JP2004102366A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンビニエンスストアなどの商業施設に設置される印刷装置を販売システムに取り込み、収益性の高い印刷システムを構築するためのビジネスモデルを提供する。
【解決手段】利用者は印刷装置を使用することで商品価格の割引が行われる。また商品を購入することで印刷価格が割引される。印刷装置と店舗のレジとの間のデータ送受信はLANなどのケーブル通信または磁気カードを介することで行う。認証には磁気カードあるいは携帯電話等を用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】利用者は印刷装置を使用することで商品価格の割引が行われる。また商品を購入することで印刷価格が割引される。印刷装置と店舗のレジとの間のデータ送受信はLANなどのケーブル通信または磁気カードを介することで行う。認証には磁気カードあるいは携帯電話等を用いる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンビニエンスストアや喫茶店などに設置される印刷システム、及び、そのビジネスモデルに関し、特に携帯電話やその他の携帯通信端末を利用した印刷サービスと、通信網に接続されたインターネットファクシミリやその他出力装置への印刷出力サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話が進化し携帯電話単体でインターネット上の情報サイトにアクセスすることが可能となり、地図、各種電子チケット、電子クーポンなど様々な情報を入手することができるようになっている。
しかし、携帯電話単体では印刷機能を持たないこと、その性質上外出先での使用が多いことなどの理由から、携帯電話で得た情報を紙に印刷出力することは、極めて難しいという問題点があった。
上記問題を解決するために様々な印刷システムが考案されている。
【0003】
特許文献1では携帯電話からサーバを介して、IPアドレス付き出力装置に情報を送信し、印刷する方法を述べている。
【0004】
特許文献2では同じ情報でも携帯電話表示用と印刷用とで異なるようにし、出力する場合は情報量を増やして行う。携帯電話から印刷を指示するとWeb上で表示される情報が出力されるようにする。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−222387号公報
【特許文献2】
特開2002―36638号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような印刷システムにおいて、出力装置は図書館やオフィス、コンビニエンスストアなどに設置され、印刷システム単体で利用されるが、積極的にシステム活用を促すような付加サービスはない。商業施設、例えばコンビニエンスストアなどの店舗で印刷システムを利用する頻度は、店舗自体の経営を左右するほどの集客能力を生むとは言い難い。
【0007】
そこで本発明は、印刷システムを利用した利用者の購買意欲を刺激すること、及び、商品購入の割引が得られることに惹かれて印刷システムの利用を促進することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、印刷した度数に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、算出したポイントをレジに転送するための転送手段と、利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、利用者IDを確認するための認証手段と、ポイントに従って、購入商品の価格を割り引くための商品価格割引演算手段とを有し、利用者が印刷システムを利用した場合、店舗の商品の価格が上記商品価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、店舗の商品を購入した価格に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、算出したポイントを印刷装置に転送するための転送手段と、利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、利用者IDを確認するための認証手段と、ポイントに従って、印刷価格を割り引くための印刷価格割引演算手段とを有し、利用者が店舗の商品を購入した場合、印刷システムの利用価格が上記印刷価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記転送手段と上記記録手段、上記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記転送手段と上記記録手段、上記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記認証手段は、携帯電話等の情報端末機器であることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、上記認証手段により特定した利用者に上記記録手段により記録されたポイント残数を確認させる参照手段と、上記認証手段により特定した利用者に上記記録手段により記録されたポイント残数を電子メールにて通知する通知手段を有する請求項5記載の印刷システム。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のにおけるシステム構成を図1に示す。
本構成は、インターネットファクシミリを印刷装置として利用し、携帯電話から印刷指示をする場合の構成例である。
【0015】
コンビニエンスストア(印刷行為と独立した購買行為を伴う施設ならばこれに限らない)109に設置されたインターネットファクシミリ101は、インターネット103と接続され、携帯電話端末102との間はブルートゥースなどの構内無線で通信する。インターネットファクシミリ101とレジ108とはLANなどのケーブルで接続されている。インターネットファクシミリ101はこれに限定せず、例えばLモード端末の様に、電子メールを受信し紙に印刷出力可能な端末であれば良い。
【0016】
情報提供者104は、携帯電話用のwebサイトを運営し、携帯電話102利用者からの印刷指示によってインターネットファクシミリ101に印刷情報をメール送信する。
