JP2004102376A - 消費財保管庫システム及び消費財管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費財保管庫の在庫情報に基づく消費財の購入に際し、各店舗における消費財の不足分に応じた価格情報等の購入支援情報を提供し、各利用者消費財購入時における労力の軽減を図ることのできる消費財保管庫システムを提供する。
【解決手段】消費財保管庫111の消費財管理装置112は、当該庫内に収納・保管される食材等の消費財の在庫情報の管理を行うとともに、利用者の作成しようとする料理(加工品)に必要な消費財についての不足消費財リストをメインサーバ130に送信する。メインサーバ130は、受信した不足消費財リストに基づき、購入支援情報データベース131から消費財購入先としての各店舗における消費財の価格情報等を取得して購入支援情報を生成し、消費財管理装置112に送信する。消費財管理装置112は、メインサーバ130から受信した購入支援情報を利用者に対して表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】消費財保管庫111の消費財管理装置112は、当該庫内に収納・保管される食材等の消費財の在庫情報の管理を行うとともに、利用者の作成しようとする料理(加工品)に必要な消費財についての不足消費財リストをメインサーバ130に送信する。メインサーバ130は、受信した不足消費財リストに基づき、購入支援情報データベース131から消費財購入先としての各店舗における消費財の価格情報等を取得して購入支援情報を生成し、消費財管理装置112に送信する。消費財管理装置112は、メインサーバ130から受信した購入支援情報を利用者に対して表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークで接続された冷蔵庫などの消費財を収納・保管する消費財保管庫システムに係り、特に不足消費財の購入支援を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の消費財の購入支援を行う消費財保管庫システムは、消費財保管庫に内蔵された在庫管理部と、業者の受注システムに対しネットワークを介して接続された発注部とを備えており、利用者の入力した料理に必要な消費財について、前記在庫管理部により消費財保管庫内の各消費財の消費期限及び在庫量を確認し、前記発注部により業者の受注システムに対して不足する消費財の発注を可能とする(例えば、特許文献1参照。)。
一方、従来の食品管理・加工システムは、消費財保管庫の在庫情報を格納する個人用食品管理データベースを備え、消費財の購入先としての店舗等において携帯型端末によりインターネットを介して前記個人用食品管理データベースにアクセスして前記在庫情報を確認することを可能とする(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−134707号公報(第4―5頁、図1,図3,図6)
【特許文献2】
特開2002−147929号公報(第10−11頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載の消費財保管庫システムは、消費財保管庫内の在庫情報を確認して消費財の不足分の発注を業者の受注システムに対して行うものであり、利用者が店舗に赴き、消費財を直接購入するような場合に情報の提供を行うことを想定したものではなかった。一方、前記特許文献2に記載の消費財保管庫システムでは利用者が店舗で消費財を直接購入する際に在庫情報の確認を可能としたものであるが、消費財購入先としての店舗や消費財の価格に関する情報を提供するものではなかった。
従って、利用者が在庫情報に基づく消費財の不足分について店舗で直接購入することを希望するような場合、例えば生鮮食品等のように個々に鮮度等の品質が異なる消費財について直接確認してから購入することを希望する場合には、購入先の店舗及び各店舗における価格等を別途調べることが必要となっていた。特に、各店舗における価格等の比較を行うためには複数の店舗を巡回すること等が必要となり、利用者の労力が多大なものとなっていた。
【0005】
本発明は前記課題を解決するためのものであり、消費財保管庫の在庫情報に基づく消費財の購入に関して、各店舗における価格情報等の購入支援情報を提供することにより、利用者が店舗に赴き消費財を購入する場合の労力の軽減を図ることのできる消費財保管庫システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースを備え、前記消費財の在庫管理を行う消費財管理装置と、前記消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と、各店舗における消費財の価格情報とを格納した購入支援情報データベースを備え、前記消費財管理装置に対しネットワークを介して接続されたメインサーバとから構成される消費財保管庫システムであって、前記消費財管理装置は、加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段を備え、前記メインサーバは、受信した不足消費財リストに含まれる消費財についての前記店舗情報と前記価格情報とを含む購入支援情報を前記購入支援情報データベースから取得し前記消費財管理装置に送信する手段を備え、前記消費財管理装置は、前記不足消費財リストに含まれる消費財について前記メインサーバから受信した前記購入支援情報を表示する手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記購入支援情報データベースには、加工品の作成に必要となる消費財を示す必要消費財情報を含むものとし、前記メインサーバは利用者による加工品の選択に応じ、前記購入支援情報データベースから前記必要消費財情報を取得し、前記消費財管理装置に送信することを特徴とする。
また、前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記購入支援情報データベースから取得した前記店舗情報及び前記価格情報に基づき、前記不足分についての各店舗毎の合計金額を算出し、前記購入支援情報に前記合計金額を含めて送信することを特徴とする。
また、前記店舗情報は各店舗の所在地情報を含むものとし、前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記所在地情報に基づき前記消費財保管庫からの距離情報を算出し、前記購入支援情報に前記距離情報を含めて送信することを特徴とする。
