JP2004092334A - 空間構築物 - Google Patents

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林 慎一郎
Kazushiro Hayashi
林 和志郎
Kozaburo Hayashi
林 宏三郎
Kanako Hayashi
林 加奈子
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【課題】本発明は、特に、平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなる軽量部材を用いた空間構築物の内部を立ち入り可能とし、その空間内の点検保守を容易にする空間構築物の構築方法及びそのために用いる軽量部材の提案にある。
【解決手段】本発明は、平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなるプラスチック製の軽量部材を組み立てて雨水貯留浸透槽用の空間を地下に構築する方法の改良であり、前記平板部の面積の大なる軽量部材1と面積の小なる軽量部材2を用い、槽の下層部空間を構築する軽量部材の少なくとも一部を軽量部材2とすることによって軽量部材2を複数個所定の配列で垂直に並べた柱を構成し、この柱の間に通路を構成し、保守点検用に供するようにした雨水貯留浸透槽用の空間構築方法である。本発明は、雨水貯留浸透槽用以外に軽量盛土用、貯留槽用あるいは廃棄物処分場の下層に設け管理用空間としても利用可能である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は地表面下に設置される雨水貯留浸透施設、貯水施設あるいは軽量盛土、廃棄物処分場基礎の構成部材となる軽量部材及びその利用技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
雨水の流出抑制のため、雨水を一時的あるいは常時貯留するための雨水貯留浸透施設用の空間を構築するために使用される軽量部材は、特開平10−252108、11−222886等に各種の提案がある。かかる軽量部材の多くは雨水貯留浸透施設以外に貯水施設用、軽量盛土資材としてあるいは廃棄物処分場の地下空間を構成するため使用あるいは使用が提案されている。
上記特許公開公報に記載の軽量部材は、何れも、実用に供される場合、軽量かつ強度を確保するため各単位の軽量部材の戴錐形部の中心部を折り返し、垂直方向の耐圧力を高めている。同時に、入れ子構造となるよう戴錐形部にテーパを設けて、積み重ねて、運搬包装が便利となるよう工夫がなされている。また平板部には透孔を設け、軽量化するとともにリブ構造として強度を確保している。
これら軽量部材を用いて槽空間、盛土空間等を構築し、その周囲に周辺からの土砂の流入を防ぐための壁材を巡らすとともに、その周囲全体を透水性あるいは遮水性のシートで包むことで貯留浸透施設、貯水施設、盛土空間あるいは廃棄物処分場下層部の監視空間が構築できる。
【0003】
これら軽量部材は一般にポリプロピレン等のプラスチック射出成型品あるいは押し出し成形品である。その形状は成形機械の能力あるいは取り扱いの便からその大きさに制限がある。
このため、槽の内部に人が自由に出入りするほどの空間が確保されず、人が内部に入って保守点検をする必要のある施設の場合は問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特に、平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなる軽量部材を用いた空間構築物の内部を立ち入り可能とし、その空間内の点検保守を容易にする空間構築物の構築方法及びそのために用いる軽量部材の提案にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の発明は、平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなる軽量部材を組み立ててなる空間構築物において、前記平板部の面積の大なる軽量部材1と面積の小なる軽量部材2を用い、空間構築物の下層部空間を構築する軽量部材の少なくとも一部を軽量部材2とすることによって軽量部材2間の間隔を拡大したことを特徴とする空間構築物である。