【0017】
ゲートウェイ105は、携帯電話網106とインターネット103のゲートウェイである。通常、携帯電話からインターネットアクセスを可能にするため通信事業者(キャリア)が運営する。携帯電話網106には携帯電話基地局107が繋がっている。
【0018】
レジ108は、印刷装置を設置する店舗(コンビニエンスストアや飲食店)で清算を行うためのレジスタ(POSシステム)を指す。
【0019】
第一の実施例におけるシステム概念を図4に示す。
利用者は印刷装置を用いて印刷を行う(▲1▼印刷指示)。印刷装置は印刷した度数に基づき算出された割引額を利用者に提示する(▲2▼割引案内)。印刷装置は割引情報をレジに転送する(▲3▼割引情報転送)。利用者は商品購入時に利用者本人であることを示し、商品の割引を要求する(▲4▼ユーザ認証+商品購入)。利用者は商品購入に関して割引を受ける(▲5▼割引)。
【0020】
印刷システムのシーケンス例を図2に示す。
利用者は携帯電話を利用してインターネット上の情報サイトを閲覧する(情報サイト閲覧)。紙に印刷出力したい情報画面で印刷ボタンを押下する(印刷指示)。
情報サイトは本考案で提案する利用者の印刷を仲介できる特定の情報サイトである。印刷ボタンは、画面上のソフトボタンであっても良いし、専用の物理的なボタンであっても良い。また、通信事業者が運営する「携帯電話網で閉じた」情報サイトを閲覧する場合にも適用するが、以降インターネット上の情報提供者(所謂アプリケーションサービスプロバイダ)の情報を閲覧した場合について説明する。
【0021】
インターネットファクシミリアドレスを入力する(アドレス情報取得、出力先アドレス入力)。図2ではブルートゥース(BT)や赤外線通信(IrDA)など構内無線を利用してインターネットファクシミリと通信し、直接アドレス情報を取得する場合を示している。その他、インターネットファクシミリアドレスを手入力する方法や携帯電話端末の電話帳に予め登録されているアドレスを呼び出す方法、又は、情報提供者側のサービスでインターネットファクシミリが設置されている店舗の識別番号や住所から絞込み検索させる方法が考えられる。
【0022】
印刷指示をされた情報提供者は、指示された情報をインターネットファクシミリが出力可能なファイル形式に変換してインターネットファクシミリに電子メール送信する(メール送信)。
情報提供者のデータベースには、各店舗に設置されたインターネットファクシミリの情報を登録しておく。登録の方法は、例えばパーソナルコンピュータから管理者用に用意された設定サイトに接続して各種情報を登録する。利用者からの印刷指示があった場合、予め登録されているアドレス以外の指定があった場合は利用者にエラーメールを返信する。予め登録されているアドレスの指定があった場合のみインターネットファクシミリにメールを送信する。
【0023】
また,指定された情報のファイル形式を変換してその都度印刷データを作成するのではなく、より高画素な、且つ印刷に適したデータを予め用意しておきインターネットファクシミリにメール送信しても良い。
【0024】
印刷情報を含んだメールを情報提供者から受信したインターネットファクシミリは、展開した印刷情報(画情報または展開前のメール情報)を一旦メモリに格納する。
印刷情報を含んだメールの識別は、例えばメールのsubject部に“PRINTREQUEST”というキーワードを抽出することにより行う。同時に、インターネットファクシミリはランダムにパスワードを作成して印刷情報と対応付けて格納しておく。
【0025】
インターネットファクシミリは作成したパスワードを情報提供者に送信する。この時、印刷情報として受信した電子メールの返信メールとして送信することにより、情報提供者側に印刷情報とパスワードの対応を知らせる(パスワード送信)。インターネットファクシミリは、次の印刷情報メールを受信するか、利用者にパスワードを入力されるまで待機する。例えば、“Re:PRINT REQUEST:xxxxxxxx”というsubject部を持つメールで返信する(xxxxxxxxは任意の識別記号。パスワードはメール本体に記載。)。一方、インターネットファクシミリの不具合で印刷不可能な場合は、その旨のエラーメールを情報提供者側に返信する。
【0026】
インターネットファクシミリは、利用者からパスワードが入力されて出力指示された場合、既に受信済みのメールの中から対応するメールのみを印字出力する。さらに、インターネットファクシミリは、印字出力した際に使用したサプライ(紙、トナー、光熱費)に基づき算出した課金情報を、情報提供者に送信する。その後、情報提供者は、インターネットファクシミリから受信した課金情報に情報提供料金を加算し、利用者に請求する。
【0027】
情報提供者は、パスワードを含んだ返信メールを受信したことによりインターネットファクシミリが正常動作中であることを認識し、受信した返信メールに対応する利用者にパスワードメールを転送する(パスワード転送)。
インターネットファクシミリからエラーメールを受信した場合は、インターネットファクシミリが印刷不可能である旨のメールを利用者の携帯電話にメール送信する。
【0028】
パスワードを含んだメールを携帯電話に受信した利用者は、ブルートゥースなどの構内無線によるか、又は手入力によりインターネットファクシミリにパスワードを入力する(パスワード入力)。
インターネットファクシミリは、パスワードが正しい場合、対応する印刷情報を紙で印刷出力する(印刷)。
【0029】
印刷終了後、インターネットファクシミリの液晶表示部に課金情報を表示する。さらに、情報提供者に対して課金情報をメール送信する(課金情報送信)。
情報提供者は、利用者と課金情報を蓄積し、別途利用者に請求する(対価請求)。情報提供者は、通信事業者と契約して携帯電話の通信料と同時に印刷対価を徴収させる方法が望ましい。
【0030】
インターネットファクシミリは、店舗のレジに対して割引情報を転送する(割引情報転送)。割引情報とは、利用者IDと店舗内の商品を購入した場合割引かれる金額(又は割引率など)とを対応付けた情報を指す。割引金額は、例えば、利用者が印刷した枚数に応じて算出され「印刷枚数×一定額」という算出方法が考えられるが特に限定しない。利用者IDは、例えば、利用者の携帯電話番号やメールアドレスなど、利用者を特定できる情報であれば、特に限定しない。
