JP2000207614A - Icカ―ドリ―ダ/ライタ - Google Patents

Icカ―ドリ―ダ/ライタ

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JP2000207614A
JP2000207614A JP11008198A JP819899A JP2000207614A JP 2000207614 A JP2000207614 A JP 2000207614A JP 11008198 A JP11008198 A JP 11008198A JP 819899 A JP819899 A JP 819899A JP 2000207614 A JP2000207614 A JP 2000207614A
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JP11008198A
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English (en)
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Takeru Minemoto
長 峯元
Masayuki Oki
雅之 大木
Hiroshi Suso
公士 須曽
Takashi Matsubara
隆志 松原
Yuhei Abe
雄平 阿部
Kenji Abiko
賢治 安彦
Takuya Obara
卓也 小原
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Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商店に設置されるPOS端末と接続して個人
対流通業者間において電子通貨のやり取りを行うために
使用する操作が容易で、手に持っても使用することがで
きるICカードリーダ/ライタ。 【解決手段】 上ケース311、下ケース312を有し
て構成され、上ケースにより構成される正面側には、液
晶表示部111と、各種の操作キーと、電源表示用LE
D317と、データ送受信中表示用LED315と、エ
ラー表示用LED316と、ノーズ部314の先端に開
けられたICカード挿入口318とが配置されている。
背面部には、POS端末との接続のためのRS232C
等の接続ケーブル319が設けられている。また、上ケ
ースの上面の操作キーと液晶表示部とが配置されるキー
シート313の面は、上ケースの両サイドから内側に窪
んだ位置とされ、表示内容、操作内容が他の人から見え
ないようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子通貨システム
に使用するICカードリーダ/ライタに係り、特に、電
子通貨を収納したICカードを使用した電子通貨の小口
決済のために使用して好適なICカードリーダ/ライタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子通貨を収納したICカード相
互間の通信により、電子通貨のやりとりを行う電子通貨
システムが提案されている。このシステムに使用するI
Cカードは、その内部に通信機能を有するマイクロプロ
セッサと、処理プログラム及び電子通貨の残額を格納す
るEEPROM等によるメモリとを備えて構成される。
そして、ICカードは、銀行、商店、個人の住宅等に備
えられる端末を通信回線を介して任意に接続可能に構成
される電子通貨システムを介して、また、専用の端末を
使用することにより、他のICカードやサーバとの間
で、電子通貨の出し入れが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述で提案されている
電子通貨システムは、未だ、システムを構成する各機器
が何のような機能、形態を備えるべきかが定められてお
らず、開発途上にあるものである。
【0004】本発明の目的は、前述した電子通貨システ
ムに使用して好適な、他のICカードとの間で電子通貨
のやり取りを行うために使用するICカードリーダ/ラ
イタ、特に、商店に設置されるPOS端末と接続して個
人対流通業者間において電子通貨のやり取りを行うため
に使用して効果的なICカードリーダ/ライタを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、POS端末に接続されて、電子通貨を格納した顧客
のICカードから電子通貨による支払のために使用する
ICカードリーダ/ライタにおいて、操作キー及び表示
部が配置される正面部が手前側に低くなるように傾斜し
て形成され、奥側に顧客用のICカードの挿入口をその
先端に有するノーズ部が、前記正面から立ち上がるよう
に設けられ、底面側の側面間の幅が手にもてる程度の幅
に、正面部の両サイドから窪んで形成されることにより
達成される。
【0006】また、前記目的は、前記ノーズ部内に、顧
客のICカード用スロットが設けられ、ノーズ部の先端
に設けられるICカードの挿入口が、カードの幅方向の
中央部が僅かに窪んだ形状を持ち、前記ノーズ部が、I
Cカードが前記ICカード用スロットにセットされたと
き、ICカードの先端部が前記ICカードの挿入口の窪
みに露出する程度の深さを有するように構成されたこと
により達成される。
【0007】また、前記目的は、前記ノーズ部が、操作
キー及び表示部が配置される正面部からの立ち上がり部
分が取り外し可能に構成されされ、また、その底部に、
ICカード挿入口から入ったゴミ、水を排出する排出穴
が設けられていることにより達成される。
【0008】また、前記目的は、前記窪んで形成された
底面側の側面と正面部の両サイドとの間がテーパ状の傾
斜面により結合されていることにより、また、前記操作
キー及び表示部が配置される正面部が、操作キー及び表
示部が配置される面の両側に、この面より高い側部を備
えて構成されることにより、また、前記操作キー及び表
示部が配置される面の両側に設けられるこの面より高い
側部の反面側に連続する肩部に、手前側及び背面側から
視認可能に操作状況を示すLEDが備えられることによ
り達成される。
【0009】また、前記目的は、顧客の持つ電子財布と
の間で情報の授受を行うための光信号の受発光部を備え
ることらにより、さらに、前記操作キー及び表示部が配
置される正面部の傾斜が、底面とのなす角度が10度か
ら20度の範囲であることにより達成される。
【0010】また、前記目的は、前記操作キー及び表示
部が配置される正面部の下部に、ゴムキー、キー基板、
制御基板、店用ICカードスロット部が、順次重ねて配
置されていることにより、また、前記キー基板、制御基
板、店用のICカードスロット部が、タンパーケース内
に格納されており、前記タンパーケースと共に本体部か
ら取り外し可能に構成されていることにより達成され
る。
【0011】また、前記目的は、前記タンパーケースの
本体部からの取り外しが、裏蓋を取り外して、あるい
は、前記操作キー及び表示部が配置される正面部及びそ
の下部のゴムキーを含む部分を、手前側あるいはノーズ
部側に設けられるヒンジ部を支点として開いて開いて行
われることにより達成される。
【0012】さらに、前記目的は、前記操作キー及び表
示部が配置される正面部及びその下部のゴムキー、キー
基板を、取り外し可能に構成し、本体部との間で情報の
授受を行うための光信号の受発光部を備えることにより
達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子通貨シス