【0007】
消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と、各店舗における消費財の価格情報とを含む購入支援情報を格納した購入支援情報データベースを備えたメインサーバに対しネットワークを介して接続された消費財管理装置であって、前記消費財管理装置は、消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースと、加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段と、前記不足消費財リストに含まれる消費財について、前記メインサーバから受信した購入支援情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係る消費財保管庫システムの概略構成を示すブロック図である。
本消費財保管庫システムは、図1に示すように住宅110内に設置された冷蔵庫等の消費財保管庫111と、当該消費財保管庫111に対しネットワーク120を介して接続されたメインサーバ130とから構成される。
消費財保管庫111は、当該庫内に収納・保管される食材等の消費財の在庫情報の管理を行うとともに、利用者の作成しようとする料理(加工品)に必要な消費財に関して不足消費財リストをメインサーバ130に送信し、購入支援情報をメインサーバ130から取得して表示する消費財管理装置112を備える。
消費財保管庫システムからはメインサーバ130に対して、リクエストを送信することができる。
メインサーバ130は、購入支援情報データベース131を備え、消費財管理装置112から送信された消費財の不足消費財リストに基づき購入支援情報データベース131から購入支援情報を取得し、消費財管理装置112に送信する。
メインサーバ130は、ネットワーク120を介して複数の流通業者端末140A〜Cに接続されている。各流通業者端末140A〜Cは、各流通業者の管理する商品購入先としての店舗の情報をメインサーバ130に送信するものである。
【0009】
図2は消費財保管庫111に備えられた消費財管理装置112の概略構成を示すブロック図である。
消費財管理装置112は図2に示すように在庫管理部201と、入力・表示部202と、中央制御部203と、送受信処理部204とを備え、消費財在庫情報データベース205を有している。
在庫管理部201は消費財保管庫111内に収納・保管された消費財210から各消費財情報を取得し、中央制御部203を介して消費財在庫情報データベース205に在庫情報として格納する。各消費財210の消費財情報の取得は、消費財210に付けられたバーコードの読み取り、消費財210に付けられた無線タグからの情報の受信、または、利用者による入力等、公知の方法により行う。
入力・表示部202は、利用者に消費財210についての消費財情報の入力操作,購入支援情報取得時の加工品の選択操作等をさせるとともに、メインサーバ130から取得した購入支援情報を表示する。
中央制御部203は利用者により入力・表示部202を用いて入力された加工品の選択に基づき、メインサーバ130から前記加工品の作成に必要な消費財の情報を取得するとともに前記消費財の在庫情報を消費財在庫情報データベース205から取得し、前記消費財の不足分を算出する。中央制御部203は、算出した消費財の不足分について不足消費財リストをメインサーバ130に送信し、メインサーバ130から購入支援情報を取得する。
送受信処理部204は、ネットワーク120を介してメインサーバ130との間でデータの送受信を行う。
図示はしていないが、中央制御部203は入力・表示部202を使い、利用者所在地情報をサーバに送付し、利用者が選択する交通手段によって、広範囲に渡って選択可能となる店舗や、さらに店舗地図や、商品の在庫などの各店舗が有する広告的な情報を表示選択することも可能となる。また、ユーザの意図によって必要となった食材、メニューのカスタマイズによって必要となった食材の要求も可能とする。
【0010】
図3は、在庫管理部201の有する消費財在庫情報データベース205のデータ構造の一例を示す図である。
消費財在庫情報データベース205は、消費財保管庫111内に収納・保管された各消費財について在庫管理部112により格納された在庫情報として、図3に示すように、名称301と、消費期限302と、在庫数303等の各種情報を有している。
【0011】
図4は、購入支援情報データベース131を構成する店舗情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
店舗情報テーブル400は、図4に示すように、流通業者に管理された各店舗の店舗名401と、当該店舗を管理する流通業者の業者名402と、各店舗の住所を示す所在地情報403との各種情報を有している。図示はしていないが他に地図情報なども合わせもち、必要に応じて利用者に対して表示させることができる。
【0012】
図5は、購入支援情報データベース131を構成する消費財価格テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
消費財価格テーブル500は、図5に示すように、各消費財の名称501と、当該消費財についての各店舗毎の単価502と、店舗名503と、前記単価502に示す価格での販売時期を示す価格有効化開始時期504及び価格有効化終了時期505との各種情報を有している。
単価502は各店舗における基準販売量について設定された価格を示す。例えば、消費財「ジャガイモ」が1袋5個入りを基準に販売されている場合には、1袋単位の価格が表示される。
消費財価格テーブル500に格納される各種情報は、流通業者端末140A〜Cが流通業者からの入力を受け付けて、メインサーバ130に送信した店舗情報に基づき更新される。
【0013】
図6は、購入支援情報データベース131を構成する加工品テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
加工品テーブル600は、図6に示すように、各加工品を示す加工品名称601と、各加工品の材料となる消費財を示す消費財名称602と、各加工品を作るために必要な消費財の分量を示す消費財必要量603との各種情報を有している。なお、加工品テーブル600に格納される各種情報は予め登録されている。
【0014】
以上のように構成された本実施の形態に係る消費財保管庫システムによる消費財の購入支援情報の取得処理を説明する。
