JP2004094841A - クレジット決済端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者に対する操作性や視認性を良好にし、かつ顧客に対してインタフェース部を見せることがなく、しかもインタフェース部のメンテナンスを良好に行うことができる決済端末装置。
【解決手段】キーシートと基板と液晶表示パネルを、メイン基盤に対して傾斜して配置し、プリンターユニットを基板の延長線上に対して平行に配置し、ロール紙収納部が基板の延長線上に位置し、かつ前記本体の後方に張り出すように配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】キーシートと基板と液晶表示パネルを、メイン基盤に対して傾斜して配置し、プリンターユニットを基板の延長線上に対して平行に配置し、ロール紙収納部が基板の延長線上に位置し、かつ前記本体の後方に張り出すように配置する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカードによる決済、特に、磁気カードやICカード等によりクレジット決済を行う決済端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気カードやICカード等のクレジットカードによる決済は、決済端末装置により行われることが一般的である。従来の一般的な決済端末装置は、店舗等に設置されたPOS端末や暗証番号の入力等を行う入力機(ピンパッド)等の周辺機器とケーブルを介して接続し、各機器を操作することにより、クレジット決済を行うようになっている。このような決済端末は、例えば、特開2001−306227号公報(従来例1)や、特開2002−83370号公報(従来例2)等に記載されている。
【0003】
上記従来例1では、商取引情報を入力するキーボードと、情報を表示する表示器と、決済伝票を印字発行するプリンタと、磁気カードを読み取るカードリーダを備えた決済端末機と、ICカードを読み取りと暗証番号の入力が可能な入力機(ピンパッド)とで構成された決済端末装置が記載されている。特に、上記従来例1では、入力機にICカードを挿入した状態、即ち、ICカードによる決済を行うことについて開示されている。
また、上記従来例2では、クレジットカードを読み取るカードリーダ部と、数字を入力するテンキーと、情報を表示する表示部と、機能を選択するファンクションキーと、画面をスクロールさせるカーソルキーとを備えた外観の決済端末装置が記載されている。特に、上記従来例2では、決済端末装置の内部に配置されたプリンタ部に設けられたロール紙巻き込み防止板について記載されている。
上記従来例に記載されている決済端末装置は、例えば、図14および図15で示すように、本体前方に液晶表示パネル1360と、キーシート1361と、キーシート1361が取り付けられる基板1362と、メイン基板1363を設け、本体後方にプリンター1300とロール紙を収納するロール紙収納部1310が内蔵されたプリンター部1320と、背面部分に周辺機器との接続部分(インタフェース部)1330を設けることが一般的である。このインタフェース部は一般的に、接続端子1331と1332、USB端子1333、ボリューム調節ダイヤル1334、カードスロット1335、電源1336を備えている。このインタフェース部1330の配置は、例えば、図14で示すように、背面部分から露出するようにインタフェース部1330を設けたものや、図15で示すように、背面部分よりも奥まった部分にインタフェース部1330を設けると共に、このインタフェース部1330を覆うカバー1340を設けたものが見受けられる。
また、近年では、ICカードリーダと磁気カードリーダを備えた決済端末装置が見受けられるようになってきている。このような決済端末装置は、例えば、特開2002−230644号公報(従来例3)に記載されている。特に、上記従来例3では、決済端末装置をステーションにセットした場合のみ決済伝票を印字することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例1および従来例2に開示された決済端末装置においては、横幅が広く、縦の長さが短い外観形状を備えているため、表示部が小さくなってしまい、表示部に表示された情報の見やすさについての配慮が成されていなかった。また、上記従来例に開示された決済端末装置においては、内部に配置されるロール紙が、店員側から見て最も奥まった位置に配置されており、ロール紙の交換性についての配慮が成されていなかった。
また、上記の課題に加え、上記従来例1の決済端末装置においては、図13で示すように、ケーブル等が接続されるインタフェース部がむき出しとなるため、顧客側から見た際の美感に対する配慮が成されていなかった。
【0005】
また、上記の課題に加え、上記従来例2の決済端末装置においては、図14で示すように、ケーブル等を接続したインタフェース部をカバーで隠すため、インタフェース部のメンテナンスに関する配慮が成されていなかった。
さらに、上記従来例3においては、決済端末装置単体で決済伝票を印字することができないため、決済伝票の印字操作に対する配慮が成されていなかった。
【0006】
本発明の目的は、操作者に対する操作性や視認性を良好にし、かつ顧客に対してインタフェース部を見せることがなく、しかもインタフェース部のメンテナンスを良好に行うことができる決済端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明にかかるクレジット決済端末装置は、本体の内部に少なくともICカードリーダと、メイン基板と、各種の操作ボタンを構成するキーシートと、該キーシートが取り付けられる基板と、液晶表示パネルと、プリンターユニットと、ロール紙収納部とを備え、前記キーシートと前記基板と前記液晶表示パネルは、前記メイン基盤に対して傾斜して配置され、前記プリンターユニットは、前記基板の延長線上に対して平行に配置され、前記ロール紙収納部は、前記基板の延長線上に位置し、かつ前記本体の後方に張り出すように配置される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるクレジット決済端末装置の実施形態を、図面により詳細に説明する。なお、実施形態の図における同一符号は、同一物または相当物を示す。最初に、図1から図4を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観構成を説明する。
図1は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す斜視図、図2は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す後方斜視図、図3は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部機構を一部省略した断面図、図4は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す5面図である。
まず、図1および図2において、符号200で総括的に示すのはクレジット決済端末装置であり、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンや液晶表示部201が配置されるとともに、縦長に形成された本体210と、磁気カードスロット220とICカードスロット230とが設けられ、縦長に形成されたカードリーダ部240と、本体210の液晶表示部201側の端部に配置されるとともに、本体210よりも後方に突出して形成され、排紙口251とプリンターカバー253とを有するプリンター部250と、本体210とプリンターカバー253のロック機構を解除するロック解除ボタン252と、本体210の裏面に設けられ、かつカードリーダ部240よりも短い長さで形成された略三角形状の台部260と、台部260の背面に配置されたインタフェース部270とから構成され、本体210とカードリーダ部240が段差を持つように組み合わされた外観形状を備えている。
図2で示すように、インタフェース部270は、接続端子271と272、USB端子273、ボリューム調節ダイヤル274、カードスロット275、電源276を備えており、この接続端子271、272、USB端子273と図示しない各種の接続ケーブルを介して、図示しない周辺機器等とクレジット決済端末装置200とを接続するようになっている。なお、図2においては、周辺機器の一例として、ケーブル280を介してクレジット決済端末装置200にピンパッド300を接続した状態を示している。
図3で示すように、クレジット決済端末装置200は、その内部空間に、少なくともICカードリーダ510や図示しないメモリ等が取り付けられるメイン基板512と、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンを構成するキーシート506と、キーシート506が取り付けられる基板530と、液晶表示パネル507と、プリンターユニット540と、ロール紙収納部550とを有している。そして、内部レイアウトは、ICカードリーダ510と平行に配置されたメイン基板512と、このメイン基板512に対して傾斜して配置されたキーシート506と、基板530と、液晶表示パネル507と、メイン基板512の上部後方に配置されたプリンターユニット540と、プリンターユニット540の後方に位置し、かつ本体210の後方から張り出すように配置されたロール紙収納部550とを有し、基板530の延長線上にキーシート506と、液晶表示パネル507と、ロール紙収納部550とが配置されるようになっている。また、プリンターユニット540は、基板530の延長線に対して平行となるように配置され、その上方に液晶表示パネル507が配置されるようになっている。
