JP2004090780A - ホーム監視画像無線伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホーム監視画像無線伝送システムでは、アンテナのビームを鋭く絞るため、車両出発後の走行線路の曲率半径が小さい場合には、車両側受信機がビーム幅から逸脱しやすく、無線回線リンクを安定に継続することができない。たとえ線路に沿って複数台の無線機を設置して、常にいづれかのアンテナビームが受信機をカバーする様にしたとしても、各アンテナのビームの交わり地点では干渉が発生し画像品質が低下するという課題があった。
【解決手段】同じカメラ画像で変調した送信周波数の異なる複数の送信機3A,3B・・・を設け、各送信機のアンテナ4A,4B・・・を線路に沿って設置し、受信側では全CHを受信して、その内の受信状況が安定しているチャンネルの復調画像を選択的にモニタ上に映す。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラットホームの監視カメラ画像を列車に無線伝送するホーム監視画像無線伝送システムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道(モノレールのように必ずしも鉄路を走行しないものも含む)車両のように、連結された複数の車両が走行し、いわゆるプラットホームで乗客や貨物の乗降を行う輸送機関では、プラットホーム上は、列車と人または物との接触の危険性が高い場所である。車掌が乗務している列車では、列車が駅に停車し、貨客の乗降の後、ドアを閉じて発車し、列車の最後部がプラットホームを離脱するまでは、車掌が安全を確認するのだが、危険を感じたときこれを運転手に伝え、減速操作がなされるまでには時間がかかり、手遅れとなる場合もある。
このような列車の発車時のプラットホーム上の監視性を改善するため、例えば図8に示すように、プラットホームに設置したテレビカメラ10の画像を線路脇の無線送信機20と、車両上の受信機40により、運転席に設置したモニター70に表示し、運転手が直接、プラットホームの状況を監視することが出来るようにした列車乗降監視システムが提案されている。
【0003】
例えば特開平8−301115号公報に開示されたものと類似の列車乗降監視システムを図9、図10に示す。
図8はシステムの構成図、図9はホームに設置した映像信号送信装置100と列車内に設置された映像信号受信装置200との関係を説明する図である。この列車乗降監視システムは、テレビカメラ10、無線送信部20、およびレベル調整部30を備えた複数の映像信号送信装置(以下単に送信装置ともいう)100と、無線受信部40、映像選択部50、および映像切替部60を備えた複数の映像信号受信装置200とで構成している。映像信号送信装置100は、乗降客の列車への乗り降りを監視する為、ホーム内に適切な間隔でn(nは自然数)台設置されている。また、映像信号受信装置200は、列車内にその車両数に応じて適当な数だけ設置される。なお、各映像信号送信装置100の無線送信部20および映像信号受信装置200の無線受信部40には、各々自装置に固有の周波数に同調する空中線が接続されている。
【0004】
テレビカメラ#1〜#nで撮影された映像信号は、各々の映像信号送信装置100の無線送信部20により、当該テレビカメラに固有の周波数f1,f2・・fnの無線信号に変換される。送信に際しては、レベル調整部30がその出力レベルを所定値に調整する。ここで調整される出力レベルは、隣接ホームに設置されている同種の列車乗降監視システムの映像信号の送受信に障害(混信)を与えず、かつ映像信号受信装置200において正常に映像信号が受信できる出力レベルである。
【0005】
各映像信号送信装置100から送信された映像信号は、無線伝送路を介して列車内の無線受信部40に受信され、ここで検波等によって複数の映像信号が抽出される。映像信号選択部50は、これら抽出された映像信号から任意のものを選択する。この選択は、例えば当該列車の車両数、あるいは個別の車両に対応する識別情報を特定することにより行う。
【0006】
