JP2004086474A - 保険加入者募集装置及び保険加入者募集プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】団体保険と同様に保険契約者を一括して獲得し、保険料金を団体保険並みに低減することが可能な保険加入者募集装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】保険加入者募集装置は、申込者の属性情報及び告知情報を入力し、保険の加入申込を受付ける申込受付部3と、申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能/加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合、申込者の属性情報を販売状況データベース5に書き込む審査処理部4と、所定の申込期限到来後に、販売状況データベース5を参照することで加入可能な申込者の数を求め、加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上か否かを判定する申込者数判定部6と、申込者数判定部6が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上と判定した場合、保険の契約の処理を行い、契約処理結果を販売状況データベース5に書込む契約処理部7とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】保険加入者募集装置は、申込者の属性情報及び告知情報を入力し、保険の加入申込を受付ける申込受付部3と、申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能/加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合、申込者の属性情報を販売状況データベース5に書き込む審査処理部4と、所定の申込期限到来後に、販売状況データベース5を参照することで加入可能な申込者の数を求め、加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上か否かを判定する申込者数判定部6と、申込者数判定部6が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上と判定した場合、保険の契約の処理を行い、契約処理結果を販売状況データベース5に書込む契約処理部7とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オンライン商品販売に係わるものであり、特に、保険契約をオンラインで行う保険加入者募集装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、保険の加入方式としては、大きく分けて、個人保険に加入する個人加入と、団体保険に加入する団体加入とがある。
この個人加入は、各個人毎に保険会社と直接加入交渉を行い、個人の保証目的に合致した保険に加入するものである。
一方、団体加入は、各大企業の総務部などを通じて、保険会社に対して加入依頼を行う保険である。
一般的に、団体保険の方が、保険の契約率が高いため、加入者が支払う保険料金が所定の率で割り引かれているため、個人加入の場合に比較して相対的に低い金額に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、保険に加入するとき、目的とする保障内容が満たされた場合、個人加入より団体加入の方が保険料が安いため、団体加入の利用が得である。しかしながら、団体保険は、保険契約者の獲得にコストがあまりかからず、一定の契約数を見込んで保険料を割り引くため、構成人数の大きい大企業や比較的大きな団体に対応して設定された保険である。
【0004】
したがって、個人商店主,自営業者または契約数が見込めない社員数の中小企業の社員などは、保険会社が対応した団体保険を考慮していないので、団体保険に加入することができず、個人加入のとして設定された個人保険に加入するしかなく、相対的に高い保険料を支払わなければならない。
また、保険会社は、個人加入の保険契約者の獲得に対して、団体保険のように一括して契約が取れず、保険外交員の人件費を筆頭にして、非常に多くの営業コストをかける必要がある。
【0005】
本発明はこのような背景の下になされたもので、団体保険と同様に保険契約者を一括して獲得し、保険料金を団体保険並みに低減することが可能な保険加入者募集装置及びプログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の保険加入者募集装置は、申込者の属性情報及び告知情報を入力させ、保険の加入申込を受け付ける申込受付部と、前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理手段と、所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、この加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定手段と、前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理手段と、本人から入力された告知情報及び当該保険の約款を電子配信する文書配信部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の保険加入者募集装置は、前記販売状況データベースは、当該申込者のステータス情報を格納するためのデータ項目を含むものであり、前記審査処理手段は、申込者が加入可能の場合に、当該申込者のステータス情報を「必要書類未受取」とし、前記契約処理手段は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を申込者に対して送信するとともに、申込者から送られてくる書類に基づいて申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する処理を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の保険加入者募集装置は、前記申込者数判定手段は、約款及び加入者の告知内容を申込者に配信し、この配信に対する申込者からの確認通知を受け、この確認通知を販売状況データベースに書き込むことを特徴とする。
