JP2004093862A - 電子写真装置、電子写真感光体及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真装置、電子写真感光体及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】中間転写体との摺擦に対する電子写真感光体の耐トナー融着性、耐キズ性及び耐削れ性が良好なため、画像再現性に優れた電子写真装置を提供する。
【解決手段】電子写真感光体と、該電子写真感光体にトナーにより画像を形成するトナー像形成手段と、該電子写真感光体に接触する中間転写体と、該電子写真感光体に形成されたトナー像を、該中間転写体の第1の転写位置で該中間転写体に1次転写するための手段と、該中間転写体に転写されたトナー像を、該中間転写体の第2の転写位置で転写材に2次転写する転写手段とを有する電子写真装置において、該電子写真感光体の表面層が下記一般式(1)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂を含有する電子写真装置、該電子写真装置に用いられる電子写真感光体及び該電子写真感光体を有し該電子写真装置に着脱自在なプロセスカートリッジ。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置、該電子写真装置に用いられる電子写真感光体、該電子写真感光体を有し該電子写真装置に着脱自在なプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真記録方式を利用して転写材にカラー画像を形成する、種々のカラー画像形成装置が考案され、そのいくつかが実用化されている。
【0003】
その代表的な例として、像担持体としての電子写真感光体に対して各色の現像剤であるトナーを内包した現像器を順次現像できるように配設し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の現像器を備える回転現像装置が、1つの共通の感光体上に形成された各色の静電潜像を各々の現像器により現像位置においてトナー像として可視化し、このトナー像が得られる毎に転写材担持体としての転写ドラム等に担持搬送される用紙等の記録媒体(転写材)上に転写する工程を繰り返すことにより多色トナー画像を形成する方式の画像形成装置がある。
【0004】
また、感光体上に順次各色のトナー像を選択的に重ね合わせ、感光体上に多色トナー画像を形成し、その後記録媒体に一括転写する方式の装置も考案されている。ここで、感光体から、一旦、中間転写体上に順次各色のトナー画像を重ね転写し、その後、中間転写体上の多色トナー像を記録媒体(転写材)に一括転写する中間転写方式の画像形成装置もある。
【0005】
更に、複数の感光体上に、各色の現像器により各色のトナー像をそれぞれ形成し、各感光体上の各色トナー像を転写材担持体としての転写ベルト等に担持搬送される転写材上に順次重ね転写することにより多色トナー画像を形成する、所謂、インライン方式の画像形成装置がある。ここで、各感光体から直接記録媒体(転写材)にトナー像を転写するのではなく、各感光体から、一旦、中間転写体上に順次各色のトナー画像を重ね転写し、その後、中間転写体上の多色トナー像を記録媒体(転写材)に一括転写する中間転写方式の画像形成装置もある。
【0006】
上述の電子写真記録方式を利用したカラー画像形成装置の代表的な方式には、それぞれ一長一短があるが、近年の市場ニーズとも相俟って進む高速化という観点からは、インライン方式が優位であり、厚紙等の様々な転写材に対応できるという観点からは中間転写体方式が優位である。
【0007】
また、中間転写体を用いた画像形成装置は、各色のトナー画像の重ね合わせ時の色ズレが少ない点、及び第2の画像担持体に対し、加工や制御(例えばグリッパーに把持する、吸着する及び曲率を持たせる等)を必要としないため、第2の画像担持体を多種多様に選択することができる利点もある。
【0008】
例えば、薄い紙(40g/m紙)から厚い紙(200g/m紙)まで選択でき、また、幅の広狭や、長さの長短も選ばない。従って、封筒、ハガキ及びラベル紙等の使用も可能である。
【0009】
更に、従来より感光ドラムから中間転写ベルトへのトナー像の転写効率を向上させるために、転写位置における、感光ドラムの周速と中間転写ベルトの周速とに速度差、周速差を持たせる方式が提案されている(特開平10−186786号公報)。これによれば、各色トナー像の転写効率は向上し、特にカラー画像形成装置のように2色以上のトナー像を重ねて転写する場合には非常に有効な方法となる。
【0010】
この周速差の範囲としては、ドラムの線速度をVd、中間転写体の線速度をViとした時、下記関係式を満たす範囲が好ましい。
100.1≦(Vd/Vi)×100≦105 または 100.1≦(Vi/Vd)×100≦105
更に、より好ましくは下記の範囲である。
100.1≦(Vd/Vi)×100≦103 または 100.1≦(Vi/Vd)×100≦103
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように感光ドラムと中間転写体とに周速差を持たせることの弊害として、中間転写体と擦られることによる感光ドラムへのトナー融着、感光ドラムのキズ及び削れの増加に伴う寿命の短命化等がある。
【0012】
従って、本発明の目的は、中間転写体との摺擦、特に電子写真感光体と中間転写体の間に周速差のある場合の摺擦に対する電子写真感光体の耐トナー融着性、耐キズ性及び耐削れ性が良好であるため感光体寿命が長く、優れた画像再現性が長期間保たれる電子写真装置、該電子写真装置に用いられる電子写真感光体、該電子写真感光体を有し該電子写真装置に着脱自在なプロセスカートリッジを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子写真感光体と、該電子写真感光体にトナーにより画像を形成するトナー像形成手段と、該電子写真感光体に接触する中間転写体と、該電子写真感光体に形成されたトナー像を、該中間転写体の第1の転写位置で該中間転写体に1次転写するための手段と、該中間転写体に転写されたトナー像を、該中間転写体の第2の転写位置で転写材に2次転写する転写手段とを有する電子写真装置において、該電子写真感光体の表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂を含有することを特徴とする電子写真装置である。
【0014】
【化5】
Figure 2004093862
(式中、R〜Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基またはアリール基を示す。ただし、RとRの両方が水素原子となることはなく、かつRとRの両方が水素原子となることはない。)
