JP2004101103A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排気空気等の気体排出通路にドレン水などの液体を排出する液体排出通路が接続され、上記液体排出通路に設けられた貯水容器内の水量と上記気体排出通路内の気体の流れ状態に応じて、上記気体排出通路と上記液体排出通路との接続部に設けられた弁を開いて、上記貯水容器内に溜まったドレン水などを上記気体排出通路に排出するように構成されてなる気液排出手段を供えてなる空気調和機において、上記貯水容器内の水量を検出する水量検出手段と、前記水量検出手段からの信号に応じて、前記排気用空気の排気手段を制御する排気制御手段とを具備してなることを特徴とする空気調和機。
【選択図】図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気用空気等の気体とドレン水等の液体とを共通の通路を介して排出する気液排出装置を備えた空気調和機に関し、特に気液排出装置の作動不良に簡易且つ適切に対応するための手段を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドレンパンの一側端面に隣接して排気ダクトが形成され、この排気ダクトの一側面に開口部が形成されていると共に、室内空気を吸込んで室内に循環する室内送風ファンによる風の流れの一部を、排気ダクトの上記開口部に導き、この開口部に導いた風を排気ダクトを通して室外へ排出させるようにした空気調和機の一例として、例えば下記の特許文献1が知られている。この空気調和機では、ドレンパンと排気ダクトが上記開口部で接続され、ドレン水は、この開口部から排気ダクトを通り、室外へ排出される構造となっている。即ち、排気とドレン水の排出とを共通の排気ダクトを経て室外に排出するものである。
【0003】
【特許文献1】実公平7−37072号公報
【0004】
ところで、上記従来の空気調和機では、室外への排気の一部がドレンパン側に逆流し、室内側に逆戻りするおそれがある。ドレン水が溜まっている状況で、上記排気の逆流が起こると、ドレン水の泡立ちによる不快な音や漏水が発生するおそれがある。
また、室内の空気を排出するためのファンは、室内ファンと兼用されているために、屋外への通路抵抗とファンの能力によって空気の排気量が減少し、十分な換気ができないという問題があった。
そのため本出願人は、排気がドレンパン側に逆流するのを防止し、排気と排水を共用のダクトで行える気液排出装置及びこれを備えた空気調和機を開発して出願した。
【0005】
この従来型空気調和機について以下簡単に説明する。図1はこの従来型空気調和機の全体構成を示す斜視図である。図1において、室内機1は、図示しない前面パネルと背面パネル2とから構成され、室内の壁面に取付板(図示略)により取り付けられる。
【0006】
このユニットケース内には、室内空気を前面パネルや背面パネル2上面の吸込口5から吸い込み、かつ吹出口6から吹き出すための室内ファン4と、室内空気と室外ユニット(図示略)から供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器3と、室内熱交換器3に発生するドレン水を受け止めるドレンパン7とを備えている。また図中、5は前面パネルや背面パネルに形成される室内空気の吸込口である。
上記ドレンパン7は、その一側に配置された後述する排気路10の合流ボックス9に連通接続されている。
図2は図1の室内ファンの一側の排気路に設けられた気液排出装置を背面側からみた斜視図、図3は同じく気液排出装置を前面側からみた斜視図、図4は同じく気液排出装置の側面断面図、図5は同じく気液排出装置の背面断面図である。
図において、10は排気路、11は排気ファンを覆うファンケース、12は合流ボックス9内の仕切壁、13はドレンパン側の貯水容器、14は排気路側の排気部、15は合流ボックスの排気・排水兼用の出口、16は仕切壁12に設けられた逆止弁、17は共用ダクトである。
【0007】
図2及び図3に示すように、室内ファン4の回転軸の軸方向一側には、室内機1の前面側から吸込んだ、汚れた室内空気等の気体とドレン水等の液体を共通の通路を介して排出する気液排出装置Aが設けられている。この気液排出装置Aは、室内の汚れた空気を室外に排出する排気路10に、室内空気を室内機前面側から背面側に導く換気用排気ファン8と、ドレンパン7からのドレン水等の液体を排気路10に合流させる機能を有する合流ボックス9と、該合流ボックス9の出口15(図4参照)側に接続され、室内壁に形成された貫通穴(図示略)を貫通可能な径を有する排気・排水共用ダクト17とが設けられている。
