JP2004093531A - レンズ性能検査方法及びレンズ性能検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被検レンズ、物点距離、光軸外位置等の測定条件に対応して物点であるチャートの種類を替えることにより、さまざまな測定条件に幅広く対応できるレンズ性能検査装置を提供する。
【解決手段】被検レンズ105の性能評価を行うレンズ性能検査装置において、光源101により背面から光を照射されるように被検レンズ105の光軸上に配置された複数種のピンホールチャート102a乃至102dの中から選択されるピンホールチャート102aと、ピンホールチャート102aを経て出射された光束の光路を、軸上光路と軸外光路とに切り替えて被検レンズ105に入射する光路切替手段107と、被検レンズ105により結像された軸上光束、軸外光束による各チャート像を電気信号に変換する撮像素子110とを有するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズの性能検査方法及びレンズの性能検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般にレンズの性能を検査する装置としてはMTF(Modulation Transfer Function)測定機が知られている。MTFはレンズ等の結像性能を総合的に表す量であり、レンズの空間周波数特性を示し、空間的な正弦波をレンズに入力したときのレンズによる像の振幅と物体側の振幅との比で表される。このMTFは、被検レンズによる点像、線像、エッジ像等の光強度分布を電気的に検出し、フーリエ変換等の信号処理を行って測定する。
【0003】
この種のレンズ系のMTF測定方法を用いた従来のレンズ性能検査装置としては、特開平10−68674号公報の発明が提案されている。その内容を図3、図4を参照して説明する。
【0004】
図3は特開平10−68674号公報記載のレンズ系測定装置の構成を示すものである。図4は図3に示すレンズ系測定装置により軸外測定を行っている状態を示すものである。
【0005】
図3において、光源装置210は、光源211の近傍にピンホール215を置き、ピンホール215が焦点位置にくるようにコリメータレンズ217を配置してハウジング219により一体化したものである。
【0006】
光源211からの光束は、ピンホール215を通過し、コリメータレンズ217により平行光束化されて射出する。光源装置210は回転ステージ(第1の回転ステージ)220に保持されており、回転ステージ220は、十字架状に形成したステージ230の交点部分に取り付けられている。
【0007】
ステージ230は、図示のようにX軸、Y軸をとり、装置自体の中心軸320(X軸)方向に延びるX方向ステージ232と、中心軸320と直交してY軸方向に延びるY方向ステージ231とを十字架状に組み合わせて構成され、回転ステージ220が、Y方向ステージ231上のガイドライン311に沿って移動可能に配置されている。この回転ステージ220は、XY平面に直交するZ軸と平行な軸330を中心として正、逆両方向に回転自在でもある。
【0008】
X方向ステージ232は、被検体保持手段321を有し、この被検体保持手段321により、被検レンズ系Oをその光軸が中心軸320と一致するように保持している。
【0009】
X方向ステージ232には、回転ステージ(第2の回転ステージ)322が設けられ、この回転ステージ322は、点P(アイポイント)を中心に回動するとともに、保持手段240の一端部側を固定している。保持手段240は細長い板状をしていて、光軸方向に移動可能な駆動装置を持った保持台248と、その上に配置されたスリット253と、スリット253の走査装置250及びPD(フォトダイオード)245を保持している。
【0010】
結像レンズ系241は、レンズ保持体242に保持されている。そして、図示の状態において結像レンズ系241と、被検体保持手段321に保持された被検レンズ系(アフォーカル光学系)Oの光軸は一致している。
【0011】
X方向ステージ232の下端側には、ガイドレール233が上記回転軸Pを中心とする円弧状に設けられ、保持手段240の自由端部側の裏面側に設けられた回転コロ(図示せず)と係合している。上記回転ステージ322と、ガイドレール233と、上記図示されない回転コロとは、保持手段240を回転軸Pを中心にZ軸の回りに回転可能としている。
【0012】
前記回転コロ、ガイドレール233の具体的な構成としては、たとえば、ガイドレール233にはその円弧に沿ったラックを固定し、それに噛み合うようにピニオン付のステッピングモータを保持手段240の裏面側に固定する構成を挙げることができる。
【0013】
次に、図4を参照して、被検レンズ系Oの光軸に対して傾いた方向の軸外測定を行う場合についての説明を行う。
【0014】