また、本発明は、上記電子写真装置に用いられる電子写真感光体及び該電子写真感光体を有し該電子写真装置に着脱自在なプロセスカートリッジである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態に係る電子写真装置について、図面を参照して説明する。
【0016】
まず、電子写真装置の全体構成を説明する。図1に示す電子写真装置は、1つの感光体の周りに各色の現像器が配置されているカラー電子写真装置の例である。中間転写ベルト20には中抵抗のシームレスベルトを使用している。
【0017】
1は第1の画像担持体として繰り返し使用される回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラムと記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)を持って回転駆動される。
【0018】
感光ドラム1は回転過程で、1次帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次いで不図示の像露光手段3(カラー原稿画像の色分解・結像露光光学系、または画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザビームを出力するレーザスキャナによる走査露光系など)による画像露光を受けることにより目的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイエロー色成分像)に対応した静電潜像が形成される。
【0019】
次いで、その静電潜像が第1の現像器(イエロー色現像器41)により第1色であるイエロートナーYにより現像される。この時第2〜第4の現像器(マゼンタ色現像器42、シアン色現像器43及びブラック色現像器44)の各現像器は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せず、上記第1色のイエロートナー画像は上記第2〜第4の現像器により影響を受けない。
【0020】
中間転写ベルト20は時計方向に感光ドラム1と接して回転駆動されている。
【0021】
感光ドラム1上に形成担持された上記第1色のイエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベルト20とのニップ部を通過する過程で、1次転写ローラ62から中間転写ベルト20に印加される1次転写バイアスにより形成される電界により、中間転写ベルト20の外周面に順次中間転写(1次転写)されていく。
【0022】
中間転写ベルト20に対応する第1色のイエロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、クリーニング装置13により清掃されるが、クリーナーを必要としない画像形成プロセスの場合は不要である。
【0023】
以下、同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次中間転写ベルト20上に重ね合わせて転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成される。
【0024】
63は2次転写ローラで、2次転写対向ローラ64に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト20の下面部に離間可能な状態に配設してある。
【0025】
感光ドラム1から中間転写ベルト20への第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次転写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源29から印加される。その印加電圧は例えば+100V〜2kVの範囲である。
【0026】
感光ドラム1から中間転写ベルト20への第1〜第3色のトナー画像の1次転写工程において、2次転写ローラ63は中間転写ベルト20から離間することも可能である。
【0027】
中間転写ベルト20上に転写された合成カラートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転写は、2次転写ローラ63が中間転写ベルト20に当接されると共に、給紙ローラ11から転写材ガイド10を通って、中間転写ベルト20と2次転写ローラ63との当接ニップに所定のタイミングで転写材Pが給送され、2次転写バイアスが電源28から2次転写ローラ63に印加される。この2次転写バイアスにより中間転写ベルト20から第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画像が転写(2次転写)される。トナー画像の転写を受けた転写材Pは定着器15へ導入され加熱定着される。
【0028】
転写材Pへの画像転写終了後、中間転写ベルト20にはクリーニング用帯電部材7が当接され、感光ドラム1とは逆極性のバイアスを印加することにより、転写材Pに転写されずに中間転写ベルト20上に残留しているトナー(転写残トナー)に感光ドラム1と逆極性の電荷が付与される。26はバイアス電源である。
【0029】
前記転写残トナーは、感光ドラム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム1に静電的に転写されることにより、中間転写ベルトがクリーニングされる。
【0030】
もう一つの電子写真装置の例として図2にインライン方式のカラー電子写真装置の例を説明する。
【0031】
図2に示すように、各色のトナーを内包する現像器等の現像手段41〜44にそれぞれ対向配設された感光ドラム1が中間転写ベルト20の移動方向に並設されている。各現像手段により各感光ドラム上に形成された各色トナー画像は転写ローラ62により中間転写体に静電的に順次重ねて転写され、イエロー、マゼンタ、シアンにブラックを加えた4色のトナーによるフルカラートナー画像が形成される。
【0032】
また、各感光ドラム上に各色トナー像を形成するための、帯電手段2、露光手段3、現像手段41〜44が、各感光ドラム1の周りに配設されている。
【0033】
更に、図2では中間転写ベルトにトナー像を転写した後、各感光ドラム上に残留するトナーを摺擦して回収するクリーニングブレードを有するクリーニング装置13が配設されているが、クリーナーを必要としない画像形成プロセスの場合は不要である。
【0034】
次に、画像形成動作について説明する。各帯電手段2である帯電ローラにより均一に帯電された感光ドラム1表面に、パーソナルコンピュータ等のホストからの画像データに応じて変調されたレーザビームが露光手段3より照射され、各色に対して所望の静電潜像が得られる。この潜像はこれと対向して配設されている各色のトナーを内包した現像器である現像手段41〜44により、現像位置で反転現像されトナー像として可視化される。このトナー像は、各転写位置で中間転写ベルト20に順次転写され、11の給紙手段により所定のタイミングで給紙され、搬送手段により搬送されてくる転写材に一括して転写される。この転写材上のカラートナー画像は15の定着装置によって加熱溶融され、転写媒体上に永久定着され所望のカラープリント画像が得られる。16は中間転写ベルトのクリーニング装置、67は除電帯電器である。