テムにおける電子財布の一実施形態を図面により詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明によるICカードリーダ/ラ
イタが適用される電子通貨システムの構成を示すブロッ
ク図であり、まず、図1を参照して、電子通貨システム
の構成を説明する。図1において、1は銀行営業店シス
テム、2は流通システム、3はエンドユーザシステム、
4は自動販売機システム、5は銀行計算機センタ、6は
電子通貨発行組織、7は公衆通信網、10はICカー
ド、11は外付けICカードリーダ/ライタ、12は窓
口端末、13は内部通信回線、14は現金自動預入支払
機、15は電子金庫、16は電子通貨トランザクション
制御端末、17はリレーコンピュータ、21は電子通貨
用POS端末、22はPOS端末、23はストアコント
ローラー、24はセンタ装置、25は情報制御システ
ム、26はワークステーション、31は電子財布、32
はパーソナルコンピュータ、33はPCカード型カード
リーダ/ライタ、34はICカード電話機、41は内蔵
型ICカードリーダ/ライタ、42は自動販売機、51
は勘定系システムホスト、52は外接系システム、53
は外接系制御端末である。
【0015】図1に示す電子通貨システムは、公衆通信
網7に、銀行営業店システム1、百貨店、スーパーマー
ケット等の大型商店に設けられる流通システム2、エン
ドユーザシステム3としてのパーソナルコンピュータ3
2、ICカード電話機34が接続されて構成され、ま
た、通信網7に接続されないシステムとして自動販売機
システム4等を備えて構成されている。図示例では、代
表的なシステムがそれぞれ1システムずつ示されている
が、多数のシステムが公衆通信網7に接続されて構成す
ることができる。また、銀行営業店システムは、専用回
線等により銀行計算機センタ5に接続され、銀行計算機
センタ5には、電子通貨発行組織6が接続されている。
【0016】ICカード10は、その内部に通信機能を
有するマイクロプロセッサと、処理プログラム及び電子
通貨の残額を格納するEEPROM等によるメモリとを
備えて構成され、エンドユーザである個人が所持すると
共に、電子通貨システムに参加する銀行、商店、自動販
売機等により所持される。
【0017】銀行営業店システム1は、公知のように、
窓口端末12、現金自動預入支払機14が内部通信回線
13を介して接続され、さらに、リレーコンピュータ1
7を介して銀行計算機センタに接続されて構成されてい
るが、電子通貨決済のために、窓口端末12にICカー
ドリーダ/ライタ11が設けられ、現金自動預入支払機
14には、ICカードリーダ/ライタが内蔵され、ま
た、電子通貨トランザクション制御端末16を介して電
子金庫15が接続されて構成される。
【0018】銀行計算機センタ5は、勘定系システムホ
スト51と、外接系システム52とにより構成され、外
接系システム52は、外接系制御端末53、リレーコン
ピュータ17、電子金庫15が備えられて構成されてい
る。
【0019】流通システム2は、通常、POS端末が、
内部通信回線13、ストアコントローラー23を介して
センタ装置24に接続されて構成されるが、電子通貨決
済のために、通常のPOS端末22には外付けのICカ
ードリーダ/ライタ11が設けられ、あるいは、電子通
貨用POS端末21を使用して構成される。また、セン
タ装置24は、情報制御システム25、ワークステーシ
ョン26、電子金庫15を備えて構成される。
【0020】エンドユーザシステム3は、主に個人ユー
ザシステムであり、簡単にはICカード内の電子通貨の
残高を表示することのできる電子財布31だけでよい。
この電子財布31には、電卓等の機能を加えることも可
能である。また、パーソナルコンピュータ32は、個人
が所有するものに、電子通貨決済のために、PC型カー
ドリーダ/ライタ33を設けて、公衆通信網7と接続可
能に構成される。また、通常の電話機に電子通貨を収納
するICカード10に対する処理機能を備えたICカー
ド電話機34を使用することもできる。
【0021】前述のエンドユーザーシステム3における
パーソナルコンピュータ32、ICカード電話装置34
は、その内部に2枚のICカードに対する2組のカード
リーダ/ライタを設けることにより、2枚のICカード
相互間で電子通貨のやり取りを行うことができる。これ
により、例えば、ご主人のICカード内の電子通貨を、
奥様のICカードに移す等の、通常の現金を取り扱う場
合と同様な処理を行わせることができる。
【0022】自動販売機システム4は、内蔵型のICカ
ードリーダ/ライタ41が設けられた自動販売機42に
より構成される。
【0023】次に、前述したように構成される本発明が
適用される電子通貨システムの利用方法を説明する。
【0024】システムに参加する銀行、商店、自動販売
機、個人等には、電子通貨発行組織6からICカード1
0が配布され、また、銀行は、通常に流通している現金
と交換に電子通貨を受け取り、外接系システム52内に
設けられる電子金庫15内に格納する。この電子金庫1
5は、その内部に多数のICカード10を格納してお
り、各カード10には、電子通貨発行組織から受け取っ
た電子通貨が分配されて収納される。外接系システム5
2における電子金庫15内のICカードに収納される電
子通貨は、各銀行営業店に設置されている銀行営業店シ
ステム1における電子金庫15内のICカード10に分
配される。
【0025】電子通貨システムに参加するエンドユーザ
ーとしての個人は、配布されたICカード10を所持
し、銀行営業店システム1の窓口端末12、現金自動預
入支払機14により、銀行に持つ自己の口座の預金を電
子通貨に交換して引き出して、自己のICカード10内
に収納する。また、所有するPCカード型リーダ/ライ
タ33を有するパーソナルコンピュータ32、または、
ICカード電話機34を、公衆通信網7を介して銀行営
業店システム1に接続して、前述の場合と同様に、銀行
に持つ自己の口座の預金を電子通貨に交換して引き出
し、自己のICカード10内に収納することができる。
【0026】前述の電子通貨の引き出しの際、個人の所
持するICカードは、自カード内に有する通信機能によ
り、窓口端末12、現金自動預入支払機14、パーソナ
ルコンピュータ32、または、ICカード電話機34の
リーダ/ライタを介して、銀行営業店システム1内の電
子金庫15内のICカードと接続される。そして、電子
通貨トランザクション制御端末16の制御の下に、銀行
営業店システム1内の電子金庫15内のICカード10
に収納されている電子通貨が、個人の所持するICカー
ド10内に収納される。このとき、銀行営業店システム
1内の電子金庫15内のICカード10に収納されてい
る電子通貨の残高は、個人の所持するICカード10内
に収納した分だけ減額される。また、個人の口座からの
預金の引き出しは、従来から行われていたと同様に行わ
れる。
【0027】前述では、個人が所持するICカードに、
その個人の銀行口座の預金を引き出して収納するとして
説明したが、現金を銀行の窓口または、電子通貨発行組
織の窓口に持っていき、そこでICカードに収納しても
らうこともできる。
【0028】また、ICカード内の電子通貨は、前述と
は逆に、窓口端末12、現金自動預入支払機14、パー
ソナルコンピュータ32を介して、銀行営業店システム
1内の電子金庫15内のICカード内に返却し、同時に
自己の口座に預入することができる。
【0029】前述のようにして、電子通貨を自己のIC
カード10内に収納したユーザは、各種商店等におい
て、そのICカードを現金と同様に使用して商品の買物
を行い、また、各種のサービスを受けることが可能であ
る。
