JP2004096421A - 電話装置管理システム及びプログラム - Google Patents

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Hironori Tanaka
田中 宏典
Katsuhiko Onozuka
小野塚 勝彦
Takayuki Inage
稲毛 隆行
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Abstract

【課題】電話装置とサーバ装置との間でデータあるいはタイミングの同期をとる。
【解決手段】電話装置管理システムは、複数の電話装置1と、IPネットワーク4を介して複数の電話装置1に接続されたサーバ装置2を有する。更新すべき機能設定情報をボタン電話機11から受けたとき、主装置10は、機能設定情報を仮登録し、仮登録した機能設定情報をサーバ装置2に送信する。サーバ装置2は機能設定情報の複製を更新する。主装置10は、アイドル状態になったときに本登録処理を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の電話装置の設定情報を各電話装置あるいは通信網上のサーバ装置で管理する電話装置管理システムに関し、各電話装置とサーバ装置との間でデータあるいはタイミングの同期をとる電話装置管理システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話装置管理システムは複数の電話装置から構成され、各電話装置は電話回線に接続された主装置と、この主装置に接続された1台以上のボタン電話機とから構成されている。ボタン電話機では、キー操作やハンドセットの状態を検出し、これら操作情報を主装置に送信し、主装置では、ボタン電話機からの操作情報に基づき機能処理を行うことにより、電話回線との外線通話や他のボタン電話機との内線通話などの各種機能を実現するものとなっている。このような電話装置管理システムでは、主装置が設定情報を管理し、機能設定の内容によりボタン電話機などの動作を決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の電話装置管理システムでは、各電話装置で設定情報を管理している。このため、機能設定の内容が複雑になると、大量の設定情報を電話装置(主装置)に記憶させておく必要があり、また誤った設定等により不具合が発生したときに大量の設定情報が失われることを防ぐために設定情報の複製を保存しておく必要がある。したがって、設定項目が多くなると、設定情報とその複製を大量に保存する必要があり、主装置のメモリ容量を大きくする必要がある。しかし、主装置のメモリの増設には費用等の制約があるので、メモリ容量を十分に確保することが難しく、設定情報とその複製を大量に保存しておくことが難しいという問題点があった。
【0004】
以上のような問題点を解決する方法として、WAN(Wide Area Network )上にサーバ装置を設置して、このサーバ装置に設定情報の複製を保存しておく方法や、各電話装置で管理していた設定情報をサーバ装置で管理する方法が考えられる。しかしながら、サーバ装置に設定情報の複製を保存しておく方法では、各電話装置に記憶されている設定情報とサーバ装置に記憶されている設定情報の複製との間で同期をとらなければならないという問題点があった。
【0005】
また、各電話装置の設定情報をサーバ装置で管理する方法では、複数の電話装置が設定情報を共用する可能性があるので、各電話装置が使用していないときに設定情報を変更するといったタイミングの同期を各電話装置とサーバ装置との間でとらなければならないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、各電話装置とサーバ装置との間でデータあるいはタイミングの同期をとることができる電話装置管理システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、前記電話装置(図8)は、この電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、前記仮登録された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手段と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段とを備えるものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
また、本発明の電話装置管理システムにおいて、前記電話装置(図9)は、この電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段と、この登録更新手段によって登録または更新された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手段とを備えるものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
【0008】
また、本発明の電話装置管理システムにおいて、前記サーバ装置(図12)は、前記電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う複製手段と、前記登録または更新された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、この電話装置に前記登録または更新された設定情報を送信して、前記電話装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手段とを備えるものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
また、本発明の電話装置管理システムにおいて、前記サーバ装置(図13)は、前記電話装置の設定情報を記憶する第1の記憶手段と、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する第1の仮登録手段と、この仮登録された設定情報を対応する電話装置に送信する送信手段と、前記電話装置から本登録要求を受信したときに、前記仮登録された設定情報を前記第1の記憶手段に転送して、前記第1の記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う複製手段とを備え、前記電話装置は、この電話装置の設定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記サーバ装置から受信した設定情報を仮登録する第2の仮登録手段と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記第2の仮登録手段によって仮登録された設定情報を前記第2の記憶手段に転送して、前記第2の記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段と、前記サーバ装置に本登録要求を送信する本登録要求手段とを備えるものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
【0009】
また、本発明の電話装置管理システムにおいて、前記電話装置(図16)は、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を一時保存する一時保存手段と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記一時保存された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手段とを備えるものである。この発明では、設定情報はサーバ装置で管理され、サーバ装置に記憶された設定情報に基づいて電話装置で機能処理が行われる。
また、本発明の電話装置管理システムにおいて、前記サーバ装置(図17)は、前記電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、この仮登録された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段とを備えるものである。この発明では、設定情報はサーバ装置で管理され、サーバ装置に記憶された設定情報に基づいて電話装置で機能処理が行われる。
【0010】
また、本発明の電話装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順(図8のS104)と、前記仮登録された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手順(S105)と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順(S106)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