【0035】
前述の中間転写ベルトを用いた電子写真装置を有するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラム上に第2の画像担持体を張り付けまたは吸着せしめ、そこへ第1の画像担持体上から画像を転写する電子写真装置を有したカラー電子写真装置、例えば特開昭63−301960号公報中で述べられたごとくの転写装置と比較すると、第2の画像担持体である転写材になんら加工や制御(例えばグリッパーに把持する、吸着する及び曲率をもたせるなど)を必要とせずに中間転写ベルトから画像を転写することができるため、封筒、ハガキ及びラベル紙などの薄い紙(40g/m紙)から厚い紙(200g/m紙)まで、幅の広狭あるいは長さの長短によらず、第2の画像担持体を多種多様に選択することができるという利点を有している。
【0036】
このような利点のため、すでに市場においては転写ベルトや中間転写ベルトを用いたカラー複写機及びカラープリンターなどが稼働し始めている。
【0037】
前述したように、これらの電子写真装置は感光ドラムから中間転写ベルトへのトナー像の転写効率を向上させるために感光体と中間転写体が周速差を持たせることが好ましく、その範囲としては、ドラムの線速度をVd、中間転写体の線速度をViとした時、下記関係式を満たす範囲が好ましい。
100.1≦(Vd/Vi)×100≦105 または 100.1≦(Vi/Vd)×100≦105
更に、より好ましくは下記の範囲である。
100.1≦(Vd/Vi)×100≦103 または 100.1≦(Vi/Vd)×100≦103
しかしながら、このように感光ドラムと中間転写体とに周速差を持たせることの弊害として、中間転写体と擦られることによる感光ドラムへのトナー融着、感光ドラムのキズ及び削れの増加に伴う寿命の短命化等がある。
【0038】
この問題に対して種々検討を行った結果、ある特定の構造を有するポリアレート樹脂を感光体の表面層に用いることが有効であることが分かった。
【0039】
次に、本発明に用いるポリアリレート樹脂について説明する。
【0040】
有機系感光体においては、有機電荷輸送材料とバインダー樹脂を溶媒に溶解または分散後、塗布乾燥して塗膜を形成している。
【0041】
バインダー樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン及びポリ塩化ビニル等のビニル重合体及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリスルフォン、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂及びシリコーン樹脂等が用いられるのが一般的である。
【0042】
しかしながら、これらのバインダー樹脂においては、溶解/成膜時のポリマー鎖の絡み合いが十分に発現されないことから、感光体の塗膜としての機械的強度が十分に得られないことがあり、こういったことで中間転写体との間に周速差も持っているプロセスにおいてトナー融着、キズ及び削れの増加に伴う感光体寿命の短命化といった問題が生じていたと考えられる。つまり、対策の方向は、感光体の表面層の機械的強度を向上させることである。
【0043】
前記一般式(1)で示されるポリアリレート樹脂は、下記一般式(2)に示すように他の構造のビスフェノールと共重合させることにより、より強い強度や他の特性を付与させることも可能であり、また他の特性を向上させる等の機能を持たせることも可能である。特に、一般式(3)に示すようにテトラメチル置換したビフェノールを、ビスフェノールC型と共重合した系は、耐摩耗強度を高度に発現できる。
【0044】
【化6】
Figure 2004093862
(式中、R〜Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基またはアリール基を示す。ただし、RとRの両方が水素原子となることはなく、かつRとRの両方が水素原子となることはない。R〜R12は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。また、Xは単結合または−CR1314−を示す。R13及びR14は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはR13及びR14が結合することによって形成されるアルキリデン基を示す。n及びmは共重合比を示す。)
【0045】
【化7】
Figure 2004093862
(式中、s及びtは共重合比を示す。)
更に、有機系感光体の特徴の一つとして生産性の高い浸漬塗布法による製造があるが、その際のバインダー樹脂の溶解性や溶液の保存性等の使用する系の適合性によっては、一般式(2)に示すような共重合や、他の構造のポリアリレート樹脂やポリカーボネート樹脂とのブレンドも可能であり、生産性向上等の特徴を持たせることもできる。
【0046】
このように置換基を持つビフェノール構造を持つポリアリレート樹脂を含有する表面層を有する感光体は、耐摩耗性を良好にすることができた。本発明の感光体における作用・効果のメカニズムは十分に解明されていないが、置換されたビフェニル構造は結晶性や構造の剛直性が高いと考えられており、ポリマー鎖での機械的強度が高まっていると推測される。
【0047】
また、その構造をポリマー主鎖としてフタル酸との間で重縮合したポリアリレート樹脂とすることにより、フタル酸の芳香環でのポリマー鎖間の重なりが得られることによってポリマーとしての強度が高まること、また置換基を導入することによりポリマー鎖及びポリマー間においてフェニル環の配置が適度に制限されることによって適正配置となっていること、更にポリマーの溶媒に対する溶解性が向上していることから、溶媒からキャスト膜として用いることにより、より強度の発現がされ易くなると考えられる。更に、ポリマー鎖のフェニル環が感光体に用いる有機電荷輸送材料のフェニル環との間において親和性も高まり、感光層としての機械的強度の発現が向上していると推測される。
【0048】
一般式(1)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂は、重量平均分子量Mw=20000〜200000が好ましく、強度及び生産性等の面から、50000〜150000が特に好ましい。
【0049】
以下に一般式(1)で示される構成単位の具体例を示すが、これらに限られるものではない。
【0050】
【表1】
Figure 2004093862
【0051】
