JP2004086783A - 交通違反取締まりシステム - Google Patents

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JP2004086783A JP2002249894A JP2002249894A JP2004086783A JP 2004086783 A JP2004086783 A JP 2004086783A JP 2002249894 A JP2002249894 A JP 2002249894A JP 2002249894 A JP2002249894 A JP 2002249894A JP 2004086783 A JP2004086783 A JP 2004086783A
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Abstract

【課題】交通違反の車両を当該車両を撮影した画像と測位に基づいて取締まりかつ盗難車の位置をも当該測位に基づいて検知し窃盗犯の検挙をも可能にする。
【解決手段】車両2のナンバープレート1にGPSユニット及び通信ユニットを備え、監視携帯端末器4のカメラで駐車違反の虞がある車両2の静止画を撮影して時刻、車両ナンバを書き込んで記録し、車両2付近の地図を記録し、これら記録した情報を車両ナンバの情報とともに情報管理センタ5へ発信する。情報管理センタ5が上記通信ユニットから上記GPSユニットが測位した現在位置を示す情報の発信を促す情報(車両ナンバの情報含む)を発信し、車両2の現在位置の情報を受信して監視する。情報管理センタ5から車両2の駐車違反確定の情報を監視携帯端末器4へ発信し、上記カメラで再度車両2の静止画を撮影し、双方の静止画を含む交通違反取締まり書10を作成して車両2に貼り付ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば駐車違反や走行禁止区域(道路)の違法走行等を行う車両や二輪車の静止画や動画を撮影して車両ナンバとともに情報管理センタへ送信することで交通違反を取締まる交通違反取締まりシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両の駐車違反を取締まる場合、取締官がチョーク等を用いて車両のタイヤから路上にかけて線を引き、かつ路上に駐車発見時の時刻を記録し、所定時間後に再び当該車両の現場位置に見回った時に依然として車両が駐車中である場合、駐車違反である旨、時刻、車両ナンバーとともに記入した用紙(交通違反取締まり書)を当該車両に貼り付けることで対応していた。また一方で、例えば近道や渋滞回避を考えて走行禁止道路を違法に走行したり一方通行路を逆送する車両や二輪車を取締まる場合には、その違法走行の車両や二輪車の数が多くの数に上ることも珍しくないため、多くの取締官を取締まり現場に派遣して多くの違法の車両や二輪車一台毎に取締官が掛かりきりとなって交通違反の手続きを行うという対応が余儀なくされている。この他、例えば速度違反、迷惑走行、暴走行為を犯す車両や二輪車、もしくは挙動不審の車両や二輪車等を取締まる場合には、車両や二輪車が逃走を開始すると事故を起こすことに対し気遣う心労と緊張が募る半面、逃走する車両や二輪車の危険に対し十分に配慮しながら追跡を継続し対応する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、先ず駐車禁止の取締まりを行う場合、チョーク等を用いるため、雨天や降雪等の場合には使用することができず、駐車違反の車両等の取締まりを行うことができない場合もあった。またチョーク等でタイヤから路上にかけて白線を引くというものであるため、運転者が白線を引かれたことを知って意図的に車両等を少しだけ移動させることで違法駐車を否定する口実を与えてしまう場合もあった。また一方、走行禁止道路や一方通行路等を違法に走行する車両等を取締まる場合、頻繁に違法車両や違法二輪車が発生して短時間にも相当数の違法車両、違法二輪車が発生する地域(道路)も結構あるため、多くの取締官を派遣しなければならないが、それでも多くの違法車両、違法二輪車のうち取締官の目を逃れて逃げ切ってしまう車両や二輪車があったことも否めず、かと言って完璧な取締官の人数を用意し派遣することを検討するとしても、それでは管轄の警察署にとって人員不足を招く結果となり他の公務が手薄になる事態が生じる場合もあり得、従って十分な人数の取締官を派遣できずに定期的あるいは不定期的な対応で取締まることを余儀なくする状況もあるのが現状であるとも言える。更に一方、速度違反や改造等による整備不良、あるいは遊行等による信号無視、迷惑走行乃至危険走行や暴走行為等の違法車両、違法二輪車を取締まる場合は、この違法車両等が速度を上げて逃走を開始した場合、スピーカから停止を指示する旨発声するとしても、やはり速度を上げて追跡をする場合があるが、この追跡中に逃走車両や逃走二輪車が事故を起こしてしまうこともあって大変に危険であるため、数少ないとは言え追跡を断念せざるを得ない場合もあるというのが現状であった。
【0004】
本発明は、上記の如き課題に鑑み成されたもので、各種の交通違反の取締りに関して特に雨天や降雪等の中でも駐車違反を取り締まることを可能にするとともに違法駐車を否定する口実をも無効にし、もって駐車違反取締まりの効率を向上させ、緊急車両の通行の妨げをなくし人命救助等をスムーズに行えるようにし、かつ窃盗等の防犯機能を充実させる一方で、小人数の取締官でも進入禁止や一方通行路等を違法に走行する多くの違法車両や二輪車の交通違反を取締まることを可能にし、更に違法車両や二輪車が逃走する場合にあっても確実に危険を回避し後々に確実に逃走車両や二輪車の停止現場を検知して逃走犯取締まりの安全性及び確実性を向上させることができる交通違反取締まりシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の如き課題を解決するため、本発明にあっては、車両2、二輪車(図示せず)に対し当該車両2乃至二輪車の現在位置を測位するGPSユニット13、及び当該現在位置を示す情報を発信できる通信ユニット14を備え、当該車両2乃至二輪車が交通違反を犯すか、犯す疑いがある場合、監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両2乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両2乃至二輪車を特定する車両ナンバ等に対応する情報であって、あるいは上記車両2乃至二輪車の現在位置に関する情報をも含めた情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタ5に受信させ、当該情報監視センタ5が当該車両ナンバ等、及び現在位置や移動軌跡を管理するとともに当該車両2乃至二輪車の交通違反を監視することを特徴とする。
また本発明にあっては、車両2、二輪車(図示せず)のナンバープレート1に対し当該車両2乃至二輪車の現在位置を測位するGPSユニット13、及び当該現在位置を示す情報を発信できる通信ユニット14を備え、当該車両2乃至二輪車が交通違反を犯すか、犯す疑いがある場合、監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両2乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応した上記通信ユニット14の特定に関する情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタ5に受信させ、当該情報監視センタ5から当該車両ナンバ等に対応した上記車両2乃至二輪車の通信ユニット14に対し当該車両2乃至二輪車の現在位置に関する情報の発信を促す情報を発信し、当該情報管理センタ5が当該車両ナンバ等、及び現在位置や移動軌跡を管理するとともに当該車両2乃至二輪車の交通違反を監視することを特徴とする。
上記通信ユニット14の呼び出し番号は、上記車両2乃至二輪車のナンバープレート1にあらかじめ表記された車両ナンバの4桁の数字と数字的に対応関係があるとともに、必要に応じて当該ナンバープレート1に同じくあらかじめ表記された運輸支局を示す地名、分類番号、及び区分文字等のサブ的項目をも当該車両ナンバの前または後ろに付加することで一意的に定め、この定め方により全車両2…、全二輪車の通信ユニット14…に対し個別の呼び出し番号が割り当てられることを特徴とする。
上記監視携帯端末器4は、上記車両2乃至二輪車の交通違反確定時以後の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両2乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応した上記通信ユニット14の特定に関する情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して上記情報管理センタ5に受信させることを特徴とする。
上記監視携帯端末器4は、上記情報管理センタ5からの交通違反確定を示す情報を受信したことで上記車両2乃至二輪車の交通違反確定時の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ必要に応じて当該監視携帯端末器4乃至上記情報管理センタ5の地図生成機能で生成した当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の地図を取得し、発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応する上記通信ユニット14の特定に関する情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して上記情報管理センタ5に受信させることを特徴とする。