換気用排気ファン8は、図2〜図4に示すように、空気調和機の室内ファン4とは別に設けられた専用のファンであって、円筒状のファンケース11に覆われて合流ボックス9の上方に配置され、室内機1の前面から吸込んだ空気を合流ボックス9のファンケース11の入口から換気用排気ファン8により排気部14に導き、排気部14からボックス出口15に排出するものである。
【0008】
共用ダクト17は、図2に示すように、排気用空気等の気体とドレン水等の液体の両方を排出する共通の通路となるホース等の管から構成されており、一側端が筒状のボックス出口15に外嵌接続され、他側端が壁穴(図示略)を通り室外に開口されている。
上記合流ボックス9は、図5に示すように、排気ファン8で吸込んだ室内空気を共用ボックス出口15に導く排気部14(気体排出通路の一例)と、ドレンパン7からのドレン水を貯水する貯水容器13とを備え、貯水容器13と排気部14とは仕切壁12を挟んで互いに隣接配置されている。仕切壁12の下部にドレン水を排気部14側に合流させるための開口部20(接続部の一例)が形成され、この開口部20の排気部14側に、気体が液体側に逆流するのを防止する逆止弁16(弁の一例)が配設されている。
貯水容器13は、図5に示すように、ドレンパン7の一側端部と連通接続される第1の貯水容器13aと、第1の貯水容器13aより一段低く連続して形成され後述のフロート24,25を内装する第2の貯水容器13bと、第2の貯水容器13bよりも一段低く連続して形成された第3の貯水容器13cとを備えており、前記換気用排気ファン8の静圧に相当する深さ以上に設定されている。また、第1の貯水容器13aの上面には、ドレンパン7からのドレン水が流入する入口18が形成されている。
【0009】
第3の貯水容器13cに隣接して開口部20の排気部14側周縁には、リブ状に突出した弁座21が形成され、この弁座21に離着座自在に逆止弁16が取り付けられている。逆止弁16は、排気運転時に開口部20を閉じるだけの大きさを有している。この逆止弁16は,後述する受圧部26の受圧側壁27の裏面(貯水容器側面)に配置され、その中心部には側壁27の取付穴に挿入する先端が傘状のピン16bが形成されている。
受圧側壁27は、その上端の両側に支点の軸孔27aが形成され、該軸孔に回転自在に軸支された回転軸16aが挿通され、この回転軸16aに受圧側壁27と一体となった上記逆止弁16が開口部20に対して開閉自在に軸支されている。
逆止弁16には、その排気側の風圧を受けるための受圧部26が設けられ、排気運転時に排気部14を通る排気の圧力を受圧部26に受け、確実に閉弁するように設定されている。
【0010】
上記逆止弁16は、冷房運転使用期間外にドレン水の水垢や埃が付着して乾燥し、開口部21を開放できないおそれがあるため、逆止弁16を強制的に開放して液体を排出する手段を付設するのが望ましい。この従来例では、排気部14と隣接した貯水容器にドレン水の水位により上下するフロート24を設け、このフロート24の上下動を利用して逆止弁16を開放するようにしている。
上記第2の貯水容器13b内のフロート24は、第1貯水容器13a側の一端がボックス本体に軸支24aされ、第3貯水容器側の他端に前記逆止弁16を左右方向に回動させる突起部24bが形成されている。これにより第2の貯水容器13b内のドレン水などが所定量を超えると、上記フロート24が浮き上がり、突起部24bが逆止弁16を回動させて、溜まったドレン水が排気部14を通って排出される。逆止弁16が突起部24bに推されて開弁した状態が図6に示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例に係る空気調和機は、上記のように排気部14を流れる排気の圧力を受圧部26に作用させ、排気による圧力が貯水容器13内のドレン水の圧力より大きい時は、逆止弁16が閉じ、貯水容器13から排気部へのドレン水の流出が止められるが、貯水容器13内のドレン水の量が一定量を超えると、ドレン水の圧力が排気による受圧部26への圧力に勝るので、逆止弁16が開いて、ドレン水が排気部14へ流出するという巧妙な手段を用いて、装置の簡略化、コストダウンを図っている。
しかし、一方で、この従来例では、上記排気部14を流れる排気の圧力と、貯水容器13内のドレン水の圧力のバランスという微妙な力関係を用いているので、例えば、僅かな水垢やホコリなどで逆止弁16の回動軸16aの動きが悪くなったような場合に、逆止弁16が適正に開かず、ドレン水が貯水容器13内に溜まり過ぎるといった不具合が発生し得る。