回転ステージ220を図4のようにY方向ステージ231に沿ってY軸の方向へ移動させる。次いで回転ステージ220を回転させ、光源装置210からの平行光束が被検レンズ系Oの光軸外から入射するようにする。そして、ピンホール像がスリット253上にくるように保持手段240を回転させる。このようにして、前記被検レンズ系Oの場合には光軸外位置からの光束によるMTF測定を検査装置を大型化せずに行うことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、特開平10−68674号公報記載のレンズ系測定装置では、アフォーカル光学系である被検レンズ系Oに対しては測定装置を小型化できる。しかし、アフォーカル光学系ではない通常のレンズ系を測定する場合には、依然として測定装置の小型化は大きな課題となっている。
【0016】
例えば、被検レンズ241の焦点距離100mm、検査倍率50倍の時、距離は5mとなる。また、軸外光束による像高も大きくなるためピンホール215のY方向移動距雄が大きくなり、例えば検査倍率50倍では像高757mmとなる。このため装置が非常に大型化する。コリメータレンズ217を入れた場合においても、Y方向移動距離は少なくなるが、光源211とピンホール215とコリメータレンズ217とが一体化された光源装置210を傾けなければならず、また、結像レシズ系以降も同じく傾けなくてはならず、やはり装置が大型化する。また、ピンホール215が固定されているため、測定する被検レンズ242、物点距離、光軸外位置等の測定条件により別のピンホールに交換する必要も生じる。
【0017】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被検レンズ、物点距離、光軸外位置等の測定条件に対応して物点であるチャートの種類を替えることにより、さまざまな測定条件に幅広く対応できるレンズ性能検査方法を提供すること、及び、小型で簡略な構成からなり上記レンズ性能検査方法を実現し得るレンズ性能検査装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被検レンズの性能評価を行うレンズ性能検査方法において、光源から出射された光束を被検レンズの光軸上に配置された切り替え可能な複数種のチャートを介して出射し、出射光束の光路を、軸上光路と軸外光路とに切り替えて前記被検レンズに入射して軸上光束、軸外光束によるレンズ性能検査を行うことを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、被検レンズ、物点距離、光軸上位置、光軸外位置等の各種の測定条件に対応して、物点であるチャートの種類を替えるとともに出射光束の光路を替えることにより、さまざまな測定条件に幅広く対応しつつレンズ性能検査を行うことができる。
【0020】
請求項2記載の発明は、被検レンズの性能評価を行うレンズ性能検査装置において、光源により背面から光を照射されるように前記被検レンズの光軸上に配置された複数種の中から選択されるチャートと、前記チャートを経て出射された光束の光路を、軸上光路と軸外光路とに切り替えて被検レンズに入射する光路切替手段と、前記被検レンズにより結像された軸上光束、軸外光束による各チャート像を電気信号に変換する撮像素子と、を有することを特徴とするものである。
【0021】
この発明によれば、被検レンズ、物点距離、光軸上位置、光軸外位置等の各種の測定条件に対応して、物点であるチャートの種類を選択し、また光路切替手段により出射光束の光路を軸上光路と軸外光路とに替えることにより、さまざまな測定条件に幅広く対応しつつレンズ性能検査を行うことができるレンズ性能検査装置を提供できる。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のレンズ性能査装置において、前記被検レンズと前記チャートとの間に、軸上光路を曲げる反射ミラーを設けたことを特徴とするものである。
【0023】
この発明によれば、被検レンズと前記チャートとの間に、軸上光路を曲げる反射ミラーを設けているので、直線的な光路とする場合に比べ、装置寸法を小型化できる。
【0024】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記チャートの種類を切り替えるチャート切替手段を有することを特徴とするものである。この発明によれば、チャート切替手段によるチャートの種類の切り替えにより、個々の被検レンズの焦点距離に対応させた検査を行い、所望のレンズ性能検査を行うことができる。
【0025】
請求項5記載の発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記チャートは、前記被検レンズの光軸方向に移動自在に設置されていることを特徴とするものである。この発明によれば、前記チャートの光軸方向への移動を行うことで、被検レンズの焦点距離、測定倍率に適合した状態でレンズ性能検査を行うことができる。
【0026】
請求項6記載の発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記光路切替手段は、前記被検レンズの光軸方向に移動自在に設置されていることを特徴とするものである。
