JP2004098906A - 移動空調車 - Google Patents

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Abstract

【課題】施設に空調装置を常設することなく、使用時に空調装置を施設に移動させて広い敷地面積の空気調和を行うことが可能な移動空調車を提供する。
【解決手段】移動空調車1は、コンプレッサ、第一熱交換機3、吹出口4を有する第二熱交換機6、及びこれらを順次連結する冷媒配管7を有する空調装置9と、第二熱交換機6の吹出口4に接続されたダクト10と、空調装置9を載設する荷台11及びエンジン12を有する車両本体13と、車両本体13のTM14に連結されたPTO15を有し、マグネットクラッチを介してコンプレッサを連結する動力伝達機構17と、該動力伝達機構17のカップリングを介して連結された発電機19とから構成されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動空調車に関するものであり、特に、空調装置を備える車両を空調対象となる施設に移動させて、該施設の空気調和を行うことが可能な移動空調車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、種々のオフィスの入居するビルや生産工場など、様々な建築物には、室内環境の快適化を目的として冷暖房機能を備えた空気調和(空気調節または空気調整ともいう。以下、空調とする)を行うための設備が設けられていることが多い。具体的には、事務所や作業場などに夏季には冷房、冬季には暖房を行うことで、使用者に与える熱負荷を軽減して生産性を向上させることに利用されたり、商店や飲食店などにおいては、顧客の誘致のために利用されている。また、前者については、工場で生産される製品を対象とした品質維持及び不良率の削減のために利用される所謂工業空調などもある。
【0003】
以上の従来技術は、当業者において当然として行われているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を本願出願時においては知見していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の空調を行うために、例えば、種々のイベント会場となる体育館や集会場などの比較的敷地面積の広い施設の空調を行うことが可能な設備を設置すると、その設置などのために多額の初期費用がかかった。さらに、空調設備の使用にかかる電気代やメンテナンス費などの維持費も多くかかった。そのため、各施設においては、施設の運営費や使用頻度などを考慮すると採算がとれなくなることが多く、これらの空調設備が設置されることは少なかった。
【0005】
また、特に小学校などの体育館及び公民館などの公共施設は、大規模な地震や火災発生時に緊急避難場所として利用されるケースが多く、災害発生時には、その土地に住む住人などの被災者が各施設に一斉に避難していた。そして、災害による被害が大きい場合には、施設で長期間に亘って生活しなければならないことがあった。しかしながら、前述の理由のために、これらの施設に空調設備が設けられていない場合には、例えば、夏季に猛暑が続くと、被災者が熱射病を引起こすなどして体調を崩すことがあった。また、冬季においても厳しい寒さに耐切れずに体調を崩すことがあり、緊急時に被災者が集う場所としては快適性に欠けていた。
【0006】
そこで、本発明では、施設に空調装置を常設することなく、使用時に空調装置を施設に移動させて広い敷地面積の空気調和を行うことが可能な移動空調車の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、請求項1の発明にかかる移動空調車は、冷媒を圧縮するコンプレッサを有し、前記冷媒の熱交換作用を利用して施設の空気調和を行う空調装置と、前記空調装置を載設する車両本体と、前記車両本体のエンジンの動力を取出すPTOを有し、前記動力を伝達して前記コンプレッサを駆動させる動力伝達手段とを具備するものである。
【0008】
ここで、車両本体は、空調装置を載設可能な荷物輸送用の特殊車両などが例示され、2tトラックや3tトラックなどの大型車両をベースにしたものが挙げられる。また、車両本体の駆動源となるエンジンは、該車両本体を駆動可能な大出力のものが利用される。
【0009】
