JP2004089621A - 診断装置、被検体搬送装置、およびrfコイル - Google Patents

診断装置、被検体搬送装置、およびrfコイル Download PDF

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Abstract

【課題】診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有する診断装置、被検体搬送装置、RFコイルを提供する。
【解決手段】診断装置は、筐体15,17と、筐体15,17に隣接して設置される支持台13と、支持台13によって支持され、被検体12を載置して搬送されるクレードル11を有する。筐体15,17、クレードル11、支持台13のうちの少なくとも1つは、白色LEDを用いて構成されるLEDランプ100を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体や診断装置を照明する照明機器を有する診断装置、被検体搬送装置、および磁気共鳴診断に用いられるRFコイルに関する。特定的には、本発明は、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)を用いた照明機器を有する診断装置、被検体搬送装置、およびRFコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば磁気共鳴診断装置のような診断装置として、被検体(被検者)や診断装置を照明するための照明機器を備えたものが知られている。
従来は、この照明機器としては、ハロゲンランプ、またはタングステンランプが主として用いられていた。
【0003】
照明機器としてLEDを用いた磁気共鳴検査装置も知られている(特許文献1参照。)。特許文献1に記載のLEDを用いた照明板においては、赤、緑、青等の色を用いて被検者に検査の進行過程を視覚的に伝達していた。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−161626号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハロゲンランプやタングステンランプにおいては、時間の経過とともにフィラメントが弱ってくる。フィラメントが弱くなると、磁気共鳴診断装置(以下、MR(Magnetic Resonance)診断装置)の場合には、RF(Radio Frequency)波の送信や勾配磁場の印加等による磁場の変化によってフィラメントがローレンツ力を受けて振動するようになる。このフィラメントの振動がノイズとなり、得られる診断画像の画質を低下させることがあった。
【0006】
また、フィラメントを用いたランプは、他の部分よりも著しく高い熱を放出する。この熱を放出、または吸収し、診断装置の被検体が触れる部分の温度が高くならないようにするために、沿面距離を十分に設ける等の、設計上の制限が生じる。このように、設計上の制限が存在するために、その対策のためのコストもかかり、ランプの設置場所も制限される。ハロゲンランプやタングステンランプを用いた照明機器は、被検体を搬送するためのクレードルや、静磁場内に配置されるボリュームコイル等のRFコイルには設置できなかった。
さらに、フィラメントを用いたランプは、それを用いないランプに較べて寿命が短い。したがって頻繁にランプを取り換える必要があるが、前述のように、ランプは熱対策のために診断装置の表面近傍には設置されていないために、メンテナンス性が悪かった。
【0007】
特許文献1に記載の照明板においては、白色LEDを用いておらず、被検体への照明としては色が不適切であった。
【0008】
したがって、本発明においては、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有する診断装置を提供することを目的とする。
また、本発明においては、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有する被検体搬送装置を提供することをも目的とする。
さらに、本発明においては、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有するRFコイルを提供することをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る診断装置は、被検体を収容する収容空間を備える筐体と、半導体発光体を用いて構成され、前記筐体に設置されて前記収容空間の内部を照明する照明手段とを有する診断装置である。
【0010】
本発明に係る診断装置は、診断装置本体と、被検体を載置し、前記診断装置本体の被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、当該載置手段を支持する支持手段とを有し、前記載置手段は、半導体発光体を用いた照明手段を有する診断装置の構成であってもよい。
前記載置手段ではなく、前記支持手段が、前記収容空間の内部を照明する前記照明手段を有する構成にすることも可能である。
【0011】
また、本発明に係る診断装置は、静磁場空間内に配置され、被検体の頭部を収容し、当該頭部へRF信号を送信して磁気共鳴信号を受信するコイル部と、前記コイル部を支持するコイル部支持部とを備えるRFコイルを有し、前記コイル部支持部は、当該コイル部支持部および前記コイル部の外部を照明する、半導体発光体を用いた照明手段を有する磁気共鳴診断装置であってもよい。
【0012】
本発明に係る被検体搬送装置は、被検体を載置し、搬送目標物の前記被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、当該載置手段を支持する支持手段とを備え、前記載置手段は、半導体発光体を用いた照明手段を有する被検体搬送装置である。
被検体搬送装置においても、前記載置手段ではなく、前記支持手段が、前記収容空間の内部を照明する前記照明手段を有する構成にすることも可能である。
【0013】
さらに、本発明に係るRFコイルは、静磁場空間内に配置されて磁気共鳴診断に用いられ、被検体の頭部を収容し、当該頭部へRF信号を送信して磁気共鳴信号を受信するコイル部と、前記コイル部を支持するコイル部支持部とを備え、前記コイル部支持部は、当該コイル部支持部および前記コイル部の外部を照明する、半導体発光体を用いた照明手段を有するRFコイルである。
【0014】
本発明においては、照明手段が、半導体発光体を用いて構成される。この照明手段は、診断装置の筐体に設置される。筐体には被検体を収容する収容空間が備えられ、照明手段は、収容空間の内部を照明する。
被検体は、被検体搬送手段によって収容空間の内部に搬送される。被検体搬送手段は、支持手段によって支持された載置手段上に被検体を載置する。
