JP2004102017A - カメラジャケット - Google Patents
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Abstract
【課題】水飛沫を受けた場合や小雨などの場合にカメラヘッドの揺動を阻害することなく水滴からデジタルカメラを保護できるカメラジャケットを提供する。
【解決手段】カメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の前端面1408に装着される装着部26と、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて装着部26が前端面1408に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材28とで構成されている。カメラ本体用ジャケット24は、カメラ本体12の矩形板部1202に対応する形状に形成され矩形板部1202を覆う矩形板部2402と、カメラ本体12の柱部1204,1205に対応する形状に形成され柱部1204,1205を覆う柱部2404,2405とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】カメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の前端面1408に装着される装着部26と、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて装着部26が前端面1408に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材28とで構成されている。カメラ本体用ジャケット24は、カメラ本体12の矩形板部1202に対応する形状に形成され矩形板部1202を覆う矩形板部2402と、カメラ本体12の柱部1204,1205に対応する形状に形成され柱部1204,1205を覆う柱部2404,2405とを備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラなどに装着されるカメラジャケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの防水カバーは従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−307325号公報(図1)
【0004】
この種の防水カバーは、撮影光学系や撮像素子などの全てのカメラ構成部品が単一のボディに組み込まれたデジタルカメラを対象としており、デジタルカメラ全体が収容されるように構成されている。
一方、近年では、撮影光学系と該撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成する撮像素子とを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドを揺動可能に支持するカメラ本体との2つのボディから構成されたデジタルカメラが提供されている。
このようなデジタルカメラでは、カメラヘッドの揺動時には、カメラヘッドはカメラ本体の輪郭の外側に突出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、2つのボディから構成されたデジタルカメラの場合、その全体が収容されるように防水カバーを構成した場合には、カメラヘッドが防水カバーに当たりカメラヘッドが揺動できなくなる不具合が生じる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、完全な防水カバーとは言えないものの、水飛沫を受けた場合や小雨などの場合にカメラヘッドの揺動を阻害することなく水滴からデジタルカメラを保護できるカメラ用ジャケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、撮影光学系と該撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成する撮像素子とを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドを揺動可能に支持するカメラ本体とからなるカメラに装着されるカメラジャケットであって、前記カメラジャケットは、カメラヘッド用ジャケットとカメラ本体用ジャケットからなり、カメラヘッド用ジャケットは、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されてカメラヘッドに装着されるように構成され、前記カメラ本体用ジャケットは、前記カメラ本体に装脱可能に装着されるように構成され、前記カメラヘッド用ジャケットをカメラヘッドに装着し、かつ、前記カメラ本体用ジャケットをカメラ本体に装着した状態で、カメラヘッドはカメラ本体に対して揺動できるように構成されていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、カメラヘッドを揺動させつつ撮影を行なえ、また、水滴のカメラへの付着を防止する上で極めて有利となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるカメラジャケットの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明のカメラジャケットが装着されるデジタルカメラから説明する。
図8はデジタルカメラの斜視図を示す。
デジタルカメラ10は、カメラ本体12と、該カメラ本体12に対して揺動可能に支持されたカメラヘッド14とを備えている。
前記カメラ本体12は、ほぼ矩形板状の矩形板部1202と、この矩形板部1202の上部の左右両側からそれぞれ突設された柱部1204,1205とを備えている。
そして、矩形板部1202の上部と左右両側の柱部1204,1205の間に該カメラ本体12の前後方向及び上方に開放状の収容部1206が形成されている。
前記左右両側の柱部1204,1205の上端は同じ高さで形成され、互いに同一形状の円筒面で形成されている。
前記左側の柱部1204の上端にはシャッターボタン1210が設けられ、左側の柱部1204の左側面の上方寄り箇所には、カメラ10の動作モードを複数種類の撮影モード、再生モードに切り換えるモード切換ダイアル1212が設けられ、矩形板部1202の後面にはモニタ1214が設けられている。
【0008】
前記カメラヘッド14は前記柱部1204,1205と同一の厚さで形成され、カメラヘッド14の左右側面1402、正面1404、背面1406、前端面1408は平坦面で形成され、後端面1410は前記柱部1204,1205と同一形状の円筒面で形成されている。
前記カメラヘッド14は前記収容部1206に配設され、カメラヘッド14の左右側面1402箇所が両側の柱部1204,1205に支持され、カメラヘッド14は、カメラ10の左右方向に延在する揺動軸心の周りに揺動可能に配設されている。
【0009】
前記カメラヘッド14の左側部には、撮影光学系と撮像素子が配設され、カメラヘッド14の右側部には、フラッシュライト1412が配設されている。
