WO2013105668A1 - 磁気共鳴イメージング装置及び医用画像診断装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び医用画像診断装置 Download PDF

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Abstract

 実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、架台装置(10)と、正面光源(101)と、架台装置(10)の外装であるカバー(16)とを備える。架台装置(10)は、磁気共鳴画像の撮像空間であるボア(11)を有し、天板(21)に載置された被検体が、天板(21)を移動する寝台装置(20)によりボア(11)内に移動された状態で磁気共鳴信号を被検体から収集する。正面光源(101)は、ボア(11)の開口部であって、寝台装置(20)の正面に位置する開口部である正面開口部の周辺に設置される。架台装置(10)の外装であるカバー(16)は、正面光源(101)から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。

Description

磁気共鳴イメージング装置及び医用画像診断装置
 本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び医用画像診断装置に関する。
 磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置によるMRI画像の撮像では、被検体は、天板に載置された状態で、架台装置が有するボア(bore)内に移動される。架台装置は、撮像条件に応じたパルスシーケンスに基づいて高周波磁場、傾斜磁場を発生させ、これにより被検体から発生した磁気共鳴信号を収集する。
 架台装置は、ボア内に一様な静磁場を発生させる静磁場磁石や、静磁場磁石の内側に配置されてボア内に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル等を有する。静磁場磁石や傾斜磁場コイル等は、ボア空間を確保するためのボアチューブの外側に配置される。また、架台装置のボア内には、天板走行のためのレール等が配置される。
 架台装置では、データ収集時における機械的動作や電磁力等により、主に、傾斜磁場コイルから騒音が発生する。そこで、撮像時における被検体の居住性を改善するために、架台装置で発生する騒音を抑制可能なMRI装置の開発が進められている。かかるMRI装置としては、例えば、アクティブシールド傾斜磁場コイル(ASGC:Actively Shielded Gradient Coil)の端面を遮音材や吸音材で構成された蓋(遮音蓋)で覆うことで、ASGC端面からの放射音を遮音する装置がある。また、かかるMRI装置としては、傾斜磁場コイルを真空容器に内蔵した装置がある。
 また、近年、撮像時における被検体の居住性を改善するために、ボア空間を物理的にできるだけ広くした大口径のMRI装置が開発されている。しかし、RFコイルの性能や、MRI画像の画質の観点から、ボアの口径を広くすることには、限界がある。
 ボアの物理的な空間の確保に限界があることから、居住性改善を目的として、ボア内壁面の色を白色等の明るい色にしたり、ボア内壁面に照明を当てて明るくしたりすることが行なわれている。しかし、かかる方法によっても、被検体がボア内に挿入されるときの不安感は必ずしも解消されず、被検体がボア内部に入った時に感じる居住性の快適感は、必ずしも十分ではなかった。
特開2011-24803号公報
 本発明が解決しようとする課題は、撮像時における被検体の快適感を確保することができる磁気共鳴イメージング装置及び医用画像診断装置を提供することである。
 実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、架台装置と、正面光源と、前記架台装置の外装とを備える。架台装置は、磁気共鳴画像の撮像空間であるボアを有し、天板に載置された被検体が、前記天板を移動する寝台装置により前記ボア内に移動された状態で磁気共鳴信号を前記被検体から収集する。正面光源は、前記ボアの開口部であって、前記寝台装置の正面に位置する開口部である正面開口部の周辺に設置される。前記架台装置の外装は、前記正面光源から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。
図1は、本実施形態に係るMRI装置の全体構成例を説明するための図である。 図2は、本実施形態に係る架台装置の構成例を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る正面光源及び正面反射部を説明するための図(1)である。 図4Aは、本実施形態に係る正面光源及び正面反射部を説明するための図(2)である。 図4Bは、本実施形態に係る正面光源及び正面反射部を説明するための図(3)である。 図5は、本実施形態に係る後部光源及び後部反射部を説明するための図(1)である。 図6Aは、本実施形態に係る後部光源及び後部反射部を説明するための図(2)である。 図6Bは、本実施形態に係る後部光源及び後部反射部を説明するための図(3)である。 図7は、本実施形態に係るカバーを半透明にするための方法の一例を説明するための図である。 図8は、正面反射部及び後部反射部を設置する場所の変形例を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係る変形例として、ボアの内部に設置される複数の照明の一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る変形例で実行される調光制御の一例を示す図(1)である。 図11は、本実施形態に係る変形例で実行される調光制御の一例を示す図(2)である。