従って本発明が目的とするところは、上記のような逆止弁の作動不良に簡単に対応することのできる優れた逆止弁の制御手段を具備した空気調和機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、排気空気等の気体排出通路にドレン水などの液体を排出する液体排出通路が接続され、上記液体排出通路に設けられた貯水容器内の水量と上記気体排出通路内の気体の流れ状態に応じて、上記気体排出通路と上記液体排出通路との接続部に設けられた弁を開いて、上記貯水容器内に溜まったドレン水などを上記気体排出通路に排出するように構成されてなる気液排出手段を供えてなる空気調和機において、
上記貯水容器内の水量を検出する水量検出手段と、
上記水量検出手段からの信号に応じて、上記排気用空気の排気手段を制御する排気制御手段とを具備してなることを特徴とする空気調和機として構成されている。
本発明においては、上記排気制御手段による排気手段の制御が、上記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに上記排気手段の駆動を停止するものを含む。
また本発明においては、上記水量検出手段からの信号に応じて空気調和機の全体或はその一部の運転を停止する空気調和機制御手段を更に備えてもよい。
更に、本発明における上記空気調和機制御手段の制御の態様としては、上記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続して出力された場合に、空気調和機の全体或は一部の運転を停止するものが考えられる。
また、本発明にあっては、前記排気制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに前記排気手段の駆動を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには圧縮機の運転を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには空気調和機の全体の運転を停止するようにすることも可能である。
【0013】
【作用】
本発明の特徴は、上記貯水容器内の水量を検出する水量検出手段と、
上記水量検出手段からの信号に応じて、上記排気用空気の排気手段を制御する排気制御手段とを具備してなる点である。
この構成においては、貯水容器内のドレン水などの水位が所定量より低い場合には、上記接続部に設けられた弁が気体排出通路内の風圧によって閉じられ、ドレン水は貯水容器内から流出しないが、上記水位が上記弁を閉じる気体の圧力より大きい水圧を生じさせる水位になると、上記弁が自動的に開き、貯水容器内のドレン水などが気体排出通路に排出される。しかしながら、上記弁の回動部などに水垢やホコリなどが溜まることにより弁の運動が円滑に行なわれなくなると、貯水容器内の水位が所定水位を超えても、弁が開かない場合が発生する。この貯水容器内の水位の異常を上記水量検出手段が検出すると、その異常水位信号に応じて、排気制御手段が排気手段を制御する。
上記排気制御手段による排気手段の制御の態様として、上記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに上記排気手段の駆動を停止するものが考えられる。
また上記水量検出手段からの信号に応じて空気調和機の全体或はその一部の運転を停止する空気調和機制御手段を更に備えてもよい。水量があまり多くなると水滴の空気調和機からの滴下などのトラブルが生じるからである。
上記空気調和機制御手段の制御の態様としては、上記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続して出力された場合に、空気調和機の全体或は一部の運転を停止するものが考えられる。
前記排気制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに前記排気手段の駆動を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには圧縮機の運転を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには空気調和機の全体の運転を停止するようにした場合、異常水位に対する完全な対応が可能となる。
【0014】
【発明の実施形態】
続いて本発明を具体化した実施形態について図を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る制御手段の処理手順を示すフローチャートである。図中S1、S2…はステップ(処理手順)の番号である。