前記撮影光学系は、被写体像を結像するものであり、前記撮像素子は、撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成するものであり、この撮像信号は不図示のカメラ信号処理部によって処理されることによって画像データが生成され、前記モニタ1214に表示される。
前記フラッシュライト1412は、フラッシュライト駆動回路から供給される駆動信号に基づいて発光し、被写体に光を照射するように構成されている。
そして、カメラヘッド14の前端面1408の左側部には、前記撮影光学系の前方に位置するように撮影レンズ用窓1414が設けられ、この撮影レンズ用窓1414には、前記撮影光学系を構成する撮影レンズ1416が露出するように配設されている。
また、カメラヘッド14の前端面1408の右側部には、前記フラッシュライト1402の前方に位置するようにフラッシュライト用窓1418が設けられている。
図8(B)に示すように、前記カメラヘッド14は、前端面1408を前記収容部1206の底面に臨ませた状態で収納位置となり、図8(A)に示すように、この収納位置から揺動させ前端面1408をカメラ本体12の外方に向けた状態で使用位置(撮影可能位置)となる。
【0010】
次に、以上の構成からなるカメラに装着されるカメラジャケットについて説明する。
図1はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図、図2(A)はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
図1に示すように、カメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。
【0011】
前記カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されてカメラヘッド14に装着されるように構成されている。
図3(A)はカメラヘッド用ジャケットの側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のCC線断面図である。
前記カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の前端面1408に装着される装着部26と、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて装着部26が前端面1408に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材28とで構成されている。
前記装着部26は硬質の合成樹脂(例えば、ABS樹脂)からカメラヘッド14の前端面1408に係合する形状に形成され、本実施の形態では矩形枠状に形成されている。
【0012】
前記装着部26がカメラヘッド14の前端面1408に装着された状態で、前記撮影レンズ1416およびフラッシュライト1412前方に臨む箇所には、これら撮影レンズ1416およびフラッシュライト1412がその内側に入るように左右に横長の窓2602が開口され、この窓2602には合成樹脂製の透明板2604が組み込まれている。なお、図2(B)、(C)において符号2606は、撮影レンズ1416の前方箇所と、フラッシュライト1412の前方箇所とを仕切るように窓2602の上縁と下縁とにわたって上下に延在するリブを示す。
また、前記装着部26の左右方向の両端から円柱状のガイドピン2608がそれぞれ突設されている。
【0013】
前記取り付け部材28は、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能にカメラヘッド14に掛装されて前記装着部26が前記前端面1408に装着された状態を保持するものである。
前記取り付け部材28は、カメラヘッド14の左右方向の幅とほぼ同じ寸法の幅を有して形成され、可撓可能な薄板状の合成樹脂で形成されている。本実施の形態では、合成樹脂として透明なビニール(ポリエチレンまたは塩化ビニル)が用いられている。
また、本実施の形態では、前記取り付け部材28は、前記装着部26が前記前端面1408に装着された状態でカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿った装着部26の両端(装着部26の上下端部)から延出された二つの分割片2802、2804で構成されている。そして各分割片2802,2804の端部に面ファスナー2806が設けられ、二つの分割片2802,2804はこれら面ファスナー2806により係脱可能に連結できるように構成されている。
【0014】
前記カメラヘッド用ジャケット22のカメラヘッド14への装着は、図8(A)に示すように、まず、カメラヘッド14を収納位置から例えば90度揺動させる。
次に、装着部26をカメラヘッド14の前端面1408に装着し、分割片2802,2804をカメラヘッド14の正面1404と背面1406に沿って延在させる。
そして、長さの大きい一方の分割片2802をカメラヘッド14の後端面1410から背面14103へとカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って掛装し、両分割片2802,2804の端部の面ファスナー2806を係合させることで装着させる。
前記カメラヘッド用ジャケット22を取り外す場合にも、同様にまず、カメラヘッド14を収納位置から例えば90度揺動させた状態とし、前記とは逆の手順で行なう。
【0015】
前記カメラ本体用ジャケット24は前記カメラ本体12に装脱可能に装着されるように構成されている。
図4(A)はカメラ本体用ジャケットの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図、図5(A)、(B)はそれぞれカメラ本体用ジャケットの柱部の斜視図、図6はカメラ本体用ジャケットの底部の斜視図である。
前記カメラ本体用ジャケット24は、カメラ本体12の矩形板部1202に対応する形状に形成され矩形板部1202を覆う矩形板部2402と、カメラ本体12の柱部1204,1205に対応する形状に形成され柱部1204,1205を覆う柱部2404,2405とを備え、カメラ本体12にジャストフィットするように構成されている。
前記カメラ本体用ジャケット24の矩形板部1202および柱部1204,1205の面を構成する箇所は、可撓可能な薄板状の合成樹脂で形成されている。本実施の形態では、合成樹脂として透明なビニール(ポリエチレンまたは塩化ビニル)2430が用いられている。このようにカメラ本体用ジャケット24の面を構成する箇所に透明材料を用いたので、カメラ操作部材の箇所が外部から視認でき、シャッターボタン1210などのような押圧操作する操作部材の操作をカメラ本体用ジャケット24の外側から簡単に行なう上で有利となる。
【0016】
図4、図5(A)、(B)に示すように、前記矩形板部2402の上部には開口2410が形成されており、この開口2410を介して矩形板部2402の上部は上方に開放状に形成されている。
また、柱部1204,1205の内側の側面にもそれぞれ開口2414,2415が形成されており、これら開口2414,2415を介して柱部1204,1205の内側面は開放状に形成されている。
【0017】