 以下、添付図面を参照して、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging)装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、磁気共鳴イメージング装置を「MRI装置」と記載する。
(実施形態)
 まず、本実施形態に係るMRI装置の全体構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係るMRI装置の全体構成例を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態に係るMRI装置1は、架台装置10と、寝台装置20と、制御装置30とを有する。
 架台装置10は、磁気共鳴画像(MRI画像)の撮像空間であるボア11を有する。そして、図1には図示していないが、架台装置10は、ボア11の内部に静磁場を発生させる静磁場磁石と、傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、静磁場磁石によって発生した磁場内に置かれた被検体に対してRFパルスを照射する送信RFコイル等を有する。なお、架台装置10によっては、RFパルスが照射されたRFパルスにより被検体から発せられる磁気共鳴信号を受信する受信RFコイルを有する場合もある。また、送信RFコイルと受信RFコイルとを兼用するRFコイルが架台装置10内に設置される場合もある。
 寝台装置20は、ボア11へ被検体とともに挿入される天板21を有する装置であり、天板21をボア11内へ移動可能に支持する天板支持部22と、天板支持部22を上下方向へ移動可能に支持する上下動機構23とを有する。
 制御装置30は、MRI装置1全体の制御を行う装置であり、操作者から指定された撮像条件に基づいて、架台装置10の傾斜磁場コイルや送信RFコイル等を駆動させたり、操作者からの指示に基づいて、寝台装置20の天板支持部22や上下動機構23、天板21等の動作を制御したりする。
 MRI画像撮像時のMRI装置1の動作について簡単に説明する。まず、撮像前は、寝台装置20の天板支持部22は、架台装置10の外部でボア11よりも低い初期位置に停止している。撮像を始める場合には、まず、天板21に被検体が載置され、その後、操作者からの指示に基づいて、天板支持部22が架台装置10のボア11の略中心と同じ高さまで上方向へ移動され、続いて、天板21が被検体とともにボア11内へ移動される。
 天板21がボア11内へ移動されると、撮像が行われる。具体的には、まず、架台装置10のボア11内で、送信RFコイルが被検体に対してRFパルスを照射する。このRFパルスによって、被検体から核磁気共鳴信号が発せられる。この核磁気共鳴信号は、被検体に装着された受信RFコイル等によって収集され、図示していない画像処理装置に送信される。そして、画像処理装置が、送信された信号に基づいて所定の演算処理を行って、被検体のMRI画像を再構成する。
 撮像が終わると、天板21が被検体とともにボア11の外に移動され、続いて、天板支持部22が初期位置まで下方向へ移動される。このように、架台装置10は、天板21に載置された被検体が、天板21を移動する寝台装置20によりボア11内に移動された状態で磁気共鳴信号を被検体Pから収集する。
 以上、MRI装置1の全体構成および撮像時の動作について説明した。かかる架台装置10では、撮像時、主に、傾斜磁場コイルから騒音が発生する。そこで、例えば、アクティブシールド傾斜磁場コイル(ASGC:Actively Shielded Gradient Coil)の端面を遮音材や吸音材で構成された蓋(遮音蓋)で覆うことで、ASGC端面からの放射音を遮音することが行なわれている。また、撮像時における被検体の居住性を改善するために、ボア11の空間を物理的にできるだけ広くすることが行なわれている。しかし、RFコイルの性能や、MRI画像の画質の観点から、ボア11の口径を広くすることには、限界がある。
 そこで、本実施形態では、撮像時における被検体の快適感を確保するため、以下に説明するように架台装置10を構成する。図2は、本実施形態に係る架台装置の構成例を説明するための図である。なお、図2は、図1に示す架台装置10を天板21の挿入方向に沿って切断した断面図である。
 まず、本実施形態に係る架台装置10は、図2に示すように、静磁場磁石12と、傾斜磁場コイル13と、送信RFコイル14とを有する。
 静磁場磁石12は、ボア11内部の空間に一様な静磁場を発生させる磁石であり、例えば、超伝導磁石などが用いられる場合は、主に中空の円筒形状に形成されており、その他、永久磁石等も用いられる。
 傾斜磁場コイル13は、静磁場磁石12の内側に配置される。静磁場磁石12が一般的に使用されている中空円筒形状の場合、傾斜磁場コイル13は、同様に、中空円筒形状に成型される。傾斜磁場コイル13は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源から個別に電流供給を受けて、X,Y,Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。なお、Z軸方向は、静磁場と同方向とされる。