加えて、動力伝達手段とは、車両本体のエンジンから動力を取出すPTO(パワーテイクオフ)と、該PTO及びコンプレッサを連結する機構とを有するものであり、これにより動力の伝達を行うものである。具体的には、PTOは、エンジンから動力を受けるトランスミッションに連結されており、該PTOからコンプレッサに動力を伝達するものとして、油圧ユニット、すなわち油圧ポンプや油圧モータなどを油圧配管によって連結し、内部に圧力油を循環させることで動力伝達を行うものなどが挙げられる。また、高速回転域での動力伝達に適した数種類の歯車などを組合せて動力伝達を行うものなどが利用可能である。
【0010】
したがって、請求項1の発明の移動空調車によれば、空調装置を施設の近接位置まで移動させ、施設の空気調和を行うことが可能になる。また、動力伝達手段によって車両本体のエンジンの動力を取出し、該動力をコンプレッサに伝達して駆動させることにより、空調装置を稼動させる。ここで、エンジンから出力される動力は、コンプレッサの駆動に必要な動力よりも充分に大きく、エンジンが低速回転状態(アイドリング状態)であっても、コンプレッサは大動力で駆動する。これにより、車両本体の駆動力を利用して空調装置を稼動させ、体育館などの本来空調装置が備え付けられていない施設の空気調和を行うことが可能になる。
【0011】
請求項2の発明にかかる移動空調車は、請求項1に記載の移動空調車において、前記動力伝達手段は、前記コンプレッサを駆動状態または非駆動状態に切換え可能な駆動切換手段をさらに有し、前記空調装置は、前記施設の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記駆動切換手段を制御する切換制御手段とをさらに備えるものである。
【0012】
ここで、駆動切換手段は、動力伝達手段のコンプレッサへの動力伝達経路を連結または遮断することにより、コンプレッサを駆動状態または非駆動状態に切換えることが可能な摩擦クラッチや電磁クラッチ(マグネットクラッチ)などが挙げられる。
【0013】
また、切換制御手段とは、温度検出手段の検出結果に基づいて駆動切換手段の制御を行う、所謂フィードバック制御を行うものである。具体的には、フィードバックによって、検出された温度を目標値となる初期の設定温度と比較し、これらを一致させるようにコンプレッサの駆動を制御する。さらに詳しく説明すると、温度検出手段により検出結果の信号を受けて、周知の技術である演算回路などを用いて処理を行う。ここで、温度検出手段として、温度センサーなどが挙げられる。
【0014】
したがって、請求項2の発明の移動空調車は、請求項1の発明の移動空調車の作用に加え、温度検出手段によって施設の温度が検出される。そして、切換制御手段は、温度検出手段から受けた検出結果に基づいてコンプレッサを駆動状態または非駆動状態に切換える。これにより、空調装置によって、施設の温度をフィードバックさせ、所望の温度(目標値)に近付ける制御が可能となる。
【0015】
請求項3の発明にかかる移動空調車は、請求項1または請求項2に記載の移動空調車において、前記動力伝達手段と連結し、前記エンジンの前記動力を利用して電力を発生可能な発電機をさらに有するものである。
【0016】
したがって、請求項3の発明の移動空調車は、請求項1または請求項2の発明の移動空調車の作用に加え、動力伝達手段から伝達された動力の一部を利用して、発電機は電力を発生する。そして、発生した電力を利用して、空調装置は稼動することが可能になる。これにより、空調装置の稼動電力を自家発電によって賄えるようになる。すなわち、施設などから外部電源(商用電源)などを得る必要がなくなる。
【0017】
請求項4の発明にかかる移動空調車は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の移動空調車において、前記空調装置は、前記冷媒との熱交換によって調和空気を生成する調和空気生成手段をさらに有し、前記調和空気生成手段に外気の熱が伝わることを遮る遮熱手段をさらに備えるものである。
【0018】
ここで、空調装置の具体的な構成及び機能について、施設を冷房する冷房サイクルを例に挙げて簡潔に説明する。先ず、コンプレッサにおいて、冷媒(熱交換媒体)を圧縮して高温高圧の気体にする。次に、圧縮された高温の冷媒を、凝縮器及び膨張弁に搬送して交換させ、易蒸発可能な霧状にする。具体的には、凝縮器のファンによって高温の冷媒に通風し、熱交換して暖められた温風を外気に放出している。
【0019】
続いて、霧状となった冷媒は、蒸発器に搬送され、蒸発器のファンによって通風されることにより熱交換して蒸発する。この際、冷媒は通風された空気から蒸発潜熱を吸収して該空気を冷却する。そして、冷却された空気(調和空気に相当する)が蒸発器のファンによって吹出され、施設を冷房する。ここで、蒸発器が調和空気生成手段に相当する。
【0020】
