識された場合に、記録許可を示す内容の記録制御情報に変換するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 上記抽出手段により抽出された記録制御情報が、権利取得により記録許可を示す内容を有している場合において、
    上記認識手段は、上記コンテンツデータについての記録ライセンスとしての権利情報の取得の有無について認識するようにされ、
    上記情報変換手段は、上記認識手段により上記権利情報が取得されていると認識された場合に、記録許可を示す内容の記録制御情報に変換するようにされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 上記認識手段による認識結果に応じ、上記コンテンツデータの品質を可変させる品質可変手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  6. 上記品質可変手段は、
    上記認識手段による、上記コンテンツデータについての記録ライセンスとしての権利情報の取得の有無、及び/又は権利レベルについての認識結果に応じて、上記コンテンツデータの品質を可変させるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理と、
    上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、
    上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理と、
    上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理と、
    を実行することを特徴とする通信方法。
  8. コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理と、
    上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、
    上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理と、
    上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理と、
    を通信装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  9. コンテンツデータの記録に関連する動作を制御するための情報であって、コンテンツデータに付加される記録制御情報を、取得したコンテンツデータから抽出する抽出処理と、
    上記抽出処理により抽出された上記記録制御情報の内容を認識する認識処理と、
    上記認識処理による認識結果に基づいて、上記抽出処理により抽出された記録制御情報の内容を、上記コンテンツデータの記録を実行可能とされる外部装置が認識してこのコンテンツデータの記録に関する適切な動作を実行可能とされる内容に変換する情報変換処理と、
    上記情報変換処理により変換された記録制御情報を、上記取得したコンテンツデータに付加させて上記外部装置に対して送出する送出処理と、
    を通信装置に実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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