 例えば、傾斜磁場コイル13は、ASGCである。傾斜磁場コイル13の端面は、図2に示すように、遮音蓋18で覆われている。
 送信RFコイル14は、傾斜磁場コイル13の内側に配置されたコイルであり、図示しない送信部から供給される高周波パルスにより高周波磁場を発生する。
 ここで、図2に示すように、静磁場磁石12や傾斜磁場コイル13等は、ボア11空間を確保するために中空円筒形状のボアチューブ15の外側に配置される。なお、図2に示す一例では、送信RFコイル14は、ボアチューブ15の内側に配置されている。
 カバー16は、架台装置10の外装であり、図2に示す一例では、静磁場磁石12や傾斜磁場コイル13、送信RFコイル14等は、カバー16内に収納される。また、架台装置10のボア11内には、天板21を走行させるためのレール17等が配置される。なお、送信RFコイル14は、ボア11内に配置される場合であっても良い。
 そして、本実施形態では、図2に示すように、ボア11の開口部であって、寝台装置20の正面に位置する開口部である正面開口部の周辺に正面光源101が設置される。なお、正面開口部は、図2では左側の開口部となる。
 更に、本実施形態では、図2に示すように、ボア11の開口部であって、正面開口部の反対側の開口部である後部開口部の周辺に後部光源103が設置される。なお、正面開口部は、図2では左側の開口部となる。
 まず、正面光源101について説明する。正面光源101が設置されることで、正面開口部近傍に位置するカバー16を周囲より明るくすることができる。ボア11内に移動される被検体Pは、正面開口部近傍に位置するカバー16が光っているため、正面開口部を広く感じることができる。
 そこで、本実施形態の架台装置10内には、正面開口部を効率的に明るくさせるために、更に、正面光源101から照射される光を、反射材で反射させることで、寝台装置20側へ導く正面反射部102が設置される。図3、図4A及び図4Bは、本実施形態に係る正面光源及び正面反射部を説明するための図である。なお、図3は、図2に示す架台装置10における正面開口部周辺の拡大図であり、図4A及び図4Bは、図2に示す架台装置10における正面開口部周辺を天板21の挿入方向と直交する断面に沿って切断した断面図である。
 正面反射部102は、図3に示すように、正面光源101から照射される光を、反射材で反射させることで、寝台装置20側へ導く。すなわち、図3に示す正面反射部102は、リフレクターであり、表面、又は、全てが反射材により構成される。また、正面反射部102の表面は、例えば、図3に示すように、正面光源101から照射される光が、架台装置10の前面のカバー16に向かうように、鋸状に成型されている。なお、正面反射部102の表面形状は、鋸状に限定されるものではなく、正面光源101から照射される光を寝台装置20側へ導くことができるのであれば、任意の形状であって良い。
 ここで、正面反射部102は、図3に示すように、傾斜磁場コイル13の端部に取り付けられる遮音蓋18に取り付けられる。なお、正面反射部102は、遮音蓋18として一体成型される場合であっても良い。
 そして、本実施形態では、正面光源101は、架台装置10のカバー16の内側においてボア11の口径に沿って複数設置される。更に、本実施形態では、正面反射部102は、架台装置10のカバー16の内側においてボア11の口径に沿って設置される。例えば、正面光源101は、図4Aや図4Bに示すように、ボアチューブ15の中心を中心とする同心円上に、等間隔で8個設置される。
 また、正面反射部102は、図4Aに示すように、8個の正面光源101それぞれに対応するように、正面開口部側の遮音蓋18に等間隔で8個取り付けられる。なお、遮音蓋18がボアチューブ15の中心を中心とする同心円上に配置された傾斜磁場コイル13に取り付けられている。従って、8個の正面反射部102も、ボアチューブ15の中心を中心とする同心円上に、等間隔で8個設置される。
 或いは、正面反射部102は、図4Bに示すように、8個の正面光源101それぞれから照射される光を網羅して反射するように、ボアチューブ15の内径に沿ったリング状に成型され、正面開口部側の遮音蓋18に取り付けられる。
 ここで、本実施形態では、正面開口部近傍に位置するカバー16を効率良く明るくするために、以下のように、架台装置10を構成する。すなわち、架台装置10のカバー16は、正面光源101から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。ここで、カバー16において、正面光源101から照射された光により照らされる部分とは、正面光源101から照射された光がそのままカバー16を照らす部分や、正面光源101から照射され、正面反射部102により反射された光がカバー16を照らす部分である。透明又は半透明な素材により形成される部分は、これら2つの部分であっても、これら2つの部分の中で、一方のみの部分であっても良い。
 次に、後部光源103について説明する。後部光源103が設置されることで、後部開口部近傍に位置するカバー16を周囲より明るくすることができる。ボア11内を移動する被検体Pは、ボア11内において後部のカバー16が光っているため、暗い場所から明るい場所へ移動することとなる。このため、所謂、サバンナ効果により、被検体Pは、安心感を持って、ボア11内を移動することができる。