【0009】
本発明の保険加入者募集プログラムは、申込者の属性情報及び告知情報を入力し、保険の加入申込を受け付ける申込受付処理と、前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理と、所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、もの加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定処理と、前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理とを有することを特徴とするコンピュータに実行可能なプログラムである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の構成例を示すブロック図である。
この図において、配信情報部1は、複数の保険会社から提供される、複数の保険を販売するための販売関連情報をデジタル化して、このデジタル化された販売関連情報を各保険会社毎に販売商品データベース2に登録する。
ここで、販売関連情報は、パンフレット(販売促進用),約款,告知書,対応する保険が商品として成立するために必要な人数を示す最低募集人数,加入希望者が提出する告知書の項目毎に設定された加入の可及び不可の判定に用いられる加入審査基準などの各データを示している。
【0011】
販売商品データベース2には、図2に示すテーブル構成で、各保険会社毎に販売関連情報が記憶されている。
各保険会社は保険会社識別番号#1〜#nにより識別され、対応する保険会社名が各々対応して、販売商品データベース2に記録されている。
例えば、保険会社○○保険は、保険会社識別番号#1により識別され、販売商品データベース2において検索される。
各保険会社の記憶領域においては、販売する各保険の販売関連情報が各々商品識別番号#D1〜#Dmに対応して記憶されている。
【0012】
また、配信情報部1は、加入者宅の端末200,及び保険会社の端末100に接続され、共同加入サイトSと、上記端末100及び端末200との各データの送受信を、情報通信網Iにおけるインターネットを介して行う。
ここで、情報通信網Iは、公衆情報網、専用情報網,インターネットを含み構成されている。
【0013】
したがって、共同加入サイトSは、インターネット上で、端末100を操作する一般消費者に対して、複数の保険会社における複数の保険を販売することとなる。
申込受付部3は、端末100から入力される申込者の属性情報及び告知データを入力し、販売状況データベース5に記憶し、すなわち、各保険会社の領域において、加入希望に対応する商品毎に登録し、保険の加入申込を受け付ける処理を行う。
【0014】
審査処理部4は、販売商品データベース2に記憶されている加入審査基準データに基づき、申込者の属性情報と告知データとにおける各データが、加入審査基準データの対応する項目の基準を満足するか否かにより、加入審査の判定処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断(判定)を行う。
また、審査処理部4は、申込者が加入可能と判定された場合に、この申込者のステータス情報を「必要書類未受取」とし、申込者が加入不可能と判定された場合に、この申込者のステータス情報を「加入不可」とする。
【0015】
上記販売状況データベース5は、図3に示すテーブル構成で、各保険会社毎に、保険会社の販売する各々の保険単位において、データ項目として、申込者の属性情報,告知データ,ステータスフラグ(ステータス情報),及び確認フラグ確認情報が記憶されている。
各保険会社は保険会社識別番号#1〜#nにより識別され、対応する保険会社名が各々対応して、販売状況データベース3に記録されている。
例えば、保険会社××保険は、保険会社識別番号#2により識別され、販売状況データベース3において検索される。
【0016】
また、各保険会社の記憶領域においては、販売する各保険の加入希望者情報が各々商品識別番号#D1,…,#Dmに対応して記憶されている。
さらに、販売状況データベース3は、各々の商品識別番号に対応して、この識別番号に対応する保険への申込者を、それぞれ加入者識別番号で識別して記憶している。
【0017】
ここで、申込者の属性情報は、氏名,年齢(生年月日を含む),職業,住所(郵便番号を含む),電話番号,FAX番号,(電子)メールアドレスとを含む情報である。
また、告知データは、販売商品データベース2の告知書データの質問項目に対応して、申込者が端末100を介して回答する、病歴,既往症,入院歴,通院歴,手術歴,現在の健康状態などに対する告知のデータである。
【0018】
申込数判定部6は、販売商品データベース2において、各保険毎に記憶されている所定の申込期限到来後に、販売状況データベース3を参照し、申込期限となった保険において、ステータス情報が「必要書類未受取」となっている申込者の数を積算して、この積算結果を加入可能者数として出力する。
また、申込数判定部6は、上記加入可能者数が、販売商品データベース2に記憶されている、各保険毎に予め設定された最低募集人数以上であるか否かを判定し、最低募集人数以上であると判定した場合、募集確定情報を出力し、最低募集人数未満であると判定した場合、募集未確定情報を出力する。
【0019】
契約処理部7は、申込数判定部6から募集確定情報が入力されると、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を販売状況データベース3に書込む。
ここで、文書配信部8は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を申込者に対して送信する。
そして、契約処理部7は、この書類の情報に対応して、端末100により申込者から送られてくる、契約書類のデータの受信に基づいて申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する処理を行う。
【0020】
また、文書配信部8は、申込者本人が送信してきた、登録された申込者が加入を希望する保険の約款データと、この申込者が入力した告知データとを、本人確認の処理を行うために、配信情報部1を介して、対応する申込者の端末100に送信する。