次に、一般式(1)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂は、下記一般式(4)で示される構成単位を有するポリカーボネート樹脂と混合して用いることも可能であり、それにより耐摩耗性及び感光体生産時の生産性や溶液の安定性等が向上する。
【0052】
【化8】
Figure 2004093862
式中、R15〜R18は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。また、Xは単結合または−CR1920−を示す。R19及びR20は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはR19及びR20が結合することによって形成されるアルキリデン基を示す。
【0053】
その混合比率は、一般式(1)/一般式(4)=5/95〜95/5が可能であり、効果を効率良く発現させるためには、20/80〜80/20が好ましい。
【0054】
一般式(4)で示される構成単位を有するポリカーボネート樹脂の分子量は特に限定されないが、好ましくはMv=20000〜80000である。以下に一般式(4)で示される構成単位の具体例に示す。構造及び混合における組み合わせは限定されない。
【0055】
【表2】
Figure 2004093862
【0056】
【表3】
Figure 2004093862
【0057】
また、上記一般式(2)で示される構成単位は、一般式(1)と下記一般式(5)との共重合体として表され、その具体例としては、上記した構成単位例(1−1)〜(1−7)と次に示す一般式(5)の具体的な構成単位例(5−1)〜(5−14)との共重合体として表され、その組み合わせについては限定されない。
【0058】
【化9】
Figure 2004093862
式中、R21〜R24は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。また、Xは単結合または−CR2526−を示す。R25及びR26は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはR25及びR26が結合することによって形成されるアルキリデン基を示す。
【0059】
共重合の比率は、一般式(1)/一般式(5)=95/5〜5/95において各々の特性を発揮することができるが、本発明の耐摩耗性の効果をより発現させるためには、80/20〜20/80とすることが好ましい。分子量は、Mw=20000〜200000が好ましく、特に50000〜150000が好ましい。
【0060】
次に、一般式(5)で示される構成単位の具体例を示すが、これらの構造に限定されるものではない。
【0061】
【表4】
Figure 2004093862
【0062】
【表5】
Figure 2004093862
【0063】
本発明に用いるポリアリレート樹脂は、常法により合成されるが、一例として構成単位例(1−4)/(5−2)の共重合体の合成例を以下に示す。
【0064】
10%水酸化ナトリウム水溶液に、構成単位例(1−4)/(5−2)(=5/5)を構成するビスフェノールモノマーを加えて溶解した。更に、重合触媒としてトリメチルベンジルアンモニウムクロライドを添加し攪拌した。別に、テレフタル酸クロライド/イソフタル酸クロライドの等量混合物をジクロロメタンに溶解させた。このジクロロメタン溶液を、先に調製した水酸化ナトリウム水溶液に攪拌しながら添加し、重合を開始した。
【0065】
重合は反応温度を25℃以下に保ちながら、3時間攪拌を行った。その後、酢酸の添加により反応を終了させ、水相が中性になるまで水で洗浄を繰り返した。洗浄後、攪拌下のメタノールに滴下しポリマーを沈殿させた。更に、ポリマーを真空乾燥させて目的とする化合物を得た。
【0066】
以下、本発明の電子写真感光体の構成について説明する。
【0067】
本発明の電子写真感光体は、感光層が電荷輸送材料と電荷発生材料とを同一の層に含有する単層型、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層と電荷発生材料を含有する電荷発生層とを有する積層型のいずれの場合にも適用される。
【0068】
バインダー樹脂としての前記一般式(1)や(2)のポリアリレート樹脂は、表面層であれば用いる層について特に限定はなく、感光体を形成させるための材料(例えば、電荷発生材料や電荷輸送材料)を通常用いる溶剤により溶解及び分散させて用いる層、例えば、積層型感光体においては、電荷発生層、電荷輸送層や保護層に適用可能であり、単層型においても感光層に適用可能である。
【0069】
本発明における電荷発生材料としては、通常知られているものが使用可能であり、例えば、セレン−テルル、ピリリウム、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ及びキナクドリン等の各顔料が挙げられる。これらの顔料は0.3〜4倍の質量のバインダー樹脂及び溶剤と共に、ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ミル、サンドミルアトライター、ロールミル及び液衝突型高速分散機等を使用して、良く分散した分散液とする。積層型感光体の場合、この液を塗布し、乾燥することによって電荷発生層が得られる。膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.1〜2μmであることが好ましい。電荷発生層が表面層でない場合、バインダー樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン及びポリ塩化ビニル等のビニル重合体及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリスルフォン、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂及びシリコーン樹脂等を用いることができる。
【0070】
電荷輸送材料は、通常用いられるものが使用でき、例えば、トリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物及びチアゾール系化合物等が挙げられる。これらの化合物は、バインダー樹脂と共に溶剤に溶解し溶液とする。積層型感光体の場合、この液を塗布し、乾燥することによって電荷輸送層が得られる。膜厚は5〜40μmであることが好ましく、特には15〜30μmであることが好ましい。電荷輸送層も表面層でない場合、バインダー樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン及びポリ塩化ビニル等のビニル重合体及びその共重合体、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、ポリスルフォン、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂及びシリコーン樹脂等を用いることができる。
