JP2004093875A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動部材とシャッタ羽根とを連結するためにシャッタ地板に形成されている長孔から磨耗紛が羽根室内に進入し、露光面に達するのを抑制し得るようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供すること。
【解決手段】後羽根用駆動部材11は、羽根室外で、シャッタ地板1と図示していない支持板によって支承されている。シャッタ地板1と中間板2との間の羽根室には、仲介部材18,遮蔽板4,後羽根が配置されている。仲介部材18は、一端が前記駆動部材11の軸部11cに取り付けられ、他端は、平面が円弧状をした長孔1g内で作動する連結部材20を介し、前記駆動部材11に連結されている。仲介部材18の駆動ピン18aは、平面が円弧状をした遮蔽板4の長孔4aを貫通し、後羽根のアーム27の長孔27aに挿入され、前記駆動部材11の回転によって後羽根を作動させ得るようになっている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッタ羽根が、シャッタ地板に枢着された複数のアームと、それらのアームの夫々に枢支された1枚以上の羽根で構成されているタイプのカメラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ用フォーカルプレンシャッタの中には、二つのシャッタ羽根(先羽根,後羽根などと称される)が、シャッタ地板を含む三つの板部材の間に構成された二つの羽根室に配置されていて、撮影に際しては、それらのシャッタ羽根によって形成されるスリットが、方形をした固体撮像素子の撮像面やフィルムの感光面(以下、これらの面を総称する場合は露光面という)を連続的に露光していくようにしたものが知られている。そして、この形式のフォーカルプレンシャッタは、銀塩カメラにもデジタルスチルカメラ(動画を撮れるものを含む)にも採用されている。また、一つのシャッタ羽根だけが、シャッタ地板を含む二つの板部材の間に構成された羽根室に配置されていて、撮影の終了時に露光面を閉鎖すると、所定時間後には開放状態にさせられてしまうか、次の撮影までは閉鎖状態を維持させられいるかのどちらかに制御されるものが知られているが、この形式のフォーカルプレンシャッタは、デジタルスチルカメラにだけ採用されている。
【0003】
そして、いずれの形式のフォーカルプレンシャッタの場合も、一つのシャッタ羽根は、シャッタ地板に枢着された複数のアームと、それらのアームの夫々に枢支された1枚以上の羽根とで構成されており、アームが所定の角度範囲で往復回転させられると、羽根が、露光面を覆う位置と、露光面の前面から退避した位置との間を作動するようになっている。また、そのように構成されたシャッタ羽根は、シャッタ地板に取り付けられていて所定の角度だけ往復回転する駆動部材に連動して作動させられるようになっているが、その駆動部材はシャッタ地板の羽根室外の面に取り付けられているため、シャッタ地板には貫通孔が形成されていて、駆動部材に設けられた駆動ピンがその貫通孔に挿入され、羽根室内で上記のアームの一つに連結されている。従って、その貫通孔は、駆動ピンが駆動部材の回転軸を中心にして往復作動することから、通常は略円弧状をした長孔として形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
周知のように、シャッタ地板の羽根室外の面には、上記した駆動部材のほかにも、シャッタ羽根を作動させるために必要な各種の構成部材(以下、総称する場合はシャッタ開閉機構という)が沢山取り付けられいるが、それらの殆どは、比較的上記の長孔の近傍位置に取り付けられている。また、それらの部材は、セット作動時や露光作動時において回転などをする作動部材であったり、それらの作動部材と摺接する部材であったり、それらの作動部材によって当接される部材であったりするため、長孔の付近ではシャッタの作動の都度、それらの摺接や当接によって、微細な磨耗紛が発生する。また、カメラ本体側の構成部材(例えば、ミラー駆動機構)から発生した磨耗紛なども長孔の近傍に飛来してくる。そして、長孔の近傍で発生したり、長孔の近傍に飛来してきた磨耗紛などは、直接、長孔から羽根室内に進入するものもあるし、一旦長孔の近傍位置に付着し、シャッタやミラーの次の作動による衝撃で舞い上げられ進入してくるものもある。
【0005】
