JP2002175355A - Icカード旅客輸送券及びicカード旅客輸送券警報システム - Google Patents

Icカード旅客輸送券及びicカード旅客輸送券警報システム

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JP2002175355A
JP2002175355A JP2000374492A JP2000374492A JP2002175355A JP 2002175355 A JP2002175355 A JP 2002175355A JP 2000374492 A JP2000374492 A JP 2000374492A JP 2000374492 A JP2000374492 A JP 2000374492A JP 2002175355 A JP2002175355 A JP 2002175355A
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Haruo Arai
治男 新井
Kiyomi Kishi
清美 岸
Masao Makino
正男 牧野
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Hitachi Information and Control Systems Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触型ICカードを用いる旅客輸送券に各
種警報機能を持たせ、旅客輸送券の使い勝手を向上さ
せ、また、紛失・盗難を防止する。 【解決手段】 ICカード1、駅情報発信装置2、IC
カード監視装置3から成るシステムを構築し、ICカー
ド1に遠距離向け、近距離向けの無線タグ及び警報機能
を付加する。ICカード1が無線タグにより、通過駅情
報、乗車駅情報、ICカード監視装置3との相互監視情
報を受信し、これに時計機能も利用して、乗り越し警
報、不正乗車事前警報、紛失盗難警報、期限切れ警報を
実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード旅客輸
送券を用いる旅客輸送機関の改札システムに関し、特に
利用者に各種の警報を行う警報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードの無線機能を使用した改札シ
ステムに関しては、ICカード表面に温度変化により印
字及び消去可能なサーモクロミック層を積層し、旅客輸
送券を再利用可能としたICカード応用技術(特開平1
1−42874号公報)が知られている。また、旅客輸
送券のうち座席指定券に関しては、従来、券の偽造や変
造の防止を目的としてICカード座席指定券を使用して
自動検札を行うシステム(特開平8−18546号公
報)が知られており、更に、座席指定において座席の利
用効率を高めることを可能とする座席指定方法におい
て、指定券の発券時は予約番号のみをICカードに出力
し、座席利用直前に最適座席利用効率となるような最終
座席番号をICカードに決定表示させる応用技術(特開
平11−213181号公報)が知られている。
【0003】以上のように、従来、ICカード旅客輸送
券としては、券面印字及び消去による再利用を前提とし
た複合券、及び座席指定券として自動検札システムに利
用したもの、同じく座席指定券として利用直前に購入時
の予約番号を専用の座席番号確定装置により座席番号に
切替表示するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のICカードを使
用した旅客輸送券は、使い捨てだった切符を、ICカー
ド採用により旅客輸送券として再利用を可能とし、また
ICカード内の内部情報を改札システム間で授受し、精
算等に応用することを意図したシステム構成技術に限ら
れたものであった。
【0005】ところで、ICカードによる旅客輸送券
は、一枚あたりの原価も従来の磁気カードに比べて高
く、利用者の紛失に伴う再発行時には、カード代金の上
乗せ徴収が予想される。また複合切符としてICカード
旅客輸送券を使うと用途が複雑となり、利用者が意図し
ない使い方や、不正使用を行ってしまう可能性も増大す
る。しかしながら従来のインテリジェント改札システム
においては、利用者に対する、使用にあたっての異常使
用の防止機能や、警報機能を持ったものは存在していな
い。本発明の目的は、非接触型ICカードを用いる旅客
輸送券において、カード面に電子的な警報出力装置を設
置し、利用者に対する各種警報機能を持たせ、旅客輸送
券の使い勝手を向上させること、及び紛失・盗難の防止
を可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、非接触型ICカード、駅情報発
信装置、ICカード監視装置から成るシステムを構築
し、ICカード1に遠距離向け、近距離向けの無線タグ
及び警報機能を付加する。ICカードの遠距離タイプ無
線タグは、乗車駅又は通過駅に設置された発信装置から
の情報を受信し、ICカード利用者が現在どこにいるか
を判断して、「乗り越し警報」、「不正乗車事前警報」
を行う。近距離タイプ無線タグは、ICカードと対にな