また、レジでは利用者ID毎に割引額を記録装置に格納しておき、インターネットファクシミリから割引額が転送される度に割引額を累積加算する。
【0031】
インターネットファクシミリは、BTなどの無線を利用して利用者の携帯電話に割引の案内を送信する(割引案内)。割引の案内とは、「○枚印刷しましたので、店内の商品を×円割引致します」などの情報を指す。
【0032】
利用者は、商品を購入する際にレジにてユーザ認証を行うことにより、所定額の割引を受ける(商品購入・ユーザ認証、購入価格割引)。ユーザ認証とは、例えばBTを利用して、利用者の携帯電話とレジとの間でIDの交換を行うことを指す。利用者に割引を提供し終わると、レジの記録装置に累積した割引情報は消去される。
【0033】
上記構成例では、BTを利用して割引額の案内行ったり、割引を受ける利用者を特定したりする方法を示しているが、これらの方法を何ら限定しない。割引額の案内は、印刷装置の表示装置に表示する方法であっても良い。また、インターネットファクシミリに磁気カードスロットを設け、印刷する毎に専用の磁気カードにポイントが加算され、店舗内の商品購入時にレジに提示して割引を受ける方法であっても良い。実施例3と4にて詳細を説明する。
【0034】
これにより、コンビニエンスストアや飲食店などの店舗内に設置された印刷装置を利用した場合、店舗内の商品購入が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購入促進の相乗効果を得る。
【0035】
第二の実施例におけるシステム概念を図5に示す。
利用者は店舗内で商品を購入する(▲1▼商品購入)。レジは購入した金額に基づき算出された割引額を利用者に提示する(▲2▼割引案内)。レジは割引情報を印刷装置に転送する(▲3▼割引情報転送)。利用者は印刷装置に利用者本人であることを示し、印刷の割引を要求する(▲4▼ユーザ認証+印刷指示)。利用者は印刷装置を用いた印刷に関して割引を受ける(▲5▼割引)。
【0036】
印刷システムのシーケンス例を図3に示す。
利用者は、店舗内で商品を購入する(商品購入)。
レジは、店舗に設置されたインターネットファクシミリに対して割引情報を転送する(割引情報転送)。割引情報とは、利用者IDと店舗内の印刷装置を利用した場合割引かれる金額(又は割引率など)とを対応付けた情報を指す。割引金額は、例えば、利用者が商品を購入した金額に応じて算出され「購入金額×一定額」という算出方法が考えられるが特に限定しない。利用者IDは、例えば、利用者の携帯電話番号やメールアドレスなど、利用者を特定できる情報であれば、特に限定しない。
また、インターネットファクシミリでは利用者ID毎に割引額を記録装置に格納しておき、レジから割引額が転送される度に割引額を累積加算する。
【0037】
レジは、BTなどの無線を利用して利用者の携帯電話に割引の案内を送信する(割引案内)。割引の案内とは、「○円購入しましたので、店内のプリンタにて×枚無料で印刷できます」などの情報を指す。
【0038】
利用者は携帯電話を利用してインターネット上の情報サイトを閲覧する(情報サイト閲覧)。紙に印刷出力したい情報画面で印刷ボタンを押下する(印刷指示)。
【0039】
インターネットファクシミリアドレスを入力する。図3ではブルートゥース(BT)や赤外線通信(IrDA)など構内無線を利用してインターネットファクシミリと通信し、直接アドレス情報を取得する場合を示している。この時、アドレス情報の取得に先立ちユーザ認証が行われ、割引対象の利用者であることが確認されると、インターネットファクシミリ内で割引対象フラグ情報を保管する(アドレス情報取得・ユーザ認証、出力先アドレス入力)。
【0040】
印刷指示をされた情報提供者は、指示された情報をインターネットファクシミリが出力可能なファイル形式に変換してインターネットファクシミリ装置に電子メール送信する(メール送信)。
【0041】
印刷情報を含んだメールを情報提供者から受信したインターネットファクシミリは、展開した印刷情報(画情報または展開前のメール情報)を一旦メモリに格納する。
【0042】
インターネットファクシミリは作成したパスワードを情報提供者に送信する(パスワード送信)。
【0043】
インターネットファクシミリは、利用者からパスワードが入力されて出力指示された場合、既に受信済みのメールの中から対応するメールのみを印字出力する。
情報提供者は、パスワードを含んだ返信メールを受信したことによりインターネットファクシミリが正常動作中であることを認識し、受信した返信メールに対応する利用者にパスワードメールを転送する(パスワード転送)。
【0044】
パスワードを含んだメールを携帯電話に受信した利用者は、BTなどの構内無線によるか、又は、手入力によりインターネットファクシミリにパスワードを入力する(パスワード入力)。
【0045】
インターネットファクシミリは、パスワードが正しい場合、対応する印刷情報を紙で印刷出力する(印刷)。
【0046】
印刷終了後、インターネットファクシミリは、情報提供者に対して課金情報をメール送信する(割引後の課金情報送信)。
【0047】
情報提供者は、利用者と課金情報を蓄積し、別途利用者に請求する(対価請求)。
【0048】
これにより、コンビニエンスストアや飲食店などの店舗内の商品を購入または飲食した場合、店舗内の印刷装置利用料が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0049】
第三の実施例におけるシステム概念を図6に示す。
利用者は印刷装置の磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、印刷する(▲1▼印刷)。印刷装置は磁気カードに利用額に応じた商品割引額を書き込む(▲2▼カード書き込み)。店舗内で商品購入時に磁気カードを提示すると、レジ担当者は磁気カードをレジに接続されたリーダに通し商品割引額を読み込むと同時に利用者を特定する(▲3▼ユーザ認証+商品購入)。利用者は商品購入に関して割引を得て、享受した割引分を磁気カードの記録から差し引かれる(▲4▼割引)。
これにより、第一の実施例におけるシステムをより簡易に、より安価に構築できる。
【0050】
第四の実施例におけるシステム概念を図7に示す。