このようにして、磨耗紛が長孔から羽根室内に進入すると、やがては、固体撮像素子やフィルムまで達し、それらの露光面(固体撮像素子の場合には、前面に配置されるフィルタや透明カバー板の表面を含む)に付着するようになる。そして、所定量以上の磨耗紛や大きな磨耗紛などが露光面に付着した場合には、好適な撮影結果が得られず、拡大して再現したときに、その不具合さが画像の一部に顕在化されてしまうことになる。特に、デジタルスチルカメラの場合には、フィルムの場合とは異なり、固体撮像素子がカメラ内に固定されているため、磨耗紛などが極めて微細であっても、それらが蓄積されていくことになって問題化してしまう。
【0006】
ところで、磨耗紛が絶対に発生しないようにしたり、発生した磨耗紛などが露光面に全く飛来しないようにすることは不可能である。そのため、露光面に飛来する磨耗紛などを、効率よく抑制することが必要になる。また、磨耗紛は、上記のようにシャッタ開閉機構からだけではなく、羽根室内に配置されているシャッタ羽根からも発生する。そこで、従来から、羽根室内で発生したか、羽根室内に進入した磨耗紛が、露光面に向かうのを出来るだけ抑制できるようにした構成が提案されている。しかしながら、その前に、シャッタ開閉機構などから発生した磨耗紛が羽根室内に進入するのを好適に抑制することができるようにした構成は、一般に知られていない。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、羽根室外でシャッタ地板に取り付けられている駆動部材と、羽根室内に配置されているシャッタ羽根とを連結するために、シャッタ地板に形成されている長孔から、シャッタ開閉機構やカメラ本体側の構成部材から発生した磨耗紛などが羽根室内に進入してくるのを、好適に抑制することができるようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、略方形をした撮影光路用の開口部を有していると共に該開口部の一方の側方領域に少なくとも一つの長孔を有しているシャッタ地板と、撮影光路用の開口部を有していて少なくとも一つの羽根室を構成するために前記シャッタ地板に取り付けられている少なくとも一つの板部材と、羽根室内に配置されており前記シャッタ地板に枢着されている複数のアームと該アームの夫々に枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されていてる少なくとも一つのシャッタ羽根と、前記シャッタ地板に隣接し所定の間隔を空けて前記長孔を内側から覆うようにして羽根室内に配置されており前記長孔と対向しない領域に少なくとも一つの長孔を有している遮蔽板と、羽根室外において前記シャッタ地板に回転可能に取り付けられておりその回転によって前記シャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、前記シャッタ地板と前記遮蔽板との間において前記シャッタ地板に回転可能に取り付けられており前記遮蔽板の前記長孔を貫通して前記アームの一つに連結させた駆動ピンを有していると共に前記シャッタ地板の前記長孔を利用して前記駆動部材に連結されている仲介部材と、を備えているようにする。
【0009】
その場合、前記遮蔽板が、前記シャッタ地板と略同じ大きさをしていて、撮影光路用の開口部を有しているようにするとシャッタの構成上は有利である。また、前記遮蔽板が、前記シャッタ地板と対向する面の少なくとも一部に、前記シャッタ地板と対向させて粘着面を有している粘着シートを設けているようにすると一層効果的となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。本実施例は、デジタルスチルカメラにも銀塩カメラにも適用することの可能な、二つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタである。尚、図1は、実施例のフォーカルプレンシャッタをカメラに組み込んだ状態において、被写体側から見た実施例の平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。また、図2はその要部断面図であって、図の上方が被写体側となる。更に、図3は、図1と同じようにして見て左側の約半分を示した実施例の平面図であって、セット状態を示したものである。また、本実施例の説明において、表面側とは被写体側のことをいい、背面側とは撮影者側のことをいう。
【0011】
先ず、実施例の構成を説明する。図1において、シャッタ地板1の略中央部には、長方形を横長にした撮影光路用の開口部1aが形成されている。また、シャッタ地板1の背面側には、従来から知られているように、所定の間隔を空けて、中間板2と補助地板3が順に配置され、シャッタ地板1と中間板2との間に後羽根の羽根室を構成し、中間板2と補助地板3との間に先羽根の羽根室を構成しているが、本実施例の場合には、特に、シャッタ地板1と中間板2との間に遮蔽板4が配置されている。そして、本実施例の場合、中間板2,補助地板3,遮蔽板4の外形は、図1に破線で示されているように全く同じであって、シャッタ地板1と略同じ大きさをしており、それらの略中央部には、シャッタ地板1の開口部1aより若干大きな撮影光路用の開口部2a,3a,4aが形成されている。従って、本実施例の場合には、開口部1aが撮影光の通過領域を規制している。