また、遮熱手段は、板材やエアーカーテンなどの熱の伝播を遮ることが可能なものが挙げられる。なお、遮熱手段は、透明の素材(アクリル板やガラス板など)によって形成されたものを利用すると、使用時に視界の妨げにならない。
【0021】
したがって、請求項4の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発明の移動空調車の作用に加え、遮熱手段によって、調和空気生成手段に外気の熱が伝わることが防止される。これにより、施設を冷房する冷房サイクルにおいて、冷媒を凝縮する際に外気に放出された熱などによって、調和空気生成手段における冷媒の蒸発効率が低下することがない。
【0022】
請求項5の発明にかかる移動空調車は、請求項4に記載の移動空調車において、前記調和空気生成手段は、前記調和空気を吹出す吹出口が前記車両本体の後端近傍に位置しているものである。
【0023】
ここで、例えば、施設の車両本体を停車するスペースが狭い場合などに、車両本体の停車する向きが限定されることがある。このとき、吹出口が車両本体の中央近傍に設けられていると、吹出口から施設への距離が遠くなる。換言すれば、ダクトの長さが余計に必要となる場合がある。
【0024】
したがって、請求項5の発明の移動空調車は、請求項4の発明の移動空調車の作用に加え、吹出口が車両本体の後端近傍に位置しているため、車両本体を施設に対して後側、或いは左右どちらの向きに停車しても、吹出口にダクトを接続して空調を行う場合、ダクトの長さを最小限に近付けることが可能となり、かかる配設作業が簡便になる。
【0025】
請求項6の発明にかかる移動空調車は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の移動空調車において、前記空調装置の振動を防止する防振手段をさらに有するものである。
【0026】
ここで、防振手段とは、空調装置の稼動時、或いは車両本体による走行時に発生する種々の振動が空調装置に伝わらないようにするものである。具体的には、変形時における弾性によって振動が外部に伝わることを防止する防振ゴム及び金属バネや、振動を緩和させるためのダンパーとして機能する空気バネなどが挙げられる。また、上述の防振ゴム及び金属バネを組合せて、双方の共振を相殺するようにしたものも利用可能である。
【0027】
したがって、請求項6の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つの発明の移動空調車の作用に加え、防振手段を備えている。ここで、空調装置、特に空調装置の各部を連結している冷媒配管は、一般に剛固定されていることが多く、振動を受けることによりヒビ割れ及びガス漏れなどの損傷を起こし易い。そのため、防振手段によって、空調装置などから発生する振動が冷媒配管などに伝わることが防止される。
【0028】
請求項7の発明にかかる移動空調車は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の移動空調車において、前記エンジンから排出される排気ガスを通水させて浄化する通水浄化手段をさらに備えるものである。
【0029】
ここで、エンジンから排出される排気ガスは、ガソリンを燃料として使用するガソリンエンジンの場合には、一酸化炭素、炭化水素、及び窒素酸化物を始めとする有害物質が含まれており、これらは人体や地球環境(地球温暖化や大気汚染など)に悪影響を及ぼすことが一般に知られている。また、軽油を燃料とするディーゼルエンジンの場合には、上記のものに加えて、喘息などを引起こすディーゼル粉媒なども多く含まれている。
【0030】
したがって、請求項7の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つの発明の移動空調車の作用に加えて、通水浄化手段によって、エンジンから排出される排気ガスを通水する。これにより、排気ガス中に含まれる種々の有害物質が水中に溶込み、直接大気に放出される可能性が低くなる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である移動空調車1について、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である移動空調車1の側方からの模式図であり、図2は移動空調車1の上方からの模式図であり、図3は移動空調車1の動力及び電力の伝達系統を示す系統図である。
【0032】