 そこで、本実施形態の架台装置10内には、ボア11内において後部のカバー16を効率的に明るくさせるために、更に、後部光源103から照射される光を、向かい合う2つの反射材の間で反射させることで、ボア11内へ導く後部反射部104が設置される。図5、図6A及び図6Bは、本実施形態に係る後部光源及び後部反射部を説明するための図である。なお、図5は、図2に示す架台装置10における後部開口部周辺の拡大図であり、図6A及び図6Bは、図2に示す架台装置10における後部開口部周辺を天板21の挿入方向と直交する断面に沿って切断した断面図である。
 後部反射部104は、図5に示すように、後部光源103から照射される光を、向かい合う2つの反射材の間で反射させることで、ボア11内へ導く。すなわち、図5に示す後部反射部104は、リフレクターであり、表面、又は、全てが反射材により構成される。後部反射部104は、図5に示すように、後部光源103から照射される光が、ボアチューブ15後方のカバー16へ向かうように、後部光源103からの光の光路を挟み込むように2つの反射材を有する。
 ここで、後部反射部104は、図5に示すように、傾斜磁場コイル13の端部に取り付けられる遮音蓋18に取り付けられる。なお、後部反射部104は、遮音蓋18として一体成型される場合であっても良い。
 そして、本実施形態では、後部光源103は、架台装置10のカバー16の内側においてボア11の口径に沿って複数設置される。更に、本実施形態では、後部反射部104は、架台装置10のカバー16の内側においてボア11の口径に沿って設置される。例えば、後部光源103は、正面光源101と同様に、ボアチューブ15の中心を中心とする同心円上に、等間隔で8個設置される。
 また、1対の反射材を有する後部反射部104は、図6Aに示すように、8個の後部光源103それぞれに対応するように、複数設置される。すなわち、1対の反射材を有する後部反射部104は、ボアチューブ15の中心を中心とする同心円上に、後部開口部側の遮音蓋18に等間隔で8個取り付けられる。
 或いは、1対の後部反射部104は、図6Bに示すように、8個の後部光源103それぞれからの光を網羅して反射するように、ボアチューブ15の内径に沿ったリング状に成型され、後部開口部側の遮音蓋18に取り付けられる。
 ここで、本実施形態では、後部開口部近傍のカバー16内を効率良く明るくするために、以下のように、架台装置10を構成する。すなわち、架台装置10のカバー16は、後部光源103から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。ここで、カバー16において、後部光源103から照射された光により照らされる部分とは、後部光源103から照射された光がそのままカバー16を照らす部分や、後部光源104から照射され、後部反射部104により反射された光がカバー16を照らす部分である。透明又は半透明な素材により形成される部分は、これら2つの部分であっても、これら2つの部分の中で、一方のみの部分であっても良い。
 上述したように、本実施形態では、正面光源101により、ボア11の入り口を明るくさせることで、正面開口部を広く感じさせることができる。また、本実施形態では、正面反射部102により、ボア11の入り口正面を効率的に明るくさせることで、正面開口部をより広く感じさせることができる。これにより、本実施形態では、撮影時にボア11内へ進入する際の被検体Pに安心感を与えることができる。
 また、本実施形態では、後部光源103により、被検体Pが明るい場所に向かって移動されるように、ボア11の出口を明るくさせることで、サバンナ効果で被検体Pに安心感を与えることができる。また、本実施形態では、後部反射部104により、出口付近のボア11内を効率的に明るくさせることで、更なるサバンナ効果により、被検体Pにより安心感を与えることができる。これにより、本実施形態では、撮影時にボア11内を移動する際の被検体Pに安心感を与えることができる。従って、本実施形態では、撮像時における被検体Pの快適感を確保することができる。
 また、本実施形態では、正面光源101及び正面反射部102や、後部光源103及び後部反射部104をボアの口径に沿って配置することで、天板21に載置されている被検体Pの体位が如何なる状態であっても、被検体Pは、光を認識することができる。従って、本実施形態では、様々な体位で行なわれる撮像に対応して、被検体Pの快適感を確保することができる。
 また、本実施形態では、正面反射部102や後部反射部104を遮音蓋18に取り付けたり、正面反射部102や後部反射部104を遮音蓋18と一体成型したりすることで、カバー16内のスペースを有効に利用することができる。
 なお、正面反射部102及び後部反射部104は、架台装置10内の磁場により振動等が発生しないように、非磁性体の素材により形成されることが望ましい。
 また、本実施形態では、架台装置10のカバー16は、正面光源101から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。また、本実施形態では、架台装置10のカバー16は、後部光源103から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される。これにより、本実施形態では、正面開口部近傍に位置するカバー16や後部開口部近傍のカバー16内を効率良く明るくすることができる。