載置手段が支持手段によって支持されながら移動し、被検体が収容空間の内部に位置付けられた場合には、被検体も照明手段によって照明される。
【0015】
照明手段が載置手段に設けられた場合には、被検体はその照明手段によって、常に同じ位置を照明されながら搬送される。載置手段に設けられた照明手段は、載置手段が収容空間の内部に搬送された場合には、収容空間の内部も照明する。照明手段が支持手段に設けられた場合には、その照明手段は、載置手段が移動する間も常に、収容空間の内部を照明する。
【0016】
本発明においては、診断装置が磁気共鳴診断装置である場合には、磁気共鳴診断装置の静磁場空間内に配置されるRFコイルにも半導体発光体を用いた照明手段が設置される。RFコイルは、被検体の頭部等の被検部位を収容するコイル部と、このコイル部を支持するコイル部支持部とからなる。
照明手段はコイル部支持部に設置され、被検部位をコイル部に収容するまでのあいだ被検体を照明し、静磁場が形成される収容空間の内部に配置された場合には、収容空間内部を照明する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら述べる。
以下に述べる実施形態においてはMR診断の場合を例に挙げて本発明について述べるが、本発明は、MR診断に限らず、PET(Positron Emission Tomography:ポジトロン断層撮影法)による核医学等の他の診断手法においても、被検体を収容空間に収容するタイプの診断装置であれば、あらゆる診断装置に適用することができる。
【0018】
図1は本発明の一実施の形態に係るMR診断装置の外観を示す斜視図である。図1(a)はクローズドタイプと呼ばれるMR診断装置の一例を示しており、図1(b)はオープンタイプと呼ばれるMR診断装置の一例を示している。
【0019】
図1(a)に示すMR診断装置1は、MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴撮影)装置本体160と、クレードル11と、支持台13とを有している。
MRI装置本体160は、マグネットシステム20と、このマグネットシステム20を収容し、MRI装置本体160の外形形状を形成する筐体15とを有する。また、マグネットシステム20は、静磁場発生用マグネット部26と、勾配コイル部27とを有する。
【0020】
円筒形状の静磁場発生用マグネット部26の内周側に同じく円筒形状に勾配コイル部27が配置される。マグネットシステム20は筐体15によって収容され、勾配コイル部27の内周側も、その円筒形状に沿って筐体15によって覆われる。勾配コイル部27の内周側に、筐体15によって形成される空間がボア16となる。
【0021】
円筒形のボア16の円形断面の直径は約50〜60cmである。したがって、被検体12がボア16内に搬入された場合には、被検体12は、頭部側と脚部側の端部以外は筐体15によって取り囲まれることなる。それ故、MR診断装置1はクローズドタイプと呼ばれる。
なお、ボア16が、本発明における収容空間の一実施態様に相当する。
【0022】
MRI装置本体160に隣接するように、四角柱状の支持台13が設置される。支持台13は、その長手方向がボア16の長手方向と一致するように設置される。
支持台13の上には、平板状のクレードル11が載置される。
支持台13は、本発明における支持手段の一実施態様であり、クレードル11は本発明における載置手段の一実施態様に相当する。
また、クレードル11と支持台13によって、被検体搬送装置が構成される。
【0023】
被検体12は、クッション10を介してクレードル11上に載置される。被検体12の頭部は、頭部をMR撮像する場合には、クレードル11上に載置される円筒状のヘッドコイル21内に収容される。
頭部MR撮像の場合には、頭部をヘッドコイル21内に収容した状態で、オペレータ(操作者)がクレードル11を動かすことにより手動で、または、支持台13の駆動機構によってクレードル11が自動的に動くことにより、被検体12はボア16内に搬送される。
【0024】
静磁場発生用マグネット部26は、たとえば超伝導磁石を用いて構成される。超伝導磁石の他に、永久磁石や常伝導磁石などの磁場発生用磁石を用いてもよい。
クローズドタイプのMR診断装置1においては、円筒状に構成されたこれらの磁場発生用磁石によって、ボア16内において、図1(a)に示す体軸に平行なZ方向に、均一な静磁場が形成される。
【0025】
被検体12の撮像対象である被検部位は、良好な磁気共鳴画像を入手するために、最も均一な静磁場が形成されている、ボア16の中心部分に位置付けられる。図1(a)に示すMR診断装置1の場合には、被検体12の頭部と、この頭部を収容するヘッドコイル21が、ボア16の中心部分に位置付けられる。
ヘッドコイル21は、本発明におけるRFコイルの一実施態様に相当する。その詳細な構成については後述するが、ヘッドコイル21は被検部位のスピンを励起するための高周波の回転磁場(RF信号)を被検部位に送信し、このRF信号の送信を停止した際に被検部位から再放射される、被検部位のスピンに起因して生じる共鳴周波数を有する磁気共鳴信号を受信する。
回転磁場としては、一例として、2.13MHzから85MHzの範囲の高周波の磁場が用いられる。
【0026】
なお、上記のヘッドコイル21は頭部を撮像する場合に用いられるRFコイルであったが、被検部位によっては、RFコイルとして、ヘッドコイル21に限らず、勾配コイル部27のさらに内周側に円筒形状に配置されるRFコイルを用いてもよい。また、被検部位の表面近傍にかざして使用する、表面コイルと呼ばれるRFコイルが用いられる場合もある。これらの他のRFコイルは、RF信号の送信用のコイルと磁気共鳴信号の受信用のコイルを同一のコイルによって兼用してもよいし、それぞれ異なる専用のコイルを用いてもよい。
【0027】
勾配コイル部27は、ヘッドコイル21が受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために勾配磁場コイルを3系統有する。勾配コイル部27は、これらの勾配磁場コイルを用いて、静磁場発生用マグネット部26が形成した静磁界の強度にX方向、Y方向、Z方向の勾配を付ける勾配磁場を発生させる。
これら3つの勾配磁場は、1つが被検部位のスライスを選択するスライス選択勾配磁場であり、1つが位相エンコード勾配磁場であり、もう1つが読み取り勾配磁場(周波数エンコード勾配磁場とも言う)である。
【0028】
静磁場発生用マグネット部26、勾配コイル部27、ヘッドコイル21は、それぞれ図示しない駆動回路および制御回路に接続され、診断画像生成のための磁気共鳴信号を入手するために協働して制御される。