本実施形態の移動空調車1は、図1及び図2に示すように、コンプレッサ2、第一熱交換機3、吹出口4及び吸込口5を有する第二熱交換機6、これらを順次連結し、内部に冷媒を流通可能な冷媒配管7、及び制御盤8を有する空調装置9と、第二熱交換機6の吹出口4及び吸込口5に接続されたダクト10と、空調装置9を載設する荷台11及びエンジン12を有する車両本体13と、該車両本体13のトランスミッション(以下TM14とする)に連結されたPTO15を有し、マグネットクラッチ16を介してコンプレッサ2に連結された動力伝達機構17と、該動力伝達機構17のVベルト18を介して連結された発電機19とから構成されている。なお、空調装置9及び荷台11の間には防振部20が介設されている。ここで、第二熱交換機6が本発明の調和空気生成手段に相当し、マグネットクラッチ16が本発明の駆動切換手段に相当し、動力伝達機構17が本発明の動力伝達手段に相当し、防振部20が本発明の防振手段に相当する。
【0033】
なお、第一熱交換機3は、車両本体13の前方向(図1において紙面左方向に相当)に配置され、第二熱交換機6は後方向に配置されている。
【0034】
ここで、空調装置9の具体的な構成について説明する。空調装置9は、冷媒(熱交換媒体)としてクロロフルオロカーボン(塩素、フッソ、及び炭素の化合物)やクロロフルオロカーボン代替冷媒が使用されており、該冷媒を所定の冷房サイクル及び暖房サイクルに従ってコンプレッサ2、第一熱交換機3、及び第二熱交換機6の冷媒配管7内を循環させる。ここで、冷房サイクルは、コンプレッサ2、第一熱交換機3、第二熱交換機6の順に冷媒を循環させ、第二熱交換機6において冷気を生成する。さらに詳しく説明すると、コンプレッサ2において、冷媒を圧縮して高温高圧にし、気化させる。次に、圧縮された冷媒を第一熱交換機3において凝縮し、その後に膨張させて低温低圧にして易蒸発可能な霧状にする。そして、第二熱交換機6において、霧状の冷媒をファン(図示しない)によって通風させる。これにより、該冷媒が蒸発し、その際に通風した空気から蒸発潜熱を奪って空気が冷却される。すなわち、上述の熱交換によって冷気が生成される。
【0035】
つまり、第一熱交換機3は、周知の凝縮器及び膨張弁の機能を奏し、第二熱交換機6は、蒸発器の機能を奏する。換言すれば、コンプレッサ2及び第一熱交換機3が室外機に相当し、第二熱交換機6が室内機に相当する。
【0036】
なお、暖房サイクルにおいては、四路切換弁などを用いて上述の逆順に冷媒の循環を切換えることにより、第二熱交換機6において暖気を生成する。
【0037】
次に、ダクト10は、ポリ塩化ビニルの素材からなり、吹出通路21を有する吹出管22が、吸込管24の吸込通路23内に形成されたものが使用されている。具体的に説明すると、吹出管22の一端が第二熱交換機6の吹出口4に接続され、吸込管24の一端が吸込口5に接続されている。そして、吸込管24の流路の途中で、外側から吹出管22が挿入されており、吸込管24内に吹出管22が形成されている。すなわち、ダクト10の内部は、内側に吹出通路21、外側に吸込通路23が夫々形成されている。
【0038】
また、第二熱交換機6は、前述のファンの回転によって、吸込口5から吸込通路23内を流通させて空気を吸込む。そして、吸込んだ空気を冷媒に通風して熱交換させることにより、調和空気(冷気または暖気)を生成する。さらに、生成した調和空気を吹出口4から吹出して施設に供給する。
【0039】
そして、制御盤8は、空調装置9の冷房サイクル及び暖房サイクルの切換えや、第一熱交換機3及び第二熱交換機6に備えられた種々のファンモータ(図示しない)などの作動制御などを行うものである。
【0040】
次に、車両本体13の具体的な構成について説明する。車両本体13は、軽油を燃料とするエンジン12(ディーゼルエンジン)を有する3tトラックが利用されている。なお、車両本体13は、エンジン12から出力される動力をPTO15から取出せるように設計された所謂特装車両である。ここで、PTO15は、周知のクレーン車やショベル車などにおいて、油圧制御のアクチュエーターを作動させるために、エンジンから出力された動力を取出す機構として多用されているものである。また、エンジン12は、大型車両を駆動可能であり、すなわち出力される動力が大きいため、アイドリング状態であっても、動力を取出して伝達することにより、コンプレッサ2を充分に駆動することができる能力を有している。
【0041】
また、動力伝達機構17は、エンジン12の動力を、TM14を介してPTO15によって取出す。そして、該動力をPTO15からコンプレッサ2に伝達する機構として、汎用の油圧ユニットが使用される。油圧ユニットは、入力された回転数に関係なくほぼ一定の動力伝達が行える特徴を有する。
【0042】