【0071】
感光層が単層型の場合は、上述のような電荷発生材料や電荷輸送材料を上述のようなバインダー樹脂に分散し及び溶解した溶解した溶液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。膜厚は5〜40μmであることが好ましく、特には15〜30μmであることが好ましい。
【0072】
本発明において用いることができるクシ型シリコン系グラフトポリマーとしては、感光体の表面のすべり性を向上させ、例えばクリーニング手段を持つ画像形成プロセスにおいてクリーニングブレードが捲れてしまうことを防止でき、電子写真特性を悪化させないものであればどのようなものを用いてもさしつかえないが、特には東亞合成化学工業(株)製の「商品名:アロンGS−101CP」が好ましい。
【0073】
本発明において用いることができるフッ素系樹脂粉体は主に感光体の表面の対磨耗性をさらに向上させるもので、4フッ化エチレン樹脂、3フッ化塩化エチレン樹脂、6フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、2フッ化2塩化エチレン樹脂及びこれらの共重合体のなかから1種あるいは2種以上を適宜選択するのが好ましいが、特に、4フッ化エチレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂が好ましい。樹脂粒子の分子量や粒子の粒径は適宜選択することができ、特に制限されるものではない。
【0074】
更に、電荷輸送層中には感光体の劣化を防止する目的の酸化防止剤や紫外線吸収剤、及び生産性向上のために可塑剤等の添加剤を必要に応じ添加することもできる。
【0075】
また、保護層を設ける場合は、上述したバインダー樹脂を溶剤に溶解した溶液を、塗布し乾燥すればよい。必要に応じて電子写真感光体の材料や、抵抗値を制御するための導電材や、潤滑性を持たせるための滑材等を添加することもできる。
【0076】
また、本発明においては、支持体と感光層、あるいは導電層と感光層の間に必要に応じて接着機能及び電荷バリアー機能を有する中間層を設けることができる。中間層の材料としては、例えば、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン及びポリエーテルウレタン等が挙げられる。これらは、溶剤に溶解して塗布し乾燥される。中間層の膜厚は0.05〜5μmであることが好ましく、特には0.2〜1μmであることが好ましい。また、溶剤と中間層の材料との割合(質量比)は1/0.5〜1/2であることが好ましい。
【0077】
これらの感光体の塗布方法としての限定はなく、浸漬塗布法、スプレー塗布法及びバーコート法等の通常知られている手段で使用できる。
【0078】
次に、本発明に用いる中間転写体について中間転写ベルトを例にして説明する。
【0079】
中間転写ベルトを製造する場合、1層あるいは2層以上の樹脂からなる中間転写ベルトとすることができる。また、ゴム層の上に樹脂層を設けた構造とすることもできる。
【0080】
コストの観点からは、中間転写ベルトを樹脂で作ることが好ましい。具体的には、熱可塑性樹脂と任意の添加剤(導電剤、酸化防止剤、光安定剤、加水分解防止剤及び難燃剤など)とを溶融混練したものを環状ダイスから押出すことによって、継ぎ目のない樹脂チューブを連続的に生産し、これを任意の長さに切断して中間転写ベルトを製造するとよい。もちろん、遠心成形や浸漬塗布によって熱硬化性樹脂でベルトを製造してもよい。
【0081】
中間転写ベルトをゴムで製造する場合、ゴム層は、耐久性を向上させるために繊維で補強することが好ましく、縦横の糸からなる織布でゴム層を補強したり、螺旋状に糸を設けることによりゴム層を補強することができる。より製造が容易であるのは螺旋状に糸を設けてゴム層を補強した中間転写ベルトである。繊維の材質は、強度やコストの観点から、綿やポリエステル繊維が好ましい。ただしこれに限定されるものではない。糸は1本のフィラメントであっても、複数のフィラメントを撚ったものであってもよく、混紡してもよい。同じく織布は、例えばメリヤス織り等のいかなる織り方の織布でも使用可能であり、もちろん交織した織布も使用可能である。
【0082】
ゴムの厚さは0.5〜2mmが好ましく、より好ましくは0.5〜1mmである。ゴムベルトを0.5mm未満に薄く作ることは困難であり、2mmより厚くすると、転写搬送ベルトの円滑な駆動が困難になる。更に、ゴム層の硬度を85°以下とすると、中抜け画像が発生しにくくなって、より好ましい。ただし、硬度はJIS−K6301に記載のA型硬度に従うものとする。
【0083】
本発明の中間転写ベルトは、その材質に関係なく、中間転写ベルトの周方向の引っ張り弾性率が50MPa以上、好ましくは200MPa以上、より好ましくは1GPa以上であると、中間転写ベルトの回転中に生ずる伸び(引っ張り側で伸びる)が減少するので、色ずれがより低減されて好ましい。
【0084】
本発明の中間転写ベルトを製造するに当たっては、ゴムやエラストマー、樹脂などを用いることができる。
【0085】
例えばゴムやエラストマーとしては、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム、シンジオクタチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、水素化ニトリルゴム及び熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系及びポリエステル系)等が使用できる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
【0086】
また、樹脂としては、酢酸ビニル、ポリエステル、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド、芳香族ポリアミド、変性ポリフェニレンオキサイド及びポリスチレン等を用いることができる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
【0087】
ただし、本発明の中間転写ベルトにおいては、少なくとも表面層の主成分が樹脂であることが好ましい。なぜならば、表面層の主成分がゴムやエラストマーであると、転写搬送ベルト表面の粘着性が大きくなって、ベルト上に一旦トナーが付着すると、これを除去することが容易でないからである。ベルト上に付着したトナーは記録用紙の裏側に付着して裏汚れを起こしたり、極端な場合には転写搬送ベルトの厚み方向の抵抗値が大きくなり過ぎて、転写電流が流れにくくなり、転写効率の低下、即ち画像品位の低下を招き易い。
【0088】
