JP2000180373A - 欠陥検査方法及び欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査方法及び欠陥検査装置

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JP2000180373A
JP2000180373A JP35562298A JP35562298A JP2000180373A JP 2000180373 A JP2000180373 A JP 2000180373A JP 35562298 A JP35562298 A JP 35562298A JP 35562298 A JP35562298 A JP 35562298A JP 2000180373 A JP2000180373 A JP 2000180373A
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均 山浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲の検査対象領域を高分解能で測定でき
るようにする。 【解決手段】 被検査物であるガラス基板31からの光
を、光軸が互いに略平行に設定された複数のレンズ32
bよりなるレンズアレイ32により取り出し、取り出し
た光を、空間フィルタ(ハイパスフィルタ)33を通し
て、結像レンズ34によりCCDカメラ35の受光領域
に集中して結像させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体(被検査物)
の表面もしくは内部にある微小な欠陥や付着物(広い意
味で欠陥に相当)などを検出する欠陥検査方法、及び、
この方法の実施に使用する欠陥検査装置に係り、特にガ
ラス基板などのように薄い板状の物の検査に好適な欠陥
検査方法及び欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ素子のような規則的な繰り返しパ
ターンを持つ検査対象に対し、平行光を照明し、対象物
体からの反射回折光をレンズにより検出すると、その物
体のパターンに応じたフーリエ変換像がレンズの後側焦
点面に形成されることが知られている。
【0003】図5は欠陥検出の原理を示す光学系の一例
を示す。図5において、1は被検査物、2は対物レン
ズ、3はハーフミラー、4は空間フィルタ、5は画像検
出器である。ハーフミラー3は、被検査物1と対物レン
ズ2の間に配置され、照明光6を被検査物1に向けて反
射すると同時に、被検査物1に当たって反射した光を対
物レンズ2へ向けて透過する。空間フィルタ4は、検査
対象のパターンに応じたパターンを有しており、対物レ
ンズ2の後側焦点面(フーリエ変換面)に配置されてい
る。従って、規則的な対象パターンからの回折光が空間
フィルタ4にて遮光され、不規則な欠陥7からの回折光
のみが、選択的に対物レンズ2の像面8に結像される。
従って、その結像面に置いた画像検出器5により、欠陥
のみの画像信号を得ることができる。
【0004】図6はICマスクの欠陥を検査するための
光学系の例を示す。図6において、11はレーザ、12
はコリメータ、13はダイクロイックミラー、14は緑
色フィルタランプ、15はコリメータ、16は被検査物
であるICマスク、17はフーリエ変換用の対物レン
ズ、18は緑色の方向性フィルタ(空間フィルタ)、1
9は結像レンズ、20は再結像面である。ICマスク1
6は大部分が縦と横の直線成分からできているので、方
向性フィルタ18でこの成分を遮断する。これにより、
欠陥部分の成分のみが再結像面20に結像される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の欠陥検査のため
の光学系は上述のように構成されていたが、対物レンズ
2、17が単レンズにより構成されていたので、1μm
以下の欠陥のような微小な欠陥を検出するためにレンズ
の倍率を大きくすると、検査対象面積(検査領域)を小
さくせざるを得なくなり、全体の検査に長時間を要する
という問題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、広範囲の検査対象を高分解能で
比較的安価に測定することのできる欠陥検査方法、並び
に欠陥検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の欠陥検
査方法は、被検査物の検査領域にある欠陥を光学的な画
像検出手段を用いて検出する欠陥検査方法において、検
査領域からの光を、光軸が互いに略平行に設定された複