次に、動力伝達機構17の具体的な構成について、図3に基づいて説明する。ここで、動力の伝達は、図中の実線矢印において示されている。先ず、エンジン12の動力は、TM14を介してPTO15に伝達される。次に、PTO15に連結されたドライブシャフト27によって油圧ポンプ28(歯車ポンプが使用される)に動力が伝達される。油圧ポンプ28は、伝達された動力によってオイルタンク(図示しない)から油を吸込み、圧力を加えて吐出する。そして、加圧された油は、油圧配管29を流通して油圧モータ30(歯車モータが使用される)内に入り、油圧モータ30を駆動させる。さらに、該動力は、油圧モータ30に連結された油圧モータシャフト31を介してコンプレッサ2に伝達される。なお、油圧モータシャフト31及び前述の発電機19は、Vベルト18によって連結されている。Vベルト18は油圧モータシャフト31及び発電機19にそれぞれ取付けられたプーリの間に架設されている。これにより、油圧モータシャフト31に伝達された動力の一部がVベルト18を介して伝達され、発電機19が駆動する。
【0043】
なお、マグネットクラッチ16は、油圧モータシャフト31のVベルト18の下流側に設けられている。マグネットクラッチ16は、電磁力によって、油圧モータシャフト31の動力伝達経路を連結してコンプレッサ2に動力が伝達される状態と、動力伝達経路を遮断して動力が伝達されない状態とに切換えることが可能である。換言すれば、コンプレッサ2を駆動状態または非駆動状態に切換えることが可能である。なお、切換えの際に油圧モータシャフト31に衝撃を与えることなく低負荷での切換えが可能である。
【0044】
ところで、第二熱交換機6内には、温度センサー25が設けられており、前述のダクト10から吸込まれた空気の温度(施設の温度とみなす)を検出し、検出結果を電気信号に変換して制御盤8の切換制御部26に送信する。ここで、温度センサー25が本発明の温度検出手段に相当し、切換制御部26が本発明の切換制御手段に相当する。
【0045】
そして、切換制御部26では、温度センサー25から受けた検出結果に基づいて、マグネットクラッチ16の切換えを制御する、所謂フィードバック制御を行う。すなわち、温度の検出結果と、目標値である設定温度とを比較し、目標値に到達していない場合には、マグネットクラッチ16を連結した状態、換言すればコンプレッサ2を駆動状態に維持する旨の信号を送信する。また、目標値に到達した場合には、マグネットクラッチ16を遮断し、コンプレッサ2を非駆動状態にする旨の信号を送信する。すなわち、施設を所望の温度に近付け、その温度に維持するように制御を行う。
【0046】
また、防振部20は、円筒状に形成された防振ゴムの内部に金属バネが挿着された複合型のものが利用されている。これにより、防振ゴム及び金属バネが荷台11及び空調装置9から振動を受けた際に変形して弾性を示すため、外部に伝わる振動を緩和させる。なお、防振ゴム及び金属バネの共振域が異なることから、双方の共振を相殺することができるため、高い防振性能を発揮する。
【0047】
続いて、本実施形態の移動空調車1の使用方法について説明する。始めに、移動空調車1を空調対象となる施設まで移動させる。さらに詳しく説明すると、ダクト10と施設の扉や窓などとが近接する位置に停車させる。このとき、エンジン12はアイドリング状態であり、マグネットクラッチ16は遮断されており、すなわちコンプレッサ2は非駆動状態である。なお、車両本体13の走行時に発生する振動は、防振部20によって荷台11から空調装置9に伝わることが防止されるため、空調装置9、特に各部を剛固定している冷媒配管7などが損傷することはない。
【0048】
次に、ダクト10の先端側を施設に配設する。この際、吹出口4が車両本体13の後端近傍にあるため、作業者はダクト10の先端を短い移動距離で施設に配設することができる。なお、施設にダクト10を配設した後に、空調装置9から調和空気(冷気または暖気)を吹出す勢いでダクト10が左右上下に揺振する恐れがあるため、施設に固定してもよい。
【0049】
そして、動力伝達機構17を通じて、エンジン12の動力が発電機19に伝達される。このとき、空調装置9の各部、すなわち第一熱交換機3、第二熱交換機6、及び制御盤8は、図3の破線矢印に示すように、発電機19の駆動によって発生した電力の供給を受ける。
【0050】
次に、制御盤8の電源スイッチ(図示しない)をOnにして、制御盤8で冷媒の循環方向が冷房サイクル(本実施形態においては、施設を冷房することを例示する)となるように選択し、さらに、所望の温度に設定する。
【0051】
