JP2004098522A - プラスチックの選別方法及び選別装置 - Google Patents

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Hashio Moro
茂呂 端生
Hiroshi Shimizu
清水 浩
Shigeki Yamazaki
山崎 茂樹
Toshiaki Murata
村田 逞詮
Kazuo Abe
阿部 一雄
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
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Abstract

【課題】廃プラから「ポリオレフィン系プラスチック(PEおよびはPP等)」と「ポリスチレン(PS)」と「塩素含有プラスチック(PVCおよびPVDC等)」との3種を容易且つ高い精度で選別することを目的とする。
【解決手段】加熱した液状媒体の中に投入して撹拌することによって、プラスチック混合物を「相互に融着して浮上するプラスチック」と「相互に融着して沈降するプラスチック」と「融着しないで沈降するプラスチック」の3種に選別する。さらに、溶液媒体として加熱した加圧水を用い、プラスチック混合物をその中で加熱・撹拌することによって前記3種に選別し、その後減圧して回収する。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般及び産業廃棄物などの廃棄物中のプラスチック系廃棄物に混入する各種プラスチックをその材質毎に選別する、プラスチックの選別方法及び選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に廃プラスチック(以下、廃プラと称す)といわれるプラスチック系廃棄物には、複数種類のプラスチック、たとえば、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等を初めとして、ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)等の塩素含有プラスチック、さらに、ポリエチレンテレフタレート(PET)が含まれている。そして、廃プラスチックはそのリサイクルの形態に応じた所定の処理がされている。
【0003】
たとえば、廃プラを製鉄用原料の1つ(鉄源の還元剤)として高炉(溶鉱炉)に供給する場合、(1)塩素含有プラスチックは熱分解して有毒な塩化水素ガスを排出するから、設備の腐食を防止するため、塩素含有プラスチックの混入量を許容率以下に精選している。また、(2)高炉内に空気輸送するため、所定の形状および強度の粒状に成形している。
廃プラの材料リサイクルの場合、たとえば、溶融後に成形品を製造する場合においては、ポリエチレンテレフタレート(PET)はポリオレフィン系樹脂(PE・PP等)より融着温度が高いため、PETが混入したポリオレフィン系樹脂の成形品は精度が低下し成形工程が阻害されるから、PETを選別して混入を防止する必要がある。
【0004】
なお、廃プラから塩素含有プラスチックまたはPETを選別する方法として、
▲1▼シンクフロート、液体サイクロン、湿式縦形分離装置、遠心分離装置による湿式分離方法や、乾式比重形状分離や風力選別等(以下、比重形状選別技術と称す)、
▲2▼近赤外線やX線の吸収等を用いた方法による乾式分離方法(以下、物性選別技術と称す)が知られている。
【0005】
▲3▼さらに、廃プラスチックを一定寸法に裁断した後、相互に接触しない状態で加熱することにより、軟化温度が低い高分子材料を熱収縮させ、一方軟化温度が高い高分子材料はそのままの寸法を維持させ、該加熱前後の寸法変化から軟化温度が低い高分子材料を選別する方法が開示されている(以下、溶融選別技術と称す、例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開昭51−38371号公報(第2−3頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術においては以下のような問題点があった。
▲1▼比重形状選別技術においては、比重差の少ないプラスチック間における選別、たとえば、ポリスチレン(PS)と塩素含有プラスチック(PVC及びPVDC等)との選別が困難という問題点があった。
また、選別に先行して各プラスチック表面に親水性を付与する処理が必要であったり液状媒体として水を使用することができないという問題点があった。
【0008】
▲2▼物性選別技術においては、多量のプラスチックを短時間に選別することが困難であるとともに、選別前後の搬送(ハンドリング)が複雑になるという問題点があった。
【0009】