上記監視携帯端末器4は、交通違反の上記車両2乃至二輪車を撮影する際、静止画の撮影と動画の撮影を切り換える切換操作ボタン、乃至選択操作ボタン(静止画用ボタン22,動画用ボタン23)を備えることを特徴とする。
上記監視携帯端末器4は、所要の操作で、駐車違反等の交通違反の疑いがある上記車両2乃至二輪車の静止画または動画に日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、かつ駐車違反等の交通違反確定後の当該車両2乃至二輪車の静止画または動画にも日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、何れも上記情報管理センタ5に対し発信可能であることを特徴とする。
上記監視携帯端末器4は、上記車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む上記静止画、あるいは動画、当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の上記地図、及び必要に応じて当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等を記憶部25に記憶するとともに画像表示部26に画像表示することを特徴とする。
上記監視携帯端末器4には、上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた交通違反取締まり書10をプリントするプリンタ(図示せず)を備えることを特徴とする。
上記交通違反取締まり書10の裏面側には粘着剤が塗布されているとともに、必要に応じて粘着防止シートが貼り付けられていることを特徴とする。
上記車両2、二輪車、乃至上記ナンバープレート1における上記GPSユニット13、及び上記通信ユニット14側に対し盗難検知部11を介して電源を供給する電源線11aを上記車両2乃至二輪車のバッテリ(図示せず)側に接続するとともに、当該電源線11aから充電する充電器12を備え、上記電源線11aからの電源の供給が遮断された場合に上記盗難検知部11の作動とともに上記充電器12からの電圧・電流で鳴動部(図示せず)から鳴動音を発生させ、かつ上記通信ユニット14から現在位置を示す情報を発信させることを特徴とする。
上記鳴動部は、上記車両2、二輪車にあらかじめ備わるクラクション(図示せず)であることを特徴とする。
上記情報管理センタ5は、上記監視携帯端末器4から受信した情報が静止画である場合と動画である場合とを認識し、双方を別々の管轄部所で管理することを特徴とする。
上記情報管理センタ5は、上記車両2乃至二輪車の現在位置を監視した結果として、駐車違反確定時刻前に当該車両2乃至二輪車が移動したことを検出した場合には上記監視携帯端末器4に対し当該車両2乃至二輪車に関する情報の削除を指令する情報を発信して当該監視携帯端末器4から削除させ、駐車違反確定時に当該車両2乃至二輪車が依然と駐車中であることを検出した場合には上記監視携帯端末器4に対し駐車違反の上記車両2乃至二輪車が存在することを示す情報、車両ナンバ等、及び駐車違反の現在位置に関する情報を発信することを特徴とする。
上記監視携帯端末器4には、駐車違反の確定前に上記車両2乃至二輪車が移動したことで、上記情報管理センタ5から当該車両2乃至二輪車に関する情報の消去の指令を示す情報が受信された場合、所要の記憶部25及び画像表示部26から当該車両2乃至二輪車に関する情報を自動的に消去する機能を備えることを特徴とする。
上記情報管理センタ5は、通信可能である複数地点のアンテナ機構(図示せず)に上記通信ユニット14から発信された情報信号を受信させることで上記車両2乃至二輪車の現在位置を測位することを特徴とする。
【0006】
以上のように構成した本発明に係わる交通違反取締まりシステムにおいては、取締官が、車両2乃至二輪車(図示せず)が例えば駐車違反禁止区域(道路)に駐車したことを発見した場合、取締官が所持する監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車のナンバープレートが含まれるようにして当該車両2乃至二輪車の駐車中の静止画を撮影するとともに、日付、現在時刻や、当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応して当該車両2乃至二輪車を特定できる情報を付加し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両2乃至二輪車付近の地図を画像表示する。そして、これら静止画(日付、現在時刻、当該車両2乃至二輪車を特定できる情報、及び必要に応じて当該地図をも含む)等の情報を発信して情報管理センタ5に受信させ、当該情報管理センタ5が当該車両ナンバ等、及び当該車両2乃至二輪車の現在位置や移動軌跡を記録するとともに当該車両2乃至二輪車の交通違反である駐車違反を監視する。尚、監視携帯端末器4では、上記車両2乃至二輪車を特定できる情報を発信し当該車両2乃至二輪車の上記通信ユニット13と接続(呼び出す)することでGPSユニット13が測位した当該車両2乃至二輪車の現在位置を示す情報を受信することが可能である。従って監視携帯端末器4から発信される情報には上記静止画等の情報の他にも当該車両2乃至二輪車の駐車中の現在位置を示す情報をも含めることが可能となるのである。
また本発明に係わる交通違反取締まりシステムにおいては、車両2、二輪車(図示せず)のナンバープレート1に対して当該車両2乃至二輪車の現在位置を測位するGPSユニット13、及び当該現在位置を示す情報を発信できる通信ユニット14を備えるため扱い易く機能的であるが、取締官が、上記車両2乃至二輪車が例えば駐車禁止区域で駐車していることを発見した場合、監視携帯端末器4のカメラ21で上述と同じく当該車両2乃至二輪車の静止画を撮影し、日付、現在時刻、車両ナンバ等を書き込んだ後、例えば発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応した上記通信ユニット14の特定に関する情報等を発信して情報管理センタ5に受信させる。この結果、当該情報管理センタ5が、当該車両ナンバ等に対応した上記車両2乃至二輪車の上記通信ユニット14に対し当該車両2乃至二輪車の現在位置に関する情報の発信を促す情報を発信し、かつ当該車両2乃至二輪車から発信される現在位置や移動軌跡に関する情報を受信して記録するとともに当該車両2乃至二輪車の交通違反を監視する。
上記通信ユニット14の呼び出し番号が、あらかじめ上記車両2乃至二輪車のナンバープレート1に表記された車両ナンバの4桁の数字、運輸支局を示す地名、分類番号、及び区分文字等のサブ的項目により一意的に定められる関係で、取締官は、ナンバープレートを認識できる限り一般道の走行が認められる全車両の通信ユニット14…のアドレス番号、即ち呼び出し番号を把握することが可能である。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、取締官が、交通違反として例えば駐車違反確定時以後も駐車し続ける上記車両2乃至二輪車を認識した場合、上記監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の静止画の撮影を再度もう一度行い、日付、現在時刻、車両ナンバ等の書き込みを行うとともに、必要に応じて当該車両2乃至二輪車付近の地図をも含め情報管理センタ5に対し発信する。この結果、当該情報(即ち静止画、日付、時刻、現在位置、車両ナンバ等)の管理は情報管理センタ5側において行うことになる。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、当該監視携帯端末器4が上記情報管理システム5が発信した交通違反確定のうち例えば駐車違反確定を示す情報を受信した場合も、取締官が、駐車違反確定の上記車両2乃至二輪車の駐車位置へ向い当該監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の静止画を撮影し、日付、時刻、車両ナンバ等を書き込むとともに、更に必要に応じて当該監視携帯端末器4乃至上記情報管理センタ5の地図生成機能で生成した当該車両乃至二輪車付近の地図をも含め上記情報管理センタ5に対し発信する。この後の上記情報管理センタ5は、上述と同様に上述の情報(即ち静止画、日付、時刻、現在位置、車両ナンバ等)の管理を行う。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、切換操作ボタン、乃至選択操作ボタン(静止画用ボタン22,動画用ボタン23)を適宜操作すると、交通違反の上記車両2乃至二輪車を撮影する際に、静止画の撮影と動画の撮影を切り換えることが可能となる。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、所要の操作を行うと、駐車違反等の交通違反発見時の上記車両2乃至二輪車の静止画または動画に日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、かつ駐車違反等の交通違反確定後の当該車両2乃至二輪車の静止画または動画にも日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込める。そして、時刻、車両ナンバ等を書き込んだ静止画または動画は何れも上記情報管理センタ5に対し発信することが可能である。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、上記車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む上記静止画、あるいは動画、当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の上記地図、及び必要に応じて当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等を認識、取得、乃至生成した場合、これらの上記静止画等の情報を記憶部25に記憶するとともに画像表示部26に画像表示するため、取締官が確認したい場合は、当該情報を消去しない限り何時でも再確認することが可能である。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、即ち例えば駐車違反の取締まりを行う場合等においては、例えばプリンタ(図示せず)に接続することで駐車違反を犯した上記車両2乃至二輪車の上記静止画や上記地図をも含めた交通違反取締まり書10をプリントすることができ、これを当該車両2乃至二輪車に貼り付けることが可能となる。
