JP2004096023A - 物体の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】物体に付着した微細な付着物を洗浄除去する。付着物除去効果を低下させないで洗浄除去する方法を提供する。
【解決手段】物体2を回転させながらポンプ4で加圧された一定高圧の高圧洗浄水5を断続的に物体2の被洗浄部に衝突させて付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。
【選択図】 図1
【解決手段】物体2を回転させながらポンプ4で加圧された一定高圧の高圧洗浄水5を断続的に物体2の被洗浄部に衝突させて付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は物体の洗浄方法に関し、特に、半導体ウェーハ及びブレード(ダイシング用切削刃)の洗浄方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウェーハのダイシング(切削)後の洗浄は、半導体ウェーハを回転させながら一定圧力の高圧洗浄水を被洗浄物体に連続的に衝突させて付着した微細な物質を除去している。
また、半導体ウェーハのダイシング時には、ブレード(ダイシング用切削刃)の冷却及び切削屑の除去は切削面近傍に水をかけて行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の半導体ウェーハの洗浄方法では、洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度(圧力変化)がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するため、微細な付着物、例えば、1〜5μmのシリコ切削屑及び40〜70μmのテープ屑、のり屑等の有機物屑は洗浄後でも除去することができないという問題があった。
また、薄い半導体ウェーハの切削においては、粒度の小さいブレードを使用すると、目詰りを起して切削不可能となるという問題があった。
本発明の目的は、物体に付着した微細な付着物を洗浄して除去することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明の概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
第1の発明は、物体を回転させながら、ポンプで加圧された圧力一定の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。前記一定圧力の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させる手段は、一定圧力の高圧パルス洗浄水を物体の被洗浄部に衝突させる手段である。
前記第1の発明の手段によれば、加圧された一定圧力の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、微細な付着物を洗浄することができる。
【0005】
第2の発明は、物体を回転させながら、エア(空気)に洗浄水を混入させたエア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。前記エア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させる手段は、エア混入パルス洗浄水を物体の被洗浄部に衝突させる手段である。
前記第2の発明の手段によれば、エア(空気)に洗浄水を混入させ、このエア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので微細な付着物を洗浄することができる。
【0006】
第3の発明は、前記第1又は第2の発明の物体の洗浄方法において、前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、該半導体ウェーハを個々の半導体チップに分離するためのダイシング(切削)を施こした半導体ウェーハであることを特徴とする。
【0007】
第4の発明は、前記第1又は第2の発明の物体の洗浄方法において、前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、該半導体ウェーハを個々の半導体チップに分離するためのブレード(ダイシング用切削刃)であることを特徴とする。
【0008】
洗浄は高圧洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、高圧洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度(圧力変化)がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するが、前記本願発明の手段によれば、一定圧力の高圧洗浄水又はエア(空気)に洗浄水を混入したエア混入洗浄水を断続的に物体(ウェーハ)の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を効率よく除去することができる。
【0009】
特に、本発明の洗浄方法は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためのダイシングを施こした半導体ウェーハ、あるいは半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためのブレード(ダイシング用切削刃)に適用すると有効であった。
以下、本発明について、図面を参照して実施形態とともに詳細に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明による実施形態1の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