映像信号選択部50で選択された映像信号は、映像信号切替部60で自動あるいは手動により切り替えられて、モニタ70の表示部に出力される。なお、映像信号受信装置200は、例えば、乗務員室に設置される。乗務員は、映像信号選択部50で当該車両に必要となる映像に絞りこまれたものの中から、映像信号切替部60により切り替えられモニタに表示された映像を監視することにより、乗降客の状況を実時間に把握することができる。
【0007】
図10は、列車乗降の監視対象となるホームに設置した映像信号送信装置100と列車内に設置された映像信号受信装置200との関係を示すものである。列車Bに比較して車両数が少ない列車Aにおいては、テレビカメラ#1のみで乗客の乗降等を撮影することが可能である。すなわち、テレビカメラ#2からの映像信号は、列車Aでは必要とされないので、列車Aに設置されている映像信号受信装置200の無線受信部40で周波数f2の無線信号受信しても、映像選択部50でこれを不必要な映像信号としてカットする。このカット処理は、例えば帯域フィルタ等を用いることで容易に実現することができる。
【0008】
これに対して列車Bでは、テレビカメラ#1により撮影された映像だけではなく、テレビカメラ#2により撮影された映像も同様に乗務員が乗降口付近の状況を把握する上で必要な映像である。この場合には、列車Bに設置された映像選択部50は、テレビカメラ#1およびテレビカメラ#2双方の映像を、監視する上で必要な映像と判断し、映像切替部60に両方の映像信号を出力する。出力された2つの映像信号は、映像切替部60により適宜切り替えられてモニタ70に出力される。
【0009】
図11は、映像信号送信装置100から出力される映像信号の出力レベルを示したものである。このシステムの一つの特徴は、乗降客を撮影した各カメラの映像信号を周波数の異なる無線信号に変換して送信するところにある。しかし、例えば、ある駅に設置された映像信号送信装置100から送信する無線信号と、隣接する駅に設置された映像信号送信装置100から送信する無線信号とが混信すると、本システムの円滑な運用は期待できない。そこで、各駅における映像信号送信装置100から送信される無線信号が混信しないように出力レベルを調整する必要がある。
【0010】
しかし、駅間距離が短いときには、隣接駅からの信号が強く入感するため、レベルを調整して混信を防止することは実際には難しい。また、1つの駅には、一般には、上り線と下り線の少なくとも2線路が設けられているので、この両者の混信をも防止しなければならない。このために、図12に示すように、狭ビームアンテナの使用により隣接ホームの信号を除去する方法が採用される。車両に設置する必要上、アンテナは小型でなければならず、小型のアンテナでもビーム指向性を鋭くするには、必然的に極めて高い周波数の無線機(以下、高周波帯という)が利用されるようになった。
【0011】
一方、狭ビームアンテナが利用されることにより、図12からも見て取れるように、線路がプラットホーム間近で急カーブしているときには、短い距離の間に、線路が狭ビームアンテナのビーム幅から外へ出てしてしまうため、監視に必要な十分な監視可能走行距離を得ることが出来ないという問題があった。また、仮に監視可能距離を延ばすため、一定の距離ごとに複数のアンテナを設置すると、互いの電波が干渉して受信画像に乱れが生じるという課題があった。
もちろん、複数のアンテナの各担当範囲を決めておくと共に、車両の進行位置を検知する手段を講じて、車両が走行中、その車両位置に対して担当するアンテナだけが電波を出力することで干渉を防止することはできる。しかし、この場合には、車両の位置の検出手段が必要となるため地上側設備が必要となるという課題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明したように、従来のホームの画像を監視する装置では、ビームを鋭く絞っているため、ホーム内及び出発後の走行線路の曲率半径が小さい場合には、送信機からの細いビームでは車両側の受信機の移動範囲を十分にカバーできないため、結果的にホームを抜けきるまで1台の送信機では無線回線リンクを継続することができない。
