JP2004091940A - 作業用手袋とその製造方法、および浸漬成形用手袋型 - Google Patents

作業用手袋とその製造方法、および浸漬成形用手袋型 Download PDF

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Hideo Nobuchika
信近 英男
Naoya Ichikawa
市川 直哉
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Abstract

【課題】ゴムラテックスなどの弾性材料から形成される作業用手袋であって、柔軟性があり、長時間にわたり装着使用しても疲労感の少ない手袋を提供する。
【解決手段】弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形するための手袋型において、手袋の屈曲部分に相当する表面(2、3)の界面張力を、屈曲部分以外の表面(4)の界面張力よりも、低下せしめてなる浸漬成形用手袋型(1)と、この手袋型を用いて製造される、該手袋を装着使用時に屈曲する部分の厚みを、屈曲部以外の部分の厚みよりも薄くなるように形成してなる作業用手袋。界面張力低下は、釉薬などの界面張力低下剤で処理することが好ましい。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性材料よりなる作業用手袋とその製造方法、および作業用手袋を浸漬成形するために用いる手袋型に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴムや合成樹脂類に代表される弾性材料からなる作業用手袋は、その基本的機能として、酸・アルカリなどの薬品、洗剤、溶剤、あるいは刃物や熱などから手を保護するために着用される。これに加えて、ゴム臭が少ないこと、アレルギー誘発性が少ないこと、有毒な可塑剤が含まれていないこと、長時間使用しても疲れないこと、なども重要な機能として要求される。
【0003】
上記の課題への対策の一つは、弾性材料の種類を選択することである。例えば、ゴム臭やゴムアレルギー誘発防止にはニトリルゴムやポリ塩化ビニル製手袋を、有毒な可塑剤を使用しないようにするには天然ゴムやニトリルゴム製手袋を、疲労防止には柔軟性材料例えば天然ゴム製手袋を選択すればよい。柔軟性材料の別の例としては、特開平6−56905号公報に開示のある材料を選択することも考えられる。
【0004】
このように弾性材料の種類を選択することにより、前記の課題は個別対策を取ることが可能になるが、例えば柔軟性と耐油性を同時に有するなどという複数の要求を満たすためには弾性材料を変更するだけではかなり制約される。とりわけ、作業用手袋は、安全性を重視するあまり、柔軟性に欠けていわゆるゴワゴワし、長時間の作業では疲労感が出てくることを解決し、しかも耐油性・耐薬品性などを有することが望まれている。
【0005】
この解決法として、従来、手袋そのものの構造を見直すことが行われている。例えば特開2001−45114号公報は、原手の編糸を変えて組み合わせることにより、疲れにくい手袋を提案している。また、特開2001−234409号公報には、作業用手袋の屈曲させる部分を突起部のない平坦部として、型押しして設ける例が開示されている。さらに、特開2002−13014号公報には、作業用手袋に配置する防振材や、断熱材の厚みを減らした部分を屈曲部として配置する手袋およびその製造方法が開示されている。
【0006】
しかしながら、これらの手袋の製造方法や、構造は実際に製造する立場からみると極めて複雑で手間がかかり、製造コスト高となることは免れ得ないものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、作業用手袋は、その使用面から未だ改善すべき点がいくつか見られるが、とりわけ作業用手袋は、安全性を重視するあまり、柔軟性に欠けていわゆるゴワゴワし、長時間の作業を続けると疲労感が出てくることが大きな問題であり、できるだけ早い解決が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決を図るために、ゴムラテックスに代表される弾性材料から製造される作業用手袋は、浸漬成形(ディップ成形)により作製されていることに着目し、浸漬時の手袋型へのラテックスの付着性に関して、付着量と作業用手袋の柔軟性に及ぼす影響につき種々検討した。
その結果、手袋型の表面は液体に対する界面張力の度合いによって、凝固液浸漬時の付着量が異なり、ひいてはラテックスの付着量へも影響するとの知見を得、この知見に基づいてさらに検討を進めて本発明を完成したものである。
【0009】