【0012】
また、中間板2,補助地板3,遮蔽板4は、いずれも、シャッタ地板1の四隅の背面側に立設された軸1b,1c,1d,1eに取り付けられている。そして、その取付構成は4ヶ所とも同じであって、軸1bに対する取付構成が図2に示されている。即ち、軸1bに対し、遮蔽板4の孔を嵌合させてから円筒形のスペーサ5を嵌合させ、次に、中間板2の孔を嵌合させておいてから円筒形のスペーサ6を嵌合させ、最後に、補助地板3の孔を嵌合させておいてから、軸1bの先端に形成されているねじ穴にビス7を螺合させている。そのため、シャッタ地板1と遮蔽板4の間隔は軸1bの基部に形成された間座部1b−1で規制され、遮蔽板4と中間板2の間隔はスペーサ5によって規制され、中間板2と補助地板3の間隔はスペーサ6によって規制されている。このように、本実施例においては、たまたま遮蔽板4が中間板2と同じ形状をしているため、あたかも、後羽根の羽根室が、遮蔽板4と中間板2とで構成されているかのようになっている。
【0013】
図1及び図3に示されているように、開口部1aの左側の領域には、円弧状の二つの長孔1f,1gが貫通孔として形成されている。そして、図1においては図面を見易くするために省略されているが、長孔1f,1gの上端には、平面形状がC字状をした周知のブチルゴム製の緩衝部材8,9が取り付けられている。また、シャッタ地板1には、表面側に軸1が立設されており、背面側には、上記の軸1b,1c,1d,1eのほかに軸1i,1jが立設されている。更に、周知であるため図示していないが、開口部1aの左側の領域において、シャッタ地板1の表面側に複数の軸が立設されており、それらの先端には、支持板とプリント配線板が重ねられ、シャッタ地板1と平行になるようにして取り付けられている。そして、それらの支持板とプリント配線板うち、シャッタ地板1側に配置された支持板には、図示していない周知の先羽根用電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられている。
【0014】
先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11は、いずれも合成樹脂製であって、シャッタ地板1と上記の図示していない支持板によって、夫々の回転軸10a,11aが回転可能に支持されている。そして、その支持構成は同じであるため、後羽根用駆動部材11の場合を、図2を用いて説明する。シャッタ地板1には予め孔が形成されており、そこに軸受部材12が固定されている。他方、後羽根用駆動部材11には、回転軸11aの両端に軸部11b,11cが形成されていて、上端の軸部11bを上記の支持板に形成された孔に回転可能に嵌合させ、下端の軸部11cを軸受部材12の中空部に回転可能に嵌合させている。そして、このとき、下端の軸部11cは、上記の遮蔽板4,中間板2の孔4b,2bを貫通し、補助地板3の孔3bに挿入されている。尚、先羽根用駆動部材10の回転軸10aに形成されている軸部10b,10cは、後羽根用駆動部材11の回転軸11aに形成されている軸部11b,11cと同様にして、図1,図3に示されている。
【0015】
そこで、このような先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11のその他の構成を、図1及び図3を用いて説明する。先ず、先羽根用駆動部材10は、表面側にローラ13と鉄片部材14を取り付けていて、その鉄片部材14は、図3の状態において、上記の図示していない先羽根用電磁石に吸着され得るようになっている。そして、図示していないが、この先羽根用駆動部材10は、周知の先羽根用駆動ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されている。他方、後羽根用駆動部材11は、背面側に円柱状の被押動部11dを形成しており、表面側には鉄片部材15を取り付けている。そして、その鉄片部材15は、図3の状態において、上記の図示していない後羽根用電磁石に吸着され得るようになっている。また、図示していないが、この後羽根用駆動部材11は、周知の後羽根用駆動ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されている。
【0016】
