JP2004095260A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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JP2004095260A JP2002252778A JP2002252778A JP2004095260A JP 2004095260 A JP2004095260 A JP 2004095260A JP 2002252778 A JP2002252778 A JP 2002252778A JP 2002252778 A JP2002252778 A JP 2002252778A JP 2004095260 A JP2004095260 A JP 2004095260A
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Masahito Kanamori
金森 雅人
Masami Nakamura
中村 正己
Tetsuro Aobori
青堀 鉄郎
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Hitachi Appliances Inc
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Abstract

【課題】火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】本体1の上面に出力表示部3を有し調理用鍋5を載置するトッププレート2と、前記出力表示部3の下方に動作時等の火力を表す発光素子6とを備えた誘導加熱調理器において、前記出力表示部3はほぼ全域透明とし、出力表示部3と前記発光素子6との間に火力レベル等9を表示する火力レベル表示部材8を配した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱調理器の出力表示部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、本体の上面に調理用鍋を載置するトッププレートを備え、加熱出力を調節できる誘導加熱調理器において、火力に応じて点灯数が変化する発光素子がトッププレートの下にあり、その発光素子に対応する火力レベルを発光素子上方のトッププレート表面に印刷し、視認性を高め、使い勝手を向上させるようにしたものが代表的なものである。
【0003】
このような従来例を図1、図4および図5で説明する。図1は本発明および従来例の誘導加熱調理器の外観斜視図、図4は従来例の出力表示部関連部分の構成を説明する図、図5は従来例の出力表示部を示す図である。この従来例は誘導加熱部を二つ、抵抗加熱部を一つ、グリル部を一つ備えた誘導加熱調理器である。
【0004】
図において、本体1の上面に調理用鍋5を載置するトッププレート2を備え、本体1の前面に各加熱部の操作、設定等を行う操作部4を備えている。トッププレート2はガラス製で、火力レベル等9を印刷した出力表示部3を有し、この下に基板支持部7と基板に搭載された発光素子6とを備えた構造になっている。
【0005】
出力表示部3は、トッププレート2表面に印刷され発光素子6に対応した「1、2、3、…6」などの数字で構成される火力レベル等9と、トッププレート2の発光素子6上方の箇所のみ透明にした複数の窓11により構成され、発光素子6の点灯を分り易くさせている(特開平11−2412号公報等を参照)。
【0006】
しかし、上記の構造のものでは、火力レベル等9がトッププレート2上に印刷されているために、調理用鍋5をずらしたときや重い物を置いていて引きずったときなどに、火力レベル等9の印刷が剥がれてしまい認識できなくなるという課題があった。
【0007】
そこで、この課題を解決する一例として、トッププレート2の裏面に注意表示部を設けた特開2000−277244号公報等がある。この例を応用して、トッププレート2の裏面に出力表示部3を設ければ、調理用鍋5をずらしたときや重い物を置いていて引きずったときなどにおいても、前記出力表示部3の印刷は剥がれることがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したトッププレート2の裏面に出力表示部3を設ける例は、ガラス製のトッププレート2に直接印刷または塗装しているため、出力表示部3の色やデザインの種類は限られてしまい、容易に変更できないという課題がある。
【0009】
なぜなら、トッププレート2は大寸法の耐熱性ガラスで形成されているため大量に製造しないと非常に高価なものとなってしまう。従って、トッププレート2は多種少量生産には不向きであり、容易には色やデザインを変更することができない。また、トッププレート2はガラス製のため、文字等を直接印刷または塗装する場合、精密なデザイン等は困難であり、色も限られてしまう。
【0010】
本発明は、前記課題を解決するものであり、火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、本体の上面に出力表示部を有し調理用鍋を載置するトッププレートと、前記出力表示部の下方に動作時等の火力を表す発光素子とを備えた誘導加熱調理器において、前記出力表示部はほぼ全域透明とし、出力表示部と前記発光素子との間に火力レベル等を表示する火力レベル表示部材を配したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、前述のように、出力表示部を有し調理用鍋を載置するトッププレートと、前記出力表示部の下方に動作時等の火力を表す発光素子とを備え、前記出力表示部はほぼ全域透明とし、出力表示部と前記発光素子との間に火力レベル等を表示する火力レベル表示部材を配したものである。
【0013】
これにより、火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器の提供が可能となる。
【0014】
また、前記火力レベル表示部材は前記火力レベル等を印刷したシートで形成されたものなので、火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器を安価かつ単純な構成で実現可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1、図2及び図3に従って説明する。