▲3▼溶融選別技術においては、溶融温度に差が少ないプラスチック間における選別、たとえば、ポリスチレン(PS)とポリオレフィン系樹脂(PEおよびPP等)との選別が困難という問題点があった。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、廃プラから「ポリオレフィン系樹脂(PEおよびはPP等)」と「ポリスチレン(PS)」と「塩素含有プラスチック(PVCおよびPVDC等)」との3種を、容易且つ高い精度で選別するプラスチックの選別方法及び選別装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプラスチックの選別方法は以下のとおりである。
(1)加熱した液状媒体の中に投入して撹拌することによって、プラスチック混合物を相互に融着して浮上するプラスチックと、相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックに選別する融着選別工程を有することを特徴とするものである。
これによれば、液状媒体の比重を設定することにより、浮上するプラスチックと沈降するプラスチックに選別することが可能になる。
なお、沈降するプラスチックが複数種類である場合、液状媒体の温度を、一方のプラスチックの融着温度より低く且つ他方のプラスチックの融着温度より高く設定しておけば、一方のプラスチックは融着することなく沈降するものの、他方のプラスチックは融着して集合体を形成しながら沈降することになる。
特に、沈降するプラスチックの一方がより高比重で且つより高い融着温度を有し、他方がより低比重で且つより低い融着温度を有する場合は、前者は融着することなく急速に沈降するものの、後者は融着して集合体を形成しながら緩慢に沈降することになる。
さらに、液状媒体は撹拌されているから、撹拌翼との衝突によりプラスチック溶融表面が適度の剪断を受けて表面エネルギの高い活性面が生じるため、該表面エネルギを最小にすべく自己造粒あるいは融着が促進されると推定される。
【0012】
(2)前記(1)において、融着選別工程において選別された相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックとを分級によって選別する分級選別工程を有することを特徴とするものである。
これによれば、融着した沈降するプラスチックは、融着によって集合体が形成されるから、容易且つ高い精度で分級することができる。
【0013】
(3)前記(1)または(2)において、前記プラスチック混合物をあらかじめ破砕する破砕工程を有することを特徴とするものである。
これによれば、それぞれの廃プラスチックがバラされるため、浮上または沈降がより確実且つ容易になるから、選別精度が向上する。また、表面積が増すから融着が促進される。
【0014】
(4)前記(1)乃至(3)の何れかにおいて、前記相互に融着して浮上するプラスチックがポリエチレンまたはポリプロピレンの一方または両方であって、
相互に融着して沈降するプラスチックがポリスチレンであって、
さらに、融着しないで沈降するプラスチックがポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリエチレンテレフタレートの1以上であることを特徴とするものである。
【0015】
(5)前記(1)乃至(4)の何れかにおいて、前記加熱した液状媒体の温度が略120〜150℃であることを特徴とするものである。
【0016】
(6)前記(1)乃至(5)の何れかにおいて、前記加熱した液状媒体が加圧された水であることを特徴とするものである。
これによれば、安価な水が使用できるから、選別費用が低減する。
【0017】
さらに、本発明に係るプラスチックの選別装置は以下のとおりである。
(7)プラスチック混合物を加熱した液状媒体の中に投入して撹拌することによって、相互に融着して浮上するプラスチックと、相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックに選別する融着選別手段と、
前記融着装置から排出された相互に融着して浮上するプラスチック、相互に融着して沈降するプラスチックおよび融着しないで沈降するプラスチックを選別して回収する選別回収手段とを有することを特徴とするものである。
【0018】
(8)前記(7)において、前記融着選別手段が、前記液状媒体を収容する融着選別槽と、該融着選別槽内に設置されて前記液状媒体を撹拌する撹拌翼と、前記液状媒体を所定の温度に加熱する加熱手段とを有することを特徴とするものである。
【0019】
(9)前記(8)において、前記融着選別槽が加圧容器であって、前記液状媒体を昇圧する昇圧手段と、前記選別された相互に融着して浮上するプラスチック、相互に融着して沈降するプラスチックおよび融着しないで沈降するプラスチックが混在する液状媒体を減圧する減圧手段とを有することを特徴とするものである。
【0020】
(10)前記(7)乃至(9)の何れかに記載のにおいて、前記選別回収手段が、相互に融着して浮上するプラスチックを選別して回収する比重差選別手段と、相互に融着して沈降するプラスチックと融着しないで沈降するプラスチックとを選別して回収する分級選別手段とを有することを特徴とするものである。