数のレンズよりなるレンズアレイにより取り出し、該レ
ンズアレイの各レンズにより取り出された光を、結像レ
ンズにより前記画像検出手段の受光領域に集中して結像
させ、該像に応じた検出手段の信号により欠陥を検出す
ることを特徴とする。
【0008】この発明では、複数のレンズよりなるレン
ズアレイにより、被検査物の各部分の像が別々にフーリ
エ変換される。そして、別々にフーリエ変換された像が
再び結像レンズにより逆フーリエ変換されることで、検
出手段の1つの受光領域に集中して結像される。従っ
て、被検査物の各部分の像が検出手段の受光領域内に全
て重ね合わせた状態で結像されることになり、一箇所で
も欠陥があれば、重ね合わさった像の中から、欠陥の像
が検出される。つまり、対物レンズをレンズアレイにす
ることで、1つの検出手段でありながら、大面積の検査
領域を高い分解能で一度に検査することが可能となる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1におけるレン
ズアレイと結像レンズとの間に、欠陥に関する情報のみ
を通過させる空間フィルタを配置し、レンズアレイの各
レンズにより取り出された光を空間フィルタによりフィ
ルタリングしてから結像レンズに導入することを特徴と
する。
【0010】この発明では、空間フィルタの働きによ
り、レンズアレイ(対物レンズ)でフーリエ変換された
各光を、欠陥などにより散乱されない光と、欠陥などに
より散乱された光に分ける。そして、空間フィルタによ
ってフィルタリングされた欠陥による光のみが、結像レ
ンズにより逆フーリエ変換されて、画像検出手段の受光
領域に集中して結像される。これにより、被検査物の各
部分にある欠陥などの像のみが、全て重ね合わせた状態
で画像検出手段に結像されることになり、一つの画像検
出手段であっても、大面積の検査領域を一度に高分解能
で検査することが可能となる。
【0011】請求項3の発明は、前記空間フィルタとし
て高周波域の光のみを通過させるハイパスフィルタを用
い、このハイパスフィルタを、被検査物の検査領域から
の光のレンズアレイによる結像位置に配置することを特
徴とする。
【0012】一般に欠陥部分のスペクトルは高周波成分
を持っている。従って、空間フィルタとしてハイパスフ
ィルタを用いることにより、欠陥部分のみを抽出するこ
とができる。即ち、周辺のノイズ成分を除去して、欠陥
部分だけを明るく表示させることが可能となる。特に、
レンズアレイによる結像位置にハイパスフィルタを配置
することで、フィルタリング効果を上げることができ
る。
【0013】請求項4の発明は、前記ハイパスフィルタ
を、結像レンズの前側焦点位置に配置することを特徴と
する。
【0014】こうすることで、ハイパスフィルタを通過
した欠陥部分の光のみを、鮮明に画像検出手段に結像さ
せることができる。
【0015】請求項5の発明は、検査領域からの光を、
被検査物を透過した平行光または被検査物にて反射した
平行光としたことを特徴とする。
【0016】上記の発明において、被検査物からの光は
透過光でも反射光でもよく、被検査物を透過した光をレ
ンズアレイで取り出すようにしてもよいし、あるいは、
ハーフミラーなどの光学系により反射(または透過)さ
せた光を被検査物に照射し、被検査物より反射した光
を、前記ハーフミラーを通過(または反射)させてレン
ズアレイにより取り出してもよい。請求項5の発明で
は、このとき、被検査物の検査領域からの光が、前記被
検査物を透過(または反射)し、ほぼ平行光の状態でレ
ンズアレイに入射するようにし、できるだけ鮮明な像が
得られるようにしている。なお、被検査物の検査領域の
像は、被検査物がレンズアレイを構成する各レンズの前
側焦点位置にくるようにすることが、本発明の光学系に
より前記検査領域の像を正確にフーリエ変換する上から
好ましい。
【0017】請求項6の発明の欠陥検査装置は、被検査
物の検査領域からの光を用いて前記検査領域にある欠陥
を検出する欠陥検査装置において、検査領域からの光を
取り出すための、光軸が互いに略平行に設定された複数
のレンズよりなるレンズアレイと、レンズアレイを構成
する各レンズにより取り出された光をフィルタリングす
る空間フィルタと、空間フィルタによりフィルタリング
された各光を1点に集中して結像させる結像レンズと、
結像レンズにより結像された像に応じた信号を出力する
画像検出手段とを備え、画像検出手段の出力信号により
欠陥を検出することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、複数のレンズよりなる
レンズアレイにより、被検査物の各部分の像を別々にフ