った個人携帯型発信装置からの情報を受信し、ICカー
ドが利用者から一定距離離れたことを判断して、「紛失
盗難警報」を行う。また、ICカードの時計機能は、旅
客輸送券の使用期限切れの時期を判断し、「期限切れ警
報」を行う。
【0007】以上の警報機能により、旅客輸送券に付加
する機能を複合拡張しても、利用者の「うっかり使用」
を防止することが可能になり、インテリジェント改札シ
ステムの使い勝手が飛躍的に向上する。また、非接触型
ICカードを用いる旅客輸送券の紛失や盗難の防止を可
能とする。
【0008】すなわち、本発明によるICカード旅客輸
送券は、非接触ICカードを用いたICカード旅客輸送
券において、旅客輸送券に関する情報を保持するメモリ
と、使用中の旅客輸送券を特定する旅客輸送券特定機能
と、特定された旅客輸送券から降車駅を特定する降車駅
特定機能と、駅情報を受信する無線タグと、無線タグに
よって受信した駅情報と降車駅特定機能によって特定さ
れた降車駅の情報とに基づき降車駅が近づいたとき警報
を発生する警報発生手段とを備えることを特徴とする。
【0009】駅情報は、乗車中の列車等の通過駅あるい
は接近中の駅を特定するためのコード情報であり、列車
内に設置された駅情報発信装置から列車内に向けて発信
される。あるいは、駅の近辺に設置された駅情報発信装
置から通過中の列車に向けて発信される。警報発生手段
が発生する警報は、ブザーの鳴動、バイブレータの振
動、ICカード旅客輸送券の表示部への警報情報表示、
ICカード旅客輸送券の表示部全体の点滅表示等、任意
の方法によって行うことができる。
【0010】本発明によるICカード旅客輸送券は、ま
た、非接触ICカードを用いたICカード旅客輸送券で
あって、旅客輸送券に関する情報を保持するメモリと、
時計機能と、期限切れ警報の余裕期間を設定する期間設
定手段と、警報を発生する警報発生手段とを備え、定期
的に前記メモリ内に保持されている旅客輸送券の有効期
限の最終日までの日数と前記期間設定手段で設定された
余裕期間とを比較し、有効期限の最終日までの日数が余
裕期間以下であるとき警報発生手段を駆動することを特
徴とする。
【0011】本発明によるICカード旅客輸送券警報シ
ステムは、駅の近辺あるいは旅客輸送手段内に設置され
て駅情報を発信する駅情報発信装置と、旅客輸送券に関
する情報を保持するメモリと、使用中の旅客輸送券を特
定する旅客輸送券特定機能と、特定された旅客輸送券か
ら降車駅を特定する降車駅特定機能と、駅情報を受信す
る無線タグと、無線タグによって受信した駅情報と降車
駅特定機能によって特定された降車駅の情報とに基づき
降車駅が近づいたとき警報を発生する警報発生手段とを
備えるICカード旅客輸送券とを含むことを特徴とす
る。
【0012】本発明によるICカード旅客輸送券警報シ
ステムは、また、駅に設置されて所定周期で駅情報を発
信する駅情報発信装置と、改札装置と、旅客輸送券に関
する情報を保持するメモリと、駅情報発信装置から発信
された駅情報を受信する無線タグと、タイマー手段と、
警報を発生する警報発生手段とを備えるICカード旅客
輸送券とを含み、駅の外部から改札装置に近づくICカ
ード旅客輸送券中に当該改札装置を通過可能な旅客輸送
券の情報が無い場合それを改札通過前に警報するICカ
ード旅客輸送券警報システムであって、改札装置は降車
後の改札時にICカード旅客輸送券のタイマー手段をス
タートさせ、ICカード旅客輸送券は、無線タグで駅情
報発信装置から発信された駅情報を受信したとき、メモ
リ内に使用中の旅客輸送券の情報が無く、メモリ内に当
該駅の改札装置を通過可能な旅客輸送券に関する情報が
保持されておらず、タイマーがスタートしてからの経過
時間が予め設定された時間内でもないならば警報発生手
段を動作させることを特徴とする。
【0013】本発明による警報システムは、送信手段、
受信手段及び第1の警報発生手段を備える非接触ICカ
ードと、送信手段、受信手段及び第2の警報発生手段を
備えるICカード監視装置とを含み、非接触ICカード
はICカード監視装置から発信された情報を受信したと
き応答情報を発信し、ICカード監視装置は非接触IC
カードから発信された応答情報を受信したとき所定の時
間をおいてICカードに向けた情報を発信し、非接触I
Cカードは一定時間以上ICカード監視装置から発信さ
れた情報の受信が無いとき第1の警報発生手段を動作さ
せ、ICカード監視装置は一定時間以上非接触ICカー
ドから発信された応答情報の受信が無いとき第2の警報
発生手段を動作させることを特徴とする。
【0014】上記警報機能の付加によりインテリジェン
ト改札システムは、次の4種の効果を持つ。第1に、居
眠りやうっかりによる列車乗り越しを防止できる。第2
に、カードの不正使用を改札でチェックアウトされる以
前に検知することができ、利用者の勘違いを気付かせる
ことができるばかりでなく、改札機の混雑を防止するこ
とができる。
【0015】第3に、ICカードを紛失したり盗まれた
りしたことをタイムリーに利用者が知ることができ、さ
らにICカードの在処も警報音及びバイブレータで知る
ことができる。これは紛失したカードを直ちに回収でき
るメリットばかりでなく、すり等の犯罪防止の効果も持