 或いは、本実施形態では、正面開口部近傍に位置するカバー16や後部開口部近傍のカバー16内を効率良く明るくするために、架台装置10のカバー16において、ボア11を形成する部分、すなわち、ボアチューブ15を透明又は半透明な素材により形成しても良い。更には、ボア11内に設置され、天板21を走行させるためのレール17を、透明又は半透明な素材により形成しても良い。
 また、カバー16は、以下の処理により、半透明とさせる場合であっても良い。すなわち、カバー16は、透明な素材を成型し、更に、裏塗装又は印刷により透過率を変化させることで、一部又は全てが半透明とされる。なお、半透明とされる一部とは、上述したように、正面光源101から照射された光により照らされる部分や、後部光源103から照射された光により照らされる部分である。図7は、本実施形態に係るカバーを半透明にするための方法の一例を説明するための図である。例えば、カバー16は、透明な素材を成型し、更に、印刷されるドットの密度を変更することで、一部又は全てが半透明としても良い。かかる場合、カバー16は、図7に示すように、印刷するドットの密度を変更して、透過度を調整することで、半透明とされる。なお、ボアチューブ15も、透明な素材を成型し、更に、裏塗装又は印刷により透過率を変化させることで半透明とされる場合であっても良い。
 また、上記の実施形態では、正面反射部102及び後部反射部104が遮音蓋18に取り付けられる場合について説明した。しかし、本実施形態は、正面反射部102及び後部反射部104が、遮音蓋18とは離れた位置に別途設置される場合であっても良い。更には、本実施形態は、正面反射部102及び後部反射部104が、架台装置10が有する別の構成要件に取り付けられる場合や、当該構成要件として一体成型される場合であっても良い。図8は、正面反射部及び後部反射部を設置する場所の変形例を説明するための図である。
 例えば、図8に示す傾斜磁場コイル13は、遮音蓋18が端面に取り付けられたうえで、更に、真空容器19に内蔵される。かかる場合、正面反射部102は、図8に示すように、真空容器19に取り付けられる。また、後部反射部104は、図8に示すように、真空容器19に取り付けられる。なお、正面反射部102や後部反射部104は、真空容器19として一体成型される場合であっても良い。これによっても、カバー16内のスペースを有効利用することができる。
 なお、正面光源101や後部光源103への電源供給は、MRI装置1の操作者により開始される場合であっても良いし、天板21が移動を開始した時点から自動的に開始される場合であっても良い。かかる自動制御は、例えば、天板21等の動作を制御する制御装置30により行なわれる。
 ここで、上記の実施形態では、開口部用の照明として、正面開口部の周辺と後部開口部の周辺との2箇所に、正面光源101及び後部光源103を設置する場合について説明した。しかし、上記の実施形態は、正面光源101及び後部光源103に加えて、更に、ボア11の内部に少なくとも1つの照明が設置される場合であっても良い。すなわち、本実施形態は、開口部用の照明とともに、ボア11の内部用の照明が1つ、又は、複数設置される場合であっても良い。図9は、本実施形態に係る変形例として、ボアの内部に設置される複数の照明の一例を示す図である。
 例えば、本変形例では、ボア11の内部用の照明として、図9に示すように、第1照明105と第2照明106とが設置される。第1照明105と第2照明106とは、図9に示すように、ボア11の長手方向に天板11を走行させるためのレール17に沿って、設置される。図9に示すように、第1照明105は、ボア11内において、正面開口部側に設置され、第2照明106は、ボア11内において、後部開口部側に設置される。なお、図示していないが、第1照明105は、天板11の走行を妨害しない位置において、レール17の両端の2箇所に設置される。また、第2照明106は、天板11が走行可能な位置において、レール17の両端の2箇所に設置される。
 第1照明105及び第2照明106は、ボア11の下面から上面に向かって光を照射することで、ボア11内や、ボア11内のカバー16の上面及び側面を照らす。第1照明105は、ボア11内において、磁場中心を中心とする範囲を主に照らす。被検体Pの撮像部位は、通常、磁場中心に配置される。また、第2照明106は、ボア11内において、第1照明105の照明範囲と後部光源103の照明範囲との間の範囲を主に照らす。
 ここで、第1照明105及び第2照明106それぞれは、例えば、複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)ランプにより構成される。また、第1照明105を構成する複数のLEDランプは、半透明のカバーで覆われている。また、第2照明106を構成する複数のLEDランプは、同様に、半透明のカバーで覆われている。半透明のカバーを用いることで、LEDランプから照射される鮮明な光は、半透明のカバーを通して、ぼんやりとした光となる。すなわち、半透明のカバーを用いることで、ボア11内や、ボア11内のカバー16の上面及び側面は、第1照明105及び第2照明106により、被検体Pに快適感を与える柔らかい光で照らされる。なお、第1照明105及び第2照明106それぞれは、LEDパネルにより構成される場合であっても良い。