すなわち、本発明は、次の作業用手袋とその製造方法、および浸漬成形に用いる手袋型を提供するものである。
1)弾性材料からなる作業用手袋において、該手袋を装着使用時に屈曲する部分の厚みを、屈曲部以外の部分の厚みよりも薄くなるように形成してなることを特徴とする作業用手袋。
2)前記弾性材料がゴムラテックスを原料とするものである上記1)項記載の作業用手袋。
【0010】
3)弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形法により製造するに際し、前記手袋の装着使用時に屈曲する部分に相当する手袋型部分の表面が、屈曲部以外の手袋型部分よりも低い界面張力を有する手袋型を使用することを特徴とする作業用手袋の製造方法。
4)前記手袋の装着使用時に屈曲する部分に相当する手袋型部分の表面が、界面張力低下剤で処理されていることを特徴とする上記3)項記載の作業用手袋の製造方法。
【0011】
5)前記界面張力低下剤が釉薬であることを特徴とする上記4)項記載の作業用手袋の製造方法。
6)弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形するための手袋型において、手袋の屈曲部分に相当する表面の界面張力を、屈曲部分以外の表面の界面張力よりも、低下せしめてなることを特徴とする浸漬成形用手袋型。
7)前記手袋の屈曲部分に相当する表面が界面張力低下剤で処理してなることを特徴とする上記6)項記載の浸漬成形用手袋型。
【0012】
8)前記界面張力低下剤が釉薬であることを特徴とする上記7)項記載の浸漬成形用手袋型。
本発明に係る作業用手袋は、製膜可能な弾性材料であればその種類を問わずに、柔軟性に優れ、長時間にわたって装着使用しても疲労感が少ないものである。この作業用手袋は、上記の本発明に係る浸漬法成形用手袋型を用いて工業的有利に製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の作業用手袋は、装着使用時に屈曲する部分の厚みをその他の部分よりも薄くなるように成形したものである。ここで屈曲部とは、手指の各関節部分と手首の関節部分をいい、それらの全部であってもよいし、その中のいくつかを選択してもよい。
一方、本発明の浸漬成形用手袋型1は、図1に示すように、手袋の屈曲部分に相当する表面、すなわち手指の各関節部分(2)と手首の関節部分(3)の全部またはいくつかの表面における界面張力を、屈曲部分以外の表面(4)の界面張力よりも、低下せしめてなることを特徴とする。この図1では、手指関節部の全てを対象としていないが、作業用手袋の種類によっては、全ての関節箇所にわたって界面張力を低下させてもよい。
本発明の作業用手袋において、例えば、屈曲部以外の厚みを100とするとき、屈曲部の厚みを10〜90%の範囲、好ましくは30〜70%の範囲に設定する。このような厚み割合に設定することによって、作業用手袋を装着使用したときに柔軟性があり、長時間の作業においても疲労感を少なくすることができる。この範囲より小さい場合は柔軟性を付与する効果が小さく、またこの範囲を超えると手袋全体の強度のバランスが崩れる傾向がある。
【0014】
さらに具体的に述べると、従来、弾性材料を用いて形成される作業用手袋の厚みは、使用目的などによっても異なるが、手袋全体にわたって約0.2〜1.0mmの厚みに設定されていることから、本発明の作業用手袋においては屈曲部分の厚みを0.1〜0.9mmの範囲に、好ましくは0.3〜0.7mmの範囲に設定し、それ以外の部分は従来の厚みにすることで目的が達せられることが多い。
【0015】
作業用手袋の屈曲部の厚みは前記のように設定されるが、その厚みを薄くする部分の幅(例えば、図1の手袋型においてd、dに相当する幅)は、各屈曲部によっても異なるが、例えば手指関節部分(d)では5〜20mm、手首関節部分(d)では10〜50mmの範囲となるように設定すれば、上記の厚み割合の設定とも相俟って柔軟性を付与するのに効果的である。
本発明の作業用手袋は、弾性材料より構成されるものであるが、その弾性材料としては従来、作業用手袋の製造に用いられているゴム材料または合成樹脂材料が挙げられ、特に浸漬成形により製膜可能な材料が好ましく選択できる。前記ゴム材料としては、天然ゴムあるいは脱蛋白天然ゴムなどの天然ゴム類や、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム(CR)などの合成ゴム類、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリエチレンなどの合成樹脂類が挙げられる。
【0016】