【0027】
請求項7記載の発明は、請求項2乃至6のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記光路切替手段は、前記被検レンズの光軸を回転軸として回転させる回転手段を有することを特徴とするものである。
【0028】
請求項6、7記載の発明によれば、光路切替手段を、前記被検レンズの光軸方向に移動自在とし、また、光軸を回転軸として回転させることで、被検レンズの焦点距離、測定倍率、測定像高により算出される測定距離と軸外光束の入射角度を得て、被検レンズのレンズ性能検査を行うことができる。
【0029】
請求項8記載の発明は、請求項2乃至7のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記撮像素子を、前記被検レンズの光軸を含む相互に直交する3軸方向に移動可能とする3次元移動手段を有することを特徴とするものである。
【0030】
この発明によれば、3次元移動手段による3軸方向への移動により、軸上光束、軸外光束のいずれも確実に捕らえてレンズ性能検査を行うことができる。
【0031】
請求項9記載の発明は、請求項2乃至8のいずれかに記載のレンズ性能検査装置において、前記チャートと前記光路切替手段との間に、コリメータレンズをその焦点位置を前記チャート位置に一致させる状態で配置したことを特徴とするものである。
【0032】
この発明によれば、物点が無限遠にあるとき、すなわち平行光束を透過させたときの被検レンズのレンズ性能を容易に検査することができる。
【0033】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のレンズ性能検査装置において、前記コリメータレンズを光路上に配置してコリメータレンズを有効にした状態と、光路上から取り外してコリメータレンズを無効にした状態とを切替えるコリメータレンズ切替手段を有することを特徴とするものである。
【0034】
この発明によれば、コリメータレンズ切替手段の切り替え動作により、物点が無限遠にあるとき及び有限遠にあるときのいずれの場合においても被検レンズのレンズ性能を容易に検査することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0036】
(実施の形態1)
(構成)
図1は本発明の実施の形態1のレンズ性能検査装置の概略構成図である。
【0037】
図1の構成において、101は光源である光源ランプ、102aは微小な孔が形成されたピンホールチャート、105は被検レンズで、ピンホールチャート102aは、その中心が被検レンズ105に至る光軸と一致するようにピンホールホルダ103により保持されている。
【0038】
また、ピンホールホルダ103には、他に各々径の異なるピンホールチャート102b、102c、102dが同心に設けられ、ピンホールホルダ103の回転によりピンホールチャート102a乃至102dのいずれかの中心位置が光軸に臨むように配置されている。ピンホールチャート102a乃至102dにより本実施の形態のチャートを構成している。
【0039】
さらに、前記光源ランプ101とピンホールホルダ103は、光軸方向に移動可能な光源Zステージ104上に載置されている。
【0040】
ピンホールチャート102aと被検レンズ105との間に、軸上光路108aを90度ずつ折り曲げるように反射ミラー106a、106bが配置されている。この際、反射ミラー106a、106bは、ピンホールチャート102aと被検レンズ105の光軸を一致させていれば、途中にさらに複数枚入れる構成も可能である。
【0041】
反射ミラー106bと被検レンズ105との間の軸上光路108b上に配置される光路切替手段107は、適宜に軸上光路108bから退避可能なミラー107aと、軸外光路108cを形成するミラー107bとからなっている。
【0042】
前記ミラー107aは、被検レンズ105の光軸に対し45度の配置で、かつ、軸外光路108cを通過する軸外光束にけられを生じさせない軸外検査位置107a”、および軸上光路108bを通過する軸上光束にけられを生じさせない軸上検査位置107a’とに適宜切り替えられるようになっている。
【0043】
前記ミラー107bは、軸外光路108cの軸上光路108bとなす軸外入射角度ωが自在に変更できるように回動可能となっている。
【0044】
さらに、この光路切替手段107は、軸上光路108bを軸心としてその回りに回転自在に配置されている。また、この光路切替手段107は、光軸方向に移動可能な切り替えZステージ109上に載置されている。
【0045】
撮像素子110は、図示しない3軸テーブル上に載置され、X方向(図1上下方向)、Y方向(図1奥行き方向)、Z方向(図1左右方向)に移動可能となっている。
【0046】
(作用)