 また、本変形例において、第1照明105及び第2照明群106は、別途設置された光源が発生した光を伝導する導光部材をレール17に沿って直線的に配置することで構成される場合であっても良い。導光部材は、例えば、光ファイバーである。導光部材を用いることにより、ボア11内のカバー16の上面及び側面は、第1照明105及び第2照明106により、被検体Pに快適感を与える柔らかい光で照らされる。導光部材は、磁場の影響を受けないことから、ボア11の内部に設置される照明として有用である。
 LEDから照射される光量は、調整が可能である。また、導光部材から照射される光量は、導光部材に光を供給する光源が発生する光量を調整することで、間接的に調整可能である。また、例えば、正面光源101及び後部光源103をLEDランプで構成することで、正面光源101及び後部光源103それぞれから照射される光量も、調整が可能である。
 ここで、図2は、被検体Pがボア11の内部に向かってヘッドファーストで移動されて撮像される場合を例示している。例えば、頭頸部の撮像は、ヘッドファーストで行なわれる。また、図9では、被検体Pがボア11の内部に向かってフットファーストで移動されて撮像される場合を例示している。例えば、腹部や下肢部の撮像は、フットファーストで行なわれる。腹部や下肢部の撮像は、ヘッドファーストでも実行可能であるが、被検体Pの頭部がボア11の内部に挿入される。被検体Pに不快感を与えないためには、可能な限り、被検体Pの頭部がボア11の外部に位置することが好適である。このため、通常、撮像部位に応じて、ヘッドファーストで撮像するか、フットファーストで撮像するかが、操作者により選択される。ヘッドファーストでの撮像であるか、フットファーストでの撮像であるかは、操作者により、撮像条件として制御装置30に入力される。
 ヘッドファーストか、フットファーストかによって、天板11に載せられた被検体Pにより視認される範囲は、異なる。そこで、ボア11内に照明が設置される本変形例では、撮像時における被検体の快適感を確保するために、更に、以下の制御を行なう。すなわち、本変形例に係る制御装置30は、被検体Pがヘッドファーストで移動されるかフットファーストで移動されるかに応じて、正面光源101、後部光源103、第1照明105及び第2照明106それぞれから照射される光を調光する。図10及び図11は、本実施形態に係る変形例で実行される調光制御の一例を示す図である。
 例えば、本実施形態に係る変形例で実行される調光制御は、被検体Pがヘッドファーストで移動されるかフットファーストで移動されるかの撮像条件とともに、撮像過程に応じて行なわれる。撮像過程は、例えば、以下の4つの過程に大別される。第1過程は、被検体Pが、架台装置10が設置される検査室へ入室してから天板11に載置されるまでの過程である。第1過程では、被検体Pが天板11に容易に移動可能なように、寝台装置20の天板支持部22は、低い位置に移動している。第2過程は、第1過程終了後から天板11の上昇が終了するまでの過程である。第2過程では、天板支持部22がボア11の略中心と同じ高さまで上方向へ移動される。また、第3過程は、天板11が撮像位置まで挿入される過程である。また、第4過程は、被検体Pの撮像部位における撮像開始から撮像終了までの過程である。寝台装置20の動作制御を行なう制御装置30は、現時点がどの過程であるのかを取得することができる。
 まず、第1過程では、制御装置30は、ヘッドファースト及びフットファースト双方で、正面光源101、後部光源103、第1照明105及び第2照明106の全てを点灯させる。第1過程では、被検体Pは、架台装置10全体を視認可能であることから、制御装置30は、ヘッドファーストであるかフットファーストであるかに関わらず、ボア11の開口部及びボア11の内部を全て明るくする調光制御を行なう。
 次に、第2過程では、制御装置30は、第1過程と同様に、ヘッドファースト及びフットファースト双方で、正面光源101、後部光源103、第1照明105及び第2照明106の全てをそのまま点灯させる。フットファーストの場合、被検体Pは、正面開口部及びボア内を視認可能である。また、ヘッドファーストの場合、被検体Pは、検査室の天井を視認するが、頸部の反らし具合によっては、正面開口部及びボア11内を視認可能な場合がある。このことから、制御装置30は、第2過程でも、ボア11の開口部及びボア11の内部を全て明るくする調光制御を行なう。ただし、ヘッドファーストの場合、被検体Pは、ボア11内の後部を視認することが困難である。このことから、制御装置30は、例えば、後部光源103を消灯させても良い。
 次に、被検体Pがボア11内を移動中の第3過程では、制御装置30は、ヘッドファーストとフットファーストとで、異なる調光制御を行なう。図10は、第3過程において、フットファーストの場合に制御装置30が行なう調光制御の一例を示している。また、図11は、第3過程において、ヘッドファーストの場合に制御装置30が行なう調光制御の一例を示している。図10及び図11では、「101」は、正面光源101を示し、「105」は、第1照明105を示し、「106」は、第2照明106を示し、「103」は、後部光源103を示している。
 また、図10及び図11では、「ON」は、点灯を示し、「OFF」は、消灯を示している。また、図10及び図11では、「ON(L)」は、調光制御により、該当する照明が低光量で点灯されることを示し、「ON(H)」は、調光制御により、該当する照明が高光量で点灯されることを示している。また、図10及び図11では、「ON(M)」は、調光制御により、該当する照明が「ON(L)」と「ON(H)」との間の光量、中程度の光量で点灯されることを示している。