次に、本発明の浸漬成形用手袋型は、前記図1に例示されるように、弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形するための手袋型であって、前記手袋の屈曲部分に相当する表面の界面張力が、屈曲部分以外の表面の界面張力よりも、低下せしめてなることを特徴とする。
手袋型における手袋の屈曲部分に相当する表面の界面張力を低下させる目的は、浸漬成形にあたって、当該部分に弾性材料であるゴムラテックスや樹脂エマルジョンが付着する量を他の部分よりも少なくさせるためである。浸漬法による手袋の製造は、後述するように、直接浸漬法と凝固液浸漬法に大別される。
【0017】
直接浸漬法の場合は、手袋型の当該箇所におけるゴムラテックスや樹脂エマルジョンに対する界面張力を低下させることにより、手袋型を弾性材料液に浸漬したときに前記屈曲部分へのその付着量を少なくさせる。一方、凝固液浸漬法の場合は、手袋型の当該箇所における浸漬液に対する界面張力を低下させることにより、手袋型を浸漬液に浸漬したときに前記屈曲部分へのその付着量を少なくし、これによって次工程でゴムラテックスや樹脂エマルジョンに浸漬したときにそれらの付着量も少なくなるようにする。
前記のように、界面張力を低下させる手段は、手袋の製膜に支障がない限り任意に選択してよいが、通常は手袋型の当該部分を界面張力低下剤で処理する方法が簡便である。界面張力低下剤は、手袋型の材質(例:陶器、ガラス、アルミなど)や前記した浸漬成形方法、弾性材料の種類などを考慮して、付着量の低下に効果のあるものを選択する。界面張力低下剤の具体例としては、例えば釉薬あるいはフッ素樹脂系コーティング剤が挙げられる。
【0018】
釉薬は、手袋型(とりわけ、陶磁器製の場合)への処理がし易く、また目的箇所における弾性材料の付着量を低下させるのに効果的である。釉薬は、常法により、長石、灰、粘土などの原料を水と共にボールミルで粉砕して調製できるほか、市販品〔例えば、(株)とこなめ釉薬製の「GL−09」〕を用いてもよい。釉薬による処理は、手袋型の所定箇所に、例えば、刷毛による塗布やスプレーによる吹き付けにより付着させたのち、1000℃以上、例えば1100〜1200℃で焼成することにより行われる。
また、フッ素樹脂系コーティング剤による処理は、入手可能な市販のコーティングを用いて、例えば下塗り剤、(例、旭ガラス製の「サイトップCTL−107M」)、手袋型に対し、下塗り剤(例、旭ガラス製の「サイトップCTL−107M」)を希釈剤(例、旭ガラス製の「SOLV−100」)で1:4程度に希釈した溶液を下塗り−乾燥(70℃、30分間)を3回程度繰り返し、次いでその型に上塗り剤(例、旭ガラス製の「サイトップCTL−109S」)を1:10程度に希釈した溶液を上塗り−乾燥(200℃、2時間)を3回程度繰り返すことにより実施できる。
【0019】
界面張力低下剤で手袋型を処理するに際しては、目的部分と塗布しない部分の間に目立つ段差が生じないように、なるべく薄くかつ均一な厚みになるようにする。
本発明の作業用手袋は、前記の本発明に係る浸漬成形用手袋型を用いて、常法どおり、直接浸漬法あるいは凝固液浸漬法を実施することによって製造される。直接浸漬法によるときは、前記本発明の手袋型を予熱し、ゴムラテックスあるいは樹脂エマルジョンに直接浸漬し、材料を付着した状態で直ちに引き上げ、乾燥・加硫(架橋)して成形し、脱型することによって本発明の作業用手袋が得られる。
【0020】
一方、凝固液浸漬法によるときは、前記本発明に係る手袋型を予熱し、凝固液に浸漬後、乾燥し、次いでゴムラテックスあるいは樹脂エマルジョンに浸漬後、材料を付着した状態で直ちに引き上げ、乾燥・加硫(架橋)し、脱型することによって本発明の作業用手袋が得られる。
【0021】
【実施例】
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
(本発明の手袋型の調製)
陶器製手袋型(素焼き)を用意し、これに図1に示すように、手指関節部、手首関節部に、界面張力低下剤として釉薬〔(株)とこなめ釉薬製の「GL−09」〕を刷毛で所定の部分に塗布したのち、1100〜1200℃で焼成を行った。ここで、手指関節部(d)については幅10mm、手首関節部(d)については幅25mmにわたって、塗布量は平均して1cmあたり約100mgとなるように塗布した。この手袋型(手型Bとする)を、以下の実施例1〜4における浸漬成形による作業手袋の製造に用いた。
【0022】
なお、以下の比較例1〜4においては、上記の界面張力低下剤による処理を施さない手袋型(手型Aとする)を用いた。
(ゴムラテックス配合組成)