つ。第4の効果として、期限切れ間近の旅客輸送券機能
を期限が切れる前に知ることができ、払い戻しをするこ
とで機能を無駄にしない効果や、うっかり期限切れを忘
れてICカードを使用する間違いを防ぐ効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。最初に、本発明によるインテリジェント改
札システムにおける警報システムの全体構成を図1に示
す。この警報システムは、旅客輸送券として使用される
ICカード1、ICカード1に駅情報を送信する駅情報
発信装置2、ICカード1と情報の授受を行い、ICカ
ードが一定距離内に存在することを検知するICカード
監視装置3から構成される。
【0017】ICカード1は、カード内の各機能を制御
するICカード制御機能11、駅情報発信装置2から駅
情報を受信する遠距離受信機能12、監視装置3から個
人情報を受信する近距離受信機能13、同じく監視装置
3へカードIDを送信する近距離送信装置14、警報を
出力するICカード警報機能15、及びICカード内の
メモリ18に記録された旅客輸送券の機能種別やそれに
付随する情報を表示する券情報表示機能16、現在時刻
を管理する時計機能17を備える。
【0018】なお、ICカード1は、旅客輸送券として
の基本機能である旅客輸送券機能、すなわち旅客輸送の
一般乗車・降車を管理する乗車券機能、旅客輸送機関の
座席予約を管理する指定券機能、特殊な目的での切符を
管理するイベント切符機能、いわゆる定期券を管理する
定期券機能、特定区間の回数乗車券を管理する回数券機
能、切符をキャッシュレスで管理するプリペイドカード
機能等を有しており、これら各旅客輸送券機能の券情報
はメモリ18に記憶されている。旅客輸送券機能の券情
報は、図示しない発券装置と通信して旅客輸送券を購入
することによってICカード1のメモリ18に書き込ま
れる。
【0019】駅情報発信装置2は、旅客輸送機関の駅を
個別に識別できる情報、例えば駅のコード信号、を送信
する駅情報送信機能21を備える。ICカード監視装置
3は、装置内の各機能を制御する監視装置制御機能3
1、ICカード1へ監視装置3の個人情報(ICカード
の識別コード)を送信する個人情報送信機能32、IC
カード1のカードIDを受信するカードID受信機能3
3、ICカードからのカードIDが受信不能となった
時、警報出力するための監視装置警報機能34を備え
る。
【0020】図2に、本発明によるICカード1の外観
図及び上面図とICカード監視装置3の外観図を示す。
図2(a)に示したICカード外観図から分かるよう
に、ICカード1は、カード表面に組み込まれた券情報
の表示部16、警報時に警報の内容を表示する警報表示
領域153、表示切替ボタン161、ブザーの鳴動、バ
イブレータの振動、ICカード旅客輸送券の表示部への
警報情報表示指示等の機能を持つICカード警報装置1
5、ICカード音量調整/警報日付設定ボタン151、
ICカード警報種別切り替えボタン152、バイブレー
タ機能の有効/無効切替えスイッチ154を示してい
る。表示切替ボタン161は、カード表面に組み込まれ
た券情報の表示を切替える機能を有する。具体的には、
乗車券、指定券、イベント切符、定期券、回数券、プリ
ペイドカードの内容が表示される。
【0021】警報時に詳細内容を表示する警報表示領域
153には、警報種別と警報内容の詳細表示を行うもの
とする。警報の設定は、ICカード警報切り替えボタン
152で警報種別(後述)を切り替えた後、ICカード
音量調整/警報日付設定ボタン151により、警報種別
毎の音量の増減の調整と消音及び期限切れ警報の場合、
何日前に警報を発するかの設定を行う。また、バイブレ
ータ機能の有効/無効切替えスイッチ154で、警報時
にICカード1のバイブレーションを行うか否かを切り
替える。
【0022】尚、本発明で記述する警報種別は、以下の
4種類である。 乗り越し警報 不正乗車事前警報 紛失盗難警報 期限切れ警報
【0023】次に、図2(b)のICカード上面図を参
照して、カード表面に組み込まれた表示機能16と警報
時に内容を表示する警報表示領域153の内容を説明す
る。カギ括弧内は、表示部16及び警報表示領域153
に記された領域の名称である。「旅客輸送種別」は、旅
客輸送会社や団体名等を表示する領域である。他社への
乗り継ぎを行う時には、乗り継いだ時点で「旅客輸送種
別」は自動更新される。「機能名」は、ICカード1の
機能種別を表示する領域である。具体的には、乗車券、
指定券、イベント切符、定期券、回数券、プリペイドカ
ードの各機能が表示される。表示切替ボタン161によ
り各種機能の表示切替えを行う。「乗車駅」は、ICカ
ード1を使用して乗車した駅名を表示する領域である。
「有効/無効」は、「機能名」で示される旅客輸送券機
能が有効か無効かを表示する領域である。
【0024】「使用中」は、「機能名」で示される旅客
輸送券機能がその時点で乗車中である場合、使用されて
いるか否かを表示する領域である。具体的には、ICカ
ード1が改札装置から駅へ入る場合に、乗車券→指定券
→イベント切符→定期券→回数券→プリペイドカードの
優先順位で該当駅から乗車に問題ない券を判定し、最初
に見つかった券が“使用中”となる。「利用可能区間」