【0021】
(10)前記(7)乃至(10)の何れかに記載のにおいて、前記相互に融着して浮上するプラスチックがポリエチレンまたはポリプロピレンの一方または両方であって、
相互に融着して沈降するプラスチックがポリスチレンであって、
さらに、融着しないで沈降するプラスチックがポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリエチレンテレフタレートの1以上であることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
(実施例1)
図1は本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例1を説明する工程図(フローシート)である。以下、図1について工程を追って説明する。
(ステップ1)
プラスチック混合物P0(プラ混合物P0と称す)を収集する。
【0023】
(ステップ2)
収集したプラ混合物P0を破砕または裁断する。これにより、プラ混合物P0を略5〜200mm角にする。なお、均一の大きさに破砕することにより後記融着するための時間が安定する。たとえば、10mm角に均一化することが好ましい。
【0024】
(ステップ3)
破砕されたプラ混合物P0を加熱した液状媒体S0の中に投入して撹拌する。あるいは、液状媒体S0中に破砕されたプラ混合物P0が投入した後、液状媒体S0を撹拌しながら加熱する。
これにより、液状媒体S0より軽い(比重の低い)プラスチックは浮上し、一方、液状媒体S0より重い(比重の高い)プラスチックは沈降する。さらに、液状媒体S0の温度より融着点が低いプラスチックは相互に融着し、一方、液状媒体S0の温度より融着点が高いプラスチックは融着しない。
このため、プラ混合物P0は、相互に融着して浮上するプラスチックP1(以下、融着浮上プラP1と称す)と、相互に融着して沈降するプラスチックP2(以下、融着沈降プラP2と称す)と、融着しないで沈降するプラスチックP3(以下、非融着沈降プラP3と称す)に選別される。
このとき、液状媒体S0の温度は撹拌によって均一化されるとともに、撹拌によるプラスチック同士の衝突によって、あるいは撹拌翼とプラスチックとの衝突によって、プラスチック同士の融着が促進されると考えられる。
なお、通常、プラ混合物P0に融着しないで浮上するプラスチックが含まれることはない。
【0025】
(ステップ4)
融着浮上プラP1を、液状媒体S0の上部から回収する。一方、融着沈降プラP2と非融着沈降プラP3を、液状媒体S0の下部から回収する。
【0026】
(ステップ5)
そして、融着浮上プラP1を、付着したりまたは一緒に回収された液状媒体S0から分離して回収する。
【0027】
(ステップ6)
融着沈降プラP2と非融着沈降プラP3を、付着したりまたは一緒に回収された液状媒体S0から分離して回収する。
【0028】
(ステップ7)
さらに、乾式の分級手段によって、融着沈降プラP2と非融着沈降プラP3が選別され、それぞれが別個に回収される。
【0029】
なお、湿式の分級手段によって分級する場合は、該分級の後に、それぞれのプラスチックから液状媒体S0が分離される。すなわち、前記ステップ6と7の順番が逆転する。
【0030】
(実施例2)
図2は本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例2を説明する工程図(フローシート)である。実施例2(図2)は、実施例1のステップ3における大気圧の液状媒体S0(図1)に代えて、加圧さらた水S1(以下、加圧水S1と称す)を使用したものである。なお、実施例(図1)と同じまたは相当するステップにはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
【0031】
(ステップ3)
加圧水S1は100℃以上に加熱されているため、実施例1の液状媒体S0と同様の作用する。したがって、プラ混合物P0は、融着浮上プラP1と、相互に融着して沈降するプラスチックP2と、非融着沈降プラP3に選別される。このとき、安価な水を使用することができるから、選別費用が安価になる。
【0032】
(ステップ4)
融着浮上プラP1を、加圧状態のまま加圧水S1の上部から回収する。一方、融着沈降プラP2と非融着沈降プラP3を、加圧状態のまま加圧水S1の下部から回収する。
【0033】
(ステップ4の2)
そして、加圧状態にある融着浮上プラP1を大気圧に戻す。このとき、融着浮上プラP1を含む加圧水S1を大気中に断熱的に噴出すれば、融着浮上プラP1は同時に冷却される。