次に、本実施の形態1のレンズ性能検査装置の作用を説明する。図1に示すレンズ性能検査装置において、ピンホールチャート102aは光源ランプ101により背面から透過照明され、被検レンズ105の物点となる。ピンホールチャート102aの軸上光路108aは反射ミラー106aと106bにより90度ずつ2回折り曲げられ、軸上光路108bとなる。
【0047】
被検レンズ105の光軸上でのレンズ性能を検査する場合は、ミラー107aが軸上検査位置107a’に切り替えられ、被検レンズ105により結像したピンホールチャート102aの像を撮像素子110により電気信号に変換して、その情報を図示しない演算装置等で画像処理・演算することにより、被検レンズ105の軸上レンズ性能を検査する。
【0048】
この際ピンホールチャート102aから被検レンズ105の入射瞳までの距離は、被検レンズ105の焦点距離、測定倍率により算出される測定距離になるよう光源Zステージ104を光軸方向に移動させる。
【0049】
被検レンズ105の軸外でのレンズ性能を検査する場合は、ミラー107aが軸外検査位置107a”に切り替えられ、ピンホールチャート102aの物像は被検レンズ105の軸外光路108cを経て被検レンズ105に入射される。 被検レンズ105により結像したピンホールチャート102aの像を撮像素子110により電気信号に変換して、その情報を図示しない演算装置等で画像処理・演算することにより被検レンズ105の軸外レンズ性能を検査する。
【0050】
この際ピンホールチャート102aから被検レンズ105の入射瞳までの距離と軸外入射角度ωは、被検レンズ105の焦点距離、測定像高、測定倍率により算出される測定距離と入射角度になるよう、光源Zステージ104と切り替えZステージ109の光軸方向への移動と、ミラー107bの回転とを行う。
【0051】
軸上、軸外のどちらのレンズ性能検査においても、被検レンズ105により結像したピンホールチャート102aの像を撮像素子110により観察する際、像の位置によって撮像素子110を図示しない3軸テーブルによりX,Y,Z方向に移動させることにより、ピンホールチャート102aの像を撮像素子110でとらえ、必要とするレンズ性能検査を行うことができる。
【0052】
尚、撮像素子110を移動させずに被検レンズ105の性能測定が可能であれば3軸テーブルは必ずしも設置しなくてもよい。
【0053】
前記ピンホールチャート102aは、ピンホールホルダ103が回転することにより、ピンホールチャート102b、102c、102dへと置き換えられ、それぞれ孔径が異なるものとすることができ、必要とするレンズ性能検査に適合するピンホールチャート102a乃至102dのいずれかのを選択して幅広い検査が可能となる。
【0054】
(効果)
以上、被検レンズ105の光軸上に配置されたピンホールチャート102a乃至102dと、被検レンズ105の間に配置された反射ミラー106a、106bとにより、光路を折り曲げて直線距離を短くすることと、被検レンズ105の光軸上に設置され被検レンズ105の軸上の光束と軸外光束の一部を同軸としさらに被検レンズ105の光軸を回転中心として回転させる光路切替手段107を有して軸上と軸外との光路切り替えを行うことで、簡略で小型の構成からなるレンズ性能検査装置を提供することができる。
【0055】
また、複数設置された径の異なるピンホールチャート102a乃至102dを切り替えて使用することにより、被検レンズ105の結像倍率に対応させた検査を行い、所望の空間周波数特性を得ることができるレンズ性能検査装置を提供することができる。
【0056】
(実施の形態2)
(構成)
図2は本発明の実施の形態2のレンズ性能検査装置の概略構成図である。コリメータレンズ部以外は実施の形態1と同様な構成を採用している。ここでは、異なる構成について詳述する。
【0057】
図2において、111はコリメータレンズで、コリメータレンズ切替手段112に載置され、ピンホールチャート102aと被検レンズ105の間に、光軸が被検レンズ105の光軸と一致し、さらにピンホールチャート102aがコリメータレンズ111の焦点位置になるコリメータレンズ有効位置と、ピンホールチャート102aの像に全く影響を及ぼさないコリメータレンズ無効位置の2位置に切り替え可能に構成している。
【0058】
(作用)
本実施の形態2は、基本的に実施の形態1と同じ作用を発揮する。ここでは、異なる作用について詳述する。
【0059】
前記コリメータレンズ111がコリメータレンズ切替手段112により切り替えられてコリメータレンズ有効位置に有るとき、ピンホールチャート102aからの軸上光束はコリメータレンズ111の集束作用により平行光束となり、その平行光束は被検レンズ105により撮像素子110にピンホールチャート102aの像として結像する。そして撮像素子110により電気信号に変換され、その情報を図示しない演算装置等で画像処理・演算することにより、物点が無限遠にある場合の被検レンズ105のレンズ性能を検査することができる。
【0060】
前記コリメータレンズ111がコリメータレンズ無効位置に有るときには、物点が有限にある場合の被検レンズ105のレンズ性能が検査される。
【0061】