これにより、温度センサー25によって温度が検出され、その検出結果が設定温度より高い、すなわち目標値に到達していない場合には、切換制御部26によってマグネットクラッチ16が連結される。これにより、エンジン12から出力された動力が動力伝達機構17によって取出され、コンプレッサ2は駆動を始める。そして、空調装置9は所定の冷房サイクルを行い、第二熱交換機6において冷気を生成する。
【0052】
次に、生成した冷気は吹出口4から吹出され、ダクト10の吹出通路21を流通して施設へ供給される。同時に、施設の空気は、吸込管24から吸込まれて吸込口5から第二熱交換機6内に入る。そして、吸込まれた施設の空気は、第二熱交換機6で冷媒に通風する空気として再利用され、再び冷気を帯びて施設に供給される。すなわち、施設の空気を冷媒と熱交換させるための通風空気として利用することにより、冷房が効率的に行われる。
【0053】
ここで、第二熱交換機6に吸込まれた施設の空気は、温度センサー25によってその温度が検出される。そして、温度センサー25によって施設の温度が設定温度に到達していることが検出されると、切換制御部26によってマグネットクラッチ16が遮断され、コンプレッサ2が非駆動状態になる。すなわち、第二熱交換機6での冷気の生成が中止される。しかしながら、発電機19への動力の伝達は引続き行われるため、第二熱交換機6のファンモータなどの電力の供給を受けるものは、稼動を続ける。そのため、ダクト10によって施設の空気の吹出し及び吸込みが繰返される。そして、外気との温度差によって施設の温度が設定温度よりも上昇したことが検出されると、上述のようにして施設の冷房が再開される。
【0054】
以上のステップが繰返されることにより、施設が設定温度に近付き、その温度でほぼ一定に維持される。すなわち、施設の空調を快適に行うことができる。
【0055】
そして、使用後は、制御盤8によって空調装置9の電源スイッチをOffにすることにより、マグネットクラッチ16を遮断し、ダクト10を車両本体13に収容して作業を終了する。なお、施設に暖房を行う場合には、制御盤8によって暖房サイクルに切換え、所望の温度に設定することにより暖気を生成し、上述したステップと略同様にして施設を暖房することができる。
【0056】
このように、本発明の移動空調車1は、車両本体13に空調装置9を載設した状態で、空調対象となる施設の近接位置に空調装置9を移動させることができる。また、従来のように施設に空調装置を常設するのではなく、空調装置9を車両本体13に載設したままで施設の空調を行うことができる。また、使用後も、片付けにかかる作業が簡単に行えるため、従来のように面倒な取外し作業を行うことがない。
【0057】
これにより、普段から空調装置が殆ど利用されることのない施設などは、数少ない使用のために高い金額を支払って空調装置を購入することなく、必要に応じて本発明の移動空調車1によって施設の近接位置に空調装置を移動させ、必要な期間だけ空調を行うことができる。したがって、空調装置の設置にかかるイニシャルコスト、及び定期点検・保守などの維持にかかるランニングコスト共に低廉に抑えることができる。
【0058】
そのため、例えば、大規模な火災や地震などが発生して、空調設備が整っていない施設が緊急避難場所として利用される場合にも、移動空調車1を該施設に移動させ、速やかに施設の空調を開始することができる。すなわち、緊急時に空調が必要な場合でも、敏速に対応することができる。
【0059】
そして、車両本体13のエンジン12から出力される動力により、コンプレッサ2、及び空調装置9の稼動電力を発生する発電機19の駆動力を得ることができるため、商用電源やバッテリなどの他の駆動源を別設する必要がない。これにより、商用電源の通っていない集会場や自衛隊のキャンプ地などの施設にも広い敷地面積の空調を行うことができる。例えば、本実施形態のエンジンから得られる動力で約100坪の敷地面積の空調を行うことが可能である。そのため、使用する場所が限定されず、幅広く利用することができる。
【0060】
加えて、エンジン12は軽油を燃料として駆動するため、周知の通り燃焼効率が良く、アイドリングの状態で長時間に亘って連続使用することができる。具体的には、本実施形態で示した3tトラックを燃料満タンの状態で利用した場合、一週間程度の連続使用が可能である。そのため、かかるランニングコストを安く抑えることができる。
【0061】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0062】