たとえ同一方向に複数台の無線機を設置することで、路線湾曲条件でも常にいづれかのアンテナビームが受信機をカバーする様にしたとしても、各送信機のビームの交わり地点では干渉が発生し、受信画像が乱れ結果として十分監視ができないという課題があった。このように従来の物では、画像信号を移動する列車に伝送する無線伝送システムに改良の余地が認められる。
【0013】
この発明は、プラットホーム内の線路、またはプラツトホームに続く線路の曲率半径が小さい駅においても、十分な距離にわたって良好な画像状態で出発走行監視が可能となるホーム監視画像無線電送システムを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明のホーム監視画像無線伝送システムは、
車両が停車するプラットホームの状況を撮影して画像信号を出力する1つのテレビカメラと、前記テレビカメラの画像信号でそれぞれが変調された互いに異なる周波数の搬送波を送信する複数の無線送信機と、前記複数の無線送信機のそれぞれに接続された指向性アンテナとを含む送信装置、
前記車両に搭載され、前記複数の搬送波のいずれをも受信可能な受信部と、前記受信部が受信した前記複数の搬送波を復調してそれぞれの搬送波の強度信号と前記画像信号とを得る復調部と、前記強度信号の最も大きい前記搬送波から得た前記画像信号を選択する画像選択出力部とを含む受信装置、
前記画像選択出力部が選択した前記画像を表示するモニターを備えたものである。
【0015】
また、互いの搬送周波数が異なる複数組の前記送信装置、
前記複数組の送信装置の全ての搬送波周波数を受信可能な複数の前記受信装置、
前記複数の受信装置が出力した複数の画像信号から、任意の画像信号を選択して表示するモニターを備えたものである。
【0016】
また、前記複数の指向性アンテナは、前記車両が走行する走行路に沿って同一方向に、かつ、それぞれのアンテナパターンが連続するように配置されたものである。
【0017】
また、前記複数の送信装置の内の複数の指向性アンテナは、他の送信装置の複数の指向性アンテナと共用されているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の理解を助けるため実施の形態1では監視カメラが1台である場合について説明し、実施の形態2ではカメラが複数の場合について説明する。
実施の形態1のホーム監視画像無線伝送システムを図1〜図3により説明する。図1は送信装置100の構成図、図2は受信装置200の構成図、図3はホーム監視画像無線伝送システムの配置説明図である。
図において1はプラットホーム90を撮影する監視カメラ(テレビカメラ)、3A,3Bは互いに異なる周波数(高周波数帯のチャネル1、チャネル3、以後CH1,CH3と記す)でテレビカメラ1の画像信号を送信する高周波数帯送信機(以下、単に送信機とも言う)、4A,4Bは高周波数帯送信機3A,3Bに接続された狭ビーム幅の指向性アンテナ(以下、単にアンテナとも言う)である。100は送信装置でありテレビカメラ1と、この1つのテレビカメラ1の画像信号で変調された互いに周波数の異なる複数の送信機と、それぞれの送信機に接続された複数のアンテナとを含む。200は列車91に搭載されたCH1,CH3の信号を受信する高周波数帯受信装置(以下、単に受信装置とも言う)、70はモニター、7は受信部(狭ビーム幅のアンテナを含む)、8A,8BはそれぞれCH1,CH3の復調部、9は復調された2つの信号を比較して信号が強いまたは安定している方の信号を判定する受信信号強度安定CH判定部、10は受信信号強度安定CH判定部9の出力に基づいて安定しているチャネルの画像信号を選択する画像選択出力部、11は列車位置に基づいて送信装置100の動作の開始/停止を行うホームトラック情報を出力する列車位置検知装置である。
90はプラットホーム、91は列車、99は線路である。
【0019】
次に動作について図1、図2、図3により説明する。