一方、加圧状態にある「融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3」を大気圧に戻す。このとき、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3が混入している加圧水S1を大気中に断熱的に噴出すれば、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3は同時に冷却される
【0034】
(実施例3)
図3は本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例3を説明する工程図(フローシート)である。実施例3(図3)は、加圧水S1中でプラ混合物P0を加熱・撹拌し、その後減圧してから、融着浮上プラP1、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3を選別するものである。なお、実施例1(図1)と同じまたは相当するステップにはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
【0035】
(ステップ3)
加圧水S1は100℃以上に加熱されているため、実施例1の液状媒体S0と同様の作用をする。したがって、プラスチック混合物P0は、融着浮上プラP1と、融着沈降プラP2と、非融着沈降プラP3に選別される。このとき、安価な水を使用することができるから、選別費用が安価になる。
【0036】
(ステップ3の2)
ステップ3の直後にステップ3の2を設け、融着浮上プラP1、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3を一緒に減圧して大気圧にする。なお、ステップ3の2以降の加圧水S1(大気圧にある)を減圧水S2と称す。
【0037】
(ステップ4)
そして、大気圧において比重選別によって、「融着浮上プラP1および減圧水S2」と「融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3を混合した減圧水S2」に選別する。
【0038】
(ステップ7)
さらに、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3を混合した減圧水S2から、分級手段によって融着沈降プラP2を回収する。たとえば、所定サイズの通過孔を具備するスクリーンを用いてスクリーン上で融着沈降プラP2を回収し、一方、該スクリーン下に非融着沈降プラP3および減圧水S2を通過させる。
【0039】
(ステップ8)
同様に、融着浮上プラP1および減圧水S2から、分級手段によって融着浮上プラP1を回収する。たとえば、所定サイズの通過孔を具備するスクリーンを用いてスクリーン上で融着浮上プラP1を回収し、一方、該スクリーン下に減圧水S2を通過させる。
【0040】
(ステップ9)
さらに、非融着沈降プラP3を、固液分離手段によって減圧水S2から分離して回収する。
【0041】
[実施の形態2]
(実施例1)
図4は本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例1を模式的に説明する設備構成図である。図4において、10は収集したプラスチック混合物P0(以下、廃プラP0と称す)の収集ピット、20は破砕機、30は融着装置、40は浮上物回収部、50は固液分離装置、60は沈降物回収部、70は固液分離装置、80は分級装置である。
【0042】
(破砕機)
収集ピット10に収容された廃プラP0は、先ず、破砕機20に供給され、5〜200mm角に破砕される。このとき、破砕機20では、均一の大きさに破砕して下記融着のための時間を安定させる。たとえば、10mm角に均一化する。
なお、破砕機20は、回転する破砕刃21と所定サイズの通過孔を具備するスクリーン22を有している。
【0043】
(融着装置)
次いで、破砕された廃プラP0は融着装置30に導入される。融着装置30は、廃プラP0および液状媒体S0を収納する廃プラ収納容器31と、廃プラ収納容器31の上部に設置された浮上物回収口32と、廃プラ収納容器31の下部に設置された沈降物回収口33と、収納した廃プラP0および液状媒体S0を撹拌する撹拌翼34と、撹拌翼34を回転駆動する駆動手段35(モータ等)と、液状媒体S0を所定の温度に加熱ないし保温する加熱手段36(伝熱ヒータあるいは蒸気パイプ、測温手段および制御手段等)を有している。
【0044】
したがって、廃プラ収納容器31に供給された廃プラP0は、液状媒体S0中で加熱および撹拌される。
このとき、液状媒体S0の温度を塩素含有プラスチック(ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)等)が融着する温度以下(たとえば、120〜150℃)に設定しておけば、塩素含有プラスチックは融着することがないものの、塩素含有プラスチックよりも融着温度の低い材質のプラスチック(非塩素含有プラスチック)が融着される
【0045】