本発明の中間転写ベルトには、導電材を添加することができる。導電材としてはいかなるものを用いてもよいが、例えば、カーボン、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化チタンなどの金属酸化物、4級アンモニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルアニリン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレン、ポリエチレンイミン、含硼素高分子化合物及びポリピロール等の導電性高分子化合物等が挙げられる。ただし、上記材料に限定されるものではない。
【0089】
本発明の中間転写ベルトは、単一の層であっても複数の層からなっていてもよい。また、中間転写ベルトの抵抗値に限定はないが、例えば体積抵抗率で10〜1014Ωcm、表面抵抗率で10〜1016Ω/□程度である。
【0090】
なお、体積抵抗率及び表面抵抗率は以下のようにして測定するものとする。
【0091】
<測定機>
抵抗計;超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)
試料箱;超高抵抗測定用試料箱TR42(アドバンテスト社製)ただし、主電極は直径22mm、ガード・リング電極は内径41mm、外径49mmとする。
【0092】
<サンプル>
中間転写ベルトを直径56mmの円形に切断する。切断後、片面はその全面をPt−Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方の面はPt−Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と内径38mm、外径50mmのガード・リング電極を設ける。Pt−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立製作所製)で蒸着操作を2分間行うことにより得られる。蒸着操作を終了したものを測定サンプルとする。
【0093】
<測定条件>
測定雰囲気;23℃/50〜60%。なお、測定サンプルは予め23℃/50〜60%の雰囲気に12時間以上放置しておく。
【0094】
測定モード;プログラムモード5(ディスチャージ10秒、チャージ及びメジャー30秒。)
印加電圧;100(V)
本発明における中間転写体の表面層の水との接触角は、好ましくは50〜120°、より好ましくは60〜110°である。接触角が50°より小さいと2次転写効率の低下を招き易く。特に、高温高湿環境下では、中間転写体表面の水分吸着量が増加して2次転写効率の低下やクリーニング性能の悪化を生じ易く、クリーニング不良による画像欠陥またはスループットの低下を招き易い。
【0095】
また、接触角が120°より大きいと転写補助粒子が十分に付着できず、粒子量が不足し、やはり2次転写性能の低下やクリーニング不良を生じ易く、また、製造が困難になり易い。
【0096】
なお、接触角は、ゴニオメーター式接触角測定器(協和界面科学(株)製)を用いて、水滴滴下10秒後の値を測定することによって得られる。ここで使用する水は、蒸留水である。
【0097】
中間転写体の表面粗さRa及びRzは、それぞれ0.01μm〜2μm、0.1μm〜8μmの範囲であることが好ましい。
【0098】
中間転写体の表面粗さRa及びRzが、それぞれ2μm、8μmを越えると、表面の凹凸によりトナーの付着が促進され易く、中間転写体寿命の低下を招き易い。また、Ra及びRzが、それぞれ0.1μm、0.1μm未満であると、感光との間で密着が発生し易く、特に有機感光体と接触した状態で高温下、長時間放置したときに起動直後の画像に白スジ等の画像不良が発生し易い。
【0099】
表面粗さは、サーフコーダSE3300(小坂研究所製)で中間転写体の両端部から3cmの点及び中央の3点を長さ2.5mmで測定して平均した。
【0100】
【実施例】
以下、具体的実施例を挙げて、本発明を詳細に説明する。なお、実施例中、「部」は質量部を示す。
【0101】
[実施例1]
本発明の感光体はアルミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗布液を支持体上に浸漬塗布し、140℃で30分熱硬化して、膜厚が15μmの導電層を形成した。
【0102】
導電性顔料:SnOコート処理硫酸バリウム        10部
抵抗調節用顔料:酸化チタン               2部
バインダー樹脂:フェノール樹脂             6部
レベリング材:シリコーンオイル         0.001部
溶剤:メタノール、メトキシプロパノール0.2/0.8 20部
【0103】
次に、この上にNメトキシメチル化ナイロン4.5部及び共重合ナイロン1.5部をメタノール65部及びnブタノール30部の混合溶媒に溶解した塗布液を浸漬塗布して、膜厚が0.6μmの下引き層を形成した。
【0104】
次に、CuKαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°及び28.2°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶3.5部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBH−S、積水化学工業社製)1部をシクロヘキサノン120部に添加し、1mmφガラスビーズを用いたサンドミルで3時間分散し、これにメチルエチルケトン120部を加えて希釈して電荷発生層用塗布液を調製した。下引き層上にこの塗布液を浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成した。
【0105】
次に、下記構造式のアミン化合物9部、
【0106】
【化10】
Figure 2004093862
下記構造式のアミン化合物1部
【0107】
【化11】
Figure 2004093862
及びバインダー樹脂として構成単位例(1−2)の重合体(Mw=75000)10部をモノクロロベンゼン50部/ジクロロメタン50部の混合溶剤に溶解し、電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を浸漬塗布し、120℃で1時間乾燥し、膜厚が27μmの電荷輸送層を形成した。
【0108】
次に、中間転写体としてポリカーボネート樹脂100部とカーボンブラック12部とを溶融混練し、インフレーション成形により、厚さ150(μm)、Rz=0.98μm、接触角95°、体積抵抗率は7×10Ωcmの継ぎ目のない樹脂チューブを得、これを所定の幅に切断した後に端部補強テープとリブを取り付けて樹脂ベルトを得た。
【0109】
このようにして作製した電子写真感光体と中間転写体を図1でに示されるフルカラー電子写真装置に装着し、感光体と中間転写体の周速差が100.1%、101%、103%、105%(感光体速度>中間転写体の速度)の条件で、23℃/60%環境下でフルカラー画像2万枚の連続耐久試験を行った。