は、該当「機能名」の旅客輸送券の使用期限を表示する
領域である。「有効/無効」は「機能名」で示される旅
客輸送券機能が有効か無効かを表示する領域である。I
Cカード1の時計機能17によって期限が切れた機能は
自動消去される。但し、「使用中」の機能については、
期限が切れても勝手に消去されず、改札を出る時点で消
去される。
【0025】「付属情報」は、前記「機能名」に固有の
情報を表示する領域である。例えば、旅客輸送券が乗車
券の場合は、乗車駅名、降車駅名が付属情報である。ま
た、プリペイドカード機能の場合は残金、使用履歴及び
組み合わせの使用可否が付属情報である。組み合わせ使
用可否とは、乗車券、定期券及び回数券機能での乗車か
ら乗り越しをした場合にプリペイドカードによる自動清
算をしても良いか否かを意味するもので、利用客がカー
ド購入時に選択することができる。
【0026】「警報種別」は、警報を発した場合に前記
警報種別のどの警報かを表示する。表示される警報種別
は警報種別は、乗り越し警報、不正乗車事前警報、紛失
盗難警報、期限切れ警報の4種類である。「警報内容詳
細表示」は、警報を発した場合に警報種別にあわせた詳
細な内容を表示する。例えば、予めICカード警報切り
替えボタン152で期限切れ警報を選択して定期券の機
能名を選択し、ICカード音量調整/警報日付設定ボタ
ン151を用いて3日前に警報を出すように設定してあ
る場合には、期限切れ3日前になった時に「警報内容詳
細表示」の箇所に「定期券の期限切れが3日前です」と
表示される。また、予めICカード警報切り替えボタン
152で期限切れ警報を選択してプリペイドカードの機
能名を選択し、ICカード音量調整/警報日付設定ボタ
ン151を用いて1000円と警報設定してある場合に
は、プリペイドカードの残金が1000円以下になった
時に残金を表示して警告を行う。
【0027】図2(c)には、ICカード監視装置の一
例として、キーホルダー型のICカード監視装置3を示
す。このキーホルダー型のICカード監視装置3は、ブ
ザーの鳴動、バイブレータの振動等の機能を持つ監視装
置警報装置34、警報装置音量調節ボタン341、バイ
ブレータ機能の有効/無効切替えスイッチ342を備え
る。ICカード監視装置3は、利用者が所有するICカ
ード1と対で使用されるものであり、双方の距離が離れ
た時に、紛失盗難警報を出力するものである。従って、
ICカード1と共に同時に紛失しては意味がなく、利用
者がICカード1と共に携帯する必要があるので、図示
の例ではキーホルダー型としたが、形そのものは、カー
ド型、ペン型等、様々な形態であってかまわない。
【0028】図3に、ICカード1のICカード制御機
能11とメモリ18の機能構成を示す。ICカード制御
機能11は、機能全体を管理する全体制御機能111
と、駅情報発信装置2から駅情報を受信する遠距離受信
機能12、監視装置3から個人情報を受信する近距離受
信機能13、同じく監視装置3へカードIDを送信する
近距離送信装置近距離送信機能14、警報を出力するI
Cカード警報機能15、及び旅客輸送券の機能種別やそ
れに付随する情報を表示する券情報表示機能16、上記
12〜16機能との情報の授受を行う入出力I/F機能
112、ICカードの現在時刻を管理するする時計機能
17、降車予定駅に近づくと降車を促す乗り越し警報機
能113、不正乗車を防止する不正乗車事前警報機能1
14、ICカード1の紛失及び盗難を防止する紛失盗難
警報機能115、旅客輸送券の有効期限切れを警報する
期限切れ警報機能116、旅客輸送券としての基本機能
である旅客輸送券機能117、すなわち旅客輸送の一般
乗車・降車を管理する乗車券機能、旅客輸送機関の座席
予約を管理する指定券機能、特殊な目的での切符を管理
するイベント切符機能、いわゆる定期券を管理する定期
券機能、特定区間の回数乗車券を管理する回数券機能、
切符をキャッシュレスで管理するプリペイドカード機能
等を有している。旅客輸送券機能117の券情報は、図
示しない発券装置と通信して旅客輸送券を購入すること
によってICカード1のメモリ18に書き込まれる。た
だし、ICカード1の持つこれらの旅客輸送券機能11
7の内容は、本発明の警報システムの説明とは直接の関
連を有さないため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0029】メモリ18は、ICカード1が持つ各種警
報機能(113〜116)を実現するため警報機能別に
警報鳴動のON/OFF、ボリューム、バイブレータの
ON/OFFなどの出力設定情報、監視間隔、警報出力
を降車駅何駅前または何日前の何時から行うかの事前設
定情報、警報表示出力内容を格納した警報情報181、
カードのID情報、カードの持ち主の個人情報を格納し
たカード識別情報182、旅客輸送券機能117の各旅
客輸送券の機能別券情報183を保持する。また、全体
制御機能111がメモリ18の管理を行う。以下、IC
カード1の該当警報機能の処理をフロー化し、図4〜図
7を用いて説明する。
【0030】図4は、乗り越し警報機能113の処理説
明である。乗り越し警報は、ICカード1の遠距離型無
線タグを使用して出力される警報である。旅客輸送機関