本実施形態1による半導体ウェーハ(物体)の洗浄方法は、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ(物体)2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、半導体ウェーハ2の上方向の位置に回転自在に設置されたパルス洗浄ノズル装置3のノズル部3Aから、高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)5を、前記半導体ウェーハ2の主面(物体の被洗浄部)に衝突させて、半導体ウェーハ(物体)2に付着した微細な物質を除去する。
【0011】
前記高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)5は、洗浄水Wが高圧ポンプ4で一定圧力まで加圧された高圧洗浄水HWが前記パルス洗浄ノズル装置3に送られ、ここで高圧パルス洗浄水が得られる。
【0012】
次に、前記パルス洗浄ノズル装置3について説明する。
前記パルス洗浄ノズル装置3は、図2に示すように、円筒状本体11が設けられ、該円筒状本体11の中心線部に円筒状固定支持部材12が設けられている。該円筒状固定支持部材12の外周側壁面と前記円筒状本体11の内周側壁との間に一定圧力の高圧洗浄水HWを流通させるための隙間Sが形成されている。
【0013】
前記円筒状固定支持部材12の内に棒状可動支持部材13の一端部が上下移動可能に嵌め込まれ、該棒状可動支持部材13の所定位置に強磁性体14が取り付けられている。前記棒状可動支持部材13は、前記強磁性体14と円筒状固定支持部材12の端部との間に嵌め込まれたスプリング15で上下移動可能に取り付けられている。前記強磁性体14が取り付けられた棒状可動支持部材13の他端部と前記円筒状本体11の先端のノズル部11Aとでバルブ16が構成されており、このバルブ16は、常時は前記スプリング15により前記棒状可動支持部材13の他端部が押圧されて閉じられている。前記強磁性体14に対向して開閉電磁コイル17が設けられている。
【0014】
前記閉じられている状態のバルブ16は、前記棒状可動支持部材13に取り付けられている前記強磁性体14に、開閉電磁コイル17から磁界が印加されると、前記スプリング15が圧縮されて前記バルブ16が開く構成になっている。
【0015】
前記開閉電磁コイル17には、例えば、洗浄パルスの間隔が10〜70msの間隔となるようなパルス電流が供給される。例えば、印加電流のパルス間隔は50ms程度が好ましい。
【0016】
このように開閉電磁コイル17にパルス電流を印加することにより前記バルブ16の開閉が断続的に制御され、前記パルス洗浄ノズル装置3から高圧ポンプ4で加圧された一定圧力の高圧パルス洗浄水5が断続的に前記半導体ウェーハ2の主面(物体の被洗浄部)に衝突し、付着した微細な物質が除去される。
【0017】
本実施形態1によるパルス洗浄方法の実験において、例えば、以下の洗浄条件(パラメータ)で表1に示す洗浄結果が得られた。
“洗浄条件(パラメータ)”
(1)純水圧力:100kg/cm2
(2)洗浄パルス:50ms間隔
(3)洗浄時間:60s
(4)ウェーハ回転数:400rpm
(5)乾燥時間:60s
(6)乾燥回転数:1500rpm
【0018】
【表1】
【0019】
表1における洗浄結果は半導体ウェーハの1/4の領域においての結果である。
前記表1に示すように、従来の洗浄方法では、約40μm以下の付着物が1400個、約40μm以上の付着物が200個が残っているのに対して、本実施形態1のパルス洗浄方法では、約40μm以下の付着物が200個、約40μm以上の付着物が3個しか残っていない。このように、本実施形態1のパルス洗浄方法の方がはるかに洗浄効果が大きいことがわかる。
【0020】
前記本実施形態1によれば、高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)を半導体ウェーハ2の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を効率よく除去することができた。
【0021】
(実施形態2)
図3は本発明による実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
本実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法は、前記実施形態1と同様に、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ(物体の被洗浄部)2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、エアジェット方式のノズル装置6によりエア(Air:空気)Eに洗浄水Wを混入させ、このエア混入洗浄水7をエアジェット方式のノズル装置6のノズル23から断続的に半導体ウェーハ2に衝突させて付着した微細な物質を除去する。
【0022】
前記エアジェット方式のノズル6装置は、図3に示すように、円筒状本体21が設けられ、該円筒状本体21の中心線部に円筒状洗浄水供給用部材22が設けられている。該円筒状洗浄水供給用部材22の外周側壁面と前記円筒状本体21の内周側壁面との間にエアEを流通させるための隙間Sが形成され、その先端部にノズル23が形成されている。
【0023】
前記エアジェット方式のノズル装置6において、エアEと洗浄水Wとの混入は、エアEを制御するエア制御用電磁バルブ8Aと洗浄水Wを制御する洗浄水制御用電磁バルブ8Bとを同期させて行う。
【0024】
前記エアEを制御するエア制御用電磁バルブ8Aと洗浄水Wを制御する洗浄水制御用電磁バルブ8Bには、例えば、洗浄パルスの間隔が10〜70msの間隔となるようなパルス電流が供給される。例えば、供給電流のパルス間隔は50ms程度が好ましい。