上記交通違反取締まり書10の裏面側には粘着剤が塗布されているため、粘着防止シートを剥がせば交通違反を犯した上記車両2乃至二輪車等に簡単に貼り付けることができる。
上記車両2、二輪車、乃至上記ナンバープレート1に対し上記GPSユニット13、上記通信ユニット14、及び上記盗難検知部11を備えた場合、例えば上記車両等を窃盗して上記ナンバープレート1を取り外すため上記電源線11aを切断すると、当該盗難検知部11が検知して上記充電器12から当該GPSユニット13、及び当該通信ユニット14に対し電源供給が行われる。このため当該GPSユニット13、及び当該通信ユニット14の作動に支障をきたすことはなく、かつ盗難を検知した場合、当該GPSユニット13、及び当該通信ユニット14が作動を開始して盗難発生、及び現在位置の情報を発信し、当該車両2等の所有者側の端末(携帯端末)や上記情報管理センタ5に受信させることが可能となる。しかも盗難を検知した場合、上記鳴動部(図示せず)から鳴動音を発生させ、周囲に盗難事件が発生していることを知らせる。
上記鳴動部が、上記車両2、二輪車にあらかじめ備わるクラクション(図示せず)である場合、より大きな音を発生させる。
上記情報管理センタ5の稼動に際し、上記監視携帯端末器4から受信した情報が静止画であれば一方の管轄部所において管理させ、動画であれば他方の管轄部所において管理させる。
上記情報管理センタ5の稼動に際し、例えば駐車違反の疑いがある上記車両2乃至二輪車の監視を行った結果、駐車違反確定時刻前に当該車両2乃至二輪車が移動した場合は上記監視携帯端末器4に対し当該車両2乃至二輪車に関する情報の削除を指令して当該監視携帯端末器4から削除させ、駐車違反確定時に当該車両2乃至二輪車が依然と駐車中である場合には上記監視携帯端末器4に対し駐車違反の上記車両2乃至二輪車が存在することを示す情報、車両ナンバ等、及び駐車違反の現在位置に関する情報を発信して取締まりの実施を促す。
上記監視携帯端末器4の使用に際し、上記情報管理センタ5から例えば駐車違反の疑いがあった上記車両2乃至二輪車に関する情報の消去の指令を示す情報を受信した場合、所要の記憶部25及び画像表示部26から当該車両2乃至二輪車に関する情報を自動的に消去する。
上記情報管理センタ5の稼動に際し、上記車両2乃至二輪車、または上記ナンバープレート1側が発信した情報信号を上記複数地点のアンテナ機構(図示せず)に受信させることでも当該車両2乃至二輪車の現在位置を測位することが可能であり、これによっても交通違反の取締まりや盗難車の発見等に利用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1を用いて本実施の形態の要点について説明すると、図1で符号1はナンバープレートを概略的に表現したものであり、本実施の形態では車両2のフロントバンパ側に装着される場合を例に説明するものとする。しかしリアバンパ側に装着しても良いことは勿論である。ナンバープレート1の表面側には、詳しく図示しないが運輸支局の地名、車両2の利用や用途による分類番号、車両2の区分文字等のサブ的項目、及び車両2を特定する最大4桁の数字の車両ナンバが例えばプレス加工後の塗料の塗布等により表記されている。但し、ナンバープレート1が、上述のサブ的項目、及び車両ナンバがナンバープレート1の内側に存在する光源からの光を透過する樹脂等の部材で構成されるものであったとしても、詳しくは後述する本発明に係わる技術的思想を採用することは言うまでもない。
【0008】
ナンバープレート1の裏面側の略全面的な部分、あるいは後述する本発明に係わる主要部の部分が存在する部分には閉塞板が装着されるものであり、ナンバープレート1の表面側と当該閉塞板との間には図2に示すように盗難検知部11、充電器(2次電池)12、GPSユニット13、及び通信ユニット14の各々が電気的に接続されつつ装備されている。このためナンバープレート1全体の厚さが増すとしても盗難検知部11、充電器12、GPSユニット13、及び通信ユニット14は薄型化が可能であるから、ナンバープレート1の厚さは寸法的に数ミリ程度の厚さが増す程度で済み、従って車両2への装着に対し何ら問題なく対応することができる。
【0009】
盗難検知部11は、ナンバープレート1の裏面側から導出される電源線11aを介して車両2側にあらかじめ備わるバッテリ(図示せず)側に接続されており、電源線11aから電源入力を行うとともに充電器12を充電する一方でGPSユニット13、及び通信ユニット14に対し電源供給を行い、GPSユニット13、及び通信ユニット14の所要の動作を継続的、乃至所定時間毎に断続的に行わせるものである。また盗難検知部11は、例えば窃盗犯等が車両2からナンバープレート1を取り外すため電源線11aを切断したことで電源入力が遮断された場合、内部に構成された例えば論理回路や周知のスイッチング技術等を介して充電器12から電源出力を行わせるべくスイッチング動作し、この充電器12からの電源出力をGPSユニット13、及び通信ユニット14に対し供給し、GPSユニット13、及び通信ユニット14の所要の正常動作を維持する。しかし、盗難検知部11は、電源線11aの切断によるスイッチング動作を切っ掛けにGPSユニット13、及び通信ユニット14に対し所要の動作を開始させるように機能しても良く、あるいはこのスイッチング動作時に通信ユニット14に対し盗難発生をも示す情報を発信させるよう指令する機能を備えても良い。
【0010】
尚、盗難検知部11を使用せず、電源線11aから充電器12に対し直接的に電源入力を行って充電するとともに充電器からGPSユニット13、及び通信ユニット14に対し直接的に電源出力を行うようにしても詳しくは後述する要件を満たすことが可能である。
【0011】
一方、ナンバープレート1内には、あらかじめ鳴動部(図示せず)を装備し盗難検知部11が電源線11aの切断によりスイッチング動作を行った場合、充電部11から鳴動部に対しても電源供給を行い鳴動部から鳴動音を発生させるように構成しても良い。しかし、盗難検知部11は、車両2の内部側において配設するとともにバッテリと鳴動部としてのクラクション(図示せず)との双方にも電気的に接続させても良く、この場合、例えば電源線11aからのフィードバック電流の遮断でスイッチング動作を行って充電器12からの電源出力をGPSユニット13、及び通信ユニット14に対し継続して行わせる一方で、クラクションに対しても電源供給を行ってクラクションから音を発生させるように構成しても良い。
【0012】
GPSユニット13は、人工衛星3a,3b,3c…からの電波を受信して車両2の現在位置、詳しくはナンバープレート1の現在位置を測位し、あるいは例えばジャイロ等により現在位置を測位し、この現在位置を示す情報(例えば緯度、経度、標高等)を通信ユニット14へ出力する。GPSユニット13の測位は常時行っても良く、所定時間毎に断続的に行っても良いが、特に盗難検知部11からの電源線11aの切断時に電源及び起動命令の情報信号が入力された場合にも即座に優先的に車両2乃至ナンバープレート1の測位を行うように構成しても良い。またGPSユニット13は、通信ユニット14に発呼(呼び出し番号)の情報信号が受信されたことで通信ユニット14が起動し、当該通信ユニット14から測位実行を意図する情報信号が入力された場合にも上述の測位を行って当該通信ユニット14に出力するように構成しても良い。尚、GPSユニット13が行う測位には、例えば通信ユニット14から発信された電波が人工衛星3a,3b,3c…から帰ってくることを検知することで対応する場合をも含むものである。
【0013】
通信ユニット14は、発信機能及び受信機能を備え、GPSユニット13が上述の現在位置の測位を行って、当該測位(緯度、経度、標高等)に関する情報が入力された場合に、ナンバープレート(具体的には通信ユニット14を指す)1を特定する情報(呼び出し番号)及び当該測位に関する情報等を上記発信機能を介して外部に発信する。この発信機能は、例えばGPSユニット13の作動と連動するもので、GPSユニット13が常時測位を行うのであればナンバープレート1を特定する情報及びあるいは刻々と変化する車両2等の現在位置の情報を途切れることなく常に発信し続けるものであり、GPSユニット13が断続的に測位を行うものであればこれに対応し上述の各情報を断続的に発信するものである。また通信ユニット14は、上記受信機能が発呼(呼び出し番号)の情報を受けた場合にもGPSユニット14が測位した現在位置を示す情報を受取るとともに上記発信機能を介し外部に発信させるものでもある。
【0014】