ヘッドコイル21によって受信された磁気共鳴信号に基づくデータが、図示しない画像処理部によってフーリエ逆変換等の処理を施され、診断画像として再構成される。
【0029】
図1(b)に示すオープンタイプのMR診断装置2の場合には、MRI装置本体170の有するマグネットシステム200の構成が、MR診断装置1の場合とは異なっている。
マグネットシステム200は、上側マグネットケース220aと下側マグネットケース220b内にそれぞれ収容されている各1組ずつ上下の、静磁場発生用マグネット部260a,260bと、勾配コイル部261a,261bと、RFコイル部262a,262bとを有する。
上側マグネットケース220aと下側マグネットケース220bは、MRI装置本体170の筐体17の一部である。
上側マグネットケース220aと下側マグネットケース220bとの間の空間が、ボア16’を規定している。
【0030】
ボア16’は、図1(b)中の矢印Y方向から見た場合には、矩形状をしており、矢印X方向の幅が、ボア16の場合よりも広い。したがって、被検体12に開放感を与えることができるため、MR診断装置2はオープンタイプと呼ばれる。
【0031】
1組の静磁場発生用マグネット部260a,bは、平坦であり、上側マグネットケース220a、下側マグネットケース220b内において、互いに対向して配置される。
各静磁場発生用マグネット部260a,bの対向面側に、平坦な1組の勾配コイル部261a,bが、互いに対向して配置される。
勾配コイル部261a,bの対向面側には、平坦な1組のRFコイル部262a,bが、互いに対向してさらに配置される。
【0032】
MR診断装置2においては、静磁場発生用マグネット部260a,bによって形成される静磁場の方向Zは、被検体12の体軸に垂直である。
マグネットシステム200の機能ならびに画像生成の仕組みはMR診断装置1の場合と同じであるため、ここでは詳細な記述は省略する。
なお、RFコイル部262a,bに関しては、前述したようなヘッドコイル21、または表面コイルのような形態をとることも可能である。
【0033】
〔LEDランプ〕
図1(a),(b)に示すMR診断装置のような、被検体をボア16,16’のような収容空間に収容して診断を行なうタイプの診断装置には、収容空間やその内部の被検体11を照明するための照明機器としてのランプが設置される。
図2(a),(b)は、診断装置へのランプの設置状況を述べるための、MR診断装置1または2の長手方向に沿った概略的な断面図である。
【0034】
従来は、ランプとして、たとえばハロゲンランプ等の、フィラメントに通電させることによって発光するランプが用いられていた。フィラメントにより発光するハロゲンランプは、発熱量が大きい。したがって、ハロゲンランプ150をMR診断装置1または2に設置する場合には、従来は、図2(b)に示すように、マグネットシステム20または200を収容する筐体15または17に埋込み筒155を埋込んでいた。これにより、ボア16または16’の表面にハロゲンランプ150の発する熱がなるべく伝わらないようにしてハロゲンランプ150を設置していた。
【0035】
上記のような熱対策のため、従来は、筐体15または17にハロゲンランプ150および埋込み筒155を設置するための余分なスペースが必要であり、MR診断装置1または2が大型化していた。
また、ハロゲンランプ150がボア16または16’の表面から離れているため、ハロゲンランプ150を交換する場合に手間がかかり、メンテナンス性が悪かった。フィラメントを用いるハロゲンランプ150は、フィラメントを用いないランプに較べて寿命が短いため、メンテナンス性の悪さは重大な不利益であった。
【0036】
本実施形態においては、図2(a)に示すように、ハロゲンランプ150の代わりに、LEDランプ100を用いて照明する。
LEDランプ100は、たとえば、白色LED素子を所定形状に平面的に配置したLEDパネルによって実現される。
1つのLEDランプ100の明るさは、一例として、100Wのハロゲンランプ150の明るさと同程度とする。この光量は、診断時に用いる光量として十分な明るさである。
なお、LEDパネルは、所定量の光を発光可能な発光部という意味で用い、LEDランプは、発光部を発光させるためのドライバ回路や電圧変換回路等の周辺部も含めたものという意味で用いることによって、両者を区別する。
LED素子が本発明における半導体発光体の一実施態様に相当し、LEDパネルが本発明における照明手段の一実施態様に相当する。
【0037】
図2(a)に図解のように、LEDランプ100は、一例として、筐体15または17のボア16または16’近傍の上部、下部、および支持台13に、出射光がボア16または16’内を照射するように設置される。支持台13にLEDランプ100を設置する場合には、クレードル11の移動により出射光が遮られないように、クレードル11を挟んだ両側から、ボア16または16’内部を照射するように設けることが、照明の目的上好ましい。
【0038】
LEDランプ100は、上記の場所のうちの1ヶ所だけに設置してもよい。また、筐体15または17のボア16または16’の側面部等の、その他の場所に設置してもよい。
このように、LEDランプ100の設置位置や個数は、診断やMR診断装置1,2の動作の不都合にならない範囲で任意に規定してよい。
【0039】
LEDランプ100は、LED素子を用いて構成しているため、フィラメントが磁場の変化によるローレンツ力を受けて振動することによるノイズが発生しない。したがって、磁場を利用しており、かつ、微弱なノイズであっても診断画像の画質に大きく影響するMR診断装置用のランプとして非常に適しており、正確な診断につながる。
【0040】
また、LED素子として白色のLED素子を用いているため、色が自然であり、ボア16,16’内の照明や被検体12への照明として適している。
各種の色が付与されたフィルターを用いることにより、照射光を白色以外の他の色とすることも容易である。
【0041】
さらに、LEDランプ100は小型化が可能であり、ハロゲンランプ150に較べて点灯時の温度が大幅に低い。一例として、ハロゲンランプ150の点灯時のランプ内温度は1200℃程度であり、LEDランプ100の点灯時の温度は、LED素子の内部においても120℃程度である。LEDランプ100の点灯による熱は、LEDランプ100からある程度離れるとほとんど感知できない。そのため、診断装置の設計の自由度が向上し、図2(a)に示すようにLEDランプ100をボア16または16’の近傍に設置することが可能になる。その結果、診断装置の小型化につながる。より詳細には、たとえば図2(b)に示す筐体15,17の長さLの分だけ、図2(a)に示すMR診断装置1,2の筐体15,17は小さくすることができる。
