JP5405419B2 - レンズ検査装置 - Google Patents

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Description

本発明はレンズの光学性能を測定し、検査するレンズ検査装置に関するものである。
カメラに内蔵あるいは交換使用されるレンズの性能を検査するために、例えばMTF(Modulation Transfer Function)に基づく数値化データが測定できるようにしたレンズの検査装置が用いられる。このようなレンズ検査装置として、被検レンズから一定の距離を隔てて対面させたテストチャートを被検レンズを通して空中結像させ、そのテストチャートの空中像を拡大光学系で拡大してからCCDあるいはCMOS型のイメージセンサで撮像し、得られた撮像データを解析して数値データを採取する方式のものが、例えば下記特許文献1で知られている。
このレンズ検査装置では、テストチャート及びイメージセンサの双方を被検レンズの光軸に直交する面内でシフトできるように構成されている。これにより被検レンズの光軸外のレンズ性能を測定することが可能で、例えば広角系のレンズでは像面湾曲も簡単に評価することができるようになる。
また、下記特許文献2記載のレンズ検査装置は、特に魚眼レンズの結像性能を評価するためのもので、通常の使用状態でレンズ後方の像面となる位置にテストチャートを配置し、その像を魚眼レンズの前方に配置された半透明スクリーンに投影させる構成で、半透明スクリーンの裏面側からテストチャートの結像状態を観察できるようにしている。
特開2004−163207号公報 特開2006−125980号公報
特許文献1記載の装置は、被検レンズだけで直接的にテストチャートの像を結像させているため正確な測定が可能であるが、テストチャートとイメージセンサとを光軸に垂直な面内でシフトさせる構成であるため、テストチャートからの光束を光軸から45°程度以上傾いた軸外方向から被検レンズに入射させることは困難である。また、入射させることができたとしても、被検レンズがテストチャートのパターンを斜め方向から見込むことになるから、その方向に関してテストパターンが縮小された像として結像されるので測定精度に影響を与え、軸外光束に対する結像性能を十分に検査することができない。また、特許文献2の装置は、基本的には魚眼レンズ以外の広角レンズの検査にも利用できるが目視観察による評価を前提としており、定量的な数値データを精度良く測定することができない。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、その目的は、被検レンズの軸上光束に対する結像性能はもとより、軸外光束に対する結像性能についても広い角度範囲で正確な数値データとして測定することが可能なレンズ検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するにあたり、本発明のレンズ検査装置は、ベース部材上に支持され、被検レンズを光軸回りに回転自在に保持するレンズ保持部と、前記ベース部材上に支持されるとともに、テストチャート及びコリメートレンズを内蔵し、被検レンズにその光軸上から前記テストチャートからの平行光を入射させるセンタコリメータと、前記センタコリメータ側から前記レンズ保持部側に近づくにつれて前記光軸から離れるように前記ベース部材上に設けられた直線状の第1ガイドと、前記第1ガイドにより直線的に移動自在、かつ前記第1ガイド上の任意の位置でベース部材に垂直な軸回りに揺動自在に支持されるとともに、テストチャート及びコリメートレンズを内蔵し、前記レンズ保持部で保持された被検レンズにその光軸上から前記テストチャートからの平行光を入射させる第1サイドコリメータと、前記被検レンズの光軸と平行に、かつ前記光軸に直交する面内の2方向に移動自在に支持され、前記被検レンズによって空中結像された前記センタコリメータまたは第1サイドコリメータからのテストチャートの像を撮像する撮像部とから構成される。
前記第1ガイドは、前記センタコリメータの近傍から光軸方向に前記被検レンズが保持される位置を越えて延ばされ、かつ前記第1サイドコリメータの光軸が前記センタコリメータの光軸から120°まで傾くように前記第1サイドコリメータの揺動範囲を設定しておくことが望ましく、これにより超広角や魚眼レンズの最大画角付近からの軸外光束に対する結像性能についても検査することが可能となる。さらに、センタコリメータの光軸に関し、第1サイドコリメータと対称関係となるように第2サイドコリメータを設けることも効率的な測定を行う上で有効である。また、上記それぞれのコリメータに内蔵されるテストチャートを複数種類とし、測定条件に応じて最適のものを選択して用いられるようにしておくことが望ましい。