これにより、契約処理部7は、配信情報部1を介して、申込者の端末100から入力される、上記約款の内容と告知データとを申込者が受け取ったことを示す確認通知を受信すると、確認通知を受け取ったことを履歴として残すため、受け取ったことを示す状態に、この申込者の確認フラグを変更する。
例えば、確認フラグは初期状態(通知を受けていない状態)が「0」であり、通知を受け取った状態が「1」である。
【0021】
次に、図1および図4を参照し、一実施形態による保険加入者募集装置の動作例を説明する。
ここで、図4は、保険加入者募集装置の動作の流れを示す概念図である。
ステップS1において、配信情報部1は、複数の保険会社の端末200から入力された、販売する保険の販売関連情報を受け取る。
この複数の保険会社は、共同加入サイトSの保険加入者募集装置を用いて、保険の販売を、共同加入管理会社に依頼している。
【0022】
次に、ステップS2において、配信情報部1は、それぞれの保険会社毎に、販売する保険に商品識別番号を付与して、この商品識別番号に対応させて、各保険の販売関連情報を販売商品データベース2へ登録する。
そして、上記共同加入管理会社は、一般消費者(保険の申込希望者)が自由にアクセスすることが可能な共同加入サイトを立ち上げ、この共同加入サイトにおいて保険加入者募集装置を用い、複数の保険会社の保険の販売を代行する。
【0023】
次に、ステップS3において、保険の申込者は、端末100により共同加入サイトをアクセスし、端末100の表示画面に、このアクセスに対応して保険加入募集装置が送信するデータに基づき表示される加入操作画面において、希望する保険会社及び保険の種類を入力する。
そして、配信情報部1は、入力される保険会社及び保険の種類に基づき、販売商品データベース2を検索し、対応する複数の保険を端末100の表示画面に表示する。
これにより、申込者は、上記複数の保険から希望するものを選択して、詳細な説明を読み、目的の商品が見つかると、端末100の表示画面の加入操作画面において加入申込を行う。
【0024】
次に、ステップS4において、配信情報部1は、端末100から加入申込が入力されると、加入者の属性情報の記入画面を端末100の表示画面に表示し、属性情報における各項目のデータの入力を促す。
そして、配信情報部1は、属性情報のデータが不足無く入力されたことを検出すると、商品販売データベース2の告知書データに対応した告知データの記入画面を端末100の表示画面に表示する。
【0025】
次に、ステップS5において、申込者は、告知データの記入画面において、告知書における各項目の告知データの入力を行う。
そして、配信情報部1は、販売状況データベース3に対して、この申込者の登録処理を行う。
【0026】
そして、ステップS6において、審査処理部4は、属性情報及び告知データとに基づき、申込者が希望した保険の加入審査基準データに基づいて、この申込者の加入の可否の判定を行う。
すなわち、審査処理部4は、販売商品データベース2から上記保険の商品識別番号に基づき、この保険の加入審査基準データを抽出する。
【0027】
そして、審査処理部4は、加入者の属性情報の項目の各データが加入審査基準を満足しているか否かの判定を行う。
例えば、審査処理部4は、加入審査基準データに対して、加入者の年齢が加入可能な範囲内にあるか否か、また、加入者の職業が加入不可能な職業に含まれているか否か、などの判定を行い、加入者の属性情報が加入審査基準データを満足しているか否かの判定を行う。
【0028】
同様に、審査処理部4は、加入者の告知書の項目の各告知データが加入審査基準を満足しているか否かの判定を行う。
例えば、審査処理部4は、加入審査基準データに対して、加入付加の病歴が1つでもあるか否か、また、加入して保険金を支払う可能性のある病歴や既往症が所定の数(例えば、3種類)以上あるか否か等の判定を行い、加入者の告知データが加入審査基準データを満足しているか否かの判定を行う。
【0029】
そして、審査処理部4は、加入者の属性情報及び告知データの複数の項目において、1つでも加入審査基準データを満足していない項目があることを検出した場合、この加入者のステータス情報を「加入不可」として更新するとともに、加入者の端末100の表示画面に、加入者の希望する保険に加入できないことを表示する。
一方、審査処理部4は、加入者の属性情報及び告知データの複数の項目において、全ての項目が加入審査基準データを満足していることを検出した場合、販売状況データベース2における、この加入者のステータス情報を「必要書類未授受」として更新するとともに、加入者の端末100の表示画面に、加入者の希望する保険の加入を受け付けたことを表示する。
【0030】
これにより、ステップS7において、申込者は、端末100の表示画面において、希望する保険への加入の可否の確認を行う。
【0031】
次に、ステップS8において、申込者数判定部6は、販売商品データベース2に記憶されているいずれかの保険において、内部のタイマまたは外部から入力される日時が、販売商品データベース2に記憶されている、最低募集人数データ検出を行う申込期限と一致したことを検出すると、すなわち、申込期限の到来を検出すると、申込期限(申込終了の期限)となった保険の申込者数の積算を、販売状況データベース3を参照して行う。
【0032】
すなわち、申込者数判定部6は、販売状況データベース3を参照し、申込期限となった保険において、ステータス情報が「加入不可」及び何もデータが示されていない申込者以外、すなわち「必要書類未受取」となっている申込者のみの数を積算して、この積算結果を加入可能者数として出力する。
そして、申込数判定部6は、加入可能者数が、予め設定されている最低募集人数以上であるか否かを判定し、最低募集人数以上であると判定した場合、保険の成立が可能となるため、募集確定情報を出力し、最低募集人数未満であると判定した場合、募集未確定情報を出力する。
【0033】
これにより、契約処理部7は、申込数判定部6から募集未確定情報が入力されると、対応する保険に対して加入を希望し、加入可能となった申込者に対して、保険が成立しなかったことを示す画像を、端末100の表示画面に出力する。
一方、契約処理部7は、申込数判定部6から募集確定情報が入力されると、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を販売状況データベース3に書込む。ここで、文書配信部8は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を、販売商品データベース2から読み出した約款データと申込者毎の告知データとともに、各申込者に対して送信する(情報通信網Iを介して電子配信する)。