図3において、高周波数帯送信機3Aの送信アンテナ4Aと、高周波数帯送信機3Bの送信アンテナ4Bは、急カーブしている線路99の側に、所定の距離離れて、それぞれの送信電波(図3では97、98として図示)が線路上の異なる位置をカバーするような方向に向けて設置してある。そしてそれぞれのアンテナは互いに異なる周波数チャンネル(図ではCH1,CH3)を用いて、1つのテレビカメラ1の画像信号を車両に搭載された高周波数帯受信装置200に対し無線伝送を行う。
図1に示すように、ホーム監視カメラ1の1つの画像信号を複数の互いに周波数の異なる送信機、即ち高周波数帯送信機3Aと高周波数帯送信機3Bに入力する。そして、カメラ信号はCH1とCH3で送信することになる。
【0020】
なお、ホームトラック情報11によって、列車がホームに不在の時には無駄な電波を出力しないように送信制御を施す。
一方、列車91に搭載された高周波数帯受信装置200の内部構成は図2の様になり、7の受信部(アンテナ含)で受信された電波は復調部8に入力されて各チャンネル毎に復調信号と受信電界強度信号とが出力される。もっとも車両の位置によってはいずれか一方のチャネルの信号しか受信できないこともある。
【0021】
復調された画像信号は全てが画像選択出力部10の入力へ渡され、また、得られた受信電界強度信号は受信信号強度安定CH判定部9へ渡される。受信信号強度安定CH判定部9はCH1とCH3のどちらのCHが受信状態が良好かを受信電界強度信号を基に判定して、良好な1つのチャネル番号を画像選択出力部10に伝え、画像選択出力部10はその結果に従って、選択されたCH復調信号(画像信号)をモニター装置70に出力する。
図3の点線で囲った範囲96は、送信アンテナ4Aからの電波97と、送信アンテナ4Bからの電波98の両方が受信可能な重複部であるが、互いに周波数が異なるので電波的干渉は生じない。
【0022】
以上の説明において、送信機は3A,3Bの2つであるとして説明したが、線路の曲率半径が小さければ(即ちカーブが急ならば)、あるいは監視する距離がもっと長ければもっと多く設置してもよい。
このように、実施の形態1のホーム監視画像無線伝送システムによれば、1つのカメラの画像信号を複数の互いに異なる搬送周波数によって車両に伝送するとともに、それぞれの周波数の電波を送信するアンテナは線路に沿って所定の距離離れて、かつそれぞれのアンテナパターンが連続するように配置してあり、また、車両に搭載された受信装置ではもっとも受信状態の良好な画像を選択表示するので、曲率半径が小さい駅においても電波的干渉がない安定した出発走行監視が可能となる。
【0023】
実施の形態2.
プラットホーム90は長さが長いので、テレビカメラ1は一般に複数台が必要である。
図4に示すように、例えばホーム監視カメラ1が2台(1A,1B)の場合、それぞれのカメラからの信号を高周波数帯送信機3Aと高周波数帯送信機3B、高周波数帯送信機3A’と高周波数帯送信機3B’、に接続する。この際、カメラ1Aの信号をCH1とCH3で送信し、もう一方のカメラ1BをCH2とCH4で送信することになる。各チャネルの周波数はもちろん互いに異なっている。図4では図1の送信装置100が2組用いられているわけである。
各送信機のアンテナ4A,4A’,4B,4B’の配置は図6のようにする。チャネル1と2のアンテナ4Aと4A‘は設置位置が同じだから共用しても良い。また、チャネル3と4のアンテナ4B、4B’も共用して良い。ただし、共用するとき、1つの送信アンテナからは異なるカメラの画像信号が異なる周波数で送信されるように、電気的整合をとって組み合わされている。
送信機3Aと3A’、3Bと3B’もそれぞれ同じ筐体に一つにまとめても良い。
【0024】
なお、ホームトラック信号11によって、列車91がホーム90に不在の時には無駄な電波を出力しないように送信制御を施す。
一方、高周波数帯受信装置200の内部構成は図5の様になり、受信部7(アンテナ含)で受信された電波は、チャネル数と同数設置された復調部8に分配されて、各チャンネル毎に復調信号と受信電界強度信号が出力される。同じカメラからの復調信号は同じ画像選択出力部10Aまたは10Bへ入力され、同じカメラの信号を送信する搬送波の受信電界強度信号は同じ受信信号強度安定CH判定部9Aまたは9Bへ渡される。受信信号強度安定CH判定部9A,9Bはそれぞれ同じカメラ1Aの信号であるCH1とCH3のどちらのCHが受信状態が良好かを受信電界強度信号を基に判定する。またカメラ1Bの信号であるCH2とCH4のどちらのCHが受信状態が良好かを受信電界強度信号を基に判定する。