すなわち、本実施形態で示した第一熱交換機3と第二熱交換機6との間にアクリル板32を設置してもよい(図4(a)参照)。ここで、冷房サイクルの際に第一熱交換機3の熱交換(凝縮時)によって外気に放出される温風は、風向きによって第二熱交換機6に伝わることがあり、これによって第二熱交換機6で熱交換される空気が暖められて、冷房効率が悪化することがある。そこで、アクリル板32によって温風が第二熱交換機6に伝わることを抑止することにより、上述の問題を解消することができる。ここで、アクリル板32が本発明の遮熱手段に相当する。
【0063】
また、図4(b)に示すように、内部に貯水33を有する容器34を用意し、車両本体13のマフラーの出口35から排出される排気ガスを導入管36によって貯水33内に導入するようにしてもよい。ここで、軽油を燃料とするディーゼルエンジンの排気ガスには、地球環境や人体に悪影響を及ぼすディーゼル粉媒などの有害物質が含まれており、長時間に亘って連続使用すると、排気ガスが広がって周囲の人に不快感を与えることがある。そこで、排気ガスを上述のようにして通水させると、ガス中に含まれる有害物質が貯水33に溶込む。なお、導入管36の没入端には多孔質材料で形成され、排気ガスを細かい気泡にして通水させる気泡発生部37が取付けられている。これにより、排気ガス中の有害物質が直接大気に放出されることがなくなり、上述の問題が解消される。さらに、気泡発生部37によって排気ガスを細かい気泡で通水させることにより、貯水33との接触面積が増大し、粉媒等の効率的な除去が行える。加えて、貯水33の入った容器34を複数連ねて設置し、さらに確実な除去を行ってもよい。ここで、貯水33、容器34、導入管36、及び気泡発生部37が本発明の通水浄化手段に相当する。
【0064】
また、エンジン12として、ディーゼルエンジンを使用したものを示したが、LPガスなどを燃料とするガスエンジンを代替したものでも良い。これにより、排出されるガス中に地球環境に悪影響を及ぼす有害物質がほとんど含まれないため、地球環境に優しい利用ができる。
【0065】
ところで、通常、エンジン12から発生する熱は、冷却水を循環させてラジエターなどから廃熱として大気中に多量に放出されているが、エンジン12の稼働によって暖められた水(湯)を第一熱交換機3及びその周囲に這わせ、該湯の熱を暖房サイクルにおける補助的な熱源として利用してもよい。これにより、暖房が効率的に行える。すなわち、廃熱エネルギーを回収して有効利用する所謂コージェネレーションシステムとして、省エネルギー及び地球温暖化の防止に配慮した設計が行える。
【0066】
加えて、車両本体13の荷台11に開閉可能なハッチなどを設けて、エンジン12やコンプレッサ2などの騒音発生部を覆うようにしてもよい。これにより、使用時に発生する騒音をハッチによって閉塞された空間に閉込めることができるため、車両本体13を施設の近接位置に停車させて使用しても、作動騒音が施設へ伝播することを抑止できる。したがって、施設の人に騒音発生による不快を感じさせない。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明の移動空調車は、空調装置を車両本体に載設した状態で、施設の近接位置まで移動させて空気調和を行うことができる。すなわち、従来のように空調装置を施設に常設するのではなく、必要な際に適宜デリバリーして施設の空気調和が行えるため、低廉且つ効率的に空調装置を利用することができる。また、空調装置は、車両本体のエンジンを駆動源としてコンプレッサを大動力で駆動させることができるため、広い敷地面積を有する施設の空気調和を行うことができる。
【0068】
請求項2の発明の移動空調車は、請求項1の発明の移動空調車の効果に加えて、施設を所望の温度にすることができる。これにより、例えば災害発生などの緊急時に、多数の被災者が集う避難所などの空気調和をより快適に行えるため、夏季や冬季の厳しい生活環境下においても、被災者らの長期に亘る避難所生活の苦難を和らげることができる。
【0069】
請求項3の発明の移動空調車は、請求項1または請求項2の発明の移動空調車の効果に加えて、発電機によって発生させた電力によって、空調装置を稼動させることができる。これにより、施設の空気調和を行うためにバッテリなどの電源を別途用意する必要がないため、商用電源などが通っていない施設へも空気調和を行うことができる。
【0070】
請求項4の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発明の移動空調車の効果に加えて、施設の冷房を効率良く行うことができる。また、冷房を行う際の外気からの伝熱の影響を加味することなく空調装置の各部の配置設計が行えるため、無駄なスペースを省いて全体のサイズを縮小させるなど、様々に応用させた形態での実施が可能である。
【0071】