そして、矩形板部2402の開口2410の前後の縁部分と、柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分には、硬質の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)からなる枠状部材2432が取着されている。
すなわち、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された状態で、カメラヘッド14の収容部1206に臨む左右両側の柱部1204,1205の縁に沿って装着される箇所2432Aと、収容部1206に臨む矩形板部2402の前後の縁に沿って装着される箇所2432Bとからなる枠状部材2432が設けられ、枠状部材2432の内側には、前記開口2410,2414,2415が繋がった単一の開口が形成される。
この枠状部材2432は、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された際にカメラ本体用ジャケット24のずれや変形を防止するものである。
また、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された状態で、カメラ本体12の外側の角部に臨む箇所には、可撓可能で軟質の合成樹脂2434がビニール2430に対して取着されており、カメラ本体用ジャケット24の角部をこの合成樹脂2434により保護し補強している。
【0018】
なお、カメラヘッド用ジャケット22の装着部26はカメラヘッド14の前端面1408に係合される関係上、装着部26の左右方向の幅は前端面1408の左右幅よりも大きい寸法となっており、カメラヘッド22の揺動に伴いこの装着部26も揺動する。
したがって、この装着部26の揺動が支障なく行われるように、カメラ本体用ジャケット24の柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分2432Bは、すなわち、柱部2404,2405が収容部1206に臨む部分2432Bは、図2(B)に示すように、カメラ本体12の柱部1204,1205が収容部1206に臨む部分よりも左右方向の外側に偏位して位置するように形成されている。
【0019】
図5(A)、(B)に示すように、カメラ本体用ジャケット24の柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分2432Bは、すなわち、柱部2404,2405が収容部1206に臨む部分2432Bには、カメラヘッド14が揺動する際に前記ガイドピン2608に係合可能なガイド溝2440,2442が円弧状に形成されている。
また、右側の柱部2405のガイド溝2442の下縁に沿った箇所には、ガイド板2444がガイド溝2442に沿って円弧状に突設されている。このガイド板2444はカメラヘッド14の側面1402の近傍まで延在し、前記装着部26の後端面およびガイドピン2608に接触することで、カメラヘッド14の揺動時における装着部26の揺動がより円滑になされるように構成されている。
これらガイドピン2608およびガイド溝2440,2442は、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した際に、双方のジャケット22,24を繋げ、双方のジャケット22,24に一体性を持たせたものである。
【0020】
図6に示すように、カメラ本体用ジャケット24の底部には、矩形板部2402の各面の下端からそれらの面と同じ幅でそれぞれ開閉片2450,2452,2454,2456が延在形成され、開閉片2450,2452,2454,2456の基部の内側に開閉口2458が設けられ、開閉口2458からカメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着されるように構成されている。
前記開閉片2450,2452,2454,2456は矩形板部2402と同様にビニール2430製であり、矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454の縁と、矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456の縁には軟質の合成樹脂2434がビニール2430に対して取着されている。
矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452は、その延出長さが小さい寸法で形成され、各開閉片2450,2452の外面にそれぞれ面ファスナー2450A、2452Aが取着されている。
矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454は、その延出長さが矩形板部2402の厚さと同じ寸法で形成され、開閉片2454の内面の全域に面ファスナー2454Aが取着されている。
矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456は、その延出長さが矩形板部2402の厚さと同じ寸法で形成され、開閉片2456の内面で左右方向の両側にそれぞれ面ファスナー2456Aが取着され、開閉片2456の外面の全域に面ファスナー2456Bが取着されている。
【0021】
前記カメラ本体用ジャケット24のカメラ本体12への装脱は、図8(B)に示すように、カメラヘッド用ジャケット22がカメラヘッド14に装着されていない状態で、かつ、カメラヘッド14を収納位置に位置させ、あるいは、カメラヘッド14を真上に向けた状態で行なう。
すなわち、全ての開閉片2450,2452,2454,2456を開き、この開かれたカメラ本体用ジャケット24の開閉口2458にカメラヘッド14の柱部1204,1205を入れ、カメラ本体12の柱部1204,1205の上端から柱部1204,1205、矩形板部1202へと装着し、カメラ本体用ジャケット24の柱部1204,1205、矩形板部1202をカメラ本体12の柱部1204,1205、矩形板部1202に装着し、開閉片2450,2452,2454,2456を閉じ、カメラ本体用ジャケット24の開閉口2458を閉塞することで行なう。
開閉口2458の閉塞は、矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452を閉じ、次に、矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456を閉じ、矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452の面ファスナー2450A、2452Aと矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456の内面の面ファスナー2456Aとを係合させる。
【0022】
次に、矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454を閉じ、開閉片2454の面ファスナー2454Aを開閉片2456の外面の面ファスナー2456Bに係合させる。
これにより開閉口2458が閉塞され、開閉口2458の開放は前記と逆の操作により行なう。