また、本発明の電話装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順(図9のS204)と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順(S205)と、この登録更新手順によって登録または更新された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手順(S206)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
【0011】
また、本発明のサーバ装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う複製手順(図12のS503)と、前記登録または更新された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、この電話装置に前記登録または更新された設定情報を送信して、前記電話装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手順(S507)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
【0012】
また、本発明のサーバ装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順(図13のS604)と、この仮登録された設定情報を対応する電話装置に送信して仮登録させる送信手順(S605)と、前記送信した設定情報が前記電話装置で本登録されたときに、前記仮登録手順で仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う複製手順(S609)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
また、本発明の電話装置プログラムは、リモート端末装置から送信され前記サーバ装置で仮登録された設定情報を前記サーバ装置から受信したときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順(図13のS606)と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順(S607)と、前記サーバ装置に本登録要求を送信する本登録要求手順(S608)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報は各電話装置で管理され、電話装置に記憶された設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置に設定情報の複製が記憶される。
【0013】
また、本発明の電話装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をメモリに一時保存する一時保存手順(図16のS804)と、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記一時保存された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手順(S808)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報はサーバ装置で管理され、サーバ装置に記憶された設定情報に基づいて電話装置で機能処理が行われる。
また、本発明のサーバ装置プログラムは、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順(図17のS904)と、この仮登録された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順(S908)とをコンピュータに実行させるようにしたものである。この発明では、設定情報はサーバ装置で管理され、サーバ装置に記憶された設定情報に基づいて電話装置で機能処理が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となる電話装置管理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の電話装置管理システムは、複数の電話装置1(1A−1,1A−2,1A−3,1B)と、各電話装置1の設定情報の複製を記憶するサーバ装置2と、アナログ電話回線やISDN回線、無線電話回線などの公衆電話交換回線網3と、インターネットやWAN等のIPネットワーク4と、イーサネット(登録商標)等の構内LAN5と、IPネットワーク4と構内LAN5とを接続するルータ6と、構内LAN5に接続されたPC等の情報処理端末7と、構内LAN5に接続されたミニサーバ装置8と、リモート端末装置となる携帯端末17とから構成される。
【0015】
本実施の形態では、電話装置1A−1,1A−2,1A−3、構内LAN5、ルータ6、情報処理端末7及びミニサーバ装置8がグループA(例えば○○会社)に属し、電話装置1BがグループB(例えば□□会社)に属するものとする。また、電話装置1A−1,1A−2、ルータ6、構内LAN5、情報処理端末7及びミニサーバ装置8は○○会社の本社内に設置され、電話装置1A−3は○○会社の支社内に設置されているものとする。
【0016】
各電話装置1(1A−1,1A−2,1A−3,1B)は、公衆電話交換回線網3や構内LAN5あるいはIPネットワーク4と接続される主装置10(10A−1,10A−2,10A−3,10B)と、内線回線を介して主装置10と接続される子機である複数のボタン電話機11(11A−1,11A−2,11A−3,11B)とを有する。また、電話装置1A−3,1Bは、LAN15A−3,15Bを介して主装置10A−3,10Bに接続されたPC等の情報処理端末13A−3,13Bを有する。
【0017】
図2は電話装置1A−1の主装置10A−1の構成を示すブロック図である。主装置10A−1は、公衆電話交換回線網インタフェース部(以下、公衆電話交換回線網I/F部とする)100、LANインタフェース部(以下、LANI/F部とする)101、内線インタフェース部(以下、内線I/F部とする)103、スイッチ104、記憶部105及び制御部106を有している。
【0018】
公衆電話交換回線網I/F部100は、公衆電話交換回線網3と接続され、発信や着信などの呼制御を行い、公衆電話交換回線網3からの音声データ又はアナログ音声信号をスイッチ104に送出し、スイッチ104からの音声データ又はアナログ音声信号を公衆電話交換回線網3に送出する。
【0019】
LANI/F部101は、構内LAN5と接続され、パケットを用いたデータ通信を行う。内線I/F部103は、内線回線12を介して複数のボタン電話機11A−1を収容し、ボタン電話機11A−1からの音声データ又はアナログ音声信号をスイッチ104に送出し、スイッチ104からの音声データ又はアナログ音声信号をボタン電話機11A−1に送出する。
【0020】
スイッチ104は、制御部106の指示に応じて、内線I/F部103と公衆電話交換回線網I/F部100との間を接続して音声通話路を形成する。記憶部105は、制御部106の動作に必要なプログラム、自装置の識別コード(以下、IDとする)、配下のボタン電話機11のID、サーバ装置2のアドレス、設定情報を管理するデータベースなどを記憶している。
【0021】
制御部106は、CPUなどのマイクロプロセッサやその周辺回路から構成され、記憶部105に予め格納されているプログラムに従って動作し、主装置全体を制御する。電話装置1A−2の主装置10A−2の構成は主装置10A−1と同様である。
【0022】
図3は電話装置1A−3の主装置10A−3の構成を示すブロック図であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してある。LANI/F部101は、LAN15A−3と接続され、パケットを用いたデータ通信を行う。IPネットワークインタフェース部(以下、IPネットワークI/F部とする)102は、IPネットワーク4と接続され、IPパケットを用いた一般的なデータ通信のほか、音声データを格納したIPパケットを用いてIPネットワーク電話通信を行う。電話装置1Bの主装置10Bの構成は、主装置10A−3と同様である。
【0023】
図4は、サーバ装置2の構成を示すブロック図である。サーバ装置2は、IPネットワークI/F部20と、記憶装置21と、制御部22とを有している。IPネットワークI/F部20は、IPネットワーク4と接続され、IPパケットを用いたデータ通信を行う。記憶装置21は、制御部22の動作に必要なプログラムや、電話装置1の設定情報の複製を管理するデータベースなどを記憶している。
【0024】
制御部22は、CPUなどのマイクロプロセッサやその周辺回路から構成されており、記憶装置21に予め格納されているプログラムに従って動作し、サーバ装置全体を制御する。制御部22は、コマンド解析/生成部220、主装置認証及びアドレス解決部221及びデータベース参照/格納処理部222を有している。
【0025】