本実施の形態によるクレジット決済端末装置200は、基板540の延長線上にキーシート506と、液晶表示パネル507と、ロール紙収納部550とを配置し、さらにプリンターユニット540を、基板530の延長線に対して平行となるように配置し、その上方に液晶表示パネル507を配置した内部レイアウトに特徴を有している。そして、この内部レイアウトにより、クレジット決済端末装置200の外観形状が、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンと液晶表示部201とを、クレジット決済端末装置200の設置面に対して傾斜させ、かつ同一平面状に配置されるとともに、内部にプリンターユニット540(図3参照)とロール紙収納部550(図3参照)を有するプリンター部250が、本体210の形状と連続するように、本体210から後方へ張り出した外観形状となっている。これにより、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの取扱性や液晶表示部201の視認性、プリンター部250の取扱性を良好にすることができる。しかも、クレジット決済端末装置200を設置面に対して傾斜させることで、本体210から張り出したプリンター部250の下方にケーブル等の配線スペースを形成し、プリンター部250より奥まった位置にインタフェース部270が設けられることで、ケーブル配線等の美感を損なう要素を顧客から見えにくくすることができる。
これに加え、本実施の形態によるクレジット決済端末装置200は、本体210とカードリーダ部240が段差を持つように組み合わせることで、操作表示部とカード読取部との機能を明確に分離することができる。
また、カードリーダ部240を設置面に対して傾けるとともに、長手方向に沿って形成された磁気カードスロット220を液晶表示部201と隣接するように配置することで、カードリーダ部240の液晶表示部201と隣り合う辺にカードガイドが形成され、カードの取扱性を良好にすることができる。
さらに、カードリーダ部240に彩色を施し、本体210との色を変更することで、操作表示部とカード読取部との機能をより明確に分離することが可能となる。
また、図3で示すように、クレジット決済端末装置200の内部空間内には、ICカードリーダ510や図示しないメモリ等が取り付けられるメイン基板512等の主要な部品を覆うタンパーケース610が設けられている。このタンパーケース610は、プリンターユニット540やロール紙収納部550を有するプリンター部250を避けるようにしてICカードリーダ510やメイン基板512、図示しないメモリ等の主要な部品を覆うことができるように山切りの断面形状を有している。これにより、装置内に格納されている情報を保護することができ、しかも、プリンター部250はタンパーケース610で覆われていないので、メンテナンスを容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、基板530の延長線上を基準として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、台部260の傾斜面を基準として各構成要素を配置することによっても、上述したような効果を得ることができる。
図4において、クレジット決済端末装置200は、本体210の長さL1が180mm、幅W1が116mm、カードリーダ部240の長さL2が263.5mm、幅W2が 138mm、プリンター部250の長さL3を80mmとし、全体の長さL4が270mmとなっており、プリンター部250が、本体210およびカードリーダ部240よりも突出した、全体的に縦長の外観形状を備えている。また、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンは、テンキーボタン211と、ファンクションボタン212、リセットボタン213、訂正ボタン214、終了ボタン215、セットボタン216と、印字ボタン217、紙送りボタン218、モードボタン219、電源ボタン205で構成されている。各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンは、テンキーボタン211を中心として、主に入力操作に関係するリセットボタン213、訂正ボタン214、終了ボタン215、セットボタン216をテンキーボタン211の右側に配置し、それ以外の操作ボタンをテンキーボタン211の左側に配置している。本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置200は、縦長の外観形状としているので、従来のような横幅の広いクレジット決済端末装置を設置するための広い設置面積が必要なく、設置性を良好にすることができる。しかも、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンがテンキーボタン211を中心として、機能ごとに左右に分かれて配置されているので、操作環境を良好にすることができる。
なお、上記のクレジット決済端末装置200の寸法は一実施形態であり、これに限定されるものではない。本実施の形態によるクレジット決済端末装置200では、本体201の長さL1を170mm≦L1≦190mmの範囲、幅W1を 106mm≦W1≦126mmの範囲、カードリーダ部240の長さL2を253mm≦L2≦273mm、幅W2を128mm≦W1≦148mmの範囲、プリンター部250の長さL3を70mm≦L3≦90mmの範囲に設定することで、上述した効果と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、プリンター部250の幅が本体210の幅W1と同じ幅で形成されており、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンと液晶表示部201、プリンターカバー253が同一平面上に位置するようになっている。なお、本実施の形態では、本体201とプリンター部250との幅が同じとなっているが、プリンター部250の幅を本体の幅よりも狭くするようにしてもよい。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置を適用したクレジット決済システムの構成を説明する。図5は、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置が適用されるクレジット決済システムの構成を示す図であり、図5において、100はPOS端末101、クレジット決済端末装置200、店舗間ネットワーク用PC104が設置された店舗/催事場システム、110は売上データや取引明細、入金情報等の顧客プロファイルを格納するサーバー111を有するクレジット情報処理システム、120はクレジット会社、130は金融機関直結型決済処理センター、140はポイントセンターであり、これらは、インターネット等のネットワーク150を介して接続されている。また、金融機関直結型決済処理センター130には、信用金庫160、銀行170、郵便貯金180等の金融機関がオンラインで接続されている。
このような構成からクレジット決済システムは、まず、顧客がPOS端末101に入力された商品の代金を支払うために、磁気カードまたは電子マネーが入金されたICカード等のクレジットカード102を店員に手渡す。クレジットカード102を受け取った店員は、クレジットカード102に記憶された顧客情報をクレジット決済端末装置200により読み出し、顧客に暗証番号を入力するように促す。暗証番号の入力を促された顧客は、クレジット決済端末装置200に接続された暗証番号入力機300(以下、ピンパッドという)により暗証番号入力し、店員が顧客本人であることの確認が取れたら、クレジット決済端末装置200を操作してクレジット決済の受付を行い、決済伝票を印字して顧客に渡すことで、クレジット決済を受け付けたことを顧客に知らせるようになっている。
そして、店員は、ネットワーク150を介してクレジット情報処理システム110にアクセスし、売上データや取引明細、入金情報等の顧客プロファイルを送信する。顧客プロファイルを受け取ったクレジット情報処理システム110は、磁気カードによる決済であるか、ICカードによる決済であるかを判断し、判断結果に基づいてクレジット会社120あるいは金融機関直結型決済処理センター130に、ネットワーク150を介してアクセスするようになっている。具体的には、磁気カードによる決済であれば、クレジット会社120にアクセスして貸付決済を行い、ICカードによる決済であれば、金融機関直結型決済処理センター130を介して信用金庫160や銀行170、郵便貯金180等の金融機関にアクセスし、ICカードを介して顧客の預金を電子通貨に交換して引き出し、決済を行うようになっている。
また、磁気カードによる決済あるいはICカードによる決済の際、利用状況によってポイントが蓄積されるような場合は、ポイントセンター140にアクセスし、ポイントを蓄積するようになっている。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部構造について説明する。図6は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の分解斜視図である。
