JP2012168766A - 食材調達支援システム、食材調達支援装置、食材調達支援方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の健康状態に適した食事を利用者が調理する際に既に利用者が調達済みの食材を無駄なく使えるように、利用者が必要とする食材を適切に調達することを支援する食材調達支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】レシピ情報特定手段82は、利用者のセンサで計測された生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定する。既存食材情報取得手段84は、利用者の食材貯蔵庫90に対して、貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、その要求に対する応答として既存食材情報を受信する。食材判定手段85は、特定されたレシピ情報に示されている食材および使用分量と既存食材情報とに基づいて、不足する食材およびその食材の不足分を判定する。利用者情報送信手段86は、食材受注装置に対して、利用者の情報や不足すると判定された食材の情報等を送信する。
【選択図】図13
【解決手段】レシピ情報特定手段82は、利用者のセンサで計測された生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定する。既存食材情報取得手段84は、利用者の食材貯蔵庫90に対して、貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、その要求に対する応答として既存食材情報を受信する。食材判定手段85は、特定されたレシピ情報に示されている食材および使用分量と既存食材情報とに基づいて、不足する食材およびその食材の不足分を判定する。利用者情報送信手段86は、食材受注装置に対して、利用者の情報や不足すると判定された食材の情報等を送信する。
【選択図】図13
Description
本発明は、健康状態に基づいて提案されたレシピに応じた食材の調達を支援する食材調達支援システム、およびその食材調達支援システムに適用される食材調達支援装置、食材調達支援方法、食材調達支援プログラムに関する。
利用者の健康状態に基づいて定められたレシピ等を利用者に届けるシステムが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、万歩計(登録商標)、体脂肪計、体温計等で計測した利用者の生体情報をその利用者の電話機から受信し、生体情報に基づいて好適なレシピを提案し、そのレシピを利用者に送付する健康管理システムが記載されている。
特許文献2には、消費者の身体に関する情報を含む個人情報を受け付け、その個人情報に基づいて健康診断を行い、健康診断結果および個人情報の少なくとも一つに基づいて料理を提案し、その料理、またはその料理の食材を提供する料理提供方法等が記載されている。
特許文献3には、顧客の血圧、体重、体脂肪、尿糖値等の生体情報を取得し、その生体情報を基に、顧客の健康状態に合わせて調理情報を提案するとともに、その調理情報に応じた加熱調理器の制御情報を顧客に送信するシステムが記載されている。
特許文献4には、ユーザの健康データを受信し、健康データに基づいて、データベースから献立情報を抽出し、ユーザの携帯電話機に配信する健康管理システムが記載されている。また、特許文献4には、健康データとして、ユーザの体温、脈拍数、体脂肪率または口臭データを測定してもよいことが記載されている。さらに、特許文献4には、食材を販売する宅配業者が運営する宅配業者端末に対して、献立データで用いられる食材を発注する旨の発注情報を送信してもよいことが記載されている。
特許文献5には、利用者の健康管理情報を収集し、健康管理情報に基づいて食事メニューを生成し、食事メニュー情報に基づいて利用者の携帯端末に食事の提供元情報を供給するシステムが記載されている。また、特許文献5には、携帯端末は健康管理情報とともに利用者の嗜好情報等を送信してもよく、健康管理情報に嗜好情報等が付加されている場合には、その嗜好情報等も参照して食事メニューを生成することが記載されている。
また、保管している食材の食材名と在庫分量等を管理する食材保存庫が知られている(例えば、特許文献6参照)。特許文献6には、スーパーマーケット等での食材購入時にPOS端末と連動して、冷蔵庫等に収納する食材の情報を受け取ったり、あるいは、食材毎にバーコードや無線タグ等を付して食材情報を得たりすることが記載されている。また、特許文献6には、食材情報を読み出して、追加食材を指定するか否かを判断することが記載されている。
一般に、自分の健康状態に最適で、自分の嗜好や目的に合うレシピを考えるには、栄養士からカウンセリングを受けたり、あるいは、書籍やWebページ等で情報を収集する必要があった。
これに対し、特許文献1等に記載された技術のように、自分の生体情報に基づいて好適なレシピの提供を受ける場合には、カウンセリングを受けたり、情報を収集したりする手間を省くことができる。
しかし、レシピの提供を受けたとしても、そのレシピで紹介された食材を自分で調達し、調理の準備をしなければならないため、調理の際に食材が用意できているように食材を調達しておく必要があった。そして、食材を買いに行く等の時間を要していた。
また、例えば、外出しているときには、自分の家の食材貯蔵庫に何が貯蔵されているかを正確に憶えていないことが多い。従って、外出しているときに携帯端末等でレシピを受信した場合に、自宅に帰るまでの間にそのレシピで紹介された食材を購入しようとすると、必要な食材の購入漏れや買いすぎ等が発生することがある。
また、特許文献2等に記載の技術では、健康診断結果等に基づく料理、または、その料理の食材の提供を受けることができる。しかし、この場合には、既に自宅の食材貯蔵庫に貯蔵されている食材と重複する食材の提供を受ける場合がある。すなわち、既に調達している食材まで提供されてしまうことがある。
そこで、本発明は、利用者の健康状態に適した食事を利用者が調理する際に既に利用者が調達済みの食材を無駄なく使えるように、利用者が必要とする食材を適切に調達することを支援する食材調達支援システム、およびその食材調達支援システムに適用される食材調達支援装置、食材調達支援方法、食材調達支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明による食材調達支援システムは、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を利用者の携帯端末に送信し、利用者が当該レシピ情報に示されている食材を用いて料理を作る際に不足する食材の情報を、当該食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に提供する食材調達支援装置と、利用者に配達される食材を保管する食材貯蔵庫とを備え、食材調達支援装置が、利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信手段と、生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定手段と、レシピ情報特定手段に特定されたレシピ情報を利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信手段と、利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得手段と、レシピ情報特定手段によって特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定手段と、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信手段とを有し、食材貯蔵庫が、内部に貯蔵している各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を生成する既存食材情報生成手段と、既存食材情報取得手段からの要求に応じて、既存食材情報を送信する既存食材情報送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明による食材調達支援装置は、利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信手段と、生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定手段と、レシピ情報特定手段に特定されたレシピ情報を利