の列車内には駅情報発信装置2が設置されており、この
駅情報発信装置2は、列車が駅を通過するタイミング
で、駅情報発信機能21により、駅情報を発信する(S
11)。駅情報とは、列車が通過中の駅を特定するため
の駅に固有なコード情報である。
【0031】列車内の駅情報発信装置2から発信された
駅情報は、該当駅を通過中であった利用客のICカード
1の遠距離受信機能12により受信される(S12)。
従って、この駅情報の有効受信距離は、列車内部であ
り、数十メートルのオーダーである。また、駅情報発信
装置2が発信する駅情報は、特定のICカードに向けて
発信されるものではなく、受信可能範囲内に存在するす
べてのICカードに向けて発信されるものである。
【0032】ICカード1は、普通乗車券、定期券、回
数券等の切符種別を複数種類保有できる複合機能を有し
ている。駅情報を受信したICカード1は、該当カード
が保有している旅客輸送券の複合機能のうち現在いずれ
の券が使われているかを特定し、降車駅を特定する。具
体的には、ICカード1が改札装置から駅へ入る場合
に、「使用中」とされた券から更に連続使用可能な券
を、乗車券→指定券→イベント切符→定期券→回数券の
優先順位で検索し、連続使用可能な券が存在した場合
は、降車駅を連続使用可能な券の降車駅に変更する。連
続乗車が可能な券が存在しない場合は、「使用中」の券
の降車駅とする。また、「使用中」の券が存在しない場
合、降車駅は特定されない(S13)。降車駅が特定さ
れていない場合、該当ICカード1とは異なる旅客輸送
券が使用されているとみなし、乗り越し警報は行わない
(S14)。
【0033】次に、ICカード1は、駅情報発信装置2
から受信した駅情報から現在通過駅を知り、上記で特定
された降車駅との距離または駅区間数を求める。そし
て、現在通過駅が降車駅に接近し、ICカード1のメモ
リ18に格納された警告情報181の降車駅の事前駅数
前であると判断されたら(S15)、ICカード警報機
能15により、警報音及びバイブレータを鳴動し、警報
理由表示領域153の警報種別に「乗り越し警報」、警
報内容詳細表示領域に「降車駅が近づいている」旨の表
示を行う(S16)。
【0034】乗り越し警報機能113は、地理不案内な
地方で旅行している利用者に降車駅を教えたり、定期券
機能を使用した通勤・通学目的の利用者の居眠り等によ
る乗り越しを防止する、等の効果が期待でき、利用者の
使い勝手が大きく広がるものである。
【0035】図5は、不正乗車事前警報機能114の処
理説明である。不正乗車事前警報も、ICカード1の遠
距離無線タグを使用して出力される機能である。この場
合、列車内とは別に旅客輸送機関の各駅の改札装置付近
に駅情報発信装置2を設置する。
【0036】駅情報発信装置2は、数秒周期で駅情報送
信機能21により駅情報を発信する(S21)。駅情報
とは、改札が設置されている駅の固有情報である。駅情
報発信装置2から発信された駅情報は、これから乗車あ
るいは降車しようとしている利用者のICカード1の遠
距離受信装置12により受信される(S22)。従っ
て、この駅情報の有効受信距離は、改札付近の数メート
ルのオーダーである。
【0037】駅情報を受信したICカード1は、まずI
Cカードの所持者が駅の改札を通って駅から出ようとし
ているのか駅に入ろうとしているのか判定するため、
「使用中」とされた券があるかどうかを検索する(S2
3)。「使用中」の券が無いと判定される場合には、乗
車のために駅の外部から改札に近づいている場合と、降
車して改札を通った直後の場合とが考えられる。後者の
場合、乗車に使われた券機能は改札を出る時の改札機と
の交信によって削除されてしまい(定期券のように券情
報自体が削除されない場合もあるが、その場合でも「使
用中」という情報は削除される)、この状態で駅情報発
信装置2から発信される駅情報を受信することがあるか
らである。
【0038】降車して改札を通った直後に「使用中」の
券の状態で警報を出すと誤報になるため、S23で「使
用中」の券が無いと判定された場合には、降車後一定時
間経過しているかを判定する(S24)。S24は、改
札を出るときにセットされるタイマーにより判断する。
こうして、降車後改札を通って駅情報の受信圏外に出る
までの一定期間内は、以下の処理は行わず処理終了す
る。
【0039】降車後一定時間内で無い場合には、駅情報
を受信したICカード1は、該当カードが保有している
旅客輸送券の複合機能全てについて(S25)、該当券
機能で該当駅に乗車可能か否かを順に判定する(S2
6)。一つでも乗車可能な機能があれば、該当ICカー
ド1を用いて乗車することが可能なので、警報せずに処
理を終了するが、全ての機能で乗車不可の場合、該当I
Cカードではその駅に入れないものとして、ICカード
警報機能15により、警報音及びバイブレータを鳴動
し、警報理由表示領域161に、「このカードでは乗車
できない」旨の表示を行う(S27)。
【0040】また、S23で「使用中」の券があると判
定された場合は、降車目的で改札に近づいていると判断
し、駅情報を受信したICカード1は、該当カードが保
有している旅客輸送券の複合機能全てについて(S2
8)、該当券機能で該当駅に降車可能か否かを順に判定