【0009】
図6において、クレジット決済端末装置200は、上ケース501と下ケース502、ミドル上ケース503、ミドル下ケース504、プリンターカバー505を備え、これらを組み合わせることでクレジット決済端末装置200外観を構成している。具体的には、ミドル上ケース503とミドル下ケース504とを組み合わせることでカードリーダ部240(図1参照)を構成し、このカードリーダ部240を挟み込むように上ケース501と下ケース502とを組み合わせ、プリンターカバー505を下ケース502の端部に図示しないヒンジ部を介して開閉可能に取り付けることで、本体210とカードリーダ部240、プリンター部250を備えたクレジット決済端末装置200を構成している。
【0010】
クレジット決済端末装置200の内部空間には、キーシート506、液晶表示パネル507、オートカッター508、プリンターヘッド509、ICカードリーダ510、磁気カードリーダ511、基板512、カードリーダ513、インタフェース部270、ロール紙受台514が設けられている。また、上カバー501には、液晶表示枠516が取り付けられ、プリンターカバー505にはロック解除ボタン252が取り付けられ、下カバー502の底面には、滑り止め517が取り付けられるようになっている。
【0011】
プリンター部250は、内部にオートカッター508とプリンターヘッド509とから構成されるプリンターユニット540(図3参照)と、ロール紙収納部550(図3参照)に設けられたロール紙受台514が内蔵されるようになっている。
図6で示すように、本体210の上面を構成する上ケース501には、複数の第1開口部541と大きな矩形状の第2開口部542が形成され、第1開口部541にキーシート506、第2開口部542に液晶表示パネル507を、それぞれ上ケース501の裏面から取り付けることで、本体210に操作ボタンおよび液晶表示部201が形成されるようになっている。
ミドル上ケース503は、長手方向に沿って形成された磁気カードスロット220と、長手方向の一端に形成されたICカードスロット230と、ICカードスロット230の近傍に形成された第3開口部543と、ケース中央付近に形成された凹部544と、凹部544の前方に位置し、長手方向の他端の一部を開放する第1切欠部520aとを備え、第1切欠部520の両側が丸みを帯びた円弧形状となっている。また、ミドル下ケース504は、一端の一部を開放する第2切欠部520bと、この第2切欠部520bの幅よりも広く形成された第4開口部545とを備え、第2切欠部520bの両側が丸みを帯びた円弧形状となっている。
クレジット決済端末装置200の内部に収納される各構成部品は、ICカードリーダ510が実装された基板512を、ミドル下ケース504に形成された第4開口部545を介してミドル上ケース503まで導き、ICカードリーダ510に設けられた挿入口546が、ミドル上ケース503に形成された第3開口部543から露出するように、ICカードリーダ510および基板512が実装されるようになっている。そして、ICカードリーダ510および基板512の実装後は、ミドル上ケース503とミドル下ケースとを組み合わせることで、カードリータ部240(図1参照)を形成するとともに、ICカードスロット230が設けられた端部と対向する端部に、第1切欠部520aと第2切欠部520bにより形成された空間が設けられるようになっている。
ミドル上ケース503に形成された凹部544には、オートカッター508とプリンターヘッド509とが収納され、凹部544の前方に形成された空間に、ロール紙受台514を収納することで、オートカッター508とプリンターヘッド509、ロール紙受台514を内部に収納するプリンター部250(図3参照)が形成される。
下ケース502は、その表面に側面から見て略三角形状の台部260が形成されており、クレジット決済端末装置200の設置時に適度に傾斜させるようになっている。また、下ケース502背面には、接続端子271と272、USB端子273、ボリューム調節ダイヤル274、カードスロット275、電源276とを有するインタフェース部270が、外部へ露出するように配置されている。さらに、下ケース502の内部には、ICカードリーダ510が実装された基板512の一部分が収納されるようになっている。
このような内部構造とすることにより、内部の無駄な空間をなくし、内部に収納される各構成部品を効率よく実装することができる。
次に、図7から図9を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの構成について説明する。図7は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの拡大図、図8はICカードの挿入状態を示す図であり、図8(a)はICカードの挿入状態を示す部分断面図、図8(b)はICカードの挿入状態を示す平面図、図9はICカードスロットにICカードを差し込んだ状態の部分断面図である。
本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、利用者がICカードを挿入しやすいように、本体の傾斜面にカード挿入角度を合わせず、設置面と水平にICカードスロットを配置している。これにより、ICカードが挿入しやすく、しかも傾斜面により液晶表示部の見やすさや各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの押しやすさを両立した形状とすることができる。
図7において、ICカードスロット230は、上端部710の幅が広く、下端部720にかけて徐々に絞り込まれたテーパ形状で形成され、しかも、下端部720の近傍の左右両側に所定の角度を持って形成されたガイド部730を備えている。
これにより、ICカード102aの挿入時に、幅の広い上端部710から幅の狭い下端部720に向けてICカード102aが置きやすい形状とすることができる。
【0012】
本実施の形態では、図8で示すように、ガイド部730の角度θを、クレジット決済端末装置200の中心線Pを基準として、片側が8°となるように形成しているため、ICカードスロット230に対して、ICカード102aを多少斜めに挿入した場合でも、クレジット決済端末装置200の内部に設けられたICカードリーダ510にICカード102aを確実に導くことができるので、ICカード102aの取扱性を良好にすることができる。
また、本実施の形態では、図9で示すように、ICカードスロット230にICカード102aを差し込んだ状態では、ICカードスロット230の端部から突出するICカードの突出量Dが28mmとなっているので、ICカード102aの挿入、取り出しの際に、ICカード102aの保持性を良好にすることができる。
さらに、本実施の形態では、図9で示すように、ICカードスロット230の高さHが、設置面から35mmの位置にあるので、ICカード102aの挿入、取り出しの際に、使用者(店員)の手が設置面とぶつからないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、上記寸法は一実施形態であり、これに限定されるものではない。本実施の形態によるクレジット決済端末装置200では、ガイド部730の片側の角度θを5°≦θ≦10°の範囲、ICカード102aの突出量Dを25mm≦D≦40mmの範囲、ICカードスロット230の高さHを35mm≦H≦45mmの範囲に設定することで、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
次に、図10から図12を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置を使用したクレジットカード決済について説明する。図10は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の磁気カードによる決済を示す図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は右側面図であり、図11は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードによる決済を示す図であり、図11(a)はピンパッドを保持した状態の正面図、図11(b)はピンパッドを保持した状態の右側面図、図11(c)はピンパッドによる暗証番号の入力状態を示す図、図12はクレジット決済端末装置に対する顧客と店員の位置関係を示す図である。
図10で示すように、磁気カード102bにより決済を行う場合、まず、利用金額等を入力し、店員が顧客から受け取った磁気カード102bを、クレジット決済端末装置200に設けられた磁気カードスロット220に挿入し、磁気カード102bを手前側(店員側)へ引くことで、クレジット決済端末装置200の内部に設けられた磁気カードリーダ511により、磁気カード102bに記録されている情報(顧客情報)を読み出し、各操作ボタンを操作して決定することで、決済が行われるようになっている。