筐体15,17を小さくするかわりに、ハロゲンランプ150からLEDランプ100に変更したことにより発生する、使用されなくなった空間を、たとえばマグネットシステム20,200のための冷却システムに組み込む等の、他の目的のために利用することも可能である。
【0042】
LEDランプ100は、ハロゲンランプ150等のフィラメントを用いるランプに較べて寿命が著しく長いため、ランプ寿命が延びる。そのためランプ交換のための労力を削減することができる。一例として、ハロゲンランプ150の寿命は500〜1000時間であるのに対し、LEDランプ100の寿命は、3000時間以上である。
また、LEDランプ100を交換する必要が生じた場合にも、LEDランプ100は筐体15,17の表面近傍に設置することが可能なため、メンテナンス性が良い。
【0043】
さらに、LEDを用いているLEDランプ100の消費電力は、同じ明るさのハロゲンランプ150の消費電力の1/4〜1/10程度であるため、消費電力削減にもつながる。
【0044】
LEDランプの形状と設置領域について、図3を用いてさらに述べる。
図3(a)は、図1(b)に示すMR診断装置2のマグネットシステム200の概略構成を示す断面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印VDから見た正面図である。
前述のように、ボア16’側から順に、各1組ずつ上下の円形形状のRFコイル部262a,262bと、勾配コイル部261a,261bと、静磁場発生用マグネット部260a,260bとが、ボア16’を挟んで対向して配置されており、これらの片方ずつが、上側マグネットケース220aと下側マグネットケース220bにそれぞれ収容されている。
【0045】
ボア16’の高さHTは、静磁場発生用マグネット部260a,bの形成する静磁場の均一性とボア16’の広さとの兼ね合いの範囲内においてなるべく高くなるように規定されている。したがって、断面においては、RFコイル部262aと上側マグネットケース220aとの間、およびRFコイル部262bと下側マグネットケース220bとの間には、隙間はほとんど存在していない。
【0046】
しかしながら、図3(b)において上側マグネットケース220aを例に挙げて示すように、正面から見た場合には、上側マグネットケース220aの四隅においては、円形形状のRFコイル部262aとの間に、ある程度の領域が存在する。本実施形態においては、この領域に、図3(b)に示すような、平面的に配置された発光領域の両端部が半円状の長方形型のLEDランプ105が、2個1組になって設けられている。
LEDランプ105は、その光射出面がボア16’側を向くように、たとえば上側マグネットケース220aに穴をあけて埋込むことによって設置する。
【0047】
本実施形態においては、LED素子の占める面積をなるべく大きくするために、LEDランプ105の形状は両端部が半円状の長方形型であるとした。しかし、LEDランプ105の形状はこれに限定されない。また、2個1組で配置される必要はなく、2個のLEDランプ105を一体化させたような1個のLEDランプを上側マグネットケース220aの四隅にそれぞれ配置してもよい。
また、本実施形態においては上側マグネットケース220aの大きさをできる限り小さくするため、上側マグネットケース220aの四隅においてLEDランプ105を設置するとした。しかし、上側マグネットケース220aのサイズを多少大きくすることを許容する場合には、上側マグネットケース220aの各辺に沿ってLEDランプ105を設置することも可能である。
下側マグネットケース220bにも、上記と同様のLEDランプ105が設置される。
【0048】
以上のような構成により、LEDランプ105は薄く構成することが可能であることから、ボア16’の高さ、または静磁場の均一性に影響を与えることなく、上側および下側マグネットケース220a,bにLEDランプを設置することができる。
また、上側および下側マグネットケース220a,bの四隅等の端部が発光することによって広がりが感じられるようになり、被検体12の視覚に開放感が与えられ、被検体12にボア16’の開放感を印象付けることができ、被検体12の閉塞感を低減することができる。
【0049】
LEDランプを用いる場合には、それに伴うMR診断装置1,2の設計変更のコストが問題となる。しかし、以下に述べる構成のLEDランプ100を用いることによって、そのコストを最小限に抑制することができる。
【0050】
比較のために、まず、従来のハロゲンランプ150による照明の構成について述べる。図4(b)は、ハロゲンランプ150による照明の構成例を示す部分断面図である。
ハロゲンランプ150が設置される支持台13、または筐体15,17は、一例として、筐体ベース15aの表面にたとえばプラスチック等の樹脂製のカバー15bを設けることによって構成されている。
前述の埋込み筒155が、筐体ベース15aに埋込まれる。埋込み筒155は、たとえば銅やアルミニウム等の金属によって形成される。
【0051】
埋込み筒155の筐体ベース15a側の端部には、ソケット23が設けられる。ソケット23には、図示しない給電線によって電力が供給される。
ソケット23は、本発明における電力供給端子の一実施態様に相当する。
【0052】
ハロゲンランプ150は、このソケット23に差込まれて設置され、図示しないスイッチによって適宜点灯、または消灯される。
また、埋込み筒155の、カバー15bにおける開口部は、光を透過する透光カバー18によって覆われる。この透光カバー18も、プラスチック等の樹脂によって形成され、好適には光を拡散し柔らかく照明するために、ある程度のくもりを有する。
透光カバー18は、被検体がハロゲンランプ150に接触することを防止する役目も果たしている。
【0053】
本実施形態においては、LEDランプ100はLEDパネル101と電圧変換機185とを有し、これらは一体化している。
前述のように、LEDパネル101は、白色LED素子101aを、所定形状に平面的に配置することによって実現される。
なお、電圧変換機18が本発明における電圧変換手段の一実施態様に相当する。
【0054】
図4(a)に示すLEDランプ100の電圧変換機185はソケット23に接続可能な端子を有している。ハロゲンランプ150の代わりに、電圧変換機185の端子をソケット23に差込んで設置することにより、LEDランプ100に電力を供給することができる。
【0055】
前述のようにLEDランプ100の消費電力はハロゲンランプ150の消費電力よりも少ない。したがって、電圧変換機185によりLEDパネル101に適合するように電圧を変換すれば、LEDランプ100への電力供給源として、ハロゲンランプ150への電力供給のために用いていたソケット23をそのまま用いることができる。