さらに、液状媒体S0の比重を1.0g/ccにしておけば、比重が0.9g/cc程度であるポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)は浮上して融着して集合体に成長する。
一方、比重1.1g/ccであるポリスチレン(PS)は、撹拌された流れのなかでゆっくりと沈降しながら融着して集合体に成長する。
更に、比重1.3〜1.4g/cc程度であるポリエチレンテレフタレート(PET)並びにポリ塩化ビニル(PVC)及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)は、撹拌された流れのなかで融着することなく沈降する。
【0046】
(浮上物回収部)
融着して浮上しているPEおよびPPの集合体は、浮上物回収口32から融着装置30外へ排出されて浮上物回収部40に回収される。該集合体は液状媒体S0と一緒に回収してもよいし該集合体のみを回収してもよい。そして、次工程の固液分離装置50に導入される。
【0047】
(固液分離装置)
回収されたPEおよびPPの集合体は、固液分離装置50において、液状媒体S0から分離されて「融着した浮上プラスチックP1(以下、融着浮上プラP1と称す)」として回収される。固液分離装置50は、遠心力や振動等の機械的な作用力よって付着した液状媒体S0を吹き飛ばすものや、熱風を噴きつけたり回転するキルン内を搬送したりして付着した液状媒体S0を蒸発させるものなど、その形式は何れであってもよい。
【0048】
(沈降物回収部)
沈降した「PSの集合体」と「融着していないPVCおよびPVDC」が混在している液状媒体S0は、沈降物回収口33から融着装置30外へ排出されて沈降物回収部60に回収される。そして、次工程の固液分離装置70を経由して分級装置80に導入される。
【0049】
(固液分離装置)
回収された「PSの集合体」と「PVCおよびPVDC」は、固液分離装置70において液状媒体S0から分離される。固液分離装置70は前記固液分離装置50に準じる。
【0050】
(分級装置)
さらに、固液分離された「PSの集合体」と「PVCおよびPVDC」は、分級装置80において、PSの集合体である「融着して沈降したプラスチックP2(以下、融着沈降プラP2と称す)]と、PVCおよびPVDCである「融着していない沈降したプラスチックP3(以下、非融着沈降プラP3と称す)]とに分級されて別個に回収される。
分級装置80は、所定サイズの通過孔が設けられた振動篩81を備え、振動篩81を水平に振動することにより、形状差(サイズ差)を利用して選別するものである。このとき、融着沈降プラP2は集合体を形成しているから、その形状は非融着沈降プラP3の形状と明りょうに相違している。すなわち、高い精度で両者を選別することができる。
なお、水平に振動する振動篩81に代えて、斜め方向に揺動する斜面を用いたり、風力による飛散距離の相違を用いて選別してもよい。
【0051】
(リサイクル)
かくして、廃プラP0を、融着浮上プラP1と、融着沈降プラP2と、非融着沈降プラP3との3種類に選別して回収することができる。
【0052】
たとえば、破砕機20のスクリーン径をφ10mmとし、液状媒体S0として145℃に加熱したシリコーンオイルを用いたとき、回収したプラスチックの内、融着浮上プラP1が略50%、融着沈降プラP2が略30%、および非融着沈降プラP3が略20%の割合であった。
【0053】
さらに、融着浮上プラP1は、その略全量(99.5%)がポリオレフィン系樹脂であるPEまたはPPであって、選別精度が高いことが確認された。なお、PEまたはPPは溶融後成形することによるマテリアルリサイクル可能なプラスチック原料としてリサイクル可能である。
【0054】
また、融着沈降プラP2は、PVC及びPVDCを含有しておらず、PSの構成比が高い(99.0%)ことから選別精度が高いことが確認された。PSは溶融後成形することによるマテリアルリサイクル可能なプラスチック原料としてリサイクル可能である。
【0055】
更に、残渣として回収された非融着沈降プラP3は、塩素含有プラスチック(PVC及びPVDC)の構成比率(91%)が高いため、塩酸回収等の用途に再利用することも可能である。
【0056】
なお、収集した廃プラP0の性状によって、回収した前記融着浮上プラP1、融着沈降プラP2または非融着沈降プラP3の割合は変動するものである。しかしながら、回収した融着浮上プラP1に含まれるプラスチックの種類、回収した融着沈降プラP2に含まれるプラスチックの種類、および回収した非融着沈降プラP3に含まれるプラスチックの種類は、何れも限定されたものであって、選別精度が高いことが確認されている。
【0057】
また、液状媒体S0はシリコーンオイルに限定するものではなく、所定の温度にまで加熱自在な液状体であれば何れであってもよい。たとえば、鉱物油または植物油であって、その新油または廃油が使用可能である。
