JP2004093505A - トルク検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタ8の位置決めのための突部80,80を固着のために共用し、突部80,80を熱可塑性を有する合成樹脂材料製とする。ハウジングの貫通穴56,56に突部80,80を嵌合し、コネクタ8をハウジングに嵌め合わせた後、貫通穴56,56から突出した突部80,80の突出部に熱を加えることにより溶融し変形させて抜け止め頭部80b,80bを形成し、コネクタ8をハウジングに固着する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両の電動パワーステアリング装置に用いるトルク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される電動パワーステアリング装置においては、操舵補助用のモータの駆動制御に用いるために、操舵部材(ステアリングホイール)に付与される操舵トルクを検出する必要があり、この検出は、操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸の中途に構成されたトルク検出装置により行われている。
【0003】
このトルク検出装置は、種々の構成のものが実用化されているが、その内の一つに本願出願人が以前に出願したトルク検出装置がある。このトルク検出装置は、操舵部材側の入力軸と舵取機構側の出力軸とをトーションバーを介して同軸上に連結して前記操舵軸を構成し、入力軸及び出力軸の連結部位近傍に各別の円筒体を外嵌固定し、互いに対向するこれらの円筒体の対向端面に周方向位置が対応するように歯を形成して、これらの歯の形成位置を外側から囲繞するように検知コイルを配し、検知コイルへのコイル電流の通電時に、前記歯の対向部を通る磁気回路が形成されるように構成されたセンサ部を備えている(特許文献1参照 )。
【0004】
このような構成により、操舵軸に操舵トルクが作用した場合、トーションバーが捩れ、入力軸及び出力軸の間に相対角変位が生じ、夫々に外嵌固定された円筒体の歯の対向関係の変化に応じて前記センサ部における磁気回路の磁気抵抗が増減するから、この増減に応じた検知コイルのインピーダンスの変化を出力として取り出すことにより操舵トルクを検出することができる。
【0005】
【特許文献1】
特公平7−21433号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述のトルク検出装置において、操舵軸を支持するハウジングの内部に構成されたセンサ部は、給電のための電源回路及び出力取り出しのための処理回路等を実装した制御基板に接続してある。制御基板はハウジングに固着したコネクタに接続してあり、前記出力は、コネクタを介してセンサ部に接続されたハーネスによって外部に取り出す構成としてある。
【0007】
図6は、従来のトルク検出装置の制御基板、コネクタ及びハウジングの固着部分の断面図である。図において7はコネクタであり、コネクタ7は、位置決めのための突部77をハウジングHに形成された基準穴57に嵌合し、タッピンネジ55,55によりハウジングHに締付固定されている。コネクタ7のタッピンネジ55,55が螺合する部分には螺合強度を確保するためのブッシュ76,76をモールドしてある。ハウジングH内へのコネクタ7の突出部に設けた複数の端子72,72,・・・は、制御基板5上に実装された電源回路又は出力取り出しのための処理回路に繋がる回路導体部分に設けてある接続穴59,59,・・・に挿入され、先端を制御基板5から突出させており、端子72,72,・・・の先端は前記回路導体にハンダ付けにより接続されている。
【0008】