【0030】いま、電子通貨を自己のICカード10内
に収納したユーザが、商店で買物を行い、支払のためP
OS端末のカウンタに買い上げた商品を持ち込んだもの
とする。扱い者は、通常の取引の場合と同様に、バーコ
ード等を読み込ませることにより、商品の売値をPOS
端末21または22から入力し、その合計を演算させて
顧客に請求する。
【0031】顧客が現金の代りに電子通貨が収納された
ICカードにより支払いを行う場合、顧客は、そのIC
カードを、電子通貨用POS端末21のカード挿入口、
または、通常のPOS端末22に接続されたICカード
リーダ/ライタ11に挿入する。これにより、顧客のI
Cカードとその商店のセンタ装置24に設置されている
電子金庫15内のICカードの1枚とが、内部通信回線
13、ワークステーション26とを介して接続され、顧
客のICカード内の電子通貨がセンタ装置24に設置さ
れている電子金庫15内のICカードの1枚に移され、
POS端末からレシートが出力されて、買物による支払
の処理が終了する。この場合、顧客のICカード内の電
子通貨は、買物に使用された分だけ減額され、商店のI
Cカードの電子通貨に加算される。
【0032】前述では、多数のPOS端末と、センタ装
置24に多数のICカードを格納した電子金庫を備える
流通システムにおいて、商品の取引代金を支払うものと
して説明を行ったが、個人商店等で、1台の入金機のみ
を備えるようなシステムの場合、入金機に顧客のICカ
ードのためのICカードリーダ/ライタを設け、また、
入金機の内部に、その商店が所持するICカードを持た
せることにより、この商店が所持するICカードと、I
Cカードリーダ/ライタを介して接続される顧客のIC
カードとの間で、電子通貨による支払を行うことができ
る。そして、商店が所持するICカード内の電子通貨
は、前述したように、銀行の口座に入金することがで
き、あるいは、銀行の窓口で現金化することもできる。
【0033】さらに、前述したPOS端末を有する流通
システムにおいて、システムの構築方法として、各PO
S端末にICカードを持たせ、顧客のICカードとの間
の金銭授受を、一旦、このPOS端末内のICカードと
顧客のICカードとの間で行い、必要に応じて、POS
端末からセンタ装置24の電子金庫15内のICカード
に移すようにすることができる。
【0034】また、自動販売機42等が電子通貨システ
ムに参加する場合、自動販売機42に内蔵型のICカー
ドリーダ/ライタ41を設けると共に、自動販売機自身
にICカードを備え、顧客がICカードリーダ/ライタ
41に挿入したICカードとの間で金銭の授受を行うよ
うにすればよい。
【0035】次に、前述のように使用される電子通貨シ
ステムに使用される本発明によるICカードリーダ/ラ
イタの実施形態を図面により説明する。
【0036】図2は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタの機能構成を示すブロック図であり、
図1により説明したPOS端末22に接続されて使用さ
れるICカードリーダ/ライタ11であるものとする。
図2において、30は電子財布、PC等の他の端末、1
11は液晶表示部、112は制御部、113は防犯機能
部、114はリセットスイッチ、115は操作ボタン
部、116、116’はキャンセル/クリア(C/C
L)キー、117はOKキー、118はファンクション
ボタン(機能キー)、119はテンキー、120、13
0は受発光部、121は電子通貨制御用マイクロプロセ
ッサ、122は内部記憶部、123、124はICカー
ドリーダ/ライタ部、125は内臓電源、131は外部
通信部、132は電源、133は外部電源であり、他の
符号は図1の場合と同一である。
【0037】本発明の一実施形態によるICカードリー
ダ/ライタは、通常、顧客が所持し電子通貨が格納され
たICカード10に対するICカードリーダ/ライタ部
124と、このICカード10との間で相互に電子通貨
の出し入れを行う商店等が持ち、通常、ICカードリー
ダ/ライタ11内に格納されたままとなっているICカ
ード10’に対するICカードリーダ/ライタ123
と、テンキー119、機能キー118、C/CL11
6、116’、OKキー117等の各種のキーからの入
力を制御部112に渡すインタフェース機能を持つ操作
ボタン部115と、各種の情報の表示を行う液晶表示部
111と、ICカード10、10’内の電子通貨に対す
る制御を行う電子通貨制御用マイクロプロセッサ121
と、内部記憶部122と、他の端末30内の受発光部1
30との間で光通信により情報野授受を行う受発光部1
20と、内蔵電源125と、本発明の一実施形態による
ICカードリーダ/ライタ11全体の制御を行うための
制御部112とにより構成されている。さらに、図示I
Cカードリーダ/ライタ11は、POS端末22との間
で情報の授受を行うため、POS端末内の外部通信部1
31と接続される。また、電源は、通常、外部電源13
3と接続されてこれが使用されるが、内蔵電源125
が、何らかの問題で外部からの電源が切断された場合で
も使用可能なように設けられている。なお、電源は、P
OS端末内の電源132と接続して供給を受けるように
することもできる。
【0038】前述したように構成される本発明の一実施
形態によるICカードリーダ/ライタの機能動作につい
て説明する。
【0039】図示ICカードリーダ/ライタ11は、通
常、図1により説明したようにPOS端末22にRS2
32Cケーブル等により接続された状態で使用され、接
続状態において、外部電源133により動作状態に保持
される。そして、ICカードリーダ/ライタ11の内部
には、2組のICカードリーダ/ライタ部123、12
4が設けられており、その一方のICカードリーダ/ラ
イタ部123には、顧客から受け取る電子通貨や情報を
格納するための店舗用のICカード10’がセットされ
ている。また、他方のICカードリーダ/ライタ部12
4には、顧客が買物のために自分のICカード10を挿
入することができる。
【0040】すなわち、顧客は、買物等の支払を行おう
とする場合、図1に示す自分の電子財布31をポケット
等から取り出して、財布の機能キーを使用してICカー
ド10内の電子通貨の残額を確認し、ICカード10内
の電子通貨の取扱が可能なように、暗証番号等を入力す
ることによりロック解除を行った後、使用者は、買物を
した商店等に置かれている図示ICカードリーダ/ライ
タ11にICカード10を挿入して、自己のICカード
10から店舗用のICカード10’に電子通貨を移して
支払を行う。
【0041】なお、前述のICカード10内の電子通貨
の残額の確認、ロック解除の操作は、ICカードリーダ
/ライタ11にICカード10を挿入した後に、ICカ
ードリーダ/ライタ11の機能ボタン118、テンキー
119の操作を行うことによって行うこともできる。ま
た、顧客のICカード10から店舗用のICカード1
0’への電子通貨の移動は、POS端末22からの液晶
表示部111に表示される買上げ金額を確認して、顧客
がOKキー117を操作することにより実行される。
【0042】また、図示ICカードリーダ/ライタ11
は、顧客が所持する電子財布、携帯型のPC等であって
電子通貨を格納したICカードの取り扱いが可能で光信
号受発光部130を持つ他の端末30に格納されたIC
カードからの支払を可能にするために、端末30の光信
号受発光部130との間での情報の授受を行う光信号受
発光部120を有している。
【0043】次に、POSシステムを備える商店等で買
物をした消費者が図示ICカードリーダ/ライタ11を