なお、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、かつ、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した状態で、カメラヘッド14は、装着部26が枠状部材2432に当たるため図8(B)に示す収納位置およびその近傍では揺動させることはできないものの、それ以外の範囲での揺動は可能であり、例えば、図8(A)に実線および想像線で示すように、カメラヘッド14をカメラ10の前方および後方に向けた180度の範囲では無論揺動可能である。
【0023】
本実施の形態では、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、かつ、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した状態で、すなわち、カメラジャケット20をカメラ10に装着した状態で、シャッターボタン1210を押すと前記撮影光学系、窓2602、透明板2604を介して撮影を行なえ、また、フラッシュライ1412から発光される光も窓2602、透明板2604を介して被写体に照射させることが可能となる。
また、カメラヘッド20は、収納位置の近傍以外の範囲で揺動させることができ、したがって、カメラ10の前方および後方に向けた状態で撮影を行なうことができる。
また、例えば、プールサイドなどで水飛沫を受けたような場合、あるいは、屋外で雨が降り始めてきたような場合であっても、カメラ10の大半はカメラジャケット20により覆われているため、水滴はカメラジャケット20に当たることになり、水滴のカメラ10への付着を防止する上で極めて有利となる。
【0024】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図7は第2の実施の形態に係るカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図である。
第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付して説明すると、図7に示すように、第2の実施の形態に係るカメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。
そして、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の柱部2404,2405の内側に相当する箇所が蛇腹部2404A,2405Aとして形成され、カメラ本体用ジャケット24の形状に変化を持たせている。
蛇腹部2404A,2405Aは、硬質の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)を用いて枠状部材2432と一体に形成されている。
また、矩形板部2402の底面から側面、蛇腹部2405Aの側面にわたりカメラ本体12を装脱するためのファスナー30が設けられている。
このような第2の本実施の形態によっても、カメラヘッド20をカメラ10の前方および後方に向けた状態でシャッターボタン1210の操作により撮影を行なえ、また、フラッシュライ1412の光を被写体に照射させることが可能となり、水滴のカメラ10への付着を防止する上で極めて有利となる。
【0025】
なお、本実施の形態では、装着部26を硬質の合成樹脂で形成したが、装着部26を弾性を有するゴム部材で形成し、装着部26の弾性によってカメラヘッド14の前端面1408に嵌合された状態を保持するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、取り付け部材28の両端を装着部28に連結し、装着部28と取り付け部材28によりカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿ったカメラヘッド14の全周(周囲)に装着させる構成としたが、装着部28と取り付け部材28をカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿ったカメラヘッド14の全周に装着させず、取り付け部材28の一端をカメラヘッド14の適宜箇所に係止させるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のカメラジャケットによれば、カメラヘッドを揺動させつつ撮影を行なえ、また、水滴のデジタルカメラへの付着を防止する上で極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図である。
【図2】(A)はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
【図3】(A)はカメラヘッド用ジャケットの側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のCC線断面図である。
【図4】(A)はカメラ本体用ジャケットの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれカメラ本体用ジャケットの柱部の斜視図である。
【図6】カメラ本体用ジャケットの底部の斜視図である。
【図7】第2の実施の形態に係るカメラジャケットが装着されたデジタルカメラの斜視図である。
【図8】デジタルカメラの斜視図である。
【符号の説明】
10……デジタルカメラ、12……カメラ本体、14……カメラヘッド、20……カメラジャケット、22……カメラヘッド用ジャケット、24……カメラ本体用ジャケット、26……装着部、28……取り付け部材。
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラなどに装着されるカメラジャケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの防水カバーは従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−307325号公報(図1)
【0004】
この種の防水カバーは、撮影光学系や撮像素子などの全てのカメラ構成部品が単一のボディに組み込まれたデジタルカメラを対象としており、デジタルカメラ全体が収容されるように構成されている。
一方、近年では、撮影光学系と該撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成する撮像素子とを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドを揺動可能に支持するカメラ本体との2つのボディから構成されたデジタルカメラが提供されている。