商品を購入する際にレジの磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、レジに購入金額を入力する(▲1▼商品購入)。磁気カードに印刷割引額が書き込まれる(▲2▼カード書き込み)。店舗内の印刷装置の磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、印刷を行う。このとき印刷装置は利用者を特定する(▲3▼ユーザ認証と印刷)。利用者は印刷に関して割引を得る(▲4▼割引)。
これにより、第二の実施例におけるシステムをより簡易に、より安価に構築できる。
【0051】
第五の実施例におけるシステム概念を図8に示す。
携帯電話(又はその他の携帯端末)からBTを利用して印刷装置へ印刷指示を出す一連の動作中に、印刷装置は携帯電話からユーザID情報を取得する(▲1▼印刷+ユーザID情報)。取得したユーザID情報は、割引情報と対応付けてレジに転送される(▲2▼割引情報+ユーザID情報)。携帯電話とレジは、商品購入清算時にユーザ認証を行う(▲3▼ユーザ認証+商品購入)。レジに近づいただけで、BTが自動的にリンクを形成しユーザ認証が行われることが望ましい。
これにより、第一の実施例におけるシステムをより利便性の高いものとすることができる。
【0052】
第六の実施例におけるシステム概念を図9に示す。
商品購入清算時に携帯電話からユーザID情報を取得する(▲1▼商品購入+ユーザID情報)。この時、別の携帯電話のユーザIDを誤って取得してしまわないように、ユーザのボタン操作などをトリガにしてユーザIDの送受が行われるなどの仕組みが必要である。取得したユーザID情報は、割引情報と対応付けて印刷装置に転送される(▲2▼割引情報+ユーザID情報)。携帯電話と印刷装置は、携帯電話が印刷装置のアドレス情報を取得した時などに自動的にユーザ認証を行う(▲3▼ユーザ認証+印刷)。
これにより、第二の実施例におけるシステムをより利便性の高いものにすることができる。
【0053】
第七の実施例は、第五と第六の実施例において、利用者IDを入力してポイント残数参照を行えるようにする。また商品購入後あるいは印刷終了後にポイント残数が電子メールにて利用者の携帯端末に送られるようにする。これにより、利用者は携帯端末で商品価格割引ポイントと印刷価格割引ポイントの状況を把握できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、店舗に設置された印刷システムを利用することで店舗内の商品の購入価格が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0055】
請求項2記載の発明によれば、店舗内の商品を購入することで印刷システムの利用価格が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0056】
請求項3記載の発明によれば、印刷装置とレジとの間のポイント転送手段に磁気カードを利用するため、システムをより安価に構築できる。
【0057】
請求項4記載の発明によれば、印刷装置とレジとの間のポイント転送手段に磁気カードを利用するため、システムをより安価に構築できる。
【0058】
請求項5記載の発明によれば、印刷装置との間、又は、レジとの間で利用者IDの認証(ユーザ認証)する手段に携帯電話等の情報端末を利用するため、システムの利便性を高めることができる。
【0059】
請求項6記載の発明によれば、商品購入後または印刷終了後に残りのポイントが電子メールで送られて来る。また利用者は参照を希望すれば残りのポイントを知ることができるので利用状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】第一の実施例における、印刷により商品価格が割り引かれる場合のシーケンスを表す図である。
【図3】第二の実施例における、商品購入により印刷が割り引かれる場合のシーケンスを表す図である。
【図4】第一の実施例における、印刷により商品価格が割り引かれる場合のシステム概念図である。
【図5】第二の実施例における、商品購入により印刷が割り引かれる場合のシステム概念図である。
【図6】第三の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図7】第四の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図8】第五の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図9】第六の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
101 インターネットファクシミリ
102 携帯電話端末
103 インターネット
104 情報提供者
105 ゲートウェイ
106 携帯電話網
107 携帯電話基地局
108 レジスタ(POSシステム)
109 コンビニエンスストア等の商業施設
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンビニエンスストアや喫茶店などに設置される印刷システム、及び、そのビジネスモデルに関し、特に携帯電話やその他の携帯通信端末を利用した印刷サービスと、通信網に接続されたインターネットファクシミリやその他出力装置への印刷出力サービスに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話が進化し携帯電話単体でインターネット上の情報サイトにアクセスすることが可能となり、地図、各種電子チケット、電子クーポンなど様々な情報を入手することができるようになっている。
しかし、携帯電話単体では印刷機能を持たないこと、その性質上外出先での使用が多いことなどの理由から、携帯電話で得た情報を紙に印刷出力することは、極めて難しいという問題点があった。
上記問題を解決するために様々な印刷システムが考案されている。
【0003】
特許文献1では携帯電話からサーバを介して、IPアドレス付き出力装置に情報を送信し、印刷する方法を述べている。
【0004】
特許文献2では同じ情報でも携帯電話表示用と印刷用とで異なるようにし、出力する場合は情報量を増やして行う。携帯電話から印刷を指示するとWeb上で表示される情報が出力されるようにする。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−222387号公報