本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、本体201と磁気カードスロット220とを明確な段差をつけて構成することで、磁気カードスロット220のわかりやすさや触れやすさを実現することができる。また、カードリーダ部240は、磁気カードスロット220を長手方向の端面に近いところまで延ばして形成し、スライド幅を増やして操作性を向上させることも可能である。しかしながら、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、磁気カードスロット220を液晶表示部の側方へ配置することで、液晶表示部を見ながらカードの操作性を向上させることができる。
また、図11および図12で示すように、ICカード102aにより決済を行う場合は、まず、店員が顧客から受け取ったICカード102aを、クレジット決済端末装置200に設けられたICカードスロット230に挿入し、ピンパッド300で暗証番号を入力するように顧客へ促す。
本実施の形態におけるピンパッド300は、インタフェース部270とケーブル280を介してクレジット決済端末200と接続され、顧客に対するメッセージ等を表示する表示部310と、表示部310の下方に配置され、顧客が暗証番号等を入力するテンキー320とを備えるとともに、表示部310が配置された上方部分からテンキーが配置された下方部分に向けて絞り込まれた外観形状を備えている。このような外観形状とすることにより、顧客が暗証番号等を入力するためにピンパッド300を保持した際、ピンパッド300が手に馴染むように保持することができるので、ピンパッド300の操作性を良好にすることができる。ピンパッド300を保持して暗証番号等を入力する際、図11(c)で示すような状態で入力することになる。本実施の形態では、図11で示すように、クレジット決済端末機200を設置面Sに対して傾斜させる略三角形状の台部260が本体の長さよりも短く形成され、しかも、台部260に配置されたインタフェース部27が本体に対して、奥まった部分に設けられているので、暗証番号の入力の際、顧客K側からインタフェース部27が見えなくなるので、美感を損ねることのないクレジット決済端末装置200とすることができる。しかも、従来のように、インタフェース部270をカバーで覆う必要がないので、インタフェース部のメンテナンス性も良好にすることができる。
また、図12で示すように、クレジット決済端末装置200を店員T側から見ても、設置面Sに対して傾斜しているので、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの操作性を良好にすることができ、かつ表示部の視認性も向上させることができる。
次に、図13を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のロール紙の交換について説明する。図13は、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のプリンター部を開放した状態を示す図である。
図13において、ロール紙1200を交換する際は、先ず、クレジット決済端末装置200に設けられたロック解除ボタン252を操作してプリンターカバー505と本体201とをロックするロック機構(図示省略)を解除し、図示しないヒンジ機構を介してプリンターカバー505を開放する。プリンターカバー505を開放したら、プリンター部250の内部に形成されたロール紙収納部550に設けられたロール紙受台514にロール紙1200をセットし、プリンターカバー505を閉じることにより、本体201とプリンターカバー505がロックされ、ロール紙1200の交換作業が終了する。
本実施の形態によれば、ロール紙収納部550が本体よりも張り出して設けられており、しかも、プリンターカバー505が、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンおよび液晶表示部201の配置面と同一平面上で連続するように配置されているので、ロール紙1200の交換を容易に行うことができるようになっている。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クレジット決済端末装置の内部レイアウトを工夫することにより、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの取扱性や液晶表示部の視認性、プリンター部の取扱性を良好にすることができる。しかも、クレジット決済端末装置を設置面に対して傾斜させることで、本体から張り出したプリンター部の下方にケーブル等の配線スペースを形成し、プリンター部より奥まった位置にインタフェース部が設けられることで、ケーブル配線等の美感を損なう要素を顧客から見えにくくすることができる。
また、本発明によれば、インタフェース部を覆うカバーが不要となるので、インタフェース部のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本発明によれば、本体とカードリーダ部とが段差を持つように組み合わせることで、操作表示部とカード読取部との機能を明確に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す後方斜視図である。
【図3】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部機構を一部省略した断面図である。
【図4】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す5面図である。
【図5】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置が適用されるクレジット決済システムの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の分解斜視図である。
【図7】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの拡大図である。
【図8】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードの挿入状態を示す部分断面図である。
【図9】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットにICカードを差し込んだ状態の部分断面図である。
【図10】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の磁気カードによる決済を示す図である。
【図11】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードによる決済を示す図である。
【図12】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置に対する顧客と店員の位置関係を示す図である。
【図13】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のプリンター部を開放した状態を示す図である。
【図14】従来のクレジット決済端末装置の一例を示す図である。
【図15】従来のクレジット決済端末装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…店舗/催事場システム、101…POS端末、102a…ICカード、102b…磁気カード、104…店舗間ネットワーク用PC、110…クレジット情報処理システム、111…サーバー、120…クレジット会社、130…金融機関直結型決済処理センター、140…ポイントセンター、150…ネットワーク、200…クレジット決済端末装置、201…液晶表示部、205…電源ボタン、210…本体、211…テンキーボタン、212…ファンクションボタン、213…リセットボタン、214…訂正ボタン、215…終了ボタン、216…セットボタン、217…印字ボタン、218…紙送りボタン、219…モードボタン、220…磁気カードスロット、230…ICカードスロット、240…カードリーダ部、251…排紙口、253…プリンターカバー、250…プリンター部、252…ロック解除ボタン、260…台部、270…インタフェース部、271…接続端子、272…接続端子、273…USB端子、274…ボリューム調節ダイヤル、275…カードスロット、276…電源、280…ケーブル、300…ピンパッド、501…上ケース、502…下ケース、503…ミドル上ケース、504…ミドル下ケース、505…プリンターカバー、506…キーシート、507…液晶表示パネル、508…オートカッター、509…プリンターヘッド、510…ICカードリーダ、511…磁気カードリーダ、512…メイン基板、513…カードリーダ、514…ロール紙受台、516…液晶表示枠、517…滑り止め、530…基板、540…プリンターユニット、550…ロール紙収納部、610…タンパーケース、710…上端部、720…下端部、730…ガイド部、1200…ロール紙。
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカードによる決済、特に、磁気カードやICカード等によりクレジット決済を行う決済端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気カードやICカード等のクレジットカードによる決済は、決済端末装置により行われることが一般的である。従来の一般的な決済端末装置は、店舗等に設置されたPOS端末や暗証番号の入力等を行う入力機(ピンパッド)等の周辺機器とケーブルを介して接続し、各機器を操作することにより、クレジット決済を行うようになっている。このような決済端末は、例えば、特開2001−306227号公報(従来例1)や、特開2002−83370号公報(従来例2)等に記載されている。