【0110】
評価はトナー融着、キズの有無、感光体の削れ量、画像濃度の4項目に着眼して行い、結果を表1に示す。
【0111】
なお各評価項目の評価基準は次の通りである。
【0112】
a)トナー融着
目視による4段階評価。評価基準は、A:無し、B:耐久後半で軽微に発生、C:耐久後半で発生、D:耐久前半から発生。
【0113】
b)キズの有無
目視による4段階評価。評価基準は、A:無し、B:耐久後半で軽微に発生、C:耐久後半で発生、D:耐久前半から発生。
【0114】
c)感光体の削れ量
(米)フィッシャー社製「パーマスコープE111型」により膜厚を測定し、1万枚当たりの感光体の表面層の削れ量を測定した。
【0115】
d)総合的画像再現性
目視による4段階評価。評価基準は、オリジナル原稿を基準にして、ベタ黒画像の均一性,階調性,細線再現性について総合的に評価した。A:優 、B:良 、C:普通 、D:悪い。
【0116】
[実施例2]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−4)の重合体(Mw=78000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0117】
[実施例3]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−6)の重合体(Mw=70000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0118】
[実施例4]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−1)/(5−1)=50/50の共重合体(Mw=80000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0119】
[実施例5]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−4)/(5−2)=50/50の共重合体(Mw=78000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0120】
[実施例6]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−4)/(5−2)=20/80の共重合体(Mw=75000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0121】
[実施例7]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−4)/(5−2)=80/20の共重合体(Mw=80000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0122】
[実施例8]
電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−6)/(5−6)=20/80の共重合体(Mw=80000)に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0123】
[実施例9〜16]
実施例1〜8の感光体において、電荷輸送層にクシ型シリコン系グラフトポリマー(商品名:アロンGS−101CP、東亞合成化学工業(株)製)を0.2部添加した以外は、実施例1〜8と同様な感光体を作成し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0124】
[実施例17〜24]
実施例1〜8の感光体において、電荷輸送層に4フッ化エチレン樹脂(商品名:ルブロンL2、ダイキン工業(株)製)を1部分散させた以外は、実施例1〜8と同様な感光体を作成し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0125】
[実施例25〜32]
実施例9〜16の感光体において、電荷輸送層に4フッ化エチレン樹脂(商品名:ルブロンL2、ダイキン工業(株)製)を1部分散させた以外は、実施例9〜16と同様な感光体を作成し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0126】
[実施例33〜40]
実施例1〜8において、中間転写体の組成をポリカーボネート樹脂100部に対してカーボンブラック15部とし、厚さ200μm、Rz=2.0μm、接触角85°、体積抵抗は1×10Ωのものを使用した以外は、実施例1〜8と同様な構成とし、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0127】
[実施例41〜48]
図2に示されるインライン方式の電子写真装置に実施例9〜16の感光体及び中間転写体を装着し、耐久枚数を5万枚とした外は、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0128】
[実施例49]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−4)の重合体(Mw=75000)を5部、構成単位例(5−1)の重合体(Mw=70000)を5部に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0129】
[実施例50]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−1)/(5−1)=50/50の共重合体(Mw=80000)を5部、構成単位例(5−2)の重合体(Mw=75000)を5部に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0130】
[実施例51]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂を構成単位例(1−1)の重合体(Mw=75000)を5部、構成単位例(4−13)のポリカーボネート(Mv=40000)を5部に代えた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0131】
[比較例1]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂として構成単位例(5−1)のポリアリレート(Mw=70000)を10部とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0132】
[比較例2]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂として構成単位例(5−3)で示されるポリアリレート(Mw=130000)を10部とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0133】