この実施形態では、図5に示すように、上記フロート24の計測水位よりも更に上方の水位を検出するためのフロート25と該フロート25の動きを検出するセンサ31が設けられている。但し、センサ31は、下方のフロート24の動きを検出するものであってもよい。
センサ31からの信号は制御部32に送られ、制御部32は、このセンサ31からの信号に基づいて、排気ファン8の回転を停止したり、空気調和機の圧縮機を停止させ、空気調和機自身の運転を停止させたり、更には、表示部33に表示すべき警告情報を送ったりすることができる。
次に図7を参照して、上記制御部32に処理手順について説明する。
冷房又は、除霜運転が開始されると、制御部32はまず前記センサ31からの信号をサーチすることで貯水容器13内のドレン水の水位を検出する(S1)。
次に制御部32は、センサ31からのデータに基づいて、検出された水位が異常かどうかを判断する(S2)。ここで上記センサ31からのデータが、所定の異常水位であると判断されると(S2でYES)、制御部32は上記異常水位の状態が所定時間T1継続しているかどうかを判断する(S3)。所定時間T1としてはこの場合、5秒程度が設定され得る。このように異常状態が所定時間続いているかどうかを判断するのは、センサ31の誤検出が解消されるのを若干の時間だけ待つためである。
【0015】
制御部32は、上記のように異常水位がT1秒以上続いていると判断した場合(S3でYES)には、上記排気ファンを停止させる(S4)。
前記の様に逆止弁16は、排気ファン8の風圧と貯水容器13内のドレン水の水圧とのバランスによって開閉する微妙な感度を持っているので、若干の水垢やホコリなどのたまりに基づく逆止弁16の回動不良であれば、上記排気ファン8を停止させるだけで、簡単に開弁するはずだからである。
上記のように排気ファン8を停止させると制御部32は、その後更に所定時間T2待つ(S5)。この時の所定時間T2は例えば30秒程度が好ましい。
そしてこのように所定時間T2待った後に、再度制御部32はセンサ31が異常水位を検出しているかどうかを判断する(S6)。
ここで異常水位が更に続いているのであれば排気ファン8を止めても直らない異常状態と判断されるので、制御部32は、圧縮機の運転を停止する(S7)。
【0016】
圧縮機の運転を停止することで、熱交換器内の冷媒の流れが停止して冷却が止まるため、熱交換器からの露の摘出が徐々になくなり、貯水容器の水はそれ以上増えなくなる。そこで圧縮機の停止から更に所定時間T3だけ待った後に(S8)、制御部32は再度センサ31からの信号に基づいて異常水位が続いているかどうかを判断する(S9)。この所定時間T3では圧縮機は停止するものの、室内ファンは回転し室内への送風は継続しており、室内温度が上昇してユーザが不快感を感じ始めるまでの時間に設定される。
ここで相変わらず異常水位が継続していると判断された場合は、逆止弁の回転不良が簡単には直らない原因に基づくものと考えられるので、制御部32は空気調和機全体を停止し、表示部33にエラー表示を出す(S10)。
前記S2,S6,S9のいずれかでNO、即ち異常水位ではないという判断がなされた場合には、処理はS1に戻され、センサ31からの情報を取得する。
このように、この実施形態では、ドレン水などが貯水容器にドレン水などが溜まっているにもかかわらずドレン水の排気部14への排出が行なわれていない場合には、逆止弁を開方向に回動させる要因となる排気ファンの停止を試みる。逆止弁に関する大抵の回転不良はこの処置によって解消する。しかしこの処置で解消しない回動不良については圧縮機の停止などの更にインパクトある処理が取られるので、逆止弁の回動不良の解消が図られ、なおそれでも解消しない場合には、異常による全停止の措置がとられるので、ドレン水の溜まりすぎによる空気調和機からの水滴の滴下といった不都合がまったく生じない。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明は、排気空気等の気体排出通路にドレン水などの液体を排出する液体排出通路が接続され、上記液体排出通路に設けられた貯水容器内の水量と上記気体排出通路内の気体の流れ状態に応じて、上記気体排出通路と上記液体排出通路との接続部に設けられた弁を開いて、上記貯水容器内に溜まったドレン水などを上記気体排出通路に排出するように構成されてなる気液排出手段を供えてなる空気調和機において、上記貯水容器内の水量を検出する水量検出手段と、上記水量検出手段からの信号に応じて、上記排気用空気の排気手段を制御する排気制御手段とを具備してなることを特徴とする空気調和機として構成されている。