【特許文献2】
特開2002―36638号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような印刷システムにおいて、出力装置は図書館やオフィス、コンビニエンスストアなどに設置され、印刷システム単体で利用されるが、積極的にシステム活用を促すような付加サービスはない。商業施設、例えばコンビニエンスストアなどの店舗で印刷システムを利用する頻度は、店舗自体の経営を左右するほどの集客能力を生むとは言い難い。
【0007】
そこで本発明は、印刷システムを利用した利用者の購買意欲を刺激すること、及び、商品購入の割引が得られることに惹かれて印刷システムの利用を促進することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、印刷した度数に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、算出したポイントをレジに転送するための転送手段と、利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、利用者IDを確認するための認証手段と、ポイントに従って、購入商品の価格を割り引くための商品価格割引演算手段とを有し、利用者が印刷システムを利用した場合、店舗の商品の価格が上記商品価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、店舗の商品を購入した価格に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、算出したポイントを印刷装置に転送するための転送手段と、利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、利用者IDを確認するための認証手段と、ポイントに従って、印刷価格を割り引くための印刷価格割引演算手段とを有し、利用者が店舗の商品を購入した場合、印刷システムの利用価格が上記印刷価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記転送手段と上記記録手段、上記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、上記転送手段と上記記録手段、上記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、上記認証手段は、携帯電話等の情報端末機器であることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、上記認証手段により特定した利用者に上記記録手段により記録されたポイント残数を確認させる参照手段と、上記認証手段により特定した利用者に上記記録手段により記録されたポイント残数を電子メールにて通知する通知手段を有する請求項5記載の印刷システム。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のにおけるシステム構成を図1に示す。
本構成は、インターネットファクシミリを印刷装置として利用し、携帯電話から印刷指示をする場合の構成例である。
【0015】
コンビニエンスストア(印刷行為と独立した購買行為を伴う施設ならばこれに限らない)109に設置されたインターネットファクシミリ101は、インターネット103と接続され、携帯電話端末102との間はブルートゥースなどの構内無線で通信する。インターネットファクシミリ101とレジ108とはLANなどのケーブルで接続されている。インターネットファクシミリ101はこれに限定せず、例えばLモード端末の様に、電子メールを受信し紙に印刷出力可能な端末であれば良い。
【0016】
情報提供者104は、携帯電話用のwebサイトを運営し、携帯電話102利用者からの印刷指示によってインターネットファクシミリ101に印刷情報をメール送信する。
【0017】
ゲートウェイ105は、携帯電話網106とインターネット103のゲートウェイである。通常、携帯電話からインターネットアクセスを可能にするため通信事業者(キャリア)が運営する。携帯電話網106には携帯電話基地局107が繋がっている。
【0018】
レジ108は、印刷装置を設置する店舗(コンビニエンスストアや飲食店)で清算を行うためのレジスタ(POSシステム)を指す。
【0019】
第一の実施例におけるシステム概念を図4に示す。
利用者は印刷装置を用いて印刷を行う(▲1▼印刷指示)。印刷装置は印刷した度数に基づき算出された割引額を利用者に提示する(▲2▼割引案内)。印刷装置は割引情報をレジに転送する(▲3▼割引情報転送)。利用者は商品購入時に利用者本人であることを示し、商品の割引を要求する(▲4▼ユーザ認証+商品購入)。利用者は商品購入に関して割引を受ける(▲5▼割引)。
【0020】
印刷システムのシーケンス例を図2に示す。
利用者は携帯電話を利用してインターネット上の情報サイトを閲覧する(情報サイト閲覧)。紙に印刷出力したい情報画面で印刷ボタンを押下する(印刷指示)。
情報サイトは本考案で提案する利用者の印刷を仲介できる特定の情報サイトである。印刷ボタンは、画面上のソフトボタンであっても良いし、専用の物理的なボタンであっても良い。また、通信事業者が運営する「携帯電話網で閉じた」情報サイトを閲覧する場合にも適用するが、以降インターネット上の情報提供者(所謂アプリケーションサービスプロバイダ)の情報を閲覧した場合について説明する。
【0021】
インターネットファクシミリアドレスを入力する(アドレス情報取得、出力先アドレス入力)。図2ではブルートゥース(BT)や赤外線通信(IrDA)など構内無線を利用してインターネットファクシミリと通信し、直接アドレス情報を取得する場合を示している。その他、インターネットファクシミリアドレスを手入力する方法や携帯電話端末の電話帳に予め登録されているアドレスを呼び出す方法、又は、情報提供者側のサービスでインターネットファクシミリが設置されている店舗の識別番号や住所から絞込み検索させる方法が考えられる。
【0022】
印刷指示をされた情報提供者は、指示された情報をインターネットファクシミリが出力可能なファイル形式に変換してインターネットファクシミリに電子メール送信する(メール送信)。