コマンド解析/生成部220は、IPネットワークI/F部20で受信したコマンドを解析すると共に、解析したコマンドの要求に応じて主装置認証及びアドレス解決部221あるいはデータベース参照/格納処理部222で行われた処理の結果を主装置10に送信する。
【0026】
主装置認証及びアドレス解決部221は、主装置10や携帯端末17の認証を行い、この認証によって主装置10や携帯端末17へのサービス提供の可否を判断し、サービス提供可と判断したとき、主装置10や携帯端末17のアドレスを解決して、主装置10や携帯端末17との間に通信リンクを確立する。データベース参照/格納処理部222は、主装置10や携帯端末17から登録要求又は更新要求を受けたとき、記憶装置21のデータベースに対する設定情報の登録又は更新を行う。
【0027】
図5(a)、図5(b)、図5(c)、図5(d)は、それぞれ主装置10A−1,10A−2,10A−3,10Bの記憶部105に格納されたデータベース110A−1,110A−2,110A−3,110Bの構成を示す図である。主装置10A−1のデータベース110A−1には、主装置10A−1配下の各ボタン電話機11A−1に固有のサービスを実現する個別サービス情報111A−1と、各主装置10A−1に固有のサービス(複数のボタン電話機11A−1に共通のサービス)を実現するサービス情報112A−1と、ボタン電話機11A−1の機能を設定するための機能設定情報113A−1とが格納されている。他のデータベース110A−2,110A−3,110Bの構成もデータベース110A−1と同様である。
【0028】
図6はサーバ装置2の記憶装置21に格納されたデータベース210の構成を示す図である。データベース210には、各ボタン電話機11に固有のサービスを実現する個別サービス情報211と、各主装置10に固有のサービスを実現する主装置別サービス情報212と、主装置配下のボタン電話機11の機能を設定するための機能設定情報213と、複数の電話装置1が属するグループ全体の機能を設定するためのグループ共通機能設定情報214と、電話装置管理システム全体に共通の機能を設定するためのシステム共通機能設定情報215とが格納されている。
【0029】
図6に示すように、データベース210には、電話装置1A−1,1A−2,1A−3,1B配下のボタン電話機11A−1,11A−2,11A−3,11Bに対応する個別サービス情報211A−1,211A−2,211A−3,211Bがボタン電話機毎に存在する。この個別サービス情報211A−1,211A−2,211A−3,211Bは、それぞれ主装置10A−1,10A−2,10A−3,10Bのデータベース110A−1,110A−2,110A−3,110Bに格納された個別サービス情報111A−1,111A−2,111A−3,111Bと同一である。
【0030】
また、データベース210には、主装置別サービス情報212A−1,212A−2,212A−3,212Bが主装置ごとに存在する。この主装置別サービス情報212A−1,212A−2,212A−3,212Bは、それぞれデータベース110A−1,110A−2,110A−3,110Bに格納されたサービス情報112A−1,112A−2,112A−3,112Bと同一である。
【0031】
同様に、データベース210には、機能設定情報213A−1,213A−2,213A−3,213Bが主装置毎に存在する。この機能設定情報213A−1,213A−2,213A−3,213Bは、それぞれデータベース110A−1,110A−2,110A−3,110Bに格納された機能設定情報113A−1,113A−2,113A−3,113Bと同一である。各機能設定情報213は、対応する主装置10のIDと対応付けてデータベース210に登録されている。
【0032】
次に、主装置10に格納された機能設定情報113に基づいて電話装置1で行われる機能処理について説明する。機能処理は、電話装置1(ボタン電話機11)に対する操作や発着信に応じて電話装置1で実行される各種の処理であり、例えばオフフック検出時に空き外線を自動的に捕捉したり、着信が生じた外線の接続先となるボタン電話機11を自動的に選択したりする処理がある。図7は主装置10の動作を示すフローチャートである。
【0033】
主装置10の制御部106は、配下のボタン電話機11が操作されたり(図7ステップS11においてYES)、主装置10が収容している外線に着信があったりすると(ステップS12においてYES)、この操作や着信に対応する機能処理を実行するための情報をデータベース110の機能設定情報113から取得する(ステップS13)。そして、制御部106は、取得した情報を基に機能処理を実行する(ステップS14)。以上のようにして、電話装置1で機能処理が実行される。
【0034】
次に、機能設定情報を更新するメンテナンス時の動作を図8を用いて説明する。図8は、メンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。まず、ユーザがボタン電話機11の設定キーを押下すると、ボタン電話機11から主装置10に対して設定要求が送信され(図8ステップS101)、この設定要求に対して主装置10の制御部106が応答する(ステップS102)。主装置10の応答後、ユーザは、更新すべき機能設定情報をボタン電話機11に入力する。ボタン電話機11は、入力された機能設定情報を主装置10に送信する(ステップS103)。
【0035】
主装置10の制御部106は、ボタン電話機11から渡された機能設定情報を記憶部105の仮登録エリアに格納する(すなわち仮登録する)と共に(ステップS104)、この機能設定情報と自装置のID(主装置ID)とを含む更新要求をサーバ装置2に送信する(ステップS105)。
【0036】
サーバ装置2のIPネットワークI/F部20は、IPネットワーク4から更新要求を受信して制御部22に渡す。制御部22のコマンド解析/生成部220は、コマンド解析の結果、更新要求であることを認識すると、この更新要求をデータベース参照/格納処理部222に渡す。データベース参照/格納処理部222は、更新要求に含まれる主装置IDを基に記憶装置21のデータベース210を参照して、この主装置IDに対応する機能設定情報213を更新要求から取得した機能設定情報に更新する。
【0037】
次に、主装置10の制御部106は、機能設定情報113を使用しないアイドル状態(データベース110を書き換え可能な状態)になったときに本登録処理を行う(ステップS106)。すなわち、制御部106は、更新すべき機能設定情報を記憶部105の仮登録エリアから取得して、記憶部105のデータベース110に格納された機能設定情報113を仮登録エリアから取得した機能設定情報に更新する。
【0038】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報をボタン電話機11から受けたときに、この機能設定情報を主装置10で仮登録し、仮登録された機能設定情報をサーバ装置2に送信して、サーバ装置2に機能設定情報の複製を更新させ、主装置10がアイドル状態になったときに本登録処理を行うようにしたので、主装置10に記憶されている機能設定情報とサーバ装置2に記憶されている機能設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。
【0039】
なお、ステップS106の本登録処理中にエラーが発生すると、主装置10の制御部106は、自装置のID(主装置ID)を含むデータ要求をサーバ装置2に送信する(ステップS107)。サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、IPネットワークI/F部20を通じて受信したデータ要求に含まれる主装置IDに対応する機能設定情報213を記憶装置21のデータベース210から取得し、取得した機能設定情報をコマンド解析/生成部220に渡す。コマンド解析/生成部220は、この機能設定情報をデータ要求元の主装置10に返送する(ステップS108)。
【0040】
主装置10の制御部106は、アイドル状態になったとき、記憶部105のデータベース110に格納された機能設定情報113をサーバ装置2から受信した機能設定情報に更新する(ステップS109)。こうして、エラー発生時には本登録処理が再度実行される。
【0041】
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、主装置10で本登録処理が済む前に更新すべき機能設定情報をサーバ装置2に送信していたが、本登録処理の終了後に送信するようにしてもよい。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態においても、主装置10に記憶された機能設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置2に機能設定情報の複製が記憶される。図9は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0042】