ーリエ変換する。フーリエ変換した像は、空間フィルタ
でフィルタリングすることにより、欠陥などにより散乱
されない光と、欠陥などにより散乱された光に分ける。
そして、空間フィルタによってフィルタリングされた欠
陥による光のみを結像レンズで逆フーリエ変換すること
により、画像検出手段の受光領域に集中して結像させ
る。従って、被検査物の各部分にある欠陥などの像のみ
を、全て重ね合わせた状態で画像検出手段に結像させる
ことができ、一つの画像検出手段であっても、大面積の
検査領域を一度に高分解能で検査することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。ここで検査の対象とする物(被検査
物)は、厚さ1mm、直径約75mmのガラス基板であ
る。図1に本発明の検査装置の概略構成を示す。
【0020】照明用の光源としては5mWのHe−Ne
レーザ(図示略)を用いており、該レーザの光をスペー
シャルフィルタに通した後、約90mmφの平行光30
としてガラス基板31に照射する。
【0021】この欠陥検査装置は、被検査物であるガラ
ス基板31の欠陥を光学的に検出するものであり、ガラ
ス基板31からの透過光の入る対物レンズとしてのレン
ズアレイ32と、レンズアレイ32の後ろに配された空
間フィルタ33と、さらにその後ろに配された結像レン
ズ34と、結像レンズ34によって受光領域に結像され
た像を電気信号に変換するCCDカメラ(画像検出手
段)35と、CCDカメラ35の画像信号を処理する表
示装置を備えたコンピュータ36とから構成されてい
る。
【0022】レンズアレイ32は、光軸が互いに略平行
に設定された複数の屈折型レンズ32bを一定ピッチで
配したものであり、リソグラフィの技術を用い石英基板
をエッチングすることにより作製されている。レンズア
レイ32は、焦点距離10mm、8mm□、レンズ個数
3×3のもので、その前側焦点がガラス基板31の表面
となるように配置されている。
【0023】レンズアレイ32の後ろ側には、各レンズ
32bの後側焦点位置に直径約3μmφの透光孔を有す
る空間フィルタ(ハイパスフィルタとして機能)33が
配され、その後ろに、空間フィルタ33が前側焦点とな
るように焦点距離44mm、直径40mmφの結像レン
ズ34が配され、さらにその後ろに、結像レンズ34の
後側焦点位置に位置させてCCDカメラ35が配されて
いる。そして、レンズアレイ32の各レンズ32bによ
り取り出された光を、空間フィルタ33に通した後で、
結像レンズ34によりCCDカメラ35の1つの受光領
域に集中して結像させるようになっている。
【0024】画像検出のためのCCDカメラ35として
は、画素サイズ9μm□、有効画素数約4100×41
00(面積約36mm□)のものを用いている。
【0025】次に本発明の欠陥検査方法を上記装置の作
用として説明する。上記の装置では、レンズアレイ32
の各レンズ32bにより、ガラス基板31の検査領域内
の各部分の像が別々にフーリエ変換される。そして、別
々にフーリエ変換された像が空間フィルタ33を通るこ
とで、欠陥などにより散乱されない光と、欠陥などによ
り散乱された光に区別される。欠陥部分で散乱した光は
高周波成分を多く含むので、この高周波成分の光のみが
空間フィルタ(ハイパスフィルタ)33の透光孔を通過
し、他の帯域の光は遮断される。
【0026】空間フィルタ33を通過した欠陥部分の情
報を含んだ光は、次に再び結像レンズ34により逆フー
リエ変換されることで、CCDカメラ35の受光領域に
集中して結像される。つまり、CCDカメラ35の受光
領域内、より具体的には、撮影面上のほぼ同―点に重ね
て、検査対象各部の像が結像される。従って、レンズア
レイ32の各レンズ32bに対応した検査対象各部の一
箇所にでも欠陥があれば、重ね合わさった像の中に、欠
陥が鮮明に現れることになり、後はコンピュータ36で
画像処理することによって、欠陥を簡単に検出すること
ができる。この場合、空間フィルタ33によって欠陥以
外の像がカット(遮断)されるので、CCDカメラ35
は、欠陥のみの画像を明るい状態ではっきりと撮影する
ことができる。
【0027】このように、対物レンズをレンズアレイ3
2にすることで、1つのCCDカメラ35で、大面積の
検査領域を高い分解能で一度に検査することができる。
ちなみに、上記の装置によれば、ガラス基板31内の5
0mm□の領域を、光学倍率4.4倍で、4回の画像取
り込みにより検査することができた。これは、同じ倍率
で個別にスキャンした場合に比べて、1/9の画像の取
り込み回数で済んだことになる。この場合の分解能は1
画素2μmである。