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信手段と、利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得手段と、レシピ情報特定手段によって特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定手段と、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による食材調達支援方法は、食材調達支援装置が、利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信し、生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定し、特定したレシピ情報を利用者の携帯端末に送信し、利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、食材貯蔵庫が、食材調達支援装置からの要求に応じて、内部に貯蔵している各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を生成し、当該既存食材情報を食材調達支援装置に送信し、食材調達支援装置が、食材貯蔵庫から既存食材情報を受信し、特定したレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定し、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信することを特徴とする。
また、本発明による食材調達支援プログラムは、コンピュータに、利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信処理、生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定処理、レシピ情報特定処理で特定されたレシピ情報を利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信処理、利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得処理、レシピ情報特定処理で特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定処理、および、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、利用者の健康状態に適した食事を利用者が調理する際に既に利用者が調達済みの食材を無駄なく使えるように、利用者が必要とする食材を適切に調達することを支援することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の食材調達支援システムの例を示す説明図である。本発明の食材調達支援システムは、調達支援サーバ(食材調達支援装置)1と、健康状態に応じたレシピの提供を受ける利用者10の居住場所13に設けられた食材貯蔵庫14とを備える。
図1は、本発明の食材調達支援システムの例を示す説明図である。本発明の食材調達支援システムは、調達支援サーバ(食材調達支援装置)1と、健康状態に応じたレシピの提供を受ける利用者10の居住場所13に設けられた食材貯蔵庫14とを備える。
利用者10は、生体情報を検出するセンサ11を1つまたは複数身に付けている。また、利用者10は携帯端末12を所持する。携帯端末12の例として、携帯電話機が挙げられるが、携帯端末12は携帯電話機以外の携帯端末であってもよい。
携帯端末12は、インターネット等の通信ネットワークを介して調達支援サーバ1と通信を行う機能を有する。また、携帯端末12は、表示装置を備え、調達支援サーバ1から料理のレシピ情報を受信した場合、そのレシピ情報を表示装置に表示する。また、調達支援サーバ1から複数のレシピ情報を受信した場合、順に各レシピ情報を表示する。そして、利用者によって複数のレシピ情報のうち1つのレシピ情報が選択された場合には、どのレシピ情報が選択されたかを示す情報を調達支援サーバ1に返す。
また、後述するように、本発明の処理経過の態様として、利用者が食材を発注する態様と、利用者に代わって調達支援サーバ1が食材を発注する態様とがある。前者の態様の場合、携帯端末12は、食材受注装置21とも通信を行う。具体的には、携帯端末12は、食材受注装置21から食材の案内情報を受信する。そして、案内情報で紹介された食材を購入する旨の操作が利用者によって行われた場合、携帯端末12は、紹介された食材を発注する旨の情報を食材受注装置21に送信する。
調達支援サーバ1は、各センサ11から受信する利用者10の生体情報に基づいて、利用者10の健康状態に適した料理のレシピを判定し、そのレシピの内容を表すレシピ情報を利用者10の携帯端末12に送信する。
また、食材貯蔵庫14は、食材を貯蔵する保存庫である。食材貯蔵庫14は、貯蔵している食材の種類および分量を管理する。そして、調達支援サーバ1からの要求に応じて、その食材の種類および分量を調達支援サーバ1に送信する。調達支援サーバ1は、利用者10の生体情報に基づいて判定したレシピによって料理を作成する場合に使用する食材のうち、食材貯蔵庫14に貯蔵されていない食材と、その食材を販売する食材販売業者を判定し、その食材販売業者に、利用者10と、利用者10が食材貯蔵庫14内に有していない食材(不足分の食材)の情報を提供する。このとき、調達支援サーバ1が利用者10に代わって、自動的に不足分の食材の発注を行ってもよい。
調達支援サーバ1から利用者10の情報と、利用者10が食材貯蔵庫14内に有していない食材の情報を受ける各種食材販売業者は、食材受注装置21を所有する。図1に示す例では、食材受注装置21を所持する食材販売業者毎に、食材受注装置21a,21b,21cと記載し、添え字“a”,“b”,“c”により区別している。また、図1では、3つの食材受注装置21a〜21cを図示しているが、食材受注装置や食材販売業者の数は特に制限されない。食材受注装置21a,21b,21cは、調達支援サーバ1から利用者10の情報と、利用者10が食材貯蔵庫14内に有していない食材の情報を受けると、その利用者10の携帯端末12に、その食材の案内情報を送信する。その案内情報に対する応答として、利用者10の携帯端末12からその食材を発注する旨の発注情報を受信すると、その食材受注装置21を所持する食材販売業者は、利用者10から発注された食材を、利用者10に配達する。
また、調達支援サーバ1が利用者10に代わって、自動的に不足分の食材の発注を行う構成の場合、食材受注装置21a,21b,21cは、調達支援サーバ1からその発注内容を示す発注情報を受信する。すると、その食材受注装置21を所持する食材販売業者は、発注された食材を、その利用者10に配達する。
なお、食材受注装置21を所持する食材販売業者は、食材を販売する業者であればよい。食材販売業者の例として、商店、スーパーマーケット、Webを利用した通信販売業者、農家、酪農家等が挙げられるが、これらの業者に限定されるわけではない。
次に、利用者10が身に付けるセンサ11について説明する。センサ11は、利用者10の生体情報を計測する。生体情報の例として、例えば、血圧、脈拍数、心拍数、水分量、体脂肪率、むくみ、1日の運動量等が挙げられる。1つのセンサが、これら全ての生体情報を計測する必要はなく、測定対象となる生体情報に応じたセンサ11を利用者10が身に付けていればよい。また、上記の各生体情報は例示であり、上記の生体情報を全て計測して調達支援サーバ1に送信しなくてもよい。上記の各種生体情報のうちの一部の種類の生体情報や、あるいは、他の生体情報を計測し、調達支援サーバ1に送信してもよい。測定対象とする生体情報は、予め定めておけばよい。
また、個々のセンサ11は、それぞれ計測対象となる生体情報を計測したときに、利用者10の識別情報(以下、利用者IDと記す。)とともに、生体情報を調達支援サーバ1に送信してもよい。あるいは、各センサ11が生体情報送信手段としての機能を持つのではなく、生体情報送信手段が各センサ11とは別に設けられていてもよい。例えば、各センサ11以外の装置(例えば、携帯端末12)が各センサ11から生体情報の計測結果を収集し、収集した生体情報を利用者IDとともに調達支援サーバ1に送信してもよい。なお、利用者IDは、予め利用者毎に個別に定められている。以下の説明では、説明を簡単にするため、個々のセンサ11が、計測した生体情報を利用者IDとともに調達支援サーバ1に送信する場合を例にして説明する。
次に、調達支援サーバ1について詳細に説明する。調達支援サーバ1は、利用者の生体情報を利用して、利用者の健康状態に適した料理のレシピを提供するサービスを行うサービス提供者によって管理される。なお、サービス提供者は、個人であっても会社であってもよい。