情報提供者のデータベースには、各店舗に設置されたインターネットファクシミリの情報を登録しておく。登録の方法は、例えばパーソナルコンピュータから管理者用に用意された設定サイトに接続して各種情報を登録する。利用者からの印刷指示があった場合、予め登録されているアドレス以外の指定があった場合は利用者にエラーメールを返信する。予め登録されているアドレスの指定があった場合のみインターネットファクシミリにメールを送信する。
【0023】
また,指定された情報のファイル形式を変換してその都度印刷データを作成するのではなく、より高画素な、且つ印刷に適したデータを予め用意しておきインターネットファクシミリにメール送信しても良い。
【0024】
印刷情報を含んだメールを情報提供者から受信したインターネットファクシミリは、展開した印刷情報(画情報または展開前のメール情報)を一旦メモリに格納する。
印刷情報を含んだメールの識別は、例えばメールのsubject部に“PRINTREQUEST”というキーワードを抽出することにより行う。同時に、インターネットファクシミリはランダムにパスワードを作成して印刷情報と対応付けて格納しておく。
【0025】
インターネットファクシミリは作成したパスワードを情報提供者に送信する。この時、印刷情報として受信した電子メールの返信メールとして送信することにより、情報提供者側に印刷情報とパスワードの対応を知らせる(パスワード送信)。インターネットファクシミリは、次の印刷情報メールを受信するか、利用者にパスワードを入力されるまで待機する。例えば、“Re:PRINT REQUEST:xxxxxxxx”というsubject部を持つメールで返信する(xxxxxxxxは任意の識別記号。パスワードはメール本体に記載。)。一方、インターネットファクシミリの不具合で印刷不可能な場合は、その旨のエラーメールを情報提供者側に返信する。
【0026】
インターネットファクシミリは、利用者からパスワードが入力されて出力指示された場合、既に受信済みのメールの中から対応するメールのみを印字出力する。さらに、インターネットファクシミリは、印字出力した際に使用したサプライ(紙、トナー、光熱費)に基づき算出した課金情報を、情報提供者に送信する。その後、情報提供者は、インターネットファクシミリから受信した課金情報に情報提供料金を加算し、利用者に請求する。
【0027】
情報提供者は、パスワードを含んだ返信メールを受信したことによりインターネットファクシミリが正常動作中であることを認識し、受信した返信メールに対応する利用者にパスワードメールを転送する(パスワード転送)。
インターネットファクシミリからエラーメールを受信した場合は、インターネットファクシミリが印刷不可能である旨のメールを利用者の携帯電話にメール送信する。
【0028】
パスワードを含んだメールを携帯電話に受信した利用者は、ブルートゥースなどの構内無線によるか、又は手入力によりインターネットファクシミリにパスワードを入力する(パスワード入力)。
インターネットファクシミリは、パスワードが正しい場合、対応する印刷情報を紙で印刷出力する(印刷)。
【0029】
印刷終了後、インターネットファクシミリの液晶表示部に課金情報を表示する。さらに、情報提供者に対して課金情報をメール送信する(課金情報送信)。
情報提供者は、利用者と課金情報を蓄積し、別途利用者に請求する(対価請求)。情報提供者は、通信事業者と契約して携帯電話の通信料と同時に印刷対価を徴収させる方法が望ましい。
【0030】
インターネットファクシミリは、店舗のレジに対して割引情報を転送する(割引情報転送)。割引情報とは、利用者IDと店舗内の商品を購入した場合割引かれる金額(又は割引率など)とを対応付けた情報を指す。割引金額は、例えば、利用者が印刷した枚数に応じて算出され「印刷枚数×一定額」という算出方法が考えられるが特に限定しない。利用者IDは、例えば、利用者の携帯電話番号やメールアドレスなど、利用者を特定できる情報であれば、特に限定しない。
また、レジでは利用者ID毎に割引額を記録装置に格納しておき、インターネットファクシミリから割引額が転送される度に割引額を累積加算する。
【0031】
インターネットファクシミリは、BTなどの無線を利用して利用者の携帯電話に割引の案内を送信する(割引案内)。割引の案内とは、「○枚印刷しましたので、店内の商品を×円割引致します」などの情報を指す。
【0032】
利用者は、商品を購入する際にレジにてユーザ認証を行うことにより、所定額の割引を受ける(商品購入・ユーザ認証、購入価格割引)。ユーザ認証とは、例えばBTを利用して、利用者の携帯電話とレジとの間でIDの交換を行うことを指す。利用者に割引を提供し終わると、レジの記録装置に累積した割引情報は消去される。
【0033】
上記構成例では、BTを利用して割引額の案内行ったり、割引を受ける利用者を特定したりする方法を示しているが、これらの方法を何ら限定しない。割引額の案内は、印刷装置の表示装置に表示する方法であっても良い。また、インターネットファクシミリに磁気カードスロットを設け、印刷する毎に専用の磁気カードにポイントが加算され、店舗内の商品購入時にレジに提示して割引を受ける方法であっても良い。実施例3と4にて詳細を説明する。
【0034】
これにより、コンビニエンスストアや飲食店などの店舗内に設置された印刷装置を利用した場合、店舗内の商品購入が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購入促進の相乗効果を得る。
【0035】
第二の実施例におけるシステム概念を図5に示す。
利用者は店舗内で商品を購入する(▲1▼商品購入)。レジは購入した金額に基づき算出された割引額を利用者に提示する(▲2▼割引案内)。レジは割引情報を印刷装置に転送する(▲3▼割引情報転送)。利用者は印刷装置に利用者本人であることを示し、印刷の割引を要求する(▲4▼ユーザ認証+印刷指示)。利用者は印刷装置を用いた印刷に関して割引を受ける(▲5▼割引)。
【0036】
印刷システムのシーケンス例を図3に示す。
利用者は、店舗内で商品を購入する(商品購入)。
レジは、店舗に設置されたインターネットファクシミリに対して割引情報を転送する(割引情報転送)。割引情報とは、利用者IDと店舗内の印刷装置を利用した場合割引かれる金額(又は割引率など)とを対応付けた情報を指す。割引金額は、例えば、利用者が商品を購入した金額に応じて算出され「購入金額×一定額」という算出方法が考えられるが特に限定しない。利用者IDは、例えば、利用者の携帯電話番号やメールアドレスなど、利用者を特定できる情報であれば、特に限定しない。