【0025】
本実施形態2によれば、エア混入洗浄水7をエアジェット方式のノズル装置6のノズル23から断続的に半導体ウェーハ2に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を除去することができる。
本実施形態2による半導体ウェーハの洗浄実験では、前記実施形態1の洗浄結果と同等もしくはそれ以上の洗浄効果が得られた。
【0026】
(実施形態3)
図4は本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法を説明するための模式図、図5は本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削方法を説明するための模式図である。
【0027】
本実施形態3のブレードによる半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法は、前記実施形態1と同様に、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側(物体の被洗浄部)を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、図4及び図5に示すように、洗浄ノズル装置35により前記高圧洗浄水5又は前記エア混入洗浄水7を断続的に半導体ウェーハの切削時のブレード31に衝突させて付着した微細な物質を除去する。
【0028】
前記半導体ウェーハの切削装置は、図4に示すように、ブレード31を挟持装置32で挟持固定し、スピンドル33でブレード31を回転させて、ブレード31の切削部31Aを冷却ノズル装置34により冷却しながら半導体ウェーハ2を切削する構成になっている。
前記洗浄ノズル装置35としては、前記実施形態1のパルス洗浄ノズル装置3又は前記実施形態2のエアジェット方式のノズル装置6を用いる。
【0029】
本発明の実施実験において、以下の洗浄条件(パラメータ)で表2に示す洗浄結果が得られた。
“洗浄条件(パラメータ)”
(1)純水圧力:100kg/cm2
(2)洗浄パルス:50ms間隔
(3)粒径:5μm
(4)ブレード回転数:50000pm
(5)ウェーハ切残し:0(フルカット)
(6)カットスピード:30mm/s
【0030】
【表2】
【0031】
前記表2に示すように、従来の洗浄方法では、チッピング15〜20μmであるのに対して、本発明のパルス洗浄方法では、チッピング10〜15μmであった。このように、本発明のパルス洗浄方法の方がはるかに洗浄効果が大きいことがわかる。
【0032】
本実施形態3によれば、前記スピンテーブル1を回転させながら、洗浄ノズル装置35により前記高圧パルス洗浄水5又は前記エア混入パルス洗浄水(断続的な洗浄水)7に半導体ウェーハ2の切削時のブレード31に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を除去することができる。
【0033】
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0034】
前記実施形態1、2、3では、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためにダイシングを施こした半導体ウェーハ、あるいは半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するダイシング用ブレードに本発明を適用した例で説明したが、本発明は、他のウェーハ(物体)の付着物除去のための洗浄手段にも適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
本願において開示される発明によって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
洗浄は洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するが、本発明によれば、一定圧力の高圧洗浄水又はエアに洗浄水を混入した洗浄水を断続的に物体(ウェーハ)の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので付着した微細な物質を効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図2】本実施形態1のパルス洗浄ノズル装置の概略構成を示す模式図である。
【図3】本発明による実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図4】本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図5】本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…スピンテーブル 2…半導体ウェーハ(物体)
3…パルス洗浄ノズル装置 3A…ノズル部
4…高圧ポンプ 5…高圧パルス洗浄水(断続的洗浄水)
6…エアジェット方式のノズル装置 7…エア混入洗浄水
8A…エア制御用電磁バルブ 8B…洗浄水制御用電磁バルブ
11…円筒状本体 12…円筒状固定支持部材
13…棒状可動支持部材 14…強磁性体
15…スプリング 16…バルブ
17…開閉電磁コイル 21…円筒状本体
22…円筒状洗浄水供給用部材 23…ノズル
31…ブレード 31A…切削部
32…挟持装置 33…スピンドル
34…冷却ノズル装置 35…洗浄ノズル装置
W…洗浄水 S…隙間
HW…高圧洗浄水 E…エア
【発明の属する技術分野】
本発明は物体の洗浄方法に関し、特に、半導体ウェーハ及びブレード(ダイシング用切削刃)の洗浄方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウェーハのダイシング(切削)後の洗浄は、半導体ウェーハを回転させながら一定圧力の高圧洗浄水を被洗浄物体に連続的に衝突させて付着した微細な物質を除去している。