このようなデジタルカメラでは、カメラヘッドの揺動時には、カメラヘッドはカメラ本体の輪郭の外側に突出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、2つのボディから構成されたデジタルカメラの場合、その全体が収容されるように防水カバーを構成した場合には、カメラヘッドが防水カバーに当たりカメラヘッドが揺動できなくなる不具合が生じる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、完全な防水カバーとは言えないものの、水飛沫を受けた場合や小雨などの場合にカメラヘッドの揺動を阻害することなく水滴からデジタルカメラを保護できるカメラ用ジャケットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、撮影光学系と該撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成する撮像素子とを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドを揺動可能に支持するカメラ本体とからなるカメラに装着されるカメラジャケットであって、前記カメラジャケットは、カメラヘッド用ジャケットとカメラ本体用ジャケットからなり、カメラヘッド用ジャケットは、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されてカメラヘッドに装着されるように構成され、前記カメラ本体用ジャケットは、前記カメラ本体に装脱可能に装着されるように構成され、前記カメラヘッド用ジャケットをカメラヘッドに装着し、かつ、前記カメラ本体用ジャケットをカメラ本体に装着した状態で、カメラヘッドはカメラ本体に対して揺動できるように構成されていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、カメラヘッドを揺動させつつ撮影を行なえ、また、水滴のカメラへの付着を防止する上で極めて有利となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるカメラジャケットの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明のカメラジャケットが装着されるデジタルカメラから説明する。
図8はデジタルカメラの斜視図を示す。
デジタルカメラ10は、カメラ本体12と、該カメラ本体12に対して揺動可能に支持されたカメラヘッド14とを備えている。
前記カメラ本体12は、ほぼ矩形板状の矩形板部1202と、この矩形板部1202の上部の左右両側からそれぞれ突設された柱部1204,1205とを備えている。
そして、矩形板部1202の上部と左右両側の柱部1204,1205の間に該カメラ本体12の前後方向及び上方に開放状の収容部1206が形成されている。
前記左右両側の柱部1204,1205の上端は同じ高さで形成され、互いに同一形状の円筒面で形成されている。
前記左側の柱部1204の上端にはシャッターボタン1210が設けられ、左側の柱部1204の左側面の上方寄り箇所には、カメラ10の動作モードを複数種類の撮影モード、再生モードに切り換えるモード切換ダイアル1212が設けられ、矩形板部1202の後面にはモニタ1214が設けられている。
【0008】
前記カメラヘッド14は前記柱部1204,1205と同一の厚さで形成され、カメラヘッド14の左右側面1402、正面1404、背面1406、前端面1408は平坦面で形成され、後端面1410は前記柱部1204,1205と同一形状の円筒面で形成されている。
前記カメラヘッド14は前記収容部1206に配設され、カメラヘッド14の左右側面1402箇所が両側の柱部1204,1205に支持され、カメラヘッド14は、カメラ10の左右方向に延在する揺動軸心の周りに揺動可能に配設されている。
【0009】
前記カメラヘッド14の左側部には、撮影光学系と撮像素子が配設され、カメラヘッド14の右側部には、フラッシュライト1412が配設されている。
前記撮影光学系は、被写体像を結像するものであり、前記撮像素子は、撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成するものであり、この撮像信号は不図示のカメラ信号処理部によって処理されることによって画像データが生成され、前記モニタ1214に表示される。
前記フラッシュライト1412は、フラッシュライト駆動回路から供給される駆動信号に基づいて発光し、被写体に光を照射するように構成されている。
そして、カメラヘッド14の前端面1408の左側部には、前記撮影光学系の前方に位置するように撮影レンズ用窓1414が設けられ、この撮影レンズ用窓1414には、前記撮影光学系を構成する撮影レンズ1416が露出するように配設されている。
また、カメラヘッド14の前端面1408の右側部には、前記フラッシュライト1402の前方に位置するようにフラッシュライト用窓1418が設けられている。
図8(B)に示すように、前記カメラヘッド14は、前端面1408を前記収容部1206の底面に臨ませた状態で収納位置となり、図8(A)に示すように、この収納位置から揺動させ前端面1408をカメラ本体12の外方に向けた状態で使用位置(撮影可能位置)となる。
【0010】
次に、以上の構成からなるカメラに装着されるカメラジャケットについて説明する。
図1はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図、図2(A)はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
図1に示すように、カメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。
【0011】
前記カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されてカメラヘッド14に装着されるように構成されている。
図3(A)はカメラヘッド用ジャケットの側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のCC線断面図である。
前記カメラヘッド用ジャケット22は、カメラヘッド14の前端面1408に装着される装着部26と、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて装着部26が前端面1408に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材28とで構成されている。
前記装着部26は硬質の合成樹脂(例えば、ABS樹脂)からカメラヘッド14の前端面1408に係合する形状に形成され、本実施の形態では矩形枠状に形成されている。
【0012】
前記装着部26がカメラヘッド14の前端面1408に装着された状態で、前記撮影レンズ1416およびフラッシュライト1412前方に臨む箇所には、これら撮影レンズ1416およびフラッシュライト1412がその内側に入るように左右に横長の窓2602が開口され、この窓2602には合成樹脂製の透明板2604が組み込まれている。なお、図2(B)、(C)において符号2606は、撮影レンズ1416の前方箇所と、フラッシュライト1412の前方箇所とを仕切るように窓2602の上縁と下縁とにわたって上下に延在するリブを示す。
また、前記装着部26の左右方向の両端から円柱状のガイドピン2608がそれぞれ突設されている。
【0013】
前記取り付け部材28は、カメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って係脱可能にカメラヘッド14に掛装されて前記装着部26が前記前端面1408に装着された状態を保持するものである。