図7は、購入支援情報の取得処理においてメインサーバ130から情報に基づき利用者の選択した加工品についての必要消費財リストと不足消費財リストとを表示するまでの処理手順を示すフローチャ−トである。
消費財管理装置112の中央制御部203は、利用者による入力・表示部202の操作に応じて後述する加工品情報表示画面を起動し(ステップ701)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して加工品リストの送信要求を行う(ステップ702)。
加工品リストの送信要求を受信したメインサーバ130は購入支援情報データベース131内の加工品テーブル600から加工品名称601の一覧を取得し(ステップ703)、加工品リストとして消費財管理装置112に送信する(ステップ704)。
送受信処理部204を介して加工品リストを受信した中央制御部203は、入力・表示部202により加工品情報表示画面に加工品リストを表示する(ステップ705)。
中央制御部203は、利用者の入力・表示部202の操作により、加工品情報表示画面に表示された加工品リストの中から加工品の選択を受け付け(ステップ706)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して必要消費財リストの送信要求を行う(ステップ707)。
必要消費財リストの送信要求を受信したメインサーバ130は、利用者に選択された加工品について購入支援情報データベース131内の加工品テーブル600から消費財名称603及び消費財必要量604の一覧を取得し(ステップ708)、各情報に基づき必要消費財リストを生成して消費財管理装置112に送信する(ステップ709)。
送受信処理部204を介して必要消費財リストを受信した中央制御部203は、必要消費財リストに含まれる消費財について、消費財在庫情報データベース205から在庫情報を取得し各消費財の不足分を算出する(ステップ710)。不足分の算出は、必要消費財リストに含まれる各消費財の必要量から在庫情報に含まれる各消費財の在庫303の数を差し引きすることにより行う。
中央制御部203は、加工品情報表示画面に前記必要消費財リストを表示するとともに、各消費財の不足分に基づく不足消費財リストを表示する(ステップ711)。
【0015】
図8は、加工品情報表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、加工品選択画面800は、加工品リスト表示欄801と、必要消費財リスト表示欄802と、不足消費財リスト表示欄803と、加工品数量入力欄804と、購入先検索ボタン805及びキャンセルボタン806とを有する。
加工品リスト表示欄801には、ステップ704でメインサーバ130が送信した加工品リストとして加工品名の一覧を表示し、利用者による加工品の選択を受け付ける。
必要消費財リスト表示欄802は、ステップ709でメインサーバ130が送信した必要消費財リストとして消費財名称及び必要量を表示する。
不足消費財リスト表示欄803は、ステップ710で消費財管理装置112が算出した消費財不足分に基づき、不足する消費財名称及び不足量を表示する。
なお、利用者により加工品数量入力欄804への入力が行われた場合には、必要消費財リストに含まれる各消費財の必要量に対し加工品数量入力欄802に入力された数値を乗算して必要量を算出するとともに、算出した必要量に基づき不足分の算出を行い、必要消費財リスト表示欄802及び不足消費財リスト表示欄803に各算出結果を表示する。
必要消費財リスト及び不足消費財リストが各表示欄803,804に表示された状態で購入先選択ボタン805が操作されると、消費財管理装置112の中央制御部203は、以下の購入先支援情報表示処理を行う。一方、キャンセルボタン806が操作された場合には、再度、ステップ703〜ステップ711の処理を行う。
【0016】
図9は、購入支援情報取得処理において、中央制御部203の生成した不足消費財リストに基づき購入支援情報としての購入先リストを表示する処理手順を示すフローチャートである。
中央制御部203は、利用者による購入先選択ボタン805の操作を受け付け(ステップ901)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して不足消費財リストを送信し、購入先検索処理要求を行う(ステップ902)。
不足消費財リストを受信したメインサーバ130は、購入支援情報データベース131の消費財価格テーブル500から不足消費財リストに含まれる消費財について価格502及び店舗名503の各情報を取得する(ステップ903)。この場合、価格有効化開始時期504,価格有効化終了時期505を参照し、メインサーバ13が処理を行う時点で有効な価格502のみを取得する。
メインサーバ130は、各店舗名503毎に各消費財の不足分を充足するための購入量を決定し、当該購入量に応じた価格を算出するとともに、各店舗毎に消費財の購入に必要な総額を算出する(ステップ904)。ここで各消費財の購入量は消費財価格テーブル500の単価502に示す基準販売量に基づき決定される。例えば、図8の加工品情報表示画面800の不足消費財リスト804では、不足分として「ジャガイモ2個」と表示されているが、店舗A,Bでは1袋単位で単価502の数値が設定されているため1袋単位で購入量を決定し、価格の算出及び合計金額の算出を行う。
また、メインサーバ130は、各店舗名503に基づき、購入支援情報データベース131の店舗情報テーブル400から各店舗の所在地情報403を取得し(ステップ905)、消費財保管庫111の設置されている住宅110から各店舗までの距離を算出する(ステップ906)。ここで、距離の算出には、カーナビゲーションシステム等で用いられている公知の方法を利用する。
メインサーバ130は、各店舗毎の消費財の金額,合計金額,距離等から購入支援情報としての購入先リストを生成し、消費財管理装置112に送信する(ステップ907)。
送受信処理部204を介して購入先リストを受信した中央制御部203は、入力・表示部202により購入先リスト表示画面を表示する(ステップ908)。
【0017】
図10は、購入先の検索結果としての購入先リスト表示画面の一例を示す図である。
購入先リスト表示画面1000は、店舗名表示欄1001、業者名表示欄1002、距離表示欄1003、消費財総額表示欄1004、消費財別金額表示欄1005の各表示欄を有している。消費財別金額表示欄1005には、各消費財について購入量1006と、当該購入量1006に対応する購入金額1007とが表示される。