以上の如くなされるコネクタ7及びハウジングHの固着は、タッピンネジ55,55を使用することから、多くの組付工数を要するという問題があり、また、コネクタ7は、タッピンネジ55,55の螺合強度を確保するためのブッシュ76,76と、位置決めのための突部77とを備えることから、複雑な構造になるという問題もあった。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、コネクタの突部を位置決め及び固着に共用することによりコネクタの構造を簡素化し、コネクタの組付工数の削減を可能とするトルク検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るトルク検出装置は、ハウジングの内部に配されたセンサ部を、前記ハウジングに位置決めして固定されたコネクタを介して外部に接続するようにしたトルク検出装置において、前記ハウジングは位置決め用の貫通穴を備え、前記コネクタは前記貫通穴に嵌合する突部を備え、該突部の前記貫通穴からの突出部を変形させることにより形成してある抜け止め頭部を備えることを特徴とする。
【0011】
第1発明においては、コネクタが備える突部を、ハウジングが備える位置決め用の貫通穴に嵌合することによってコネクタをハウジングに対して位置決めし、突部の貫通穴からの突出部を変形させて抜け止め頭部を形成することによってコネクタをハウジングに固定する。
【0012】
第2発明に係るトルク検出装置は、第1発明における突部が、熱可塑性を有する合成樹脂材料により形成してあり、前記抜け止め頭部は、前記突出部を溶融変形させることにより形成してあることを特徴とする。
【0013】
第2発明においては、コネクタが備える合成樹脂材料製の突部をハウジングが備える位置決め用の貫通穴から突出させ、この突出部に熱を加えることによって溶融変形させて抜け止め頭部を形成し、コネクタをハウジングに固定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るトルク検出装置の要部の縦断面図であり、電動パワーステアリング装置において、操舵部材に付与される操舵トルクの検出のために適用した例を示している。
【0015】
図において2は入力軸であり、3は出力軸であって、これらの入力軸2及び出力軸3は、トーションバー4を介して同軸上に連結され、筒形をなす共通のハウジングHの内部に各別の軸受20,30を介して回動自在に支持されている。ハウジングHの外部に突出する入力軸2の上端部(図の右側端部)には、図示しない操舵部材を連結してあり、同じく出力軸3の下端部(図の左側端部)は図示しない舵取機構に連結されている。ハウジングHの内部に位置する出力軸3の上端部には、軸心部に支持孔31が形成されており、該支持孔31に内嵌されたブッシュ32に入力軸2の下端部を嵌合保持させ、入力軸2及び出力軸3の回動が良好な同心性を保って生じるように構成してある。
【0016】
ハウジングH内において、出力軸3の上端部と、入力軸2の中途部とには、円筒形の検知筒10,11が、略一定の隙間を隔てて互いの端面を対向するように夫々外嵌固定されている。このような検知筒10,11の外側には、ハウジングHに内嵌固定された検知コイル12が、両者の対向部を囲繞するように配してあり、この検知筒10,11と検知コイル12とにより、操舵トルク検出用のセンサ部1が構成されている。検知筒10,11の夫々の対向端面には、特公平7−21433号公報等に開示されているように、互いに同数の歯10a,11aが周方向に等配されており、検知筒10,11は、夫々の歯10a,11aが互いの半部を対向させた位置関係となるように位置決めされ、検知コイル12に通電した場合、歯10a,11aの対向部分を通る磁気回路が形成されるようになしてある。
【0017】
以上の構成により、操舵部材に操舵トルクが付与された場合、該操舵トルクの作用によりトーションバー4が捩れ、出力軸3と入力軸2との間に相対角変位が生じ、出力軸3及び入力軸2の夫々に外嵌固定された検知筒10,11の歯10a,11aの対向関係が変化する。このような変化に応じて前記磁気回路の磁気抵抗が増減するから、この増減に応じた検知コイル12のインピーダンスの変化を出力として取り出すことにより操舵トルクを検出できる。
【0018】
さらに、入力軸2には、検知筒11の上側に、円筒形の補償筒13が外嵌固定されている。検知筒11の上端面と補償筒13の下端面とは、略一定の隙間を隔てて対向させてある。補償筒13の下端面には、検知筒11の下端面に設けてある歯11aと同数の歯13aを設けてあり、検知筒11の上端面は平坦面としてある。このような対向部の外側には、検知コイル12の上側に並べてハウジングHに内嵌固定された補償コイル14が、検知筒11及び補償筒13を外側から囲繞するように配してあり、このような検知筒11、補償筒13及び補償コイル14により温度補償部17が構成され、補償コイル14に通電した場合、歯13aと検知筒11の上端面との対向部分を通る磁気回路が形成されるようになしてある。