前記取り付け部材28は、カメラヘッド14の左右方向の幅とほぼ同じ寸法の幅を有して形成され、可撓可能な薄板状の合成樹脂で形成されている。本実施の形態では、合成樹脂として透明なビニール(ポリエチレンまたは塩化ビニル)が用いられている。
また、本実施の形態では、前記取り付け部材28は、前記装着部26が前記前端面1408に装着された状態でカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿った装着部26の両端(装着部26の上下端部)から延出された二つの分割片2802、2804で構成されている。そして各分割片2802,2804の端部に面ファスナー2806が設けられ、二つの分割片2802,2804はこれら面ファスナー2806により係脱可能に連結できるように構成されている。
【0014】
前記カメラヘッド用ジャケット22のカメラヘッド14への装着は、図8(A)に示すように、まず、カメラヘッド14を収納位置から例えば90度揺動させる。
次に、装着部26をカメラヘッド14の前端面1408に装着し、分割片2802,2804をカメラヘッド14の正面1404と背面1406に沿って延在させる。
そして、長さの大きい一方の分割片2802をカメラヘッド14の後端面1410から背面14103へとカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿って掛装し、両分割片2802,2804の端部の面ファスナー2806を係合させることで装着させる。
前記カメラヘッド用ジャケット22を取り外す場合にも、同様にまず、カメラヘッド14を収納位置から例えば90度揺動させた状態とし、前記とは逆の手順で行なう。
【0015】
前記カメラ本体用ジャケット24は前記カメラ本体12に装脱可能に装着されるように構成されている。
図4(A)はカメラ本体用ジャケットの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図、図5(A)、(B)はそれぞれカメラ本体用ジャケットの柱部の斜視図、図6はカメラ本体用ジャケットの底部の斜視図である。
前記カメラ本体用ジャケット24は、カメラ本体12の矩形板部1202に対応する形状に形成され矩形板部1202を覆う矩形板部2402と、カメラ本体12の柱部1204,1205に対応する形状に形成され柱部1204,1205を覆う柱部2404,2405とを備え、カメラ本体12にジャストフィットするように構成されている。
前記カメラ本体用ジャケット24の矩形板部1202および柱部1204,1205の面を構成する箇所は、可撓可能な薄板状の合成樹脂で形成されている。本実施の形態では、合成樹脂として透明なビニール(ポリエチレンまたは塩化ビニル)2430が用いられている。このようにカメラ本体用ジャケット24の面を構成する箇所に透明材料を用いたので、カメラ操作部材の箇所が外部から視認でき、シャッターボタン1210などのような押圧操作する操作部材の操作をカメラ本体用ジャケット24の外側から簡単に行なう上で有利となる。
【0016】
図4、図5(A)、(B)に示すように、前記矩形板部2402の上部には開口2410が形成されており、この開口2410を介して矩形板部2402の上部は上方に開放状に形成されている。
また、柱部1204,1205の内側の側面にもそれぞれ開口2414,2415が形成されており、これら開口2414,2415を介して柱部1204,1205の内側面は開放状に形成されている。
【0017】
そして、矩形板部2402の開口2410の前後の縁部分と、柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分には、硬質の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)からなる枠状部材2432が取着されている。
すなわち、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された状態で、カメラヘッド14の収容部1206に臨む左右両側の柱部1204,1205の縁に沿って装着される箇所2432Aと、収容部1206に臨む矩形板部2402の前後の縁に沿って装着される箇所2432Bとからなる枠状部材2432が設けられ、枠状部材2432の内側には、前記開口2410,2414,2415が繋がった単一の開口が形成される。
この枠状部材2432は、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された際にカメラ本体用ジャケット24のずれや変形を防止するものである。
また、カメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着された状態で、カメラ本体12の外側の角部に臨む箇所には、可撓可能で軟質の合成樹脂2434がビニール2430に対して取着されており、カメラ本体用ジャケット24の角部をこの合成樹脂2434により保護し補強している。
【0018】
なお、カメラヘッド用ジャケット22の装着部26はカメラヘッド14の前端面1408に係合される関係上、装着部26の左右方向の幅は前端面1408の左右幅よりも大きい寸法となっており、カメラヘッド22の揺動に伴いこの装着部26も揺動する。
したがって、この装着部26の揺動が支障なく行われるように、カメラ本体用ジャケット24の柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分2432Bは、すなわち、柱部2404,2405が収容部1206に臨む部分2432Bは、図2(B)に示すように、カメラ本体12の柱部1204,1205が収容部1206に臨む部分よりも左右方向の外側に偏位して位置するように形成されている。
【0019】
図5(A)、(B)に示すように、カメラ本体用ジャケット24の柱部2404,2405の開口2414,2415の縁部分2432Bは、すなわち、柱部2404,2405が収容部1206に臨む部分2432Bには、カメラヘッド14が揺動する際に前記ガイドピン2608に係合可能なガイド溝2440,2442が円弧状に形成されている。
また、右側の柱部2405のガイド溝2442の下縁に沿った箇所には、ガイド板2444がガイド溝2442に沿って円弧状に突設されている。このガイド板2444はカメラヘッド14の側面1402の近傍まで延在し、前記装着部26の後端面およびガイドピン2608に接触することで、カメラヘッド14の揺動時における装着部26の揺動がより円滑になされるように構成されている。
これらガイドピン2608およびガイド溝2440,2442は、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した際に、双方のジャケット22,24を繋げ、双方のジャケット22,24に一体性を持たせたものである。
【0020】
図6に示すように、カメラ本体用ジャケット24の底部には、矩形板部2402の各面の下端からそれらの面と同じ幅でそれぞれ開閉片2450,2452,2454,2456が延在形成され、開閉片2450,2452,2454,2456の基部の内側に開閉口2458が設けられ、開閉口2458からカメラ本体用ジャケット24がカメラ本体12に装着されるように構成されている。