すなわち、文書配信部8は、登録された申込者が加入を希望する保険の約款データと、この申込者が入力した告知データを、対応する申込者の端末100に送信する。
【0034】
次に、ステップS9において、申込者は、電子配信された契約に必要な書類が入力されると、この書類のデータ及び約款データ,告知データを端末100のハードディスクに記憶させる。
このとき、申込者は、契約に必要な書類が入力されると、この必要な書類が入力されたことを示す、すなわち書類を受け取ったことを示す受け取り通知を共同加入サイトSへ出力する。
これにより、契約処理部7は、この書類の受け取り通知が入力されると、弧仕込み者が必要書類を受け取ったことを検出し、販売状況データベース3において、申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する(書き換える)処理を行う。
【0035】
また、申込者は、表示画面に上記約款データ及び告知データが入力されたと表示されると、記入画面にある記憶ボタンを、マウスなどのポインティングデバイスによりクリックする(押す)。
これにより、端末100は、配信情報部1から送信されたプログラムにより、内部のハードディスクに上記約款データ及び告知データを書き込むとともに、この約款データ及び告知データを受け取ったことを示す確認通知を共同加入サイトへ送信する。
【0036】
そして、申込者は、端末100の表示画面上において、契約に必要な書類の各項目に必要事項を書き込み印刷するか、または印刷した上記書類の各項目に手書きで必要事項を書き込むかのいずれかの方法で、契約に必要な書類を作成し、封筒に入れ、加入する保険を扱っている保険会社に郵送する。
このとき、申込者は、契約に必要な書類に署名を行い、さらに必要で有れば捺印を行う。
【0037】
次に、ステップS10において、契約処理部7は、配信情報部1を介して、申込者の端末100から入力される、上記確認通知が入力されると、確認通知を受け取ったことを、確認通知の取得の履歴として残すため、すなわち、保険の契約の処理が行われたことを示すため、確認フラグを「0」から「1」へ変更し、販売状況データベース3のデータの更新(契約処理結果を書き込む処理)を行う。そして、契約処理部7は、販売状況データベース3において、最低募集人数以上となり、成立したの保険ステータス情報が「必要書類受取」であり、かつ確認フラグが「1」である申込者を、最終加入可能者として、この保険に対応する保険会社の端末200へ送信する。
【0038】
次に、ステップS11において、保険会社は、共同加入サイトSから入力される最終加入者と、契約に必要な書類を郵送した申込者とのマッチングまたは消し込みを行い、最終的な保険の加入者を確定する。
【0039】
上述してきたように、本発明の保険加入者募集装置は、複数の保険会社の複数の商品(保険)をインターネット上で販売するため、社員数の多い大企業の総務などを等して販売する団体保険と同等な販売経費により、団体保険以上の加入者の募集が行えるため、団体保険並、またはそれ以下の保険料の設定で保険を販売することが可能になり、保険料が安くなり、かつ、勧誘員による紹介ではなく自分の好みで自由に保険を、複数の保険会社を比較して加入することができるため、消費者の保険加入の意識が向上する効果がある。
【0040】
また、本発明の保険加入者募集装置は、共同加入サイトSの販売商品データベース2に新しく発売する保険の販売関連情報を登録するだけで、配信情報部1が申込者のアクセスに対応して、保険の紹介を行い、審査処理部4が申込者の加入資格の判定を行い、申込者数判定部6が保険が成立するか否かの判定を行うため、保険成立(加入者の数が損益分岐点を超えた保険が成立)の後の作業を保険会社が行うこととなり、保険会社の勧誘経費を大幅に削減することが可能である。
【0041】
さらに、本発明の保険加入者募集装置は、販売状況データベース3におけるステータス情報及び確認フラグにより、契約に必要な書類の送付と、保険の約款データ及び申込者の告知データを、加入者へ送信したか否かの判定が行えるため、申込者の書類の記入遅れ,や告知データ及び約款データの確認遅れにより、保険の運用開始の遅れを防止することが可能である。
【0042】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1の保険加入者募集装置におけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0043】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0044】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
従って、このプログラムを図1の保険加入者募集装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0045】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の保険加入者募集装置によれば、複数の保険会社にわたり、複数の保険商品をインターネット上の共同加入サイトで紹介して、ネット販売することにしたため、社員数の多い大企業内と同様に、加入費用をかけずに加入者を一括して集めることが可能となり、個人の勧誘を行う場合に比較して、保険の契約を取得する経費を大幅に低減することが可能となり、団体保険並に保険料を抑えた保険の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1における販売商品データベース2の記憶構造を示す概念図である。
【図3】図1における販売状況データベース3の記憶構造を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の加入処理の動作例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 配信情報部
2 販売商品データベース
3 申込受付部
4 審査処理部
5 販売状況データベース
6 申込者数判定部
7 契約処理部
8 文書配信部
100,200 端末
S 共同加入サイト
I 情報通信網
【発明の属する技術分野】