【0003】
上記従来例1では、商取引情報を入力するキーボードと、情報を表示する表示器と、決済伝票を印字発行するプリンタと、磁気カードを読み取るカードリーダを備えた決済端末機と、ICカードを読み取りと暗証番号の入力が可能な入力機(ピンパッド)とで構成された決済端末装置が記載されている。特に、上記従来例1では、入力機にICカードを挿入した状態、即ち、ICカードによる決済を行うことについて開示されている。
また、上記従来例2では、クレジットカードを読み取るカードリーダ部と、数字を入力するテンキーと、情報を表示する表示部と、機能を選択するファンクションキーと、画面をスクロールさせるカーソルキーとを備えた外観の決済端末装置が記載されている。特に、上記従来例2では、決済端末装置の内部に配置されたプリンタ部に設けられたロール紙巻き込み防止板について記載されている。
上記従来例に記載されている決済端末装置は、例えば、図14および図15で示すように、本体前方に液晶表示パネル1360と、キーシート1361と、キーシート1361が取り付けられる基板1362と、メイン基板1363を設け、本体後方にプリンター1300とロール紙を収納するロール紙収納部1310が内蔵されたプリンター部1320と、背面部分に周辺機器との接続部分(インタフェース部)1330を設けることが一般的である。このインタフェース部は一般的に、接続端子1331と1332、USB端子1333、ボリューム調節ダイヤル1334、カードスロット1335、電源1336を備えている。このインタフェース部1330の配置は、例えば、図14で示すように、背面部分から露出するようにインタフェース部1330を設けたものや、図15で示すように、背面部分よりも奥まった部分にインタフェース部1330を設けると共に、このインタフェース部1330を覆うカバー1340を設けたものが見受けられる。
また、近年では、ICカードリーダと磁気カードリーダを備えた決済端末装置が見受けられるようになってきている。このような決済端末装置は、例えば、特開2002−230644号公報(従来例3)に記載されている。特に、上記従来例3では、決済端末装置をステーションにセットした場合のみ決済伝票を印字することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例1および従来例2に開示された決済端末装置においては、横幅が広く、縦の長さが短い外観形状を備えているため、表示部が小さくなってしまい、表示部に表示された情報の見やすさについての配慮が成されていなかった。また、上記従来例に開示された決済端末装置においては、内部に配置されるロール紙が、店員側から見て最も奥まった位置に配置されており、ロール紙の交換性についての配慮が成されていなかった。
また、上記の課題に加え、上記従来例1の決済端末装置においては、図13で示すように、ケーブル等が接続されるインタフェース部がむき出しとなるため、顧客側から見た際の美感に対する配慮が成されていなかった。
【0005】
また、上記の課題に加え、上記従来例2の決済端末装置においては、図14で示すように、ケーブル等を接続したインタフェース部をカバーで隠すため、インタフェース部のメンテナンスに関する配慮が成されていなかった。
さらに、上記従来例3においては、決済端末装置単体で決済伝票を印字することができないため、決済伝票の印字操作に対する配慮が成されていなかった。
【0006】
本発明の目的は、操作者に対する操作性や視認性を良好にし、かつ顧客に対してインタフェース部を見せることがなく、しかもインタフェース部のメンテナンスを良好に行うことができる決済端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明にかかるクレジット決済端末装置は、本体の内部に少なくともICカードリーダと、メイン基板と、各種の操作ボタンを構成するキーシートと、該キーシートが取り付けられる基板と、液晶表示パネルと、プリンターユニットと、ロール紙収納部とを備え、前記キーシートと前記基板と前記液晶表示パネルは、前記メイン基盤に対して傾斜して配置され、前記プリンターユニットは、前記基板の延長線上に対して平行に配置され、前記ロール紙収納部は、前記基板の延長線上に位置し、かつ前記本体の後方に張り出すように配置される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるクレジット決済端末装置の実施形態を、図面により詳細に説明する。なお、実施形態の図における同一符号は、同一物または相当物を示す。最初に、図1から図4を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観構成を説明する。
図1は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す斜視図、図2は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す後方斜視図、図3は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部機構を一部省略した断面図、図4は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す5面図である。
まず、図1および図2において、符号200で総括的に示すのはクレジット決済端末装置であり、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンや液晶表示部201が配置されるとともに、縦長に形成された本体210と、磁気カードスロット220とICカードスロット230とが設けられ、縦長に形成されたカードリーダ部240と、本体210の液晶表示部201側の端部に配置されるとともに、本体210よりも後方に突出して形成され、排紙口251とプリンターカバー253とを有するプリンター部250と、本体210とプリンターカバー253のロック機構を解除するロック解除ボタン252と、本体210の裏面に設けられ、かつカードリーダ部240よりも短い長さで形成された略三角形状の台部260と、台部260の背面に配置されたインタフェース部270とから構成され、本体210とカードリーダ部240が段差を持つように組み合わされた外観形状を備えている。
図2で示すように、インタフェース部270は、接続端子271と272、USB端子273、ボリューム調節ダイヤル274、カードスロット275、電源276を備えており、この接続端子271、272、USB端子273と図示しない各種の接続ケーブルを介して、図示しない周辺機器等とクレジット決済端末装置200とを接続するようになっている。なお、図2においては、周辺機器の一例として、ケーブル280を介してクレジット決済端末装置200にピンパッド300を接続した状態を示している。
図3で示すように、クレジット決済端末装置200は、その内部空間に、少なくともICカードリーダ510や図示しないメモリ等が取り付けられるメイン基板512と、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンを構成するキーシート506と、キーシート506が取り付けられる基板530と、液晶表示パネル507と、プリンターユニット540と、ロール紙収納部550とを有している。そして、内部レイアウトは、ICカードリーダ510と平行に配置されたメイン基板512と、このメイン基板512に対して傾斜して配置されたキーシート506と、基板530と、液晶表示パネル507と、メイン基板512の上部後方に配置されたプリンターユニット540と、プリンターユニット540の後方に位置し、かつ本体210の後方から張り出すように配置されたロール紙収納部550とを有し、基板530の延長線上にキーシート506と、液晶表示パネル507と、ロール紙収納部550とが配置されるようになっている。また、プリンターユニット540は、基板530の延長線に対して平行となるように配置され、その上方に液晶表示パネル507が配置されるようになっている。
本実施の形態によるクレジット決済端末装置200は、基板540の延長線上にキーシート506と、液晶表示パネル507と、ロール紙収納部550とを配置し、さらにプリンターユニット540を、基板530の延長線に対して平行となるように配置し、その上方に液晶表示パネル507を配置した内部レイアウトに特徴を有している。そして、この内部レイアウトにより、クレジット決済端末装置200の外観形状が、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンと液晶表示部201とを、クレジット決済端末装置200の設置面に対して傾斜させ、かつ同一平面状に配置されるとともに、内部にプリンターユニット540(図3参照)とロール紙収納部550(図3参照)を有するプリンター部250が、本体210の形状と連続するように、本体210から後方へ張り出した外観形状となっている。これにより、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの取扱性や液晶表示部201の視認性、プリンター部250の取扱性を良好にすることができる。しかも、クレジット決済端末装置200を設置面に対して傾斜させることで、本体210から張り出したプリンター部250の下方にケーブル等の配線スペースを形成し、プリンター部250より奥まった位置にインタフェース部270が設けられることで、ケーブル配線等の美感を損なう要素を顧客から見えにくくすることができる。