シャッタ地板1の表面側に立設されている上記の軸1hには、セット部材16が回転可能に取り付けられている。このセット部材16は、先羽根用駆動部材10に取り付けられたローラ13を押す押動部16aと、後羽根用駆動部材11の被押動部11dを押す押動部16bと、図示していないカメラ本体側の部材によって押される被押動部16cとを有していて、図示していない復帰ばねによって、時計方向へ回転するように付勢されているが、図1は、その回転を図示していない停止手段によって阻止されている状態を示したものである。以下、セット部材16については、この位置を初期位置と称する。
【0017】
次に、シャッタ地板1の背面側に配置されている部材の構成を説明する。先ず、中間板2,補助地板3,遮蔽板4について、これまでに説明されていなかった点を説明する。シャッタ地板1に形成されている上記の長孔1f,1gは、各駆動部材10,11の回転軸10a,11aの位置を中心にして円弧状に形成されているが、中間板2にも、それらの回転軸10a,11aの位置を中心にした半径の小さい円弧状の長孔2c,2dが形成されている。また、補助地板3には、回転軸10aの位置を中心にした円弧状の長孔3cが、長孔2cと同一半径で形成されている。更に、遮蔽板4には、回転軸10a,11aの位置を中心にした円弧状の長孔4c,4dが、長孔2c,2dと同一半径で形成されている。更に、図面上では明示されておらず符号も付けていないが、本実施例の場合には、遮蔽板4のシャッタ地板1側の面に、粘着面をシャッタ地板1側にして、極めて薄い粘着シートが全面的に貼付されている。
【0018】
シャッタ地板1と遮蔽板4の間には、仲介部材17,18が配置されている。そして、これらの仲介部材17,18は、一端が、各駆動部材10,11の軸部10c,11cに回転可能に取り付けられており、他端は、上記の長孔1f,1gの中で作動する連結部材19,20によって、駆動部材10,11に連結されている。そのため、仲介部材17,18は、駆動部材10,11によって、同一方向へ同一角度の回転をさせられるようになっている。そして、この仲介部材17,18には、駆動ピン17a,18aが設けられていて、駆動ピン17aは、上記の長孔4c,2cを貫通し、その先端が補助地板3の長孔3cに挿入されており、駆動ピン18aは、図2に示されているように、長孔4d,2dを貫通し、その先端が先羽根の羽根室内に入っている。尚、図2に示すように、本実施例においては、連結部材20は、後羽根用駆動部材11と仲介部材18の両方に、かしめ加工によって固定されているが、例えば、一端は後羽根用駆動部材11に固定されているが、他端は連結部材20に設けられた孔に嵌合させるようにしても差し支えないし、更に、その場合には、連結部材20を後羽根用駆動部材11と一体成形によって形成するようにしても差し支えない。
【0019】
次に、先羽根と後羽根の構成を説明するが、図2においては先羽根の図示が省略されている。先ず、先羽根は、先羽根用駆動部材10の軸部10cに回転可能に取り付けられたアーム21と、シャッタ地板1の軸1iに回転可能に取り付けられたアーム22と、それらの二つのアーム21,22の先端部に向けて順に枢支された4枚の羽根23,24,25,26とで構成されており、最先端に枢支された羽根26がスリット形成羽根となっている。また、アーム21には長孔21a(図1においては符号を省略)が形成されていて、そこに上記の駆動ピン17aが嵌合している。
【0020】
他方、後羽根は、後羽根用駆動部材11の軸部11cに回転可能に取り付けられたアーム27と、シャッタ地板1の軸1jに回転可能に取り付けられたアーム28と、それらの二つのアーム27,28の先端部に向けて順に枢支された4枚の羽根29,30,31,32とで構成されており、最先端に枢支された羽根32がスリット形成羽根となっている。また、アーム27には長孔27a(図1においては符号を省略)が形成されていて、そこに上記の駆動ピン18aが嵌合している。
【0021】
次に、本実施例の作動を説明する。図1は、露光作動終了直後の停止状態を示している。このとき、先羽根用駆動部材10は、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転し、連結部材19が緩衝部材8(図3参照)に接触して、この停止状態が維持されている。また、このとき、先羽根の4枚の羽根23〜26は重畳されて、開口部1aの上方位置に格納されている。他方、後羽根用駆動部材11は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ回転し、連結部材20が緩衝部材9(図3参照)に接触して、この停止状態が維持されている。そして、このとき、後羽根の4枚の羽根29〜32は展開されて開口部1aを覆っている。
【0022】