本発明は、オンライン商品販売に係わるものであり、特に、保険契約をオンラインで行う保険加入者募集装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、保険の加入方式としては、大きく分けて、個人保険に加入する個人加入と、団体保険に加入する団体加入とがある。
この個人加入は、各個人毎に保険会社と直接加入交渉を行い、個人の保証目的に合致した保険に加入するものである。
一方、団体加入は、各大企業の総務部などを通じて、保険会社に対して加入依頼を行う保険である。
一般的に、団体保険の方が、保険の契約率が高いため、加入者が支払う保険料金が所定の率で割り引かれているため、個人加入の場合に比較して相対的に低い金額に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、保険に加入するとき、目的とする保障内容が満たされた場合、個人加入より団体加入の方が保険料が安いため、団体加入の利用が得である。しかしながら、団体保険は、保険契約者の獲得にコストがあまりかからず、一定の契約数を見込んで保険料を割り引くため、構成人数の大きい大企業や比較的大きな団体に対応して設定された保険である。
【0004】
したがって、個人商店主,自営業者または契約数が見込めない社員数の中小企業の社員などは、保険会社が対応した団体保険を考慮していないので、団体保険に加入することができず、個人加入のとして設定された個人保険に加入するしかなく、相対的に高い保険料を支払わなければならない。
また、保険会社は、個人加入の保険契約者の獲得に対して、団体保険のように一括して契約が取れず、保険外交員の人件費を筆頭にして、非常に多くの営業コストをかける必要がある。
【0005】
本発明はこのような背景の下になされたもので、団体保険と同様に保険契約者を一括して獲得し、保険料金を団体保険並みに低減することが可能な保険加入者募集装置及びプログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の保険加入者募集装置は、申込者の属性情報及び告知情報を入力させ、保険の加入申込を受け付ける申込受付部と、前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理手段と、所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、この加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定手段と、前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理手段と、本人から入力された告知情報及び当該保険の約款を電子配信する文書配信部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の保険加入者募集装置は、前記販売状況データベースは、当該申込者のステータス情報を格納するためのデータ項目を含むものであり、前記審査処理手段は、申込者が加入可能の場合に、当該申込者のステータス情報を「必要書類未受取」とし、前記契約処理手段は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を申込者に対して送信するとともに、申込者から送られてくる書類に基づいて申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する処理を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明の保険加入者募集装置は、前記申込者数判定手段は、約款及び加入者の告知内容を申込者に配信し、この配信に対する申込者からの確認通知を受け、この確認通知を販売状況データベースに書き込むことを特徴とする。
【0009】
本発明の保険加入者募集プログラムは、申込者の属性情報及び告知情報を入力し、保険の加入申込を受け付ける申込受付処理と、前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理と、所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、もの加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定処理と、前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理とを有することを特徴とするコンピュータに実行可能なプログラムである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の構成例を示すブロック図である。
この図において、配信情報部1は、複数の保険会社から提供される、複数の保険を販売するための販売関連情報をデジタル化して、このデジタル化された販売関連情報を各保険会社毎に販売商品データベース2に登録する。
ここで、販売関連情報は、パンフレット(販売促進用),約款,告知書,対応する保険が商品として成立するために必要な人数を示す最低募集人数,加入希望者が提出する告知書の項目毎に設定された加入の可及び不可の判定に用いられる加入審査基準などの各データを示している。
【0011】
販売商品データベース2には、図2に示すテーブル構成で、各保険会社毎に販売関連情報が記憶されている。
各保険会社は保険会社識別番号#1〜#nにより識別され、対応する保険会社名が各々対応して、販売商品データベース2に記録されている。
例えば、保険会社○○保険は、保険会社識別番号#1により識別され、販売商品データベース2において検索される。
各保険会社の記憶領域においては、販売する各保険の販売関連情報が各々商品識別番号#D1〜#Dmに対応して記憶されている。
【0012】
また、配信情報部1は、加入者宅の端末200,及び保険会社の端末100に接続され、共同加入サイトSと、上記端末100及び端末200との各データの送受信を、情報通信網Iにおけるインターネットを介して行う。
ここで、情報通信網Iは、公衆情報網、専用情報網,インターネットを含み構成されている。
【0013】
したがって、共同加入サイトSは、インターネット上で、端末100を操作する一般消費者に対して、複数の保険会社における複数の保険を販売することとなる。