調達支援サーバ1は、利用者情報記憶手段2と、レシピ情報記憶手段3と、生体情報受信手段4と、レシピ判定手段5と、既存食材情報取得手段6と、食材判定手段7と、食材購入情報提供手段8と、食材販売業者情報記憶手段9とを備える。
利用者情報記憶手段2は、利用者IDと、その利用者の携帯端末12のアドレスと、その利用者の食材貯蔵庫14のアドレスとを対応付けて記憶する記憶装置である。本例では、携帯端末12のアドレスとして、携帯端末のメールアドレスを用いる場合を例にして説明する。また、食材貯蔵庫14のアドレスとは、後述の食材貯蔵庫14が備える通信手段16(図3、図4参照)のアドレスである。食材貯蔵庫14のアドレスはメールアドレスでなくてもよい。本例では、利用者情報記憶手段2が、利用者毎に、利用者IDと、利用者の携帯端末12のメールアドレスと、利用者の食材貯蔵庫14のアドレスとを対応づけて記憶するものとする。携帯端末12のメールアドレスは、利用者の携帯端末12にレシピ情報(レシピの内容を示す情報)を送信したり、食材受注装置21が利用者の携帯端末12に食材の案内を送信したりする際に利用される。また、食材貯蔵庫14のアドレスは、食材貯蔵庫14内に貯蔵されている食材の種類および分量を示す情報を、食材貯蔵庫14に対して要求するために利用される。
また、利用者情報記憶手段2は、利用者IDに対応付けて、携帯端末12や食材貯蔵庫14のアドレスとともに、他の情報も記憶していてもよい。例えば、利用者の氏名および住所や、利用者の料理に対する嗜好を示す嗜好情報や、利用者が食材販売業者に希望する条件等を記憶していてもよい。
利用者の氏名および住所は、調達支援サーバ1が利用者に代わって自動的に食材の発注を行うときに、発注情報に含められる。食材受注装置21が調達支援サーバ1からこの発注情報を受信したときには、食材販売業者は、発注情報に含まれている氏名および住所を宛先として、発注情報で指定されている食材を配送すればよい。
また、嗜好情報は、利用者の健康状態に応じた料理のレシピを選定する際に利用者の嗜好を考慮するために利用される。嗜好情報の例として、例えば、どの国の料理が好きかという情報や、辛い料理が好きである、安い材料で調理できる料理が好きである、簡単に調理ができる料理が好きである、ダイエットに適した料理が好きである等の情報が挙げられるが、これらに限定されない。
また、利用者が食材販売業者に希望する条件は、利用者10の情報と、利用者10が食材貯蔵庫14内に有していない食材の情報の提供先となる食材販売業者を選定するときに利用される。利用者が食材販売業者に希望する条件の例として、例えば、食材発送までの期間が短いこと、食材の価格が安いこと等が挙げられるが、これらに限定されない。
利用者情報記憶手段2が記憶する情報は、予め利用者情報記憶手段2に登録されている。例えば、レシピ提供サービスを行うサービス提供者に対して利用者が利用者登録を行ったときに、利用者IDを定め、利用者IDとともにその利用者の情報を利用者情報記憶手段2に記憶させればよい。なお、利用者登録の態様は特に限定されない。
レシピ情報記憶手段3は、生体情報が表す種々の内容と、種々の料理のレシピ情報とを対応づけて記憶する記憶装置である。生体情報が表す種々の内容によって、利用者の健康状態が判断でき、その健康状態に適した料理を特定することができる。従って、例えば、予め、生体情報が表す種々の内容毎に、利用者の健康状態に応じた料理のレシピ情報を対応付けておき、その対応関係をレシピ情報記憶手段3に記憶させておけばよい。例えば、生体情報として、血圧および体脂肪率を収集する場合を例にすると、血圧および体脂肪率の種々の組合せ毎に、料理のレシピ情報を定めておき、その対応関係を記憶させておけばよい。具体的には、血圧がa〜b(mmHG)の範囲に該当し、かつ、体脂肪率がc〜d(%)の範囲に該当する場合に対応するレシピ情報として、料理Aのレシピ情報を予め定めておき、レシピ情報記憶手段3に記憶させておけばよい。
ただし、生体情報が表す内容に対して、複数種類の料理のレシピ情報を対応づけてもよい。例えば、上記の例において、血圧がa〜b(mmHG)の範囲に該当し、かつ、体脂肪率がc〜d(%)の範囲に該当する場合に対応するレシピ情報として、料理Aのレシピ情報、料理Bのレシピ情報、料理Cのレシピ情報、・・・のように複数のレシピ情報を定めていてもよい。
さらに、各レシピ情報に対して、料理の属性情報を付加していてもよい。料理の属性情報の例として、「日本食」、「辛い」、「安い食材で調理可能」、「簡単に調理可能」、「ダイエットに適している」等の情報が挙げられる。利用者情報記憶手段2において、利用者IDとともに利用者の嗜好情報が記憶されている場合、上記のようにレシピ情報に料理の属性を付加しておくことで、利用者の生体情報に応じた複数のレシピ情報の中から利用者の嗜好に合う料理のレシピ情報を選択することができる。
生体情報受信手段4は、利用者10が身に付けている各センサ11からその利用者の生体情報を、利用者IDととも受信する。この生体情報および利用者IDの送受信は、例えば、インターネットなどの通信ネットワークを介して行えばよい。ただし、通信に用いるネットワーク種別は特に限定されない。また、既に説明したように、センサ11以外の装置(例えば、携帯端末12)が利用者10の各センサ11から生体情報を収集し、利用者IDとともにまとめて送信してもよい。この場合、生体情報受信手段4は、その装置から生体情報および利用者IDを受信する。すなわち、生体情報の送信元は、個々のセンサ11でなくてもよい。
レシピ判定手段5は、レシピ情報記憶手段3が記憶している情報を参照して、生体情報受信手段4が受信した生体情報の内容に対応するレシピ情報を判定する。上述のように、生体情報が表す内容に対して、複数種類の料理のレシピ情報が対応づけられていてもよい。この場合、レシピ判定手段5は、その複数のレシピ情報をそれぞれ抽出し、生体情報受信手段4が生体情報とともに受信した利用者IDに対応するメールアドレスを宛先として、携帯端末12に各レシピ情報を送信してもよい。そして、複数のレシピ情報の送信に対する応答として、利用者に選択されたレシピ情報を示す情報を携帯端末12から受信した場合、そのレシピ情報を提供すると決定すればよい。また、レシピ判定手段5は、利用者の携帯端末12に複数種類のレシピ情報を送信する場合、利用者の嗜好情報と、レシピ情報に付加されている料理の属性情報とを照合して、嗜好情報に合う属性情報が付加されたレシピ情報から優先的に送信してもよい。すなわち、利用者の嗜好に合う料理のレシピ情報が先に携帯端末12に表示されるように、各レシピ情報を送信してもよい。
また、上記のように複数のレシピ情報の中から利用者の希望するレシピ情報を選択させる場合、調達支援サーバ1は、利用者毎に、利用者によって選択されたレシピ情報の履歴を記憶する選択履歴記憶手段を備えていてもよい。図2は、選択履歴記憶手段を備える調達支援サーバ1の例を示すブロック図である。図1と同様の構成要素に関しては、図1と同一の符号を付す。選択履歴記憶手段31は、利用者毎に、利用者IDと、利用者によって過去に選択されたレシピ情報の履歴を記憶する記憶装置である。レシピ判定手段5は、利用者の生体情報の内容に応じた複数種類の料理のレシピ情報を携帯端末12に送信し、その複数のレシピ情報の中から1つのレシピ情報が選択された場合には、選択履歴記憶手段31に、その利用者の利用者IDに対応づけて、選択されたレシピ情報の識別情報を記憶させる。そして、レシピ判定手段5は、利用者の携帯端末12に複数種類のレシピ情報を送信する場合、その利用者の選択履歴を選択履歴記憶手段31から読み込み、選択された回数が多いレシピ情報から優先的に送信してもよい。すなわち、同じ利用者にこれまで選択された回数が多い順に複数のレシピ情報を送信し、選択された回数が多い順に各レシピ情報が携帯端末12に表示されるようにしてもよい。
なお、選択履歴記憶手段31が、食材貯蔵庫14に設けられていてもよい。この場合、レシピ判定手段5は、食材貯蔵庫14と通信を行うことによって、選択履歴記憶手段31に履歴を追加したり、選択履歴記憶手段31を読み込んだりすればよい。
また、複数のレシピ情報を携帯端末12に送信して利用者にレシピ情報を選択させるのではなく、レシピ判定手段5自身が、利用者に提供するレシピ情報を1つに絞り込んでもよい。利用者の生体情報が表す内容に対して、1種類のレシピ情報が定められている場合には、レシピ判定手段5は、利用者に提供するレシピ情報として、そのレシピ情報を選択すればよい。また、利用者の生体情報が表す内容に対して、複数種類のレシピ情報が定められている場合には、利用者の嗜好情報と、その複数のレシピ情報にそれぞれ付加されている料理の属性情報とを照合して、嗜好情報に合う属性情報が付加されたレシピ情報を選択すればよい。そして、そのレシピ情報を利用者に提供すると決定すればよい。