店舗名表示欄1001には、メインサーバ130から受信した購入先リストに含まれる店舗名が消費財の合計金額の安い順に並べて表示される。
距離表示欄1003,消費財総額表示欄1004では、それぞれの最小値1008,1009を強調して表示する。
利用者は購入先リスト表示画面1000に表示された情報により、消費財の価格,店舗の距離等に基づいて消費財の購入先を決定することとなる。
【0018】
以上のように、本実施の形態では、消費財保管庫内に収納・保管される消費財の在庫を管理する消費財管理装置を備えるとともに、加工品を作成する際に必要な消費財の不足分について、各店舗毎の価格情報を含む購入支援情報を提供するメインサーバを備えることにより、住宅に居ながら前記不足分に対する各店舗の価格の比較を行なうことができるため、利用者が店舗に赴き消費財を確認して購入する際に複数店舗を巡って価格を調べる等の労力を無くすことが可能となる。
また、各店舗毎の価格情報として消費財の不足分についての合計金額を含めたので、各利用者は一店舗で消費財の不足分の全てを購入する場合に、最も安く購入することが可能な店舗を容易に判断することができる。
また、購入支援情報に店舗の位置情報に基づき算出した距離情報を含めたので、各利用者は消費財の価格及び店舗までの距離に応じて購入先の決定を行うことができる。
【0019】
なお、前記実施の形態では、加工品情報表示画面として利用者により選択された1つの加工品についての必要消費財を表示することとしているが、これに限られるものではなく、利用者による複数の加工品の選択を可能とし、選択された複数の加工品に関する必要消費財と不足消費財とを一括して表示することとしてもよい。
また、前記実施の形態では、メインサーバが生成して送信した必要消費財リストに含まれる必要消費財により不足消費財の算出を行うこととしているが、必要消費財については利用者に直接入力させることとしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、消費財の在庫情報に基づき消費財の不足分を算出する消費財管理装置と、当該不足分についての各店舗毎の価格情報を含む購入支援情報を提供するメインサーバを備えたので、利用者が店舗に赴き消費財を購入する際の価格の比較等の労力を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る消費財保管庫システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の消費財保管庫システムに用いられる消費財保管庫に備えられた消費財管理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の消費財管理装置の消費財在庫情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図4】購入支援情報データベースを構成する店舗情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】購入支援情報データベースを構成する消費財価格テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図6】購入支援情報データベースを構成する加工品テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態による消費財保管庫システムにおいて加工品の必要消費財リスト及び不足消費財リストを表示する処理手順を示すフローチャートである。
【図8】加工品情報表示画面の構成の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態による消費財保管庫システムにおいて購入支援情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。
【図10】購入先リスト表示画面の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
111 消費財保管庫、112 消費財管理装置、120 ネットワーク、130 メインサーバ、131 購入支援情報データベース、140A〜C 流通業者端末、141A〜C 店舗、201 在庫管理部、202 入力・表示部、203 中央制御部、204 送受信処理部、205 消費財在庫情報データベース、400 店舗情報テーブル、500 消費財価格テーブル、600 加工品テーブル。
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークで接続された冷蔵庫などの消費財を収納・保管する消費財保管庫システムに係り、特に不足消費財の購入支援を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の消費財の購入支援を行う消費財保管庫システムは、消費財保管庫に内蔵された在庫管理部と、業者の受注システムに対しネットワークを介して接続された発注部とを備えており、利用者の入力した料理に必要な消費財について、前記在庫管理部により消費財保管庫内の各消費財の消費期限及び在庫量を確認し、前記発注部により業者の受注システムに対して不足する消費財の発注を可能とする(例えば、特許文献1参照。)。
一方、従来の食品管理・加工システムは、消費財保管庫の在庫情報を格納する個人用食品管理データベースを備え、消費財の購入先としての店舗等において携帯型端末によりインターネットを介して前記個人用食品管理データベースにアクセスして前記在庫情報を確認することを可能とする(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−134707号公報(第4―5頁、図1,図3,図6)
【特許文献2】
特開2002−147929号公報(第10−11頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載の消費財保管庫システムは、消費財保管庫内の在庫情報を確認して消費財の不足分の発注を業者の受注システムに対して行うものであり、利用者が店舗に赴き、消費財を直接購入するような場合に情報の提供を行うことを想定したものではなかった。一方、前記特許文献2に記載の消費財保管庫システムでは利用者が店舗で消費財を直接購入する際に在庫情報の確認を可能としたものであるが、消費財購入先としての店舗や消費財の価格に関する情報を提供するものではなかった。