申込受付部3は、端末100から入力される申込者の属性情報及び告知データを入力し、販売状況データベース5に記憶し、すなわち、各保険会社の領域において、加入希望に対応する商品毎に登録し、保険の加入申込を受け付ける処理を行う。
【0014】
審査処理部4は、販売商品データベース2に記憶されている加入審査基準データに基づき、申込者の属性情報と告知データとにおける各データが、加入審査基準データの対応する項目の基準を満足するか否かにより、加入審査の判定処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断(判定)を行う。
また、審査処理部4は、申込者が加入可能と判定された場合に、この申込者のステータス情報を「必要書類未受取」とし、申込者が加入不可能と判定された場合に、この申込者のステータス情報を「加入不可」とする。
【0015】
上記販売状況データベース5は、図3に示すテーブル構成で、各保険会社毎に、保険会社の販売する各々の保険単位において、データ項目として、申込者の属性情報,告知データ,ステータスフラグ(ステータス情報),及び確認フラグ確認情報が記憶されている。
各保険会社は保険会社識別番号#1〜#nにより識別され、対応する保険会社名が各々対応して、販売状況データベース3に記録されている。
例えば、保険会社××保険は、保険会社識別番号#2により識別され、販売状況データベース3において検索される。
【0016】
また、各保険会社の記憶領域においては、販売する各保険の加入希望者情報が各々商品識別番号#D1,…,#Dmに対応して記憶されている。
さらに、販売状況データベース3は、各々の商品識別番号に対応して、この識別番号に対応する保険への申込者を、それぞれ加入者識別番号で識別して記憶している。
【0017】
ここで、申込者の属性情報は、氏名,年齢(生年月日を含む),職業,住所(郵便番号を含む),電話番号,FAX番号,(電子)メールアドレスとを含む情報である。
また、告知データは、販売商品データベース2の告知書データの質問項目に対応して、申込者が端末100を介して回答する、病歴,既往症,入院歴,通院歴,手術歴,現在の健康状態などに対する告知のデータである。
【0018】
申込数判定部6は、販売商品データベース2において、各保険毎に記憶されている所定の申込期限到来後に、販売状況データベース3を参照し、申込期限となった保険において、ステータス情報が「必要書類未受取」となっている申込者の数を積算して、この積算結果を加入可能者数として出力する。
また、申込数判定部6は、上記加入可能者数が、販売商品データベース2に記憶されている、各保険毎に予め設定された最低募集人数以上であるか否かを判定し、最低募集人数以上であると判定した場合、募集確定情報を出力し、最低募集人数未満であると判定した場合、募集未確定情報を出力する。
【0019】
契約処理部7は、申込数判定部6から募集確定情報が入力されると、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を販売状況データベース3に書込む。
ここで、文書配信部8は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を申込者に対して送信する。
そして、契約処理部7は、この書類の情報に対応して、端末100により申込者から送られてくる、契約書類のデータの受信に基づいて申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する処理を行う。
【0020】
また、文書配信部8は、申込者本人が送信してきた、登録された申込者が加入を希望する保険の約款データと、この申込者が入力した告知データとを、本人確認の処理を行うために、配信情報部1を介して、対応する申込者の端末100に送信する。
これにより、契約処理部7は、配信情報部1を介して、申込者の端末100から入力される、上記約款の内容と告知データとを申込者が受け取ったことを示す確認通知を受信すると、確認通知を受け取ったことを履歴として残すため、受け取ったことを示す状態に、この申込者の確認フラグを変更する。
例えば、確認フラグは初期状態(通知を受けていない状態)が「0」であり、通知を受け取った状態が「1」である。
【0021】
次に、図1および図4を参照し、一実施形態による保険加入者募集装置の動作例を説明する。
ここで、図4は、保険加入者募集装置の動作の流れを示す概念図である。
ステップS1において、配信情報部1は、複数の保険会社の端末200から入力された、販売する保険の販売関連情報を受け取る。
この複数の保険会社は、共同加入サイトSの保険加入者募集装置を用いて、保険の販売を、共同加入管理会社に依頼している。
【0022】
次に、ステップS2において、配信情報部1は、それぞれの保険会社毎に、販売する保険に商品識別番号を付与して、この商品識別番号に対応させて、各保険の販売関連情報を販売商品データベース2へ登録する。
そして、上記共同加入管理会社は、一般消費者(保険の申込希望者)が自由にアクセスすることが可能な共同加入サイトを立ち上げ、この共同加入サイトにおいて保険加入者募集装置を用い、複数の保険会社の保険の販売を代行する。
【0023】
次に、ステップS3において、保険の申込者は、端末100により共同加入サイトをアクセスし、端末100の表示画面に、このアクセスに対応して保険加入募集装置が送信するデータに基づき表示される加入操作画面において、希望する保険会社及び保険の種類を入力する。
そして、配信情報部1は、入力される保険会社及び保険の種類に基づき、販売商品データベース2を検索し、対応する複数の保険を端末100の表示画面に表示する。
これにより、申込者は、上記複数の保険から希望するものを選択して、詳細な説明を読み、目的の商品が見つかると、端末100の表示画面の加入操作画面において加入申込を行う。
【0024】
次に、ステップS4において、配信情報部1は、端末100から加入申込が入力されると、加入者の属性情報の記入画面を端末100の表示画面に表示し、属性情報における各項目のデータの入力を促す。
そして、配信情報部1は、属性情報のデータが不足無く入力されたことを検出すると、商品販売データベース2の告知書データに対応した告知データの記入画面を端末100の表示画面に表示する。
【0025】
次に、ステップS5において、申込者は、告知データの記入画面において、告知書における各項目の告知データの入力を行う。
そして、配信情報部1は、販売状況データベース3に対して、この申込者の登録処理を行う。