本発明によれば、レンズ保持部で保持された被検レンズにテストチャートからの平行光を軸上光束として入射させるセンタコリメータのほかに、テストチャートからの平行光を軸外光束として入射させるサイドコリメータを設けるとともに、サイドコリメータを被検レンズに自在に接近させ、かつ任意の角度に揺動することができるようにしているから、画角が大きい被検レンズの光軸に対して角度をもって入射する軸外光束についても様々な検査条件のもとで数値データを精度良く測定することが可能となる。
本発明によるレンズ検査装置の構成を示す上面図である。 図1の中心断面図である。 図1の第1サイドコリメータを中心断面で表した模式的断面図である。 チャート板を示す図である。 レンズ保持部にセットされた被検レンズに入射するチャート光の角度を表した水平断面図である。 電気的構成を示すブロック図である。 被検レンズの空中像と顕微鏡部の光軸中心のズレの説明図である。 被検レンズの入射面上の測定個所を示す図である。 図1から第1,第2サイドコリメータを移動させた時の図である。 図9から第1,第2サイドコリメータを更に移動させた時の図である。
本発明によるレンズ検査装置10は、魚眼レンズも含めてレンズ性能の検査ができるように工夫されたもので、図1〜図3に示すように、ベース部材40上に設けられた台座41に固定され、性能測定検査が行われる被検レンズ12が光軸13回りに回転自在に保持されるレンズ保持部15と、十字チャート(テストチャート)16〜19(図4参照)とコリメートレンズ36を内蔵し、レンズ保持部15で保持された被検レンズ12にその光軸13上から十字チャートが付与された平行光を入射させて被検レンズ12の軸上光束に対する性能を検査するセンタコリメータ21を備える。センタコリメータ21は、固定枠42によってベース部材40に固定される。
レンズ検査装置10は、十字チャート16〜19とコリメートレンズ36とを内蔵し、レンズ保持部15で保持された被検レンズ12にその光軸13外から十字チャートが付与された平行光を入射させ被検レンズ12の軸外光束に対する性能を検査する第1サイドコリメータ22及び第2サイドコリメータ23を備える。第1サイドコリメータ22と第2サイドコリメータ23はセンタコリメータ21の出射光軸43に対してそれぞれ線対称となる位置に配置され、第1,第2回転ステージ24,25に取り付けられる。レンズ保持部15は、レンズ保持部用モータ115(図6参照)によって光軸13回りに45°刻みで回転される。
第1,第2回転ステージ24,25は、第1,第2ガイド26,27に設けられた第1,第2スライドステージ46,47に固定され、ベース部材40に垂直な軸回りに回転自在に支持されて、第1,第2回転ステージ用モータ111,112(図6参照)によって回転される。第1,第2ガイド26,27はベース部材40上に直線状に配置され、送りネジとガイドレールによって移動自在に支持された第1,第2スライドステージ46,47を備え、第1,第2スライドステージ46,47は第1,第2ガイド26,27に設けられた第1,第2スライドステージ用モータ113,114によって駆動される。
第1,第2ガイド26,27はセンタコリメータ21側からレンズ保持部15側に近づくにつれて光軸13から離れるようにハの字に配置されるとともに、センタコリメータ21の近傍から光軸方向に被検レンズ12が保持される位置を越えて延ばされ、第1,第2サイドコリメータ22,23の光軸がセンタコリメータ21の光軸からそれぞれ反対の方向に120°まで傾くように第1,第2サイドコリメータ22,23の揺動範囲が設定されている。
センタコリメータ21及び第1,第2サイドコリメータ22,23は、十字チャート16〜19を有するチャート板30とチャート板30に光を投射する光源部32とを備える。光源部32は、LED33とヒートシンク34と集光レンズ35とからなり、チャート板30を照射する。チャート板30は十字チャート16〜19のいずれか1つが光路上にセットされ、チャート板30の位置に焦点が合わされたコリメートレンズ36から十字チャート16〜19のいずれか1つが付与されたチャート光が平行光となって被検レンズ12に向けて出射される。
レンズ検査装置10は、被検レンズ12を透過した前記チャート光を撮像する撮像部28を備える。撮像部28は、被検レンズ12の作る十字チャート16〜19の空中像を拡大して観察する拡大光学系50と、拡大光学系50で観察された十字チャート16〜19を結像させる結像レンズ51と、結像レンズ51によって結像された図柄を撮像するカメラ部52とを備え、三次元ステージ55に載置されベース部材40に固定される。三次元ステージ55は、撮像部28を鉛直方向(図2における上下方向)に移動させるYステージ56と、Yステージ56を水平(図1における上下方向)に移動させるXステージ57と、Xステージ57を光軸13と平行(図1,2における左右方向)に移動させるZステージ58とからなる。