【0056】
LEDランプ100への電流は、直流(Direct Current:DC)電流として供給することも可能であり、交流(Alternating Current:AC)電流として供給することも可能である。
電圧変換機185は、供給電流に応じて、AC/DC変換機、またはDC/DC変換機を備えたものを使用する。
【0057】
電流変換または電圧変換に伴い、電圧変換機185からはスイッチングノイズが発生する可能性があり、このスイッチングノイズが画質に影響を与える可能性がある。しかしながら、本実施形態においては、電圧変換機185が埋込み筒155内部に収容されることから、たとえ電圧変換機185からスイッチングノイズが発生したとしても、金属製の埋込み筒155がシールドとして機能し、画質への影響を最小限に抑えることができる。
電圧変換機185のカバーを、金属を利用して形成すれば、スイッチングノイズの電圧変換機185の外部への放出はさらに低いレベルに抑制することができる。
【0058】
このように、LEDパネル101と電圧変換機185を一体化して、ソケット23を利用して点灯させる形態のLEDランプ100によれば、ハロゲンランプ150を用いた照明のための既存の点灯設備をそのまま利用することができる。したがって、LEDランプ100を用いて照明することに伴う、MR診断装置1,2の設計変更のコストを最小限に抑制することができる。
また、LEDパネル101と電圧変換機185とを一体化させたLEDランプ100に交換する際のコストはかかるものの、LEDランプ100はハロゲンランプ150と比較して長寿命であるため、一度交換した後は、ハロゲンランプ150の交換に費やしていた労力やコストを大幅に削減することが可能となる。
また、白色光を発光するLEDパネル101を用いているため、透光カバー18の色を変更するだけで、照明の色を容易に変更することができる。
【0059】
〔クレードルおよび支持台〕
LEDランプは薄くすることが可能であり、ノイズを発生せず、点灯時の温度も低い。そのため、先に述べたようにMRI装置本体160,170、または支持台13に設置するだけでなく、クレードル11にも設けることが可能になる。
図5は、本発明に係るクレードルおよび支持台の一実施形態の斜視図である。先述のように、支持台13の上にクレードル11が載置されている。
なお、図5に示すクレードル11および支持台13は、たとえばこれらの外部のコンピュータ等の制御装置にLEDランプが連結されていない場合の形態である。この場合、LEDランプの点灯、消灯や光量調節等の作業は、オペレータが手動により行なう。ただし、クレードル11の移動は、オペレータが手動で行なっても、モーター等の駆動装置により行なってもよい。
クレードル11は、支持台13上において、図中矢印Ar1方向、または矢印Ar2方向に移動される。矢印Ar1側が、診断時に被検体12を搬送してゆく診断装置側であり、矢印Ar2側が、診断終了時にクレードル11が戻される定位置であるホームポジション側である。
【0060】
図5に示すクレードル11は、LEDランプ110a〜cと、2次電池350と、2個のスイッチ310と、シャッターレバー係止部313とを有する。
また、支持台13は、充電用端子330と、シャッターレバー315と、シャッター320とを有している。
【0061】
図5においては、クレードル11の上面の長手方向の両側と、側面に、合計12個のLEDランプ110a〜cが設置されている。最もホームポジション側のLEDランプ群をLEDランプ110aとし、そこから順に矢印Ar1側へ向かうLEDランプ群をそれぞれLEDランプ110b、LEDランプ110cとする。
各LEDランプ110a〜cに図示しない配線によって接続され、電力を供給する2次電池350が、クレードル11の内部に設置される。
【0062】
スイッチ310は、好適にはクレードル11上面のホームポジション側に設ける。
スイッチ310は、たとえばスライド式のスイッチである。そのうちの1つは点灯させるLEDランプ110a〜cを選択するためのものであり、もう1つは選択して点灯させたLEDランプの明るさを調節するためのものである。
オペレータがこれらのスイッチを操作することにより、LEDランプ110a〜cの点灯、消灯、ならびに光量が制御される。
【0063】
シャッターレバー係止部313は、図5に示すように、たとえばプラスチック等の樹脂によってたとえば細長い柱状に形成される。
シャッターレバー係止部313は、その一部を支持台13側に突出させるようにして、クレードル11のたとえば最もホームポジション側に設ける。
【0064】
本実施形態においては、クレードル11がホームポジションに戻されるたびに、2次電池350が充電されるようにする。この充電時に発生する可能性があるノイズがMR診断装置1,2に影響を与えないようにするために、2次電池350と充電用の端子は、できるだけホームポジション側に配置することが好ましい。したがって、本実施形態においては、充電用端子330が、支持台13の上面のホームポジション側に配置される。また、図示はしないが、充電用端子330に連結している充電器が、支持台13の内部に設置される。
【0065】
ホームポジション側はオペレータや被検体12が頻繁に立回り、接触する部分であるため、充電用端子330が露出していると、充電用端子330にほこりや脂肪分等の汚れが付着し、2次電池350の充電に支障をきたす可能性がある。したがって、本実施形態においては、充電用端子330を覆うシャッター320を設け、クレードル11がホームポジションに戻ってきたときのみ充電用端子330が露出するようにしている。
【0066】
シャッター320は、たとえば、支持台13の側面に設けたシャッターレバー315が矢印Ar3側に動かされたときに、矢印Ar4側に動いて開くように設計する。また、シャッターレバー315は、クレードル11がホームポジション側に戻ってきたときにクレードル11のシャッターレバー係止部313に係止し、クレードル11がホームポジションに位置したときにシャッター320が完全に開くように配置される。シャッターレバー315は、シャッターレバー係止部315と係止しない場合には、バネ等の弾性体の弾性力により矢印Ar1側に戻り、このとき、シャッター320も完全に閉じるようにする。
【0067】
以上の構成により、クレードル11を矢印Ar1側に動かしてMR診断装置1,2側に被検体12を搬送する場合には、シャッターレバー315とシャッターレバー係止部313は係合しないため、シャッター320は開かず、充電用端子330は露出しない。
クレードル11がホームポジションに戻された場合には、シャッター320が完全に開き、充電用端子330が露出して2次電池350側の充電用端子と接触し、2次電池350が充電される。
【0068】