以下、図9の動作を詳細に説明する。図9のステップS201,S202,S203,S204の処理は、それぞれステップS101,S102,S103,S104と同じである。次に、主装置10の制御部106は、機能設定情報113を使用しないアイドル状態になったときに本登録処理を行う(ステップS205)。この本登録処理はステップS106と同じである。本登録処理の終了後、制御部106は、自装置のID(主装置ID)と本登録処理で更新した機能設定情報とを含む更新要求をサーバ装置2に送信する(ステップS206)。
【0043】
サーバ装置2のIPネットワークI/F部20は、主装置10からIPネットワーク4を通じて更新要求を受信して制御部22に渡す。データベース参照/格納処理部222は、コマンド解析/生成部220を通じて受け取った更新要求に含まれる主装置IDを基に記憶装置21のデータベース210を参照して、この主装置IDに対応する機能設定情報213を更新要求から取得した機能設定情報に更新する。
【0044】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報をボタン電話機11から受けたときに、この機能設定情報を主装置10で仮登録し、主装置10がアイドル状態になったときに本登録処理を行って、本登録した機能設定情報をサーバ装置2に送信して、サーバ装置2に機能設定情報の複製を更新させるようにしたので、主装置10に記憶されている機能設定情報とサーバ装置2に記憶されている機能設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。
【0045】
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態では、主装置10で本登録処理に成功しているが、本登録処理に失敗した場合には、本登録処理を行う前の機能設定情報をサーバ装置2から取得して機能設定情報を元の状態に戻すようにしてもよい。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態においても、主装置10に記憶された機能設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置2に機能設定情報の複製が記憶される。図10は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0046】
以下、図10の動作を詳細に説明する。図10のステップS301,S302,S303,S304,S305の処理は、それぞれステップS201,S202,S203,S204,S205と同じである。次に、ステップS305の本登録処理中にエラーが発生すると、主装置10の制御部106は、自装置のID(主装置ID)を含むデータ要求をサーバ装置2に送信する(ステップS306)。
【0047】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、主装置10からIPネットワークI/F部20を通じて受信したデータ要求に含まれる主装置IDに対応する機能設定情報213を記憶装置21のデータベース210から取得し、取得した機能設定情報をコマンド解析/生成部220に渡す。コマンド解析/生成部220は、この機能設定情報をデータ要求元の主装置10に返送する(ステップS307)。
【0048】
主装置10の制御部106は、機能設定情報113を使用しないアイドル状態になったとき、記憶部105のデータベース110に格納された機能設定情報113をサーバ装置2から受信した機能設定情報に更新する(ステップS308)。サーバ装置2のデータベース210に格納されている機能設定情報213は更新前の情報なので、この情報をサーバ装置2から受け取ることで主装置10のデータベース110に格納された機能設定情報113をエラー発生前の状態に戻すことができる。
【0049】
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態では、ボタン電話機11から主装置10に更新すべき機能設定情報を送信しているが、携帯端末17からサーバ装置2に更新すべき機能設定情報を送信するようにしてもよい。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態においても、主装置10に記憶された機能設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置2に機能設定情報の複製が記憶される。図11は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0050】
以下、図11の動作を詳細に説明する。まず、携帯端末17がIPネットワーク4を通じてサーバ装置2の所定のリモートメンテナンスサイトにアクセスすると(図11ステップS401)、このアクセスに対してサーバ装置2のコマンド解析/生成部220が応答する(ステップS402)。
【0051】
サーバ装置2の応答に応じて、携帯端末17は、どの主装置10の情報をメンテナンスするかを問い合わせる画面を表示する。管理者(携帯端末17のユーザ)は、メンテナンス対象の主装置10の名称と更新すべき機能設定情報とを携帯端末17に入力する。携帯端末17は、入力された主装置名称に対応する主装置IDと入力された機能設定情報とを含む更新要求をサーバ装置2に送信する(ステップS403)。
【0052】
サーバ装置2のIPネットワークI/F部20は、サーバ装置2からIPネットワーク4を通じて更新要求を受信して制御部22に渡す。データベース参照/格納処理部222は、コマンド解析/生成部220を通じて受け取った更新要求に含まれる主装置IDを基に記憶装置21のデータベース210を参照して、この主装置IDに対応する機能設定情報213を更新要求から取得した機能設定情報に更新する。そして、コマンド解析/生成部220は、更新後の機能設定情報を、更新要求から取得した主装置IDに対応する主装置10に送信する(ステップS404)。
【0053】
主装置10の制御部106は、受信した機能設定情報を記憶部105の仮登録エリアに格納し(ステップS405)、機能設定情報113を使用しないアイドル状態になったときに本登録処理を行う(ステップS406)。この本登録処理はステップS106と同じである。
【0054】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報を携帯端末17から受けたときに、機能設定情報の複製をサーバ装置2で更新し、携帯端末17から受けた機能設定情報を主装置10に送信して、機能設定情報を主装置10で仮登録し、主装置10がアイドル状態になったときに本登録処理を行うようにしたので、主装置10に記憶されている機能設定情報とサーバ装置2に記憶されている機能設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。
【0055】
[第5の実施の形態]
第4の実施の形態では、主装置10の記憶部105に仮登録エリアを設けているが、仮登録エリアを使用することなく主装置10の機能設定情報113を更新することもできる。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態においても、主装置10に記憶された機能設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置2に機能設定情報の複製が記憶される。図12は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0056】
以下、図12の動作を詳細に説明する。図12のステップS501,S502,S503の処理は、それぞれステップS401,S402,S403と同じである。第4の実施の形態と同様に、サーバ装置2は、携帯端末17から受信した更新要求に応じて機能設定情報213を更新する。
【0057】
そして、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、機能設定情報が更新されたことを、更新要求から取得した主装置IDに対応する主装置10に通知する(ステップS504)。更新通知を受信した主装置10の制御部106は、機能設定情報113を使用しないアイドル状態になったときに(ステップS505)、自装置のID(主装置ID)を含むデータ要求をサーバ装置2に送信する(ステップS506)。
【0058】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、サーバ装置2からIPネットワークI/F部20を通じて受信したデータ要求に含まれる主装置IDに対応する機能設定情報213を記憶装置21のデータベース210から取得して、取得した機能設定情報をコマンド解析/生成部220に渡す。コマンド解析/生成部220は、この機能設定情報をデータ要求元の主装置10に返送する(ステップS507)。主装置10の制御部106は、記憶部105のデータベース110に格納された機能設定情報113をサーバ装置2から受信した機能設定情報に更新する。