レシピ判定手段5は、利用者に提供すると決定したレシピ情報を、その利用者の利用者IDに対応するメールアドレスを宛先として、携帯端末12に送信する。なお、複数のレシピ情報の中から利用者にレシピ情報を選択させるために、既に複数のレシピ情報を送信している場合には、利用者に選択されたレシピ情報を再度送信しなくてもよい。
既存食材情報取得手段6は、利用者の食材貯蔵庫14から、既に食材貯蔵庫14に貯蔵されている食材の種類および分量を示す情報(以下、既存食材情報と記す。)を、食材貯蔵庫14に要求し、その要求に対する応答として、食材貯蔵庫14から既存食材情報を受信する。この要求の送信先として、利用者情報記憶手段2に記憶されている食材貯蔵庫14のアドレス(具体的には、食材貯蔵庫14に設けられた通信手段16(図3、図4参照)のアドレス)を用いればよい。
食材判定手段7は、利用者に提供すると決定したレシピ情報に示されている食材のうち、既存食材情報取得手段6から受信した既存食材情報が示す食材およびその分量を用いたときに不足する食材およびその分量を判定する。すなわち、利用者が、レシピ情報に従って料理を調理する際に、食材貯蔵庫14内の食材だけを用いた場合に不足することになる食材およびその不足分の分量を判定する。例えば、レシピ情報に人参を使用する旨が示されているが、既存食材情報に人参が含まれていない場合、レシピ情報に示されている人参の使用量分だけ、人参が不足していると判定する。また、例えば、レシピ情報に人参を使用する旨が示されていて、既存食材情報にも人参が含まれているが、既存食材情報が示す人参の分量(すなわち、利用者の食材貯蔵庫14に貯蔵されている人参の分量)よりも、レシピ情報に示されている人参の使用量の方が多い場合、その差分の分量だけ、人参が不足していると判定する。ここでは、人参を例に説明したが、食材判定手段7によって判定対象となる食材の種類は特に限定されない。
食材購入情報提供手段8は、レシピに従って利用者が調理を行う場合に不足することになると判定された食材を販売する食材販売業者を判定し、その販売業者の受注管理装置21に、利用者10の情報(例えば、携帯端末12のメールアドレス)と、不足する食材およびその不足量の情報を送信する。すなわち、不足分の食材を購入する可能性がある利用者の情報を送信する。
食材販売業者情報記憶手段9は、食材販売業者毎に、食材受注装置21のアドレスと、食材販売業者が販売する食材の品目のリストとを記憶する記憶装置である。
食材購入情報提供手段8は、食材販売業者情報記憶手段9に記憶された情報を参照して、不足することになると判定された食材を販売する食材販売業者、およびその食材販売業者が使用する食材受注装置21のアドレスを特定し、そのアドレスを宛先として、利用者10の情報と、不足する食材およびその不足量の情報を送信すればよい。
また、食材販売業者情報記憶手段9は、食材販売業者が販売する食材の品目のリストに食材の価格情報を含めて記憶していてもよい。また、食材販売業者毎に、その食材販売業者の属性情報を記憶していてもよい。食材販売業者の属性情報の例として、例えば、食材注文の受注を受けてから発送するまでの期間等が挙げられるが、この例に限定されない。
食材購入情報提供手段8は、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者を選択するときに、利用者が食材販売業者に希望する条件と、各食材販売業者の食材の価格や属性情報とを照合して、利用者の希望条件に合致する食材販売業者を選択してもよい。例えば、利用者が「食材の価格が安いこと」を希望している場合、不足すると判定された食材を最も低い価格で販売する食材販売業者を選択すればよい。また、「食材発送までの期間が短いこと」を希望している場合、不足すると判定された食材の販売業者のうち、受注を受けてから発送するまでの期間が最も短い食材販売業者を選択すればよい。
なお、食材判定手段7によって不足すると判定される食材の種類は1種類とは限らず、また、1つの食材販売業者が全種類の食材を販売していると限らない。よって、不足する判定された食材の品目数に応じて、食材購入情報提供手段8は、複数の食材販売業者を選択してもよい。
生体情報受信手段4、レシピ判定手段5、既存食材情報取得手段6、食材判定手段7、および食材購入情報提供手段8は、例えば、食材調達支援プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図示略)が食材調達支援プログラムを記憶し、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って、生体情報受信手段4、レシピ判定手段5、既存食材情報取得手段6、食材判定手段7、および食材購入情報提供手段8として動作すればよい。また、生体情報受信手段4、レシピ判定手段5、既存食材情報取得手段6、食材判定手段7、および食材購入情報提供手段8がそれぞれ別のユニットで実現されていてもよい。
また、利用者情報記憶手段2、レシピ情報記憶手段3、食材販売業者情報記憶手段9、選択履歴記憶手段31(図2参照)は、それぞれ別々の記憶装置で実現されていても、同一の記憶装置で実現されていてもよい。
次に、食材貯蔵庫14について説明する。上述のように、食材貯蔵庫14は、貯蔵している食材の種類および分量を管理し、その食材の種類および分量を調達支援サーバ1に送信する。食材貯蔵庫14が、内部に貯蔵している食材の種類および分量を判断する方法の例について説明する。
図3は、食材貯蔵庫14の例を示す説明図である。食材貯蔵庫14は、ICタグリーダ15と、調達支援サーバ1に対して既存食材情報を送信する通信手段16とを備える。本例では、食材貯蔵庫14に保管する個々の食材41に対して、ICタグ42を付加しておく。ICタグ42は、そのICタグ42が付加されている食材の品目や分量を記憶している。図3では、1つの食材のみを図示しているが、食材貯蔵庫14内に貯蔵する食材の数は限定されない。食材41にICタグ42を付加する作業は、例えば、食材を販売する各食材販売業者が行えばよい。食材販売業者が、個々の食材にICタグ42を付加して食材を販売し、利用者は、食材販売業者から配送されたICタグ付きの食材41を食材貯蔵庫14に貯蔵すればよい。
ICタグリーダ15は、食材貯蔵庫14の内部に設けられ、各食材に付加された各ICタグ42から、食材の種類およびその食材の分量を示す情報を読み込む。そして、ICタグリーダ15は、個々の食材毎に分量を集計し、食材貯蔵庫14に貯蔵されている各食材の種類およびその食材毎の分量(貯蔵量)を示す既存食材情報を生成する。
通信手段16は、調達支援サーバ1の既存食材情報取得手段6から既存食材情報の要求を受けると、その要求に応じて、既存食材情報を調達支援サーバ1に送信する。
ICタグリーダ15は、通信手段16が調達支援サーバ1から既存食材情報の要求を受信したときに、既存食材情報を生成すればよい。そして、通信手段16は、その既存食材情報を調達支援サーバ1に送信すればよい。
上記の例では、食材41に付加されたICタグ42に記憶された情報をICタグリーダ15が読み込んで、食材の種類および分量を判断する場合を例示したが、この判断を他の方法で実現してもよい。図4は、食材貯蔵庫14の他の例を示す説明図である。図4に例示する食材貯蔵庫14は、食材を配置する区画毎に、配置された食材の重量を計測する重量センサ18を備える。図4に示す例では、食材貯蔵庫14に設けられた各棚17をそれぞれ複数の区画に分け、その区画毎に重量センサ18を配置した構成を示している。また、食材貯蔵庫14は、貯蔵されている食材41の温度分布状況を赤外線を利用して計測する赤外線センサ19を備える。
さらに、食材貯蔵庫14は、各区画で重量センサ18によって計測された食材41の重量と、赤外線センサ19によって計測された各区画の食材41の温度分布状況とから、各区画における食材の種類および貯蔵量を判断し、既存食材情報を生成する既存食材情報生成手段20を備える。既存食材情報生成手段20は、例えば、食材の重量および温度分布状況に応じた食材の種類および貯蔵量の情報をデータベースとして予め保持しておく。そして、各区画で重量センサ18によって計測された食材41の重量と、赤外線センサ19によって計測された各区画の食材41の温度分布状況とを収集し、重量および温度分布状況の組合せをキーとして、食材の種類および貯蔵量をデータベースから検索する。既存食材情報生成手段20は、この処理を区画毎に行うことによって、各区画に貯蔵された食材の種類および貯蔵量を判定する。そして、区画毎の食材の種類およびその貯蔵量を集計することによって、食材貯蔵庫14内全体における食材の種類および貯蔵量を示す既存食材情報を生成する。