図1は本発明および従来例の誘導加熱調理器の外観斜視図であり、図2は本発明の出力表示部関連部分の構成を説明する図であり、図3は本発明の火力レベル表示部材を示す図である。本実施例は誘導加熱部を二つ、抵抗加熱部を一つ、グリル部を一つ備えた誘導加熱調理器として説明する。
【0016】
図において、1は誘導加熱調理器の本体である。2はトッププレートで、本体1の上面に備えられ、後記出力表示部3を有し、後記調理用鍋5を載置し、下面には誘導加熱コイル(図示せず)等の加熱部が設置されている。
【0017】
3は出力表示部で、トッププレート2の一部を透明とした部分で、後記火力レベル等9や後記発光素子6が確実に視認できるようにほぼ全域透明とし、火力等の情報を上方から見る個所である。
【0018】
4は操作部で、本体1の前面に配され、誘導加熱部、抵抗加熱部、グリル部の操作、設定等を行う。5は調理用鍋で、食材を入れ、トッププレート2上に載置されて加熱される。
【0019】
6は発光素子で、基板に搭載され、前記出力表示部3の下方に配され、動作時等の火力を表す。発光素子6は誘導加熱部用に6個二組と抵抗加熱用に3個があり、火力に応じて点灯数が変化する。7は基板支持部で、発光素子6を搭載する基板を支持する。
【0020】
8は火力レベル表示部材で、前記出力表示部3と前記発光素子6との間に配され、後記火力レベル等9を表示する。最も単純な火力レベル表示部材8は、後記火力レベル等9を印刷したシートで形成される。印刷色は単色でも多色でもよく、シートは紙、プラスチック、金属のいずれでもよく、製品仕様または顧客の希望等に合わせて決定すればよい。
【0021】
9は火力レベル等で、火力レベルを表す数字や文字等で形成されるものであり、本実施例においては二つの誘導加熱部用に6段階の火力に応じた「1、2、3、4、5、6」の数字と「弱、中、強」の文字が二組あり、抵抗加熱部用に3段階の火力に応じた「1、2、3」の数字がある。10は穴で、火力レベル表示部材8の火力レベル等9の数字の手前に発光素子6に対応して設けられ、点灯する発光素子6の光を透過させる。
【0022】
以上の構成において、全体の動作を説明する。
使用者(図示せず)が食材を入れた調理用鍋5をトッププレート2上の左の誘導加熱部に載置し、操作部4を操作して火力を設定し加熱を開始する。設定された火力レベルが5とすると、左の誘導加熱部用の発光素子6の左の5個が点灯する。
【0023】
図3に示すように、火力レベル表示部材8に印刷された火力レベル等9の左の誘導加熱部用の「1、2、3、4、5」の手前に設けられた穴10から出力表示部3の下方に配された発光素子6の中の点灯した5個の光が透過し、これらをトッププレート2の透明な出力表示部3を通して上方から視認することができる。
【0024】
加熱が終了すると、点灯していた発光素子6が消灯し、動作が停止する。
【0025】
上記のような構成にすることにより、高価なトッププレート2を変更する必要がなく、安価な火力レベル表示部材8を差し替えるだけで火力レベル等9の色やデザインを容易に変更した誘導加熱調理器を提供することが可能になる。上記したような6段階の火力ではなく、異なる段階の火力を持つ製品においても、火力レベル表示部材8等の関連部品を変更するだけで、高価なトッププレート2を共通して使用することが可能になる。
【0026】
また、トッププレート2の上面に火力レベル等9を印刷しないことで、その印刷が剥がれるという不具合が生ずることがない。さらに従来と比べ、火力表示部材8すなわち火力レベル等9が発光素子6にほぼトッププレート2の厚さの距離の分近接するので、斜めから見た場合の火力レベル等9と発光素子6のずれが小さくなり、火力の認識が確実になる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明の誘導加熱調理器によれば、本体の上面に出力表示部を有し調理用鍋を載置するトッププレートと、前記出力表示部の下方に動作時等の火力を表す発光素子とを備えた誘導加熱調理器において、前記出力表示部はほぼ全域透明とし、出力表示部と前記発光素子との間に火力レベル等を表示する火力レベル表示部材を配したものである。
【0028】
これにより、火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器の提供が可能となるという効果を奏する。
【0029】
さらに、トッププレートの上面に火力レベル等を印刷しないことで、その印刷が剥がれるという不具合が生ずることがない。またさらに従来と比べ、火力レベル等が発光素子にほぼトッププレートの厚さの距離の分近接するので、斜めから見た場合の火力レベル等と発光素子のずれが小さくなり、火力の認識が確実になる。
【0030】
また、前記火力レベル表示部材は前記火力レベル等を印刷したシートで形成されたものなので、火力レベル等の色やデザインを容易に変更でき、多種少量生産等に対応できる誘導加熱調理器を安価かつ単純な構成で実現可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例の誘導加熱調理器の外観斜視図である。
【図2】本発明の出力表示部関連部分の構成を説明する図である。
【図3】本発明の火力レベル表示部材を示す図である。
【図4】従来例の出力表示部関連部分の構成を説明する図である。
【図5】従来例の出力表示部を示す図である。
【符号の説明】
1 本体
2 トッププレート
3 出力表示部
5 調理用鍋
6 発光素子
8 火力レベル表示部材
9 火力レベル等

Claims (2)

  1. 本体(1)の上面に出力表示部(3)を有し調理用鍋(5)を載置するトッププレート(2)と、前記出力表示部(3)の下方に動作時等の火力を表す発光素子(6)とを備えた誘導加熱調理器において、
    前記出力表示部(3)はほぼ全域透明とし、出力表示部(3)と前記発光素子(6)との間に火力レベル等(9)を表示する火力レベル表示部材(8)を配したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記火力レベル表示部材(8)は前記火力レベル等(9)を印刷したシートで形成されたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009518797A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 ユーロケラ ソシエテ オン ノーム コレクティフ 透明または半透明なガラスセラミックプレートおよびその製造方法

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