前記開閉片2450,2452,2454,2456は矩形板部2402と同様にビニール2430製であり、矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454の縁と、矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456の縁には軟質の合成樹脂2434がビニール2430に対して取着されている。
矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452は、その延出長さが小さい寸法で形成され、各開閉片2450,2452の外面にそれぞれ面ファスナー2450A、2452Aが取着されている。
矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454は、その延出長さが矩形板部2402の厚さと同じ寸法で形成され、開閉片2454の内面の全域に面ファスナー2454Aが取着されている。
矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456は、その延出長さが矩形板部2402の厚さと同じ寸法で形成され、開閉片2456の内面で左右方向の両側にそれぞれ面ファスナー2456Aが取着され、開閉片2456の外面の全域に面ファスナー2456Bが取着されている。
【0021】
前記カメラ本体用ジャケット24のカメラ本体12への装脱は、図8(B)に示すように、カメラヘッド用ジャケット22がカメラヘッド14に装着されていない状態で、かつ、カメラヘッド14を収納位置に位置させ、あるいは、カメラヘッド14を真上に向けた状態で行なう。
すなわち、全ての開閉片2450,2452,2454,2456を開き、この開かれたカメラ本体用ジャケット24の開閉口2458にカメラヘッド14の柱部1204,1205を入れ、カメラ本体12の柱部1204,1205の上端から柱部1204,1205、矩形板部1202へと装着し、カメラ本体用ジャケット24の柱部1204,1205、矩形板部1202をカメラ本体12の柱部1204,1205、矩形板部1202に装着し、開閉片2450,2452,2454,2456を閉じ、カメラ本体用ジャケット24の開閉口2458を閉塞することで行なう。
開閉口2458の閉塞は、矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452を閉じ、次に、矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456を閉じ、矩形板部2402の側面から延出された開閉片2450,2452の面ファスナー2450A、2452Aと矩形板部2402の背面から延出された開閉片2456の内面の面ファスナー2456Aとを係合させる。
【0022】
次に、矩形板部2402の正面から延出された開閉片2454を閉じ、開閉片2454の面ファスナー2454Aを開閉片2456の外面の面ファスナー2456Bに係合させる。
これにより開閉口2458が閉塞され、開閉口2458の開放は前記と逆の操作により行なう。
なお、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、かつ、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した状態で、カメラヘッド14は、装着部26が枠状部材2432に当たるため図8(B)に示す収納位置およびその近傍では揺動させることはできないものの、それ以外の範囲での揺動は可能であり、例えば、図8(A)に実線および想像線で示すように、カメラヘッド14をカメラ10の前方および後方に向けた180度の範囲では無論揺動可能である。
【0023】
本実施の形態では、カメラヘッド用ジャケット22をカメラヘッド14に装着し、かつ、カメラ本体用ジャケット24をカメラ本体12に装着した状態で、すなわち、カメラジャケット20をカメラ10に装着した状態で、シャッターボタン1210を押すと前記撮影光学系、窓2602、透明板2604を介して撮影を行なえ、また、フラッシュライ1412から発光される光も窓2602、透明板2604を介して被写体に照射させることが可能となる。
また、カメラヘッド20は、収納位置の近傍以外の範囲で揺動させることができ、したがって、カメラ10の前方および後方に向けた状態で撮影を行なうことができる。
また、例えば、プールサイドなどで水飛沫を受けたような場合、あるいは、屋外で雨が降り始めてきたような場合であっても、カメラ10の大半はカメラジャケット20により覆われているため、水滴はカメラジャケット20に当たることになり、水滴のカメラ10への付着を防止する上で極めて有利となる。
【0024】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図7は第2の実施の形態に係るカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図である。
第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付して説明すると、図7に示すように、第2の実施の形態に係るカメラジャケット20は、カメラヘッド用ジャケット22と、カメラ本体用ジャケット24との2つのジャケットで構成されている。
そして、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の柱部2404,2405の内側に相当する箇所が蛇腹部2404A,2405Aとして形成され、カメラ本体用ジャケット24の形状に変化を持たせている。
蛇腹部2404A,2405Aは、硬質の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)を用いて枠状部材2432と一体に形成されている。
また、矩形板部2402の底面から側面、蛇腹部2405Aの側面にわたりカメラ本体12を装脱するためのファスナー30が設けられている。
このような第2の本実施の形態によっても、カメラヘッド20をカメラ10の前方および後方に向けた状態でシャッターボタン1210の操作により撮影を行なえ、また、フラッシュライ1412の光を被写体に照射させることが可能となり、水滴のカメラ10への付着を防止する上で極めて有利となる。
【0025】
なお、本実施の形態では、装着部26を硬質の合成樹脂で形成したが、装着部26を弾性を有するゴム部材で形成し、装着部26の弾性によってカメラヘッド14の前端面1408に嵌合された状態を保持するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、取り付け部材28の両端を装着部28に連結し、装着部28と取り付け部材28によりカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿ったカメラヘッド14の全周(周囲)に装着させる構成としたが、装着部28と取り付け部材28をカメラヘッド14の揺動軸心の回りに沿ったカメラヘッド14の全周に装着させず、取り付け部材28の一端をカメラヘッド14の適宜箇所に係止させるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のカメラジャケットによれば、カメラヘッドを揺動させつつ撮影を行なえ、また、水滴のデジタルカメラへの付着を防止する上で極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの斜視図である。