通信手段16は、調達支援サーバ1の既存食材情報取得手段6から既存食材情報の要求を受けると、その要求に応じて、既存食材情報を調達支援サーバ1に送信する。
既存食材情報生成手段20は、通信手段16が調達支援サーバ1から既存食材情報の要求を受信したときに、既存食材情報を生成すればよい。そして、通信手段16は、その既存食材情報を調達支援サーバ1に送信すればよい。
なお、ここでは、既存食材情報生成手段20が、重量および温度分布状況とから、食材の種類および分量を導出する場合を例示したが、温度分布情報のみから食材の種類および分量を導出してもよい。この場合、食材貯蔵庫14は重量センサ18を備えていなくてもよい。
また、食材貯蔵庫14は、利用者が居住する家屋内に配置されていてもよい。この場合、利用者10が、食材を配達する配達業者から食材を受け取り、食材貯蔵庫14に貯蔵すればよい。
あるいは、家屋の外に配置されていてもよい。食材貯蔵庫14が戸外に配置される場合には、食材を配達する配達業者が食材を食材貯蔵庫14に直接入庫することができる。
あるいは、食材貯蔵庫14を家屋の内部と外部の境界に配置し、家屋の外側に位置する部分と、家屋の内側に位置する部分とに扉を備える構成とすればよい。家屋の外側に設けられた扉は、食材の配達業者が食材を入庫するために利用すればよい。そして、家屋の内側に設けられた扉は、利用者10が食材貯蔵庫14から食材を取り出すために利用すればよい。
配達業者が直接、食材を食材貯蔵庫14に入庫できる場合、利用者は食材配達時に在宅している必要がなく、利用者および配達業者の双方にとっての利便性が高まる。
また、食材貯蔵庫14は、食材の配達業者を認証する機能を有していてもよい。この場合、食材貯蔵庫14は、認証に成功した場合に、配達業者が利用する扉を開け、認証に失敗した場合には扉を開けない構成とすればよい。
また、食材判定手段7、食材購入情報提供手段8および食材販売業者情報記憶手段9が、食材貯蔵庫14に設けられていてもよい。この場合、調達支援サーバ1は、既存食材情報取得手段6を備えていなくてよい。ただし、レシピ判定手段5は、利用者に提供すると決定したレシピ情報を、食材貯蔵庫14に送信する。食材貯蔵庫14に設けられた食材判定手段7は、このレシピ情報と、既存食材情報とを参照して、不足する食材およびその不足量を判定すればよい。
以下、本発明の処理経過の例を示す。
図5は、本発明の処理経過の第1の例を示すフローチャートである。図6は、本発明の処理経過の第1の例を模式的に示す説明図である。処理経過の第1の例では、複数のレシピ情報を利用者10に提示し、利用者にレシピ情報を決定させ、また、利用者自身が食材の発注を行う。
図5は、本発明の処理経過の第1の例を示すフローチャートである。図6は、本発明の処理経過の第1の例を模式的に示す説明図である。処理経過の第1の例では、複数のレシピ情報を利用者10に提示し、利用者にレシピ情報を決定させ、また、利用者自身が食材の発注を行う。
各センサ11は、利用者10の生体情報を計測し、計測した生体情報をその利用者10の利用者IDとともに調達支援サーバ1に送信する(ステップS1)。調達支援サーバ1の生体情報受信手段4は、この生体情報および利用者IDを受信する。
次に、レシピ判定手段5は、レシピ情報記憶手段3が記憶している情報を参照して、生体情報受信手段4が受信した生体情報の内容に対応するレシピ情報を導出する(ステップS2、図6において図示略)。本例では、生体情報の内容に対して複数種類のレシピ情報が対応づけられてレシピ情報記憶手段3に記憶されているものとする。そして、レシピ判定手段5は、ステップS2において、生体情報の内容に対応する複数種類のレシピ情報を検索する。
レシピ判定手段5は、ステップS2で得た複数のレシピ情報を、利用者10の携帯端末12に送信する(ステップS3)。本例では、受信した利用者IDに対応する携帯端末のメールアドレスを利用者情報記憶手段2から読み込み、そのメールアドレスを宛先として複数のレシピ情報を送信すればよい。
利用者情報記憶手段2に利用者の嗜好情報を記憶しておき、レシピ情報には料理の属性情報を付加しておいてもよい。そして、レシピ判定手段5は、ステップS3では、料理の属性情報が嗜好情報に合致しているレシピ情報から優先的に表示されるように、複数のレシピ情報を送信してもよい。
また、利用者によって選択されたレシピ情報の履歴を記憶する選択履歴記憶手段31(図2参照)を備える構成であってもよい。そして、レシピ判定手段5は、ステップS3で、生体情報の送信元の利用者によって選択された回数が多いレシピ情報から優先的に表示されるように、複数のレシピ情報を送信してもよい。
携帯端末12は、受信した各レシピ情報を表示する。利用者10は、各レシピ情報を参照して採用したいレシピ情報を決定することができる。携帯端末12は、利用者10の操作に応じて、ステップS3で送信された各レシピ情報のうち、利用者10に決定されたレシピ情報を示す情報を送信する。レシピ判定手段4は、その情報を受信し(ステップS4)、利用者に決定されたレシピ情報を、利用者に対して提供するレシピ情報として判定する。
次に、既存食材情報取得手段6は、ステップS1で受信した利用者IDに対応する食材貯蔵庫14に対して既存食材情報の提供を要求する。本例では、ステップS1で受信した利用者IDに対応する食材貯蔵庫14のアドレスを、利用者情報記憶手段2から読み込み、そのアドレスを宛先として、既存食材情報の要求メッセージを送信する。食材貯蔵庫14は、通信手段16でこの要求メッセージを受信すると、既存食材情報を生成し、通信手段16から調達支援サーバ1に既存食材情報を送信する。既存食材情報取得手段6は、この既存食材情報を受信する(ステップS5)。
なお、既に説明したように、既存食材情報は、食材に付けられたICタグを利用したり、あるいは、赤外線センサ(または、赤外線センサと重量センサの組合せ)を利用したりすることによって生成すればよい。ただし、既存食材情報の生成態様は、既に説明した例に限定されず、他の方法で既存食材情報を生成してもよい。
次に、食材判定手段7は、利用者に提供すると決定したレシピ情報に示されている食材のうち、既存食材情報が示す食材およびその分量を用いたときに不足する食材およびその分量(不足分量)を判定する(ステップS6、図6において図示略)。
次に、食材購入情報提供手段8は、不足すると判定された食材を販売している食材販売業者を、食材販売業者情報記憶手段9から検索し、その食材販売業者に対して、利用者10の情報(本例ではメールアドレスの情報)、および、不足すると判定した食材およびその分量の情報を送信する(ステップS7)。具体的には、食材購入情報提供手段8は、不足すると判定された食材を販売している食材販売業者の食材受注装置21のアドレスを検索する。そして、そのアドレスを宛先にして、利用者10の情報、および不足すると判定した食材およびその分量の情報を送信する。
食材販売業者を検索するとき、利用者が食材販売業者に希望する条件が利用者情報記憶手段2に記憶されていて、食材販売業者情報記憶手段9に食材販売業者の属性情報が記憶されている場合、利用者が食材販売業者に希望する条件に合致する食材販売業者のみを検索してもよい。また、利用者が食材販売業者に希望する条件として、「価格が安いこと」が定められている場合、不足する食材を販売している業者のうち、その食材を最安値で販売している食材販売業者を検索してもよい。
以下、各食材受注装置21のうち、食材受注装置21aに対して情報を送信した場合を例に説明する。ただし、ステップS7では、複数の食材受注装置21に情報を送信してもよい。
ステップS7で利用者10の情報等を受信した食材受注装置21aは、その利用者10の携帯端末12のメールアドレスに、その利用者にとって不足している食材の案内情報を送信する(ステップS8)。案内情報には、その利用者にとって不足している食材の不足分量や、その不足分の食材の販売価格等の情報を含めてもよい。さらに、本例では、その食材の発注方法の情報も案内情報に含まれるものとする。また、その不足している食材に関する安売り情報や、食材の販売キャンペーンに関する情報、新製品のサンプル情報等の種々の広告を案内情報に含めてもよい。また、利用者のその日の健康状態や、利用者の嗜好に合わせて、利用者に役立つと考えられる種々の情報等を案内情報に含めてもよい。このような広告情報や種々の情報を案内情報に含めることで、新たなサービス提供の機会を増やすことができる。