する(S29)。一つでも降車可能な機能があれば、該
当ICカード1を用いて降車することが可能なので、警
報せずに処理を終了するが、全ての機能で降車不可の場
合、該当ICカードでは、その駅で降車できないものと
して、ICカード警報機能15により、警報音及びバイ
ブレータを鳴動し、警報理由表示領域153の警報種別
に「不正乗車事前警報」、警報内容詳細表示領域に「清
算してください」旨の表示を行う(S27)。
【0041】不正乗車事前警報機能114は、乗車券や
定期券が期限切れで無効になっているのを気付かずに使
用して、改札通過時に止められたり、清算が必要な場合
に気付かずに、改札を通過しようとして止めらてしまう
ことを防止する目的に有用な機能である。
【0042】図6は、紛失盗難警報機能115の処理説
明である。紛失盗難警報は、ICカード1とICカード
監視装置3間の近距離無線タグを使用して出力される機
能である。原理は、利用者がICカード1とICカード
監視装置3を同時に携帯し、双方が相互に相手を監視可
能な間は、ICカード1が紛失していないと見なすこと
である。
【0043】全体の流れは、ICカード監視装置3の個
人情報発信から始まる。ICカード監視装置3が、個人
情報送信機能32により、特定のICカード1を対象と
した個人情報を発信し(S31)、ICカード1は近距
離受信機能13により上記個人情報を受信する(S4
2)。次に、個人情報を受信したICカードは、近距離
送信機能14により、応答のかたちでカードIDをIC
カード監視装置3へ向けて送信する(S43)。ICカ
ード監視装置3は、上記カードIDをカードID受信機
能33により受信して(S33)、1サイクルの送受信
が正常に完了し、ICカード監視装置3は数秒の待ちを
おいた後(S34)、再度個人情報の発信(S31)か
ら同じ事を繰り返す。以上が正常に相互監視が行われて
いる状態であり、この場合の双方の有効受信距離は、一
人の人間が双方を同時に携帯することが条件であるか
ら、数十センチのオーダーである。
【0044】ICカード1とICカード監視装置3は、
どちらも利用者が携帯しており、その限りにおいては双
方の距離は受信可能距離の範囲内にあるので、上記の正
常サイクルが繰り返され、紛失盗難警報が出力されるこ
とはない。しかし、何らかの理由で双方の距離が離れる
と、双方が発信する情報が相手に届かなくなるため、異
常ケースが発生する。
【0045】ICカード監視装置3が発信した個人情報
がICカード1に届かないと、ICカード1は、一定時
間ICカード監視装置3からの個人情報発信がないと見
なし(S41)、ICカード警報機能15により警報音
及びバイブレータ及びバイブレータを鳴動し、警報理由
表示領域153の警報種別に「紛失盗難警報」、警報内
容詳細表示領域に「このカードは正当な持ち主から離れ
ている」旨の表示を行う(S44)。また、上記の流れ
により、今度は、ICカード1からICカード監視装置
3へカードIDが送信されないため、ICカード監視装
置3も、一定時間カードIDの受信がないことで異常を
判定し(S32)、監視装置警報機能34により、警報
音及びバイブレータを鳴動する(S35)。
【0046】従って、利用者がICカードを落とすか、
あるいは盗まれた場合、ICカード1及びICカード監
視装置3の双方で警報が鳴動し、利用者は、ICカード
が自分から離れたこと、及びどこにあるかを警報音及び
バイブレータで知ることができる。但し、ICカードと
ICカード監視装置を同一の入れ物に携帯すると、紛失
するときに一蓮托生になる可能性があるので留意が必要
である。
【0047】紛失盗難警報機能115は、利用者がIC
カード1を紛失した数秒後に検知され、警報で知らされ
るため、紛失及び盗難の防止に極めて有効である。特に
この機能が一般に使用されるようになれば、すり等を行
う犯罪者にとって脅威となり、犯罪防止の効果もある。
【0048】図7は、期限切れ警報機能116の処理説
明である。期限切れ警報には、ICカード1の無線タグ
は使用しない。まず、ICカード1の時計機能17は、
一日のうちの定刻(利用者がICカード1の警報情報1
81の設定情報に起動時刻を設定し、メモリ18に格納
しているものとする)に、期限切れ警報機能を起動す
る。ICカード1の旅客輸送券複合機能の全て(乗車
券、指定券、イベント切符、定期券、回数券、プリペイ
ドカード)について検索し(S51)、それぞれ、メモ
リ18の警報情報181の、警報事前日数前になってい
る(乗車券、指定券、イベント切符、定期券、回数券、
プリペイドカードそれぞれ個別に警告日数は定義できる
ものとする)ことを検知したら(S52)、ICカード
警報機能15を用いて、警報音及びバイブレータを鳴動
し、警報理由表示領域153に、「期限切れが近づいて
いる旅客輸送券機能がある」旨の表示を行う(S5
3)。例えば、定期券の場合は、警報理由表示領域15
3の警報種別に「期限切れ警報」と表示し、警報内容詳
細表示領域に「定期券の期限切れX日前です。」と表示
し、警報及びバイブレータを鳴動させる。期限切れが迫
っていることの判定期間(何日前に警報を発するか)
は、旅客輸送券機能種別に応じて選択することができ
る。
【0049】期限切れ警報機能116は、定期券のよう