図1(a),(b)に示すように、被検体12は、被検部位の位置に応じて、頭部から診断装置に搬入される場合もあるし、脚部から搬入される場合もある。
本実施形態においては、図5に示すように、クレードル11の長手方向の位置に応じて、別個のLEDランプ群110a〜cが設けられているため、被検体12の姿勢に応じて点灯させるLEDランプ群110a〜cを選択することが可能である。
【0069】
一例として、被検体12に感知されにくい、脚部側のLEDランプは点灯させない。詳細には、たとえば被検体12の頭部がクレードル11の矢印Ar1側に位置しているときには、LEDランプ110a、またはLEDランプ110aとLEDランプ110bの両方を点灯させない。逆に、頭部が矢印Ar2側に位置しているときには、LEDランプ110c、またはLEDランプ110bとLEDランプ110cの両方を点灯させない。
被検体12が照明を眩しがる場合には、頭部側のLEDランプを消灯するようにしてもよい。
このように点灯させるLEDランプを選択することにより、無駄な点灯を省き、消費電力を低減することができる。
また、閉塞感を強く感じる被検体12の場合には、全てのLEDランプ110a〜cを点灯させてもよい。これにより、被検体12の閉塞感を低減させることができる。
【0070】
このように、本実施形態によれば、LEDランプ110a〜cを用いることによって、クレードル11にも照明を取り付けることができる。また、これにより、従来ではできなかったより適切な照明が可能になる。
さらに、本実施形態によれば、2次電池350を用い、クレードル11をホームポジションに戻したときにこの2次電池350が自動的に充電されるようにしているため、電力供給、充電の支障を考慮する必要がなく、診断に集中できる。
【0071】
図5に示したクレードル11および支持台13は、充電用端子330を2次電池350に接触させて充電したが、非接触で2次電池350を充電することもできる。
図6に、非接触で2次電池350を充電させる場合のクレードル11と支持台13の実施の形態の部分斜視図を示す。
【0072】
図6に示す支持台13は、図5における支持台13の充電用端子330を有する充電器、シャッター320、シャッターレバー315の代わりに、非接触方式の充電器350bを有する。
それに対応して、クレードル11の内部に収容されている2次電池350も、非接触で充電するための充電回路350aを有している。
その他の構成、機能は図5に図解したクレードル11および支持台13と同じであるため、詳細な記述は省略する。
【0073】
以上の構成により、本実施形態においては、クレードル11をホームポジションに戻した場合に、2次電池350が非接触で充電される。このため、クレードル11および支持台13の構造を簡単にすることができる。また、可動部が存在しないため、診断に支障をきたすことがない。
【0074】
上記の充電回路350aおよび充電器350bとしては、公用されているものを使用することができる。充電時に発生する電波がMR診断装置の機能に影響を与える可能性もあるが、充電回路350aおよび充電器350bはマグネットシステム20,200からは離れており、また充電時には診断のための検査が終了しているため、診断画像の画質への影響はほとんど無いと考えられる。
クレードル11および支持台13に電磁シールド等のノイズ対策を施すことにより、画質への影響はさらに低減することができる。
【0075】
以上のように、図6に示す実施形態によれば、クレードル11および支持台13の構造を簡単にすることができ、より簡便に2次電池350を充電することができる。また、オペレータは診断のための検査に集中することができる。
【0076】
前述の図5および図6に示す実施形態は、オペレータが手動によりLEDランプ110a〜cを点灯させる形態であった。LEDランプ110a〜cがクレードル11の外部の制御装置に接続されている場合には、LEDランプ110a〜cを自動で点灯させることができる。
以下では図7を参照して、LEDランプ110a〜cを自動で点灯させる形態について述べる。
なお、図7においては、LEDランプ110a〜cの自動点灯に伴い、クレードル11もモーター等の駆動装置により自動で移動させる場合について述べる。しかしながら、クレードル11は、オペレータが手動により移動させてもよい。
【0077】
図7は、クレードル11および支持台13を側面から見た場合の部分断面図である。クレードル11を自動的に移動させる場合には、支持台13は、その内部にベルト130と、連結部材131と、ローラー132,135と、ケーブル140とを有する。
ベルト130は、支持台13の側壁の内側に回転自在に設置されている2個のローラー132に掛け渡されている。
また、クレードル11とベルト130は、連結部材131によって連結される。連結部材131は、たとえば接着剤によってクレードル11およびベルト130に接着される。
【0078】
ケーブル140の一方の端部は、クレードル11の内部を通過して各LEDランプ110a〜cに接続される。
ケーブル140には、LEDランプ110a〜cに電力を供給するための電力線と、LEDランプ110a〜cの点灯・消灯、および光量を制御するためのデジタル信号を伝送するためのデジタル線が含まれる。
ケーブル140の他端は、ローラー135によって巻き取られるようになっている。
【0079】
図示しないモーター等の駆動装置を用いてローラー132が回転し、ベルト130と共に連結部材131が移動することによって、クレードル11が自動的に、筐体15または17と支持台13間を移動する。
クレードル11の移動に伴い、ケーブル140がたるまないようにケーブル140の長さを調節するために、図示しないモーター等の駆動装置によって、ローラー135が回転する。
ローラー132,135を回転させるモーターの回転量や回転方向は、図示しないコンピュータ等の制御装置によって制御される。その制御情報は、一例として、被検体12のクレードル11上における姿勢や、被検部位等の被検体情報を含む、コンピュータに入力される診断プロトコルによって与えられる。
【0080】
本実施形態によれば、ケーブル140をコンピュータに接続することにより、クレードル11の移動や被検体12の姿勢変更等の診断プロトコルに応じて、前述したLEDランプ110a〜cの選択点灯や光量調節を自動的に行なうことができる。
また、2次電池350を用いないため、充電のための構造やノイズ対策が不用になる。ただし、ケーブル140へのシールドの必要性は存在する。
これにより、オペレータは検査により一層集中することができる。
【0081】
〔ヘッドコイル〕
LEDランプは薄くすることが可能であり、ノイズを発生せず、点灯時の温度も低い。そのため、本発明においては、静磁場空間内において用いるRFコイルにもLEDランプを設けることができる。