また一方、例えば所有者が車両2等の現在位置の発信を回避するため電源線11aを切断した場合等は、車両2等の現在位置の常時発信が義務化されている場合、これを整備不良として取締まることが可能であり、この取締りにより車両2等を利用した各種犯罪を未然に防止することも可能である。
【0015】
尚、GPSユニット13や通信ユニット14に対しては、ナンバープレート1の表面側をアンテナとして機能させて利用することも可能である。
【0016】
図1で符号4は取締官等が所持する監視携帯端末器の概観を示したものであり、この監視携帯端末器4は、図3に示すように、少なくとも、カメラ21、静止画用ボタン22、動画用ボタン23、走査部24、記憶部25、画像表示部26、GPS機能ユニット27、情報消去部31、通信部(受信機能及び送信機能を備える)32、及び、図示しないが数字、漢字、カタカナ、アルファベット等を入力できるテンキーや受話機能等を電気的に接続し装備して構成されている。
【0017】
カメラ21は、例えばCCDカメラ等であり外界(具体的には交通違反の車両2、乃至交通違反の二輪車(図示せず))を撮影するためのものである。静止画用ボタン22の操作、または動画用ボタン23の操作は、走査部24に対しカメラ21が撮影した画像を静止画にするか、あるいは動画にするかを決定させるとともに、走査部24に当該決定に基づいた形態でカメラ21の受光素子の走査を実行させ、かつ当該走査に伴う静止画、あるいは動画に対応する画像情報を記憶部25に記憶させる一方で、画像表示部26にも画像表示させる。尚、カメラ21が撮影した静止画、あるいは動画には、例えば所要のボタン(図示せず)等の操作後の上記テンキー等の操作により交通違反の車両2等のナンバープレート1に表記された上述のサブ的項目、車両ナンバ、及び当日の日付、現在時刻を書き込んだ上で記憶部25に記憶させたり、画像表示部26に画像表示させたりすることが可能である。但し、サブ的項目、車両ナンバの書き込みに関しては音声認識の技術を用いても良く、日付、現在時刻の書き込みは例えば電波時計を利用して自動的に行えるように構成しても良い。
【0018】
一方、GPS機能ユニット27は、GPS受信部28、現在位置検出部29、及び地図生成部(地図生成機能)30を備えて構成されており、このうちGPS受信部28は、人工衛星3a,3b,3c…等の各々からの衛星信号を受信して現在位置検出部15へ転送する。現在位置検出部15は、GPS受信部28から転送された各衛星信号から監視携帯端末器4の現在位置(例えば緯度、経度、標高等)を検出するとともに、必要に応じてカメラ21の指向方向を検出して地図生成部30へ転送する。この結果、地図生成部30は、例えば監視携帯端末器4の現在位置及びカメラ21の指向方向を示す所要の印(例えば三角印等)を含む監視携帯端末器4の周囲(駐車違反等の交通違反を犯した車両2の周囲でもある)の地図を検索し、当該地図の画像情報を記憶部25に記憶させ、かつ画像表示部26にも画像表示させる。
【0019】
また交通違反が例えば駐車違反である場合、監視携帯端末器4は、所要の操作、もしくは静止画用ボタン22の操作か、動画用ボタン23の操作に連動して、駐車違反の車両2等に関する情報(監視携帯端末器4の呼び出し番号、日付、現在時刻、静止画または動画を含む)を記憶部12に記憶し、かつ画像表示部26に画像表示した交通違反(駐車違反)の車両2等の静止画、または動画の画像情報を、所要の操作等で、例えば図示しない読出し部等の起動を介して記憶部25から読み出して通信部32へ転送するとともに通信部32の起動を介して外部に発信し、情報管理センタ5に受信させる。
【0020】
他方、情報消去部17は、情報管理センタ5が、車両2を監視した結果として車両2が交通違反に該当しない旨(即ち例えば駐車違反確定前に車両2が移動してしまった場合等)を検出したことで詳しくは後述する通り監視携帯端末器4の呼び出し番号の情報、駐車違反発見位置、及び交通違反の疑いがあった車両2の現場位置等に関する情報を消去することを意図する情報等を発信した場合、これらの情報を通信部32を介し受信するとともに、これらの情報の内容を検知し記憶部25及び画像表示部26から今回の交通違反(例えば駐車違反等)の疑いがあった車両2に関する情報を自動的に消去する。また情報消去部17には、上述した電波時計等の利用により車両2等を取締まる必要がなくなったことを示す所定時間の経過を検出した場合も、上記記憶部25や画像表示部26から車両2等に関する情報を自動的に消去する機能をも備えるものである。
【0021】
しかし、通信部32が、情報管理センタ5から発信された車両2の駐車違反確定等を示す交通違反確定の情報(例えば駐車違反確定、現在時刻、現在車両位置、サブ的項目、及び車両ナンバ等)を受信した場合には、監視携帯端末器4の例えば図示しない監視機能等が、例えば記憶部12に記録された車両2に係わる情報に対し例えば駐車違反確定等の交通違反確定の情報を付加する一方で、画像表示部13の車両2に関する画像表示の所要の位置にも今回の情報(現在時刻、サブ的項目、車両ナンバ等)が書き込まれて表示される。情報管理センタ5から上述の情報を受信する場合、監視携帯端末器4に備わるスピーカ(図示せず)等から例えば駐車違反等の交通違反の車両2等が存在する旨知らせる音声乃至楽音、または鳴動音を発生するように構成しても良く、これにより即座に車両2等の現場に取締官乃至警察官を向わせ、車両2等の交通違反を取締まることが可能となる。
【0022】
尚、監視携帯端末器4が、車両2等の交通違反が駐車違反である場合において情報管理センタ5から駐車違反確定等の情報を受信した場合、監視携帯端末器4は、再度カメラ21を起動させ駐車違反確定時の車両2の撮影(この場合静止画で良い)を行い、これに車両2等のナンバープレート1に表記された上述の情報、及び日付、現在時刻等を書き込んだ上で当該静止画等の写真画像に係わる情報を発信し情報管理センタ5に受信させるものである。
【0023】
また監視携帯端末器4にはあらかじめプリンタを備えるか、あるいはプリンタ(携帯プリンタ)に接続することで、監視携帯端末器4のカメラ21が撮影した交通違反発見時、及び交通違反確定時(駐車違反確定時等)の静止画等をプリントアウト(別々のプリントアウトでも良く、双方を同時に例えば横等に配列したプリントアウト等でも良い)することが可能であり、特に交通違反が駐車違反である場合、駐車違反発見時、及び駐車違反確定時の上述したサブ的項目、車両ナンバ、各撮影時の時刻等の書き込みを含む双方の静止画に係わる写真画像等を例えば図5に示すような交通違反取締まり書10としてプリントアウトするとともに、当該交通違反取締まり書10の裏面側の粘着防止シートを剥がして当該交通違反取締まり書10を駐車違反を犯した車両2等に貼り付けることで駐車違反等を取締まるものでもある。
【0024】
図1で符号5は情報管理センタ5の概略を概念的に示したものであり、この情報管理センタ5は、図4にも示すように、少なくとも、送受信ユニット41、現在位置検出部42、タイマ43、記憶部44、駐車違反監視部45、移動監視部46、画像認識部47、静止画管理部48、動画管理部49、及び消去指令部50を電気的に接続して装備し構成されている。
【0025】
送受信ユニット41は、監視携帯端末器4から発信された情報、即ち交通違反の可能性乃至交通違反行為やその虞のある車両2等のナンバープレート1に表記された上述のサブ的項目、車両ナンバ等を示す情報信号(呼び出し番号)、及び当該車両2等の静止画や動画の画像情報信号を受信するとともに、例えば自らも電波時計を利用し本日の日付や現在時刻の正確な情報を管理し、これらの情報を詳しくは後述する現在位置検出部42、記憶部44、静止画管理部48、乃至動画管理部49へ振り分けて転送する機能(一時記憶を利用しても良い)をも有する。尚、受信した静止画や動画の画像情報は、後述する画像認識部47が認識して記憶部44に記憶されるか、もしくは静止画管理部48または動画管理部49で記憶し管理されるものであるが、但し、後者の場合の処理は、例えば所定の管理を必要とする旨の情報を検出した場合に行われるものとし、その他の場合には一旦記憶部44に記憶させるものとする態様がある。
【0026】
また送受信ユニット41は、監視携帯端末器4から発信された上記情報信号を受信した場合、当該情報信号に車両2等の現在位置を示す情報信号が含まれている場合には当該現在位置を示す情報を継続的、あるいは断続的に現在位置検出部42へ転送する。但し、図示しない制御部の起動等を介して上述の車両2乃至当該車両2等のナンバープレート1等を特定する情報信号(即ち呼び出し番号の情報)に対し車両2等の現在位置を通知すべきことを指令する情報を付加し、これらの情報信号を発信してナンバープレート1の通信ユニット14に受信させる場合は、これを切っ掛けにナンバープレート1から発信された車両2等の現在位置を示す情報信号を常時乃至断続的に受信し、これを現在位置検出部42へ転送するものでもある。また送受信ユニット41は、例えば時刻管理等の結果として必要が生じた場合には、詳しくは後述する駐車違反監視部45、乃至消去指令部50から転送された所要の情報信号(例えば車両2等の駐車違反等の交通違反確定を示す情報等を含むか、逆に情報消去を示す情報等を含む)を発信して監視携帯端末器4に受信させる。
【0027】
現在位置検出部42は、送受信ユニット41が監視端末器4が受信した各種情報(必要に応じて静止画や動画、乃至地図を含む)の中から交通違反に係わる車両2等の呼び出し番号の情報、及び現在位置に関する情報(例えば緯度、経度、標高等)を受取るとともに現在時刻を把握し、当該情報を記憶部44に記憶させ、かつ今回の交通違反が駐車違反等に係わる場合には駐車違反監視部45に対しても当該情報を認識させる一方で、今回の交通違反が駐車違反の他、進入禁止道路への進入や一方通行路の逆送、もしくは逃走に関する違反である場合には今回の当該情報を移動監視部46にも認識させる。