従って、利用者が在庫情報に基づく消費財の不足分について店舗で直接購入することを希望するような場合、例えば生鮮食品等のように個々に鮮度等の品質が異なる消費財について直接確認してから購入することを希望する場合には、購入先の店舗及び各店舗における価格等を別途調べることが必要となっていた。特に、各店舗における価格等の比較を行うためには複数の店舗を巡回すること等が必要となり、利用者の労力が多大なものとなっていた。
【0005】
本発明は前記課題を解決するためのものであり、消費財保管庫の在庫情報に基づく消費財の購入に関して、各店舗における価格情報等の購入支援情報を提供することにより、利用者が店舗に赴き消費財を購入する場合の労力の軽減を図ることのできる消費財保管庫システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースを備え、前記消費財の在庫管理を行う消費財管理装置と、前記消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と、各店舗における消費財の価格情報とを格納した購入支援情報データベースを備え、前記消費財管理装置に対しネットワークを介して接続されたメインサーバとから構成される消費財保管庫システムであって、前記消費財管理装置は、加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段を備え、前記メインサーバは、受信した不足消費財リストに含まれる消費財についての前記店舗情報と前記価格情報とを含む購入支援情報を前記購入支援情報データベースから取得し前記消費財管理装置に送信する手段を備え、前記消費財管理装置は、前記不足消費財リストに含まれる消費財について前記メインサーバから受信した前記購入支援情報を表示する手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記購入支援情報データベースには、加工品の作成に必要となる消費財を示す必要消費財情報を含むものとし、前記メインサーバは利用者による加工品の選択に応じ、前記購入支援情報データベースから前記必要消費財情報を取得し、前記消費財管理装置に送信することを特徴とする。
また、前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記購入支援情報データベースから取得した前記店舗情報及び前記価格情報に基づき、前記不足分についての各店舗毎の合計金額を算出し、前記購入支援情報に前記合計金額を含めて送信することを特徴とする。
また、前記店舗情報は各店舗の所在地情報を含むものとし、前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記所在地情報に基づき前記消費財保管庫からの距離情報を算出し、前記購入支援情報に前記距離情報を含めて送信することを特徴とする。
【0007】
消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と、各店舗における消費財の価格情報とを含む購入支援情報を格納した購入支援情報データベースを備えたメインサーバに対しネットワークを介して接続された消費財管理装置であって、前記消費財管理装置は、消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースと、加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段と、前記不足消費財リストに含まれる消費財について、前記メインサーバから受信した購入支援情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係る消費財保管庫システムの概略構成を示すブロック図である。
本消費財保管庫システムは、図1に示すように住宅110内に設置された冷蔵庫等の消費財保管庫111と、当該消費財保管庫111に対しネットワーク120を介して接続されたメインサーバ130とから構成される。
消費財保管庫111は、当該庫内に収納・保管される食材等の消費財の在庫情報の管理を行うとともに、利用者の作成しようとする料理(加工品)に必要な消費財に関して不足消費財リストをメインサーバ130に送信し、購入支援情報をメインサーバ130から取得して表示する消費財管理装置112を備える。
消費財保管庫システムからはメインサーバ130に対して、リクエストを送信することができる。
メインサーバ130は、購入支援情報データベース131を備え、消費財管理装置112から送信された消費財の不足消費財リストに基づき購入支援情報データベース131から購入支援情報を取得し、消費財管理装置112に送信する。
メインサーバ130は、ネットワーク120を介して複数の流通業者端末140A〜Cに接続されている。各流通業者端末140A〜Cは、各流通業者の管理する商品購入先としての店舗の情報をメインサーバ130に送信するものである。
【0009】
図2は消費財保管庫111に備えられた消費財管理装置112の概略構成を示すブロック図である。
消費財管理装置112は図2に示すように在庫管理部201と、入力・表示部202と、中央制御部203と、送受信処理部204とを備え、消費財在庫情報データベース205を有している。
在庫管理部201は消費財保管庫111内に収納・保管された消費財210から各消費財情報を取得し、中央制御部203を介して消費財在庫情報データベース205に在庫情報として格納する。各消費財210の消費財情報の取得は、消費財210に付けられたバーコードの読み取り、消費財210に付けられた無線タグからの情報の受信、または、利用者による入力等、公知の方法により行う。
入力・表示部202は、利用者に消費財210についての消費財情報の入力操作,購入支援情報取得時の加工品の選択操作等をさせるとともに、メインサーバ130から取得した購入支援情報を表示する。
中央制御部203は利用者により入力・表示部202を用いて入力された加工品の選択に基づき、メインサーバ130から前記加工品の作成に必要な消費財の情報を取得するとともに前記消費財の在庫情報を消費財在庫情報データベース205から取得し、前記消費財の不足分を算出する。中央制御部203は、算出した消費財の不足分について不足消費財リストをメインサーバ130に送信し、メインサーバ130から購入支援情報を取得する。
送受信処理部204は、ネットワーク120を介してメインサーバ130との間でデータの送受信を行う。