【0059】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報を携帯端末17から受けたときに、機能設定情報の複製をサーバ装置2で更新し、この複製に対応する主装置10がアイドル状態になったときに、サーバ装置2から主装置10に機能設定情報を送信して本登録処理を行うようにしたので、主装置10に記憶されている機能設定情報とサーバ装置2に記憶されている機能設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。また、本実施の形態では、主装置10とサーバ装置2で仮登録を行う必要がないので、主装置10とサーバ装置2のメモリ容量を削減することができる。
【0060】
[第6の実施の形態]
第4、第5の実施の形態では、サーバ装置2で仮登録エリアを使用していないが、サーバ装置2の記憶装置21に仮登録エリアを設けてもよい。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態においても、主装置10に記憶された機能設定情報に基づいて機能処理が行われ、サーバ装置2に機能設定情報の複製が記憶される。図13は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0061】
以下、図13の動作を詳細に説明する。図13のステップS601,S602,S603の処理は、それぞれステップS401,S402,S403と同じである。サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、携帯端末17から送信された更新要求に含まれる機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアに格納する(ステップS604)。そして、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、仮登録した機能設定情報を、更新要求から取得した主装置IDに対応する主装置10に送信する(ステップS605)。
【0062】
主装置10の制御部106は、受信した機能設定情報を記憶部105の仮登録エリアに格納し(ステップS606)、機能設定情報113を使用しないアイドル状態になったときに本登録処理を行う(ステップS607)。この本登録処理はステップS106と同じである。本登録処理の終了後、制御部106は、自装置のID(主装置ID)を含む本登録要求をサーバ装置2に送信する(ステップS608)。
【0063】
主装置10から本登録要求を受信したサーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、アイドル状態になったときに本登録処理を行う(ステップS609)。すなわち、データベース参照/格納処理部222は、更新すべき機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアから取得し、記憶装置21のデータベース210に格納された機能設定情報213のうち、本登録要求から取得した主装置IDに対応する機能設定情報を仮登録エリアから取得した機能設定情報に更新する。
【0064】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報を携帯端末17から受けたときに、この機能設定情報をサーバ装置2で仮登録し、この仮登録された機能設定情報を対応する主装置10に送信し、サーバ装置2から受信した機能設定情報を主装置10で仮登録し、主装置10がアイドル状態になったときに本登録処理を行ってサーバ装置2に本登録要求を送信し、本登録要求に応じて機能設定情報の複製をサーバ装置2で更新するようにしたので、主装置10に記憶されている機能設定情報とサーバ装置2に記憶されている機能設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。
【0065】
[第7の実施の形態]
第1〜第6の実施の形態では、主装置10に格納された機能設定情報113に基づいて電話装置1で機能処理を行うようにしているが、サーバ装置2に格納された機能設定情報に基づいて機能処理を行うようにしてもよい。本実施の形態においても、電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。
【0066】
まず、メンテナンス時の動作を説明する前に、サーバ装置2に格納された機能設定情報213に基づいて電話装置1で行われる機能処理について説明する。図14(a)は主装置10の動作を示すフローチャート、図14(b)はサーバ装置2の動作を示すフローチャートである。
【0067】
主装置10の制御部106は、配下のボタン電話機11が操作されたり(図14ステップS21においてYES)、主装置10が収容している外線に着信があったりすると(ステップS22においてYES)、機能設定検索要求をサーバ装置2に送信する(ステップS23)。
【0068】
サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、IPネットワークI/F部20を通じて受け取ったコマンドを解析した結果、主装置10からの機能設定検索要求であることを認識すると(ステップS31においてYES)、この機能設定検索要求に対応する機能処理を主装置10で実行させるための情報をデータベース210の機能設定情報213から取得する(ステップS32)。
【0069】
続いて、コマンド解析/生成部220は、取得した情報を含む検索結果応答を作成して要求元の主装置10に返送する(ステップS33)。主装置10の制御部106は、サーバ装置2からの検索結果応答を受信すると(ステップS24)、この検索結果応答を基に機能処理を実行する(ステップS25)。以上のようにして、サーバ装置2から返送された情報に基づいて電話装置1で機能処理が実行される。
【0070】
次に、メンテナンス時の動作を図15を用いて説明する。図15は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。図15のステップS701,S702,S703の処理は、それぞれステップS101,S102,S103と同じである。次に、主装置10の制御部106は、受信した機能設定情報を記憶部105の一時エリアに格納し(ステップS704)、自装置のID(主装置ID)と一時エリアに格納した機能設定情報とを含む更新要求をサーバ装置2に送信する(ステップS705)。
【0071】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、主装置10から送信された更新要求に含まれる機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアに格納する(ステップS706)。次に、主装置10の制御部106は、機能設定情報213を使用しないアイドル状態になったときに(ステップS707)、自装置のID(主装置ID)を含む更新許可をサーバ装置2に送信する(ステップS708)。
【0072】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、主装置10からIPネットワーク4を通じて更新許可を受信したとき、更新すべき機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアから取得し、記憶装置21のデータベース210に格納された機能設定情報213のうち、更新許可または更新要求から取得した主装置IDに対応する機能設定情報を仮登録エリアから取得した機能設定情報に更新する(ステップS709)。
【0073】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報をボタン電話機11から受けたときに、この機能設定情報を主装置10で一時保存すると共にサーバ装置2に送信し、主装置10がアイドル状態になったときにサーバ装置2で本登録処理を行うようにしたので、主装置10が機能設定情報を使用している最中に機能設定情報が更新されることを回避することができ、主装置10とサーバ装置2との間でタイミングの同期をとることができる。
【0074】
なお、1台の主装置10に接続されたボタン電話機11から複数の主装置10に共通する機能設定情報を変更することも可能である。この場合、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、記憶装置21の仮登録エリアに格納された機能設定情報に関係する複数の主装置10のうち、ステップS708で更新許可した装置を除く他の主装置10に対して、機能設定情報が更新されることを通知する(ステップS710)。更新通知を受信した主装置10の制御部106は、アイドル状態になったときに(ステップS711)、自装置のID(主装置ID)を含む更新許可をサーバ装置2に送信する(ステップS712)。
【0075】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、記憶装置21の仮登録エリアに格納した機能設定情報に関係する全ての主装置10から更新許可を受信した時点で、ステップS709の本登録処理を行う。こうして、複数の主装置10が共通の設定情報を使用している最中に設定情報が更新されることを回避することができる。
【0076】