また、インターネットファクシミリでは利用者ID毎に割引額を記録装置に格納しておき、レジから割引額が転送される度に割引額を累積加算する。
【0037】
レジは、BTなどの無線を利用して利用者の携帯電話に割引の案内を送信する(割引案内)。割引の案内とは、「○円購入しましたので、店内のプリンタにて×枚無料で印刷できます」などの情報を指す。
【0038】
利用者は携帯電話を利用してインターネット上の情報サイトを閲覧する(情報サイト閲覧)。紙に印刷出力したい情報画面で印刷ボタンを押下する(印刷指示)。
【0039】
インターネットファクシミリアドレスを入力する。図3ではブルートゥース(BT)や赤外線通信(IrDA)など構内無線を利用してインターネットファクシミリと通信し、直接アドレス情報を取得する場合を示している。この時、アドレス情報の取得に先立ちユーザ認証が行われ、割引対象の利用者であることが確認されると、インターネットファクシミリ内で割引対象フラグ情報を保管する(アドレス情報取得・ユーザ認証、出力先アドレス入力)。
【0040】
印刷指示をされた情報提供者は、指示された情報をインターネットファクシミリが出力可能なファイル形式に変換してインターネットファクシミリ装置に電子メール送信する(メール送信)。
【0041】
印刷情報を含んだメールを情報提供者から受信したインターネットファクシミリは、展開した印刷情報(画情報または展開前のメール情報)を一旦メモリに格納する。
【0042】
インターネットファクシミリは作成したパスワードを情報提供者に送信する(パスワード送信)。
【0043】
インターネットファクシミリは、利用者からパスワードが入力されて出力指示された場合、既に受信済みのメールの中から対応するメールのみを印字出力する。
情報提供者は、パスワードを含んだ返信メールを受信したことによりインターネットファクシミリが正常動作中であることを認識し、受信した返信メールに対応する利用者にパスワードメールを転送する(パスワード転送)。
【0044】
パスワードを含んだメールを携帯電話に受信した利用者は、BTなどの構内無線によるか、又は、手入力によりインターネットファクシミリにパスワードを入力する(パスワード入力)。
【0045】
インターネットファクシミリは、パスワードが正しい場合、対応する印刷情報を紙で印刷出力する(印刷)。
【0046】
印刷終了後、インターネットファクシミリは、情報提供者に対して課金情報をメール送信する(割引後の課金情報送信)。
【0047】
情報提供者は、利用者と課金情報を蓄積し、別途利用者に請求する(対価請求)。
【0048】
これにより、コンビニエンスストアや飲食店などの店舗内の商品を購入または飲食した場合、店舗内の印刷装置利用料が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0049】
第三の実施例におけるシステム概念を図6に示す。
利用者は印刷装置の磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、印刷する(▲1▼印刷)。印刷装置は磁気カードに利用額に応じた商品割引額を書き込む(▲2▼カード書き込み)。店舗内で商品購入時に磁気カードを提示すると、レジ担当者は磁気カードをレジに接続されたリーダに通し商品割引額を読み込むと同時に利用者を特定する(▲3▼ユーザ認証+商品購入)。利用者は商品購入に関して割引を得て、享受した割引分を磁気カードの記録から差し引かれる(▲4▼割引)。
これにより、第一の実施例におけるシステムをより簡易に、より安価に構築できる。
【0050】
第四の実施例におけるシステム概念を図7に示す。
商品を購入する際にレジの磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、レジに購入金額を入力する(▲1▼商品購入)。磁気カードに印刷割引額が書き込まれる(▲2▼カード書き込み)。店舗内の印刷装置の磁気カードスロットに磁気カードを挿入し、印刷を行う。このとき印刷装置は利用者を特定する(▲3▼ユーザ認証と印刷)。利用者は印刷に関して割引を得る(▲4▼割引)。
これにより、第二の実施例におけるシステムをより簡易に、より安価に構築できる。
【0051】
第五の実施例におけるシステム概念を図8に示す。
携帯電話(又はその他の携帯端末)からBTを利用して印刷装置へ印刷指示を出す一連の動作中に、印刷装置は携帯電話からユーザID情報を取得する(▲1▼印刷+ユーザID情報)。取得したユーザID情報は、割引情報と対応付けてレジに転送される(▲2▼割引情報+ユーザID情報)。携帯電話とレジは、商品購入清算時にユーザ認証を行う(▲3▼ユーザ認証+商品購入)。レジに近づいただけで、BTが自動的にリンクを形成しユーザ認証が行われることが望ましい。
これにより、第一の実施例におけるシステムをより利便性の高いものとすることができる。
【0052】
第六の実施例におけるシステム概念を図9に示す。
商品購入清算時に携帯電話からユーザID情報を取得する(▲1▼商品購入+ユーザID情報)。この時、別の携帯電話のユーザIDを誤って取得してしまわないように、ユーザのボタン操作などをトリガにしてユーザIDの送受が行われるなどの仕組みが必要である。取得したユーザID情報は、割引情報と対応付けて印刷装置に転送される(▲2▼割引情報+ユーザID情報)。携帯電話と印刷装置は、携帯電話が印刷装置のアドレス情報を取得した時などに自動的にユーザ認証を行う(▲3▼ユーザ認証+印刷)。
これにより、第二の実施例におけるシステムをより利便性の高いものにすることができる。
【0053】
第七の実施例は、第五と第六の実施例において、利用者IDを入力してポイント残数参照を行えるようにする。また商品購入後あるいは印刷終了後にポイント残数が電子メールにて利用者の携帯端末に送られるようにする。これにより、利用者は携帯端末で商品価格割引ポイントと印刷価格割引ポイントの状況を把握できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、店舗に設置された印刷システムを利用することで店舗内の商品の購入価格が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0055】