以下では、RFコイルの一例として、ヘッドコイル21を例に挙げ、ヘッドコイル21にLEDランプを設ける場合について述べる。
【0082】
図8(a)は、本発明の一実施形態に係る、LEDランプを設けたヘッドコイルを示す側面図であり、図8(b)は、図8(a)に示すヘッドコイルの斜視図である。
図8(a),(b)に示すヘッドコイル21は、コイル部21aと、ベース部21bと、LEDランプ115とを有している。
コイル部21aは、ベース部21b上に載置され、好適には両者は一体化している。
なお、コイル部21aが本発明におけるコイル部の一実施態様であり、ベース部21bが本発明におけるコイル部支持部の一実施態様に相当する。
【0083】
コイル部21aは、銅等の導電線からなり、感度領域内のRF信号の分布が均一になるように設計された形状のコイルを有している。このコイルを、たとえばプラスチック等の樹脂を用いてケーシングすることによってコイル部21aが構成される。コイル部21aの外形形状は、被検体12の頭部12aを収容するために、図8(a),(b)に図解のように円筒形状に形成される。
コイル部21aは、内側の空間内に、頭部12aを固定するための頭部固定部121を有している。
【0084】
LEDランプ115は、コイル部21aと一体化しているベース部21bの長手方向の側面の両方に設けられる。LEDランプ115の発光部であるLEDパネルは、ベース部21の形状に合わせて、細長いパネル状に構成される。
LEDランプ115への電力供給のための電力線は、コイル部21aのコイルへの電力供給のための電力線と同様にしてLEDランプ115へ接続すればよい。
LEDランプ115の点灯・消灯のためのスイッチや、光量調節のためのスイッチは、上記の電力線の中途部や、ベース部21b、またはコイル部21aに設置することができる。
ヘッドコイル21をコンピュータに接続し、その動作を自動で制御する場合には、LEDランプ115の点灯・消灯や光量調節等の制御も、スイッチを設けず、自動で行なうことが可能である。
【0085】
診断のための検査時には、被検体12は、クレードル11上に載置されているヘッドコイル21のコイル部21aの内部に頭部12aを進入させる。頭部12aは頭部固定部121によって、コイル部21a、ひいてはヘッドコイル21に固定される。
頭部12aをコイル部21aに収容した状態で、クレードル11が移動し、頭部12aはボア16または16’内に搬送される。
【0086】
本実施形態においては、被検体12が頭部12aをコイル部21aに収容させ、ボア16または16’内に搬送される場合に、LEDランプ115によって、コイル部21aおよびベース部21bの外部の被検体12またはボア16,16’内部を照明することができる。
これにより、コイル部21aを光が通過可能な場合には、被検体12が視野内において光を認識することが可能になり、閉塞感が低減される。また、コイル部21aが光を透過しない場合にも、被検体12が頭部をコイル部21aに収容するまでの照明として、被検体12の不安を低減することができる。
【0087】
〔光量調節機構〕
以上述べてきたLEDランプ100,105,110,115の光量調節機構の一例を以下に述べる。
LEDランプ100,105,110,115の発光部であるLEDパネル101を構成する複数の白色LED素子101aを、一例としてA群、B群、C群の3つのグループに分ける。
図9に、この3つのグループに分けた場合のLEDパネル101の点灯状態を示す。
【0088】
上記のLED素子101aのA,B,C群の各グループが、それぞれ本発明における半導体発光体群の一実施態様に相当する。
このような場合に、LEDパネル101の光量は、A,B,C群のうちのいずれか1群が点灯している場合が弱となり、A,B,C群のうちのいずれか2群が同時に点灯している場合が中となり、A,B,C群全てが同時に点灯している場合が強となる。したがって、弱および中の光量は、それぞれ3パターンの発光パターンによって実現することができる。
【0089】
本実施形態においては、光量を選択してLEDパネル101を発光させる時点において、選択した光量に応じて、点灯させるLED素子群をランダムに自動的に選択する。LEDパネル101の点灯中には、LED素子群の切換えは行なわない。
これにより、長期的にみると、全てのLED素子群A,B,Cが同程度の負荷を受けることになり、いずれか1つのグループのLED素子101aのみが壊れることがなくなる。したがって、LEDパネル101および各LEDランプ100,105,110,115全体としての寿命を延ばすことが可能になる。
このため、メンテナンスの労力およびコストをさらに低減することができる。
【0090】
なお、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜変更可能である。たとえば、LEDランプの形状や設置位置は適宜変更可能である。
また、LEDの代わりに、エレクトロルミネッセンスデバイス等の他の半導体発光体を用いてもよい。
さらに、被検体搬送装置としては、上記実施の形態に限らず、椅子状のクレードルをロボットアーム等の支持手段によって支持・搬送する形態であってもよい。
さらにまた、本発明は、MR診断装置に限らず、PETに用いる診断装置等の、他の診断装置に対しても適用することが可能である。
【0091】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有する診断装置を提供することができる。
また、本発明によれば、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有する被検体搬送装置を提供することもできる。
さらにまた、本発明によれば、診断時に利用され、ノイズを発生せず、色が自然で十分な輝度があり、かつ長寿命な照明機器を有するRFコイルを提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係るクローズドタイプのMRI診断装置の一例の外観図であり、図1(b)は、本発明に係るオープンタイプのMRI診断装置の一例の外観図である。
【図2】図2(a)は、本発明に係るMRI診断装置の部分概略断面図であり、図2(b)は、従来の診断装置の部分概略断面図である。
【図3】図3(a)は、図1(b)に示すMRI診断装置のマグネットシステムの概略構成を示す断面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印VDから見た正面図である。
【図4】図4(a)は、本発明に係るLEDランプの一構成例を示す図であり、図4(b)は、従来のハロゲンランプによる照明の構成例を示す図である。
【図5】図5は、本発明に係るクレードルおよび支持台の一実施形態を示す斜視図である。