図4に示すように、チャート板30の十字チャート16〜19はMTF測定用図柄であり、16,17,18,19の順に線の太さが太くなっている。第1,第2サイドコリメータ22,23では、コリメートレンズ36から被検レンズ12の入射面60へ入射させる光の入射位置(入射角度)(図5参照)によって十字チャート16〜19の中から1つが選択される。センタコリメータ21は十字チャート16を使用する。あるいは、十字チャート16より少し細い十字線の図柄の十字チャートを用いても良い。なお、センタコリメータ21に使用するチャート板30は第1,第2サイドコリメータ22,23に用いる十字チャート16〜19とは異なる図柄を用いても良く、測定されるレンズによって適切なものが用いられるようにすれば良い。
図5に示すように、第1,第2サイドコリメータ22,23は、出射されたチャート光の出射光軸44,45が被検レンズ12の入射面60上の光軸13を通る水平方向の任意の位置に、光軸13に対して被検レンズ12の左右方向から斜め水平に入射させる。第1,第2サイドコリメータ22,23は、レンズ保持部15によって45°毎に回転された被検レンズ12の入射面60に交互にチャート光を入射させ、順次にMTFの測定を行う。これによって、レンズ保持部15を180°回転させるだけで被検レンズ12に対して360°の範囲の測定をすることができる。1回のレンズセットで2回の測定が行えるので、測定精度への影響が大きい被検レンズ12の回転位置決め数を減らすことで、測定精度が向上する。
図6に示すように、制御装置100は、CPU102とシステムメモリ103とモータ用のドライバ105とを有する。CPU102は8つのドライバ105を介して8つのモータ111〜118を駆動し制御する。第1,第2サイドコリメータ22,23は、被検レンズ12の周辺部にチャート光を照射するが、被検レンズ12を透過した十字チャート16〜19の空中像64の中心位置が拡大光学系50の光軸53に対してずれている場合は、図7に示すように、拡大光学系50の撮影範囲62の中に空中像64が写らない。そこで、拡大光学系50の倍率を下げて撮影範囲を、例えば、63で示す範囲まで広げ、空中像64の十字図柄を撮影範囲内に入れる。
カメラ部52は、X軸方向とY軸方向の輝度から十字図柄の中心位置を探し出して拡大光学系50の光軸53とのずれ量65を求める。求められたずれ量65の情報はCPU102に伝えられる。CPU102はこの情報を基にドライバ105を介して第1,第2回転ステージ用モータ111,112と第1,第2スライドステージ用モータ113,114を駆動して、第1,第2サイドコリメータ22,23から出射されるチャート光の出射光軸44,45の被検レンズ12への入射位置を調節して、チャート光の空中像64の中心が拡大光学系50の撮影範囲62の中心(光軸53)に一致させる。その後、拡大光学系50の倍率を元に戻し、撮影範囲が元に戻される。
拡大光学系50によって拡大された像は結像レンズ51によって結像されカメラ部52で撮像される。撮像部28はカメラ部52による撮像結果からピント情報をCPU102に伝達する。CPU102はドライバ105を介してXステージ用モータ116,Yステージ用モータ117,Zステージ用モータ118を駆動し三次元ステージ55によってカメラ部52に撮像された十字チャート16〜19のピント調節を自動的に行う。ピント調節はZステージ58のZ軸方向の移動によって行われが、被検レンズ12の入射面60に入射するチャート光が軸外光であるとZ軸方向の位置によってX軸,Y軸方向の位置も変わってしまうので、Xステージ57,Yステージ56によってX軸,Y軸方向の位置調整が行われる。
CPU102はZステージ58をZ軸方向に移動させて、カメラ部52に最初に結像された像だけでなくピント位置を変えた数点についての像のMTFを撮像部28に測定させる。撮像部28は、その中からベストピント位置のMTF値を求める。測定した数点の中にベストピント位置がない場合でも、求めたデータから補間的にベストピント位置とそのときのMTF値を求めることができる。
次に、本発明の作用効果をレンズ検査装置10による被検レンズ12のMTF測定を通して説明する。図8に示すように、被検レンズ12は入射面60の25ヶ所についてMTF測定が行われる。前記25ヶ所の位置は、全てシステムメモリ103に入力される。被検レンズ12をレンズ保持部15にセットする。センタコリメータ21はチャート板30に十字チャート16がセットされ、電源がオンされ、十字チャート16の図柄が付与されたチャート光(出射光軸43)が被検レンズ12の入射面60の中心(図8の71の位置)に入射される。