表1に示すとおり、作業用手袋の弾性材料として、天然ゴムラテックス(配合1)、脱蛋白天然ゴムラテックス(配合2)、NBRラテックス(配合3)およびSBRラテックス(配合4)を用いるゴムラテックス組成物を調製し、以下の実施例および比較例における作業用手袋の製造に供した。ここで、脱蛋白天然ゴムラテックスは特開平6−56905号公報に記載の方法によって得られたものを、NBRラテックスは日本ゼオン製の商品名「Lx−552」を、SBRラテックスは日本ゼオン製の商品名「Lx−1571」をそれぞれ用いた。また、安定化剤としては、それぞれの配合物が安定するように、水酸化カリウム液、界面活性剤などを適宜、添加した。
【0023】
【表1】
Figure 2004091940
【0024】
(浸漬成形法)
凝固液浸漬法によった。すなわち、手袋型を凝固液(25重量%の硝酸カルシウム水溶液)に浸漬して付着させ、50℃に加温し、次いでゴムラテックスに浸漬し、直ちに引き上げて、乾燥・加硫に付して、厚みが約0.3〜0.5mm(屈曲部以外の部分)の手袋を製造した。このとき、配合1および2は、100℃で30分間加硫し、一方において配合3および4は120℃で30分間加硫した。
【0025】
比較例1〜4
陶器製手袋型(釉薬処理なし)を用いて、前記配合1〜4の各ゴムラテックス組成物を用いて、前記の浸漬成形法によりそれぞれ作業用手袋を製造した。
実施例1〜4
前記の本発明の陶器製手袋型(釉薬処理あり)を用いて、前記配合1〜4の各ゴムラテックス組成物を用いて、前記の浸漬成形法によりそれぞれ作業用手袋を製造した。
【0026】
(評価試験)
上記の比較例および実施例で得られた各作業手袋を装着して、皿洗いを20分間行った後、疲労感をそれぞれ評価した。それらの結果を表に示す。表中の記号は、次のような疲労感の程度を意味する。
◎:疲労感がない。
○:疲労感が殆どない。
【0027】
△:疲労感がややあり。
×:疲労感がある。
【0028】
【表2】
Figure 2004091940
【0029】
これらの結果、本発明の作業用手袋は、天然ゴムラテックス(配合1)、脱蛋白天然ゴムラテックス(配合2)、NBRラテックス(配合3)およびSBRラテックス(配合4)のいずれの弾性材料を用いるときにも、装着したときに柔軟性があり、作業を続けても疲労感を感じないかあるいは殆ど感じないものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明の作業用手袋は、屈曲部分が他の部分よりも薄くなるように形成していることから、弾性材料の種類を問わずに、柔軟性があり、装着感がよく、長時間にわたって作業を続行しても疲労感が少ないものである。かかる本発明の作業用手袋は、浸漬成形に用いる手袋型において屈曲部に相当する部分の界面張力を低下させることにより、弾性材料の付着量を少なくすることによって、簡便に製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浸漬成形用手袋型の構成例を示す。
【符号の説明】
1:浸漬成形用手袋型
2:手指関節部に相当する表面(界面張力低下剤の処理部)
3:手首関節部に相当する表面部(界面張力低下剤の処理部)
4:屈曲部以外の表面部

Claims (8)

  1. 弾性材料からなる作業用手袋において、該手袋を装着使用時に屈曲する部分の厚みを、屈曲部以外の部分の厚みよりも薄くなるように形成してなることを特徴とする作業用手袋。
  2. 前記弾性材料がゴムラテックスを原料とするものである請求項1記載の作業用手袋。
  3. 弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形法により製造するに際し、前記手袋の装着使用時に屈曲する部分に相当する手袋型部分の表面が、屈曲部以外の手袋型部分よりも低い界面張力を有する手袋型を用いて浸漬成形することを特徴とする作業用手袋の製造方法。
  4. 前記手袋の装着使用時に屈曲する部分に相当する手袋型部分の表面が、界面張力低下剤で処理されていることを特徴とする請求項3記載の作業用手袋の製造方法。
  5. 前記界面張力低下剤が釉薬であることを特徴とする請求項4記載の作業用手袋の製造方法。
  6. 弾性材料からなる作業用手袋を浸漬成形するための手袋型において、手袋の屈曲部分に相当する表面の界面張力を、屈曲部分以外の表面の界面張力よりも、低下せしめてなることを特徴とする浸漬成形用手袋型。
  7. 前記手袋の屈曲部分に相当する表面が界面張力低下剤で処理してなることを特徴とする請求項6記載の浸漬成形用手袋型。
  8. 前記界面張力低下剤が釉薬であることを特徴とする請求項7記載の浸漬成形用手袋型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008050745A (ja) * 2006-07-28 2008-03-06 Satoru Mimura 作業用手袋
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