本実施例のセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材がセット部材16の被押動部16cを押し、図示していない復帰ばねの付勢力に抗してセット部材16を反時計方向へ回転させることによって行なわれる。そして、セット部材16が反時計方向へ回転を開始すると、先ず、押動部16aがローラ13を回転させながら押し、先羽根用駆動部材10を、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させる。それによって、仲介部材17も時計方向へ回転するので、駆動ピン17aがアーム21を時計方向へ回転させる。そのため、先羽根の4枚の羽根23〜26は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしつつ下方へ移動していく。
【0023】
そして、先羽根のスリット形成羽根26が後羽根のスリット形成羽根32に所定量重なると、セット部材16の押動部16bが後羽根用駆動部材11の被押動部11dを押し始め、それ以後は、後羽根用駆動部材11も、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させられる。それによって、仲介部材18も時計方向へ回転するので、その駆動ピン18aがアーム27を時計方向へ回転させることになり、後羽根の4枚の羽根29〜32は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ下方へ移動していく。
【0024】
先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11は、このようにして、各々の駆動ばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させられていくが、セット部材16の回転は、後羽根の4枚の羽根29〜32が重畳されて開口部1aの下方位置へ格納されると共に、先羽根の4枚の羽根23〜26が展開されて開口部1aを完全に覆い、しかも、各々の駆動部材10,11に取り付けられた鉄片部材14,15が、図示していない先羽根用電磁石と後羽根用電磁石の鉄芯に夫々確実に接触した段階で、停止させられる。図3は、そのようにして行われたセット作動の完了状態を示したものである。
【0025】
その後、撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、先ず、先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に通電され、先羽根用駆動部材10と後羽根用駆動部材11に取り付けられた鉄片部材14,15が吸着保持される。次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材16の被押動部16cに対する押圧力を解いていくので、セット部材16は、図示していない復帰ばねの付勢力によって時計方向へ回転されていく。そして、セット部材16の押動部16a,16bが、先羽根用駆動部材10のローラ13と後羽根用駆動部材11の被押動部11dから離れると、各駆動部材10,11は、露光作動開始の待機状態となる。セット部材16は、その後も回転を続け、図1に示された初期位置へ復帰して停止する。
【0026】
その後、最初に先羽根用電磁石に対する通電が断たれ、所定時間後には後羽根用電磁石に対する通電が断たれる。そこで、先ず、先羽根用電磁石に対する通電が断たれると、先羽根用駆動部材10の鉄片部材14に対する吸引力が失われて、先羽根用駆動部材10が、図示していない先羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ急速に回転させられる。そのため、仲介部材17の駆動ピン17aがアーム21を反時計方向へ回転させるので、先羽根の4枚の羽根23〜26は隣接する羽根同士の重なり量を大きくしつつ上方へ移動し、スリット形成羽根26の下端縁によって開口部1aを開放していく。
【0027】
次に、後羽根用電磁石に対する通電が断たれて鉄片部材15に対する吸引力が失われると、後羽根用駆動部材11は、図示していない後羽根用駆動ばねの付勢力によって反時計方向へ急速に回転させられる。それによって、仲介部材18の駆動ピン18aがアーム27を反時計方向へ回転させるので、後羽根の4枚の羽根29〜32は、隣接する羽根同士の重なり量を小さくしつつ上方へ移動し、スリット形成羽根32の上端縁によって開口部1aを覆っていく。従って、以後は、二つのスリット形成羽根26,32の間に形成したスリットにより、露光面を連続的に露光していくことになる。
【0028】