に長期に利用する機能や、イベント切符のように、期間
限定で使える切符等が、使用不可となる時期を自動的に
利用者に知らせるものであり、改札で不正使用で止めら
れることを事前防止することができる。続いて、本発明
による各機能の動作例を、図を用いて以下に説明する。
【0050】図8は、乗り越し警報機能113の動作例
を説明する図である。本例では、上野から品川までの定
期券機能を有しているICカード1を用いて、利用者
は、上野駅から乗車したものとする。定期券の場合は、
指定区間内であれば乗降自由であるが、原則として、指
定区間の始発点から終着点までを利用するものとする。
従って本例の場合、乗車駅が上野駅と記憶されるので、
降車駅は品川と判定される。利用者が品川駅の一つ手前
である田町駅を通過した際、駅情報発信装置2より、田
町駅通過の情報が発信され、ICカード1はこれを受け
て、降車駅(品川)の一駅手前であることを警報する。
利用者は、仮に居眠りをしていたとしても、警報にて目
覚め、品川での降車準備をすることができる。
【0051】図9は、不正乗車事前警報114の動作例
を説明する図である。本例では、大宮から上野までの乗
車券機能と東京から品川までの定期券機能を有している
ICカード1を用いて、利用者は大宮駅から上野駅まで
列車を利用し、正規に出札したものとする。この時点
で、乗車券機能は使用済みとして消去される。
【0052】ところが、利用者は乗車券が大阪まで有効
であると勘違いしており、上野での下車は、途中下車で
あると認識していたとする。上野駅を下車した際に、I
Cカード1は、上野駅の改札機に接近するので、駅情報
発信装置2からの上野駅情報を受信するが、降車する場
合であることを判断して、警報処理は実行されないた
め、利用者は何の警報もなく上野駅を出られる。
【0053】利用者がこのあと上野近辺で一定時間を過
ごし、再度上野駅から乗車しようとして、改札へ近づく
と、今度は、乗車時に駅情報発信装置2からの上野駅情
報を受信するが、ICカード1は、東京から品川の定期
券機能しか持っていないことを判定し、上野駅には入れ
ないことを事前検知して、警報を発する。利用者は、こ
れで乗車券機能が使用済みになっていることに気がつい
て、新たに大阪行きの乗車券を購入することになる。
【0054】図10は紛失盗難警報115の動作例を説
明する図である。本例では、上野から品川までの定期券
機能を有しているICカード1を用いて、利用者は上野
駅改札を入ったものとする。ところが上野駅を歩いてい
る間にICカード1をポケットから落としてしまった。
【0055】ICカード1は、対となるICカード監視
装置3と一定距離を保っているうちは、警報を発しない
が、ICカード1が利用者から離れた場所に放置(紛失
あるいは盗難等の理由による)すると、ICカード1及
びICカード監視装置3の双方が警報を発する。このた
め、上野駅内を歩いていた利用者は、ICカード監視装
置3の警報音及びバイブレータにより、ICカード1の
紛失を知り、さらにICカード1そのものの警報音及び
バイブレータにより、落とした場所も知ることができ
る。
【0056】図11は期限切れ警報116の動作例を説
明する図である。本例では、利用者は東京〜水戸間の回
数券機能を有しているICカード1を購入したものとす
る。使用可能回数は、購入時点で6回であり、有効期限
は、2000年9月16日までとする。利用者は、9月
15日時点で、回数券を4回使用しており、残回数が2
回となっている。回数券が、あまり頻繁に使われないと
すれば、利用者は、回数券の有効期限を意識していない
場合が考えられる。有効期限切れの一日前の12:00
に期限切れ警報を発するように設定し、警報が発せられ
ると、利用者は回数券の有効期限を確認し、必要ならば
払い戻しをすることができる。定期券の場合は、期限切
れを知って、更新等の処置をとることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によると、ICカードを用いた旅
客輸送券に警報機能を付加することにより、単に改札シ
ステムにおける出入り判定や、精算機能だけでなく、利
用者に対する各種の予防や防止情報を与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による警報機能を持った多機能ICカー
ド方式に関するシステムの全体構成図。
【図2】本発明で使用するICカードの外観図、上面図
及びICカード監視装置の外観図。
【図3】本発明で使用するICカードに関するICカー
ド制御機能11とメモリ18の機能構成図。
【図4】図3の乗り越し警報機能113の処理説明図。
【図5】図3の不正乗車事前警報機能114の処理説明
図。
【図6】図3の紛失盗難警報機能115の処理説明図。
【図7】図3の期限切れ警報機能116の処理説明図。
【図8】図3の乗り越し警報113の出力例例説明図。
【図9】図3の不正乗車事前警報114の出力例説明
図。
【図10】図3の紛失盗難警報115の出力例説明図。
【図11】図3の期限切れ警報116の出力例説明図。
【符号の説明】
1…ICカード、2…駅情報発信装置、3…ICカード
監視装置、15…ICカード警報機能、16…券情報表