使用して、自分が持つICカード10から電子通貨によ
る支払を行う場合の操作処理について簡単に説明する。
【0044】買物をした消費者が、購入した商品をPO
Sカウンタに搬入すると、POSオペレータは、POS
端末22を使用して購入商品の登録を行う。POSシス
テムは、POS処理を行うと共に商品の合計額をPOS
端末22に表示する。POSオペレータは、支払金額を
顧客である消費者知らせて支払方法を確認し、支払方法
がICカードによる場合、ICカードによる支払である
ことをPOS端末22から入力する。POSシステム
は、これにより、ICカードリーダ/ライタ11にIC
カードを挿入するように、POS端末22及びICカー
ドリーダ/ライタ11に指示する。POSオペレータ
は、顧客から顧客が持つICカードを受け取って、IC
カードリーダ/ライタ11にセットする。
【0045】POSシステムとICカードリーダ/ライ
タ11とは、相互に通信を行い、POSシステムは、I
Cカードリーダ/ライタ11の表示部111にメッセー
ジを表示すると共に、購入金額を表示する。顧客は、表
示されるメッセージに従ってキー操作を行い、表示され
た購入金額を確認してOKキーを入力する。POSシス
テムは、これにより販売処理が終了したとして必要なP
OS処理を実行し、ICカードリーダ/ライタ11から
ICカードを排出する。POSオペレータは、排出され
た顧客のICカード、レシート、及び、購入商品を顧客
に渡す。以上により、POSシステムを備える商店等で
買物をした消費者が自分の持つICカードから電子通貨
による支払を行う場合の一連の操作処理が終了する。
【0046】なお、ICカードのセットは、顧客自身が
行ってもよく、また、前述の処理の中で、顧客が暗証番
号を入力して、ICカード内の電子通貨の処理を可能に
することもできる。
【0047】図3は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタの外形を示す斜視図、図4は本発明の
一実施形態によるICカードリーダ/ライタの外形を示
す4面図であり、以下、これらの図を参照して、本発明
の一実施形態によるICカードリーダ/ライタの外観に
ついて説明する。図3、図4において、311は上ケー
ス、312は下ケース、313はキーシート、314は
ノーズ部、315〜317はLED、318はICカー
ド挿入口、319は接続コード、320はコードカバ
ー、321はコード穴、322はDCジャック、323
は脚であり、他の符号は図2の場合と同一である。
【0048】本発明の一実施形態によるICカードリー
ダ/ライタ11は、図3(a)、図3(b)に示す前方
側からの斜視図、背面側からの斜視図、図4(a)〜図
4(d)に示す上面図、側面図、前面図、背面図に示す
ような外観の形状を有している。すなわち、ICカード
リーダ/ライタ11は、図3(a)、図3(b)に示す
ように、上ケース311、下ケース312を有して構成
され、上ケース311により構成される正面側には、図
3(a)、図4(a)に示すように、液晶表示部111
と、操作キーとしてのキャンセル(それ迄の全操作を無
効化する等の機能を有する)キー116、クリア(入力
した文字、数字の訂正のため1桁を消去する等の機能を
有する)キー116’、OKボタン117、機能キー1
18、テンキー119と、電源が供給されていることを
表示するLED317と、データ送受信中であることを
表示するLED315と、エラーが生じたことを表示す
るLED316と、ノーズ部314の先端に開けられた
ICカード挿入口318とが配置されている。
【0049】前述のLED315、316は、顧客がI
Cカードリーダ/ライタ11を手に持って操作するよう
な場合にも、顧客及び顧客と対面しているPOSオペレ
ータの双方から確認することができるように、上ケース
311の正面から背面に続く肩部に設けられている。
【0050】また、ノーズ部314は、ICカード挿入
口318から客用のICカード10が挿入されて内部の
カードスロット部にセットされたとき、ICカード10
の全体を収納することのできる高さ寸法を有して構成さ
れる。そして、セットされたICカード10は、その先
端が、ノーズ部314の上部に設けられた僅かな窪み部
に露出する位置に保持される。これは、ICカードリー
ダ/ライタ11の操作の途中で顧客によりICカード1
0が引き出されたとき、POS端末、POSシステム等
に異常を生じさせる場合があり、これを防止するためで
ある。そして、ICカード10は、処理の終了後、本発
明では示していない機構により自動的に手で引き出せる
位置まで排出されるようにしておけばよい。
【0051】また、ICカードリーダ/ライタ11の背
面部には、図3(b)、図4(d)に示すように、PO
S端末との接続のためのRS232C等の電源の供給を
も行うことができる接続ケーブル319を引き出すケー
ブル穴321、ケーブル穴321の周囲を覆うコードカ
バー320が設けられている。さらに、底面には、机上
に置いて使用する場合の安定化のために4つの脚323
が設けられている。
【0052】図3、図4から判るように、ICカードリ
ーダ/ライタ11は、手に持ったとき遠い位置になる背
面側にICカード挿入口318を有するノーズ部314
が上ケース311の上面より高い位置まで伸びるように
形成されて構成されており、上ケース311の上面の操
作キーと液晶表示部とが配置されるキーシート313の
面が、上ケース311の両サイドから内側に窪んだ位置
に構成されている。さらに、上ケース311の両サイド
の上面は、手前側に向けてシート面に近づくように曲線
により構成されて手元で段差をなくしている。これによ
り、キーシート313の面は、顧客等がキー操作を行う
場合に、周囲からその操作状況や表示部111を見るこ
とができず、表示される内容、操作の内容を、このIC
カードリーダ/ライタを操作している顧客以外の人に見
えないようにすることができ、また、操作する場合に、
手首付近に違和感を与えることがないようにすることが
できる。
【0053】また、ICカードリーダ/ライタ11は、
キーシート313の面のある正面側が、このICカード
リーダ/ライタ11を机上に置いたとき、手前側が低く
なるように傾斜するように、下ケース312が形成され
て構成されており、机上に置いてあるいは手に持って使
用する場合に、使用者から表示部111が見易く、ま
た、キー操作が行い易い形状とされている。
【0054】さらに、下ケース312は、その側面間の
幅が上ケース311の上面の両サイド間の幅よりも狭く
なるように窪ませられて構成され、底面側の側面間の幅
が、手で持ち易い幅とされている。ちなみに、図示IC
カードリーダ/ライタ11の外形寸法は、使用するIC
カードの大きさが、54mm×85.5mmの標準的な大き
さであるとして、図に例示するように、88mm×177
mmの投影面寸法と105mmのノーズ部314の高さ寸法
程度の大きさに形成することができる。そして、図には
示していないが、この例では、下ケース312の底面側
の側面間の幅を74mm程度とすることができる。
【0055】なお、図3、図4には、図2に示している
外部の電子財布等の他の端末30との間で通信を行うた
めの光信号の受発光部120を示していないが、この受
発光部120は、後述するように、上ケース311のノ
ーズ部314に続くキーシート313を囲む壁面に手前
の方向に光の受発光が可能に設けられればよい。
【0056】図5は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタの内部構造を説明する断面図、図6は
本発明の一実施形態によるICカードリーダ/ライタの