さらに、融着装置30における撹拌翼34の回転軸は略鉛直方向であるものに限定するものではなく、斜め方向あるいは略水平方向であってもよい。また、撹拌翼34を固定して(回転しない)、廃プラ収納容器31の方を回転してもよい。
さらに、廃プラP0は所定の温度に加熱された液状媒体S0内に供給してもよいし、投入された液状媒体S0内で撹拌しながら加熱してもよい。
【0058】
(実施例2)
図5は本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例2を模式的に説明する設備構成図である。本実施例2は液状媒体として加圧されて水(以下、加圧水と称す)を用いたものである。なお、実施例1(図4)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図5において、10は収集した廃プラP0の収集ピット、20は破砕機、100は加圧ポンプ、110は融着装置(横型であって、加圧自在な廃プラ収納容器を有する)、120は減圧装置、130は湿式サイクロン、50はスクリーン、70は固液分離装置、80はスクリーンである。
【0059】
(加圧ポンプ)
液状媒体である水は加圧ポンプ100によって所定の圧力(たとえば、0.5Mpa)に加圧され、且つ加熱装置101によって所定の温度(たとえば、145℃)に加熱され、融着装置30に供給される。以下加圧された水を加圧水S1と、大気圧に戻された加圧水S1を減圧水S2と称す。なお、かかる加圧は、加圧水S1を沸騰させないで100℃以上に加熱することを目的とするするものである。
【0060】
(融着装置)
融着装置110は、廃プラP0および加圧水S1を収納する加圧容器111と、廃プラP0を大気圧中で一旦受け入れ且つ所定の気圧に増圧自在な外部遮断室112と、廃プラP0を外部遮断室112から圧力容器111まで搬送する搬送スクリュウ113と、加圧容器111内に略水平に配置されて供給された廃プラP0および加圧水S1を撹拌する撹拌翼114と、撹拌翼114を回転駆動する駆動手段115(モータ等)と、撹拌翼114によって加熱および撹拌された廃プラP0(下記選別がなされている)および加圧水S1を排出する排出口116とを有している。
【0061】
したがって、廃プラP0を外部遮断室112に大気圧中で一旦受け入れた後、外部遮断室112を外気から遮断して所定の気圧にまで増圧し、その後、廃プラP0を搬送スクリュウ113によって圧力容器111まで搬送する。よって、圧力容器111内の加圧状態は保持され、加圧水S1が沸騰することがない。
なお、加圧ポンプ100の上流において廃プラP0を減圧水S2内に投入してもよい。このとき、加圧ポンプ100によって加圧スラリー(加圧水S1および投入された廃プラP0よりなる)が形成される。また、融着装置100の外部遮断室112および搬送スクリュウ113を撤去することができる。
【0062】
したがって、圧力容器111に供給された廃プラP0は、加圧水S1中で加熱および撹拌されるから、実施例1と同様に、PEおよびPPの集合体である融着浮上プラP1と、PSの集合体である融着沈降プラP2と、PVCおよびPVDCである非融着沈降プラP3に分離される。
【0063】
そして、融着浮上プラ1、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3が混在した加圧水S1が、加圧状態で排出口116から排出される。
なお、加圧水S1の温度を保持するために、加圧容器111自体を加熱ヒータによって外部加熱してもよいし、外部ジャケット式にして蒸気によって外部加熱してもよい。
【0064】
(減圧装置)
減圧装置120は、加圧水S1(融着浮上プラ1、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3が混在している)を大気圧に戻し、同時にその温度を100℃以下にするものである。
すなわち、一段目レットダウン弁121によって減圧された加圧水S1は、一段面タンク122に投入されて温度が低下する。さらに、二段目レットダウン弁123によって大気圧に戻されて(減圧水S2として)二段面タンク123に収納されて、さらに温度が低下する。そして、図示しない搬送ポンプによって次工程の湿式サイクロン130に送られる。
【0065】
(湿式サイクロン)
湿式サイクロン130において、比重が1.0g/cc以下である「融着浮上プラP1」とそれ以外の「融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3」とが分離される。
そして、融着浮上プラP1は、スクリーン50において、付着していた減圧水S2が除去されて回収される。
一方、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3は、スクリーン80において、「融着沈降プラP2」が「非融着沈降プラP3および減圧水S2」から分離されて回収される。
そして、非融着沈降プラP3は、固液分離装置70において、減圧水S2から分離され回収される。