本発明の第2の発明は、第1の発明の空間構築物を地表面下に設け、当該空間構築物の一部あるいは全体をシート類で覆ったことを特徴とする雨水貯留浸透施設である。
本発明の第3の発明は、本発明1記載の空間構築物を地表面下に設け、当該空間構築物の少なくとも底部及び側面を不透水性のシートで覆ったことを特徴とする貯水施設である。
本発明の第4の発明は、本発明1記載の空間構築物の一部あるいは全体を透水性のシートで覆い、その上から盛土したことを特徴とする盛土構造である。
本発明の第5の発明は、本発明1記載の空間構築物を廃棄物貯蔵施設の下層に設けたことを特徴とする廃棄物貯蔵施設である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図により詳細に説明する。
図1は、本発明の概念図である。
図2、図3は本発明に用いる軽量部材を示す図である。
【0007】
図1に示すように本発明は平板部とその平板部に開口する戴錐形部からなる軽量部材1と、軽量部材1より小さな平板部を有する軽量部材2を組み立てて構築した空間構築物である。このとき、空間構築物の下層部の一部は、軽量部材2を用いて構築されている。
【0008】
図1に示すように空間構築物の上層部は軽量部材1で構成され、下層部は軽量部材1及び軽量部材2で構成される。そのため空間構築物の下層部には、軽量部材2と軽量部材2の間に軽量部材1と軽量部材1の間の間隔より広い間隔が確保できる。軽量部材1が一片数メートルの大きさであれば、軽量部材1のみで人が通ることのできる間隔が構築可能であるが、前述した通り、成形機の能力の関係からかかる大型の部材は経済的に製造することは困難である。
【0009】
上記理由から本発明に供される軽量部材は、実用的には平板部の一片が1メートル前後あるいはそれ以下の大きさとならざるを得ない。また、戴錐形部の高さは同様に0.3〜0.6メートル程度となる。
【0010】
上記軽量部材の大きさを前提とすれば本発明方法により空間構築物内に幅1メートル程度、高さが1.2〜2.4メートル程度の人が出入り可能な空間が確保できることとなる。
空間構築物の下層部、例えば、図1に示すように最下層部2段を軽量部材2の戴錐形部を突き合わせるように組み立て、3段目を軽量部材2の平板部を重ねるように組み立てることで上記目的は達成できる。
【0011】
図1は、その空間構築物の最外部は軽量部材1で構成されているが、最外部であっても軽量部材2を用いることは可能である。
また、空間構築物の中心に沿って一列の通路あるいは十字形の通路となるように軽量部材2を用いてもよい。通路の構造は空間構築物の大きさ、点検保守の必要性を考量してきめることができる。
【0012】
上記のように軽量部材1,2を用いて地下部に空間構築物を設置し、その外周部を壁材で覆い、さらに全体を、その空間構築物の使用目的、例えば雨水貯留浸透施設を目的とするならば、常時貯留を目的とするか、一時的な貯留かにより、上記構造物を覆うシート類の性質を替えることで実施可能である。浸透性のシートで覆えば一時貯留を目的とする浸透槽となり、遮水性のシート類で覆い、覆土すれば、常時貯留を目的とする貯留槽となるのは従来の方法と変わるところがない。また、空間構築物を地面を掘り下げてその基礎部に設ける以外にも、地表面に設けその上から盛り土しても地形によっては十分機能するのは言うまでもない。
【0013】
本発明に使用する軽量部材1および軽量部材2の説明を下記に記載する。
図2は軽量部材1の形状の一例を示す図であり、正方形の平板部に戴円錐形部が開口した形状を示している。平板部は適宜透水孔が開口し、軽量性を保ちながら強度を高めるためリブを設けることが好ましい。戴円錐形部は強度を高めるため戴円錐形部の底部から平板開口部に向かって狭くなる戴円錐形部が設けられた二重構造とすることが好ましい。
【0014】
軽量部材間を相互に接続するため、その接続部に応じた接続継ぎ手を用いて接続することも可能であるが、軽量部材本体に互いに接続するための継ぎ手を設けることも可能である。