内部構造を説明する分解斜視図である。図5、図6にお
いて、312’は下ケース裏蓋、501は客用カードス
ロット部、502は店用カードスロット部、503、5
04はICカードコンタクトコネクタ、505は上タン
パーケース、506は下タンパーケース、507は下ケ
ース裏蓋ロックスライドノブ、508はバッテリカバ
ー、509はSIMコネクタ、510は基板間コネク
タ、511はオプション基板、512はインナーケー
ス、513制御基板、514はキー基板、515はゴム
キー、516はLCD/LED基板、517は穴蓋、5
18はDCジャックであり、他の符号は図3、図4の場
合と同一である。
【0057】図5、図6に示すように、ノーズ部314
の内部には、ICカード挿入口318から挿入された顧
客のICカード10に対する客用のカードスロット部5
01と、ICカードに対するICカードコンタクトコネ
クタ503とが配置されている。このように、縦置きで
ICカード挿入口を配置することにより、カードの挿入
のし易さと奥行き方向の省スペース化とを実現する配置
構成の両立を図ることができる。また、この構成によ
り、客側、店員側から同一の角度でICカードをカード
挿入口に挿入することが可能となる。
【0058】上ケース311、下ケース312及び下ケ
ース裏蓋312’により形成される内部空間内には、そ
の奥行き方向の断面が略三角形に形成されるタンパーケ
ースが設けられている。この三角形の構成は、効率的な
配置と重量バランスの良好化とを図ることを可能にして
いる。すなわち、ゴムキーが客から操作し易い角度で配
置され、内部基板がこの角度に沿って傾斜した形で配置
されている。そして、充電池のような体積があり重いも
のを底面近くに配置することにより、手に持ったときの
重量バランスのよい形に実現することができ、空間を効
率的に使用することができる。
【0059】前述のタンパーケースは、上面にキー穴が
設けられた上タンパーケース505と下タンパーケース
506とにより構成される。タンパーケースの上側に
は、LCD/LED基板516が配置され、タンパーケ
ースの内部には、キー基板514、制御基板513、イ
ンナーケース512が、キー穴が設けられた上タンパー
ケース505の上面の下部に、この順序でゴムキー51
5と並行した形で傾斜して積み重ねられて配置されてい
る。これにより、ケース内の無駄な空間をなくして、使
用空間を効率的に使用することができる。
【0060】さらに、インナーケース512の内側に、
店用のICカード10’が挿入される店用カードスロッ
ト部502、オプション基板511、基板間コネクタ5
10、バッテリカバー508内に納められる例えば単3
電池2本や充電池による内臓電源125、SIMコネク
タ509が収納されている。制御基板513の裏面側に
は、ICカード10’に対するICカードコンタクトコ
ネクタ504が設けられている。このような配置によ
り、タンパーケース内に基本部品を配置することができ
るので、簡単に情報を改ざんしたり、破壊することがで
きないようにすることができる。
【0061】キー穴が設けられた上タンパーケース50
5の上面には、ゴムキー515が載せられ、さらにその
上にキーシート313が設けられている。キー基板51
4の上にゴムキー515が配置されない位置の上タンパ
ーケース505上には、穴蓋517が配置される。穴蓋
は、個々の基板等をケーブル等をタンパーケース内に収
納して密閉するためのものである。また、上ケース31
1のノーズ部314に続くキーシート313を囲む壁面
に、レンズ及びレンズカバーを持つ光の受発光部120
が設けられている。この光の受発光部120は、外部機
器との光通信によりデータの送受信が可能なように前面
側に配置されている。さらに、下ケース裏蓋312’に
は、この裏蓋312’を開くための下ケース裏蓋ロック
スライドノブ507が設けられている。
【0062】図7は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタの下ケース裏蓋の取り外しとノーズ部
の構成を説明する底面図及び断面図であり、図の符号は
図5、図6の場合と同一である。
【0063】図7(a)の底面図に示すように、下ケー
ス裏蓋312’には、この裏蓋312’を開くための下
ケース裏蓋ロックスライドノブ507が設けられてお
り、このノブ507、下ケース裏蓋312’を矢印方向
にスライド可能となっている。裏蓋312’は、その一
部が下ケース312に係合しており、前述のノブ507
を矢印方向にスライドさせたとき、同一の方向にスライ
ド可能となり、図7(b)の断面図に示すように、下ケ
ース312から取り外すことができる。
【0064】なお、この裏蓋312’の取り外しは、取
り外しを行う前に、裏蓋312’の取り外しを行う旨の
入力及び暗証番号等の入力を行ってから実施する必要が
ある。もし、このような操作を行うことなく裏蓋31
2’の取り外しを行った場合、防犯機能部113が、I
Cカードリーダ/ライタ11内に設けられた図示しない
スピーカ等よりアラームを出し、あるいは、接続されて
いるPOS端末よりアラームを出すようにして安全性を
高めている。
【0065】前述のように裏蓋312’の取り外しに所
定の操作を行わせて装置の防護を行う理由は、タンパー
ケース内に格納されている店用のICカード10’内に
商品の売上げによる電子通貨等の情報が格納されている
からである。店用のICカード10’は、一定の期間
毎、例えば、1日の業務の終了後等に、タンパーケース
に収納されたまま取り出されて他の場所に保管し、ある
いは、ICカードのみを取り出して、ICカード内に格
納された電子通貨を他に移すことが可能である。
【0066】また、図7(a)には、底面にリセットス
イッチ114、DCジャック/ケーブル、ゴム等による
4つの脚323が示されている。そして、リセットスイ
ッチ114は、ICカードリーダ/ライタ11の内部で
エラー等が発生した場合に、ICカードリーダ/ライタ
11内の論理機構をリセットするために使用される。こ
のリセットスイッチ114は、エラーの発生の確率は小
さいものであるため、また、通常の操作時に誤って操作
されることがないように、裏面側に設けられている。
【0067】さらに、図7(b)の断面図に示すよう
に、ノーズ部314は、上方に上ケース311から取り
外すことができるように、上ケース311に取り付けら
れている。このようにノーズ部314を上ケース311
から取り外し可能とすることにより、ノーズ部314の
内部に配置されている客用カードスロット部501の保
守、点検を容易に行うことができる。
【0068】図8は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタを手に持った状態を説明する図、及
び、手に持ち易い形状とすることができる外形寸法を示
す図であり、以下、これについて説明する。
【0069】図8(a)、図8(b)には、ICカード
リーダ/ライタ11を手に持った状態を前方側及び背面
側から見たものとして示している。すでに説明したよう
に、本発明の実施形態によるICカードリーダ/ライタ
11は、机上に置かれたとき、手前側が低くなるように
縦断面が略三角形に形成され、また、下ケース312の
側面間の幅が上ケース311の上面の両サイド間の幅よ
りも狭くなるように窪ませられて構成され、底面側の側
面間の幅が、手で持ち易い幅とされているため、図8
(a)、図8(b)からも判るように、持ち易い形状と
されている。上ケース311と下ケース312とでは、
上ケース312側大きく形成されているため、手が掛か