[比較例3]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂としてポリカーボネート(ユーピロンZ−400  三菱ガス化学(株)製)を10部とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0134】
[比較例4]
実施例1における電荷輸送層用のバインダー樹脂としてポリカーボネート(テイジンパンライトL−1250、帝人化成(株)製)を10部とした以外は、実施例1と同様に感光体を作成し、実施例1と同様な評価を行った。結果を表1に示す。
【0135】
【表6】
Figure 2004093862
【0136】
【表7】
Figure 2004093862
【0137】
【発明の効果】
本発明によれば、中間転写体との摺擦、特に電子写真感光体と中間転写体の間に周速差のある場合の摺擦に対する電子写真感光体の耐トナー融着性、耐キズ性及び耐削れ性が良好であるため感光体寿命が長く、優れた画像再現性が長期間保たれる電子写真装置、該電子写真装置に用いられる電子写真感光体、該電子写真感光体を有し該電子写真装置に着脱自在なプロセスカートリッジを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの感光体を有するカラー電子写真装置の概略構成を示す図である。
【図2】複数の感光体を有するインライン方式のカラー電子写真装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 1次帯電器
3 露光光
7 クリーニング用帯電部材
10 転写材ガイド
11 給紙ローラ
13 感光ドラムのクリーニング装置
15 定着器
16 中間転写ベルトのクリーニング装置
20 中間転写ベルト
26,28,29 バイアス電源
41 イエロー色現像装置
42 マゼンタ色現像装置
43 シアン色現像装置
44 ブラック色現像装置
61 中間転写ベルト支持ローラ
62 1次転写ローラ
63 2次転写ローラ
64 2次転写対向ローラ
67  除電帯電器
P 転写材

Claims (11)

  1. 電子写真感光体と、該電子写真感光体にトナーにより画像を形成するトナー像形成手段と、該電子写真感光体に接触する中間転写体と、該電子写真感光体に形成されたトナー像を、該中間転写体の第1の転写位置で該中間転写体に1次転写するための手段と、該中間転写体に転写されたトナー像を、該中間転写体の第2の転写位置で転写材に2次転写する転写手段とを有する電子写真装置において、該電子写真感光体の表面層が少なくとも下記一般式(1)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂を含有することを特徴とする電子写真装置。
    Figure 2004093862
    (式中、R〜Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基またはアリール基を示す。ただし、RとRの両方が水素原子となることはなく、かつRとRの両方が水素原子となることはない。)
  2. 前記表面層が少なくとも下記一般式(2)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂を含有する請求項1に記載の電子写真装置。
    Figure 2004093862
    (式中、R〜Rは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基またはアリール基を示す。ただし、RとRの両方が水素原子となることはなく、かつRとRの両方が水素原子となることはない。R〜R12は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。また、Xは単結合または−CR1314−を示す。R13及びR14は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはR13及びR14が結合することによって形成されるアルキリデン基を示す。n及びmは共重合比を示す。)
  3. 前記表面層が少なくとも下記式(3)で示される構成単位を有するポリアリレート樹脂を含有する請求項2に記載の電子写真装置。
    Figure 2004093862
    (式中、s及びtは共重合比を示す。)
  4. 前記表面層が少なくとも下記一般式(4)で示される構成単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真装置。
    Figure 2004093862
    (式中、R15〜R18は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、アリール基、炭素数1〜5のアルコキシ基またはハロゲン原子を示す。また、Xは単結合または−CR1920−を示す。R19及びR20は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはR19及びR20が結合することによって形成されるアルキリデン基を示す。)
  5. 前記表面層がクシ型シリコン系グラフトポリマーを含有する請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真装置。
  6. 前記表面層がフッ素系樹脂粉体を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真装置。
  7. 前記電子写真感光体と前記中間転写体が周速差を持って回転する請求項1〜6のいずれかに記載の電子写真装置。
  8. 前記電子写真感光体と前記中間転写体の周速差が下記式を満足する請求項7に記載の電子写真装置。
    100.1≦(Vd/Vi)×100≦105 または 100.1≦(Vi/Vd)×100≦105
    Vd:ドラムの線速度、Vi:中間転写体の線速度
  9. 複数色のトナー像をそれぞれ担持する複数の前記電子写真感光体と、前記複数の電子写真感光体と接触し、前記電子写真感光体からトナー像が転写される前記中間転写体とを有する請求項1〜8のいずれかに記載の電子写真装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電子写真装置に用いられることを特徴とする電子写真感光体。
  11. 請求項1〜6のいずれかに記載の電子写真感光体、帯電手段及び現像手段からなる群より選択される少なくともひとつの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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