そして、このような露光作動の最終段階になると、先羽根用駆動部材10は、連結部材19が緩衝部材8に当接し、緩衝部材8を圧縮させることによって制動されてから停止する。その結果、先羽根の4枚の羽根23〜26は、開口部1aの上方位置に格納状態となって静止する。このようにして、連結部材19が緩衝部材8に当接した直後に、今度は、連結部材20が緩衝部材9に当接し、同様にして制動されてから停止する。その結果、後羽根の4枚の羽根29〜32は、開口部1aを完全に覆った状態となって静止するが、その状態が図1に示された状態である。
【0029】
ところで、本実施例の場合には、全ての部材を図示していないが、実際には、シャッタ地板1の表面側であって開口部1aの左側の領域には、シャッタ開閉機構を構成する沢山の部材が取り付けられている。そして、それらのうちのかなりの部材が、上記の作動に関連して変位したり、一時的に変形させられたりしている。また、一眼レフカメラの場合には、シャッタ地板1の表面側に、開口部1aを囲むようにしてミラーボックスが配置されるが、その駆動機構は、ミラーボックス外において、ミラーボックスの左側(シャッタ開閉機構が配置されている側)の壁面に取り付けられる場合がある。そのため、撮影が行われるたびに、それらの機構の部材からは、目視するのが困難なような微細な磨耗紛が発生している。
【0030】
例えば、本実施例に示した部材の場合でも、先羽根用駆動部材10,後羽根用駆動部材11,セット部材16は回転部材であるから、各駆動部材10,11の場合には軸受部材(12など)との間に磨耗紛を発生させるし、セット部材16の場合には軸1hとの間に磨耗紛を発生させる。ローラ13の場合も同様に、その回転軸との間に磨耗紛を発生させる。また、セット部材16の押動部16bが後羽根用駆動部材11の被押動部11dを押すときには、カム作用が働くので磨耗紛を発生させる。更に、連結部材19,20が緩衝部材8,9に当接したときにも、緩衝部材8,9がC字状をしているために、連結部材19,20が緩衝部材8,9を圧縮しながら擦ることになり、このときにも磨耗紛は発生する。そして、緩衝部材8,9は比較的軟らかいため、発生する磨耗紛には、他から発生した磨耗紛よりも大きいものが含まれている。
【0031】
開口部1aの周囲には、上記のように、通常はミラーボックスが配置されている。そのため、シャッタ開閉機構やミラー駆動機構から発生した磨耗紛は、開口部1aから羽根室内に進入してくる割合は比較的少ない。従って、その殆どは、長孔1f,1gから進入しようとする。そして、そのように進入しようとする磨耗紛は、発生時に直接飛来するものもあるが、一旦シャッタ地板1や他の部材の表面に付着していて、その後の撮影時における振動等に起因して飛来してくるものもある。このような事態に対して、従来は、本実施例のような遮蔽板4が配置されていなかったため、長孔1f,1gから進入しようとする磨耗紛は、直接、全て羽根室内に入ってしまっていた。そして、羽根室内に入った磨耗紛は、シャッタ羽根に付着したりしてから、さらに奥に進入し露光面に達していた。
【0032】
それに対して、本実施例の場合には、遮蔽板4が、長孔1f,1gを羽根室の内側から塞ぐかのようにして覆っているため、空気の流れを制限し、磨耗紛の進入を抑制している。その上、特に、本実施例の場合には、遮蔽板4のシャッタ地板1側の面に、粘着面をシャッタ地板1側にし粘着シートを貼付しているので、磨耗紛が長孔1f,1gを通過しても、その殆どは粘着シートによって捕捉され、後羽根の配置されているスペースに進入するのを極端に抑制している。従って、本実施例の場合には、羽根室外においてシャッタ開閉機構やミラー駆動機構などから発生した磨耗紛は、その殆ど露光面にまでは達しないようになっている。
【0033】
尚、本実施例の場合は、遮蔽板4の形状が中間板2と同じであって、シャッタ地板1に近い大きさをしているため、従来においてシャッタ地板1に立設されている軸を利用して遮蔽板4を取り付けている。そのため、遮蔽板4の取付構成は好適なものになっている。また、この構成によって、磨耗紛の捕捉面積が大きくなり、捕捉機能が長期間維持できるという利点がある。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されることなく、遮蔽板4は、例えば、開口部4aの左側の領域だけの大きさにしてもよく、また、粘着シートは貼付しなくてもよいし、貼付する場合であっても、遮蔽板4の全面に貼付するのではなく、長孔1f,1gに対向する面を中心にしてその周辺部にだけ貼付するようにしても差し支えない。
【0034】