【0028】
駐車違反監視部45は、車両2等の駐車違反監視の開始時刻からタイマ43が計数する所定時間の経過(あるいは電波時計に基づく交通違反確定の時刻到来)を監視しながら記憶部44の内容(各車両の呼び出し番号、及び現在位置)を検索して把握し当該車両2等が最初の位置から移動するか否かを監視し、所定時間の経過、乃至違反確定の時刻到来の検出前に当該車両2等が移動したことを検出した場合(例えば所定距離以上の移動を検出することが好ましい)には、送受信ユニット41に対し、監視携帯端末器4の呼び出し番号、当該車両2(実際にはナンバープレート1等の通信ユニット14等を指し、即ちナンバープレート1の表記事項に対応する)等の呼び出し番号、車両2等が駐車違反に該当しない旨、及び車両2等の最初(例えば駐車違反発見時)の停車位置に係わる情報信号を発信させ、これにより監視携帯端末器4から当該車両2等に関する情報を全て消去させる。しかし、駐車違反監視部45は、記憶部44を検索した結果、車両2等が移動せず駐車違反確定であることを認識した場合には、送受信ユニット41に対して、監視携帯端末器4の呼び出し番号、当該車両2等の呼び出し番号(あるいは上述のサブ的項目、車両ナンバ等の情報)、車両2等が駐車違反に該当する旨、及び車両2等の現在位置に係わる情報信号等を発信させ、監視携帯端末器4に受信させる。
【0029】
移動監視部46は、駐車違反監視部45としての機能をあらかじめ備えても良いが、具体的には交通違反として例えば逃走する車両2の追跡や盗難された車両2の現在位置を把握するため、現在位置検出部42から車両2等の現在位置に係わる情報を常時乃至断続的に受取って車両2等の現在位置の変化を記憶部44に時系列的に追加して記憶させながら車両2等の例えば最終的な停止位置を検出し、当該停止位置を示す情報を含む地図情報を検索しかつ生成するとともに必要に応じて当該地図情報に車両2等の移動軌跡を示す情報を付加して記憶部44に記憶させる一方で、送受信ユニット41からこれらの情報信号を発信させ、監視携帯端末器4に受信させる。尚、後述するが移動監視部46は、静止画管理部48、または動画管理部49が管理する画像に対して車両2等の移動軌跡を付加し送受信ユニット41から発信させることも可能である。
【0030】
一方、画像認識部47は、送受信ユニット41が監視携帯端末器4から受信した情報信号の中から静止画、または動画の画像情報を識別し、静止画の画像情報は静止画管理部48に記憶し管理させ、動画の画像情報は動画管理部49に記憶し管理させる処理を行うもので、例えば駐車違反確定や違法走行の発見、乃至逃走車両の例えば最終的な停止位置が確定した場合等は、当該画像情報に対して、監視携帯端末器4の呼び出し番号、当該車両2(実際にはナンバープレート1等の通信ユニット14等を指し、即ちナンバープレート1の表記事項に対応する)等の呼び出し番号、車両2等が駐車違反に該当する旨(あるいは車両2等が交通違反確定である旨)、及び車両2等の最初(例えば駐車違反発見時)の停車位置や最終的な移動軌跡に係わる情報信号を付加し、これらの情報を送受信ユニット41から発信させ、監視携帯端末器4に受信させる。
【0031】
尚、静止画管理部48で管理された車両2等の静止画の画像情報、並びに、動画管理部49で管理された車両2等の動画の画像情報は、例えばタイマ43が計数した所定時間が経過した場合、もしくは所定時刻に至った場合、静止画は一方の管轄部所のコンピュータ6(図1参照)へ自動的に転送されて管理され、動画は他方の管轄部所の他のコンピュータ(図示せず)へ自動的に転送されて管理されるものである。そして、双方のコンピュータ6等の記録内容は、例えばディスプレイ等から閲覧することが可能であるとともにプリントすることも可能であり、特に記録情報は、各車両2等毎に、もしくは複数の車両毎に一括して通信回線等を介してデータ通信(ファクス通信も含む)により管轄署側、あるいは他部署側等の端末装置に送信しても良い。
【0032】
消去指令部50は、駐車違反監視部45や移動監視部46が所要の交通違反に関係するか、もしくは交通違反の虞のある車両2等の現在位置を監視した結果、あらかじめ設定した所定時間の経過前に当該車両2等の移動等で交通違反が確定しないことが明確となった場合、記憶部44、もしくは静止画管理部48や動画管理部49から当該車両2等に関する情報(上述の時刻、現在位置、サブ的項目、車両ナンバ、及び静止画または動画を含む)を消去させる一方で、送受信ユニット41を介して監視携帯端末器4の呼び出し番号の情報、及び当該車両2等に関する情報を消去する旨を指令する情報信号を発信させ、監視携帯端末器4から当該車両2等に関する情報を消去させる。
【0033】
尚一方、現在位置検出部42は、車両2等の現在位置を随時検出するため車両2等の現在位置に対応する地図を車両2等の現在位置をも含めて随時作成することが可能であり、駐車違反監視部45及び移動監視部50も例えば記憶部44を検索することで車両2等の現在位置を随時検出するため車両2等の現在位置に対応する地図を車両2等の現在位置をも含めて随時作成することが可能である。このため当該各々の部42,45,50が、必要に応じて当該地図の情報信号を送受信ユニット41を介し発信して監視携帯端末器4に受信させ、当該地図の情報を記憶部25に独自的に記憶させるか、もしくは記憶部25内の対応する地図情報を今回の新たな地図情報に書き換えさせることが可能である。
【0034】
次に、本実施の形態の使用の一例について説明する。先ず取締官が取締用の車両に搭乗するか、あるいは歩行することにより駐車違反の取締り地区を巡回する。この巡回中に、取締官が駐車禁止の路上に例えば車両2が駐車中であることを発見した場合、取締官は、手持ちの監視携帯端末器4のカメラ21で車両2の例えばフロントバンパ側のナンバープレート1上に表記されたサブ的項目、及び車両ナンバが移る範囲でなるべく車両2に近い位置から車両2を撮影し、かつ所要の操作で当該撮影した静止画の写真画像の中の所要の領域(例えばあらかじめ設定された領域であり写真領域の下方部分が好ましい)に本日の日時、サブ的項目、及び車両ナンバを書き込んで静止画の写真画像とともに監視携帯端末器4の記憶部25に記憶し、かつGPS機能ユニット27を用いてカメラ21及び車両2の現在位置を含む地図(例えばカメラ21の指向方向を示す印を含む)を取得して画像表示部26に表示するとともに記憶部25に記憶する。また取締官は、監視携帯端末器4の通信部32を介して本日の日時、サブ的項目、車両ナンバが記入された駐車発見時の静止画の写真画像、当該車両2の現在位置、及び車両2の付近の地図を情報管理センタ5に送信する。
【0035】
情報管理センタ5側で、監視携帯端末器4からの日時、サブ的項目、及び車両ナンバが記入された駐車発見時の静止画の写真画像、及び車両2付近の地図の情報信号を受信した場合、これらの静止画や地図を含む情報のうち日時、サブ的項目、及び車両ナンバに関する情報(但し、静止画を含めても良い)が現在位置検出部42へ転送されるとともに記憶部44に記憶され、かつ画像認識部47を介して今回の静止画の写真画像の情報信号が静止画管理部48に転送され管理される。かくて車両2に移動がなく所定時間が経過した場合には、駐車違反監視部45がこれを検知して送受信ユニット41から監視携帯端末器4の呼び出し番号、駐車違反確定、車両2の現在位置、日時、サブ的項目、車両ナンバ、及び必要に応じて今回の静止画の画像情報や地図に関する情報信号を発信させ、監視携帯端末器4に受信させる。
【0036】
この場合、監視携帯端末器4では、通信部32を通して上述の現在位置、駐車違反確定、日時、サブ的項目、車両ナンバに関する情報(あるいは静止画も含む)を受信すると、車両2が駐車違反確定であることを知るとともに、画像表示部13に車両2の現在位置を示す地図が表示されるため、取締官は車両2の駐車違反の現場へ直ちに向かうことができる。ここで取締官は監視携帯端末器4のカメラ21を起動して駐車発見時と同じ位置で駐車違反確定後の車両2を再度撮影して車両2の静止画をもう一度生成するとともに、日時、サブ的項目、及び車両ナンバを書き込んだ上で記憶部12に記憶(但し、必ずしも記憶させる必要はない)し、かつこれらの静止画等とともに車両2の周囲の地図を取得して情報管理センタ5へ発信する。この結果、情報管理センタ5では、監視携帯端末器4から受信した上述の各種情報を記憶部44、もしくは静止画管理部48に記録して管理させる。尚、静止画管理部48が管理する記録情報(静止画を含む)の態様(フォーマット)としては、例えば図1に符号7で示す態様がある。そして一方、取締官は、例えば監視携帯端末器4との接続関係のあるプリンタ(図示せず)を起動して上述した交通違反取締まり書10(例えば図5参照)をプリントアウトし、これを車両2に貼り付ける。尚、この交通違反取締まり書10では、駐車違反の通達書である場合には、図5に示すように、その旨の告知文、違反監視を開始したときの車両状況写真(違反監視開始日時、車両番号等を記入しておく)、違反が成立したときの車両状況写真(違反成立日時、車両番号等を記入しておく)等をも記入、プリントしたものとしてある。もとより、このような交通違反取締まり書10の書式、告知内容等は取締まり内容によって夫々異なるものであり、夫々に対応したものが予め用意されているものである。
【0037】