従ってこの構成においては、貯水容器内のドレン水などの水位が所定量より低い場合には、上記接続部に設けられた弁が気体排出通路内の風圧によって閉じられ、ドレン水は貯水容器内から流出しないが、上記水位が上記弁を閉じる気体の圧力より大きい水圧を生じさせる水位になると、上記弁が自動的に開き、貯水容器内のドレン水などが気体排出通路に排出される。しかしながら、上記弁の回動部などに水垢やホコリなどのが溜まることにより弁の運動が円滑に行なわれなくなると、貯水容器内の水位が所定水位を超えても、弁が開かない場合が発生する。この貯水容器内の水位の異常を上記水量検出手段が検出すると、その異常水位信号に応じて、排気制御手段が排気手段を制御する。この排気制御手段の制御として排気手段を停止させることができるが、この場合、排気手段による空気圧が上記弁に作用しなくなるので、弁には貯水容器内のドレン水の水圧しか作用しなくなるので、この水圧で弁が容易に開くことになる。これにより簡単な構造で確実に弁を開き、ドレン水を排気通路に排出することができる。
また、本発明にあっては、前記排気制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに前記排気手段の駆動を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには圧縮機の運転を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには空気調和機の全体の運転を停止するようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である空気調和機の室内機において前面パネルを取り外して主要部品を示す分解斜視図
【図2】図1の気液排出装置を背面側からみた斜視図
【図3】図1の気液排出装置を前面側からみた斜視図
【図4】図1の気液排出装置の側面断面図
【図5】図1の気液排出装置の背面断面図
【図6】冷房運転時の気液排出装置の動作状態を示す断面図
【図7】本発明の一実施形態に係る空気調和機の制御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1 室内機
2 背面パネル
3 室内熱交換器
4 室内ファン
5 吸込口
6 吹出口
7 ドレンパン
8 排気ファン
9 合流ボックス
12 仕切壁
13 貯水容器
14 排気部(気体排出通路)
15 出口
16 逆止弁
17 共用ダクト
18 ドレン水入口(液体排出通路)
19 排気入口
20 開口部 (接続部)
24 第1のフロート
25 第2のフロート
26 受圧部
27 側壁
28 側壁
30 水位検出手段
31 水位検出センサ
32 制御部
33 表示部
Claims (5)
- 排気空気等の気体排出通路にドレン水などの液体を排出する液体排出通路が接続され、上記液体排出通路に設けられた貯水容器内の水量と上記気体排出通路内の気体の流れ状態に応じて、上記気体排出通路と上記液体排出通路との接続部に設けられた弁を開いて、上記貯水容器内に溜まったドレン水などを上記気体排出通路に排出するように構成されてなる気液排出手段を供えてなる空気調和機において、
上記貯水容器内の水量を検出する水量検出手段と、
前記水量検出手段からの信号に応じて、前記排気用空気の排気手段を制御する排気制御手段とを具備してなることを特徴とする空気調和機。 - 前記排気制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに前記排気手段の駆動を停止するものである請求項1記載の空気調和機。
- 前記水量検出手段からの信号に応じて空気調和機の全体或はその一部の運転を停止する空気調和機制御手段を更に備えてなる請求項1或は2のいずれかに記載の空気調和機。
- 前記空気調和機制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続して出力された場合に、空気調和機の全体或は一部の運転を停止するものである請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
- 前記排気制御手段が、前記水量検出手段からの異常水位信号が所定時間継続したときに前記排気手段の駆動を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには圧縮機の運転を停止し、更に異常水位信号が所定時間継続したときには空気調和機の全体の運転を停止するものである請求項1記載の空気調和機。
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