さらに、減圧水S2は、加圧ポンプ100に導かれて再度加圧水S1として使用される。
【0066】
かくして、前記実施例1と同様に、廃プラP0を、融着浮上プラP1、融着沈降プラP2および非融着沈降プラP3との3種類に選別して回収することができる。また、それぞれの選別精度が高いことから、これらはマテリアルリサイクル可能なプラスチック原料としてリサイクル可能である。
さらに、液状媒体として水を使用するため、安価であって、扱いが容易であるため、選別費用が低下する。
【0067】
(実施例3)
図6は本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例3を模式的に説明する設備構成図である。本実施例3は、前記実施例1の融着装置30を圧力容器にして液状媒体S0として加圧水S1を用いたものである。
図6において、200は加圧ポンプ、201は加熱装置、202は投入装置、220は浮上物減圧装置。320は沈降物減圧装置である。なお、実施例1(図4)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
【0068】
(加圧・加熱)
図6において、破砕機20において破砕された廃プラP0は、これを水(減圧水S2)中に投入するため投入装置202に供給される。
投入装置202において、廃プラP0が混入されて減圧水S2は、加圧ポンプ200によって所定の圧力(たとえば、0.5Mpa)に加圧され(加圧水S1と称す)、且つ加熱装置201によって所定の温度(たとえば、145℃)に加熱されて融着装置30に供給される。なお、大気圧に戻された加圧水S1を減圧水S2と称す。
【0069】
(浮上物減圧装置)
融着装置30において「融着して浮上したPEおよびPPの集合体である融着浮遊プラP1」と加圧水S1は、加圧状態のまま浮上物回収口32から排出されて浮上物減圧装置220に収容される。
浮上物減圧装置220は前記実施例2における減圧装置120に同じであって、融着浮遊プラP1および減圧水S2は冷却されて大気圧に曝されることになる。そして、次工程の固液分離装置50に導入される。なお、浮上物減圧装置220を圧力容器にして、加圧状態のまま融着浮遊プラP1を封入した後、浮上物回収口32を閉塞して、該圧力容器自体を大気圧に戻してもよい。
【0070】
(沈降物減圧装置)
融着装置30において「融着して沈降したPSの集合体である融着沈降プラP2」と、「融着しないで沈降したPVCおよびPVDCである非融着沈降プラP3」と加圧水S1とは、加圧状態のまま沈降物回収口33から排出されて沈降物減圧装置320に収容される。
浮上物減圧装置320は浮上物減圧装置220に同じであって、融着沈降プラP2、非融着沈降プラP3および減圧水S2は冷却されて大気圧に曝されることになる。そして、次工程の固液分離装置70に導入される。
【0071】
(固液分離装置)
固液分離装置50および70において減圧水S2が回収され、該減圧水S2は投入装置202に送られて再利用される。
【0072】
かくして、前記実施例1と同様に、廃プラP0を、融着浮上プラP1と、融着沈降プラP2と、非融着沈降プラP3との3種類に選別して回収することができる。
また、それぞれの選別精度が高いことから、これらはマテリアルリサイクル可能なプラスチック原料としてリサイクル可能である。
さらに、液状媒体として水を使用するため、安価であって、扱いが容易であるため、選別費用が低下する。また、融着装置30において、融着浮上プラP1が選別されるため、融着浮上プラP1を選別するための湿式サイクロン130が不要になる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、一般廃棄物及び産業廃棄物中のプラスチック系廃棄物を、
融着して浮上するプラスチックである「ポリオレフィン系プラスチック(PEおよびPE等)」と、
融着して沈降するプラスチックである「ポリスチレン(PS)」と、
融着しないで沈降するプラスチックである「塩素含有プラスチック(PVC及びPVDC等)」との3種類に、簡単且つ容易に、しかも高い精度で選別して回収することができる。
さらに、選別用の液状媒体として水を使用することができるから、選別費用を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例1を説明する工程図(フローシート)である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例2を説明する工程図(フローシート)である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るプラスチックの選別方法の実施例3を説明する工程図(フローシート)である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例1を模式的に説明する設備構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例2を模式的に説明する設備構成図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るプラスチックの選別装置の実施例3を模式的に説明する設備構成図である。