[第8の実施の形態]
第7の実施の形態では、サーバ装置2の記憶装置21に仮登録エリアを設けているが、仮登録エリアを使用することなくサーバ装置2の機能設定情報を更新することもできる。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態では、第7の実施の形態と同様に、サーバ装置2に格納された機能設定情報に基づいて電話装置1で機能処理を行う。図16は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0077】
以下、図16の動作を詳細に説明する。図16のステップS801,S802,S803,S804の処理は、それぞれステップS701,S702,S703,S704と同じである。次に、主装置10の制御部106は、機能設定情報213を使用しないアイドル状態になったときに(ステップS805)、サーバ装置2に対して機能設定情報が更新されたことを通知する(ステップS806)。
【0078】
更新通知を受信したサーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、データ要求を主装置10に送信する(ステップS807)。データ要求を受信した主装置10の制御部106は、更新すべき機能設定情報を記憶部105の一時エリアから取得して、この機能設定情報をサーバ装置2に送信する(ステップS808)。サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、更新通知に含まれる主装置IDを基に記憶装置21のデータベース210を参照して、この主装置IDに対応する機能設定情報213を主装置10から受信した機能設定情報に更新する。
【0079】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報をボタン電話機11から受けたときに、この機能設定情報を主装置10で一時保存し、主装置10がアイドル状態になったときに、一時保存した機能設定情報をサーバ装置2に送信して、サーバ装置2で本登録処理を行うようにしたので、主装置10が機能設定情報を使用している最中に機能設定情報が更新されることを回避することができ、主装置10とサーバ装置2との間でタイミングの同期をとることができる。また、本実施の形態では、サーバ装置2で仮登録を行う必要がないので、サーバ装置2のメモリ容量を削減することができる。
【0080】
なお、1台の主装置10に接続されたボタン電話機11から複数の主装置10に共通する機能設定情報を変更することも可能である。この場合、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、ステップS806で通知された機能設定情報に関係する複数の主装置10のうち、ステップS806で更新通知した装置を除く他の主装置10に対して、機能設定情報が更新されることを通知する(ステップS809)。更新通知を受信した主装置10の制御部106は、アイドル状態になったときに(ステップS810)、自装置のID(主装置ID)を含む更新許可をサーバ装置2に送信する(ステップS811)。
【0081】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、ステップS806で通知された機能設定情報に関係する全ての主装置10から更新許可を受信した時点で、ステップS807のデータ要求を行う。こうして、複数の主装置10が共通の設定情報を使用している最中に設定情報が更新されることを回避することができる。
【0082】
[第9の実施の形態]
第7、第8の実施の形態では、ボタン電話機11により機能設定情報を変更するようにしているが、携帯端末17によって機能設定情報を変更するようにしてもよい。本実施の形態の電話装置管理システムの構成は第1の実施の形態と同じであるので、図1〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態では、第7の実施の形態と同様に、サーバ装置2に格納された機能設定情報に基づいて電話装置1で機能処理を行う。図17は本実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【0083】
以下、図17の動作を詳細に説明する。図17のステップS901,S902,S903の処理は、それぞれステップS401,S402,S403と同じである。次に、サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、携帯端末17から送信された更新要求に含まれる機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアに格納する(ステップS904)。そして、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、更新要求から取得した主装置IDに対応する主装置10に対して、機能設定情報が更新されることを通知する(ステップS905)。
【0084】
更新通知を受信した主装置10の制御部106は、機能設定情報213を使用しないアイドル状態になったときに(ステップS906)、自装置のID(主装置ID)を含む更新許可をサーバ装置2に送信する(ステップS907)。
【0085】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、主装置10からIPネットワーク4を通じて更新許可を受信したとき、更新すべき機能設定情報を記憶装置21の仮登録エリアから取得し、記憶装置21のデータベース210に格納された機能設定情報213のうち、更新許可または更新要求から取得した主装置IDに対応する機能設定情報を仮登録エリアから取得した機能設定情報に更新する(ステップS908)。
【0086】
こうして、本実施の形態では、更新すべき機能設定情報を携帯端末17から受けたときに、この機能設定情報をサーバ装置2で仮登録し、この仮登録された機能設定情報に対応する主装置10がアイドル状態になったときに、サーバ装置2で本登録処理を行うようにしたので、主装置10が機能設定情報を使用している最中に機能設定情報が更新されることを回避することができ、主装置10とサーバ装置2との間でタイミングの同期をとることができる。
【0087】
なお、携帯端末17から複数の主装置10に共通する機能設定情報を変更することも可能である。この場合、サーバ装置2のコマンド解析/生成部220は、ステップS904で仮登録した機能設定情報に関係する全ての主装置10に対して、機能設定情報が更新されることを通知する(ステップS909)。更新通知を受信した主装置10の制御部106は、アイドル状態になったときに(ステップS910)、自装置のID(主装置ID)を含む更新許可をサーバ装置2に送信する(ステップS911)。
【0088】
サーバ装置2のデータベース参照/格納処理部222は、ステップS904で仮登録した機能設定情報に関係する全ての主装置10から更新許可を受信した時点で、ステップS908の本登録処理を行う。こうして、複数の主装置10が共通の設定情報を使用している最中に設定情報が更新されることを回避することができる。
なお、第7〜第9の実施の形態では、サーバ装置2で機能設定情報を管理しているので、主装置10にデータベース110を記憶させる必要はない。
【0089】
以上のような第1〜第9の実施の形態において、主装置10とサーバ装置2との間の通信あるいは主装置10と携帯端末17との間の通信は、主装置が10A−1又は10A−2である場合、LANI/F部101、構内LAN5、ルータ6及びIPネットワーク4を介して行われ、主装置が10A−3又は10Bである場合、IPネットワークI/F部102及びIPネットワーク4を介して行われる。
【0090】
なお、第1〜第3の実施の形態、第7〜第8の実施の形態では、ボタン電話機11から主装置10に更新すべき機能設定情報を送信しているが、リモート端末装置である携帯端末17から主装置10に更新すべき機能設定情報を送信するようにしてもよい。また、携帯端末17から主装置10に更新すべき機能設定情報を送信する場合には、主装置10の制御部106で携帯端末17の認証を適宜行うことは言うまでもない。同様に、携帯端末17からサーバ装置2に更新すべき機能設定情報を送信する場合には、サーバ装置2の制御部22で携帯端末17の認証を適宜行うことは言うまでもない。
【0091】
また、第1〜第9の実施の形態では、携帯端末17をリモート端末装置としたが、情報処理端末7,13をリモート端末装置としてもよい。また、第1〜第9の実施の形態では、機能設定情報113,213の更新についてのみ説明しているが、機能設定情報113,213の新規登録についても、更新時と同様にして実現することができる。
【0092】
また、本発明は、機能設定情報113,213の登録又は更新に限るものではなく、各電話装置1の他の設定情報、例えば発信規制情報や、着信規制情報、電話帳情報についても第1〜第9の実施の形態と同様にして登録又は更新することができる。
【0093】