また、上記の実施例は、撮影時に、駆動部材10,11が、図示していない駆動ばねによって作動させられる場合で説明したが、本発明は、モータによって作動させられるものにも適用される。また、上記の実施例は、二つのシャッタ羽根を備えているが、本発明は、羽根室構成用の三つの板部材(シャッタ地板1,中間板2,補助地板3)のうち中間板2を設けずに、一つの羽根室に一つのシャッタ羽根を備えたフォーカルプレンシャッタにも適用することができる。更に、フォーカルプレンシャッタをデジタルスチルカメラに組み込む場合には、本実施例における補助地板3が被写体側となり、シャッタ地板1が撮影者側となるようにして取り付ける場合があるが、本発明は、そのようにしたものにも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、羽根室外でシャッタ地板に取り付けられている駆動部材と、羽根室内に配置されているシャッタ羽根とを連結するために、シャッタ地板に円弧状の長孔が形成されているカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、駆動部材に連結した仲介部材と、遮蔽板とを羽根室内に配置し、遮蔽板によって上記の長孔を羽根室内から覆うようにすると共に、仲介部材に設けられた駆動ピンによってシャッタ羽根を作動させるようにしたため、羽根室外においてシャッタ開閉機構などの作動によって発生した磨耗紛が、羽根室内を通過し、露光面に向かうのを好適に抑制することができる。また、その遮蔽板のシャッタ地板側の面に、粘着面がシャッタ地板側になるようにして粘着シートを貼付しておくと、一層好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラに組み込んだ状態において、被写体側から見た実施例の平面図であって、露光作動終了直後の状態を示したものである。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1と同様にして見て左側の約半分を示した実施例の平面図であって、セット状態を示したものである。
【符号の説明】
1             シャッタ地板
1a,2a,3a,4a   開口部
1b,1c,1d,1e,1h,1i,1j 軸
1b−1          間座部
1f,1g,2c,2d,3c,4c,4d,12a,27a 長孔
2             中間板
2b,3b,4b      孔
3             補助地板
4             遮蔽板
5,6           スペーサ
7             ビス
8,9           緩衝部材
10            先羽根用駆動部材
10a,11a       回転軸
10b,10c,11b,11c 軸部
11            後羽根用駆動部材
11d,16c       被押動部
12            軸受部材
13            ローラ
14,15         鉄片部材
16            セット部材
16a,16b       押動部
17,18         仲介部材
17a,18a       駆動ピン
19,20         連結部材
21,22,27,28   アーム
23,24,25,26,29,30,31,32 羽根

Claims (3)

  1. 略方形をした撮影光路用の開口部を有していると共に該開口部の一方の側方領域に少なくとも一つの長孔を有しているシャッタ地板と、撮影光路用の開口部を有していて少なくとも一つの羽根室を構成するために前記シャッタ地板に取り付けられている少なくとも一つの板部材と、羽根室内に配置されており前記シャッタ地板に枢着されている複数のアームと該アームの夫々に枢支された少なくとも1枚の羽根とで構成されていてる少なくとも一つのシャッタ羽根と、前記シャッタ地板に隣接し所定の間隔を空けて前記長孔を内側から覆うようにして羽根室内に配置されており前記長孔と対向しない領域に少なくとも一つの長孔を有している遮蔽板と、羽根室外において前記シャッタ地板に回転可能に取り付けられておりその回転によって前記シャッタ羽根を作動させる少なくとも一つの駆動部材と、前記シャッタ地板と前記遮蔽板との間において前記シャッタ地板に回転可能に取り付けられており前記遮蔽板の前記長孔を貫通して前記アームの一つに連結させた駆動ピンを有していると共に前記シャッタ地板の前記長孔を利用して前記駆動部材に連結されている仲介部材と、を備えていることを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記遮蔽板が、前記シャッタ地板と略同じ大きさをしていて、撮影光路用の開口部を有していることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記遮蔽板が、前記シャッタ地板と対向する面の少なくとも一部に、前記シャッタ地板と対向させて粘着面を有している粘着シートを設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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