 フットファーストで被検体Pがボア11内を移動中の第3過程では、図10に例示するように、正面光源101は、低光量で点灯され、第1照明105は、中程度の光量で点灯され、第2照明106及び後部光源103は、高光量で点灯される。フットファーストの場合、足から先にボア11内に挿入される被検体Pは、ボア11内を正面開口部から視認可能である。このことから、制御装置30は、サバンナ効果が得られるように、正面開口部から後部開口部に向かって光量が増大する調光制御を行なう。
 一方、ヘッドファーストで被検体Pがボア11内を移動中の第3過程では、図11に例示するように、正面光源101及び後部光源103は、消灯され、第1照明105及び第2照明106は、中程度の光量で点灯される。フットファーストの場合、頭から先にボア11内に挿入される被検体Pは、移動中、ボア11内においてカバー16の上面を主に視認する。このことから、開口部周辺の照明は、不要となり、ボア11の内部は、被検体Pに快適感を与える程度の光量で照らされる必要がある。なお、ヘッドファーストであっても、被検体Pがボア11の後部を視認する可能性があることを考慮して、制御装置30は、サバンナ効果が得られるように、例えば、第1照明105を低光量で点灯させ、第2照明106を中程度の光量で点灯させても良い。
 最後に、被検体Pが静止した状態の第4過程では、制御装置30は、ヘッドファースト及びフットファースト双方で、正面光源101を消灯し、後部光源103、第1照明105及び第2照明106の全てを点灯させる。フットファーストの場合、被検体Pは、ボア11内を正面開口部から視認可能であることから、制御装置30は、撮像中でもサバンナ効果が得られるように、正面光源101を消灯し、第1照明105第2照明106及び後部光源103の全てを点灯させる。また、ヘッドファーストの場合、被検体Pの頭部は、ボア11内に位置することから、制御装置30は、被検体Pの視野外を照らす正面光源101を消灯する。そして、制御装置30は、ボア11内全体が明るくなるように、後部光源103、第1照明105第2照明106及び後部光源103の全てを点灯させる。ただし、ヘッドファーストの場合、被検体Pは、ボア11内においてカバー16の上面を主に視認することから、制御装置30は、例えば、後部光源103を消灯しても良い。
 このように、本変形例では、正面光源101及び後部光源103とともに、複数の照明をボア11内に設置する。そして、本変形例では、ヘッドファーストであるか、フットファーストであるかに応じて、被検体Pの快適感が確保されるように、これら複数の照明の調光制御を行なう。なお、上記の変形例は、ボア11内に設置される照明が1つであっても、3つ以上であっても適用可能である。また、上記の変形例で説明した調光制御は、調光制御用に別途設置された制御装置により実行される場合であっても良い。
 また、上述した実施形態及び変形例で説明した内容は、MRI装置1以外の医用画像診断装置に対しても適用することができる。上述した内容が適用可能な医用画像診断装置は、架台装置を有する装置である。かかる架台装置は、医用画像の撮像空間であるボアを有し、天板に載置された被検体Pが、天板を移動する寝台装置によりボア内に移動された状態で医用画像の生成に用いるデータを被検体Pから収集する。
 かかる医用画像診断装置は、例えば、X線CT(Computed Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置である。また、かかる医用画像診断装置は、例えば、SPECT装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT-CT装置、PET装置とX線CT装置とが一体化されたPET-CT装置、PET装置とMRI装置とが一体化されたPET-MRI装置である。
 なお、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
 以上、説明したとおり、本実施形態によれば、撮像時における被検体の快適感を確保することができる。
 本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

Claims (20)

  1.  磁気共鳴画像の撮像空間であるボアを有し、天板に載置された被検体が、前記天板を移動する寝台装置により前記ボア内に移動された状態で磁気共鳴信号を前記被検体から収集する架台装置と、
     前記ボアの開口部であって、前記寝台装置の正面に位置する開口部である正面開口部の周辺に設置される正面光源と、
     前記正面光源から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成された前記架台装置の外装と、
     を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2.  前記正面光源から照射される光を、反射材で反射させることで、前記寝台装置側へ導く正面反射部、
     を更に備える、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3.  前記架台装置が有する傾斜磁場コイルの端部に取り付けられる遮音蓋、
     を更に備え、
     前記正面反射部は、前記遮音蓋に取り付けられる、又は、前記遮音蓋として一体成型される、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4.  前記架台装置が有する傾斜磁場コイルを内蔵する真空容器、