り易く、落したりしにくい構成となっている。さらに、
下ケース312の窪みが上ケース311の上面の両サイ
ドに連結する部分が、傾斜を持つテーパ部により形成さ
れているので、手の平に持つ部分の幅を小さくでき、手
に持ったとき違和感を覚えさせることなく保持すること
ができる。側面に見える三角形のテーパ形状は、手に持
つ範囲で掴み易い大きさ、形状によってグリップ感を向
上させることができる。図8(c)、図8(d)に側面
図、底面の半裁図を示し主要な部分の寸法を示している
が、これらの寸法は、特に、この値に限定されるもので
はない。
【0070】図9は本発明の一実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタのキー操作を行う様子と、操作キーと
液晶表示部とが配置されるキーシート面の上ケースの両
サイドからの窪みとの関係を示す図である。
【0071】図9(c)に示すように、操作キーが配置
されるキーシート面は、上ケースの両サイドの上から1
0mm程度窪んだ低い位置になるようにされている。そし
て、キーシートの横方向の幅は略73mmである。このよ
うな寸法のキーシートの幅内でのキー操作は、図9
(a)、図9(b)に示すように、片手の親指以外の4
本の指を使用して行われる場合があるが、前述のキーシ
ートの幅寸法は、シート面に配置されるキー類を充分に
操作することができるものである。また、キーシート面
の窪みは、図9(c)から判るように、周囲からその操
作状況や表示部111を見ることができず、表示される
内容、操作の内容を、このICカードリーダ/ライタを
操作している顧客以外の人に見えないようにすることが
できる。
【0072】図10は本発明の一実施形態によるICカ
ードリーダ/ライタのキーシート面に対する使用者の視
線について説明する図である。
【0073】図10(a)にPOS端末が載置されてい
るテーブル上にICカードリーダ/ライタをおいて、店
員と顧客とが対峙している状態を示している。顧客の身
長が平均的な170cm、一般的なテーブル高さが85cm
とした場合、顧客の腕/手の部分がテーブルより下にな
ってしまう。顧客がテーブル上でICカードリーダ/ラ
イタを操作する場合に、腕/手が垂直では操作しにく
く、腕を曲げて角度を付けて操作する傾向にある。キー
操作のし易さ、表示部の見易さを考慮すると、図10
(b)に示すように、ICカードリーダ/ライタをテー
ブル上に置いたときのキーシート面とテーブル面とのな
す角度が16度程度が好適であり、10度から20度の
範囲にするとよい。そして、ICカードリーダ/ライタ
を顧客が手に持って操作する場合、図10(c)に示す
ように、ノーズ部さらに上になるように、キーシート面
の傾斜角度が大きくなるが、この場合、ICカードリー
ダ/ライタがテーブル面よりも高い位置で角度を付けて
顧客の手に持たれることになるので、前述の場合と同様
に、キー操作のし易さ、表示部の見易さが損なわれるこ
とがない。
【0074】図11は客用のICカード挿入口の形状を
説明する図であり、以下、これについて説明する。
【0075】ノーズ部の先端部に設けられるカード挿入
口は、図11(a)、図11(b)に示すように、その
開口部の大きさが55mm×6mmあり、内部にいくに従っ
て厚み方向の寸法が2mm程度となるように開口幅が狭め
られている。この厚み方向の寸法が2mm程度となる位置
は、ノーズ部の先端から10mm程度内部に入った位置で
ある。これにより、顧客またはPOSオペレータが顧客
のICカード10をカード挿入口から挿入する際に、図
11(b)に示すように、ICカードを挿入口に垂直に
して挿入しなくても、垂直に対して前後15度程度の範
囲で挿入されれば確実にICカードを客用カードスロッ
ト部に挿入することができる。また、すでに説明したよ
うに、ノーズ部の先端には窪みが設けられ、ICカード
が完全に挿入されたとき、その窪みから僅かにICカー
ドが見える程度になる。ノーズ部の先端に設けられる窪
みは、図11(c)に示すように、幅48mm程度で、窪
み量1.5mm程度とされる。これにより、ICカードが
挿入されていることを確実に視認させることができると
共に、POS処理の途中で誤ってICカードが引き抜か
れることを防止して、POSシステムの処理障害の発生
を防止することができる。カードの使用終了時には、自
動排出機構によりカードが突出してくるので、操作上の
問題が生じることはない。
【0076】図12はデータ送受信中であること、エラ
ーが生じたことを表示するLEDの取り付け位置と機能
とを説明する図である。
【0077】図3においても説明したように、データ送
受信中であること、エラーが生じたことを表示するLE
D315、316は、顧客がICカードリーダ/ライタ
11をテーブル上で使用する場合や手に持って操作する
ような場合にも、顧客及び顧客と対面しているPOSオ
ペレータの双方から確認することができるように、図1
2(a)の側面図、図12(b)、図12(c)の背面
及び手前側から見た斜視図に示すように、上ケース31
1の正面から背面に続く肩部に設けられている。そし
て、これらのLED315、316を視認することがで
きる範囲は、図12(a)に示すように、ICカードリ
ーダ/ライタ11の手前側から背面側に225度程度の
広い範囲となるようにされている。そして、データ送受
信中であることを示すLED315は、データの送受信
中、例えば、緑色に発光し、エラーが生じたことを表示
するLED316は、エラーの発生時、例えば、赤色に
発光する。
【0078】なお、それぞれのLEDをどのような色に
発光させるかは任意であり、また、2つの異なる内容を
表示する各LEDをどちらの側に設けるかも任意であ
る。
【0079】図13はノーズ部の下部に設けられるゴミ
等の排出穴について説明する図である。
【0080】すでに説明したようにノーズ部の先端には
客用のICカード挿入口が設けられており、ICカード
が挿入されていない状態で、この挿入口からゴミが入っ
てしまったり、誤って水が入ってしまう場合が生じる。
このため、本発明の実施形態によるICカードリーダ/
ライタは、図13(a)の断面図、図13(b)の底面
図に示すように、ノーズ部底面部にゴミ排出穴130
1、ゴミ/水排出穴1302が設けられている。ゴミ排
出穴1301は、ノーズ部底面部のRS232Cケーブ
ルと別電源接続用のDCジャックに接続されるコードと
が引き出されていない傾斜部に、4mm×12mm程度の大
きさの穴として設けられている。このように、傾斜部に
穴を設けてその下部に空間を空けているいることにより
ゴミが取り出し易い。また、ゴミ/水排出穴1302
は、RS232Cケーブルが引き出されている部分の両
サイドに直径4mm程度の穴として設けられている。この
ように、底面の件面に穴を設けることにより、ゴミ排出
穴1301でぬけなかったゴミや下側に落ち易い水をこ
こで排出することができる。これにより、スリット幅2
mmのICカード挿入口からのゴミ等を確実に排出するこ
とができる。
【0081】前述までに説明した本発明の実施形態は、
下ケースの裏蓋が取り外し可能であり、メンテナンスを
裏側からしたり、タンパーケースが裏側から取り出せる
として説明したが、本発明は、上ケースを開いて、上面
側からメンテナンスをしたりタンパーケースを取り出す
ようにすることもできる。
【0082】図14は上ケースを開いて、上面側からメ
ンテナンスをしたりタンパーケースを取り出すようにI
Cカードリーダ/ライタを構成した本発明の他の実施形
態の構成を示す側面図であり、以下、これについて説明
する。
【0083】図14(a)はに示す例は、ノーズ部の両