請求項5の発明の移動空調車は、請求項4の発明の移動空調車の効果に加えて、吹出口から吹出された調和空気を施設側に簡便に送ることができる。また、例えば、吹出口にダクトを接続して空気調和を行う場合に、施設に配設するためにかかるダクトの長さが短くて済むため、吹出された調和空気の大気への熱損失が低減され、施設の空気調和が効率良く行える。
【0072】
請求項6の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つの発明の移動空調車の効果に加えて、空調装置が振動することを防止できるため、空調装置の各部を破損させることがなく、長期に亘って使用することができる。なお、振動によって発生する各部の衝突音なども防ぐことができ、周囲に不快感を与えない。
【0073】
請求項7の発明の移動空調車は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つの発明の移動空調車の効果に加えて、エンジンから排出される排気ガスに含まれる種々の有害物質が直接大気に放出されることを抑止できる。これにより、排出された排気ガスが周囲に広がらないため、施設の近接位置で長時間に亘って連続使用しても、周りの人々に迷惑を与えない。また、地球環境に与える悪影響を低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である移動空調車の側方からの模式図である。
【図2】本発明の一実施形態である移動空調車の上方からの模式図である。
【図3】本発明の一実施形態である移動空調車の動力及び電力の伝達系統を示す系統図である。
【図4】本発明の別例を示す(a)アクリル板を設置した状態(b)エンジンから排出された排気ガスを通水する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 移動空調車
2 コンプレッサ
4 吹出口
6 第二熱交換機(調和空気生成手段)
9 空調装置
12 エンジン
13 車両本体
15 PTO(動力伝達手段)
16 マグネットクラッチ(駆動切換手段)
17 動力伝達機構(動力伝達手段)
19 発電機
20 防振部(防振手段)
25 温度センサー(温度検出手段)
26 切換制御部(切換制御手段)
32 アクリル板(遮熱手段)
33 貯水(通水浄化手段)
34 容器(通水浄化手段)
36 導入管(通水浄化手段)
37 気泡発生部(通水浄化手段)

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮するコンプレッサを有し、前記冷媒の熱交換作用を利用して施設の空気調和を行う空調装置と、
    前記空調装置を載設する車両本体と、
    前記車両本体のエンジンの動力を取出すPTOを有し、前記動力を伝達して前記コンプレッサを駆動させる動力伝達手段と
    を具備することを特徴とする移動空調車。
  2. 前記動力伝達手段は、
    前記コンプレッサを駆動状態または非駆動状態に切換え可能な駆動切換手段をさらに有し、
    前記空調装置は、
    前記施設の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記駆動切換手段を制御する切換制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の移動空調車。
  3. 前記動力伝達手段と連結し、前記エンジンの前記動力を利用して電力を発生可能な発電機をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動空調車。
  4. 前記空調装置は、
    前記冷媒との熱交換によって調和空気を生成する調和空気生成手段をさらに有し、
    前記調和空気生成手段に外気の熱が伝わることを遮る遮熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の移動空調車。
  5. 前記調和空気生成手段は、
    前記調和空気を吹出す吹出口が前記車両本体の後端近傍に位置していることを特徴とする請求項4に記載の移動空調車。
  6. 前記空調装置の振動を防止する防振手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の移動空調車。
  7. 前記エンジンから排出される排気ガスを通水させて浄化する通水浄化手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の移動空調車。
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