これに加え、本実施の形態によるクレジット決済端末装置200は、本体210とカードリーダ部240が段差を持つように組み合わせることで、操作表示部とカード読取部との機能を明確に分離することができる。
また、カードリーダ部240を設置面に対して傾けるとともに、長手方向に沿って形成された磁気カードスロット220を液晶表示部201と隣接するように配置することで、カードリーダ部240の液晶表示部201と隣り合う辺にカードガイドが形成され、カードの取扱性を良好にすることができる。
さらに、カードリーダ部240に彩色を施し、本体210との色を変更することで、操作表示部とカード読取部との機能をより明確に分離することが可能となる。
また、図3で示すように、クレジット決済端末装置200の内部空間内には、ICカードリーダ510や図示しないメモリ等が取り付けられるメイン基板512等の主要な部品を覆うタンパーケース610が設けられている。このタンパーケース610は、プリンターユニット540やロール紙収納部550を有するプリンター部250を避けるようにしてICカードリーダ510やメイン基板512、図示しないメモリ等の主要な部品を覆うことができるように山切りの断面形状を有している。これにより、装置内に格納されている情報を保護することができ、しかも、プリンター部250はタンパーケース610で覆われていないので、メンテナンスを容易に行うことができる。
なお、本実施の形態では、基板530の延長線上を基準として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、台部260の傾斜面を基準として各構成要素を配置することによっても、上述したような効果を得ることができる。
図4において、クレジット決済端末装置200は、本体210の長さL1が180mm、幅W1が116mm、カードリーダ部240の長さL2が263.5mm、幅W2が 138mm、プリンター部250の長さL3を80mmとし、全体の長さL4が270mmとなっており、プリンター部250が、本体210およびカードリーダ部240よりも突出した、全体的に縦長の外観形状を備えている。また、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンは、テンキーボタン211と、ファンクションボタン212、リセットボタン213、訂正ボタン214、終了ボタン215、セットボタン216と、印字ボタン217、紙送りボタン218、モードボタン219、電源ボタン205で構成されている。各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンは、テンキーボタン211を中心として、主に入力操作に関係するリセットボタン213、訂正ボタン214、終了ボタン215、セットボタン216をテンキーボタン211の右側に配置し、それ以外の操作ボタンをテンキーボタン211の左側に配置している。本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置200は、縦長の外観形状としているので、従来のような横幅の広いクレジット決済端末装置を設置するための広い設置面積が必要なく、設置性を良好にすることができる。しかも、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンがテンキーボタン211を中心として、機能ごとに左右に分かれて配置されているので、操作環境を良好にすることができる。
なお、上記のクレジット決済端末装置200の寸法は一実施形態であり、これに限定されるものではない。本実施の形態によるクレジット決済端末装置200では、本体201の長さL1を170mm≦L1≦190mmの範囲、幅W1を 106mm≦W1≦126mmの範囲、カードリーダ部240の長さL2を253mm≦L2≦273mm、幅W2を128mm≦W1≦148mmの範囲、プリンター部250の長さL3を70mm≦L3≦90mmの範囲に設定することで、上述した効果と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、プリンター部250の幅が本体210の幅W1と同じ幅で形成されており、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンと液晶表示部201、プリンターカバー253が同一平面上に位置するようになっている。なお、本実施の形態では、本体201とプリンター部250との幅が同じとなっているが、プリンター部250の幅を本体の幅よりも狭くするようにしてもよい。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置を適用したクレジット決済システムの構成を説明する。図5は、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置が適用されるクレジット決済システムの構成を示す図であり、図5において、100はPOS端末101、クレジット決済端末装置200、店舗間ネットワーク用PC104が設置された店舗/催事場システム、110は売上データや取引明細、入金情報等の顧客プロファイルを格納するサーバー111を有するクレジット情報処理システム、120はクレジット会社、130は金融機関直結型決済処理センター、140はポイントセンターであり、これらは、インターネット等のネットワーク150を介して接続されている。また、金融機関直結型決済処理センター130には、信用金庫160、銀行170、郵便貯金180等の金融機関がオンラインで接続されている。
このような構成からクレジット決済システムは、まず、顧客がPOS端末101に入力された商品の代金を支払うために、磁気カードまたは電子マネーが入金されたICカード等のクレジットカード102を店員に手渡す。クレジットカード102を受け取った店員は、クレジットカード102に記憶された顧客情報をクレジット決済端末装置200により読み出し、顧客に暗証番号を入力するように促す。暗証番号の入力を促された顧客は、クレジット決済端末装置200に接続された暗証番号入力機300(以下、ピンパッドという)により暗証番号入力し、店員が顧客本人であることの確認が取れたら、クレジット決済端末装置200を操作してクレジット決済の受付を行い、決済伝票を印字して顧客に渡すことで、クレジット決済を受け付けたことを顧客に知らせるようになっている。
そして、店員は、ネットワーク150を介してクレジット情報処理システム110にアクセスし、売上データや取引明細、入金情報等の顧客プロファイルを送信する。顧客プロファイルを受け取ったクレジット情報処理システム110は、磁気カードによる決済であるか、ICカードによる決済であるかを判断し、判断結果に基づいてクレジット会社120あるいは金融機関直結型決済処理センター130に、ネットワーク150を介してアクセスするようになっている。具体的には、磁気カードによる決済であれば、クレジット会社120にアクセスして貸付決済を行い、ICカードによる決済であれば、金融機関直結型決済処理センター130を介して信用金庫160や銀行170、郵便貯金180等の金融機関にアクセスし、ICカードを介して顧客の預金を電子通貨に交換して引き出し、決済を行うようになっている。
また、磁気カードによる決済あるいはICカードによる決済の際、利用状況によってポイントが蓄積されるような場合は、ポイントセンター140にアクセスし、ポイントを蓄積するようになっている。
次に、図6を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部構造について説明する。図6は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の分解斜視図である。
【0009】
図6において、クレジット決済端末装置200は、上ケース501と下ケース502、ミドル上ケース503、ミドル下ケース504、プリンターカバー505を備え、これらを組み合わせることでクレジット決済端末装置200外観を構成している。具体的には、ミドル上ケース503とミドル下ケース504とを組み合わせることでカードリーダ部240(図1参照)を構成し、このカードリーダ部240を挟み込むように上ケース501と下ケース502とを組み合わせ、プリンターカバー505を下ケース502の端部に図示しないヒンジ部を介して開閉可能に取り付けることで、本体210とカードリーダ部240、プリンター部250を備えたクレジット決済端末装置200を構成している。
【0010】
クレジット決済端末装置200の内部空間には、キーシート506、液晶表示パネル507、オートカッター508、プリンターヘッド509、ICカードリーダ510、磁気カードリーダ511、基板512、カードリーダ513、インタフェース部270、ロール紙受台514が設けられている。また、上カバー501には、液晶表示枠516が取り付けられ、プリンターカバー505にはロック解除ボタン252が取り付けられ、下カバー502の底面には、滑り止め517が取り付けられるようになっている。
【0011】
プリンター部250は、内部にオートカッター508とプリンターヘッド509とから構成されるプリンターユニット540(図3参照)と、ロール紙収納部550(図3参照)に設けられたロール紙受台514が内蔵されるようになっている。