サイドにヒンジ部1401を設け、手前側にロック部1
402を設けて、上ケースの手前側が上方に上がって上
ケースが開くように構成したものである。この構成は、
開閉頻度が多い場合や、底面がテーブル等に固定されて
いる場合に使い易い。また、図14(b)に示す例は、
図14(a)の場合とは逆に、ノーズ部の両サイドにロ
ック部1402’を設け、手前側にヒンジ部1401’
を設けて、上ケースのノーズ部側が上方に上がって上ケ
ースが開くように構成したものである。この場合、図1
4(a)の場合の効果に加えて防犯を考慮し、客側から
見えないように隠して店員側からメンテナンスを行い、
あるいは、タンパーケースを取り出すことが容易になる
という効果を奏することができる。なお、図14に示す
例の場合にも、上ケースを開く前に暗証番号等を入力す
る操作を必要とすることにより、防犯機能を持たせるよ
うにすることができる。
【0084】図15はテーブル面上に本体が盗まれたり
しないようにテーブル面上に固定して使用するように構
成した本発明の他の実施形態の構成を示す斜視図であ
り、以下、これについて説明する。
【0085】図15に示す例の場合、下ケースの裏蓋に
固定用ネジ穴1501を設け、下ケースの裏蓋をPOS
テーブル等の上にネジ1502により固定して、その上
に上ケース、下ケースよりなるICカードリーダ/ライ
タを載せて、ロックスライドノブ1503により固定し
ている。この場合にも、ロックスライドノブ1503を
操作して、ICカードリーダ/ライタを外し、タンパー
ケースを取り外したりメンテナンスを行うためには、暗
証番号等を入力する操作を必要とする。
【0086】図16は本発明の他の実施形態によるIC
カードリーダ/ライタの外形を示す斜視図である。
【0087】本発明の他の実施形態によるICカードリ
ーダ/ライタ11は、図16(a)、図16(b)に示
す前方側からの斜視図、背面側からの斜視図に示すよう
な外観の形状を有している。そして、図示例のICカー
ドリーダ/ライタ11は、ノーズ部314が下ケース底
面から80mmと図3により説明した場合より短く構成さ
れている以外、図3により説明したものと同一に構成さ
れている。このように、ノーズ部314を短く構成した
場合、処理の途中で誤ってICカードが引き抜かれる場
合も生じるが、ノーズ部314を短く構成した分、図3
に示すものよりも上方の設置スペースが狭い場所でもI
Cカードを斜めから取り出し易くすることができ、省ス
ペースにすることができ、かつ、低コストで作成するこ
とが可能になる。
【0088】図17は本発明のさらに他の実施形態によ
るICカードリーダ/ライタの外形を示す斜視図であ
る。
【0089】図17に示す実施形態は、キー操作部だけ
を手に持って操作を行うことができるようにしたもので
あり、図17(a)、図17(b)の背面側から見た斜
視図、手前側から見た斜視図に示すように、キーシー
ト、キー基板を含むキーの操作を行う部分と、内臓電源
と、光信号の送受信部1702とを、上ケースから独立
に取り外し可能な操作部1701として構成し、図17
(c)に示すように、本体側にも光信号の送受信部17
03を設けて構成したものである。これにより、顧客
は、ICカードをノーズ部に設けられるICカード挿入
口に挿入した後、重い本体を持たなくても、軽い操作部
のみを手に持って操作を行うことができ、使い易くする
ことができる。また、手に持つことにより、他人に見え
ないように操作を行うことが容易となる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子通貨システムに使用して好適な、他のICカードとの
間で電子通貨のやり取りを行うために使用するICカー
ドリーダ/ライタ、特に、商店に設置されるPOS端末
と接続して個人対流通業者間において電子通貨のやり取
りを行うために使用して効果的で、操作が容易で、か
つ、手に持っても使用することができるICカードリー
ダ/ライタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカードリーダ/ライタが適用
される電子通貨システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの外形を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの外形を示す4面図である。
【図5】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの内部構造を説明する断面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの内部構造を説明する分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタの下ケース裏蓋の取り外しとノーズ部の構成を説
明する底面図及び断面図である。
【図8】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタを手に持った状態を説明する図、及び、手に持ち
易い形状とすることができる外形寸法を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態によるICカードリーダ/
ライタのキー操作を行う様子と、操作キーと液晶表示部
とが配置されるキーシート面の上ケースの両サイドから
の窪みとの関係を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態によるICカードリーダ
/ライタのキーシート面に対する使用者の視線について
説明する図である。
【図11】客用のICカード挿入口の形状を説明する図
である。
【図12】データ送受信中であること、エラーが生じた
ことを表示するLEDの取り付け位置と機能とを説明す
る図である。
【図13】ノーズ部の下部に設けられるゴミ等の排出穴
について説明する図である。
【図14】上ケースを開いて、上面側からメンテナンス
やタンパーケースを取り出すようにICカードリーダ/
ライタを構成した本発明の他の実施形態の構成を示す側
面図である。
【図15】テーブル面上に固定して使用するように構成
した本発明の他の実施形態の構成を示す斜視図である。
【図16】本発明の他の実施形態によるICカードリー
ダ/ライタの外形を示す斜視図である。
【図17】本発明のさらに他の実施形態によるICカー
ドリーダ/ライタの外形を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 銀行営業店システム 2 流通システム 3 エンドユーザシステム 4 自動販売機システム 5 銀行計算機センタ 6 電子通貨発行組織 7 公衆通信網 10 ICカード 11 外付けICカードリーダ/ライタ 12 窓口端末 13 内部通信回線 14 現金自動預入支払機 15 電子金庫 16 電子通貨トランザクション制御端末 17 リレーコンピュータ 21 電子通貨用POS端末 22 POS端末 23 ストアコントローラー 24 センタ装置 25 情報制御システム 26 ワークステーション 30 電子財布、PC等の他の端末 31 電子財布 32 パソコン 33 PCカード型カードリーダ/ライタ 41 内蔵型ICカードリーダ/ライタ 42 自動販売機 51 勘定系システムホスト 52 外接系システム 53 外接系制御端末 111 液晶表示部 112 制御部 113 防犯機能部 114 リセットスイッチ 115 操作ボタン部 116、116’ キャンセル/クリア(C/CL)キ