また、第1〜第9の実施の形態では、各電話装置1の機能設定情報213をサーバ装置2に格納するようにしているが、大組織のシステムでは、レスポンスの兼ね合いから構内LAN5上にミニサーバ装置8を設置して、ミニサーバ装置8によってサーバ装置2の機能の少なくとも1部を実現することも可能である。この場合、IPネットワーク4上に設置したサーバ装置2のデータベース210とミニサーバ装置8のデータベースとをIPネットワーク4を経由して同期させることで、電話装置1の要求に対するレスポンスを向上させ、サーバ装置2の負荷を軽減することができる。
【0094】
サーバ装置2、主装置10(あるいは主装置10と情報処理端末13を含む電話装置1)の構成は、それぞれコンピュータで実現することができる。このコンピュータは、CPUと、ROM(リードオンリメモリ)と、RAM(ランダムアクセスメモリ)と、フレキシブルディスク装置等の補助記憶装置と、ハードディスク装置等の大容量の外部記憶装置と、公衆電話交換回線網3やIPネットワーク4、構内LAN5、ボタン電話機11などとの間のインタフェース装置といった構成を有している。
【0095】
コンピュータをサーバ装置2、主装置10(電話装置1)として機能させるためのサーバ装置プログラム、主装置プログラム(電話装置プログラム)は、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、媒体に記録されたプログラムが読み取られる。そして、CPUは、読み込んだプログラムをRAMあるいは外部記憶装置に書き込み、このプログラムに従って第1〜第9の実施の形態で説明したような処理を実行する。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を電話装置で仮登録し、仮登録された設定情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置に設定情報の複製を登録又は更新させ、電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、仮登録された設定情報を記憶手段に転送して、設定情報の登録又は更新を行うようにしたので、各電話装置に記憶されている設定情報とサーバ装置に記憶されている設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。また、電話装置で設定情報が本登録処理される前にサーバ装置に設定情報の複製を記録するようにしたので、電話装置の本登録処理でエラーが発生した場合には、サーバ装置に記憶されている設定情報の複製によって電話装置の本登録処理を行うことができる。
【0097】
また、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を電話装置で仮登録し、電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、仮登録された設定情報を記憶手段に転送して、設定情報の登録又は更新を行い、登録または更新された設定情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置に設定情報の複製を登録又は更新させるようにしたので、各電話装置に記憶されている設定情報とサーバ装置に記憶されている設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。また、電話装置の本登録処理が完了するまで、サーバ装置には更新前の設定情報が残っているので、電話装置の本登録処理でエラーが発生した場合には、サーバ装置に記憶されている設定情報によって電話装置の設定情報をエラー発生前の状態に戻すことができる。
【0098】
また、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報の複製の登録又は更新をサーバ装置で行い、この複製に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、サーバ装置から電話装置に登録または更新された設定情報を送信して、電話装置に設定情報を登録又は更新させるようにしたので、各電話装置に記憶されている設定情報とサーバ装置に記憶されている設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。また、電話装置とサーバ装置で仮登録の必要がないので、電話装置とサーバ装置のメモリ容量を削減することができる。
【0099】
また、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をサーバ装置で仮登録し、この仮登録された設定情報を対応する電話装置に送信し、サーバ装置から受信した設定情報を電話装置で仮登録し、電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、仮登録された設定情報を電話装置で登録又は更新してサーバ装置に本登録要求を送信し、電話装置から本登録要求を受信したときに、設定情報の複製をサーバ装置で登録又は更新するようにしたので、各電話装置に記憶されている設定情報とサーバ装置に記憶されている設定情報の複製との間でデータの同期をとることができる。
【0100】
また、登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を電話装置で一時保存し、設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、一時保存された設定情報を電話装置からサーバ装置に送信して、サーバ装置に設定情報を登録又は更新させるようにしたので、電話装置が設定情報を使用している最中に設定情報が更新されることを回避することができ、各電話装置とサーバ装置との間でタイミングの同期をとることができる。また、サーバ装置で仮登録の必要がないので、サーバ装置のメモリ容量を削減することができる。
【0101】
また、登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をサーバ装置で仮登録し、この仮登録された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、仮登録された設定情報をサーバ装置で登録又は更新するようにしたので、電話装置が設定情報を使用している最中に設定情報が更新されることを回避することができ、各電話装置とサーバ装置との間でタイミングの同期をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となる電話装置管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電話装置の主装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における他の電話装置の主装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図2、図3の主装置の記憶部に格納されたデータベースの構成を示す図である。
【図6】図4のサーバ装置の記憶装置に格納されたデータベースの構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の機能処理時の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態の機能処理時の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第7の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【図17】本発明の第9の実施の形態のメンテナンス時の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…電話装置、2…サーバ装置、3…公衆電話交換回線網、4…IPネットワーク、5…構内LAN、6…ルータ、7…情報処理端末、8…ミニサーバ装置、、10…主装置、11…ボタン電話機、12…内線回線、13…情報処理端末、17…携帯端末、20…IPネットワークインタフェース部、21…記憶装置、22…制御部、100…公衆電話交換回線網インタフェース部、101…LANインタフェース部、102…IPネットワークインタフェース部、103…内線インタフェース部、104…スイッチ、105…記憶部、106…制御部、210…データベース、220…コマンド解析/生成部、221…主装置認証及びアドレス解決部、222…データベース参照/格納処理部。

Claims (13)

  1. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記電話装置は、
    この電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、
    前記仮登録された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手段と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  2. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記電話装置は、