即ち、軽量部材の平板部の相接する二辺にはオス継ぎ手を、他の相接する二辺にはメス継ぎ手を互いに契合可能な形状及び向きに設けることで可能となる。同様に戴円錐形部の底部は、その底部を4等分し、4等分した合接する二つにはオス継ぎ手、他の相接する二つにはメス継ぎ手を設けておけばよい。さらに底部に設けたオス継ぎ手はその上部に直接荷重がかかるときに陥没あるいは切断することによって底部と同一面内となるように蛇腹構造あるいは底部とオス継ぎ手の接続部に切込みを入れておくことが好ましい。このような接続継ぎ手を軽量部材に設けることで軽量部材の組み立て時に別途継ぎ手を必要としない。
【0015】
図3に示す軽量部材2はその平板部が軽量部材と比べその面積を小さいことが違うだけで他は同じである。その形状は通路の空間を確保する必要を考慮してその形状面積を適宜変更可能である。
【0016】
図4は空間構築物の水平強度を高める水平補強材を示す図である。軽量部材の平板部と同じ外形を有し、その中心に戴錐形部の底部がその両側に契合する凹部を設けてある。水平補強材を軽量部材の間に入れることで水平強度が強化される。
【0017】
圧縮強度を高めるため、戴錐形部の中空部にコンクリート等を流し込む、あるいは別途成形したコンクリート芯を挿入することも可能である。
【0018】
上記説明した空間構築物は、地上に設置するならば臨時催し物の舞台の基礎とすることが可能であり、下層部の通路には必要に応じて配管・配線空間として使用することも可能となる。
【0019】
上記空間構築物を地下に埋設し、その周囲を壁材・不透水性のシート類で覆い、水の出入用の施設を付帯させれば貯水施設となり防火水槽として利用することも可能となる。
【0020】
さらに、上記空間構築物を軟弱な地盤である谷間に設け、その周囲に壁材を巡らしさらにその周囲を透水性のシート類で覆い土砂が空間内に流入しないようにして、かつ水の流入流出を妨げないようにして、全体を覆土すれば軟弱地盤用の盛土が構成される。
平坦な軟弱な地盤上に設けその上を同様にして盛土すれば、軟弱地盤上に設けた土手となり、その上は道路としての利用も可能となる。
【0021】
上記空間構築物を図5に示すように廃棄物処分場の下部に設ければ処分場の地下に通路が構成される。処分場の漏れなどが起きた場合、その通路を使用することで直接漏洩個所の特定、修理が可能となり、処分場の維持管理が極めて容易となる。
【発明の効果】
本発明は、平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなる軽量部材において、平板部の面積を変えた軽量部材を用いた雨水貯留浸透槽用等の空間を構築する際、空間の下層部に平板部の面積の小さい軽量部材を組み合わせて使うことにより空間下層部に点検保守用の通路空間部を設けることができる。
そのため、経済性を考慮して定められる大きさの軽量部材を用いても人の出入可能な通路を区間構築物内に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図を示す。
【図2】本発明の軽量部材1を示す概念図である。
【図3】本発明の軽量部材2を示す概念図である。
【図4】槽の水平強度を強化する手段の一例を示す図である。
【図5】本発明の軽量部材の使用方法を示す一例である。
【図6】従来の槽の槽空間の概念図を示す。
【符号の説明】
1 軽量部材1
2 軽量部材2
3 水平補強材
4 壁材

Claims (5)

  1. 平板部と該平板部上に開口する中空な略戴錐形部からなる軽量部材を組み立ててなる空間構築物において、前記平板部の面積の大なる軽量部材1と面積の小なる軽量部材2を用い、空間構築物の下層部空間を構築する軽量部材の少なくとも一部を軽量部材2とすることによって軽量部材2間の間隔を拡大したことを特徴とする空間構築物。
  2. 請求項1記載の空間構築物を地表面下に設け、当該空間構築物の一部あるいは全体をシート類で覆ったことを特徴とする雨水貯留浸透施設。
  3. 請求項1記載の空間構築物を地表面下に設け、当該空間構築物の少なくとも底部及び側面を不透水性のシートで覆ったことを特徴とする貯水施設。
  4. 請求項1記載の空間構築物の一部あるいは全体を透水性のシートで覆い、その上から盛土したことを特徴とする盛土構造。
  5. 請求項1記載の空間構築物を廃棄物貯蔵施設の下層に設けたことを特徴とする廃棄物貯蔵施設。
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