一方、所定時間が経過する前に車両2が移動した場合には、情報管理センタ5の駐車違反監視部45がこれを検知して送受信ユニット41を介し監視携帯端末器4の呼び出し番号、否駐車違反、現在位置、日時、サブ的項目、車両ナンバに関する情報(必要に応じて静止画を含む)を発信し監視携帯端末器4に受信させる。この結果、監視携帯端末器4では、通信部32を介してこれらの情報を受信するとともに情報消去部31へ転送し、情報消去部31の起動を介して記憶部25、及び画像表示部26から車両2に関する情報を全て削除する。尚、画像表示部26には駐車中の各車両2…等に係わる情報が一覧表示される場合を考えることができるが、一箇所の車両に係わる情報が削除された場合には画面内で後続の各車両に係わる情報を各々一段上の欄に移動(スクロール)させ、これにより画像表示部26の画面全体を見易くするとともに情報の整理を自動化する機能を構成することも実用上好ましい態様である。
【0038】
本例の場合、取締官は監視携帯端末器4のカメラ21の利用で駐車違反等を取締まるため取締官の手等が駐車違反の虞がある車両に触れてしまうということは一般的にはあり得ない。従って現在、車両に人の手等が触れると、その旨を運転者が所持する携帯電話に通知して運転者に盗難等の虞があることを知らせるシステムが市販されているが、このようなシステムを使用した車両でも取締官の手等が触れてしまうということはないので、駐車違反等の取締まり中に運転者が車両の現場位置へ戻ってきて駐車違反の取締り中であることを知り、駐車違反を回避する行動をとらせてしまうということをなくすことも可能である。
【0039】
次に、本実施の形態の他の使用の一例について概略的に種々説明する。先ず車両2が盗難された場合、所有者が警察署に盗難届けを提出するとともにナンバープレート1における通信ユニット14の呼び出し番号(即ち上述のサブ的項目、及び車両ナンバに対応する番号)を知らせることで、情報管理センタ5から当該呼び出し番号、及び盗難された車両2の現在位置に関する情報信号の発信を要求する情報信号を発信する。この結果、情報管理センタ5に車両2の現在位置を示す情報信号が受信されると、情報管理センタ5では即時に盗難された車両2の現在位置を特定することができ、その現場へ速やかに取締官乃至警察官を向わせることができる。尚、窃盗犯が車両2からナンバープレート1を取り外すため電源線11a等を切断した場合においても盗難検知部11及びGPSユニット13の起動を介し通信ユニット14から上述の情報信号が発信される。従って上述と同様に情報管理センタ5の起動を介し車両2の現場位置に取締官乃至警察官を速やかに向わせることができ、これによっても盗難事件の解決が容易となる。
【0040】
また進入禁止区域(進入禁止道路等)や一方通行路へ多くの車両2等が違法に進入ことを取締まる場合、監視携帯端末器4の動画用ボタン23を操作してカメラ21から交通違反の車両2等の動画を例えば数秒間撮影し、この動画を画像表示部26に画像表示させるとともに、日付、現在時刻(例えば撮影開始時刻と終了時刻)、現在位置、車両2等のナンバープレート1に係わるサブ的項目、車両ナンバに関する情報を書き込んで記憶部25に記憶させ、かつ通信部32から発信させ、情報管理センタ5に受信させる。情報管理センタ5側は、例えばこれらの情報を受信した後、今回の動画は動画管理部49に管理させ、最終的には対応する管轄部所のコンピュータ(図示せず)側で例えば一括的に管理する一方で、交通違反取締まりの書類(図示せず)を作成して運転者のもとへ郵送するか、もしくは運転者の出頭を求める処置を講じる。
【0041】
一方、速度違反や改造等による整備不良、あるいは遊行による迷惑走行乃至危険走行や暴走行為等の違法車両2が逃走した場合、取締用の車両(図示せず)に搭乗した取締官が監視携帯端末器4の動画用ボタン23を操作して逃走する車両2等を後方から撮影した動画を記憶部25に記憶するとともに画像表示部26に画像表示し、かつ当該動画に対し逃走する車両2等のフロントバンパ乃至リアバンパ側のナンバープレート(図示せず)に表記されたサブ的項目、車両バンバ、現在時刻、現在位置の情報を書き込んで通信部32から発信させ、情報管理センタ5に受信させる。またこの間、画像表示部26には取締用の車両付近(逃走車両付近でもある)の地図を画像表示することも可能である。
【0042】
情報管理センタ5においては、監視携帯端末器4から受信した上述の情報を記憶部44に記憶させる一方で、当該情報のうち動画に関する画像情報を動画管理部49に随時記憶させ管理してゆくとともに、送受信ユニット41から逃走する車両2等のナンバープレートに表記されたサブ的項目、車両ナンバ、及び逃走する車両2等の現在位置を通知させるべき旨を示す情報信号を発信し、車両2等のナンバープレート1の通信ユニット14に受信させる。この結果、情報管理センタ5が車両2等の現在位置を示す情報信号を受信した場合、情報管理センタ5は、現在位置検出部42、及び移動監視部46の起動をもって逃走する車両2の移動軌跡を検出するとともに記憶部44に記憶させる一方で、逃走する車両2の現在位置及び移動軌跡を示す情報を含む地図情報を車両2の移動とともに随時生成して送受信ユニット41から発信し、監視携帯端末器4に随時受信させ、画像表示部26に対し車両2の現在位置、及び移動軌跡を含む地図を随時表示させる。このため取締用の車両が逃走する車両2の危険な追跡を断念したとしても、車両2が最終的に停止(駐車)する位置を監視することが可能であるため車両2の運転者を検挙等することが容易かつ確実的に行える。
【0043】
尚、監視携帯端末器4のカメラ21にはズームの機能を備えるものであり、車両2等を撮影する場合、ナンバープレート1上の表記事項(車両ナンバ等)を拡大した状態で静止画または動画として撮影することが可能である。また携帯端末器4は、例えばなるべく高性能のデジタルカメラに対して端末機能を備える構成としても良い。また本例では、GPS測位を用いて車両2の位置を特定し、その位置情報を情報管理センタ5へ送信して駐車違反を監視する場合について説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば駐車禁止区域の道路を含む所要の区域内に複数の電波受信機を設置して、各々の電波受信機が車両2等から発信される電波の受信時間を計測等することで車両2等の現在位置を検出し交通違反を監視するというシステムとして対応しても良い。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているために、雨天や降雪等の中でも駐車違反等の交通違反を取り締まることが可能となる上、例えば駐車違反の取締まり中であることを知って数十センチや一メートル程度移動させることで駐車違反を否定する口実を与えてしまうことをも無効にし、もって駐車違反取締まりの効率を向上させることが可能となるのであり、従って駐車違反の一掃が随時可能となり緊急車両の走行を妨げる車両の存在を大幅に低減することに対し有効に機能し、緊急車両に基づく人命救助や救援活動等がスムーズに行えるようになり、しかも車両の窃盗等の事件が発生した場合にも当該車両の現在位置を即座に突きとめることが可能となって防犯機能の充実及び犯罪者の検挙率向上を図ることが可能である。また一方で、小人数の取締官でも進入禁止や一方通行路等を逆送する違法車両や二輪車が短時間にも多く発生する地点の交通違反の取締まりを効率良く実施することを可能にして管轄署の人員負担をも低減し、更に違法車両や二輪車が逃走する場合にあっても確実に危険を回避して後々に確実に逃走車両や二輪車の停止現場を検知し、逃走車両や逃走二輪車の取締まりの安全性及び確実性を確保することができる。
【0045】
即ち、これは本発明において、車両2、二輪車(図示せず)に対しGPSユニット13、及び通信ユニット14を備え、かつ一方で、監視携帯端末器4のカメラ21で交通違反を犯すか犯す疑いがある当該車両2乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、地図生成機能で当該車両2乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応する情報であって、あるいは上記車両2乃至二輪車の現在位置に関する情報をも含めた情報、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタ5に受信させ、当該情報監視センタ5が当該車両2乃至二輪車の交通違反を監視するように構成したからであり、即ち、これによって、交通違反を犯したり窃盗された車両2乃至二輪車は、自らが発信する自らの現在位置を示す情報信号に基づいて情報監視センタ5から常に監視される結果となるため、例えば駐車違反の取締まりはもとより進入禁止区域への違法侵入や一方通行路の逆送、あるいは信号無視や危険な逃走を開始したとしても、上記静止画、動画や逃走車両等の移動軌跡等が違反の証拠として保管され管理されていることからも明かなように上述のような交通違反の取締まりから最終的には逃れることができないのであり、かつ車両2等を窃盗する犯罪者にしても盗難された車両2等の現在位置が常に明らかとなるのであり、この結果として、上述した如き効果を奏することができるのである。
【0046】