被検レンズ12の中心部を透過したチャート光(43)は拡大光学系50で観察され、その図柄が結像レンズ51によってカメラ部52に結像される。撮像された十字チャート16のピント調節が行われた後に、十字チャート16の画像情報がCPU102に伝達され、被検レンズ12の中心部71におけるMTFが計測される。ここで、被検レンズ12に入射される光は平行光であるから、センタコリメータ21及び第1,第2サイドコリメータ22,23のいずれの光も光軸13と垂直な面上に結像するので、拡大光学系50の光軸53は被検レンズ12の光軸13と平行な状態で用いられ、これによって常に安定した測定ができる。
次に、第1サイドコリメータ22のチャート板30に、例えば、十字チャート17がセットされ、十字チャート17の図柄が付与されたチャート光(出射光軸44)が水平方向に20°傾いた位置(図5参照)から被検レンズ12の瞳位置に向けて出射される。CPU102はシステムメモリ103に記憶されたデータに基いて第1,第2回転ステージ24,25と第1,第2スライドステージ46,47とを駆動し、第1,第2サイドコリメータ22,23から出射されるチャート光の出射光軸44,45を被検レンズ12の所定位置に正しく入射させる。入射面60上の入射位置は中心から少しずれた図8の72で示される位置となる。
被検レンズ12を透過したチャート光(43)の空中像64(図7参照)が拡大光学系50で観察され、十字チャート17が結像レンズ51によってカメラ部52に結像される。カメラ部52で撮像された十字チャート17の図柄の中心と拡大光学系50の光軸53とが一致していない場合は、一致するように、第1,第2回転ステージ24,25と第1,第2スライドステージ46,47とによって第1,第2サイドコリメータ22,23の位置が調節される。また、三次元ステージ55によって撮像部28の位置調節が行なわれ、撮像された十字チャート17のピントが調節される。十字チャート17の画像情報はCPU102に送られ、被検レンズ12の入射面60上の72の位置におけるMTFが計測される。
次に、第2サイドコリメータ23によって図8の73で示される位置のMTFが測定される。第2サイドコリメータ23のチャート光の出射光軸45は被検レンズ12の光軸13に対して第1サイドコリメータ22とは反対側から20°の傾き(図5参照)で入射面60に入射される。測定は第1サイドコリメータ22と同じであり、十字チャート17がセットされてMTFが測定が行われる。中心位置がずれている場合には位置合わせが行われ、ピンと調節も行われる。
図8に示す72,73の位置の測定が終わると、CPU102はドライバ105を介してレンズ保持部用モータ115を駆動し、システムメモリ103に記憶されたデータに基いて、レンズ保持部15を45°回転させる。被検レンズ12は図8に示す74,75の位置が72,73の位置に移動して、第1,第2サイドコリメータ22,23から74,75の位置に十字チャート17のチャート光が入射され、それぞれのMTFが測定される。レンズ保持部15が45°の回転を繰返して、入射面60上の72〜79までの位置のMTFの測定が行われる。レンズ保持部15が光軸13を中心に回転されることで被検レンズ12の軸対称性も検査できる。軸対称性の検査はプラスチックレンズの場合に有用である。
図9に示すように、レンズ保持部15が回転され初期位置に戻される。魚眼レンズのような広角レンズでは中心に対する位置(画角)によって倍率が変わってしまうので使用する十字チャートが17から18に変更される。CPU102はドライバ105を介して第1,第2回転ステージ用モータ111,112及び第1,第2スライドステージ用モータ113,114を駆動し、システムメモリ103に記憶されたデータに基いて、第1,第2サイドコリメータ22,23をそれぞれ矢印48,49の方向に移動するとともに回転させ、チャート光の出射方向を被検レンズ12の光軸13に対して62.5°傾いた80,81で示す方向(図5参照)にセットして、図8の82,83で示す位置にチャート光を入射させる。レンズ保持部15が45°毎に回転されながら、図8に示す82〜89の位置について十字チャート18によるMTFの測定が行われる。
図10に示すように、レンズ保持部15が回転し初期位置しなるとともに十字チャートが19に変更される。第1,第2サイドコリメータ22,23は、更に矢印48,49の方向に移動するとともに回転して、被検レンズ12の光軸13に対して105°傾いた90,91で示す方向(図5参照)から被検レンズ12の図8の92,93で示す位置にチャート光を入射させる。第1,第2サイドコリメータ22,23のそれぞれのコリメートレンズ36は、ハの字に開いた第1,第2ガイド26,27によって被検レンズ12に接近してセットされ、光軸13に対して大きく傾いた軸外光を近接位置から入射させることができる。続いて、レンズ保持部15を45°毎に回転させながら、図8に示す92〜99の位置について十字チャート19によるMTFの測定が行われる。