【0019】
以上の如く構成された温度補償部17において、検知筒11の平坦面と補償筒13の歯13aとの対向関係は、出力軸3と入力軸2との相対角変位の如何にかかわらず一定であり、補償コイル14のインピーダンスは周辺温度の影響によってのみ変化する。補償コイル14及び検知コイル12が並べて配設されていることから、周辺温度の影響による補償コイル14のインピーダンスの変化は検知コイル12にも生じている。したがって、補償コイル14のインピーダンスの変化を温度補償部17の出力として取り出し、この出力を利用してセンサ部1の出力を補正することにより周辺温度の変化の影響を排除した操舵トルクの検出が可能となる。
【0020】
ハウジングHには、以上の如き検知コイル12及び補償コイル14の並設部に対応した位置に、その外面に開口を有して基板ボックス50が一体形成されている。検知コイル12及び補償コイル14は、基板ボックス50内に取り付けられた制御基板5に各別のリード15,16を介して接続されている。制御基板5は、検知コイル12及び補償コイル14へのコイル電流の給電のための電源回路、及び検知コイル12及び補償コイル14の出力取り出しのための処理回路を構成する回路部品が実装された合成樹脂材料製の矩形の平板であり、検知コイル12及び補償コイル14へのコイル電流の給電と、検知コイル12及び補償コイル14の出力取り出しとは、制御基板5を介して行わせるようにしてある。
【0021】
図2は、図1のII−II線による断面図である。基板ボックス50は、制御基板5に対応する矩形断面を有しており、ハウジングHの軸長方向に直交する方向を長手方向とし、長手方向の一側をハウジングHの内部に連通させ、同じく他側をハウジングHの外側に接線方向に張り出させて形成してある。
【0022】
基板ボックス50の内部には、長手方向両側の底部を適幅に亘って平坦化した支持面51,52が形成されており、制御基板5は、これらの支持面51,52間に架け渡すように載置され、一方の支持面51に止めネジ53により固定されると共に、他方の支持面52にスペーサ6を介して支持されて取り付けられている。
【0023】
スペーサ6は、ゴム、合成樹脂等の弾性材料からなり、図示の如く偏平な六角形断面を有して成形された棒体であり、一方の偏平面には、全長に亘る切り込み溝が形成されている。この切り込み溝に制御基板5の長手方向一側の端縁が差し込まれている。
【0024】
基板ボックス50の開口部は蓋板54により閉止されている。蓋板54は、その周縁の内側を窪ませた凹形の平板であり、この凹形部分を基板ボックス50の開口内縁に嵌め込み、周縁の複数箇所を基板ボックス50の開口縁にネジ止めして固定されている。蓋板54の凹形部分は、弾性材料からなるスペーサ6の上部に当接し、スペーサ6を支持面52との間に挟持する。
【0025】
前述の検知コイル12及び補償コイル14と制御基板5とのリード15,16による接続は、基板ボックス50のハウジングH内への連通部においてなされている。基板ボックス50のハウジングH外への張り出し部には、その底部外面からコネクタ8が取り付けてある。
【0026】
図3は本発明に係るトルク検出装置に使用されるコネクタ8の外観図であり、図3(a)は平面図を示し、図3(b)は一部破断正面図を示している。
【0027】
コネクタ8は、ポリアミド等の熱可塑性を有する合成樹脂材料により作製されており、基板ボックス50の張り出し部の底部外面への固着のために平坦化された固着面84を備え、該固着面84の中央部には端子配設部85が突設されている。端子配設部85は、図3(a)に示す如く、平面視において、一方向に長い矩形形状を有しており、その先端には5個の端子82,82,・・・が長手方向に略直線上に並べて設けてある。これらの端子82,82,・・・は、コネクタ8の内部において、他面側に向けて延長されており、他面から導入されたハーネス83に接続されている。ハーネス83は、コイル電流の給電用の給電線及び出力信号取り出しのための信号線を有している。