【0026】
そして、ステップS6において、審査処理部4は、属性情報及び告知データとに基づき、申込者が希望した保険の加入審査基準データに基づいて、この申込者の加入の可否の判定を行う。
すなわち、審査処理部4は、販売商品データベース2から上記保険の商品識別番号に基づき、この保険の加入審査基準データを抽出する。
【0027】
そして、審査処理部4は、加入者の属性情報の項目の各データが加入審査基準を満足しているか否かの判定を行う。
例えば、審査処理部4は、加入審査基準データに対して、加入者の年齢が加入可能な範囲内にあるか否か、また、加入者の職業が加入不可能な職業に含まれているか否か、などの判定を行い、加入者の属性情報が加入審査基準データを満足しているか否かの判定を行う。
【0028】
同様に、審査処理部4は、加入者の告知書の項目の各告知データが加入審査基準を満足しているか否かの判定を行う。
例えば、審査処理部4は、加入審査基準データに対して、加入付加の病歴が1つでもあるか否か、また、加入して保険金を支払う可能性のある病歴や既往症が所定の数(例えば、3種類)以上あるか否か等の判定を行い、加入者の告知データが加入審査基準データを満足しているか否かの判定を行う。
【0029】
そして、審査処理部4は、加入者の属性情報及び告知データの複数の項目において、1つでも加入審査基準データを満足していない項目があることを検出した場合、この加入者のステータス情報を「加入不可」として更新するとともに、加入者の端末100の表示画面に、加入者の希望する保険に加入できないことを表示する。
一方、審査処理部4は、加入者の属性情報及び告知データの複数の項目において、全ての項目が加入審査基準データを満足していることを検出した場合、販売状況データベース2における、この加入者のステータス情報を「必要書類未授受」として更新するとともに、加入者の端末100の表示画面に、加入者の希望する保険の加入を受け付けたことを表示する。
【0030】
これにより、ステップS7において、申込者は、端末100の表示画面において、希望する保険への加入の可否の確認を行う。
【0031】
次に、ステップS8において、申込者数判定部6は、販売商品データベース2に記憶されているいずれかの保険において、内部のタイマまたは外部から入力される日時が、販売商品データベース2に記憶されている、最低募集人数データ検出を行う申込期限と一致したことを検出すると、すなわち、申込期限の到来を検出すると、申込期限(申込終了の期限)となった保険の申込者数の積算を、販売状況データベース3を参照して行う。
【0032】
すなわち、申込者数判定部6は、販売状況データベース3を参照し、申込期限となった保険において、ステータス情報が「加入不可」及び何もデータが示されていない申込者以外、すなわち「必要書類未受取」となっている申込者のみの数を積算して、この積算結果を加入可能者数として出力する。
そして、申込数判定部6は、加入可能者数が、予め設定されている最低募集人数以上であるか否かを判定し、最低募集人数以上であると判定した場合、保険の成立が可能となるため、募集確定情報を出力し、最低募集人数未満であると判定した場合、募集未確定情報を出力する。
【0033】
これにより、契約処理部7は、申込数判定部6から募集未確定情報が入力されると、対応する保険に対して加入を希望し、加入可能となった申込者に対して、保険が成立しなかったことを示す画像を、端末100の表示画面に出力する。
一方、契約処理部7は、申込数判定部6から募集確定情報が入力されると、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を販売状況データベース3に書込む。ここで、文書配信部8は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を、販売商品データベース2から読み出した約款データと申込者毎の告知データとともに、各申込者に対して送信する(情報通信網Iを介して電子配信する)。
すなわち、文書配信部8は、登録された申込者が加入を希望する保険の約款データと、この申込者が入力した告知データを、対応する申込者の端末100に送信する。
【0034】
次に、ステップS9において、申込者は、電子配信された契約に必要な書類が入力されると、この書類のデータ及び約款データ,告知データを端末100のハードディスクに記憶させる。
このとき、申込者は、契約に必要な書類が入力されると、この必要な書類が入力されたことを示す、すなわち書類を受け取ったことを示す受け取り通知を共同加入サイトSへ出力する。
これにより、契約処理部7は、この書類の受け取り通知が入力されると、弧仕込み者が必要書類を受け取ったことを検出し、販売状況データベース3において、申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する(書き換える)処理を行う。
【0035】
また、申込者は、表示画面に上記約款データ及び告知データが入力されたと表示されると、記入画面にある記憶ボタンを、マウスなどのポインティングデバイスによりクリックする(押す)。
これにより、端末100は、配信情報部1から送信されたプログラムにより、内部のハードディスクに上記約款データ及び告知データを書き込むとともに、この約款データ及び告知データを受け取ったことを示す確認通知を共同加入サイトへ送信する。
【0036】
そして、申込者は、端末100の表示画面上において、契約に必要な書類の各項目に必要事項を書き込み印刷するか、または印刷した上記書類の各項目に手書きで必要事項を書き込むかのいずれかの方法で、契約に必要な書類を作成し、封筒に入れ、加入する保険を扱っている保険会社に郵送する。
このとき、申込者は、契約に必要な書類に署名を行い、さらに必要で有れば捺印を行う。
【0037】
次に、ステップS10において、契約処理部7は、配信情報部1を介して、申込者の端末100から入力される、上記確認通知が入力されると、確認通知を受け取ったことを、確認通知の取得の履歴として残すため、すなわち、保険の契約の処理が行われたことを示すため、確認フラグを「0」から「1」へ変更し、販売状況データベース3のデータの更新(契約処理結果を書き込む処理)を行う。そして、契約処理部7は、販売状況データベース3において、最低募集人数以上となり、成立したの保険ステータス情報が「必要書類受取」であり、かつ確認フラグが「1」である申込者を、最終加入可能者として、この保険に対応する保険会社の端末200へ送信する。