また、半導体ウェーハのダイシング時には、ブレード(ダイシング用切削刃)の冷却及び切削屑の除去は切削面近傍に水をかけて行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の半導体ウェーハの洗浄方法では、洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度(圧力変化)がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するため、微細な付着物、例えば、1〜5μmのシリコ切削屑及び40〜70μmのテープ屑、のり屑等の有機物屑は洗浄後でも除去することができないという問題があった。
また、薄い半導体ウェーハの切削においては、粒度の小さいブレードを使用すると、目詰りを起して切削不可能となるという問題があった。
本発明の目的は、物体に付着した微細な付着物を洗浄して除去することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明の概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
第1の発明は、物体を回転させながら、ポンプで加圧された圧力一定の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。前記一定圧力の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させる手段は、一定圧力の高圧パルス洗浄水を物体の被洗浄部に衝突させる手段である。
前記第1の発明の手段によれば、加圧された一定圧力の高圧洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、微細な付着物を洗浄することができる。
【0005】
第2の発明は、物体を回転させながら、エア(空気)に洗浄水を混入させたエア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去する物体の洗浄方法である。前記エア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させる手段は、エア混入パルス洗浄水を物体の被洗浄部に衝突させる手段である。
前記第2の発明の手段によれば、エア(空気)に洗浄水を混入させ、このエア混入洗浄水を断続的に物体の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので微細な付着物を洗浄することができる。
【0006】
第3の発明は、前記第1又は第2の発明の物体の洗浄方法において、前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、該半導体ウェーハを個々の半導体チップに分離するためのダイシング(切削)を施こした半導体ウェーハであることを特徴とする。
【0007】
第4の発明は、前記第1又は第2の発明の物体の洗浄方法において、前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、該半導体ウェーハを個々の半導体チップに分離するためのブレード(ダイシング用切削刃)であることを特徴とする。
【0008】
洗浄は高圧洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、高圧洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度(圧力変化)がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するが、前記本願発明の手段によれば、一定圧力の高圧洗浄水又はエア(空気)に洗浄水を混入したエア混入洗浄水を断続的に物体(ウェーハ)の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を効率よく除去することができる。
【0009】
特に、本発明の洗浄方法は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためのダイシングを施こした半導体ウェーハ、あるいは半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためのブレード(ダイシング用切削刃)に適用すると有効であった。
以下、本発明について、図面を参照して実施形態とともに詳細に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明による実施形態1の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
本実施形態1による半導体ウェーハ(物体)の洗浄方法は、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ(物体)2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、半導体ウェーハ2の上方向の位置に回転自在に設置されたパルス洗浄ノズル装置3のノズル部3Aから、高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)5を、前記半導体ウェーハ2の主面(物体の被洗浄部)に衝突させて、半導体ウェーハ(物体)2に付着した微細な物質を除去する。
【0011】
前記高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)5は、洗浄水Wが高圧ポンプ4で一定圧力まで加圧された高圧洗浄水HWが前記パルス洗浄ノズル装置3に送られ、ここで高圧パルス洗浄水が得られる。
【0012】