     を更に備え、
     前記正面反射部は、前記真空容器に取り付けられる、又は、前記真空容器として一体成型される、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5.  前記正面光源は、前記架台装置の外装の内側において前記ボアの口径に沿って複数設置される、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6.  前記正面光源から照射される光を、反射材で反射させることで、前記寝台装置側へ導く正面反射部、
     を更に備え、
     前記正面反射部は、前記架台装置の外装の内側において前記ボアの口径に沿って設置される、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7.  前記正面反射部は、非磁性体の素材により形成される、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8.  前記ボアの開口部であって、前記正面開口部の反対側の開口部である後部開口部の周辺に設置される後部光源、
     を更に備え、
     前記架台装置の外装は、更に、前記後部光源から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成される、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9.  前記後部光源から照射される光を、向かい合う2つの反射材の間で反射させることで、前記ボア内へ導く後部反射部、
     を更に備える、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10.  前記架台装置が有する傾斜磁場コイルの端部に取り付けられる遮音蓋、
     を更に備え、
     前記後部反射部は、前記遮音蓋に取り付けられる、又は、前記遮音蓋として一体成型される、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11.  前記架台装置が有する傾斜磁場コイルを内蔵する真空容器、
     を更に備え、
     前記後部反射部は、前記真空容器に取り付けられる、又は、前記真空容器として一体成型される、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12.  前記後部光源は、前記架台装置の外装の内側において前記ボアの口径に沿って複数設置される、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13.  前記後部光源から照射される光を、向かい合う2つの反射材の間で反射させることで、前記ボア内へ導く後部反射部、
     を更に備え、
     前記後部反射部は、前記架台装置の外装の内側において前記ボアの口径に沿って設置される、請求項12に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14.  前記後部反射部は、非磁性体の素材により形成される、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15.  前記架台装置の外装において前記ボアを形成する部分を透明又は半透明な素材により形成する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16.  前記ボア内に設置され、前記天板を走行させるためのレールを、透明又は半透明な素材により形成する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  17.  前記架台装置の外装は、透明な素材を成型し、更に、裏塗装又は印刷により透過率を変化させることで、一部又は全てが半透明とされる、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18.  前記架台装置の外装は、印刷されるドットの密度を変更することで、一部又は全てが半透明とされる、請求項17に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  19.  前記ボアの内部に設置される少なくとも1つの照明と、
     前記被検体が前記ボアの内部に向かってヘッドファーストで移動されるかフットファーストで移動されるかに応じて、前記正面光源、前記後部光源及び前記少なくとも1つの照明それぞれから照射される光を調光する制御装置と、
     を更に備える、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  20.  医用画像の撮像空間であるボアを有し、天板に載置された被検体が、前記天板を移動する寝台装置により前記ボア内に移動された状態で医用画像の生成に用いるデータを前記被検体から収集する架台装置と、
     前記ボアの開口部であって、前記寝台装置の正面に位置する開口部である正面開口部の周辺に設置される正面光源と、
     前記正面光源から照射された光により照らされる部分が、透明又は半透明な素材により形成された前記架台装置の外装と、
     を備える、医用画像診断装置。
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