示機能、151…ICカード音量調整/警報日付設定ボ
タン、152…ICカード警報切り替えボタン、153
…警報理由表示領域、341…警報装置音量調節ボタン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L 19/07 19/00 H 19/00 Q (72)発明者 岸 清美 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 牧野 正男 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融・流通システムグルー プ内 Fターム(参考) 2C005 MA01 MA40 MB02 MB07 MB10 NA06 SA30 TA26 TA27 5B035 AA00 BA01 BB09 BC00 CA06 CA11 CA23 5B058 CA15 KA02 KA04 KA06 KA27 YA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触ICカードを用いたICカード旅
    客輸送券において、旅客輸送券に関する情報を保持する
    メモリと、使用中の旅客輸送券を特定する旅客輸送券特
    定機能と、前記特定された旅客輸送券から降車駅を特定
    する降車駅特定機能と、駅情報を受信する無線タグと、
    前記無線タグによって受信した駅情報と前記降車駅特定
    機能によって特定された降車駅の情報とに基づき降車駅
    が近づいたとき警報を発生する警報発生手段とを備える
    ことを特徴とするICカード旅客輸送券。
  2. 【請求項2】 非接触ICカードを用いたICカード旅
    客輸送券であって、旅客輸送券に関する情報を保持する
    メモリと、時計機能と、期限切れ警報の余裕期間を設定
    する期間設定手段と、警報を発生する警報発生手段とを
    備え、 定期的に前記メモリ内に保持されている旅客輸送券の有
    効期限の最終日までの日数と前記期間設定手段で設定さ
    れた余裕期間とを比較し、有効期限の最終日までの日数
    が前記余裕期間以下であるとき前記警報発生手段を駆動
    することを特徴とするICカード旅客輸送券。
  3. 【請求項3】 駅の近辺あるいは旅客輸送手段内に設置
    されて駅情報を発信する駅情報発信装置と、 旅客輸送券に関する情報を保持するメモリと、使用中の
    旅客輸送券を特定する旅客輸送券特定機能と、前記特定
    された旅客輸送券から降車駅を特定する降車駅特定機能
    と、駅情報を受信する無線タグと、前記無線タグによっ
    て受信した駅情報と前記降車駅特定機能によって特定さ
    れた降車駅の情報とに基づき降車駅が近づいたとき警報
    を発生する警報発生手段とを備えるICカード旅客輸送
    券とを含むことを特徴とするICカード旅客輸送券警報
    システム。
  4. 【請求項4】 駅に設置されて所定周期で駅情報を発信
    する駅情報発信装置と、 改札装置と、 旅客輸送券に関する情報を保持するメモリと、前記駅情
    報発信装置から発信された駅情報を受信する無線タグ
    と、タイマー手段と、警報を発生する警報発生手段とを
    備えるICカード旅客輸送券とを含み、 駅の外部から前記改札装置に近づく前記ICカード旅客
    輸送券中に当該改札装置を通過可能な旅客輸送券の情報
    が無い場合それを改札通過前に警報するICカード旅客
    輸送券警報システムであって、 前記改札装置は降車後の改札時にICカード旅客輸送券
    の前記タイマー手段をスタートさせ、 前記ICカード旅客輸送券は、前記無線タグで前記駅情
    報発信装置から発信された駅情報を受信したとき、前記
    メモリ内に使用中の旅客輸送券の情報が無く、前記メモ
    リ内に当該駅の改札装置を通過可能な旅客輸送券に関す
    る情報が保持されておらず、前記タイマーがスタートし
    てからの経過時間が予め設定された時間内でもないなら
    ば前記警報発生手段を動作させることを特徴とするIC
    カード旅客輸送券警報システム。
  5. 【請求項5】 送信手段、受信手段及び第1の警報発生
    手段を備える非接触ICカードと、 送信手段、受信手段及び第2の警報発生手段を備えるI
    Cカード監視装置とを含み、 前記非接触ICカードは前記ICカード監視装置から発
    信された情報を受信したとき応答情報を発信し、前記I
    Cカード監視装置は前記非接触ICカードから発信され
    た応答情報を受信したとき所定の時間をおいて前記IC
    カードに向けた情報を発信し、前記非接触ICカードは
    一定時間以上前記ICカード監視装置から発信された情
    報の受信が無いとき前記第1の警報発生手段を動作さ
    せ、前記ICカード監視装置は一定時間以上前記非接触
    ICカードから発信された応答情報の受信が無いとき前
    記第2の警報発生手段を動作させることを特徴とする警
    報システム。
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