【図2】(A)はカメラジャケットが装着された状態のデジタルカメラの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
【図3】(A)はカメラヘッド用ジャケットの側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のCC線断面図である。
【図4】(A)はカメラ本体用ジャケットの側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれカメラ本体用ジャケットの柱部の斜視図である。
【図6】カメラ本体用ジャケットの底部の斜視図である。
【図7】第2の実施の形態に係るカメラジャケットが装着されたデジタルカメラの斜視図である。
【図8】デジタルカメラの斜視図である。
【符号の説明】
10……デジタルカメラ、12……カメラ本体、14……カメラヘッド、20……カメラジャケット、22……カメラヘッド用ジャケット、24……カメラ本体用ジャケット、26……装着部、28……取り付け部材。
Claims (11)
- 撮影光学系と該撮影光学系で結像された被写体像を検出して撮像信号を生成する撮像素子とを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドを揺動可能に支持するカメラ本体とからなるカメラに装着されるカメラジャケットであって、
前記カメラジャケットは、カメラヘッド用ジャケットとカメラ本体用ジャケットからなり、
カメラヘッド用ジャケットは、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されてカメラヘッドに装着されるように構成され、
前記カメラ本体用ジャケットは、前記カメラ本体に装脱可能に装着されるように構成され、
前記カメラヘッド用ジャケットをカメラヘッドに装着し、かつ、前記カメラ本体用ジャケットをカメラ本体に装着した状態で、カメラヘッドはカメラ本体に対して揺動できるように構成されている、
ことを特徴とするカメラジャケット。 - カメラヘッド用ジャケットは、前記撮影光学系が臨むカメラヘッドの前端部に装着される装着部と、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて前記装着部が前記前端部に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラジャケット。
- 前記装着部は硬質の合成樹脂からカメラヘッドの前端部に係合する形状に形成され、前記取り付け部材は可撓可能な合成樹脂で構成されていることを特徴とする請求項2記載のカメラジャケット。
- 前記装着部は硬質の合成樹脂からカメラヘッドの前端部に係合する形状に形成され、前記取り付け部材は、前記装着部が前記前端部に装着された状態でカメラヘッドの揺動軸心の回りに沿った装着部の両端から延出された二つの分割片からなり、前記二つの分割片は面ファスナーにより係脱可能に連結されることを特徴とする請求項2記載のカメラジャケット。
- カメラヘッド用ジャケットは、前記撮影光学系が臨むカメラヘッドの前端部に装着される装着部と、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて前記装着部が前記前端部に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材とで構成され、前記装着部は硬質の合成樹脂からカメラヘッドの前端部に係合する形状に形成され、前記装着部が前記撮影光学系の前方に臨む箇所には窓が開口され、この窓には透明板が組み込まれていることを特徴とする請求項1記載のカメラジャケット。
- 前記カメラヘッドの前端部には、前記撮影光学系の側方にフラッシュライトが設けられ、前記装着部が前記フラッシュライトの前方に臨む箇所には窓が開口され、この窓には透明板が組み込まれていることを特徴とする請求項5記載のカメラジャケット。
- 前記カメラ本体は、ほぼ矩形板状の矩形板部と、この矩形板部の上部の左右両側からそれぞれ突設された柱部と、前記矩形板部の上部と左右両側の柱部の間に該カメラ本体の前後方向及び上方に開放状に形成された収容部とを備え、前記カメラヘッドは前記収容部に配設され、前記カメラ本体用ジャケットはカメラ本体の矩形板部に装着される矩形板部と、矩形板部の上部の左右から突設されカメラ本体の左右両側の柱部にそれぞれ装着される左右の柱部を備え、前記カメラ本体用ジャケットの前記矩形板部の底面または矩形板部の底面から側面にわたり開閉可能な開閉口が設けられ、前記カメラ本体用ジャケットは前記開閉口を開いた状態で柱部の上端から柱部、矩形板部へと装着されたのち前記開閉口が閉塞されることでカメラ本体に装着されることを特徴とする請求項1記載のカメラジャケット。
- 前記カメラ本体は、ほぼ矩形板状の矩形板部と、この矩形板部の上部の左右両側からそれぞれ突設された柱部と、前記矩形板部の上部と左右両側の柱部の間に該カメラ本体の前後方向及び上方に開放状に形成された収容部とを備え、前記カメラヘッドは前記収容部に配設され、前記カメラ本体用ジャケットはカメラ本体の矩形板部に装着される矩形板部と、矩形板部の上部の左右から突設されカメラ本体の左右両側の柱部にそれぞれ装着される左右の柱部を備え、前記カメラ本体用ジャケットがカメラ本体に装着された状態で、カメラ本体用ジャケットの柱部が前記収容部に臨む部分と、カメラ本体用ジャケットの矩形板部が前記収容部に臨む部分とにわたり単一の開口が形成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラジャケット。
- 前記カメラ本体用ジャケットがカメラ本体に装着された状態で、カメラ本体用ジャケットの柱部が前記収容部に臨む前後および上部の縁部分と、カメラ本体用ジャケットの矩形板部が前記収容部に臨む前後の縁部分は硬質の合成樹脂からなる枠状部材で構成され、その他の残りの部分は可撓可能な合成樹脂により形成され、前記開口は前記枠状部材の内側に形成されいることを特徴とする請求項8記載のカメラジャケット。
- カメラヘッド用ジャケットは、前記撮影光学系が臨むカメラヘッドの前端部に装着される装着部と、前記カメラヘッドの揺動軸心の回りに沿って係脱可能に掛装されて前記装着部が前記前端部に装着された状態を保持する帯状の取り付け部材とで構成され、前記装着部の左右方向の両端からガイドピンが突設され、前記枠状部材の上部で前記収容部に臨む縁部分に前記ガイドピンが挿入されるガイド溝が形成され、前記ガイド溝は前記カメラヘッドが揺動する際に前記ガイドピンを案内すべく円弧状に形成されていることを特徴とする請求項9記載のカメラジャケット。
- 前記カメラ本体用ジャケットはカメラ本体の面に合わされる面を有して構成され、前記カメラ本体用ジャケットの面を構成する箇所は透明で可撓可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラジャケット。
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