【0038】
次に、ステップS11において、保険会社は、共同加入サイトSから入力される最終加入者と、契約に必要な書類を郵送した申込者とのマッチングまたは消し込みを行い、最終的な保険の加入者を確定する。
【0039】
上述してきたように、本発明の保険加入者募集装置は、複数の保険会社の複数の商品(保険)をインターネット上で販売するため、社員数の多い大企業の総務などを等して販売する団体保険と同等な販売経費により、団体保険以上の加入者の募集が行えるため、団体保険並、またはそれ以下の保険料の設定で保険を販売することが可能になり、保険料が安くなり、かつ、勧誘員による紹介ではなく自分の好みで自由に保険を、複数の保険会社を比較して加入することができるため、消費者の保険加入の意識が向上する効果がある。
【0040】
また、本発明の保険加入者募集装置は、共同加入サイトSの販売商品データベース2に新しく発売する保険の販売関連情報を登録するだけで、配信情報部1が申込者のアクセスに対応して、保険の紹介を行い、審査処理部4が申込者の加入資格の判定を行い、申込者数判定部6が保険が成立するか否かの判定を行うため、保険成立(加入者の数が損益分岐点を超えた保険が成立)の後の作業を保険会社が行うこととなり、保険会社の勧誘経費を大幅に削減することが可能である。
【0041】
さらに、本発明の保険加入者募集装置は、販売状況データベース3におけるステータス情報及び確認フラグにより、契約に必要な書類の送付と、保険の約款データ及び申込者の告知データを、加入者へ送信したか否かの判定が行えるため、申込者の書類の記入遅れ,や告知データ及び約款データの確認遅れにより、保険の運用開始の遅れを防止することが可能である。
【0042】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1の保険加入者募集装置におけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0043】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0044】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
従って、このプログラムを図1の保険加入者募集装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0045】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の保険加入者募集装置によれば、複数の保険会社にわたり、複数の保険商品をインターネット上の共同加入サイトで紹介して、ネット販売することにしたため、社員数の多い大企業内と同様に、加入費用をかけずに加入者を一括して集めることが可能となり、個人の勧誘を行う場合に比較して、保険の契約を取得する経費を大幅に低減することが可能となり、団体保険並に保険料を抑えた保険の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1における販売商品データベース2の記憶構造を示す概念図である。
【図3】図1における販売状況データベース3の記憶構造を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施形態による保険加入者募集装置の加入処理の動作例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 配信情報部
2 販売商品データベース
3 申込受付部
4 審査処理部
5 販売状況データベース
6 申込者数判定部
7 契約処理部
8 文書配信部
100,200 端末
S 共同加入サイト
I 情報通信網
Claims (4)
- 申込者の属性情報及び告知情報を入力させ、保険の加入申込を受け付ける申込受付部と、
前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理手段と、
所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、この加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定手段と、
前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理手段と、
本人から入力された告知情報及び当該保険の約款を電子配信する文書配信部と、
を備えることを特徴とする保険加入者募集装置。 - 前記販売状況データベースは、当該申込者のステータス情報を格納するためのデータ項目を含むものであり、
前記審査処理手段は、申込者が加入可能の場合に、当該申込者のステータス情報を「必要書類未受取」とし、
前記契約処理手段は、保険の契約処理として、契約に必要な書類の情報を申込者に対して送信するとともに、申込者から送られてくる書類に基づいて申込者のステータス情報を「必要書類受取」に更新する処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の保険加入者募集装置。 - 前記申込者数判定手段は、約款及び加入者の告知内容を申込者に配信し、この配信に対する申込者からの確認通知を受け、この確認通知を販売状況データベースに書き込むことを特徴とする保険加入者募集装置。
- 申込者の属性情報及び告知情報を入力し、保険の加入申込を受け付ける申込受付処理と、
前記申込者の属性情報と告知情報とに基づき加入審査の処理を行い、加入可能または加入不可のいずれかの判断を行い、加入可能の場合には前記申込者の属性情報を販売状況データベースに書き込む審査処理と、
所定の申込期限到来後に、前記販売状況データベースを参照することにより加入可能な申込者の数を求め、もの加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上かどうかを判定する申込者数判定処理と、
前記申込者数判定手段が加入可能な申込者の数が予め設定された最低募集人数以上であると判定した場合に、保険の契約の処理を行い、この契約処理結果を前記販売状況データベースに書込む契約処理と
を有することを特徴とするコンピュータに実行可能な保険加入者募集プログラム。
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