なお、前記実施形態におけるチャート光の入射角度や被検レンズ12の入射面60の入射ポイント(測定点)は測定されるレンズの性質に応じて決定すれば良い。また、サイドコリメータを2台設けたが、1台にしてレンズ保持部15を360°回転させるようにしても良く、測定するレンズの性質を考えて選択すると良い。また、CTF検査や投影解像検査などに用いても良い。前記実施形態は被検レンズの光軸を水平に配置した検査装置であるが、センタコリメータや撮像部など装置全体を縦置き配置にして、被検レンズの光軸が垂直に配置される構成にしても良い。
10 レンズ検査装置
12 被検レンズ
13 光軸(被検レンズの光軸)
15 レンズ保持部
16〜19 十字チャート(テストチャート)
21 センタコリメータ
22 第1サイドコリメータ
23 第2サイドコリメータ
24 第1回転ステージ
25 第2回転ステージ
26 第1ガイド
27 第2ガイド
28 撮像部
30 チャート板
32 光源部
33 LED
34 ヒートシンク
35 集光レンズ
36 コリメートレンズ
40 ベース部材
41 台座
42 固定枠
43 (センタコリメータから出射する)チャート光の出射光軸
44,80,90 (第1サイドコリメータの)出射光軸
45,81,91 (第2サイドコリメータの)出射光軸
46 第1スライドステージ
47 第2スライドステージ
48,49 矢印
50 拡大光学系
51 結像レンズ
52 カメラ部
53 (拡大光学系の)光軸
55 三次元ステージ
56 Yステージ
57 Xステージ
58 Zステージ
60 (被検レンズの)入射面
62 拡大光学系50の撮影範囲
64 十字チャート16〜19の空中像
71〜79,82〜89,92〜99 入射面60上の位置
100 制御装置
102 CPU
103 システムメモリ
105 (モータ用の)ドライバ
111 第1回転ステージ用モータ
112 第2回転ステージ用モータ
113 第1スライドステージ用モータ
114 第2スライドステージ用モータ
115 レンズ保持部用モータ
116 Xステージ用モータ
117 Yステージ用モータ
118 Zステージ用モータ

Claims (4)

  1. ベース部材上に支持され、被検レンズが光軸回りに回転自在に保持されるレンズ保持部と、
    前記ベース部材上に支持されるとともに、テストチャート及びコリメートレンズを内蔵し、被検レンズにその光軸上から前記テストチャートからの平行光を入射させるセンタコリメータと、
    前記センタコリメータ側から前記レンズ保持部側に近づくにつれて前記光軸から離れるように前記ベース部材上に設けられた直線状の第1ガイドと、
    前記第1ガイドにより直線的に移動自在、かつ前記第1ガイド上の任意の位置でベース部材に垂直な軸回りに揺動自在に支持されるとともに、テストチャート及びコリメートレンズを内蔵し、前記レンズ保持部で保持された被検レンズにその光軸外から前記テストチャートからの平行光を入射させる第1サイドコリメータと、
    前記被検レンズの光軸と平行に、かつ前記光軸に直交する面内の2方向に移動自在に支持され、前記被検レンズによって空中結像された前記センタコリメータまたは第1サイドコリメータからのテストチャートの像を撮像する撮像部と、
    を備えたことを特徴とするレンズ検査装置。
  2. 前記第1ガイドは、前記センタコリメータの近傍から光軸方向に前記被検レンズが保持される位置を越えて延ばされ、かつ前記第1サイドコリメータの光軸が前記センタコリメータの光軸から120°まで傾くように前記第1サイドコリメータの揺動範囲が設定されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ検査装置。
  3. 前記センタコリメータの光軸に関して前記第1ガイドと線対称となる位置に第2ガイドが設けられ、この第2ガイドにより直線的に移動自在、かつ前記第2ガイド上の任意の位置でベース部材に垂直な軸回りに揺動自在に支持されるとともに、テストチャート及びコリメートレンズを内蔵し、前記レンズ保持部で保持された被検レンズにその光軸上から前記テストチャートからの平行光を入射させる第2サイドコリメータを備えたことを特徴とする請求項2記載のレンズ検査装置。
  4. 前記センタコリメータ及び第1,第2サイドコリメータの各々に複数種類のテストチャートが内蔵され、それぞれのコリメータごとに任意の1つのテストチャートが選択可能であることを特徴とする請求項3記載のレンズ検査装置。
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