次に、前記パルス洗浄ノズル装置3について説明する。
前記パルス洗浄ノズル装置3は、図2に示すように、円筒状本体11が設けられ、該円筒状本体11の中心線部に円筒状固定支持部材12が設けられている。該円筒状固定支持部材12の外周側壁面と前記円筒状本体11の内周側壁との間に一定圧力の高圧洗浄水HWを流通させるための隙間Sが形成されている。
【0013】
前記円筒状固定支持部材12の内に棒状可動支持部材13の一端部が上下移動可能に嵌め込まれ、該棒状可動支持部材13の所定位置に強磁性体14が取り付けられている。前記棒状可動支持部材13は、前記強磁性体14と円筒状固定支持部材12の端部との間に嵌め込まれたスプリング15で上下移動可能に取り付けられている。前記強磁性体14が取り付けられた棒状可動支持部材13の他端部と前記円筒状本体11の先端のノズル部11Aとでバルブ16が構成されており、このバルブ16は、常時は前記スプリング15により前記棒状可動支持部材13の他端部が押圧されて閉じられている。前記強磁性体14に対向して開閉電磁コイル17が設けられている。
【0014】
前記閉じられている状態のバルブ16は、前記棒状可動支持部材13に取り付けられている前記強磁性体14に、開閉電磁コイル17から磁界が印加されると、前記スプリング15が圧縮されて前記バルブ16が開く構成になっている。
【0015】
前記開閉電磁コイル17には、例えば、洗浄パルスの間隔が10〜70msの間隔となるようなパルス電流が供給される。例えば、印加電流のパルス間隔は50ms程度が好ましい。
【0016】
このように開閉電磁コイル17にパルス電流を印加することにより前記バルブ16の開閉が断続的に制御され、前記パルス洗浄ノズル装置3から高圧ポンプ4で加圧された一定圧力の高圧パルス洗浄水5が断続的に前記半導体ウェーハ2の主面(物体の被洗浄部)に衝突し、付着した微細な物質が除去される。
【0017】
本実施形態1によるパルス洗浄方法の実験において、例えば、以下の洗浄条件(パラメータ)で表1に示す洗浄結果が得られた。
“洗浄条件(パラメータ)”
(1)純水圧力:100kg/cm2
(2)洗浄パルス:50ms間隔
(3)洗浄時間:60s
(4)ウェーハ回転数:400rpm
(5)乾燥時間:60s
(6)乾燥回転数:1500rpm
【0018】
【表1】
【0019】
表1における洗浄結果は半導体ウェーハの1/4の領域においての結果である。
前記表1に示すように、従来の洗浄方法では、約40μm以下の付着物が1400個、約40μm以上の付着物が200個が残っているのに対して、本実施形態1のパルス洗浄方法では、約40μm以下の付着物が200個、約40μm以上の付着物が3個しか残っていない。このように、本実施形態1のパルス洗浄方法の方がはるかに洗浄効果が大きいことがわかる。
【0020】
前記本実施形態1によれば、高圧パルス洗浄水(断続的な洗浄水)を半導体ウェーハ2の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を効率よく除去することができた。
【0021】
(実施形態2)
図3は本発明による実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
本実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法は、前記実施形態1と同様に、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ(物体の被洗浄部)2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、エアジェット方式のノズル装置6によりエア(Air:空気)Eに洗浄水Wを混入させ、このエア混入洗浄水7をエアジェット方式のノズル装置6のノズル23から断続的に半導体ウェーハ2に衝突させて付着した微細な物質を除去する。
【0022】
前記エアジェット方式のノズル6装置は、図3に示すように、円筒状本体21が設けられ、該円筒状本体21の中心線部に円筒状洗浄水供給用部材22が設けられている。該円筒状洗浄水供給用部材22の外周側壁面と前記円筒状本体21の内周側壁面との間にエアEを流通させるための隙間Sが形成され、その先端部にノズル23が形成されている。
【0023】
前記エアジェット方式のノズル装置6において、エアEと洗浄水Wとの混入は、エアEを制御するエア制御用電磁バルブ8Aと洗浄水Wを制御する洗浄水制御用電磁バルブ8Bとを同期させて行う。
【0024】
前記エアEを制御するエア制御用電磁バルブ8Aと洗浄水Wを制御する洗浄水制御用電磁バルブ8Bには、例えば、洗浄パルスの間隔が10〜70msの間隔となるようなパルス電流が供給される。例えば、供給電流のパルス間隔は50ms程度が好ましい。
【0025】
本実施形態2によれば、エア混入洗浄水7をエアジェット方式のノズル装置6のノズル23から断続的に半導体ウェーハ2に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を除去することができる。
本実施形態2による半導体ウェーハの洗浄実験では、前記実施形態1の洗浄結果と同等もしくはそれ以上の洗浄効果が得られた。
【0026】
(実施形態3)
図4は本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法を説明するための模式図、図5は本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削方法を説明するための模式図である。
【0027】