図6で示すように、本体210の上面を構成する上ケース501には、複数の第1開口部541と大きな矩形状の第2開口部542が形成され、第1開口部541にキーシート506、第2開口部542に液晶表示パネル507を、それぞれ上ケース501の裏面から取り付けることで、本体210に操作ボタンおよび液晶表示部201が形成されるようになっている。
ミドル上ケース503は、長手方向に沿って形成された磁気カードスロット220と、長手方向の一端に形成されたICカードスロット230と、ICカードスロット230の近傍に形成された第3開口部543と、ケース中央付近に形成された凹部544と、凹部544の前方に位置し、長手方向の他端の一部を開放する第1切欠部520aとを備え、第1切欠部520の両側が丸みを帯びた円弧形状となっている。また、ミドル下ケース504は、一端の一部を開放する第2切欠部520bと、この第2切欠部520bの幅よりも広く形成された第4開口部545とを備え、第2切欠部520bの両側が丸みを帯びた円弧形状となっている。
クレジット決済端末装置200の内部に収納される各構成部品は、ICカードリーダ510が実装された基板512を、ミドル下ケース504に形成された第4開口部545を介してミドル上ケース503まで導き、ICカードリーダ510に設けられた挿入口546が、ミドル上ケース503に形成された第3開口部543から露出するように、ICカードリーダ510および基板512が実装されるようになっている。そして、ICカードリーダ510および基板512の実装後は、ミドル上ケース503とミドル下ケースとを組み合わせることで、カードリータ部240(図1参照)を形成するとともに、ICカードスロット230が設けられた端部と対向する端部に、第1切欠部520aと第2切欠部520bにより形成された空間が設けられるようになっている。
ミドル上ケース503に形成された凹部544には、オートカッター508とプリンターヘッド509とが収納され、凹部544の前方に形成された空間に、ロール紙受台514を収納することで、オートカッター508とプリンターヘッド509、ロール紙受台514を内部に収納するプリンター部250(図3参照)が形成される。
下ケース502は、その表面に側面から見て略三角形状の台部260が形成されており、クレジット決済端末装置200の設置時に適度に傾斜させるようになっている。また、下ケース502背面には、接続端子271と272、USB端子273、ボリューム調節ダイヤル274、カードスロット275、電源276とを有するインタフェース部270が、外部へ露出するように配置されている。さらに、下ケース502の内部には、ICカードリーダ510が実装された基板512の一部分が収納されるようになっている。
このような内部構造とすることにより、内部の無駄な空間をなくし、内部に収納される各構成部品を効率よく実装することができる。
次に、図7から図9を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの構成について説明する。図7は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの拡大図、図8はICカードの挿入状態を示す図であり、図8(a)はICカードの挿入状態を示す部分断面図、図8(b)はICカードの挿入状態を示す平面図、図9はICカードスロットにICカードを差し込んだ状態の部分断面図である。
本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、利用者がICカードを挿入しやすいように、本体の傾斜面にカード挿入角度を合わせず、設置面と水平にICカードスロットを配置している。これにより、ICカードが挿入しやすく、しかも傾斜面により液晶表示部の見やすさや各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの押しやすさを両立した形状とすることができる。
図7において、ICカードスロット230は、上端部710の幅が広く、下端部720にかけて徐々に絞り込まれたテーパ形状で形成され、しかも、下端部720の近傍の左右両側に所定の角度を持って形成されたガイド部730を備えている。
これにより、ICカード102aの挿入時に、幅の広い上端部710から幅の狭い下端部720に向けてICカード102aが置きやすい形状とすることができる。
【0012】
本実施の形態では、図8で示すように、ガイド部730の角度θを、クレジット決済端末装置200の中心線Pを基準として、片側が8°となるように形成しているため、ICカードスロット230に対して、ICカード102aを多少斜めに挿入した場合でも、クレジット決済端末装置200の内部に設けられたICカードリーダ510にICカード102aを確実に導くことができるので、ICカード102aの取扱性を良好にすることができる。
また、本実施の形態では、図9で示すように、ICカードスロット230にICカード102aを差し込んだ状態では、ICカードスロット230の端部から突出するICカードの突出量Dが28mmとなっているので、ICカード102aの挿入、取り出しの際に、ICカード102aの保持性を良好にすることができる。
さらに、本実施の形態では、図9で示すように、ICカードスロット230の高さHが、設置面から35mmの位置にあるので、ICカード102aの挿入、取り出しの際に、使用者(店員)の手が設置面とぶつからないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、上記寸法は一実施形態であり、これに限定されるものではない。本実施の形態によるクレジット決済端末装置200では、ガイド部730の片側の角度θを5°≦θ≦10°の範囲、ICカード102aの突出量Dを25mm≦D≦40mmの範囲、ICカードスロット230の高さHを35mm≦H≦45mmの範囲に設定することで、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
次に、図10から図12を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置を使用したクレジットカード決済について説明する。図10は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の磁気カードによる決済を示す図であり、図10(a)は平面図、図10(b)は右側面図であり、図11は本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードによる決済を示す図であり、図11(a)はピンパッドを保持した状態の正面図、図11(b)はピンパッドを保持した状態の右側面図、図11(c)はピンパッドによる暗証番号の入力状態を示す図、図12はクレジット決済端末装置に対する顧客と店員の位置関係を示す図である。
図10で示すように、磁気カード102bにより決済を行う場合、まず、利用金額等を入力し、店員が顧客から受け取った磁気カード102bを、クレジット決済端末装置200に設けられた磁気カードスロット220に挿入し、磁気カード102bを手前側(店員側)へ引くことで、クレジット決済端末装置200の内部に設けられた磁気カードリーダ511により、磁気カード102bに記録されている情報(顧客情報)を読み出し、各操作ボタンを操作して決定することで、決済が行われるようになっている。
本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、本体201と磁気カードスロット220とを明確な段差をつけて構成することで、磁気カードスロット220のわかりやすさや触れやすさを実現することができる。また、カードリーダ部240は、磁気カードスロット220を長手方向の端面に近いところまで延ばして形成し、スライド幅を増やして操作性を向上させることも可能である。しかしながら、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置では、磁気カードスロット220を液晶表示部の側方へ配置することで、液晶表示部を見ながらカードの操作性を向上させることができる。
また、図11および図12で示すように、ICカード102aにより決済を行う場合は、まず、店員が顧客から受け取ったICカード102aを、クレジット決済端末装置200に設けられたICカードスロット230に挿入し、ピンパッド300で暗証番号を入力するように顧客へ促す。
本実施の形態におけるピンパッド300は、インタフェース部270とケーブル280を介してクレジット決済端末200と接続され、顧客に対するメッセージ等を表示する表示部310と、表示部310の下方に配置され、顧客が暗証番号等を入力するテンキー320とを備えるとともに、表示部310が配置された上方部分からテンキーが配置された下方部分に向けて絞り込まれた外観形状を備えている。このような外観形状とすることにより、顧客が暗証番号等を入力するためにピンパッド300を保持した際、ピンパッド300が手に馴染むように保持することができるので、ピンパッド300の操作性を良好にすることができる。ピンパッド300を保持して暗証番号等を入力する際、図11(c)で示すような状態で入力することになる。本実施の形態では、図11で示すように、クレジット決済端末機200を設置面Sに対して傾斜させる略三角形状の台部260が本体の長さよりも短く形成され、しかも、台部260に配置されたインタフェース部27が本体に対して、奥まった部分に設けられているので、暗証番号の入力の際、顧客K側からインタフェース部27が見えなくなるので、美感を損ねることのないクレジット決済端末装置200とすることができる。しかも、従来のように、インタフェース部270をカバーで覆う必要がないので、インタフェース部のメンテナンス性も良好にすることができる。