その結果を画像選択出力部10A,10Bに伝えて、画像選択出力部10はその判定結果に従って、選択されたCH復調信号、例えばCH1とCH4をモニター装置に出力する。
モニター(図示しない)は2台あってもよいし、1台で運転手が必要な画面を任意に選択するようにしてもよい。
【0025】
以上の説明において、カメラは1A,1Bの2つ、送信機は3A,3A’,3B,3B’の4つであるとして説明したが、カメラはもっと多くてもよく、送信機も線路の曲率半径が小さければ、あるいは監視距離がもっと長ければ、もっと多く設置してもよい。
理解を助けるため、図7にカメラ1が3つ以上ある場合のシステムの構成を一般化して示す。図において、1A,1B,1C・・・はカメラ、31はカメラ1Aの画像信号を送信する第1の送信機群であり、この図の場合では軌道の曲率半径に応じて3台の送信機(31A,31B,31C)が使用されている。3台の送信機はそれぞれ異なるアンテナ41A,41B,41Cから送信する。送信周波数は例えばf1,f2,f3である。これらは第1の送信装置101を構成している。
32はカメラ1Bの画像信号を送信する第2の送信機群であり、この図の場合では軌道の曲率半径に応じて3台の送信機(32A,32B,32C)が使用されている。3台の送信機はそれぞれ異なるアンテナ42A,42B,42Cから送信する。送信周波数は第1の送信機群のものとはことなり例えばf4,f5,f6である。これらは第2の送信装置102を構成している。
【0026】
33はカメラ1Cの画像信号を送信する第3の送信機群であり、この図の場合では軌道の曲率半径に応じて3台の送信機(33A,33B,33C)が使用されている。3台の送信機はそれぞれ異なるアンテナ43A,43B,43Cから送信する。送信周波数は第1とも,第2ともことなり例えばf7,f8,f9である。これらは第3の送信装置103を構成している。
第1〜第3の送信装置101〜103のそれぞれは、実施の形態1で説明した送信装置100が3組用いられているのであるが、(送信機の数は増加したが)、送信周波数は全て異なり、同じ周波数での送信はしない。
ここでアンテナ41Aと42Aと43Aとはほぼ同じ位置に同じ方向を向いて設置するので1つのアンテナを共用(もちろん異なる送信機に接続し、異なる周波数を出力するための電気的整合は考慮の上)してもよい。アンテナ41Bと42Bと43B及びアンテナ41Cと42Cと43Cについても同じことが言える。送信機31Aと32Aと33A・・・を1つの筐体にまとめて収納すると現場での設置が容易となる。同様に送信機31Bと32Bと33B・・を、また送信機31Cと32Cと33Cとをそれぞれ1つの筐体に収納してよい。
【0027】
このように、実施の形態2のホーム監視画像無線伝送システムによれば、複数のカメラの画像信号のそれぞれを、互いに異なる複数の周波数によって車両に伝送するとともに、どの一つのカメラからの電波も、軌道の曲率に応じて設置した複数のアンテナから異なる周波数で送信され、それぞれの周波数の電波を送信するアンテナは線路に沿って所定の距離離れて配置してあり、また、車両に搭載された受信装置では複数のアンテナから送信される周波数の異なる画像信号の内、受信状態の最も良い信号を選択できるので、曲率半径が小さい駅においても電波的干渉がない安定した出発走行監視が可能となる。
【0028】
以上の説明では鉄道車両であるかのように説明したが、ゴムタイアで所定の専用通路を走行するモノレールにも適用できることは言うまでもない。また、プラットホームとは、必ずしも明確に区分された台状のものに限らず、一般道路でもよい。また、画像信号はアナログ信号でも、ディジタルデータ信号でもどちらでも良い。
【0029】
【発明の効果】
以上のようにこの発明のホーム監視画像無線伝送システムによれば、