【0028】
また、固着面84には、端子配設部85の長辺夫々の略中央から適宜離れた位置に、コネクタ8の位置決め及び固着をするための2つの突部80,80が突設されている。これらの突部80,80は円柱形状を有しており、その夫々の先端は半球形に成形してあり、スリット80a,80aを設けてある。突部80,80の突設長さは基板ボックス50の張り出し部の底部肉厚よりも適長長くしてある。
【0029】
図4は、基板ボックス50、コネクタ8及び制御基板5の組付部分の拡大断面図である。
【0030】
基板ボックス50の張り出し部の底部には、コネクタ8の端子配設部85が挿通される逃がし穴58及びコネクタ8の突部80,80が嵌合される貫通穴56,56が設けられている。逃がし穴58は、端子配設部85に対応した一方向に長い矩形の貫通穴であり、端子配設部85が余裕をもって通過できる大きさとされている。貫通穴56,56は、コネクタ8の突部80,80に対応する形及び大きさとされ、これらの突部80,80が密に嵌合されることによってコネクタ8を基板ボックス50に対して位置決めする作用をなす。これにより逃がし穴58に挿通された端子配設部85の先端の端子82,82,・・・は、基板ボックス50内に前述の如く固定される制御基板5の接続穴59,59,・・・に一致する。これらの接続穴59,59,・・・は、制御基板5上の電源回路又は出力取り出しのための処理回路に繋がる回路導体部分に設けられている。
【0031】
突部80,80の突設長さは、基板ボックス50の張り出し部の底部肉厚よりも長くしてあるから、前述の如く貫通穴56,56に嵌合させた突部80,80の先端は前記底部内面に突出する。コネクタ8は、このように突出する突部80,80の突出部を変形させ、抜け止め頭部80b,80bとし、固着面84を前記底部外面に当接した状態にして固着されている。コネクタ8の端子82,82,・・・は、制御基板5の接続穴59,59,・・・に一致しており、ハンダ付けによって回路導体に接続されている。
【0032】
前述の検知コイル12及び補償コイル14へのコイル電流の通電は、ハーネス83内の給電線、コネクタ8の端子82及び制御基板5上に構成された電源回路を介してなされ、また、検知コイル12及び補償コイル14の出力は、制御基板5上に構成された処理回路、コネクタ8の端子82及びハーネス83に含まれる信号線を介して外部に取り出される。
【0033】
さて、本願発明の特徴は、前述のコネクタ8の突部80,80を位置決め及び固着に共用することにある。
【0034】
図5は、本発明に係るトルク検出装置におけるコネクタ8、基板ボックス50及び制御基板5の組付手順の説明図である。図5(a)に示すように、先ず、コネクタ8の端子配設部85及び突部80,80を基板ボックス50の張り出し部の底部に設けてある逃がし穴58及び貫通穴56,56に挿入し、コネクタ8を前記底部外面に嵌め合わせる。
【0035】
貫通穴56,56の直径は、突部80,80の外径に対応させてあるが、突部80,80の先端は、半球状としてあることから、貫通穴56,56に嵌め込み易く、また、突部80,80の先端にスリット80a,80aを設けてあることから、スリット80a,80aの幅が狭まるという弾性変形が可能であり、突部80,80を貫通穴56,56に滑らかに嵌め合わせることができる。固着面84が基板ボックス50の張り出し部の底部外面に当接するまで突部80,80を貫通穴56,56に挿入することにより、貫通穴56,56及び突部80,80は密に嵌め合わされ、コネクタ8は正しく位置決めされる。
【0036】
次に、前記底部内面から突出しており、熱可塑性を有する合成樹脂材料によって形成された突部80,80の突出部に熱を加え、突出部を溶融して変形させ、図4に示す抜け止め頭部80b,80bを形成する(図5(b))。
【0037】
突部80,80の先端にはスリット80a,80aを設けてあるため、中実である場合よりも溶融し易く、突出部を比較的少ない熱量により溶融することができる。なお、溶融し易くするためには、突部80,80の先端にスリット80a,80aを設けるに限らず、他の溶融し易くするための手段、例えば、肉抜きの穴等を設けてもよい。
【0038】