またもう一つには、本発明において、車両2、二輪車(図示せず)のナンバープレート1に対しGPSユニット13、及び通信ユニット14を備え、かつ一方で、監視携帯端末器4のカメラ21で交通違反を犯すか犯す疑いがある当該車両2乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、地図生成機能で当該車両2乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両2乃至二輪車の車両ナンバ等に対応した上記通信ユニット14の特定に関する情報、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタ5に受信させ、かつ当該情報監視センタ5が当該車両ナンバ等に対応した上記通信ユニット14に対し当該車両2乃至二輪車の現在位置に関する情報の発信を促す情報を発信するとともに、当該現在位置に関する情報信号を受信して当該現在位置や移動軌跡を管理するようにしたからであり、これによって、取締官は、監視携帯端末器4を常時監視しなくとも情報管理センタ5が上述の管理を実施するため、自らが担う任務のうち他の所要の任務に専念したとしても何ら問題なく、上述した交通違反を犯すか犯す疑いがある上記車両2乃至二輪車の監視を継続することが可能となるのであり、この結果として、上述と同じく当該車両2乃至二輪車は交通違反の取締まりから逃れることができず、また車両2等を窃盗した犯罪者にしても盗難車両2等の検知から逃れることができず、広域において交通違反の取締まり効率が格段に向上するとともに窃盗犯の検挙率が向上するのであり、従って上述と同様に上述の如き効果を奏することができるのである。
【0047】
上記通信ユニット14の呼び出し番号を、あらかじめ上記車両2乃至二輪車のナンバープレート1に表記された車両ナンバの4桁の数字、運輸支局を示す地名、分類番号、及び区分文字等のサブ的項目により一意的に定める場合、全国の各車両2乃至二輪車のアドレス番号、即ち呼び出し番号を極めて容易かつ確実に認識することが可能で、このことは取締官のみならず誰の目から見ても明らかであり通信ユニット14の利用をより有効成らしめるものとして最も効果が大きい。
【0048】
交通違反として駐車違反確定時以後も駐車し続ける上記車両2乃至二輪車を認識した場合、上記監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の静止画の撮影を再度もう一度行い、日付、現在時刻、車両ナンバ等の書き込みを行うとともに、必要に応じて当該車両2乃至二輪車付近の地図をも含め情報管理センタ5に対し発信するため、交通違反の状況を確実に記録し保存することができるとともに交通違反を犯した証拠として活用することができ、情報管理センタ5側においても交通違反の取締まりに十分な情報を確保することができ、結果として交通違反取締まりの機能を強化することができる。
【0049】
監視携帯端末器4が上記情報管理システム5が発信した交通違反確定のうち例えば駐車違反確定を示す情報を受信した場合も、取締官が駐車違反確定の上記車両2乃至二輪車の駐車位置へ向い当該監視携帯端末器4のカメラ21で当該車両2乃至二輪車の静止画を撮影し、日付、時刻、車両ナンバ等を書き込むとともに、更に必要に応じて当該監視携帯端末器4乃至上記情報管理センタ5の地図生成機能で生成した当該車両乃至二輪車付近の地図をも含め上記情報管理センタ5に対し発信するため、この場合も上記情報管理センタ5では、上述と同様に上述の情報(即ち静止画、日付、時刻、現在位置、車両ナンバ等)の情報の管理とともに駐車違反取締まりに必要な情報を恙無く収集し管理することができ、同じく結果として交通違反取締まりの機能をより強化することができる。
【0050】
上記監視携帯端末器4の使用に際し、切換操作ボタン、乃至選択操作ボタン(静止画用ボタン22,動画用ボタン23)を適宜操作することで静止画の撮影と動画の撮影を切り換えることが可能であるため、交通違反発見の種別に応じて使い分け、交通違反取締まりに関してより明確かつ的確で有用な情報を入手することができる。
【0051】
上記監視携帯端末器4の使用に際し、所要の操作を行うと、駐車違反等の交通違反発見時の上記車両2乃至二輪車の静止画または動画に日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、かつ駐車違反等の交通違反確定後の当該車両2乃至二輪車の静止画または動画にも日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込めるため、交通違反の取締まりに利用する静止画または動画を別件のものと混同してしまう虞がないとともに、交通違反者に対しても当該静止画または動画が確実に自らの交通違反に関係するものであることを認めさせるのに有効であり、違反を否認する口実を却下するのに有益である。
【0052】
上記車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む上記静止画や動画、当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の上記地図、及び必要に応じて当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等を認識、取得、乃至生成した場合、これらの上記静止画等の情報を記憶部25に記憶するとともに画像表示部26に画像表示するため、取締官にとっては当該情報を消去しない限り何時でも再確認することが可能であり、従って例えば駐車違反取締まりの場合、違法駐車の車両2等の現場の駐車位置を誤りなくかつ速やかに認識(目で読む)することが可能で、筆記等を必要とする余計な記録物(記録用紙等)を用意する必要がなく、常に身軽で任務に専念することができる。
【0053】
例えば駐車違反の取締まりを行う場合等においては、監視携帯端末器4を例えばプリンタ(図示せず)に接続することで駐車違反を犯した上記車両2乃至二輪車の上記静止画や上記地図をも含めた交通違反取締まり書10をプリントし、当該車両2乃至二輪車に貼り付けることができるため、駐車違反の車両2等に対し速やかに対応することが可能で、機能的にも充実し万全の体制を築くことができる。
【0054】
上記交通違反取締まり書10の裏面側には粘着剤が塗布されているため、粘着防止シートを剥がせば交通違反を犯した上記車両2乃至二輪車等に簡単に貼り付けることができ、作業をスピーディに行うことができる。このことは例えば多くの駐車違反を取締まる場合等により有効な利点となる。
【0055】
上記車両2、二輪車、乃至上記ナンバープレート1に対し上記GPSユニット13、上記通信ユニット14、及び上記盗難検知部11を備えた場合、例えば窃盗犯が当該ナンバープレート1を取り外す目的で電源線11aを切断すると、充電器12から当該GPSユニット13、及び当該通信ユニット14に対し電源供給が行われるため、当該GPSユニット13、及び当該通信ユニット14が支障なく動作を継続することができ、かつ当該通信ユニット14の作動で盗難発生、及び現在位置の情報を発信し、当該車両2等の所有者側の端末(携帯端末)や上記情報管理センタ5に受信させることが可能となり、盗難された車両2等を短時間で取り戻せるとともに窃盗犯をも検挙することが可能となる。しかも盗難検知部11が盗難を検知した場合、鳴動部(図示せず)から鳴動音を発生させさせるようにすると、周囲に車両2等の盗難事件が発生していることを知らせることができるとともに、この機能を知った窃盗犯の常習者等に車両2等の窃盗を諦めさせるという効果も期待できる。
【0056】
上記鳴動部に、上記車両2、二輪車にあらかじめ備わるクラクション(図示せず)を適用した場合、より大きな音を発生させることが可能であるから、上述の効果がより一層威力を増す。
【0057】
上記情報管理センタ5の稼動に際し、上記監視携帯端末器4から受信した情報が静止画であれば一方の管轄部所において管理させ、動画であれば他方の管轄部所において管理させるため、交通違反取締まりの事務手続き上の煩雑さを解消できるとともに諸種の誤りを生じることを防止でき、総じて双方を効率良く管理できる。また後に例えば諸々の捜査等の目的で閲覧を行う場合にも閲覧対象が効率良く整理されているため無駄を省いて効率良く作業を終えることができる。
【0058】
上記情報管理センタ5の稼動に際し、例えば駐車違反の疑いがある上記車両2乃至二輪車の監視を行った結果、駐車違反確定時刻前に当該車両2乃至二輪車が移動した場合は上記監視携帯端末器4に対し当該車両2乃至二輪車に関する情報の削除を指令し、駐車違反確定の車両2乃至二輪車がある場合には上記監視携帯端末器4に対し駐車違反の上記車両2乃至二輪車が存在することを通知するため、取締官としては取締まり区域を無駄に巡回する必要がなく、情報管理センタ5からの情報発信を受信した監視携帯端末器4の起動に基づいて駐車違反の車両2等の現場の現在位置に対し随時直行することが可能となるものであり、巡回の効率が向上するとともに駐車違反取締まりの効率も向上する。
【0059】
上記監視携帯端末器4の使用に際し、上記情報管理センタ5から例えば駐車違反の疑いがあった上記車両2乃至二輪車に関する情報の消去の指令を示す情報を受信した場合、所要の記憶部25及び画像表示部26から当該車両2乃至二輪車に関する情報を自動的に消去するため、取締官としては過去に記憶した駐車違反の疑いに関する情報については一切振り返って再確認等の管理を行う必要がなく常に新しい状況にのみ対応してゆけば良い。従って取締まり作業の負担を軽減することができ、効率的な取締まりを可能にする。
【0060】
上記情報管理センタ5の稼動に際し、上記車両2乃至二輪車、または上記ナンバープレート1側が発信した情報信号を上記複数地点のアンテナ機構(図示せず)に受信させることで当該車両2乃至二輪車の現在位置を測位することでも上述の如く交通違反の取締まりや車両2等の窃盗事件を取締まる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明する説明図である。
【図2】同じくナンバープレートの概略構成を示す要部透過の背面図である。
【図3】同じく監視携帯端末器の構成を示すブロック図である。
【図4】同じく情報管理センタの構成を示すブロック図である。
【図5】同じく交通違反取締まり書10の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ナンバープレート         2…車両