ー 117 OKキー 118 ファンクションボタン(機能キー) 119 テンキー 120、130 光信号受発光部 121 電子通貨制御用マイクロプロセッサ 122 内部記憶部 123、124 ICカードリーダ/ライタ部 125 内臓電源 131 外部通信部 132 電源 133 外部電源 311 上ケース 312 下ケース 313 キーシート 314 ノーズ部 315〜317 LED 318 ICカード挿入口 319 接続コード 320 コードカバー 321 コード穴 322 DCジャック 323 脚 312’ 下ケース裏蓋 501 客用カードスロット部 502 店用カードスロット部 503、504 ICカードコンタクトコネクタ 505 上タンパーケース 506 下タンパーケース 507 下ケース裏蓋ロックスライドノブ 508 バッテリカバー 509 SIMコネクタ 510 基板間コネクタ 511 オプション基板 512 インナーケース 513 制御基板 514 キー基板 515 ゴムキー 516 LCD/LED基板 517 穴蓋 518 DCジャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大木 雅之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 須曽 公士 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 松原 隆志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 阿部 雄平 東京都品川区南大井六丁目26番2号 株式 会社日立製作所新金融システム推進本部内 (72)発明者 安彦 賢治 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内 (72)発明者 小原 卓也 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立メディアエレクトロニクス内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 POS端末に接続されて、電子通貨を格
    納した顧客のICカードから電子通貨による支払のため
    に使用するICカードリーダ/ライタにおいて、操作キ
    ー及び表示部が配置される正面部が手前側に低くなるよ
    うに傾斜して形成され、奥側に顧客用のICカードの挿
    入口をその先端に有するノーズ部が、前記正面から立ち
    上がるように設けられ、底面側の側面間の幅が手にもて
    る程度の幅に、正面部の両サイドから窪んで形成された
    ことを特徴とするICカードリーダ/ライタ。
  2. 【請求項2】 前記ノーズ部内には、顧客のICカード
    用スロットが設けられ、ノーズ部の先端に設けられるI
    Cカードの挿入口は、カードの幅方向の中央部が僅かに
    窪んだ形状を持ち、前記ノーズ部は、ICカードが前記
    ICカード用スロットにセットされたとき、ICカード
    の先端部が前記ICカードの挿入口の窪みに露出する程
    度の深さを有することを特徴とする請求項1記載のIC
    カードリーダ/ライタ。
  3. 【請求項3】 前記ノーズ部は、操作キー及び表示部が
    配置される正面部からの立ち上がり部分が取り外し可能
    に構成されされていることを特徴とする請求項1または
    2記載のICカードリーダ/ライタ。
  4. 【請求項4】 前記ノーズ部の底部には、ICカード挿
    入口から入ったゴミ、水を排出する排出穴が設けられて
    いることを特徴とする請求項1、2または3記載のIC
    カードリーダ/ライタ。
  5. 【請求項5】 前記窪んで形成された底面側の側面と正
    面部の両サイドとの間がテーパ状の傾斜面により結合さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のうちいず
    れか1記載のICカードリーダ/ライタ。
  6. 【請求項6】 前記操作キー及び表示部が配置される正
    面部は、操作キー及び表示部が配置される面の両側に、
    この面より高い側部を備えて構成されることを特徴とす
    る請求項1ないし5のうちいずれか1記載のICカード
    リーダ/ライタ。
  7. 【請求項7】 前記操作キー及び表示部が配置される面
    の両側に設けられるこの面より高い側部の背面側に連続
    する肩部に、手前側及び背面側から視認可能に操作状況
    を示すLEDが備えられることを特徴とする請求項6記
    載のICカードリーダ/ライタ。
  8. 【請求項8】 顧客の持つ電子財布との間で情報の授受
    を行うための光信号の受発光部を備えることを特徴とす
    る請求項1ないし7のうちいずれか1記載のICカード
    リーダ/ライタ。
  9. 【請求項9】 前記操作キー及び表示部が配置される正
    面部の傾斜は、底面とのなす角度が10度から20度の
    範囲であることを特徴とする請求項1ないし8のうちい
    ずれか1記載のICカードリーダ/ライタ。
  10. 【請求項10】 前記操作キー及び表示部が配置される
    正面部の下部に、ゴムキー、キー基板、制御基板、店用
    ICカードスロット部が、順次重ねて配置されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1記載
    のICカードリーダ/ライタ。
  11. 【請求項11】 前記キー基板、制御基板、店用のIC
    カードスロット部が、タンパーケース内に格納されてお
    り、前記タンパーケースと共に本体部から取り外し可能
    に構成されていることを特徴とする請求項10記載のI
    Cカードリーダ/ライタ。
  12. 【請求項12】 前記タンパーケースの本体部からの取
    り外しは、裏蓋を取り外して行われることを特徴とする
    請求項11記載のICカードリーダ/ライタ。
  13. 【請求項13】 前記タンパーケースの本体部からの取
    り外しは、前記操作キー及び表示部が配置される正面部
    及びその下部のゴムキーを含む部分を、手前側あるいは
    ノーズ部側に設けられるヒンジ部を支点として開いて開
    いて行われることを特徴とする請求項11記載のICカ
    ードリーダ/ライタ。
  14. 【請求項14】 前記操作キー及び表示部が配置される
    正面部及びその下部のゴムキー、キー基板をユニットと
    して取り外し可能に構成され、本体部との間で情報の授
    受を行うための光信号の受発光部を備えることを特徴と
    する請求項10記載のICカードリーダ/ライタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002095670A1 (en) * 2001-05-23 2002-11-28 Woori Technology Inc. Card reader, and settlement and authentication system using the card reader
DE102007025637A1 (de) 2007-06-01 2008-12-04 Preh Keytec Gmbh POS-Tastatur aus zwei beweglich miteinander verbundenen Modulen

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