1つの画像信号で変調した複数の異なる周波数の搬送波を狭ビームアンテナで線路に沿って送信し、車両側ではこれら全周波数を受信し、その中から信号の安定した電波を選択して画像信号を得ているので、線路の曲率半径が小さい駅においても、安定した出発走行監視が可能となる。
【0030】
また、互いに搬送周波数の異なる複数の送信装置と、この複数の送信装置の全ての周波数を受信して得た複数の画像信号から任意の画像を抽出するので、線路の曲率半径が小さい駅においても、安定した出発走行監視が可能となる。
【0031】
また、複数のアンテナのパターンは線路に沿って互いのパターンが重複するように配置しているので、車両の走行に伴う画像伝送のとぎれがなく安定した画像を得ることが出来る。
【0032】
また、複数の送信装置のアンテナを共用するので、送信装置を多数設置してもアンテナ系が複雑にならないと言う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のホーム監視画像無線伝送システムの送信部構成図である。
【図2】本発明の実施形態1のホーム監視画像無線伝送システムの受信部構成図である。
【図3】本発明の実施形態1のホーム監視画像無線伝送システムの配置説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2のホーム監視画像無線伝送システムの送信部構成図である。
【図5】本発明の実施形態2のホーム監視画像無線伝送システムの受信部構成図である。
【図6】本発明の実施形態2のホーム監視画像無線伝送システムの配置説明図である。
【図7】図4を詳細に説明する図である。
【図8】従来のホーム監視システムの概念説明図である。
【図9】従来のホーム監視システムの構成図である。
【図10】従来のホーム監視システムの説明図である。
【図11】従来のホーム監視システムの信号レベルの調整状態を説明する図である。
【図12】従来の問題点を説明するための配置図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ、  3A,3B 送信機、
4A,4B アンテナ、  7 受信部、
8A,8B 復調部、
9 受信信号強度安定CH判定部、  10 画像選択出力部、
70 モニター、  90 プラットホーム、  91 車両、
97、98 アンテナビーム、
100 送信装置、
200 受信装置。

Claims (4)

  1. 車両が停車するプラットホームの状況を撮影して画像信号を出力する1つのテレビカメラと、前記テレビカメラの画像信号でそれぞれが変調された互いに異なる周波数の搬送波を送信する複数の無線送信機と、前記複数の無線送信機のそれぞれに接続され前記車両の走行路に沿って配置された指向性アンテナとを含む送信装置、
    前記車両に搭載され、前記複数の搬送波のいずれをも受信可能な受信部と、前記受信部が受信した前記複数の搬送波を復調してそれぞれの搬送波の強度信号と前記画像信号とを得る復調部と、前記強度信号の最も大きい前記搬送波から得た前記画像信号を選択する画像選択出力部とを含む受信装置、
    前記画像選択出力部が選択した前記画像を表示するモニターを備えたことを特徴とするホーム監視画像無線伝送システム。
  2. 互いの搬送周波数が異なる複数組の前記送信装置、
    前記複数組の送信装置の全ての搬送波周波数を受信可能な複数の前記受信装置、
    前記複数の受信装置が出力した複数の画像信号から、任意の画像信号を選択して表示するモニターを備えたことを特徴とする請求項1に記載のホーム監視画像無線伝送システム。
  3. 前記複数の指向性アンテナは、前記車両が走行する走行路に沿って同一方向に、かつ、それぞれのアンテナパターンが連続するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載のホーム監視画像無線伝送システム。
  4. 前記複数組の送信装置の内の複数の指向性アンテナは、他の送信装置の複数の指向性アンテナと共用されていることを特徴とする請求項2に記載のホーム監視画像無線伝送システム。
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