請求項2記載の発明によれば、店舗内の商品を購入することで印刷システムの利用価格が割り引かれるので、印刷システムの利用促進、店舗の集客能力向上、商品購買促進の相乗効果を得る。
【0056】
請求項3記載の発明によれば、印刷装置とレジとの間のポイント転送手段に磁気カードを利用するため、システムをより安価に構築できる。
【0057】
請求項4記載の発明によれば、印刷装置とレジとの間のポイント転送手段に磁気カードを利用するため、システムをより安価に構築できる。
【0058】
請求項5記載の発明によれば、印刷装置との間、又は、レジとの間で利用者IDの認証(ユーザ認証)する手段に携帯電話等の情報端末を利用するため、システムの利便性を高めることができる。
【0059】
請求項6記載の発明によれば、商品購入後または印刷終了後に残りのポイントが電子メールで送られて来る。また利用者は参照を希望すれば残りのポイントを知ることができるので利用状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】第一の実施例における、印刷により商品価格が割り引かれる場合のシーケンスを表す図である。
【図3】第二の実施例における、商品購入により印刷が割り引かれる場合のシーケンスを表す図である。
【図4】第一の実施例における、印刷により商品価格が割り引かれる場合のシステム概念図である。
【図5】第二の実施例における、商品購入により印刷が割り引かれる場合のシステム概念図である。
【図6】第三の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図7】第四の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図8】第五の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【図9】第六の実施例におけるシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
101 インターネットファクシミリ
102 携帯電話端末
103 インターネット
104 情報提供者
105 ゲートウェイ
106 携帯電話網
107 携帯電話基地局
108 レジスタ(POSシステム)
109 コンビニエンスストア等の商業施設
Claims (6)
- 利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、
印刷した度数に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、
算出したポイントをレジに転送するための転送手段と、
利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、
利用者IDを確認するための認証手段と、
ポイントに従って、購入商品の価格を割り引くための商品価格割引演算手段とを有し、
利用者が印刷システムを利用した場合、店舗の商品の価格が前記商品価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする印刷システム。 - 利用者からの指示により、各種データを印字出力する印刷手段と、
店舗の商品を購入した価格に従って、利用者にポイントを付与するためのポイント演算手段と、
算出したポイントを印刷装置に転送するための転送手段と、
利用者と対応付けてポイントを格納する記録手段と、
利用者IDを確認するための認証手段と、
ポイントに従って、印刷価格を割り引くための印刷価格割引演算手段とを有し、
利用者が店舗の商品を購入した場合、印刷システムの利用価格が前記印刷価格割引演算手段に従い割り引かれることを特徴とする印刷システム。 - 前記転送手段、前記記録手段および前記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記転送手段、前記記録手段および前記認証手段は、磁気カードであることを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 前記認証手段は、携帯電話等の情報端末機器であることを特徴とする請求項1または2記載の印刷システム。
- 前記認証手段により特定した利用者に前記記録手段により記録されたポイント残数を確認させる参照手段と、前記認証手段により特定した利用者に前記記録手段により記録されたポイント残数を電子メールにて通知する通知手段を有する請求項5記載の印刷システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002259445A JP2004102366A (ja) | 2002-09-04 | 2002-09-04 | 印刷システム |
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JP (1) | JP2004102366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10515537B2 (en) | 2016-01-26 | 2019-12-24 | Beijing Didi Infinity Technology And Development Co., Ltd. | Systems and methods for monitoring on-route transportations |
-
2002
- 2002-09-04 JP JP2002259445A patent/JP2004102366A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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US10515537B2 (en) | 2016-01-26 | 2019-12-24 | Beijing Didi Infinity Technology And Development Co., Ltd. | Systems and methods for monitoring on-route transportations |
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