図示はしていないが、中央制御部203は入力・表示部202を使い、利用者所在地情報をサーバに送付し、利用者が選択する交通手段によって、広範囲に渡って選択可能となる店舗や、さらに店舗地図や、商品の在庫などの各店舗が有する広告的な情報を表示選択することも可能となる。また、ユーザの意図によって必要となった食材、メニューのカスタマイズによって必要となった食材の要求も可能とする。
【0010】
図3は、在庫管理部201の有する消費財在庫情報データベース205のデータ構造の一例を示す図である。
消費財在庫情報データベース205は、消費財保管庫111内に収納・保管された各消費財について在庫管理部112により格納された在庫情報として、図3に示すように、名称301と、消費期限302と、在庫数303等の各種情報を有している。
【0011】
図4は、購入支援情報データベース131を構成する店舗情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
店舗情報テーブル400は、図4に示すように、流通業者に管理された各店舗の店舗名401と、当該店舗を管理する流通業者の業者名402と、各店舗の住所を示す所在地情報403との各種情報を有している。図示はしていないが他に地図情報なども合わせもち、必要に応じて利用者に対して表示させることができる。
【0012】
図5は、購入支援情報データベース131を構成する消費財価格テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
消費財価格テーブル500は、図5に示すように、各消費財の名称501と、当該消費財についての各店舗毎の単価502と、店舗名503と、前記単価502に示す価格での販売時期を示す価格有効化開始時期504及び価格有効化終了時期505との各種情報を有している。
単価502は各店舗における基準販売量について設定された価格を示す。例えば、消費財「ジャガイモ」が1袋5個入りを基準に販売されている場合には、1袋単位の価格が表示される。
消費財価格テーブル500に格納される各種情報は、流通業者端末140A〜Cが流通業者からの入力を受け付けて、メインサーバ130に送信した店舗情報に基づき更新される。
【0013】
図6は、購入支援情報データベース131を構成する加工品テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
加工品テーブル600は、図6に示すように、各加工品を示す加工品名称601と、各加工品の材料となる消費財を示す消費財名称602と、各加工品を作るために必要な消費財の分量を示す消費財必要量603との各種情報を有している。なお、加工品テーブル600に格納される各種情報は予め登録されている。
【0014】
以上のように構成された本実施の形態に係る消費財保管庫システムによる消費財の購入支援情報の取得処理を説明する。
図7は、購入支援情報の取得処理においてメインサーバ130から情報に基づき利用者の選択した加工品についての必要消費財リストと不足消費財リストとを表示するまでの処理手順を示すフローチャ−トである。
消費財管理装置112の中央制御部203は、利用者による入力・表示部202の操作に応じて後述する加工品情報表示画面を起動し(ステップ701)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して加工品リストの送信要求を行う(ステップ702)。
加工品リストの送信要求を受信したメインサーバ130は購入支援情報データベース131内の加工品テーブル600から加工品名称601の一覧を取得し(ステップ703)、加工品リストとして消費財管理装置112に送信する(ステップ704)。
送受信処理部204を介して加工品リストを受信した中央制御部203は、入力・表示部202により加工品情報表示画面に加工品リストを表示する(ステップ705)。
中央制御部203は、利用者の入力・表示部202の操作により、加工品情報表示画面に表示された加工品リストの中から加工品の選択を受け付け(ステップ706)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して必要消費財リストの送信要求を行う(ステップ707)。
必要消費財リストの送信要求を受信したメインサーバ130は、利用者に選択された加工品について購入支援情報データベース131内の加工品テーブル600から消費財名称603及び消費財必要量604の一覧を取得し(ステップ708)、各情報に基づき必要消費財リストを生成して消費財管理装置112に送信する(ステップ709)。
送受信処理部204を介して必要消費財リストを受信した中央制御部203は、必要消費財リストに含まれる消費財について、消費財在庫情報データベース205から在庫情報を取得し各消費財の不足分を算出する(ステップ710)。不足分の算出は、必要消費財リストに含まれる各消費財の必要量から在庫情報に含まれる各消費財の在庫303の数を差し引きすることにより行う。
中央制御部203は、加工品情報表示画面に前記必要消費財リストを表示するとともに、各消費財の不足分に基づく不足消費財リストを表示する(ステップ711)。
【0015】
図8は、加工品情報表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、加工品選択画面800は、加工品リスト表示欄801と、必要消費財リスト表示欄802と、不足消費財リスト表示欄803と、加工品数量入力欄804と、購入先検索ボタン805及びキャンセルボタン806とを有する。
加工品リスト表示欄801には、ステップ704でメインサーバ130が送信した加工品リストとして加工品名の一覧を表示し、利用者による加工品の選択を受け付ける。
必要消費財リスト表示欄802は、ステップ709でメインサーバ130が送信した必要消費財リストとして消費財名称及び必要量を表示する。
不足消費財リスト表示欄803は、ステップ710で消費財管理装置112が算出した消費財不足分に基づき、不足する消費財名称及び不足量を表示する。
なお、利用者により加工品数量入力欄804への入力が行われた場合には、必要消費財リストに含まれる各消費財の必要量に対し加工品数量入力欄802に入力された数値を乗算して必要量を算出するとともに、算出した必要量に基づき不足分の算出を行い、必要消費財リスト表示欄802及び不足消費財リスト表示欄803に各算出結果を表示する。
必要消費財リスト及び不足消費財リストが各表示欄803,804に表示された状態で購入先選択ボタン805が操作されると、消費財管理装置112の中央制御部203は、以下の購入先支援情報表示処理を行う。一方、キャンセルボタン806が操作された場合には、再度、ステップ703〜ステップ711の処理を行う。