(効果)
本実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加え、物点が無限遠にあるとき、すなわち平行光束を透過させたときの被検レンズ105のレンズ性能をも容易に検査することができるレンズ性能検査装置を提供することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、被検レンズ、物点距離、光軸上位置、光軸外位置等の各種の測定条件に対応して、物点であるチャートの種類を替えるとともに出射光束の光路を替えることにより、さまざまな測定条件に幅広く対応しつつレンズ性能検査を行うことができるレンズ性能検査方法を提供できる。
【0063】
また、本発明によれば、被検レンズ、物点距離、光軸上位置、光軸外位置、測定倍率、測定像高、軸外光束の入射角度等の各種の測定条件に幅広く対応しつつレンズ性能検査を行うことができ、さらには物点が無限遠にあるとき及び有限遠にあるときのいずれの場合においても被検レンズのレンズ性能を的確に検査することができるるレンズ性能検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレンズ性能検査装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2のレンズ性能検査装置の概略構成図である。
【図3】従来のレンズ系測定装置の概略構成図である。
【図4】図3のレンズ系測定装置により軸外測定を行っている状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
101 光源ランプ
102a乃至102d ピンホールチャート
103 ピンホールホルダ
104 光源Zステージ
105 被検レンズ
106a 反射ミラー
106b 反射ミラー
107 光路切替手段
107a ミラー
107a’ 軸上検査位置
107a” 軸外検査位置
107b ミラー
108a 軸上光路
108b 軸上光路
108c 軸外光路
109 切り替えZステージ
110 撮像素子
111 コリメータレンズ
112 コリメータレンズ切替手段
ω 軸外入射角度

Claims (10)

  1. 被検レンズの性能評価を行うレンズ性能検査方法において、
    光源から出射された光束を被検レンズの光軸上に配置された切り替え可能な複数種のチャートを介して出射し、出射光束の光路を、軸上光路と軸外光路とに切り替えて前記被検レンズに入射して軸上光束、軸外光束によるレンズ性能検査を行うことを特徴とするレンズ性能検査方法。
  2. 被検レンズの性能評価を行うレンズ性能検査装置において、光源により背面から光を照射されるように前記被検レンズの光軸上に配置された複数種の中から選択されるチャートと、
    前記チャートを経て出射された光束の光路を、軸上光路と軸外光路とに切り替えて被検レンズに入射する光路切替手段と、
    前記被検レンズにより結像された軸上光束、軸外光束による各チャート像を電気信号に変換する撮像素子と、
    を有することを特徴とするレンズ性能検査装置。
  3. 前記被検レンズと前記チャートとの間に、軸上光路を曲げる反射ミラーを設けたことを特徴とする請求項2記載のレンズ性能査装置。
  4. 前記チャートの種類を切り替えるチャート切替手段を有することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  5. 前記チャートは、前記被検レンズの光軸方向に移動自在に設置されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  6. 前記光路切替手段は、前記被検レンズの光軸方向に移動自在に設置されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  7. 前記光路切替手段は、前記被検レンズの光軸を回転軸として回転させる回転手段を有することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  8. 前記撮像素子を、前記被検レンズの光軸を含む相互に直交する3軸方向に移動可能とする3次元移動手段を有することを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  9. 前記チャートと前記光路切替手段との間に、コリメータレンズをその焦点位置を前記チャート位置に一致させる状態で配置したことを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のレンズ性能検査装置。
  10. 前記コリメータレンズを光路上に配置してコリメータレンズを有効にした状態と、光路上から取り外してコリメータレンズを無効にした状態とを切替えるコリメータレンズ切替手段を有することを特徴とする請求項9記載のレンズ性能検査装置。
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