【0028】なお、上記の例では、照明光をガラス基板
31に透過させる場合を示したが、ガラス基板31に照
明光を当てて、その反射光をレンズアレイ32に導くよ
うにしてもよい。透過光を利用する場合も反射光を利用
する場合も、検査領域からの光が平行光となるようにす
ればよい。
【0029】図2、図3はその場合の例を示す。図では
主要部のみ示している。図2の例では、ガラス基板(被
検査物)31と、対物レンズであるレンズアレイ32の
間にハーフミラー38を配置し、照明光40をハーフミ
ラー38で反射させてガラス基板31に導き、ガラス基
板31で反射した光をハーフミラー38を透過させてレ
ンズアレイ32に導いている。
【0030】図3の例では、ガラス基板31とレンズア
レイ32を直交する関係で配置すると共に、両者に45
度の角度で向かい合うようハーフミラー38を配置し、
照明光40をハーフミラー38を透過させてガラス基板
31に照射し、ガラス基板31で反射した光を、ハーフ
ミラー38で反射させてレンズアレイ32に導くように
している。
【0031】また、上記実施の形態では、結像レンズ3
4による像を直接CCDカメラ35で捉えるようにした
が、結像レンズ34の像面にスクリーンを配置し、スク
リーン上の像をCCDカメラ35で撮影するようにして
もよい。
【0032】また、上記実施の形態では、レンズアレイ
32の焦点位置が、レンズアレイ32を構成するレンズ
基板32aの外にあるような構成としたが、焦点がレン
ズ基板32aの表面となるように作製し、ガラス基板3
1の表面をレンズ基板32aに密着させるようにしても
よい。これにより測定対象であるガラス基板31のセッ
ティング時の位置決め・位置合わせが容易になる。
【0033】また、上記実施の形態では、同時に検査領
域の全ての部分の像が一度に結像される場合について述
べたが、例えば、1個のピンホールを設けた遮光板をガ
ラス基板31とレンズアレイ32との間に光軸と直交す
る方向に移動自在に設け、この遮光板のピンホールを用
いて検査対象の各部(レンズアレイ32のレンズ32b
に対応する部分)の像を一つずつCCDカメラ35上に
結像させてもよい。こうすれば、欠陥があった場合に、
どの部分に欠陥があるかを知ることができる。ピンホー
ルを複数個設けて複数部分単位で欠陥の存在を調べるこ
ともできる。この場合の遮光板は、レンズアレイ32と
結像レンズ34との間に設けても同様の効果を得ること
ができる。
【0034】また、検査対象各部に対応させて、波長の
異なる波長フィルタをレンズアレイ32の前や後に配置
し、この波長フィルタを用いることで、色により各部の
像を区別することも可能である。
【0035】また、波長フィルタに波長可変フィルタを
用いれば、透過波長を制御することにより、モノクロC
CDカメラでも各部の欠陥の識別を行える。その場合の
波長可変フィルタは液晶フィルタで構成することができ
る。また、波長可変フィルタを配置する代りに、ガラス
基板31に対する照明手段として、波長可変光源を用い
ることもできる。
【0036】また、上記実施の形態では、レンズアレイ
32のレンズ32bとして、屈折型レンズを用いた場合
について述べたが、より高い集光効率を得るために、図
4(a)に示すような回折型のレンズ110を用いても
よい。回折型レンズを用いると、屈折型レンズに比べ、
より設計の自由度が増す。また、より良好なコントラス
トで光量変動の少ない結像が得られる軸外し光学系を用
いることもできる。図4(b)はバイナリレンズ111
を用いた軸外し光学系の例であり、バイナリレンズ11
1の半径Rを図4(a)のレンズ110の約2倍にして
レンズ面積を増大するとともに、これを分割して半円形
状とし、この半円形状のバイナリレンズ111を、検査
対象各部に対応する光軸が互いにほぼ平行で、光軸を結
ぶ直線上に沿って左右交互にずらして並べたものであ
る。このようにバイナリレンズ111を軸外し光学系の
対物レンズとして用いることによりFナンバを大きくす
ることができ、明るく高分解能な測定を実現できる。な
お、軸外し光学系はレンズアレイ32のうちの全部では
なく、一部とすることもできる。
【0037】また、上記実施の形態では、結像レンズ3
4は1枚であるが、複数のレンズを組み合わせて結像レ
ンズとしてもよく、この場合、複数のレンズにより合成
された1枚の結像レンズと考えて本発明を適用すること
ができる。
【0038】なお、本発明は空間フィルタを用いない場
合にも適用できるが、空間フィルタを用いる場合と用い
ない場合とでは欠陥像の違いは次のようになる。空間フ
ィルタを用いた上記実施の形態では、真っ暗な暗背景上
に20〜30%の明るさで欠陥の像が見えるのに対し、