【0016】
図9は、購入支援情報取得処理において、中央制御部203の生成した不足消費財リストに基づき購入支援情報としての購入先リストを表示する処理手順を示すフローチャートである。
中央制御部203は、利用者による購入先選択ボタン805の操作を受け付け(ステップ901)、メインサーバ130に対して送受信処理部204を介して不足消費財リストを送信し、購入先検索処理要求を行う(ステップ902)。
不足消費財リストを受信したメインサーバ130は、購入支援情報データベース131の消費財価格テーブル500から不足消費財リストに含まれる消費財について価格502及び店舗名503の各情報を取得する(ステップ903)。この場合、価格有効化開始時期504,価格有効化終了時期505を参照し、メインサーバ13が処理を行う時点で有効な価格502のみを取得する。
メインサーバ130は、各店舗名503毎に各消費財の不足分を充足するための購入量を決定し、当該購入量に応じた価格を算出するとともに、各店舗毎に消費財の購入に必要な総額を算出する(ステップ904)。ここで各消費財の購入量は消費財価格テーブル500の単価502に示す基準販売量に基づき決定される。例えば、図8の加工品情報表示画面800の不足消費財リスト804では、不足分として「ジャガイモ2個」と表示されているが、店舗A,Bでは1袋単位で単価502の数値が設定されているため1袋単位で購入量を決定し、価格の算出及び合計金額の算出を行う。
また、メインサーバ130は、各店舗名503に基づき、購入支援情報データベース131の店舗情報テーブル400から各店舗の所在地情報403を取得し(ステップ905)、消費財保管庫111の設置されている住宅110から各店舗までの距離を算出する(ステップ906)。ここで、距離の算出には、カーナビゲーションシステム等で用いられている公知の方法を利用する。
メインサーバ130は、各店舗毎の消費財の金額,合計金額,距離等から購入支援情報としての購入先リストを生成し、消費財管理装置112に送信する(ステップ907)。
送受信処理部204を介して購入先リストを受信した中央制御部203は、入力・表示部202により購入先リスト表示画面を表示する(ステップ908)。
【0017】
図10は、購入先の検索結果としての購入先リスト表示画面の一例を示す図である。
購入先リスト表示画面1000は、店舗名表示欄1001、業者名表示欄1002、距離表示欄1003、消費財総額表示欄1004、消費財別金額表示欄1005の各表示欄を有している。消費財別金額表示欄1005には、各消費財について購入量1006と、当該購入量1006に対応する購入金額1007とが表示される。
店舗名表示欄1001には、メインサーバ130から受信した購入先リストに含まれる店舗名が消費財の合計金額の安い順に並べて表示される。
距離表示欄1003,消費財総額表示欄1004では、それぞれの最小値1008,1009を強調して表示する。
利用者は購入先リスト表示画面1000に表示された情報により、消費財の価格,店舗の距離等に基づいて消費財の購入先を決定することとなる。
【0018】
以上のように、本実施の形態では、消費財保管庫内に収納・保管される消費財の在庫を管理する消費財管理装置を備えるとともに、加工品を作成する際に必要な消費財の不足分について、各店舗毎の価格情報を含む購入支援情報を提供するメインサーバを備えることにより、住宅に居ながら前記不足分に対する各店舗の価格の比較を行なうことができるため、利用者が店舗に赴き消費財を確認して購入する際に複数店舗を巡って価格を調べる等の労力を無くすことが可能となる。
また、各店舗毎の価格情報として消費財の不足分についての合計金額を含めたので、各利用者は一店舗で消費財の不足分の全てを購入する場合に、最も安く購入することが可能な店舗を容易に判断することができる。
また、購入支援情報に店舗の位置情報に基づき算出した距離情報を含めたので、各利用者は消費財の価格及び店舗までの距離に応じて購入先の決定を行うことができる。
【0019】
なお、前記実施の形態では、加工品情報表示画面として利用者により選択された1つの加工品についての必要消費財を表示することとしているが、これに限られるものではなく、利用者による複数の加工品の選択を可能とし、選択された複数の加工品に関する必要消費財と不足消費財とを一括して表示することとしてもよい。
また、前記実施の形態では、メインサーバが生成して送信した必要消費財リストに含まれる必要消費財により不足消費財の算出を行うこととしているが、必要消費財については利用者に直接入力させることとしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、消費財の在庫情報に基づき消費財の不足分を算出する消費財管理装置と、当該不足分についての各店舗毎の価格情報を含む購入支援情報を提供するメインサーバを備えたので、利用者が店舗に赴き消費財を購入する際の価格の比較等の労力を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る消費財保管庫システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の消費財保管庫システムに用いられる消費財保管庫に備えられた消費財管理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の消費財管理装置の消費財在庫情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
【図4】購入支援情報データベースを構成する店舗情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】購入支援情報データベースを構成する消費財価格テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図6】購入支援情報データベースを構成する加工品テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態による消費財保管庫システムにおいて加工品の必要消費財リスト及び不足消費財リストを表示する処理手順を示すフローチャートである。
【図8】加工品情報表示画面の構成の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態による消費財保管庫システムにおいて購入支援情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。