本実施形態3のブレードによる半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法は、前記実施形態1と同様に、図1に示すように、まず、スピンテーブル1の上に半導体ウェーハ2の複数の回路素子が形成された主面(表面)側(物体の被洗浄部)を上にして載置する。次に、前記スピンテーブル1を回転させながら、図4及び図5に示すように、洗浄ノズル装置35により前記高圧洗浄水5又は前記エア混入洗浄水7を断続的に半導体ウェーハの切削時のブレード31に衝突させて付着した微細な物質を除去する。
【0028】
前記半導体ウェーハの切削装置は、図4に示すように、ブレード31を挟持装置32で挟持固定し、スピンドル33でブレード31を回転させて、ブレード31の切削部31Aを冷却ノズル装置34により冷却しながら半導体ウェーハ2を切削する構成になっている。
前記洗浄ノズル装置35としては、前記実施形態1のパルス洗浄ノズル装置3又は前記実施形態2のエアジェット方式のノズル装置6を用いる。
【0029】
本発明の実施実験において、以下の洗浄条件(パラメータ)で表2に示す洗浄結果が得られた。
“洗浄条件(パラメータ)”
(1)純水圧力:100kg/cm2
(2)洗浄パルス:50ms間隔
(3)粒径:5μm
(4)ブレード回転数:50000pm
(5)ウェーハ切残し:0(フルカット)
(6)カットスピード:30mm/s
【0030】
【表2】
【0031】
前記表2に示すように、従来の洗浄方法では、チッピング15〜20μmであるのに対して、本発明のパルス洗浄方法では、チッピング10〜15μmであった。このように、本発明のパルス洗浄方法の方がはるかに洗浄効果が大きいことがわかる。
【0032】
本実施形態3によれば、前記スピンテーブル1を回転させながら、洗浄ノズル装置35により前記高圧パルス洗浄水5又は前記エア混入パルス洗浄水(断続的な洗浄水)7に半導体ウェーハ2の切削時のブレード31に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので、付着した微細な物質を除去することができる。
【0033】
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0034】
前記実施形態1、2、3では、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためにダイシングを施こした半導体ウェーハ、あるいは半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するダイシング用ブレードに本発明を適用した例で説明したが、本発明は、他のウェーハ(物体)の付着物除去のための洗浄手段にも適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
本願において開示される発明によって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
洗浄は洗浄水の衝突力で付着物を剥ぎ取って行うが、洗浄水が連続して流れた場合、ウェーハ(物体)の表面に境界層ができ圧力変度がなくなったウェーハ(物体)側の付着物除去効果が低下するが、本発明によれば、一定圧力の高圧洗浄水又はエアに洗浄水を混入した洗浄水を断続的に物体(ウェーハ)の被洗浄部に衝突させることにより、付着物除去効果を低下させないので付着した微細な物質を効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図2】本実施形態1のパルス洗浄ノズル装置の概略構成を示す模式図である。
【図3】本発明による実施形態2の半導体ウェーハの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図4】本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削時のブレードの洗浄方法を説明するための模式図である。
【図5】本発明による実施形態3のブレード(ダイシング用切削刃)による半導体ウェーハの切削方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…スピンテーブル 2…半導体ウェーハ(物体)
3…パルス洗浄ノズル装置 3A…ノズル部
4…高圧ポンプ 5…高圧パルス洗浄水(断続的洗浄水)
6…エアジェット方式のノズル装置 7…エア混入洗浄水
8A…エア制御用電磁バルブ 8B…洗浄水制御用電磁バルブ
11…円筒状本体 12…円筒状固定支持部材
13…棒状可動支持部材 14…強磁性体
15…スプリング 16…バルブ
17…開閉電磁コイル 21…円筒状本体
22…円筒状洗浄水供給用部材 23…ノズル
31…ブレード 31A…切削部
32…挟持装置 33…スピンドル
34…冷却ノズル装置 35…洗浄ノズル装置
W…洗浄水 S…隙間
HW…高圧洗浄水 E…エア
Claims (4)
- 物体を回転させながら、ポンプで加圧された圧力一定の高圧洗浄水を断続的に前記物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去することを特徴とする物体の洗浄方法。
- 物体を回転させながら、エア(空気)に洗浄水を混入させたエア混入洗浄水を断続的に前記物体の被洗浄部に衝突させて、付着した微細な物質を除去することを特徴とする物体の洗浄方法。
- 前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、個々の半導体チップに分離するためのダイシングを施こした半導体ウェーハであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物体の洗浄方法。
- 前記物体は、半導体ウェーハの主面に複数の回路素子を形成し、該半導体ウェーハを個々の半導体チップに分離するためのブレードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物体の洗浄方法。
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