空間フィルタを用いない場合には、100%の明るい明
背景上に70〜90%の明るさで欠陥の像が検出され
る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
レンズアレイにより被検査物の各部分を別々にフーリエ
変換し、別々にフーリエ変換した像を再び結像レンズに
より逆フーリエ変換して検出手段の1つの受光領域に集
中して結像させるようにしたので、被検査物の各部分の
像を全て重ね合わせた状態で検出手段の受光領域内に結
像させることができる。従って、一箇所でも欠陥があれ
ば、重ね合わさった像の中から、欠陥の像を容易に検出
することができる。その結果、1つの検出手段により大
面積の検査領域を高い分解能で一度に検査することがで
きる。
【0040】また、空間フィルタを用いた場合は、レン
ズアレイでフーリエ変換された各光を、欠陥などにより
散乱されない光と、欠陥などにより散乱された光に分け
ることができるため、被検査物の各部分にある欠陥など
の像のみを、全て重ね合わせた状態で画像検出手段に結
像させることができ、欠陥だけを鮮明な画像から識別す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の欠陥検査装置の実施形態を示す概略構
成図である。
【図2】上記欠陥検査装置の照明系を変更した場合の要
部構成を示す概略図である。
【図3】図2と同様に他の照明系に変更した場合の要部
構成を示す概略図である。
【図4】対物レンズとしてのレンズアレイの別の実施形
態を示す光軸方向から見た正面図であり、(a)は通常
配置の光学系、(b)は軸外し光学系を示す。
【図5】欠陥検査のための光学系の従来例を示す図であ
【図6】欠陥検査のための光学系の他の従来例を示す図
である
【符号の説明】
31 ガラス基板(被検査物) 32 レンズアレイ 32b レンズ 33 空間フィルタ(ハイパスフィルタ) 34 結像レンズ 35 CCDカメラ(画像検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物の検査領域にある欠陥を光学的な
    画像検出手段を用いて検出する欠陥検査方法において、 前記検査領域からの光を、光軸が互いに略平行に設定さ
    れた複数のレンズよりなるレンズアレイにより取り出
    し、 該レンズアレイの各レンズにより取り出された光を結像
    レンズにより前記画像検出手段の受光領域に集中して結
    像させ、該像に応じた画像検出手段の信号により欠陥を
    検出することを特徴とする欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】前記レンズアレイと結像レンズとの間に、
    欠陥に関する情報のみを通過させる空間フィルタを配置
    し、レンズアレイの各レンズにより取り出された光を空
    間フィルタによりフィルタリングしてから結像レンズに
    導入することを特徴とする請求項1記載の欠陥検査方
    法。
  3. 【請求項3】前記空間フィルタとして高周波域の光のみ
    を通過させるハイパスフィルタを用い、このハイパスフ
    ィルタを、前記被検査物の検査領域からの光のレンズア
    レイによる結像位置に配置することを特徴とする請求項
    2記載の欠陥検査方法。
  4. 【請求項4】前記ハイパスフィルタを、前記結像レンズ
    の前側焦点位置に配置することを特徴とする請求項3記
    載の欠陥検査方法。
  5. 【請求項5】前記検査領域からの光が、前記被検査物を
    透過した平行光または前記被検査物にて反射した平行光
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の欠陥検査方法。
  6. 【請求項6】被検査物の検査領域からの光を用いて前記
    検査領域にある欠陥を検出する欠陥検査装置において、 前記検査領域からの光を取り出すための、光軸が互いに
    略平行に設定された複数のレンズよりなるレンズアレイ
    と、 前記レンズアレイを構成する各レンズにより取り出され
    た光をフィルタリングする空間フィルタと、 前記空間フィルタによりフィルタリングされた各光を1
    点に集中して結像させる結像レンズと、 前記結像レンズにより結像された像に応じた信号を出力
    する画像検出手段とを備え、 前記画像検出手段の出力信号により欠陥を検出すること
    を特徴とする欠陥検査装置。
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