【図10】購入先リスト表示画面の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
111 消費財保管庫、112 消費財管理装置、120 ネットワーク、130 メインサーバ、131 購入支援情報データベース、140A〜C 流通業者端末、141A〜C 店舗、201 在庫管理部、202 入力・表示部、203 中央制御部、204 送受信処理部、205 消費財在庫情報データベース、400 店舗情報テーブル、500 消費財価格テーブル、600 加工品テーブル。
Claims (5)
- 消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースを備え、前記消費財の在庫管理を行う消費財管理装置と、
前記消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と、各店舗における消費財の価格情報とを格納した購入支援情報データベースを備え、前記消費財管理装置に対しネットワークを介して接続されたメインサーバとから構成される消費財保管庫システムであって、
前記消費財管理装置は、加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段を備え、
前記メインサーバは、受信した不足消費財リストに含まれる消費財についての前記店舗情報と前記価格情報とを含む購入支援情報を前記購入支援情報データベースから取得し前記消費財管理装置に送信する手段を備え、
前記消費財管理装置は、前記不足消費財リストに含まれる消費財について前記メインサーバから受信した前記購入支援情報を表示する手段をさらに備えることを特徴とする消費財保管庫システム。 - 前記購入支援情報データベースには、前記必要消費財情報が格納されるものとし、
前記メインサーバは利用者による加工品の選択に応じ、前記購入支援情報データベースから前記必要消費財情報を取得し、前記消費財管理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の消費財保管庫システム。 - 前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記購入支援情報データベースから取得した前記店舗情報及び前記価格情報に基づき、前記不足分についての各店舗毎の合計金額を算出し、前記購入支援情報に前記合計金額を含めて送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の消費財保管庫システム。
- 前記店舗情報は各店舗の所在地情報を含むものとし、前記メインサーバは、前記消費財管理装置から不足消費財リストを受信した際に、前記所在地情報に基づき前記消費財保管庫からの距離情報を算出し、前記購入支援情報に前記距離情報を含めて送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の消費財保管庫システム。
- 消費財の購入先としての店舗に関する店舗情報と各店舗における消費財の価格情報とを含む購入支援情報を格納した購入支援情報データベースを備えたメインサーバに対し、ネットワークを介して接続された消費財管理装置であって、
前記消費財管理装置は、消費財保管庫内に収納して保管された消費財の在庫情報を格納する在庫情報データベースと、
加工品の作成に必要とする消費財を示す必要消費財情報の入力又は送信を受け付け、当該必要消費財情報に含まれる消費財について前記在庫情報データベースから在庫情報を取得し、前記必要消費財情報に含まれる各消費財の必要量と前記消費財の在庫情報とから前記消費財の不足分を算出して生成した不足消費財リストを前記メインサーバに送信する手段と、
前記不足消費財リストに含まれる消費財について、前記メインサーバから受信した購入支援情報を表示する手段と
を備えることを特徴とする消費財管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002259536A JP2004102376A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | 消費財保管庫システム及び消費財管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2004102376A true JP2004102376A (ja) | 2004-04-02 |
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JP2002259536A Pending JP2004102376A (ja) | 2002-09-05 | 2002-09-05 | 消費財保管庫システム及び消費財管理装置 |
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JP (1) | JP2004102376A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008027361A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Ntt Docomo Inc | 携帯端末、商品販売促進システム、および商品販売促進方法 |
JP2009230355A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Katsuya Sawada | 災害用物資の販売管理プログラム |
-
2002
- 2002-09-05 JP JP2002259536A patent/JP2004102376A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008027361A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Ntt Docomo Inc | 携帯端末、商品販売促進システム、および商品販売促進方法 |
JP2009230355A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Katsuya Sawada | 災害用物資の販売管理プログラム |
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