また、図12で示すように、クレジット決済端末装置200を店員T側から見ても、設置面Sに対して傾斜しているので、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの操作性を良好にすることができ、かつ表示部の視認性も向上させることができる。
次に、図13を参照して、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のロール紙の交換について説明する。図13は、本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のプリンター部を開放した状態を示す図である。
図13において、ロール紙1200を交換する際は、先ず、クレジット決済端末装置200に設けられたロック解除ボタン252を操作してプリンターカバー505と本体201とをロックするロック機構(図示省略)を解除し、図示しないヒンジ機構を介してプリンターカバー505を開放する。プリンターカバー505を開放したら、プリンター部250の内部に形成されたロール紙収納部550に設けられたロール紙受台514にロール紙1200をセットし、プリンターカバー505を閉じることにより、本体201とプリンターカバー505がロックされ、ロール紙1200の交換作業が終了する。
本実施の形態によれば、ロール紙収納部550が本体よりも張り出して設けられており、しかも、プリンターカバー505が、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンおよび液晶表示部201の配置面と同一平面上で連続するように配置されているので、ロール紙1200の交換を容易に行うことができるようになっている。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クレジット決済端末装置の内部レイアウトを工夫することにより、各種機能を有する円形を基調とした複数の操作ボタンの取扱性や液晶表示部の視認性、プリンター部の取扱性を良好にすることができる。しかも、クレジット決済端末装置を設置面に対して傾斜させることで、本体から張り出したプリンター部の下方にケーブル等の配線スペースを形成し、プリンター部より奥まった位置にインタフェース部が設けられることで、ケーブル配線等の美感を損なう要素を顧客から見えにくくすることができる。
また、本発明によれば、インタフェース部を覆うカバーが不要となるので、インタフェース部のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本発明によれば、本体とカードリーダ部とが段差を持つように組み合わせることで、操作表示部とカード読取部との機能を明確に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す後方斜視図である。
【図3】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の内部機構を一部省略した断面図である。
【図4】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の外観を示す5面図である。
【図5】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置が適用されるクレジット決済システムの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の分解斜視図である。
【図7】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットの拡大図である。
【図8】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードの挿入状態を示す部分断面図である。
【図9】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードスロットにICカードを差し込んだ状態の部分断面図である。
【図10】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置の磁気カードによる決済を示す図である。
【図11】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のICカードによる決済を示す図である。
【図12】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置に対する顧客と店員の位置関係を示す図である。
【図13】本発明の実施形態によるクレジット決済端末装置のプリンター部を開放した状態を示す図である。
【図14】従来のクレジット決済端末装置の一例を示す図である。
【図15】従来のクレジット決済端末装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
100…店舗/催事場システム、101…POS端末、102a…ICカード、102b…磁気カード、104…店舗間ネットワーク用PC、110…クレジット情報処理システム、111…サーバー、120…クレジット会社、130…金融機関直結型決済処理センター、140…ポイントセンター、150…ネットワーク、200…クレジット決済端末装置、201…液晶表示部、205…電源ボタン、210…本体、211…テンキーボタン、212…ファンクションボタン、213…リセットボタン、214…訂正ボタン、215…終了ボタン、216…セットボタン、217…印字ボタン、218…紙送りボタン、219…モードボタン、220…磁気カードスロット、230…ICカードスロット、240…カードリーダ部、251…排紙口、253…プリンターカバー、250…プリンター部、252…ロック解除ボタン、260…台部、270…インタフェース部、271…接続端子、272…接続端子、273…USB端子、274…ボリューム調節ダイヤル、275…カードスロット、276…電源、280…ケーブル、300…ピンパッド、501…上ケース、502…下ケース、503…ミドル上ケース、504…ミドル下ケース、505…プリンターカバー、506…キーシート、507…液晶表示パネル、508…オートカッター、509…プリンターヘッド、510…ICカードリーダ、511…磁気カードリーダ、512…メイン基板、513…カードリーダ、514…ロール紙受台、516…液晶表示枠、517…滑り止め、530…基板、540…プリンターユニット、550…ロール紙収納部、610…タンパーケース、710…上端部、720…下端部、730…ガイド部、1200…ロール紙。
Claims (5)
- 本体の内部に少なくともICカードリーダと、メイン基板と、各種の操作ボタンを構成するキーシートと、該キーシートが取り付けられる基板と、液晶表示パネルと、プリンターユニットと、ロール紙収納部とを備え、
前記キーシートと前記基板と前記液晶表示パネルは、前記メイン基盤に対して傾斜して配置され、
前記プリンターユニットは、前記基板の延長線上に対して平行に配置され、
前記ロール紙収納部は、前記基板の延長線上に位置し、かつ前記本体の後方に張り出すように配置されたことを特徴とするクレジット決済端末装置。 - 略三角形状の台部を有する本体の内部に、少なくともICカードリーダと、メイン基板と、各種の操作ボタンを構成するキーシートと、該キーシートが取り付けられる基板と、液晶表示パネルと、プリンターユニットと、ロール紙収納部とを備え、
前記キーシートと前記基板と前記液晶表示パネルは、前記台部の傾斜に対して平行となるように配置され、
前記プリンターユニットは、前記台部の延長線上に対して平行に配置され、
前記ロール紙収納部は、前記台部の延長線上に対して平行となるように配置され、かつ前記本体の後方に張り出すように配置されたことを特徴とするクレジット決済端末装置。 - 請求項1または請求項2において、前記プリンターユニットは、前記基板の後方に配置されたことを特徴とするクレジット決済端末装置。
- 縦長の本体とカードリーダ部とプリンター部とを備え、
前記本体は、操作部と表示部とを有する上ケースと、略三角形状に形成された台部を有する下ケースとを備え、
前記台部は、その長さが前記カードリーダ部の長さよりも短く形成されるとともに、その背面に周辺機器と接続可能な接続部を備え、
前記カードリーダ部は、前記本体よりも縦長に形成され、その長手方向に沿って形成された磁気カードスロットと、長手方向の一端に形成されたICカードスロットとを備え、
前記プリンター部は、ロール紙を収納するロール紙収納部と、該ロール紙への印字を行うプリンターユニットとを内部に備えると共に、前記本体の後方から張り出すように配置されることを特徴とするクレジット決済端末装置。 - 請求項4において、
前記本体と前記カードリーダ部は、段差を持つように組み合わせられることを特徴とするクレジット決済端末装置。
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