利用者10の携帯端末12は、受信した案内情報を表示する。利用者10は、案内情報に含まれる各情報を参照して、食材を発注するか否かを判断し、発注する場合には、発注に必要な情報を入力し、食材を発注する旨の発注情報を送信する操作を行う。携帯端末12は、利用者10の操作に応じて、発注情報を作成し、食材受注装置21aに発注情報を送信する(ステップS9)。発注情報には、例えば、利用者10の氏名、住所、発注する食材、およびその分量の情報が含まれる。これらの情報は、例えば、利用者10によって入力されればよい。
食材受注装置21aは、携帯端末12から発注情報を受信すると(すなわち、食材の受注を受けると)、食品販売業者は、その発注情報を確認し、発注された食材を発注された分量だけ、利用者10の居住場所13に配達する。このとき、食品販売業者は、配達業者に食材の配達を依頼すればよい。
配達された食材は、配達業者または利用者によって食材貯蔵庫14に貯蔵される。そして、その食材は、利用者10が提供されたレシピ情報に従って調理を行う際に使用される。
また、上記の例では、ステップS7において、調達支援サーバ1が食材受注装置21aに情報を送信する場合を例にして説明したが、各食材販売業者の案内情報を利用者に送信し、利用者から食材販売業者への発注を仲介する広告代理店のサーバに対して、ステップS7の情報送信処理を行ってもよい。この場合、ステップS7において、食材購入情報提供手段8が送信する情報には、食品販売業者を識別する情報も含める。広告代理店のサーバは、その情報を受信すると、その食品販売業者および不足と判定された食材に応じた案内情報を携帯端末12に送信すればよい。また、広告代理店のサーバは、携帯端末12が送信した発注情報をその食品販売業者の食材受注装置21に中継すればよい。
図7は、本発明の処理経過の第2の例を示すフローチャートである。図8は、本発明の処理経過の第2の例を模式的に示す説明図である。処理経過の第2の例では、複数のレシピ情報を利用者10に提示し、利用者にレシピ情報を決定させる。この点は第1の例と同様である。また、処理経過の第2の例では、利用者に代わって、調達支援サーバ1が発注を行う。本例では、利用者情報記憶手段2において、利用者の氏名、住所、および、利用者が食材販売業者に希望する条件が利用者IDとともに記憶されている場合を例にして説明する。また、食材販売業者情報記憶手段9には、食材販売業者毎に食材販売業者の属性が記憶されている場合を例にして説明する。
ステップS1〜S6までの処理は、本発明の処理経過の第1の例(図5、図6参照)と同様であり、説明を省略する。
ステップS6の後、食材購入情報提供手段8は、不足すると判定された食材を販売している食材販売業者を、食材販売業者情報記憶手段9から検索し、その食材販売業者に対して、利用者10に対してその食材を不足分だけ配達することを指示する発注情報を送信する(ステップS11)。具体的には、食材購入情報提供手段8は、不足すると判定された食材を販売している食材販売業者の食材受注装置21のアドレスを検索する。ここで、不足すると判定された食材のうち、一品目に着目したときに、その食材を販売する食材販売業者が複数存在する場合、利用者が食材販売業者に希望する条件と、食材販売業者の属性情報や、食材の価格とを照合して、着目している食材を発注する食材販売業者を一つに絞り込む。例えば、利用者の希望条件に応じて、着目している食材を最安値で販売している食材販売業者の食材受注装置21のアドレスや、着目している食材に関して受注を受けてから発送するまでの期間が最も短い食材受注装置21のアドレス等を検索する。食材購入情報提供手段8は、利用者10の氏名および住所を利用者情報記憶手段10から読み込み、その氏名、住所、不足している食材および不足量の情報を含み、その不足量だけその食材を発注する旨の発注情報を、検索したアドレスを宛先として送信する。
食材購入情報提供手段8は、不足していると判定された食材の品目毎に、ステップS11の処理を行う。
ステップS11で送信された発注情報を食材受注装置21が受信すると、その食材受注装置21を管理する食品販売業者は、受信した発注情報を確認し、発注された食材を発注された分量だけ、利用者10の居住場所13に配達する。このとき、食品販売業者は、配達業者に食材の配達を依頼すればよい。
配達された食材は、配達業者または利用者によって食材貯蔵庫14に貯蔵される。そして、その食材は、利用者10が提供されたレシピ情報に従って調理を行う際に使用される。この点は、本発明の処理経過の第1の例と同様である。また、後述の、本発明の処理経過の第3の例および第4の例においても同様である。
図9は、本発明の処理経過の第3の例を示すフローチャートである。図10は、本発明の処理経過の第3の例を模式的に示す説明図である。処理経過の第3の例では、利用者に判断させることなく、調達支援サーバ1が利用者に提供するレシピ情報を決定する。食材の発注に関しては、利用者自身が行う。本例では、利用者情報記憶手段2において、利用者の嗜好情報も利用者IDとともに記憶されていて、レシピ情報には調理される料理の属性情報が付加されている場合を例にして説明する。
ステップS1の処理は、本発明の処理経過の第1の例(図5、図6参照)および第2の例(図7、図8参照)と同様であり、説明を省略する。
ステップS1の後、レシピ判定手段5は、レシピ情報記憶手段3が記憶している情報を参照して、生体情報受信手段4が受信した生体情報の内容に対応するレシピ情報を1つ決定する。生体情報の内容に対して1種類のレシピ情報が対応づけられてレシピ情報記憶手段3に記憶されている場合には、受信した生体情報の内容に対応する1つのレシピ情報を検索し、そのレシピ情報を、利用者に提供するレシピ情報として決定すればよい。
また、生体情報の内容に対して複数種類のレシピ情報が対応づけられてレシピ情報記憶手段3に記憶されている場合、レシピ判定手段5は、受信した生体情報の内容に対応するレシピ情報を読み込む。そして、そのレシピ情報に付加されている料理の属性情報と、ステップS1で受信した利用者IDに対応する嗜好情報とを照合して、利用者の嗜好情報に合致する料理のレシピ情報を1つ選択すればよい。そして、そのレシピ情報を、利用者に提供するレシピ情報として決定すればよい。
そして、レシピ判定手段5は、決定したレシピ情報を、利用者10の携帯端末12に送信する(ステップS21)。本例では、受信した利用者IDに対応する携帯端末のメールアドレスを利用者情報記憶手段2から読み込み、そのメールアドレスを宛先として、決定したレシピ情報を送信すればよい。
ステップS21の後の動作は、本発明の処理経過の第1の例におけるステップS5〜S9(図5、図6参照)と同様であり、説明を省略する。
図11は、本発明の処理経過の第4の例を示すフローチャートである。図12は、本発明の処理経過の第4の例を模式的に示す説明図である。処理経過の第4の例では、利用者に判断させることなく、調達支援サーバ1が利用者に提供するレシピ情報を決定する。また、利用者に代わって、調達支援サーバ1が発注を行う。本例では、利用者情報記憶手段2において、利用者の嗜好情報も利用者IDとともに記憶されていて、レシピ情報には調理される料理の属性情報が付加されている場合を例にする。また、利用者情報記憶手段2において、利用者の氏名、住所、および、利用者が食材販売業者に希望する条件が利用者IDとともに記憶されている場合を例にする。また、食材販売業者情報記憶手段9には、食材販売業者毎に食材販売業者の属性が記憶されている場合を例にする。
ステップS1,S21の処理は、本発明の処理経過の第3の例(図9、図10参照)と同様である。
ステップS21の後の処理(ステップS5,S6,S11)は、本発明の処理経過の第2の例(図7、図8参照)と同様である。
以上、本発明の処理経過の例として4つの例を例示した。各例において、食材販売業者は、予め、個々の食材に関して、販売する分量を段階的に分けて販売できるように、食材を種々の分量に小分けし、各分量毎に販売価格を定めておくことが好ましい。例えば、ある調味料を販売する場合、aグラム、bグラム、cグラム、・・・のように種々の分量に小分けしておき、様々な分量の発注に対応できるようにすることが好ましい。食材の不足量は、限定的な量ではなく、様々な量となり得る。販売する分量として、上記のように種々の量を定めておくことで、食材の不足量に応じた種々の量の発注に対応することができる。その結果、利用者は、レシピ情報で指定された分量を正確に使って、調理を行うことができる。