次に、制御基板5を、前述の如く基板ボックス50内に固定する。
【0039】
コネクタ8は、突部80,80と貫通穴56,56との嵌合により制御基板5に対して正しく位置決めされていることから、端子配設部85の先端に設けた端子82,82,・・・は基板ボックス50内に固定される制御基板5の接続穴59,59,・・・に一致し、端子82,82,・・・の先端が制御基板5から突出する。
【0040】
次に、制御基板5から突出した端子82,82,・・・の先端を、ハンダにより制御基板5上に形成された回路導体に接続し、図4に示す基板ボックス50、コネクタ8及び制御基板5の組付部分が構成される。
【0041】
以上の如く、本発明に係るトルク検出装置においては、コネクタ8の位置決めのための突部80,80が固着手段として共用される。これにより、固着のために必要としていたネジ等の部品を削減でき、コネクタ8及びその周辺部の構造が簡素化できる。また、コネクタ8の固着は、突部80,80の突出部を溶融して変形させ、抜け止め頭部80b,80bとすることにより実現されるから、短い時間の内に固着でき、組付工数の削減が可能であり、コストダウンにも繋がる。
【0042】
なお、本発明の実施の形態において、コネクタ8の突部80,80は、ポリアミド等の熱可塑性を有する合成樹脂材料により形成したが、突部80,80は、他の材料、例えば、金属製としてもよい。この場合は、例えば、カシメにより変形させて抜け止め頭部80b,80bを形成すればよい。
【0043】
また、以上の実施の形態においては、本願出願人により特公平7−21433号公報に開示された構成を有するセンサ部が用いられているが、本願発明は、センサ部の構成の如何に拘らず、該センサ部に対する給電及び/又は出力の取り出しを、ハウジングに取り付けたコネクタを介して行わせる構成としてあるトルク検出装置全般に適用可能であることは言うまでもない。
【0044】
さらに、本発明に係るトルク検出装置は、電動パワーステアリング装置において、操舵部材に付与される操舵トルクの検出のために用いるだけでなく、他の用途にも使用可能であることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上、詳述したように、第1発明に係るトルク検出装置においては、コネクタの位置決めのための突部を固着のために共用したことから、コネクタ及びその周辺部の構造を簡素化でき、さらに、組付工数を削減することができる。
【0046】
また、第2発に係るトルク検出装置においては、熱可塑性を有する合成樹脂材料製の突部を溶融変形させることにより、固着のための抜け止め頭部の形成が容易に行える等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルク検出装置の要部の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】本発明に係るトルク検出装置に使用されるコネクタの外観図である。
【図4】基板ボックス、コネクタ及び制御基板の組付部分の拡大断面図である。
【図5】本発明に係るトルク検出装置に使用されるコネクタ、基板ボックス及び制御基板の組付手順の説明図である。
【図6】従来のトルク検出装置の制御基板、コネクタ及びハウジングの固着部分の断面図である。
【符号の説明】
1 センサ部
8 コネクタ
56 貫通穴
80 突部
80b 抜け止め頭部
H ハウジング
Claims (2)
- ハウジングの内部に配されたセンサ部を、前記ハウジングに位置決めして固定されたコネクタを介して外部に接続するようにしたトルク検出装置において、
前記ハウジングは位置決め用の貫通穴を備え、前記コネクタは前記貫通穴に嵌合する突部を備え、該突部の前記貫通穴からの突出部を変形させることにより形成してある抜け止め頭部を備えることを特徴とするトルク検出装置。 - 前記突部は、熱可塑性を有する合成樹脂材料により形成してあり、前記抜け止め頭部は、前記突出部を溶融変形させることにより形成してあることを特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。
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