【符号の説明】
10 収集したプラスチック混合物P0の収集ピット
20 破砕機
30 融着装置
31 廃プラ収納容器
32 浮上物回収口
33 沈降物回収口
34 撹拌翼
40 浮上物回収部
50 固液分離装置
60 沈降物回収部
70 固液分離装置
80 分級装置
P0 廃プラスチック
P1 融着浮上プラ(PEおよびPE等)
P2 融着沈降プラ(PS)
P3 非融着沈降プラ(PVC及びPVDC等)

Claims (11)

  1. 加熱した液状媒体の中に投入して撹拌することによって、プラスチック混合物を相互に融着して浮上するプラスチックと、相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックに選別する融着選別工程を有することを特徴とするプラスチックの選別方法。
  2. 融着選別工程において選別された相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックとを分級によって選別する分級選別工程を有することを特徴とする請求項1記載のプラスチックの選別方法。
  3. 前記プラスチック混合物をあらかじめ破砕する破砕工程を有することを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックの選別方法。
  4. 前記相互に融着して浮上するプラスチックがポリエチレンまたはポリプロピレンの一方または両方であって、
    相互に融着して沈降するプラスチックがポリスチレンであって、
    さらに、融着しないで沈降するプラスチックがポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリエチレンテレフタレートの1以上であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラスチックの選別方法。
  5. 前記加熱した液状媒体の温度が略120〜150℃であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプラスチックの選別方法。
  6. 前記加熱した液状媒体が加圧された水であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のプラスチックの選別方法。
  7. プラスチック混合物を加熱した液状媒体の中に投入して撹拌することによって、相互に融着して浮上するプラスチックと、相互に融着して沈降するプラスチックと、融着しないで沈降するプラスチックに選別する融着選別手段と、
    前記融着選別手段から排出された相互に融着して浮上するプラスチック、相互に融着して沈降するプラスチックおよび融着しないで沈降するプラスチックを選別して回収する選別回収手段とを有することを特徴とするプラスチックの選別装置。
  8. 前記融着選別手段が、前記液状媒体を収容する融着選別槽と、
    該融着選別槽内に設置されて前記液状媒体を撹拌する撹拌翼と、
    前記液状媒体を所定の温度に加熱する加熱手段とを有することを特徴とする請求項7記載のプラスチックの選別装置。
  9. 前記融着選別槽が加圧容器であって、前記液状媒体を昇圧する昇圧手段と、前記選別された相互に融着して浮上するプラスチック、相互に融着して沈降するプラスチックおよび融着しないで沈降するプラスチックが混在する液状媒体を減圧する減圧手段とを有することを特徴とする請求項8記載のプラスチックの選別装置。
  10. 前記選別回収手段が、相互に融着して浮上するプラスチックを選別して回収する比重差選別手段と、相互に融着して沈降するプラスチックと融着しないで沈降するプラスチックとを選別して回収する分級選別手段とを有することを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載のプラスチックの選別装置。
  11. 前記相互に融着して浮上するプラスチックがポリエチレンまたはポリプロピレンの一方または両方であって、
    相互に融着して沈降するプラスチックがポリスチレンであって、
    さらに、融着しないで沈降するプラスチックがポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリエチレンテレフタレートの1以上であることを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載のプラスチックの選別装置。
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