また、食材貯蔵庫14は、レシピ情報で指定された分量の各食材を自動的に出庫可能な構成であってもよい。例えば、調味料が、取り出し量を制御可能な容器(例えば、チューブ)に収められているとする。食材貯蔵庫14は、レシピ情報で指定された調味料およびその分量が入力されると、その調味料のチューブから、入力した分量の調味料を自動的にトレイに出す構成であってもよい。また、食材貯蔵庫14は、内部に野菜カッターを備え、レシピ情報で指定された野菜およびその分量が入力されると、入力した分量の野菜を野菜カッターで自動的に切り、トレイ上に切り分けおく構成であってもよい。そのような構成によれば、調理に必要な分の食材だけ取り出すことができ、レシピ情報で指定された分量を正確に使って、調理を行うことができる。
本発明によれば、利用者は、自分の健康状態に適した料理のレシピ情報の提供を受けることができる。
そして、食材判定手段7は、そのレシピ情報に従って調理をする場合に使用する食材のうち、食材貯蔵庫14に貯蔵されていない食材およびその分量を判定する。そして、食材購入情報提供手段8が、その食材および分量と、利用者の情報を、その食材を販売する食材販売業者の食材受注装置21に送信し、食材受注装置21は、利用者の携帯端末12にその食材の発注の案内情報を送信し、携帯端末12から食材の発注を受け付ける。あるいは、食材購入情報提供手段8が、不足している食材およびその分量を、利用者に配達するように指示する発注情報を食材受注装置21に送信する。従って、利用者自身が、レシピ情報に従って調理をする場合に使用する食材を購入するために出かける必要がないので、利用者の利便性を高めることができる。
食材販売業者には、既に利用者が食材貯蔵庫14内に貯蔵している分量の食材と重複しないように、不足している食材を、不足している量だけ発注することができるので、利用者は、既に調達済みの食材を無駄なく使えるようにして、必要とする食材を適切に調達することができる。また、利用者が外出していて食材貯蔵庫14内に貯蔵している食材やその分量を正確に憶えていない場合でも、不足している食材を、不足している量だけ発注することができ、利用者の利便性を高めることができる。
また、食材販売業者が農家や酪農家である場合、そのような農家や酪農家から食材を利用者に配達することができるので、国内農産物の消費を促し、農業活性化にも資することができる。
次の本発明の最小構成の例について説明する。図13は、本発明の食材調達支援システムの最小構成の例を示すブロック図である。図14は、本発明の食材調達支援装置の最小構成の例を示すブロック図である。
本発明の本発明の食材調達支援システムは、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を利用者の携帯端末に送信し、利用者が当該レシピ情報に示されている食材を用いて料理を作る際に不足する食材の情報を、当該食材を販売する食材販売業者の食材受注装置(例えば、食材受注装置21a〜21c)に提供する食材調達支援装置80(例えば、調達支援サーバ1)と、利用者に配達される食材を保管する食材貯蔵庫90(例えば、食材貯蔵庫14)とを備える。
食材調達支援装置80(図13、図14参照)は、生体情報受信手段81と、レシピ情報特定手段82と、レシピ情報送信手段83と、既存食材情報取得手段84と、食材判定手段85と、利用者情報送信手段86とを有する。
生体情報受信手段81(例えば、生体情報受信手段4)は、利用者が身に付けるセンサ(例えば、センサ11)で計測された当該利用者の生体情報を受信する。レシピ情報特定手段82(例えば、レシピ判定手段5)は、その生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定する。レシピ情報送信手段83(例えば、レシピ判定手段5)は、レシピ情報特定手段82に特定されたレシピ情報を利用者の携帯端末に送信する。
既存食材情報取得手段84(例えば、既存食材情報取得手段6)は、利用者の食材貯蔵庫90に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を食材貯蔵庫90から受信する。
食材判定手段85(例えば、食材判定手段7)は、レシピ情報特定手段82によって特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する。
利用者情報送信手段86(例えば、食材購入情報提供手段8)は、不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する。
また、食材貯蔵庫90は、既存食材情報生成手段91と、既存食材情報送信手段92とを有する。
既存食材情報生成手段91(例えば、図3に示すICタグリーダ15、図4に示す既存食材情報生成手段20等)は、内部に貯蔵している各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を生成する。既存食材情報送信手段92(例えば、通信手段16)は、既存食材情報取得手段84からの要求に応じて、既存食材情報を送信する。
以上のような構成によって、利用者の健康状態に適した食事を利用者が調理する際に既に利用者が調達済みの食材を無駄なく使えるように、利用者が必要とする食材を適切に調達することを支援することができる。
また、利用者情報送信手段86は、食材販売業者の食材受注装置に対して、不足すると判定された食材を不足分だけ利用者に配達する旨の発注情報を送信してもよい。そのような構成によれば、食材調達支援装置80が利用者に代わって、不足している食材の発注を直接行うことができる。
また、利用者情報送信手段86は、食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の端末のアドレス情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信してもよい。そのような構成によれば、食材受注装置から利用者の端末に、不足している食材の案内を送信できるようになり、利用者はその案内を見て、発注情報を食材受注装置に返すことができる。
また、レシピ情報特定手段82が、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を1つ特定し、食材判定手段85が、そのレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する構成であってもよい。
また、レシピ情報特定手段82が、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を複数特定し、レシピ情報送信手段83が、レシピ情報特定手段82によって特定された複数のレシピ情報をそれぞれ利用者の携帯端末に送信し、レシピ情報特定手段82が、その複数のレシピ情報の中から利用者によって選択されたレシピ情報を示す情報を受信し、食材判定手段85が、利用者によって選択されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、そのレシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する構成であってもよい。
本発明は、健康状態に基づいて提案されたレシピに応じた食材の調達支援に好適に適用可能である。
1 調達支援サーバ
2 利用者情報記憶手段
3 レシピ情報記憶手段
4 生体情報受信手段
5 レシピ判定手段
6 既存食材情報取得手段
7 食材判定手段
8 食材購入情報提供手段
9 食材販売業者情報記憶手段
11 センサ
12 携帯端末
14 食材貯蔵庫
21a〜21c 食材受注装置
31 選択履歴記憶手段
2 利用者情報記憶手段
3 レシピ情報記憶手段
4 生体情報受信手段
5 レシピ判定手段
6 既存食材情報取得手段
7 食材判定手段
8 食材購入情報提供手段
9 食材販売業者情報記憶手段
11 センサ
12 携帯端末
14 食材貯蔵庫
21a〜21c 食材受注装置
31 選択履歴記憶手段
Claims (8)
- 利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を利用者の携帯端末に送信し、前記利用者が当該レシピ情報に示されている食材を用いて料理を作る際に不足する食材の情報を、当該食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に提供する食材調達支援装置と、
前記利用者に配達される食材を保管する食材貯蔵庫とを備え、
前記食材調達支援装置は、
利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信手段と、
前記生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定手段と、
レシピ情報特定手段に特定されたレシピ情報を前記利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信手段と、