    この電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段と、
    この登録更新手段によって登録または更新された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  3. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う複製手段と、
    前記登録または更新された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、この電話装置に前記登録または更新された設定情報を送信して、前記電話装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  4. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記電話装置の設定情報を記憶する第1の記憶手段と、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する第1の仮登録手段と、
    この仮登録された設定情報を対応する電話装置に送信する送信手段と、
    前記電話装置から本登録要求を受信したときに、前記仮登録された設定情報を前記第1の記憶手段に転送して、前記第1の記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う複製手段とを備え、
    前記電話装置は、
    この電話装置の設定情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記サーバ装置から受信した設定情報を仮登録する第2の仮登録手段と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記第2の仮登録手段によって仮登録された設定情報を前記第2の記憶手段に転送して、前記第2の記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段と、
    前記サーバ装置に本登録要求を送信する本登録要求手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  5. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記電話装置は、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を一時保存する一時保存手段と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記一時保存された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  6. 通信網を介して他の電話装置と通話を行い、またサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置と、前記通信網を介して前記電話装置を複数接続可能なサーバ装置とを有する電話装置管理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記電話装置の設定情報を記憶する記憶手段と、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手段と、
    この仮登録された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報を前記記憶手段に転送して、前記記憶手段に対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手段とを備えることを特徴とする電話装置管理システム。
  7. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置としてコンピュータを機能させる電話装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順と、
    前記仮登録された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手順と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする電話装置プログラム。
  8. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置としてコンピュータを機能させる電話装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順と、
    この登録更新手順によって登録または更新された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる複製手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする電話装置プログラム。
  9. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する複数の電話装置に、前記通信網を介して接続されたサーバ装置としてコンピュータを機能させるサーバ装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う複製手順と、
    前記登録または更新された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、この電話装置に前記登録または更新された設定情報を送信して、前記電話装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするサーバ装置プログラム。
  10. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する複数の電話装置に、前記通信網を介して接続されたサーバ装置としてコンピュータを機能させるサーバ装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順と、
    この仮登録された設定情報を対応する電話装置に送信して仮登録させる送信手順と、
    前記送信した設定情報が前記電話装置で本登録されたときに、前記仮登録手順で仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う複製手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするサーバ装置プログラム。
  11. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置としてコンピュータを機能させる電話装置プログラムであって、
    リモート端末装置から送信され前記サーバ装置で仮登録された設定情報を前記サーバ装置から受信したときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順と、
    前記サーバ装置に本登録要求を送信する本登録要求手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする電話装置プログラム。
  12. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する電話装置としてコンピュータを機能させる電話装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報を子機またはリモート端末装置から受けたときに、この設定情報をメモリに一時保存する一時保存手順と、
    設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記一時保存された設定情報を前記サーバ装置に送信して、前記サーバ装置に設定情報を登録又は更新させる登録更新手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする電話装置プログラム。
  13. 通信網を介して他の電話装置と通話を行いサーバ装置への接続情報を記憶する複数の電話装置に、前記通信網を介して接続されたサーバ装置としてコンピュータを機能させるサーバ装置プログラムであって、
    登録または更新すべき設定情報をリモート端末装置から受けたときに、この設定情報を仮登録する仮登録手順と、
    この仮登録された設定情報に対応する電話装置が設定情報を使用しないアイドル状態になったときに、前記仮登録された設定情報をメモリに転送して、前記メモリに対する設定情報の登録又は更新を行う登録更新手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするサーバ装置プログラム。
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