3a,3b,3c…人工衛星      4…監視携帯端末器
5…情報管理センタ          6…コンピュータ
7…記録情報             10…交通違反取締まり書
11…盗難検知部           11a…電源線
12…充電器             13…GPSユニット
14…通信ユニット
21…カメラ             22…静止画用ボタン
23…動画用ボタン          24…走査部
25…記憶部             26…画像表示部
27…GPS機能ユニット       28…GPS受信部
29…現在位置検出部         30…地図生成部
31…情報消去部           32…通信部
41…送受信ユニット         42…現在位置検出部
43…タイマ             44…記憶部
45…駐車違反監視部         46…移動監視部
47…画像認識部           48…静止画管理部
49…動画管理部

Claims (16)

  1. 車両、二輪車に対し当該車両乃至二輪車の現在位置を測位するGPSユニット、及び当該現在位置を示す情報を発信できる通信ユニットを備え、当該車両乃至二輪車が交通違反を犯すか、犯す疑いがある場合、監視携帯端末器のカメラで当該車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等に対応する情報であって、あるいは上記車両乃至二輪車の現在位置に関する情報をも含めた情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタに受信させ、当該情報監視センタが当該車両ナンバ等、及び現在位置や移動軌跡を管理するとともに当該車両乃至二輪車の交通違反を監視することを特徴とする交通違反取締まりシステム。
  2. 車両、二輪車のナンバープレートに対し当該車両乃至二輪車の現在位置を測位するGPSユニット、及び当該現在位置を示す情報を発信できる通信ユニットを備え、当該車両乃至二輪車が交通違反を犯すか、犯す疑いがある場合、監視携帯端末器のカメラで当該車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等に対応する情報であって、あるいは上記車両乃至二輪車の現在位置に関する情報をも含めた情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して情報管理センタに受信させ、当該情報監視センタから当該車両ナンバ等に対応した上記車両乃至二輪車の上記通信ユニットに対し当該車両乃至二輪車の現在位置に関する情報の発信を促す情報を発信し、当該情報管理センタが当該車両ナンバ等、及び現在位置や移動軌跡を管理するとともに当該車両乃至二輪車の交通違反を監視することを特徴とする交通違反取締まりシステム。
  3. 上記通信ユニットの呼び出し番号は、上記車両乃至二輪車のナンバープレートにあらかじめ表記された車両ナンバの4桁の数字と数字的に対応関係があるとともに、必要に応じて当該ナンバープレートに同じくあらかじめ表記された運輸支局を示す地名、分類番号、及び区分文字等のサブ的項目をも当該車両ナンバの前または後ろに付加することで一意的に定め、この定め方により全車両、全二輪車の通信ユニットに対し個別の呼び出し番号が割り当てられることを特徴とする請求項1または2記載の交通違反取締まりシステム。
  4. 上記監視携帯端末器は、上記車両乃至二輪車の交通違反確定時以後の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ地図生成機能で当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の地図を生成し、発信機能で当該車両乃至二輪車の車両ナンバ等に対応した上記通信ユニットの特定に関する情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して上記情報管理センタに受信させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  5. 上記監視携帯端末器は、上記情報管理センタからの交通違反確定を示す情報を受信したことで上記車両乃至二輪車の交通違反確定時の日付、時刻、車両ナンバ等を含む静止画、あるいは動画を撮影し、かつ必要に応じて当該監視携帯端末器乃至上記情報管理センタの地図生成機能で生成した当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の地図を取得し、発信機能で当該車両乃至二輪車の車両ナンバ等に対応する上記通信ユニットの特定に関する情報を発信するか、乃至は上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた当該情報を発信して上記情報管理センタに受信させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  6. 上記監視携帯端末器は、交通違反の上記車両乃至二輪車を撮影する際、静止画の撮影と動画の撮影を切り換える切換操作ボタン、乃至選択操作ボタンを備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  7. 上記監視携帯端末器は、所要の操作で、駐車違反等の交通違反の疑いがある上記車両乃至二輪車の静止画または動画に日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、かつ駐車違反等の交通違反確定後の当該車両乃至二輪車の静止画または動画にも日付、時刻、上記車両ナンバ、及び上記サブ的項目を書き込め、何れも上記情報管理センタに対し発信可能であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  8. 上記監視携帯端末器は、上記車両乃至二輪車の日付、時刻、車両ナンバ等を含む上記静止画、あるいは動画、当該車両位置乃至二輪車位置を示す当該車両乃至二輪車付近の上記地図、及び必要に応じて当該車両乃至二輪車を特定する車両ナンバ等を記憶部に記憶するとともに画像表示部に画像表示することを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  9. 上記監視携帯端末器には、上記静止画や動画、あるいは上記地図をも含めた交通違反取締まり書をプリントするプリンタを備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  10. 上記交通違反取締まり書の裏面側には粘着剤が塗布されているとともに、必要に応じて粘着防止シートが貼り付けられていることを特徴とする請求項1乃至11の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  11. 上記車両、二輪車、乃至上記ナンバープレートにおける上記GPSユニット、及び上記通信ユニット側に対し盗難検知部を介して電源を供給する電源線を上記車両乃至二輪車のバッテリ側に接続するとともに、当該電源線から充電する充電器を備え、上記電源線からの電源の供給が遮断された場合に上記盗難検知部の作動とともに上記充電器からの電圧・電流で鳴動部から鳴動音を発生させ、かつ上記通信ユニットから盗難発生、及び現在位置を示す情報を発信させることを特徴とする請求項1乃至10の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  12. 上記鳴動部は、上記車両、二輪車にあらかじめ備わるクラクションであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  13. 上記情報管理センタは、上記監視携帯端末器から受信した情報が静止画である場合と動画である場合とを認識し、双方を別々の管轄部所で管理することを特徴とする請求項1乃至12の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  14. 上記情報管理センタは、上記車両乃至二輪車の現在位置を監視した結果として、駐車違反確定時刻前に当該車両乃至二輪車が移動したことを検出した場合には上記監視携帯端末器に対し当該車両乃至二輪車に関する情報の削除を指令する情報を発信して当該監視携帯端末器から削除させ、駐車違反確定時に当該車両乃至二輪車が依然と駐車中であることを検出した場合には上記監視携帯端末器に対し駐車違反の上記車両乃至二輪車が存在することを示す情報、車両ナンバ等、及び駐車違反の現在位置に関する情報を発信することを特徴とする請求項1乃至13の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  15. 上記監視携帯端末器には、駐車違反の確定前に上記車両乃至二輪車が移動したことで、上記情報管理センタから当該車両乃至二輪車に関する情報の消去の指令を示す情報が受信された場合、所要の記憶部及び画像表示部から当該車両乃至二輪車に関する情報を自動的に消去する機能を備えることを特徴とする請求項1乃至14の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
  16. 上記情報管理センタは、通信可能である複数地点のアンテナ機構に上記通信ユニットから発信された情報信号を受信させることで上記車両乃至二輪車の現在位置を測位することを特徴とする請求項1乃至15の何れか記載の交通違反取締まりシステム。
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