前記利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を前記食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得手段と、
レシピ情報特定手段によって特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定手段と、
不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、前記利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信手段とを有し、
前記食材貯蔵庫は、
内部に貯蔵している各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を生成する既存食材情報生成手段と、
前記既存食材情報取得手段からの要求に応じて、前記既存食材情報を送信する既存食材情報送信手段とを有する
ことを特徴とする食材調達支援システム。 - 利用者情報送信手段は、食材販売業者の食材受注装置に対して、不足すると判定された食材を不足分だけ利用者に配達する旨の発注情報を送信する
請求項1に記載の食材調達支援システム。 - 利用者情報送信手段は、食材販売業者の食材受注装置に対して、利用者の端末のアドレス情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する
請求項1に記載の食材調達支援システム。 - レシピ情報特定手段は、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を1つ特定し、
食材判定手段は、前記レシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の食材調達支援システム。 - レシピ情報特定手段は、利用者の生体情報に応じた料理のレシピ情報を複数特定し、
レシピ情報送信手段は、レシピ情報特定手段によって特定された複数のレシピ情報をそれぞれ前記利用者の携帯端末に送信し、
レシピ情報特定手段は、前記複数のレシピ情報の中から利用者によって選択されたレシピ情報を示す情報を受信し、
食材判定手段は、前記利用者によって選択されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の食材調達支援システム。 - 利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信手段と、
前記生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定手段と、
レシピ情報特定手段に特定されたレシピ情報を前記利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信手段と、
前記利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を前記食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得手段と、
レシピ情報特定手段によって特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定手段と、
不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、前記利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信手段とを備える
ことを特徴とする食材調達支援装置。 - 食材調達支援装置が、
利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信し、
前記生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定し、
特定したレシピ情報を前記利用者の携帯端末に送信し、
前記利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、
前記食材貯蔵庫が、
前記食材調達支援装置からの要求に応じて、内部に貯蔵している各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を生成し、
当該既存食材情報を前記食材調達支援装置に送信し、
前記食材調達支援装置が、
前記食材貯蔵庫から前記既存食材情報を受信し、
特定したレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、前記既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定し、
不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、前記利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する
ことを特徴とする食材調達支援方法。 - コンピュータに、
利用者が身に付けるセンサで計測された当該利用者の生体情報を受信する生体情報受信処理、
前記生体情報に応じた料理のレシピ情報を特定するレシピ情報特定処理、
レシピ情報特定処理で特定されたレシピ情報を前記利用者の携帯端末に送信するレシピ情報送信処理、
前記利用者の食材貯蔵庫に対して、当該食材貯蔵庫に貯蔵されている各食材の種類および各食材の分量を示す既存食材情報を要求し、当該要求に対する応答として既存食材情報を前記食材貯蔵庫から受信する既存食材情報取得処理、
レシピ情報特定処理で特定されたレシピ情報に示されている食材および当該食材の使用分量と、既存食材情報とに基づいて、前記レシピ情報に従って料理を作る際に不足する食材および当該食材の不足分を判定する食材判定処理、および、
不足すると判定された食材を販売する食材販売業者の食材受注装置に対して、前記利用者の情報と、不足すると判定された食材および当該食材の不足分の情報とを送信する利用者情報送信処理
を実行させるための食材調達支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011029650A JP2012168766A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | 食材調達支援システム、食材調達支援装置、食材調達支援方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011029650A JP2012168766A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | 食材調達支援システム、食材調達支援装置、食材調達支援方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012168766A true JP2012168766A (ja) | 2012-09-06 |
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ID=46972858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011029650A Withdrawn JP2012168766A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | 食材調達支援システム、食材調達支援装置、食材調達支援方法およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019040352A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 株式会社リコー | 情報提供システム、情報提供方法およびプログラム |
WO2021100074A1 (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 株式会社ジャパンコネクション | 調達支援サーバ及びプログラム |
JP2021103400A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 株式会社ノーリツ | 温水利用設備の遠隔制御システムおよびサーバ |
-
2011
- 2011-02-15 JP JP2011029650A patent/JP2012168766A/ja not_active Withdrawn
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