【図6】図6は、本発明に係るクレードルおよび支持台の異なる実施形態を示す部分斜視図である。
【図7】図7は、本発明に係るクレードルおよび支持台のさらに異なる実施形態を示す部分断面構成図である。
【図8】図8(a)は、本発明に係るRFコイルの一実施形態を示す側面図であり、図8(b)は、図8(a)に示すRFコイルの斜視図である。
【図9】図9は、本発明に係るLEDランプの点灯状態を示す図である。
【符号の説明】
1,2…MRI装置
10…クッション
11…クレードル
12…被検体
12a…頭部
13…支持台
15,17…筐体
15a…筐体ベース
15b…カバー
16,16’…ボア
18…透光カバー
20,200…マグネットシステム
21…ヘッドコイル
21a…コイル部
21b…ベース部
23…ソケット
26,260a,260b…静磁場発生用マグネット
27,261a,261b…勾配磁場コイル
262a,262b…RFコイル
100,105,110,115…LEDランプ
101…LEDパネル
101a…LED素子
121…頭部固定部
130…ベルト
131…連結部材
132,135…ローラー
140…ケーブル
150…ハロゲンランプ
155…埋込み筒
160,170…MRI装置本体
185…電圧変換機
220a…上側マグネットケース
220b…下側マグネットケース
310…スイッチ
313…シャッターレバー係止部
315…シャッターレバー
320…シャッター
330…充電用端子
350…2次電池
350a…充電回路
350b…充電器
Ar1〜4…矢印

Claims (15)

  1. 被検体を収容する収容空間を備える筐体と、
    半導体発光体を用いて構成され、前記筐体に設置されて前記収容空間の内部を照明する照明手段と
    を有する診断装置。
  2. 前記筐体は、
    電力供給端子と、
    前記電力供給端子に接続される電圧変換手段と
    をさらに有し、
    前記照明手段は前記電圧変換手段と一体化されて前記筐体に設置される
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記照明手段は複数の半導体発光体群を備え、発光させる前記半導体発光体群を選択することにより明るさが調節され、前記照明手段の点灯時に、明るさに応じて、点灯させる前記半導体発光体群がランダムに選択される
    請求項1または2に記載の診断装置。
  4. 診断装置本体と、
    被検体を載置し、前記診断装置本体の被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、
    前記載置手段を支持する支持手段と
    を有し、
    前記載置手段は、半導体発光体を用いた照明手段を有する
    診断装置。
  5. 診断装置本体と、
    被検体を載置し、前記診断装置本体の被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、
    前記載置手段を支持する支持手段と
    を有し、
    前記支持手段は、半導体発光体を用いて構成され、前記収容空間の内部を照明する照明手段を有する
    診断装置。
  6. 前記支持手段は、
    電力供給端子と、
    前記電力供給端子に接続される電圧変換手段と
    をさらに有し、
    前記照明手段は前記電圧変換手段と一体化されて前記支持手段に設置される
    請求項5に記載の診断装置。
  7. 前記照明手段は複数の半導体発光体群を備え、発光させる前記半導体発光体群を選択することにより明るさが調節され、前記照明手段の点灯時に、明るさに応じて、点灯させる前記半導体発光体群がランダムに選択される
    請求項4〜6のいずれかに記載の診断装置。
  8. 静磁場空間内に配置され、被検体の頭部を収容し、当該頭部へRF信号を送信して磁気共鳴信号を受信するコイル部と、前記コイル部を支持するコイル部支持部とを備えるRFコイルを有し、
    前記コイル部支持部は、当該コイル部支持部および前記コイル部の外部を照明する、半導体発光体を用いた照明手段を有する
    磁気共鳴診断装置。
  9. 前記照明手段は複数の半導体発光体群を備え、発光させる前記半導体発光体群を選択することにより明るさが調節され、前記照明手段の点灯時に、明るさに応じて、点灯させる前記半導体発光体群がランダムに選択される
    請求項8に記載の磁気共鳴診断装置。
  10. 被検体を載置し、搬送目標物の前記被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、
    前記載置手段を支持する支持手段と
    を備え、
    前記載置手段は、半導体発光体を用いた照明手段を有する
    被検体搬送装置。
  11. 被検体を載置し、搬送目標物の前記被検体を収容する収容空間の内部へ搬送される載置手段と、
    前記載置手段を支持する支持手段と
    を備え、
    前記支持手段は、半導体発光体を用いて構成され、前記収容空間の内部を照明する照明手段を有する
    被検体搬送装置。
  12. 前記支持手段は、電力供給端子と、
    前記電力供給端子に接続される電圧変換手段と
    をさらに有し、
    前記照明手段は前記電圧変換手段と一体化されて前記支持手段に設置される
    請求項11に記載の被検体搬送装置。
  13. 前記照明手段は複数の半導体発光体群を備え、発光させる前記半導体発光体群を選択することにより明るさが調節され、前記照明手段の点灯時に、明るさに応じて、点灯させる前記半導体発光体群がランダムに選択される
    請求項10〜12のいずれかに記載の被検体搬送装置。
  14. 静磁場空間内に配置されて磁気共鳴診断に用いられ、
    被検体の頭部を収容し、当該頭部へRF信号を送信して磁気共鳴信号を受信するコイル部と、
    前記コイル部を支持するコイル部支持部と
    を備え、
    前記コイル部支持部は、当該コイル部支持部および前記コイル部の外部を照明する、半導体発光体を用いた照明手段を有する
    RFコイル。
  15. 前記照明手段は複数の半導体発光体群を備え、発光させる前記半導体発光体群を選択することにより明るさが調節され、前記照明手段の点灯時に、明るさに応じて、点灯させる前記半導体発光体群がランダムに選択される
    請求項14に記載のRFコイル。
JP2002258759A 2002-09-04 2002-09-04 被検体搬送装置および診断装置 Expired - Lifetime JP3938735B2 (ja)

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